JP2003097716A - Sealing device for axle - Google Patents

Sealing device for axle

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JP2003097716A
JP2003097716A JP2001294918A JP2001294918A JP2003097716A JP 2003097716 A JP2003097716 A JP 2003097716A JP 2001294918 A JP2001294918 A JP 2001294918A JP 2001294918 A JP2001294918 A JP 2001294918A JP 2003097716 A JP2003097716 A JP 2003097716A
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JP
Japan
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axle
seal
annular
ring
sealing device
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JP2001294918A
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Japanese (ja)
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Akihiro Sato
彰洋 佐藤
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reliable sealing device for an axle capable of preventing leakage of grease from an assembly surface for a metal fitting in a simple structure. SOLUTION: This sealing device 1 for the axle is provided with a metallic circular seal case 2 installed on an end part of an outer ring 202, a reinforcing ring 30 fitted on an inner peripheral side of the circular seal case 2, and a seal member 33 which is a rubber-like elastic body integrally formed with the reinforcing ring 30 and is equipped with a seal lip 34 tightly connecting with an outer periphery surface of an oil thrower 204 slidably. The seal member 33 is provided with a circular protrusion 37 pressed on an inner surface 21a of the circular seal case 2 and sealing between the circular seal case 2 and the reinforcing ring 30.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両等の車軸
用軸受の内輪と外輪との間を密封する密封装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】鉄道車両の車軸用軸受部分は、たとえば
図3に示すような構成をしている。軸受200は、車軸
300の外周面に固定された内輪201と、車軸ハウジ
ングに固定される外輪202とを備えて構成される。内
輪201と外輪202の間には外向き円すいころ203
が設けられていて、これにより内輪201および車軸3
00は外輪202および車軸ハウジングに対して回転動
自在となる。 【0003】内輪201の両端部には、車軸のスラスト
方向の移動を固定する環状固定部材としての油切り20
4,後蓋205が設けられ、一方、外輪202の両端部
には、これら油切り204,後蓋205と外輪202と
の間を密封する車軸用密封装置100が取り付けられて
いる。 【0004】従来、この種の車軸用密封装置としては、
たとえば図4に示すような構成が知られている。なお、
軸受200の両端部の車軸用密封装置100,100は
対称構成からなるので、以下の説明では油切り204側
の車軸用密封装置100に注目して説明を行うこととす
る。 【0005】図4は、従来の車軸用密封装置の概略構成
断面図である。内輪201,外輪202および油切り2
04も二点鎖線で併せ示す。 【0006】車軸用密封装置100は、外輪202の端
部に取り付けられる金属製の環状シールケース102の
内周側に、保護環104とシール本体103とが組み付
けられてなるものである。 【0007】シール本体103は、金属製の補強環13
0にゴム状弾性体製のシール部材133を一体成形して
製せられており、そのシール部材133に形成されたシ
ールリップ134,ダストリップ135,サブリップ1
36を油切り204の外周面に密封摺動させることによ
り、軸受部からのグリースの漏れおよび大気側からの水
や異物の侵入を防止している。また、保護環104は、
