JP2003099011A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003099011A
JP2003099011A JP2001292482A JP2001292482A JP2003099011A JP 2003099011 A JP2003099011 A JP 2003099011A JP 2001292482 A JP2001292482 A JP 2001292482A JP 2001292482 A JP2001292482 A JP 2001292482A JP 2003099011 A JP2003099011 A JP 2003099011A
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dots
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Kenichiro Ishikura
謙一郎 石鞍
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示するコンテンツに応じて最適な画素ピッ
チに動的に変更することができる表示装置を提供する。 【解決手段】 複数のサブドットがマトリックス状に配
置された表示装置であって、N個のサブドット(Nは2
以上の整数)それぞれによって1画素が構成されるよう
に、入力信号に対応する信号を該N個のサブドット毎に
同時に印加する第1ドット駆動手段と、M個のサブドッ
ト(Mは1以上の整数、N>M)それぞれによって1画
素が構成されるように該信号を該M個のサブドット毎に
同時に印加する第2ドット駆動手段と、該第1および該
第2ドット駆動手段を選択的に駆動するコントローラと
を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に関し、特
に液晶表示装置(以下「LCD」という)、プラズマデ
ィスプレイ装置(以下「PDP」という)およびデジタ
ルミラーデバイス(以下「DMD」という)等のマトリ
ックス形状の画素構造を有する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン、ワークステーションと
いったホストコンピュータ装置の表示装置として、微細
な画素を空間的に配置したLCD、PDP等の表示装置
が広く使用されている。このような表示装置において
は、1画素に対して1ドットが対応しており、各画素
(ドット)の大きさおよび隣接する画素の間隔(以下
「画素ピッチ」という)は、設計時において一定の値に
設定され、その値に固定されている。以下、各画素の配
置間隔を「画素ピッチ」とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示装
置が表示するコンテンツによっては、最適な画素ピッチ
は異なる。
【0004】例えば、文字の構成が比較的複雑な漢字を
表示する場合には、その構成が比較的単純なアルファベ
ットを表示する場合よりも精細な画素ピッチを必要と
し、漢字を最適に表示する際の最適な画素ピッチは、ア
ルファベットを表示する際の最適な画素ピッチよりも小
さくなる。従って、漢字の表示に最適な画素ピッチによ
ってアルファベットを表示すると、アルファベットを構
成する線が細く表示されて、奇異な印象を与える。逆に
アルファベットの表示に最適な画素ピッチによって漢字
を表示すると、漢字を構成する線が太く表示されて、間
延びした印象を与える。
【0005】前述したように従来の表示装置は、1ドッ
トが1画素になっており、画素ピッチが設計時に設定さ
れた固定値になっており、この画素ピッチを製造後に変
更することはできない。このため、表示装置の設計に際
して、漢字の表示およびアルファベットの表示のいずれ
か一方に最適な画素ピッチを設定するか、または漢字の
表示に最適な画素ピッチとアルファベットの表示に最適
な画素ピッチとの中間の画素ピッチとされる。しかしな
がら、いずれの場合も、漢字とアルファベットとの双方
を、最適な画素ピッチによって表示することができない
という問題がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、その目的は、表示するコンテンツに応じて最適な画
素ピッチに変更することができる表示装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表示装置
は、複数のサブドットがマトリックス状に配置された表
示装置であって、N個のサブドット(Nは2以上の整
数)それぞれによって1画素が構成されるように、入力
信号に対応する信号を該N個のサブドット毎に同時に印
加する第1ドット駆動手段と、M個のサブドット(Mは
1以上の整数、N>M)それぞれによって1画素が構成
されるように該信号を該M個のサブドット毎に同時に印
加する第2ドット駆動手段と、該第1および該第2ドッ
ト駆動手段を選択的に駆動するコントローラと、を具備
することを特徴とし、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0008】前記N個のサブドットは、P行×Q列のサ
ブドット(PおよびQは、N=P×Qなる関係を満足す
る整数)になっており、前記M個のサブドットは、R行
×S列のサブドット(RおよびSは、M=R×Sなる関
係を満足する整数)になっており、前記第1ドット駆動
手段は、該Q列分のサブドットずつ同時に第1画素電圧
を供給する第1ソースドライバと、該P行分のサブドッ
トずつ同時に第1ゲート電圧を供給する第1ゲートドラ
イバとを有しており、前記第2ドット駆動手段は、該S
列分のサブドットずつ同時に第2画素電圧を供給する第
2ソースドライバと、該R行分のサブドットずつ同時に
第2ゲート電圧を供給するゲートドライバとを有してい
てもよい。
【0009】前記第1ドット駆動手段は、赤色に対応す
るN個のサブドット、青色に対応するN個のサブドット
および緑色に対応するN個のサブドット毎に同時に該信
号を印加し、前記第2ドット駆動手段は、赤色に対応す
るM個のサブドット、青色に対応するM個のサブドット
および緑色に対応するM個のサブドット毎に同時に該信
号を印加してもよい。
【0010】前記第1ドット駆動手段によって駆動され
る画素数と前記第2ドット駆動手段によって駆動される
画素数とが異なっていてもよい。
【0011】前記第1ドット駆動手段によって駆動され
る画素数と前記第2ドット駆動手段によって駆動される
画素数とが等しくてもよい。
【0012】前記第2ドット駆動手段によって前記信号
が印加されないサブドットである余剰ドットに、直流成
分が0となる電圧を供給する供給手段をさらに具備して
もよい。
【0013】前記第2ドット駆動手段によって前記信号
が印加されないサブドットである余剰ドットに、該余剰
ドットの階調を変化させるように少なくとも2種以上の
電圧値を選択的に印加するセレクタをさらに具備しても
よい。
【0014】前記第2ドット駆動手段によって前記信号
が印加されないサブドットである余剰ドットを駆動する
第3ドット駆動手段をさらに具備すしてもよい。
【0015】各サブドットは、多結晶シリコンまたは連
続粒界結晶シリコン素子を含む素子を有していてもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本概念を説明す
る。本発明に係る表示装置は、1画素を複数のサブドッ
トによって構成し、1画素を構成する複数のサブドット
を同時に1画素として制御するようになっており、1画
素をN個(Nは2以上の整数)のサブドットによって構
成する場合と、M個(Mは1以上の整数、N>M)のサ
ブドットによって構成する場合とに切り換えられるよう
になっている。このような構成により画素ピッチを変更
する。
【0017】例えば、水平方向に沿って互いに隣接する
3個のサブドットによって1画素を構成する場合と、水
平方向に沿って互いに隣接する2個のサブドットによっ
て1画素を構成する場合とでは、各画素の配置間隔であ
る画素ピッチの比率は3:2になる。
【0018】以下、本発明の実施の形態に係る表示装置
を図面を参照して説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、モノクロのアク
ティブマトリクス方式液晶表示装置100に対して本発
明を適用した一例である。この液晶表示装置100は、
表示するコンテンツに応じて最適な画素ピッチに変更す
ることができる。
【0020】この液晶表示装置100は、マトリックス
状に配置された複数のサブドット10(画素電極)を有
しており、相互に隣接する3行×3列の9個のサブドッ
ト10によって1画素を構成する場合と、相互に隣接す
