JP2003099279A - 測定システム、測定用制御装置、測定装置の制御方法、プログラム及び電子デバイス設計方法 - Google Patents

測定システム、測定用制御装置、測定装置の制御方法、プログラム及び電子デバイス設計方法

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JP2003099279A
JP2003099279A JP2001292991A JP2001292991A JP2003099279A JP 2003099279 A JP2003099279 A JP 2003099279A JP 2001292991 A JP2001292991 A JP 2001292991A JP 2001292991 A JP2001292991 A JP 2001292991A JP 2003099279 A JP2003099279 A JP 2003099279A
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Osamu Inoue
修 井上
Fumio Ikeuchi
史夫 池内
Yasunari Heike
康成 平家
Masaki Sakata
正樹 坂田
Shuhei Abe
修平 安陪
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Ricoh Microelectronics Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Microelectronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子デバイスの特性を測定するときの人為的
ミスを抑制でき、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に
行うことができるとともに、ユーザーの利便性を向上さ
せることである。 【解決手段】 CD−RWに搭載されるアナログASI
Cの各種特性を評価するため、複数の測定装置をパソコ
ンで一括して制御し、様々な測定を行う。この測定で
は、条件定義ファイルに記述の各コマンドファイルを読
み取り、各コマンドファイルに記述の各コマンドに対応
するプログラムを実行することで、順次測定が行わ
れ、、自動的に一括した測定を行うことができる。ユー
ザーは、パソコンを操作して、用意されている所定のコ
マンドを用いてコマンドファイルを編集するだけで、自
分の希望する測定を行うことが可能となる。また、ユー
ザーは、条件定義ファイルに、コマンドファイルのファ
イル名とTestIDを記述するだけで、一括した測定
を自動的に実施することができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子デバイスの特
性を測定する測定装置と、コマンドファイルに記述され
たコマンドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプ
ログラムを順次実行し、上記測定装置の測定動作を制御
して、該測定装置に一連の測定工程を実行させる制御装
置とを備えた測定システム、この測定システムを構成す
る測定用制御装置、測定装置の制御方法、プログラム及
び電子デバイス設計方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のデバイスは高集積、高機能化、更
には高速化が進み、その評価は膨大となり、工数が増加
の傾向にある。評価項目としては、例えば直流のゲイン
/オフセット特性や交流の同様の評価、更には周波数特
性などが代表的なものであり、それらは個別ブロック毎
や、複数ブロックでの評価、更には組み合わせを変えた
評価など、その評価項目数は数百項目以上ともなりう
る。
【0003】従来、上述した測定システムを用いて電子
デバイスの検査や評価を行う場合、例えば、1V〜5V
の入力電圧に対する出力電圧を測定するときには、ユー
ザーは、パソコンを操作して、まず、入力電圧を1Vに
設定し、電圧測定器等のディスプレイに表示される出力
電圧を目視し、その出力電圧をパソコンに入力する。こ
のような作業を、各入力電圧についてそれぞれ行い、入
力電圧に対する出力電圧の特性を得ていた。しかし、こ
れでは、膨大な工数の測定を行う必要がある電子デバイ
スについては、その検査や評価を行うために長期間を要
することになり、試作デバイスの評価等を迅速に行うこ
とができず、開発の遅れの原因となっていた。また、ユ
ーザーにとっては、長期間の測定を強いられるため、入
力ミス等の人為的ミスが発生しやすく、正確な検査や評
価ができないおそれもある。
【0004】このような不具合を解消する方法として、
従来、評価対象の電子デバイスについて行うべき各種測
定内容を、すべてパソコンにプログラムしておき、その
プログラムに従ってパソコンにより各種測定装置を制御
する測定システムも提案されている。この測定システム
によれば、ユーザーは、そのプログラムを実行させる指
示をすれば、そのプログラムに従った測定が自動的に行
われるので、人為的ミスがほとんど発生しない。また、
ユーザーによる測定条件の入力作業や、目視による測定
結果の入力作業も必要ないので、試作デバイスの評価等
を迅速に行うことができ、開発期間の短縮化を図ること
もできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
測定システムにおいて、評価対象の電子デバイスについ
て行うべき各種測定を自動的に行うためのプログラム
は、ユーザーが容易に変更できるものではなかった。こ
のため、例えば、そのプログラムには含まれていないユ
ーザー特有の測定を行いたい、そのプログラムに含まれ
ている測定工程のうちユーザーにとって不要なものを省
きたいなどのユーザーの要望に対して、十分に応えるこ
とはできず、利便性の低いものであった。特に、電子デ
バイスの特性を測定してその検査や評価を行う場合、そ
の検査や評価の内容は、ユーザーごとに大きく異なり、
測定工程も様々である。よって、ユーザーにより測定工
程がカスタマイズできるようなプログラムが望まれてい
る。
【0006】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、電子デバイスの特性
を測定するときの人為的ミスを抑制でき、かつ、膨大な
工数の測定工程を迅速に行うことができるとともに、ユ
ーザーにとって利便性の高い測定システム、測定用制御
装置、測定装置の制御方法、プログラム及び電子デバイ
ス設計方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電子デバイスの特性を測定する
測定装置と、コマンドファイルに記述されたコマンドを
順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを順
次実行し、上記測定装置の測定動作を制御して、該測定
装置に一連の測定工程を実行させる制御装置とを備えた
測定システムにおいて、上記制御装置は、上記一連の測
定工程に含まれ得る互いに異なる測定工程を、上記測定
装置にそれぞれ実行させるための複数の測定プログラム
を記憶する測定プログラム記憶手段と、上記測定プログ
ラム記憶手段に記憶された各測定プログラムにそれぞれ
関連付けられた複数の測定コマンドのうちの少なくとも
1つを含む複数のコマンドを記述したコマンドファイル
を記憶するコマンドファイル記憶手段と、上記コマンド
ファイル記憶手段に記憶されたコマンドファイルに記述
されたコマンドを順に読み込んで、該コマンドに対応す
るプログラムを順次実行するプログラム実行手段と、ユ
ーザーの指示に従って、上記測定装置が実行する測定工
程を変更する旨の測定工程変更要求を入力するための測
定工程変更要求入力手段と、上記測定工程変更要求入力
手段により入力された測定工程変更要求に応じて、上記
コマンドファイル記憶手段に記憶されたコマンドファイ
ルに記述される測定コマンドを書き換えるコマンドファ
イル書換手段とを有することを特徴とするものである。
【0008】この測定システムにおいては、電子デバイ
スの特性を測定する測定装置と、その測定装置の測定動
作を制御する制御装置とから構成されている。この測定
装置は、直流特性や交流特性等の電子デバイスの特性を
測定するためのものであって、DC電圧測定器やオシロ
スコープなどが挙げられる。また、測定装置には、電子
デバイスに入力する信号を発生させる信号発生装置や、
その信号を入力する入力端子又は測定装置が検出する信
号を出力する出力端子を切り換える信号切換器なども含
まれる。尚、本測定システムを構成する測定装置は、1
つであっても、2以上であってもよい。また、このよう
な測定装置の測定動作を制御する制御装置は、本測定シ
ステムにより行われる一連の測定工程に含まれ得る互い
に異なる測定工程を、測定装置にそれぞれ実行させるた
めの複数の測定プログラムを、測定プログラム記憶手段
に記憶している。また、各測定プログラムにそれぞれ関