カバー部141にてシール本体103の軸受側をカバー
して、軸受部において発生する金属粉やフレッチング摩
耗粉が密封摺動部分に侵入することを防止するものであ
る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に複数の部品を組み合わせて構成される車軸用密封装置
においては、強固な嵌合力を維持するために金属嵌合に
て各部品を組み付けることが行われる。上記車軸用密封
装置100の場合は、環状シールケース102のシール
円筒部120の内周側に、保護環104の嵌合部140
が嵌め込まれ、さらにその内周側にシール本体103の
補強環130の円筒部131が嵌め込まれて、各部品の
固定が図られている。 【0009】しかしながら、このような構造の場合に
は、部品間の組み立て面に若干の隙間が形成されるおそ
れがある。これは、各部品とも平らな金属板から絞り加
工によって成形されるものであるが、その際に円筒部の
内径を一定にすることは加工精度上困難であるため、組
み立て面にテーパ状の傾きが生じたり、ある程度の凹凸
が生じたりしてしまうことに起因する。 【0010】通常の運転状態においては部品間の微小隙
間が特に問題となることはないものの、何等かの影響で
ベントが不作動となり、高温でグリースが流動性を帯び
て、且つ軸受の内部圧力が上昇した場合などに、その隙
間からグリースの漏れが発生することがある。 【0011】なお、このような隙間を生じさせないため
に、各部品をゴム嵌合により組み付けることも考えられ
るが、ゴム嵌合では嵌合力が弱く、また経時変化による
嵌合力低下が懸念されるため、車軸用密封装置には採用
しづらい。 【0012】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡易な構成で金属嵌
合の組み立て面からのグリース漏れを防止し得る信頼性
の高い車軸用密封装置を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、車軸用軸受の内輪の端部に当接し
て車軸のスラスト方向の移動を固定する環状固定部材の
外周面と、軸受の外輪との間を密封するもので、前記外
輪の端部に取り付けられる金属製の環状シールケース
と、該環状シールケースの内周側に金属嵌合される補強
環と、該補強環に一体成形されるゴム状弾性体であっ
て、前記環状固定部材の外周面に摺動自在に密封接触す
るシールリップを有するシール部材と、を備えた車軸用
密封装置において、前記シール部材は、前記環状シール
ケースの内面に圧接されて、該環状シールケースと前記
補強環との間を密封する環状突起を有することを特徴と
する。 【0014】この構成によれば、金属嵌合による強固な
嵌合力を維持したまま、部品間の組み立て面からのグリ
ース漏れを防止することができ、安定した密封性を維持
することができる。また、シール部材に環状突起を設け
るという簡易な構成であるので、製造や組み立ても容易
である。 【0015】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な一実施の形態を例示的に詳しく説明する。本実
施の形態の車軸用密封装置は、鉄道車両等の車軸用軸受
において内輪と外輪との間を密封するものとして好適に
用いられるものである。なお、車軸用軸受部分の構成に
関しては上記従来技術において説明したものと同様の構
成であるので、ここでは同じ部材番号を用いることと
し、その詳しい説明については省略するものとする。 【0016】図1および図2には、本発明の実施の形態
に係る車軸用密封装置が示されている。図1は、車軸用
密封装置1の概略構成断面図であり、図2は、車軸用密
封装置1の組み付け前の状態を示す概略構成断面図であ
る。 【0017】図1,図2に併せ示すように、車軸用密封
装置1は、環状シールケース2,シール本体3および保
護環4の3つの部品からなり、金属製の環状シールケー
ス2の内周側に保護環4が嵌め込まれ、さらにその内周
側にシール本体3が嵌め込まれている。各々の部品は金
属嵌合により強固に固定される。 【0018】環状シールケース2は、ケース円筒部20
と、このケース円筒部20の大気側端縁より内径側に延
びる内向きフランジ状のケース底部21とを有し、これ
らケース円筒部20とケース底部21にて保護環4およ
びシール本体3を内装するケース室を形成している。 【0019】また、ケース円筒部20の軸受側端部に
は、段差部22を介してケース取付部23が形成されて
いて、環状シールケース2はこのケース取付部23を軸
受の外輪202の端部に嵌挿することにより固定され
る。 【0020】シール本体3は、金属製の補強環30と、
ゴム状弾性体製のシール部材33とから構成される。補
強環30は、円筒部31と、円筒部31の大気側端縁よ
り内径側に延びる内向きフランジ部32とを有する断面
略L字形の環状部材である。シール部材33は、補強環
30の内向きフランジ部32の大気側の面からその内端
および軸受側の面を経て、円筒部31の内周面に亘って
一体的に成形されている。 【0021】シール部材33の軸側には、油切り(環状
固定部材)204の外周面に摺動自在に密封接触するシ
ールリップ34,ダストリップ35およびサブリップ3
6が形成されている。シールリップ34のリップ先端は
油切り204の外周面に対して所定の締め代が形成され
ており、またリップ先端の背面位置にはリップ先端の締
め付け力を高めるためのガータースプリング38が装着
されている。 【0022】作動時においては、大気側から侵入する水
や異物をダストリップ35により封止するとともに、軸
受内部からのグリースの漏れをシールリップ34により
