JP2003089375A - 自動二輪車等車両におけるフェンダ構造 - Google Patents

自動二輪車等車両におけるフェンダ構造

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JP2003089375A
JP2003089375A JP2001282439A JP2001282439A JP2003089375A JP 2003089375 A JP2003089375 A JP 2003089375A JP 2001282439 A JP2001282439 A JP 2001282439A JP 2001282439 A JP2001282439 A JP 2001282439A JP 2003089375 A JP2003089375 A JP 2003089375A
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靖二 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他部材を用いることなく、フェンダ自体に防
振機能を持たせ、車体部品のレイアウト上の制約を受け
ずかつ軽量化を図る。 【解決手段】 車体後部に配置される後輪を覆うリヤフ
ェンダ13に、3条の凹部305からなる補強部306
を一体に形成し、その部分の剛性を高めて防振作用を持
たせている。補強部306は、リヤフェンダ13の前後
方向略中央部に設けられた被取付部である係止孔303
から離れた位置の、リヤフェンダの前後方向後端部に形
成している。また、補強部306は、リヤフェンダ13
の側面302に設けられた幅広部304に形成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車等車両
におけるフェンダ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動二輪車では、前輪等で跳ね
上げる水滴や小石等が車体部品に当たったり、むやみに
外方へ飛び出るのを防止するため、前輪や後輪を断面略
U字状のフェンダによって覆っている。フェンダは、通
常、鉄板や樹脂等の薄板部材によって作られ、それ自体
あまり剛性が高くない。したがって、走行時に振動した
り、振動に伴い騒音を発生したりするおそれがある。
【0003】このようなフェンダの振動を押さえるため
に、フェンダに弾性部材を介してガーニッシュを取り付
け、弾性部材とガーニッシュにダイナミックダンパーの
機能を持たせるものが提案されている(特開平11−7
9031号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のフェンダ構造にあっては、基本的に、フェンダに別
部材であるガーニッシュ等を取り付けることにより振動
を押さえるものであり、ガーニッシュを取り付ける際
に、車体の他部材と干渉しないよう、例えば、ガーニッ
シュを車体の他部材から離して配置したり、逆に車体の
他部材をガーニッシュの取付位置から離して配置したり
しなければならず、車体部品のレイアウト上大きな制約
を受ける問題があった。また、フェンダに、ガーニッシ
ュや弾性部材およびボルト等の固定部品を取り付けるた
め、重量が増すという問題もあった。
【0005】上記事情に鑑みてなされたもので、本発明
は、他部材を用いることなく、フェンダ自体に防振機能
を持たせ、車体部品のレイアウト上の制約を受けずかつ
軽量化も図れる自動二輪車等車両におけるフェンダ構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の自動二輪車等車両におけるフェンダ
構造は、車体前後に配置される前輪および後輪がそれぞ
れフェンダで覆われてなる自動二輪車等車両において、
前記前輪および後輪を覆うフェンダのうち少なくとも一
方には、凹部およびまたは凸部からなる補強部が一体に
形成されていることを特徴としている。
【0007】このように、フェンダ自体に凹部や凸部を
一体に設けて所要個所の剛性を高めることでフェンダの
振動を押さえている。したがって、フェンダには防振の
ために別部材を設ける必要がなく、もって、この防振用
の別部材が必要なくなる分、部品点数を減らすことがで
きる。また、フェンダ近傍に車体部品をレイアウトする
場合でも、フェンダ防振のために別部材を設ける必要が
ないため、車体部品のレイアウトの自由度も増す。
【0008】請求項2記載の自動二輪車等車両における
フェンダ構造は、請求項1記載のものにおいて、前記フ
ェンダの前後方向略中央部に被取付部が設けられ、該被
取付部から離れた位置である、該フェンダの前後方向端
部に前記補強部が形成されていることを特徴としてい
る。
【0009】被取付部から離れた位置はもともと振動し
やすい部分であるが、この振動しやすい部分に補強部を
設けることでフェンダの振動を押さえている。つまり、
必要な部分のみ剛性を高めることで、効率の良い補強が
でき、同時にフェンダの簡素化も図れる。
【0010】請求項3記載の自動二輪車等車両における
フェンダ構造は、請求項1または2記載のものにおい
て、前記補強部が、フェンダの側面に設けられた幅広部
に形成されていることを特徴としている。
【0011】幅広部はその分剛性が低く振動しやすくな
るが、この振動しやすい幅広部に補強部を設けることで
フェンダの振動を押さえている。したがって、請求項2
に係る発明と同様に、効率の良い補強ができ、同時にフ
ェンダの簡素化も図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面を参照
しつつ以下に説明する。なお説明中、前後および左右と
いった方向の記載は、車体に対しての方向としている。
【0013】図1は、本実施形態が適用される自動二輪
車の全体構成の側面図を示している。
【0014】この自動二輪車1は、いわゆるアメリカン
タイプのものであり、車体フレーム2と、車体フレーム
2の前端部に回動可能に支持された左右一対のフロント
フォーク3と、これらフロントフォーク3の上部に設け
られたヘッドライト4と、フロントフォーク3のヘッド
ライト4よりも下側に設けられた左右一対のフロントウ
インカ5と、フロントフォーク3の上端部に取り付けら
れて車体前部の上部に配置された操舵用のハンドル6と
を有している。
【0015】また、この自動二輪車1は、フロントフォ
ーク3に回転自在に支持された前輪7と、フロントフォ
ーク3に支持されて前輪7の上側を覆うフロントフェン
ダ8と、車体フレーム2に支持されたエンジン9と、エ
ンジン9の前方に配置されたラジエータ10と、車体フ
レーム2によって車体の後部に左右方向に沿う軸線回り
に揺動可能に設けられるリヤスイングアーム部11と、
このリヤスイングアーム部11の後端部に回転自在に懸
架されるとともにエンジン9の駆動力で回転する後輪1
2と、車体フレーム2に支持されて後輪12の上側を覆
うリヤフェンダ13とを有している。
【0016】さらに、この自動二輪車1は、車体フレー
ム2の上部に配置されたティアドロップ型の燃料タンク
14と、この燃料タンク14の後方に配置された運転者
が着座するメインシート15と、このメインシート15
の後側のリヤフェンダ13上に設けられて同乗者が着座
するピリオンシート16と、リヤフェンダ13の後部に
設けられた左右一対のリヤウインカ17と、リヤフェン
ダ13の後部中央に設けられたブレーキランプ18と、
リヤフェンダ13の後端部に設けられたライセンスプレ
ート取付部19とを有している。
【0017】車体フレーム2は、図2および図3にも示
すように、前端のヘッドパイプ21と、このヘッドパイ
プ21の上部から後方に延出するメインパイプ22と、
メインパイプ22の後部に溶接されるアッパーパイプジ
ョイント23と、このアッパーパイプジョイント23か
ら左右に分かれて後方に延出する左右一対のセンターア
ッパーパイプ24と、各センターアッパーパイプ24に
それぞれ連結される左右一対のリヤブラケット25と、
左右のリヤブラケット25同士を連結させるリヤクロス
パイプ26と、各センターアッパーパイプ24から下方
に延出するセンターパイプ27と、各リヤブラケット2
5から下方に延出するリヤパイプ28と、センターパイ
プ27およびリヤパイプ28の下側に連結される左右一
対のピボットプレート29と、左右のピボットプレート
29同士を上部において連結させるクロスパイプ30
と、左右のピボットプレート29同士を下部において連
結させるクロスパイプ31と、ヘッドパイプ21の下部
に溶接されるガセット32と、このガセット32から左
右にわかれて下方かつ若干斜め後方傾斜しながら延び、
下部から略水平後方に延びてピボットプレート29に連
結される左右一対のダウンパイプ33と、ガセット32
とメインパイプ22とをメインパイプ22の下側で連結
させるサブパイプ34と、左右のダウンパイプ33同士
を連結させるフロントクロスパイプ35とを有してい
る。
【0018】エンジン9は、シリンダヘッド部37およ
びシリンダ部36を備えた前後一対のシリンダブロック
38と、これらシリンダブロック38の下に連設された
クランクケース39とを有するV型二気筒4サイクル型
エンジンであり、エンジン9のクランクケース39の後
側にはトランスミッション40が連結されている。エン
ジン9およびトランスミッション40は、クランクケー
ス39の前部がダウンパイプ33にブラケット42を介
して連結されるとともに、クランクケース39の中間部
がフロントクロスパイプ35にブラケット43を介して
連結され、トランスミッション40の後側下部がブラケ
ット44を介してクロスパイプ31に連結され、さら
に、トランスミッション40の後側上部がブラケット4
5を介してクロスパイプ30に連結されることにより、
車体フレーム2に支持されている。
【0019】リヤスイングアーム部11は、その前端の
基部から左右一対のフォーク部46が後方に延びてなる
もので、基部が左右のピボットプレート29に設けられ
