JP2003087578A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JP2003087578A
JP2003087578A JP2001275086A JP2001275086A JP2003087578A JP 2003087578 A JP2003087578 A JP 2003087578A JP 2001275086 A JP2001275086 A JP 2001275086A JP 2001275086 A JP2001275086 A JP 2001275086A JP 2003087578 A JP2003087578 A JP 2003087578A
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color
image
color reduction
processing
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JP2001275086A
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English (en)
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Satoru Yokota
悟 横田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多大なメモリを必要とすることなく、カラーデ
ータ、特にラスタデータ、ベクタデータを含む画像デー
タを要求に応じて柔軟に処理することのできる画像処理
方法および装置を提供する。 【解決手段】ラスタデータとベクタデータの両者を含む
画像データに対して、インタプリタ部151で中間コー
ドに変換した後に、ラスタデータをラスタデータ処理部
153で減色処理し、ベクタデータをベクタデータ処理
部154で減色処理し、その後、イメージ処理部155
でイメージを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理方法お
よび装置に関し、特に、ラスタデータとベクタデータの
両者を含む画像データを処理する画像処理方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラープリンタが多く普及し、こ
のカラープリンタの普及に伴って、オフィス等ではカラ
ーのドキュメントが作成され、カラーデータを出力する
機会が増えている。また、低価格で大判のデータをカラ
ーで印刷できるプリンタも普及し始めており、建設図面
や半導体の設計図等のベクターデータを含むCADデー
タをカラーで出力したいという要望も増えている。
【0003】しかしながら、カラーデータを扱うには大
量のメモリと多大な計算能力が必要とされ、CADデー
タのような大きなサイズのデータをカラーで高品質、高
速に表示・出力することは、現状では困難な状況であ
る。ところが、カラーデータの印刷結果に求められる品
質には、色が付けばよいというレベルから細部までにじ
みなく色が再現されているレベルまで多様である。この
ため、ユーザの多種多様な要求に応じて印刷できるよう
にすることで、カラーのドキュメントを利用することが
できる。
【0004】このような要求に応じた技術としては、特
開平11-53146号公報に記載の「印刷システム、
プリンタ、プリンタドライバ及びプログラム記録媒体」
がある。ここに記載された技術では、解像度や1ドット
で表現可能な色数を変更することで、高品質な画像や、
高速での印刷を可能としている。
【発明が解決しようとする課題】ところが、CADデー
タ中のベクタデータは、通常線毎に色や線幅を定義する
が、作成されるデータが設計図である場合には、 1. 線の種類は少ない。
【0005】2. 線がにじんだり、線幅が変化するこ
とは許容されない。
【0006】という特徴がある。
【0007】このことから、CADデータ中のベクタデ
ータに対しては、安易に解像度を変更することで高速化
する方法は採用しにくい。
【0008】また、CADデータ等は、電子データのサ
イズが一般のオフィス文書と比較して大きい(出力サイ
ズがA0〜A2程度のものが多い)ため、画像処理に必
要なメモリが多くなる傾向がある。
【0009】そこで、この発明は、多大なメモリを必要
とすることなく、カラーデータ、特にラスタデータ、ベ
クタデータを含む画像データを要求に応じて柔軟に処理
することのできる画像処理方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、ラスタデータおよびベクタデ
ータを含む画像データを処理する画像処理方法におい
て、画像データに含まれるラスタデータとベクタデータ
とのそれぞれに、各々独立した減色処理を施すことを特
徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記ラスタデータと前記ベクタデータとは、
