JP2003087439A - Usimカード、携帯端末、プリペイドカード運用システム、及びプリペイドカード運用方法 - Google Patents

Usimカード、携帯端末、プリペイドカード運用システム、及びプリペイドカード運用方法

Info

Publication number
JP2003087439A
JP2003087439A JP2001272583A JP2001272583A JP2003087439A JP 2003087439 A JP2003087439 A JP 2003087439A JP 2001272583 A JP2001272583 A JP 2001272583A JP 2001272583 A JP2001272583 A JP 2001272583A JP 2003087439 A JP2003087439 A JP 2003087439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
usim
card
communication
mobile terminal
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001272583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4784022B2 (ja
Inventor
Hidenori Ogawa
英範 小川
Tatsu Idogami
達 井戸上
Norio Funadogawa
紀夫 船渡川
Yusaku Masunaga
優作 増永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2001272583A priority Critical patent/JP4784022B2/ja
Publication of JP2003087439A publication Critical patent/JP2003087439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784022B2 publication Critical patent/JP4784022B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meter Arrangements (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプリペイド式携帯端末では専用の端末
を使用し、また継続使用するためにカードを追加購入し
ていた。また、将来使用されるUSIMカードでは、通
信事業者が本人に直接届ける形態をとることも予想さ
れ、従来のプリペイド式携帯端末の欠点を解消し、来る
べきUSIMと3Gの時代に適合したプリペイドカード
及びカード運用システムの登場が望まれていた。 【解決手段】 発行ビューロ20から、「USIMのI
D」と「通信可能な金額」を記録したカード52を発行
する。利用者50は、携帯端末51にカード52を装着
し、通信事業者10から通信IDを貸与を受け通話を開
始する。USIMに記録された「金額」が少なくなった
場合は、料金徴収代行業者30に通話時間の延長申請を
行う。与信審査を通過すると、通信事業者システム11
は携帯端末51に金額追加の許可通知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話や携帯情報
処理端末などの携帯端末に使用されるプリペイド式のI
Cカード、該プリペイド式ICカードを使用した携帯端
末、プリペイドカード運用システム、及びプリペイドカ
ード運用方法に関し、特に次世代携帯端末に使用される
USIM(Universal Subscriber Identity Module)を
搭載したプリペイドUSIMカード、プリペイド式携帯
端末、プリペイドカード運用システム、及びプリペイド
カード運用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話などの携帯端末には、プ
リペイドカードを使用する携帯端末がある。プリペイド
式の携帯電話では以下のようにして利用される。 (1)通信事業者または契約店にてプリペイドカードを
購入する。 (2)料金登録したいプリペイド式の携帯電話から購入
したカードに記載されている番号を入力して料金登録を
行う。 (3)料金登録後、通常の携帯電話と同様に利用する。 (4)残り度数不足、有効期限が経過した場合は、プリ
ペイドカードを再度購入して、(2)と同じ方法により
追加登録を行う。なお、有効期限経過後であっても。所
定の期間内であれば電話番号の継続使用が保障される
が、その期間を経過すると電話番号は変更される。
【0003】このようなプリペイド式の携帯電話は、基
本料金が不要であり、決められた料金の範囲内で通話を
行うなどの利点があり、数多く利用されているが以下の
ような問題もある。 (1)プリペイド式携帯電話と通常の携帯電話とは機種