たピボット47に枢支されることにより、このピボット
47を軸に鉛直方向に揺動可能となっている。また、リ
ヤスイングアーム部11の各先端側と各リヤブラケット
25との間には左右一対のリヤクッションユニット48
が介装されており、これにより後輪12が路面から受け
る振動を緩和吸収するようになっている。
【0020】次に、前記フロントウィンカ(ウィンカ装
置)5は、図4、図5に示すように、自動二輪車1のフ
ロントフォーク3に取り付けたウィンカーホルダー10
2と、このウィンカーホルダー102の外側部にウィン
カ支持基部103aを介して支持したウィンカ103
と、このウィンカ103から導出され、前記ウィンカホ
ルダー102の内部を通して外部に取り出されたウィン
カコード104とを備えている。
【0021】前記ウィンカホルダー102は、フロント
フォーク3の外周部の直径と略等しい内径の軸穴102
aを有する円筒状体の一側部(外側部)に円柱状の突出
部102bを設けた部材を、前記円筒状体の軸方向に沿
う平面で略二等分割した形状とされた一対のホルダー部
材105,106からなり、前記フロントフォーク3を
挟むようにして該フロントフォーク3の前後に各ホルダ
ー部材105,106を配置して、一方(前方)のホル
ダー部材105の両側に設けたねじ孔105a,105
aに、他方の(後方)のホルダー部材106の両側にあ
けたボルト穴106a,106aから挿通したボルト1
07,107を螺合して締め付けることにより、前記フ
ロントフォーク3に着脱自在に取り付けられている。
【0022】前記一方のホルダー部材105の外側部の
突出部105bは、他方のホルダー部材106側の部分
が切欠き平面105cとされた略円柱状をなしており、
該突出部105bが前記ウィンカ103のウィンカ支持
基部103aに、ねじその他の適宜締結手段によって取
り外し可能に連結されることにより、前記ウィンカ10
3がホルダー部材105に支持されるようになってい
る。
【0023】また、前記一方のホルダー部材105に
は、図6に示すように、外端部側(ウィンカ支持基部1
03a側)に開口するとともに他方のホルダー部材10
6側に開口する側面視でクランク状をした溝105d
が、突出部105bの軸線方向(ウィンカホルダー10
2の軸方向Sに直交する方向)に沿って前記ねじ孔10
5aの近接部まで延長した後該ねじ孔105aを下方に
迂回してホルダー部材105のフロントフォーク3の外
周面に接する内周部に連続して形成されている。
【0024】なお、前記溝105dのねじ孔105aの
下側に位置する溝部分105fは横断面が略半円形に形
成されている。前記溝105dの突出部105bの軸線
方向に沿う溝部分105eは、溝として形成せずに、他
方のホルダー部材106側を閉鎖した孔として形成して
もよい。前記溝105dの溝幅ないしは溝105dに代
わる孔の直径は前記ウィンカコード104の直径よりや
や大きくされている。
【0025】また、前記他方のホルダー部材106は、
図7に示すように、外端部側(ウィンカ支持基部103
a側)に、前記一方のホルダー部材105の突出部10
5bの切欠き平面105cに接合面106bを当接する
とともに、外端部106cを前記ウィンカ支持基部10
3aに当接して前記突出部105bと一緒に円柱状の突
出部102bを形成する突出部106dが設けられてい
る。そして、他方のホルダー部材106の内側には、前
記一方のホルダー部材105における溝部分105fに
一端側が連絡され、ウィンカホルダー102の軸孔10
2aの方向Sに直交する方向に延長された後他端側(前
記突出部106dと反対側)において下方に開口する溝
106eが設けられている。
【0026】前記溝106eは、前記ウィンカコード1
04の直径よりやや大きい溝幅と溝深さを有し前記フロ
ントフォーク3に接する円弧状内周面106fの周方向
に沿って形成された環状溝106gと、該環状溝106
gの一端側(前記突出部106bのある側)に連絡され
て一方のホルダー部材105に接する他方のホルダー部
材106の当接面106hに沿って形成され、ウィンカ
コード104の直径よりやや大きい直径の半円形状の横
断面を有する溝部分106iと、一方のホルダー部材1
05に間隙105gをあけて対面する他方のホルダー部
材106の対向面106jの近傍位置に形成され、上端
(図7で下端)が前記環状溝106gの他端側(前記突
出部106bのある側と反対側)に連絡され、下端(図
7で上端)が他方のホルダー部材106の下端面(図7
で上端面)106kに開口している前記ウィンカコード
104の直径よりやや大きい溝幅と溝深さを有する溝部
分106mとからなっている。
【0027】前記一方のホルダー部材105の溝105
dと他方のホルダー部材106の溝106eとは、ウィ
ンカホルダー102の内部にウィンカコード104を挿
通するコード挿通孔108を構成し、このコード挿通孔
108において、前記ウィンカ103のウィンカ支持基
部103aから導出されたウィンカコード104が、突
出部105bの溝部分105eに通された後、ボルト孔
105aを迂回して溝部分105f、106iから環状
溝106gを通ってフロントフォーク3の外周部を半周
して、溝部分106mを経て他方のホルダー部材106
の下端から外部に取り出され、所要の個所に向けて配線
されている。
【0028】なお、図示されていないが、ウィンカホル
ダー102の突出部102b(突出部105b,106
b)とウィンカ103のウィンカ支持基部103aとの
取付部にはシールが設けられ、前記コード挿通孔108
を通して雨水がウィンカ103の内部に入らないように
なっている。また、前記フロントウィンカ5はフロント
フォーク3の右側(自動二輪車1の走行方向に向って右
側)のパイプに取り付けたものとして示したが、フロン
トフォーク3の左側に取り付けるフロントウィンカ(ウ
ィンカ装置)は、右側のフロントウィンカ5と互い違い
になっている点を除いて、構成が同一となっている。
【0029】前記ライセンスプレート取付部19には、
ライセンスライト110とこれによって照明されるライ
センスプレート(ナンバープレート)111とが取り付
けられている。すなわち、図8に示すように、リヤフェ
ンダ13の後端部には、略菱形状の開口部112に対応
する裏面側に上方に3個の雌ねじ部材113を有する取
付板114が固定されていると共に、前記開口部112
の周縁を囲むようにして表面側に略菱形リング状のクッ
ションラバー115が固着されており、ライセンスライ
ト110における丸みを帯びた略菱形状のライトカバー
116(図9参照)が該クッションラバー115の周囲
に沿って形成した環状溝115aに周縁を装着して、前
記開口部112を覆うようにして設けられている。
【0030】そして、前記ライトカバー116には、上
方に前記雌ねじ部材113を通す3個の挿通穴116a
が設けられると共に、下方に、上方から見て車体の後方
側が凸部となる略円弧状ないしは凸部が丸みを帯びた三
角形状の開口116bを上部に有するライト格納部11
6cが設けられ、該ライト格納部116cにライセンス
ライト110におけるライト本体117が装着されてい
る。また、前記ライトカバー116の挿通孔116aに
通した前記取付板114の雌ねじ部材113に取付プレ
ート118がボルト118aにより固定され、該取付プ
レート118に支持板119を介して前記ナンバープレ
ート111が固定されている。
【0031】前記ランプ本体117は、ベース120
と、ソケット121にねじ合わせられ前記ベース120
に設けたバヨネット式の取付穴122に通して該ベース
120に固定されたランプ123と、該ランプ123を
囲むようにして前記ベース120に固定したレンズ12
4とを備えている。該レンズ124は、上方から見て車
体の後方側が凸部となる略円弧状ないしは凸部が丸みを
帯びた三角形状の水平な上面部125と、該上面部12
5の周囲に下方に向けて接続した垂直状の側面部126
と、上面部125と側面部126の基部に沿って接続さ
れた筒状の胴面部127とからなり、車体の中心線に沿
った断面が一辺(斜め下方)を開放した略5角形状をし
ており、前記胴面部127の自由端の一部個所が前記ベ
ース120の表面に溶着等により接合され、これにより
レンズ124がベース120に一体的に結合されてい
る。
【0032】また、前記レンズ124の上面部125
は、図10に示すように、外形が上方から見て車体の後
方側が凸部となる略円弧状ないしは凸部が丸みを帯びた
三角形状をしており、その基部側における一方(ランプ
123に隣接する内側)のレンズ面125aにはプリズ
ム128が設けられ、他方(ランプ123から離れた外
側)のレンズ面125bは平滑面とされている。前記プ
リズム128は、車体の中心線に対して平行に向けたプ
リズム要素128aを、該中心線に対して直角な方向に
沿って複数個配列されて構成されている。各プリズム要
素128aは頂部をランプ123側に向けて突出した前
後方向が長い四角錐形状をしており、前記上面部125
のレンズ面125aに、所謂、フィッシュアイカット面
として一体に形成されている。
【0033】また、前記側面部126は、上面部125
の外形にほぼ沿った曲面に形成されており、前記ランプ
123に隣接する側の内面の上方側には、前記プリズム
128の近接部に及ぶ曲面の範囲に亘ってランプ123
の光を反射させる粗面加工が施された反射面126aが
設けられている。前記構成のランプ本体117は、前記
レンズ124の凸部を車体の後方に向け上面部125を
上にした状態で、前記ライトカバー116のライト格納
部116cに挿入されて、上面部125を開口116b
に露出されるとともに、側面部126をライト格納部1
16における、レンズ124の側面部126と同様な曲
面に形成された後壁面116dの裏面側に当接されて、
図示しないボルトにより前記後壁面116dの裏面に前
記側面部126が固定されることにより、ライト格納部
116cに装着されている。なお、図中符号129は、
