JP2003100183A - スイッチ装置及びこれを備えた小型電子機器 - Google Patents

スイッチ装置及びこれを備えた小型電子機器

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JP2003100183A
JP2003100183A JP2001294266A JP2001294266A JP2003100183A JP 2003100183 A JP2003100183 A JP 2003100183A JP 2001294266 A JP2001294266 A JP 2001294266A JP 2001294266 A JP2001294266 A JP 2001294266A JP 2003100183 A JP2003100183 A JP 2003100183A
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switch
key button
directional
center
key
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JP2001294266A
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Toshiaki Saito
利昭 斎藤
Takahiro Hayashi
貴博 林
Akitoshi Mori
昭寿 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多方向スイッチとして薄型軽量で、小スペー
スに収めることができるスイッチ装置と、多方向スイッ
チを備えた軽量小型化に好適な小型電子機器とを提供す
る。 【解決手段】 円周上及びその中心で操作可能な多方向
スイッチ1と、その多方向スイッチ1を操作するための
キーボタン3,4と、このキーボタン3,4の直下に配
置する弾性若しくは可撓性を有するキーパット2と、こ
のキーパット2に適宜間隔で配置され、キーボタン3,
4の操作によって変位し、そのキーボタン3,4の操作
時の荷重を付与する荷重付加リブ23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多方向スイッチ
を操作可能にするスイッチ装置及びこれを備えた小型電
子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などの携帯端末機器には、例
えば、メニュー画面上の項目中から所望の項目を選択す
るために、各種のスイッチが設けられている。このよう
なスイッチには、上下方向にスクロールを行って項目を
選択するキースイッチの他に、例えば、上下左右の4方
向にスクロールさせて項目を選択できる4方向スイッチ
などの多方向スイッチが知られている。
【0003】例えば、この4方向スイッチには、基板上
の円周に沿った4箇所とその円の中心部とに接点をそれ
ぞれ設ける一方、これらの接点を一体に覆うように配置
したボタンの下部などに各接点と導通する導体を設けて
おき、ボタンの各部を片押し状態で押圧してスクロール
方向の選択を行うように構成されたものが知られてい
る。
【0004】また、このようなスイッチには、例えば、
特開平7−201251号公報に記載のように、基板上
の接点と一定間隔離間して正対する導体を取り付けたシ
ートの反対面に、ボタン側に向けてドーム状に湾曲する
金属(ダイアフラム)又は樹脂製の薄板を設ける一方、
この薄板直上のボタン裏面に突起部を設けた構成のもの
が知られている。このような構成の多方向スイッチで
は、偏った位置でボタンを押圧し、スクロール方向など
の選択を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスイッチでは、例えば8方向にスクロール方向を設
定するような場合、円周に沿って接点を設けるのと同時
に、この接点に対応してドーム状に湾曲する金属又は樹
脂製の薄板を設けることが必要である。ところが、この
薄板は湾曲している都合上、ある程度の占有スペースを
必要とするので、これを8個設置するとなると、その
分、全体的な面積も増大する。このような事情から、設
置スペースに制約があり、特に薄型化の傾向が強い携帯
電話機などの携帯端末機器では、このような多方向スイ
ッチの設置が難しくなる。
【0006】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、多方向スイッチとして薄型軽量で、小スペースに収
めることができるスイッチ装置を提供することを目的と
するものである。また、この発明は、多方向スイッチを
備えた軽量小型化に好適な小型電子機器を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、円周上及び
その中心で操作可能な多方向スイッチと、その多方向ス
イッチを操作するためのキーボタンと、このキーボタン
の直下に配置する弾性若しくは可撓性を有するキーパッ
トと、このキーパットに適宜間隔で配置され、前記キー
ボタンの操作によって変位し、そのキーボタンの操作時
の荷重を付与する荷重付加リブとを備えたことを特徴と
している。
【0008】これによれば、例えば嵩高なダイアフラム
のような荷重付加手段の替わりに、荷重付加リブを用い
ており、軽量薄型で小スペースに多方向スイッチを収め
ることができる。
【0009】また、第2に、前記多方向スイッチは、円
周上の複数位置に配設した方向スイッチ部と、前記円の
中心に配置した中心スイッチ部とを備えるとともに、前
記キーボタンは、片押し操作によって前記方向スイッチ
部のいずれかをオン動作するための多方向キーボタン
と、中心での独立した操作によって前記中心スイッチ部
