JP2003099329A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

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JP2003099329A
JP2003099329A JP2001285797A JP2001285797A JP2003099329A JP 2003099329 A JP2003099329 A JP 2003099329A JP 2001285797 A JP2001285797 A JP 2001285797A JP 2001285797 A JP2001285797 A JP 2001285797A JP 2003099329 A JP2003099329 A JP 2003099329A
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Masahiro Yamada
雅弘 山田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツデータの記録と再生の際に共通し
た演算処理を管理情報に関して行い、この演算結果の変
化を判断することで、第三者の不正の複写等を防止する
ことができる情報処理装置を提供する。 【解決手段】 コンテンツデータの記憶領域に対する記
録処理及び再生処理のどちらか一方が要求されても、記
憶領域の管理情報に関して同一の演算を行い、演算結果
を過去の演算結果と比較して処理の正当性が判断できた
場合のみ処理を行う処理と、要求された記録処理及び再
生処理の一方を行うと共に、記憶領域の管理情報に関し
て同一の演算を再び行い、これにより過去の演算結果を
書き換える書換処理とを行う制御部11,12,13を
有する情報処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツデータ
を扱う情報処理装置及びその方法において、ハッシュ関
数等により処理を管理することで、管理情報の改竄によ
る不正な複写処理を防止する情報処理装置及びその方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、デジタル情報の情報処理装置の飛
躍的な普及に伴い、情報の複写が容易となるに従って、
様々なセキュリティ技術が改良を重ねてきている。コン
テンツの不正な複製を防ぐ方法として、例えば、特開2
000−305846号公報があり、EMD(Electric
al Music Distribution)サーバや、CD(Compact Dis
k)やIEC(International Electrotechnical Commis
sion)60958端子から音楽などのコンテンツをパソ
コン(Personal computer)にダウンロードしたり、ポ
ータブルデバイスとコンテンツをやりとりする処理を、
著作権者の意志に反して無制限に行われることを防ぎつ
つ実現するものである。そのために、パソコンにコンテ
ンツを暗号化して記録し、記録されている曲の暗号鍵や
利用条件などのデータベースのハッシュ値を求め記録し
ている。
【0003】ここでは、EMDサーバからパソコンへの
ダウンロードはEMDサーバとの認証により、また、C
Dからパソコンへのダウンロードでは期限データベース
の照合により、パソコンへの無制限の複製を防止するこ
とができる。
【0004】すなわち、ハードディスクドライブにコン
テンツを記録した後、コンテンツデータベースのハッシ
ュ値をアダプタに記録しておく。そして、次に、コンテ
ンツをポータブルデバイスに移動するときにデータベー
スのハッシュを再計算して記録した過去のハッシュ値と
一致しているときのみ、途中で不当な第三者が管理情報
を改竄していないものとして、移動処理を可能としてい
る。このようにハッシュ関数を用いた判断処理を伴うこ
とにより、一度コンテンツの移動をした後にデータベー
スを改竄してもう一度移動しようとするような不正な複
製行為を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法によるセキュリティ技術も、次のような手の込ん
だ方法で管理情報を改竄されると、複写行為が可能とな
ってしまう。すなわち、最初に、曲Aがハードディスク
ドライブに記録されている状態で曲データベースのバッ
クアップを取った上で、曲Aをハードディスクドライブ
からポータブルデバイスに移動(再生処理)する。その
後でデータベースのバックアップを復活させて曲Aの移
動前の状態に戻す。その後、別の無関係な曲BをEMD
サーバやCDやポータブルデバイスからハードディスク
ドライブにダウンロードする(記録処理)ことでハッシ
ュ値を更新すれば、曲Aが移動済みであるという痕跡を
結果的に管理情報から消すことができる。従って、この
処理を何度も繰り返すことで、不正な第三者は、最初に
管理情報に定められた制限回数を無視して、曲Aを何回
でも移動することができてしまう。
【0006】つまり、上述した従来技術では、CDから
のダウンロードでは期限データベースを照合するもの
の、上述した手順を踏まれると、参照する期限データベ
ースの改竄の必要はなく、また、曲Aとは無関係の曲の
ダウンロードでよいため、期限データベースのチェック
はパスしてしまい、上記の不正行為を防ぐことはできな
い。
【0007】また、ポータブルデバイスからのダウンロ
ードでは短い異なる曲を何十曲もあらかじめダミー的に
作ってポータブルデバイスに用意しておくことで、曲A
を何十回も不正な複製を作ることができるので、従来技
術の方法では上記の不正行為を防ぐことはできないとい
う問題がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑みて、コンテンツデ
ータの記録と再生の際のそれぞれに、共通した演算処理
を管理情報に関して行い、この演算結果の変化を記録と
再生の際に判断することで上述した管理情報改竄の検出
を可能として、非常に高いセキュリティを有する情報処
理装置及びこの方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するべく、与えられるコンテンツデータを記憶領域に記
録しこれを再生する情報処理装置において、記憶領域の
管理情報に関して所定の演算を行い演算結果を出力する
第1演算手段と、前記第1演算手段から出力された演算
結果と所定領域に格納されている過去の演算結果とを比
較して要求される処理の正当性を判断する第1判断手段
と、前記第1判断手段の判断結果が正当なものであると
き、記録処理の要求に応じてコンテンツデータを前記記
憶領域に記録する記録手段と、前記記憶領域の管理情報
に関して前記所定の演算を行い演算結果を出力して前記
所定領域に格納されている過去の演算結果を書き換える
第1書換手段と、前記記憶領域の管理情報に関して前記
所定の演算を行い演算結果を出力する第2演算手段と、
前記第2演算手段から出力された演算結果と前記所定領
域に格納されている過去の演算結果とを比較して要求さ
れる処理の正当性を判断する第2判断手段と、前記第2
判断手段の判断結果が正当なものであるとき、再生処理
の要求に応じて前記コンテンツデータを前記記憶領域か
ら読み出して再生する再生手段と、再生処理の要求に応
じて前記記憶領域の管理情報に関して前記所定の演算を
行い演算結果を出力して前記所定領域に格納されている
過去の演算結果を書き換える第2書換手段とを具備する
ことを特徴とする情報処理装置である。
【0010】すなわち、従来装置であれば、記録処理と
再生処理との一方だけにハッシュ関数等の比較・判断機
能を設けるか、両方に設けていても相異する比較・判断
機能を設けていたので、記録処理と再生処理とを併用し
た改竄処理を排除することができないが、本発明によれ
ば、記録処理と再生処理との両者に共通したハッシュ関
数等の比較・判断機能を設けることにより、記録処理も
再生処理の場合と同様に何らかの処理をした痕跡を検出
することができるため、このような不正な処理を防止す
ることが可能な情報処理装置及びこれらの方法を提供す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る情報処理装置の一実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置においてポータブルデ
バイスからハードディスクドライブへの書込処理の一例
を示すフローチャート、図2はポータブルデバイスから
ハードディスクドライブへの書込処理の他の一例を示す
フローチャート、図3はEMDサーバからハードディス
クドライブへの書込処理の一例を示すフローチャート、
図4はIEC60958端子からハードディスクドライ
ブへの書込処理の一例を示すフローチャート、図5はハ
ードディスクドライブからポータブルデバイスへの読出
処理の一例を示すフローチャートである。更に、図6は
本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一例を示
すブロック図、図7は本発明に係るパーソナルコンピュ
ータの一例を示すブロック図、図8は本発明に係るポー
タブルデバイスの一例を示すブロック図、図9は本発明
に係るパーソナルコンピュータの一例の機能を示すブロ
ック図である。
【0012】これらの図において、情報処理装置として
のパーソナルコンピュータ1のハードディスクドライブ
21へのコンテンツデータの記録処理の4つの態様が図
1乃至図4のフローチャートで、再生処理が図5のフロ
ーチャートで示される。
【0013】更に図6乃至図9に記録処理及び再生処理
に係る装置として、管理システムと、パーソナルコンピ
ュータ、ポータブルデバイスとの構成が説明される。
【0014】<装置の構成>図1は、本発明に係るコン
テンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図であ
る。パーソナルコンピュータ1は、ローカルエリアネッ
トワークまたはインターネットなどから構成されるネッ
トワーク2に接続されている。パーソナルコンピュータ
1は、EMDサーバ4−1乃至4−3から受信した、ま
たは後述するCD(Compact Disc)から読み取った楽音
のデータ(以下、コンテンツと称する)を、所定の圧縮
の方式(例えば、ATRAC3(商標))に変換するとともに
DES(Data Encryption Standard)などの暗号化方式
で暗号化して記録する。
【0015】パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツに対応して、コンテンツの利用
条件を示す利用条件のデータを記録する。
【0016】利用条件のデータは、例えば、その利用条
件のデータに対応するコンテンツを同時に利用すること
ができるポータブルデバイス(Portable Device(PD
とも称する))の台数(後述する、いわゆるチェックア
ウトできるPDの台数)を示す。利用条件のデータに示
される数だけコンテンツをチェックアウトしたときで
も、パーソナルコンピュータ1は、そのコンテンツを再
生できる。
【0017】または、利用条件のデータは、コピーする
ことができることを示す。コンテンツをポータブルデバ
イス6−1乃至6−3にコピーしたとき、パーソナルコ
ンピュータ1は記録しているコンテンツを再生できる。
コンテンツの、ポータブルデバイス6−1乃至6−3に
記憶させることができる回数は、制限される場合があ
る。この場合、コピーできる回数は、増えることがな
い。
【0018】または、利用条件のデータは、他のパーソ
ナルコンピュータに移動することができるなどを示す。
ポータブルデバイス6−1乃至6−3にコンテンツを移
動させた後、パーソナルコンピュータ1が記録している
コンテンツは使用できなくなる(コンテンツが削除され
るか、または利用条件が変更されて使用できなくな
る)。
【0019】利用条件のデータの詳細は、後述する。
【0020】パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデー
タ(例えば、曲名、または再生条件など)と共に、US
B(Universal Serial Bus)ケーブル7−1を介して、
接続されているポータブルデバイス6−1に記憶させる
とともに、ポータブルデバイス6−1に記憶させたこと
に対応して、記憶させたコンテンツに対応する利用条件
のデータを更新する(以下、チェックアウトと称す