ランプ123のソケット122側を覆う背面カバーで、
上端側を前記取付板114の係合穴に挿入して係止さ
れ、下端側をボルト130で取付板114に固定されて
いる。
【0034】次に、ライセンスプレート111のライセ
ンスプレート取付部19に対して取り付けるための前記
取付プレート118と支持板119について、図11を
参照しながら説明する。前記取付プレート118は、僅
かに横長で下端部側に左右に突き出した張出部118
b,118bを有する略矩形状の板材で形成され、その
中央部には、下方に横長の略矩形状の切欠き部130が
設けられているとともに、該切欠き部130の上方に三
角錐状の凹部131が設けられ、さらに、該凹部131
からその上方に連なって設けられた扁平な凹所132に
ボルト穴132aが明けられている。
【0035】前記凹部131の三角錐の底面に相当する
三角形状の取付板部131aは、車体の前方側が高くな
るように傾斜され、三角形の各頂部に相当する位置近く
に3つのボルト穴131bが明けられており、該ボルト
穴131bから挿通した前記ボルト118aを、前記ラ
イセンスプレート取付部19の取付板114(図8参
照)に固定されている前記雌ねじ部材113に螺合して
締め付けることにより、前記取付プレート118が、前
記ライセンスライト110のライト本体117の前方上
部に板面を垂直にした状態で、ライセンスプレート取付
部19に取り付けられている。
【0036】さらに、前記取付プレート118には、前
記切欠き部130の上端近くの両側の対称位置に、ライ
センスプレート取付け用のボルト穴133,133とそ
れらのやや上方にあって横方向に長い長穴134,13
4が設けられているとともに、該長穴134,134の
上方に位置して、下側が四角形穴135,135とされ
上側が該四角形穴135,135に連絡されて上方に取
付プレート118の上端近くまで延長されている縦長の
スライド穴136,136とが設けられ、また、前記切
欠き部130の両側における前記ボルト穴133より下
方の位置にはリフレクター取付用穴137,137が設
けられている。
【0037】また、前記支持板119は、前記取付プレ
ート118の上半部の幅と同じ幅を有する横長の矩形状
の板材で形成され、中央には、前面119aに前記取付
プレート118の凹所132の後面に当接する座部13
8が突出して設けられるとともに、該座部138を貫通
する縦長のボルト穴139があけられ、さらに、後面1
19bに前記ボルト穴139の周囲が凹部とされて座面
140が形成されている。
【0038】また、前記支持板119の後面119bに
は、上端部の両側の対称位置に後面側に突出して下方に
折曲したフック片141,141が設けられるととも
に、下端部近くの両側の対称位置に前面119a側に突
出して横断面がT字状の係合部142,142が設けら
れている。該係合部141,141は、前記取付プレー
ト118の四角形穴135,135を通過可能な正面視
で四角形をしており、前記係合部142のT字の縦辺部
142aが前記取付プレート118のスライド穴136
に挿通され、T字の横辺部142bが取付プレート11
8の前面に係合し得るようになっている。
【0039】そして、上記のように形成された取付プレ
ート118と支持板119において、支持板119の係
合部142,142を取付プレート118の四角形穴1
35,135に挿通して両者を背中合わせにして当接さ
せた後、取付プレート118に対して支持板119を上
方へ滑らすと、取付プレート118のスライド穴13
6,136に支持板119の係合部142,142の縦
辺部142aが挿通されて横辺部142bが取付プレー
ト118に係合するので、取付プレート118と支持板
119とは前後に相対的に動かないようなる。この状態
で、取付プレート118に対する支持板119の高さ位
置を決めたところで、取付ボルト143を支持板119
の後面側から前記ボルト穴139と取付プレート118
のボルト穴132aに挿通し、取付プレート118の前
面側でナットを螺合して仮締めして取付プレート118
に支持板119を支持する。
【0040】次に、ライセンスプレート111を、その
上端縁が前記支持板119のフック片141,141の
内側に当接するようにして支持板119の後面に突き合
わせ、下端部の両側に設けられているボルト穴111
a,111aを前記取付プレート118のボルト穴13
3,133または長穴134,134に位置合わせした
後、それらにライセンスプレート111の後面側から取
付ボルト144を挿通して、取付プレート118の前面
側でナットを螺合して締め付けることにより、ライセン
スプレート111を取付プレート118に固定する。
【0041】前記ライセンスプレート111のボルト穴
111a,111aと取付プレート118のボルト穴1
33,133または長穴134,134との穴の位置合
わせの際は、支持板119をスライド穴136,136
と係合部142,142の係合を介して取付プレート1
18に対して上下に移動調節し、両者の穴の位置が合っ
たところで、前記支持板119のボルト穴139と取付
プレート118のボルト穴132aに挿通して仮締めし
ておいた取付ボルト143を本締めして取付プレート1
18に支持板119をしっかりと固定する。
【0042】なお、前記取付プレート118と支持板1
19は、黒色材質の材料を使用しもしくは適宜材料に黒
色塗料を塗装することによって色調が黒色になってお
り、取付プレート118と支持板119を組み合わせて
構成されるライセンスプレート用取付面が、二輪車の仕
向地によって異なる仕様のライセンスプレート111に
対応するに十分な大きさの幅と高さの寸法が設定されて
おり、ライセンスプレート111の裏面が、取付プレー
ト118と支持板119の前方においてリヤフェンダ1
3に取り付けられているブレーキランプユニット18内
のテールライト145によって直接照射されないように
なっている。
【0043】ラジエータ10によるエンジン冷却及びそ
れに付随する気化器の加温装置201について説明する
と、図12に示すように、前記エンジン9のトランスミ
ッション40の側部には冷却水ポンプ202が配設さ
れ、この冷却水ポンプ202の吐出口は、エンジン冷却
水配管203を介して前記エンジン9の図12における
右側のシリンダ部36のエンジン冷却水流入口に接続さ
れている。この右側にシリンダ部36に流入されたエン
ジン冷却水は、同シリンダ部36の壁部に形成された図
示せぬウォータジャケットを通過した後2つに分かれ、
その内の一つは、このシリンダ部36のエンジン冷却水
流入口とは逆側に形成されたエンジン冷却水流出口に至
り、他の一つはその上方の右側のシリンダヘッド部37
の上面部に形成されたエンジン冷却水流出口に至る。
【0044】右側のシリンダ部36のエンジン冷却水流
出口はエンジン冷却水連通管204を介して左側のシリ
ンダ部36のエンジン冷却水流入口に接続される。この
左側のシリンダ部36に流入されたエンジン冷却水は、
同シリンダ部36の壁部に形成された図示せぬウォータ
ジャケットを通過した後、その上方の左側のシリンダヘ
ッド部37の上面部に形成されたエンジン冷却水流出口
に至る。そして、この左側のシリンダヘッド部37のエ
ンジン冷却水流出口は、エンジン冷却水配管205を介
して、メインパイプ22の下方に配置されたサーモスタ
ット弁206の弁ケースの流入口に接続される。一方、
前記右側のシリンダヘッド部37のエンジン冷却水流出
口は、エンジン冷却水配管207を介してサーモスタッ
ト弁206の弁ケースの流入口に接続される。
【0045】サーモスタット弁206の流出口はエンジ
ン冷却水配管208を介してラジエータ10の上部流入
口に接続され、ラジエータ10の下部流出口はエンジン
冷却水配管209を介して前記冷却水ポンプ202の吸
込口に接続される。
【0046】前記左右のシリンダ部36、36を接続す
るエンジン冷却水連通管204からは気化器加温配管2
11が分岐され、この気化器加温配管211の先端は気
化器212に形成されたエンジン冷却水流入口に接続さ
れている。また、気化器212に設けられたエンジン冷
却水流出口からは気化器加温配管213が延び、この下
流側の気化器加温配管213は、前記サーモスタット弁
206の弁ケースの流出口と前記冷却水ポンプ202の
吸込口とを接続するバイパス配管214に、合流部21
5を介して接続される。
【0047】ここで、前記エンジン冷却水配管203、
エンジン冷却水連通管204、エンジン冷却水配管20
5,207,208,209は、エンジン9とラジエー
タ10とを接続する循環経路であるラジエータ配管を構
成する。また、このラジエータ配管のエンジン冷却水配
管208,209の内径は、バイパス配管214の内径
よりも大きく設定されている。また、前記サーモスタッ
ト弁206は内部を流れるエンジン冷却水の温度によっ
て開閉するものであり、例えば、「閉」のときにはエン
ジン冷却水配管205、207をエンジン冷却水配管2
08とは連通させずバイパス配管214のみに連通し、
「開」のときにはエンジン冷却水配管205,207を
エンジン冷却水配管208およびバイパス配管管214
双方に連通するものである。
【0048】そして、エンジン9の始動に伴い冷却水ポ
ンプ202が始動するが、エンジン冷却水の温度が所定
温度に達していないときには、サーモスタット弁206
が閉じたままであり、エンジン冷却水は、冷却水ポンプ
202からエンジン冷却水配管203、左右のシリンダ
部36,エンジン冷却水配管205,207、サーモス
タット弁206の弁ケース、バイパス配管214を経て
再び冷却水ポンプ202へ戻る経路を循環する。このと
き、右側のシリンダ部36を通過後の適宜加温されたエ
ンジン冷却水が、エンジン冷却水連通管204を通過す
るとき、その一部が分岐されて気化器加温配管211を
通って気化器212に導かれ、該気化器212を加温す
る。加温した後のエンジン冷却水は、気化器加温配管2
13およびバイパス配管214を経て再び冷却水ポンプ
202へ戻る。