防止する。なお、シールリップ34とサブリップ36の
間の密封空間内にグリースを封入しておくことにより、
密封性を高めることもできる。 【0023】さらに本実施の形態では、シール部材33
の大気側端面に、環状突起37が設けられている。環状
突起37は、シール部材33の付根近傍に配置され、補
強環30の内向きフランジ部32の大気側の端面よりも
突出するように形成されている。本実施の形態では、断
面半円状の2つの環状突起37を並べて配置する構成と
したが、環状突起37の形状や個数、配置などは各部品
の形状に合わせて適宜設定すればよい。 【0024】保護環4は、円筒状の嵌合部40と、嵌合
部40の軸受側端縁より内径側に延びる内向きフランジ
状のカバー部41とを有する断面略L字形の金属製の環
状部材である。カバー部41は油切り204の外周面
(摺動面)近傍まで延びていて、車軸用密封装置1のケ
ース室と軸受部との間を仕切っている。これにより作動
時において、軸受部にて発生する金属粉や、内輪201
と油切り204の合わせ面などで生じるフレッチング摩
耗粉が密封摺動部分に侵入することが防止される。 【0025】さて、これら3つの部品は、図1に示すよ
うに、環状シールケース2のケース円筒部20の内周側
に保護環4の嵌合部40が、さらに保護環4の嵌合部4
0の内周側にシール本体3の補強環30の円筒部31
が、それぞれ嵌挿されることによって組み付けられる。
このとき補強環30の軸受側端縁が保護環4のカバー部
41に突き当たり、また補強環30の内向きフランジ部
32の大気側端面が環状シールケース2のケース底部2
1の内面21aに突き当たることによって、各部品の位
置決めが行われる。 【0026】このように各部品を組み付けると、シール
部材33に設けられた環状突起37が環状シールケース
2のケース底部21の内面21aに圧接する状態とな
る。すなわち、環状突起37は補強環30の内向きフラ
ンジ部32の端面よりも組み付け方向に向かって突出し
ているので、シール本体3を突き当て位置まで嵌挿する
ことによって、環状突起37が環状シールケース2の内
面21aによってスラスト方向に圧縮され、その弾性復
元力により環状シールケース2と補強環30との間を密
封するようになるのである。 【0027】したがって、何等かの影響でベントが不作
動となり、高温でグリースが流動性を帯びて、且つ軸受
の内部圧力が上昇した場合などの特殊な作動条件下にお
いても、部品間の組み立て面からのグリース漏れを確実
に防止することができ、安定した密封性を得ることが可
能となる。 【0028】また、シール部材33に環状突起37を設
けるという簡易な構成で済むため製造が容易であるとと
もに、従来構成に比べて部品点数や製造工数の追加が不
要なためコストメリットも大きい。 【0029】さらに、シール本体3を環状シールケース
2に嵌挿するだけで環状突起37による密封性を確保で
きるので、組み立てが容易である。 【0030】また、各部品は金属嵌合によって組み付け
られるので、長期にわたり強固な嵌合力を維持すること
ができる。 【0031】なお、ここでは車軸用密封装置を鉄道車両
の軸受部分に適用した例を説明したが、上述のように本
発明は簡易な構成であり、製造および組み立てが容易で
あるので、種々のタイプの車軸用密封装置に容易に適用
することができる。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シール
部材に環状シールケースと補強環との間を密封する環状
突起を設けたので、金属嵌合による強固な嵌合力を維持
したまま、部品間の組み立て面からのグリース漏れを防
止することができ、安定した密封性を維持することがで
きる。 【0033】また、シール部材に環状突起を設けるとい
う簡易な構成であるので、製造や組み立ても容易であ
る。
Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a sealing device for sealing between an inner ring and an outer ring of an axle bearing of a railway vehicle or the like. 2. Description of the Related Art An axle bearing portion of a railway vehicle has, for example, a structure as shown in FIG. The bearing 200 includes an inner ring 201 fixed to the outer peripheral surface of the axle 300 and an outer ring 202 fixed to the axle housing. An outward tapered roller 203 is provided between the inner ring 201 and the outer ring 202.
Is provided, whereby the inner ring 201 and the axle 3
00 is rotatable with respect to the outer ring 202 and the axle housing. [0003] At both ends of the inner ring 201, an oil drain 20 as an annular fixing member for fixing the movement of the axle in the thrust direction.
