JP2003099354A - 情報提供システム及び視聴者装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツをサーバから視聴者装置へ効率的
に送信する。 【解決手段】 コンテンツ３３を記憶する一次キャッシ
ュサーバ１５を有する情報提供サーバ１３に対してネッ
トワーク１を介して二次キャッシュサーバ１７を有する
中継局１４を接続し、この中継局に三次キャッシュサー
バ２３を有した複数の視聴者装置１６を接続した情報提
供システムにおいて、情報提供サーバは、各視聴者装置
において購入されると予想されるコンテンツを中継局を
介して予め視聴者装置の三次キャッシュサーバへ書込む
コンテンツ書込手段を有し、各視聴者装置は、購入指定
され表示出力すべきコンテンツを一次、二次、三次キャ
ッシュサーバのうちのいずれか自己に近いキャッシュサ
ーバから取得するコンテンツ取得手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供サーバか
らネットワークを介して提供される有料のコンテンツ
を、ネットワーク、中継局、この中継局のネットワーク
を介して接続された各視聴者装置へ提供する情報提供シ
ステム及び視聴者装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、各家庭に配設された情報端末装置
と、インターネットを介して各種情報を有料又は無料で
提供するＷｅｂサーバとの間に形成される通信回線の伝
送速度が高速化されている。ＴＶ装置等の大画面に表示
しても遜色のない動画像を実時間で表示できる大容量の
コンテンツ（表示情報）を高速で送受信できる。

【０００３】したがって、各視聴者は、各家庭に配設さ
れた視聴者装置において、インターネットを介して各Ｗ
ｅｂサーバにアクセスして、この各Ｗｅｂサーバが提供
する有料又は無料のコンテンツを取り寄せ、映画や、ニ
ュースを検索したり鑑賞することができる。

【０００４】図４は、各家庭に配設された視聴者装置を
中継局としてのＣＡＴＶ局及びインターネットを介して
情報提供サーバとしてのＷｅｂサーバに接続可能にした
情報提供システムの概略構成を示す模式図である。

【０００５】インターネット１に対して、メールサーバ
２、複数のＷｅｂサーバ３、ＣＡＴＶ局４が接続されて
いる。このＣＡＴＶ局４は、ケーブル網（ＨＦＣ：hybr
id Fiber Coaxial）5を介して各家庭に設置されたＴＶ
単独装置に対して通常のＴＶ番組を提供できるととも
に、インターネット通信におけるプロバイダの機能を有
する。

【０００６】このプロバイダとしてのＣＡＴＶ局４内に
は、インターネット１を介して各Ｗｅｂサーバ３との間
で各種の情報交換を実施するためのルータ６と、同一の
ケーブル網５を介して接続された各家庭の視聴者装置７
との間で各種の情報交換を実施するためのＣＭＴＳ（Ca
ble Modem Termination System）8が組込まれている。

【０００７】また、各家庭に設置された視聴者装置７内
には、ケーブル網５を介して、ＣＡＴＶ局４との間で情
報交換を実施するためのＣＭ（Cable Modem ケーブル
・モデム）９、例えばパーソナル・コンピュータ（Ｐ
Ｃ）からなる情報端末１０、ＴＶ装置１１が組込まれて
いる。

【０００８】各Ｗｅｂサーバ３は、静止画像は勿論のこ
と、ニュースや、ＴＶ番組や、映画や、天気予報や交通
情報や経済情報を含む各コンテンツ（表示情報）を、有
料又は無料でインターネット１を介して不特定多数の視
聴者に提供する。各家庭に設置された視聴者装置７は、
ＣＡＴＶ局４及びインターネット１を介して、各Ｗｅｂ
サーバ３にアクセスして、自己が購入したいコンテンツ
を例えば各Ｗｅｂサーバ３から送信されてくる番組表を
情報端末１０の表示画面上で選択する。この場合、選択
したコンテンツを直ちに視聴する場合と、自己が視聴し
たいコンテンツ予約する場合とがある。

【０００９】Ｗｅｂサーバ３は、各家庭の視聴者装置７
からコンテンツの購入指示をインターネット１を介して
受信すると、この購入指示を視聴者毎のコンテンツ売上
げファイルに登録する。そして、このコンテンツを直ち
に視聴する場合は、該当コンテンツを即座に購入元の視
聴者装置７へ送信する。また、視聴時刻を指定した購入
予約の場合は、購入予約されたコンテンツを指定された
日時に購入元の視聴者装置７へ送信する。

【００１０】各家庭の視聴者装置７は、Ｗｅｂサーバ３
からＣＡＴＶ局４を経由して受信したコンテンツをＴＶ
装置１１に表示出力する。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４に
示す情報提システムにおいてもまだ解消すべき次のよう
な課題があった。

【００１２】すなわち、各Ｗｅｂサーバ３に対して、中
継局としてのＣＡＴＶ局４を介して多数の視聴者装置７
からアクセスが可能である。そして、各Ｗｅｂサーバ３
は、各視聴者装置７からコンテンツの購入指定を受領す
ると、自己の記憶装置に記憶されている指定されたコン
テンツを読出して、コンテンツの購入元の視聴者装置７
へ送信する必要がある。

