JP2003099502A - 集合住宅用のエネルギー消費量演算装置、並びに、集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置、並びに、集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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Abstract
手間がかからず、しかも、予測対象の集合住宅に適合し
た状態で全エネルギー消費量を予測することができる集
合住宅用のエネルギー消費量演算装置を提供する。 【解決手段】 集合住宅の各戸のエネルギー消費の特性
を表わす特性条件を入力する入力手段I、その特性条件
に対する各戸のエネルギー消費の関係を表わすエネルギ
ー消費関連情報を記憶する記憶手段R、入力手段Iにて
各戸に対応して入力された特性条件と記憶手段Rに記憶
されているエネルギー消費関連情報に基づいて、各戸に
ついての設定期間内に消費するエネルギー消費量を求め
て、その求めた各戸のエネルギー消費量を全戸分積算し
て集合住宅の全エネルギー消費量を求める演算手段C、
及び、その演算手段Cにて演算された全エネルギー消費
量を出力する出力手段Oを備える集合住宅用のエネルギ
ー消費量演算装置。
Description
ルギー消費量を予測する装置、並びに、集合住宅の全エ
ネルギー消費量を予測するためのコンピュータ用のプロ
グラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に関する。
計を行うに当たり、集合住宅の全エネルギー消費量を評
価することは重要であるが、従来、集合住宅の全エネル
ギー消費量を予測することができるようにした装置やコ
ンピュータ用のプログラム(以下、単にプログラムと称
する場合が有る)はなかった。ちなみに、戸建て住宅の
1戸分のエネルギー消費量を予測するものとして、下記
のような2つのプログラムがあった。その一つは、「H
OMES(建築環境・省エネルギー機構IBEC作
成)」(以下、戸建て住宅用の第1従来技術と称する場
合がある)であり、他の一つは、「住宅設備委員会「住
宅のエネルギーシミュレーション」小委員会作成プログ
ラム」(以下、戸建て住宅用の第2従来技術と称する場
合がある)である。戸建て住宅用の第1従来技術は、使
用者が、計算対象住宅の住民一人一人について、行動ス
ケジュール、使用機器種類、使用頻度等を入力すると、
プログラム内に用意されている平均的な機器容量を積算
して、月合計の形で消費エネルギーを計算するものであ
る。戸建て住宅用の第2従来技術は、「NHK国民生活
時間調査」をもとにして、あらかじめ各世代男女の平均
的な行動スケジュールがプログラム内に整理されてい
て、使用者は家族構成(構成人数、性別、年齢等)を入
力することで、その行動スケジュールから家族全体のス
ケジュールが合成され、各時刻における住民の行為種類
が決定され、一方、行為種類ごとに、使用される機器に
関して既存調査やカタログ値などから集められた機器容
量が決められており、これを積算してエネルギー消費を
計算するものである。
エネルギー消費量を予測することができる装置やコンピ
ュータ用のプログラムがなかったので、集合住宅の全エ
ネルギー消費量を予測することができなかった。
技術を用いて、集合住宅の各住戸のエネルギー消費量を
求めると共に求めたエネルギー消費量を積算して、集合
住宅の全エネルギー消費量を予測しようとすることが考
えられるが、そのように集合住宅の全エネルギー消費量
を予測するにしても、以下のような問題があった。即
ち、戸建て住宅用の第1従来技術では、戸建て住宅を対
象とする場合でも、使用者は、計算対象住宅の住民全員
に関して、行動スケジュール、使用機器種類、使用頻度
等を入力する必要があり、これを集合住宅用として使用
しようとすると、計算対象の集合住宅の全住戸につい
て、各住戸の住民一人一人の行動スケジュール、使用機
器種類、使用頻度等を知る必要があるが、このようなこ
とは一般には困難であり、仮に、各住戸の住民一人一人
の行動スケジュール、使用機器種類、使用頻度等を知る
ことができたとしても、それらを全住戸について入力す
る必要があり、入力作業に膨大な手間がかかることにな
る。しかも、各住戸について住民一人一人の行動スケジ
ュール、使用機器種類、使用頻度等を入力しても、住戸
単位で見ると、住戸間でエネルギー消費行為を差別化し
難いことから、そのように住民一人一人の行動スケジュ
ール、使用機器種類、使用頻度に基づいて求めた各戸の
エネルギー消費量を積算しても、予測対象の集合住宅に
適合した状態で全エネルギー消費量を予測し難かった。
一世代男女の行動スケジュールはそれぞれ一つずつしか
用意されていないので、これらを積み上げた家族全体の
生活スケジュールは、同一構成の家族ではまったく同じ
ものになってしまうが、現実には個々の家族ごとに生活
パターンは異なる。従って、戸建て住宅用の第2従来技
術を用いて、集合住宅の全エネルギー消費量を求めよう
としても、集合住宅には同一構成の家族が多数入居して
いるので、そのような同一構成の家族の住戸について、
現実の生活スケジュールの差、即ち、各戸のエネルギー
消費行為の差を考慮した状態で、エネルギー消費量を求
め難く、延いては、全エネルギー消費量の予測対象の集
合住宅に適合した状態で全エネルギー消費量を予測し難
かった。
のであり、その目的は、全エネルギー消費量予測のため
の情報入力に手間がかからず、しかも、予測対象の集合
住宅に適合した状態で全エネルギー消費量を予測するこ
とができる集合住宅用のエネルギー消費量演算装置、並
びに、集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラム及
び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することにある。
請求項1に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装
置の特徴構成は、集合住宅の各戸のエネルギー消費の特
性を表わす特性条件を入力する入力手段、その特性条件
に対する各戸のエネルギー消費の関係を表わすエネルギ
ー消費関連情報を記憶する記憶手段、前記入力手段にて
各戸に対応して入力された前記特性条件と前記記憶手段
に記憶されている前記エネルギー消費関連情報に基づい
て、各戸についての設定期間内に消費するエネルギー消
費量を求めて、その求めた各戸のエネルギー消費量を全
戸分積算して集合住宅の全エネルギー消費量を求める演
算手段、及び、その演算手段にて演算された全エネルギ
ー消費量を出力する出力手段を備えることにある。請求
項1に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装置に
よれば、記憶手段に、予め、集合住宅の各戸のエネルギ
ー消費の特性を表わす特性条件に対する各戸のエネルギ
ー消費の関係を表わすエネルギー消費関連情報が記憶さ
れていて、入力手段により集合住宅の各戸の特性条件を
入力すると、演算手段により、入力手段にて各戸に対応
して入力された特性条件と記憶手段に記憶されているエ
ネルギー消費関連情報に基づいて、各戸についての設定
期間内に消費するエネルギー消費量が求められ、その求
められた各戸のエネルギー消費量が全戸分積算されて集
合住宅の全エネルギー消費量が求められ、そのように求
められた全エネルギー消費量が出力手段に出力される。
つまり、本発明の発明者らは、集合住宅の全エネルギー
消費量を予測対象の集合住宅に適合した状態で求めるべ
く鋭意研究した結果、住戸単位のエネルギー消費の特性
を表わす特性条件に基づいて、各戸のエネルギー消費量
を求めると、上記の戸建て住宅用の第1従来技術の如
き、各戸の住民一人一人の行動スケジュール、使用機器
種類、使用頻度等に基づく場合に比べて、各戸のエネル
ギー消費量を住戸間でエネルギー消費行為を差別化した
状態で求め易いので、予測対象の集合住宅に適合した状
態で全エネルギー消費量を予測し易いことを見出した。
請求項1に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装
置は、上記の如き研究結果に基づくものであり、予め、
集合住宅の各戸の特性条件とエネルギー消費関連情報と
を対応付けて記憶手段に記憶させておく。そして、入力
手段により、全エネルギー消費量の予測対象の集合住宅
の各戸について特性条件を入力するようにし、演算手段
により、予測対象の集合住宅の各戸について、入力手段
に入力された特性条件に対応するエネルギー消費関連情
報を記憶手段から読み出して、設定期間内に消費するエ
ネルギー消費量を求め、続いて、その求めた各戸のエネ
ルギー消費量を全戸分積算して集合住宅の全エネルギー
消費量を求めるようにし、その求めた全エネルギー消費
量を出力手段に出力するようにしてある。住戸単位のエ
ネルギー消費の特性を表わす特性条件として、例えば、
各戸の家族構成を示す入居者特性、各戸のエネルギー消
費の多少を示すエネルギー消費特性等を見出したが、こ
れら入居者特性及びエネルギー消費特性といった各戸に