4, a rear lid 205 is provided, and on both ends of the outer ring 202, the oil drain 204, the axle sealing device 100 for sealing between the rear lid 205 and the outer ring 202 are attached. Conventionally, this type of axle sealing device includes:
For example, a configuration as shown in FIG. 4 is known. In addition,
Since the axle sealing devices 100, 100 at both ends of the bearing 200 have a symmetrical configuration, the following description will focus on the axle sealing device 100 on the oil drain 204 side. FIG. 4 is a schematic sectional view of a conventional axle sealing device. Inner ring 201, outer ring 202 and oil drainer 2
04 is also indicated by a two-dot chain line. The axle sealing device 100 is such that a protective ring 104 and a seal body 103 are assembled on an inner peripheral side of a metal annular seal case 102 attached to an end of an outer ring 202. The seal body 103 is made of a metal reinforcing ring 13.
0, a sealing member 133 made of a rubber-like elastic material is integrally formed, and the sealing lip 134, dust lip 135, and sub-lip 1 formed on the sealing member 133 are formed.
The grease 36 is sealed and slid on the outer peripheral surface of the oil drain 204 to prevent leakage of grease from the bearing portion and intrusion of water and foreign matter from the atmosphere side. In addition, the protective ring 104
The cover portion 141 covers the bearing side of the seal body 103 to prevent metal powder and fretting wear powder generated in the bearing portion from entering the sealing sliding portion. [0008] In the axle sealing device constructed by combining a plurality of components as described above, in order to maintain a strong fitting force, each component is metal-fitted. Is performed. In the case of the axle sealing device 100, the fitting portion 140 of the protective ring 104 is provided on the inner peripheral side of the seal cylindrical portion 120 of the annular seal case 102.
Is fitted, and the cylindrical portion 131 of the reinforcing ring 130 of the seal main body 103 is fitted into the inner peripheral side thereof, thereby fixing each component. However, in the case of such a structure, a slight gap may be formed on an assembly surface between components. In this method, each part is formed by drawing from a flat metal plate, but it is difficult to keep the inner diameter of the cylindrical part constant at this time because of the processing accuracy. Or unevenness to some extent. [0010] Under normal operating conditions, the minute gap between the parts does not cause any particular problem, but the vent becomes inactive due to some influence, the grease becomes fluid at high temperatures, and the internal pressure of the bearing increases. When grease rises, grease may leak from the gap. In order to avoid such a gap, each component may be assembled by rubber fitting. However, the rubber fitting has a weak fitting force, and there is a concern that the fitting force may decrease due to aging. It is difficult to adopt for axle sealing device. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a highly reliable axle seal that can prevent grease leakage from a metal fitting assembly surface with a simple configuration. It is to provide a device. In order to achieve the above object, according to the present invention, there is provided an annular fixing member for abutting against an end of an inner ring of an axle bearing to fix movement of the axle in a thrust direction. An outer peripheral surface of the bearing and an outer ring of the bearing, and a metal annular seal case attached to an end of the outer ring; and a reinforcing ring metal-fitted to an inner peripheral side of the annular seal case. A sealing member for axle, comprising: a rubber-like elastic body integrally formed with the reinforcing ring; and a sealing member having a sealing lip slidably sealingly contacting the outer peripheral surface of the annular fixing member. The seal member has an annular projection which is pressed against the inner surface of the annular seal case to seal between the annular seal case and the reinforcing ring. According to this configuration, it is possible to prevent the grease from leaking from the assembly surface between the components while maintaining the strong fitting force due to the metal fitting, and to maintain a stable sealing property. In addition, since the seal member has a simple configuration in which an annular projection is provided, manufacture and assembly are easy. Preferred embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings. The axle sealing device of the present embodiment is suitably used for sealing between an inner ring and an outer ring in an axle bearing of a railway vehicle or the like. Since the configuration of the axle bearing portion is the same as that described in the related art, the same member numbers are used here, and detailed description thereof will be omitted. FIGS. 1 and 2 show an axle sealing device according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a schematic configuration sectional view of the axle sealing device 1, and FIG. 2 is a schematic configuration sectional view showing a state before the axle sealing device 1 is assembled. As shown in FIGS. 1 and 2, the axle sealing device 1 is composed of three parts, an annular seal case 2, a seal body 3 and a protection ring 4, and an inner periphery of the metal annular seal case 2. The protective ring 4 is fitted on the side, and the seal body 3 is further fitted on the inner peripheral side. Each part is firmly fixed by metal fitting. The annular seal case 2 includes a case cylindrical portion 20.
