JP2003089114A - ペレット製造装置およびペレット製造方法 - Google Patents

ペレット製造装置およびペレット製造方法

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JP2003089114A
JP2003089114A JP2001281753A JP2001281753A JP2003089114A JP 2003089114 A JP2003089114 A JP 2003089114A JP 2001281753 A JP2001281753 A JP 2001281753A JP 2001281753 A JP2001281753 A JP 2001281753A JP 2003089114 A JP2003089114 A JP 2003089114A
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resin layer
cutting
manufacturing apparatus
wood
pellet manufacturing
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JP2001281753A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Ito
弘和 伊藤
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/02Making granules by dividing preformed material
    • B29B9/06Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/12Making granules characterised by structure or composition

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略棒形状の素材を切断するにあたり、先端が
鋭利に形成されたカッターを使用しているため、切断面
にて内部が露出する。 【解決手段】 略棒状形状の外周に樹脂層41が形成さ
れた溶融混合材料40を先端32が丸みを帯びさせて形
成された押切部31にて切断することによってペレット
状の軽量骨材A5を形成すると、樹脂層41が断面方向
に押し潰されつつ延設される。従って、切断面は樹脂層
41で被覆される。これによって、軽量骨材A5の略全
周は、樹脂層41にて略被覆されることとなり、この樹
脂層41によって建築用材の製造時に軽量骨材A5に水
A8混入してしまうことを防止することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペレット製造装置
およびペレット製造方法に関し、特に、略棒形状の素材
を切断してペレットを成形するペレット製造装置および
ペレット製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のペレット製造装置とし
て、樹脂にて所定材料を結合させた素材を略棒形状に形
成しつつ押し出し、この押し出した略棒形状の素材を切
断することによりペレットを形成するものがある。樹脂
にて結合された素材は略棒形状に形成される工程にて、
樹脂成分が外周部分に集積し樹脂層を形成する。このよ
うに樹脂層が形成されると、ペレットとして利用する場
合に、内部に水分等の異物が混入しにくくなり、ペレッ
トの強度を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のペレッ
ト製造装置においては、略棒形状の素材を切断するにあ
たり、先端が鋭利に形成されたカッターを使用している
ため、切断面にて内部が露出する。このように、内部が
露出すると、利用時に水分等の異物が混入してしまうと
いう課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、切断面に樹脂層を形成することが可能なペレッ
ト製造装置およびペレット製造方法の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定素材を外周に樹脂層
を形成させつつ略棒形状に押し出す押出手段と、上記樹
脂層を断面方向に延伸させつつ上記押し出された素材を
切断してペレットを形成する切断手段とを具備する構成
としてある。
【0006】このように、外周に形成された樹脂層を断
面方向に延伸させると、切断面が樹脂層によって略被覆
される。これにより、ペレットは外周面および切断面が
樹脂層によって略被覆されることになり、ペレットの内
部に水等の異物が混入してしまうことを防止することが