をオン動作するための中心キーボタンとを備えることが
できる。
【0010】また、第3に、前記キーボタンは、前記多
方向キーボタンと中心キーボタンとが一体化されている
ことが好ましい。
【0011】これにより、部品点数の削減を図ることが
でき、その分、組付け時の誤差を見越した余分なスペー
スを余計に必要とすることがなく、一層小型化を図るこ
とができる。
【0012】また、第4に、前記キーパットは、この裏
面に対して傾斜した状態で前記荷重付加リブを突設して
もよい。
【0013】これにより、多方向キーボタンでの片押し
操作などの際に、操作荷重を適度に調整することができ
る。
【0014】また、第5に、前記各方向スイッチ部との
正対位置から適宜の移相角度だけずれて設けてもよい。
【0015】これにより、多方向キーボタンでの片押し
操作の際に、片押し位置に応じた操作感の軽重差から、
操作位置を確認することができ、誤認操作を防止でき
る。
【0016】また、この発明のスイッチ装置は、円周上
の複数箇所及びその円の中心でスイッチのオン動作が電
気的に可能な接点を設けた所定の接点パターンを有する
プリント基板と、弾性又は可撓性を有し、前記接点によ
るスイッチ操作する際に前記接点と電気的に導通する金
属体と、この金属体を変位動作可能に保持する絶縁性と
弾性若しくは可撓性とを有するキーパットと、このキー
パットの上から押圧し前記スイッチのオン動作を行うキ
ーボタンと、を備えたことを特徴としている。
【0017】これにより、例えば金属ドームスイッチや
樹脂ドームスイッチのように、嵩高なダイアフラムを設
置しなくても、薄くて比較的軽量なキーパットのみで十
分な操作荷重を得ることができるようになり、スイッチ
装置としての薄型化、軽量化を図ることができる。
【0018】また、この発明の小型電子機器は、請求項
1から請求項6のいずれか1項に記載のスイッチ装置を
備えたことを特徴としている。
【0019】これにより、薄型化、軽量化されたスイッ
チ装置を使用でき、従来の金属ドームスイッチや樹脂ド
ームスイッチのように、嵩高なダイアフラムを設置しな
くてもすむから、小型電子機器としての小型化、軽量化
を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る実施の形態
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。 [第1の実施形態]図1および図2は、この発明の第1
の実施形態に係るスイッチ装置を示すものであり、この
スイッチ装置は、小型電子機器、例えば携帯電話機の操
作キースイッチとして設けられている。この第1の実施
形態に係るスイッチ装置には、大略構成として、多方向
スイッチ1と、荷重付加リブ23を設けたキーパット2
と、多方向キーボタン3と、中心キーボタン4とを備え
ている。
【0021】多方向スイッチ1は、プリント基板5上に
実装されており、図2に示すように、略薄板方形状を呈
する絶縁基板11の上面において、スイッチ部を複数設
けている。このスイッチ部は、この絶縁基板11に一定
距離離れて複数配設した構成のものであり、この実施形
態では、同一円周上に等角的に8個設置された方向スイ
ッチ部12と、この円の中心部に設置された中心スイッ
チ部13とを備えている。
【0022】方向スイッチ部12は、多方向キーボタン
3を押圧(片押し)した場合に、その押圧位置に応じて円
周上の8箇所のうちのいずれかがオン動作し、これによ
り、その位置のスイッチに付与された情報や機能を実行
・入力するものである。例えば、この方向スイッチ部1
2では、使用者が操作するカーソルの移動方向などを指
定することができる。即ち、各方向スイッチ部12は、
図示外の制御部に接続されており、オン動作すると、そ
の方向スイッチ部12から制御部へ所要の検出信号が出
力されるように構成されている。
【0023】中心スイッチ部13は、中心キーボタンを
押圧した場合に、その押圧動作を検出し、このスイッチ
に付与された情報や機能を実行・入力するものである。
例えば、この中心スイッチ部13では、方向スイッチ部
12とは別種の情報や機能を実行・入力できる。このた
め、この中心スイッチ部13でも、方向スイッチ部12
と同様に、オン動作すると、制御部へ所要の検出信号が
出力されるように構成されている。
【0024】キーパット2は、ゴムなどの弾力性のある
材料或いは薄肉状の樹脂や金属板などの可撓性のある材
料で形成されており、図4及び図5に示すように、中央
部(図1参照)にはその周辺部より下方へ一段落ち込ん
で窪んだ凹部2Aを設けている。また、このキーパット
2には、凹部2Aの周辺部分に上方へ突出した膨出部2
Bを形成しているとともに、この周辺部2Bよりも外側
寄りに薄肉部2Cを形成しており、さらにこの薄肉部2
Cの周縁部には上下方向に厚い断面縦長形状でカバー6
を支承する支持部2Dを形成している。
【0025】また、このキーパット2の凹部2Aには、
中央部の裏面から下方へ突出し中心スイッチ部13を上
から押下可能な突起部21を形成している。同様に、凹
部2Aの周辺部にも、各方向スイッチ部12に対応する
下面から下方へ突出し各方向スイッチ部12を上から押
下可能な押し子22を形成している。
【0026】さらに、このキーパット2には、図5に示
すように、膨出部2Bと薄肉部2Cとの境界部分に荷重
付加リブ23を設けており、キーボタン操作時に押下力
に対抗する反力(以下、操作荷重とよぶ)を付与して、
快適な操作力を得ることができるようになっている。こ
の荷重付加リブ23は、図2及び図5に示すように、多
方向スイッチ1の中心部と方向スイッチ部12とをつな
ぐラインの延長線L上に設置されており、プリント基板
5上に一定の隙間を保持して配置されたキーパット2を