【００１３】しかし、コンテンツを記憶する記憶装置の
記憶容量にも一定の制限があるので、同一コンテンツの
記憶数にも一定の制限がある。そのため、同一のコンテ
ンツに対して同一時間帯に多数の購入指定が発生した場
合は、コンテンツの送信が遅れる視聴者装置７が生じる
懸念がある。

【００１４】また、夜の６時〜１０時の時間帯によって
はＷｅｂサーバ３やインターネット１、ＣＡＴＶ局４等
に対する負荷が集中し、コンテンツの伝送速度が低下す
る問題が生じる懸念がある。伝送速度が低下すると、視
聴者装置７のＴＶ装置１１に表示される動画像の画質が
低下する懸念がある。

【００１５】さらに、人気のあるコンテンツにおいて
は、販売開始直後に各視聴者装置７から販売元のＷｅｂ
サーバ３に対してインターネット１を介したアクセスが
殺到するので、インターネット１自体の運用に悪影響が
発生する懸念がある。

【００１６】さらに、コンテンツ提供者は、各視聴者に
各コンテンツを販売する場合に、販売するコンテンツの
種類毎に、種々の販売条件（視聴者側から見ると購入条
件）を設定したい場合がある。例えば、新作の映画の場
合、視聴者に１度だけ視聴を許可する。旧作の映画や語
学学習のコンテンツの場合は、視聴者装置側で録画可能
とし、同一コンテンツを何回も視聴可能とし、さらに、
著作権保護の観点から、同一コンテンツを何回も視聴す
ることは可能であるが、該当コンテンツの複写（コピ
ー）を禁止する等の対策を施したい場合がある。

【００１７】そして、同一コンテンツであっても、販売
条件（購入条件）に応じて販売料金に変化を設定したい
場合がある。

【００１８】しかし、図４に示す情報提供システムにお
いては、各Ｗｅｂサーバ３から購入要求元の視聴者装置
７へ一旦送付されたコンテンツの処置は購入者の裁量に
任す以外に方法がない。

【００１９】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、視聴者装置にコンテンツを一時記憶する
キャッシュサーバを設けることによって、情報提供サー
バからネットワークを介して各視聴者装置へコンテンツ
を送信するタイミングを分散でき、ネットワークを含む
伝送路の負荷分散を図ることができ、視聴者装置からコ
ンテンツを購入する視聴者にとって、高速でかつ高品質
の映像を視聴でき、かつ、コンテンツ提供者にとって
も、権利関係を十分配慮してコンテンツを各視聴者装置
へ配信できる情報提供システム及び視聴者装置を提供す
ることを目的とする。

【００２０】

【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の情報提供システムは、ネットワークを介し
て有料で提供可能な全てのコンテンツを記憶する一次キ
ャッシュサーバを有する情報提供サーバと、この情報提
供サーバに対してネットワークを介して接続され、情報
提供サーバから受信したコンテンツを一時記憶する二次
キャッシュサーバ有する中継局と、この中継局に対して
ネットワークを介して接続され、情報提供サーバから受
信した一部のコンテンツを記憶する三次キャッシュサー
バを有し、操作部を介して購入指定されたコンテンツを
表示装置へ表示出力する複数の視聴者装置とを備えてい
る。

【００２１】さらに、情報提供サーバに対して、各視聴
者装置において購入されると予想されるコンテンツを中
継局を介して予め視聴者装置の三次キャッシュサーバへ
書込むコンテンツ書込手段を付加している。また、各視
聴者装置に対して、購入指定され表示出力すべきコンテ
ンツを一次、二次、三次キャッシュサーバのうちのいず
れか自己に近いキャッシュサーバから取得するコンテン
ツ取得手段を付加している。

【００２２】このように構成された情報提供システムに
おいては、各視聴者装置の三次キャッシュサーバには、
各視聴者装置において購入されると予想されるコンテン
ツが予め記憶保持されているので、各視聴者装置におい
て、視聴者がコンテンツの購入指定を実施すると、三次
キャッシュサーバに記憶されているコンテンツが指定さ
れる確率が高くなるので、情報提供サーバから各視聴者
装置へ該当コンテンツを送信する必要がないので、情報
提供サーバ及びネットワークの負担が一時期に集中する
のを未然に防止できる。また、コンテンツの購入指定を
実施してから、短時間で目標コンテンツが表示装置に表
示される。

【００２３】また、別の発明は、上述した発明の情報処
理システムにおける情報提供サーバは、各視聴者装置に
おいて購入されると予想される複数のコンテンツを予め
中継局の二次キャッシュサーバへ書込むコンテンツ書込
手段を有している。

【００２４】このように構成された情報提供システムに
おいては、情報提供サーバの一次キャッシュサーバに記
憶されている提供可能な全てのコンテンツのうち購入さ
れると予想される複数のコンテンツが予め中継局の二次
キャッシュサーバに記憶保持されるので、中継局から各
視聴者装置へ該当コンテンツが送信され、情報提供サー
バから各視聴者装置へ該当コンテンツを送信する必要が
ない。

【００２５】また、別の発明は、上述した発明の情報処
理システムにおける各視聴者装置に対して、中継局から
受信し三次キャッシュサーバへ書込むコンテンツを暗号
化するとともに、この三次キャッシュサーバから読出し
て表示装置へ表示するコンテンツを復号化する暗号復号
手段を付加している。

