JP2003092429A - 発光素子及びその製造方法 - Google Patents

発光素子及びその製造方法

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JP2003092429A JP2001281580A JP2001281580A JP2003092429A JP 2003092429 A JP2003092429 A JP 2003092429A JP 2001281580 A JP2001281580 A JP 2001281580A JP 2001281580 A JP2001281580 A JP 2001281580A JP 2003092429 A JP2003092429 A JP 2003092429A
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fluorescent
lens
led chip
lead frame
resin
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Seiichi Takahashi
誠一 高橋
Atsushi Kanbe
篤 神戸
Akihiro Kato
陽弘 加藤
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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  • Led Device Packages (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光染料又は蛍光顔料を混入した樹脂でLE
Dチップを封止し、樹脂レンズから蛍光を発光させてい
たので、輝度の低下や色ムラの問題があった。 【解決手段】 蛍光材料を励起する光を発光するLED
チップ3と、LEDチップ3の光で蛍光を発する蛍光ガ
ラスに少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合
して形成したレンズ1とを備え、LEDチップ3をレン
ズ1中の不活性ガスの入った中空部8に収容して封止し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLEDチップを蛍光
ガラス又は蛍光樹脂で形成したレンズで封止した発光素
子及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばUV用LEDチップを色変
換材料(波長変換材料)の蛍光体(蛍光染料)又は蛍光顔
料を混入した樹脂で封止し、UV用LEDチップからの
光を励起光として青色、緑色、赤色を出す蛍光染料又は
蛍光顔料と組み合わせて蛍光を発光させ、いろいろの色
を得ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光染
料又は蛍光顔料を混入した樹脂でポッティングによりL
EDチップを封止し、樹脂レンズを通して発光させて
も、また蛍光染料又は蛍光顔料を混入した樹脂で樹脂レ
ンズを形成して発光させても、蛍光染料や蛍光顔料は樹
脂中に小粒子として混在して光を分散するので、樹脂レ
ンズ全体が発光することはなく、そのため輝度も低く、
色ムラを発生する問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は蛍光材料を励起する光を発光するLED
チップと、LEDチップの光で蛍光を発する蛍光ガラス
又は蛍光樹脂に少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれ
かを混合して形成したレンズとを備え、LEDチップと
レンズは光学的に結合され、LEDチップはレンズの中
に封止されるようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示す断面図である。
【0006】1は例えば砲弾型をした蛍光ガラスに少な
くとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合して形成し
たレンズ、2は蛍光ガラス板、3はLEDチップ、4は
ボンディングの金ワイヤ、5はリードフレーム、6はカ
ップ、7はリードフレーム、8は不活性ガスが入った中
空部である。
【0007】レンズ1は従来の樹脂製と異なり、ガラス
材料に蛍光材料をドープして作製された蛍光ガラスで形
成され、蛍光ガラスには粒子状の蛍光体及び又は蛍光染
料が混合されている。
【0008】蛍光材料としては、希土類元素の例えば2
価及び3価のEu(ユーロピウム)、Tb(テルビウ
ム)、Sm(サマリウム)、また、Mn(マンガン)や
Zn(亜鉛)なども知られており、単独で又は複数の種
類を組合わせて使用される。
【0009】これらの元素の原子は通常陽イオン状態と
なっており、イオンはLEDチップ3の光で励起され、
イオン固有の色の蛍光を発することが知られている。
【0010】蛍光ガラスの組成で代表的なものは次のよ