る2行×2列の4個のサブドット10によって1画素を
構成する場合とに切り換えられるようになっている。こ
の3行×3列の9個のサブドット10は、第1ドット駆
動回路119によって同時に制御され、2行×2列の4
個のサブドット10は、第2ドット駆動回路120によ
って同時に制御される。この第1および第2ドット駆動
回路119および120は、コントローラ118によっ
て選択的に駆動される。各サブドット10には、第1ド
ット駆動回路119によって駆動される第1トランジス
タ122と、第2ドット駆動回路120によって駆動さ
れる第2トランジスタ124とが設けられている。
【0021】この第1ドット駆動回路119は、各サブ
ドット10の第1トランジスタ122に画素電圧とゲー
ト電圧とをそれぞれ印加するソースドライバ101とゲ
ートドライバ102とを有している。このソースドライ
バ101には複数の出力端子101Aが設けられてお
り、各出力端子101Aには、垂直方向に沿って互いに
隣接して平行に設けられた3本のソースバスライン10
7がそれぞれ一括して接続されている。1つの出力端子
101Aに接続された各ソースバスライン107は、各
ソースバスライン107に沿って1列に配置されたすべ
てのサブドット10にそれぞれ設けられた第1トランジ
スタ122のソースにそれぞれ接続されている。
【0022】このソースドライバ101と同様に、第1
ドット駆動回路119のゲートドライバ102にも複数
の出力端子102Aが設けられており、各出力端子10
2Aには、水平方向に沿って互いに隣接して平行に設け
られた3本のゲートバスライン105がそれぞれ一括し
て接続されている。各ゲートバスライン105は、各ゲ
ートバスライン105に沿って1行に配置されたすべて
のサブドット10にそれぞれ設けられた第1トランジス
タ122のゲートにそれぞれ接続されている。
【0023】第2ドット駆動回路120は、各サブドッ
ト10の第2トランジスタ124に画素電圧およびゲー
ト電圧をそれぞれ印加するソースドライバ103および
ゲートドライバ104を有している。このソースドライ
バ103には、前述したソースドライバ101と同様に
複数の出力端子103Aが設けられている。各出力端子
103Aには、垂直方向に沿って互いに隣接して平行に
設けられた2本のソースバスライン108がそれぞれ一
括して接続されている。各ソースバスライン108は、
各ソースバスライン108に沿って1列に配置されたす
べてのサブドット10にそれぞれ設けられた第2トラン
ジスタ124のソースにそれぞれ接続されている。
【0024】このソースドライバ103と同様に第2ド
ット駆動回路120のゲートドライバ104にも複数の
出力端子104Aが設けられている。各出力端子104
Aには、水平方向に沿って互いに平行に設けられた2本
のゲートバスライン106がそれぞれ一括して接続され
ている。各ゲートバスライン106は、各ゲートバスラ
イン106に沿って1行に配置されたすべてのサブドッ
ト10にそれぞれ設けられた第2トランジスタ124の
ゲートにそれぞれ接続されている。
【0025】このソースドライバ101、103および
ゲートドライバ102、104としては、通常の液晶表
示装置において用いられるソースドライバおよびゲート
ドライバをそれぞれ用いることができる。
【0026】このような構成を有する液晶表示装置10
0においては、コントローラ118が、第1および第2
ドット駆動回路119および120のいずれか一方を選
択して駆動する。このコントローラ118が第1ドット
駆動回路119を選択して駆動するときは、このコント
ローラ118から第1ドット駆動回路119のソースド
ライバ101にクロック信号が入力される。ソースドラ
イバ101にクロック信号が入力されると、ソースドラ
イバ101は、入力映像信号に対応する各出力端子10
1Aを駆動する。これにより、出力端子101Aに接続
された3本のソースバスライン107に同時に画素電圧
が印加される。
【0027】ゲートドライバ102には水平同期信号が
コントローラ118から入力される。ゲートドライバ1
02は、各出力端子102Aを順番に駆動し、駆動され
た出力端子102Aは、出力端子102Aに接続された
3本のゲートバスライン105を同時にハイレベル状態
にする。従って、3本のゲートバスライン105ずつ順
番にハイレベル状態になる。そして、ハイレベル状態と
なった3本のゲートバスライン105に接続された3行
のサブドット10において、画素信号が印加された各出
力端子101Aに一括して接続された3本のソースバス
ライン107にそれぞれ接続された3列のサブドット1
0が同時に充電される。次の水平同期信号がコントロー
ラ118からゲートドライバ102に入力されると、こ
の3本のゲートバスライン105が同時にローレベル状
態になり、電荷が充電された各サブドット10は、それ
ぞれ充電された電荷を保持する。
【0028】このように、サブドット10はゲートドラ
イバ102によって3行ずつ同時に駆動され、駆動され
た3行のサブドット10に対して、ソースドライバ10
1からの各画素電圧が3列ずつ同時に印加される。この
ため、各画素電圧に応じた電荷が、この3行×3列=9
個のサブドット10毎に充電され、この3行×3列=9
個のサブドット10によって1画素を構成する。図1に
示す例では、例えば、一番上側に配置された出力端子1
02Aに一括して接続された3本のゲートバスライン1
05と一番左側に配置された出力端子101Aに一括し
て接続された3本のソースバスライン107とに対応す
る3行×3列=9個のサブドット10A、10B、10
C、10D、10E、10F、10G、10Hおよび1
0Iに、互いに等しい電荷が同時に充電され、これらの
3行×3列=9個のサブドットが1画素を構成する。こ
のように9個のサブドットによって構成された1画素が
それぞれ画素信号に対応した電荷とされることにより、
全体として所定の階調を有する映像が表示される。
【0029】このコントローラ118が第2ドット駆動
回路120を選択して駆動するときは、このコントロー
ラ118から第2ドット駆動回路120のソースドライ
バ103にクロック信号が入力される。ソースドライバ
103にクロック信号が入力されると、ソースドライバ
103は、入力映像信号に対応する各出力端子103A
を駆動する。これにより、出力端子103Aに接続され
た2本のソースバスライン108に同時に画素電圧が印
加される。
【0030】ゲートドライバ104には水平同期信号が
コントローラ118から入力される。ゲートドライバ1
04は、各出力端子104Aを順番に駆動し、駆動され
た出力端子104Aは、出力端子104Aに接続された
2本のゲートバスライン106を同時にハイレベル状態
にする。従って、2本のゲートバスライン106ずつ順
番にハイレベル状態になる。そして、ハイレベル状態と
なった2本のゲートバスライン106に接続された2行
のサブドット10において、画素信号が印加された各出
力端子103Aに一括して接続された2本のソースバス
ライン108にそれぞれ接続された2列のサブドット1
0が同時に充電される。次の水平同期信号がコントロー
ラ118からゲートドライバ104に入力されると、こ
の2本のゲートバスライン106が同時にローレベル状
態になり、電荷が充電された各サブドット10は、それ
ぞれ充電された電荷を保持する。
【0031】このように、サブドット10はゲートドラ
イバ104によって2行ずつ同時に駆動され、駆動され
た2行のサブドット10に対して、ソースドライバ10
3からの各画素電圧が2列ずつ同時に印加される。この
ため、各画素電圧に応じた電荷が、この2行×2列=4
個のサブドット10毎に充電され、この2行×2列=4
個のサブドット10によって1画素を構成する。図1に
示す例では、例えば、一番上側に配置された出力端子1
04Aに一括して接続された2本のゲートバスライン1
06と一番左側に配置された出力端子103Aに一括し
て接続された2本のソースバスライン108とに対応す
る2行×2列=4個のサブドット10A、10B、10
D、および10Eに、互いに等しい電荷が同時に充電さ
れ、これらの2行×2列=4個のサブドットが1画素を
構成する。このように4個のサブドットによって構成さ
れた1画素がそれぞれ画素信号に対応した電荷とされる
ことにより、全体として所定の階調を有する映像が表示
される。
【0032】この第1ドット駆動回路119および第2
ドット駆動回路120は、それぞれに入力されるクロッ
ク信号により駆動され、このクロック信号が入力されな
い場合にはその動作を停止する。そのため、第1ドット
駆動回路119および第2ドット駆動回路120のいず
れか一方に対してのみコントローラ118がクロック信
