JP2003087931A - 電気接続箱及び多層配線基板の層間接続構造 - Google Patents

電気接続箱及び多層配線基板の層間接続構造

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JP2003087931A
JP2003087931A JP2001269325A JP2001269325A JP2003087931A JP 2003087931 A JP2003087931 A JP 2003087931A JP 2001269325 A JP2001269325 A JP 2001269325A JP 2001269325 A JP2001269325 A JP 2001269325A JP 2003087931 A JP2003087931 A JP 2003087931A
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JP2001269325A
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興治 ▲崎▼山
Koji Sakiyama
Atsushi Momota
敦司 百田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化及び高放熱化が図れ、組立工数の削減
によるコスト低減を図ることができる電気接続箱及び多
層配線基板の層間接続構造を提供する。 【解決手段】 金属材料からなるベース部材10の主面
11にはFPC20が添設される。ベース部材10に
は、絶縁皮膜14と接続端子30を主面11と直交する
方向に収容してこれを支持する端子収容孔12が形成さ
れている。FPC20には、端子収容孔12にその側面
に沿って入り込むように折り曲げられた舌片24を有
し、この舌片24に配線引出部23を形成する。接続端
子30は、端子収容孔12の側面との間で舌片24を所
定のバネ圧をもって挟み込むと共に配線引出部23と接
続される弾性接続片33を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の電装部
品間を相互に接続して配線分岐を行うジョイントボック
スやリレー、ヒューズ等を接続するリレーボックス、ヒ
ューズボックス等の電気接続箱及びこれらの電気接続箱
等に適用されて好適の多層配線基板の層間接続構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気接続箱は、例えば図1
5に示すように、ベース部材(下カバー)1と上カバー
2との間に、配線分岐と電子部品の支持機能を有する複
数のバスバー3を、バスバー3の支持機能とバスバー3
間の絶縁機能とを有する絶縁プレート4を介して複数積
層してなる。バスバー3は、銅又は銅合金の板をプレス
して形成されたもので、その一部が絶縁プレート4の主
面と直交する向きに折り曲げられ、絶縁プレート4及び
他のバスバー3を貫通して上カバー2に形成されたコネ
クタハウジング5の内部に臨み、雌型コネクタ6との接
続用の雄型端子7を形成している。また、雄型端子を有
するヒューズやリレーを接続する場合には、雄型端子7
にいわゆるF−F(Female to Female)端子を接続し、
このF−F端子を介してヒューズ及びリレーを接続する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
気接続箱では、バスバーを使用しなければならないため
重量がかさむという問題があり、特にコネクタ、リレー
及びヒューズとの接続が多いほどバスバー回路が複雑に
なって多層化し、バスバーと絶縁プレートの厚みがかさ
むと共に組立工数が増加してコストアップに繋がる場合
がある。
【0004】このため、本出願人は、バスバーの代わり
にフレキシブルプリント回路(以下、「FPC」と呼
ぶ。)を用いた電気接続箱を多数提案している。
【0005】通常、FPCは、可撓性を確保するために
厚さの薄い樹脂フィルムを用いて構成される。そのた
め、FPCの場合、本質的に多層配線構造の基板(多層
配線基板)の製造が困難である。しかし、近年、FPC
への実装部品や接続部品の増加が進むにつれて、FPC
においても多層配線化が必要とされてきている。そこ
で、片面に回路パターンが形成された複数枚のFPCを