うな組成である。 緑色蛍光ガラス B・CaO・SiO・La
:Tb3+ 赤色蛍光ガラス SiO・B・BaO・Zn
O:Eu3+ 青色蛍光ガラス P・AlF・MgF・Ca
・SrF・BaCl:Eu2+ また、蛍光ガラスに混合される蛍光体としては、赤色蛍
光体として、例えばY(PV)O4:Eu、YVO4:E
u、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mg、
(SrMg)3(PO4):Sn、Y:Eu、Ca
SiO:Pb,Mn等が挙げられ、これら1種若しく
は2種以上の混合物として使用される。
【0011】また、緑色蛍光体としては、例えばZn
SiO4:Mn、(CeTbMn)MgAl
1119、LaPO4:Ce,Tb、(CeTb)M
gAl11 、YSiO:Ce,Tb、Zn
S:Cu,Al、ZnS:Cu:Au:Al、(Zn,
Cd)S:Cu:Al等が挙げられ、これら1種若しく
は2種以上の混合物として使用される。
【0012】更に、青色蛍光体としては、(SrMg)
7:Eu、Sr7:Eu、Sr
:Sn、Sr(PO4Cl:Eu、(SrCa
Ba)(PO4Cl:Eu、BaMgAl16
27:Eu、CaWO4、CaWO4:Pb青色蛍光体、
ZnS:Ag,Cl、ZnS:Ag,Al等が挙げら
れ、これら1種若しくは2種以上の混合物として使用さ
れる。これら3色の蛍光体を適宜選択・混合して用いる
ことで、種々の色の発色が可能となる。
【0013】蛍光染料としては、水溶性非反応型である
商品名:5B−E、H10GF−FS(ヘキスト社製)や
水溶性反応型である商品名:CD−BH、H10GF、
5GH(保土ヶ谷化学株式会社製)、商品名:フクロレ
ックス、フルオルレッドG(バイエル株式会社製)等が
挙げられる。
【0014】また、商品名:ブリリアント・スルフォフ
ラビンFF、ベーシックイエローHG、エオシン、ロー
ダミン6G、ローダミンB等、合成樹脂固溶体(非水溶
性)の蛍光塗料もアクリル樹脂、塩化ビニール樹脂、ア
ルキッド樹脂等各種樹脂に染着、溶解して粉砕した微粒
子のもの(シンロ化株式会社製)が使用可能となる。
【0015】蛍光ガラスに混合する場合には、上記した
蛍光体又は蛍光染料のいずれかを使用しても、また蛍光
体と蛍光染料の両者を混合して使用しても良い。
【0016】蛍光ガラス板2は蛍光ガラス(蛍光体及び
又は蛍光染料を混合してあっても無くても良い)を板状
にしたものであって、レンズ1の下部にはめ込んで有機
系の接着剤又は低融点ガラスでレンズ1と接着され、中
空部8を形成する。
【0017】LEDチップ3は蛍光材料を励起する光を
発光するものならその波長に限定はなく、可視光や紫外
光、また遠赤外光でも蛍光材料から蛍光を発光させるこ
とができる。
【0018】LEDチップ3は陰極のリードフレーム7
に形成されたカップ6に固着され、その電極から金ワイ
ヤ4により陽極のリードフレーム5に接続されてリード
フレーム5、7に搭載され、レンズ1により封止され
る。
【0019】さて、蛍光ガラスの製法としては材料を8
00〜1000℃の高温で溶融し、型に入れて作製する
溶融法が一般的である。溶融法を使用する場合には、こ
の高温はLEDチップ3の耐熱温度を越えている。
【0020】従って、LEDチップ3に蛍光ガラスのレ
ンズ1を直接接触させない工夫が必要である。
【0021】そこで、レンズ1に中空部を形成し、中空
部8に反応性のないガスである窒素、ヘリウム等の不活
性ガスを入れ、その中にLEDチップ3を収容して封止
したのである。
【0022】このように構成することにより、LEDチ
ップ3が発光すると、その光によって蛍光ガラスにドー
プされ、均一に分布された蛍光材料のイオンが励起され
て蛍光を発光する。
【0023】更に、この際、蛍光ガラスに混合された蛍
光体及び又は蛍光染料の小粒子も蛍光を発光するので、
レンズ1中のすべての材料が発光体となり、レンズ1の
全体から蛍光が発光され、輝度も高い。
【0024】第1の実施形態の製造方法について説明す
ると、蛍光材料を励起する光を発光するLEDチップ3
とリードフレーム5、7を準備し、LEDチップ3をカ
ップ6に固着し、LEDチップ3とリードフレーム5を
金ワイヤ4によりボンディングする。
【0025】一方、円筒型の中空部8を設けるように作
った型に少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかの小
粒子を混合した蛍光ガラスを入れてレンズ1を形成し、
また蛍光ガラスで円盤状の蛍光ガラス板2を作製する。
【0026】蛍光ガラス板2にはリードフレーム5、7
を挿入する穴をあけておき、その穴にリードフレーム
5、7を挿入して接着剤等で固定する。
【0027】次に不活性ガス雰囲気中で、LEDチップ
3とリードフレーム5、7を中空部8に収容し、蛍光ガ
ラス板2とレンズ1とを係合し、レンズ1と蛍光ガラス
板2とを接着剤又は低融点ガラスで接着する。
【0028】以上のように第1の実施形態によれば、少
なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合した蛍光