連付けられた複数の測定コマンドのうちの少なくとも1
つを含む複数のコマンドを記述したコマンドファイル
は、コマンドファイル記憶手段に記憶している。尚、測
定プログラムとは、制御対象である測定装置の測定動作
を制御するためのプログラムであり、コマンドファイル
とは、デキストエディタや専用ソフト等を用いること
で、ユーザーが視認できる文字列(コマンドを含む)が
記述された電子データである。本測定システムにより測
定を行う場合、制御装置は、プログラム実行手段によ
り、コマンドファイルに記述されたコマンドを順に読み
込んで、そのコマンドに対応するプログラム(測定プロ
グラムを含む)を順次実行し、測定装置の測定動作を制
御して、その測定装置に一連の測定工程を実行させる。
よって、ユーザーによる入力ミス等の人為的ミスを抑制
でき、かつ、測定の工数を少なくすることができる。
【0009】ここで、本測定システムを構成する制御装
置では、測定工程変更要求入力手段により、ユーザーの
指示に従って測定装置が実行する測定工程を変更する旨
の測定工程変更要求が入力されると、コマンドファイル
書換手段により、その測定工程変更要求に応じて、コマ
ンドファイル記憶手段に記憶されたコマンドファイルに
記述される測定コマンドが書き換えられる。例えば、ユ
ーザーがテキストエディタ等を用いて、そのコマンドフ
ァイルに記述された測定コマンドを、他の測定コマンド
に置き換えたり、削除したり、あるいは、そのコマンド
ファイルに新たな測定コマンドを記述したりする。そし
て、このようにして変更したコマンドファイルは、コマ
ンドファイル記憶手段に記憶されることで、変更後のコ
マンドファイルに基づく一連の測定工程が行われる。こ
の結果、ユーザーは、コマンドファイルに記述される測
定コマンドを書き換えれば、電子デバイスの特性を測定
する一連の測定工程を、自分の希望に合った一連の測定
工程にカスタマイズすることができる。すなわち、ユー
ザーは、制御装置に用意されている測定プログラムの範
囲内であれば、その測定コマンドを書き換えるだけで、
実体プログラムを編集する等の専門的知識を必要とする
作業を行わずに、一連の測定工程を変更することができ
る。
【0010】また、請求項2の発明は、電子デバイスの
特性を測定するための測定装置と、複数のコマンドファ
イルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマン
ドに対応するプログラムを順次実行し、上記測定装置の
測定動作を制御して、該コマンドファイルに基づく一連
の測定工程を組み合わせた一括した測定を該測定装置に
実行させる制御装置とを備えた測定システムにおいて、
上記制御装置は、所定のコマンドをそれぞれ記述した複
数のコマンドファイルを記憶するコマンドファイル記憶
手段と、上記コマンドファイル記憶手段に記憶された複
数のコマンドファイルにそれぞれ関連付けられた複数の
ファイル特定情報のうちの少なくとも1つが記述された
測定内容ファイルを記憶する測定内容ファイル記憶手段
と、上記測定内容ファイル記憶手段に記憶された測定内
容ファイルに記述されたファイル特定情報に対応するコ
マンドファイルを読み出し、該コマンドファイルに記述
されたコマンドを順に読み込んで、該コマンドに対応す
るプログラムを順次実行するプログラム実行手段と、ユ
ーザーの指示に従って、上記測定装置を用いて行う一括
した測定の内容を変更する旨の測定内容変更要求を入力
するための測定内容変更要求入力手段と、上記測定内容
変更要求入力手段により入力された測定内容変更要求に
応じて、上記測定内容ファイル記憶手段に記憶された測
定内容ファイルに記述されるファイル特定情報を書き換
える測定内容ファイル書換手段とを有することを特徴と
するものである。
【0011】この測定システムにおいても、請求項1の
測定システムと同様の構成を有している。本測定システ
ムの制御装置は、所定のコマンドをそれぞれ記述した複
数のコマンドファイルをコマンドファイル記憶手段に記
憶している。また、これら複数のコマンドファイルにそ
れぞれ関連付けられた複数のファイル特定情報のうちの
少なくとも1つが記述された測定内容ファイルは、測定
内容ファイル記憶手段に記憶している。尚、測定内容フ
ァイルとは、テキストエディタや専用ソフト等を用いる
ことで、各コマンドファイルをユーザーが視認して特定
することが可能な文字列や絵等のファイル特定情報が記
述された電子データである。本測定システムにより測定
を行う場合、制御装置は、プログラム実行手段により、
測定内容ファイルに記述されたファイル特定情報に対応
するコマンドファイルを読み出し、そのコマンドファイ
ルに記述されたコマンドを順に読み込んで、そのコマン
ドに対応するプログラムを順次実行し、測定装置の測定
動作を制御して、コマンドファイルに基づく一連の測定
工程を組み合わせた一括した測定を測定装置に実行させ
る。よって、ユーザーによる入力ミス等の人為的ミスを
抑制でき、かつ、測定の工数を少なくすることができ
る。
【0012】ここで、本測定システムを構成する制御装
置では、測定内容変更要求入力手段により、ユーザーの
指示に従って測定装置を用いて行う一括した測定の内容
を変更する旨の測定内容変更要求が入力されると、測定
内容ファイル書換手段により、その測定内容変更要求に
応じて、測定内容ファイル記憶手段に記憶された測定内
容ファイルに記述されるファイル特定情報が書き換えら
れる。例えば、ユーザーがテキストエディタや専用ソフ
トなどを用いて、その測定内容ファイルに記述されたフ
ァイル特定情報を、他のファイル特定情報に置き換えた
り、削除したり、あるいは、その測定内容ファイルに新
たなファイル特定情報を記述したりする。そして、この
ようにして変更した測定内容ファイルは、測定内容ファ
イル記憶手段に記憶されることで、変更後の測定内容フ
ァイルに基づく一括した測定が行われる。この結果、ユ
ーザーは、測定内容ファイルに記述されるファイル特定
情報を書き換えれば、測定に使用されるコマンドファイ
ルが変更され、電子デバイスの各種特性を測定するため
の一括した測定を、自分の希望に合ったものにカスタマ
イズすることができる。すなわち、ユーザーは、制御装
置に用意されているコマンドファイルの範囲内であれ
ば、そのファイル特定情報を書き換えるだけで、実体プ
ログラムを編集する等の専門的知識を必要とする作業を
行わず、かつ、専用のコマンドを憶えることなく、コマ
ンドファイルに基づいて実行される一連の測定工程を、
自由に組み合わせて、ユーザーの希望に合った測定を一
括して行うことが可能となる。
【0013】特に、本請求項の測定システムに、請求項
1の測定システムにおけるコマンドファイルのカスタマ
イズ機能を付加すれば、よりユーザーの希望に合った測
定を実施することが可能となる。
【0014】また、請求項3の発明は、コマンドファイ
ルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマンド
に対応するプログラムを順次実行し、電子デバイスの特
性を測定するための測定装置の測定動作を制御して、該
測定装置に一連の測定工程を実行させる測定用制御装置
において、上記一連の測定工程に含まれ得る互いに異な
る測定工程を、上記測定装置にそれぞれ実行させるため
の複数の測定プログラムを記憶する測定プログラム記憶
手段と、上記測定プログラム記憶手段に記憶された各測
定プログラムにそれぞれ関連付けられた複数の測定コマ
ンドのうちの少なくとも1つを含む複数のコマンドを記
述したコマンドファイルを記憶するコマンドファイル記
憶手段と、上記コマンドファイル記憶手段に記憶された
コマンドファイルに記述されたコマンドを順に読み込ん
で、該コマンドに対応するプログラムを順次実行するプ
ログラム実行手段と、ユーザーの指示に従って、上記測
定装置が実行する測定工程を変更する旨の測定工程変更
要求を入力するための測定工程変更要求入力手段と、上
記測定工程変更要求入力手段により入力された測定工程
変更要求に応じて、上記コマンドファイル記憶手段に記
憶されたコマンドファイルに記述される測定コマンドを
書き換えるコマンドファイル書換手段とを備えることを
特徴とするものである。
【0015】この測定用制御装置は、請求項1の測定シ
ステムにおける制御装置として利用されることで、電子
デバイスの特性を測定するときの人為的ミスを抑制する
ことが可能で、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に行
うことが可能となる。また、コマンドファイルに基づい
て行われる一連の測定工程を、自分の希望に合ったもの
にカスタマイズすることも可能となる。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項3の測定
用制御装置において、ユーザーが、測定工程変更要求入
力手段により、上記測定工程変更要求を入力するための
入力画面を表示する入力画面表示手段を備えることを特
徴とするものである。
【0017】この測定用制御装置においては、入力画面
表示手段により、ユーザーが、測定工程変更要求入力手