る)。より詳細には、チェックアウトしたとき、パーソ
ナルコンピュータ1が記録している、そのコンテンツに
対応する利用条件のデータのチェックアウトできる回数
は、1減らされる。チェックアウトできる回数が0のと
き、対応するコンテンツは、チェックアウトすることが
できない。
【0021】パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデー
タと共に、USBケーブル7−2を介して、接続されて
いるポータブルデバイス6−2に記憶させるとともに、
ポータブルデバイス6−2に記憶させたことに対応し
て、記憶させたコンテンツに対応する利用条件のデータ
を更新する。パーソナルコンピュータ1は、暗号化して
記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデー
タと共に、USBケーブル7−3を介して、接続されて
いるポータブルデバイス6−3に記憶させるとともに、
ポータブルデバイス6−3に記憶させたことに対応し
て、記憶させたコンテンツに対応する利用条件のデータ
を更新する。
【0022】また、パーソナルコンピュータ1は、US
Bケーブル7−1を介して、接続されているポータブル
デバイス6−1にパーソナルコンピュータ1がチェック
アウトしたコンテンツを、ポータブルデバイス6−1に
消去させて(または、使用できなくさせて)、消去させ
たコンテンツに対応する利用条件のデータを更新する
(以下、チェックインと称する)。より詳細には、チェ
ックインしたとき、パーソナルコンピュータ1が記録し
ている、対応するコンテンツの利用条件のデータのチェ
ックアウトできる回数は、1増やされる。
【0023】パーソナルコンピュータ1は、USBケー
ブル7−2を介して、接続されているポータブルデバイ
ス6−2にパーソナルコンピュータ1がチェックアウト
したコンテンツを、ポータブルデバイス6−2に消去さ
せて(または、使用できなくさせて)、消去させたコン
テンツに対応する利用条件のデータを更新する。パーソ
ナルコンピュータ1は、USBケーブル7−3を介し
て、接続されているポータブルデバイス6−3にパーソ
ナルコンピュータ1がチェックアウトしたコンテンツ
を、ポータブルデバイス6−3に消去させて(または、
使用できなくさせて)、消去させたコンテンツに対応す
る利用条件のデータを更新する。
【0024】パーソナルコンピュータ1は、図示せぬ他
のパーソナルコンピュータがポータブルデバイス6−1
にチェックアウトしたコンテンツをチェックインできな
い。パーソナルコンピュータ1は、他のパーソナルコン
ピュータがポータブルデバイス6−2にチェックアウト
したコンテンツをチェックインできない。パーソナルコ
ンピュータ1は、他のパーソナルコンピュータがポータ
ブルデバイス6−3にチェックアウトしたコンテンツを
チェックインできない。
【0025】EMD登録サーバ3は、パーソナルコンピ
ュータ1がEMDサーバ4−1乃至4−3からコンテン
ツの取得を開始するとき、パーソナルコンピュータ1の
要求に対応して、ネットワーク2を介して、パーソナル
コンピュータ1とEMDサーバ4−1乃至4−3との相
互認証に必要な認証鍵をパーソナルコンピュータ1に送
信するとともに、EMDサーバ4−1乃至4−3に接続
するためのプログラムをパーソナルコンピュータ1に送
信する。
【0026】EMDサーバ4−1は、パーソナルコンピ
ュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、
コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、または再
生制限など)と共に、パーソナルコンピュータ1にコン
テンツを供給する。EMDサーバ4−2は、パーソナル
コンピュータ1の要求に対応して、ネットワーク2を介
して、コンテンツに関連するデータと共に、パーソナル
コンピュータ1にコンテンツを供給する。EMDサーバ
4−3は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応し
て、ネットワーク2を介して、コンテンツに関連するデ
ータと共に、パーソナルコンピュータ1にコンテンツを
供給する。
【0027】EMDサーバ4−1乃至4−3のそれぞれ
が供給するコンテンツは、同一または異なる圧縮の方式
で圧縮されている。EMDサーバ4−1乃至4−3のそ
れぞれが供給するコンテンツは、同一または異なる暗号
化の方式で暗号化されている。
【0028】WWW(World Wide Web)サーバ5−1
は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネッ
トワーク2を介して、コンテンツを読み取ったCD(例
えば、CDのアルバム名、またはCDの販売会社な
ど)、およびCDから読み取ったコンテンツに対応する
データ(例えば、曲名、または作曲者名など)をパーソ
ナルコンピュータ1に供給する。WWWサーバ5−2
は、パーソナルコンピュータ1の要求に対応して、ネッ
トワーク2を介して、コンテンツを読み取ったCD、お
よびCDから読み取ったコンテンツに対応するデータを
パーソナルコンピュータ1に供給する。
【0029】ポータブルデバイス6−1は、パーソナル
コンピュータ1から供給されたコンテンツ(すなわち、
チェックアウトされたコンテンツ)を、コンテンツに関
連するデータ(例えば、曲名、または再生制限など)と
共に記憶する。ポータブルデバイス6−1は、コンテン
ツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテン
ツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。
【0030】例えば、コンテンツに関連するデータとし
て記憶されている、再生制限としての再生回数を超えて
再生しようとしたとき、ポータブルデバイス6−1は、
対応するコンテンツの再生を停止する。コンテンツに関
連するデータとして記憶されている再生制限としての、
再生期限を過ぎた後に再生しようとしたとき、ポータブ
ルデバイス6−1は、対応するコンテンツの再生を停止
する。
【0031】使用者は、コンテンツを記憶したポータブ
ルデバイス6−1をパーソナルコンピュータ1から取り
外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させ
て、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなど
で聴くことができる。
【0032】ポータブルデバイス6−2は、パーソナル
コンピュータ1から供給されたコンテンツを、コンテン
ツに関連するデータと共に記憶する。ポータブルデバイ
ス6−2は、コンテンツに関連するデータに基づいて、
記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォ
ンなどに出力する。使用者は、コンテンツを記憶したポ
ータブルデバイス6−2をパーソナルコンピュータ1か
ら取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再
生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォ
ンなどで聴くことができる。
【0033】ポータブルデバイス6−3は、パーソナル
コンピュータ1から供給されたコンテンツを、コンテン
ツに関連するデータと共に記憶する。ポータブルデバイ
ス6−3は、コンテンツに関連するデータに基づいて、
記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォ
ンなどに出力する。使用者は、コンテンツを記憶したポ
ータブルデバイス6−3をパーソナルコンピュータ1か
ら取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再
生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォ
ンなどで聴くことができる。
【0034】以下、ポータブルデバイス6−1乃至6−
3を個々に区別する必要がないとき、単にポータブルデ
バイス6と称する。
【0035】図2は、パーソナルコンピュータ1の構成
を説明する図である。CPU(Central Processing Uni
t)11は、各種アプリケーションプログラム(詳細に
ついては後述する)や、OS(Operating System)を実
際に実行する。ROM(Read-only Memory)12は、一
般的には、CPU11が使用するプログラムや演算用の
パラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。
RAM(Random-Access Memory)13は、CPU11の
実行において使用するプログラムや、その実行において
適宜変化するパラメータを格納する。これらはCPUバ
スなどから構成されるホストバス14により相互に接続
されている。
【0036】ホストバス14は、ブリッジ15を介し
て、PCI(Peripheral Component Interconnect/Inter
face)バスなどの外部バス16に接続されている。
【0037】キーボード18は、CPU11に各種の指
令を入力するとき、使用者により操作される。マウス1
9は、ディスプレイ20の画面上のポイントの指示や選
択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ
20は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tub
e)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表
示する。HDD(Hard Disk Drive)21は、ハードデ
ィスクを駆動し、それらにCPU11によって実行する
プログラムや情報を記録または再生させる。
【0038】ドライブ22は、装着されている磁気ディ
スク41、光ディスク42(CDを含む)、光磁気ディ
スク43、または半導体メモリ44に記録されているデ
ータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたは
プログラムを、インタフェース17、外部バス16、ブ
リッジ15、およびホストバス14を介して接続されて
いるRAM13に供給する。
【0039】USBポート23−1には、USBケーブ
ル7−1を介して、ポータブルデバイス6−1が接続さ
れる。USBポート23−1は、インタフェース17、
外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を
介して、HDD21、CPU11、またはRAM13か
ら供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータ
ブルデバイス6−1のコマンドなどを含む)をポータブ
ルデバイス6−1に出力する。
【0040】USBポート23−2には、USBケーブ
ル7−2を介して、ポータブルデバイス6−2が接続さ
れる。USBポート23−2は、インタフェース17、
外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を
介して、HDD21、CPU11、またはRAM13か
ら供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータ
ブルデバイス6−2のコマンドなどを含む)をポータブ
ルデバイス6−2に出力する。
【0041】USBポート23−3には、USBケーブ
ル7−3を介して、ポータブルデバイス6−3が接続さ
れる。USBポート23−3は、インタフェース17、
外部バス16、ブリッジ15、またはホストバス14を
介して、HDD21、CPU11、またはRAM13か
ら供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはポータ
ブルデバイス6−3のコマンドなどを含む)をポータブ
ルデバイス6−3に出力する。
【0042】IEC(International Electrotechnical
Commission)60958端子24aを有する音声入出
力インタフェース24は、デジタル音声入出力、あるい
はアナログ音声入出力のインタフェース処理を実行す