可能になる。ここで、押出手段は略棒形状の所定素材を
切断手段にて切断可能に押し出すことができればよく、
その手法は特に限定されない。
【0007】従って、軸方向に沿って複数フライトの螺
旋状ネジ山が形成されたスクリュ軸を備えさせ、当該ス
クリュー軸を回転させて素材を移動させつつ外周に樹脂
層を形成させて略棒形状に押し出すようにしても良い
し、回転するダイリングの摩擦で自転してダイリングに
向けて素材を押し出すようにしても良い。切断手段は、
略棒形状の素材を外周に形成された樹脂層を断面方向に
延設させつつ切断することができれば良く、その手法は
特に限定されない。従って、刃先を鈍らせた刃物等によ
って略棒形状の素材を押し潰しつつ樹脂層を断面方向に
延設しても良いし、圧力流体を吹きつけつつ樹脂層を断
面方向に延設しても良い。
【0008】樹脂層を断面方向に延設するに際して、素
材が加熱軟化されていると樹脂層を延設し易く好適であ
る。そこで、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載
のペレット製造装置において、上記所定素材を加熱して
軟化させる素材加熱手段を備える構成としてある。上記
のように構成した請求項2にかかる発明においては、素
材加熱手段にて加熱され軟化した素材を切断手段にて切
断する。このとき、加熱軟化されている樹脂層は断面方
向に延設し易くなっているため、切断手段によって切断
するに際して、確実に切断面を樹脂層にて略被覆するこ
とが可能になる。
【0009】切断に際して樹脂層を延設し易くする手法
は、素材自身を加熱する手法に限定されるものではな
く、切断手段を加熱するようにしても良いことは言うま
でもない。そこで、請求項3にかかる発明は、請求項1
または請求項2のいずれかに記載のペレット製造装置に
おいて、上記切断手段を加熱する切断加熱手段を備える
構成としてある。上記のように構成した請求項3にかか
る発明においては、加熱された切断手段を素材に作用さ
せるため、容易に樹脂層を断面方向に延設することが可
能になる。
【0010】切断手段にて樹脂層を断面方向に延設させ
つつ素材を切断する手法の一例として、請求項4にかか
る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のペレ
ット製造装置において、上記切断手段は、上記樹脂層を
断面方向に押し潰すことにより同樹脂層を同断面方向に
延伸させつつ上記素材を切断する構成としてある。上記
のように構成した請求項4にかかる発明においては、切
断手段にて素材を切断するに際して、樹脂層を断面方向
に押し潰す。これにより、樹脂層は断面方向に延設さ
れ、この延設された樹脂層にて切断面を略被覆する。
【0011】樹脂層を断面方向に押し潰す手法の一例と
して、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載のペレ
ット製造装置において、上記切断手段は、先端が丸みを
帯びた形状に形成された押切部を有し、切断に際して同
押切部の先端を上記樹脂層に押し当てることにより同樹
脂層を断面方向に押し潰す構成としてある。上記のよう
に構成した請求項5にかかる発明においては、切断に際
して、押切部の先端を樹脂層に押し当てることにより潰
して素材を切断する。すなわち、先端に丸みを形成する
ことによって、素材は樹脂層を鋭利に切断されるのでは
なく、押し潰されて切断されることになる。
【0012】ここで、このペレット製造装置にてペレッ
トを製造して好適な素材の一例として、請求項6にかか
る発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のペレ
ット製造装置において、上記所定素材は、略粒状の木質
系材料にこの木質系材料同士を結合させるとともに上記
樹脂層を形成する所定の樹脂材料を添加し、両者を加熱
しながら混合して結合させることにより生成される軽量
骨材の構成としてある。上記のように構成した請求項6
にかかる発明においては、所定素材として軽量骨材を採
用する。この軽量骨材は、略粒状の木質系材料にこの木
質系材料同士を結合させるとともに上記樹脂層を形成す
る所定の樹脂材料を添加し、両者を加熱しながら混合し
て結合させることにより生成する。このような軽量骨材
の切断面を樹脂層にて略被覆することにより、内部の木
質系材料が外部に露出してしまうことを防止することに
よって、当該木材に水分等の異物が混入することを防止
する。
【0013】ここで、木質系材料は軽量骨材に靱性を与
えてビス等の加工が可能であればよく、木粉,木毛,木
片,木質繊維,木質パルプ,木質繊維束等を採用可能で
あるし、竹繊維,麻繊維,バカス,モミガラ,稲わら等
セルロースを主成分とする材料を混合してもよい。ま