号を供給することで、第1ドット駆動回路119および
第2ドット駆動回路120の一方のみが駆動され、他方
が停止される。
【0033】第1ドット駆動回路119は、3行×3列
=9個のサブドット10を同時に駆動し、この3行×3
列=9個のサブドット10により1画素を構成するの
で、その画素ピッチはサブドット10の3個分に相当す
る。第2ドット駆動回路120は、2行×2列=4個の
サブドット10を同時に駆動し、この2行×2列=4個
のサブドット10により1画素を構成するので、その画
素ピッチはサブドット10の2個分に相当する。従っ
て、第1ドット駆動回路119によって表示される映像
の画素ピッチと第2ドット駆動回路120によって表示
される映像の画素ピッチとの比率は3:2となる。
【0034】このように、コントローラ118が第1ド
ット駆動回路119と第2ドット駆動回路120との一
方のみを選択的に駆動することにより、表示される映像
の画素ピッチは、サブドット10の3個分または2個分
のいずれかを選択することができる。
【0035】1画素を構成するサブドット10の個数を
より少なくすると、画素ピッチがより小さくなるととも
に、より多くの画素を利用することができるので、より
高解像度の映像を表示することができる。
【0036】例えば、画面上において水平方向に沿った
サブドット10の数を960個とすると、この水平方向
に沿って互いに隣接する3個のサブドット10によって
1画素を構成する場合には、水平方向に沿った画素数
は、 960/3=320(画素) である。
【0037】一方、2個のサブドット10によって1画
素を構成すると、水平方向に沿った画素数は、 960/2=480(画素) に増大する。
【0038】このように、1画素を構成するサブドット
10の個数を3個から2個に減少させることで、画素ピ
ッチが2/3倍になり、画素数は3/2倍になる。垂直
方向も同様に、1画素を構成するサブドットの個数をよ
り少なくすることによって、より多くの画素を利用する
ことができる。
【0039】これにより、画素ピッチを小さくして、よ
り多くの画素を利用した高解像度の映像を表示するか,
画素ピッチを大きくして低解像度の映像を表示するかを
選択することができる。
【0040】表示装置100の各サブドット10に設け
られた第1および第2トランジスタ122および124
は、多結晶シリコンまたは連続粒界結晶シリコンを有す
ることが好ましい。非結晶シリコンによって第1および
第2トランジスタ122および124を構成すると、電
子の移動度が低く、素子および電極のサイズを小さくす
ることが困難であるため、1画素を構成する複数のサブ
ドット10それぞれに設けられる第1および第2トラン
ジスタ122および124によって開口率が低くなると
いう問題があるが、多結晶シリコンまたは連続粒界結晶
シリコンを使用することにより、素子および配線サイズ
を小さくすることができ、十分な開口率を得ることがで
きる。
【0041】また、この多結晶シリコンまたは連続粒界
結晶シリコンを使用することにより、ドライバ等の回路
を、各サブドット10を配置した基板上に設けることが
できるので、回路を実装する際のコストが増加するおそ
れがない。
【0042】本実施の形態1では、第1ドット駆動回路
119によって表示される映像の画素ピッチと第2ドッ
ト駆動回路120によって表示される映像の画素ピッチ
との比率が3:2となるように、第1ドット駆動回路1
19によって駆動される1画素を3行×3列の9個のサ
ブドット10によって構成し、第2ドット駆動回路12
0によって駆動される1画素を2行×2列の4個のサブ
ドット10によって構成したが、本発明はこれに限定さ
れない。必要な画素ピッチの比率に応じて1以上の任意
の行数および列数のサブドット10によって1画素を構
成すればよく、例えば、4行×4列の16個のサブドッ
ト10によって1画素を構成してもよい。
【0043】また、本実施の形態1では3行×3列、2
行×2列のように、1画素において行方向のサブドット
10の数と列方向のサブドット10の数とを等しくした
が、1画素において3行×2列のように行方向と列方向
とでサブドット10の数を変えてもよい。
【0044】さらに、第1ドット駆動回路119によっ
て駆動される1画素を1行×2列とし、第2ドット駆動
回路120によって駆動される1画素を1行×3列とす
るというように、第1ドット駆動回路119と第2ドッ
ト駆動回路120とによってそれぞれ駆動される1画素
のサブドット10の数は、列方向のサブドット10の数
のみを変更するようにしても良い。同様に、第1ドット
駆動回路119によって駆動される1画素を2行×1列
とし、第2ドット駆動回路120によって駆動される1
画素を3行×1列とするというように、各1画素を構成
するサブドット10の数は、行方向のサブドット10の
数のみを変更するようにしてもよい。このように行方向
と列方向とのうちの一方のみを変更する場合には、変更
しない方のドライバを第1ドット駆動回路119と第2
ドット駆動回路120とで共有することができる。
【0045】さらに、このサブドット10の組み合わせ
の態様は、表示装置の画面全体において一様でなくとも
よい。例えば、画面の右半面においては2個のサブドッ
ト10によって1画素を構成し、左半面においては3個
のサブドット10によって1画素を構成するように、第
1および第2ドット駆動回路を構成してもよい。このよ
うに構成すると、画面の左半面のみを高精細に表示する
ことができるので、画面の位置によって表示する内容が
異なる場合でも、表示するコンテンツに応じた適切な画
素ピッチによって表示することができる。
【0046】以上のように本実施の形態1の構成によれ
ば、従来の表示装置の構成を大きく変更させることなく
最小限の変更によって、表示するコンテンツに応じた最
適な画素ピッチとすることができるので、表示の視認性
を大幅に向上させることができる。
【0047】また、画面の一部の領域の画素ピッチを変
更することにより、画面の領域によって表示するコンテ
ンツが異なる場合でも、最適な画素ピッチによってそれ
ぞれのコンテンツを表示することができる。
【0048】さらに、画素ピッチを小さくして画素数
(解像度)を大きくすることにより、表示する情報量を
増加させることができる。
【0049】さらに、多結晶シリコンまたは連続粒界結
晶シリコン素子を使用して、各サブドット10それぞれ
の一対のトランジスタ122および124を構成するこ
とにより、素子および配線サイズを小さくすることがで
きるので、十分な開口率を得ることができる。さらにド
ライバ等の回路を、各サブドット10が配置された基板
上に形成することができるので、回路を実装する際のコ
ストが増加するおそれがない。
【0050】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2におけるカラーアクティブマトリクス方式液晶表
示装置を示す構成図である。
【0051】RGBのカラー画素を有するカラー液晶表
示装置では、RGBの各色に対応したサブドット20
が、例えば図2に示すように配置されている。垂直方向
に沿って1列に配置された各サブドット20は、同一の
色に対応しており、垂直方向に沿って配置された各RG
Bに対応したサブドット列が、水平方向に沿ってRGB
の順に繰り返すように配置されている。
【0052】カラー液晶表示装置200は、同一の色に
対応する3行×3列の9個のサブドット20によって1
画素を構成する場合と、同一の色に対応する2行×2列
の4個のサブドット20によって1画素を構成する場合
とに切り換えられるようになっている。この同一の色に
対応する3行×3列=9個のサブドット20は第1ドッ
ト駆動回路219によって制御され、同一の色に対応す
る2行×2列=4個のサブドット20は第2ドット駆動
回路220によって同時に制御される。各RGBの各色
に対応したサブドット20には、第1ドット駆動回路2
19によって駆動される第1トランジスタ222と第2
ドット駆動回路220によって駆動される第2トランジ
スタ224とが設けられている。
【0053】この第1ドット駆動回路219は、各RG
Bに対応したサブドット20にRGBそれぞれの画素信
号に対応した画素電圧をそれぞれ印加するソースドライ
バ201と、行方向に沿ったサブドット20にゲート電
圧をそれぞれ印加するゲートドライバ202とを有して
いる。このソースドライバ201には、RGBの各画素
信号に対応した画素電圧をそれぞれ出力する複数の出力
端子201A、201Bおよび201Cがそれぞれ設け
られている。R(赤)の画素信号に対応した画素電圧を
出力する各出力端子201Aは、R(赤)のサブドット
20に対応しており、垂直方向に沿って互いに平行に設
