JP2003092594A - 伝送路切替制御装置 - Google Patents

伝送路切替制御装置

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JP2003092594A
JP2003092594A JP2001281661A JP2001281661A JP2003092594A JP 2003092594 A JP2003092594 A JP 2003092594A JP 2001281661 A JP2001281661 A JP 2001281661A JP 2001281661 A JP2001281661 A JP 2001281661A JP 2003092594 A JP2003092594 A JP 2003092594A
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control
transmission
signal
transmission line
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JP2001281661A
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Hideo Nogami
英男 野上
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NEC Miyagi Ltd
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NEC Miyagi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用形態の異なる複数の通信網に対処して伝
送路の切り替え等を行うことのできる伝送路切替制御装
置を得ること。 【解決手段】 第1および第2の伝送路切替制御装置1
1、112は互いに同一構成となっており、ワーキング
(現用)ライン12、14およびプロテクション(予
備)ライン13、15で接続されている。受信APSバ
イト終端部23はAPSバイトを終端し、特定ビット判
定部25は“K2ビット”の第6〜第8ビットをチェッ
クして、受信された光信号がSONET信号であるかS
DH信号であるか判別し、セレクタ27の切替制御を行
う。SONET・SDH固有制御部33はこれにより判
別された中継網独自の制御を行い、SONET・SDH
共通制御部34と共に主信号ブリッジ・スイッチ部21
による伝送路の切替制御を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえば高速通信を
行う光同期伝送網に好適に使用される伝送路切替制御装
置に係わり、特に現用系と予備系を備えた光同期伝送網
に使用される伝送路切替制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及等の各種通信技術
の普及および進展によって、転送するデータの高速化と
大容量化が図られている。このような背景の下でSON
ET(Synchronous Optical Network)あるいはSDH
(Sunchronous Digital Hierarchy)といった光同期伝
送網の構築が行われている。ここでSONETは、主に
通信事業者の局間の中継網で、ネットワークノード間を
接続し、データを多重化して伝送するために使用されて
いる。SONETでは、51.84Mbps(ビット/
秒)を伝送の基本単位としている。SDHは主に通信事
業者の局間の中継網で、ネットワークノード間を接続
し、データを多重化して伝送するために使用される点で
SONETと共通している。SDHでは、155.5M
bpsを伝送の基本単位としている。
【0003】このように両者は中継網として多くの共通
点を備えているが、これらの詳細な動作は異なってい
る。もともとSONETは北米標準として開発されてい
たものである。これに対してSDHは国際電気通信連合
(ITU-T:International Telecommunication Union-Tel
ecommunication Standardization Sector)によって1
988年に標準化されたものである。
【0004】ところで、伝送網を構成する伝送路の多く
は障害の発生に対処するために現用系と予備系を備えて
いる。SONETに接続された伝送路切替制御装置はこ
れら現用系と予備系の切替制御に関して、ベルコア(Bel
lcore)GR−253−COREによってその詳細動作を
規定している。SDHに接続された伝送路切替制御装置
はこれら現用系と予備系の切替制御に関して、ITU−
T G.783で詳細動作を規定している。したがっ
て、伝送路切替制御装置をSONETに接続するかSD
Hに接続するかによって、障害発生時等における伝送路
の切替制御の詳細な動作が異なることになる。
【0005】従来では、このような伝送路切替制御装置