それぞれ異なる減色方法で減色されることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記ラスタデータと前記ベクタデータとは、
それぞれ減色後の使用色数が異なる減色処理が施される
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明は、ラスタデータお
よびベクタデータを含む画像データを処理する画像処理
装置において、画像データに含まれるラスタデータおよ
びベクタデータのそれぞれの減色条件を設定する処理設
定手段と、前記処理設定手段により設定された減色条件
に基づいて前記ラスタデータを減色する第1の減色手段
と、前記処理設定手段により設定された減色条件に基づ
いて前記ベクタデータを減色する第2の減色手段とを具
備することを特徴とする。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、前記第1の減色手段と前記第2の減色手段と
は、各々異なる減色方法で画像データの減色を実行する
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項6の発明は、請求項4の発明
において、前記第1の減色手段と前記第2の減色手段と
は、各々減色後の使用色数が異なる減色を実行すること
を特徴とする。
【0015】また、請求項7の発明は、請求項4の発明
において、前記第1の減色手段は、前記ベクタデータが
使用する色を基準として、前記ラスタデータの減色を実
行することを特徴とする。
【0016】また、請求項8の発明は、請求項4の発明
において、前記第2の減色手段は、前記ラスタデータが
使用する色を基準として、前記ベクタデータの減色を実
行することを特徴とする。
【0017】また、請求項9の発明は、請求項4の発明
において、前記処理設定手段は、ユーザからの減色条件
の指定を受け付けるユーザインタフェイスを提供するユ
ーザインタフェイス提供手段を具備することを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像処理方
法および装置の一実施の形態について、添付図面を参照
して、詳細に説明する。
【0019】図1は、この発明を適用した印刷システム
の構成を示すブロック図である。同図に示すように、印
刷システムは、プリントサーバ1と複数のクライアント
2(2−1〜2−n)、出力装置3、複数の出力装置4
(4−1〜4−m)、ネットワーク5を具備して構成さ
れる。プリントサーバ1とクライアント2、出力装置4
は、ネットワーク5に接続され、出力装置3は、ケーブ
ル等によりプリントサーバ1に接続される。なお、この
システムは、印刷システムとしてのみ利用するとは限ら
ず、ネットワーク5にファイルサーバ等を接続して他の
システムとしても利用することが可能である。
【0020】プリントサーバ1は、この発明を適用した
部分であり、クライアント2からの印刷要求を受け付
け、印刷データに必要な処理を施して、出力装置3また
は出力装置4のいずれかからデータを印刷出力させる。
クライアント2は、プリントサーバ1に対して印刷依頼
を行うが、その際に出力属性の指定や出力先の指定等を
行う。出力装置3および出力装置4は、プリンタサーバ
1からの要求に応じて、データを印刷出力する。
【0021】次に、プリントサーバ1の詳細について説
明する。図2は、プリントサーバ1の構成を示したブロ
ック図である。
【0022】同図に示すように、プリントサーバ1は、
印刷依頼受付部11と印刷データ管理部12、データス
プーラ13、データ処理設定表14、データ変換部1
5、出力部16を具備して構成される。なお、これらの
各部は、実際には、コンピュータ装置を構成するハード
ウェアおよびソフトウェアにより構成される。データス
プーラ13とデータ処理設定表14は、いずれもハード
ディスク装置等の記憶装置により構成されるが、これら
は、物理的には1つの記憶装置で構成され、論理的に別
の構成部として利用することが可能である。また、デー
タ処理設定表14をデータスプーラ13の一部に含める
ように構成してもよい。
【0023】印刷依頼受付部11は、クライアント2か
らの印刷要求を受け付け、印刷データ管理部12は、印
刷依頼受付部11が受け付けた印刷要求に含まれる印刷
データをデータスプーラ13に蓄え、印刷時のパラメー
タをデータ処理設定表14に蓄える。
【0024】データスプーラ13は、印刷データを蓄
え、データ処理設定表14は、印刷時のパラメータを蓄
える。データスプーラ13に蓄えられる印刷データと、
データ処理設定表に蓄えられるパラメータは、印刷デー
タ管理部12により関連付けられて蓄えたれる。
【0025】データ変換部15は、データスプーラ13
に蓄えられている印刷データを出力するために、データ
処理設定表14に蓄えられているパラメータ等を参照し
