JP2003099674A - 情報処理方法、サーバ、及び、プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェアウエアを含めたソフトウエアの円滑な
取引を支援する技術を提供すること。 【解決手段】 ソフトウエア提供者からユーザに提供さ
れるソフトウエアの使用状況を、ネットワークに接続さ
れ、かつ、各々の前記ソフトウエアの使用状況を蓄積し
た使用状況データベースを有するサーバを用いて管理す
る。ユーザコンピュータから、前記ソフトウエアが使用
されたことを示すソフトウエア使用情報を、前記サーバ
により受信し、予め蓄積された広告情報を、前記サーバ
により、前記ソフトウエア使用情報を送信した前記ユー
ザコンピュータへ送信する。そして、受信した前記ソフ
トウエア使用情報において示されたソフトウエアについ
て、前記使用状況データベースを、前記サーバにより更
新する。サーバの管理者は、広告主から広告の対価を受
け取り、ソフトウエア提供者に、各ソフトウエアの使用
状況に応じて料金を支払う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウエアに関
する商取引に好適な情報処理技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット上の広告配信は、大きな
宣伝効果があるといわれている。Ｗｅｂページ上で広告
を配信する技術としては、例えば、特開2000-148675号
公報に記載された技術のように、ホームページ上に固定
された画像にその広告に相当するページへのリンクが張
られているものが提案されている。また、このような広
告配信の手法として、広告の内容を時間的にランダムに
変更したり、ユーザーが要求した分野の広告を表示した
りするものもある。また、広告のリンクにジャンプした
回数などをカウントすることにより、利用状況を広告主
にフィードバックすることも提案されている。

【０００３】一方、主としてインターネット上で流通す
るソフトウエアについては大きく分けて２つのものに分
類される。一つ目はフリーウエアと呼ばれるものでソフ
トウエアの提供者はユーザーに対して無料でソフトウエ
アを提供しているものである。もうひとつはシェアウエ
アと呼ばれるものであり、ソフトウエア提供者がユーザ
ーに対して初期状態ではある程度の機能制限をもたせる
場合や、機能制限がなくても試用期間が決められている
ものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】シェアウエアの場合、
ユーザーがソフトウエア提供者に送金したのが確認され
ると、その後、ユーザにＩＤおよびパスワードが与えら
れ、すべての機能を使用することが可能になるものもあ
る。シェアウエアに関してはこの料金回収が容易でなか
ったり、インターネット上のクレジット決済の浸透が低
いことに起因して、シェアウエアが十分に普及していな
い。

【０００５】従って、本発明の目的は、シェアウエアを
含めたソフトウエアの円滑な取引を支援する技術を提供
することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、ソフト
ウエア提供者からユーザに提供されるソフトウエアの使
用状況を、ネットワークに接続され、かつ、各々の前記
ソフトウエアの使用状況を蓄積した使用状況データベー
スを有するサーバを用いて管理する情報処理方法であっ
て、ユーザコンピュータから、前記ソフトウエアが使用
されたことを示すソフトウエア使用情報を、前記サーバ
により受信する工程と、前記ソフトウエア使用情報を受
信した場合に、予め蓄積された広告情報を、前記サーバ
により、前記ソフトウエア使用情報を送信した前記ユー
ザコンピュータへ送信する広告送信工程と、受信した前
記ソフトウエア使用情報において示されたソフトウエア
について、前記使用状況データベースを、前記サーバに
より更新する工程と、を備えたことを特徴とする情報処
理方法が提供される。

【０００７】また、本発明によれば、ネットワークに接
続され、ソフトウエア提供者からユーザに提供されるソ
フトウエアの使用状況を管理するサーバであって、各々
の前記ソフトウエアの使用状況を蓄積した使用状況デー
タベースと、ユーザコンピュータから、前記ソフトウエ
アが使用されたことを示すソフトウエア使用情報を受信
する手段と、前記ソフトウエア使用情報を受信した場合
に、予め蓄積された広告情報を、前記ソフトウエア使用
情報を送信した前記ユーザコンピュータへ送信する手段
と、受信した前記ソフトウエア使用情報において示され
たソフトウエアについて、前記使用状況データベースを
更新する手段と、を備えたことを特徴とするサーバが提
供される。

