JP2003099406A - 携帯端末およびサービス提供装置 - Google Patents

携帯端末およびサービス提供装置

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JP2003099406A
JP2003099406A JP2001290174A JP2001290174A JP2003099406A JP 2003099406 A JP2003099406 A JP 2003099406A JP 2001290174 A JP2001290174 A JP 2001290174A JP 2001290174 A JP2001290174 A JP 2001290174A JP 2003099406 A JP2003099406 A JP 2003099406A
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mobile terminal
group
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communication
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JP2001290174A
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Tsugufumi Matsuoka
継文 松岡
Takashi Hazui
隆史 筈井
Akihiro Yamada
晃弘 山田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末を開発する上でその機種の独自性を
打ち出すには、OSや通信環境による制約が大きい。 【解決手段】 携帯端末12において、サービス、機
能、外観などのコンセプトに基づいてカスタマイズされ
た表示データが表示データ格納部20から読み出されて
表示部34に表示される。そのコンセプトに基づいてカ
スタマイズされたプログラムはプログラム格納部24か
ら読み出されて動作処理部32の処理によって動作す
る。通信部42は、識別情報保持部26から読み出され
る識別情報に基づいて、同じグループに属する他の携帯
端末との間で通信を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末とこの端
末により利用可能なサービス提供装置に関する。本発明
は特に、製品またはサービスに付加価値を与える技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、個人的な情報管理ツールとして様
々な携帯端末が普及している。これらはPDA(Person
al Digital Assistant)と呼ばれ、日々改良が加えられ
て高機能化が進んでおり、大きな注目を集めている。P
DAに共通する機能としては、スケジュール、アドレス
帳、メモなどの電子手帳的な機能があるが、これに加え
てインターネットブラウザ、電子メール、ゲーム、マル
チメディア再生などの諸機能を搭載するものも現れてい
る。
【0003】PDAは、パーソナルコンピュータ(以
下、「PC」と略す。)と同様に特定のOS(Operatin
g System)の下で動作し、OSごとに独自のGUI(Gr
aphical User Interface)が提供される場合が多い。他
機種の携帯端末との間でプログラムやデータの互換性が
問題になる点はPCと同様であり、どのOSを搭載する
かがその携帯端末の売り上げを左右することもある。製
品としての独自性を出すために独自のOSを一から開発
することも考えられるが、既存のOSと比べて動作安定
性と開発コストの面で課題が多く、かつて各PCメーカ
ーが辿ったプラットフォーム統一化の経緯と同じジレン
マに悩まされる。
【0004】一方、携帯端末の用途を大幅に広げられる
技術として短距離無線技術が注目されている。短距離無
線技術にはいくつかの規格があり、いずれも普及の途上
にある。文字通り携帯性が重視される携帯端末において
最も標準化に遅れが見られるのは通信機能であり、屋内
外での通信環境の整備やそうした環境を活用した従来に
ないネットワークサービスの提案に対して大きな期待が
寄せられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】携帯端末向けの通信環
境整備が立ち遅れている現状では、携帯端末はスケジュ
ール管理やアドレス帳管理が主要な機能である印象が強
