JP2003098489A - 光変調器および光伝送システム - Google Patents
光変調器および光伝送システムInfo
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Abstract
する改良された光変調器を提供する。 【解決手段】 MSKフォーマットで具現化される光変
調器を開示する。この変調器は、2つの別個のパルスス
トリーム(一方のパルスストリームは、奇数ビットから
なり、他方のパルスストリームはデータストリームの偶
数ビットからなる)を、2分の1パルスジェネレータを
使用して生成する。そして、変調器は、奇数番号ビット
および偶数番号ビットを別個にエンコードするために、
エレクトロオプティック位相変調器およびそれらを再結
合するための50/50カプラを使用する。
Description
特に、ミニマムシフトキーイング(MSK)を使用する
光変調器に関する。
は、無線およびマイクロ波通信においてよく知られた変
調フォーマットである。M.L. Doelz および E.T. Heal
d、Minimum-shift data communication system、米国特
許2,977,417、March 28,1961 を参照のこと。
これは、ファースト周波数シフトキーイング(Fast FS
K)とも呼ばれる。R. deBudaによる、IEEE Trans. Comm
un. COM-20, p. 429 (1972)を参照のこと。ここで、M
SKにより、変調インデックスh=0.5を有する全て
のCPFSK(continuous phase frequency shift key
ing)変調スキームを指す。J.B. Anderson, T. Aulin
および C.-E. Sundberg による Digital PhaseModulati
on (Plenum Press, New York, 1986)、C.-E. Sundberg
による IEEE Communications Magazine, Vol. 24, p. 2
5 (1986) を参照のこと。
ァイバ光通信システムにおけるMSKは、より狭いパワ
ースペクトルを有し、振幅包絡線(envelope)を一定に
保つことにより、非線形劣化(degradation)を受ける
ことが少ない。その多くの利点にも関わらず、MSK
は、主に、信頼性のある光MSK送信機および受信機を
製造する困難さのために、商用の光ファイバ通信システ
ムにおいて使用されたことがない。今日、光ファイバ通
信において、送信されるデータは、位相の代わりに、光
波の強度においてエンコードされる。オン・オフキーイ
ング、即ちOOKとして知られる。
フォーマットにおける外部電気光(electro-optical)
変調を具現化した。本発明のMSK変調器は、クロック
部およびデータ部を使用する。クロック部において、入
力cw光源は、2つのクロックパルスストリームに分け
られる。これを達成するための1つのやり方は、一対の
位相変調器およびカプラを使用して、入力レーザ源を2
つのクロックパルスストリームに分けることである。そ
して、データ部は、別の対の位相変調器を使用して、各
クロックパルスの位相を適切に変調する。最終的に、第
2のカプラが使用されて、所望のやり方で2つのストリ
ームを加算し、これにより、MSK送信モードを実行す
る。
は、データ通信に対して使用されうる。図1において、
MSKの「位相ツリー」が示されており、これは、差動
位相シフトキーイング(DPSK)として知られる位相
変調スキームと似ているがわずかに異なる。両方共に、
データを表すために差動コーディングスキームを使用す
る。MSKにおいて、デジタル1およびデジタル0は、
それぞれ、π/2ラジアン(即ち90°)の上向き
(+)および下向き(−)の位相シフトにより表され
る。DPSKにおいて、デジタル1は、πラジアン(即
ち180°)の位相シフト(アップまたはダウンのいず