支持するようになっている。
【0027】多方向キーボタン3は、図4及び図5に示
すように、適宜の樹脂材料若しくは金属などを用い、中
央部が開口すると共に、その周辺部分が外側へ向けて高
くなるように次第に厚みを増して膨んだ形状に形成され
ている。そして、この多方向キーボタン3は、キーパッ
ト2の膨出部2Bと薄肉部2Cの一部とに上から被さる
ような状態で一体に固着されている。また、この多方向
キーボタン3の裏面には、中央部の開口部分を臨む内周
縁部が、キーパット2を介して各方向スイッチ部12と
正対するようになっており、この多方向キーボタン3を
片押しすると、その直下にある方向スイッチ部12が動
作する。
【0028】中心キーボタン4は、多方向キーボタン3
と同様に、適宜の樹脂材料若しくは金属などにより、多
方向キーボタン3の開口部分に収まる大きさに形成され
ている。また、中心キーボタン4の裏面は、この下方に
設けたキーパット2の凹部2Aに一体に固着されてお
り、この中心キーボタン4を押下すると、その直下の中
心スイッチ部13が動作する。
【0029】なお、この実施形態では、キーパット2、
多方向キーボタン3及び中心キーボタン4をそれぞれ別
体に形成して接着剤などで一体に固定させているが、こ
れらを一体成型などにより形成してもよい。
【0030】次に、この実施形態の作用について説明す
る。多方向キーボタン3を例えばA点(図5参照)で片
押して所望の方向スイッチ部12をオンすると、この押
下動作に合わせて、キーパット2のA点に最も近い荷重
付加リブ23の下面がプリント基板5に押し付けられ
て、屈曲しながら弾性変位する。その結果、キーパット
2を元の状態に戻らせようとする復元力が発生し、多方
向キーボタン3に作用するので、操作荷重が得られる。
これにより、良好なキーボタン操作を行うことができ
る。
【0031】一方、中心キーボタン4を例えばB点(図
4参照)で押下して所望の中心スイッチ部13をオンす
ると、この中心スイッチ部13を前後左右及び斜めを含
む8方向から取り囲む8個の荷重付加リブ23が、押下
動作に対向する操作荷重を発生し、安定した状態でスイ
ッチ動作を行うことができる。
【0032】[第2の実施形態]次に、この発明の第2
の実施形態について、図6および図7を参照しながら説
明する。なお、この実施形態において、第1の実施形態
と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。こ
の第2の実施形態に係るスイッチ装置では、第1の実施
形態に係るスイッチ装置と異なり、各荷重付加リブ23
が、キーパット2の裏面から任意の角度θだけ傾斜した
状態で突設している。
【0033】この荷重付加リブ23は、多方向スイッチ
1のある方向に向けて近づくような状態で傾斜してお
り、その傾斜角度θは、例えばこの実施形態では15度
程度であるが、この角度には限らない。
【0034】従って、この実施形態によれば、このスイ
ッチ装置は、例えば図7に示すように、A点部分で多方
向キーボタン3の片押し動作を行うときに、第1の実施
形態と同様に、専ら、片押し動作を行ったA点部分に最
も近い荷重付加リブ23が操作荷重を発生する。しかし
ながら、この実施形態では、荷重付加リブ23が傾斜し
ているので、第1の実施形態のときに比べて、この操作
荷重が同一方向に加わるので、安定した操作感が得られ
る。
【0035】また、この実施形態によれば、荷重付加リ
ブ23が、キーパットの突起部21のある中心方向に向
けて内側に傾斜しているので、スイッチ装置全体の高さ
方向の寸法を短縮して薄型化することができる。
【0036】[第3の実施形態]次に、この発明の第3
の実施形態について、図8および図9を参照しながら説
明する。なお、この実施形態において、第1の実施形態
と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。こ
の第3の実施形態に係るスイッチ装置では、第1の実施
形態に係るスイッチ装置と異なり、各荷重付加リブ24
が、キーパット2の裏面から蛇腹状に突設している。
【0037】この蛇腹状の荷重付加リブ24は、プリン
ト基板5の上面に対して垂下するような状態で突設して
いるが、多方向スイッチ1のある方向に向けて近づくよ
うな状態で傾斜させてもよい。
【0038】従って、この実施形態によれば、このスイ
ッチ装置は、例えば多方向キーボタン3の片押し動作を
行うときに、第1の実施形態と同様に、専ら、片押し動
作を行った部分に近い荷重付加リブ24が操作荷重を発
生する。つまり、この実施形態では、荷重付加リブ24
が蛇腹状に形成されているので、この荷重付加リブ24
の先端面がプリント基板5に押し付けられると、収縮し
ながらばね性のエネルギーをため込み、その後、元の状
態に戻る際にばね力により、操作荷重を発生する。
【0039】[第4の実施形態]次に、この発明の第2
の実施形態について、図10を参照しながら説明する。
なお、この実施形態において、第1の実施形態と同一部
分には同一符号を付して重複説明を避ける。この実施形
態に係るスイッチ装置では、第1の実施形態に係るスイ
ッチ装置と異なり、各荷重付加リブ24は、方向スイッ
チ部12を設けた円C1とほぼ同一円周上であるが、方
向スイッチ部12と絶縁基板11の中心とをつなぐ線の
延長線Lに対して角度がずれた状態で設置されている。
【0040】即ち、第1方向スイッチ部12A〜第8方
向スイッチ部12Hは、円周C上に等角的に8個設けて
いるが、特に、第1方向スイッチ部12Aと第5方向ス
イッチ部12Eとを結ぶ延長線L1に対して線対称位置
に配置されている。
【0041】一方、この荷重付加リブ23は、第1荷重
付加リブ23A〜第8荷重付加リブ23Hの都合8個の