【0049】その後、エンジン冷却水の温度が上昇し、
所定温度を超えるとサーモスタット弁206が開く。す
ると、エンジン冷却水配管205、207から、エンジ
ン冷却水配管208を通してラジエータ10へ至りそこ
からエンジン冷却水配管209を経て再び冷却水ポンプ
202へ戻る経路が開かれ、この経路へもエンジン冷却
水が循環することとなる。つまり、ラジエータ10を用
いたエンジン冷却が始まる。
【0050】このとき、配管抵抗の関係から、前記バイ
パス配管214を流れるエンジン冷却水の流量は減少
し、ラジエータ10側を通過する経路(ラジエータ配管
系)を流れるエンジン冷却水の流量が多くなる。したが
って、気化器212を流れるエンジン冷却水の流量は必
然的に減少し、気化器212を必要以上加温することが
なくなる。
【0051】車体略中央のエンジン補器類の配置構造お
よびイグニッションスイッチの取付構造について説明す
ると、図13に示すように、車体フレーム2のクロスパ
イプ30に取り付けられたブラケット45には、エンジ
ン9を支持するためのエンジンハンガー220が、車体
フレーム2の左右一対のパイプ材24,27に跨るよう
に取り付けられている。また、左右のセンターパイプ3
0の前側にはセンターカバー221が、エンジンハンガ
ー220とセンターパイプ27に取り付けられたブラケ
ット222により支持されて取り付けられている(図1
7参照)。ここで、エンジンハンガー220は、エンジ
ン9とセンターカバー221を支持する他、イグニッシ
ョンスイッチ223も支持する機能を持つ。これについ
ては後に詳述する。
【0052】センターカバー221は、図15〜図18
に示すように、略方形状に形成された板状部225と、
該板状部225の左右に、当該センターカバー221が
車体フレームに組み付けられたとき車体を基準に後方へ
延びるように設けられた起立部226とを有する樹脂製
のものである。左右の起立部226には、図17に示す
ように、それぞれ上下に被係止孔227が設けられ、こ
れら被係止孔227が、前記エンジンハンガー220お
よびブラケット222に形成された係止孔に合致された
状態でボルト等の適宜固定手段により固定され、これに
よって、当該センターカバー221は車体フレーム2に
固定される。なお、センターカバー221は樹脂製に限
らず、アルミニウム合金等金属製のものであってもよ
い。
【0053】図15に示すように、センターカバー22
1の板状部225の上部には部品取付孔228が2個適
宜間隔をあけて設けられ、この部品取付孔228にはボ
ルト等の固定手段を介してイグニッションコイル229
が取り付けられている。また、図16〜図18に示すよ
うに、板状部225の下部には車体を基準に後方へ延び
る舌片係止部230が上下方向に適宜間隔をあけて設け
られ、この舌片係止部230が、燃料ポンプ231の側
方に形成された係合孔232に挿入係止されることによ
り、燃料ポンプ231がセンターカバー221に横置き
の状態で取り付けられている。なお、図13中233は
燃料タンク14からフィルタ234を介して燃料ポンプ
231へ燃料を供給するパイプであり、235は燃料ポ
ンプ231から気化器212へ燃料を供給するパイプを
示す。
【0054】前記エンジンハンガー220は、図19に
示すように、略ひし形状に形成されていて、同図におけ
る右側(車体組付時において車体後方)の端部近傍には
被係止孔240が上下に所定間隔をあけて形成され、ま
た上部中央には係止孔241が形成され、さらに左側端
部近傍には係止孔242が形成されている。被係止孔2
40は、車体フレーム2のクロスパイプ30に取り付け
られたブラケット45の係止孔に合致された状態でボル
ト等の固定手段を介して固定される部分であり、係止孔
241はボルト等の適宜固定手段を介してセンターカバ
ー221の下部を係止する部分であり、係止孔242は
ボルト等の固定手段を介してエンジン9を係止する部分
である。
【0055】エンジンハンガー220には、エンジンの
懸架方向とは異なる方向(図19において上方)へ延び
る延出部244が設けられ、この延出部244にはその
長さ方向に間隔をあけて係止孔245が2つ形成されて
いる。これら係止孔245にはイグニッションスイッチ
223がステー247を介して取り付けられている(図
13参照)。ステー247は、図20に示すように、右
側(組付時において後方)端部近傍にエンジンハンガー
220に固定される被係止孔248が上下に間隔をあけ
て形成され、左側端部近傍には、イグニションスイッチ
229の取付孔に合致する係止孔249が形成され、さ
らに、左側縁部には車体組付時に内方へ起立するよう折
り曲げられて補強部250が形成されている。なお、ス
テー247の被係止孔248は、エンジンハンガー22
0の係止孔245に対応する。
【0056】次に、書類や工具の収納装置について説明
すると、図13、図14に示すように、センターカバー
221の後方であって、車体フレーム2のセンターパイ
プ27と、リヤパイプ28と、さらにメインシート15
とによって囲まれた部分には、バッテリーケース261
が配置されている。
【0057】バッテリーケース261は、図21〜図2
4に示すように、バッテリを収納するバッテリ収納部2
62の他、書類と工具を収納する書類・工具収納部26
3が一体に形成されている。つまり、このバッテリケー
ス261では、図21,図22における右側(車体組付
時において後部側)がバッテリ収納部262とされ、そ
の前側が書類・工具収納部263とされている。
【0058】また、バッテリーケース261は、図24
に示すように、下側のケース本体264と、このケース
本体264の開放された上方を覆うよう適宜固定手段で
ケース本体264に固定される蓋265とに分かれる。
さらに、蓋265は、バッテリ収納部262の上方を覆
う第1の蓋266と、書類・工具収納部263の上方を
覆う第2の蓋267に分かれる。それらケース本体26
4と第1の蓋266および第2の蓋267はそれぞれ樹
脂のブロー成型により作られる。
【0059】ケース本体264は、バッテリ収納部26
2を画成する第1の箱状部分268と、該箱状部分26
8の図21,図22における左側に形成されて書類・工
具収納部263を画成する第2の箱状部分269とから
なる。第1の箱状部材268と第2の箱状部材269と
の間には両者を仕切る隔壁270が設けられる。そし
て、ケース本体264は、外側に取り付けられるサポー
トステー271によって車体フレーム2側に固定される
(図13参照)。
【0060】図21,図24に示すように、前記書類・
工具収納部を画成する第2の箱状部材269の側方に
は、書類Sや工具Tを出し入れするための開口273が
設けられる。前記書類・工具収納部263は、開口27
3に近い側と開口273の奥側とに2つに分かれてお
り、それら収納部のうち開口に近い側が工具収納部27
4、開口の奥側が書類収納部275とされている。
【0061】第2の蓋267には、工具収納部274の
図24における下側壁に形成される前記開口273を塞
ぐ開閉蓋277も一体に形成されている。開閉蓋277
は、ケース本体264へ組み込まれた時に工具収納部2
63の外壁角部に対向する部分が薄肉部278とされ、
この薄肉部278から外方へ折り曲げられるようになっ
ている。また、開閉蓋277には、ケース本体264の
係止部279に係止されるロック部280が設けられ、
ロック部280を介して前記開口273を塞ぐ状態が維
持できるようになっている。図24には、開口273を
あけて書類Sや工具Tを、書類・工具収納部263に収
納する手順を示している。
【0062】なお、前記書類等を出し入れするための開
口273は、当該バッテリケース261が車体フレーム
2に組み込まれたときに、センターパイプ27とリヤパ
イプ28との間の開口部分から外部へ露出するようにそ
の位置が設定されている。
【0063】リヤフェンダ13について説明すると、こ
のリヤフェンダ13は、図25にも示すように、鉄板等
の薄板部材が断面U字状にプレス成形されてなるもので
あって、後輪12の外周面に沿うようそれに対し適宜間
隔をあけて配置される円弧面部301と、該円弧面部3
01の左右両縁部からそれぞれ後輪の中心軸線側へ延び
る略扇状に形成された左右の側面302とを備えるもの
である。また、リヤフェンダ13には、被取付部となる
係止孔303が円弧面部301と左右の側面302の所
要個所にそれぞれ設けられ、この係止孔303に例えば
ボルトを通されナットにより締め付けられることによ
り、当該リヤフェンダ13は車体フレーム2に取り付け
られる。ここで、前記係止孔303はリヤフェンダ13
の前後方向略中央部に形成されている。
【0064】また、リヤフェンダ13の側面302であ
って、前記被取付部となる係止孔303が形成された部
分から離れた位置である後端部には幅広部304が形成
されている。幅広部304はその幅寸法Waが、他の側
面302の幅寸法Wbに比べ大になっている。そして、
幅広部304には、3条の凹部305が互いに適宜間隔
をあけて車体前後方向に延びるように形成されている。
また、これら凹部305からなる補強部306は、リヤ
フェンダの側面302の幅方向中央よりも、側面の開放
縁側である内方に寄った位置に形成されている。また、
これら凹部305は、当該リヤフェンダ13がプレス加
工される際に一体に形成されるものである。
【0065】上記した各シリンダブロック38のシリン
ダヘッド部37には、図26および図27に示すよう
に、それぞれエンジン9の排気音を消音するためのマフ
ラが接続されている。前側のシリンダブロック38のシ
リンダヘッド部37に連結されるマフラ501は、シリ
ンダヘッド部37に連結されるエキゾーストパイプ部5
02およびこのエキゾーストパイプ部502よりも大径
で消音を行うサイレンサ部503を有している。このマ
フラ501は、エキゾーストパイプ部502がシリンダ
ブロック38に対する連結端部から下方に延びエンジン
9の下側において屈曲してクランクケース39およびト