段により測定工程変更要求を入力するための入力画面が
表示される。よって、ユーザーは、その入力画面で測定
工程変更要求を入力するための作業を行うことで、容易
に、コマンドファイルに基づいて行われる一連の測定工
程を、自分の希望に合ったものにカスタマイズすること
も可能となる。
【0018】また、請求項5の発明は、請求項4の測定
用制御装置において、上記入力画面表示手段は、ユーザ
ーが書き換えを希望するコマンドファイルの記述内容
を、上記入力画面として表示し、上記測定工程変更要求
入力手段は、上記入力画面表示手段により表示されるコ
マンドファイルの記述内容に対して、測定コマンドを追
加し、削除し又は変更するために、ユーザーが操作する
操作手段であり、上記コマンドファイル書換手段は、上
記操作手段によるユーザーの操作内容を測定工程変更要
求として、上記コマンドファイル記憶手段に記憶された
コマンドファイルの記述内容を、該操作手段の操作によ
り変更された記述内容に書き換えることを特徴とするも
のである。
【0019】この測定用制御装置においては、入力画面
表示手段により、ユーザーが書き換えを希望するコマン
ドファイルの記述内容が入力画面として表示される。ユ
ーザーは、キーボードやマウス等の操作手段を操作し
て、入力画面表示手段により表示されるコマンドファイ
ルの記述内容に対して、測定コマンドを追加し、削除し
又は変更することができる。そして、コマンドファイル
記憶手段に記憶されたコマンドファイルの記述内容は、
コマンドファイル書換手段により、変更等された記述内
容に書き換えられる。よって、ユーザーは、操作手段を
操作することで、コマンドファイルに測定コマンドの追
加等を行うことができ、コマンドファイルに基づいて行
われる一連の測定工程を、容易にカスタマイズすること
も可能となる。
【0020】また、請求項6の発明は、複数のコマンド
ファイルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コ
マンドに対応するプログラムを順次実行し、上記測定装
置の測定動作を制御して、該コマンドファイルに基づく
一連の測定工程を組み合わせた一括した測定を該測定装
置に実行させる測定用制御装置において、所定のコマン
ドをそれぞれ記述した複数のコマンドファイルを記憶す
るコマンドファイル記憶手段と、上記コマンドファイル
記憶手段に記憶された複数のコマンドファイルにそれぞ
れ関連付けられた複数のファイル特定情報のうちの少な
くとも1つが記述された測定内容ファイルを記憶する測
定内容ファイル記憶手段と、上記測定内容ファイル記憶
手段に記憶された測定内容ファイルに記述されたファイ
ル特定情報に対応するコマンドファイルを読み出し、該
コマンドファイルに記述されたコマンドを順に読み込ん
で、該コマンドに対応するプログラムを順次実行するプ
ログラム実行手段と、ユーザーの指示に従って、上記測
定装置を用いて行う一括した測定の内容を変更する旨の
測定内容変更要求を入力するための測定内容変更要求入
力手段と、上記測定内容変更要求入力手段により入力さ
れた測定内容変更要求に応じて、上記測定内容ファイル
記憶手段に記憶された測定内容ファイルに記述されるフ
ァイル特定情報を書き換える測定内容ファイル書換手段
とを備えることを特徴とするものである。
【0021】この測定用制御装置は、請求項2の測定シ
ステムにおける制御装置として利用されることで、電子
デバイスの特性を測定するときの人為的ミスを抑制する
ことが可能で、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に行
うことが可能となる。また、コマンドファイルに基づい
て実行される一連の測定工程を、自由に組み合わせて、
ユーザーの希望に合った測定を一括して行うことが可能
となる。
【0022】また、請求項7の発明は、請求項6の測定
用制御装置において、ユーザーが、測定内容変更要求入
力手段により、上記測定内容変更要求を入力するための
入力画面を表示する入力画面表示手段を備えることを特
徴とするものである。
【0023】この測定用制御装置においては、入力画面
表示手段により、ユーザーが、測定内容変更要求入力手
段により測定内容変更要求を入力するための入力画面が
表示される。よって、ユーザーは、その入力画面で測定
内容変更要求を入力するための作業を行うことで、容易
に、コマンドファイルに基づいて実行される一連の測定
工程を、自由に組み合わせることが可能となる。
【0024】また、請求項8の発明は、請求項7の測定
用制御装置において、上記入力画面表示手段は、ユーザ
ーが書き換えを希望する測定内容ファイルの記述内容
を、上記入力画面として表示し、上記測定内容変更要求
入力手段は、上記入力画面表示手段により表示される測
定内容ファイルの記述内容に対して、ファイル特定情報
を追加し、削除し又は変更するために、ユーザーが操作
する操作手段であり、上記測定内容ファイル書換手段
は、上記操作手段によるユーザーの操作内容を測定内容
変更要求として、上記測定内容ファイル記憶手段に記憶
された測定内容ファイルの記述内容を、該操作手段の操
作により変更された記述内容に書き換えることを特徴と
するものである。
【0025】この測定用制御装置においては、入力画面
表示手段により、ユーザーが書き換えを希望する測定内
容ファイルの記述内容が入力画面として表示される。ユ
ーザーは、キーボードやマウス等の操作手段を操作し
て、入力画面表示手段により表示される測定内容ファイ
ルの記述内容に対して、ファイル特定情報を追加し、削
除し又は変更することができる。そして、測定内容ファ
イル記憶手段に記憶された測定内容ファイルの記述内容
は、測定内容ファイル書換手段により、変更等された記
述内容に書き換えられる。よって、ユーザーは、操作手
段を操作することで、測定内容ファイルにファイル特定
情報の追加等を行うことができ、コマンドファイルに基
づいて実行される一連の測定工程を、容易かつ自由に組
み合わせることが可能となる。
【0026】また、請求項9の発明は、コマンドファイ
ルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマンド
に対応するプログラムを順次実行し、電子デバイスの特
性を測定するための測定装置の測定動作を制御して、該
測定装置に一連の測定工程を実行させる測定装置の制御
方法において、上記一連の測定工程に含まれ得る互いに
異なる測定工程を、上記測定装置にそれぞれ実行させる
ための各測定プログラムにそれぞれ関連付けられた複数
の測定コマンドのうちの少なくとも1つを含む複数のコ
マンドを記述したコマンドファイルから、該コマンドフ
ァイルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマ
ンドに対応するプログラムを順次実行するプログラム実
行工程と、ユーザーの指示に従って、上記測定装置が実
行する測定工程を変更する旨の測定工程変更要求を入力
するための測定工程変更要求入力工程と、上記測定工程
変更要求入力工程で入力された測定工程変更要求に応じ
て、上記プログラム実行工程で使用されるコマンドファ
イルに記述される測定コマンドを書き換えるコマンドフ
ァイル書換工程とを有することを特徴とするものであ
る。
【0027】この制御方法においては、請求項3の測定
用制御装置の各手段と同様の処理を実行できるので、電
子デバイスの特性を測定するときの人為的ミスを抑制す
ることが可能で、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に
行うことが可能となる。また、コマンドファイルに基づ
いて行われる一連の測定工程を、自分の希望に合ったも
のにカスタマイズすることも可能となる。
【0028】また、請求項10の発明は、複数のコマン
ドファイルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該
コマンドに対応するプログラムを順次実行し、上記測定
装置の測定動作を制御して、該コマンドファイルに基づ
く一連の測定工程を組み合わせた一括した測定を該測定
装置に実行させる測定装置の制御方法において、所定の
コマンドをそれぞれ記述した複数のコマンドファイルに
それぞれ関連付けられた複数のファイル特定情報のうち
の少なくとも1つが記述された測定内容ファイルから、
該測定内容ファイルに記述されたファイル特定情報に対
応するコマンドファイルを読み出し、該コマンドファイ
ルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマンド
に対応するプログラムを順次実行するプログラム実行工
程と、ユーザーの指示に従って、上記測定装置を用いて
行う一括した測定の内容を変更する旨の測定内容変更要
求を入力するための測定内容変更要求入力工程と、上記
測定内容変更要求入力工程で入力された測定内容変更要
求に応じて、上記プログラム実行工程で使用される測定
内容ファイルに記述されるファイル特定情報を書き換え
る測定内容ファイル書換工程とを有することを特徴とす
るものである。
【0029】この制御方法においては、請求項6の測定