もので構成されているが、この第1荷重付加リブ23A
〜第8荷重付加リブ23Hも円周C上に等角的で、しか
も、前述した延長線L1に対して、線対称な位置関係で
配置されている。具体的には、第1荷重付加リブ23A
〜第8荷重付加リブ23Hは、第1方向スイッチ部12
A〜第8方向スイッチ部12Hの設置位置に比べて時計
方向に角度α、具体的には、22.5度回転させた位置
に設置されている。
【0042】従って、この実施形態のスイッチ装置によ
れば、例えば多方向キーボタン3の片押し動作を行っ
て、第1方向スイッチ部12A〜第8方向スイッチ部1
2Hのいずれかをオンさせるために、この方向スイッチ
部12の配置されている位置に合わせて多方向キーボタ
ン3を押下する。すると、その押下位置が第1荷重付加
リブ23A〜第8荷重付加リブ23Hの配置された位置
の中間部分に相当するので、比較的軽く軽快な操作力で
押下することができる。
【0043】一方、多方向キーボタン3の片押し動作を
行うときに、第1方向スイッチ部12A〜第8方向スイ
ッチ部12Hが設置されている位置からずれた部分を誤
って押下したとする。例えば、第1方向スイッチ部12
A〜第8方向スイッチ部12Hの中間位置を押下する
と、この直下には第1荷重付加リブ23A〜第8荷重付
加リブ23Hのいずれかが配置されているので、その荷
重付加リブ23から重い操作荷重を受け、重い操作感が
もたらされる。
【0044】このように、多方向キーボタン3の片押し
動作を行うときに、方向操作位置と方操作位置ではない
部分とでは、操作力に軽重の差を生じるから、押下した
位置の確認を操作力の差から確認することができる。
【0045】[第5の実施形態]次に、この発明の第5
の実施形態について、図11ないし図14を参照しなが
ら説明する。なお、この実施形態において、第1の実施
形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避け
る。この第5の実施形態に係るスイッチ装置には、大略
構成として、多方向スイッチを構成する接点パターン5
0を設けたプリント基板5と、押し子7と、荷重付加リ
ブ81を設けたキーパット8と、多方向キーボタン9
と、中心キーボタン10とを備えている。
【0046】プリント基板5の絶縁面51上に設けた接
点パターン50には、多方向スイッチ部を複数設けてい
るとともに、中心スイッチ部を1箇所設けている。この
うち、多方向スイッチ部は、図11に示すように、小円
の円周上に等角的に8個設置された方向スイッチ内接点
52と、この小円よりも一回り大きい同心大円の円周上
に等角的に8個設置された方向スイッチ外接点53とを
備えている。また、方向スイッチ内接点52と方向スイ
ッチ外接点53とは、互いに隣接する接点の中間位置に
配置されており、別言すれば、互いに22.5度の位相
差を生じるようにずらして配置されている。
【0047】方向スイッチ内、外接点52、53は、多
方向キーボタン9を押圧(片押し)した場合に、その押圧
位置が円周上の16箇所のうちのいずれであるかを検出
し、これにより、その位置のスイッチに付与された情報
や機能を実行・入力するものである。例えば、この方向
スイッチ内、外接点52、53は、第1の実施形態と同
様に、図示外の制御部に接続されており、後述する押し
子7側と接触・導通すると、制御部へ所要の検出信号が
出力される。
【0048】一方、中心スイッチ部には、図11に示す
ように、前述した大小の同心円の中心部に設置された中
心スイッチ接点54と、この中心スイッチ接点54の直
上に一定距離離間して配設した導体(図略)とを備えてい
る。この中心スイッチ部では、中心キーボタン10を押
圧した場合に、押し子7側の押下動作で図示外の導体が
押圧されて中心スイッチ接点54に接触・導通するとオ
ンし、制御部へ所要の検出信号が出力される。
【0049】押し子7は、可撓性及びばね性を有する薄
板状の金属導体で形成されており、中央部が開口された
開口部71を有する略円板ドーナッツ状を呈している。
また、この押し子7は、開口部71を望む内周縁部側が
プリント基板5の接点パターン50の方向スイッチ内接
点52に向けて接近する方向に傾斜したばね性を有する
内接点72を形成しているとともに、外周縁部側が断面
略半円状に湾曲して方向スイッチ外接点53に向けて膨
らんだ外接点73を形成している。
【0050】キーパット8は、ゴムなどの弾力性のある
材料或いは薄肉状の樹脂や金属板などの可撓性のある材
料で形成されており、図13及び図14に示すように、
中央部(図11参照)の下面には押し子7の開口部71
を突き抜けて中心スイッチ部へ当接する突起部8Aを設
けている。また、このキーパット8には、突起部8Aを
設けた中央部から、途中、薄肉状の中間部8Bを介して
その外側の周縁部に、上下方向に厚い断面縦長形状でカ
バー6を支承する支持部8Cを形成している。
【0051】また、このキーパット8の中間部8Bに
は、図13に示すように、下面から下方へ突出し接点パ
ターン50に当接する荷重付加リブ81を設けており、
キーボタン操作時の操作荷重を得ることができる。この
荷重付加リブ81は、図2及び図5に示すように、多方
向スイッチ1の中心部と方向スイッチ部12とをつなぐ
ラインの延長線L上に設置されており、プリント基板5
上に一定の隙間を保持して配置されたキーパット2を支
持するようになっている。なお、このキーパット8に
は、接着剤などを用いて押し子7を一体化させている
が、双方を樹脂で一体に成型させてもよい。その場合、
押し子7の内、外接点72、73は適宜の金属導体で形
成して接着させるようにしてもよい。
【0052】多方向キーボタン9は、図13及び図14
に示すように、適宜の樹脂材料若しくは金属などを用
い、中央部が開口すると共に、その周辺部分が外側へ向