対応する情報は、上記の戸建て住宅用の第1従来技術の
如き、住民一人一人の行動スケジュール、使用機器種
類、使用頻度といった各戸の住民一人一人に対応する情
報に比べて、簡素なものである。従って、集合住宅の全
エネルギー消費量を求めるために入力手段に入力する情
報としては、計算対象の集合住宅に含まれる各戸の特性
条件だけで良く、このような各戸の特性条件の情報は簡
素なものであるので、入力に手間がかからない。又、予
測対象の集合住宅毎に、集合住宅に含まれる各戸夫々に
ついて特性条件を入力して、各戸毎に各戸に対応する特
性条件に基づいてエネルギー消費量を求めて、その求め
た各戸のエネルギー消費量を全戸分積算して全エネルギ
ー消費量を求めるので、予測対象の集合住宅に適合した
状態で全エネルギー消費量を求めることができる。その
結果、全エネルギー消費量予測のための情報の入力に手
間がかからず、しかも、予測対象の集合住宅に適合した
状態で全エネルギー消費量を予測することができる集合
住宅用のエネルギー消費量演算装置を提供することがで
きるようになった。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記演算手段が、エネルギーの種類に区分して、区分し
たエネルギーの種類ごとの全エネルギー消費量を求める
ように構成されていることにある。請求項2に記載の集
合住宅用のエネルギー消費量演算装置によれば、演算手
段により、エネルギーの種類に区分して、区分したエネ
ルギーの種類ごとの全エネルギー消費量が求められる。
つまり、例えば、電気(給湯、暖房及び冷房以外、以
下、一般電気と称する場合がある)、厨房、給湯、暖房
及び冷房等のエネルギー用途(エネルギーの種類に相当
する)毎に、集合住宅の全エネルギー消費量が求められ
るので、エネルギー用途別に熱源や住戸内機器の設計を
行うことができる。従って、エネルギー用途毎に求めら
れる全エネルギー消費量に基づいて、エネルギー用途別
に熱源や住戸内機器の設計を行うことができるので、集
合住宅の熱源や住戸内機器の設計を一層適切に行うこと
ができる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記演算手段は、複数に区分したエネルギーの種類のう
ち、厨房関係と、給湯関係と、厨房用、給湯用及び空調
用以外の電気関係とのそれぞれのエネルギーについて
は、各戸の在宅特性、各戸のエネルギー消費特性、各戸
の入居者特性及び日特性を含む前記特性条件に基づい
て、全エネルギー消費量を求めるように構成されている
ことにある。請求項3に記載の集合住宅用のエネルギー
消費量演算装置によれば、厨房関係と、給湯関係と、一
般電気関係とのそれぞれのエネルギーについては、演算
手段により、各戸の在宅特性、各戸のエネルギー消費特
性、各戸の入居者特性及び日特性を含む前記特性条件に
基づいて、全エネルギー消費量が求められる。つまり、
厨房関係、給湯関係及び一般電気関係のそれぞれのエネ
ルギー消費に関しては、在宅特性(在宅時間の長短等を
示す)、エネルギー消費特性(エネルギー消費の多少を
示す)、入居者特性(家族構成等を示す)、及び、日特
性(平日、休日、季節、天気等を示す)等の特性条件に
比較的影響を受け易いので、それらの特性条件に基づい
て、演算手段により全エネルギー消費量が求めるように
することで、全エネルギー消費量を精度良く求めること
ができる。従って、厨房関係、給湯関係及び一般電気関
係の夫々について全エネルギー消費量を精度良く予測す
ることができる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記演算手段は、複数に区分したエネルギーの種類のう
ち、空調関係のエネルギーについては、各戸の建物条
件、各戸の空調条件、日特性及び地域特性を含む前記特
性条件に基づいて、全エネルギー消費量を求めるように
構成されていることにある。請求項4に記載の集合住宅
用のエネルギー消費量演算装置によれば、空調関係のエ
ネルギーについては、演算手段により、各戸の建物条
件、各戸の空調条件、日特性及び地域特性を含む前記特
性条件に基づいて、全エネルギー消費量が求められる。
つまり、空調関係のエネルギー消費に関しては、建物条
件、空調条件(空調使用時間帯、設定温度等を示す)、
日特性及び地域特性等の特性条件に比較的影響を受け易
いので、それらの特性条件に基づいて、全エネルギー消
費量が求めるようにすることで、全エネルギー消費量を
精度良く求めることができる。従って、空調関係の全エ
ネルギー消費量を精度良く予測することができる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記入力手段は、各戸に影響する特性条件については、
その特性条件に含まれる各要素条件に対応する戸数を前
記集合住宅の入居全戸数に対する比率にて入力すること
により、前記各戸に影響する特性条件を入力するように
構成されていることにある。請求項5に記載の集合住宅
用のエネルギー消費量演算装置によれば、各戸に影響す
る特性条件については、その特性条件に含まれる各要素
条件に対応する戸数を集合住宅の入居全戸数に対する比
率にて入力することにより、集合住宅の各戸について、
特性条件を設定する。つまり、各戸に影響する特性条件
については、各戸毎に、特性条件に含まれる各要素条件
を入力するのではなく、各要素条件毎に、要素条件が同
じである住戸の戸数の入居全戸数に対する比率を入力す
ることにより、集合住宅の各戸について、特性条件を設
定するようにしてある。従って、全エネルギー消費量予
測のための情報入力の手間を一段を省くことができる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記演算手段は、前記各要素条件を、前記比率に対応す
る戸数の各戸に対して、乱数を発生させることにより割
り当てるように構成されていることにある。請求項6に
記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装置によれ
ば、要素条件が、入居全戸数に対する比率に対応する戸
数の各戸に対して、乱数を発生させることにより割り当
てられる。つまり、特性条件は集合住宅に含まれる各住
戸についてランダムに発生すると考えられるので、特性
条件に含まれる各要素条件を、入居全戸数に対する比率
に対応する戸数の各戸に対して、乱数を発生させること
により割り当てるようにして、ランダム性を考慮した状
態で割り付けることにより、現実に即した状態で、集合
住宅に含まれる各住戸について特性条件を設定して、現
実に即した状態で、演算手段により、集合住宅の全エネ
ルギー消費量を求めることができる。従って、全エネル
ギー消費量予測のための情報入力の手間を一段を省くこ
とができるようにしながら、予測対象の集合住宅に一段
と適合した状態で全エネルギー消費量を予測することが
できる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記演算手段が前記エネルギー消費量を求める期間を変
更設定する期間設定手段が設けられていることにある。
請求項7に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装
置によれば、期間設定手段により、演算手段がエネルギ
ー消費量を求める期間を変更設定することができる。従
って、全エネルギー消費量を求める期間を変更設定する
ことができるので、必要とする期間のみの全エネルギー
消費量を短時間に求めることができる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記記憶手段に、前記演算手段が前記エネルギー消費量
を求める期間における気象条件が記憶され、前記演算手
段が、前記記憶手段に記憶されている前記気象条件に合
わせたエネルギー消費量を求めるように構成されている
ことにある。請求項8に記載の集合住宅用のエネルギー
消費量演算装置によれば、記憶手段に、演算手段がエネ
ルギー消費量を求める期間における気象条件が記憶され
ていて、演算手段により、気憶手段に記憶されている気
象条件に合わせたエネルギー消費量が求められる。従っ
て、天候、外気温等の気象条件が考慮された状態で、エ
ネルギー消費量が求められるので、予測対象の集合住宅
に一段と適合した状態で全エネルギー消費量を予測する
ことができる。
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置の特徴構成は、
前記記憶手段に記憶されているエネルギー消費関連情報
が、実測データに基づいて設定されていることにある。
請求項9に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装
置によれば、記憶手段に記憶されているエネルギー消費
関連情報が、実測データに基づいて設定されていて、例
えば、カタログ値等に基づいて設定されている場合に比
べて、各戸の特性条件が反映された状態で、エネルギー
消費関連情報が得られる。従って、各戸の特性条件が反
映された状態のエネルギー消費関連情報に基づいて全エ
ネルギー消費量を求めるので、予測対象の集合住宅に適
