JP2003099284A - ディグレードチェックシステム - Google Patents

ディグレードチェックシステム

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JP2003099284A
JP2003099284A JP2001291325A JP2001291325A JP2003099284A JP 2003099284 A JP2003099284 A JP 2003099284A JP 2001291325 A JP2001291325 A JP 2001291325A JP 2001291325 A JP2001291325 A JP 2001291325A JP 2003099284 A JP2003099284 A JP 2003099284A
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Takayuki Fukuyama
隆之 福山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディグレードチェックのための工数を軽減す
る。 【解決手段】 修正前モジュール試験部1は、入力デー
タベース作成情報11、入力データ作成情報12を用い
て試験対象プログラム(修正前)15の確認試験を行
い、その結果をデータベースダンプリスト17、出力情
報ダンプリスト18として出力する。データコンバート
部2は、入力データベース作成情報11、入力データ作
成情報12を試験対象プログラム(修正後)35の確認
試験を行うことができるように変更する。修正後モジュ
ール試験部3は、入力データベース作成情報31、入力
データ作成情報32を用いて試験対象プログラム(修正
後)35の確認試験を行い、その結果をデータベースダ
ンプリスト37、出力情報ダンプリスト38として出力
する。ディグレードチェック部4は、出力情報ダンプリ
スト18、38の突合確認、データベースダンプリスト
17、37の突合確認を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あるプログラムを
修正することにより得られた修正後のプログラムにディ
グレードが発生していないことを確認するためのディグ
レードチェックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】大規模なシステム開発には多大な開発工
数が必要となるとともに、そのシステムを構成するプロ
グラムが正常に動作することを確認するための試験にも
多大な工数が必要となる。さらに、システム開発後であ
っても、仕様変更等によりプログラムの修正が必要とな
る場合がある。このような場合、プログラムの修正、機
能追加によりディグレードが発生していないかをチェッ
クする必要がある。ここでディグレードとは、プログラ
ムの修正、機能追加の実施により、これまで正常に使え
ていた機能が正常に機能しなくなってしまうことをい
う。
【0003】プログラムの修正部分を含めた全ての部分
に対する確認作業を実施すればディグレードが発生して
いないことを確認することができる。しかし、このよう
に全てのプログラムを確認するためには、当該プログラ
ムの開発時と同様の工数が必要となるためこのような確
認作業は非常に困難であった。そのため、修正後のプロ
グラムに対してプログラム開発時と同様の試験を行い、
修正前のプログラムの試験結果と修正後のプログラムの
試験結果とを比較し、その差分が仕様変更によるものの
みであることを確認することによりディグレードが発生
していないことを確認するディグレードチェックを行う
ことが一般的に行われる。
【0004】しかし、プログラムの修正個所が非常に限
定されており、軽微なものであっても、ディグレード確
認観点としては修正前に実施済である試験内容全てを網
羅する必要がある。また、修正前のプログラムの確認試
験の際に使用した入力データやデータベースを、修正後
のプログラムのディグレード確認にそのまま使用するこ
とができない場合には、ディグレード確認試験実施に先
立って、入力データ作成作業や、データベース作成作業
が発生する。さらに、修正前プログラムと、修正後プロ
グラムで全く同一の動作をするべき所についても、試験
結果の確認作業が発生する。そのため、従来のディグレ
ードチェックシステムでは、プログラム修正が軽微なも
のであっても、ディグレードチェックのために多大な工
数が必要となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディグ
レードチェックシステムでは、プログラム修正が軽微な
ものであっても、ディグレードチェックのために多大な
工数が必要となるという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、ディグレードチェックの
ための工数を軽減することができるディグレードチェッ
クシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディグレードチェックシステムは、あるプ