けて高くなるように次第に厚みを増して膨んだ形状に形
成されている。また、この多方向キーボタン9は、キー
パット8に上から被さるような状態で一体に固着されて
おり、この多方向キーボタン9の直下には、各方向スイ
ッチ部が配置されている。従って、この多方向キーボタ
ン9を片押しすると、その直下にある方向スイッチ部が
動作するようになっている。
【0053】中心キーボタン10は、多方向キーボタン
9と同様に、適宜の樹脂材料若しくは金属などにより、
多方向キーボタン9の開口部分に収まる大きさに形成さ
れている。また、図13及び図14に示すように、中心
キーボタン10の裏面は、その下方に設けたキーパット
8の突起部8Aを有する中央部上面に一体に固着されて
おり、この中心キーボタン10を押下すると、突起部8
Aが押下されてその直下にある中心スイッチ部が動作す
る。
【0054】なお、この実施形態では、キーパット8、
多方向キーボタン9及び中心キーボタン10をそれぞれ
別体に形成して接着剤などで一体に固定させているが、
これらを一体成型などで形成してもよい。
【0055】次に、この実施形態の作用について説明す
る。例えばA点(図14参照)で、多方向キーボタン9
を片押して所望の方向スイッチ部をオンすると、この押
下動作に合わせて、キーパット8のA点に最も近い荷重
付加リブ81がプリント基板5に押し付けられて、屈曲
しながら弾性変位する。そのため、この押下動作によっ
て、その押下位置の近傍にある押し子7の内接点72が
接点パターン50の方向スイッチ内接点52と確実に接
触した後、押し子7の外接点73が接点パターン50の
方向スイッチ外接点53と接触・導通し、そのスイッチ
がオンする。
【0056】なお、この多方向キーボタン9を押下する
際に、キーパット8の屈曲・変位する荷重付加リブ81
を元の状態に戻らせようとする復元力が発生し、多方向
キーボタン9に作用するので、操作荷重が得られる。こ
れにより、良好なキーボタン操作を行うことができる。
【0057】一方、例えばB点(図13参照)で、中心
キーボタン10を押下して中心スイッチ部をオンする
と、その直下にあるキーパット8の突起部8Aが押圧さ
れ、図示外の導体が中心スイッチ接点54に接触・導通
し、そのスイッチがオンする。なお、この中心スイッチ
部を押下する際に、キーパット8の中心スイッチ部を取
り囲むように複数個設けた荷重付加リブ81が、押下動
作に対向する操作荷重を発生し、安定した状態でスイッ
チ動作を行うことができる。
【0058】従って、この実施形態によれば、このスイ
ッチ装置は、プリント基板5上の比較的狭いスペース内
に、中心スイッチ部を16方向に細かく設置することが
できるので、小型の電子機器などでの設置に都合がよ
い。
【0059】[第6の実施形態]次に、この発明の第6
の実施形態について、図15を参照しながら説明する。
なお、この実施形態において、第1の実施形態と同一部
分には同一符号を付して重複説明を避ける。この第6の
実施形態に係るスイッチ装置では、図1〜図5に示す第
1の実施形態のスイッチ装置で個別に形成して一体に固
着させてある多方向キーボタン3及び中心キーボタン4
(図1及び図4参照)の替わりに、一体型キーボタン2
00を設けている。
【0060】この一体型キーボタン200は、収縮性を
有するゴム材(或いは可撓性を有する樹脂材料)で一体成
型されており、多方向キーボタン部200Aと、中心キ
ーボタン部200Bとが薄肉状の連結部200Cで連結
されている。
【0061】薄肉状の連結部200Cは、図示外の多方
向スイッチ1(図略)に向けて断面略凸状に湾曲する形
状を呈している。
【0062】次に、この実施形態の作用について説明す
る。例えば、多方向キーボタン部200Aのうち、操作
したい方向スイッチ部12(図示せず)に対応する部分
を片押しすると、この片押しした部分のみが押下され
る。一方、多方向キーボタン部200Aのうち片押しさ
れなかった部分は薄肉状の連結部200Cのみが撓み変
形を起こし、その他の必要のない方向スイッチ部12
(図示せず)までが動作するのを防止している。
【0063】一方、中心キーボタン部200Bを操作す
る際には、略全周に亙り、薄肉状の連結部200Cが撓
み変形を起こし、多方向キーボタン部200Aのいずれ
も動作しない。
【0064】従って、この実施形態によれば、多方向キ
ーボタン部200Aと、中心キーボタン部200Bとを
一体化させてあるので、キーボタン200の部品点数を
削減でき、その分組み立てが容易になるとともに、組付
け状態のばらつきを防止できる。その結果、そのばらつ
き部分を見越して組付け誤差分のスペース(遊び)を予
め設けておく必要がなく、設置スペースを最小限に抑え
ることができる。
【0065】なお、この第6の実施形態では、図1〜図
5に示す第1の実施形態のスイッチ装置で個別に形成し
て一体に固着させてある多方向キーボタン3及び中心キ
ーボタン4(図1及び図4参照)の替わりに、一体型キ
ーボタン200を設けた構成としたが、図12に示す第
5の実施形態のタイプのスイッチ装置で個別に形成して
一体に固着させてある多方向キーボタン9及び中心キー
ボタン10の替わりに、この一体型キーボタン200を
設けた構成としてもよい。
【0066】[第7の実施形態]次に、この発明の第7
の実施形態について、図16を参照しながら説明する。
なお、この実施形態において、第1、第6の実施形態と
同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。この
第7の実施形態に係るスイッチ装置では、第6の実施形
態とは異なり、図1〜図5に示す第1の実施形態のスイ
ッチ装置でのキーパッド2と、個別に形成して一体に固
着させキーパッド2の上に積層させて設けた第1の実施