を中継網に接続するためには、その中継網がSONET
であるかSDHであるかを確認し、これに対応する制御
動作を行うように設定していた。または、片方向切替
(Uni-Directional Mode)という制御動作に限定して制
御を行わせるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来から行われた
手法では、実際に接続される中継網から送られてくる光
信号を構成する所定のコードを分析し、これがSONE
Tから送られてくるSONET信号であるか、あるいは
SDHから送られてくるSDH信号であるかの判定を行
っていた。そして、判定結果に応じた制御動作となるよ
うに伝送路切替制御装置の制御に関する設定を行ってい
た。具体的には中継網から送られてくる光信号のオーバ
ヘッドの互いに同一箇所に含まれるAPS(Automatic
ProtectionSwitching)コードあるいはMSP(Multipl
ex Section Protection)コードを見て、そのコードの
形態によって、その光信号がSONET信号であるかS
DH信号であるかを判定するようになっていた。したが
って、このような判定作業が必要とされるばかりでな
く、判定に基づく伝送路切替制御装置の設定に人為的な
ミスが発生する場合があるという問題があった。
【0007】また、このように伝送路切替制御装置を通
信網に接続する際に中継網のタイプを判別する必要があ
ったので、中継網の種類がある時点から変更されるよう
な場合には、これに応じて制御動作を再設定する必要が
あり、煩雑であると共に即応性に欠けるといった問題が
あった。
【0008】以上、SONETとSDHという2種類の
網のいずれかと接続されて現用系と予備系の切替制御等
の運用を行う伝送路切替制御装置を例に挙げて説明し
た。同様に他の互いに近似した性格の通信網に対してこ
のような運用を行う伝送路切替制御装置についても同様
の問題があった。
【0009】そこで本発明の目的は、運用形態の異なる
複数の通信網に対処して伝送路の切り替え等を行うこと
のできる伝送路切替制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)通信を行う対向する装置との間で現用系と予
備系の2種類の伝送路を切り替える伝送路切替手段と、
(ロ)この伝送路切替手段の切り替えに関する異なった
複数の中継網のそれぞれについての制御内容を格納した
中継網別制御内容格納手段と、(ハ)対向する装置から
送られてくる信号のオーバヘッドに含まれる情報からそ
の信号が前記した複数の中継網のいずれから送られてき
たかを判別する中継網判別手段と、(ニ)この中継網判
別手段の判別結果に応じて中継網別制御内容格納手段に
格納された該当する中継網の制御内容を用いて伝送路切
替手段の切替制御を実行する切替制御実行手段とを伝送
路切替制御装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、中継網
の種類によって現用系と予備系の2種類の伝送路の切り
替えの詳細が異なっているような場合に、それぞれの中
継網の制御内容を中継網別制御内容格納手段に格納して
おき、中継網判別手段が対向する装置から送られてくる
信号のオーバヘッドに含まれる情報からその信号が前記
した複数の中継網のいずれから送られてきたかを判別
し、切替制御実行手段が該当する中継網の制御内容を用
いて伝送路切替手段の切替制御を実行するようにしてい
る。これにより、人手を介することなく運用形態の異な
る複数の通信網に対処して伝送路の切り替えやその他の
制御を行うことが可能になる。
【0012】請求項2記載の発明では、(イ)通信を行
う対向する装置との間で現用系と予備系の2種類の伝送
路を切り替える伝送路切替手段と、(ロ)この伝送路切
替手段の切り替えに関する異なった複数の中継網の間で
共通した制御内容を格納した共通制御内容格納手段と、
(ハ)伝送路切替手段の切り替えに関するこれら複数の
中継網独自の制御内容を個別に格納した個別制御内容格
納手段と、(ニ)対向する装置から送られてくる信号の
オーバヘッドに含まれる情報からその信号が前記した複
数の中継網のいずれから送られてきたかを判別する中継
網判別手段と、(ホ)この中継網判別手段の判別結果に
応じて共通制御内容格納手段に格納された共通した伝送
路切り替えのための制御内容と個別制御内容格納手段に
格納された該当する中継網の制御内容を用いて伝送路切
替手段の切替制御を実行する切替制御実行手段とを伝送
路切替制御装置に具備させる。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、中継網
の種類によって現用系と予備系の2種類の伝送路の切り
替えの詳細が異なっているような場合に、それぞれの中
継網の制御内容を共通した制御内容と個別に相違する制
御内容とに分けて、前者については共通制御内容格納手
段に格納し、後者については個別制御内容格納手段に格
納することにしている。そして、中継網判別手段が対向