て、データフォーマットの変換を行い、最終的なイメー
ジの生成を行う。
【0026】出力部16は、データスプーラ13に蓄え
られている変換済みのデータ(イメージデータ)を出力
装置3または出力装置4に出力する。このプリントサー
バ1は、データ変換部15でイメージデータを生成し、
生成したイメージデータを出力部16が出力先として指
定された出力装置3または出力装置4に応じたデータ形
式で出力を行うが、データ変換部15でのイメージデー
タの生成に際して、必要に応じてカラーデータの減色等
の処理を行う。
【0027】図3は、データ変換部15の構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、データ変換部15
は、インタプリタ部151と中間コードメモリ152、
ラスタデータ処理部153、ベクタデータ処理部15
4、イメージ処理部155、イメージメモリ156を具
備して構成される。
【0028】インタプリタ部151は、印刷データを解
釈して中間コードに変換し、変換した中間コードを中間
コード格納メモリ152に格納する。その後、データの
種別を判定して、ラスタデータ処理部153、ベクタデ
ータ処理部154を呼び出す。中間コード格納メモリ1
52は、中間コードを格納するメモリであり、インタプ
リタ部151によって、プリントサーバ1が有している
(一般の)メモリから必要に応じて確保される。
【0029】ラスタデータ処理部153は、中間コード
格納メモリ152に格納されている中間コードのうち、
ラスタデータの中間コードに対する色変換処理等を行
う。ベクタデータ処理部154は、中間コード格納メモ
リ152に格納されている中間コードのうち、ベクタデ
ータの中間コードに対する色変換処理等を行う。
【0030】イメージ処理部155は、ラスタデータ処
理部153、ベクタデータ処理部154での処理結果に
基づいて最終的なイメージデータを生成し、イメージメ
モリ156上に展開する。イメージメモリ156は、イ
メージデータが展開されるメモリであり、イメージ処理
部155によって、プリントサーバ1が有している(一
般の)メモリから必要容量が確保されたものである。
【0031】次に、プリントサーバ1の動作について説
明する。プリントサーバ1は、印刷依頼受付部11がク
ライアント2からの印刷要求を受け付けて動作を開始す
るが、印刷要求には、印刷データの他に印刷に必要なパ
ラメータも含まれている。このパラメータは、出力先の
指定等の他に、印刷モードが指定されている。印刷モー
ドの指定は、クライアント2で、図4に示すような画面
を介して行われる。この図4に示した画面は、印刷依頼
受付部11が、クライアント2に提供してもよく、クラ
イアント2に予めプリンタドライバの一部として組み込
んでおいてもよい。
【0032】図4に示した画面では、印刷モードとし
て、「図面・地図モード」と「オフィス文書モード」が
選択できるようになっており、さらに、各モードにおけ
る「速度優先」と「色優先」を選択できるようになって
いる。
【0033】ここで、各モードについて説明する。図面
・地図モードは、図面や地図を出力する際に指定するモ
ードであり、速度優先と色優先とを指定することができ
る。速度優先を指定した場合には、ベクタデータは最大
で8色、ラスタデータは1色で出力されることになる。
この場合には、ラスタデータは、単色、つまり2値画像
として出力され、その色を指定することができる。ま
た、図4には示していないが、速度優先を指定する場合
には、ペン若しくは線番号毎に色指定を行うことができ
る。これらを指定しない場合には、自動としてデフォル
トの色で処理されることとなる。
【0034】また、図面・地図モードにおいて、色優先
を指定した場合には、全体が256色のカラーで出力さ
れることになる。この256色は、インデックスカラー
を用いるため、ラスタデータ、ベクタデータのいずれか
一方を他方のインデックスカラーを基準として、色変換
することになる。したがって、ラスタ、ベクタのいずれ
の色を基準とするかを指定することとなる。
【0035】一方、オフィス文書モードは、オフィス文
書として一般的なA4サイズ以下の文書を出力する際に
指定するモードであり、速度優先と色優先とを指定する
ことができる。速度優先を指定した場合には、全体が2
56色のカラーで出力されるが、この256色カラー
は、フルカラーのイメージに減色処理を施すものである
ため、その減色方法を指定する必要がある。
【0036】また、オフィス文書モードで色優先を指定
した場合には、全体がフルカラー(約1670万色)で
出力される。この場合には、別途指定する項目はない。
【0037】さて、このような印刷モードの指定を含む
印刷要求を受け付けたプリントサーバ1は、当該印刷要
求に含まれる印刷データを指定された印刷モードに従っ
てデータ変換部15で変換処理し、出力装置3または出
力装置4から出力する。
【0038】図5は、データ変換部15の動作の流れを