形態のスイッチ装置での多方向キーボタン3及び中心キ
ーボタン4(図1及び図4参照)とを個別に設ける替わ
りに、これら3体を一体にまとめた一体型キーボタン3
00を設けている。
【0067】この一体型キーボタン300は、収縮性を
有するゴム材(或いは可撓性を有する樹脂材料)で一体成
型されており、多方向キーボタン部300Aと、中心キ
ーボタン部300Bとが第6の実施形態での薄肉状の連
結部200Cよりもやや厚肉状の連結部300Cで連結
されている。
【0068】このうち、多方向キーボタン部300Aに
は、第1の実施形態と同様に、荷重付加リブ300Dを
下面の適宜位置に設けており、片押し動作を行った際に
操作荷重を発生する。一方、中心キーボタン部300B
には、第1の実施形態と同様に、中心スイッチ部13と
正対した下面中央部に突起部300Eを設けている。
【0069】従って、この実施形態によれば、キーパッ
ド2に相当する部分と、多方向キーボタン部300A
と、中心キーボタン部300Bとを一体化させてあるの
で、スイッチ装置の部品点数を削減でき、その分組み立
てが容易になるとともに、組付け状態のばらつきを防止
できる。その結果、そのばらつき部分を見越して組付け
誤差分のスペース(遊び)を設けておく必要がなく、設
置スペースを最小限に抑えることができる。
【0070】なお、この第7の実施形態では、図1〜図
5に示す第1の実施形態のスイッチ装置でのキーパッド
2と、個別に形成して一体に固着させてある多方向キー
ボタン3及び中心キーボタン4(図1及び図4参照)と
の替わりに、一体型キーボタン300を設けた構成とし
たが、図11に示す第5の実施形態のタイプのスイッチ
装置でのキーパッド8と、個別に形成して一体に固着さ
せてある多方向キーボタン9及び中心キーボタン10と
の替わりに、この一体型キーボタン300を設けた構成
としてもよい。
【0071】[第8の実施形態]次に、この発明の第8
の実施形態について、図17を参照しながら説明する。
なお、この実施形態において、第1、第5の実施形態と
同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。この
第8の実施形態に係るスイッチ装置では、図1に示す第
1の実施形態での多方向キーボタン3の替わりに、複数
に分割された多方向キーボタン400が用いられてい
る。
【0072】即ち、この多方向キーボタン400は、適
宜の樹脂材料若しくは金属などを用い、中央に開口部4
00Aを有する略円板状に形成されているが、開口部4
00Aを臨んで取り巻く内周部分が略リング状に一体を
なす環状部400Bと、この環状部400Bから図1に
示す方向スイッチ1の方向スイッチ部12の数と同数だ
け放射状に延びる分割溝400Dで分岐・分割された多
方向キーボタン分割部400Cとを有している。
【0073】上述したように、この実施形態では、第1
の実施形態とは異なり、多方向キーボタン分割部400
Cが分割溝400Dで区切られており、独立した操作性
が得られる。従って、多方向キーボタン400の片押し
動作を行うときに、所望の方向スイッチ部12(図1参
照)に対応する多方向キーボタン分割部400Cがどれ
であるかを確実に確認して選択できるので、例えば方向
操作などの誤認が防止できるようになる。
【0074】なお、この第8の実施形態では、図1〜図
5に示す第1の実施形態のスイッチ装置において、多方
向キーボタン3の替わりに、分割型の多方向キーボタン
400を設けた構成としたが、図12に示す第5の実施
形態のタイプのスイッチ装置において、多方向キーボタ
ン9の替わりに、この分割型の多方向キーボタン400
を用いた構成としてもよい。
【0075】[第9の実施形態]次に、この発明の第9
の実施形態について、図18を参照しながら説明する。
なお、この実施形態において、第1の実施形態と同一部
分には同一符号を付して重複説明を避ける。この第9の
実施形態に係るスイッチ装置では、図4及び図5に示す
第1の実施形態のスイッチ装置におけるキーパット2と
異なり、キーパット500の下面に設けた押し子500
Aが分離・分割されておらず、円環状、つまり連続一体
に形成されている。
【0076】上述したように、この実施形態のキーパッ
ト500の押し子500Aは、第1の実施形態の分割さ
れた押し子22とは異なり、一体に連続して設けられて
いる。従って、方向スイッチ部12のオン動作のため多
方向キーボタン3(図1参照)を片押ししたときに、押
下位置が方向スイッチ部12の接点位置と多少ずれてい
ても、方向スイッチ部12を確実に押圧させることがで
き、方向スイッチ部12の動作信頼度が向上する。
【0077】なお、この第9の実施形態では、図1〜図
5に示す第1の実施形態のスイッチ装置において、キー
パット2の替わりに、キーパット500を用いたが、図
12に示す第5の実施形態のタイプのスイッチ装置にお
いて、キーパット8の替わりに、このキーパット500
を用いてもよい。
【0078】[第10の実施形態]次に、この発明の第
10の実施形態について、図19および図20を参照し
ながら説明する。なお、この実施形態において、第1の
実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避
ける。この実施形態に係るスイッチ装置では、第1の実
施形態に係るスイッチ装置におけるキーパット2とは異
なり、キーパット600の凹部2A裏面に押し子を設け
ていない。
【0079】即ち、第1の実施形態に係るゴム製のキー
パット2では、方向スイッチ部12の接点を接触・動作
させるための押し子22(図4及び図5参照)を凹部2
Aの裏面に設けている。一方、この実施形態のゴム製の
キーパット600では、凹部2Aに対応して裏面から突
