JP2003095069A - 熱線センサ式車上盗難警報器 - Google Patents

熱線センサ式車上盗難警報器

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JP2003095069A
JP2003095069A JP2001292601A JP2001292601A JP2003095069A JP 2003095069 A JP2003095069 A JP 2003095069A JP 2001292601 A JP2001292601 A JP 2001292601A JP 2001292601 A JP2001292601 A JP 2001292601A JP 2003095069 A JP2003095069 A JP 2003095069A
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JP
Japan
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temperature
ray sensor
heat ray
alarm
door
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JP2001292601A
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Mineo Okamoto
峰雄 岡本
Hirotaka Hamaguchi
博隆 濱口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車のドアが開けられたことを確実に検出する
ことができる熱線センサ式車上盗難警報器を提供する。 【解決手段】 対象物の温度を感知する熱線センサ5を
用いてドアが開けられたことを検出し警報を発する熱線
センサ式車上盗難警報器において、ドアの内側に取り付
けられ、熱線センサ5によって感知される人体の温度よ
り高く、かつ、人体と識別可能な温度に加熱される発熱
体2と、車内の天井又はその周辺に取り付けられ、発熱
体2の温度を感知するように感知方向がセットされた熱
線センサ5と、熱線センサ5の感知温度が急激に低下し
たときにドアが開けられたと判断し警報手段8,23を
作動させる制御手段17とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱線センサ(焦電
センサともいう)を用いてドアが開けられたことを検出
し、警報を発することにより車上盗難を防ぐ熱線センサ
式車上盗難警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】車上盗難を防止するために、種々のセン
サを用いて警報を発する車上盗難警報器が実用化されて
いる。例えば、駐車中の車の異常な振動を振動センサに
よって検出し警報を発するものや、ドアの開閉による車
内の気圧の変化を圧力センサによって検出し警報を発す
るもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の車上盗難警報
器の一つとして、ドアが開けられたことの検出に熱線セ
ンサ(焦電センサ)を使用することを検討した。例え
ば、車内の天井又はその周辺に熱線センサを取り付け、
その感知方向をドアに向けてセットする。ドアが開けら
れると、それまでドアの温度を感知していた熱線センサ
が路面や壁等の車外の周辺物の温度を感知するようにな
る。この温度変化に基づいて、熱線センサに接続された
制御手段(例えばマイクロコンピュータ)はドアが開け
られたと判定することができる。しかし、人体との温度
差と比べて上記の温度差が小さいため、ドアが開けられ
たことの検出の信頼性に欠けるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、車のドアが開けられた
ことを確実に検出することができる熱線センサ式車上盗
難警報器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による熱線センサ
式車上盗難警報器は、対象物の温度を感知する熱線セン
サを用いてドアが開けられたことを検出し警報を発する
熱線センサ式車上盗難警報器であって、ドアの内側に取
り付けられ、熱線センサによって感知される人体の温度
より高く、かつ、人体と識別可能な温度(例えば42℃
程度)に加熱される発熱体と、車内の天井又はその周辺
に取り付けられ、前記発熱体の温度を感知するように感
知方向がセットされた熱線センサと、前記熱線センサの
感知温度が急激に低下したときにドアが開けられたと判
断し警報手段を作動させる制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0006】このような構成によれば、ドアが閉じられ
ているときに熱線センサが感知する発熱体の温度と、ド
アが開けられたときに熱線センサが感知する車外の物体
(路面)の温度との差が大きくなるので、制御手段はド
アが開けられたことを確実に検出してブザーや表示器等
の警報手段を作動させることができる。つまり、誤動作
が少なく信頼性の高い熱線センサ式車上盗難警報器が得
られる。
【0007】好ましくは、前記発熱体は、前記ドアのガ
ラス部の内側に貼り付けられた貼付シートと一体に構成
されている。例えば、「盗難警報器付」と書かれた貼付
シート(ステッカー)をガラス部に内側から貼り付け、
そのステッカーに発熱体を組み込むことにより、ステッ