た、この木質系材料を結合する樹脂材料は、木質系材料
同士を結合させることができればよく、種々の材料を採
用可能である。従って、加熱および混合の過程で木質系
材料同士を固めるものであっても良いし、加熱および混
合の過程で木質系材料同士を凝縮させ、建築用材に配合
された後に固めるものであっても良いし、加熱および混
合して流動体とし、冷却過程で固めるものであっても良
い。例えば、フェノール樹脂,ユリア樹脂,メラミン樹
脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂等の熱硬化
樹脂や、ポリエチレン,ポリスチレン,ポリメチルメタ
アクリレート,塩化ビニル,ナイロン,ポリプロピレ
ン,ポリカーボネート,ポリアセタール,ポリブチレン
テレフタレート,ポリエチレンテレフタレート,変性ポ
リフエニレンエーテル等の熱可塑性樹脂が使用可能であ
る。熱硬化性樹脂であれば略粒状の木質系材料と容易に
混合され、加熱する過程によって木質系材料同士を容易
に結合させることができる。一方、熱可塑性樹脂であれ
ば加熱の過程で略粒状の木質系材料と容易に混合され、
混合された状態の流動体となり、加熱を停止した後の冷
却過程で木質系材料同士を容易に結合させることができ
る。
【0014】また、略棒形状の所定素材を切断してペレ
ットを形成する手法は必ずしも実体のある装置に限られ
る必要はなく、その方法としても機能することは容易に
理解できる。このため、請求項7にかかる発明は、略棒
形状の所定素材を切断してペレットを形成するペレット
製造方法であって、外周に樹脂層が形成されている上記
略棒状の所定素材を押し出す押出工程と、上記樹脂層を
断面方向に延伸させつつ上記押し出された素材を切断し
てペレットを形成する切断工程とを具備する構成として
ある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、そ
の方法としても有効であることに相違はない。
【0015】ペレット製造装置の他の表現方法として、
請求項8にかかる発明は、所定素材を加圧して外周に樹
脂層を形成させつつ略棒形状に押し出す押出機構と、切
断部材を同棒形状の側面に当接して押し切ることにより
側面の上記樹脂層を切断面に延伸させながら切断する切
断機構とを具備する構成としてある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,請求項8
にかかる発明によれば、切断面を樹脂層にて略被覆した
ペレットを製造することが可能なペレット製造装置を提
供することができる。また、請求項2にかかる発明によ
れば、樹脂層を断面方向に延設させ易くすることが可能
になる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、樹脂
層を断面方向に延設させ易くすることが可能になる。さ
らに、請求項4にかかる発明によれば、樹脂層を断面方
向に延設させて切断する手法の一例を提示することがで
きる。
【0017】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
樹脂層を押し潰して延設させることが可能な手法の一例
を提示することができる。さらに、請求項6にかかる発
明によれば、ペレット化して好適な素材の一例を示すこ
とができる。さらに、請求項7にかかる発明によれば、
切断面を樹脂層にて略被覆したペレットを製造すること
が可能なペレット製造方法を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態について説明する。 (1)軽量骨材について: (2)ペレット製造装置の構成について: (3)ダイフェースカッター部について: (4)切断動作について: (5)まとめ:
【0019】(1)軽量骨材について:最初に、本発明
にかかるペレット製造装置を利用してペレット化される
軽量骨材の製造方法等について概略を説明する。図1
は、軽量骨材を製造し、さらにその軽量骨材を使用して
建築用材を製造する過程を示す概略の流れ図である。軽
量骨材の主原料である木質系材料を種々の工場等で発生
する廃材から得る態様が本発明の好適な実施形態であ
り、図1に示す廃材A1が粉砕されて略粒状の木質系材
料A2に形成される。この木質系材料A2の粒径は種々
の径が採用可能であり、後述する熱可塑性樹脂A3によ
って木質系材料A2同士が結合できるような粒径であれ
ばよい。
【0020】本実施形態においては、上記木質系材料A
2に対して結合材料として熱可塑性樹脂A3を添加する
ようになっており、ペレット製造装置A4に対して、こ
の木質系材料A2と熱可塑性樹脂A3とを投入する。こ
こでの投入量は木質系材料A2が70〜99.9質量%