【００２６】このように構成された情報処理システムに
おいては、視聴者装置に設けられた三次キャッシュサー
バには、コンテンツが暗号化された状態で書込まれてい
るので、たとえ第三者がこの三次キャッシュサーバのみ
を視聴者装置から取外してコンテンツを再生することが
できないので、コンテンツの安全性が確保される。

【００２７】また、別の発明は、上述した発明の情報処
理システムにおける各視聴者装置に対して、中継局から
受信したコンテンツの三次キャッシュサーバに対する書
込み可否と、この三次キャッシュサーバから読出されて
表示装置へ表示されるコンテンツにおける三次キャッシ
ュサーバからの読出時期及び読出回数とを制御する権利
関係保護処理手段を付加している。

【００２８】このように構成された情報処理システムに
おいては、コンテンツ提供者は、情報提供サーバから各
視聴者装置へ送信された各コンテンツの権利関係の保護
を図ることができる。

【００２９】また、別の発明は、ネットワークを介して
接続された情報提供サーバの一次キャッシュサーバに記
憶された有料で提供可能な全てのコンテンツのうちの操
作部を介して購入指定されたコンテンツを取得して自己
の表示装置に表示出力する視聴者装置に適用される。

【００３０】そして、この視聴者装置には、情報提供サ
ーバから送信された購入すると予想されるコンテンツを
記憶する三次キャッシュサーバと、購入指定され表示出
力すべきコンテンツを一次キャッシュサーバ及び三次キ
ャッシュサーバのうち自己に近いキャッシュサーバから
取得するコンテンツ取得手段とが網けられている。

【００３１】さらに別の発明は、上述した発明の視聴者
装置に対して、さらに、三次キャッシュサーバから読出
されて表示装置へ表示されるコンテンツにおける三次キ
ャッシュサーバからの読出時期及び読出回数を制御する
権利関係保護処理手段を備えている。

【００３２】このように構成された視聴者装置において
も、先の発明の情報提供システムにおける視聴者装置と
ほぼ同じ作用効果を奏することが可能である。

【００３３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図１は実施形態に係る視聴者装置が
組込まれた情報提供システムの概略構成を示す模式図で
ある。図４に示す従来の情報提供システムと同一部分に
は同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略す
る。

【００３４】インターネット１に対して、メールサーバ
２、情報提供サーバとしての複数のＷｅｂサーバ１３、
ＣＡＴＶ局１４が接続されている。各Ｗｅｂサーバ１３
内には、有料でインターネット１を介して不特定多数の
視聴者に提供する、静止画像は勿論のこと、ニュース
や、ＴＶ番組や、映画や、天気予報や交通情報や経済情
報を含む全てのコンテンツを記憶する一次キャッシュサ
ーバ１５が組込まれている。

【００３５】ＣＡＴＶ局１４は、ケーブル網（ＨＦＣ）
５を介して各家庭に設置されたＴＶ単独装置に対して通
常のＴＶ番組を提供できるとともに、インターネット通
信におけるプロバイダの機能を有する。このプロバイダ
としてのＣＡＴＶ局１４内には、インターネット１を介
して各Ｗｅｂサーバ１３との間で各種の情報交換を実施
するためのルータ６と、同一のケーブル網５を介して接
続された各家庭の視聴者装置１６との間で各種の情報交
換を実施するためのＣＭＴＳ８と、二次キャッシュサー
バ１７が設けられている。

【００３６】この二次キャッシュサーバ１７内には、各
Ｗｅｂサーバ１３の一次キャッシュサーバ１５に記憶さ
れている有料で提供可能な全てのコンテンツのうちの各
視聴者装置１６において購入されると予測される複数の
コンテンツが記憶されている。

【００３７】また、各家庭に設置された視聴者装置１６
内には、ケーブル網５を介して、ＣＡＴＶ局１４との間
で情報交換を実施するためのＣＭ（ケーブル・モデム）
１８、クライアント装置１９、ＴＶ装置２０、視聴者が
コンテンツの購入指示等を操作入力するためのリモコン
装置２１、暗号復号化装置２２、例えばＨＤＤ（ハード
ディスク装置）等の外部記憶装置で構成された３次キャ
ッシュサーバ２３等が組込まれている。

【００３８】３次キャッシュサーバ２３内には、各Ｗｅ
ｂサーバ１３の一次キャッシュサーバ１５に記憶されて
いる有料で提供可能な全てのコンテンツのうちの該当視
聴者装置１６において購入されると予測されるコンテン
ツが記憶されている。

【００３９】図２は、各視聴者装置１６の詳細構成を示
すブロック構成図である。コンピュータ等の情報処理装
置で構成されたクライアント装置１９内には、コンテン
ツ分類処理部２４、復号器２５、データ分離部２６、コ
ンテンツデータ処理部２７、表示制御部２８、暗号器２
９、リモコン制御部３０、購入表示選択部３１、購入促
進処理部３２が組込まれている。

【００４０】図３は、Ｗｅｂサーバ１３又はＣＡＴＶ局
１４からＣＭ１８を介してこのクライアント装置１２内
に入力されるパケット形式のコンテンツのデータ構成図
である。図示するように、送信すべきコンテンツ３３に
対して、このコンテンツ３３の表題や識別番号を示すメ
タデータ３４、及び種別購入属性３５が付されている。

【００４１】次に、この各コンテンツ３３に付された種
別購入属性３５を説明する。種別購入属性３５とは、各
コンテンツ３３のコンテンツ種別と、各視聴者に対して
このコンテンツ３３の購入（販売）形態とを組合せたも
のである。