示すフローチャートである。データ変換部15は、処理
を開始すると、まず、インタプリタ部151がデータス
プーラ13からPDL等の印刷データを取得し、取得し
た印刷データを解析する(ステップ201)。続いて、
インタプリタ部151は、印刷データの解析結果に基づ
いて、中間コードを生成して中間コード格納メモリ15
2に格納する(ステップ202)。
【0039】中間コードは、例えば、図6に示すような
ものが生成される。ベクタデータは、図6(a)に示す
ように、要素(線)毎に色や幅、始点座標、終点座標を
含む中間コードが生成され、ラスタデータは、色毎に解
像度やデータの大きさ、オフセット座標およびデータ自
体を含む中間コードが生成される。
【0040】さて、中間コードを生成したインタプリタ
部151は、印刷データにラスタデータが含まれている
場合にはラスタデータ処理部153を、ベクタデータが
含まれている場合にはベクタデータ処理部154を、両
者が含まれている場合には、両者を呼び出す。そして、
呼び出されたラスタデータ処理部153とベクタデータ
処理部154は、それぞれデータ処理設定表14に格納
されているパラメータから処理モード(印刷モードに速
度優先、色優先の指定を含んだもの)を参照する(ステ
ップ203)。
【0041】ここで、処理モードが8色速度優先(図面
・地図モードの速度優先指定)であった場合には(ステ
ップ204でYES)、ラスタデータ処理部153がラ
スタデータを2値化処理するとともに、ベクタデータ処
理部154が使用色数を8色以内に減色処理する(ステ
ップ205)。ラスタデータ処理部153における減色
処理は、指定された色での2値化処理であり、ベクタデ
ータ処理部154における減色処理は、線またはペン毎
に色の指定があればその指定に従い、色の指定が無けれ
ば、閾値法によりデフォルトの色への減色を行う。
【0042】また、処理モードが256色色優先(図面
・地図モードの色優先指定)であった場合には(ステッ
プ204でNO、ステップ206でYES)、ラスタデ
ータ処理部153とベクタデータ処理部154は、それ
ぞれラスタデータとベクタデータを256色のインデッ
クスカラーに減色する(ステップ207)。この減色処
理においては、基準となるインデックスカラーがラスタ
データに指定されていた場合には、ベクタデータのイン
デックスをラスタデータのインデックスに変換し、基準
となるインデックスカラーがベクタデータに指定されて
いた場合には、ラスタデータのインデックスをベクタデ
ータのインデックスに変換する。
【0043】また、処理モードがオフィス文書モードで
あった場合には(ステップ204でNO、ステップ20
6でNO)、ラスタデータ処理部153とベクタデータ
処理部154での減色処理は行われない。
【0044】これらの減色処理が終了すると、続いて、
イメージ処理部155がイメージメモリ156を必要容
量確保し(ステップ208)、イメージを生成してイメ
ージメモリ156上に展開する(ステップ209)。
【0045】ここで、イメージ処理部155が確保する
イメージメモリ156の容量について説明する。なお、
ここでは、A0サイズ(841mm×1189mm)で解像度が4
00dpi、各画素が1ビット(bit)で表現される(2値
画像)イメージに必要なメモリ容量は、約32メガバイ
ト(Mbyte)であるものとする。
【0046】処理モードが8色速度優先である場合に
は、面順次によりイメージを生成する。面順次でイメー
ジを生成する場合には、各色毎に面が必要となるため、
1面(1色)から8面(8色)の範囲の面数が必要とな
る。したがって、8色速度優先の処理に必要なイメージ
メモリ156の容量は、32〜256メガバイトとな
る。
【0047】また、処理モードが256色色優先の場合
には、点順次によりイメージを生成する。この場合、2
56色のインデックスカラーを表現するには、各画素毎
に8ビット必要となる。したがって、256色色優先の
処理に必要なイメージメモリ156の容量は、256メ
ガバイトとなる。
【0048】一方、オフィス文書モードでは、点順次に
よりイメージを生成する。この場合、フルカラーを表現
するには、各画素毎に24ビット(赤、緑、青を表現す
るのに各8ビット)必要となる。したがって、オフィス
文書モードの処理に必要なイメージメモリ156の容量
は、768メガバイトとなる。
【0049】さて、イメージ処理部155は、イメージ
を生成すると、処理モードが256色速度優先(オフィ
ス文書モードの速度優先指定)の場合のみ(ステップ2
10でYES)、生成したイメージに対して減色処理を
行い(ステップ211)、他の処理モードの場合は、そ
のまま終了する。処理モードが256色速度優先の場合
の減色処理は、フルカラーのイメージを256色に減色
するもので、指定された処理方法(例えば、誤差拡散
法)によって減色を行う。
【0050】ここで、各処理モードの特徴を比較してみ