【０００８】また、本発明によれば、ソフトウエア提供
者からユーザに提供されるソフトウエアの使用状況を管
理するために、ネットワークに接続され、かつ、各々の
前記ソフトウエアの使用状況を蓄積した使用状況データ
ベースを有するサーバに、ユーザコンピュータから、前
記ソフトウエアが使用されたことを示すソフトウエア使
用情報を、前記サーバにより受信する工程と、前記ソフ
トウエア使用情報を受信した場合に、予め蓄積された広
告情報を、前記サーバにより、前記ソフトウエア使用情
報を送信した前記ユーザコンピュータへ送信する広告送
信工程と、受信した前記ソフトウエア使用情報において
示されたソフトウエアについて、前記使用状況データベ
ースを、前記サーバにより更新する工程と、を実行させ
るプログラムが提供される。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して説明する。図１は、本発明の一
実施形態に係る情報処理方法を利用することにより実施
可能なソフトウエアの商取引の概念を示す図である。

【００１０】図１において、管理者は、広告主、ソフト
ウエア提供者、及び、ソフトウエアを利用するユーザ、
を仲介する者である。管理者は、広告主から広告と、そ
の広告を配信する対価として料金を受け取る。ソフトウ
エア開発者は、いわゆるシェアウエアを含むソフトウエ
アを開発、提供する者であり、管理者に対して開発した
ソフトウエアを登録すると共に、開発したソフトウエア
をユーザに対して頒布する。

【００１１】ユーザが、ソフトウエア提供者から登録さ
れたソフトウエアを受け取ると、そのソフトウエアの使
用状況が管理者に伝達される。その一方で、ユーザがソ
フトウエアを利用すると、管理者から広告主から受け取
った広告が配信される。管理者は、登録されたソフトウ
エアの使用状況に応じて、ソフトウエア提供者に対して
料金を支払うこととなる。

【００１２】このような手法により、ユーザは広告を受
け取る代償として、ソフトウエア提供者に対してソフト
ウエアの料金を支払う必要がなくなる。ソフトウエア提
供者に対するソフトウエアの対価は、管理者から支払わ
れるので、ソフトウエア提供者は料金を回収する手間が
省ける。ソフトウエア提供者に支払われる料金は、広告
主から受け取る料金により相殺される。広告主として
は、自己の広告がユーザに配信されることにより、広告
による宣伝効果等を見込むことができる。従って、シェ
アウエア等をより普及させ、ソフトウエアの円滑な取引
を支援することが可能となる。

【００１３】図２は、本発明の一実施形態に係る情報処
理方法が実施可能なシステムの一例を示した図である。
該システムは、管理サーバ１、広告配信サーバ２、広告
主ＰＣ３、ユーザＰＣ４、及び、提供者ＰＣ５を含む。

【００１４】管理者は、管理サーバ１及び広告配信サー
バ２を用いて、ソフトウエアの管理及び広告配信を行
う。管理サーバ１及び広告配信サーバ２は、ＬＡＮによ
り通信可能に接続されており、更に、インターネットを
介して広告主ＰＣ３、ユーザＰＣ４、及び、提供者ＰＣ
５と通信可能である。

【００１５】広告主ＰＣ３は、広告主が使用するパソコ
ンであり、配信の対象となる広告情報を広告配信サーバ
２へアップロードすることができる。ユーザＰＣ４は、
ソフトウエア提供者からソフトウエアを受け取り使用す
るユーザが使用するパソコンである。提供者ＰＣ５は、
ソフトウエアを開発、提供するソフトウエア提供者が使
用するパソコンである。

【００１６】次に、図２を参照して、管理サーバ１及び
広告配信サーバ２について説明する。本実施形態では、
管理サーバ１と広告配信サーバ２とを、別々のサーバコ
ンピュータにより構成しているが、これらを一つのサー
バコンピュータにより構成することも可能である。

【００１７】管理サーバ１において、ＣＰＵ１０１は、
管理サーバ１全体を制御し、後述する処理を実行する。
ＲＡＭ１０２は、ＣＰＵ１０１が実行する処理のための
ワークエリアとして機能するメモリである。ＲＯＭ１０
３は、固定的なプログラム及びデータを格納するメモリ
である。通信デバイス１０４は、ネットワークとの通信
処理を行うもので、例えば、ネットワークインターフェ
ースである。