れか)により表され、デジタル0は、位相の変化がない
ことにより表される。図1は、8ビットデータストリー
ムの一例01110010を示す。実際のMSKまたは
DPSKシステムにおいて、位相トレースは、有限帯域
幅を有する変調器により生成されるように、スムーズな
曲線となることがあり、図1に示されたような模式的表
現の直線的セグメントに必ずしもならない。
バ送信のための伝統的なOOK変調フォーマットより優
れた利点を提供する。1つのそのような利点は、クロス
フェーズ変調(cross phase modulation)の抑制であり、
これは、光ファイバのカー(Kerr)非線形性による高密
度波長分割多重(DWDM)システムにおける現在支配
的な悪化(impairment)である。実際的な観点から、D
PSKは、MSKより具現化が容易である。これは、D
PSKにおいて、位相変動が、0とπとの間に制限さ
れ、商業的に入手可能な位相変調器、例えば、LiNb
O3位相変調器で達成されうるからでる。高速光DPS
Kデータ伝送(典型的には、10Gb/s)の実験およ
びシミュレーションの両方がレポートされている。M.Ro
hde 等による Electronics Letters, Vol. 36, p. 1483
(2000);J.-K. Rhee 等によるIEEEPhotonics Technolo
gy Letters, Vol. 12, p. 1627 (2000) を参照のこと。
は、MSKに対して有効ではない。これは、MSKにお
いて、位相変動は、リミットを有しないランダムウォー
ク(random walk)として記述されうるやり方で生じる
からである。極端な場合において、データストリームが
11111111ビットシーケンスを含む場合、位相は
増大し続け、このビットシーケンスの結果として、4π
の合計相対位相シフトに達する。現存の位相変調器を使
用してそのような位相シフトを達成するために十分なド
ライバ電圧を提供することは、公知の回路では現在困難
である。この理由のために、光MSKは、低速において
半導体レーザの直接(内部)位相変調を使用する試みが
なされたが、殆ど研究されなかった。M. Shirasaki 等
によるElectronics Letters, Vol. 24, p. 486 (1988)
を参照のこと。
る。例えば、MSKは、DPSKより狭いパワースペク
トルを有する。また、MSK信号は、以下に詳細に説明
する1ビット遅延線干渉計(delay line interferomete
r)を使用することにより、受信機においてNRZ(non
-return-to-zero)OOKフォーマットに有効に変換さ
れうる。比較により、受信機においてOOKフォーマッ
トに変換されるDPSK信号は、約1dBのアイクロー
ジャーペナルティ(eye-closure penalty)を受ける。
光MSKはDPSKより具現化するのにより困難である
が、本発明により可能となる。
図2に示されている。この図は、点線のボックス11に
より表された光集積回路(OIC)に具現化され得るホ
トニク回路図である。OICへのレーザ入力が、12で
示されている。典型的なDWDMシステムは、Cバン
ド、またはCバンド+Lバンドにおいて動作する。これ
は、一般に、1530−1610nmの波長に対応す
る。拡張Lバンドシステムは、1620nmまで動作す
ることができる。これらのシステムのためのレーザは、
よく知られている。
集積回路(IC)具現化は、図に示されたアッセンブリ
の製造のための様々なアプローチを表す。これらは、基
板にマウントされたICサブアッセンブリおよび/また
はディスクリートコンポーネント、プレーナ導波路また
はファイバを使用する相互接続、リジット(rigid)ガ
ラスまたは半導体プラットフォームを使用する光ベンチ
(optical bench)技術などを使用することを含む。
-2)パルスカーバ(carver)を使用することによりクロ
ック部において処理されて、入力cw光から2つのパル