用制御装置の各手段と同様の処理を実行できるので、電
子デバイスの特性を測定するときの人為的ミスを抑制す
ることが可能で、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に
行うことが可能となる。また、コマンドファイルに基づ
いて実行される一連の測定工程を、自由に組み合わせ
て、ユーザーの希望に合った測定を一括して行うことが
可能となる。
【0030】また、請求項11の発明は、コマンドファ
イルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマン
ドに対応するプログラムを順次実行し、電子デバイスの
特性を測定するための測定装置の測定動作を制御して、
該測定装置に一連の測定工程を実行させる測定用制御装
置に設けられるコンピュータを機能させるためのプログ
ラムにおいて、上記一連の測定工程に含まれ得る互いに
異なる測定工程を、上記測定装置にそれぞれ実行させる
ための各測定プログラムにそれぞれ関連付けられた複数
の測定コマンドのうちの少なくとも1つを含む複数のコ
マンドを記述したコマンドファイルから、該コマンドフ
ァイルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマ
ンドに対応するプログラムを順次実行するプログラム実
行手段、及びユーザーの指示に従って、上記測定装置が
実行する測定工程を変更する旨の測定工程変更要求を入
力するための測定工程変更要求入力手段により入力され
た測定工程変更要求に応じて、上記プログラム実行手段
で使用されるコマンドファイルに記述される測定コマン
ドを書き換えるコマンドファイル書換手段として、上記
コンピュータを機能させることを特徴とするものであ
る。
【0031】このプログラムは、コマンドファイルに記
述されたコマンドを順に読み込んで、そのコマンドに対
応するプログラムを順次実行し、電子デバイスの特性を
測定するための測定装置の測定動作を制御して、測定装
置に一連の測定工程を実行させる測定用制御装置に設け
られるコンピュータに実行されることで、請求項3の測
定用制御装置と同様に、電子デバイスの特性を測定する
ときの人為的ミスを抑制することが可能で、かつ、膨大
な工数の測定工程を迅速に行うことが可能となる。ま
た、コマンドファイルに基づいて行われる一連の測定工
程を、自分の希望に合ったものにカスタマイズすること
も可能となる。
【0032】また、請求項12の発明は、複数のコマン
ドファイルに記述されたコマンドを順に読み込んで、該
コマンドに対応するプログラムを順次実行し、上記測定
装置の測定動作を制御して、該コマンドファイルに基づ
く一連の測定工程を組み合わせた一括した測定を該測定
装置に実行させる測定用制御装置に設けられるコンピュ
ータを機能させるためのプログラムにおいて、所定のコ
マンドをそれぞれ記述した複数のコマンドファイルにそ
れぞれ関連付けられた複数のファイル特定情報のうちの
少なくとも1つが記述された測定内容ファイルから、該
測定内容ファイルに記述されたファイル特定情報に対応
するコマンドファイルを読み出し、該コマンドファイル
に記述されたコマンドを順に読み込んで、該コマンドに
対応するプログラムを順次実行するプログラム実行手
段、及びユーザーの指示に従って、上記測定装置を用い
て行う一括した測定の内容を変更する旨の測定内容変更
要求を入力するための測定内容変更要求入力手段により
入力された測定内容変更要求に応じて、上記プログラム
実行手段で使用される測定内容ファイルに記述されるフ
ァイル特定情報を書き換える測定内容ファイル書換手段
として、上記コンピュータを機能させることを特徴とす
るものである。
【0033】このプログラムは、複数のコマンドファイ
ルに記述されたコマンドを順に読み込んで、そのコマン
ドに対応するプログラムを順次実行し、測定装置の測定
動作を制御して、そのコマンドファイルに基づく一連の
測定工程を組み合わせた一括した測定を測定装置に実行
させる測定用制御装置に設けられるコンピュータに実行
されることで、請求項6の測定用制御装置と同様に、電
子デバイスの特性を測定するときの人為的ミスを抑制す
ることが可能で、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に
行うことが可能となる。また、コマンドファイルに基づ
いて実行される一連の測定工程を、自由に組み合わせ
て、ユーザーの希望に合った測定を一括して行うことが
可能となる。
【0034】また、請求項13の発明は、電子デバイス
の特性を測定する測定装置と、所定のプログラムを実行
して該測定装置の動作を制御する測定用制御装置とを用
い、該測定装置の測定結果に基づいて電子デバイスを設
計するための電子デバイス設計方法において、上記所定
のプログラムとして、請求項11又は請求項12のプロ
グラムを用いたことを特徴とするものである。
【0035】この電子デバイス設計方法においては、測
定用制御装置により測定装置の動作を制御して、電子デ
バイスの特性を測定し、その測定結果に基づいて電子デ
バイスの設計を行う。ここで、測定用制御装置のコンピ
ュータは、請求項11又は12のプログラムを実行する
ので、電子デバイスの特性を測定するときの人為的ミス
を抑制することが可能で、かつ、膨大な工数の測定工程
を迅速に行うことが可能となる。
【0036】尚、請求項11及び12のプログラムは、
CD−ROM等の記録媒体に記録された状態で配布した
り、入手したりすることができる。また、このプログラ
ムを乗せ、所定の送信装置により送信された信号を、公
衆電話回線や専用線、その他の通信網等の伝送媒体を介
して配信したり、受信したりすることでも、配布、入手
が可能である。この配信の際、伝送媒体中には、コンピ
ュータプログラムの少なくとも一部が伝送されていれば
よい。すなわち、コンピュータプログラムを構成するす
べてのデータが、一時に伝送媒体上に存在している必要
はない。このプログラムを乗せた信号とは、コンピュー
タプログラムを含む所定の搬送波に具現化されたコンピ
ュータデータ信号である。また、所定の送信装置からコ
ンピュータプログラムを送信する送信方法には、プログ
ラムを構成するデータを連続的に送信する場合も、断続
的に送信する場合も含まれる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、OPアンプをプ
リミティブな回路として組み合わせた電子デバイスとし
ての一般的なアナログASICの開発を行うときの評価
ツールとして利用される評価システムの一部を構成する
測定システムに適用した一実施形態について説明する。
【0038】次に、本実施形態に係る測定システムの概
略構成について説明する。図2は、本実施形態に係る測
定システムを示す概略構成図である。この測定システム
は、測定用制御装置としての制御装置であるパソコン1
0と、測定装置としての信号発生器21、マルチメータ
22、オシロスコープ23及びアナライザ24(以下、
適宜「測定装置群」という。)と、測定対象となるアナ
ログASIC7を搭載したプリント基板(以下、「PC
B」という。)31を装着するための装着台30とを備
えている。
【0039】測定装置群において、信号発生器21は、
PCB31上のアナログASIC7の特性を測定するた
めに、装着台30上のPCB31に、正弦波、パルス、
変調波等の交流信号又は直流信号などを入力するための
信号を発生させる。また、マルチメータ22、オシロス
コープ23及びアナライザ24は、信号発生器21から
入力された信号に対する各種出力を測定するものであ
る。アナライザ24としては、ネットワークアナライザ
やスペクトルアナライザなど、測定対象の種類や測定す
べき特性に応じて適宜選択される。
【0040】装着台30には、信号発生器21からの信
号が入力されるべきPCB31上のアナログASIC7
の入力ポートを切り換えたり、マルチメータ22、オシ
ロスコープ23及びアナライザ24がそれぞれ検出すべ
きPCB31上のアナログASIC7の出力ポートを切
り換えたりする測定装置としての信号切換器32と、こ
の信号切換器32及びPCB31に電力を供給するため
の電源33が設けられている。
【0041】パソコン10と装着台30との間は、装着
台30上のPCB31を制御するための通信ケーブルと
してのRS232Cケーブルと、装着台30上の信号切
換器32の切換動作を制御するための通信ケーブルとし
てのRS232Cケーブルにより接続されている。ま
た、パソコン10と測定装置群の各装置21,22,2
3,24との間は、GPIBケーブルにより接続されて
おり、測定装置群の各装置21,22,23,24の測
定動作は、パソコンから制御することが可能となってい
る。
【0042】次に、上記測定システムを構成するパソコ
ン10の構成及び動作について説明する。図3は、パソ
コン10のハードウェアの概略構成を示すブロック図で
ある。このパソコン10は、各種プログラムを実行して
各部を制御するためのCPU11と、データを一時的に
記憶しておくメモリ12、OS(オペレーティングシス