となり、熱可塑性樹脂A3が0.1〜30質量%となる
ように両者の質量比率を調整する。
【0021】木質系材料A2は軽量骨材A5に靱性を与
える作用を有しており、同木質系材料A2の質量比率が
大きくなるほど靱性が高くなる。熱可塑性樹脂A3は木
質系材料A2同士を結合させる作用を有しており、同熱
可塑性樹脂A3の質量比率が大きくなるほど容易かつ確
実に木質系材料A2の結合体を固めることができる。こ
の質量比率は軽量骨材A5あるいは軽量骨材A5を使用
した建築用材に要求される性質に応じて適宜好ましい比
率を選択可能である。
【0022】ペレット製造装置A4に投入された木質系
材料A2と熱可塑性樹脂A3は、当該ペレット製造装置
A4にて加熱等の処理が実施される。この加熱処理等を
実施すると、熱可塑性樹脂A3が溶融するため、木質系
材料A2と熱可塑性樹脂A3とが混合されることとな
る。このように木質系材料A2と熱可塑性樹脂A3が混
合した状態では流動体となっており、本実施形態のペレ
ット製造装置A4ではこの流動体を略棒形状に押し出し
つつ切断してペレット状に形成する。ここで、木質系材
料A2と熱可塑性樹脂A3とを略棒状形状に押し出す
と、熱可塑性樹脂A3の特性上、この略棒状形状の外周
に樹脂層が形成される。従って、この略棒状形状を切断
して形成された軽量骨材A5の外周面は樹脂層で被覆さ
れることになる。ここで、このようにして形成されたペ
レット状の結合体が本発明にかかる軽量骨材に該当す
る。
【0023】この軽量骨材A5は建築用材に配合され
る。建築用材はセメントを主成分としており、砂利の代
替材として軽量骨材が使用されることによって、砂利を
使用した場合と比較して軽量の建築用材を得るものであ
る。建築用材の原料は攪拌容器A6内に投入されて攪拌
されるようになっており、上記軽量骨材A5の他、主に
セメント原料粉A7と水A8とが投入される。これらの
軽量骨材A5とセメント原料粉A7と水A8とは攪拌容
器A6内で攪拌され、流動体の建築用材原料となる。こ
の流動体の建築材料原料は、所定の形状を有する建築用
材の雌型に流し込まれる。流し込まれた建築材料原料は
時間の経過とともに固化して建築用材A9となり、種々
の建築物に使用される。上述した態様では熱可塑性樹脂
A3を木質系材料A2との結合材料として使用していた
が、結合材料はこの熱可塑性樹脂A3に限られず、熱硬
化性樹脂であっても良い。
【0024】ここで、軽量骨材A5の生成に使用する木
質系材料A2にはセメントの硬化を阻害するリグニンが
含有されている。このリグニンは水A8に溶け出す性質
を有している。一方、本実施形態にかかる軽量骨材A5
は上述したように外周面には樹脂層が形成されている。
従って、この軽量骨材A5を建築用材の製造に際して、
水A8に投入したとしても、この樹脂層によって溶け出
すことを抑制することが可能となり、セメントの硬化が
阻害されない。しかし、略棒状形状の流動体を単に切断
してペレット状にした場合、この切断面は樹脂層で被覆
されないことになる。かかる場合、この切断面からリグ
ニンが溶け出す可能性があり適当ではない。そこで、本
実施形態においては、切断時に切断面を樹脂層によって
被覆することによって、軽量骨材A5の略全周を樹脂層
にて被覆し、建築用材の製造時に軽量骨材A5に水A8
が混入しないようにする。
【0025】(2)ペレット製造装置の構成について:
次に、軽量骨材A5の形成に際して、切断面を樹脂層に
て略被覆することが可能な本発明にかかるペレット製造
装置の一実施形態の外観側面図を図2に示す。また、図
3に当該ペレット製造装置の外観上面図を示す。図にお
いて、上述したペレット製造装置A4を構成するペレッ
ト製造装置10は、概略、材料供給装置11と、溶融樹
脂押出装置12と、樹脂加熱装置13と、ペレット化装
置14と、ペレット選別搬送装置15とから構成されて
いる。
【0026】材料供給装置11は、中空の略円筒形状に
形成され、上面に開口部11a1を備えたホッパー装置
11aを有し、図示しない粉砕機にて断片形状に粉砕さ
れた木質系材料A2および熱可塑性樹脂A3を開口部1
1a1から投入してホッパー装置11aに収容する。こ
のホッパー装置11aの内部には、攪拌翼11a2と、
この攪拌翼11a2が接続されている攪拌翼接続円板1
1a3とが配置されており、この攪拌翼接続円板11a
3はベルト11a4を介して攪拌翼駆動モータ11a5
に接続されている。この攪拌翼駆動モータ11a5の駆
動がベルト11a4を介して攪拌翼接続円板11a3に
伝達され、これにより攪拌翼接続円板11a3および攪
拌翼11a2が回転駆動する。これによって、ホッパー
装置11aの内部に収容された木質系材料A2および熱
可塑性樹脂A3は攪拌されつつ混合される。混合された
木質系材料A2および熱可塑性樹脂A3は混合材料樹脂