ログラムを修正することにより得られた修正後のプログ
ラムにディグレードが発生していないことを確認するた
めのディグレードチェックシステムであって、第1の入
力データベース作成情報に基づいてデータベースを作成
し、第1の入力データ作成情報に基づいて入力情報を作
成し、該データベースおよび該入力情報を用いて修正前
のプログラムの確認試験を行い、確認試験終了後の該デ
ータベースの内容をデータベースダンプリストとして出
力し、修正前のプログラムの出力情報を出力情報ダンプ
リストとして出力する修正前モジュール試験部と、前記
修正前のプログラムの動作確認の際に使用された第1の
入力データベース作成情報および第1の入力データ作成
情報を修正後のプログラムの確認試験に使用できるよう
な第2の入力データベース作成情報および第2の入力デ
ータ作成情報に変更して出力するデータコンバート部
と、前記第2の入力データベース作成情報に基づいてデ
ータベースを作成し、第2の入力データ作成情報に基づ
いて入力情報を作成し、該データベースおよび該入力情
報を用いて修正後のプログラムの確認試験を行い、確認
試験終了後の該データベースの内容をデータベースダン
プリストとして出力し、修正後のプログラムの出力情報
を出力情報ダンプリストとして出力する修正後モジュー
ル試験部と、前記修正前モジュール試験部からのデータ
ベースダンプリストと前記修正後モジュール試験部から
のデータベースダンプリストとの突合確認および、前記
修正前モジュール試験部からの出力情報ダンプリストと
前記修正後モジュール試験部からの出力情報ダンプリス
トとの突合確認を行い、該確認結果をコンペアチェック
結果として出力するディグレードチェック部とを備えて
いる。
【0008】本発明のディグレードチェックシステムに
よれば、第1の入力データベース作成情報から第2の入
力データベース作成情報への変換、第1の入力データ作
成情報から第2の入力データ作成情報への変換はデータ
コンバート部により自動的に行われる。従って、修正後
のプログラムに入力するための入力情報およびデータベ
ースを作成する工数が不要となる。また、修正前のプロ
グラムによる出力情報ダンプリストおよびデータベース
ダンプリストと修正後のプログラムによる出力情報ダン
プリストおよびデータベースダンプリストとの比較がデ
ィグレードチェック部により自動的に行われるため、デ
ィグレードチェックのための工数を軽減することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態のディグレード
チェックシステムの構成を示すブロック図である。本実
施形態のディグレードチェックシステムは、要件変更に
よりプログラム修正や改造を行った際に、修正や改造を
行ったプログラムにディグレードが発生していないこと
を確認するためのものである。本実施形態では、修正前
のプログラムを試験対象プログラム(修正前)15と
し、修正後のプログラムを試験対象プログラム(修正
後)35としてディグレード確認試験を行う。
【0011】本実施形態のディグレードチェックシステ
ムは、修正前モジュール試験部1と、データコンバート
部2と、修正後モジュール試験部3と、ディグレードチ
ェック部4とから構成されている。
【0012】図1において、入力データベース作成情報
11、31は、データベース14、34を作成するため
の情報である。入力データ作成情報12、32は、入力
情報13、33を作成するための情報である。
【0013】試験対象プログラム(修正後)35は、デ
ィグレード確認対象となるプログラムであり、データベ
ース34を参照または更新し、出力情報36を出力す
る。試験対象プログラム(修正前)15は、修正を行う
前のプログラムであり、データベース14を参照または
更新し、出力情報16を出力する。
【0014】データベースダンプリスト17、37は、
試験対象プログラム15、35により参照・更新された
データベース14、34に関する、ディグレードチェッ
ク部4による確認が可能な状態のリストである。出力情
報ダンプリスト18、38は、試験対象プログラム1
5、35により出力された出力情報16、36に関す
る、ディグレードチェック部4による確認が可能な状態
のリストである。コンペアチェック結果42はディグレ
ードチェック部4による突合確認の内容を出力するリス
トである。
【0015】試験実施に関する情報11、12、15、
31、32、35、試験結果に関する情報17、18、
37、38、42については、管理資材としてサーバに
格納され保管される。
【0016】修正前モジュール試験部1は、入力データ
ベース作成情報11に基づいてデータベース14を作成
し、入力データ作成情報12に基づいて入力情報13を
作成し、このデータベース14および入力情報13を用
いて修正前のプログラムである試験対象プログラム(修
正前)15の確認試験を行い、確認試験終了後のデータ
ベース格納部53の内容をデータベースダンプリスト1