ガラスでレンズ1を形成してLEDチップ3を封止する
ため、蛍光ガラスにドープされた蛍光材料のイオンは蛍
光ガラス中に均一に分布するので、蛍光ガラス全体が発
光し、更に、蛍光ガラスに混合された蛍光体及び又は蛍
光染料の小粒子も蛍光を発光するので、レンズ1中のす
べての材料が発光体となり、輝度も高く、レンズ1から
照射される光に色ムラは発生しない。
【0029】また、蛍光ガラスにドープされる蛍光材料
のイオン種を選択することにより、LEDチップ3から
発光された光によってイオンが励起され、蛍光ガラスか
らLEDチップ3とは別の色が発光され、LEDチップ
3の発光色と混色させることもできる。
【0030】更に、蛍光ガラスと蛍光体又は蛍光染料の
発光色(発光波長)を同一にした場合には、輝度をより一
層高くすることができ、また、発光波長や混合比を変え
た場合には混色により広範囲の波長変換を持つ発光素子
を得ることができる。
【0031】また、有機樹脂を使用せずに少なくとも蛍
光体又は蛍光染料のいずれかを混合した蛍光ガラスを使
用するので、高温動作や紫外線の照射による透明度の劣
化は全く発生せず、吸湿性がないため雨天の屋外使用も
可能で、装置としての防水をすれば水中で使用すること
もできる。
【0032】図2は本発明の第2の実施形態を示す断面
図で、第1の実施形態の不活性ガスを入れた中空部に相
当する部分に樹脂を注入したものである。
【0033】11は少なくとも蛍光体又は蛍光染料のい
ずれかを混合した蛍光ガラスで形成したレンズ、13は
LEDチップ、14はボンディングの金ワイヤ、15は
リードフレーム、16はカップ、17はリードフレー
ム、18は樹脂、19はストッパである。
【0034】樹脂18は円柱状の例えばエポキシの透明
樹脂又は透明樹脂に第1の実施形態で説明した蛍光材料
をドープした蛍光樹脂であり、ストッパ19は樹脂18
の円周部につば状又は複数の突起状に形成され、レンズ
11と樹脂18の係合を保持する作用をする。
【0035】なお、樹脂18の溶融温度は低いので、L
EDチップ13に影響を与えることはない。
【0036】このように構成することにより、LEDチ
ップ13が発光すると、樹脂18が透明樹脂の場合は、
透光して、レンズ11の蛍光ガラス中にドープされ、均
一に分布された蛍光材料のイオンを励起して蛍光を発光
させると共に蛍光ガラス中に混合された蛍光体及び又は
蛍光染料の小粒子からも発光させ、レンズ11の全体か
ら蛍光が発光される。
【0037】樹脂18が蛍光樹脂の場合は、LEDチッ
プ13の光の一部が蛍光樹脂中の蛍光材料イオンを励起
して蛍光を発光させ、他は透光してレンズ11の蛍光ガ
ラス中のイオンを励起して蛍光を発光させると共に蛍光
ガラス中に混合された蛍光体及び又は蛍光染料の小粒子
からも発光させ、レンズ11の全体から蛍光が発光され
る。
【0038】第1の実施形態の製造方法は不活性ガスの
雰囲気中で組み立てなければならないという制約がある
が、第2の実施形態の製造方法はこの制約をなくしたも
のである。
【0039】第2の実施形態の製造方法を説明すると、
蛍光材料を励起する光を発光するLEDチップ13とリ
ードフレーム15、17を準備し、LEDチップ13を
カップ16に固着し、LEDチップ13とリードフレー
ム15を金ワイヤ14によりボンディングする。
【0040】一方、ストッパ19となる凹部を備えた円
筒型の中空部を設けるように作った型に少なくとも蛍光
体又は蛍光染料のいずれかの小粒子を混合した蛍光ガラ
スを入れてレンズ11を形成する。
【0041】LEDチップ13とリードフレーム15、
17を中空部に収容し、LEDチップ13とリードフレ
ーム15、17の周囲を透明樹脂又は蛍光樹脂で密着し
て封止する。
【0042】以上のように第2の実施形態によれば、少
なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合した蛍光
ガラスでレンズ11を形成しているので、第1の実施形
態と同様にレンズ11から照射される光の色ムラは防止
される。
【0043】また、透明度の劣化や発光強度の低下は、
樹脂18として透明樹脂又は蛍光樹脂を使用するが樹脂
量が少なく、また蛍光体及び又は蛍光染料を混合した蛍
光ガラスを使用しているので、従来に比して大幅に改善
され、輝度も高い。
【0044】吸湿性については樹脂18の底部が露出し
ているので存在するが、従来のようにレンズ全体が樹脂
で吸湿するのに較べてはるかに少なく、樹脂の注入口を
小さくすれば更に吸湿性は改善される。
【0045】更に、樹脂18が蛍光樹脂の場合には、L
EDチップ13の発光色以外に、蛍光樹脂から発光され
る他色、レンズ11の蛍光ガラスの蛍光材料イオンから
発光される他色、蛍光ガラス中の蛍光体又は蛍光染料か
ら発光される他色の4色の混色が可能となる。また、蛍
光ガラスに蛍光体及び蛍光染料の両者を混合し、それぞ
れ発光色を変えた場合には5色の混色も可能となる。
【0046】なお、第1の実施形態の製造方法が不活性
ガスの雰囲気中で実施されるという制約があるのに対
し、第2の実施形態の製造方法はすべて大気中で実施で