スストリームを生じる。これを達成するための1つの方
法は、図に示されているように、入力cw光を分割し、
2つの得られるチャネルをパルスシフトデバイス13,
14(位相シフトデバイス13,14,17および18
は、以下、位相シフタと呼ばれる)にガイドすることに
よる。クロック部は、レーザ入力を、公称データレート
の半分の周波数のクロック信号で変調する。そして、位
相シフタ13および14の2つの出力は、50−50カ
プラ16において結合される。光カプラの構造および動
作は、以下により詳細に説明される。カプラ16からの
2つのチャネルの出力は、上述のクロックレートに等し
い反復レートの50%デューティサイクルパルスストリ
ームである。
2の対の位相シフタ17,18にガイドされる。そし
て、位相シフタ17および18は、一方のデバイスまた
は他方のデバイスを使用して、全てのパルスの位相を適
切に変調することにより、2つのパルスストリームのデ
ータをエンコードするために使用される。したがって、
データは、位相シフタ17および18の電子的制御電圧
においてエンコードされる。これは、デバイスの重要な
特徴であり、周波数シフティングデバイスのために提案
された同様の構成から区別する。“An Electro-Optical
Frequency Shifter, http://www.nasatech.com/Briefs
/Sept00/NPO20531.html を参照のこと。
ラ21を通してガイドされる。カプラ21の出力は、2
2,23で示されている。
01110010は、MSK変調器の動作を説明するた
めに使用される。奇数および偶数番号タイムスロットを
分離するコンセプトが、図3に示されている。実際にお
いて、波形は、有限帯域幅を含み、図3に示されたよう
な急な(abrupt)エッジを有しない。このデバイスにお
ける有限帯域幅の使用は、性能を大幅に低下させない。
図3に示された表現は、模式的であり、インストラクシ
ョン目的のためにのみ意図されている。更なる詳細が、
表1に示されている。
リデータストリームのコンテンツ(B)、相対光位相
(Φ)、デバイスの出力における位相角の複素数表現
(C)、各位相変調器において必要とされる電圧(V
(13),V(14),V(17),V(18))、お
よび各ビットに対するデバイス中の様々な場所における
光パルスの複素振幅(A(17),A(18),A(2
2),A(23))を示す。全ての偶数番号のCは実数
(±1、これは、0または180度の相対位相シフトを
表す)であるが、全ての奇数番号のCは虚数(±i、こ
れは、90または270度の相対位相シフトを表す)で
ある。V(13)およびV(14)は、クロック部中の
位相シフタ13および14の制御電圧であり、これは、
公称データレートの半分の単に50%デューティサイク
ルクロック信号である。 Vn(13)=[1+(−1)n+1]Vπ/4 Vn(14)=−[1+(−1)n+1]Vπ/4
7)およびA(18)は、データ部(入力12における
レーザ源と呼ばれる)中の位相シフタ17および18に
それらが入る直前のクロックパルス信号の複素数振幅で
ある。これらのクロックパルスは、奇数番号のタイムス
ロットのためのシフタ17に到着し、かつ偶数番号のタ
イムスロットのためのシフタ18に到着する。そして、
位相シフタ17および18は、奇数番号および偶数番号
のパルスの位相を別個に制御するために使用され、これ
は、位相シフトなしまたは更なるπ位相シフトのいずれ
かを伝える。V(17)およびV(18)は、位相シフ
タ17および18の制御電圧であり、電子論理回路でオ
リジナルデータBから得られうる。これは、以下に詳細
に説明する。A(22)およびA(23)は、2つの出
力22および23の複素数振幅である。A(22)は、
重要でない定数を除きCと同じ所望の出力であり、A
(23)は、重要でない位相ファクタを有するA(2
2)の共役複素数である。出力22は、データ送信のた
めに使用されることになり、出力23は、他の目的のた