7として出力し、試験対象プログラム(修正前)15の
出力情報を出力情報ダンプリスト18として出力する。
【0017】修正前モジュール試験部1は、データベー
ス生成部51と、入力情報生成部52と、データベース
格納部53と、データベースダンプリスト生成部54
と、出力情報ダンプリスト生成部55とから構成されて
いる。
【0018】データベース生成部51は、入力データベ
ース作成情報11に基づいて試験対象プログラム(修正
前)15の確認試験を行うためのデータベース14を生
成する。入力情報生成部52は、入力データ作成情報1
2に基づいて試験対象プログラム(修正前)15の確認
試験を行うための入力情報13を生成する。データベー
ス格納部53は、データベース生成部51により生成さ
れたデータベース14を格納する。
【0019】データベースダンプリスト生成部54は、
確認試験終了後のデータベース格納部53の内容をデー
タベースダンプリスト17として出力する。出力情報ダ
ンプリスト生成部55は、試験対象プログラム(修正
前)15の出力情報を出力情報ダンプリスト18として
出力する。
【0020】データコンバート部2は、修正前のプログ
ラムである試験対象プログラム(修正前)15の動作確
認の際に使用された入力データベース作成情報11およ
び入力データ作成情報12を試験対象プログラム(修正
後)35の確認試験を行うことができるように変更する
機能を有する。データコンバート部2は、入力データベ
ース作成情報コンバータ21と、入力データ作成情報コ
ンバータ22とから構成されている。
【0021】入力データベース作成情報コンバータ21
は、入力データベース作成情報11を、試験対象プログ
ラム(修正後)35の動作確認を行うことができるよう
なデータベース34を生成するための入力データベース
バンド作成情報31に変換して出力する。入力データ作
成情報コンバータ22は、入力データ作成情報12を、
試験対象プログラム(修正後)35の動作確認を行うこ
とができるような入力情報33を生成するための入力デ
ータ作成情報32に変換して出力する。
【0022】データコンバータ部2における入力データ
ベース作成情報コンバータ21、入力データ作成情報コ
ンバータ22は、開発モデル間でデータベーススキー
マ、電文情報、処理間引継ファイルスキーマ等の変更が
ある場合に、変更内容の吸収を行うためのツールであ
る。具体的には、以下のような場合が考えられる。
【0023】入力データベース作成情報コンバータ21
は、データベーススキーマの変更がある場合、修正前は
旧スキーマ、修正後は新スキーマで試験を実施すること
になるので、本コンバータを用いて旧スキーマ向け試験
データベース作成情報を新スキーマ向け情報に変換し、
同一条件のデータベースを構築する。また、データベー
ス項目の属性変更、レングス変更についても対応する。
【0024】入力データ作成情報コンバータ22は、電
文情報コンバータとして動作する場合と処理間引継ファ
イルコンバータとして動作する場合がある。
【0025】電文情報コンバータとして動作する場合に
は、追加入力情報、入力項目レングス変更等のオンライ
ン電文の変更がある場合、入力情報を入力データ作成情
報コンバータ22により旧電文情報作成データを新電文
情報作成データに変換し、同一条件のオペレーションに
よる試験が実施できるようにする。
【0026】処理間引継ファイルコンバータとして動作
する場合には、処理間引継ファイルのスキーマ変更があ
る場合、修正前は旧スキーマ、修正後は新スキーマで試
験を実施することになるので、入力データ作成情報コン
バータ22により旧スキーマ向け試験データベース作成
情報を新スキーマ向け情報に変換し、同一条件のデータ
を作成する。また、引継ファイル項目の属性変更、レン
グス変更についても対応する。
【0027】尚、試験結果ダンプリストのコンペアにつ
いては、試験対象処理にて出力したデータベース、処理
間引継ファイル等の項目名テーブルを用いた突合処理に
より実施するため、追加項目についてはチェックしな
い。
【0028】修正後モジュール試験部3は、入力データ
ベース作成情報31に基づいてデータベース34を作成
し、入力データ作成情報32に基づいて入力情報33を
作成し、このデータベース34および入力情報33を用
いて修正後のプログラムである試験対象プログラム(修
正後)35の確認試験を行い、確認試験終了後のデータ
ベース格納部63の内容をデータベースダンプリスト3
7として出力し、試験対象プログラム(修正後)35の
出力情報を出力情報ダンプリスト38として出力する。
【0029】修正後モジュール試験部3は、データベー
ス生成部61と、入力情報生成部62と、データベース
格納部63と、データベースダンプリスト生成部64
と、出力情報ダンプリスト生成部65とから構成されて
いる。
【0030】データベース生成部61は、入力データベ
ース作成情報31に基づいて試験対象プログラム(修正
後)35の確認試験を行うためのデータベース34を生
成する。入力情報生成部62は、入力データ作成情報3