る。スピーカ45は、音声入出力インタフェース24か
ら供給された音声信号を基に、コンテンツに対応する所
定の音声を出力する。
【0043】これらのキーボード18乃至音声入出力イ
ンタフェース24は、インタフェース17に接続されて
おり、インタフェース17は、外部バス16、ブリッジ
15、およびホストバス14を介してCPU11に接続
されている。
【0044】通信部25は、ネットワーク2が接続さ
れ、CPU11、またはHDD21から供給されたデー
タ(例えば、登録の要求、またはコンテンツの送信要求
など)を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワ
ーク2を介して、送信するとともに、ネットワーク2を
介して、受信したパケットに格納されているデータ(例
えば、認証鍵、またはコンテンツなど)をCPU11、
RAM13、またはHDD21に出力する。
【0045】半導体ICとして、一体的に形成され、パ
ーソナルコンピュータ1に装着されるアダプタ26のC
PU32は、外部バス16、ブリッジ15、およびホス
トバス14を介してパーソナルコンピュータ1のCPU
11と共働し、各種の処理を実行する。RAM33は、
CPU32が各種の処理を実行する上において必要なデ
ータやプログラムを記憶する。不揮発性メモリ34は、
パーソナルコンピュータ1の電源がオフされた後も保持
する必要があるデータを記憶する。ROM36には、パ
ーソナルコンピュータ1から、暗号化されているプログ
ラムが転送されてきたとき、それを復号するプログラム
が記憶されている。RTC(Real TimeClock)35は、
計時動作を実行し、時刻情報を提供する。
【0046】通信部25およびアダプタ26は、外部バ
ス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介して
CPU11に接続されている。
【0047】以下、USBポート23−1乃至23−3
を個々に区別する必要がないとき、単に、USBポート
23と称する。以下、USBケーブル7−1乃至7−3
を個々に区別する必要がないとき、単にUSBケーブル
7と称する。
【0048】次に、ポータブルデバイス6の構成を図3
を参照して説明する。電源回路52は、乾電池51から
供給される電源電圧を所定の電圧の内部電力に変換し
て、CPU53乃至表示部67に供給することにより、
ポータブルデバイス6全体を駆動させる。
【0049】USBコントローラ57は、USBコネク
タ56を介して、パーソナルコンピュータ1とUSBケ
ーブル7を介して接続された場合、パーソナルコンピュ
ータ1から転送されたコンテンツを含むデータを、内部
バス58を介して、CPU53に供給する。
【0050】パーソナルコンピュータ1から転送される
データは、1パケット当たり64バイトのデータから構成
され、12Mbit/secの転送レートでパーソナルコンピュー
タ1から転送される。
【0051】ポータブルデバイス6に転送されるデータ
は、ヘッダおよびコンテンツから構成される。ヘッダに
は、コンテンツID、ファイル名、ヘッダサイズ、コン
テンツ鍵、ファイルサイズ、コーデックID、ファイル
情報などが格納されていると共に、再生制限処理に必要
な再生制限データ、開始日時、終了日時、回数制限、お
よび再生回数カウンタなどが格納されている。コンテン
ツは、ATRAC3などの符号化方式で符号化され、暗号化さ
れている。
【0052】ヘッダサイズは、ヘッダのデータ長(例え
ば、33バイトなど)を表し、ファイルサイズは、コンテ
ンツのデータ長(例えば、33,636,138バイトなど)を表
す。
【0053】コンテンツ鍵は、暗号化されているコンテ
ンツを復号するための鍵であり、パーソナルコンピュー
タ1とポータブルデバイス6との相互認証の処理で生成
されたセッション鍵(一時鍵)を基に暗号化された状態
で、パーソナルコンピュータ1からポータブルデバイス
6に送信される。
【0054】ポータブルデバイス6がUSBケーブル7
を介してパーソナルコンピュータ1のUSBポート23
に接続されたとき、ポータブルデバイス6とパーソナル
コンピュータ1とは、相互認証の処理を実行する。この
相互認証の処理は、例えば、チャレンジレスポンス方式
の認証の処理である。ちなみに、ポータブルデバイス6
のDSP59は、チャレンジレスポンス方式の認証の処
理を行うとき、暗号解読(復号)の処理を実行する。
【0055】チャレンジレスポンス方式とは、例えば、
パーソナルコンピュータ1が生成するある値(チャレン
ジ)に対して、ポータブルデバイス6がパーソナルコン
ピュータ1と共有している秘密鍵を使用して生成した値
(レスポンス)で応答する方式である。チャレンジレス
ポンス方式の相互認証の処理においては、パーソナルコ
ンピュータ1が生成する値は認証の処理毎に毎回変化す
るので、例えば、ポータブルデバイス6が出力した、秘
密鍵を使用して生成された値が読み出されて、いわゆ
る、なりすましの攻撃を受けても、次の相互認証の処理
では、相互認証に使用される値が異なるので、パーソナ
ルコンピュータ1は不正を検出できる。
【0056】コンテンツIDは、コンテンツに対応し
た、コンテンツを特定するためのIDである。
【0057】コーデックIDは、コンテンツの符号化方
式に対応したIDであり、例えば、コーデックID
“1”は、ATRAC3に対応し、コーデックID”0”は、
MP3(MPEG(Moving Picture Experts Group) Audio
Layer-3)に対応する。
【0058】ファイル名は、コンテンツに対応するパー
ソナルコンピュータ1が記録しているコンテンツファイ
ル(後述する)をASCII(American National Standard C
odefor Information Interchange)コードに変換したデ
ータであり、ファイル情報は、コンテンツに対応する曲
名、アーティスト名、作詞者名、または作曲者名などを
ASCIIコードに変換したデータである。
【0059】再生制限データは、コンテンツの再生が可
能な期間(すなわち、開始日時または終了日時)または
回数制限(再生の回数の制限)が設定されているか否か
を示すデータである。再生制限データには、回数制限が
設定されているとき、“1”が割り当てられ、再生が可
能な期間が設定されているとき、“2”が割り当てら
れ、回数制限および再生が可能な期間がいずれも設定さ
れていないとき(いわゆる、買い取りで購入されたと
き)、“0”が割り当てられる。
【0060】開始日時および終了日時は、再生制限デー
タが“2”であるとき、再生可能期間の範囲を示すデー
タである。例えば、開始日時が“00040F”であ
り、終了日時が“00070F”であるとき、対応する
コンテンツは、2000年4月15日から2000年7
月15日まで、再生が可能である。
【0061】同様に、回数制限および再生回数カウンタ
は、再生制限データが“1”または“2”であるとき、
回数制限は、そのコンテンツに対応して予め設定された
再生可能な回数であり、再生回数カウンタは、そのコン
テンツの再生の処理を実行したときCPU53により更
新される、コンテンツが再生された回数を示す。例え
ば、回数制限が“02”であるとき、そのコンテンツの
再生可能な回数は2回であり、再生回数カウンタが“0
1”であるとき、そのコンテンツが再生された回数は1
回である。
【0062】例えば、再生制限データが“2”であり、
開始日時が“00040F”であり、終了日時が“00
070F”であり、回数制限が“02”であるとき、ポ
ータブルデバイス6は、対応するコンテンツを、200
0年4月15日から2000年7月15日までの期間に
おいて、1日2回ずつ繰り返し再生できる。
【0063】例えば、再生制限データが“1”であり、
開始日時が“000000”であり、終了日時が“00
0000”であり、回数制限が“0a”であり、再生回
数カウンタが“05”であるとき、対応するコンテンツ
は、再生可能な期間の制限がなく、再生可能な回数が1
0回であり、再生された回数が5回である。
【0064】ポータブルデバイス6が、パーソナルコン
ピュータ1からコンテンツと共にコンテンツの書き込み
命令を受信した場合、ROM55からRAM54に読み
出したメインプログラムを実行するCPU53は、書き
込み命令を受け取り、フラッシュメモリコントローラ6
0を制御して、パーソナルコンピュータ1から受信した
コンテンツをフラッシュメモリ61に書き込ませる。
【0065】フラッシュメモリ61は、約64MByt
eの記憶容量を有し、コンテンツを記憶する。また、フ
ラッシュメモリ61には、所定の圧縮方式で圧縮されて
いるコンテンツを伸張するための再生用コードが予め格
納されている。
【0066】なお、フラッシュメモリ61は、ポータブ
ルデバイス6にメモリカードとして着脱可能とすること
ができる。
【0067】使用者による、図示せぬ再生/停止ボタン
の押し下げ操作に対応した再生命令が操作キーコントロ
ーラ62を介してCPU53に供給されると、CPU5
3は、フラッシュメモリコントローラ60に、フラッシ
ュメモリ61から、再生用コードとコンテンツとを読み
出させ、DSP59に転送させる。
【0068】DSP59は、フラッシュメモリ61から
転送された再生用コードに基づいてコンテンツをCRC
(Cyclic Redundancy Check)方式で誤り検出をした
後、再生して、再生したデータ(図3中においてD1で
示す)をデジタル/アナログ変換回路63に供給する。
【0069】DSP59は、内部に設けられた図示せぬ
発信回路とともに一体に構成され、外付けされた水晶で
成る発信子59AからのマスタークロックMCLKを基
に、コンテンツを再生するとともに、マスタークロック
MCLK、マスタークロックMCLKを基に内部の発振
回路で生成した所定の周波数のビットクロックBCL
K、並びにフレーム単位のLチャンネルクロックLCL
K、およびRチャンネルクロックRCLKからなる動作
クロックLRCLKをデジタルアナログ変換回路63に
供給する。
【0070】DSP59は、コンテンツを再生すると
き、再生用コードに従って上述の動作クロックをデジタ
ルアナログ変換回路63に供給して、コンテンツを再生
しないとき、再生用コードに従って動作クロックの供給
を停止して、デジタルアナログ変換回路63を停止させ
て、ポータブルデバイス6全体の消費電力量を低減す
る。
【0071】同様に、CPU53およびUSBコントロ
ーラ57も、水晶でなる発振子53Aまたは57Aがそ
れぞれ外付けされ、発振子53Aまたは57Aからそれ
ぞれ供給されるマスタークロックMCLKに基づき、所
定の処理を実行する。
【0072】このように構成することで、ポータブルデ
バイス6は、CPU53,DSP59,USBコントロ
ーラ57等の各回路ブロックに対してクロック供給を行
うためのクロック発生モジュールが不要となり、回路構
成を簡素化すると共に小型化することができる。
【0073】デジタルアナログ変換回路63は、再生し
たコンテンツをアナログの音声信号に変換して、これを
増幅回路64に供給する。増幅回路64は、音声信号を
増幅して、ヘッドフォンジャック65を介して、図示せ
ぬヘッドフォンに音声信号を供給する。
【0074】このように、ポータブルデバイス6は、図
示せぬ再生/停止ボタンが押圧操作されたとき、CPU
53の制御に基づいてフラッシュメモリ61に記憶され
ているコンテンツを再生するとともに、再生中に再生/
停止ボタンが押圧操作されたとき、コンテンツの再生を
停止する。
【0075】ポータブルデバイス6は、停止後に再度再
生/停止ボタンが押圧操作されたとき、CPU53の制
御に基づいて停止した位置からコンテンツの再生を再開
する。再生/停止ボタンが押圧操作により再生を停止し
て操作が加わることなく数秒間経過したとき、ポータブ
ルデバイス6は、自動的に電源をオフして消費電力を低
減する。
【0076】因みに、ポータブルデバイス6は、電源が
オフになった後に再生/停止ボタンが押圧操作されたと
き、前回の停止した位置からコンテンツを再生せず、1
曲目から再生する。
【0077】また、ポータブルデバイス6のCPU53
は、LCDコントローラ68を制御して、表示部67
に、再生モードの状態(例えば、リピート再生、イント
ロ再生など)、イコライザ調整(すなわち、音声信号の
周波数帯域に対応した利得の調整)、曲番号、演奏時
間、再生、停止、早送り、早戻しなどの状態、音量およ
び乾電池51の残量等の情報を表示させる。