合した状態で且つ精度良く全エネルギー消費量を予測す
ることができる。
載の集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラムの特
徴は、集合住宅の全エネルギー消費量を予測するために
コンピュータを、集合住宅の各戸のエネルギー消費の特
性を表わす特性条件を入力する入力手段、その特性条件
に対する各戸のエネルギー消費の関係を表わすエネルギ
ー消費関連情報を記憶する記憶手段、前記入力手段にて
各戸に対応して入力された前記特性条件と前記記憶手段
に記憶されている前記エネルギー消費関連情報に基づい
て、各戸についての設定期間内に消費するエネルギー消
費量を求めて、その求めた各戸のエネルギー消費量を全
戸分積算して集合住宅の全エネルギー消費量を求める演
算手段、及び、その演算手段にて演算された全エネルギ
ー消費量を出力する出力手段として機能させることにあ
る。請求項10に記載の集合住宅用のエネルギー消費量
演算プログラムによれば、コンピュータが記憶手段とし
て機能して、予め、集合住宅の各戸のエネルギー消費の
特性を表わす特性条件に対する各戸のエネルギー消費の
関係を表わすエネルギー消費関連情報が記憶され、コン
ピュータが入力手段として機能して、集合住宅の各戸の
特性条件が入力され、続いて、コンピュータが演算手段
として機能して、入力手段にて各戸に対応して入力され
た特性条件と記憶手段に記憶されているエネルギー消費
関連情報に基づいて、各戸についての設定期間内に消費
するエネルギー消費量が求められ、その求められた各戸
のエネルギー消費量が全戸分積算されて集合住宅の全エ
ネルギー消費量が求められ、続いて、コンピュータが出
力手段として機能して、演算手段にて求められた全エネ
ルギー消費量が出力される。つまり、請求項10に記載
の集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラムは、請
求項1に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装置
と同様に、上述の如き研究結果に基づくものであり、予
め、コンピュータを記憶手段として機能させて、集合住
宅の各戸の特性条件とエネルギー消費関連情報とを対応
付けて記憶させておく。そして、コンピュータを入力手
段として機能させて、計算対象の集合住宅の各戸につい
て特性条件を入力するようにし、続いて、コンピュータ
を演算手段として機能させて、計算対象の集合住宅の各
戸について、入力手段に入力された特性条件に対応する
エネルギー消費関連情報を記憶手段から読み出して、設
定期間内に消費するエネルギー消費量を求め、その求め
た各戸のエネルギー消費量を全戸分積算して集合住宅の
全エネルギー消費量を求めるようにし、続いて、コンピ
ュータを出力手段として機能させて、演算手段にて求め
た全エネルギー消費量を出力するようにしてある。従っ
て、集合住宅の全エネルギー消費量を求めるために入力
手段により入力する情報としては、計算対象の集合住宅
に含まれる各戸の特性条件だけで良く、このような各戸
の特性条件の情報は簡素なものであるので、入力に手間
がかからない。又、予測対象の集合住宅毎に、集合住宅
に含まれる各戸夫々について特性条件を入力して、各戸
毎に各戸に対応する特性条件に基づいてエネルギー消費
量を求めて、その求めた各戸のエネルギー消費量を全戸
分積算して全エネルギー消費量を求めるので、予測対象
の集合住宅に適合した状態で全エネルギー消費量を求め
ることができる。その結果、全エネルギー消費量予測の
ための情報入力に手間がかからず、しかも、予測対象の
集合住宅に適合した状態で全エネルギー消費量を予測す
ることができる集合住宅用のエネルギー消費量演算プロ
グラムを提供することができるようになった。
載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された
集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラムの特徴
は、集合住宅の全エネルギー消費量を予測するためにコ
ンピュータを、集合住宅の各戸のエネルギー消費の特性
を表わす特性条件を入力する入力手段、その特性条件に
対する各戸のエネルギー消費の関係を表わすエネルギー
消費関連情報を記憶する記憶手段、前記入力手段にて各
戸に対応して入力された前記特性条件と前記記憶手段に
記憶されている前記エネルギー消費関連情報に基づい
て、各戸についての設定期間内に消費するエネルギー消
費量を求めて、その求めた各戸のエネルギー消費量を全
戸分積算して集合住宅の全エネルギー消費量を求める演
算手段、及び、その演算手段にて演算された全エネルギ
ー消費量を出力する出力手段として機能させることにあ
る。請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録された集合住宅用のエネルギー消費量演算
プログラムによれば、請求項10に記載のプログラムと
同様に、コンピュータが、記憶手段、入力手段、演算手
段及び出力手段として機能する。つまり、入力手段によ
り計算対象の集合住宅に含まれる各戸の特性条件が入力
されると、演算手段により、予測対象の集合住宅の各戸
について、入力手段に入力された特性条件に対応するエ
ネルギー消費関連情報が記憶手段から読み出され、設定
期間内に消費するエネルギー消費量が求められ、その求
められた各戸のエネルギー消費量が全戸分積算されて集
合住宅の全エネルギー消費量が求められ、続いて出力手
段により、演算手段にて求られ全エネルギー消費量が出
力される。従って、全エネルギー消費量予測のための情
報入力に手間がかからず、しかも、予測対象の集合住宅
に適合した状態で全エネルギー消費量を予測することが
できる集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラムが
記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
することができるようになった。
実施の形態を説明する。図1は、本発明の集合住宅用の
エネルギー消費量演算装置CE(以下、単にエネルギー
消費量演算装置と称する場合が有る)を備えた集合住宅
用エネルギー消費量シミュレーションシステム(以下、
単にエネルギー消費シミュレーションシステムと称する
場合が有る)の概略構成を示し、このエネルギー消費シ
ミュレーションシステムには、エネルギー消費量演算装
置CEの他に、住宅のエネルギー消費量演算用データ作
成装置DE(以下、単にエネルギー消費量演算用データ
作成装置と称する場合が有る)を備えて構成してある。
レーションシステムは、マイクロコンピュータを用いて
構成した演算処理部1、その演算処理部1に内蔵されて
各種情報を記録する記憶部2、各種情報を入力するキー
ボード3及びマウス4、情報記録媒体Mから情報を読み
取る読み取り部5、並びに、各種情報を出力するディス
プレイ6及びプリンタ7等を主要構成要素として備えて
構成してある。尚、情報記録媒体Mとしては、FD、C
D、DVD、MO等種々のものがあるが、読み取り部5
は、情報記録媒体Mの種類(例えば、CD)に対応した
ものを設けてある。
ータ作成装置DEの各種処理を実行するデータ作成用プ
ログラム部P1、エネルギー消費量演算装置CEの各種
処理を実行する消費エネルギー積算用プログラム部P
2、及び、データ作成用プログラム部P1にて処理され
た情報を記憶部2にデータベース部Bとして記録する記
録用プログラム部100からなるプログラムを記録して
あり、演算処理部1は、記憶部2に記録されているプロ
グラムにより、キーボード3やマウス4から入力される
情報、読み取り部5にて読み取られた情報及び記憶部2
に記録されている情報を種々に処理して、処理結果をデ
ータベース部Bに記憶させたり、ディスプレイ6やプリ
ンタ7に出力するように構成してある。
ルギー積算用プログラム部P2及び記録用プログラム部
100の各プログラムは、情報記録媒体Mに記録して提
供し、それらプログラムを読み取り部5にて読み取らせ
て、記憶部2に記録する。
にて、キーボード3等から入力された集合住宅の各住戸
のエネルギー消費関連実測データを、予め定められてい
る分類条件に基づいて分類して、基本データとしてデー
タベース部Bに分類条件毎に記録する。そして、分類条
件が集合住宅の各戸のエネルギー消費の特性を表わす特
性条件に対応し、分類条件に基づいて分類されてデータ
ベース部Bに記録されている基本データがエネルギー消
費関連情報に相当し、消費エネルギー積算用プログラム
部P2にて、キーボード3やマウス4から入力された特
性条件とデータベース部Bに記録されている基本データ
とに基づいて、各戸についての設定期間内に消費するエ
ネルギー消費量を求めて、その求めた各戸のエネルギー
消費量を全戸分積算して集合住宅の全エネルギー消費量
を求め、求めた全エネルギー消費量をディスプレイ6や
プリンタ7を通じて出力させるようになっている。尚、
エネルギー消費関連実測データとしては、各住戸におけ
るエネルギー消費量の実測データ、及び、各住戸に対す
るアンケート調査により得られた特性条件に関する情報