く、そのユーザ層はビジネスマン中心となる傾向があ
る。こうした傾向を打破してユーザ層を広げるために
は、単なる新機能の追加に留まらずに、携帯性という特
徴を最大限生かした付加価値を与えることは重要であ
り、PC同士に見られるような過剰な価格戦争を避ける
ためにも意義は大きい。
【0006】本発明はこうした背景からなされたもので
あり、その目的は、携帯端末を通じて価値のあるサービ
スを実現する技術の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、携
帯端末に関する。この端末は、特定のメンバー向けに限
定的に提供されるサービス、機能、および外観のうち少
なくともいずれかに関するコンセプトに基づいたカスタ
マイズが施された複数の携帯端末間においてそのコンセ
プトごとにグループ化されていることを前提とし、コン
セプトごとのイメージで統一された色調、模様、および
アイコンのうち少なくともいずれかを画面に表示させる
ためのデータが格納されたメモリと、そのメモリに格納
されたデータに基づいて統一された色調、模様、および
アイコンのうち少なくともいずれかを主要な画面に表示
する制御部と、サービスまたは機能を提供するためのプ
ログラムを動作させる動作処理部と、を有する。
【0008】この携帯端末はパームトップ型の情報処理
装置であり、例えばスケジュール管理、アドレス帳、メ
モ帳などの電子手帳としての諸機能や、ゲーム、データ
ベース、インターネットブラウザ、電子メールなどのプ
ログラムが動作する小型コンピュータとしての諸機能を
あわせもつ。この携帯端末を通じて受けるサービス、こ
の携帯端末がもつ機能、およびこの携帯端末の外観に関
して特定のコンセプトによる統一感をもたせてある。こ
のコンセプトは複数の種類があり、その種類によってグ
ループ化がなされる。
【0009】「コンセプト」は、携帯端末の用途やユー
ザ層を限定するために着目するテーマであり、その種類
は、例えば特定の人気キャラクタ、特定のスポーツチー
ム、特定のペット、特定のブランドなど、デザインの題
材になり得るものでもよい。この場合、各コンセプトに
は熱狂的な愛好者が潜在的かつ固定的に存在するため、
こうした愛好者に対する訴求効果が大きい。このような
形で携帯端末を限定販売すれば完売の確実性を高めやす
い。
【0010】「グループ」は、直接的には、コンセプト
ごとにまとめられる携帯端末の集合を指すが、実質的に
は、そうした携帯端末のユーザの集合に等しい。こうし
た集合は、識別情報に示される他は、その枠組みが明示
されないような緩やかなものであってもよく、その場合
ユーザは同一グループの他のユーザとコミュニケーショ
ンをとることではじめてグループを意識できる形であっ
てもよい。
【0011】「カスタマイズ」は、視覚的な形で施され
てもよいし、機能面やサービス面において目に見えない
形で施されてもよい。これは、携帯端末の出荷時点で施
されており、基本的にはユーザが独自に加えることがで
きるカスタマイズとは異なる。
【0012】この携帯端末は、複数の携帯端末間におい
て用途またはユーザ層に関するコンセプトごとにグルー
プ化がなされ、そのグループごとにそのコンセプトに基
づいたサービス、機能、および外観のうち少なくともい
ずれかに関するカスタマイズが施される。この携帯端末
は、例えば人間の手のひらと同程度の大きさの表示画面
を有してもよく、その表示画面には、サービス、機能、
および外観のうち少なくともいずれかをコンセプトに基
づいて提供するためのインターフェイスが表示されても
よい。この携帯端末は、アンテナが固定的に内蔵されて
もよく、そのアンテナは、グループごとに提供されるサ
ービスを受けるためになされる認証に必要なデータの送
受信に利用されてもよい。
【0013】この携帯端末は、ユーザの身辺においてそ
のユーザとの距離を保った状態でスピーカから音声の出
力がなされるという前提の下で設計されてもよく、その
スピーカは、グループごとに提供されるサービスまたは
機能と関連する音声を出力してもよい。この携帯端末
は、テンキー以外の操作部によって操作されてもよい
し、本体とは別部材の入力ツールを情報の入力に利用可
能であってもよい。その操作部や入力ツールは、グルー
プごとに提供されるサービスを受けるための操作または
グループごとに提供される機能を発揮させるための操作
に利用されてもよい。入力ツールは、スタイラスとタッ
チパッドの組合せであってもよい。これらの各機能を有
する携帯端末は、その形態または用途などにおいて本質