【００１８】ユーザ登録データベース１０５は、管理サ
ーバ１に登録されたソフトウエアを使用するユーザの情
報が蓄積されたデータベースであり、主として、ユーザ
に配信する広告情報の種類を選択する場合に使用され
る。図７は、ユーザ登録データベース１０５に蓄積され
るデータの一例を示している。図７のデータでは、ユー
ザを特定するユーザＩＤと、そのユーザの趣味や住所と
いった個人情報から抽出された広告キーワードと、から
構成されている。このデータを参照することにより、個
々のユーザに適した種類の広告情報の配信が可能とな
る。

【００１９】ソフトウエア登録データベース１０６は、
管理サーバ１上で管理されるソフトウエアの情報が蓄積
されたデータベースであり、主として、各ソフトウエア
毎にユーザの使用状況に関する情報が蓄積されている。
図６は、ソフトウエア登録データベース１０６に蓄積さ
れるデータの一例を示している。図６のデータでは、各
ソフトウエアを特定するソフトウエアＩＤと、ソフトウ
エア提供者を特定する提供者ＩＤと、各ソフトウエアが
ユーザに使用された時間（分）の合計を示す使用状況
と、から構成されている。この使用状況に示される時間
は、後で説明するようにユーザに対して広告情報が配信
された時間も示しており、この時間に応じて管理者から
ソフトウエア提供者に対して料金が支払われることとな
る。

【００２０】コンテンツ１０７には、管理サーバ１によ
り開設されるＷｅｂページからユーザに提供されるソフ
トウエアや、ユーザＰＣ４上に広告情報を表示させる広
告表示ソフトウエアや、その他のソフトウエア等の実体
が格納される。ユーザ登録データベース１０５、ソフト
ウエア登録データベース１０６及びコンテンツ１０７
は、例えば、ハードディスク上に蓄積される。

【００２１】広告配信サーバ２は、ＣＰＵ２０１、ＲＡ
Ｍ２０２、ＲＯＭ２０３、通信デバイス２０４、及び、
広告情報データベース２０５を含む。

【００２２】広告情報データベース２０５は、広告主か
ら配信を依頼された広告情報の実体と、そのインデック
ステーブル等が蓄積されたデータベースである。 広告
配信サーバ２は、管理サーバ１からの指示に従って、広
告情報データベース２０５に格納された広告情報をユー
ザＰＣ４へ配信することとなる。広告情報には、例え
ば、広告主の製品案内やイベント案内等、種々の情報が
含まれ、画像の他、音声を含むマルチメディア情報とす
ることができる。また、広告情報には、他のＷｅｂペー
ジへのリンクを張ることもできる。

【００２３】広告情報は、例えば、広告主ＰＣ３から広
告配信サーバ１へ広告主がアクセスしてアップロードす
ることにより、広告情報データベース２０５に蓄積され
る。尤も、ＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に広告情報を格納
して広告主が管理者へ渡し、管理者がその広告情報を広
告情報データベース２０５に蓄積することも可能であ
る。広告主は、広告情報の配信の対価として管理者に料
金を支払うこととなるが、その支払い方法は例えば電子
決済等、種々の方法が採用可能である。

【００２４】次に、係るシステム上で行われる処理につ
いて説明する。

【００２５】図４は、ソフトウエア提供者が、管理サー
バ１上にソフトウエアを登録する場合の処理を示すフロ
ーチャートである。

【００２６】ソフトウエア提供者は、提供者ＰＣ５から
管理サーバ１にアクセスして、ソフトウエア登録要求を
送信する（Ｓ４０１）。ソフトウエア登録要求には、提
供者を特定する情報と、ソフトウエアを特定する情報
と、が含まれる。ソフトウエア登録要求を受信した管理
サーバ１は、要求されたソフトウエアに関して、ソフト
ウエアＩＤを付与し、ソフトウエア登録データベース１
０６を更新する（Ｓ４０２）。

【００２７】その後、管理サーバ１は、ソフトウエア提
供者が登録を要求したソフトウエアが登録されたことを
示す識別ファイルを送信する（Ｓ４０３）。この識別フ
ァイルには、ソフトウエアＩＤが含まれる。提供者ＰＣ
５は、識別ファイルを受信し、これを保存することとな
る（Ｓ４０４）。