けられた3本のソースバスライン207が一括して接続
されている。G(緑)の画素信号に対応した画素電圧を
出力する各出力端子201Bは、G(緑)のサブドット
20に対応しており、3本のソースバスライン208が
一括して接続されている。B(青)の画素信号に対応し
た画素電圧を出力する各出力端子201Cは、B(青)
のサブドット20に対応しており、3本のソースバスラ
イン209が一括して接続されている。図2に示すよう
に、この3本のソースバスライン207は、各ソースバ
スライン207に沿って1列に配置されたすべてのR
(赤)のサブドット20に設けられた第1トランジスタ
222のソースにそれぞれ接続されている。3本のソー
スバスライン208は、各ソースバスライン208に沿
って1列に配置されたすべてのG(緑)のサブドット2
0に設けられた第1トランジスタ222のソースにそれ
ぞれ接続されており、3本のソースバスライン209
は、各ソースバスライン209に沿って1列に配置され
たすべてのB(青)のサブドット20に設けられた第1
トランジスタ222のソースにそれぞれ接続されてい
る。
【0054】ゲートドライバ202には複数の出力端子
202Aが設けられており、各出力端子202Aには3
本のゲートバスライン205がそれぞれ一括して接続さ
れている。各ゲートバスライン205は、各ゲートバス
ライン205に沿って1行に配置されたすべてのサブド
ット20に設けられた第1トランジスタ222のゲート
にそれぞれ接続されている。
【0055】第2ドット駆動回路220は、各RGBに
対応したサブドット20にRGBそれぞれの画素信号に
対応した画素電圧をそれぞれ印加するソースドライバ2
03と、行方向に沿ったサブドット20にゲート電圧を
それぞれ印加するゲートドライバ204とを有してい
る。このソースドライバ203には、RGBの各画素信
号に対応した画素電圧をそれぞれ出力する複数の出力端
子203A、203Bおよび203Cがそれぞれ設けら
れている。R(赤)の画素信号に対応した画素電圧を出
力する各出力端子203Aは、R(赤)のサブドット2
0に対応しており、垂直方向に沿って互いに平行に設け
られた3本のソースバスライン240が一括して接続さ
れている。G(緑)の画素信号に対応した画素電圧を出
力する各出力端子203Bは、G(緑)のサブドット2
0に対応しており、3本のソースバスライン241が一
括して接続されている。B(青)の画素信号に対応した
画素電圧を出力する出力端子203Cは、B(青)のサ
ブドット20に対応しており、3本のソースバスライン
242が一括して接続されている。図2に示すように、
この3本のソースバスライン240は、各ソースバスラ
イン240に沿って1列に配置されたすべてのR(赤)
のサブドット20に設けられた第2トランジスタ224
のソースに接続されている。3本のソースバスライン2
41は、各ソースバスライン241に沿って1列に配置
されたすべてのG(緑)のサブドット20に設けられた
第2トランジスタ224のソースに接続されている。3
本のソースバスライン242は、各ソースバスライン2
42に沿って1列に配置されたすべてのB(青)のサブ
ドット20に設けられた第2トランジスタ224のソー
スに接続されている。
【0056】ゲートドライバ204には複数の出力端子
204Aが設けられており、各出力端子204Aには2
本のゲートバスライン206がそれぞれ一括して接続さ
れている。この2本のゲートバスライン206は、各ゲ
ートバスライン206に沿って1行に配列されたすべて
のサブドット20に設けられた第2トランジスタ224
のゲートにそれぞれ接続されている。
【0057】このソースドライバ201、203および
ゲートドライバ202、204としては、通常のカラー
TFT液晶表示装置において用いられるソースドライバ
およびゲートドライバを用いることができる。
【0058】このような構成を有するカラー液晶表示装
置200においては、コントローラ218が第1および
第2ドット駆動回路219および220のいずれか一方
を選択して駆動する。第1ドット駆動回路219をコン
トローラ218が選択して駆動するときは、第1ドット
駆動回路219のソースドライバ201にクロック信号
が入力される。ソースドライバ201にクロック信号が
入力されると、ソースドライバ201は、RGBの映像
信号に対応する各出力端子201A、201Bおよび2
01Cを駆動する。これにより、出力端子201Aに接
続された3本のソースバスライン207に同時にR
(赤)の画素電圧が印加され、出力端子201Bに接続
された3本のソースバスライン208に同時にG(緑)
の画素電圧が印加され、出力端子201Cに接続された
3本のソースバスライン209に同時にB(青)の画素
電圧が印加される。
【0059】ゲートドライバ202にはコントローラ2
18から水平同期信号が入力される。ゲートドライバ2
02は、各出力端子202Aを順番に駆動し、駆動され
た各出力端子202Aは、一括して接続された3本のゲ
ートバスライン205を同時にハイレベル状態とする。
従って、3本のゲートバスライン205ずつ順番にハイ
レベル状態になる。そして、ハイレベル状態となった3
本のゲートバスライン205に接続された3行のサブド
ット20において、画素信号が印加された出力端子20
1Aに一括して接続された3本のR(赤)のソースバス
ライン207にそれぞれ接続された3列のR(赤)のサ
ブドット20が同時に充電される。また画素信号が印加
された出力端子201Bに一括して接続された3本のG
(緑)のソースバスライン208にそれぞれ接続された
3列のG(緑)のサブドット20が同時に充電され、出
力端子201Cに一括して接続された3本のB(青)の
ソースバスライン209にそれぞれ接続された3列のB
(青)のサブドット20が同時に充電される。次の水平
同期信号がコントローラ218からゲートドライバ20
2に入力されると、この3本のゲートバスライン205
が同時にローレベル状態になり、電荷が充電された各R
GBのサブドット20は、それぞれ充電された電荷を保
持する。
【0060】このように、RGBのサブドット20はゲ
ートドライバ202によって3行ずつ同時に駆動され、
駆動された3行のサブドット20に対しては、ソースド
ライバ201からの各RGBの画素電圧が3列毎に印加
される。このため、RGBの各画素電圧に応じた電荷
が、この3行×3列=9個のサブドット20ずつ同時に
充電され、この3行×3列=9個のサブドット20によ
って1画素を構成する。図2に示す例では、例えば、一
番上側に配置された出力端子202Aに一括して接続さ
れた3本のゲートバスライン205と一番左側に配置さ
れた出力端子201Aに一括して接続された3本のソー
スバスライン207とに対応する3行×3列=9個のサ
ブドット20A、20D、20G、20J、20M、2
0P、20S、20Vおよび20Yに、R(赤)の画素
電圧に応じた互いに等しい電荷が同時に充電され、これ
らの3行×3列=9個のサブドットがR(赤)の1画素
を構成する。G(緑)およびB(青)についても同様に
して、3行×3列=9個のサブドット20B、20E、
20H、20K、20N、20Q、20T、20Wおよ
び20ZがG(緑)の1画素を構成し、3行×3列=9
個のサブドット20C、20F、20I、20L、20
O、20R、20U、20Xおよび20ωがB(青)の
1画素を構成する。
【0061】第2ドット駆動回路220をコントローラ
218が駆動するときは、第2ドット駆動回路220の
ソースドライバ203にクロック信号が入力される。ソ
ースドライバ203にクロック信号が入力されると、ソ
ースドライバ203は、RGBの映像信号に対応する各
出力端子203A、203Bおよび203Cを駆動す
る。これにより、出力端子203Aに接続された3本の
ソースバスライン240に同時にR(赤)の画素電圧が
印加され、出力端子203Bに接続された3本のソース
バスライン241に同時にG(緑)の画素電圧が印加さ
れ、出力端子203Cに接続された3本のソースバスラ
イン242に同時にB(青)の画素電圧が印加される。
【0062】ゲートドライバ204にはコントローラ2
18から水平同期信号が入力される。ゲートドライバ2
04は、各出力端子204Aを順番に駆動し、駆動され
た各出力端子204Aは、一括して接続された2本のゲ
ートバスライン206を同時にハイレベル状態とする。
従って、2本のゲートバスライン206ずつ順番にハイ
レベル状態になる。そして、ハイレベル状態となった2
本のゲートバスライン206に接続された2行のサブド
ット20において、画素信号が印加された出力端子20
3Aに一括して接続された2本のR(赤)のソースバス
ライン240にそれぞれ接続された2列のサブドット2