する装置から送られてくる信号のオーバヘッドに含まれ
る情報からその信号が前記した複数の中継網のいずれか
ら送られてきたかを判別し、切替制御実行手段が共通制
御内容格納手段に格納された共通した伝送路切り替えの
ための制御内容と個別制御内容格納手段に格納された該
当する中継網の制御内容を用いて伝送路切替手段の切替
制御を実行するようにしている。これにより、人手を介
することなく運用形態の異なる複数の通信網に対処して
伝送路の切り替えやその他の制御を行うことが可能にな
る。しかも、共通した伝送路切り替えのための制御内容
は1つの格納手段に格納しているので、メモリの総量を
節約することができるだけでなく、中継網による個別の
制御が行われる前の段階でも共通した制御を実行するこ
とができる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の伝送路切替制御装置で、伝送路切替手段
の複数本の現用系の伝送路に対して1本の予備系の伝送
路が配置されていることを特徴としている。
【0015】すなわち請求項3記載の発明では、現用系
の1本の伝送路に対して予備系の伝送路を1本対応させ
てもよいが、現用系の複数本の伝送路に対して予備系の
伝送路を1本対応させてもよいことを注意的に表現した
ものである。ある程度信頼性の高い通信システムでは、
現用系の複数本の伝送路に対して予備系の伝送路を1本
対応させることで、伝送路全体の効率的な活用が可能に
なる。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の伝送路切替制御装置で、前記した複数の
中継網は、SONETあるいはSDHであることを特徴
としている。
【0017】すなわち請求項4記載の発明では、異なっ
た複数の中継網の実際の例としてSONETとSDHを
挙げている。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
伝送路切替制御装置で、オーバヘッドに含まれる情報
は、K2ビットと呼ばれる特定ビット列における第6〜
第8ビットの信号構成であることを特徴としている。
【0019】すなわち請求項5記載の発明では、SON
ETとSDHの場合におけるこれらを識別する情報の例
を挙げている。
【0020】請求項6記載の発明では、請求項2記載の
伝送路切替制御装置で、共通制御内容格納手段および個
別制御内容格納手段には、切替制御以外の中継網の制御
に関する情報も格納されていることを特徴としている。
【0021】すなわち請求項6記載の発明では、共通制
御内容格納手段および個別制御内容格納手段には切り替
えに関する情報以外のそれらの中継網の制御に関する他
の情報も格納しておいてよいことを注意的に示したもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例における2つの伝
送路切替制御装置を表わしたものである。これら第1お
よび第2の伝送路切替制御装置111、112は互いに同
一構成となっている。そこで、図1では第1の伝送路切
替制御装置111についてのみその内部を具体的に表わ
すことにし、第2の伝送路切替制御装置112の内部の
詳細な図示は省略している。
【0025】第1および第2の伝送路切替制御装置11
1、112の間には、第2の伝送路切替制御装置112
ら第1の伝送路切替制御装置111の方向に向かう光信
号を伝達する第1のワーキング(現用)ライン12およ
び第1のプロテクション(予備)ライン13と、反対に
第1の伝送路切替制御装置111から第2の伝送路切替
制御装置112の方向に向かう光信号を伝達する第2の
ワーキングライン14および第2のプロテクションライ
ン15が設けられている。これら各ライン12〜15
は、光ファイバによって構成されている。なお、このよ
うな光信号の保護のためのライン構成は、リニアライン
プロテクションと呼ばれている。
【0026】第1のワーキングライン12および第1の
プロテクションライン13は、第1の伝送路切替制御装
置111内の主信号ブリッジ・スイッチ部21と伝送路
障害監視部22に接続されている。更に第1のプロテク
ションライン13は、受信APSバイト終端部23に接
続されている。ここで主信号ブリッジ・スイッチ部21
は、送られてくる光信号の主信号についてのブリッジ制
御およびスイッチング制御を行う回路であり、APS動
作制御部24の制御を受けるようになっている。これら
の回路部分の動作については後に具体的に説明する。伝
送路障害監視部22は受信される光信号から伝送路の切
断等の障害を監視する回路である。受信APSバイト終
端部23は、光信号のオーバヘッドに含まれる所定のA
PSコードおよびMSPコード(以下、特に断らない限
り、APSコードと総称する。)を終端する回路であ
る。
【0027】受信APSバイト終端部23は、特定ビッ
ト判定部25と接続されている。特定ビット判定部25
は受信されたAPSコードにおける“K2ビット”と呼