【００４２】コンテンツ３３は、大きく分けて、ストリ
ーミング・コンテンツ（StreamingContents）と、パッ
ケージ・コンテンツ（Packaged Contents）とがある。

【００４３】さらに、ストリーミング・コンテンツに
は、放送が約束された時間帯にのみ配布される生放送番
組と、この生放送番組と同一の内容ではあるが配布され
る時間帯を視聴者が選択できるオンデマンド（On-Deman
d）番組とがある。

【００４４】一方、パッケージ・コンテンツとは、コン
テンツをパッケージ化したものであり、パッケージその
ものが配布される場合と内容が変換（編集）されて配布
される場合とがある。

【００４５】さらに、コンテンツの購入（販売）の促進
形態は、大きく分けて、（ａ）予約購入促進(Schedule
d)、（ｂ）予測購入促進(Predict)、及び（ｃ）即時購
入促進(On-Demand)の３形態がある。以下、各形態の特
徴を説明する。

【００４６】（ａ）予約購入促進(Scheduled) 予約購入促進は、コンテンツ提供者（販売者）が、コン
テンツの販売期間又は予約期間、予約日による割引率、
購入量による割引率、購入時刻等を視聴者に明示し、予
約購入を促進する方法である。そして、視聴者によって
予約されたコンテンツ（表示情報：番組）は前もってサ
ーバ側の配信の方針に基づいて視聴者装置１６内の三次
キャッシュサーバ２３内に暗号化された状態で記憶され
る。

【００４７】そして、購入時刻が到来するまでは三次キ
ャッシュサーバ２３の記憶内容は視聴者には隠蔽されて
いて、視聴者装置１６の表示画面（ＴＶ装置２０）には
明示されない。購入（視聴）時刻が到来すると、視聴者
に配送が伝えられるとともに、例えば表示購入の場合は
三次キャッシュサーバ２３から目的のコンテンツが視聴
者装置の表示画面に表示される。

【００４８】視聴者は、該当コンテンツ３３の予約購入
時に自分の番組表を作り、自己の視聴者装置１５に登録
して番組管理を行うことにより、自己が予約購入した目
的のコンテンツ３３を指定の時刻にＴＶ装置２０で視聴
することができる。

【００４９】なお、視聴者装置１６内部の三次キャッシ
ュサーバ２３がコンテンツ供給者から貸与（レンタル）
されている場合は、視聴者装置１６内部で、コンテンツ
供給者が所有権利を有する三次キャッシュサーバ２３か
ら視聴者が所有権利を有するＴＶ装置２０等にコンテン
ツ３３が伝送される。

【００５０】（ｂ）予測購入促進(Predict) 予測購入促進は、コンテンツ提供者（販売者）が、コン
テンツ購入の視聴指向を予測することにより、視聴者に
とって購入優先度の高いコンテンツ３３を決定し、その
コンテンツ３３を視聴者装置１６内の三次キャッシュサ
ーバ２３に予め蓄積しておくことにより、視聴者が該当
コンテンツ３３に対する購入操作を行うと、高速、かつ
高安全に該当コンテンツ３３を購入できる方法である。

【００５１】人気の高いコンテンツ３３は発売当日に購
入が殺到することが考えられる。そのような場合、この
予測購入促進により視聴者装置１６内の三次キャッシュ
サーバ２３内に、人気のコンテンツ３３を記憶しておけ
ば、高速、高安全、高品質でそのコンテンツ３３を視聴
者に届けることができる。

【００５２】前述した、予約購入促進と同様に、視聴者
装置１６内部の三次キャッシュサーバ２３がコンテンツ
供給者から貸与（レンタル）されている場合は、視聴者
装置１６内部で、コンテンツ供給者が所有権利を有する
三次キャッシュサーバ２３から視聴者が所有権利を有す
るＴＶ装置２０等にコンテンツ３３が伝送される。

【００５３】（ｃ）即時購入促進(On-Demand) 即時購入促進は、視聴者がコンテンツ３３の購入を行っ
た場合、即時に当該コンテンツ３３を視聴者装置１６へ
伝送する方法である。この場合、予測購入促進によって
視聴者装置１６内の三次キャッシュサーバ２３に蓄積さ
れているコンテンツ３３がヒットする場合もある。

【００５４】なお、三次キャッシュサーバ２３に蓄積さ
れているコンテンツ２３にヒットしなかった場合は、Ｗ
ｅｂサーバ１３内の一次キャッシュサーバ１５又はＣＡ
ＴＶ局１４の二次キャッシュサーバ１７から該当コンテ
ンツ３３が視聴者装置１６へ伝送されることになる。

【００５５】即時購入されるコンテンツ３３が視聴者装
置１６の三次キャッシュサーバ２３に記憶されているコ
ンテンツ３３にヒットした場合は、視聴者装置１６内部
で、コンテンツ供給者が所有権利を有する三次キャッシ
ュサーバ２３から視聴者が所有権利を有するＴＶ装置２
０へコンテンツ３３の伝送が行われる。

【００５６】さらに、コンテンツ提供者が、視聴者に対
してコンテンツ３３を提供する時における、料金や著作
権上の制約から、提供するコンテンツ３３に対して、 （ａ）ＴＶ装置で表示（視聴）するのみ （ｂ）録画するのみ （ｃ）表示（視聴）及び録画が可能 の３種類の購入条件がある。