0が同時に充電される。また画素信号が印加された出力
端子203Bに一括して接続された2本のG(緑)のソ
ースバスライン241に接続された2列のサブドット2
0が同時に充電され、出力端子203Cに一括して接続
された2本のB(青)のソースバスライン242に接続
された2列のサブドット20が同時に充電される。次の
水平同期信号がコントローラ218からゲートドライバ
204に入力されると、この2本のゲートバスライン2
06が同時にローレベル状態になり、電荷が充電された
各RGBのサブドット20は、それぞれ充電された電荷
を保持する。
【0063】このように、RGBの各サブドット20は
ゲートドライバ204によって2行ずつ同時に駆動さ
れ、駆動された2行のサブドット20に対しては、ソー
スドライバ203からの各RGBの画素電圧が2列毎に
印加される。このため、RGBの各画素電圧に応じた電
荷が、この2行×2列=4個のサブドット20ずつ同時
に充電され、この2行×2列=4個のサブドット20に
よって1画素を構成する。図2に示す例では、例えば、
一番上側に配置された出力端子204Aに一括して接続
された2本のゲートバスライン206と一番左側に配置
された出力端子203Aに一括して接続された2本のソ
ースバスライン240とに対応する2行×2列=4個の
サブドット20A、20D、20Jおよび20Mに、R
(赤)の画素電圧に応じた互いに等しい電荷が同時に充
電され、これらの2行×2列=4個のサブドットがR
(赤)の1画素を構成する。G(緑)およびB(青)に
ついても同様にして、2行×2列=4個のサブドット2
0B、20E、20Kおよび20NがG(緑)の1画素
を構成し、2行×2列=4個のサブドット20C、20
F、20Lおよび20OがB(青)の1画素を構成す
る。
【0064】図1を参照して前述したモノクロの液晶表
示装置100と同様に、この第1ドット駆動回路219
および第2ドット駆動回路220は、それぞれに入力さ
れるクロック信号により駆動され、このクロック信号が
入力されない場合にはその動作を停止する。そのため第
1ドット駆動回路219および第2ドット駆動回路22
0のいずれか一方に対してのみコントローラ218がク
ロック信号を供給することで、第1ドット駆動回路21
9および第2ドット駆動回路220の一方のみが駆動さ
れ、他方が停止される。
【0065】第1ドット駆動回路219は、3行×3列
=9個のサブドット20を同時に駆動し、この3行×3
列=9個のサブドット20により1画素を構成するの
で、その画素ピッチはサブドット20の3個分に相当す
る。第2ドット駆動回路220は、2行×2列=4個の
サブドット20を同時に駆動し、この2行×2列=4個
のサブドット20により1画素を構成するので、その画
素ピッチはサブドット20の2個分に相当する。従っ
て、第1ドット駆動回路219によって表示されるカラ
ー映像の画素ピッチと第2ドット駆動回路220によっ
て表示されるカラー映像の画素ピッチとの比率は3:2
となる。
【0066】このように、コントローラ218が第1ド
ット駆動回路219と第2ドット駆動回路220との一
方のみを選択的に駆動することにより、表示されるカラ
ー映像の画素ピッチは、サブドット20の3個分または
2個分のいずれかを選択することができる。
【0067】図1を参照して前述した液晶表示装置10
0と同様に、サブドット20の組み合わせは必要な画素
ピッチの比率に応じて1以上の任意の行数および列数の
サブドット20によって1画素を構成すればよい。また
1画素において3行×2列のように行方向と列方向とで
サブドット20の数を変えても良い。さらに1画素を構
成するサブドット20の数は、行方向と列方向とのうち
の一方のみを変更しても良い。さらにサブドット20の
組み合わせの態様は表示装置の画面全体において一様で
なくても良い。
【0068】(実施の形態3)前述した実施の形態1に
おいて1画素を構成するサブドットの個数を少なくする
ことにより画素ピッチを小さくし、より高解像度の映像
を表示する例を示したが、この実施の形態3では1画素
を構成するサブドットの組み合わせを変更して画素ピッ
チを変更しても表示する画面の解像度が変化しないよう
になっている。
【0069】この場合、画素ピッチが変更されて1画素
を構成するサブドットの個数が変更前の1画素を構成す
るサブドットの個数よりも少なくすると、解像度を変更
しないことにより、表示に使用されないサブドットが生
じる。
【0070】例えば、画面上において水平方向に沿った
サブドット数を960個とすると、水平方向に沿って相
互に隣接する3個のサブドットによって1画素を構成す
る場合には、水平方向に沿ったドット数(画素数)は、 960/3=320(画素) となる。
【0071】1画素を構成するサブドットの個数を3個
から2個に少なくすると、解像度(画素数)を変更しな
い構成では水平方向に沿った画素数(解像度)は前述し
たように320画素で不変であるから、表示に使用され
るサブドットは、 320×2=640(個) となる。従って、 960−640=320(個) のサブドットが表示に使用されなくなる。
【0072】この実施の形態3では、このような表示に
使用されないサブドット(以下「余剰ドット」という)
を共通の配線に接続し、直流成分がゼロとなる電圧をこ
の余剰ドットに印加する。
【0073】図3は、実施形態3に係る液晶表示装置3
00の構成を示す。この液晶表示装置300は、1画素
を構成するサブドットの個数を変更しても全体の解像度
(画素数)は変更されない。なお、説明を簡略化するた
めに図3に示す液晶表示装置300の解像度は3画素×
3画素=9画素とする。
【0074】この液晶表示装置300は、マトリックス
状に配置された9行×9列=81個のサブドット30を
有しており、この9行×9列のサブドット30のうち相
互に隣接する3行×3列の9個のサブドット30によっ
て1画素を構成する場合と、9行×9列のサブドット3
0のうち相互に隣接する2行×2列の4個のサブドット
30によって1画素を構成する場合とに切り換えられる
ようになっている。この3行×3列の9個のサブドット
30は、第1ドット駆動回路319によって同時に制御
され、2行×2列の4個のサブドット30は、第2ドッ
ト駆動回路320によって同時に制御される。この第1
および第2ドット駆動回路319および320は、コン
トローラ318によって選択的に駆動される。各サブド
ット30には、第1ドット駆動回路319によって駆動
される第1トランジスタ322と、第2ドット駆動回路
320によって駆動される第2トランジスタ324とが
設けられている。
【0075】この第1ドット駆動回路319は、3画素
×3画素=9画素の解像度の映像を表示し、3行×3列
のサブドット30によって1画素を構成する。従って、
第1ドット駆動回路319は (3行×3)×(3列×3)=9行×9列 のすべてのサブドット30を表示に使用する。
【0076】第2ドット駆動回路320も第1ドット駆
動回路319と同様に3画素×3画素=9画素の解像度
の映像を表示する。この第2ドット駆動回路320は2
行×2列の4個のサブドット30によって1画素を構成
する。従って、第2ドット駆動回路320は (2行×3)×(2列×3)=6行×6列 のサブドット30を表示に使用する。
【0077】図3に示す例では左上の6行×6列=36
個のサブドット30が第2ドット駆動回路320による
表示において使用される。ハッチングを付した残りのサ
ブドット30は第2ドット駆動回路320の表示に使用
されない余剰ドットに相当する。
【0078】第1ドット駆動回路319は、各サブドッ
ト30の第1トランジスタ322に画素電圧とゲート電
圧とをそれぞれ印加するソースドライバ301とゲート
ドライバ302とを有している。このソースドライバ3
01には3個の出力端子301Aが設けられており、こ
の3個の出力端子301Aのそれぞれには、垂直方向に
沿って互いに隣接して平行に設けられた3本のソースバ
スライン307が一括して接続されている。このよう
に、ソースドライバ301には3本×3個=9本のソー
スドライバ307が接続されている。1つの出力端子3
01Aに接続された各ソースバスライン307は、各ソ
ースバスライン307に沿って1列に配置されたすべて
のサブドット30にそれぞれ設けられた第1トランジス
タ322のソースにそれぞれ接続されている。
【0079】このソースドライバ301と同様に第1ド
ット駆動回路319のゲートドライバ302にも3個の
出力端子302Aが設けられており、各出力端子302
Aには水平方向に沿って互いに隣接して平行に設けられ
た3本のゲートバスライン305がそれぞれ一括して接
続されている。このように、ゲートドライバ302には