め、例えば送信機モニタリングのためにリザーブされう
る。
モデル並びにMSK送信機の機能を実行するためにいか
にこれらのコンポーネントが調整されるかが、完全さの
ために提供される。デバイスの主要なコンポーネント
は、入力の位相をπV/Vπラジアンシフトする位相シ
フタ(13,14,17,18)である。換言すれば、
出力は、exp(iπV/Vπ)を乗算された入力に等
しい。ここで、Vπは、πラジアンの位相シフトに対応
する電圧である。デバイスの第2に主要なコンポーネン
トは、50−50カプラ(図2に示された16および2
1)である。以下の説明のために、位相シフタ13の出
力は、信号“X”とされ、位相シフタ14の出力は、信
号“Y”とされる。
ラ16にガイドされ、そこで、周知の進行波(travelin
g wave)原理により、2つのチャネル中の光波信号が、
干渉する。カプラの長さの適切な選択により、そして周
知のカプラ設計に従って、50−50カプラからの2つ
の出力チャネル(ここでは、便宜のために、「トップ」
ブランチおよび「ボトム」ブランチと呼ぶ)中の出力信
号が、以下のように表される。 トップブランチ: (X+iY)/√2 ボトムブランチ: (Y+iX)/√2
力ブランチのみを有する(他方の入力ブランチは、使用
されない)50−50カプラとしてモデル化することが
できる。入力12におけるレーザ源を、基準(ゼロ位
相)として使用して、XおよびYは、次式で表される。 X=exp[iπV(13)/Vπ]/√2 Y=iexp[iπV(14)/Vπ]√2
考えると、 V(13)=Vπ/2 V(14)=−Vπ/2 したがって、カプラ16の出力は、それぞれトップブラ
ンチおよびボトムブランチに対して次式となる。 A(17)={exp(iπ/2)/√2+i[iexp(-iπ/2)/√
2]}/√2=i A(18)={iexp(-iπ/2)/√2+i[exp(iπ/2)/√
2]}/√2=0 同様に、全ての偶数番号ビット(n=2,4,6,8)
に対して、A(17)=0およびA(18)=iであ
る。これら2つのクロック信号のセットは、位相シフタ
17および18の第2の対を通ってガイドされ、それぞ
れ、πV(17)/VπラジアンおよびπV(18)/
Vπラジアンの位相変化を受ける。前述したように、位
相シフタ17および18は、奇数番号ビットおよび偶数
番号ビットに対する位相変調をそれぞれ実行する。位相
シフタ17および18からの位相変調されたパルスは、
カプラ21により混合される。これにより、カプラ21
からの出力22,23は、奇数および偶数のビットの両
方を含む。
V(17)=Vπであり、したがって、位相シフタ17
の出力は、次式で表される。 A(17)×exp[iπV(17)/Vπ]=i×exp
(iπ)=−i そして、この信号は、カプラ21により分割され2つの
出力となる。 トップブランチ: A(22)=(−i+0)/√2=
−i/√2 ボトムブランチ: A(23)=[0+i(−i)]/
√2=1/√2 データの残りに対する出力A(22)およびA(23)
は、同様にして実行されうる。
図4に示されており、エレクトロオプティック基板41
が、基板中に形成された拡散導波路(diffused wavegui
de)42と共に示されている。エレクトロオプティック
基板は、この材料について存在する高度に開発された技
術のために、好ましくはリチウムニオベート(lithium
niobate)である。しかし、他のエレクトロオプティッ
ク材料が、置き換えることができる。導波路42は、チ
タン拡散(titanium diffusion)により形成されうる。
導波路の形成についての詳細は、ここでは簡潔さのため
に省略されている。リチウムニオベートおよび他のエレ
クトロオプティック材料中に適切な導波路を形成するた
めの技法は、この技術分野においてよく知られている。
ストリップ電極43が、アクティブなエレクトロオプテ
ィック領域の上にある。図4中のRF入力により模式的