ばれる特定ビット列における第6〜第8ビットの信号構
成をチェックすることで、受信された光信号がSONE
T信号であるかSDH信号であるかの判定を行う回路で
ある。特定ビット判定部25の判定結果を表わした判定
結果信号26は、APS動作制御部24内のセレクタ2
7に入力され、その切替制御を行うようになっている。
伝送路障害監視部22の障害監視結果28および受信A
PSバイト終端部23から出力されるK1・K2バイト
情報29も、APS動作制御部24に供給されるように
なっている。K1、K2バイト情報29については後に
説明する。
【0028】APS動作制御部24は、前記したセレク
タ27の入力側にSONETモード固有の制御を行うS
ONETモード固有制御部31と、SDHモード固有の
制御を行うSDHモード固有制御部32の2つの制御部
を備えている。セレクタ27は判定結果信号26の示す
判定内容に応じて、いずれかの固有制御部31、32の
出力をSONET・SDH固有制御部33に出力し、こ
れらに固有の制御の選択を行うようになっている。AP
S動作制御部24内にはこのような固有の制御を行う部
分とは別にSONETとSDHに共通した制御を行うS
ONET・SDH共通制御部34が設けられている。し
たがって、APS動作制御部24はたとえばセレクタ2
7がSONETに対応する制御を選択したときには、S
ONETモード固有制御部31とSONET・SDH共
通制御部34を用いて各種の制御を行う。またセレクタ
27がSDHに対応する制御を選択したときには、SD
Hモード固有制御部32とSONET・SDH共通制御
部34を用いて各種の制御を行うことになる。
【0029】なお、第1の伝送路切替制御装置111
の各部に対するソフトウェアによる制御は、図示しない
CPU(中央処理装置)と、所定の制御用プログラムを
格納した同じく図示しないROM(リード・オンリ・メ
モリ)および同じく図示しない作業用のRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)を用いて実行されるようになっ
ている。
【0030】APS動作制御部24から主信号ブリッジ
・スイッチ部21にはブリッジ・スイッチ制御信号36
が供給され、その制御が行われるようになっている。主
信号ブリッジ・スイッチ部21は第2のワーキングライ
ン14および第2のプロテクションライン15に向けた
信号を送信APSコード挿入部37に送出し、ここで送
出先の通信網に応じたAPSコードを挿入するようにな
っている。APS動作制御部24は、送信APSコード
挿入部37に対して通信網に対応したAPSコード挿入
信号38を供給するようになっている。
【0031】図2は図1に示したSONETモード固有
制御部の制御内容の要部を表わしたものであり、これに
対して図3はSDHモード固有制御部の制御内容の要部
を表わしたものである。なお、SONETモード固有制
御部31(図1)の制御の内容は、前記したベルコアG
R−253−COREによって規定されたもののうちで
ITU−TG.783の勧告と相違する箇所のみを抽出
したものである。反対にSDHモード固有制御部32
(図1)の制御の内容は、ITU−TG.783の勧告
でベルコアGR−253−COREによって規定された
ものと相違する箇所のみを抽出したものである。
【0032】これら固有の制御における注目すべき箇所
は、オーバヘッドにおける“K2”バイトと呼ばれる項
目の第6〜第8ビットの合計3ビットの内容である。
“K2”バイトはSONET側で双方向モードと片方向
モードのいずれかを指定するため、およびアラーム処理
のために設けられたものである。このうちのアラーム処
理に関してはSONETとSDHで共通したビット列が
規定されている。ところがSDHでは双方向モードや片
方向モードの切り替えについて特に規定していない。こ
の結果として第6〜第8ビットの合計3ビットは未定義
となっており、“000”のままとなっている。したが
って、これら第6〜第8ビットの構成が“101”(bi
-directional Mode)あるいは“100”(uni-directi
onal Mode)となっているかどうかによって、送られて
きた光信号はSONETから送られてきたか、SDHか
ら送られてきたかということが分かる。
【0033】図1に示した受信APSバイト終端部23
は、第2の伝送路切替制御装置11 2から送られてきた
光信号を終端し、“K2”バイトの第6〜第8ビットを
特定ビット判定部25に供給するようになっている。特
定ビット判定部25は供給された3ビットの信号が“1
01”、“100”あるいは“000”であるかを判定
する。そして、この3ビットの信号が“101”、“1
00”であるときには、第2の伝送路切替制御装置11
2から送られてきた光信号がSONET信号であると判
定する。また、3ビットの信号が“000”であるとき
にはその光信号がSDH信号であると判定することにな
る。このような判定はハードウェアで行うことも、ソフ
トウェアで行うことも可能である。