を含む。
装置DEについて説明を加える。図2に示すように、デ
ータ作成用プログラム部P1は、データ入力部200、
電気・厨房用ガス・給湯関係の基本データ整理部300
及び空調関係の基本データ整理部400とから構成して
ある。データ入力部200は、キーボード3等を通じて
複数の用途のエネルギー消費関連実測データを入力処理
するように構成し、電気・厨房用ガス・給湯関係の基本
データ整理部300は、入力部200に入力された複数
の用途のエネルギー消費関連実測データのうち、厨房
用、給湯用及び空調用以外の電気消費関連の実測データ
(以下、電気関連実測データと略記する場合が有る)
と、厨房用ガス消費関連の実測データ(以下、厨房用ガ
ス関連実測データと略記する場合が有る)と、給湯用エ
ネルギー関連の実測データ(以下、給湯関連実測データ
と略記する場合が有る)とのそれぞれを、在宅特性、エ
ネルギー消費特性、入居者特性(家族特性に相当する)
及び日特性を含む分類条件毎に分類するように構成し、
空調関係の基本データ整理部400は、データ入力部2
00に入力された空調用エネルギー消費関連の実測デー
タ(以下、空調関連実測データ)を、建物特性、日特性
及び地域特性を含む分類条件毎に分類するように構成し
てある。
用途(複数種類に相当する)のエネルギー消費関連実測
データとして、エネルギー消費量の実測データが日付に
対応した状態で入力されると共に、測定対象の集合住宅
の地域、各住戸の家族構成を示す入居者特性、各住戸の
建物条件(主方位、妻か中間かの配置、階、住戸面積を
示す住戸プラン等)、暖房及び冷房夫々の使用時間帯及
び設定温度等についてアンケート調査により得られた情
報が入力される。尚、家族構成としては、例えば、単身
者、夫婦+子供の場合は夫が勤労者で妻が専業主婦の家
族及び共働きの家族、高齢者家族等に分類する。厨房用
ガス関連実測データとして、ガス消費量と時間との関係
を示すガス消費実測データが入力される。又、給湯関連
実測データとして、給湯装置からの給湯量及び給湯温
度、並びに、前記給湯装置からの湯に混合すべく給水さ
れる水の給水量及び給水温度が時間と対応付けられた状
態で入力される。又、電気関連実測データとして、給湯
用及び空調用を除く電力消費量が時間と対応付けられた
状態で入力される。又、空調関連実測データとして、消
費エネルギー量が時間と対応付けられた状態で入力され
ると共に、空調するための設定温度が入力される。
整理部300について説明を加える。電気・厨房用ガス
・給湯関係の基本データ整理部300は、基本的には、
実測期間の計測値を住戸毎に1日ずつ切り出し、更に、
地域・年の影響を取り除いた形に変換するものであり、
電気、厨房用ガス及び給湯関係それぞれの用途により整
理の仕方が異なる。図2及び図3に示すように、電気・
厨房用ガス・給湯関係の基本データ整理部300は、デ
ータ入力部200に入力されたエネルギー消費関連実測
データを前処理する実測データ前処理部310、計算対
象の住戸の在宅特性を類推処理する在宅特性類推部32
0、計算対象の住戸のエネルギー消費特性を類推処理す
る消費特性類推部330、データ入力部200に入力さ
れたエネルギー消費関連実測データ又は前処理部310
にてエネルギー消費関連実測データが前処理された前処
理後データを整理データとして、予め定められた分類条
件である在宅特性、エネルギー消費特性、入居者特性及
び日特性に基づいて分類処理する分類部340とから構
成してある。
関連実測データを前処理するための厨房用前処理と、給
湯関連実測データを前処理するための給湯用前処理を実
行する。従って、給湯用及び空調用以外の電気関連実測
データは前処理せずにそのまま用いることになるが、給
湯用及び空調用以外の電気関連実測データは、季節や地
域の影響を受け難いので、実測データをそのまま用いこ
とができるのである。
用前処理は、厨房用ガス消費には、暖房用ガス消費に比
べた場合に、以下のような特徴が有ることに基づくもの
である。 ・ガスの使用時間が短い 暖房用が1日の中で長時間継続して使用されるのに対
し、厨房用は短時間に断続的に使用される場合が多い。 ・ガス消費量の変動が大きい 暖房用が比較的安定しているのに対し、厨房用は使用時
間中の変動が大きい。 ・時刻分布の集中 暖房用が1日の中で広い時間帯に渡って長時間使用され
るのに対し、厨房用は1日の中である時間帯に集中する
傾向がある。
基づいて、以下のステップ1〜4にて、ガス消費実測デ
ータから厨房用ガス消費量を分離する。従って、ガス消
費実測データとしては、厨房用及び暖房用それぞれのガ
ス消費量が含まれていて、厨房用及び暖房用以外のガス
消費は含まれていないものを扱うものとする。 ステップ1;移動平均によるノイズの消去 ガス消費実測データに数次の移動平均を施し,測定値に
含まれる短時間の変動を除去する。
行為の仮判定を行う。厨房用ガス消費に関する非暖房期
における知見等から、時間的に連続した個々のガス消費
を仮分類する。即ち、使用時間が厨房用と暖房用の間の
閾値である設定時間tsよりも短い場合には厨房用と、
長い場合には暖房用とそれぞれ仮判定する。設定時間t
sは、例えば1時間程度に設定する。
用途確定 厨房用と仮判定されたガス使用時間に厨房作業時間の特
徴が表れていれば、厨房用に決定する。それ以外は暖房
用と判断する。 ステップ4;暖房用と仮判定された暖房用仮判定データ
部分の分離および確定 図10の(A)〜(C)に示すように、暖房用仮判定デ
ータ部分の中には、暖房単独のものと、暖房用と厨房用
が重なっているものがある。まず、暖房用仮判定データ
部分の中での消費の時間変動から、変動が小さければ暖
房用単独と確定する。変動が大きければ暖房用と厨房用
が混在していると判定し、重なりあった消費から個々の
消費を以下の方法で分離する。まず、暖房用はほぼ一定
で,その上に厨房分が乗っていると仮定する。測定され
たガス消費量は図10の(C)のように厨房用と暖房用
の合計となっている。図10の(D)に示すように、こ
のガス使用時間内におけるガス消費量の最小ガス消費量
を判定して,全体から減じる。図10の(E)に示すよ
うに、この操作により,連続するガス使用時間が複数の
ガス使用時間に分割される。分割されたガス使用時間を
それぞれ設定時間tsと比較し,これより時間が短けれ
ば厨房用と見なして確定し、長ければ、図10の(F)
に示すように、再度最小ガス消費量を判定して減じる操
作を繰り返し、全てのガス使用時間が設定時間ts以下
になったら終了する。尚、ガス機器の最小インプットに
対応して設定した設定ガス消費量以上の区間において、
ガス消費量の変化が略一定となる各区間のうちガス消費
量が最少となる区間のガス消費量を、最小ガス消費量と
して判定する。尚、図10において、t1及びt3はt
s以下であり、t2はtsよりも長い。
消費実測データにおいて、設定時間tsよりも短いガス
消費時間帯のデータ部分を厨房用ガス消費量と仮判定
し、設定時間tsよりも長いガス消費時間帯のデータ部
分を暖房用仮判定データ部分として仮判定し、続いて、
厨房用ガス消費量と仮判定したデータ部分の時間が厨房
作業時間と対応しているときは、そのデータ部分を厨房
用ガス消費量と決定し、厨房作業時間と対応していない
ときはそのデータ部分を暖房用ガス消費量と決定し、且
つ、暖房用仮判定データ部分からその暖房用仮判定デー
タ部分における最小ガス消費量を判定し、前記暖房用仮
判定データ部分から前記最小ガス消費量を減じたデータ
において、設定時間tsよりも短いガス消費時間帯のデ
ータ部分を厨房用ガス消費量と決定し、設定時間ts以
上のガス消費時間帯のデータ部分があるときは、そのデ
ータ部分からそのデータ部分における最小ガス消費量を
判定してその最小ガス消費量を減じ、得られたデータに
おいて設定時間tsよりも短いガス消費時間帯のデータ
部分を厨房用ガス消費量と決定する操作を、全てのガス
消費時間帯が設定時間tsよりも短くなるまで繰り返す
ように構成してある。
る。図11に示すように、毎時刻の給水の実測データ及
び給湯装置からの給湯の実測データに基づき、給湯消費
の有無を判別し、給湯消費が有るときは、時間的に連続
した1つの給湯・給水の消費行為を、1つの湯消費とし
て、下記の数1に示す数式により、湯消費量Vyu及び湯
熱量Hyuを求める。
量、給湯温度、給水量及び給水温度の実測データに基づ
いて、給湯量と給水量とを加えたものを湯消費量として
求め、並びに、給湯量と給湯温度との積と、給水量と給
水温度との積とを加えたものを湯熱量として求める前処
理を実行するように構成してある。
る。在宅特性類推部320は、消費エネルギー発生状況
から在宅状況を類推し、実測対象住戸の実測日における
在宅状況を判断する。類推方法としては、在宅している
者がいなければ発生しない給湯・厨房用ガスなどを用い
る。これらの消費が発生していればその時刻は在宅して
いるものとし、長時間消費がなければ不在とする。本実
施形態では、図12に示すように、在宅特性を、後述の
A〜Fの6種類に類推する。
る。消費特性類推部330は、各用途の消費エネルギー
の日合計量・月合計量を元に、他住戸との関係や文献値
に基づいて、図13に示すように、多消費型から少消費