【００２８】識別ファイルを受信したソフトウエア提供
者は、これからユーザに提供するソフトウエアに、識別
ファイルと、後述する制御プログラムと、を組み込んだ
ファイルを作成する。このファイルが、ユーザに対して
提供されることとなる。

【００２９】図３は、ソフトウエア提供者からユーザに
対して提供されるソフトウエアファイルの構成を示す図
である。このソフトウエアファイルには、ソフトウエア
提供者がユーザに提供するソフトウエア本体、制御プロ
グラム及び識別ファイルが含まれる。制御プログラム
は、管理者からソフトウエア提供者に無償で配布される
プログラムであり、ユーザＰＣ４上で広告を表示させる
ための処理を行うプログラムである。図３のソフトウエ
アファイルをユーザが開くと、まず、この制御プログラ
ムが自動起動することとなる。

【００３０】このようにしてソフトウエア提供者が作成
したソフトウエアファイルは、例えば、管理サーバ１の
コンテンツ１０７にアップロードして、管理サーバ１の
Ｗｅｂサイトからユーザに提供するようにしてもよい
し、管理サーバ１を介さずに他のＷｅｂサイトからユー
ザに提供してもよい。

【００３１】次に、ユーザが、ユーザＰＣ４上で、ソフ
トウエア提供者から受け取った、図３に示すソフトウエ
アファイルを開いた場合の処理について説明する。図５
は、係る処理を示すフローチャートである。

【００３２】Ｓ５０１で、ユーザがユーザＰＣ４上で、
ソフトウエアファイルを開く指示をすると、Ｓ５０２へ
進み、ユーザＰＣ４では、まず、図３に示した制御プロ
グラムを起動する。

【００３３】Ｓ５０３では、制御プログラムにより、広
告表示ソフトウエアがユーザＰＣ４にインストール済み
か否かが判定される。広告表示ソフトウエアは、広告配
信サーバ２から配信される広告情報を、ユーザＰＣ４の
ディスプレイ上に表示等させるソフトウエアである。

【００３４】広告表示ソフトウエアがユーザＰＣ４にイ
ンストールされていない場合は、Ｓ５０４へ進み、制御
プログラムにより、管理サーバ１へアクセスして、広告
表示ソフトウエアのダウンロードが要求される。同時
に、このユーザが管理サーバ１に対してユーザ登録をし
ていないとみなして、制御プログラムにより、そのユー
ザの個人情報が送信される。ユーザの個人情報は、例え
ば、ユーザＰＣ４のディスプレイ上に個人情報を入力す
るＧＵＩを表示して、ユーザに入力させることにより取
得する。

【００３５】これに応答して、管理サーバ１では、Ｓ５
１１で、受信したユーザの個人情報に基づいて、ユーザ
登録データベース１０５を更新し、そのユーザを登録す
る。更に、Ｓ５１２で、コンテンツ１０７に格納されて
いる広告表示ソフトウエアをユーザＰＣ４へダウンロー
ドする。この場合、広告表示ソフトウエアには、そのユ
ーザに対して付与されたユーザ登録データベース１０５
のユーザＩＤが組み込まれる。

【００３６】次に、ユーザＰＣ４では、Ｓ５０５で、制
御プログラムにより、広告表示ソフトウエアが自動起動
される。制御プログラムによる処理はここで終了する。
Ｓ５０６では、広告表示ソフトウエアにより、ソフトウ
エア使用情報が管理サーバ１へ送信される。ソフトウエ
ア使用情報には、ユーザＩＤと、ソフトウエア提供者か
らのソフトウエア本体を特定するソフトウエアＩＤと、
が含まれる。ソフトウエアＩＤは、ソフトウエアファイ
ル（図３）中の識別ファイルから取得される。

【００３７】ソフトウエア使用情報を受信した管理サー
バ１は、Ｓ５１２で、そのユーザＩＤに基づいてユーザ
登録データベース１０５を検索し、そのユーザＩＤに対
応して蓄積されている広告キーワード（図７）を取得す
る。そして、その広告キーワードとユーザＰＣ４のアド
レスとを指定して広告配信サーバ２へ広告情報の配信指
示を出す。更に、管理サーバ１は、Ｓ５１４で、ソフト
ウエア使用情報に含まれるソフトウエアＩＤについて、
ソフトウエア使用時間のカウントを開始する。