テム)や各種制御プログラム等のデータを記録しておく
ためのハードディスク13と、ユーザーがパソコン10
に対して種々の指示を行うために操作する操作手段とし
てのキーボード14及びマウス15、入力画面表示手段
としてのディスプレイ16などを備えている。また、こ
のパソコン10は、装着台30上のPCB31及び信号
切換器32を制御するためのRS232Cインターフェ
ース17と、測定装置群の各装置21,22,23,2
4の測定動作を制御するためのGPIBインターフェー
ス18も備えている。
【0043】図1は、上記パソコン10におけるソフト
ウェアの概略構成を示すブロック図である。パソコン1
0は、ハードディスク13に保存されている所定のOS
が起動することで、CPU11により各部が統括して制
御される。ハードディスク13には、本測定システムに
より一連の測定工程を任意に組み合わせた一括した測定
を自動的に行うための測定実行プログラム、計測したデ
ータの管理・編集等を行う表計算プログラム、GPIB
インターフェース18を介して測定装置群の各測定装置
21,22,23,24を制御するための通信を行う通
信プログラム、RS232Cインターフェース17を介
して装着台30上のPCB31及び信号切換器32を制
御するための通信を行う通信プログラム等が保存されて
いる。これら各種プログラムがCPU11により実行さ
れることで、各種処理を実行される。
【0044】また、ハードディスク13は、測定プログ
ラム記憶手段、コマンドファイル記憶手段、測定内容フ
ァイル記憶手段として機能している。すなわち、ハード
ディスク13には、測定装置群の各測定装置21,2
2,23,24の測定動作並びに装着台30上のPCB
31及び信号切換器32の測定動作を制御するための各
種測定プログラム、並びに、本測定システムによる測定
に利用される各種ファイルが記憶されている。具体的に
は、本実施形態のハードディスク13には、測定装置群
の各測定装置21,22,23,24及び装着台30上
のPCB31及び信号切換器32の実際の動作を制御す
るための各種測定プログラムからなる測定プログラム群
を記憶する領域が設けられている。また、これら各種測
定プログラムにそれぞれ関連付けられたコマンドファイ
ルからなるコマンドファイル群を記録する領域も設けら
れている。また、これらコマンドファイルにそれぞれ関
連付けられ、各コマンドファイルを特定するためのファ
イル特定情報であるファイル名が記述された測定内容フ
ァイルとしての条件定義ファイルを記録する領域も設け
られている。
【0045】上記測定プログラムは、各測定装置21,
22,23,24及び装着台30上のPCB31及び信
号切換器32の実際の動作を制御するためのものであ
る。具体的には、例えば、信号発生器21及びマルチメ
ータ22等を制御して、所定値のDC電圧を、PCB3
1上のアナログASIC7の所定の入力ポートに入力
し、所定の出力ポートから出力されるDC電圧やDC電
流を検出するための測定プログラムや、信号発生器21
及びオシロスコープ23等を制御して、所定値のAC電
圧を、PCB31上のアナログASIC7の所定の入力
ポートに入力し、所定の出力ポートから出力されるAC
電圧やAC電流の波形を検出するための測定プログラム
などが挙げられる。
【0046】上記コマンドファイルは、テキストエディ
タを用いることでユーザーが視認できるコマンド(文字
列)が記述された電子データであって、測定プログラム
を用いて、各測定装置21,22,23,24及び装着
台30上のPCB31及び信号切換器32に一連の測定
工程を実行させるためのものである。
【0047】以下、PCB31上のアナログASIC7
の所定の入力ポートに、アナログASIC7の各ゲイン
設定について、0V〜5Vの範囲で0.2Vずつ変化さ
れるDC電圧を入力したときに、所定の出力ポートから
出力されるDC電圧を測定する一連の測定工程を例に挙
げて、具体的に説明する。
【0048】図4は、所定の測定プログラムにより実行
される測定工程の流れを示すフローチャートである。ま
た、図5は、ゲイン設定ごとに測定プログラムを実行し
て、一連の測定工程を行うためのコマンドが記述された
コマンドファイルの記述内容を示す説明図である。
【0049】上記測定プログラムでは、プログラム実行
手段としてのCPU11に実行されることで、図4に示
すように、まず、信号発生器21に対して信号を0Vに
設定する制御命令を出力し、入力電圧を0Vに設定する
(S1,S2)。そして、マルチメータ22に対してD
C電圧を測定命令を出力し、その測定結果を受け取る
(S3)。そして、CPU11は、表計算プログラムを
実行して、その測定結果をグラフ表示させる処理を行う
(S4)。また、この測定結果であるデータは、ハード
ディスク13に保存される(S5)。その後、信号発生
器21に命令すべき入力電圧を、今回の測定で使用され
た入力電圧値に0.2V加算した値に設定する(S
6)。そして、その入力電圧値が5Vに達したか否かを
判断し(S7)、達成ていないと判断されたときには、
信号発生器21に対して信号をその入力電圧値に設定す
る制御命令を出力し、これから測定するときの入力電圧
を、前の入力電圧値に0.2V加算された値に設定し
(S2)、測定を繰り返し行う。一方、上記S7におい
て、設定すべき入力電圧値が5Vに達したと判断された
ときには、本測定工程を終了する。
【0050】上記コマンドファイルは、図5に示すよう
に、各種コマンドが記述されたテキストファイルであ
る。このコマンドファイルでは、まず、「INIT,
1,1」というコマンドにより、今回の測定工程番号
「1,1」の設定で初期化する。そして、「COM2
SW5L」というコマンドにより、信号切換器32の切
換プログラムがCPU11に実行され、RS232Cイ
ンターフェース17を介して、信号切換器32に対し、
今回の測定工程を行うアナログASIC7の入力ポート
及び出力ポートを「SW5L」に対応する設定に切り換
えるための制御信号を出力する。また、「COM1_c
md□xx□xx1」、「COM1_cmd□xx□x
2」、「COM1_cmd□xx□xx3」というコマ
ンドにより、アナログASIC7の内部設定を行う内部
設定プログラムがCPU11に実行され、RS232C
インターフェース17を介して、PCB31に対し、ア
ナログASIC7の内部設定を、それぞれ「cmd□x
x□xx1」、「cmd□xx□xx2」、「cmd□x
x□xx3」に対応する設定にするための制御信号を出
力する。この設定により、上記入力ポートから上記出力
ポートまでの間のゲインが設定される。その後、「EX
EC,1,1」というコマンドにより、図4に示した上
記測定プログラムが、「1,1」の番号に対応する測定
工程として、CPU11によって実行される。
【0051】上記測定プログラムが終了したら、続い
て、上記と同様に、設定の初期化をした後、信号切換設
定を行うが、この信号切換設定により設定される入力ポ
ート及び出力ポートは上記と同じである。その後、上記
とは異なるアナログASIC7の内部設定、すなわち、
上記とは異なるゲイン設定を行う。そして、上記と同様
に、「EXEC,1,2」というコマンドにより、図4
に示した上記測定プログラムがCPU11に実行され
る。このようにして、コマンドファイルに記述された各
コマンドに対応するプログラムを、CPU11に順次実
行させ、一連の測定工程が行われる。
【0052】このように、コマンドファイルに従った一
連の測定工程中、例えば、その測定結果は、ディスプレ
イ16に表示される図6に示す測定内容操作画面中にグ
ラフとして順次表示される。尚、このグラフにおいて、
各曲線は、それぞれ異なるゲイン設定時における0V〜
5VのDC入力電圧に対するDC出力電圧を示してい
る。
【0053】ここで、本実施形態において、ユーザー
は、テキストエディタを用いることで、図5に示したコ
マンドファイルの記述内容を編集することができる。具
体的に説明すると、ユーザーが、上記一連の測定工程に
おいて設定されていたゲインとは異なるゲイン設定を行
う場合、まず、パソコン10に設けられる測定工程変更
要求入力手段としての操作手段であるキーボード14及
びマウス15を操作して、テキストエディタを起動さ
せ、図5に示したコマンドファイルを開く。これによ
り、入力画面表示手段としてのディスプレイ16には、
そのコマンドファイルの記述内容が表示される。そし
て、「COM1_cmd□xx□xx1」、「COM1
_cmd□xx□xx2」、「COM1_cmd□xx
□xx3」のコマンドにおけるアナログASIC7の内
部設定部分の記述を、ユーザーが希望するゲイン設定に
対応する記述内容に変更する。このユーザーによる操作
内容は、測定工程変更要求としてパソコン10のCPU
11に入力される。そして、ユーザーから、編集したコ
マンドファイルを保存する指示を受けると、CPU11
は、コマンドファイル書換手段として機能し、そのコマ
ンドファイルを編集前のコマンドファイルに上書き保存
する。これにより、次の測定時に、同じように一連の測