【0078】さらに、ポータブルデバイス6は、EEP
ROM68に、フラッシュメモリ80に書き込まれてい
るコンテンツの数、それぞれのコンテンツが書き込まれ
ているフラッシュメモリ61のブロック位置、およびそ
の他種々のメモリ蓄積情報等のいわゆるFAT(File A
llocation Table)を格納する。
【0079】因みに、本実施の形態においては、コンテ
ンツは、64KByteを1ブロックとして扱われ、1
曲のコンテンツに対応したブロック位置がFATに格納
される。
【0080】フラッシュメモリ61にFATが格納され
る場合、例えば、1曲目のコンテンツがCPU53の制
御によりフラッシュメモリ61に書き込まれると、1曲
目のコンテンツに対応するブロック位置がFATとして
フラッシュメモリ61に書き込まれ、次に、2曲目のコ
ンテンツがフラッシュメモリ61に書き込まれると、2
曲目のコンテンツに対応するブロック位置がFATとし
てフラッシュメモリ61(1曲目と同一の領域)に書き
込まれる。
【0081】このように、FATは、フラッシュメモリ
61へのコンテンツの書き込みの度に書き換えられ、更
に、データの保護の為、同一のデータがリザーブ用に2
重に書き込まれる。
【0082】FATがフラッシュメモリ61に書き込ま
れると、1回のコンテンツの書き込みに対応して、フラ
ッシュメモリ61の同一の領域が2回書き換えられるの
で、少ないコンテンツの書き込みの回数で、フラッシュ
メモリ61に規定されている書き換えの回数に達してし
まい、フラッシュメモリ61の書き換えができなくなっ
てしまう。
【0083】そこで、ポータブルデバイス6は、FAT
をEEPROM68に記憶させて、1回のコンテンツの
書き込みに対応するフラッシュメモリ61の書き換えの
頻度を少なくしている。
【0084】書き換えの回数の多いFATをEEPRO
M68に記憶させることにより、FATをフラッシュメ
モリ61に記憶させる場合に比較して、ポータブルデバ
イス6は、コンテンツの書き込みができる回数を数十倍
以上に増やすことができる。更に、CPU53は、EE
PROM68にFATを追記するように書き込ませるの
で、EEPROM68の同一の領域の書き換えの頻度を
少なくして、EEPROM68が短期間で書き換え不能
になることを防止する。
【0085】ポータブルデバイス6は、USBケーブル
7を介してパーソナルコンピュータ1に接続されたとき
(以下、これをUSB接続と称する)、USBコントロ
ーラ57からCPU53に供給される割り込み信号に基
づき、USB接続されたことを認識する。
【0086】ポータブルデバイス6は、USB接続され
たことを認識すると、パーソナルコンピュータ1からU
SBケーブル7を介して規定電流値の外部電力の供給を
受けるとともに、電源回路52を制御して、乾電池51
からの電力の供給を停止させる。
【0087】CPU53は、USB接続されたとき、D
SP59のコンテンツの再生の処理を停止させる。これ
により、CPU53は、パーソナルコンピュータ1から
供給される外部電力が規定電流値を超えてしまうことを
防止して、規定電流値の外部電力を常時受けられるよう
に制御する。
【0088】このようにCPU53は、USB接続され
ると、乾電池51から供給される電力からパーソナルコ
ンピュータ1から供給される電力に切り換えるので、電
力単価の安いパーソナルコンピュータ1からの外部電力
が使用され、電力単価の高い乾電池51の消費電力が低
減され、かくして乾電池51の寿命を延ばすことができ
る。
【0089】なお、CPU53は、パーソナルコンピュ
ータ1からUSBケーブル7を介して外部電力の供給を
受けたとき、DSP59の再生処理を停止させることに
より、DSP59からの輻射を低減させ、その結果とし
てパーソナルコンピュータ1を含むシステム全体の輻射
を一段と低減させる。
【0090】図4は、CPU11の所定のプログラムの
実行等により実現される、パーソナルコンピュータ1の
機能の構成を説明するブロック図である。コンテンツ管
理プログラム111は、EMD選択プログラム131、
チェックイン/チェックアウト管理プログラム132、
暗号方式変換プログラム135、圧縮方式変換プログラ
ム136、暗号化プログラム137、利用条件変換プロ
グラム139、利用条件管理プログラム140、認証プ
ログラム141、復号プログラム142、PD用ドライ
バ143、購入用プログラム144、および購入用プロ
グラム145などの複数のプログラムで構成されてい
る。
【0091】コンテンツ管理プログラム111は、例え
ば、シャッフルされているインストラクション、または
暗号化されているインストラクションなどで記述され
て、その処理内容を外部から隠蔽し、その処理内容の読
解が困難になる(例えば、使用者が、直接、コンテンツ
管理プログラム111を読み出しても、インストラクシ
ョンを特定できないなど)ように構成されている。
【0092】EMD選択プログラム131は、コンテン
ツ管理プログラム111がパーソナルコンピュータ1に
インストールされるとき、コンテンツ管理プログラム1
11には含まれず、後述するEMDの登録の処理におい
て、ネットワーク2を介して、EMD登録サーバ3から
受信される。EMD選択プログラム131は、EMDサ
ーバ4−1乃至4−3のいずれかとの接続を選択して、
購入用アプリケーション115、または購入用プログラ
ム144若しくは142に、EMDサーバ4−1乃至4
−3のいずれかとの通信(例えば、コンテンツを購入す
るときの、コンテンツのダウンロードなど)を実行させ
る。
【0093】チェックイン/チェックアウト管理プログ
ラム132は、チェックインまたはチェックアウトの設
定、およびコンテンツデータベース114に記録されて
いる利用条件ファイル162−1乃至162−Nに基づ
いて、コンテンツファイル161−1乃至161−Nに
格納されているコンテンツをポータブルデバイス6−1
乃至6−3のいずれかにチェックアウトするか、または
ポータブルデバイス6−1乃至6−3に記憶されている
コンテンツをチェックインする。
【0094】チェックイン/チェックアウト管理プログ
ラム132は、チェックインまたはチェックアウトの処
理に対応して、コンテンツデータベース114に記録さ
れている利用条件ファイル162−1乃至162−Nに
格納されている利用条件のデータを更新する。
【0095】コピー管理プログラム133は、コンテン
ツデータベース114に記録されている利用条件ファイ
ル162−1乃至162−Nに基づいて、コンテンツフ
ァイル161−1乃至161−Nに格納されているコン
テンツをポータブルデバイス6−1乃至6−3のいずれ
かにコピーするか、またはポータブルデバイス6−1乃
至6−3からコンテンツをコンテンツデータベース11
4にコピーする。
【0096】移動管理プログラム134は、コンテンツ
データベース114に記録されている利用条件ファイル
162−1乃至162−Nに基づいて、コンテンツファ
イル161−1乃至161−Nに格納されているコンテ
ンツをポータブルデバイス6−1乃至6−3のいずれか
に移動するか、またはポータブルデバイス6−1乃至6
−3からコンテンツをコンテンツデータベース114に
移動する。
【0097】暗号方式変換プログラム135は、ネット
ワーク2を介して、購入用アプリケーションプログラム
115がEMDサーバ4−1から受信したコンテンツの
暗号化の方式、購入用プログラム144がEMDサーバ
4−2から受信したコンテンツの暗号化の方式、または
購入用プログラム145がEMDサーバ4−3から受信
したコンテンツの暗号化の方式を、コンテンツデータベ
ース114が記録しているコンテンツファイル161−
1乃至161−Nに格納されているコンテンツと同一の
暗号化の方式に変換する。
【0098】また、暗号方式変換プログラム135は、
ポータブルデバイス6−1または6−3にコンテンツを
チェックアウトするとき、チェックアウトするコンテン
ツを、ポータブルデバイス6−1または6−3が利用可
能な暗号化方式に変換する。
【0099】圧縮方式変換プログラム136は、ネット
ワーク2を介して、購入用アプリケーションプログラム
115がEMDサーバ4−1から受信したコンテンツの
圧縮の方式、購入用プログラム144がEMDサーバ4
−2から受信したコンテンツの圧縮の方式、または購入
用プログラム145がEMDサーバ4−3から受信した
コンテンツの圧縮の方式を、コンテンツデータベース1
14が記録しているコンテンツファイル161−1乃至
161−Nに格納されているコンテンツと同一の圧縮の
方式に変換する。
【0100】また、圧縮方式変換プログラム136は、
ポータブルデバイス6−1または6−3にコンテンツを
チェックアウトするとき、チェックアウトするコンテン
ツを、ポータブルデバイス6−1または6−3が利用可
能な圧縮の方式に変換する。
【0101】暗号化プログラム137は、例えばCDか
ら読み取られ、録音プログラム113から供給されたコ
ンテンツ(暗号化されていない)を、コンテンツデータ
ベース114が記録しているコンテンツファイル161
−1乃至161−Nに格納されているコンテンツと同一
の暗号化の方式で暗号化する。
【0102】圧縮/伸張プログラム138は、例えばC
Dから読み取られ、録音プログラム113から供給され
たコンテンツ(圧縮されていない)を、コンテンツデー
タベース114が記録しているコンテンツファイル16
1−1乃至161−Nに格納されているコンテンツと同
一の符号化の方式で符号化する。圧縮/伸張プログラム
138は、符号化されているコンテンツを伸張(復号)
する。
【0103】利用条件変換プログラム139は、ネット
ワーク2を介して、購入用アプリケーションプログラム
115がEMDサーバ4−1から受信したコンテンツの
利用条件を示すデータ(いわゆる、Usage Rule)、購入
用プログラム144がEMDサーバ4−2から受信した
コンテンツの利用条件を示すデータ、または購入用プロ
グラム145がEMDサーバ4−3から受信したコンテ
ンツの利用条件を示すデータを、コンテンツデータベー
ス114が記録している利用条件ファイル162−1乃
至162−Nに格納されている利用条件データと同一の
フォーマットに変換する。
【0104】また、利用条件変換プログラム139は、
ポータブルデバイス6−1または6−3にコンテンツを
チェックアウトするとき、チェックアウトするコンテン
ツに対応する利用条件のデータを、ポータブルデバイス
6−1または6−3が利用可能な利用条件のデータに変
換する。
【0105】利用条件管理プログラム140は、コンテ
ンツのコピー、移動、チェックイン、またはチェックア
ウトの処理を実行する前に、コンテンツデータベース1
14に記録されている利用条件ファイル162−1乃至
162−Nに格納されている利用条件のデータに対応す
るハッシュ値(後述する)を基に、利用条件のデータの
改竄を検出する。利用条件管理プログラム140は、コ
ンテンツのコピー、移動、チェックイン、またはチェッ
クアウトの処理に伴う、コンテンツデータベース114
に記録されている利用条件ファイル162−1乃至16
2−Nに格納されている利用条件のデータを更新に対応
して、利用条件のデータに対応するハッシュ値を更新す
る。
【0106】認証プログラム141は、コンテンツ管理
プログラム111と購入用アプリケーションプログラム
115との相互認証の処理、およびコンテンツ管理プロ
グラム111と購入用プログラム144との相互認証の
処理を実行する。また、認証プログラム141は、EM
Dサーバ4−1と購入用アプリケーションプログラム1
15との相互認証の処理、EMDサーバ4−2と購入用
プログラム144との相互認証の処理、およびEMDサ
ーバ4−3と購入用プログラム145との相互認証の処
理で利用される認証鍵を記憶している。
【0107】認証プログラム141が相互認証の処理で
利用する認証鍵は、コンテンツ管理プログラム111が
パーソナルコンピュータ1にインストールされたとき、
認証プログラム141に記憶されておらず、表示操作指
示プログラム112により登録の処理が正常に実行され
たとき、EMD登録サーバ3から供給され、認証プログ
ラム141に記憶される。
【0108】復号プログラム142は、コンテンツデー
タベース114が記録しているコンテンツファイル16
1−1乃至161−Nに格納されているコンテンツをパ
ーソナルコンピュータ1が再生するとき、コンテンツを
復号する。
