JP2003088732A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JP2003088732A
JP2003088732A JP2001284265A JP2001284265A JP2003088732A JP 2003088732 A JP2003088732 A JP 2003088732A JP 2001284265 A JP2001284265 A JP 2001284265A JP 2001284265 A JP2001284265 A JP 2001284265A JP 2003088732 A JP2003088732 A JP 2003088732A
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filtration membrane
filtration
container
membrane module
module
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JP2001284265A
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English (en)
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Yasushi Sasaki
寧 佐々木
Muneki Yamada
宗樹 山田
Toshio Furukawa
俊夫 古川
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Kikkoman Corp
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Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱殺菌等により部分的に熱膨張があってもそ
れに対応しうる濾過装置を提供すること。 【解決手段】濾過装置1を、濾過膜モジュール3、原液
入口13、濃縮液出口14、及び濾過液出口15を備え
たヘッド容器6、円筒状をした中央部容器8、並びに端
部容器7を着脱自在に一体化して成る濾過容器2、濾過
膜モジュール3の外周部でかつ濃縮液の流れの下流側に
設けられたシール部材46、端部容器7に設置され濾過
膜モジュール3を該容器7の外部から押圧するよう形成
されたモジュール押圧部材4、ヘッド容器6の側壁10
と濾過膜モジュール3の間に介装されるモジュール受部
材5、濾過膜モジュール3とモジュール押圧部材4の間
に介装された弾性部材94で構成する。濾過装置1内に
熱水を導入し加熱殺菌するに際し、各部材の熱膨張を弾
性部材94で吸収しする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本願発明は、加熱殺菌等により部
分的に熱膨張があってもそれに対応しうる濾過装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】本出願人は、先に「濾過装置」(特開平
11−76767号)を出願した。この濾過装置につい
て、図1〜図5を基に以下に説明する。 【0003】まず図1において、濾過装置1は、該装置
1の本体を構成する濾過容器2、該容器2内に装着させ
た濾過膜モジュール3、及び該モジュール3を濾過容器
2内に固定定位させるモジュール押圧部材4とモジュー
ル受部材5より構成されている。濾過容器2は、モジュ
ール受部材5が装着されるヘッド容器6、モジュール押
圧部材4が装着される端部容器7、及び両容器6,7に
介装される中央容器8から構成されている。 【0004】図2において、ヘッド容器6は、円筒部材
9と同図において左側を覆う側壁10より成り、もう一
方の端部は開口されており、その開口部の外周部には、
テーパ状の肩部11を備えたフランジ12が設けられて
いる。そして、ヘッド容器6の例えば下部には原液入口
13、一方上部には濃縮液出口14、さらに、側壁10
の中心部には濾過液出口15がそれぞれ設けられてい
る。 【0005】図3において端部容器7は、円筒部材16
と同図においてその右側を覆う側壁17より成り、もう
一方の端部は開口されており、その開口部の外周部に
は、前記ヘッド容器6と同様にテーパ状肩部18を備え
たフランジ19が設けられている。中央容器8は、その