2に基づいて試験対象プログラム(修正後)35の確認
試験を行うための入力情報33を生成する。データベー
ス格納部63は、データベース生成部61により生成さ
れたデータベース34を格納する。
【0031】データベースダンプリスト生成部64は、
確認試験終了後のデータベース格納部63の内容をデー
タベースダンプリスト37として出力する。出力情報ダ
ンプリスト生成部65は、試験対象プログラム(修正
後)35の出力情報を出力情報ダンプリスト38として
出力する。
【0032】ディグレードチェック部4は、データベー
スダンプリスト生成部54からのデータベースダンプリ
スト17とデータベースダンプリスト生成部64からの
データベースダンプリスト37との突合確認および、出
力情報ダンプリスト生成部55からの出力情報ダンプリ
スト18と出力情報ダンプリスト生成部65からの出力
情報ダンプリスト38との突合確認を行い、その確認結
果をコンペアチェック結果42として出力する。
【0033】次に、本実施形態のディグレードチェック
システムの動作を図面を参照して詳細に説明する。
【0034】以下の説明では、具体例として、入力され
たデータの内容に基づいてデータベースの内容を更新
し、その更新情報を帳票出力するための情報(出力情
報)を出力するというプログラムを用いて説明する。こ
こで、入力されるデータとしては、郵便番号、住所、更
新を行った日付であるDB(データベース)更新日付を
用いるものとする。
【0035】そして、仕様変更の内容としては、郵便番
号の桁数が3桁から7桁に変更となった場合を用いて説
明する。つまり、試験対象プログラムは扱う郵便番号が
3桁から7桁に変更となり、データベースにおける郵便
番号のエリアが3桁から7桁になり、出力情報における
郵便番号の項目が3桁から7桁になることとなる。
【0036】また、プログラムが行う処理としては、鈴
木太郎さんが東京から大阪に引っ越した場合のデータベ
ースの更新処理を例として説明する。
【0037】修正前モジュール試験部1における処理は
プログラムの修正前に一旦実施されている処理であるた
め、データベースダンプリスト17および出力情報ダン
プリスト18を保管しておけば、プログラム修正後のデ
ィグレード確認処理においては修正前モジュール試験部
1における処理は不要となる。しかし、以下の説明で
は、修正前モジュール試験部1の処理と修正後モジュー
ル試験部3の処理を比較して説明するためにディグレー
ド確認処理においても修正前モジュール試験部1を用い
た処理を実施するものとして説明する。
【0038】先ず、仕様変更や障害によりプログラムに
修正や改造を行う必要が生じた場合、データベース生成
部51および入力情報生成部52は、保管されている入
力データベース作成情報11、入力データ作成情報12
に基づいて、データベース14および入力情報13を生
成する。ここで、入力情報生成部52により生成される
入力情報13およびデータベース生成部51により生成
されるデータベース14の一例を図2に示す。
【0039】そして、データコンバート部2は、保管さ
れている入力データベース作成情報11、入力データ作
成情報12を変換することにより、修正後モジュール試
験部3における確認処理の実施のための入力データベー
ス作成情報31、入力データ作成情報32を得る。そし
て、データベース生成部61および入力情報生成部62
は、この入力データベース作成情報31、入力データ作
成情報32を元に、データベース34、入力情報33を
作成する。ここで、入力情報生成部62により生成され
る入力情報33およびデータベース生成部61により生
成されるデータベース34の一例を図3に示す。
【0040】そして、修正前モジュール試験部1では、
試験対象プログラム(修正前)15に対する試験が実施
され、ディグレードチェック部4に引き渡す情報として
のデータベースダンプリスト17と出力情報ダンプリス
ト18を取得する。ここで、データベースダンプリスト
17と出力情報ダンプリスト18の一例を図4に示す。
【0041】また、修正後モジュール試験部2では、試
験対象プログラム(修正後)35に対する試験を実施
し、ディグレードチェック部4に引き渡す情報としての
データベースダンプリスト37と出力情報ダンプリスト
38を取得する。ここで、ディグレードが発生していな
い場合の、データベースダンプリスト37と出力情報ダ
ンプリスト38の一例を図5に示す。
【0042】ディグレードチェック部4では、データベ
ースダンプリスト生成部54からのデータベースダンプ
リスト17とデータベースダンプリスト生成部64から
のデータベースダンプリスト37との突合確認および、
出力情報ダンプリスト生成部55からの出力情報ダンプ
リスト18と出力情報ダンプリスト生成部65からの出
力情報ダンプリスト38との突合確認を行い、その確認
結果をコンペアチェック結果42として出力する。ディ
グレードが発生していない場合の、コンペアチェック結
果42の一例を図6に示す。
【0043】そして、このコンペアチェック結果42の
内容が試験実施前に想定していたものと一致することを