【0109】PD用ドライバ143は、ポータブルデバ
イス6−2に所定のコンテンツをチェックアウトすると
き、またはポータブルデバイス6−2から所定のコンテ
ンツをチェックインするとき、ポータブルデバイス6−
2にコンテンツまたはポータブルデバイス6−2に所定
の処理を実行させるコマンドを供給する。
【0110】PD用ドライバ143は、ポータブルデバ
イス6−1に所定のコンテンツをチェックアウトすると
き、またはポータブルデバイス6−1から所定のコンテ
ンツをチェックインするとき、デバイスドライバ116
−1にコンテンツ、またはデバイスドライバ116−1
に所定の処理を実行させるコマンドを供給する。
【0111】PD用ドライバ143は、ポータブルデバ
イス6−3に所定のコンテンツをチェックアウトすると
き、またはポータブルデバイス6−3から所定のコンテ
ンツをチェックインするとき、デバイスドライバ116
−2にコンテンツ、またはデバイスドライバ116−2
に所定の処理を実行させるコマンドを供給する。
【0112】購入用プログラム144は、いわゆる、プ
ラグインプログラムであり、コンテンツ管理プログラム
111と共にインストールされ、EMD登録サーバ3か
らネットワーク2を介して供給され、または所定のCD
に記録されて供給される。購入用プログラム144は、
パーソナルコンピュータ1にインストールされたとき、
コンテンツ管理プログラム111の有する所定の形式の
インタフェースを介して、コンテンツ管理プログラム1
11とデータを送受信する。
【0113】購入用プログラム144は、例えば、シャ
ッフルされているインストラクション、または暗号化さ
れているインストラクションなどで記述されて、その処
理内容を外部から隠蔽し、その処理内容の読解が困難に
なる(例えば、使用者が、直接、購入用プログラム14
4を読み出しても、インストラクションを特定できない
など)ように構成されている。
【0114】購入用プログラム144は、ネットワーク
2を介して、EMDサーバ4−2に所定のコンテンツの
送信を要求するとともに、EMDサーバ4−2からコン
テンツを受信する。また、購入用プログラム144は、
EMDサーバ4−2からコンテンツを受信するとき、課
金の処理を実行する。
【0115】購入用プログラム145は、コンテンツ管
理プログラム111と共にインストールされるプログラ
ムであり、ネットワーク2を介して、EMDサーバ4−
3に所定のコンテンツの送信を要求するとともに、EM
Dサーバ4−3からコンテンツを受信する。また、購入
用プログラム145は、EMDサーバ4−3からコンテ
ンツを受信するとき、課金の処理を実行する。
【0116】表示操作指示プログラム112は、フィル
タリングデータファイル181、表示データファイル1
82、画像ファイル183−1乃至183−K、または
履歴データファイル184を基に、ディスプレイ20に
所定のウィンドウの画像を表示させ、キーボード18ま
たはマウス19への操作を基に、コンテンツ管理プログ
ラム111にチェックインまたはチェックアウトなどの
処理の実行を指示する。
【0117】フィルタリングデータファイル181は、
コンテンツデータベース114に記録されているコンテ
ンツファイル161−1乃至161−Nに格納されてい
るコンテンツそれぞれに重み付けをするためのデータを
格納して、HDD21に記録されている。
【0118】表示データファイル182は、コンテンツ
データベース114に記録されているコンテンツファイ
ル161−1乃至161−Nに格納されているコンテン
ツに対応するデータを格納して、HDD21に記録され
ている。
【0119】画像ファイル183−1乃至183−K
は、コンテンツデータベース114に記録されているコ
ンテンツファイル161−1乃至161−Nに対応する
画像、または後述するパッケージに対応する画像を格納
して、HDD21に記録されている。
【0120】以下、画像ファイル183−1乃至183
−Kを個々に区別する必要がないとき、単に、画像ファ
イル183と称する。
【0121】履歴データファイル184は、コンテンツ
データベース114に記録されているコンテンツファイ
ル161−1乃至161−Nに格納されているコンテン
ツがチェックアウトされた回数、チェックインされた回
数、その日付などの履歴データを格納して、HDD21
に記録されている。
【0122】表示操作指示プログラム112は、登録の
処理のとき、ネットワーク2を介して、EMD登録サー
バ3に、予め記憶しているコンテンツ管理プログラム1
11のIDを送信するとともに、EMD登録サーバ3か
ら認証用鍵およびEMD選択プログラム131を受信し
て、コンテンツ管理プログラム111に認証用鍵および
EMD選択プログラム131を供給する。
【0123】録音プログラム113は、所定のウィンド
ウの画像を表示させて、キーボード18またはマウス1
9への操作を基に、ドライブ22に装着された光ディス
ク42であるCDからコンテンツの録音時間などのデー
タを読み出す。
【0124】録音プログラム113は、CDに記録され
ているコンテンツの録音時間などを基に、ネットワーク
2を介して、WWWサーバ5−1または5−2にCDに
対応するデータ(例えば、アルバム名、またはアーティ
スト名など)またはCDに記録されているコンテンツに
対応するデータ(例えば、曲名など)の送信を要求する
とともに、WWWサーバ5−1または5−2からCDに
対応するデータまたはCDに記録されているコンテンツ
に対応するデータを受信する。
【0125】録音プログラム113は、受信したCDに
対応するデータまたはCDに記録されているコンテンツ
に対応するデータを、表示操作指示プログラム112に
供給する。
【0126】また、録音の指示が入力されたとき、録音
プログラム113は、ドライブ22に装着された光ディ
スク42であるCDからコンテンツを読み出して、コン
テンツ管理プログラム111に出力する。
【0127】コンテンツデータベース114は、コンテ
ンツ管理プログラム111から供給された所定の方式で
圧縮され、所定の方式で暗号化されているコンテンツ
を、コンテンツファイル161−1乃至161−Nのい
ずれかに格納する(HDD21に記録する)。コンテン
ツデータベース114は、コンテンツファイル161−
1乃至161−Nにそれぞれ格納されているコンテンツ
に対応する利用条件のデータを、コンテンツが格納され
ているコンテンツファイル161−1乃至161−Nに
それぞれ対応する利用条件ファイル162−1乃至16
2−Nのいずれかに格納する(HDD21に記録す
る)。
【0128】コンテンツデータベース114は、コンテ
ンツファイル161−1乃至161−Nまたは利用条件
ファイル162−1乃至162−Nをレコードとして記
録してもよい。
【0129】例えば、コンテンツファイル161−1に
格納されているコンテンツに対応する利用条件のデータ
は、利用条件ファイル162−1に格納されている。コ
ンテンツファイル161−Nに格納されているコンテン
ツに対応する利用条件のデータは、利用条件ファイル1
62−Nに格納されている。
【0130】以下、コンテンツファイル161−1乃至
161−Nを個々に区別する必要がないとき、単に、コ
ンテンツファイル161と称する。以下、利用条件ファ
イル162−1乃至162−Nを個々に区別する必要が
ないとき、単に、利用条件ファイル162と称する。
【0131】購入用アプリケーションプログラム115
は、EMD登録サーバ3からネットワーク2を介して供
給され、または所定のCD-ROMに記録されて供給さ
れる。購入用アプリケーションプログラム115は、ネ
ットワーク2を介して、EMDサーバ4−1に所定のコ
ンテンツの送信を要求するとともに、EMDサーバ4−
1からコンテンツを受信して、コンテンツ管理プログラ
ム111に供給する。また、購入用アプリケーションプ
ログラム115は、EMDサーバ4−1からコンテンツ
を受信するとき、課金の処理を実行する。
【0132】次に、表示データファイル82に格納され
ているデータとコンテンツデータベースに格納されてい
るコンテンツファイル161−1乃至161−Nとの対
応付けについて説明する。
【0133】コンテンツファイル161−1乃至161
−Nのいずれかに格納されているコンテンツは、所定の
パッケージに属する。パッケージは、より詳細には、オ
リジナルパッケージ、マイセレクトパッケージ、または
フィルタリングパッケージのいずれかである。
【0134】オリジナルパッケージは、1以上のコンテ
ンツが属し、EMDサーバ4−1乃至4−3におけるコ
ンテンツの分類(例えば、いわゆるアルバムに対応す
る)、または一枚のCDに対応する。コンテンツは、い
ずれかのオリジナルパッケージに属し、複数のオリジナ
ルパッケージに属することができない。また、コンテン
ツが属するオリジナルパッケージは、変更することがで
きない。使用者は、オリジナルパッケージに対応する情
報の一部を編集(情報の追加、または追加した情報の変
更)することができる。
【0135】マイセレクトパッケージは、使用者が任意
に選択した1以上のコンテンツが属する。マイセレクト
パッケージにいずれのコンテンツが属するかは、使用者
が任意に編集することができる。コンテンツは、1以上
のマイセレクトパッケージに同時に属することができ
る。また、コンテンツは、いずれのマイセレクトパッケ
ージに属しなくともよい。
【0136】フィルタリングパッケージには、フィルタ
リングデータファイル181に格納されているフィルタ
リングデータを基に選択されたコンテンツが属する。フ
ィルタリングデータは、EMDサーバ4−1乃至4−3
またはWWWサーバ5−1若しくは5−2などからネッ
トワーク2を介して供給され、または所定のCDに記録
されて供給される。使用者は、フィルタリングデータフ
ァイル181に格納されているフィルタリングデータを
編集することができる。
【0137】フィルタリングデータは、所定のコンテン
ツを選択する、またはコンテンツに対応する重みを算出
する基準となる。例えば、今週のJ−POP(日本のポ
ップス)ベストテンに対応するフィルタリングデータを
利用すれば、パーソナルコンピュータ1は、今週の日本
のポップス1位のコンテンツ乃至今週の日本のポップス
10位のコンテンツを特定することができる。
【0138】フィルタリングデータファイル181は、
例えば、過去1月間にチェックアウトされていた期間が
長い順にコンテンツを選択するフィルタリングデータ、
過去半年間にチェックアウトされた回数が多いコンテン
ツを選択するフィルタリングデータ、または曲名に”
愛”の文字が含まれているコンテンツを選択するフィル
タリングデータなどを含んでいる。
【0139】このようにフィルタリングパッケージのコ
ンテンツは、コンテンツに対応するコンテンツ用表示デ
ータ221(コンテンツ用表示データ221に使用者が
設定したデータを含む)、または履歴データ184など
と、フィルタリングデータとを対応させて選択される。
【0140】ドライバ117は、コンテンツ管理プログ
ラム111などの制御の基に、音声入出力インタフェー
ス24を駆動して、外部から供給されたデジタルデータ
であるコンテンツを入力してコンテンツ管理プログラム
111に供給するか、若しくはコンテンツ管理プログラ
ム111を介してコンテンツデータベース114から供
給されたコンテンツをデジタルデータとして出力する
か、または、コンテンツ管理プログラム111を介して
コンテンツデータベース114から供給されたコンテン
ツに対応するアナログ信号を出力する。
【0141】<記録処理と再生処理>次に、上述した構
成をもつシステムやパーソナルコンピュータにおいて、
本発明に特有の記録処理と再生処理とに共通したハッシ
ュ関数等の比較・判断機能を伴う処理をフローチャート
を参照して説明する。
【0142】図1のフローチャートを参照して、コンテ
ンツ管理プログラム111を実行するCPU11および
メインプログラムを実行するCPU53による、ポータ
ブルデバイス6からハードディスクドライブ21にコン
テンツを移動する処理およびチェックインの処理につい
て説明する。
【0143】(PD→HDDの場合)初めに、コンテン
ツをポータブルデバイスからパーソナルコンピュータの
ハードディスクドライブへ移動する記録処理について説
明する。本発明は記録処理と後述する再生処理との両者
において、同一の例えば以下の実施形態においては、曲
データベースのハッシュ値等を計算し、過去のハッシュ
値と現在のハッシュ値とを比較・判断することで、前回