型の消費特性を類推する。即ち、給湯用及び空調用以外
の電気については4水準、厨房用ガスについては3水
準、給湯については3水準を類推する。
部340は、入力データが厨房用ガス関連実測データの
ときは、実測データ前処理部310にて分離された厨房
用ガス消費量を基本データとして、在宅特性、エネルギ
ー消費特性、入居者特性及び日特性に基づいて分類処理
する。具体的には、厨房用ガス消費量の時間変動(例え
ば、15分間隔で1 日中)の基本データを、在宅特性、
エネルギー消費特性、入居者特性及び日特性にてラベリ
ングする。
は、実測データ前処理部310にて求められた湯消費量
及び湯熱量を基本データとして、在宅特性、エネルギー
消費特性、入居者特性及び日特性に基づいて分類処理す
る。具体的には、湯消費量及び湯熱量の時間変動(例え
ば、15分間隔で1 日中)の基本データを、在宅特性、
エネルギー消費特性、入居者特性及び日特性にてラベリ
ングする。入力データが電気関連実測データのときは、
電気関連実測データである電力消費量のデータそのもの
を基本データとして、在宅特性、エネルギー消費特性、
入居者特性及び日特性に基づいて分類処理する。具体的
には、電力消費量の時間変動(例えば、15分間隔で1
日中)の基本データを、在宅特性、エネルギー消費特
性、入居者特性及び日特性にてラベリングする。
給湯関連実測データ及び電気関連実測データを分類部3
40にて分類するに当たっての分類条件の一つである日
特性としては、実測データの測定日から導き出される季
節(例えば、春、夏及び冬の3条件)及び曜日(例え
ば、休日及び平日の2条件)、並びに、実測データの測
定日と気象台観測データから導き出される天候(例え
ば、晴れ、曇り及び雨の3条件)が含まれる。
て説明を加える。図2及び図4に示すように、空調関係
の基本データ整理部400は、空調関連実測データから
空調(暖房・冷房)を行う時間帯及び設定温度を含む空
調条件を抽出する使用条件抽出部410と、その使用条
件抽出部410にて抽出された空調条件、一般的と思わ
れる建物条件及び気象条件に基づいて計算条件の組み合
わせを作成する計算条件整理部420と、その計算条件
整理部420にて作成された各計算条件夫々について、
所定の熱負荷計算プログラムにより空調用エネルギー消
費量を求める消費エネルギー計算部430と、その消費
エネルギー計算部430にて求められた各計算条件毎の
空調用エネルギー消費量を基本データとして、各計算条
件を分類条件として分類する分類部440とから構成し
てある。尚、予め、空調関連実測データの基本データ整
理処理に必要となる情報として、一般的と思われる建物
条件(壁仕様、プラン、建具、窓、配置条件を含む)を
既存の建物から抽出・整理して、一般的建物条件として
データベース部Bに記憶させてあり、又、計算対象地域
の日時の気象データもデータベース部Bに記憶させてあ
る。
ると、計算条件整理部420は、建物条件としての計算
対象住戸プラン(例えば、60m2 、80m2 ,100
m2)、建物条件としての住戸配置条件(主方位、妻か
中間かの配置、階)、空調の使用時間帯パターン(平
日)、空調の使用時間帯パターン(休日)、空調の設定
温度(例えば、26°C、28°C、30°C)、計算
対象地域及び計算対象年度の組合わせにより計算条件を
作成する。組み合わせ数は下記の数2に示す数式の通り
である。
Swend×RT×Rg×Y
を加える。消費エネルギー計算部430は、計算条件整
理部420にて作成された各計算条件について、所定の
熱負荷計算プログラムにより、空調機器の消費エネルギ
ーを計算する。所定の熱負荷計算プログラムとしては、
例えば、住宅用熱負荷計算プログラムBRIMAP
(「住宅・建築 省エネルギー機構」参照)を使用する
ことができる。即ち、建物条件および外界気象条件が与
えられた場合に、建物内部の室内温度を一定に保つため
に消費されるエネルギー( 熱負荷) の計算方法について
は、長期間にわたり幅広い検討が行われており、すでに
理論と解法は確立されているので、室内熱負荷計算の概
要について簡単に説明するにとどめる。
iに流入する熱量は下記の数3に示す数式で示される。
外気に面する部分についても、ほぼ同様の式が用いられ
る。
が用いられるので、問題は各部屋の室温に関する連立方
程式となる。この連立方程式をSOR法などにより解く
ことで、各部屋の室温が計算される。計算対象時刻に空
調が行われている部屋においては、室温設定条件に従っ
て室温が決定され、計算対象時刻に室温を保つために必
要な熱量、すなわち空調熱負荷が計算される。ただし空
調機の容量をこの空調熱負荷が上回っている場合は、空
調機容量分のみが処理されたとして室温が再度計算され
る。計算対象時刻に空調が行われていない部屋において
は、室温(自然室温)が計算される。
類部440は、消費エネルギー計算部430にて計算さ
れた空調用エネルギー消費量を基本データとして分類条
件(計算条件に相当する)に基づいて分類処理する。具
体的には、空調用エネルギー消費量の時間変動(例え
ば、15分間隔で1 日中)の基本データを、分類条件に
てラベリングする。つまり、分類条件は、建物特性(住
戸プラン及び配置条件を含む)、空調条件(設定温度、
空調使用時間を含む)、日特性(平日及び休日を含
む)、及び、地域特性を含む。
加えると、記録用プログラム部100は、電気・厨房用
ガス・給湯関係の基本データ整理部300の分類部34
0にて分類された各基本データ、及び、空調関係の基本
データ整理部400の分類部440にて分類された各基
本データを、データベース部Bに分類条件毎に分類した
状態で記録する。
理するエネルギー消費関連実測データには、実測データ
そのもの、実測データを実測データ前処理部310にて
処理したデータ、並びに、実測データを使用条件抽出部
410及び消費エネルギー計算部430にて処理したデ
ータが含まれる。
の処理手順について、図5ないし図9の夫々にて示すフ
ローチャートに基づいて説明する。図5に示すように、
データ入力部200にて、厨房用ガス関連実測データ、
給湯関連実測データ、電気関連実測データ及び空調関連
実測データ夫々を各別に入力処理し、厨房用ガス関連実
測データ、給湯関連実測データ及び電気関連実測データ
の夫々が入力されたときは、電気・厨房用ガス・給湯関
係の基本データ整理部300により入力データを分類条
件毎に分類処理する基本データ整理処理を実行し、分類
処理された基本データを記録用プログラム部100にて
データベース部Bに分類条件毎に記録する記録処理を実
行し、空調関連実測データが入力されたときは、空調関
係の基本データ整理部400により入力データを分類条
件毎に分類する基本データ整理処理を実行して、分類処
理された基本データを記録用プログラム部100にてデ
ータベース部Bに分類条件毎に記録する記録処理を実行
する。
ータの基本データ整理処理は、実測データ前処理部31
0にて、ガス消費実測データから厨房用ガス消費量を分
離する前処理を実行し、続いて、在宅特性類推部320
にて、ガス消費実測データに基づいて在宅特性を類推
し、続いて、消費特性類推部330にて、ガス消費実測
データに基づいてエネルギー消費特性を類推し、続い
て、ガス消費実測データと共に入力された測定日に基づ
いて日特性を求める日特性導出処理を実行し、続いて、
分類部340にて、厨房用ガス消費量を基本データとし
て、在宅特性、エネルギー消費特性、入居者特性及び日
特性に基づいて分類する分類処理を実行する。
基本データ整理処理は、実測データ前処理部310に
て、毎時刻の給水の実測データ及び給湯装置からの給湯
の実測データに基づいて湯消費量及び湯熱量を求める前
処理を実行し、続いて、在宅特性類推部320にて、ガ
ス消費実測データに基づいて在宅特性を類推し、続い
て、消費特性類推部330にて、前記湯消費量に基づい
てエネルギー消費特性を類推し、続いて、前記実測デー
タと共に入力された測定日に基づいて日特性を求める日
特性導出処理を実行し、続いて、分類部340にて、湯
消費量及び湯熱量を基本データとして、在宅特性、エネ
ルギー消費特性、入居者特性及び日特性に基づいて分類
処理する。
基本データ整理処理は、在宅特性類推部320にて、ガ
ス消費実測データに基づいて在宅特性を類推し、続い
て、消費特性類推部330にて、電力消費量のデータに
基づいてエネルギー消費特性を類推し、続いて、前記実
測データと共に入力された測定日に基づいて日特性を求
める日特性導出処理を実行し、続いて、分類部340に
て、電力消費量のデータそのものを基本データとして、
在宅特性、エネルギー消費特性、入居者特性及び日特性
に基づいて分類処理する。
基本データ整理処理は、使用条件抽出部410にて、暖
房冷房の消費エネルギーの時間経過に伴う実測データ及
び空調の設定温度等を含む空調関連実測データから空調
を行う時間帯及び設定温度を含む空調条件を抽出する空
調条件抽出処理を実行する。続いて、一般的建物条件を
読み出し、続いて、計算条件整理部420にて、計算対
象住戸プラン、住戸配置条件、空調の使用時間帯パター
ン(平日)、空調の使用時間帯パターン(休日)、空調
の設定温度、計算対象地域及び計算対象年度の組合わせ
により計算条件を整理する計算条件整理処理を実行す