が異なり、プリペイド式専用の携帯電話を用意する必要
がある。 (2)プリペイド式携帯電話を継続使用する場合は、そ
の都度、販売店等に行きプリペイドカードを購入する必
要があり何かと煩わしく、またプリペイドカードの製造
枚数が多くなり製造コストの増加と、資源の浪費の問題
を生じていた。 (3)通信事業者は、プリペイドカードの発行に伴い、
プリペイド式携帯電話で使用される可能性のある電話番
号の数(回線数)を予め確保し、管理することが必要に
なる。
【0004】一方、携帯電話などの携帯端末はその技術
進歩が著しく、USIMカードを使用する次世代携帯端
末(単に「3G」ともいう)の実用化が開始されようと
している。USIMカードはID(識別記号)情報や認
証プログラムを書き込み、携帯端末から着脱できるよう
にしたカードで、端末の複製化などに対するセキュリテ
ィ機能を向上させることができる他、データを記憶する
ことができる。このように、将来性を大いに期待されて
いるUSIMカードであるが、セキュリティの高いUS
IMカードの発行形態としては、利用申請を受けた通信
事業者等が本人に直接郵送する場合も多くなると考えら
れ、従来のプリペイドカードの方式をそのままUSIM
カードに流用するには問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のプリペイド式携帯端末では専用の携帯端末が必要
であり、また継続使用するためにカードを追加購入する
必要があった。また、将来使用されるUSIMカードで
は、通信事業者などが本人に直接郵送する形態をとるこ
とも予想され、従来のプリペイド式携帯端末の欠点を解
消するとともに、来るべきUSIMと3Gの時代に適合
したプリペイドカードと、該プリペイドカードを運用す
るプリペイドカード運用システムの登場が望まれてい
た。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、上記従来のプリペイドカードを用いた携帯端末に
おける課題を解決するとともに、将来その普及が期待さ
れるUSIMカードの利点を積極的に活用し得るプリペ
イドUSIMカード、プリペイド式携帯端末、プリペイ
ドカード運用システム、及びプリペイドカード運用方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するものであり、請求項1の発明は、携帯端末に装
着するUSIMを搭載したUSIMカードであって、通
信料金に充当することのできる保証金残額の情報と、こ
のUSIMカードに搭載されたUSIMのIDと、携帯
端末が通信するのに用いる通信IDと、を少なくとも記
憶する領域を備えることを特徴とするUSIMカードと
したものである。
【0008】本発明の構成により、「USIMのID
(識別記号)」、「通信料に充当する保証金残額」、及
び「通信ID」を記録する領域を備えたUSIMカード
をプリペイドカードとして発行する。また、所望の場合
には「カードの有効期限の情報」も記録できるようにす
る。これにより、USIMカードを携帯端末のプリペイ
ドカードとして利用することができる。また、USIM
に使用する通信IDを通信事業者側システムから取得し
記録できるようにしたので、従来のICカードのように
カードが送付されてくるのを待つことなく、USIMカ
ードの購入後、簡単にかつすぐに通信を開始できる。
【0009】本発明の請求項2の発明は、前記USIM
カードに記録された保証金残額の情報を更新可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のUSIMカードとし
たものである。
【0010】本発明の構成により、プリペイドUSIM
カードの保証金残額が少なくなった場合には、利用者が
料金徴収代行業者に通信時間延長申請を行い、通信事業
者システムからの通知により保証金残額の金額を追加し
て継続使用するようにする。これにより、従来のように
店頭でプリペイドカードを追加購入する必要がなくな
り、資源の節約及びコストの低減が図れる。
【0011】本発明の請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2に記載のUSIMカードを装着することがで
きることを特徴とするUSIMカードを装着する携帯端
末としたものである。
【0012】本発明の構成により、プリペイド式で、か
つ更新可能なプリペイドUSIMカードを携帯端末に装
着して使用する。これにより、プリペイドUSIMカー
ドを購入し携帯端末に装着すると、通信IDを取得して
すぐに通信を開始できると共に、後は店頭でプリペイド
カードを追加購入する必要がなく、電話番号を変更する
ことなくそのまま携帯端末を継続使用することができ
る。
【0013】本発明の請求項4の発明は、携帯端末に装
着するUSIMカードを発行するプリペイドカード運用
システムにおける発行ビューロ側システムであって、保