出する凸部600Aの中央部側に第1の実施形態と同様
の突起部21を設けているが、押し子を構成する特別な
突起は設けておらず、この凸部600Aの周縁部600
Bで押し子を構成している。
【0080】上述したように、この実施形態のキーパッ
ト600は、第1の実施形態のキーパット2とは異な
り、押し子として特別の突起を設けていないが、多方向
キーボタン3(図1参照)を片押しすると、この片押し
された部分の直下にあるキーパット600の凸部600
Aでの周縁部600Bが、図20に示すように、下方へ
突出するような状態に部分的に変位し、その直下に接点
を押圧することができる。その結果、それに対応する方
向スイッチ部12がオン動作できる。従って、この実施
形態のキーパット600は、厚さ方向の寸法を削減でき
るので、これを用いたスイッチ装置の薄型化が実現可能
になる。
【0081】なお、この第10の実施形態では、図1〜
図5に示す第1の実施形態のスイッチ装置において、キ
ーパット2の替わりに、キーパット600を用いたが、
図12に示す第5の実施形態のタイプのスイッチ装置に
おいて、キーパット8の替わりに、このキーパット60
0を用いてもよい。
【0082】[第11の実施形態]次に、この発明の第
11の実施形態について、図21を参照しながら説明す
る。なお、この実施形態において、第1の実施形態と同
一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。この第
11の実施形態に係るスイッチ装置は、小型電子機器、
例えば形態電話機の操作スイッチとして用いられている
が、第1の実施形態に係るスイッチ装置のキーパット2
と異なり、キーパット700は、多方向キーボタンや中
心キーボタン、さらにはこれらとは別の他の機能を有す
るキーボタン(他機能キーボタン)が、携帯電話機の図
示外の筐体部分の上面側に全て同時に搭載できるよう
に、薄肉略方形状に形成されている。
【0083】キーパット700は、ゴムその他の伸縮性
を有する材料あるいは樹脂その他の可撓性を有する材料
により形成されており、薄肉状の基部700Aと、この
基部700Aの適宜位置に配置した多方向キーボタン3
を搭載する多方向キー搭載部700Bと、中心キーボタ
ン4を搭載するためにこの多方向キー搭載部700Bの
中心部に配置した中心キー搭載部700Cと、他機能キ
ーボタンをそれぞれ搭載する他機能キー搭載部700D
とを有している。
【0084】この実施形態によれば、キーパット700
を各キーボタンに応じて独立・別個に設ける必要がない
から、部品点数の削減が図られるのと同時に、組み立て
性が向上する。しかも、これらを別個に設置する場合に
は、それぞれのキーパットの組付け位置にばらつきを見
込んで設置スペースを多少大きめに形成しなければなら
ないが、この実施形態ではその分のスペースが必要ない
ので、小型化に都合がよい。
【0085】なお、この第11の実施形態では、図1〜
図5に示す第1の実施形態のスイッチ装置において、キ
ーパット2の替わりに、キーパット700を用いたが、
図12に示す第5の実施形態のタイプのスイッチ装置に
おいて、キーパット8の替わりに、このキーパット70
0を用いてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明のス
イッチ装置では、円周上及びその中心で操作可能な多方
向スイッチと、その多方向スイッチを操作するためのキ
ーボタンと、このキーボタンの直下に配置する弾性若し
くは可撓性を有するキーパットと、このキーパットに適
宜間隔で配置され、キーボタンの操作によって変位し、
そのキーボタンの操作時の荷重を付与する荷重付加リブ
とを備えている。
【0087】このように、この発明のスイッチ装置によ
れば、荷重付加リブがキーボタン操作の際の押下操作力
に対向する抗力(操作荷重)として作用することがで
き、従来のドームスイッチような厚さ方向の寸法が嵩む
ダイアフラム状の部品を必要としなくてすむ。その結
果、このスイッチ装置を用いた小型電子機器にあって
は、薄型化を図るのに都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスイッチ装置の
分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の多方向スイッチを示
す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るスイッチ装置の
平面図である。
【図4】図3におけるV−V線断面図である。
【図5】図3におけるVI−VI線断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るスイッチ装置に
おいて中心キーボタンを押下ししたときの状態を示す断
面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るスイッチ装置に
おいて多方向キーボタンを片押ししたときの状態を示す
断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るスイッチ装置に
おいて中心キーボタンを押下ししたときの状態を示す断
面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るスイッチ装置に
おいて多方向キーボタンを押下ししたときの状態を示す
断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るスイッチ装置
のキーパット及びこのキーパットに設けた方向スイッチ
部と中心スイッチ部の配置状態を示す説明図である。
【図11】本発明の第5の実施形態に係るスイッチ装置