【００３８】一方、配信指示を受け取った広告配信サー
バ２は、Ｓ５２１で、指定された広告キーワードに基づ
いて、広告情報データベース２０５を検索し、広告情報
を検索する。そして、指定されたユーザＰＣ４へ、検索
した広告情報を出力する。このような処理により、ユー
ザには、ユーザの好みに応じた情報や、ユーザに関連す
る情報が適切に配信される。

【００３９】次に、ユーザＰＣ４では、広告配信サーバ
２からの広告情報を受信し、Ｓ５０７で、広告表示ソフ
トウエアにより、これが表示される一方、ソフトウエア
提供者から提供されたソフトウエア本体が起動、実行さ
れる。

【００４０】そして、ユーザＰＣ４において、ソフトウ
エア本体の実行の終了がユーザから指示されると（Ｓ５
０８）、Ｓ５０９へ進み、広告表示ソフトウエアによ
り、管理サーバ１へソフトウエアの使用の終了通知が送
信され、ユーザＰＣ４上においてソフトウエア本体及び
広告表示ソフトウエアが閉じられる。

【００４１】終了通知を受信した管理サーバ１は、Ｓ５
１５において、Ｓ５１４で開始したソフトウエア使用時
間のカウントを中止し、カウントした値により、使用さ
れたソフトウエアについてソフトウエア登録データベー
ス１０６を更新する。ソフトウエア登録データベース１
０６の使用状況には、カウントした時間（分）が加算さ
れることとなる。

【００４２】しかして、管理サーバ１のソフトウエア登
録データベース１０６に蓄積された使用状況が管理者に
より定期的にチェックされ、その使用状況に応じた料金
がソフトウエア提供者に支払われることになる。支払い
方法は、例えば、電子決済等、種々の方法が採用でき
る。

【００４３】＜他の実施形態＞上記実施形態では、広告
配信サーバ２が、Ｓ５２１において広告情報を１回だけ
配信する場合を想定して説明したが、ユーザがソフトウ
エアを実行中に複数種類の広告情報を随時配信するよう
にしてもよい。

【００４４】また、上記実施形態では、ソフトウエア登
録データベース１０６の使用状況として、各ソフトウエ
アの使用時間のみを蓄積していたが、例えば、使用回数
（ソフトウエアの起動回数）を蓄積したり、或いは、ユ
ーザに配信した広告情報の種類やその時間等も蓄積する
ようにして、その内容に応じてソフトウエア提供者に対
する料金を定めてもよい。

【００４５】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明の目的は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウエアのプログラムを、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ（またはCPUやMPU）がプログラムを読み出し実行
することによっても、達成されることは言うまでもな
い。

【００４６】この場合、そのプログラム自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
や、そのプログラムを記憶した記憶媒体或いはプログラ
ム製品は、本発明を構成することになる。また、コンピ
ュータが読み出したプログラムコードを実行することに
より、前述した実施形態の機能が実現されるだけでな
く、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュー
タ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)など
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。

【００４７】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。

【００４８】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、シ
ェアウエアを含めたソフトウエアの円滑な取引を支援す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る情報処理方法を利用
することにより実施可能なソフトウエアの商取引の概念
を示す図である。

【図２】本発明の一実施形態に係る情報処理方法が実施
可能なシステムの一例を示した図である。

【図３】ソフトウエア提供者からユーザに対して提供さ
れるソフトウエアファイルの構成を示す図である。

【図４】ソフトウエア提供者が、管理サーバ１上にソフ
トウエアを登録する場合の処理を示すフローチャートで
ある。

【図５】ユーザＰＣ４上でソフトウエアファイルを開い
た場合の処理を示すフローチャートである。

【図６】ソフトウエア登録データベース１０６に蓄積さ
れるデータの一例を示す図である。

【図７】ユーザ登録データベース１０５に蓄積されるデ
ータの一例を示す図である。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 9/445 Ｇ０６Ｆ 9/06 ６６０Ｃ 13/00 ５４０ ６４０Ａ (72)発明者 高田 一広 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡邉 壮俊 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ ノン株式会社内 Ｆターム(参考） 5B076 BB06 FC10