接着材で張り合わせ、全層を一括してレーザで穴開け
し、スルーホールメッキ等を用いて層間接続を行うこと
により多層配線化されたFPCが製造されている。
【0006】しかし、上記従来の多層配線基板の層間接
続方法では、レーザ加工による穴開け及びスルーホール
メッキ等の工程が必要であり、製造工程が複雑でコスト
アップに繋がる場合がある。
【0007】また、将来的に、これらの電気接続箱及び
多層配線基板に、例えばパワーMOSFET等の発熱性
が高い電子部品を搭載した場合、高い放熱性能が要求さ
れることとなる。
【0008】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、大幅な軽量化及び高放熱化が図れ
ると共に、組立工数の削減によるコスト低減を図ること
ができる電気接続箱及び多層配線基板の層間接続構造を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電気接続
箱は、主面を有するベース部材と、このベース部材の主
面上に添設されたフレキシブルプリント回路と、このフ
レキシブルプリント回路の配線引出部と接続されると共
に外部の電子部品と接続される接続端子とを備え、前記
ベース部材は、熱伝導性が高い金属材料からなり、前記
接続端子を前記主面と直交する方向に収容してこれを支
持する端子収容孔を有し、前記フレキシブルプリント回
路は、前記端子収容孔にその側面に沿って入り込むよう
に折り曲げられた舌片を有し、この舌片に前記配線引出
部を形成し、前記接続端子は、前記端子収容孔の側面と
の間で前記舌片を所定のバネ圧をもって挟み込むと共に
前記配線引出部と接続される弾性接続片を有するもので
あることを特徴とする。
【0010】本発明の電気接続箱によれば、配線の分配
及び引き回しに、バスバーの代わりにフレキシブルプリ
ント回路に形成された舌片を挿入した状態で、端子収容
孔に接続端子を挿入するだけで、前記舌片に形成された
配線引出部と接続端子とが所定のバネ圧で電気的に接続
されるので、組立工数の削減及び軽量化を図ることがで
きる。また、ベース部材が金属材料からなるものである
ため、端子収容孔の側面との間での接続端子の弾性接続
片のバネ圧が経年変化(経年劣化)等により変化し難
く、高い接続信頼性を保持し続けることができると共
に、高熱伝導性の金属材料からなる構造のため、高い放
熱性を備えることが可能となる。
【0011】この発明に係る多層配線基板の層間接続構
造によれば、主面を有するベース部材と、このベース部
材の主面上に多層に積層された複数のフレキシブルプリ
ント回路と、これらフレキシブルプリント回路の各配線
引出部間を接続する接続端子とを備え、前記ベース部材
は、熱伝導性が高い金属材料からなり、前記接続端子を
前記主面と直交する方向に挿入する端子収容孔を有し、
前記フレキシブルプリント回路は、前記端子収容孔にそ
の側面に沿って入り込むように折り曲げられた舌片を有
し、この舌片に前記配線引出部を形成すると共に、前記
舌片を各層毎にずらして各層の前記配線引出部を前記端
子収容孔の内部に露出させ、前記接続端子は、前記端子
収容孔の側面との間で前記舌片を所定のバネ圧をもって
挟み込むと共に前記各層の配線引出部と接続される弾性
接続片を有するものであることを特徴とする。
【0012】本発明の層間接続構造によれば、複数のフ
レキシブルプリント回路をベース部材上積層すると共
に、ベース部材に形成された端子収容孔に、各フレキシ
ブルプリント回路に形成された舌片を各層毎にずらして
挿入した状態で、端子収容孔に接続端子を挿入するだけ
で、各舌片に形成された各層の配線引出部と接続端子と
が所定のバネ圧で電気的に接続されるので、各層のフレ
キシブルプリント回路間を容易に相互接続することがで
き、組立工数の削減を図ることができる。また、ベース
部材が金属材料からなるものであるため、接続端子の弾
性接続片のバネ圧が端子収容孔の側面との間で経年変化
等により変化し難く、高い接続信頼性を保持し続けるこ
とができると共に、熱伝導性の高い金属材料からなるた
め、高い放熱性を備えることが可能となる。
【0013】なお、前記ベース部材は、アルミニウム合
金からなり、その表面に絶縁処理が施されているもので
あると、高い放熱性及び絶縁信頼性を得ることができ
る。この場合、絶縁処理としては、アルマイト表面処理
などが考えられる。
【0014】また、前記端子収容孔は底部を有し、この