【００５７】したがって、この視聴者装置１６のクライ
アント装置１９で扱われるコンテンツ３３の種別購入購
入形態としては、上述した３種類の購入促進形態と、３
種類の購入条件と、パッケージ形態との組合せで、表１
に示すように、(1)〜(12)の合計１２種類存在する。こ
の合計１２種類の種別購入属性３５が図３に示すように
コンテンツ３３の先頭部分に付される。

【００５８】

【表１】 この表１においては、ストリーム・コンテンツとパッケ
ージ・コンテンツとの各コンテンツ種別に対して、合計
１２種類の各種別購入属性３５のコンテンツ自体を選択
することの可否、三次キャッシュサーバ２３に該当コン
テンツ３３を一時格納可能か否かを示す。

【００５９】例えば、(1)の「表示・予約購入」は、予
約購入であるので、パッケージ・コンテンツはこめ三次
キャッシュサーバ２３に書込んでおき、視聴者が指定し
た時刻にこの三次キャッシュサーバ２３から読出してＴ
Ｖ装置２０に表示できるように、三次キャッシュサーバ
２３に対する適用可能と設定されている。また、ストリ
ーム・コンテンツは主に生放送であるので、コンテンツ
３３を予め記憶保持することは不可能であるので、三次
キャッシュサーバ２３に対する適用不可能と設定されて
いる。

【００６０】さらに、(5)〜(8)の「購入予測」の各種別
購入属性３５は、各Ｗｅｂサーバ１３の一次キャッシュ
サーバ１５に記憶されている有料で提供可能な全てのコ
ンテンツのうち該当視聴者装置１６において購入される
と予測されるコンテンツ３３であるので、パッケージ・
コンテンツのみに適用される。

【００６１】また、(9)〜(12)の「即時購入」の各種別
購入属性３５は、三次キャッシュサーバ２３に対する適
用は、ストリーム・コンテンツとパッケージ・コンテン
ツとの各コンテンツ種別毎にまちまちである。

【００６２】図２において、コンテンツ分類処理部２４
は、Ｗｅｂサーバ１３又はＣＡＴＶ局１４からＣＭ１８
を介してこのクライアント装置１２内へ取込んだ、図３
に示すパケット形式のコンテンツ３３を、このコンテン
ツ３３に付された種別購入属性３５に基づいて、この情
報蓄積表示システム６内における処理形態を示す複数種
類に分類する。

【００６３】また、コンテンツ分類処理部２４は、ＣＭ
１８を介して入力されたメタデータ３４を集約したコン
テンツ一覧表（番組一覧表）をデータ分離部２６へ送出
する。データ分離部２６で分離されたコンテンツ一覧表
（番組一覧表）は、購入促進処理部３２、購入表示選択
部３１、暗号器２９を介してＴＶ装置２０へ表示され
る。

【００６４】視聴者がリモコン装置２１を操作して、表
示されているコンテンツ一覧表（番組一覧表）から、前
述した購入条件を及びコンテンツ３３を指定して購入操
作すると、この購入情報は、リモコン制御部３０、購入
表示選択部３１、購入促進処理部３２を介してＣＭ１８
を経由して該当コンテンツ３３の提供元のＷｅｂサーバ
１３へ送信される。

【００６５】Ｗｅｂサーバ１３は、各家庭の視聴者装置
１６からコンテンツの購入指示をインターナット１を介
して受信すると、この購入指示を視聴者毎のコンテンツ
売上げファイルに登録する。さらに、この購入指示とコ
ンテンツ３３の種別に基づいて該当コンテンツ３３に付
すべき種別購入属性３５を作成する。次に、該当コンテ
ンツ３３が購入要求元の視聴者装置１６の三次キャッシ
ュサーバ２３に自己が予めダウンロードしていた場合
は、この購入要求元の視聴者装置１６へ種別購入属性３
５、及びコンテンツ３３を特定するメタデータ３４を送
信する。

【００６６】Ｗｅｂサーバ１３は、該当コンテンツ３３
が購入要求元の視聴者装置１６の三次キャッシュサーバ
２３に存在せず、ＣＡＴＶ局１４の二次キャッシュサー
バ１７に自己が予めダウンロードしていた場合は、この
ＣＡＴＶ局１４へ種別購入属性３５及びメタデータ３４
を送信する。ＣＡＴＶ局１４の二次キャッシュサーバ１
７にも存在しない場合は、自己の一次キャッシュサーバ
１５から該当コンテンツ３３及びメタデータ３４を読出
して、図３に示すように、種別購入属性３５を付して、
購入要求元の視聴者装置１６へ送信する。

【００６７】Ｗｅｂサーバ１３から種別購入属性３５及
びメタデータ３４を受信したＣＡＴＶ局１４は、自己の
二次キャッシュサーバ１７から該当該当コンテンツ３３
及びメタデータ３４を読出して、図３に示すように、種
別購入属性３５を付して、購入要求元の視聴者装置１６
へ送信する。

【００６８】さらに、Ｗｅｂサーバ１３は、コンテンツ
提供者（操作者）の送信操作に基づいて、各視聴者装置
１６で購入が予測されるコンテンツ３３を前述した表１
の(5)〜(8)の各種別購入属性３５を付して各視聴者装置
１６へ送信しておく。