供給口11a6から次工程の装置である溶融樹脂押出装
置12に供給される。
【0027】溶融樹脂押出装置12は、混合材料流入口
12aにおいて材料供給装置11の混合材料樹脂供給口
11a6と接続し、この混合材料供給口12aにて混合
材料樹脂供給口11a6より木質系材料A2および熱可
塑性樹脂A3の混合材料の供給を受ける。ここで、略円
筒形状の中空管12bの内部には、スクリュー軸12c
が配設されているとともに、このスクリュー軸12c
は、軸方向に沿って複数フライトの螺旋状ネジ山が形成
されたスクリュ軸が配設されている。
【0028】このとき、混合材料流入口12aにて供給
を受けた木質系材料A2および熱可塑性樹脂A3の混合
材料は、中空管12bとスクリュー軸12cとネジ山に
て形成される空間に収容される。このスクリュー軸12
cは、ギア部12dを介してスクリュー軸駆動モータ1
2eに接続されている。このスクリュー軸駆動モータ1
2eを駆動してスクリュー軸12cを回転動作させる
と、上記中空管12bとスクリュー軸12cとネジ山に
て形成される空間に収容された木質系材料A2および熱
可塑性樹脂A3の混合材料は、この回転動作によって形
成される所定の押出速度に基づいて、混合材料流入口1
2aから流動体流出口12fに向かって押し出される。
【0029】混合材料流入口12aから供給された木質
系材料A2および熱可塑性樹脂A3の混合材料は、流動
体押出装置12に併設されている樹脂加熱装置13によ
って加熱溶融される。従って、上述したように、スクリ
ュー軸12cの回転動作によって押し出される木質系材
料A2および熱可塑性樹脂A3の混合材料は溶融されて
流動体流出口12fに押し出されることになる。この樹
脂加熱装置13は、概略、複数のヒータ部13aと、こ
れらのヒータ部13aに対応した複数のブロア部13b
とを有する構成となっている。ヒータ部13aは発熱体
を備える構成となっており、この発熱体にて発生した熱
量をブロア部13bにて上記中空管12bに吹き付け
て、中空管12bを加熱し、内部に収容されている木質
系材料A2および熱可塑性樹脂A3の混合材料を溶融さ
せる。
【0030】ペレット化装置14は、スクリーンチェン
ジャー部14aと、ダイフェースカッター部14bと、
ダイフェースカッター駆動モータ14cと、冷却槽14
dと、移送部14eとを有する構成となっている。かか
る構成において、上述した流動体流出口12fに押し出
された溶融混合材料は、スクリーンチェンジャー部14
aに供給される。このスクリーンチェンジャー部14a
では、上記溶融混合材料から炭化物や未溶融樹脂等を取
り除くことによって、次工程に炭化物や未溶融樹脂等が
混入することを防止している。また、スクリーンチェン
ジャー部14aは、二ヶ所のスクリーンを備えた円筒部
に溶融混合材料を流し込み、当該ペレット製造装置10
の運転中においてもスクリーンの目詰まりに対応して、
片側づつ流路を止めてスクリーンのメッシュの交換が可
能になっている。
【0031】そして、ダイフェースカッター部14bは
冷却槽14dに接続されており、このダイフェースカッ
ター部14bにて切断された溶融混合材料は直ぐに冷却
されて固形化される。この固形化された溶融混合材料を
ペレットと呼ぶ。ここで、ダイフェースカッター部14
bは、ペレットが所望の切断長になるように所定の切断
速度によって適宜溶融混合材料を切断する。この切断は
ダイフェースカッター部14bに接続されたダイフェー
スカッター駆動モータ14cの駆動動作によって実行さ
れる。冷却槽14dによって冷却固形化され形成された
ペレットは移送部14eを介して、ペレット選別搬送装
置15に供給される。
【0032】ペレット選別搬送装置15は、ペレット流
入口15aと、ペレット選別搬送網15bと、搬送網振
動モータ15cと、ペレット回収部15dとを有する構
成となっており、ペレット流入口15aにて移送部14
eからのペレットの供給を受けて、このペレットを順次
ペレット選別搬送網15bに投入する。このペレット選
別搬送網15bには、所定径の略円形状の小穴が複数形
成されており、搬送網振動モータ15cによって、ペレ
ット選別搬送網15bを振動させることにより、この小
穴にてペレットの大きさを選別可能になっている。そし
て、上記所定径以上の大きさのペレットは、ペレット選
別搬送網15bをペレット回収部15dに向かって移動
していき、図示しないサイクロンによって、ペレット回
収部15dに回収されることになる。また、所定径未満
のペレットはペレット選別搬送網15bから落下して回
収されて再度利用されることになる。
【0033】操作パネル16は、ペレット選別搬送装置
15に併設されており、複数の操作ボタン16aが前面
に配列されているとともに、当該ペレット製造装置10