3本×3個=9本のゲートバスライン305が接続され
ている。各ゲートバスライン305は、各ゲートバスラ
イン305に沿って1行に配置されたすべてのサブドッ
ト30にそれぞれ設けられた第1トランジスタ322の
ゲートにそれぞれ接続されている。
【0080】第2ドット駆動回路320は、各サブドッ
ト30の第2トランジスタ324に画素電圧およびゲー
ト電圧をそれぞれ印加するソースドライバ303および
ゲートドライバ304を有している。このソースドライ
バ303には3個の出力端子303Aが設けられてい
る。各出力端子303Aには、垂直方向に沿って互いに
隣接して平行に設けられた2本のソースバスライン30
8がそれぞれ一括して接続されている。このように、ソ
ースドライバ303には2本×3個=6本のソースバス
ライン308が接続されている。各ソースバスライン3
08は、各ソースバスライン308に沿って1列に配置
されたすべてのサブドット30のうち上側の6行のサブ
ドット30にそれぞれ設けられた第2トランジスタ32
4のソースにそれぞれ接続されている。このように、ソ
ースドライバ303は6本のソースバスライン308を
介して左上の6行×6列のサブドット30と結合してい
る。
【0081】このソースドライバ303と同様にゲート
ドライバ304にも3個の出力端子304Aが設けられ
ている。この3個の出力端子304Aのそれぞれには、
水平方向に沿って互いに隣接して平行に設けられた2本
のゲートバスライン306が一括して接続されている。
このようにゲートドライバ304には2本×3個=6本
のソースバスライン306が接続されている。各ゲート
バスライン306は、ゲートバスライン306に沿って
1行に配置されたすべてのサブドット30にそれぞれ設
けられた第2トランジスタ324のゲートにそれぞれ接
続されている。このように、ゲートドライバ304は6
本のソースバスライン306を介して左上の6行×6列
のサブドット30と結合しており、また、ゲートドライ
バ304は右上の6行×3列の余剰ドットともソースバ
スライン306を介して結合している。
【0082】ゲートドライバ304には、さらに出力端
子304Bが設けられている。この出力端子304Bに
は、3本のゲートバスライン323が一括して接続され
ている。この3本のゲートバスライン323は同一水平
ラインに余剰ドットのみしか存在しない下から3行分の
余剰ドットの第2トランジスタ324のゲートにそれぞ
れ接続されている。
【0083】液晶表示装置300には、対向電極電位V
comを供給する対向電極電位供給部322が設けられ
ている。この対向電極電位供給部322には、垂直方向
に沿って互いに隣接して平行に設けられた9本のソース
バスライン321が一括して接続されており、このソー
スバスライン321は右上の6行×3列の各余剰ドット
および下から3行分の各余剰ドットの第2トランジスタ
324のソースにそれぞれ接続されている。
【0084】このように、ソースドライバ301の3個
の出力端子301Aのそれぞれは3列のサブドット30
とそれぞれ接続されており、ゲートドライバ302の3
個の出力端子302Aのそれぞれは3行のサブドット3
0とそれぞれ接続されている。従って、第1ドット駆動
回路319は、 (3行×3個)×(3列×3個)=9行×9列=81個 のすべてのサブドット30を表示に使用する。
【0085】ソースドライバ303の3個の出力端子3
03Aのそれぞれは2列のサブドット30とそれぞれ接
続されており、ゲートドライバ304の3個の出力端子
304Aのそれぞれは2行のサブドット30とそれぞれ
接続されている。従って、第2ドット駆動回路320
は、 (2行×3個)×(2列×3個)=6行×6列=36個 のサブドット30のみを表示に使用する。このため、 81−36=45(個) のサブドットが余剰ドットとなる。この余剰ドットは、
ハッチングを付したサブドット30に相当する。
【0086】このような構成を有する液晶表示装置30
0においては、ゲートドライバ304にコントローラ3
18から水平同期信号が入力されると、ゲートドライバ
304は、各出力端子304Aを順番に駆動し、駆動さ
れた出力端子304Aは接続された2本のゲートバスラ
イン306を同時にハイレベル状態にする。従って、2
本のゲートバスライン306ずつ順番にハイレベル状態
になる。そして、ハイレベル状態となった2本のゲート
バスライン306に接続された2行のサブドット30の
うちの右から3列の余剰ドットに対して、対向電極電位
供給部322からソースバスライン321を介して対向
電極電位Vcomが印加され、これらの余剰ドットの液
晶層にかかる電圧をゼロにする。そして、3本のゲート
バスライン323が映像信号のスキャンの完了した垂直
掃線期間においてハイレベル状態になる。ハイレベル状
態となった3本のゲートバスライン323に接続された
下から3行の余剰ドットに対して、対向電極電位供給部
322からソースバスライン321を介して対向電極電
位Vcomが印加され、これらの余剰ドットの液晶層に
かかる電圧をゼロにする。このように、対向電極電位供
給部322は各余剰ドットに直流成分がゼロとなる電圧
を供給する。
【0087】各余剰ドットに対向電極電位Vcomを印
加し、この余剰ドットの液晶層にかかる電圧をゼロにす
るのは、余剰ドットの液晶層に直流電圧が印加されると
液晶が電気的に劣化し表示に影響を及ぼすため、液晶層
に直流電圧がかからないようにするためである。このと
き余剰ドットに対応する画面上の部分の表示は、電圧ゼ
ロの状態であるので、ノーマリホワイト型の液晶表示装
置では白、ノーマリブラック型の液晶表示装置では黒に
固定される。
【0088】説明の簡略化のため液晶表示装置300の
解像度は3画素×3画素=9画素としたが、より大きな
解像度を有する液晶表示装置に対しても本発明を適用す
ることができる。
【0089】図3ではモノクロ液晶表示装置について説
明したが、カラー液晶表示装置に対しても本発明を適用
することができる。
【0090】また図3では余剰ドットを表示部の右端と
下端とにまとめて設けているが、左端、上端に設けても
良い。また上端、下端、左端および右端のすべてに設け
ても良く、中央部に設けてもよい。
【0091】画素ピッチを変更して解像度を変更する構
成では、変更した解像度に応じて入力信号も変更する必
要がある。実施の形態3によれば、画素ピッチを変更し
ても解像度を変更しない構成とするので、画素ピッチを
変更しても画素ピッチを変更する前と同一の入力信号を
用いることができる。
【0092】また実施の形態3によれば、表示に使用さ
れない余剰ドットにゼロでない直流電圧が印加されて余
剰ドットが劣化することを防止することができる。
【0093】(実施の形態4)実施の形態4では前述し
た実施の形態3の変形例を説明する。図4は、実施の形
態4に係る液晶表示装置400の構成を示す。この液晶
表示装置400は、サブドットの組み合わせを変更して
も解像度を変更しない構成の変形例である。図3を用い
て前述した液晶表示装置300の構成要素と同一の構成
要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要
素については詳細な説明を省略する。
【0094】液晶表示装置400には、ソースライン4
09を介してすべての余剰ドットの第2トランジスタ3
24のソースと結合されたセレクタ410が設けられて
いる。このセレクタ410には、コントローラ318と
信号処理回路411とが接続されている。この信号処理
回路411は極性反転等の処理を行い、実際に液晶に印
加する基準電位を生成して、ソースドライバ301およ
び303に出力する。
【0095】このような構成を有する液晶表示装置40
0においては、信号処理回路411は極性反転等の処理
を行い、実際に液晶に印加する基準電位を生成して、ソ
ースドライバ301および303に出力する。コントロ
ーラ318が第1ドット駆動回路319を駆動するとき
は、セレクタ410はソースバスライン409を開放状
態にする。コントローラ318が第2ドット駆動回路3
20を駆動するときは、セレクタ410は信号処理回路
411によって生成された基準電位のうちの1つを選択
し、この選択した基準電位をソースバスライン409を
介して各余剰ドットに印加する。各余剰ドットにはセレ
クタ410によって選択された基準電圧に応じた電荷が
充電され、この充電された電荷に応じた階調が表示され
る。
【0096】余剰ドットが表示する階調を基準電位を選
択して変更する必要がない場合には、セレクタ回路41
0を使用せず、基準電位の一つを固定値として設定し、
この固定値を各余剰ドットに対して印加するように構成
してもよい。
【0097】実施の形態4ではモノクロ表示装置につい