And a case bottom 21 in the form of an inward flange extending radially inward from the air-side edge of the case cylindrical portion 20. The protective ring 4 and the seal body 3 are provided inside the case cylindrical portion 20 and the case bottom 21. Forming a case chamber. A case mounting portion 23 is formed at the bearing-side end of the case cylindrical portion 20 via a step 22. The annular seal case 2 connects the case mounting portion 23 to an end of an outer ring 202 of the bearing. It is fixed by being inserted into the part. The seal body 3 includes a metal reinforcing ring 30,
And a seal member 33 made of a rubber-like elastic material. The reinforcing ring 30 is an annular member having a substantially L-shaped cross section and including a cylindrical portion 31 and an inward flange portion 32 extending radially inward from an end of the cylindrical portion 31 on the atmosphere side. The seal member 33 is integrally formed from the surface on the atmosphere side of the inward flange portion 32 of the reinforcing ring 30 to the inner peripheral surface of the cylindrical portion 31 through the inner end and the surface on the bearing side. On the shaft side of the seal member 33, a seal lip 34, a dust lip 35 and a sub lip 3 which slidably and sealingly contact the outer peripheral surface of an oil drain (annular fixing member) 204.
6 are formed. A predetermined tightening margin is formed at the lip tip of the seal lip 34 with respect to the outer peripheral surface of the oil drain 204, and a garter spring 38 for increasing the tightening force at the lip tip is mounted at the rear position of the lip tip. I have. In operation, water and foreign substances entering from the atmosphere side are sealed by the dust lip 35 and leakage of grease from inside the bearing is prevented by the seal lip 34. By filling grease in the sealed space between the seal lip 34 and the sub lip 36,
Sealability can also be improved. Further, in the present embodiment, the sealing member 33
An annular protrusion 37 is provided on the end face on the atmosphere side. The annular protrusion 37 is arranged near the base of the seal member 33 and is formed so as to protrude from the end face of the inward flange portion 32 of the reinforcing ring 30 on the atmosphere side. In the present embodiment, two annular projections 37 each having a semicircular cross section are arranged side by side. However, the shape, the number, the arrangement, and the like of the annular projections 37 may be appropriately set according to the shape of each component. The protective ring 4 is made of a metal having a substantially L-shaped cross section and having a cylindrical fitting portion 40 and an inward flange-like cover portion 41 extending radially inward from the end of the fitting portion 40 on the bearing side. It is an annular member. The cover portion 41 extends to the vicinity of the outer peripheral surface (sliding surface) of the oil drain 204 and separates between the case chamber of the axle sealing device 1 and the bearing portion. As a result, during operation, metal powder generated in the bearing portion and the inner ring 201
Fretting abrasion powder generated at the mating surface of the oil drain 204 and the like is prevented from entering the sealed sliding portion. As shown in FIG. 1, these three parts are provided with a fitting portion 40 of the protection ring 4 on the inner peripheral side of the case cylindrical portion 20 of the annular seal case 2 and a fitting portion of the protection ring 4. 4
0 on the inner peripheral side of the cylindrical portion 31 of the reinforcing ring 30 of the seal body 3
Are assembled by being fitted respectively.
At this time, the bearing-side edge of the reinforcing ring 30 abuts on the cover portion 41 of the protective ring 4, and the air-side end surface of the inward flange portion 32 of the reinforcing ring 30 faces the case bottom 2 of the annular seal case 2.