の運転条件の設定や、運転状態をモニタリングする操作
ディスプレイ16bが前面に配置されている。本ペレッ
ト製造装置10の操作者は、この操作パネル16を利用
して各種操作を行なうようになっている。
【0034】(3)ダイフェースカッター部について:
図4は、ダイフェースカッター部14bの正面図である
とともに、図5は、ダイフェースカッター部14bの断
面図である。図において、ダイフェースカッター部14
bは、スクリーンチェンジャー部14aから溶融混合材
料が投入されるダイ部14b1と、ダイ部14b1から
押し出される溶融混合材料を切断するダイフェースカッ
ター群14b2とを備えている。このダイ部14b1
は、中空の略円筒形形状に形成され、この中空に溶融混
合材料が投入される。
【0035】そして、ダイ部14b1の端部面には、略
円形形状のダイ14b11〜14b18が同心円状に形
成されている。このダイ14b11〜14b18は、ダ
イ部14b1の端部側に形成されている通路14b19
に連通している。そして、投入された溶融混合材料は、
スクリーンチェンジャー部14a側から加圧されること
によって、通路14b19を介してダイ14b11〜1
4b18から外部に押し出される。このとき、溶融混合
材料は、通路14b19にて略棒状形状に形成されつつ
押し出されることになる。また、溶融混合材料は、加圧
されつつ略棒状形状に押し出されるに際して、その特性
上、この略棒状形状の外周に熱可塑性樹脂A3による樹
脂層が形成される。
【0036】一方、ダイフェースカッター群14b2に
は、カッター14b21〜14b24と、カッターテー
ブル14b25とを備えられている。このカッター14
b21〜14b24は、カッターテーブル14b25に
固定配設されている。また、カッターテーブル14b2
5は、ダイフェースカッター駆動モータ14cによって
回転可能に配設されており、このダイフェースカッター
駆動モータ14cのモータ軸と直接的あるいは間接的に
接続しており、ダイフェースカッター駆動モータ14c
が回転駆動すると、カッターテーブル14b25が回転
動作するようになっている。
【0037】このように、カッターテーブル14b25
が回転することによって、当該カッターテーブル14b
25に固定配設されているカッター14b21〜14b
24が回転動作する。ここで、カッター14b21〜1
4b24は、刃先がダイ14b11〜14b18にかか
るように配設固定されており、カッター14b21〜1
4b24が回転動作することによって、ダイ14b11
〜14b18から押し出される略棒状形状の溶融混合材
料を切断し、ペレット状の軽量骨材A5を形成する。
【0038】図6は、カッター14b21〜14b24
の外観斜視図である。また、図7は、カッター14b2
1〜14b24の断面図である。図において、カッター
14b21〜14b24は、所定厚さを有する略長方形
形状に形成されるとともに、テーブル取付部30と、押
切部31とから構成されている。テーブル取付部30に
はボルト孔30a,30bが形成されており、図示しな
いボルトをこのボルト孔30a,30bに挿入して、カ
ッターテーブル14b25にネジ固定する。
【0039】また、押切部31は、後方側から前方側に
向けて下がる傾斜を形成しつつ先端32にてダイ14b
11〜14b18から押し出される略棒状形状の溶融樹
脂を切断する刃先を形成する。本実施形態においては、
この押切部31の先端32の刃先を鋭利な刃先ではな
く、若干の丸みを帯びさせて形成する。そして、この丸
みを帯びた先端32で略棒状形状に形成された溶融混合
材料を切断する。従って、溶融混合材料の切断面は、先
端32によって押し潰されたような形状となる。このよ
うに、先端32によって溶融混合材料を押し潰すと、溶
融混合材料の外周に形成された樹脂層が当該先端32に
よって断面方向に延設され、断面を略被覆することとな
る。
【0040】(4)切断態様について:図8〜図10
は、カッター14b21〜14b24にて切断される溶
融混合材料の切断態様を示した図である。図において、
ダイ部14b1に形成されている通路14b19から押
し出される溶融混合材料40は、外周に樹脂層41を形
成されつつダイ14b11〜14b18から押し出され
る。カッター14b21〜14b24が回転動作する
と、押切部31の先端32は溶融混合材料40に当接し
つつ、外周の樹脂層41を断面方向に向けて延設させつ
つ押し潰す。
【0041】そして、押切部31がダイ14b11〜1
4b18を通過すると、溶融混合材料40は切断され、
軽量骨材A5が形成される。先端32によって延設され
た樹脂層41は、ダイ部14b1側の溶融混合部材40
の切断面を略被覆するとともに、軽量骨材A5の切断面
側を略被覆する。これによって、形成された軽量骨材A