【0034】さて、特定ビット判定部25の判定結果を
表わした判定結果信号26は、APS動作制御部24内
のセレクタ27に入力される。この結果、第2の伝送路
切替制御装置112から送られてきた光信号がSONE
T信号であると判定された場合には、SONETモード
固有制御部31の制御内容(図2参照)がセレクタ27
から読み出されてSONET・SDH固有制御部33に
入力される。APS動作制御部24は、この状態でSO
NETとSDHで共通して行われる制御をSONET・
SDH共通制御部34で行い、SONET独自の制御を
SONET・SDH固有制御部33に入力された図2に
示す制御内容で行うことになる。
【0035】また、第2の伝送路切替制御装置112
ら送られてきた光信号がSDH信号であると判定された
場合にはSDHモード固有制御部32の制御内容(図3
参照)がセレクタ27から読み出されてSONET・S
DH固有制御部33に入力される。APS動作制御部2
4は、この状態でSONETとSDHで共通して行われ
る制御をSONET・SDH共通制御部34で行い、S
DH独自の制御をSONET・SDH固有制御部33に
入力された図3に示す制御内容で行うことになる。
【0036】このように第1の伝送路切替制御装置11
1が第2の伝送路切替制御装置112から送られてきた光
信号の“K2”バイトの第6〜第8ビットを解析して対
向する中継局を判別することで、これがSONETであ
ってもSDHであっても、自動的にこれらに応じたライ
ンプロテクション動作が行われることになる。第2の伝
送路切替制御装置112側の中継網が途中でSONET
からSDHに、あるいはSDHからSONETに切り替
えられた場合も同様である。
【0037】ところで図1に示すAPS動作制御部24
は受信APSバイト終端部23からK1・K2バイト情
報29の供給を受け、伝送路障害監視部22から障害監
視結果28の供給を受けるようになっている。このうち
K1・K2バイト情報29は第2の伝送路切替制御装置
112から送られてきた光信号のオーバヘッドにおける
“K1”バイトおよび“K2”バイトを抽出したもので
あり、現用および予備のライン12〜15の切替要求お
よび対向の第2の伝送路切替制御装置112の障害内容
に関する情報を取得することができる。
【0038】たとえば前記した“K2”バイトの第6〜
第8ビットにおけるアラーム処理のためのビット列とし
ては“110”、“111”があるが、これらはSON
ETもSDHも共通している。
【0039】また、伝送路障害監視部22から供給され
る障害監視結果28は、受信される光信号の断、同期外
れ、対向装置からの警報通知信号、回線に影響するエラ
ーおよび回線に微小に影響するエラーについての情報で
あり、第1のワーキングライン12および第1のプロテ
クションライン13の双方に関する情報である。APS
動作制御部24では、これらの情報を基にしてブリッジ
・スイッチ制御信号36とAPSコード挿入信号38を
作成して出力する。
【0040】ところで“K2”バイトの第6〜第8ビッ
トが“101”、“100”あるいは“000”以外の
値としてアラーム処理のためのビット列を採った場合、
特定ビット判定部25は送られてきた光信号がSONE
T信号であるかSDH信号であるかを判定することがで
きない。ただし、これらの場合には対向する第2の伝送
路切替制御装置112から何らかのアラームが送られて
きていることになる。この場合、受信APSバイト終端
部23から出力されるK1・K2バイト情報29として
このアラームを表わしたデータがAPS動作制御部24
に供給されている。APS動作制御部24はこれを基に
してSONET・SDH共通制御部34で、第1のワー
キングライン12から送られてきた光信号を選択する
か、あるいは第1のプロテクションライン13から送ら
れてきた光信号を選択するかの判別を行うことになる。
アラームに関しては前記したようにSONETもSDH
も“K2”バイトの第6〜第8ビットに関して同一の定
義を設けているので、これに関する制御は特に問題が発
生しない。
【0041】図4は主信号ブリッジ・スイッチ部の構成
を表わしたものである。図4に示した主信号ブリッジ・
スイッチ部21内には、主信号スイッチとしての第1の
主信号セレクタ41と、主信号ブリッジとしての第2の
主信号セレクタ42が配置されている。第1の主信号セ
レクタ41の入力側には、第1のワーキングライン12
および第1のプロテクションライン13が接続されてお
り、これらのいずれかが選択出力ライン51に接続され
るようになっている。第2の主信号セレクタ42の入力
側には第2のワーキングライン14および他の回線ライ
ン52が接続されている。ここで他の回線ライン52と
は、第2のワーキングライン14に障害が発生していな
いときに、プロテクションライン15にこの信号に代わ
る他の信号を送出するのに使用するラインである。障害
の発生時にはプロテクションライン15にも第2のワー
キングライン14に送出していた信号を送出する必要が