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ソフトウエア提供者からユーザに提供さ
   れるソフトウエアの使用状況を、ネットワークに接続さ
   れ、かつ、各々の前記ソフトウエアの使用状況を蓄積し
   た使用状況データベースを有するサーバを用いて管理す
   る情報処理方法であって、 ユーザコンピュータから、前記ソフトウエアが使用され
   たことを示すソフトウエア使用情報を、前記サーバによ
   り受信する工程と、 前記ソフトウエア使用情報を受信した場合に、予め蓄積
   された広告情報を、前記サーバにより、前記ソフトウエ
   ア使用情報を送信した前記ユーザコンピュータへ送信す
   る広告送信工程と、 受信した前記ソフトウエア使用情報において示されたソ
   フトウエアについて、前記使用状況データベースを、前
   記サーバにより更新する工程と、を備えたことを特徴と
   する情報処理方法。
2. 【請求項２】 更に、 前記サーバにより、広告主から前記広告情報を受信する
   工程と、 前記サーバにより、受信した前記広告情報を蓄積する工
   程と、を含むことを特徴とする請求項１に記載の情報処
   理方法。
3. 【請求項３】 ソフトウエア提供者からユーザに提供さ
   れる前記ソフトウエアには、該ソフトウエアの起動によ
   り起動し、前記ソフトウエア使用情報をユーザコンピュ
   ータから前記サーバへ送信させるプログラムが組み込ま
   れていることを特徴とする請求項１に記載の情報処理方
   法。
4. 【請求項４】 更に、 前記サーバが、ソフトウエア提供者からユーザに提供さ
   れる前記ソフトウエアを蓄積しており、 ユーザコンピュータからの要求に応じて、蓄積した前記
   ソフトウエアを前記サーバにより、前記ユーザコンピュ
   ータへダウンロードする工程を備えたことを特徴とする
   請求項１に記載の情報処理方法。
5. 【請求項５】 前記サーバは、各ユーザの個人情報を蓄
   積したユーザデータベースを有し、 前記ソフトウエア使用情報には、そのソフトウエアを使
   用するユーザを特定する情報が含まれ、 前記広告送信工程では、 前記ソフトウエア使用情報を送信した前記ユーザに関す
   る前記個人情報に基づいて選択された前記広告情報を送
   信することを特徴とする請求項１に記載の情報処理方
   法。
6. 【請求項６】 前記サーバが、管理サーバと広告配信サ
   ーバとを含み、 前記管理サーバは、前記使用状況データベースを蓄積
   し、 前記広告サーバは、前記広告情報を蓄積し、 前記管理サーバにより、ユーザコンピュータから、前記
   ソフトウエア使用情報を受信し、受信した前記ソフトウ
   エア使用情報において示されたソフトウエアについて、
   前記使用状況データベースを更新し、 前記広告サーバにより、前記広告情報を前記ソフトウエ
   ア使用情報を送信した前記ユーザコンピュータへ送信す
   ることを特徴とする請求項１に記載の情報処理方法。
7. 【請求項７】 ネットワークに接続され、ソフトウエア
   提供者からユーザに提供されるソフトウエアの使用状況
   を管理するサーバであって、 各々の前記ソフトウエアの使用状況を蓄積した使用状況
   データベースと、 ユーザコンピュータから、前記ソフトウエアが使用され
   たことを示すソフトウエア使用情報を受信する手段と、 前記ソフトウエア使用情報を受信した場合に、予め蓄積
   された広告情報を、前記ソフトウエア使用情報を送信し
   た前記ユーザコンピュータへ送信する手段と、 受信した前記ソフトウエア使用情報において示されたソ
   フトウエアについて、前記使用状況データベースを更新
   する手段と、を備えたことを特徴とするサーバ。
8. 【請求項８】 ソフトウエア提供者からユーザに提供さ
   れるソフトウエアの使用状況を管理するために、ネット
   ワークに接続され、かつ、各々の前記ソフトウエアの使
   用状況を蓄積した使用状況データベースを有するサーバ
   に、 ユーザコンピュータから、前記ソフトウエアが使用され
   たことを示すソフトウエア使用情報を、前記サーバによ
   り受信する工程と、 前記ソフトウエア使用情報を受信した場合に、予め蓄積
   された広告情報を、前記サーバにより、前記ソフトウエ
   ア使用情報を送信した前記ユーザコンピュータへ送信す
   る広告送信工程と、 受信した前記ソフトウエア使用情報において示されたソ
   フトウエアについて、前記使用状況データベースを、前
   記サーバにより更新する工程と、を実行させるプログラ
   ム。