カーの警告表示による盗難防止と、熱線センサ式車上盗
難警報器を構成する発熱体の装着とを同時に行うことが
できる。
【0008】更に、車外の温度を検出する温度センサが
設けられ、前記制御手段は、前記温度センサの出力に基
づいて、温調回路を介して前記発熱体の温度を調整する
ことが好ましい。例えば、冬季は夏季に比べて発熱体の
温度を下げることが可能であり、これにより、待機時の
バッテリー消費電力を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0010】図1は、本発明の実施形態に係る熱線セン
サ式車上盗難警報器の構成を示す外観図である。この熱
線センサ式車上盗難警報器は、警報器本体1と、発熱体
2と、警報待機状態のオン・オフを切り替えるための遠
隔操作器(リモコン)3とで構成される。
【0011】警報器本体1は、熱線センサ(焦電センサ
ともいう)及びマイクロコンピュータ(制御手段)を含
む電子回路を略直方体のケース4に内蔵してなる。ケー
ス4の上面と平行に、弾性を有するばね材で作られた取
付金具10が設けられ、その基端部がケース4の背面に
固定されている。運転席又は助手席の前方上方(天井の
周縁部)のサンバイザ(日よけ)をケース4の上面と取
付金具10との間に挟みつけるようにして警報器本体1
のケース4をサンバイザに固定することができる。
【0012】警報器本体1の前面には、遠隔操作器3か
らの赤外線信号を受信する受信窓6aと、熱線センサの
感知窓5aが設けられている。また、前面の下部には、
複数の発光ダイオードを横一列に並べたインジケータ部
9が設けられている。警報器本体1には、シガーライタ
ープラグ27を介して車載バッテリーから電源が供給さ
れる。
【0013】発熱体2は、線状ヒータ2aを埋設したプ
ラスチックシートで構成され、粘着面(裏面)をドアの
内側に貼り付けることにより固定される。図2に示すよ
うに、ドアのガラス部に発熱体2を貼り付けてもよい
し、図3に示すように、外から見えない箇所に発熱体2
を貼り付けてもよい。なお、図2及び図3において、サ
ンバイザSVに取付金具10を用いて警報器本体1を取
り付けた様子が併せて示されている。
【0014】ドアのガラス部に発熱体2を貼り付ける場
合は、発熱体2に例えば「盗難警報器付」のような文字
が印刷された表示面を形成し、この表示面の上に透明粘
着面を形成することにより、ガラスの内面に貼り付けら
れた発熱体の表示面が外から見えるようにしてもよい。
言い換えれば、「盗難警報器付」のような表示ステッカ
ー(貼付シート)と発熱体2を一体化してもよい。
【0015】発熱体2は、後述するように、熱線センサ
よって感知される人体の温度より高く、かつ、温度(例
えば42℃程度)に加熱される。外気温に応じてその加
熱温度を調整してもよい。発熱体2の温度は、警報器本
体1に内蔵された熱線センサによって感知窓5aを介し
てモニタされる。つまり、警報器本体1に内蔵された熱
線センサの感知方向は、発熱体2が貼り付けられるドア
の内側に向けてあらかじめセットされている。
【0016】図4は、警報器本体1に内蔵された電子回
路とその周辺のブロック図である。警報器本体1に内蔵
された電子回路は、マイクロコンピュータ(マイコン)
17、熱線センサ5、遠隔操作器3の受信回路(リモコ
ン受信回路)6、複数の発光ダイオード8を含むインジ
ケータ部9、二次電池26等を備えている。
【0017】マイクロコンピュータ17の動作用電源
は、二次電池26から定電圧回路29を介して供給され
る。二次電池26は、車載バッテリー(図示せず)から
シガーライタープラグ27及び充電回路28を経て充電
される。また、二次電池26の充電残量の表示や充電中
表示を行うための発光ダイオード(LED)35が設け
られている。
【0018】マイクロコンピュータ17の周辺回路とし
て、動作を初期状態に戻すためのリセット回路31、基
本クロックを発生する発振回路30、制御プログラムや
データを格納するEEPROM(電気的に消去可能なプ
ログラマブルROM)32が設けられている。警報手段
の一つとして、マイクロコンピュータ17の制御によっ
て警報音を発するブザー回路33が設けられている。
【0019】車外の温度を検出する温度センサ37と温
調回路36が設けられ、マイクロコンピュータ17は、
温度センサ37の検出温度に基づいて温調回路36を制
御し、発熱体2のヒータ2aに供給する電流を調整す
る。例えば、外気温が低い冬季には、発熱体2のヒータ
2aに供給する電流を下げてヒータ2aの温度を低めに
調整することにより、バッテリーの消費を抑えることが
可能である。なお、ヒータ2aに供給する電流の調整は
例えば、PWM制御におけるデューティ比を変えること
によって行われる。
【0020】次に、マイクロコンピュータ17によって
制御される警報動作について、図5の流れ図に沿って説
明する。
【0021】まず、搭乗者は、車を駐車して車から離れ
る際に遠隔操作器3を車外から操作して警報器本体1を
警報待機状態へ移行させる。遠隔操作器3から発した信
号は、警報器本体1の受信窓6a(図1参照)からリモ
コン受信回路6に受信される。その信号が入力されたマ
イクロコンピュータ17の制御により、警報器本体1は
スタンバイ中からシステムオンに移行し、熱線センサ5
の信号をモニタする警報待機状態(警戒中)になる。こ
の際、インジケータ部9の複数の発光ダイオード8を点
灯スキャンすることにより、警報待機状態に入ったこと
を知らせる。
【0022】搭乗者が車に乗り込む際は、遠隔操作器3