【００６９】図２のクライアント装置１９内のコンテン
ツ分類処理部２４は、入力されたコンテンツ３３の購入
種別属性３５が、(1)〜(4)の予約購入、及び(5)〜(8)の
購入予測の場合は、コンテンツ３３及びメタデータ３４
を暗号復号化装置３２へ送出する。さらに、このコンテ
ンツ分類処理部２４は、入力されたコンテンツ３３の購
入種別属性３５が、(9)〜(12)の即時購入の場合は、三
次キャッシュサーバ２３に書き込む必要がないので、こ
の入力されたコンテンツ３３を直ちにデータ分離部２６
へ送出する。

【００７０】図２のクライアント装置１９内の復号器２
５は、暗号復号化装置３２から入力された暗号化された
コンテンツ３３及びメタデータ３４を復号化してデータ
分離部２６へ送信する。

【００７１】データ分離部２６は、データ分離部２６か
ら出力された復号化されたコンテンツ３３及びコンテン
ツ分類処理部２４から入力されたコンテンツ３３を次の
コンテンツデータ処理部２７へ送出する。コンテンツ３
３は、コンテンツデータ処理部２７でデータ処理され、
表示制御部２８で表示データに編集され、暗号器２９で
暗号化されて、ＴＶ装置２０へ送信される。

【００７２】ＴＶ装置２０内には復号器が組込まれてお
り、入力した暗号化されたコンテンツ３３を復号してＴ
Ｖ画面に表示出力する。

【００７３】図２のクライアント装置１９内のコンテン
ツ分類処理部２４は、Ｗｅｂサーバ１３から種別購入属
性３４とメサデータ３４のみが入力した場合、対応する
コンテンツ３３は自己の三次キャッシュサーバ２３に記
憶されているので、この種別購入属性３４とメサデータ
３４とを暗号復号化装置２２内の記憶装置アクセス部３
９へ送出する。

【００７４】次に、暗号復号化装置２２及び三次キャッ
シュサーバ２３の構成及びその動作を説明する。この暗
号復号化装置２２内には、復号器３６、権利関係保護処
理部３７、暗号化器３８、記憶装置アクセス部３９とが
組込まれている。また、外部記憶装置からなる三次キャ
ッシュサーバ２３内には、非暗号化状態のコンテンツ３
３及びこのコンテンツを特定するメタデータ３４を記憶
する領域４１と、暗号化状態のコンテンツ３３及びこの
コンテンツを特定するメタデータ３４を記憶する領域４
２とが形成されている。

【００７５】復号器３６は、このクライアント装置１９
に入力され、三次キャッシュサーバ２３に書込むべきコ
ンテンツ３３のうち、既にＷｅｂサーバ１３で暗号化さ
れていたコンテンツ３３を復号化する。暗号化器３８
は、三次キャッシュサーバ２３に書込むべきコンテンツ
３３を暗号化する。なお、メタデータ３４は暗号化しな
い、なお、暗号化しないコンテンツ３３も存在する。

【００７６】記憶装置アクセス部３９は、三次キャッシ
ュサーバ２３の各領域４１、４２に対する非暗号化状態
及び暗号化状態のコンテンツ３３及び付随する各メタデ
ータ３４の書込みを実行する。さらに、記憶装置アクセ
ス部３９は、コンテンツ分離処理部２４のメタデータ３
４を指定した読出指令に従って、三次キャッシュサーバ
２３の各領域４１、４２に記憶された対応するコンテン
ツ３３を読出す。

【００７７】暗号器４０は、記憶装置アクセス部３９に
て三次キャッシュサーバ２３から読出されてクライアン
ト装置１９へ送信するコンテンツ３３を暗号化する。

【００７８】このように、この暗号復号化装置２２、及
びクライアント装置１９に組込まれた復号器２５は、重
要なコンテンツ３３に対しては、暗号化を実施して三次
キャッシュサーバ２３に書込み、三次キャッシュサーバ
２３から読出した暗号化されたコンテンツ３３を復号化
して、データ分離部２６を経てＴＶ装置２０へ供給する
機能を有する。

【００７９】さらに、権利関係保護処理部３７は、各コ
ンテンツ３３に付された種別購入俗属性３５に含まれる
前述した購入条件に基づいて、ＣＡＴＶ局１４から受信
したコンテンツ３３の三次キャッシュサーバ２３に対す
る書込み可否と、この三次キャッシュサーバ２３から読
出されてＴＶ装置２０へ表示されるコンテンツ３３にお
ける三次キャッシュサーバ２３２からの読出時期及び読
出回数とを制御する。

【００８０】このように構成された情報提供システムに
おいて、三次キャッシュサーバ２３に対するコンテンツ
３３の、Ａ書込動作、Ｂ読出動作、Ｃ消去・更新動作
と、前述したコンテンツ３３の種別購入属性３５と、権
利関係保護処理部３７との関係について説明する。

【００８１】Ａ 書込動作 １． 予約購入されたコンテンツが蓄積される 表１の(1)〜(4)の予約購入されたコンテンツ３３は、Ｗ
ｅｂサーバ１３の一次キャッシュサーバ１５、又はＣＡ
ＴＶ局１４の二次キャッシュサーバ１７より、コンテン
ツ提供者側の都合に従って、このコンテンツ３３の購入
期日（視聴期日）前までに、視聴者装置１６に伝送され
る。暗号化されて伝送されたコンテンツ２３は復号器３
６で復号され、その後、暗号器３８で別の方式で暗号化
され三次キャッシュサーバ２３に保存される。