定工程を行うときには、ユーザーの希望したゲイン設定
におけるDC電圧特性を得ることができる。
【0054】尚、ここでは、DC電圧特性を測定する場
合のゲイン設定を変更する場合について説明したが、同
様にして、編集前のコマンドファイルに、新たなゲイン
設定におけるDC電圧特性の測定工程を追加したり、不
要なゲイン設定におけるDC電圧特性の測定工程を削除
したりすることもできる。また、ゲイン設定以外に、例
えば、「COM2_SW5L」のコマンドにおける入力
ポート及び出力ポートの設定部分の記述を編集すること
で、DC電圧特性を測定する入力ポートや出力ポート
を、ユーザーが希望する入力ポート及び出力ポートに変
更することもできる。また、「EXEC,1,1」のコ
マンドにおける測定プログラムの特定情報部分すなわち
「EXEC,1」の部分の記述を、例えば、「EXE
C,2」に変更すれば、その「EXEC,2」に対応す
るAC電圧特性を測定するための測定プログラムを実行
させることもできる。
【0055】また、本実施形態における測定システムで
は、上述のようなコマンドファイルに従った一連の測定
工程を複数組み合わせて、各種特性を一括した測定で行
うこともできる。すなわち、本実施形態では、一括した
測定を行いたいと希望する複数の一連の測定工程ごとに
コマンドファイルを用意しておき、これらコマンドファ
イルに従った一連の測定工程を順次実行することで、各
種特性を一括した測定で行うことができる。
【0056】図7は、一括した測定に含まれる各一連の
測定工程をそれぞれ実行するためのコマンドファイルが
記述された測定内容ファイルとしての条件定義ファイル
の記述内容を示す説明図である。この条件定義ファイル
は、一括した測定に含まれる各一連の測定工程を実行す
るためのコマンドファイルが記述されたテキストファイ
ルである。この条件定義ファイルには、各コマンドファ
イルのファイル名にそれぞれ対応するTestIDが記
述されている。このTestIDは、図6に示した測定
内容操作画面中の上部に表示されるTestIDボタン
に対応している。すなわち、この条件定義ファイルに記
述された各コマンドファイルのTestIDは、すべ
て、測定内容操作画面中のTestIDボタンとしてデ
ィスプレイ16に表示される。そして、ユーザーは、マ
ウス15を操作して、自分が希望する一連の測定工程に
対応するTestIDボタンをクリックすることで、そ
のTestIDボタンに対応するコマンドファイルに従
った一連の測定工程を行うことができる。尚、図6で
は、「1−3」のTestIDボタンがクリックされた
ときの状態を示している。従って、ユーザーは、一括し
た測定を行いたいと希望する各一連の測定工程に対応す
るTestIDボタンをすべてクリックして選択するこ
とで、選択されたすべての一連の測定工程を、一括して
測定することができる。すなわち、ユーザーは、一括し
た測定を行いたいと希望するTestIDボタンを選択
した後、図6に示す測定内容操作画面中のSTARTボ
タンをクリックするだけで、選択されたコマンドファイ
ルに従った一連の測定工程が順次実行され、自動的に一
括した測定が行われる。よって、その一括した測定が終
了するまでの間、ユーザーは、パソコン10から離れて
別の作業を行うことができる。
【0057】ここで、本実施形態において、ユーザー
は、テキストエディタを用いることで、図7に示した条
件定義ファイルの記述内容を編集することができる。具
体的に説明すると、本測定システムに用意されているコ
マンドファイルの中に、そのユーザーにとって不要なも
のが含まれている場合、まず、パソコン10に設けられ
る測定内容変更要求入力手段としての操作手段であるキ
ーボード14及びマウス15を操作して、テキストエデ
ィタを起動させ、図7に示した条件定義ファイルを開
く。これにより、入力画面表示手段としてのディスプレ
イ16には、その条件定義ファイルの記述内容が表示さ
れる。そして、ユーザーにとって不要なコマンドファイ
ルのファイル名並びにそのTestIDの記述を、図8
に示すように削除する。このユーザーによる操作内容
は、測定内容変更要求としてパソコン10のCPU11
に入力される。そして、ユーザーから、編集した条件定
義ファイルを保存する指示を受けると、CPU11は、
測定内容ファイル書換手段として機能し、その条件定義
ファイルを編集前の条件定義ファイルに上書き保存す
る。これにより、測定内容操作画面は、図9に示すよう
に変更されることになる。
【0058】また、ユーザーが上述したコマンドファイ
ルの編集により、新しいコマンドファイルを作成した場
合、そのコマンドファイルに従った一連の測定工程を実
行させるため、そのコマンドファイルを、条件定義ファ
イルに記述する。具体的には、パソコン10でテキスト
エディタを起動させ、条件定義ファイルを開き、ユーザ
ーが作成した新規のコマンドファイルのファイル名及び
TestIDを、その条件定義ファイルに記述する。
【0059】尚、ここでは、条件定義ファイルに記述さ
れたコマンドファイルの中からユーザーが選択したコマ
ンドファイルを実行する場合について説明したが、ユー
ザーに選択させずに、条件定義ファイルに記述されたコ
マンドファイルをすべて実行するようにしてもよい。こ
の場合であっても、ユーザーは、条件定義ファイルを編
集することで、自分の希望に合った測定を行うことがで
きる。
【0060】以上、本実施形態によれば、ユーザーが、
テキストエディタにより、用意されている所定のコマン
ドを用いてコマンドファイルを編集するという簡単な作
業を行うだけで、自分の希望する測定を行うことが可能
となる。これにより、ユーザー独自の評価基準に基づい
て開発を用意に実施することが可能となり、開発に要す
る期間を大幅に短縮できる。また、ユーザーは、テキス
トエディタにより、条件定義ファイルに、コマンドファ
イルのファイル名とTestIDを記述するだけで、一
括した測定を自動的に実施することができるので、コマ
ンドファイルを編集するよりも更に簡単な作業を行うだ
けで、自分の希望する測定を行うことが可能となる。特
に、予め多様なコマンドファイルを用意しておけば、ユ
ーザーは、コマンドファイルを自分で編集することな
く、条件定義ファイルを編集するだけで、自分の希望に
合った測定を行うことができる。
【0061】尚、本実施形態では、一般的なアナログA
SICの開発を行うときを例に挙げて説明したが、上記
測定システムは、上述した測定装置群に限定されず、外
部から制御可能な他の測定装置をも利用できるので、他
の電子デバイスについての開発にも広く適用することが
できる。また、開発段階の評価ツールとしてだけでな
く、生産段階の検査ツールとしても同様に適用すること
ができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1、3乃至5、9及び11の発明
によれば、電子デバイスの特性を測定するときの人為的
ミスを抑制でき、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に
行うことができるとともに、ユーザーは、コマンドファ
イルに記述される測定コマンドを書き換えれば、電子デ
バイスの特性を測定する一連の測定工程を、自分の希望
に合った一連の測定工程にカスタマイズすることができ
るので、ユーザーの利便性を向上させることができると
いう優れた効果がある。
【0063】特に、請求項4の発明によれば、測定工程
変更要求を入力するための作業がユーザーにとって容易
となり、更に、ユーザーの利便性を向上させることがで
きるという優れた効果がある。
【0064】また、請求項5の発明によれば、コマンド
ファイルに基づいて行われる一連の測定工程を、容易に
カスタマイズすることが可能となり、更に、ユーザーの
利便性を向上させることができるという優れた効果があ
る。
【0065】請求項2、6乃至8、10及び12の発明
によれば、電子デバイスの特性を測定するときの人為的
ミスを抑制でき、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に
行うことができるとともに、ユーザーは、測定内容ファ
イルに記述されるファイル特定情報を書き換えれば、測
定に使用されるコマンドファイルが変更され、電子デバ
イスの各種特性を測定するための一括した測定を、自分
の希望に合ったものにカスタマイズすることができるの
で、ユーザーの利便性を向上させることができるという
優れた効果がある。
【0066】特に、請求項7の発明によれば、測定内容
変更要求を入力するための作業がユーザーにとって容易
となり、更に、ユーザーの利便性を向上させることがで
きるという優れた効果がある。
【0067】また、請求項8の発明によれば、測定内容
ファイルにファイル特定情報の追加等を容易に行うこと
ができ、コマンドファイルに基づいて実行される一連の
測定工程を、容易かつ自由に組み合わせることが可能と
なるので、更に、ユーザーの利便性を向上させることが
できるという優れた効果がある。
【0068】請求項13の発明によれば、電子デバイス
の特性を測定するときの人為的ミスを抑制することが可