を車外から操作して警報器本体1のシステムオフを行
い、スタンバイ状態に戻した後にドアを開ける。こうす
れば、警報ブザーの鳴動は発生しない。
【0023】警報待機状態では、前述のように、ドアの
内側に貼り付けられた発熱体2の温度が、警報器本体1
に内蔵された熱線センサ5によってモニタされている。
この状態で(警報器本体1をスタンバイ状態に戻さない
で)ドアが開けられると(泥棒侵入)、熱線センサ5の
感知範囲から発熱体2が外れて、車外の地面等が感知範
囲に入ることになるので、熱線センサ5の感知温度が急
激に低下する。
【0024】このとき、マイクロコンピュータ17は、
熱線センサ5の出力信号に基づいてドアが開けられたと
判断し、ブザー回路33を駆動してブザーによる警報音
を発する。同時に、インジケータ部9の複数の発光ダイ
オード8を一斉に点滅させる。このようにして、車への
不法な侵入を試みる侵入者(泥棒)に対してブザー音と
LED表示による警報が発せられることにより、車上盗
難を未然に防ぐことができる。この警報は一定時間(例
えば1分間)継続し、その後警報待機状態(警戒中)に
戻る。
【0025】なお、本発明は上記実施形態に限らず、種
々の形態で実施することが可能である。例えば、発熱体
2を構成する材質は任意である。プラスチックシートに
限らず、金属シート等、他の素材を用いてもよい。ま
た、ヒータ2aについても線状ヒータに限らず、扁平な
リボン状ヒータを用いてもよい。また、発熱体2の全面
を電熱材料で形成してもよい。
【0026】上記実施形態では発熱体2のヒータ2aに
車載バッテリーから電源を供給しているが、車載バッテ
リーとは別に発熱体2専用のバッテリーを追加してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の熱線セ
ンサ式車上盗難警報器によれば、ドアの内側に取り付け
られた発熱体と、その温度を感知する熱線センサの働き
により、ドアが閉じられているときの熱線センサの感知
温度と、ドアが開けられたときに熱線センサの感知温度
との差が大きくなるので、制御手段(マイクロコンピュ
ータ)はドアが開けられたことを確実に検出してブザー
や表示器等の警報手段を作動させることができる。つま
り、誤動作が少なく信頼性の高い熱線センサ式車上盗難
警報器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る熱線センサ式車上盗難
警報器の構成を示す外観図である。
【図2】発熱体のドア内側への取り付け例を示す図であ
る。
【図3】発熱体のドア内側への取り付け例(別の例)を
示す図である。
【図4】警報器本体に内蔵された電子回路とその周辺の
ブロック図である。
【図5】マイクロコンピュータによって制御される警報
動作の流れ図である。
【符号の説明】
1 警報器本体 2 発熱体 5 熱線センサ 8 発光ダイオード(警報手段) 17 マイクロコンピュータ(制御手段) 33 ブザー回路(警報手段) 36 温調回路 37 温度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の温度を感知する熱線センサを用
    いてドアが開けられたことを検出し警報を発する熱線セ
    ンサ式車上盗難警報器であって、 ドアの内側に取り付けられ、熱線センサによって感知さ
    れる人体の温度より高く、かつ、人体と識別可能な温度
    に加熱される発熱体と、車内の天井又はその周辺に取り
    付けられ、前記発熱体の温度を感知するように感知方向
    がセットされた熱線センサと、前記熱線センサの感知温
    度が急激に低下したときにドアが開けられたと判断し警
    報手段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とす
    る熱線センサ式車上盗難警報器。
  2. 【請求項2】 前記発熱体は、前記ドアのガラス部の内
    側に貼り付けられた貼付シートと一体に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の熱線センサ式車上盗難
    警報器。
  3. 【請求項3】 車外の温度を検出する温度センサが設け
    られ、前記制御手段は、前記温度センサの出力に基づい
    て、温調回路を介して前記発熱体の温度を調整すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の熱線センサ式車上盗
    難警報器。
JP2001292601A 2001-09-25 2001-09-25 熱線センサ式車上盗難警報器 Pending JP2003095069A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109410494A (zh) * 2018-10-29 2019-03-01 合肥泛米智能科技有限公司 一种应用于安防的人体监测传感器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109410494A (zh) * 2018-10-29 2019-03-01 合肥泛米智能科技有限公司 一种应用于安防的人体监测传感器
CN109410494B (zh) * 2018-10-29 2024-02-06 合肥泛米智能科技有限公司 一种应用于安防的人体监测传感器

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