底部に接続端子位置決め孔を形成し、前記接続端子に
は、端部に前記接続端子位置決め孔と嵌合する位置決め
突起を形成するようにすれば、接続端子を端子収容孔に
正確に位置決めすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施
例に係る電気接続箱の要部を示す断面図、図2は、同電
気接続箱の分解状態を示す断面図である。この電気接続
箱は、主面11を有するアルミニウム合金等の金属材料
からなるベース部材10と、このベース部材10の主面
11上に添設されたフレキシブルプリント回路(以下、
「FPC」と呼ぶ。)20と、このFPC20の配線引
出部23と接続されると共に、外部の電子部品である雌
型コネクタ50と接続される接続端子30と、FPC2
0及び接続端子30をベース部材10との間で保持及び
収容すると共に、コネクタハウジング41を形成する上
カバー40とを備えて構成されている。
【0016】ベース部材10の主面11上には、アルマ
イト表面処理などの絶縁表面処理が施され絶縁皮膜14
が形成されていると共に、ベース部材10には、接続端
子30を主面11と直交する方向に収容してこれを支持
する端子収容孔12が形成されている。一方、FPC2
0は、図3に示すように、例えばポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)等からなるベースフィルム21の上に、例えばエッ
チングなどの方法によりパターン形成されたCu等の導
電材からなる配線22が形成されたもので、配線引出部
23の部分が矩形の一辺を残して切り取られ、上記一辺
で90度下側に折り曲げられて舌片24を形成してい
る。この舌片24は、端子収容孔12に、その側面に沿
うように挿入されている。
【0017】接続端子30は、図4に示すように、銅又
は銅合金の板をプレス加工して形成されたもので、上端
部が雌型コネクタ50と嵌合する雄型端子となる板状の
雄型端子板31と、この雄型端子板31の下端部中央か
ら下側に突出する位置決め突起32と、この位置決め突
起31の両側から上方に折り返された弾性接続片33
と、雄型端子板31の中央部両側から弾性接続片33と
反対側で上端が上方に向かうように折り返されたストッ
パ34とを一体に形成したものである。端子収容孔12
は、例えば図5に示すように、矩形状の有底孔であり、
複数の接続端子30が一定の間隔で配設されるように、
底部に端子位置決め孔13を一定の間隔で形成したもの
である。
【0018】以上の構成の電気接続箱を組み立てる場合
には、まず、図2に示すように、舌片24が端子収容孔
12の側面に沿うように、舌片24を端子収容孔12に
挿入し、ベース部材10の主面11上に、FPC20を
装着する。次に、接続端子30を、弾性接続片33が舌
片24の配線引出部23と対向するように端子収容孔1
2に上から下へと挿入する。これにより接続端子30の
背面と弾性接続片33とが、端子収容孔12の両側面に
押されて、弾性接続片33が撓む。こうして弾性接続片
33が所定のバネ圧で配線引出部23と接触する。この
際、位置決め突起32は、位置決め孔13に嵌合され、
ここで各接続端子30が位置決めされる。最後に、上カ
バー40が取り付けられる。接続端子30の先端は、上
カバー40のコネクタハウジング41の部分に形成され
た端子挿通孔42を介してコネクタハウジング41の内
部に突出する。接続端子30に形成されたストッパ34
は、接続端子30に上方への引き抜き力が加わったとき
に、上カバー40の下面と当接して接続端子30が上方
に引き抜かれるのを防止する。
【0019】このように、この実施例の電気接続箱によ
れば、接続端子30をFPC20と接続するのに、半田
付けや溶接等が一切不要であり、組立が極めて容易で、
しかもFPC20を使用しているため軽量である。ま
た、ベース部材10が金属材料からなる構造のため、樹
脂等からなるものに比べて経年変化(経年劣化)で接続
端子30の弾性接続片33のバネ圧が変化し難く、高い
接続信頼性を保持し続けることができる。
【0020】図6及び図7は、この発明の他の実施例に
係る電気接続箱を示す図で、図6(a)はヒューズボッ
クス、同図(b)はリレーボックスの例である。この実
施例では、接続端子60が、図7に示すように、雄型端
子部を持たないタイプのもので、接続端子30よりも全