的に携帯電話と異なる。
【0014】カスタマイズの手法としては、その携帯端
末が属するグループのコンセプトに関連する情報の配信
サービスを受けるための機能ブロックや、その携帯端末
が属するグループのコンセプトに沿った機能を提供する
ためのプログラムモジュールが組み込まれている形であ
ってもよい。
【0015】本発明の他の態様もまた、携帯端末に関す
る。この端末は、サービスごとのコンセプトに基づいた
カスタマイズが施された複数の端末間でそのコンセプト
ごとにグループ化がなされたことを前提として、そのグ
ループ内における端末同士の通信を確立するための条件
として相互に参照できる識別情報を保持する識別情報格
納部と、その識別情報が相互に条件を満たす場合にその
端末同士で通信を確立して必要なデータを送受信する通
信部と、を有する。その識別情報には、その携帯端末が
いずれのグループに属するかが示されるとともに、同一
のグループに属することが認識された複数の端末間で通
信が確立されてもよい。
【0016】「通信を確立」とは、特定のプロトコルに
よる通信を確立する意味であり、必ずしも全てのプロト
コルによる通信の確立を識別情報によって判断する趣旨
ではない。
【0017】本発明のさらに他の態様もまた、携帯端末
に関する。この端末は、サービスごとのコンセプトに基
づいたカスタマイズが施された複数の携帯端末間でその
コンセプトごとにグループ化がなされたことを前提とし
て、そのグループ向けに限定的に提供されるサービスを
受けるときに、その通信を確立するための条件としてサ
ーバが参照できる識別情報を保持する識別情報格納部
と、その識別情報をサーバに送信して認証を受けたとき
に通信が確立されるとともに、そのサーバからサービス
の提供に必要なデータを受信する通信部と、受信したデ
ータに基づいて前記サービスに関連する情報を画面に表
示させる制御部と、を有する。その識別情報には、その
端末がいずれのグループに属するかが示されるととも
に、そのサービスの提供先となるグループに属すること
が認証された場合に通信が確立されてもよい。
【0018】本発明のさらに他の態様は、サービス提供
装置に関する。この装置は、サービスごとのコンセプト
に基づいたカスタマイズが施された複数の携帯端末間で
そのコンセプトごとにグループ化がなされたことを前提
として、所定のグループに属する携帯端末向けに限定的
なサービスを提供するときに、その通信を確立するため
の条件として各端末から識別情報を受信するとともに、
識別情報に基づく認証を処理して通信を確立した端末に
向けてサービスの提供に必要なデータを送信する通信部
を有する。
【0019】なお、以上の構成要素の任意の組合せや、
本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コン
ピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納し
た記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発
明の態様として有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】本実施形態においては、特定のキ
ャラクタをコンセプトにする。そのキャラクタのデザイ
ンを筐体や画面内の表示物に施し、そのキャラクタに関
連する情報配信サービスや商品販売サービスをその携帯
端末を介して提供する。こうしたキャラクタをデザイ
ン、サービス、機能におけるカスタマイズの題材とする
ことにより、そのキャラクタの愛好者に対して携帯端末
の購買を訴求する。
【0021】様々なコンセプトをそれぞれの関連業者な
どに提案して限定生産および限定販売を行う。各コンセ
プトごとに固定的な愛好者が存在するため完売の確実性
は高く、こうしたコンセプトを多数設定することによっ
てその機種全体の販売台数を伸ばすことができる。
【0022】筐体や表示画面などにコンセプト独自のデ
ザインを施すことによって、ユーザはその機種やOSを
意識せずに使用でき、独自性の高い端末を所有する感覚
が得られる。携帯端末は屋外で人目に触れる機会も多い
ため、外観に独自性をもたせる意義は大きい。また、モ
バイル環境を前提とした独自の機能やサービスを利用で
きる点でも携帯端末の特徴が生かされた付加価値を享受
できる。
【0023】図1は、実施の形態に係る携帯端末の構成
を示す機能ブロック図である。携帯端末12は、表示デ
ータ格納部20、音声データ格納部22、プログラム格