証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIMカード
に記録し、発行するUSIMカード発行処理部を具備す
ることを特徴とするプリペイドカード運用システムにお
ける発行ビューロ側システムとしたものである。
【0014】本発明の構成により、発行ビューロは、U
SIMカードに「USIMのID」と「通信料に充当す
る保証金残額」を記録したプリペイドUSIMカードを
発行し、発行したプリペイドUSIMカードを販売業者
(自動販売機も含む)に送付する。これにより、USI
Mカードをプリペイドカードとして利用できるようにな
る他、プリペイドUSIMカードの発行を発行ビューロ
に集約できるので、通信事業者や販売店での負担が軽減
されコストの低減を図れる。また、USIMカードの発
行を、USIMカードの製造を行う専門業者である発行
ビューロで行うことにより、カード発行の作業効率が向
上し、プリペイドUSIMカードの発行とプリペイドカ
ード運用システムの運用が円滑に行われ、システム全体
のコストの削減が図れる。
【0015】本発明の請求項5の発明は、携帯端末に装
着するUSIMカードに対して通信サービスを提供する
プリペイドカード運用システムにおける通信事業者側シ
ステムとネットワークを介して接続される、携帯端末に
装着するUSIMカードを発行するプリペイドカード運
用システムにおける発行ビューロ側システムであって、
保証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIMカー
ドに記録し、発行するUSIMカード発行処理部と、前
記発行したUSIMカードの保証金残額の情報と、US
IMのIDとをプリペイドカード運用システムにおける
通信事業者側システムに通知する通知処理部と、を具備
することを特徴とするプリペイドカード運用システムに
おける発行ビューロ側システムとしたものである。
【0016】本発明の構成により、発行ビューロ側で
は、USIMカードに「USIMのID」と「通信料に
充当する保証金残額」を記録したプリペイドUSIMカ
ードを発行する。また、発行したUSIMカードの「U
SIMのID」と「保証金残額」の情報と、通信事業者
側システムに通知する。これにより、USIMカードを
プリペイドカードとして利用できるようになる他、プリ
ペイドUSIMカードの発行を発行ビューロに集約でき
るので、通信事業者や販売店での負担が軽減されコスト
の低減を図れる。
【0017】本発明の請求項6の発明は、携帯端末に装
着するUSIMカードを発行するプリペイドカード運用
システムにおける発行ビューロ側システムとネットワー
クを介して接続される、携帯端末に装着するUSIMカ
ードに対して通信サービスを提供するプリペイドカード
運用システムにおける通信事業者側システムであって、
USIM管理情報および/又は利用者情報を記録してい
るデータベース部と、発行ビューロ側システムから通知
される保証金残額の情報と、USIMのIDとを受信す
る受信処理部と、前記保証金残額の情報と、USIMの
IDとをUSIM管理情報及び/又は利用者情報として
前記データベース部に登録する登録処理部と、を具備す
ることを特徴とする。
【0018】本発明の構成により、発行ビューロ側シス
テムでは、プリペイドUSIMカードを発行し、通信事
業者側システムでは、発行ビューロ側システムから通知
される「保証金残額の情報」と、「USIMのID」と
登録して管理する。これにより、USIMカードの発行
は発行ビューロが行い、通信事業者は発行されたUSI
Mを登録して管理するだけで済む。そのため、発行ビュ
ーロ及び通信事業者はそれぞれ得意な分野に集中して作
業ができ、作業効率が向上し、プリペイドUSIMカー
ドの発行とプリペイドカード運用システムの運用が円滑
に行われ、システム全体のコストの削減が図れる。
【0019】本発明の請求項7の発明は、ユーザが利用
するUSIMカードを装着した携帯端末とネットワーク
を介して接続される、携帯端末に装着するUSIMカー
ドに対して通信サービスを提供するプリペイドカード運
用システムにおける通信事業者側システムであって、U
SIM管理情報及び/又は利用者情報を記録しているデ
ータベース部と、前記ユーザが利用するUSIMカード
を装着した携帯端末から送信されたUSIMのIDを受
け付け、このUSIMカードに使用する通信IDを決定
し、前記USIMのIDに基づいて該当する前記データ
ベース部へ決定した通信IDを記録する通信ID貸与処
理部と、前記ユーザが利用するUSIMカードに、前記
通信ID貸与処理部にて決定された通信IDを前記デー
タベース部に記録するように指示する通信ID通知処理
部と、を具備することを特徴とする。
【0020】本発明の構成により、通信事業者側システ
ムでは、USIMカードを購入し携帯端末に装着した利
用者からの通信IDの貸与要求を受け付け、貸与する通
信IDを決定して、利用者の携帯端末に通知する。これ
により、USIMカードを購入した利用者は、従来のI