に表されているように、適切な電圧をストリップライン
上に加えることにより、導波路を通って進む光の位相が
シストされる。シフトの度合いは、デバイスのアクティ
ブ領域の特性、主に光パス長を調節することにより、周
知のやり方で制御される。
グデバイスにより従来のエレクトロオプティック位相シ
フタが与えられているが、ホトニック相互作用を使用し
て、半導体、典型的にはIII−V族半導体中に具現化
された位相シフタも、使用されうる。半導体位相シフタ
が使用されるとき、位相シフタを、半導体基板中に形成
された導波路と共に一体化することが便利であること
が、当業者に明らかとなるであろう。
5に示されている。50/50光カプラの設計および動
作は、よく知られている。多くのプレーナライトガイド
OICにおけるキーエレメントが存在する。例えば、ゼ
ロから1に変化する結合比を有する50/50カプラ
が、フーリエフィルタおよびリングフィルタにおいて使
用される。本発明において使用されるような50%パワ
ー分割比を有するカプラは、マッハゼンダ干渉計(MZ
I)においても使用され、光伝送システムにおいて広く
使用されている。これらのデバイスは、しばしば、シリ
カベースドのPLC(planar lightguide circuits)に
おいて具現化される。
1で示されている。基板は、ガラス、LiNbO3また
は他の適切な堅い支持体(rigid support)でありう
る。高品質光集積回路のために、適切な基板材料はシリ
コンである。これは、SOB(silicon optical benc
h)技術として知られており、最新技術によるPLCの
製造は、いくつかの点において、シリコンICウェハ製
造に従う。この技術における導波路層は、図中の層52
により表されたSiO2である。この層は、典型的に
は、蒸気酸化(steam oxidation)により成長させられ
た、またはLPCVD(low pressure chemical vapor
deposition)により堆積されたアンドープドシリカであ
る。フレームハイドロリシス(flame hydrolysis)(F
HDまたはVAD)のような厚いSiO2層を製造する
ための他の技法も、使用されうる。2つの導波路は、層
52中に、53および54で、カップリングセクション
55と共に示されており、導波路は、平行に走りかつ互
いに近くに配置されている。
いる。これは、光波をコヒーレントに分割する。導波路
53への入力光波は、Piであり、導波路54からの出
力光波は、Poである。導波路が、図5におけるように
近くに配置されるとき、導波路53中の光波の消えやす
いテール(evanescent tail)は、導波路54中に延
び、電気的偏光(electric polarization)を誘導す
る。偏光は、導波路53に再結合(couples back)する
光波を、導波路54中に生成する。
は、シングルモードであり、カップリング領域において
平行である。導波路53は、アクティブ領域の端部にお
いて導波路52から曲げられ、徐々に分離される。入力
光波Piおよび出力光波Poは、次式で関係づけられ
る。Pi=kPoここで、kは、結合比である。結合比
は、結合領域により強く影響を受け、特に、コアとクラ
ッドの屈折率の差により強く影響を受ける。屈折率の差
は、典型的には、導波路が完成される製造の後に、加熱
して、結合比を調節することにより調節されうる。
として上述されたが、InP、GaAs、溶融(fuse
d)シリカなどのような材料に基づく他の材料、ポリマ
ー材料でさえも使用されうる。
よびV(18)に変換するために使用されるロジック
は、表2は示されている。
イナリデータストリームBnは、変化(Dn=NOT
Dn−1)がBn=1に対応し、変化なし(Dn=D
n−1)がBn=0に対応するように、差動的にエンコ
ードされたデータストリームD nに変換される。第2の
ステップにおいて、データタイムスロットは、複数の対
にグループ化され、整数m(m=0,1,2,3...)