納部24、識別情報保持部26、個人用データ格納部2
8、制御部30、動作処理部32、表示部34、スピー
カ部36、操作部38、カード認識部40、通信部4
2、アンテナ部46を有する。
【0024】表示データ格納部20には、キャラクタの
デザインが施された表示データが予め保持されている。
例えば、携帯端末12の表示画面に表示されるウィンド
ウ、メニュー、アイコン、ボタン、壁紙、および初期画
面のうちの少なくともいずれかに、同一のグループ内で
統一された色調または模様が施されている。
【0025】音声データ格納部22は、キャラクタのメ
ッセージやテーマ曲などの音声データが予め保持されて
いる。これらは、例えば時報、メール着信、警告音など
の形で出力される。
【0026】プログラム格納部24は、キャラクタに関
連する機能やサービスを提供するために動作するプログ
ラムが予め保持されている。プログラムとして、例えば
キャラクタの絵が表示されるメモ帳プログラムや電子メ
ールプログラムなどがある。
【0027】識別情報保持部26は、その携帯端末がど
のグループに属するかを示す識別情報が保持される。こ
の識別情報は、携帯端末の出荷時点で予め格納されてい
てもよいし、携帯端末の購入後に識別情報が格納された
ICカードをユーザが別途購入してこれをインストール
する形でもよい。識別情報は、後述する通信部42によ
って発信されるデータの中で所定のビット列に表され
る。このビット列は、短距離無線規格におけるデバイス
の種類を示すためのフィールドに含まれてもよい。
【0028】個人用データ格納部28は、携帯端末のユ
ーザが所有するテキストデータ、画像データ、および音
声データのうち少なくともいずれかが保持される。たと
えば、名刺データ、住所録、スケジュール、テキストメ
モ、音声メモ、アルバム画像などが保持される。これら
のデータは、同じグループのメンバー同士で交換される
ことを前提としてもよい。たとえば名刺データはメンバ
ー同士の名刺交換を前提とする。
【0029】制御部30は、表示データ格納部20に保
持された表示データを用いて表示部34の画面表示を制
御するとともに、音声データ格納部22に保持された音
声データを用いてスピーカ部36による音声出力を制御
する。
【0030】動作処理部32は、ユーザによる操作を操
作部38を介して受け付けるとともに、プログラム格納
部24に保持されたプログラムの動作を処理する。カー
ド認識部40は、ICカードの認識を処理する。通信部
42は、他の携帯端末またはサーバとの間でアンテナ部
46を介してデータの送受信を処理する。通信方式とし
ては短距離無線技術が用いられる。通信部42は、同じ
グループに属する他の携帯端末またはそのグループに各
種サービスを提供するサーバとの間で通信を確立する。
【0031】動作処理部32は、同一のグループ内にお
ける複数の携帯端末間で個人用データの交換を処理す
る。通信相手の端末が同一のグループに属するか否か
は、相互に識別情報を参照しあうことで判断される。こ
の判断は個人用データの交換に先立ってなされ、グルー
プごとにユニークな識別情報をもたせてある場合にはそ
れらの一致を判断してもよい。個人用データとして、た
とえば名刺データの交換を処理してもよい。
【0032】通信部42は、同じ無線規格の電波を送受
信可能な機器が通信可能範囲内に存在する場合、その機
器からデバイスを識別するための情報を受信するととも
に、その機器が属するグループが示された識別情報を受
け取る。その識別情報に基づいて相手が同一グループに
属することが動作処理部32によって検出された場合、
制御部30による制御を介してグループメンバーが近く
に存在することを示す警告音をスピーカ部36に出力さ
せるとともに、その旨を表示部34の画面に表示させて
ユーザに通知する。
【0033】通信部42は、そのグループ向けにサービ
スを提供するサーバとの間で通信を確立したときに、そ
のグループ向けに配信される限定情報を受信する。通信
部42は、そのグループ向けにインターネット接続サー
ビスを提供するサーバとの間で通信を確立したときに、
インターネット接続を処理する。このようなインターネ
ット接続サービスはそのグループ向けサービスと関連の
ある店舗内において提供されてもよい。
【0034】グループ向けサービスでの商品購入時など
において電子決済を利用する場合、通信部42は同じ無
線規格対応のICを内蔵したクレジットカードと連携す
る。通信部42は、そのカードから受信した電子決済に
必要な個人情報をサービス提供サーバに転送して電子決