長が短い接続端子となっている。この接続端子60は、
背面板61と、その下端部に突出する位置決め突起62
と、その両側から上方に折り返してなる弾性接触片63
とからなる。
【0021】この実施例では、図6(a)に示すような
外部部品としてのヒューズ70、及び図6(b)に示す
ような外部部品としてのリレーボックス80は、それぞ
れの雄型端子部71,81,82が、弾性接続片63と
配線引出部23との間に入り込んで、これらと電気的に
接続される。引き抜き方向への位置規制は、接続端子6
0の背面板61の上端縁部と上カバー40の下面とが当
接することによりなされる。
【0022】図8は、この発明の電気接続箱の更に他の
実施例を示す断面図である。この実施例では、FPC2
0の上にパワーMOSFET90が搭載されている。な
お、FPC20に搭載される電子部品は、パワーMOS
FETに限らず、CPU、IC、トランジスタ等、他の
電子部品の場合もある。このように、FPC20に電子
部品が搭載された場合においても、本発明の電気接続箱
では、ベース部材10に放熱特性に優れたアルミニウム
合金等の金属材料を使用しているため、電子部品からの
発熱に対する対策は万全である。なお、更に放熱効果を
得るために、このベース部材10の下面側には放熱フィ
ン101が形成されている。また、ベース部材10の表
面には、アルマイト処理等の絶縁処理が施され、絶縁皮
膜14が形成されているため、接続端子60同士の短絡
を効果的に防止することができる。
【0023】図9は、この発明の一実施例に係る多層配
線基板の層間接続構造を適用した電気接続箱の要部を示
す平面図、図10は図9のA−A´断面図及びB−B´
断面図である。この電気接続箱は、主面11を有する金
属材料からなるベース部材10と、このベース部材10
の主面11上に積層された2枚のFPC20a,20b
と、これらFPC20a,20bの配線引出部23a,
23bと接続される接続端子30と、FPC20及び接
続端子30をベース部材10との間で保持及び収容する
上カバー40とを備えて構成されている。
【0024】ベース部材10には、アルマイト表面処理
などにより絶縁皮膜14が形成されていると共に、接続
端子60を主面11と直交する方向に収容してこれを支
持する端子収容孔12が形成されている。一方、FPC
20a,20bは、図11に積層状態を示し、図12に
分離状態を示すように、それぞれが例えばPETやPE
N等からなるベースフィルム21a,21bの上に、例
えばエッチング等の方法によりパターン形成されたCu
等の導電材からなる配線22a,22bが形成されたも
ので、配線引出部23a,23bの部分が矩形の一辺を
残して切り取られ、上記一辺で90度下側に折り曲げら
れて舌片24a,24bを形成している。この舌片24
a,24bは、端子収容孔12に、互いの位置をずらし
てその側面に沿うように挿入されている。
【0025】接続端子60は、図13に示すように、図
7に示した接続端子60と同様の構成からなるもので、
背面板61と、位置決め突起62と、弾性接続片63と
を一体に形成したものである。端子収容孔12は、例え
ば矩形状の有底孔であり、接続端子60が位置決めされ
るように底部に端子位置決め孔13を形成したものであ
る。
【0026】以上の構成からなる電気接続箱を組み立て
る場合には、まず、FPC20aの舌片24aが端子収
容孔12の側面に沿うように、舌片24aを端子収容孔
12に挿入し、ベース部材10の主面11上にFPC2
0aを装着する。続いて、FPC20bの舌片24bが
舌片24aの隣で端子収容孔12の側面に沿うように、
舌片24bを端子収容孔12に挿入し、FPC20a上
にFPC20bを積層する。次に、接続端子60を、弾
性接続片63が舌片24a,24bの配線引出部23
a,23bと対向するように端子収容孔12に上から下
へと挿入する。これにより接続端子60の背面と弾性接
続片63とが、端子収容孔12の両側面に押されて弾性
接続片63が撓み、弾性接続片63が所定のバネ圧で配
線引出部23a,23bと接触する。こうして、配線引
出部23a,23b同士が接続される。位置決め突起6
2は、位置決め孔13に嵌合され接続端子60が位置決
めされて、最後に、上カバー40が取り付けられる。接
続端子60の上端位置は、上カバー40の下面で規制さ
れ、接続端子60が上方に外れるのを防止する。
【0027】このように、この例の電気接続箱によれ