能で、かつ、膨大な工数の測定工程を迅速に行うことが
可能となるので、試作した電子デバイスの評価等を迅速
に行って電子デバイスを設計でき、開発の迅速化を図る
ことが可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る測定システムを構成するパソコ
ンにおけるソフトウェアの概略構成を示すブロック図。
【図2】同測定システムを示す概略構成図。
【図3】同測定システムを構成するパソコンのハードウ
ェアの概略構成を示すブロック図。
【図4】所定の測定プログラムにより実行される測定工
程の流れを示すフローチャート。
【図5】一連の測定工程を行うためのコマンドが記述さ
れたコマンドファイルの記述内容を示す説明図。
【図6】同パソコンのディスプレイに表示される測定内
容操作画面を示す説明図。
【図7】一括した測定に含まれる各一連の測定工程をそ
れぞれ実行するためのコマンドファイルが記述された条
件定義ファイルの記述内容を示す説明図。
【図8】ユーザーによる編集後の条件定義ファイルの記
述内容を示す説明図。
【図9】ユーザーにより条件定義ファイルが編集された
後の測定内容操作画面を示す説明図。
【符号の説明】
7 アナログASIC 10 パソコン 11 CPU 13 ハードディスク 14 キーボード 15 マウス 16 RS232Cインターフェース 17 GPIBインターフェース 21 信号発生器 22 マルチメータ 23 オシロスコープ 24 アナライザ 31 PCB 32 信号切換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平家 康成 鳥取県鳥取市北村10番地3 リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 坂田 正樹 鳥取県鳥取市北村10番地3 リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 安陪 修平 鳥取県鳥取市北村10番地3 リコーマイク ロエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 2G132 AA13 AB01 AE16 AE18 AE23 AG02 AH01 AL09 5B048 AA21 BB00 CC05 DD01 EE01 EE02 EE03 EE04 EE09 FF03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子デバイスの特性を測定するための測定
    装置と、コマンドファイルに記述されたコマンドを順に
    読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを順次実
    行し、上記測定装置の測定動作を制御して、該測定装置
    に一連の測定工程を実行させる制御装置とを備えた測定
    システムにおいて、上記制御装置は、上記一連の測定工
    程に含まれ得る互いに異なる測定工程を、上記測定装置
    にそれぞれ実行させるための複数の測定プログラムを記
    憶する測定プログラム記憶手段と、上記測定プログラム
    記憶手段に記憶された各測定プログラムにそれぞれ関連
    付けられた複数の測定コマンドのうちの少なくとも1つ
    を含む複数のコマンドを記述したコマンドファイルを記
    憶するコマンドファイル記憶手段と、上記コマンドファ
    イル記憶手段に記憶されたコマンドファイルに記述され
    たコマンドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプ
    ログラムを順次実行するプログラム実行手段と、ユーザ
    ーの指示に従って、上記測定装置が実行する測定工程を
    変更する旨の測定工程変更要求を入力するための測定工
    程変更要求入力手段と、上記測定工程変更要求入力手段
    により入力された測定工程変更要求に応じて、上記コマ
    ンドファイル記憶手段に記憶されたコマンドファイルに
    記述される測定コマンドを書き換えるコマンドファイル
    書換手段とを有することを特徴とする測定システム。
  2. 【請求項2】電子デバイスの特性を測定するための測定
    装置と、複数のコマンドファイルに記述されたコマンド
    を順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを
    順次実行し、上記測定装置の測定動作を制御して、該コ
    マンドファイルに基づく一連の測定工程を組み合わせた
    一括した測定を該測定装置に実行させる制御装置とを備
    えた測定システムにおいて、上記制御装置は、所定のコ
    マンドをそれぞれ記述した複数のコマンドファイルを記
    憶するコマンドファイル記憶手段と、上記コマンドファ
    イル記憶手段に記憶された複数のコマンドファイルにそ
    れぞれ関連付けられた複数のファイル特定情報のうちの
    少なくとも1つが記述された測定内容ファイルを記憶す
    る測定内容ファイル記憶手段と、上記測定内容ファイル
    記憶手段に記憶された測定内容ファイルに記述されたフ
    ァイル特定情報に対応するコマンドファイルを読み出
    し、該コマンドファイルに記述されたコマンドを順に読
    み込んで、該コマンドに対応するプログラムを順次実行
    するプログラム実行手段と、ユーザーの指示に従って、
    上記測定装置を用いて行う一括した測定の内容を変更す
    る旨の測定内容変更要求を入力するための測定内容変更
    要求入力手段と、上記測定内容変更要求入力手段により
    入力された測定内容変更要求に応じて、上記測定内容フ
    ァイル記憶手段に記憶された測定内容ファイルに記述さ
    れるファイル特定情報を書き換える測定内容ファイル書
    換手段とを有することを特徴とする測定システム。
  3. 【請求項3】コマンドファイルに記述されたコマンドを
    順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを順
    次実行し、電子デバイスの特性を測定するための測定装
    置の測定動作を制御して、該測定装置に一連の測定工程
    を実行させる測定用制御装置において、上記一連の測定
    工程に含まれ得る互いに異なる測定工程を、上記測定装
    置にそれぞれ実行させるための複数の測定プログラムを
    記憶する測定プログラム記憶手段と、上記測定プログラ
    ム記憶手段に記憶された各測定プログラムにそれぞれ関
    連付けられた複数の測定コマンドのうちの少なくとも1
    つを含む複数のコマンドを記述したコマンドファイルを
    記憶するコマンドファイル記憶手段と、上記コマンドフ
    ァイル記憶手段に記憶されたコマンドファイルに記述さ
    れたコマンドを順に読み込んで、該コマンドに対応する
    プログラムを順次実行するプログラム実行手段と、ユー
    ザーの指示に従って、上記測定装置が実行する測定工程
    を変更する旨の測定工程変更要求を入力するための測定
    工程変更要求入力手段と、上記測定工程変更要求入力手
    段により入力された測定工程変更要求に応じて、上記コ
    マンドファイル記憶手段に記憶されたコマンドファイル
    に記述される測定コマンドを書き換えるコマンドファイ
    ル書換手段とを備えることを特徴とする測定用制御装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3の測定用制御装置において、ユー
    ザーが、測定工程変更要求入力手段により、上記測定工
    程変更要求を入力するための入力画面を表示する入力画
    面表示手段を備えることを特徴とする測定用制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4の測定用制御装置において、上記
    入力画面表示手段は、ユーザーが書き換えを希望するコ
    マンドファイルの記述内容を、上記入力画面として表示
    し、上記測定工程変更要求入力手段は、上記入力画面表
    示手段により表示されるコマンドファイルの記述内容に
    対して、測定コマンドを追加し、削除し又は変更するた
    めに、ユーザーが操作する操作手段であり、上記コマン
    ドファイル書換手段は、上記操作手段によるユーザーの
    操作内容を測定工程変更要求として、上記コマンドファ
    イル記憶手段に記憶されたコマンドファイルの記述内容
    を、該操作手段の操作により変更された記述内容に書き
    換えることを特徴とする測定用制御装置。
  6. 【請求項6】複数のコマンドファイルに記述されたコマ
    ンドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラ
    ムを順次実行し、上記測定装置の測定動作を制御して、