済を処理する。ICカードには、その携帯端末がどのグ
ループに属するかを示す識別情報が格納されてもよい。
その場合、通信部42がICカードと連携するときにの
みその端末がそのグループに属することが認識される。
このICカードは上記のように非接触式でデータ読取可
能な形であってもよいし、携帯端末に装着した状態でデ
ータ読取可能な形であってもよい。その他、ICカード
などの外部記録媒体を用いる以外に、携帯端末12に内
蔵されるメモリなどの記録媒体に個人情報を格納してお
く形でもよい。
【0035】図2は、実施の形態に係る携帯端末の外観
図である。携帯端末12の筐体、表示画面、スタイラス
のそれぞれには、同一のグループ内で統一された色調ま
たは模様が施される。本実施形態においては、豚のキャ
ラクタをコンセプトとしており、そのデザインが筐体5
0、表示画面52、スタイラス56などに描かれてい
る。携帯端末12は、操作ダイアル54や操作ボタン6
0などの操作部を有しており、テンキーがない点で携帯
電話と異なる。スピーカ部58は、ユーザの身辺におい
てそのユーザとの距離を保った状態で音声の出力がなさ
れるという前提の下で設計されている点で携帯電話と異
なる。
【0036】図3は、携帯端末同士の通信形態を示す。
複数の携帯端末12は、いずれも豚のキャラクタをコン
セプトにしており、同じグループに属する。携帯端末1
8は、特定の野球チームをコンセプトにしており、他の
グループに属する。携帯端末12同士では共通の識別情
報をもつので通信が確立するが、携帯端末12と携帯端
末18の間では識別情報が異なるので通信が確立されな
い。
【0037】図4は、携帯端末とサービス提供装置の間
における通信形態を示す。サービス提供装置14は、豚
のキャラクタをコンセプトにしたグループ向けにサービ
スを提供しており、同じグループに属する複数の携帯端
末12との間では通信を確立するが、他のグループに属
する携帯端末18との間では通信を確立しない。
【0038】サービス提供装置14は、アンテナ部7
0、コンテンツ格納部72、配信処理部74、識別処理
部76、通信部78を有する。通信部78は、アンテナ
部70を介して携帯端末12との間でデータ送受信を処
理する。コンテンツ格納部72には、サービスの提供に
必要なコンテンツが予め保持されている。識別処理部7
6は、通信相手の端末が、そのサービスの提供先となる
グループに属することが示された識別情報をもつか否か
を判断する。識別処理部76によって同じグループに属
すると判断された端末との間で通信部78は通信を確立
し、配信処理部74がサービス提供に必要なコンテンツ
配信を処理する。配信処理部74は、通信が確立した端
末に対してそのグループ向けの限定情報を配信してもよ
い。通信部78は、通信が確立した端末に対しては、そ
の端末のインターネットへの接続を中継してもよい。サ
ービス提供装置14は、そのグループ向けにインターネ
ット接続サービスが提供される店舗内に設置されてもよ
い。
【0039】図5は、サービス提供装置を介した電子決
済処理を示す。携帯端末12は、ICカード90から電
子決済に必要な個人情報を受信し、サービス提供装置1
4に転送する。サービス提供装置14は、電子決済に必
要な個人情報を格納したICカードと連携する携帯端末
を介してその個人情報を受信した場合に、その端末から
別途受け取る指示に基づいて個人情報を電子決済サーバ
92に転送することにより電子決済を処理する。携帯端
末12は、ICカードなどの外部記録媒体から個人情報
を読み出す以外に、携帯端末12に内蔵されるメモリな
どの記録媒体から個人情報を読み出す形でもよい。
【0040】図6は、他の実施形態における携帯端末が
収納ケースに収まった状態の外観図である。携帯端末1
2は、収納ケース94に収まっており、収納ケース94
にはロゴ96が施されている。本実施形態においては、
「ABC TRAVEL」という会社によるサービスを
コンセプトにしており、その会社名がロゴ96に表され
ている。収納ケース94には、その会社を印象づけるデ
ザインで統一された色調または模様が施されてもよい。
この携帯端末は、旅行中に携帯させて旅行先のガイドと
して利用させるコンセプトで限定生産し、これを旅行客
に貸し出すモデルを旅行会社に提案するものである。
【0041】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素
や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。以下、そうした例を述