ランスミッション40の下部に沿って水平後方に延び、
トランスミッション40の後側においてサイレンサ部5
03に接続されている。なお、このサイレンサ部503
は車体の右側に配置されている。また、このマフラ50
1においては、エキゾーストパイプ部502とは別体で
製作されこのエキゾーストパイプ部502の中間部に組
み付けられる触媒支持部504に図示せぬ三元触媒が配
置されており、活性化までの時間短縮化による始動時の
触媒性能の向上を図っている。
【0066】また、後側のシリンダブロック38のシリ
ンダヘッド部37に連結されるマフラ506も、シリン
ダヘッド部37に連結されるエキゾーストパイプ部50
7およびこのエキゾーストパイプ部507よりも大径で
消音を行うサイレンサ部508を有している。このマフ
ラ506は、エキゾーストパイプ部507がシリンダブ
ロック38に対する連結端部から後方に延びトランスミ
ッション40上部に沿って後方かつ斜め下方に延びた
後、水平後方に延び、サイレンサ部508に接続されて
いる。なお、このサイレンサ部508は上記サイレンサ
部503と同側である車体の右側に配置されている。ま
た、このマフラ506においても、エキゾーストパイプ
部507とは別体で製作されこのエキゾーストパイプ部
507の中間部に組み付けられる触媒支持部509に図
示せぬ三元触媒が配置されており、活性化までの時間短
縮化による始動時の触媒性能の向上を図っている。
【0067】二本のマフラ501およびマフラ506
は、サイレンサ部503およびサイレンサ部508が、
互いに上下に離間して水平に配置されている。また、下
側のサイレンサ部503は、その後端部が後輪12の軸
線に近接する位置まで水平延在しており、上側のサイレ
ンサ部508は、サイレンサ部503よりもさらに後側
まで水平延在している。
【0068】そして、下側のマフラ501のサイレンサ
部503は、図27に示すように、リヤスイングアーム
部11の右側のフォーク部46の鉛直下方に配置されて
いる。すなわち、このサイレンサ部503は、上下方向
においてはリヤスイングアーム部11の右側のフォーク
部46に対し下側に位置をずらし、かつ左右方向におい
ては、その一部がリヤスイングアーム部11の右側のフ
ォーク部46と重なり合っている。
【0069】また、上側のマフラ506のサイレンサ部
508は、下側のサイレンサ部503よりも車体の左右
方向における外側に配置されており、リヤスイングアー
ム部11のフォーク部46の右方外側に配置されてい
る。すなわち、このサイレンサ部508は、上下方向に
おいてはその一部がリヤスイングアーム部11の右側の
フォーク部46と重なり合い、かつ左右方向において
は、リヤスイングアーム部11の右側のフォーク部46
に対し外側に位置をずらしている。
【0070】ここで、下側のサイレンサ部503と上側
のサイレンサ部508とは、それぞれに固定された連結
部材510同士をボルト止めすることにより互いに連結
固定されている。
【0071】さらに、上側のサイレンサ部508には、
そのリヤスイングアーム部11側にストッパ部材511
が固定されている。このストッパ部材511は、転倒時
に、上下のマフラ501,506が左右方向における車
体側に変形すると、リヤスイングアーム部11に当接し
て上側のマフラ506のそれ以上の左右方向における車
体側への変形を規制する結果、上側のマフラ506に連
結された下側のマフラ501のそれ以上の左右方向にお
ける車体側への変形を規制し、この下側のマフラ501
のサイレンサ部503が後輪12のディスクブレーキの
ディスク512に接触するのを防止する。
【0072】上記した車体フレーム2の右側のダウンパ
イプ33の下部前端部には、図28および図29に示す
ブレーキ入力装置520が取り付けられている。
【0073】このブレーキ入力装置520は、ダウンパ
イプ33にボルト止めされるステップブラケット521
と、ステップブラケット521に溶接により固定される
一体ステー519とを有しており、一体ステー519
は、上方に延出するマスタシリンダステー部522と、
ブレーキピボットホルダ部523とを有している。
【0074】また、このブレーキ入力装置520は、ブ
レーキピボットホルダ部523に左右方向に沿う状態で
両端が回転可能に支持されるブレーキピボットシャフト
(支持軸)524と、このブレーキピボットシャフト5
24の車体右側の一端部に固定されるブレーキペダル5
25と、ブレーキピボットシャフト524の車体側の他
端部に揺動可能に連結されるブレーキアーム(作動部
材)526とを有している。このような配置の結果、ブ
レーキペダル525は車体の右方外側位置に車体から比
較的離れて配置される。
【0075】ここで、ブレーキペダル525は、運転者
により踏力が導入されるペダルパッド部550と、基端
側が車体側に回動可能に支持されるとともに、この基端
側から前方かつ斜め上方に延出し、さらに先端側にペダ
ルパッド部550を揺動可能に支持するペダルレバー部
551と、ペダルレバー部551にペダルパッド部55
0を支持するためのピン552とを備えている。
【0076】また、ブレーキ入力装置520は、ブレー
キアーム526と一体ステー519との間に介装される
リターンスプリング527と、マスタシリンダステー部
522の後側に取り付けられるとともにその入力部52
8がブレーキアーム526に連結されるマスタシリンダ
(作動部)529と、マスタシリンダステー部522の
上端部に取り付けられてマスタシリンダ529との間で
ブレーキ液の給排を行うリザーバタンク530とを有し
ている。ここで、図示は略すが、マスタシリンダ529
は、車体フレーム2のダウンパイプ33の左右方向にお
ける外端部よりも内側(車体内部側)に配置されてい
る。
【0077】一方、ステップブラケット521は、運転
者が足を載せるためのステッププレート(ステップ部
材)531を、ブレーキペダル525の近傍に配置する
状態で支持している。なお、ブレーキ入力装置520が
設けられない車体左側においても、ステップブラケット
521が設けられ、このステップブラケット521によ
り運転者が足を載せるためのステッププレート531を
支持している。
【0078】上記したブレーキ入力装置520では、運
転者がブレーキペダル525を踏み込むと、ブレーキペ
ダル525がこれを一端部に連結させたブレーキピボッ
トシャフト524と一体に回動し、このブレーキピボッ
トシャフト524の他端部にブレーキペダル525と離
間して連結されたブレーキアーム526を一体に回動さ
せる。これにより、ブレーキアーム526がマスタシリ
ンダ529の入力部528を上方に押圧し、マスタシリ
ンダ529にブレーキ液圧を発生させる。
【0079】上記したブレーキペダル525は、図28
〜図32に示すように、運転者により踏力が導入される
ペダルパッド部550と、基端側が車体側に回動可能に
支持されるとともに、この基端側から前方かつ斜め上方
に延出し、さらに先端側にペダルパッド部550を揺動
可能に支持するペダルレバー部551と、ペダルレバー
部551にペダルパッド部550を支持するためのピン
552と、ピン552を内側に挿入させるとともにペダ
ルパッド部550を揺動方向における一側に付勢するス
プリング553と、ピン552の抜け止め用のワッシャ
554とを備えている。
【0080】ペダルレバー部551は、左右方向に沿っ
て配置されたブレーキピボットシャフト524の車体に
おける外側の端部位置にその基端側が固定される結果、
車体側に回動可能に支持される延出部556を有してい
る。この延出部556は、板状のもので、厚さ方向を左
右方向に沿わせ、かつ基端側から前方かつ斜め上方に延
出する状態で、基端側がブレーキピボットシャフト52
4に連結されている。
【0081】また、ペダルレバー部551は、延出部5
56の延出先端側にこの延出部556と交差する方向に
設けられた、上記ペダルパッド部550を揺動可能に支
持する支持部557を有している。この支持部557
は、板状のもので、厚さ方向を延出部556の長さ方向
に沿わせた状態で、延出部556の先端から右方向に延
出しさらにその先端から上方に突出している。なお、こ
れら延出部556と支持部557とは一体に形成されて
おり、具体的には、板状に形成された部材が折り曲げ加
工されることで形成されている。
【0082】支持部557は、その先端側の上方に突出
する突出部558に、厚さ方向に貫通する穴部559が
形成されている。
【0083】ペダルパッド部550は、表面側が運転者
により踏まれるゴム等のカバー560で覆われる面状の
一対の踏面形成部561と、これら踏面形成部561か
らカバー560に対し反対方向に延出し、ペダルレバー
部551の支持部557の両側に配置された状態で支持
部557に揺動可能に取り付けられる一対の取付部56
2と、一対の取付部562同士を踏面形成部561に対
し反対側で連結させる連結部563とを有している。
【0084】一対の踏面形成部561は、長方形状をな
しており、各取付部562の連結部563に対し反対側
の端縁部から互いに同一平面をなして逆方向に延出して
いる。なお、一対の踏面形成部561は、この延出方向
に幅方向を沿わせている。
【0085】また、一対の取付部562は、踏面形成部
561からの延出量が踏面形成部561の長さ方向にお
ける一側ほど小さくなる傾斜形状をなす傾斜部564を
有しており、この傾斜部564にのみ連結部563が形
成されている。そして、この連結部563が形成されて
いない取付部562の部分に両取付部562を貫通する
穴部565が形成されている。
【0086】なお、これら一対の踏面形成部561と一
対の取付部562と一つの連結部563とは一体に形成
されており、具体的には、板状に形成された部材が折り
曲げ加工されることで形成されている。
【0087】そして、ペダルレバー部551の支持部5
57の両側にペダルパッド部550の一対の取付部56
2を配置した状態で、取付部562の穴部565および