両端が開口された円筒部材23、開口部の外周部に設け
られたフランジ24,25、及び円筒部材23の外周部
のほぼ全体に設けられた温度制御装置例えばジャケット
26より構成されている。ジャケット26には、コント
ロール水の入口36、及び出口37が設けられており、
後述するごとく温度制御されたコントロール水が循環す
る。フランジ24,25は、前記フランジ12,19と
同じ形をしており、ヘッド容器6、端部容器7、及び中
央部容器8は、それぞれ開口部がフランジ12,19,
24,25を介して突合わされ一体化され、濾過容器2
を構成する。温度制御装置としては、その他冷却パイプ
を巻着しそこにコントロール水を流通させる方法もあ
る。 【0006】フランジ12,19,24,25の固定
は、例えばクランプ27により簡単に着脱自在に行うこ
とができる。図4,5にクランプの1例を示すが、内周
面にテーパ状の凹部28を有する1対の半輪30,31
から成り、この1対の半輪30,31の一端をヒンジピ
ン32で回転自在に軸着し、その他端にボルト33を取
り付けてボルト33の回動により、突き合わされたフラ
ンジ12,19,24,25をナット34により締め付
ける構成となっている。 【0007】図2,3において濾過膜モジュール3は、
濾過膜ケーシング38、該ケーシング38の中心部に設
けられた濾過液管39、及び該濾過液管39の外周部に
スパイラル状に巻着されている濾過膜40より構成され
ている。濾過膜ケーシング38は、円筒部材41と左右
の側板42,43より形成され、左側板42には、原液
をその内部に導入するための原液通路44が、右側板4
3には、濃縮液を濃縮液出口14へ導くための濃縮液通
路45がそれぞれ設けられている。また、濾過膜ケーシ
ング38のヘッド容器6側の外周部には、シール部材4
6が設けられており、このシール部材46により濾過容
器2内は、原液入口13に通じる原液室47、及び濃縮
液出口14に通じる濃縮液室48に分けられる。シール
部材46は、濃縮液出口14のエッジ部49(図2にお
いて左側)近辺に設ければ、濃縮液の滞留部がなくなり
汚染の防止になる。 【0008】濾過液管39は、濾過膜ケーシング38の
中心部に挿通されており、ヘッド容器6側は、該ケーシ
ング38の外部に延設されておりかつその外部に開口し
ている。一方、端部容器7側は、右側板43に当接固定
され閉鎖されている。そして、濾過液管39には、濾過
液通路35が設けられており、濾過膜40を通過した濾
過液は、濾過液管39に導かれる構成となっている。6
1は濾過膜モジュール3の支持部材で、該モジュールを
濾過容器2の中心部に位置させるためのものであり、濾
過容器2の内壁面もしくは濾過膜モジュール3の外周部
に設けられる。 【0009】モジュール押圧部材4は、ボルト50で形
成されており、端部容器7の側壁17の中心部に設けら
れた押圧部材設置孔60に、該ボルト50は挿通され
る。押圧部材設置孔60にはネジが設けられており、ボ
ルト50と螺合し、その先端が濾過膜モジュール3の右
側板43を押圧する作用を有する。51はシール部材
で、濃縮液が外部へ漏れるのを防止する。 【0010】モジュール受部材5は、中央部に濾過液通
路52を備え、小径部53と大径部54よりなる部材
で、小径部53が濾過液出口15に挿通され、モジュー
ル受部材5の段部55が、モジュール押圧部材4の押圧
力によりヘッド容器6における側壁10の内壁面に当接
する。そして、濾過液管39の延出部62は、モジュー
ル受部材5の濾過液通路52に挿通され、その端面56
と濾過膜モジュール3の左側板42とが当接する。これ
により、モジュール受部材5を介して、濾過液出口15
と濾過液管39が連通することになる。65,66は、
原液室47と外部とのシール部材である。 【0011】そして作用について説明するに、まず原液
が、原液入口13から原液室47に供給され、次に原液
は左側板42の原液通路44を通り濾過膜モジュール3
に流入する。そこで、濾過膜40を通過した濾過液は、
濾過液通路35を通り濾過液管39、モジュール受部材
5の濾過液通路52、そして濾過液出口15より回収さ
れる。一方濃縮液は、右側板43の濃縮液通路45を通
過し濃縮液出口14より排出される。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記濾過装置
1において、例えば原液入口13より熱水あるいは水蒸