の記録(又は再生)処理と今回の処理との間に不正な第
三者が例えば不正な複写処理を目的にチェックインして
いないかどうかを調べるものである。このとき、記録処
理と後述する再生処理との間で同一の管理情報に基づく
同一の演算を行うことで、処理の種類に関わらず一貫し
た不正防止を可能とする。
【0144】ステップS11において、移動管理プログ
ラム134は、利用条件管理プログラム140に、曲デ
ータベース全体のハッシュ値を計算させ、ステップS1
2で、前回CPU32に計算させ、不揮発性メモリ34
に保存しておいたハッシュ値と比較する。両者が一致し
ない場合、移動管理プログラム134は、ステップS1
3に進み、表示操作指示プログラム112に、例えば、
「曲データベースが改竄された恐れがあります」のよう
なメッセージをディスプレイ20に表示させた後、処理
を終了させる。この場合においては、ポータブルデバイ
ス6からハードディスクドライブ21へのコンテンツの
移動が実行されないことになる。なお、このとき、後述
するステップS21におけるハッシュ値の計算は行われ
ないが、書換を一切行わない場合の他に、保存するハッ
シュ値を全てゼロデータに置き換えるなどの処理も好適
である。
【0145】又、ステップS11のハッシュ値の計算処
理とステップS12の比較・判断処理とは、ポータブル
デバイスからハードディスクへの移動処理の要求が合っ
たときこれに応じて行ってもよいがこのタイミングに限
るものではなく、システムのサブルーティンとして独自
のタイミングで適宜行うものであっても構わない。
【0146】次にステップS14において、移動管理プ
ログラム134は、ポータブルデバイス6のCPU53
に対してフラッシュメモリ61に記憶されているコンテ
ンツの情報の再生を要求する。CPU53は、この要求
に対応して、フラッシュメモリ61に記憶されているコ
ンテンツの情報をパーソナルコンピュータ1に送信す
る。移動管理プログラム134は、この情報に基づい
て、ディスプレイ20に、フラッシュメモリ61に記憶
されているコンテンツを選択するためのGUIを表示さ
せる。使用者は、キーボード18またはマウス19を操
作して、そのGUIに基づいて、ポータブルデバイス6
からハードディスクドライブ21(コンテンツデータベ
ース114)に移動させるコンテンツを指定する。
【0147】ステップS15において、移動管理プログ
ラム134は、認証プログラム141に、CPU53と
の間において、相互認証処理を実行させ、通信用鍵を共
有させる。
【0148】次に、ステップS16において、CPU5
3は、フラッシュメモリ61に記憶されている暗号化さ
れている選択されたコンテンツを再生し、パーソナルコ
ンピュータ1に転送する。移動管理プログラム134
は、ステップS17において、ポータブルデバイス6か
ら転送されてきたコンテンツを、1つのファイルとして
ファイル名を付けて、コンテンツデータベース114
(ハードディスクドライブ21)に保存する。この保存
は、例えば、1つのファイルの一部として、ファイル名
の位置情報(例えば、先頭からのバイト数)を与えて行
うようにすることもできる。
【0149】ステップS18において、CPU53は、
フラッシュメモリ61に記憶されている選択されたコン
テンツの暗号化されている暗号鍵を再生し、それを自分
自身の保存用鍵で復号し、さらに通信用鍵で暗号化した
後、パーソナルコンピュータ1に転送する。
【0150】ステップS19において、移動管理プログ
ラム134は、ポータブルデバイス6から暗号鍵の転送
を受けると、復号プログラム142に、それを通信用鍵
で復号させ、暗号化プログラム137に、自分自身の保
存用鍵で暗号化させる。ステップS20で、移動管理プ
ログラム134は、コンテンツデータベース114に、
ステップS17で保存したコンテンツのファイル名、そ
のコンテンツの情報、使用者がGUIを介して入力した
曲名、ステップS19で暗号化した暗号鍵などを、ハー
ドディスクドライブ21の曲データベースに登録させ
る。そして、ステップS21において、移動管理プログ
ラム134は、利用条件管理プログラム140に、その
曲データベース全体のハッシュ値をCPU32に計算さ
せ、不揮発性メモリ34に保存させる。
【0151】なおステップS21の計算と保存との処理
は、上述したようにポータブルデバイスからハードディ
スクへの移動処理が完了した後に行うものであっても良
いが、これに限るものではなく、移動処理を了解したタ
イミング等の他のタイミングで行うものであってもかま
わない。
【0152】ステップS22において、移動管理プログ
ラム134は、ポータブルデバイス6に対して暗号鍵が
保存されたことを通知し、そのコンテンツの削除を要求
する。CPU53は、パーソナルコンピュータ1から、
そのコンテンツの削除が要求されてきたとき、ステップ
S23において、フラッシュメモリ61に記憶されてい
るそのコンテンツを削除する。
【0153】次に、ポータブルデバイス6からパーソナ
ルコンピュータ1にコンテンツをチェックインする処理
について説明する。ポータブルデバイス6からパーソナ
ルコンピュータ1にコンテンツをチェックインする処理
は、図1のポータブルデバイス6からパーソナルコンピ
ュータ1へコンテンツを移動させる場合と同様の処理で
ある。すなわち、チェックインの処理は、パーソナルコ
ンピュータ1においてチェックイン/チェックアウト管
理プログラム132により実行され、図1のステップS
15乃至S19の処理が省略される。また、パーソナル
コンピュータ1は、図1のステップS20において、曲
データベースに記録されている、チェックインされたコ
ンテンツのチェックアウトできる回数を更新する処理を
実行して、ステップS23の処理の後、コンテンツファ
イルの削除を確認することを除いて、移動の場合の処理
と基本的に同様の処理となるので、その処理の詳細の説
明は省略する。
【0154】なお、ポータブルデバイス6のフラッシュ
メモリ61がメモリカードとして着脱可能であるとき、
パーソナルコンピュータ1は、チェックインの処理にお
いて、図1のステップS15の相互認証の処理を実行す
る。
【0155】また、前述のように、所定のパーソナルコ
ンピュータからチェックアウトされたコンテンツが、該
パーソナルコンピュータにのみチェックインできるよう
になっており、チェックイン処理の前処理として、選択
されたコンテンツが、チェックインを行うパソコンから
チェックアウトされたかを判断し、該パソコンからチェ
ックアウトされたものではないと判断されたらば、チェ
ックインを行わないように処理するステップが存在す
る。
【0156】(PD→HDDの場合)次に、コンテンツ
管理プログラム111を実行するCPU11およびメイ
ンプログラムを実行するCPU53による、ポータブル
デバイス6からハードディスクドライブ21へコンテン
ツをコピーする場合の処理について、図2のフローチャ
ートを参照して説明する。この図2に示すステップS1
1乃至ステップS13およびステップS181乃至ステ
ップS188の処理は、図1のポータブルデバイス6か
らハードディスクドライブ21へコンテンツを移動させ
る場合の処理におけるステップS11乃至ステップS1
3およびステップS14乃至ステップS21の処理と同
様の処理である。すなわち、コピー処理の場合は、コピ
ー管理プログラム133により実行され、図1のステッ
プS22,S23の処理が省略される点を除いて、移動
の場合の処理と基本的に同様の処理となるので、その説
明は省略する。
【0157】(EMD→HDDの場合)次に、図3のフ
ローチャートを参照して、EMDサーバ4およびコンテ
ンツ管理プログラム111を実行するCPU11によ
る、EMDサーバ4から転送を受けたコンテンツをハー
ドディスクドライブ21にコピーする処理について説明
する。
【0158】この場合も図1及び図2と同様に、記録処
理と再生処理とで共通した比較・判断処理を伴うことに
より、記録処理と再生処理との両方による改竄処理があ
っても確実な不正処理の防止効果をもつことが可能とな
る。
【0159】ステップS11において、移動管理プログ
ラム134は、利用条件管理プログラム140に、曲デ
ータベース全体のハッシュ値を計算させ、ステップS1
2で、前回CPU32に計算させ、不揮発性メモリ34
に保存しておいたハッシュ値と比較する。両者が一致し
ない場合、移動管理プログラム134は、ステップS1
3に進み、表示操作指示プログラム112に、例えば、
「曲データベースが改竄された恐れがあります」のよう
なメッセージをディスプレイ20に表示させた後、処理
を終了させる。この場合においては、ポータブルデバイ
ス6からハードディスクドライブ21へのコンテンツの
コピーが実行されないことになる。なお、このとき、後
述するハッシュ値の計算は行われないが、書換を一切行
わない場合の他に、保存するハッシュ値を全てゼロデー
タに置き換えるなどの処理も好適である。
【0160】ステップS31において、購入用プログラ
ム144は、使用者からEMDサーバ4へのアクセスが
指令されたとき、通信部25を制御し、ネットワーク2
を介してEMDサーバ4にアクセスさせる。EMDサー
バ4は、このアクセスに対応して、自分自身が保持して
いるコンテンツの曲番号、曲名、各情報などの情報を、
ネットワーク2を介してパーソナルコンピュータ1に転
送する。購入用プログラム144は、通信部25を介し
て、この情報を取得したとき、表示操作指示プログラム
112に、それをインタフェース17を介してディスプ
レイ20に表示させる。使用者は、ディスプレイ20に
表示されたGUIを利用して、ステップS32におい
て、コピーを希望するコンテンツを指定する。この指定
情報は、ネットワーク2を介してEMDサーバ4に転送
される。ステップS33において、購入用プログラム1
44は、EMDサーバ4との間において、ネットワーク
2を介して相互認証処理を実行し、通信用鍵を共有す
る。
【0161】パーソナルコンピュータ1とEMDサーバ
4との間で行われる相互認証処理は、例えば、ISO
9798−3で規定される公開鍵と秘密鍵を用いて行う
ようにすることができる。この場合、パーソナルコンピ
ュータ1は、自分自身の秘密鍵とEMDサーバ4の公開
鍵を予め有しており、EMDサーバ4は、自分自身の秘
密鍵を有し、相互認証処理が行われる。パーソナルコン
ピュータ1の公開鍵は、EMDサーバ4から転送した
り、あるいはパーソナルコンピュータ1に予め配布され
ている証明書(certificate)をパーソナルコンピュー
タ1からEMDサーバ4に転送し、その証明書をEMD
サーバ4が確認し、公開鍵を得るようにしてもよい。さ
らに、ステップS34において、購入用プログラム14
4は、EMDサーバ4との間において課金に関する処理
を実行する。
【0162】次に、ステップS35において、EMDサ
ーバ4は、パーソナルコンピュータ1に対して、ステッ
プS32で指定された、暗号化されているコンテンツを
ネットワーク2を介してパーソナルコンピュータ1に転
送する。このとき、時刻情報も適宜転送される。ステッ
プS36において、購入用プログラム144は、コンテ
ンツデータベース114に、転送を受けたコンテンツに
ファイル名を付けてハードディスクドライブ21に1つ
のコンテンツファイル161として保存させる。ステッ
プS37において、EMDサーバ4は、さらに、そのコ
ンテンツの暗号鍵をステップS33でパーソナルコンピ
ュータ1と共有した通信用鍵を用いて暗号化し、パーソ
ナルコンピュータ1へ転送する。
【0163】購入用プログラム144は、ステップS3
8において、復号プログラム142に、EMDサーバ4
より転送を受けた暗号鍵を単独で、またはアダプタ26
のCPU32と共同して通信用鍵を用いて復号させ、暗
号化プログラム137に、復号して得られた暗号鍵を自
分自身の保存用鍵で暗号化させる。ステップS39にお
いて、購入用プログラム144は、コンテンツデータベ
ース114に、そのコンテンツのファイル名、コンテン
ツの情報、使用者が入力した曲名、暗号化された暗号鍵
を組にして、ハードディスクドライブ21の曲データベ
ースに登録させる。さらに、ステップS40において、
購入用プログラム144は、その曲データベース全体の
ハッシュ値をCPU32に計算させ、不揮発性メモリ3
4に保存させる。
【0164】なお、ステップS35においてEMDサー
バ4は、コンテンツとともに、時刻データをパーソナル
コンピュータ1に送信する。この時刻データは、パーソ