きる利点がある。
【0047】図3は本発明の第3の実施形態を示す断面
図である。21は少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいず
れかを混合した蛍光ガラスで形成したレンズ、23はL
EDチップ、24はボンディングの金ワイヤ、25はリ
ードフレーム、26はカップ、27はリードフレームで
ある。
【0048】蛍光ガラスは一般的な溶融法では800〜
1000℃の高温で作製されるが、最近では比較的低温
で作製可能なゾルゲル法が提案されている。
【0049】ゾルゲル法は、例えば、各種の金属アルコ
キシドを出発物質として、その加水分解、脱水縮合反応
を利用してガラスを作る方法である。これは従来の溶融
法と比較すると、比較的低温でガラス合成が可能であ
り、各種の希土類イオンを添加して、各色の蛍光ガラス
を得ることができる。
【0050】ゾルゲル法は溶液状態から出発するため、
複雑な形状にも成型ができ、且つ均一性が高いというメ
リットもある。
【0051】低温で蛍光ガラスの作製が可能なゾルゲル
法を利用すれば、図3に示したように、LEDチップ2
3に密着して蛍光ガラスで形成されたレンズ21により
LEDチップ23を封止することができる。
【0052】第3の実施形態の製造方法としては、蛍光
材料を励起する光を発光するLEDチップ23とリード
フレーム25,27を準備し、LEDチップ23をカッ
プ26に固着し、LEDチップ23とリードフレーム2
5を金ワイヤ24によりボンディングし、LEDチップ
23とリードフレーム25,27を型に入れてその周囲
を少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合した
蛍光ガラスで形成したレンズ21で密着して封止する。
【0053】以上のように第3の実施形態によれば、第
1の実施形態と同等の効果を奏する。
【0054】第4の実施形態は、第3の実施形態におけ
る第3図のレンズ21を少なくとも蛍光体又は蛍光染料
のいずれかを混合した蛍光樹脂で形成したもので、他は
全く同じである。
【0055】蛍光樹脂は、例えばエポキシ等の透明樹脂
に、蛍光ガラスのときと同じ蛍光材料をドープして作成
したものでものである。
【0056】第4の実施形態の製造方法としては、LE
Dチップとリードフレームを型に入れるまでは第3の実
施形態と同じで、その周囲を少なくとも蛍光体又は蛍光
染料のいずれかを混合した蛍光樹脂で形成したレンズで
封止して完成する。
【0057】以上のように第4の実施形態によれば、少
なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合した蛍光
樹脂でレンズを形成してLEDチップを封止するため、
蛍光樹脂にドープされた蛍光材料のイオンは蛍光樹脂中
に均一に分布するので、蛍光樹脂全体が発光し、更に、
蛍光樹脂に混合された蛍光体及び又は蛍光染料の小粒子
も蛍光を発光するので、レンズ中のすべての材料が発光
体となり、輝度も高く、レンズから照射される光の色ム
ラは防止される。
【0058】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、少な
くとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合した蛍光ガ
ラス又は蛍光樹脂でレンズを形成するので、レンズ全体
が発光して、輝度が高く、色ムラは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施形態を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施形態を示す断面図
【符号の説明】
1,11,21 レンズ 2 蛍光ガラス板 3,13,23 LEDチップ 5,15,25 リードフレーム 7,17,27 リードフレーム 18 樹脂 19 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 陽弘 東京都世田谷区三軒茶屋2−46−3 岡谷 電機産業株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 4H001 CA04 XA08 XA12 XA13 XA14 XA15 XA16 XA23 XA25 XA30 XA39 XA57 XA58 XA65 YA29 YA58 YA63 YA65 5F041 AA05 DA07 DA18 DA43 DA47 DA56 DA61 DA77 EE11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光材料を励起する光を発光するLED
    チップと、前記LEDチップの光で蛍光を発する蛍光ガ
    ラスに少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合
    して形成したレンズとを備え、 前記LEDチップとレンズは光学的に結合され、前記L
    EDチップは前記レンズの中に封止されたことを特徴と