でラベル付けされる。タイムスロット番号は、次式で表
されうる。 奇数番号に対して n=2m+1 偶数番号に対して n=2m
号Enが生成され、4分の1のビットレートで実行され
る。 En=[1+(−1)m]/2 第4のステップにおいて、別のデータストリームF
nが、DnおよびEnをXOR(排他的OR)動作と結
合することにより計算される。 Fn=DnXPREn 最後のステップにおいて、Fnが、制御電圧を決定す
る。 V2m+1(17)=F2m+1×Vπ V2m(18)=F2m×Vπ
ルデータ処理技法で実行されうる。上記のアプローチの
有効性の数学的証明は、簡単であり、ここでは省略す
る。V(17)は、奇数番号タイムスロットの間可能な
限り平坦(一定)に維持されるべきこと、かつその変化
が偶数番号タイムスロットにおいてのみ起きるべきであ
ることは、研究する価値がある。V(18)に対して
は、単にその反対である。これは、光が位相シフタ17
および18中に存在するとき、制御電圧の変化(transi
tion)が起きないことを保証することになる。
ンコードされたMSK信号は、光ファイバ伝送ライン6
1を通して、リモート受信器ステーションに送信され、
そこで、MSK信号が、デコーダステーション62にお
いてデコードされる。MSK信号をデコードすること
は、様々な技法および手段により実行されることがで
き、以下は、その一例を示すことが理解されるべきであ
る。図6は、50−50スプリッタ63を示し、これ
は、入力信号64を2つのブランチ、上側ブランチおよ
び下側ブランチに等しく分割する。上側ブランチ中の信
号は、遅延手段65を通してガイドされ、これは、信号
を1ビットピリオド(1タイムスロット)だけ遅延させ
る。
ベンチ技術において使用されるようないずれか適切なO
IC基板において実現され得る構成が使用されうる。図
は、使用されうる適切な長さの光ファイバとしての遅延
手段を表す。2つのブランチは、一方(いずれか一方)
が1ビットピリオドだけ遅延され、50−50カプラ6
7でコヒーレントに結合される。適切なカプラが、上述
されている。カプラは、MSK信号中の2つの隣接する
ビットの干渉結果(interference product)を生じる。
50−50カプラの1つの出力において、先行するビッ
トに対して現在のビットの位相シフトが+π/2または
−π/2であるかどうかに依存して、コンストラクティ
ブ(constructive)またはデストラクティブ(destruct
ive)干渉が起こる。出力は、68,69に生じ、MS
K信号が有効にOOKフォーマットに変換される。
おけるcw(連続波)入力を1つのパルスストリームに
変換し、そして、パルスストリームから奇数ビットおよ
び偶数ビットを生成する機能を実行する。当業者は、変
調器への入力は、既にパルスストリームである光信号で
あり、クロック部が奇数番号パルスおよび偶数番号パル
スを2つの別個の光パスに導くことができる。
/2(クロック部において)またはプラスπ(データ部
において)の位相変化を割当てる。他の位相関係も、同
様または等価な結果を与えることが分かる。
ミニマムシフトキーイング(MSK)を使用する改良さ
れた光変調器を提供することができる。
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。尚、特許請求の範囲に記載した参
照番号がある場合は、発明の容易な理解のためで、その
技術的範囲を制限するよう解釈されるべきではない。
K(differential phase shiftkeying)変調スキームの
両方に対する一例の「位相ツリー」を示す図
ために使用されうる光回路図の一例を示す図
り生成される2つの光パルスストリームの位相および振
幅、およびデータ部により変調される位相の時間依存ベ
クトル表現を示す模式図。これらのビットストリーム
は、その後、結合されて、MSK変調器からの最終出力
を形成する。
相シフトを提供するための位相シフトデバイスを示す概
略図
適切な光カプラを示す概略図
通信システムを示す概略図
Claims (10)
- 【請求項1】 a.第1の光信号入力Aと、 b.前記光信号を、偶数タイムスロットを占める第1の
光パルスストリームおよび奇数タイムスロットを占める
第2の光パルスストリームに分割するためのクロック部
と、 c.第1の光パルスストリームをガイドするための第1
の導波路部と、 d.第2の光パルスストリームをガイドするための第2
の導波路部と、 e.エンコーディング信号と、 f.前記エンコーディング信号に応答して、前記第1の
光信号中のゼロまたはπの位相シフトを生じるための第