べる。
【0042】本実施形態においては、豚のキャラクタを
携帯端末12のコンセプトとしたが、変形例としては、
様々なコンセプトが考えられる。例えば、博物館、美術
館、動物園においてガイドとして利用させるコンセプト
で携帯端末を限定生産してもよい。
【0043】例えば、歌手、映画の主人公、歴史上の人
物などをコンセプトにしてもよいし、レストランやスー
パーマーケットなどの店舗で店員に使用させるための機
能を搭載したコンセプトでもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、携帯端末の購入者に対
して製品自体またはサービスにおける付加価値を与える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る携帯端末の構成を示す機能
ブロック図である。
【図2】 実施の形態に係る携帯端末の外観図である。
【図3】 携帯端末同士の通信形態を示す図である。
【図4】 携帯端末とサービス提供装置の間における通
信形態を示す図である。
【図5】 サービス提供装置を介した電子決済処理を示
す図である。
【図6】 他の実施形態における携帯端末が収納ケース
に収まった状態の外観図である。
【符号の説明】
12 携帯端末、 14 サービス提供装置、 30
制御部、 32 動作処理部、 34 表示部、 36
スピーカ部、 42 通信部、 46 アンテナ部、
50 筐体、 52 表示画面、 90 ICカー
ド、 94 収納ケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 432 G06F 17/60 432E (72)発明者 山田 晃弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5B019 BA10 DA10 EB07 GA01 GA03 GA10 HD09 HD13 5B085 AA01 AA08 AE04 AE06 BE01 5E501 AA04 BA13 CA02 CB05 CB11 DA14 FA04 FA14

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定のメンバー向けに限定的に提供され
    るサービス、機能、および外観のうち少なくともいずれ
    かに関するコンセプトに基づいたカスタマイズが施され
    た複数の携帯端末間においてそのコンセプトごとにグル
    ープ化されていることを前提とし、前記コンセプトごと
    のイメージで統一された色調、模様、およびアイコンの
    うち少なくともいずれかを画面に表示させるためのデー
    タが格納されたメモリと、 前記メモリに格納されたデータに基づいて前記統一され
    た色調、模様、およびアイコンのうち少なくともいずれ
    かを主要な画面に表示する制御部と、 前記サービスまたは機能を提供するためのプログラムを
    動作させる動作処理部と、を有することを特徴とする携
    帯端末。
  2. 【請求項2】 人間の手のひらと同程度の大きさの表示
    画面を有する携帯端末であって、 複数の携帯端末間において用途またはユーザ層に関する
    コンセプトごとにグループ化がなされ、 前記グループごとにそのコンセプトに基づいたサービ
    ス、機能、および外観のうち少なくともいずれかに関す
    るカスタマイズが施され、 前記表示画面には、サービス、機能、および外観のうち
    少なくともいずれかを前記コンセプトに基づいて提供す
    るためのインターフェイスが表示されることを特徴とす
    る携帯端末。
  3. 【請求項3】 アンテナが固定的に内蔵された携帯端末
    であって、 複数の携帯端末間において用途またはユーザ層に関する
    コンセプトごとにグループ化がなされ、 前記グループごとにそのコンセプトに基づいたサービ
    ス、機能、および外観のうち少なくともいずれかに関す
    るカスタマイズが施され、 前記アンテナは、前記グループごとに提供されるサービ
    スを受けるためになされる認証に必要なデータの送受信
    に利用されることを特徴とする携帯端末。
  4. 【請求項4】 ユーザの身辺においてそのユーザとの距
    離を保った状態でスピーカから音声の出力がなされると
    いう前提の下で設計された携帯端末であって、 複数の携帯端末間において用途またはユーザ層に関する