ナルコンピュータ1からアダプタ26に転送される。ア
ダプタ26のCPU32は、パーソナルコンピュータ1
より転送されてきた時刻データを受信すると、ステップ
S41において、RTC35の時刻を修正させる。この
ようにして、相互認証の結果、正しい装置と認識された
外部の装置から得られた時刻情報に基づいて、アダプタ
26のRTC35の時刻情報を修正するようにしたの
で、アダプタ26を常に正しい時刻情報を保持すること
が可能となる。
【0165】(IEC60958→HDD)次に、図4
のフローチャートを参照して、コンテンツ管理プログラ
ム111を実行するCPU11による、音声入出力イン
タフェース24のIEC60958端子24aから入力
された、図示せぬCDプレーヤなどからの再生されたコ
ンテンツを、ハードディスクドライブ21にコピーする
場合の処理について説明する。
【0166】この場合も図1乃至図3と同様に、記録処
理と再生処理とで共通した比較・判断処理を伴うことに
より、記録処理と再生処理との両方による改竄処理があ
っても確実な不正処理の防止効果をもつことが可能とな
る。
【0167】ステップS11において、移動管理プログ
ラム134は、利用条件管理プログラム140に、曲デ
ータベース全体のハッシュ値を計算させ、ステップS1
2で、前回CPU32に計算させ、不揮発性メモリ34
に保存しておいたハッシュ値と比較する。両者が一致し
ない場合、移動管理プログラム134は、ステップS1
3に進み、表示操作指示プログラム112に、例えば、
「曲データベースが改竄された恐れがあります」のよう
なメッセージをディスプレイ20に表示させた後、処理
を終了させる。この場合においては、IEC60958
端子24aを経由してハードディスクドライブ21への
コンテンツのコピーが実行されないことになる。なお、
このとき、後述するハッシュ値の計算は行われないが、
書換を一切行わない場合の他に、保存するハッシュ値を
全てゼロデータに置き換えるなどの処理も好適である。
【0168】ステップS51において、使用者は、CD
プレーヤのIEC60958出力端子を、パーソナルコ
ンピュータ1の音声入出力インタフェース24のIEC
60958端子24aに接続する。ステップS52にお
いて、使用者は、キーボード18またはマウス19を操
作し、CDプレーヤからコピーするコンテンツの曲名
(または、コンテンツに対応する番号)を入力する。そ
して、ステップS53において使用者は、CDプレーヤ
のボタンを操作し、CDプレーヤの再生を開始させる。
CDプレーヤとパーソナルコンピュータ1との間に制御
信号を送受する線が接続されている場合には、パーソナ
ルコンピュータ1のキーボード18またはマウス19を
介して再生開始指令を入力することで、CDプレーヤに
CDの再生を開始させることも可能である。
【0169】CDプレーヤにおいて、CDの再生が開始
されると、ステップS54において、CDプレーヤから
出力されたコンテンツが、IEC60958端子24a
を介してパーソナルコンピュータ1に転送されてくる。
ステップS55において、コピー管理プログラム133
は、IEC60958端子24aを介して入力されてく
るデータから、SCMS(Serial Copy Management Sys
tem)データを読み取る。このSCMSデータには、コ
ピー禁止、コピー1回限り可能、コピーフリーなどのコ
ピー情報が含まれている。そこで、ステップS56にお
いて、CPU11は、SCMSデータがコピー禁止を表
しているか否かを判定し、コピー禁止を表している場合
には、ステップS57に進み、コピー管理プログラム1
33は、表示操作指示プログラム112に、例えば、
「コピーが禁止されています」といったメッセージをデ
ィスプレイ20に表示させ、コピー処理を終了する。す
なわち、この場合には、ハードディスクドライブ21へ
のコピーが禁止される。
【0170】コピー管理プログラム133は、ステップ
S56において、ステップS55で読み取ったSCMS
情報がコピー禁止を表していないと判定した場合、ステ
ップS58に進み、ウォータマークコードを読み出し、
そのウォータマークがコピー禁止を表しているか否かを
ステップS59において判定する。ウォータマークコー
ドがコピー禁止を表している場合には、ステップS57
に進み、上述した場合と同様に、所定のメッセージが表
示され、コピー処理が終了される。
【0171】ステップS59において、ウォータマーク
がコピー禁止を表していないと判定された場合、ステッ
プS59に進み、期限データベースチェック処理が行わ
れる。期限データベースチェックの結果、選択されたコ
ンテンツが既に登録されていれば、ステップS60,S
61の処理で、処理が終了される。
【0172】選択されたコンテンツがまだハードディス
クドライブ21に登録されていないコンテンツであれ
ば、ステップS61乃至S66で、その登録処理が実行
される。
【0173】すなわち、ステップS61,S62におい
てコンテンツを圧縮符号化し暗号化した後に、ステップ
S63にて暗号化データをハードディスクにファイル名
を添付して保存する。そして、ステップS64で保存用
鍵で暗号鍵を暗号化して、ハードディスクに保存する。
更にステップS65にて、保存したファイルに関する情
報、暗号化された暗号鍵、コンテンツの情報、ユーザが
入力した曲名、IEC60958端子からのSCMS情
報を要素して、上述した曲データベースに登録する。最
後にステップS66にて、曲データベース全体のハッシ
ュ値を計算し、保存するものである。
【0174】(HDD→PD)最後に、コンテンツをハ
ードディスクドライブ21からポータブルデバイス6へ
コピーする場合の処理、すなわち、ハードディスクドラ
イブに格納されているコンテンツデータの再生処理につ
いて、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0175】ここで注目すべきは、本発明によれば、上
述した図1乃至図4までの記録処理において使用した曲
データベースのハッシュ関数による比較・判断機能と同
等の比較・判断機能を、再生処理においても使用するこ
とである。これにより、記録処理と再生処理との両方を
用いた改竄処理があっても、確実な不正処理の防止効果
をもつことが可能となる。
【0176】図5において、始めに、コンテンツの移動
の処理について説明する。ステップS11において、移
動管理プログラム134は、利用条件管理プログラム1
40に、曲データベース全体のハッシュ値を計算させ、
ステップS12で、前回CPU32に計算させ、不揮発
性メモリ34に保存しておいたハッシュ値と比較する。
両者が一致しない場合、移動管理プログラム134は、
ステップS13に進み、表示操作指示プログラム112
に、例えば、「曲データベースが改竄された恐れがあり
ます」のようなメッセージをディスプレイ20に表示さ
せた後、処理を終了させる。これらの場合の処理は、図
1乃至図4の処理と同様であり、更にこの処理のタイミ
ングが移動要求やコピー要求に対応せずに、他のタイミ
ングに応じて行われるものであってもかまわない。
【0177】次に、ステップS154において、移動管
理プログラム134は、HDD21に形成されている曲
データベース(コンテンツデータベース114に含まれ
る)から、そこに登録されているコンテンツの情報を読
み出し、表示操作指示プログラム112に、選択のため
のGUIとしてディスプレイ20に表示させる。使用者
は、この選択のためのGUIに基づいて、HDD21か
らポータブルデバイス6へ移動させるコンテンツを、図
5のフィールド212に表示される曲名、ボタン216
などをクリックして選択する。次に、ステップS155
において、移動管理プログラム134は、ステップS1
54で選択された選択されたコンテンツの再生条件、コ
ピー条件、再生時課金条件などを調べる。
【0178】次に、ステップS156において、パーソ
ナルコンピュータ1の認証プログラム141とポータブ
ルデバイス6のCPU53との間において、相互認証処
理が行われ、通信用鍵が共有される。
【0179】例えば、ポータブルデバイス6のフラッシ
ュメモリ61(または、EEPROM68)には、マス
ター鍵KMが予め記憶されており、パーソナルコンピュ
ータ1のRAM13(または、HDD21の所定のファ
イル)には、個別鍵KPとIDが予め記憶されているも
のとする。CPU53は、認証プログラム141から、
RAM13に予め記憶されているIDの供給を受け、そ
のIDと自分自身が有するマスター鍵KMにハッシュ関
数を適用して、RAM13に記憶されているパーソナル
コンピュータ1の個別鍵と同一の鍵を生成する。このよ
うにすることで、パーソナルコンピュータ1とポータブ
ルデバイス6の両方に、共通の個別鍵が共有されること
になる。この個別鍵を用いてさらに、一時的な通信用鍵
を生成することができる。
【0180】あるいはまた、パーソナルコンピュータ1
のRAM13にIDとマスター鍵KMPを予め記憶させ
ておくとともに、ポータブルデバイス6のフラッシュメ
モリ61にもポータブルデバイス6のIDとマスター鍵
KMMを記憶させておく。そして、それぞれのIDとマ
スター鍵をお互いに他方に送信することで、他方は一方
から送信されてきたIDとマスター鍵にハッシュ関数を
適用して、他方の個別鍵を生成する。そして、その個別
鍵から、一時的な通信用鍵をさらに生成するようにす
る。
【0181】なお、認証の方法としては、例えば、IO
S(International Organization for Standardizatio
n)9798−2を利用することができる。
【0182】相互認証が正しく行われなかったとき、処
理は終了されるが、正しく行われたとき、さらに、ステ
ップS157において、移動管理プログラム134は、
コンテンツデータベース114に、選択されたコンテン
ツのファイル名を曲データベースから読み出させ、その
ファイル名のコンテンツをHDD21から読み出す。ス
テップS158において、移動管理プログラム134
は、ステップS157で読み出したデジタルデータであ
るコンテンツの圧縮符号化方式、暗号化方式、フォーマ
ット(例えば、ヘッダの方式など)などをポータブルデ
バイス6のものに変換する処理を実行する。
【0183】ステップS159において、移動管理プロ
グラム134は、PD用ドライバ143に、ステップS
158で変換したコンテンツを、USBポート23を介
してポータブルデバイス6に転送させる。ステップS1
60において、ポータブルデバイス6のCPU53は、
USBコネクタ56を介してこの伝送されてきたコンテ
ンツを受信すると、そのコンテンツを、そのままフラッ
シュメモリ61に記憶させる。
【0184】ステップS161において、移動管理プロ
グラム134は、さらに、利用条件変換プログラム13
9に、曲データベースに登録されているその選択された
コンテンツの再生条件(開始日時、終了日時、回数制限
など)を、ポータブルデバイス6が管理している形式に
変換する。ステップS162において、移動管理プログ
ラム134は、さらに、利用条件変換プログラム139
に、選択されたコンテンツの曲データベース中に登録さ
れているコピー条件中のSCMS情報を、ポータブルデ
バイス6の管理する形式に変換させる。そして、ステッ
プS163において、移動管理プログラム134は、P
D用ドライバ143に、ステップS161で変換した再
生条件と、ステップS162で変換したSCMS情報
を、ポータブルデバイス6に転送させる。ポータブルデ
バイス6のCPU53は、転送を受けた再生条件とSC
MS情報を、フラッシュメモリ61に保存する。
【0185】ステップS164において、移動管理プロ
グラム134はまた、PD用ドライバ143に、選択さ
れたコンテンツの曲データベース中に登録されている再
生条件、再生時課金条件、コピー条件などを、CPU1
1が曲データベース中で扱っている形式のまま、ポータ
ブルデバイス6に転送させ、フラッシュメモリ61に保
存させる。
【0186】ステップS165において、移動管理プロ
グラム134は、コンテンツデータベース114に、選
択されたコンテンツの暗号化されている暗号鍵を曲デー
タベースから読み出させ、ステップS166において、
復号プログラム142に、その暗号鍵をRAM13に保
存されている保存用鍵で復号させ、暗号化プログラム1
37に通信用鍵で暗号化させる。そして、通信用鍵で暗
号化した暗号鍵を、移動管理プログラム134は、PD