1の導波路部中の第1の位相シフタと、 g.前記エンコーディング信号に応答して、前記第2の
光信号中のゼロまたはπの位相シフトを生じるための第
2の導波路部中の第2の位相シフタと、 h.出力信号を生じるために、前記第1および第2の光
信号を混合するための50/50カプラとを有する ことを特徴とする光変調器。 - 【請求項2】 前記出力信号が、1つの光パルスストリ
ングであることを特徴とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項3】 前記入力信号が、連続波源であることを
特徴とする請求項1記載の変調器。 - 【請求項4】 a.第1の光信号入力Aと、 b.前記光信号入力を第1の光信号および第2の光信号
に分割するための手段と、 c.前記第1の光信号をガイドするための第1の導波路
部と、 d.前記第2の光信号をガイドするための第2の導波路
部と、 e.第1の導波路部中の第1の位相シフタと、 f.第2の導波路部中の第2の位相シフタと、 g.前記第1の光信号中に0またはπ/2の位相シフト
を生じるための第1の位相シフタ中の第1の電圧源と、 h.第2の光信号中に0または−π/2の負の位相シフ
トを生じるための第2の位相シフタ中の第2の電圧源
と、 i.前記第1および第2の光信号を第3および第4の光
信号に変換するため第1の50/50カプラと、 j.第3の光信号をガイドするための第3の導波路部
と、 k.第4の光信号をガイドするための第4の導波路部
と、 l. 前記第3の導波路部中の第3の位相シフタと、 m.第4の導波路部中の第4の位相シフタと、 n.エンコーディング信号と、 o.前記エンコーディング信号に応答して、前記第3の
光信号中に0またはπの位相シフトを生じるための前記
第3の位相シフタ中の第3の電圧源と、 p.前記エンコーディング信号に応答して、前記第4の
光信号中の0またはπの位相シフトを生じるための第4
の位相シフタ中の第4の電圧源と、 q.出力信号を生成するために、前記第3および第4の
光信号を混合するための第2の50/50カプラとを有
する ことを特徴とする光変調器。 - 【請求項5】 前記第1の電圧源および第2の電圧源
は、クロックに応答して動作し、前記クロックは、50
%のデューティサイクルおよびR/2の周波数を有し、
Rは公称ビットレートであることを特徴とする請求項4
記載の光変調器。 - 【請求項6】 j.光信号入力Bと呼ばれる前記出力信
号を、受信器に送信するための光ファイバ伝送ライン
と、 k.前記光信号入力Bを、第5の光信号および第6の光
信号に分割するための手段と、 l.前記第5の光信号をガイドするための第5の導波路
部と、 m.前記第6の光信号をガイドするための第6の導波路
部と、 n.前記第5の導波路部中の光遅延線と、 o.前記第5および第6の光信号を第7および第8の光
信号に変換し、これによりOOKフォーマットの出力信
号を生じるための第3の50/50カプラとをさらに有
することを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。 - 【請求項7】 前記クロック信号は、50%のデューテ
ィサイクルおよびR/2の周波数を有し、Rは公称ビッ
トレートであることを特徴とする請求項6記載の伝送シ
ステム。 - 【請求項8】 q.光信号入力Bと呼ばれる前記出力信
号を、受信器に送信するための光ファイバ伝送ライン
と、 r.前記光信号入力Bを第5の光信号および第6の光信
号に分割するための手段と、 s.前記第5の光信号をガイドするための第5の導波路
部と、 t.前記第6の光信号をガイドするための第6の導波路
部と、 u.前記第5の導波路部中の光遅延線と、 v.前記第5および第6の光信号を第7および第8の光
信号に変換し、これによりOOKフォーマットの出力信
号を生じるための50/50カプラとをさらに有するこ
とを特徴とする請求項4記載の光伝送システム。 - 【請求項9】 50%のデューティサイクルおよびR/
2の周波数を有するクロック信号をさらに含み、Rは公
称ビットレートであり、前記第1の電圧源および第2の
電圧源は、前記クロック信号に応答して動作することを
特徴とする請求項8記載の伝送システム。 - 【請求項10】 エンコードされたデータ信号を提供す
るための手段をさらに有し、前記第3の電圧源および第
4の電圧源は、前記エンコードされたデータ信号に応答
して動作することを特徴とする請求項9記載の伝送シス
テム。
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