確認する。想定外のチェック結果が出力されている場合
は、出力内容のプログラム仕様に対する妥当性を再確認
する。再確認結果が妥当でない場合、当該プログラムが
ディグレードを起こしている事が分かる。
【0044】図6に示した例では、差分ありとされてい
る確認項目は、データベースダンプリストの突合結果に
おける“郵便番号”と、出力情報のダンプリストの突合
結果における“旧郵便番号”、“新郵便番号”のみであ
り、これらの確認項目は仕様変更により3桁から7桁に
変更されたことにより差分が発生することが想定されて
いるものである。そのため、これらの確認項目以外に差
分が発生していないことによりディグレードは発生して
いないと判定することができる。
【0045】また、ディグレードが発生している場合に
出力されるデータベースダンプリスト37および出力情
報ダンプリスト38の一例を図7に示す。この図7で
は、プログラム修正の際にディグレードが発生している
ことにより、データベースダンプリスト37および出力
情報ダンプリスト38における生年月日の値が“200
10801”となっており、本来ならば“196501
01”となるはずの値がプログラムの修正により誤った
値となってしまっている。そして、このような場合のコ
ンペアチェック結果42を図8に示す。
【0046】図8のコンペアチェック結果42を参照す
ると、本来ならば差分が発生しないはずの、“生年月
日”において差分が発生していることが確認され、ディ
グレードが発生していると判定することができる。
【0047】本実施形態のディグレードチェックシステ
ムによれば、入力データベース作成情報11から入力デ
ータベース作成情報31への変換、入力データ作成情報
12から入力データ作成情報32への変換はデータコン
バート部2により自動的に行われる。従って、修正後の
試験対象プログラム35に入力するための入力情報33
およびデータベース34を作成する工数が不要となる。
また、修正前の試験対象プログラム15による出力情報
ダンプリスト18およびデータベースダンプリスト17
と修正後の試験対象プログラム35による出力情報ダン
プリスト38およびデータベースダンプリスト37との
比較がディグレードチェック部4により自動的に行われ
るため、ディグレードチェックのための工数を軽減する
ことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
修正後の試験対象プログラムに入力するための入力情報
およびデータベースを作成する工数が不要となり、また
修正前の試験プログラムによる出力情報ダンプリストお
よびデータベースダンプリストと修正後の試験プログラ
ムによる出力情報ダンプリストおよびデータベースダン
プリストとの比較が自動的に行われるため、ディグレー
ドチェックのための工数を軽減することができるという
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のディグレードチェックシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】修正前モジュール試験のための入力情報13お
よびデータベース14の一例を示す図である。
【図3】修正後モジュール試験のための入力情報33お
よびデータベース34の一例を示す図である。
【図4】データベースダンプリスト17と出力情報ダン
プリスト18の一例を示す図である。
【図5】ディグレードが発生していない場合の、データ
ベースダンプリスト37と出力情報ダンプリスト38の
一例を示す図である。
【図6】ディグレードが発生していない場合の、コンペ
アチェック結果42の一例を示す図である。
【図7】ディグレードが発生している場合の、データベ
ースダンプリスト37と出力情報ダンプリスト36の一
例を示す図である。
【図8】ディグレードが発生している場合の、コンペア
チェック結果42の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 修正前モジュール試験部 2 データコンバート部 3 修正後モジュール試験部 4 ディグレードチェック部 11 入力データベース作成情報 12 入力データ作成情報 13 入力情報 14 データベース 15 試験対象プログラム(修正前) 16 出力情報 17 データベースダンプリスト 18 出力情報ダンプリスト 21 入力データベース作成情報コンバータ 22 入力データ作成情報コンバータ 31 入力データベース作成情報 32 入力データ作成情報 33 入力情報 34 データベース 35 試験対象プログラム(修正後) 36 出力情報 37 データベースダンプリスト 38 出力情報ダンプリスト 42 コンペアチェック結果 51 データベース生成部 52 入力情報生成部 53 データベース格納部 54 データベースダンプリスト生成部 55 出力情報ダンプリスト生成部 61 データベース生成部 62 入力情報生成部 63 データベース格納部 64 データベースダンプリスト生成部 65 出力情報ダンプリスト生成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるプログラムを修正することにより得