By abutting the inner surface 21a of each of the components, the positioning of each component is performed. When the components are assembled in this manner, the annular projection 37 provided on the seal member 33 comes into pressure contact with the inner surface 21a of the case bottom 21 of the annular seal case 2. That is, since the annular projection 37 protrudes from the end face of the inward flange portion 32 of the reinforcing ring 30 in the assembling direction, the annular projection 37 is inserted into the annular seal case by inserting the seal body 3 to the abutting position. 2 is compressed in the thrust direction by the inner surface 21a, and the elastic restoring force seals the space between the annular seal case 2 and the reinforcing ring 30. Therefore, the vent becomes inactive due to some influence, the grease becomes fluid at a high temperature, and even under special operating conditions such as when the internal pressure of the bearing is increased, the assembly surface between the parts is not affected. Grease can be reliably prevented from leaking, and stable sealing performance can be obtained. Further, since a simple configuration in which the annular projection 37 is provided on the seal member 33 is sufficient, the manufacturing is easy, and the cost merit is great because the number of parts and the number of manufacturing steps are not required as compared with the conventional configuration. Further, the sealing performance of the annular projection 37 can be ensured only by inserting the seal body 3 into the annular seal case 2, so that the assembly is easy. Further, since the parts are assembled by metal fitting, a strong fitting force can be maintained for a long period of time. Although an example in which the axle sealing device is applied to a bearing portion of a railway vehicle has been described above, the present invention has a simple configuration and is easy to manufacture and assemble as described above. It can be easily applied to a type of axle sealing device. As described above, according to the present invention, since the seal member is provided with the annular projection for sealing between the annular seal case and the reinforcing ring, a strong fitting force by metal fitting is maintained. In this state, it is possible to prevent grease from leaking from the assembly surface between the components, and to maintain stable sealing performance. Further, since the seal member has a simple configuration in which an annular projection is provided, manufacture and assembly are easy.

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る車軸用密封装置の概
略構成断面図である。 【図2】同車軸用密封装置の組み付け前の状態を示す概
略構成断面図である。 【図3】鉄道車両の車軸用軸受部分の概略構成断面図で
ある。 【図4】従来の車軸用密封装置の概略構成断面図であ
る。 【符号の説明】 1 車軸用密封装置 2 環状シールケース 3 シール本体 4 保護環 20 ケース円筒部 21 ケース底部 21a ケース円筒部の内面 22 段差部 23 ケース取付部 30 補強環 31 円筒部 32 内向きフランジ部 33 シール部材 34 シールリップ 35 ダストリップ 36 サブリップ 37 環状突起 38 ガータースプリング 40 嵌合部 41 カバー部 200 軸受 201 内輪 202 外輪 203 円すいころ 204 油切り(環状固定部材) 205 後蓋(環状固定部材) 300 車軸
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic configuration sectional view of an axle sealing device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic sectional view showing a state before the axle sealing device is assembled. FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of an axle bearing portion of a railway vehicle. FIG. 4 is a schematic sectional view of a conventional axle sealing device. DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sealing device for axle 2 Annular seal case 3 Seal body 4 Protective ring 20 Case cylindrical portion 21 Case bottom 21a Inner surface 22 of case cylindrical portion Stepped portion 23 Case mounting portion 30 Reinforcement ring 31 Cylindrical portion 32 Inward flange Part 33 seal member 34 seal lip 35 dust lip 36 sub lip 37 annular protrusion 38 garter spring 40 fitting part 41 cover part 200 bearing 201 inner ring 202 outer ring 203 tapered roller 204 oil drain (annular fixing member) 205 rear lid (annular fixing member) 300 axles

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項1】車軸用軸受の内輪の端部に当接して車軸の
スラスト方向の移動を固定する環状固定部材の外周面
と、軸受の外輪との間を密封するもので、 前記外輪の端部に取り付けられる金属製の環状シールケ
ースと、 該環状シールケースの内周側に金属嵌合される補強環
と、 該補強環に一体成形されるゴム状弾性体であって、前記
環状固定部材の外周面に摺動自在に密封接触するシール
リップを有するシール部材と、 を備えた車軸用密封装置において、 前記シール部材は、前記環状シールケースの内面に圧接
されて、該環状シールケースと前記補強環との間を密封
する環状突起を有することを特徴とする車軸用密封装
置。
Claims: 1. A seal is provided between an outer peripheral surface of an annular fixing member which abuts an end of an inner ring of an axle bearing to fix movement of the axle in a thrust direction and an outer ring of the bearing. An annular seal case made of metal attached to the end of the outer ring, a reinforcing ring fitted to the inner peripheral side of the annular seal case with a metal, and a rubber-like elastic body integrally formed with the reinforcing ring. A seal member having a seal lip slidably and sealingly contacting the outer peripheral surface of the annular fixing member.The axle sealing device comprising: a seal member pressed against an inner surface of the annular seal case, An axle sealing device having an annular projection for sealing between the annular seal case and the reinforcing ring.
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