ば、FPC20a,20bを接続端子60を介して接続
しているので、層間接続のために半田付けや溶接等が一
切不要であり、組立が極めて容易で、しかも設計自由度
も高いという利点がある。また、ベース部材10が例え
ばアルミニウム合金等の熱伝導性の高い金属材料からな
る構造のため、樹脂等からなるベース部材に比べて経年
変化等で弾性接続片63のバネ圧が変化し難く、FPC
20a,20bの高い接続信頼性を保持し続けることが
可能となる。更に、ベース部材10の表面に絶縁皮膜1
4が形成されているため、接続端子60同士の短絡を効
果的に防止することが可能である。
【0028】図14は、この発明の他の実施例に係る多
層配線基板の層間接続構造を適用した電気接続箱を示す
要部の平面図である。この実施例では、3枚のFPC2
0a,20b,20cを、1つの接続端子50で相互接
続している。接続端子110には、3つの弾性接続片1
13が形成されており、他の構成は上記と同様である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の電気接続
箱によれば、配線の分配及び引き回しに、バスバーの代
わりにフレキシブルプリント回路に形成された舌片を挿
入した状態で、端子収容孔に接続端子を挿入するだけ
で、前記舌片に形成された配線引出部と接続端子とが所
定のバネ圧で電気的に接続されるので、組立工数の削減
及び軽量化を図ることができる。また、ベース部材が金
属材料からなるものであるため、端子収容孔の側面との
間での接続端子の弾性接続片のバネ圧が経年変化(経年
劣化)等により変化し難く、高い接続信頼性を保持し続
けることができると共に、高熱伝導性の金属材料からな
る構造のため、高い放熱性を備えることが可能となると
いう効果を奏する。
【0030】また、この発明の多層配線基板の層間接続
構造によれば、複数のフレキシブルプリント回路をベー
ス部材上積層すると共に、ベース部材に形成された端子
収容孔に、各フレキシブルプリント回路に形成された舌
片を各層毎にずらして挿入した状態で、端子収容孔に接
続端子を挿入するだけで、各舌片に形成された各層の配
線引出部と接続端子とが所定のバネ圧で電気的に接続さ
れるので、各層のフレキシブルプリント回路間を容易に
相互接続することができ、組立工数の削減を図ることが
できる。また、ベース部材が金属材料からなるものであ
るため、接続端子の弾性接続片のバネ圧が端子収容孔の
側面との間で経年変化等により変化し難く、高い接続信
頼性を保持し続けることができると共に、熱伝導性の高
い金属材料からなるため、高い放熱性を備えることが可
能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る電気接続箱の要部を
示す断面図である。
【図2】 同電気接続箱の分解状態を示す断面図であ
る。
【図3】 同電気接続箱に使用されるFPCの斜視図で
ある。
【図4】 同電気接続箱に使用される接続端子の斜視図
である。
【図5】 同電気接続箱のベース部材に形成された端子
収容孔の斜視図である。
【図6】 本発明の他の実施例に係る電気接続箱の断面
図で、同図(a)はヒューズボックス、同図(b)はリ
レーボックスを示す図である。
【図7】 同電気接続箱に使用される接続端子の斜視図
である。
【図8】 本発明の更に他の実施例に係る電気接続箱の
断面図である。
【図9】 本発明の一実施例に係る多層配線基板の層間
接続構造を適用した電気接続箱の要部を示す平面図であ
る。
【図10】 同電気接続箱の断面図である。
【図11】 同電気接続箱に使用されるFPCの積層状
態の斜視図である。
【図12】 同電気接続箱に使用されるFPCの分解状
態の斜視図である。
【図13】 同電気接続箱に使用される接続端子及び端
子収容孔の分解斜視図である。
【図14】 本発明の他の実施例に係る多層配線基板の
層間接続構造を適用した電気接続箱の要部の平面図であ
る。
【図15】 従来の電気接続箱の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1,10…ベース部材(下カバー)、2,40…上カバ
ー、3…バスバー、4…絶縁プレート、5,41…コネ
クタハウジング、6,50…雌型コネクタ、7…雄型端
子、11…主面、12…端子収容孔、13…端子位置決
め孔、14…絶縁皮膜、20,20a,20b…フレキ