て説明したが、カラー表示装置に対しても本発明を適用
することができる。このとき、RGBの余剰ドットをR
GB毎に異なる基準電位に設定することで、グレイ階調
以外の色を表示することもできる。
【0098】説明の簡略化のため液晶表示装置400の
解像度は3画素×3画素=9画素としたが、より大きな
解像度に対しても本発明を適用することができる。
【0099】また図4では余剰ドットを表示部の右端と
下端とにまとめて設けているが、左端、上端に設けても
良い。また上端、下端、左端および右端のすべてに設け
ても良く、中央部に設けてもよい。
【0100】以上のように実施の形態4によれば、余剰
ドットにゼロでない直流電圧が印加されるので余剰ドッ
トが劣化することを防止することができる。
【0101】また実施の形態4によれば、余剰ドットに
対応する画面上の領域に選択した基準電位に対応した階
調を表示することができる。
【0102】(実施の形態5)実施の形態5では前述し
た実施形態3の他の変形例を説明する。図5は、実施形
態5に係る液晶表示装置500において余剰ドットが配
置された部分の構成を示す。この液晶表示装置500
は、サブドットの組み合わせを変更しても解像度を変更
しない構成の他の変形例である。
【0103】液晶表示装置500には、製造時に予め定
められた、余剰ドット503(ハッチングを付して示
す)に設けられた第1トランジスタ522のソースに接
続されたソースバスライン501と、残りの余剰ドット
503Aに設けられた第1トランジスタ522Aのソー
スに接続されたソースバスライン502と、電位VDD
を有する端子505と、対向電極電位を有する端子50
7とが設けられている。ソースバスライン502はこの
対向電極電位を有する端子507に接続されている。ソ
ースバスライン501には、制御信号508に基づいて
ソースバスライン501を電位VDDを有する端子50
5と対向電極電位を有する端子507とのいずれかに選
択的に接続するスイッチ506が設けられている。
【0104】このような構成を有する液晶表示装置50
0においては、スイッチ506が制御信号508に基づ
いてソースバスライン501を電位VDDを有する端子
505側に切り替えると、このソースバスライン501
に接続された余剰ドット503は電位VDDに対応する
階調を表示し、各余剰ドット503の配列に応じたパタ
ーンが表示される。スイッチ506がソースバスライン
501を対向電極電位を有する端子507側に切り替え
ると、このソースバスライン501に接続された余剰ド
ット503はソースバスライン502に接続された余剰
ドット503Aと同電位となり、電位VDDに対応する
階調は表示されない。
【0105】このように、制御信号508に基づいて、
表示に使用されない余剰ドット503によって、予め定
められたパターンを表示することができる。
【0106】実施の形態5ではモノクロ表示装置につい
て説明したが、カラー表示装置に対しても本発明を適用
することができる。
【0107】また実施の形態5ではスイッチ506は電
位VDDと対向電極電位とのいずれかに切り替えている
が、もちろん他の基準電位を使用してもよい。
【0108】さらにカラーの表示装置の場合には、RG
Bに対応した各余剰ドットを別々の電位に接続すること
によりグレイ以外の色を表示してもよい。
【0109】さらにソースバスラインとスイッチとを追
加することにより複数のパターンを表示する構成として
もよい。
【0110】以上のように実施の形態5によれば、簡単
な制御により映像の表示に使用されない余剰ドットを有
効に利用することができる。
【0111】また実施の形態5によれば、表示に使用さ
れない余剰ドットによって、予め定められたパターンを
表示することができるので、表示領域全体を常に有効に
活用することができる。
【0112】(実施の形態6)実施の形態6では前述し
た実施の形態3のさらに他の変形例を説明する。図6
は、実施の形態6に係る液晶表示装置600の構成を示
す。この液晶表示装置600は、サブドットの組み合わ
せを変更しても解像度を変更しない構成のさらに他の変
形例である。図3を用いて前述した液晶表示装置300
の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し
ている。これらの構成要素については詳細な説明を省略
する。
【0113】この液晶表示装置600は、マトリックス
状に配置された9行×9列=81個のサブドット30を
有しており、相互に隣接する3行×3列の9個のサブド
ット30によって1画素を構成する場合と、相互に隣接
する2行×2列の4個のサブドット30によって1画素
を構成する場合とに切り換えられるようになっている。
3行×3列の9個のサブドット30は、第1ドット駆動
回路319によって同時に制御され、2行×2列の4個
のサブドット30は、第2ドット駆動回路620によっ
て同時に制御される。この第1および第2ドット駆動回
路319および620は、コントローラ618によって
選択的に駆動される。
【0114】この液晶表示装置600には、余剰ドット
を専用に駆動する第3ドット駆動回路630と、この第
3ドット駆動回路630を駆動するコントローラ608
とがさらに設けられている。
【0115】第1ドット駆動回路319は前述した実施
の形態3と同一であるので説明を省略する。
【0116】第2ドット駆動回路620は、各サブドッ
ト30に設けられた第2トランジスタ324に画素電圧
およびゲート電圧をそれぞれ印加するソースドライバ6
03およびゲートドライバ604を有している。このソ
ースドライバ603には1個の出力端子603Aが設け
られている。この出力端子603Aには、垂直方向に沿
って互いに隣接して平行に設けられた2本のソースバス
ライン608がそれぞれ一括して接続されている。各ソ
ースバスライン608は、各ソースバスライン608に
沿って1列に配置されたすべてのサブドットのうちの上
から4行のサブドット30にそれぞれ設けられた第2ト
ランジスタ324のソースにそれぞれ接続されている。
このように、ソースドライバ603は2本のソースバス
ライン608を介して左上の4行×2列のサブドット3
0と結合している。
【0117】ゲートドライバ604には2個の出力端子
604Aが設けられている。この2個の出力端子604
Aのそれぞれには、水平方向に沿って互いに隣接して平
行に設けられた2本のゲートバスライン606が一括し
て接続されている。このようにゲートドライバ604に
は2本×2個=4本のソースバスライン606が接続さ
れている。ゲートバスライン606のそれぞれは、ゲー
トバスライン606に沿って1列に配置されたすべての
サブドット30にそれぞれ設けられた第2トランジスタ
324のゲートにそれぞれ接続されている。このよう
に、ゲートドライバ604は4本のソースバスライン6
06を介して左上の4行×2列のサブドットと結合して
おり、また、右上の4行×7列の余剰ドットともソース
バスライン606を介して結合している。
【0118】第3ドット駆動回路630は、各余剰ドッ
トに画素電圧とゲート電圧とをそれぞれ印加するソース
ドライバ636とゲートドライバ638とを有してい
る。このソースドライバ636には垂直方向に沿って互
いに隣接して平行に設けられた9本のソースバスライン
632が接続されている。各ソースバスライン632は
各余剰ドットに設けられた下側トランジスタ324のソ
ースに接続されている。ゲートドライバ638には水平
方向に沿って互いに隣接して平行に設けられた5本のゲ
ートバスライン634が接続されている。各ゲートバス
ライン634は下から5列分の余剰ドットに設けられた
第2トランジスタ324のゲートに接続されている。
【0119】このような構成を有する液晶表示装置60
0では、ゲートドライバ604にコントローラ618か
ら水平同期信号が入力されると、ゲートドライバ604
は、各出力端子604Aを順番に駆動し、駆動された出
力端子604Aは、接続された2本のゲートバスライン
606を同時にハイレベル状態とする。従って、2本の
ゲートバスライン606ずつ順番にハイレベル状態にな
る。そして、ハイレベル状態となった2本のゲートバス
ライン606に接続された2行のサブドット30のうち
の右から7列の余剰ドットに対して、ソースドライバ6
36からソースバスライン632を介して画素電圧に応
じた電荷が同時に充電され、この電荷に対応した階調を
有する映像が表示される。
【0120】ゲートドライバ638にコントローラ60
8から水平同期信号が入力されると、このゲートドライ
バ638に接続された5本のゲートバスライン634が
順番にハイレベル状態になる。そして、ハイレベル状態
となったゲートバスライン634に接続された余剰ドッ