    られた修正後のプログラムにディグレードが発生してい
    ないことを確認するためのディグレードチェックシステ
    ムであって、 第1の入力データベース作成情報に基づいてデータベー
    スを作成し、第1の入力データ作成情報に基づいて入力
    情報を作成し、該データベースおよび該入力情報を用い
    て修正前のプログラムの確認試験を行い、確認試験終了
    後の該データベースの内容をデータベースダンプリスト
    として出力し、修正前のプログラムの出力情報を出力情
    報ダンプリストとして出力する修正前モジュール試験部
    と、 前記修正前のプログラムの動作確認の際に使用された第
    1の入力データベース作成情報および第1の入力データ
    作成情報を修正後のプログラムの確認試験に使用できる
    ような第2の入力データベース作成情報および第2の入
    力データ作成情報に変更して出力するデータコンバート
    部と、 前記第2の入力データベース作成情報に基づいてデータ
    ベースを作成し、第2の入力データ作成情報に基づいて
    入力情報を作成し、該データベースおよび該入力情報を
    用いて修正後のプログラムの確認試験を行い、確認試験
    終了後の該データベースの内容をデータベースダンプリ
    ストとして出力し、修正後のプログラムの出力情報を出
    力情報ダンプリストとして出力する修正後モジュール試
    験部と、 前記修正前モジュール試験部からのデータベースダンプ
    リストと前記修正後モジュール試験部からのデータベー
    スダンプリストとの突合確認および、前記修正前モジュ
    ール試験部からの出力情報ダンプリストと前記修正後モ
    ジュール試験部からの出力情報ダンプリストとの突合確
    認を行い、該確認結果をコンペアチェック結果として出
    力するディグレードチェック部とを備えているディグレ
    ードチェックシステム。
  2. 【請求項2】 前記データコンバート部は、 前記第1の入力データベース作成情報を、修正後のプロ
    グラムの動作確認を行うことができるようなデータベー
    スを生成するための第2の入力データベース作成情報に
    変換して出力する入力データベース作成情報コンバータ
    と、 前記第1の入力データ作成情報を、修正後のプログラム
    の動作確認を行うことができるような入力情報を生成す
    るための第2の入力データ作成情報に変換して出力する
    入力データ作成情報コンバータと、から構成されている
    請求項1記載のディグレードチェックシステム。
  3. 【請求項3】 前記試験前モジュール試験部は、 前記第1の入力データベース作成情報に基づいて修正前
    のプログラムの確認試験を行うためのデータベースを生
    成する第1のデータベース作成部と、 前記第1の入力データ作成情報に基づいて修正前のプロ
    グラムの確認試験を行うための入力情報を生成する第1
    の入力情報生成部と、 前記第1のデータベース生成部により生成されたデータ
    ベースを格納する第1のデータベース格納部と、 確認試験終了後の前記第1のデータベース格納部の内容
    をデータベースダンプリストとして出力する第1のデー
    タベースダンプリスト生成部と、 修正前のプログラムの出力情報を出力情報ダンプリスト
    として出力する第1の出力情報ダンプリスト生成部とか
    ら構成され、 前記試験後モジュール試験部は、 前記第2の入力データベース作成情報に基づいて修正後
    のプログラムの確認試験を行うためのデータベースを生
    成する第2のデータベース作成部と、 前記第2の入力データ作成情報に基づいて修正後のプロ
    グラムの確認試験を行うための入力情報を生成する第2
    の入力情報生成部と、 前記第2のデータベース生成部により生成されたデータ
    ベースを格納する第2のデータベース格納部と、 確認試験終了後の前記第2のデータベース格納部の内容
    をデータベースダンプリストとして出力する第2のデー
    タベースダンプリスト生成部と、 修正後のプログラムの出力情報を出力情報ダンプリスト
    として出力する第2の出力情報ダンプリスト生成部とか
    ら構成されている請求項1または2記載のディグレード
    チェックシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013072977A1 (ja) * 2011-11-18 2013-05-23 株式会社日立製作所 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
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