る。処理モードが8色速度優先の場合には、イメージ生
成に使用するメモリの容量が最も小さく、特に、使用す
る色数が少ないほど、その傾向は顕著となる。したがっ
て、ラスタデータ部分に色が必要ない場合には、最も高
速で処理が可能である。
【0051】一方、処理モードが256色色優先の場合
には、全体をカラーで出力することができる。イメージ
生成時に使用するメモリ容量は、8色速度優先の場合に
よりも大きいことがあるが、フルカラーでの出力を行う
場合に比べて、3分の1程度であり、比較的高速に処理
が可能である。
【0052】また、処理モードが256色速度優先の場
合には、一度、フルカラーでのイメージを生成し、その
後、イメージ全体の減色を行うため、最終的なイメージ
データのサイズは、フルカラーよりも小さいが比較的綺
麗な出力を得ることができる。イメージの生成時には、
256色色優先の場合の3倍程度のメモリ容量を必要と
するが、一般的なオフィス文書であるA4サイズ程度の
出力を行うには、A0サイズの約16分の1程度のメモ
リ容量(48メガバイト)でよい。
【0053】ところで、上述の説明では、イメージの生
成をページ単位で行う場合を説明したが、メモリの使用
容量を低減するための技術であるバンディング処理を行
う場合にも、この発明を適用することができる。
【0054】図7は、バンディング処理を実施する場合
のデータ変換部15’(上述のデータ変換部15に相当
する構成)の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、データ変換部15’は、インタプリタ部15
1’と中間コードメモリ152’、ラスタデータ処理部
153’、ベクタデータ処理部154’、イメージ処理
部155’、イメージメモリ156’、ソート部15
7’を具備して構成される。
【0055】インタプリタ部151’は、印刷データを
解釈して中間コードに変換し、変換した中間コードを中
間コード格納メモリ152’に格納する。その後、ソー
ト部157’を呼び出す。中間コード格納メモリ15
2’は、中間コードを格納するメモリであり、インタプ
リタ部151’によって、プリントサーバ1が有してい
る(一般の)メモリから必要に応じて確保される。
【0056】ソート部157’は、中間コード格納メモ
リ152’に格納された中間コードから生成されるイメ
ージデータの大きさを算出し、これと使用可能なイメー
ジメモリ156’の大きさを比較する。比較の結果、バ
ンディング処理が必要であると判定した場合には、中間
コードをバンディングしながら、各バンド毎の中間コー
ドをイメージ処理部155’へ渡す。このとき、必要に
応じてラスタデータ処理部153’、ベクタデータ処理
部154’を呼び出す。
【0057】ラスタデータ処理部153’は、ラスタデ
ータの中間コードに対する色変換処理等を行う。ベクタ
データ処理部154’は、ベクタデータの中間コードに
対する色変換処理等を行う。
【0058】イメージ処理部155’は、ソート部15
7’から渡された中間コード(ラスタデータ処理部15
3’、ベクタデータ処理部154’での処理が施された
ものを含む)に基づいて最終的なイメージデータを生成
し、イメージメモリ156’上に展開する。イメージメ
モリ156’は、イメージデータが展開されるメモリで
あり、イメージ処理部155’によって、プリントサー
バ1が有している(一般の)メモリから必要容量が確保
されたものである。
【0059】このデータ変換部15’でバンディング処
理を行った場合、面順次でイメージデータを生成する場
合には、バンド毎、プレーン(色)毎にイメージデータ
を生成し、点順次でイメージデータを生成する場合に
は、バンド毎にイメージデータを生成することになる。
【0060】例えば、面順次でイメージデータを生成す
る場合、赤および黒の2色のイメージを2バンドで処理
する場合には、まず、最初のバンドの黒のプレーン(図
8(a)参照)、赤のプレーン(図8(b)参照)のイ
メージデータを生成する。その後、同じイメージメモリ
156’をクリアして、次のバンドの黒のプレーン(図
8(c)参照)、赤のプレーン(図8(d)参照)のイ
メージデータを生成する。そして、最終的には、図8
(e)に示すようなイメージデータが生成されることと
なる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ラスタデータとベクタデータの両者を含む画像デー
タに対して、ラスタデータとベクタデータとにそれぞれ
独立した減色処理を施すように構成したので、使用する
メモリ容量を低減することができ、ユーザが希望する出
力イメージを高速に生成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した印刷システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】プリントサーバ1の構成を示したブロック図で
ある。