支持部557の穴部559にピン552を挿入し、さら
に、このピン552を内側に配置するようにスプリング
553を設け、ピン552にワッシャ554を係合させ
ることでペダルレバー部551にペダルパッド部550
が支持される。
【0088】このとき、ペダルレバー部551における
支持部557の延出部556に対し反対側の当接部56
6に、ペダルパッド部550の連結部563が当接する
ことで、ペダルパッド部550のペダルレバー部551
に対する一方の揺動の限界位置が決められることにな
り、しかも、ペダルパッド部550は、スプリング55
3の付勢力により当接部566に連結部563を当接さ
せる方向に付勢されている。すなわち、この揺動の限界
位置にあるときが、ペダルパッド部550の通常状態
で、この通常状態においてペダルパッド部550は車体
の左右方向に沿う状態となる。そして、何らかの力がペ
ダルパッド部550に下側から加わった場合に、ペダル
パッド部550は、右端側を上方向に移動させるように
回動する。
【0089】上記したステッププレート(ステップ装
置)531は、運転者が足を載せるためのもので、図3
3および図34に示すように、運転者が足を載せる載置
部580と、この載置部580から下方に突出するとと
もに車体の傾動時に接地するバンクセンサ581と有し
ている。
【0090】載置部580は、その長手方向に平行な一
の端縁部側の両角部が湾曲された略平板状をなしてお
り、長手方向に平行な他の端縁部に、ステップブラケッ
ト521に回動自在に支持される取付部582が形成さ
れている。すなわち、図28に示すように、ステップブ
ラケット521には略鉛直方向に沿った状態で前後に配
置された一対の支持部583が形成されており、これら
の支持部583にステッププレート531の取付部58
2が回動可能に取り付けられる。ここで、ステップブラ
ケット521に取り付けられた状態のステッププレート
531は、長手方向を車体の前後方向に沿わせるととも
に車体から左右方向における外方に突出することにな
り、この状態から突出先端側を上方に位置させる方向に
揺動可能となっている。
【0091】載置部580の下面側かつ取付部582に
対し反対側には、車体における前後方向の前後両側位置
に、それぞれ載置部580から下方に突出するようにバ
ンクセンサ581が形成されている。各バンクセンサ5
81は、車体の前後方向に長くしかも載置部580の角
部に沿って若干湾曲する形状をなしており、互いに鏡面
対称形状をなしている。ここで、バンクセンサ581
は、車体傾動時に接地する下面の接地面部584が略平
面状をなしている。
【0092】そして、ステッププレート531は、これ
ら載置部580および二箇所のバンクセンサ581が一
体に形成されている。すなわち、ステッププレート53
1は、例えばアルミニウム合金のダイキャスト製品で、
ダイキャスト時に、載置部580および二箇所のバンク
センサ581が一体成形される。
【0093】なお、車体における左右のステップブラケ
ット521の支持部583の構造は、同じ構造となって
おり、このため、左右のステップブラケット521に
は、同形状のステッププレート531が取り付けられて
いる。
【0094】上記したリヤフェンダ13に後部側が載置
されるメインシート15のさらに後側においてリヤフェ
ンダ13に載置されるピリオンシート16について、こ
のピリオンシート16の前部をリヤフェンダ13に取り
付けるシート取付構造は、図35および図36に示すよ
うに、リヤフェンダ13に取付ステー600を取り付
け、この取付ステー600でピリオンシート16の左右
両側部を支持するようになっている。
【0095】メインシート15は、その後部側に、平面
視V字状をなし側面視もV字状をなすように尖る凸部6
01が形成された形状をなしており(いわゆるガンファ
イター型)、その前部側が車体フレーム2上に載置され
るとともにその後部側がリヤフェンダ13上に載置され
る。そして、この状態で、メインシート15は、図示は
略すが、その前部側が燃料タンク14の近傍の車体フレ
ーム2にボルト止めされるとともに、その後部側も車体
フレーム2に取り付けられたステー等にボルト止めされ
る。
【0096】ピリオンシート16を取り付けるための取
付ステー600は、メインシート15の凸部601の平
面視の形状に合わせて、平面視V字形状をなす中間部6
02を有しており、また、この中間部602の両端から
それぞれ同じ方向に屈曲する支持部603を有してい
る。そして、取付ステー600は、中間部602をメイ
ンシート15の凸部601の外側に沿わせる状態、すな
わち支持部603を中間部602よりも前側に配置した
状態で、中間部602においてリアフェンダ13上にボ
ルト止めされる。このとき、取付ステー600の両支持
部603は、厚さ方向を車体における左右方向に沿わせ
るとともにリアフェンダ13から鉛直上方に突出する状
態となり、しかも、メインシート15の凸部601に前
後方向において重なり合う状態となる。
【0097】ピリオンシート16は、リヤフェンダ13
に固定されたメインシート15の尖った形状の凸部60
1を覆うことができるようにその前部に凹部604が形
成されており、また、その後部下面に後部取付ステー6
05が取り付けられている。さらに、ピリオンシート1
6には、その前部の左右両側に取付部607が設けられ
ている。そして、ピリオンシート16は、メインシート
15の凸部601を凹部604にはめ合わせるようにし
てリヤフェンダ13に載置された状態において、左右両
側の取付部607が、取付ステー600の左右両側の支
持部603にそれぞれネジ止めされる一方、その後部側
が後部取付ステー605でリヤフェンダ13に取り付け
られる。なお、取付ステー600の左右両側の支持部6
03にピリオンシート16の左右両側の取付部607を
取り付ける際に、ピリオンシート16の表面に張られる
シートベルト608もその両端部が支持部603に共締
めされる。すなわち、取付ステー600は、シートベル
ト608をも支持する。ここで、ピリオンシート16の
凹部604が形成された前部は、この凹部604により
肉厚が薄くなるが、メインシート15の凸部601に重
なり合うことにより、実質的にはこれらを合わせた肉厚
となる。
【0098】上記した燃料タンク14には、図37に示
すように、上面側に支持部材620が取り付けられてお
り、この支持部材620等を介して、表面にメッキ層が
形成されたメーターカバー621が取り付けられてい
る。メーターカバー621には、図38に示すように、
前後に開口部622,623が設けられており、後側の
開口部623は円形状をなし、前側の開口部622は扇
形から中心側の小さい扇形を除いた形状をなしている。
これら開口部622,623の内側にはメーターが配設
される(図37において前側の開口部622に配置され
るメーター625のみ図示)。
【0099】そして、メーターカバー621の前側の開
口部622の後部側の端縁部626に、前方に向かうに
したがって低位置となるように傾斜する断面形状(前後
かつ鉛直に沿う断面形状)が直線状の面取り部627が
形成されている。さらに、この開口部622内に配置さ
れるメーター625は、その上面部628の後部側の端
縁部629の高さ位置が面取り部627の下端部630
の高さ位置以下とされている。
【0100】また、メーターカバー621の面取り部6
27の後部に連なる上面部632の前方延長上に、開口
部622の前部側の端縁部633が配置されている。さ
らに、メーター625の上面部628の前部側の端縁部
634は、開口部622の前部側の端縁部633と高さ
位置をほぼ合わせている。
【0101】以上の結果、メーターカバー621の面取
り部627およびこの面取り部627の後部に連なる上
面部632に対し、メーター625の上面部628の角
度は異なっており、具体的には、面取り部627の後部
に連なる上面部632は、前側が上側に位置するように
所定の角度で傾斜しており、面取り部627は、前側が
下側に位置するように所定の角度で傾斜していて、メー
ター625の上面部628は、面取り部627の後部に
連なる上面部632よりも、大きい所定の角度で前側が
上側に位置するように傾斜している。
【0102】フロントフォーク3を支持する車体フレー
ム2のヘッドパイプ21に溶接されるガセット32は、
図39〜図41に示すように、円筒を軸線に平行に切断
した形状の取付部640が一側に設けられ、この取付部
640に対し反対方向に延出する角筒状の後部嵌合部6
41と、取付部640と嵌合部641との間から互いに
鏡面対称をなすように延出する円筒状の一対の下部嵌合
部642とを有するものである。このガセット32は、
中子を用いて比較的自由な形状に成形できしかも脱炭処
理によって溶接強度も十分に得られる白心可鍛鋳鉄で形
成された一体成形品である。
【0103】そして、このガセット32をその取付部6
40においてヘッドパイプ21に接合させ、この取付部
640の全周を溶接することでガセット32は、ヘッド
パイプ21に固定される。また、このガセット32の角
筒状の後部嵌合部641の内側に角筒状のサブパイプ3
4を嵌合させ、これらを全周にわたって溶接することで
ガセット32にサブパイプ34が固定される。さらに、
このガセット32の円筒状の各下部嵌合部642の内側
に円筒状のダウンパイプ33をそれぞれ嵌合させ、それ
ぞれを全周にわたって溶接することでガセット32に両
ダウンパイプ33が固定される。なお、ガセット32を
白心可鍛鋳鉄で形成し、上記のようにサブパイプ34お
よびダウンパイプ33を差し込んで溶接により結合する
ことで、サブパイプ34およびダウンパイプ33を位置
合わせ不要で溶接できる。しかも、ガセット32は、燃
料タンク14とフロントフォーク3とに挟まれ、外観的
に目立つ部分に配置されるが、サブパイプ34およびダ
ウンパイプ33が繋がった形状にでき外観上も良好にな
る。
【0104】フロントフォーク3を支持する車体フレー