    する発光素子。
  2. 【請求項2】 前記LEDチップは前記レンズの中で不
    活性ガスの入った中空部に収容されて封止されたことを
    特徴とする請求項1記載の発光素子。
  3. 【請求項3】 前記中空部は前記レンズと蛍光ガラス板
    で形成されたことを特徴とする請求項2記載の発光素
    子。
  4. 【請求項4】 前記LEDチップは透明樹脂又は蛍光樹
    脂で封止され、更にその周囲が前記レンズで封止された
    ことを特徴とする請求項1記載の発光素子。
  5. 【請求項5】 前記透明樹脂又は蛍光樹脂には前記レン
    ズと係合するストッパを設けたことを特徴とする請求項
    4記載の発光素子。
  6. 【請求項6】 前記LEDチップは前記レンズと密着し
    て封止されたことを特徴とする請求項1記載の発光素
    子。
  7. 【請求項7】 前記蛍光ガラスはガラス材料に蛍光材料
    をドープして作製されたことを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載の発光素子。
  8. 【請求項8】 前記蛍光ガラスはゾルゲル法により作製
    されたことを特徴とする請求項7記載の発光素子。
  9. 【請求項9】 前記蛍光材料が希土類元素であることを
    特徴とする請求項7又は8記載の発光素子。
  10. 【請求項10】 蛍光材料を励起する光を発光するLE
    Dチップの周囲を、前記LEDチップの光で蛍光を発す
    る蛍光樹脂に少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれか
    を混合して形成したレンズで封止したことを特徴とする
    発光素子。
  11. 【請求項11】 前記蛍光樹脂は透明樹脂に蛍光材料を
    ドープして作製されたことを特徴とする請求項10記載
    の発光素子。
  12. 【請求項12】 蛍光材料を励起する光を発光するLE
    Dチップとリードフレームを準備し、前記LEDチップ
    を前記リードフレームに搭載する工程と、 中空部を設けて蛍光ガラスに少なくとも蛍光体又は蛍光
    染料のいずれかを混合してレンズを形成する工程と、 蛍光ガラスで蛍光ガラス板を形成する工程と、 前記蛍光ガラス板に前記LEDチップを搭載したリード
    フレームを挿入して固定する工程と、 不活性ガス雰囲気中で、前記LEDチップとリードフレ
    ームを前記中空部に収容し、前記レンズと蛍光ガラス板
    とを接着する工程とを備えたことを特徴とする発光素子
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 蛍光材料を励起する光を発光するLE
    Dチップとリードフレームを準備し、前記LEDチップ
    を前記リードフレームに搭載する工程と、 中空部を設けて蛍光ガラスに少なくとも蛍光体又は蛍光
    染料のいずれかを混合してレンズを形成する工程と、 前記LEDチップとリードフレームを前記中空部に収容
    し、前記LEDチップとリードフレームの周囲を透明樹
    脂又は蛍光樹脂で封止する工程とを備えたことを特徴と
    する発光素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 蛍光材料を励起する光を発光するLE
    Dチップとリードフレームを準備し、前記LEDチップ
    を前記リードフレームに搭載する工程と、 前記LEDチップとリードフレームの周囲を蛍光ガラス
    に少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合して
    形成したレンズで密着して封止する工程とを備えたこと
    を特徴とする発光素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 蛍光材料を励起する光を発光するLE
    Dチップとリードフレームを準備し、前記LEDチップ
    を前記リードフレームに搭載する工程と、 前記LEDチップとリードフレームの周囲を蛍光樹脂に
    少なくとも蛍光体又は蛍光染料のいずれかを混合して形
    成したレンズで封止する工程とを備えたことを特徴とす
    る発光素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008055406A1 (fr) * 2006-11-08 2008-05-15 Chang Hsin High Intensity Led (Dong Guan) Co., Ltd Del de lumière blanche
EP2048717A1 (en) * 2007-10-10 2009-04-15 Unity Opto Technology Co., Ltd. Structure of light-emitting diode

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