【００８２】権利関係保護処理部３７によりこのコンテ
ンツ３３の所有権利者はコンテンツ提供者のみに設定さ
れている。購入時刻（視聴時刻）に到達した時に、権利
関係保護処理部３７により、視聴者に該当コンテンツ３
３の読出しの権利が与えられる。

【００８３】２． 予測購入のコンテンツが蓄積される 表１の(5)〜(8)のコンテンツ提供者が指定したコンテン
ツ３３が三次キャッシュサーバ２３に保存される。権利
関係保護処理部３７によりこのコンテンツの所有権利者
はコンテンツ提供者のみに設定されている。その後に、
視聴者にて予約購入された場合は１と同様に購入時刻に
到達した時に、権利関係保護処理部３７により、視聴者
に読出しの権利が与えられる。

【００８４】３． 即時購入のコンテンツが蓄積される 表！の(9)〜(12)の即時購入されたコンテンツ３３のう
ちのコンテンツ提供者が指定したコンテンツ３３が三次
キャッシュサーバ２３に保存される。権利関係保護処理
部３７によりこのコンテンツ３３の所有権利者はコンテ
ンツ提供者のみに設定されている。その後に、視聴者に
て予約購入された場合は１と同様に購入時刻（視聴時
刻）に到達した時に、権利関係保護処理部３７により、
視聴者に読出しの権利が与えられる。

【００８５】Ｂ 読出動作 １． 予約購入されたコンテンツの場合 権利関係保護処理部３７により、購入時刻（視聴時刻）
に到達すると、コンテンツ提供者の所有権に対し視聴者
の参照権利付与がなされ、視聴者装置１６では、例えば
表１の(1)の表示購入の場合は、付与された権利により
表示のみができ、表示プログラムが動作し、三次キャッ
シュサーバ２３に記憶されている該当コンテンツ３３を
読出す。

【００８６】２． 予測購入のコンテンツの場合 該当コンテンツを視聴者が予約購入した場合、権利関係
保護処理部３７により、購入時刻（視聴時刻）に到達す
ると、コンテンツ提供者の所有権に対し視聴者の参照権
利付与がなされ、視聴者装置１６では、例えば表１の
(5)の表示購入の場合は、付与された権利により表示の
みができ、表示プログラムが動作し、三次キャッシュサ
ーバ２３に記憶されている該当コンテンツ３３を読出
す。

【００８７】３． 即時購入されたコンテンツの場合 該当コンテンツを視聴者が購入した時に、権利関係保護
処理部３７により、コンテンツ提供者の所有権に対し視
聴者の参照権利付与がなされ、視聴者装置１６では、例
えば表１の(9)の表示購入の場合は、付与された権利に
より表示のみができ、表示プログラムが動作し、三次キ
ャッシュサーバ２３に記憶されている該当コンテンツ３
３を読出す。

【００８８】Ｃ 消去・更新動作 １、 予測購入のコンテンツの場合 該当コンテンツを視聴者が予約購入しなかった場合は、
購入時刻以降にそのコンテンツ３３は消去されるのが基
本的な動作であるが、即時購入のコンテンツ３３として
そのまま保持することもある。

【００８９】２、 即時購入のコンテンツの場合 予め定められた時間、時刻を経過した場合、又は記憶さ
れていない別のコンテンツ３３が購入されて三次キャッ
シュサーバ２３の空容量が少なくなった場合には消去さ
れる。

【００９０】なお、予め定められた時間、時刻を経過し
た場合でも予測購入や即時購入を目的とした新しいコン
テンツ３３が送られてくるまで消去を先に延ばすことも
ある。また、予め定められた時間、時刻に達する前に同
じコンテンツ３３の更新版(例えば、同じ日付の新聞で
も、刷り上る時刻によって版が違うのと同じ)が送られ
てきた場合はこのコンテンツ３３を更新する。

【００９１】このように構成された情報提供システムに
おいては、各視聴者装置１６の三次キャッシュサーバ２
３には、各視聴者装置１６において視聴者によって購入
されると予想されるコンテンツ３３が予めＷｅｂサーバ
１３からダウンロードされて記憶保持されている。

【００９２】したがって、各視聴者装置１６において、
視聴者がリモコン装置２１を用いてコンテンツ３３の購
入指定を実施すると、三次キャッシュサーバ２３に記憶
されているコンテンツ３３が指定される確率が高くな
る。その結果。Ｗｅｂサーバ１３からＣＡＴＶ局１４を
介して各視聴者装置１６へ該当コンテンツ３３を送信す
る必要がないので、Ｗｅｂサーバ１３及びインターネッ
ト１、ＣＡＴＶ局１４、ケーブル網５等の伝送系の負担
が一時期に集中するのを未然に防止できる。また、コン
テンツ３３の購入指定を実施してから、短時間で目標コ
ンテンツ３３がＴＶ装置２０に表示される。

【００９３】さらに、購入されると予想される複数のコ
ンテンツ３３が予めＣＡＴＶ局１４の二次キャッシュサ
ーバ１７に記憶保持されるので、ＣＡＴＶ局１４から各
視聴者装置１６へ該当コンテンツ３３が送信されるの
で、Ｗｅｂサーバ１３の処理負担をさらに軽減できる。