気を供給して該濾過装置1を殺菌する場合、濾過容器2
と濾過膜モジュール3等濾過装置1の各部材間におい
て、温度上昇あるいは材質等の違いにより熱膨張に差が
出る。結果として、濾過容器2あるいは濾過膜モジュー
ル3等に無理な力が掛かったり、またはモジュール受部
材5と濾過容器2あるいは濾過膜モジュール3間に隙間
が生じ、熱水等がショートパスして十分に濾過装置1を
殺菌することができない場合がある。これらの防止策と
して、モジュール押部材4を緩めたり、増し締めをしな
ければならない。 【0013】かかる現状に鑑み、本願発明者は鋭意研究
の結果、濾過膜モジュール3をモジュール押圧部材4で
押圧するに際し、例えばバネのような弾性部材を介して
押圧すれば、熱膨張による濾過容器2あるいは濾過膜モ
ジュール3の伸びを、該弾性部材が吸収し、かつ常に濾
過膜モジュール3を押圧することが可能であることを知
見して本願発明を完成させた。 【0014】 【課題を解決するための手段】すなわち本願発明は、 a.中心部に設けられた濾過液管、該管に巻着された濾
過膜、及び左右の側板に原液通路もしくは濃縮液通路を
有し該膜を収納する濾過膜ケーシングより成る濾過膜モ
ジュール、 b.原液入口、濃縮液出口、及び濾過液出口を備え少な
くとも2個に分割され着脱自在に一体化して成る濾過容
器、 c.濾過膜モジュールの外周部でかつ濃縮液の流れの下
流側に設けられたシール部材、 d.分割された濾過容器の一方に設置され濾過膜モジュ
ールを該容器の外部から押圧するよう形成されたモジュ
ール押圧部材、 e.分割された濾過容器の他の一方の内壁と濾過膜モジ
ュールの間に介装されるモジュール受部材、 f.濾過膜モジュールとモジュール押圧部材の間に介装
された弾性部材、 以上より構成され、濾過膜モジュールを濾過容器内に収
納し濾過膜モジュールを押圧部材で弾性部材を介して押
圧して濾過膜モジュールを濾過容器内に定位させるとと
もに、加熱殺菌に際し各部材間の熱膨張を弾性部材で吸
収させることを特徴とする濾過装置である。 【0015】 【発明の実施の形態】以下図6に従って本願発明を説明
する。図6において、3は濾過膜モジュールで、その端
部の右側板43の中心部には、その中心部に凹部90が
穿設されていて、後述する弾性部材の第1の受部材91
が固定設置されている。一方、モジュール押圧部材4の
先端部には、前記第1の受部材91と同じ形状で凹部9
2を備えた第2の受部材93が相対して固定設置されて
いる。そして、第1の受部材91と第2の受部材93の
間に弾性部材94が介装されている。弾性部材94とし
ては、コイルスプリング式バネが有効であり、その他ゴ
ム部材等も利用できる。 【0016】本構成により、濾過膜モジュール3は、常
に図6において左方向に押し付けられるため、図1,2
に示すごとく、モジュール受部材5が濾過液出口15に
向けて押圧されることになり、原液室47と濾過液出口
15は、常に密閉遮断される。従って、例えば濾過容器
2をステンレス材あるいは強化プラスチック材で、一
方、濾過膜モジュール3の濾過膜ケ−シング38をステ
ンレス材あるいはチタン材等でそれぞれ構成し、殺菌の
ため熱水を原液入口13、濃縮液出口14、あるいは濾
過液出口15の何れの開口部より導入したとしても、弾
性部材94が熱膨張による伸びをを吸収しつつ、濾過膜
モジュール3を介してモジュール受部材5を濾過液出口
15に向けて常に押圧する。すなわち、濾過容器2が濾
過膜モジュール3より熱膨張が大の場合、弾性部材94
が伸び、一方濾過容器2が濾過膜モジュール3より熱膨
張が小の場合、弾性部材94が縮み、濾過装置1に無理
な力が掛からないようになるのである。 【0017】ここで一例として、濾過容器2をガラス繊
維含有の強化プラスチック、濾過膜モジュール3の濾過
膜をステンレス材で形成し、原液入口13から水蒸気を
供給して濾過装置1を殺菌する場合を述べてみる。この
場合、濾過膜モジュール3の方が熱膨張が大となり弾性
部材94が縮むことにより、その圧縮力を吸収するので
ある。 【0018】次ぎに図7,8,9に他の実施例、すなわ
ち濾過膜モジュール3を例えば3個直列に配置した例を
示す。先ずこの構成から説明するに、本実施例において
はそれぞれのモジュールを連結するのに、図9に示す継
手部材57を用いる。継手部材57は、円柱状でその中
心部に濾過液通路58を、その外周部に濃縮液通路59
をそれぞれ備え、外径は、濾過膜モジュール3の外径と