シブルプリント回路、23,23a,23b…配線引出
部、24,24a,24b…舌片、30,60,110
…接続端子、31…雄型端子板、32,62…位置決め
突起、33,63,113…弾性接続片、34…ストッ
パ、61…背面板、70…ヒューズ、80…リレー、9
0…パワーMOSFET。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB01 BB09 BB23 CC23 CC26 EE03 FF07 GG01 HH01 HH18 5E077 BB13 BB23 BB32 CC23 CC26 DD14 EE05 GG01 GG10 JJ20 5G361 BA01 BB01 BC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面を有するベース部材と、 このベース部材の主面上に添設されたフレキシブルプリ
    ント回路と、 このフレキシブルプリント回路の配線引出部と接続され
    ると共に外部の電子部品と接続される接続端子とを備
    え、 前記ベース部材は、熱伝導性が高い金属材料からなり、
    前記接続端子を前記主面と直交する方向に収容してこれ
    を支持する端子収容孔を有し、 前記フレキシブルプリント回路は、前記端子収容孔にそ
    の側面に沿って入り込むように折り曲げられた舌片を有
    し、この舌片に前記配線引出部を形成し、 前記接続端子は、前記端子収容孔の側面との間で前記舌
    片を所定のバネ圧をもって挟み込むと共に前記配線引出
    部と接続される弾性接続片を有するものであることを特
    徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材は、アルミニウム合金か
    らなるものであることを特徴とする請求項1記載の電気
    接続箱。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材は、その表面に絶縁処理
    が施されているものであることを特徴とする請求項1又
    は2記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 前記絶縁処理は、アルマイト表面処理で
    あることを特徴とする請求項3記載の電気接続箱。
  5. 【請求項5】 前記端子収容孔は底部を有し、この底部
    に接続端子位置決め孔が形成され、 前記接続端子は、端部に前記接続端子位置決め孔と嵌合
    する位置決め突起が形成されていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項記載の電気接続箱。
  6. 【請求項6】 主面を有するベース部材と、 このベース部材の主面上に多層に積層された複数のフレ
    キシブルプリント回路と、 これらフレキシブルプリント回路の各配線引出部間を接
    続する接続端子とを備え、 前記ベース部材は、熱伝導性が高い金属材料からなり、
    前記接続端子を前記主面と直交する方向に挿入する端子
    収容孔を有し、 前記フレキシブルプリント回路は、前記端子収容孔にそ
    の側面に沿って入り込むように折り曲げられた舌片を有
    し、この舌片に前記配線引出部を形成すると共に、前記
    舌片を各層毎にずらして各層の前記配線引出部を前記端
    子収容孔の内部に露出させ、 前記接続端子は、前記端子収容孔の側面との間で前記舌
    片を所定のバネ圧をもって挟み込むと共に前記各層の配
    線引出部と接続される弾性接続片を有するものであるこ
    とを特徴とする多層配線基板の層間接続構造。
  7. 【請求項7】 前記ベース部材は、アルミニウム合金か
    らなり、その表面にアルマイト表面処理による絶縁処理
    が施されているものであることを特徴とする請求項7記
    載の多層配線基板の層間接続構造。
  8. 【請求項8】 前記端子収容孔は底部を有し、この底部
    に接続端子位置決め孔が形成され、 前記接続端子は、端部に前記接続端子位置決め孔と嵌合
    する位置決め突起が形成されていることを特徴とする請
    求項6又は7記載の多層配線板の層間接続構造。
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