【００９４】また、三次キャッシュサーバ２３には、コ
ンテンツ２３が暗号化された状態で書込まれているの
で、コンテンツ３３の安全性が確保される。

【００９５】さらに、権利関係保護処理部３７を設けて
いるのでＷｅｂサーバ１３から各視聴者装置１６へ送信
された各コンテンツ３３の権利関係の保護を図ることが
できる。

【００９６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報提供
システム及び視聴者装置においては、視聴者装置に対し
て、購入されると予想されるコンテンツを一時記憶する
キャッシュサーバを設けている。

【００９７】したがって、情報提供サーバからネットワ
ークを介して各視聴者装置へコンテンツを送信するタイ
ミングを分散でき、ネットワークを含む伝送路の負荷分
散を図ることができる。さらに、視聴者装置からコンテ
ンツを購入する視聴者にとって、高速でかつ高品質の映
像を視聴でき、かつ、コンテンツの提供者にとっても、
権利関係を十分配慮してコンテンツを各視聴者装置へ配
信できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係わる視聴者装置が組込
まれた情報提供システムの概略構成を示す模式図

【図２】同実施形態の情報提供システムに組込まれた視
聴者装置の詳細構成を示すブロック図

【図３】同実施形態の情報提供システムで採用されるコ
ンテンツのデータ構成図

【図４】従来の情報提供システムの概略構成を示す模式
図

【符号の説明】

１…インターネット ５…ケーブル網 １３…Ｗｅｂサーバ １４…ＣＡＴＶ局 １５…一次キャッシュサーバ １６…視聴者装置 １７…二次キャッシュサーバ １９…クライアント装置 ２０…ＴＶ装置 ２１…リモコン装置 ２２…暗号符号化装置 ２３…三次キャッシュサーバ ２４…コンテンツ分類処理部 ２５、３６…復号器 ２６…データ分類器 ２９、３８、４０…暗号器 ３３…コンテンツ ３４…メタデータ ３５…識別購入属性 ３７…権利関係保護処理部 ３９…記憶装置アクセス部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介して有料で提供可能な
   全てのコンテンツを記憶する一次キャッシュサーバを有
   する情報提供サーバと、この情報提供サーバに対してネ
   ットワークを介して接続され、前記情報提供サーバから
   受信したコンテンツを一時記憶する二次キャッシュサー
   バ有する中継局と、この中継局に対してネットワークを
   介して接続され、前記情報提供サーバから受信した一部
   のコンテンツを記憶する三次キャッシュサーバを有し、
   操作部を介して購入指定されたコンテンツを表示装置へ
   表示出力する複数の視聴者装置とを備えた情報提供シス
   テムであって、 前記情報提供サーバは、各視聴者装置において購入され
   ると予想されるコンテンツを前記中継局を介して予め視
   聴者装置の三次キャッシュサーバへ書込むコンテンツ書
   込手段を有し、 前記各視聴者装置は、前記購入指定され表示出力すべき
   コンテンツを前記一次、二次、三次キャッシュサーバの
   うちのいずれか自己に近いキャッシュサーバから取得す
   るコンテンツ取得手段を有することを特徴とする情報提
   供システム。
2. 【請求項２】 前記情報提供サーバは、前記一次キャッ
   シュサーバに記憶された全てのコンテンツのうちの各視
   聴者装置において購入されると予想される複数のコンテ
   ンツを前記中継局の二次キャッシュサーバへ書込むコン
   テンツ書込み手段を有することを特徴とする請求項１記
   載の情報提供システム。
3. 【請求項３】 前記各視聴者装置は、前記中継局から受
   信し前記三次キャッシュサーバへ書込むコンテンツを暗
   号化するとともに、この三次キャッシュサーバから読出
   して前記表示装置へ表示するコンテンツを復号化する暗
   号復号手段を有することを特徴とする請求項２記載の情
   報提供システム。
4. 【請求項４】 前記各視聴者装置は、前記中継局から受
   信したコンテンツの前記三次キャッシュサーバに対する
   書込み可否と、この三次キャッシュサーバから読出され
   て前記表示装置へ表示されるコンテンツにおける前記三
   次キャッシュサーバからの読出時期及び読出回数とを制
   御する権利関係保護処理手段を有することを特徴とする
   請求項３記載の情報提供システム。
5. 【請求項５】 ネットワークを介して接続された情報提
   供サーバの一次キャッシュサーバに記憶された有料で提
   供可能な全てのコンテンツのうちの操作部を介して購入
   指定されたコンテンツを取得して自己の表示装置に表示
   出力する視聴者装置において、 前記情報提供サーバから送信された購入すると予想され
   るコンテンツを記憶する三次キャッシュサーバと、 前記購入指定され表示出力すべきコンテンツを前記一次
   キャッシュサーバ及び三次キャッシュサーバのうち自己
   に近いキャッシュサーバから取得するコンテンツ取得手
   段と、を備えた視聴者装置。
6. 【請求項６】 前記三次キャッシュサーバから読出され
   て前記表示装置へ表示されるコンテンツにおける前記三
   次キャッシュサーバからの読出時期及び読出回数を制御
   する権利関係保護処理手段を備えたことを特徴とする請
   求項５記載の視聴者装置。