トに対して、ソースドライバ636からソースバスライ
ン632を介して画素電圧に応じた電荷が充電され、こ
の電荷に対応した階調を有する映像が表示される。
【0121】このように、コントローラ608は、コン
トローラ618がソースドライバ603およびゲートド
ライバ604を駆動しているとき、ソースドライバ63
6およびゲートドライバ638によって余剰ドットを駆
動する。
【0122】ゲートドライバ606が駆動する余剰ドッ
トと、ゲートドライバ604が駆動する余剰ドットとに
は、どちらにもソースドライバ636に接続されたソー
スバスライン632から画素電圧に対応する電荷が印加
される。ゲートドライバ638のスキャンは、表示領域
の映像信号の垂直帰線期間内で完結する。
【0123】上から4行のサブドットに関しては、余剰
ドットと表示ドットとで共通のゲートドライバ604が
設けられている。この余剰ドットと表示ドットとで、独
立した異なるゲートドライバを設けることにより、表示
ドットの映像信号と余剰ドットの映像信号とを独立して
供給してもよい。
【0124】また余剰ドットの一部を、この実施の形態
6に示すように余剰ドット専用のドライバを設けて駆動
し、その他の余剰ドットを前述した実施の形態3、4に
示すように対向電極電位Vcom、基準電圧に接続し
て、余剰ドットの一部のみに別の映像を表示してもよ
い。この場合、同一の水平ライン上に表示ドットと余剰
ドットとが存在しない領域、例えば図6に示す下から5
行の余剰ドットのみを専用ドライバで駆動するようにす
れば、表示領域の映像信号と余剰ドット領域の映像信号
をまったく独立して駆動することができる。このよう
に、表示したい映像信号の特性に応じて余剰ドット専用
ドライバの駆動領域を決定することができる。
【0125】なお、実施の形態3〜6においては余剰ド
ットに対しては1サブドット=1画素として駆動してい
るが、表示領域と同様に2つ以上のサブドットにより1
画素を構成するように駆動してもよい。
【0126】実施の形態6ではモノクロ表示装置につい
て説明したが、前述のとおりカラー表示装置に対しても
本発明を適用することが出来る。
【0127】以上のように実施の形態6によれば、映像
信号の表示に寄与しない余剰ドットに対応する領域に映
像信号による映像とは異なる映像を表示することができ
るので、画面の領域全体を常に有効に利用することがで
きる。
【0128】これまでの実施の形態1〜6においてはア
クティブマトリクス方式の液晶表示装置を例にとって説
明したが、プラズマディスプレイ装置、有機EL装置、
DMD装置等の、画素構造を有する表示装置に対しても
本発明を適用することができる。
【0129】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示する
コンテンツに応じて最適な画素ピッチに動的に変更する
ことができる表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る液晶表示装置の構成図であ
る。
【図2】実施形態2に係る液晶表示装置の構成図であ
る。
【図3】実施形態3に係る液晶表示装置の構成図であ
る。
【図4】実施形態4に係る液晶表示装置の構成図であ
る。
【図5】実施形態5に係る液晶表示装置の構成図であ
る。
【図6】実施形態6に係る液晶表示装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
10 サブドット 101,103 ソースドライバ 102,104 ゲートドライバ 105,106 ゲートバスライン 107,108 ソースバスライン 118 コントローラ 119 第1ドット駆動回路 120 第2ドット駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA21 NC13 NC15 NC22 NC28 NC34 ND03 ND20 ND52 ND55 NE07 5C006 AA12 AA22 AB03 AF45 AF47 BB16 BC20 EB05 GA02 5C080 AA10 BB05 CC03 DD01 DD21 FF11 JJ02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブドットがマトリックス状に配
    置された表示装置であって、 N個のサブドット(Nは2以上の整数)それぞれによっ
    て1画素が構成されるように、入力信号に対応する信号
    を該N個のサブドット毎に同時に印加する第1ドット駆
    動手段と、 M個のサブドット(Mは1以上の整数、N>M)それぞ
    れによって1画素が構成されるように該信号を該M個の
    サブドット毎に同時に印加する第2ドット駆動手段と、 該第1および該第2ドット駆動手段を選択的に駆動する
    コントローラと、 を具備することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記N個のサブドットは、P行×Q列の
    サブドット(PおよびQは、N=P×Qなる関係を満足
    する整数)になっており、 前記M個のサブドットは、R行×S列のサブドット(R
    およびSは、M=R×Sなる関係を満足する整数)にな
    っており、 前記第1ドット駆動手段は、該Q列分のサブドットずつ
    同時に第1画素電圧を供給する第1ソースドライバと、
    該P行分のサブドットずつ同時に第1ゲート電圧を供給
    する第1ゲートドライバとを有しており、 前記第2ドット駆動手段は、該S列分のサブドットずつ
    同時に第2画素電圧を供給する第2ソースドライバと、
    該R行分のサブドットずつ同時に第2ゲート電圧を供給
    するゲートドライバとを有している、請求項1記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ドット駆動手段は、赤色に対応
    するN個のサブドット、青色に対応するN個のサブドッ
    トおよび緑色に対応するN個のサブドット毎に同時に該
    信号を印加し、 前記第2ドット駆動手段は、赤色に対応するM個のサブ
    ドット、青色に対応するM個のサブドットおよび緑色に
    対応するM個のサブドット毎に同時に該信号を印加す
    る、請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ドット駆動手段によって駆動さ
    れる画素数と前記第2ドット駆動手段によって駆動され
    る画素数とが異なっている、請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ドット駆動手段によって駆動さ
    れる画素数と前記第2ドット駆動手段によって駆動され
    る画素数とが等しい、請求項1記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第2ドット駆動手段によって前記信
    号が印加されないサブドットである余剰ドットに、直流
    成分が0となる電圧を供給する供給手段をさらに具備す
    る、請求項1記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第2ドット駆動手段によって前記信
    号が印加されないサブドットである余剰ドットに、該余
    剰ドットの階調を変化させるように少なくとも2種以上
    の電圧値を選択的に印加するセレクタをさらに具備す
    る、請求項1記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記第2ドット駆動手段によって前記信
    号が印加されないサブドットである余剰ドットを駆動す
    る第3ドット駆動手段をさらに具備する、請求項1記載
    の表示装置。
  9. 【請求項9】 各サブドットは、多結晶シリコンまたは
    連続粒界結晶シリコン素子を含む素子を有している、請
    求項1記載の表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009122863A1 (ja) * 2008-04-03 2009-10-08 コニカミノルタエムジー株式会社 画像表示システム及び画像表示プログラム
JP2018524617A (ja) * 2015-06-24 2018-08-30 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. アレイ基板及びその駆動方法と表示装置

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