    コンセプトごとにグループ化がなされ、 前記グループごとにそのコンセプトに基づいたサービ
    ス、機能、および外観のうち少なくともいずれかに関す
    るカスタマイズが施され、 前記スピーカは、前記グループごとに提供されるサービ
    スまたは機能と関連する音声を出力することを特徴とす
    る携帯端末。
  5. 【請求項5】 テンキー以外の操作部によって操作され
    る携帯端末であって、 複数の携帯端末間において用途またはユーザ層に関する
    コンセプトごとにグループ化がなされ、 前記グループごとにそのコンセプトに基づいたサービ
    ス、機能、および外観のうち少なくともいずれかに関す
    るカスタマイズが施され、 前記操作部は、前記グループごとに提供されるサービス
    を受けるための操作または前記グループごとに提供され
    る機能を発揮させるための操作に利用されることを特徴
    とする携帯端末。
  6. 【請求項6】 本体とは別部材の入力ツールを情報の入
    力に利用可能な携帯端末であって、 複数の携帯端末間において用途またはユーザ層に関する
    コンセプトごとにグループ化がなされ、 前記グループごとにそのコンセプトに基づいたサービ
    ス、機能、および外観のうち少なくともいずれかに関す
    るカスタマイズが施され、 前記入力ツールは、前記グループごとに提供されるサー
    ビスを受けるための操作または前記グループごとに提供
    される機能を発揮させるための操作に利用されることを
    特徴とする携帯端末。
  7. 【請求項7】 前記カスタマイズとして、その携帯端末
    が属するグループのコンセプトに関連する情報の配信サ
    ービスを受けるための機能ブロックが組み込まれている
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の携
    帯端末。
  8. 【請求項8】 前記カスタマイズとして、その携帯端末
    が属するグループのコンセプトに沿った機能を提供する
    ためのプログラムモジュールが組み込まれていることを
    特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の携帯端
    末。
  9. 【請求項9】 前記カスタマイズとして、この携帯端末
    の筐体またはその収納ケースに、同一のグループ内で統
    一された色調または模様が施されていることを特徴とす
    る請求項2から8のいずれかに記載の携帯端末。
  10. 【請求項10】 前記カスタマイズとして、この携帯端
    末の表示画面に表示されるウィンドウ、メニュー、アイ
    コン、ボタン、壁紙、および初期画面のうちの少なくと
    もいずれかに、同一のグループ内で統一された色調また
    は模様が施されていることを特徴とする請求項2から9
    のいずれかに記載の携帯端末。
  11. 【請求項11】 サービスごとのコンセプトに基づいた
    カスタマイズが施された複数の携帯端末間でそのコンセ
    プトごとにグループ化がなされたことを前提として、そ
    のグループ内における端末同士の通信を確立するための
    条件として相互に参照できる識別情報を保持する識別情
    報格納部と、 前記識別情報が相互に前記条件を満たす場合にその端末
    同士で前記通信を確立して必要なデータを送受信する通
    信部と、を有することを特徴とする携帯端末。
  12. 【請求項12】 前記識別情報には、その携帯端末がい
    ずれのグループに属するかが示されるとともに、同一の
    グループに属することが認識された複数の端末間で前記
    通信が確立されることを特徴とする請求項11に記載の
    携帯端末。
  13. 【請求項13】 前記通信部は、前記通信が確立した場
    合に、同一のグループ内における複数の携帯端末間でテ
    キストデータ、画像データ、および音声データのうち少
    なくともいずれかの交換を処理することを特徴とする請
    求項11または12に記載の携帯端末。
  14. 【請求項14】 同一のグループに属する他の端末が通
    信可能範囲内に存在する場合に、その旨を画面に表示す
    ることによってユーザに通知する制御部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載
    の携帯端末。
  15. 【請求項15】 同一のグループに属する他の端末が通