ム2のヘッドパイプ21からガセット32を介して二方
向に分岐して下方に延出する左右一対のダウンパイプ3
3は、それぞれ、ヘッドパイプ21から下方に延出する
下方延出部650と、この下方延出部650の下部から
後方に向け屈曲する屈曲部651と、屈曲部651の下
部から後方に延出する後方延出部652とを有してお
り、ラジエータ10は、左右一対の下方延出部650の
間に収納状態で支持されるようになっている。すなわ
ち、ラジエータ10は、略長方形状をなしており、その
長手方向をダウンパイプ33の下方延出部650に沿わ
せ、かつ全長にわたって下方延出部650と前後方向に
重なり合うようにして、下方延出部650に支持され
る。
【0105】ラジエータ10の後側すなわちエンジン9
側には、ファン653が設けられており、ラジエータ1
0の前側には開口部654aを有する別個のカバー65
4が取り付けられている。ラジエータ10の上面部65
5の左右方向における中央部には冷却水を流す冷却水パ
イプ656が取り付けられる導入口部657が上方に突
出するように設けられており、ラジエータ10の下面部
658の左右方向における一側には冷却水を流す冷却水
パイプ659が取り付けられる排出口部660が下方に
突出するように設けられている。ここで、導入口部65
7には、冷却水パイプ656を介して冷却前の冷却水が
エンジン9側から導入されることになり、排出口部66
0からは、冷却後の冷却水が冷却水パイプ659を介し
てエンジン9側に向けて排出されることになる。
【0106】ラジエータ10の上部において上側を向く
上面部655には、左右一対の上部支持部662が上方
に突出するように設けられている。他方、ラジエータ1
0の上側には左右の下方延出部650同士を結ぶように
してこれら下方延出部650に支持される上部取付部材
663が設けられている。そして、ラジエータ10の左
右一対の上部支持部662は、ともに上部取付部材66
3にボルト止めされて固定される。これによってラジエ
ータ10はその上部が下方延出部650に固定される。
【0107】ラジエータ10の下部において下側を向く
下面部658には、車体の左右方向における一側、具体
的には右側に下部支持部665が下方に突出するように
設けられており、この下部支持部665が、エンジン9
をダウンパイプ33のブラケット42に支持するための
エンジンハンガ(支持部材)664に支持されている。
【0108】すなわち、エンジン9をダウンパイプ33
に支持するためのエンジンハンガ664は、図42に示
す形状をなしており、図40に示す下方延出部650の
後側に溶接により固定されたブラケット42の上下の固
定部666にボルト止めされる取付穴667と、これら
取付穴667でダウンパイプ33のブラケット42に固
定された状態において取付穴667よりも後方に配置さ
れ、エンジン9のクランクケース39の前端部にボルト
止めされる支持穴668とが形成された主板部669
と、この主板部669から前方に延出してラジエータ1
0を支持する支持板部670とを有している。
【0109】支持板部670には、前端側に支持穴67
2が形成されている。この支持穴672にはグロメット
673が取り付けられ、このグロメット673の内側の
嵌合穴674にラジエータ10の下部支持部665が差
し込まれる。これによってラジエータ10はその下部が
下方延出部650に支持される。
【0110】そして、上記のように、両下方延出部65
0に支持される上部取付部材663に両上部支持部66
2がボルト止めされ、車体における右側のダウンパイプ
33に取り付けられたエンジンハンガ664のグロメッ
ト673に下部支持部665が差し込まれた状態で、ラ
ジエータ10は、左右の下方延出部650の間に、その
長手方向を下方延出部650に沿わせ、かつ全長にわた
って下方延出部650と前後方向に重なり合う状態で支
持される支持状態となる。なお、ラジエータ10は、そ
れ自身に関してはこれら上部支持部662および下部支
持部665のみを介してダウンパイプ33に支持され
る。
【0111】よって、この支持状態にあるとき、ラジエ
ータ10の左右の側面部675とダウンパイプ33の両
下方延出部650との間にはこれらを連結させる別途の
支持部材は一切配置されていない。すなわち、ダウンパ
イプ33の固定部材666にボルト止めされた状態でエ
ンジンハンガ664の主板部669は、全体として下方
延出部650よりも後側に位置することになり、このエ
ンジンハンガ664が、ラジエータ10と下方延出部6
50との間に位置することはない。
【0112】上記したフロントウインカ(発光装置)5
およびリヤウインカ(発光装置)17を、以下のように
構成してもよい。
【0113】フロントウインカ(発光装置)5およびリ
ヤウインカ(発光装置)17は、図43〜図45に示す
ように、透光可能な略円板状の発光正面部690および
透光可能な略円筒状の発光側面部691を備えた透明性
を有する合成樹脂製のレンズ692と、このレンズ69
2がその発光側面部691の発光正面部690に対し反
対側において取り付けられるとともにその内側にバルブ
等の図示せぬ発光部が配置された透明でないハウジング
693とを有する発光装置本体694と、この発光装置
本体694のレンズ692に関して発光側面部691の
一部のみを覆う別体の透明でないカバー695とを有し
ている。ここで、透光可能な発光正面部690および発
光側面部691は、内部の発光部が発光することによ
り、外部に対し発光する。なお、発光正面部690の
「正面」とは、主たる発光方向を示すもので、フロント
ウインカ5の場合、車体における前方であり、リヤウイ
ンカ17の場合、車体における後方である。
【0114】カバー695は、その前端縁部696が発
光側面部691の側面視の露出を下側ほど大きくするよ
うに傾斜形状をなしており、言い換えれば、発光側面部
691の上部側ほど大きな面積で覆うように傾斜形状を
なしている。このカバー695は、レンズ692ととも
にハウジング693に固定される。なお、カバー695
の表面およびハウジング693の表面には、例えば同色
のメッキ層が形成されている。
【0115】なお、図46に示すように、カバー695
を、レンズ692の発光側面部691の側面視の露出が
上下方向における中間部において最も大きくなるように
その前端縁部696を側面視円弧形状にしてもよい。
【0116】しかして、上記構成の自動二輪車のフェン
ダ構造によれば、後輪12を覆うリヤフェンダ13に3
条の凹部305からなる補強部306を一体に形成し、
他の部材を用いることなく、リヤフェンダ13の所要個
所の剛性を高め、これにより、リヤフェンダ13の振動
並びに該振動に伴う騒音の発生を押さえている。
【0117】このように、リヤフェンダ13自体には防
振のために別部材を設ける必要がないため、防振のため
部品点数が増えることはない。また、リヤフェンダ13
近傍の車体部品をレイアウトする場合でも、リヤフェン
ダ13に防振のために別部材を設ける必要がないため、
リヤフェンダ13近傍の車体部品のレイアウトの自由度
も増す。
【0118】また、補強部306は、リヤフェンダ13
の前後方向略中央部に設けられた被取付部である係止孔
303から離れた位置であるリヤフェンダ13の後端部
に形成しており、このように被取付部から離れた振動し
やすい部分に補強部306を設けることで、リヤフェン
ダ13の防振のための必要個所の剛性を高めて振動を効
率良く押さえることができ、同時に、リヤフェンダ13
の簡素化も図れる。
【0119】さらに、補強部306はリヤフェンダ13
の側面302の幅広部304に形成しており、幅広部3
04はその分剛性が低く振動しやすくなるが、この振動
しやすい部分に補強部306を設けることで、効率良く
振動を防止することができ、しかも、リヤフェンダ13
の簡素化も図れる。
【0120】なお、前述の実施形態はあくまで本発明の
例示であり、必要に応じて発明の趣旨を逸脱しない範囲
で適宜設計変更可能である。例えば、前述の実施形態で
は、金属製のリヤフェンダ13の側面302に補強部3
06となる凹部305を形成しているが、補強部306
を構成するには、必ずしも凹部である必要はなく、凸部
であっても、あるいは凹部と凸部を交互に配置した凹部
と凸部を組み合わせたものであってもよい。また、リヤ
フェンダ13自体も、樹脂等金属とは異なる材料により
作られたものであってもよい。また、前述の実施形態で
は、リヤフェンダ13を例に挙げて説明したが、これに
限られることなく、フロントフェンダ8であっても、本
発明は適用可能である。また、前述の実施形態では、自
動二輪車の場合を例にあげて説明したが、本発明は自動
二輪車に限られることなく、自動三輪車であっても、あ
るいはバギータイプの自動四輪車であっても適用可能で
ある。
【0121】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のフェンダ
構造によれば、前輪および後輪を覆うフェンダのうち少
なくとも一方に、凹部およびまたは凸部からなる補強部
を一体に形成して所要個所の剛性を高めているから、フ
ェンダの振動を押さえることができる。このように、フ
ェンダには防振のために別部材を設けることなく、フェ
ンダ自体の形状によって防振機能を持たせるため、防振
用の別部材が必要なくなる分、部品点数を減らすことが
できる。また、フェンダ近傍の車体部品をレイアウトす
る場合でも、フェンダに防振のために別部材を設ける必
要がないため、フェンダ近傍の車体部品のレイアウトの
自由度も増す。
【0122】請求項2記載の自動二輪車等車両における
フェンダ構造は、請求項1記載のものにおいて、前記フ
ェンダの前後方向略中央部に被取付部が設けられ、該被
取付部から離れた位置である、該フェンダの前後方向端
部に補強部を形成しており、被取付部から離れた位置は
もともと振動しやすいが、この振動しやすい部分に補強
部を設けることでフェンダの振動を押さえている。つま
り、必要な部分のみ剛性を高めることで、効率の良い補