同じにする。本実施例の場合は、濾過液管39の両端部
は外部に延出させておき、その延出部70を継手部材5
7の濾過液通路58に挿通させ、各濾過膜モジュール3
の濾過液管39どうしを連通するのである。67,68
は、シール部材である。このように濾過膜モジュール3
を多数直列に連結した場合でも、図6に示したように濾
過膜モジュール3と押圧部材4の間に弾性部材94を介
装するのみで良い。 【0019】次ぎに図10にさらに他の実施例を示す。
本実施例は、濾過膜モジュール3の濾過液管39を両端
部に延出させて成るもので、端部容器7の側壁10に開
口部69を設け、その開口部69をボルト挿通板64で
閉止し、また濾過液管39の端部をキャップ部材63で
覆い、該部材63を弾性部材94を介してボルト50で
濾過膜モジュール3を押圧する構成となっている。本実
施例を図7の実施例に応用することにより、濾過膜モジ
ュール3の共通化がなされる。 【0020】 【発明の効果】本願発明は、以上のごとく構成されてお
り、濾過膜モジュールとモジュール押圧部材の間に弾性
部材を介装するだけの簡単な構成で、濾過装置の各部材
間の熱膨張を吸収できるため、水蒸気のような高温媒体
を用いて濾過装置を殺菌することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の濾過装置の正面断面図 【図2】ヘッド容器部の正面断面図 【図3】端部容器部の正面断面図 【図4】クランプの正面断面図 【図5】図4の5−5視断面図 【図6】本願発明に係る弾性部材設置部の詳細図 【図7】濾過膜モジュールを直列に配置した実施例図 【図8】図7の継手部の詳細図 【図9】図8の9−9視断面図 【図10】モジュール受部材の他の実施例図 【符号の説明】 1 濾過装置 2 濾過容器 3 濾過膜モジュール 4 モジュール押圧部材 5 モジュール受部材 6 ヘッド容器 7 端部容器 8 中央部容器 13 原液入口 14 濃縮液出口 15 濾過液出口 38 濾過膜ケーシング 39 濾過液管 46 シール部材 47 原液室 48 濃縮液室 57 継手部材 91 第1の受部材 93 第2の受部材 94 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA02 HA61 JA24A JA25A JA25C JA26A JA30A KA53 KA54 KC23 KC24 KE16Q MA03 MC02 PA01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】a.中心部に設けられた濾過液管、該管に
    巻着された濾過膜、及び左右の側板に原液通路もしくは
    濃縮液通路を有し該膜を収納する濾過膜ケーシングより
    成る濾過膜モジュール、 b.原液入口、濃縮液出口、及び濾過液出口を備え少な
    くとも2個に分割され着脱自在に一体化して成る濾過容
    器、 c.濾過膜モジュールの外周部でかつ濃縮液の流れの下
    流側に設けられたシール部材、 d.分割された濾過容器の一方に設置され濾過膜モジュ
    ールを該容器の外部から押圧するよう形成されたモジュ
    ール押圧部材、 e.分割された濾過容器の他の一方の内壁と濾過膜モジ
    ュールの間に介装されるモジュール受部材、 f.濾過膜モジュールとモジュール押圧部材の間に介装
    された弾性部材、 以上より構成され、濾過膜モジュールを濾過容器内に収
    納し濾過膜モジュールを押圧部材で弾性部材を介して押
    圧して濾過膜モジュールを濾過容器内に定位させるとと
    もに、加熱殺菌に際し各部材間の熱膨張を弾性部材で吸
    収させることを特徴とする濾過装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107551815A (zh) * 2017-08-31 2018-01-09 珠海格力电器股份有限公司 一种反渗透膜滤芯冲洗系统、反渗透系统及净水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107551815A (zh) * 2017-08-31 2018-01-09 珠海格力电器股份有限公司 一种反渗透膜滤芯冲洗系统、反渗透系统及净水器

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