用ドライバ143に、ポータブルデバイス6へ転送させ
る。
【0187】ポータブルデバイス6のCPU53は、ス
テップS167で、パーソナルコンピュータ1から転送
されてきた暗号鍵を相互認証処理で共有した通信用鍵を
用いて復号し、自分自身の保存用鍵を用いて暗号化し、
既に保存したデータと関連付けて、フラッシュメモリ6
1に保存する。
【0188】CPU53は、暗号鍵の保存が完了する
と、ステップS168において、曲データベースのコピ
ー回数カウンタを1だけインクリメントする。そして、
ステップS169において、移動管理プログラム134
は、アダプタ26のCPU32に、曲データベースのデ
ータを転送し、全体のハッシュ値を計算させ、不揮発性
メモリ34に保存させる。このハッシュ値が、上述した
ステップS12において、前回保存しておいたハッシュ
値として用いられることになる。なおこのハッシュ値の
書換のタイミングは必ずしも転送処理が完了した後に行
われなければならないものではなく、他のタイミングで
行われるものであってもかまわない。
【0189】以上詳述したように本発明によれば、例え
ば以下のような記録処理と再生処理との両方を用いる不
正使用のための改竄処理、すなわち、曲Aがハードディ
スクドライブに記録されている状態で曲データベースの
バックアップを取り、曲Aをハードディスクドライブか
らポータブルデバイスに移動し、そのあとでデータベー
スのバックアップをリストアーして曲Aの移動前の状態
に戻し、その後、別の無関係な曲BをEMDサーバやC
Dやポータブルデバイスからハードディスクドライブに
ダウンロードした場合に、ここでハッシュが更新され、
曲Aが移動済みであるという痕跡を消すことにより、こ
れを繰り返すことで曲Aを何回でも移動することができ
てしまうという方法によっても、本発明の情報処理装置
では、この不正処理を例えばハッシュ関数の演算結果の
不一致として検出することができる。
【0190】すなわち、図1乃至図4で示すような記録
処理において使用した曲データベースのハッシュ関数に
よる比較・判断機能と同等の比較・判断機能を、図5で
示すような再生処理においても使用することにより、記
録処理又は再生処理の一方又は両方を用いた改竄処理が
あっても、確実な不正処理の防止効果をもつことが可能
となる。
【0191】以上記載した様々な実施形態により、当業
者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実
施形態の様々な変形例を想到することが当業者によって
容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形
態へと適用することが可能である。このように本発明
は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範
囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるも
のではない。
【0192】例えば上述した実施形態では、曲データベ
ースのハッシュ関数を演算することで比較・判断を行っ
ているが、これに限るものではない。すなわち、データ
の改変があるかどうかは、通常、元データがあればそれ
と目的データ全体とを比較すれば可能だが、元データが
サイズが大きく保存しておくことが難しい場合には、元
データの特徴を小さいデータで表現し、この小さいデー
タ同士を比較することにより改変の検出ができる。これ
を可能とするべく考案されたものがハッシュ関数だが、
小さなデータの保存のみで改変を精度良く検出するもの
であれば、ハッシュ関数であると明言するものでなくと
もかまわない。
【0193】
【発明の効果】本発明によれば、記録処理と再生処理と
の両者に共通したハッシュ関数等の比較・判断機能を設
けることにより、記録処理も再生処理の場合と同様に不
正な処理をした痕跡を検出することができるため、記録
処理又は再生処理の一方又は両方を用いた不正な改竄処
理等を防止することが可能な情報処理装置及びこれらの
方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置においてポータブル
デバイスからハードディスクドライブへの書込処理の一
例を示すフローチャート。
【図2】本発明に係る情報処理装置においてポータブル
デバイスからハードディスクドライブへの書込処理の他
の一例を示すフローチャート。
【図3】本発明に係る情報処理装置においてEMDサー
バからハードディスクドライブへの書込処理の一例を示
すフローチャート。
【図4】本発明に係る情報処理装置においてIEC60
958端子からハードディスクドライブへの書込処理の
一例を示すフローチャート。
【図5】本発明に係る情報処理装置においてハードディ
スクドライブからポータブルデバイスへの読出処理の一
例を示すフローチャート。
【図6】本発明に係るコンテンツデータ管理システムの
一例を示すブロック図。
【図7】本発明に係るパーソナルコンピュータの一例を
示すブロック図。
【図8】本発明に係るポータブルデバイスの一例を示す
ブロック図。
【図9】本発明に係るパーソナルコンピュータの一例の
機能を示すブロック図。
【符号の説明】
1 … パーソナルコンピュータ, 2 … ネットワ
ーク 3 … EMD登録サーバ,6−1乃至6−3 … ポ
ータブルデバイス 11 … CPU,12 … ROM, 13 … R
AM 21 … HDD,24 … 音声入出力インタフェー
ス 24a … IEC60958端子, 26 … アダ
プタ 32 … CPU, 33 … RAM, 34 …
不揮発性メモリ 35 … RTC, 36 … ROM, 41 …
磁気ディスク 42 … 光ディスク, 43 … 光磁気ディスク 44 … 半導体メモリ, 53 … CPU, 54
… RAM 55 … ROM, 59 … DSP, 61 …
フラッシュメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA06 BA09 CA09 CA16 5D044 AB02 BC01 BC04 BC08 CC04 CC09 DE48 DE50 EF03 EF05 FG18 GK12 GK17 HH07 HH13 HH15 HL07 5J104 AA12 AA16 EA18 NA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられるコンテンツデータを記憶領域
    に記録しこれを再生する情報処理装置において、 記憶領域の管理情報に関して所定の演算を行い演算結果
    を出力する第1演算手段と、 前記第1演算手段から出力された演算結果と所定領域に
    格納されている過去の演算結果とを比較して要求される
    処理の正当性を判断する第1判断手段と、 前記第1判断手段の判断結果が正当なものであるとき、
    記録処理の要求に応じてコンテンツデータを前記記憶領
    域に記録する記録手段と、 記録処理の要求に応じて、前記記憶領域の管理情報に関
    して前記所定の演算を行い演算結果を出力して前記所定
    領域に格納されている過去の演算結果を書き換える第1
    書換手段と、 前記記憶領域の管理情報に関して前記所定の演算を行い
    演算結果を出力する第2演算手段と、 前記第2演算手段から出力された演算結果と前記所定領
    域に格納されている過去の演算結果とを比較して要求さ
    れる処理の正当性を判断する第2判断手段と、 前記第2判断手段の判断結果が正当なものであるとき、
    再生処理の要求に応じて前記コンテンツデータを前記記
    憶領域から読み出して再生する再生手段と、 再生処理の要求に応じて、前記記憶領域の管理情報に関
    して前記所定の演算を行い演算結果を出力して前記所定
    領域に格納されている過去の演算結果を書き換える第2
    書換手段と、 を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2演算手段と前記第1及
    び第2書換手段とで行われる前記所定の演算は、前記管
    理情報のハッシュ関数の値を求める演算であることを特
    徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2書換手段は、前記第1
    及び第2判断手段がそれぞれ要求される処理が不当なも
    のであると判断したとき、少なくとも、正当なものであ
    ると判断したときに行う書換処理はこれを行わないこと
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 与えられるコンテンツデータを記憶領域
    に記録しこれを再生する情報処理装置において、 コンテンツデータの記憶領域に対する記録処理及び再生
    処理のどちらか一方が要求されても、記憶領域の管理情
    報に関して同一の演算を行い、演算結果を過去の演算結
    果と比較して処理の正当性が判断できた場合のみ要求さ
    れる処理を行う処理手段と、 前記処理手段が要求された記録処理及び再生処理の一方
    を行うと共に、記憶領域の管理情報に関して同一の演算
    を再び行い、これにより過去の演算結果を書き換える書
    換手段と、 を具備することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 与えられるコンテンツデータを記憶領域
    に記録しこれを再生する情報処理方法であって、 記憶領域の管理情報に関して所定の演算を行い演算結果
    を出力する第1演算工程と、 前記第1演算工程から出力された演算結果と所定領域に
    格納されている過去の演算結果とを比較して要求される
    処理の正当性を判断する第1判断工程と、 前記第1判断工程の判断結果が正当なものであるとき、
    記録処理の要求に応じてコンテンツデータを前記記憶領
    域に記録する記録工程と、 記録処理の要求に応じて、前記記憶領域の管理情報に関
    して前記所定の演算を行い演算結果を出力して前記所定
    領域に格納されている過去の演算結果を書き換える第1
    書換工程と、 前記記憶領域の管理情報に関して前記所定の演算を行い
    演算結果を出力する第2演算工程と、 前記第2演算工程から出力された演算結果と前記所定領
    域に格納されている過去の演算結果とを比較して要求さ
    れる処理の正当性を判断する第2判断工程と、 前記第2判断工程の判断結果が正当なものであるとき、
    再生処理の要求に応じて前記コンテンツデータを前記記
    憶領域から読み出して再生する再生工程と、 前記再生処理の要求に応じて前記記憶領域の管理情報に
    関して前記所定の演算を行い演算結果を出力して前記所
    定領域に格納されている過去の演算結果を書き換える第
    2書換工程と、 を具備することを特徴とする情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2演算工程と前記第1及
    び第2書換工程とで行われる前記所定の演算は、前記管
    理情報のハッシュ関数の値を求める演算であることを特
    徴とする請求項5記載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2書換工程は、前記第1
    及び第2判断工程がそれぞれ要求される処理が不当なも
    のであると判断したとき、少なくとも、正当なものであ
    ると判断したときに行う書換処理はこれを行わないこと
    を特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】 与えられるコンテンツデータを記憶領域
    に記録しこれを再生する情報処理方法において、 コンテンツデータの記憶領域に対する記録処理及び再生
    処理のどちらか一方の要求についても、記憶領域の管理
    情報に関して同一の演算を行い、演算結果を過去の演算
    結果と比較して処理の正当性が判断できた場合のみ処理
    を行う処理工程と、 前記処理工程が要求された記録処理及び再生処理の一方
    を行うと共に、記憶領域の管理情報に関して同一の演算
    を再び行い、これにより過去の演算結果を書き換える書
    換工程と、 を具備することを特徴とする情報処理方法。
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