ある。そこでこの場合、ブリッジ・スイッチ制御信号3
6に基づいて第2の主信号セレクタ42は第2のワーキ
ングライン14をプロテクションライン15に接続する
ことになる。
【0042】一方、第1の主信号セレクタ41の場合、
ブリッジ・スイッチ制御信号36に基づいて通常の場合
には第1のワーキングライン12が選択されて、送られ
てきた信号が選択出力ライン51から出力される。第1
のワーキングライン12に障害が発生したような場合に
は、プロテクションライン13の側が選択出力ライン5
1に接続され第1のワーキングライン12から送られて
くる信号と同じものが選択出力ライン51から出力され
ることになる。
【0043】もっとも、第2の主信号セレクタ42で説
明したようにプロテクションライン13に前記した他の
信号が送られてきている場合がある。これは前提として
第1のワーキングライン12に障害が発生していないと
きである。このような場合に第1の主信号セレクタ41
がプロテクションライン13の側を選択すると、本来必
要な第1のワーキングライン12の側の信号を得ること
ができない。そこで、図示していないがプロテクション
ライン13には第1の主信号セレクタ41に入力する手
前に分岐ラインが設けられており、この分岐ラインを経
て前記した他の信号が取り込まれるようになっている。
【0044】図5は、図1に示した送信APSコード挿
入部の構成を表わしたものである。送信APSコード挿
入部37は、第1および第2の多重部61、62を備え
ている。第1の多重部61では、図1に示した主信号ブ
リッジ・スイッチ部21内に配置された図5に示す主信
号生成部64から出力されるペイロードデータ65に、
K1・K2バイト挿入部66から出力されるK1・K2
バイト挿入データ67をオーバヘッドの一部として付加
し、光信号68として出力するようになっている。K1
・K2バイト挿入データ67にはAPSコード挿入信号
38が供給されるようになっており、第1の伝送路切替
制御装置111の通信先の第2の伝送路切替制御装置1
2がSONETであるかSDHであるか、あるいはS
ONETである場合で図2に示すどのモードに設定され
ているかによってK2バイトを所定のビット列に設定し
て、K1バイトと共にオーバヘッドの一部としてペイロ
ードデータ65に付加することになる。
【0045】このようにして第1の多重部61から出力
される光信号68は、第2の多重部62に入力され、こ
こでオーバヘッド残部挿入部69からオーバヘッドのK
1・K2バイト以外の部分が付け加えられる。このよう
にしてオーバヘッドの付け加えられた光信号は、図1に
示した第2のワーキングライン14および第2のプロテ
クションライン15を経て第2の伝送路切替制御装置1
2に向けて送出されることになる。
【0046】以上説明した実施例では第1の伝送路切替
制御装置111と第2の伝送路切替制御装置112の間に
片方向1本ずつのワーキングライン12、14とプロテ
クションライン13、15を設けたが、これに限る必要
はない。特にプロテクションライン13、15はワーキ
ングライン12、14に1対1の関係で配置する必要が
なく、ワーキングライン12、14の信頼性が高いもの
であれば、複数本のワーキングラインに対して1本のプ
ロテクションラインを配置してもよいことは当然であ
る。このような場合には、複数本のワーキングラインの
うちの障害が発生したラインの光信号が1本のプロテク
ションラインに切り替えられることになる。
【0047】また、実施例ではSONET・SDH固有
制御部33とSONET・SDH共通制御部34の双方
を使用して切り替え等の各種制御を行うことにしたが、
必ずしも共通制御のためのSONET・SDH共通制御
部34を設ける必要はない。すなわち、この例でいえ
ば、共通に制御する内容も含めたSONET制御部とS
DH制御部を用意しておき、SONETであると判別さ
れた場合にはSONET制御部のみで制御を行い、SD
Hであると判別された場合にはSDH制御部のみで制御
を行うようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項6
記載の発明によれば、中継網の種類によって現用系と予
備系の2種類の伝送路の切り替えの詳細が異なっている
ような場合に、中継網判別手段の判別結果に応じて切替
制御実行手段が該当する中継網の制御内容を用いて伝送
路切替手段の切替制御を実行するようにしたので、人為
的なミスを発生させることなく、運用形態の異なる複数
の通信網に対処して伝送路の切り替えを行うことが可能
になる。
【0049】また請求項2記載の発明によれば、中継網
の種類によって現用系と予備系の2種類の伝送路の切り
替えの詳細が異なっているような場合に、それぞれの中
継網の制御内容を共通した制御内容と個別に相違する制
御内容とに分けることにしたので、メモリの総量を節約
することができるだけでなく、中継網による個別の制御