強ができ、同時にフェンダの簡素化も図れる。
【0123】請求項3記載の自動二輪車等車両における
フェンダ構造は、請求項1または2記載のものにおい
て、前記補強部を、フェンダの側面に設けた幅広部に形
成しており、幅広部はその分剛性が低く振動しやすくな
るが、この振動しやすい幅広部に補強部を設けることで
フェンダの振動を押さえている。したがって、請求項2
に係る発明と同様に、効率の良い補強ができ、同時にフ
ェンダの簡素化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
を示す側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
の車体フレームを示す側面図である。
【図3】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
の車体フレームを示す背面図である。
【図4】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
のウィンカ装置の平面図である。
【図5】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
のウィンカ装置の側面図である。
【図6】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
のウィンカ装置の図4のX−X矢視図である。
【図7】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
のウィンカ装置の図4のY−Y矢視図である。
【図8】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
のライセンスライトの縦断面図である。
【図9】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪車
の図8のイ矢視図である。
【図10】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の図8のロ矢視図である。
【図11】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のウィンカ装置のライセンスプレート取付構造を示す
斜視図である。
【図12】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の中央部分の側面カバーを取り外した拡大側面図であ
る。
【図13】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の中央部分の側面カバーを取り外した拡大側面図であ
る。
【図14】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の中央部分のシートを取り外した拡大平面図である。
【図15】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のセンターカバーの正面図である。
【図16】 本発明の一実施形態が適用された備えた自
動二輪車のセンターカバーの平面図である。
【図17】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のセンターカバーの側面図である。
【図18】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のセンターカバーに燃料ポンプを取り付けた状態を示
す側面図である。
【図19】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のエンジンハンガーの正面図である。
【図20】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のイグニッションスイッチを支持するステーの平面図
および側面図である。
【図21】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のバッテリーケースの正面図である。
【図22】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のバッテリーケースの平面図である。
【図23】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のバッテリーケースの側面図である。
【図24】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のバッテリーケースの作用を説明する斜視図である。
【図25】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のリヤフェアリングの側面図である。
【図26】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のマフラ配置構造の側面図である。
【図27】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のマフラ配置構造の背面図である。
【図28】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のブレーキ入力装置の側面図である。
【図29】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のブレーキ入力装置の図28におけるX矢視図であ
る。
【図30】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のブレーキペダルの正面図である。
【図31】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のブレーキペダルの図30におけるA−A断面図であ
る。
【図32】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のブレーキペダルの平面図である。
【図33】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のステッププレートの下面図である。
【図34】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のステッププレートの図33に示すB−B線に沿う断
面図である。
【図35】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のシート取付構造の側面図である。
【図36】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のシート取付構造の底面図である。
【図37】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のメーターカバーの側断面図である。
【図38】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のメーターカバーの平面図である。
【図39】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のラジエタ支持構造の正面図である。
【図40】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のラジエタ支持構造の側面図である。
【図41】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のガセットの図である。
【図42】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車のエンジンハンガの側面図である。
【図43】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の発光装置の側断面図である。
【図44】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の発光装置の正面図である。
【図45】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の発光装置の側面図である。
【図46】 本発明の一実施形態が適用された自動二輪
車の発光装置の別の例の側面図である。
【符号の説明】
1…自動二輪車 2…車体フレーム 7…前輪 8…フロントフェンダ 12…後輪 13…リヤフェンダ 301…円弧面部 302…側面 303…係止孔 304…幅広部 305…凹部 306…補強部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後に配置される前輪および後輪が
    それぞれフェンダで覆われてなる自動二輪車等車両にお
    いて、 前記前輪および後輪を覆うフェンダのうち少なくとも一
    方には、凹部およびまたは凸部からなる補強部が一体に
    形成されていることを特徴とする自動二輪車等車両にお
    けるフェンダ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動二輪車等車両におけ
    るフェンダ構造において、 前記フェンダの前後方向略中央部に被取付部が設けら
    れ、該被取付部から離れた位置である、該フェンダの前
    後方向端部に前記補強部が形成されていることを特徴と
    する自動二輪車等車両におけるフェンダ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の自動二輪車等車
    両におけるフェンダ構造において、 前記補強部は、フェンダの側面に設けられた幅広部に形
    成されていることを特徴とする自動二輪車等車両におけ
    るフェンダ構造。
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