    信可能範囲内に存在する場合に、所定の音声を出力する
    ことによってユーザに通知する制御部をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の
    携帯端末。
  16. 【請求項16】 サービスごとのコンセプトに基づいた
    カスタマイズが施された複数の携帯端末間でそのコンセ
    プトごとにグループ化がなされたことを前提として、そ
    のグループ向けに限定的に提供されるサービスを受ける
    ときに、その通信を確立するための条件としてサーバが
    参照できる識別情報を保持する識別情報格納部と、 前記識別情報を前記サーバに送信して認証を受けたとき
    に前記通信を確立するとともに、そのサーバから前記サ
    ービスの提供に必要なデータを受信する通信部と、 前記受信したデータに基づいて前記サービスに関連する
    情報を画面に表示させる制御部と、を有することを特徴
    とする携帯端末。
  17. 【請求項17】 前記識別情報には、その端末がいずれ
    のグループに属するかが示されるとともに、そのサービ
    スの提供先となるグループに属することが認証された場
    合に前記通信が確立されることを特徴とする請求項16
    に記載の携帯端末。
  18. 【請求項18】 前記通信部は、前記通信が確立された
    ときに、所定のグループ向けに配信される限定情報を受
    信することを特徴とする請求項16または17に記載の
    携帯端末。
  19. 【請求項19】 前記通信部は、前記通信が確立された
    ときに、所定のグループ向けにインターネット接続サー
    ビスが提供される店舗内において、そのサービスによる
    インターネット接続を実現させることを特徴とする請求
    項16から18のいずれかに記載の携帯端末。
  20. 【請求項20】 前記通信部は、電子決済に必要な個人
    情報を格納した記録媒体と連携するときに、前記サービ
    スを通じて電子決済の処理を受けることを特徴とする請
    求項11から19のいずれかに記載の携帯端末。
  21. 【請求項21】 前記識別情報を格納した記録媒体とこ
    の携帯端末が連携するときに、その端末が所定のグルー
    プに属することが認識されることを特徴とする請求項1
    1から20のいずれかに記載の携帯端末。
  22. 【請求項22】 サービスごとのコンセプトに基づいた
    カスタマイズが施された複数の携帯端末間でそのコンセ
    プトごとにグループ化がなされたことを前提として、所
    定のグループに属する携帯端末向けに限定的なサービス
    を提供するときに、その通信を確立するための条件とし
    て各端末から識別情報を受信するとともに、前記識別情
    報に基づく認証を処理して前記通信を確立した端末に向
    けて前記サービスの提供に必要なデータを送信する通信
    部を有することを特徴とするサービス提供装置。
  23. 【請求項23】 前記識別情報には、その携帯端末がい
    ずれのグループに属するかが示されるとともに、そのサ
    ービスの提供先となるグループに属することが示された
    識別情報をもつ端末との間で前記通信を確立することを
    特徴とする請求項22に記載のサービス提供装置。
  24. 【請求項24】 前記通信部は、前記通信が確立した携
    帯端末に対しては、所定のグループ向けの限定情報を配
    信することを特徴とする請求項22または23に記載の
    サービス提供装置。
  25. 【請求項25】 前記通信部は、前記通信が確立した携
    帯端末に対しては、所定のグループ向けにインターネッ
    ト接続サービスが提供される店舗内において、その端末
    のインターネットへの接続を中継することを特徴とする
    請求項22から24のいずれかに記載のサービス提供装
    置。
  26. 【請求項26】 前記通信部は、電子決済に必要な個人
    情報を格納した記録媒体と連携する携帯端末を介してそ
    の個人情報を受信した場合に、その端末から別途受け取
    る指示に基づいて電子決済を処理するための情報を送信
    することを特徴とする請求項22から25のいずれかに
    記載のサービス提供装置。
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