る。続いて、計算対象の地域・日時の気象条件を読み出
しながら、消費エネルギー計算部430にて、計算対象
の日の1日の空調機器の消費エネルギーを計算する消費
エネルギ−計算処理を実行し、1日分の計算が終了する
と、次の計算対象の日の1日分の空調機器の消費エネル
ギーを計算することを計算対象期間が終了するまで繰り
返し、計算対象期間の計算が終了すると、分類部440
にて、各計算条件を分類条件として分類する分類処理を
実行する。上記の空調関連実測データの基本データ整理
処理は、全対象地域及び全計算条件の組み合わせについ
て実行する。
いて説明を加える。図2及び図14に示すように、エネ
ルギー消費量演算装置CEの各種処理を実行する消費エ
ネルギー積算用プログラム部P2は、条件入力部50
0、住戸特性割り当て部600、用途別消費エネルギー
積算部700、計算結果整理部800及び出力部900
とから構成してある。
ス4を通じて入力される特性条件を入力処理するように
構成し、住戸特性割り当て部600は条件入力部500
にて入力処理された特性条件を計算対象の集合住宅の各
住戸に割り当てるように構成し、用途別消費エネルギー
積算部700は、住戸特性割り当て部600にて住戸毎
に割り当てられた特性条件に基づいて、エネルギー用途
(エネルギーの種類に相当する)別にデータベース部B
から住戸毎に特性条件にあう基本データを選択して住戸
毎に積み上げて、設定期間内に消費するエネルギー消費
量を求め、更に、求めた各住戸のエネルギー消費量をエ
ネルギー用途別に全住戸分積算して集合住宅の全エネル
ギー消費量を求めるように構成し、計算結果整理部80
0は、用途別消費エネルギー積算部700にて求められ
たエネルギー用途別の全エネルギー消費量を有用なよう
に種々に整理するように構成し、出力部900は、計算
結果整理部800にて整理されたデータをディスプレイ
6やプリンタ7に出力するように構成してある。
いて説明を加える。条件入力部500は、入力者の負担
を軽減するために、必須条件入力部510と詳細条件入
力部520とから構成してある。必須条件入力部510
は、個々の集合住宅毎に積算に不可欠で容易に調べるこ
とができる特性条件の入力処理を実行する。入力者はす
べての特性条件を必ず入力する必要がある。詳細条件入
力部520は、住民の在宅状況やエネルギー消費特性な
どの、重要であるが入力者が必ずしも容易には調べるこ
とができない条件の入力処理を実行する。
入力する計算対象年入力部511、計算対象地域を入力
する計算地域入力部512、計算対象集合住宅の住戸数
を入力する住戸数入力部513、計算対象集合住宅にお
ける実際に住民が入居している住戸の割合を入力する入
居率入力部514、計算対象の集合住宅における各住戸
の住戸プラン(床面積)・主方位・階からなる住戸条件
の組み合わせについて、各組み合わせに対応する住戸数
を入力する住戸条件入力部515、入居が予想される住
民の家族特性を各家族特性別に集合住宅の入居全戸数に
対する比率にて入力する家族特性入力部516とから構
成してある。
の在宅特性を入力する在宅特性入力部521、各住戸の
暖房特性(年間を通しての使用期間、平日休日の各使用
時間帯及び設定温度)を入力する暖房条件入力部52
2、各住戸の冷房特性(年間を通しての使用期間、平日
休日の各使用時間帯及び設定温度)を入力する冷房条件
入力部523、給湯用及び空調用以外の電気エネルギー
消費におけるエネルギー消費特性を入力する電気条件入
力部524、給湯におけるエネルギー消費特性を入力す
る給湯条件入力部525、厨房用ガスにおけるエネルギ
ー消費特性を入力する厨房ガス条件入力部526とから
構成してある。
本入力画面をディスプレイ6に表示し、この入力用基本
画面により、各入力処理を実行する。計算対象年入力部
511、計算地域入力部512、住戸数入力部513及
び入居率入力部514は、それぞれこの基本入力画面に
てデータの入力処理を実行する。
おいて「住戸配置の設定」ボタンがクリックされると、
住戸条件入力画面(図示省略)をディスプレイ6に表示
して、住戸プラン(床面積)、主方位・階の配置条件か
らなる各住戸条件組み合わせの住戸数の入力処理を実行
する。つまり、住戸条件入力部515により、各住戸に
特性条件を割り当てる住戸特性割り当て条件として、住
戸プラン及び配置条件の割り当て条件が入力される。
おいて「入居住戸家族構成」ボタンがクリックされる
と、家族構成入力画面(図示省略)をディスプレイ6に
表示して、「単身者」、「夫婦+子供で妻が専業主
婦」、「夫婦+子供で共働き」及び「高齢者家族」等の
各家族特性に対応する住戸数を入居全戸数に対する比率
にて入力する処理を実行する。つまり、家族特性入力部
516により、住戸特性割り当て条件として、「単身
者」、「夫婦+子供で妻が専業主婦」、「夫婦+子供で
共働き」及び「高齢者家族」等の家族特性からなる家族
特性の割り当て条件が入力される。
力画面において「在宅状況の設定」ボタンがクリックさ
れると、在宅状況入力画面(図示省略)をディスプレイ
6に表示して、平日、休日夫々について、「終日在
室」、「日中に短時間外出」、「日中に長時間外出」、
「午後不在」、「午前中不在」及び「終日不在」のA〜
Fの6パターンの各パターンに対応する住戸数を入居全
戸数に対する比率にて入力する処理を実行する。つま
り、在宅特性入力部521により、住戸特性割り当て条
件として、平日及び休日の夫々についてA〜Fの6パタ
ーンからなる在宅特性の割り当て条件が入力される。
おいて「暖房関係」ボタンがクリックされると、暖房使
用状況入力画面(図示省略)をディスプレイ6に表示し
て、年間を通しての暖房の使用期間を入力すると共に、
平日及び休日それぞれについて各使用時間帯に対応する
住戸数、各設定温度に対応する住戸数を入居全戸数に対
する比率にて入力する処理を実行する。つまり、暖房条
件入力部522により、住戸特性割り当て条件として、
平日休日の各使用時間帯及び設定温度からなる暖房条件
(空調条件に相当する)の割り当て条件が入力される。
冷房条件入力部523は、基本入力画面において「冷房
関係」ボタンがクリックされると、冷房使用状況入力画
面(図示省略)をディスプレイ6に表示して、年間を通
しての冷房の使用期間を入力すると共に、平日及び休日
それぞれについて各使用時間帯に対応する住戸数、各設
定温度に対応する住戸数を入居全戸数に対する比率にて
入力する処理を実行する。つまり、冷房条件入力部52
3により、住戸特性割り当て条件として、平日休日の各
使用時間帯及び設定温度からなる冷房条件(空調条件に
相当する)の割り当て条件が入力される。
おいて「電気関係」ボタンがクリックされると、電気関
係エネルギー消費特性入力画面(図示省略)をディスプ
レイ6に表示して、「多消費型」、「準多消費型」、
「標準型」及び「節約型」の夫々の電気関係エネルギー
消費特性に対応する住戸数を入居全戸数に対する比率に
て入力する処理を実行する。つまり、電気条件入力部5
24により、住戸特性割り当て条件として、「多消費
型」、「準多消費型」、「標準型」及び「節約型」から
なる電気エネルギー消費特性の割り当て条件が入力され
る。
おいて「給湯関係」ボタンがクリックされると、給湯関
係エネルギー消費特性入力画面(図示省略)をディスプ
レイ6に表示して、「多消費型」、「標準型」及び「節
約型」の夫々のエネルギー消費特性に対応する住戸数を
入居全戸数に対する比率にて入力する処理を実行する。
つまり、給湯条件入力部525により、住戸特性割り当
て条件として、「多消費型」、「標準型」及び「節約
型」からなる給湯エネルギー消費特性の割り当て条件が
入力される。
面において「厨房関係」ボタンがクリックされると、厨
房関係エネルギー消費特性入力画面(図示省略)をディ
スプレイ6に表示して、「多消費型」、「標準型」及び
「節約型」の夫々のエネルギー消費特性に対応する住戸
数を入居全戸数に対する比率にて入力する処理を実行す
る。つまり、厨房ガス条件入力部526により、住戸特
性割り当て条件として、「多消費型」、「標準型」及び
「節約型」からなる厨房ガス消費特性の割り当て条件が
入力される。
加える。住戸特性割り当て部600は、条件入力部50
0にて入力された住戸特性割り当て条件に基づき、各住
戸について、住戸プラン、配置条件、家族特性、在宅特
性、暖房条件、冷房条件、電気エネルギー消費特性、給
湯エネルギー消費特性及び厨房ガス消費特性の各割り当
て条件を割り当てる。条件入力部500では、入力を簡
便にするため、各項目に対する割り当て条件は各型にあ
てはまる住戸の入居全個数に対する割合で入力されてお
り、この住戸特性割り当て部600では、この割合から
個々の住戸1戸1戸に対して1つの型をモンテカルロ法
により割り当てる。図27に割り当て例の一例を示す。
発生させることである確率に従って1つの特性値(パラ
メーター)を割り当てるものであり、周知であるので詳
細な説明は省略して、以下に簡単に説明するに止める。 P1 ・P2 〜Pn :特性に関する型1〜nの夫々の発生
確率(0〜1)(特性割り当て条件) Ran:一様分布乱数(0〜1の間の任意の数をとる)
とすると、このとき、1≦k≦nとなるkの中で、下記