【図3】データ変換部15の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】印刷モードを指定するための画面例を示した図
である。
【図5】データ変換部15の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】中間コードの例を示した図である。
【図7】バンディング処理を実施する場合のデータ変換
部15’の構成を示すブロック図である。
【図8】バンディング処理の例を示した図である。
【符号の説明】
1 プリントサーバ 2−1〜2−n クライアント 3 出力装置 4−1〜4−m 出力装置 11 印刷依頼受付部 12 印刷データ管理部 13 データスプール 14 データ管理設定表 15 データ変換部 15’ データ変換部 16 出力部 151 インタプリタ部 151’ インタプリタ部 152 中間コード格納メモリ 152’ 中間コード格納メモリ 153 ラスタデータ処理部 153’ ラスタデータ処理部 154 ベクタデータ処理部 154’ ベクタデータ処理部 155 イメージ処理部 155’ イメージ処理部 156 イメージメモリ 156’ イメージメモリ 157’ ソート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB13 AB20 BA01 BA03 BA09 EA06 EA07 EA16 5B057 AA11 CA01 CA12 CA17 CB01 CB17 CC04 CE16 CH01 CH11 CH18 5C077 MP08 PP37 RR06 TT02 5C079 LA02 LB11 NA10 PA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラスタデータおよびベクタデータを含む
    画像データを処理する画像処理方法において、 画像データに含まれるラスタデータとベクタデータとの
    それぞれに、各々独立した減色処理を施すことを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記ラスタデータと前記ベクタデータと
    は、それぞれ異なる減色方法で減色されることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ラスタデータと前記ベクタデータと
    は、それぞれ減色後の使用色数が異なる減色処理が施さ
    れることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 ラスタデータおよびベクタデータを含む
    画像データを処理する画像処理装置において、 画像データに含まれるラスタデータおよびベクタデータ
    のそれぞれの減色条件を設定する処理設定手段と、 前記処理設定手段により設定された減色条件に基づいて
    前記ラスタデータを減色する第1の減色手段と、 前記処理設定手段により設定された減色条件に基づいて
    前記ベクタデータを減色する第2の減色手段とを具備す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の減色手段と前記第2の減色手
    段とは、 各々異なる減色方法で画像データの減色を実行すること
    を特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の減色手段と前記第2の減色手
    段とは、 各々減色後の使用色数が異なる減色を実行することを特
    徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の減色手段は、 前記ベクタデータが使用する色を基準として、前記ラス
    タデータの減色を実行することを特徴とする請求項4記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の減色手段は、 前記ラスタデータが使用する色を基準として、前記ベク
    タデータの減色を実行することを特徴とする請求項4記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理設定手段は、 ユーザからの減色条件の指定を受け付けるユーザインタ
    フェイスを提供するユーザインタフェイス提供手段を具
    備することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008182440A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム
JP2016152423A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム

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