    該コマンドファイルに基づく一連の測定工程を組み合わ
    せた一括した測定を該測定装置に実行させる測定用制御
    装置において、所定のコマンドをそれぞれ記述した複数
    のコマンドファイルを記憶するコマンドファイル記憶手
    段と、上記コマンドファイル記憶手段に記憶された複数
    のコマンドファイルにそれぞれ関連付けられた複数のフ
    ァイル特定情報のうちの少なくとも1つが記述された測
    定内容ファイルを記憶する測定内容ファイル記憶手段
    と、上記測定内容ファイル記憶手段に記憶された測定内
    容ファイルに記述されたファイル特定情報に対応するコ
    マンドファイルを読み出し、該コマンドファイルに記述
    されたコマンドを順に読み込んで、該コマンドに対応す
    るプログラムを順次実行するプログラム実行手段と、ユ
    ーザーの指示に従って、上記測定装置を用いて行う一括
    した測定の内容を変更する旨の測定内容変更要求を入力
    するための測定内容変更要求入力手段と、上記測定内容
    変更要求入力手段により入力された測定内容変更要求に
    応じて、上記測定内容ファイル記憶手段に記憶された測
    定内容ファイルに記述されるファイル特定情報を書き換
    える測定内容ファイル書換手段とを備えることを特徴と
    する測定用制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6の測定用制御装置において、ユー
    ザーが、測定内容変更要求入力手段により、上記測定内
    容変更要求を入力するための入力画面を表示する入力画
    面表示手段を備えることを特徴とする測定用制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7の測定用制御装置において、上記
    入力画面表示手段は、ユーザーが書き換えを希望する測
    定内容ファイルの記述内容を、上記入力画面として表示
    し、上記測定内容変更要求入力手段は、上記入力画面表
    示手段により表示される測定内容ファイルの記述内容に
    対して、ファイル特定情報を追加し、削除し又は変更す
    るために、ユーザーが操作する操作手段であり、上記測
    定内容ファイル書換手段は、上記操作手段によるユーザ
    ーの操作内容を測定内容変更要求として、上記測定内容
    ファイル記憶手段に記憶された測定内容ファイルの記述
    内容を、該操作手段の操作により変更された記述内容に
    書き換えることを特徴とする測定用制御装置。
  9. 【請求項9】コマンドファイルに記述されたコマンドを
    順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを順
    次実行し、電子デバイスの特性を測定するための測定装
    置の測定動作を制御して、該測定装置に一連の測定工程
    を実行させる測定装置の制御方法において、上記一連の
    測定工程に含まれ得る互いに異なる測定工程を、上記測
    定装置にそれぞれ実行させるための各測定プログラムに
    それぞれ関連付けられた複数の測定コマンドのうちの少
    なくとも1つを含む複数のコマンドを記述したコマンド
    ファイルから、該コマンドファイルに記述されたコマン
    ドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラム
    を順次実行するプログラム実行工程と、ユーザーの指示
    に従って、上記測定装置が実行する測定工程を変更する
    旨の測定工程変更要求を入力するための測定工程変更要
    求入力工程と、上記測定工程変更要求入力工程で入力さ
    れた測定工程変更要求に応じて、上記プログラム実行工
    程で使用されるコマンドファイルに記述される測定コマ
    ンドを書き換えるコマンドファイル書換工程とを有する
    ことを特徴とする測定装置の制御方法。
  10. 【請求項10】複数のコマンドファイルに記述されたコ
    マンドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプログ
    ラムを順次実行し、上記測定装置の測定動作を制御し
    て、該コマンドファイルに基づく一連の測定工程を組み
    合わせた一括した測定を該測定装置に実行させる測定装
    置の制御方法において、所定のコマンドをそれぞれ記述
    した複数のコマンドファイルにそれぞれ関連付けられた
    複数のファイル特定情報のうちの少なくとも1つが記述
    された測定内容ファイルから、該測定内容ファイルに記
    述されたファイル特定情報に対応するコマンドファイル
    を読み出し、該コマンドファイルに記述されたコマンド
    を順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを
    順次実行するプログラム実行工程と、ユーザーの指示に
    従って、上記測定装置を用いて行う一括した測定の内容
    を変更する旨の測定内容変更要求を入力するための測定
    内容変更要求入力工程と、上記測定内容変更要求入力工
    程で入力された測定内容変更要求に応じて、上記プログ
    ラム実行工程で使用される測定内容ファイルに記述され
    るファイル特定情報を書き換える測定内容ファイル書換
    工程とを有することを特徴とする測定装置の制御方法。
  11. 【請求項11】コマンドファイルに記述されたコマンド
    を順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを
    順次実行し、電子デバイスの特性を測定するための測定
    装置の測定動作を制御して、該測定装置に一連の測定工
    程を実行させる測定用制御装置に設けられるコンピュー
    タを機能させるためのプログラムにおいて、上記一連の
    測定工程に含まれ得る互いに異なる測定工程を、上記測
    定装置にそれぞれ実行させるための各測定プログラムに
    それぞれ関連付けられた複数の測定コマンドのうちの少
    なくとも1つを含む複数のコマンドを記述したコマンド
    ファイルから、該コマンドファイルに記述されたコマン
    ドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラム
    を順次実行するプログラム実行手段、及びユーザーの指
    示に従って、上記測定装置が実行する測定工程を変更す
    る旨の測定工程変更要求を入力するための測定工程変更
    要求入力手段により入力された測定工程変更要求に応じ
    て、上記プログラム実行手段で使用されるコマンドファ
    イルに記述される測定コマンドを書き換えるコマンドフ
    ァイル書換手段として、上記コンピュータを機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】複数のコマンドファイルに記述されたコ
    マンドを順に読み込んで、該コマンドに対応するプログ
    ラムを順次実行し、上記測定装置の測定動作を制御し
    て、該コマンドファイルに基づく一連の測定工程を組み
    合わせた一括した測定を該測定装置に実行させる測定用
    制御装置に設けられるコンピュータを機能させるための
    プログラムにおいて、所定のコマンドをそれぞれ記述し
    た複数のコマンドファイルにそれぞれ関連付けられた複
    数のファイル特定情報のうちの少なくとも1つが記述さ
    れた測定内容ファイルから、該測定内容ファイルに記述
    されたファイル特定情報に対応するコマンドファイルを
    読み出し、該コマンドファイルに記述されたコマンドを
    順に読み込んで、該コマンドに対応するプログラムを順
    次実行するプログラム実行手段、及びユーザーの指示に
    従って、上記測定装置を用いて行う一括した測定の内容
    を変更する旨の測定内容変更要求を入力するための測定
    内容変更要求入力手段により入力された測定内容変更要
    求に応じて、上記プログラム実行手段で使用される測定
    内容ファイルに記述されるファイル特定情報を書き換え
    る測定内容ファイル書換手段として、上記コンピュータ
    を機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】電子デバイスの特性を測定する測定装置
    と、所定のプログラムを実行して該測定装置の動作を制
    御する測定用制御装置とを用い、該測定装置の測定結果
    に基づいて電子デバイスを設計するための電子デバイス
    設計方法において、上記所定のプログラムとして、請求
    項11又は請求項12のプログラムを用いたことを特徴
    とする電子デバイス設計方法。
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