の数4に示す数式が成立するものがこの住戸に割り当て
られる型となる(k型)。
積算部700について説明を加える。用途別消費エネル
ギー積算部700は、計算対象日の年月日より日特性と
しての季節と曜日を決定すると共に、その日の天候に関
する日特性としての気象条件をデータベース部Bから読
み込む日特性生成部710、入居各住戸の在宅特性およ
び日特性にしたがってモンテカルロ法により在宅状況を
決定する在宅状況生成部720、電気に関する消費エネ
ルギーを積算する電気積算部730、給湯に関する消費
エネルギーを積算する給湯積算部740、厨房ガスに関
する消費エネルギーを積算する厨房ガス積算部750、
暖房に関する消費エネルギーを積算する暖房積算部76
0及び冷房に関する消費エネルギーを積算する冷房積算
部770から構成してある。
は、計算対象日における計算対象住戸に関して、まず条
件選択部731で曜日・季節・天候からなる日特性と在
宅特性と電気エネルギー消費特性の各特性条件を整理
し、そのすべての特性条件に適合する基本データをデー
タベース部Bの中の電気関係から選択する。なお、特性
条件に適合する基本データが複数ある場合には、ランダ
ム選択部732にてモンテカルロ法に基づいてランダム
に1つの基本データを選択する。基本データには電力消
費量の時刻変動が記録されており、この変動が電気消費
量積算部733にて全住戸分にわたって積み上げられ
る。これにより、すべての住戸に影響を与える日特性を
全住戸にわたりそろえた上で、在宅特性とエネルギー消
費特性を考慮しつつ、日々のランダム性を考慮しつつ消
費電力の時刻変動を積み上げることが可能となる。
は、計算対象日における計算対象住戸に関して、まず条
件選択部741で曜日・季節・天候からなる日特性と在
宅特性と給湯エネルギー消費特性の各特性条件を整理
し、そのすべての特性条件に適合する基本データをデー
タベース部Bの中の給湯関係から選択する。なお、特性
条件に適合する基本データが複数ある場合には、ランダ
ム選択部742にてモンテカルロ法に基づいてランダム
に1つの基本データを選択する。基本データは、湯消費
量と湯熱量の時刻変動が記録されているので、この湯消
費量と湯熱量を、給水温度計算部743にて計算した給
水温度に基づいて、給湯熱負荷計算部744にて実際の
消費エネルギーである給湯熱負荷を計算して、この給湯
熱負荷の時刻変動が給湯消費エネルギー積算部745に
て全住戸分にわたって積み上げられる。
らの給水温度の推定式に基づいて給水温度を推定する。
外気温度からの給水温度の推定式については、「給湯設
備設計用基本データの検討・整備に関する研究委員会」
空気調和・衛生工学会などからすでに提案が行われてい
る。推定式に関してはいくつかの形があるが、本実施形
態では、当日の外気温度のみを説明変数とする下記の数
5に示す線形単回帰式を用いる。
0.8516,b i =2.473)
いったん貯水槽に貯水することが多いため、給水温度が
通年高めになる傾向がある。そのため、本実施形態では
プラントの通年での温度上昇補正係数Cplant を加え
て、以下の数6に示す数式を用いる。
7に示す数式により、給湯熱負荷を計算する。
0は、計算対象日における計算対象住戸に関して、まず
条件選択部751で曜日・季節・天候からなる日特性と
在宅特性と厨房ガス消費特性の各特性条件を整理し、そ
のすべての特性条件に適合する基本データをデータベー
ス部Bの中の厨房ガス関係から選択する。なお、特性条
件に適合する基本データが複数ある場合には、ランダム
選択部752にてモンテカルロ法に基づいてランダムに
1つの基本データを選択する。基本データには厨房ガス
消費量の時刻変動が記録されており、この厨房ガス消費
量の時刻変動が厨房ガス消費量積算部753にて全住戸
分にわたって積み上げられる。
同様であるので、図20に基づいてまとめて説明する。
計算対象日が条件入力部500で入力された空調期間内
であるか否かが判断され、計算期間でなければ計算は翌
日に移る。次に計算対象住戸における在宅特性から、不
在日であればその日には空調用消費エネルギーが発生し
なかったとして次の住戸に計算が移る。計算対象日が空
調期間中で計算対象住戸が不在でなければ、空調用消費
エネルギーが発生したとして条件選択部761,771
において基本データの選択が行われる。空調条件(空調
使用時間帯、設定室温)、住戸プラン、配置条件、計算
対象集合住宅の立地する地域を条件として、その条件の
組み合わせに適合する基本データをデータベースBの空
調関係から選択する。他用途と異なり、一つの条件組み
合わせに適合する基本データは1つのみである。基本デ
ータには、計算対象日におけるある条件組み合わせ下で
の空調関係消費エネルギーの計算結果が時刻変動の形で
記録されている。選択された基本データは空調消費エネ
ルギー積算部762,772にて、計算対象日における
全住戸分に当たって積み上げられる。
について説明を加える。計算結果整理部800は、前述
の用途別消費エネルギー積算部700の各積算部73
0,740,750,760,770にて計算された集
合住宅における消費エネルギーの時刻変動(本実施形態
では15分間隔)を要約して、有用な計算結果として整理
する。用途別消費エネルギー積算部700の積算結果
は、計算期間中の各日における計算対象集合住宅内全住
戸合計の消費エネルギーの時刻変動という形をとる。そ
こで、積算整理部810により各日の積算結果を全用途
の消費エネルギーの時刻変動の形として整理する。又、
合計平均処理部820により、その月平均の時刻変動や
日合計値等の合計値・平均値を整理する。統計値処理部
830により、設計時に必要となる平均値やピーク値な
どの統計値を整理する。
算部700の各積算部730,740,750,76
0,770にて計算された集合住宅における消費エネル
ギーの時刻変動、積算整理部810にて計算された全用
途の消費エネルギーの時刻変動、合計平均処理部820
にて計算された月平均の時刻変動や日合計値等の合計値
・平均値、並びに、統計値処理部830にて計算された
平均値やピーク値などの統計値を、ディスプレイ6やプ
リンタ7に出力する。図28は、全用途の消費エネルギ
ーの時刻変動の出力例を示し、図29は、消費電力の日
合計値の変化及び分布、並びに、消費電力のピーク値の
出力例を示す。
P2全体の処理手順について、図22ないし図25の夫
々にて示すフローチャートに基づいて説明する。図22
に示すように、条件入力部500にて、キーボード3や
マウス4を通じて入力される特性条件を入力処理する特
性条件入力処理を実行し、住戸特性割り当て部600に
て、条件入力部500にて入力された住戸特性割り当て
条件に基づき、各住戸について、住戸プラン、配置条
件、家族特性、在宅特性、暖房条件、冷房条件、電気エ
ネルギー消費特性、給湯エネルギー消費特性及び厨房ガ
ス消費特性の各割り当て条件を割り当てる住戸特性割り
当て処理を実行し、用途別消費エネルギー積算部700
にて、電気、給湯、厨房ガス、暖房及び冷房の用途別に
消費エネルギーを積算する用途別消費エネルギー積算処
理を実行し、計算結果整理部800にて、用途別の消費
エネルギー積算結果を整理する計算結果整理処理を実行
し、出力部900にて、用途別消費エネルギー積算部7
00や計算結果整理部800の計算結果をディスプレイ
6やプリンタ7に出力する出力処理を実行する。
は、図26に示す如き基本入力画面に基づいて必須の特
性条件を入力する必須条件入力処理、及び、必須条件以
外の特性条件を入力する詳細条件入力処理を実行し、図
26に示す如き基本入力画面における「計算開始」ボタ
ンがクリックされると、必須条件が全て入力されている
か否かを判別して、必須条件が全て入力されているとき
はリターンし、入力されていないときは、残りの必須条
件が入力されるのを待つ。
理は、住戸プラン、配置条件、家族特性、在宅特性、暖
房条件、冷房条件、電気エネルギー消費特性、給湯エネ
ルギー消費特性及び厨房ガス消費特性の各割り当て条件
のうち、特性条件入力処理にて入力された特性条件を、
計算対象の集合住宅の全住戸について割り当てる処理を
実行する。但し、空き住戸については、割り当てない。
ー積算処理は、日特性生成部710にて、データベース
部Bから計算対象日の年月日より日特性としての季節と
曜日を決定すると共に日特性としてのその日の天候に関
する気象条件を読み込む日特性生成処理を実行し、在宅
状況生成部720にて、入居各住戸の在宅特性および日
特性にしたがってモンテカルロ法により在宅状況を決定
する在宅状況生成処理を実行し、電気積算部730、給
湯積算部740、厨房ガス積算部750暖房積算部76
0及び冷房積算部770にて、電気、給湯、厨房用ガ
ス、暖房及び冷房の各用途別に1日の消費エネルギーを
積算する処理を全入居住戸について終了するまで繰り返
し、全入居住戸について終了すると、計算対象期間すべ
ての計算が終了していなければ、次の日に移り、再び日
特性生成処理から1日の消費エネルギー積算のループを
繰り返し、計算対象期間が終了すれば、用途別消費エネ
ルギー積算処理を終了する。
ュレーションシステムにおいて、集合住宅の各戸のエネ
ルギー消費の特性を表わす特性条件を入力する入力手段