5は、前方の切断面および後方の切断面および外周が樹
脂層41にて略被覆されることとなる。
【0042】(5)まとめ:このように、略棒状形状の
外周に樹脂層41が形成された溶融混合材料40を先端
32が丸みを帯びさせて形成された押切部31にて切断
することによってペレット状の軽量骨材A5を形成する
と、樹脂層41が断面方向に押し潰されつつ延設され
る。従って、切断面は樹脂層41で被覆される。これに
よって、軽量骨材A5の略全周は、樹脂層41にて略被
覆されることとなり、この樹脂層41によって建築用材
の製造時に軽量骨材A5に水A8が混入してしまうこと
を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軽量骨材を製造し、さらにその軽量骨材を使用
して建築用材を製造する過程を示す概略の流れ図であ
る。
【図2】ペレット製造装置の外観側面図である。
【図3】ペレット製造装置の外観上面図である。
【図4】ダイフェースカッター部の正面図である。
【図5】ダイフェースカッター部の断面図である。
【図6】カッターの外観斜視図である。
【図7】カッターの断面図である。
【図8】切断態様を示した図である。
【図9】切断態様を示した図である。
【図10】切断態様を示した図である。
【符号の説明】
14…ペレット化装置 14a…スクリーンチェンジャー部 14b…ダイフェースカッター部 14b1…ダイ部 14b11〜14b18…ダイ 14b19…通路 14b2…ダイフェースカッター群 14b21〜14b24…カッター 14b25…カッターテーブル 14c…ダイフェースカッター駆動モータ 14d…冷却槽 14e…移送部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定素材を加圧して外周に樹脂層を形成
    させつつ略棒形状に押し出す押出手段と、 上記樹脂層を上記所定素材の断面方向に延伸させつつ上
    記押し出された素材を切断してペレットを形成する切断
    手段とを具備することを特徴とするペレット製造装置。
  2. 【請求項2】 上記所定素材を加熱して軟化させる素材
    加熱手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のペ
    レット製造装置。
  3. 【請求項3】 上記切断手段を加熱する切断加熱手段を
    備えることを特徴とする請求項1または請求項2のいず
    れかに記載のペレット製造装置。
  4. 【請求項4】 上記切断手段は、上記樹脂層を断面方向
    に押し潰すことにより同樹脂層を同断面方向に延伸させ
    つつ上記素材を切断することを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載のペレット製造装置。
  5. 【請求項5】 上記切断手段は、先端が丸みを帯びた形
    状に形成された押切部を有し、切断に際して同押切部の
    先端を上記樹脂層に押し当てることにより同樹脂層を断
    面方向に押し潰すことを特徴とする請求項4に記載のペ
    レット製造装置。
  6. 【請求項6】 上記所定素材は、略粒状の木質系材料に
    この木質系材料同士を結合させるとともに上記樹脂層を
    形成する所定の樹脂材料を添加し、両者を加熱しながら
    混合して結合させることにより生成される軽量骨材であ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のペレット製造装置。
  7. 【請求項7】 略棒形状の所定素材を切断してペレット
    を形成するペレット製造方法であって、 外周に樹脂層が形成されている上記略棒形状の所定素材
    を押し出す押出工程と、 上記樹脂層を断面方向に延伸
    させつつ上記押し出された素材を切断してペレットを形
    成する切断工程とを具備するペレット製造方法。
  8. 【請求項8】 所定素材を加圧して外周に樹脂層を形成
    させつつ略棒形状に押し出す押出機構と、 切断部材を同棒形状の側面に当接して押し切ることによ
    り側面の上記樹脂層を切断面に延伸させながら切断する
    切断機構とを具備することを特徴とするペレット製造装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2268955A1 (en) * 2008-04-29 2011-01-05 Nestec S.A. Rotary forming devices and methods for using such devices
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