が行われる前の段階でも共通した制御を実行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における所定のラインに接続
された2つの伝送路切替制御装置を表わしたブロック図
である。
【図2】本実施例におけるSONETモード固有制御部
の制御内容の要部を表わした説明図である。
【図3】本実施例におけるSDHモード固有制御部の制
御内容の要部を表わした説明図である。
【図4】本実施例における主信号ブリッジ・スイッチ部
の構成を表わしたブロック図である。
【図5】図1に示した送信APSコード挿入部の構成を
表わしたブロック図である。
【符号の説明】
111 第1の伝送路切替制御装置 112 第2の伝送路切替制御装置 12、14 ワーキングライン 13、15 プロテクションライン 21 主信号ブリッジ・スイッチ部 23 受信APSバイト終端部 24 APS動作制御部 25 特定ビット判定部 27 セレクタ 31 SONETモード固有制御部 32 SDHモード固有制御部 33 SONET・SDH固有制御部 34 SONET・SDH制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信を行う対向する装置との間で現用系
    と予備系の2種類の伝送路を切り替える伝送路切替手段
    と、 この伝送路切替手段の切り替えに関する異なった複数の
    中継網のそれぞれについての制御内容を格納した中継網
    別制御内容格納手段と、 前記対向する装置から送られてくる信号のオーバヘッド
    に含まれる情報からその信号が前記複数の中継網のいず
    れから送られてきたかを判別する中継網判別手段と、 この中継網判別手段の判別結果に応じて前記中継網別制
    御内容格納手段に格納された該当する中継網の制御内容
    を用いて前記伝送路切替手段の切替制御を実行する切替
    制御実行手段とを具備することを特徴とする伝送路切替
    制御装置。
  2. 【請求項2】 通信を行う対向する装置との間で現用系
    と予備系の2種類の伝送路を切り替える伝送路切替手段
    と、 この伝送路切替手段の切り替えに関する異なった複数の
    中継網の間で共通した制御内容を格納した共通制御内容
    格納手段と、 前記伝送路切替手段の切り替えに関するこれら複数の中
    継網独自の制御内容を個別に格納した個別制御内容格納
    手段と、 前記対向する装置から送られてくる信号のオーバヘッド
    に含まれる情報からその信号が前記複数の中継網のいず
    れから送られてきたかを判別する中継網判別手段と、 この中継網判別手段の判別結果に応じて前記共通制御内
    容格納手段に格納された共通した伝送路切り替えのため
    の制御内容と前記個別制御内容格納手段に格納された該
    当する中継網の制御内容を用いて前記伝送路切替手段の
    切替制御を実行する切替制御実行手段とを具備すること
    を特徴とする伝送路切替制御装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送路切替手段の複数本の現用系の
    伝送路に対して1本の予備系の伝送路が配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の伝送路
    切替制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の中継網は、SONETあるい
    はSDHであることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の伝送路切替制御装置。
  5. 【請求項5】 前記オーバヘッドに含まれる情報は、K
    2ビットと呼ばれる特定ビット列における第6〜第8ビ
    ットの信号構成であることを特徴とする請求項4記載の
    伝送路切替制御装置。
  6. 【請求項6】 前記共通制御内容格納手段および個別制
    御内容格納手段には、切替制御以外の中継網の制御に関
    する情報も格納されていることを特徴とする請求項2記
    載の伝送路切替制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009010441A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Nec Corp インタフェース切替方法および装置
JP2013162238A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Fujitsu Telecom Networks Ltd データ伝送制御システム
WO2016208821A1 (ko) * 2015-06-23 2016-12-29 유니트론 주식회사 가입자 구내망의 예비회선을 이용한 이동통신 중계시스템 및 방법

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