Iは、演算処理部1、キーボード3、マウス4、及び、
消費エネルギー積算用プログラム部P2の条件入力部5
00にて構成してある。又、特性条件に対する各戸のエ
ネルギー消費の関係を表わすエネルギー消費関連情報を
記憶する記憶手段Rは、演算処理部1、記憶部2及び記
録用プログラム部100にて構成してある。又、入力手
段Iにて各戸に対応して入力された特性条件と記憶手段
Rに記憶されているエネルギー消費関連情報に基づい
て、各戸についての設定期間内に消費するエネルギー消
費量を求めて、その求めた各戸のエネルギー消費量を全
戸分積算して集合住宅の全エネルギー消費量を求める演
算手段Cは、演算処理部1、並びに、消費エネルギー積
算用プログラム部P2の住戸特性割り当て部600、用
途別消費エネルギー積算部700及び計算結果整理部8
00にて構成してある。又、その演算手段Cにて演算さ
れた全エネルギー消費量を出力する出力手段Oは,演算
処理部1、消費エネルギー積算用プログラム部P2の出
力部900、ディスプレイ6及びプリンタ7にて構成し
てある。又、演算手段Cがエネルギー消費量を求める期
間を変更設定する期間設定手段Sは、演算処理部1、キ
ーボード3、マウス4、及び、消費エネルギー積算用プ
ログラム部P2の条件入力部500にて構成してある。
る。 (イ) エネルギー用途別(エネルギーの種類に相当す
る)に区分して、区分したエネルギー用途ごとの全エネ
ルギー消費量を求めるように、演算手段Cを構成するに
当たって、エネルギー用途は、上記の実施形態において
例示した用途に限定されるものではなく、上記の実施形
態において例示した用途から一部を省略したり、あるい
は、風呂用ガス用途等、新たな用途を追加しても良い。
あるいは、演算手段Cを、1種類のエネルギーの全エネ
ルギー消費量を求めるように構成しても良い。あるい
は、演算手段Cを、ガス及び電気の2種類のエネルギー
の全エネルギー消費量を求めるように構成しても良い。
上記の実施形態において例示したものに限定されるもの
ではなく、上記の実施形態において例示したものから一
部を省略しても良く、その場合、特性条件及び分類条件
夫々は1種類になっても良く、あるいは、所得層、職
業、立地(都心、郊外)等の新たなものを追加しても良
い。
変更設定するように構成するに当たっては、期間の設定
は、年度、月、日等種々の単位で設定できるように構成
することができる。
0にて消費エネルギーの時刻変動を求めるに当たっての
時間間隔は、上記の実施形態において例示した15分間
隔に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
又、用途別消費エネルギー積算部700にて消費エネル
ギーの時刻変動を求めるときの時刻変動における時間か
区画を変更設定する手段を設けても良い。
成装置DEの各種処理を実行するデータ作成用プログラ
ム部P1及び記録用プログラム部100や、エネルギー
消費量演算装置CEの各種処理を実行する消費エネルギ
ー積算用プログラム部P2は、演算処理部1により、イ
ンターネット等のウェブを介してダウンロードして記憶
部2に記録するように構成しても良い。
明による集合住宅用のエネルギー消費量演算装置CE
を、住宅のエネルギー消費量演算用データ作成装置DE
を共に備えた集合住宅用エネルギー消費量シミュレーシ
ョンシステムにて提供する場合について例示したが、集
合住宅用のエネルギー消費量演算装置CE単独で供給す
ることができる。
演算装置を備えた集合住宅用エネルギー消費シミュレー
ションシステムのブロック図
ステムのプログラムの構成を説明する図
部の構成を説明する図
図
示す図
理のフローチャートを示す図
ローチャートを示す図
ローチャートを示す図
ローチャートを示す図
説明する図
る図
図
チャートを示す図
す図
ートを示す図
Claims (11)
- 【請求項1】 集合住宅の各戸のエネルギー消費の特性
を表わす特性条件を入力する入力手段、 その特性条件に対する各戸のエネルギー消費の関係を表
わすエネルギー消費関連情報を記憶する記憶手段、 前記入力手段にて各戸に対応して入力された前記特性条
件と前記記憶手段に記憶されている前記エネルギー消費
関連情報に基づいて、各戸についての設定期間内に消費
するエネルギー消費量を求めて、その求めた各戸のエネ
ルギー消費量を全戸分積算して集合住宅の全エネルギー
消費量を求める演算手段、及び、その演算手段にて演算
された全エネルギー消費量を出力する出力手段を備える
集合住宅用のエネルギー消費量演算装置。 - 【請求項2】 前記演算手段が、エネルギーの種類に区
分して、区分したエネルギーの種類ごとの全エネルギー
消費量を求めるように構成されている請求項1記載の集
合住宅用のエネルギー消費量演算装置。 - 【請求項3】 前記演算手段は、複数に区分したエネル
ギーの種類のうち、厨房関係と、給湯関係と、厨房用、
給湯用及び空調用以外の電気関係とのそれぞれのエネル
ギーについては、各戸の在宅特性、各戸のエネルギー消
費特性、各戸の入居者特性及び日特性を含む前記特性条
件に基づいて、全エネルギー消費量を求めるように構成
されている請求項2記載の集合住宅用のエネルギー消費
量演算装置。 - 【請求項4】 前記演算手段は、複数に区分したエネル
ギーの種類のうち、空調関係のエネルギーについては、
各戸の建物条件、各戸の空調条件、日特性及び地域特性
を含む前記特性条件に基づいて、全エネルギー消費量を
求めるように構成されている請求項2記載の集合住宅用
のエネルギー消費量演算装置。 - 【請求項5】 前記入力手段は、各戸に影響する特性条
件については、その特性条件に含まれる各要素条件に対
応する戸数を前記集合住宅の入居全戸数に対する比率に
て入力することにより、前記各戸に影響する特性条件を
入力するように構成されている請求項1〜4のいずれか
1項に記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装置。 - 【請求項6】 前記演算手段は、前記各要素条件を、前
記比率に対応する戸数の各戸に対して、乱数を発生させ
ることにより割り当てるように構成されている請求項5
記載の集合住宅用のエネルギー消費量演算装置。 - 【請求項7】 前記演算手段が前記エネルギー消費量を
求める期間を変更設定する期間設定手段が設けられてい
る請求項1〜6のいずれか1項に記載の集合住宅用のエ
ネルギー消費量演算装置。 - 【請求項8】 前記記憶手段に、前記演算手段が前記エ
ネルギー消費量を求める期間における気象条件が記憶さ
れ、 前記演算手段が、前記記憶手段に記憶されている前記気
象条件に合わせたエネルギー消費量を求めるように構成
されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の集合住
宅用のエネルギー消費量演算装置。 - 【請求項9】 前記記憶手段に記憶されているエネルギ
ー消費関連情報が、実測データに基づいて設定されてい
る請求項1〜8のいずれか1項に記載の集合住宅用のエ
ネルギー消費量演算装置。 - 【請求項10】 集合住宅の全エネルギー消費量を予測
するためにコンピュータを、 集合住宅の各戸のエネルギー消費の特性を表わす特性条
件を入力する入力手段、 その特性条件に対する各戸のエネルギー消費の関係を表
わすエネルギー消費関連情報を記憶する記憶手段、 前記入力手段にて各戸に対応して入力された前記特性条
件と前記記憶手段に記憶されている前記エネルギー消費
関連情報に基づいて、各戸についての設定期間内に消費
するエネルギー消費量を求めて、その求めた各戸のエネ
ルギー消費量を全戸分積算して集合住宅の全エネルギー
消費量を求める演算手段、及び、その演算手段にて演算
された全エネルギー消費量を出力する出力手段として機
能させるための集合住宅用のエネルギー消費量演算プロ
グラム。 - 【請求項11】 集合住宅の全エネルギー消費量を予測
するためにコンピュータを、 集合住宅の各戸のエネルギー消費の特性を表わす特性条
件を入力する入力手段、 その特性条件に対する各戸のエネルギー消費の関係を表
わすエネルギー消費関連情報を記憶する記憶手段、 前記入力手段にて各戸に対応して入力された前記特性条
件と前記記憶手段に記憶されている前記エネルギー消費
関連情報に基づいて、各戸についての設定期間内に消費
するエネルギー消費量を求めて、その求めた各戸のエネ
ルギー消費量を全戸分積算して集合住宅の全エネルギー
消費量を求める演算手段、及び、その演算手段にて演算
された全エネルギー消費量を出力する出力手段として機
能させるための集合住宅用のエネルギー消費量演算プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001289656A JP4623893B2 (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 集合住宅用のエネルギー消費量演算装置、並びに、集合住宅用のエネルギー消費量演算プログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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