の分解斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施形態に係るスイッチ装置
の平面図である。
【図13】図12におけるXIII-XIII線断面図である。
【図14】図12におけるXIV-XIV線断面図である。
【図15】本発明の第6の実施形態に係るスイッチ装置
の一体型キーボタンを示す断面図である。
【図16】本発明の第7の実施形態に係るスイッチ装置
の一体型キーボタンを示す断面図である。
【図17】本発明の第8の実施形態に係るスイッチ装置
の多方向キーボタンを示す斜視図である。
【図18】本発明の第9の実施形態に係るスイッチ装置
のキーパットの裏面を示す斜視図である。
【図19】本発明の第10の実施形態に係るスイッチ装
置のキーパットの裏面を示す断面図である。
【図20】本発明の第10の実施形態に係るスイッチ装
置の断面図である。
【図21】本発明の第11の実施形態に係るスイッチ装
置のキーパットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 多方向スイッチ 10 中心キーボタン 11 絶縁基板 12 方向スイッチ部 12A〜12H 第1方向スイッチ部〜第8方向スイ
ッチ部 13 中心スイッチ部 2 キーパット 2A 凹部 2B 膨出部 2C 薄肉部 2D 支持部 21 突起部 22 押し子 23 荷重付加リブ 23A〜23H 第1荷重付加リブ〜第8荷重付加リ
ブ 24 荷重付加リブ 3 多方向キーボタン 4 中心キーボタン 5 プリント基板 50 接点パターン 51 絶縁部 52 方向スイッチ内接点 53 方向スイッチ外接点 54 中心スイッチ部 6 カバー 7 押し子 71 開口部 72 内接点 73 外接点 8 キーパット 8A 突起部 8B 中間部 8C 支持部 9 多方向キーボタン 200 一体型キーボタン 200A 多方向キーボタン部 200B 中心キーボタン部 200C 薄肉連結部 300 一体型キーボタン 300A 多方向キーボタン部 300B 中心キーボタン部 300C 連結部 400 多方向キーボタン 400A 開口部 400B 環状部 400C 多方向キーボタン分割部 400D 分割溝 500 キーパット 500A 押し子 600 キーパット 600A 凸部 600B 周縁部 700 キーパット 700A 基部 700B 多方向キー搭載部 700C 中心キー搭載部 700D 他機能キー搭載部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 昭寿 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上及びその中心で操作可能な多方向
    スイッチと、 その多方向スイッチを操作するためのキーボタンと、 このキーボタンの直下に配置する弾性若しくは可撓性を
    有するキーパットと、 このキーパットに適宜間隔で配置され、前記キーボタン
    の操作によって変位し、そのキーボタンの操作時の荷重
    を付与する荷重付加リブとを備えたことを特徴とするス
    イッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記多方向スイッチは、円周上の複数位
    置に配設した方向スイッチ部と、前記円の中心に配置し
    た中心スイッチ部とを備えるとともに、 前記キーボタンは、片押し操作によって前記方向スイッ
    チ部のいずれかをオン動作するための多方向キーボタン
    と、中心での独立した操作によって前記中心スイッチ部
    をオン動作するための中心キーボタンとを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記キーボタンは、前記多方向キーボタ
    ンと中心キーボタンとが一体化されていることを特徴と
    する請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記キーパットは、この裏面に対して傾
    斜した状態で前記荷重付加リブを突出したことを特徴と
    する請求項1に記載のスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記荷重付加リブを、前記各方向スイッ
    チ部との正対位置から適宜の移相角度だけずれて設けた
    ことを特徴とする請求項1又は4に記載のスイッチ装
    置。
  6. 【請求項6】 円周上の複数箇所及びその円の中心でス
    イッチのオン動作が電気的に可能な接点を設けた所定の
    接点パターンを有するプリント基板と、 弾性又は可撓性を有し、前記接点によるスイッチ操作す
    る際に前記接点と電気的に導通する金属体と、 この金属体を変位動作可能に保持する絶縁性と弾性若し
    くは可撓性とを有するキーパットと、 このキーパットの上から押圧し前記スイッチのオン動作
    を行うキーボタンと、 を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか1項に
    記載のスイッチ装置を備えたことを特徴とする小型電子
    機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006179397A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 多方向押圧型スイッチ
JP2007311308A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sharp Corp キー装置

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