Cカードのようにカードが送付されるのを待つことな
く、簡単にかつすぐに通信を開始できるようになる。
【0021】本発明の請求項8の発明は、ユーザから料
金を徴収するプリペイドカード運用システムにおける料
金徴収代行業者側システムとネットワークを介して接続
される、携帯端末に装着するUSIMカードに対して通
信サービスを提供するプリペイドカード運用システムに
おける通信事業者側システムであって、USIM管理情
報及び/又は利用者情報を記録しているデータベース部
と、前記料金徴収代行業者側システムから、与信された
ユーザの通信IDと、保証金残額に追加すべき金額の情
報とを受け付ける追加金額受信処理部と、与信されたユ
ーザの通信IDに基づいて、該当する前記データベース
部に前記追加金額受信部で受信した保証金残額に追加す
べき金額の情報を前記データベース部に記録する追加金
額登録処理部と、を具備することを特徴とする。
【0022】本発明の構成により、通信事業者側システ
ムでは、料金徴収代行業者側システムから、与信した旨
の情報と、与信されたユーザの通信IDと、保証金残額
に追加すべき金額の情報とを受け付け、与信されたユー
ザの通信IDに基づいて、該当する前記データベース部
に「与信した旨の情報」と、「保証金残額に追加すべき
金額」の情報とを記録する。これにより、利用者からの
通信時間延長申請、与信審査及び料金徴収を料金徴収代
行業者(金融機関など)に委託することができようにな
る。このため、通信事業者及び携帯端末の販売店の負担
を減らすことができ、コストの削減が図れる。
【0023】本発明の請求項9の発明は、ユーザが利用
するUSIMカードを装着した携帯端末とネットワーク
を介して接続される、携帯端末に装着するUSIMカー
ドに対して通信サービスを提供するプリペイドカード運
用システムにおける通信事業者側システムであって、U
SIM管理情報及び/又は利用者情報を記録しているデ
ータベース部と、前記データベース部に記録された与信
されたユーザの通信IDに基づいて、USIMカードを
装着した携帯端末を呼び出し、保証金残額に追加すべき
金額を通知し、書き換えるよう指示する保証金額変更許
可通知処理部と、を具備することを特徴とする。
【0024】本発明の構成により、通信事業者側システ
ムでは、料金徴収代行業者側システムから、該料金徴収
代行業者により与信された利用者の「通信ID」と、
「追加する保証金残額」の情報を受信し、利用者のUS
IM管理情報を記録しているデータベースに記録し、こ
のデータベース部に記録された与信された利用者の「通
信ID」に基づいて、USIMカードを装着した携帯端
末を呼び出し、追加すべき保証金残額を通知し、書き換
えるよう指示する。これにより、利用者からの通信時間
延長申請と与信審査を料金徴収代行業者に委託し、通信
事業者側システムでは、携帯端末に対し「追加すべき保
証金残額」と「書き換え指示」の情報を送信するだけで
済む。これにより、通信事業者や販売店における負担が
軽減される。
【0025】本発明の請求項10の発明は、ユーザが利
用するUSIMカードを装着した携帯端末と、携帯端末
に装着するUSIMカードに対して通信サービスを提供
するプリペイドカード運用システムにおける通信事業者
システムと、ネットワークを介して接続される、ユーザ
に対して料金徴収を行うサービスを提供するプリペイド
カード運用システムにおける通料金徴収代行業者側シス
テムであって、ユーザが利用するUSIMカードを装着
した携帯端末から、通信IDと、追加する保証金残額に
追加すべき金額の情報とを受け付ける通信時間延長申請
受付処理部と、前記通信時間延長申請受付処理部で受け
付けた通信IDと、保証金残額に追加すべき金額の情報
とを前記通信事業者側システムに通知する追加金額通知
処理部と、を具備することを特徴とする。
【0026】本発明の構成により、通料金徴収代行業者
側システムでは、ユーザが利用するUSIMカードを装
着した携帯端末から、通信時間延長申請を受け付け、与
信審査を通過した場合には、受け付けた「通信ID」
と、「追加する保証金残額」の情報を通信事業者側シス
テムに通知する。これにより、ユーザからの通信時間延
長申請の受け付け、与信審査、及び料金の徴収を料金徴
収代行業者(金融機関など)に集約することができ、通
信事業者や販売店における負担が軽減され、コストの低
減が図れる。
【0027】本発明の請求項11の発明は、携帯端末に
装着するUSIMカードに対して通信サービスを提供す
る通信事業者側システムと、ネットワークを介して接続
されたプリペイドカード運用システムにおける携帯端末
に装着するUSIMカードを発行する発行ビューロ側シ
ステムを用いたプリペイドカード運用方法であって、保
証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIMカード
に記録し、発行するUSIMカード発行手順と、前記発
行したUSIMカードの保証金残額の情報と、USIM
のIDとを前記通信事業者側システムに通知する手順
と、を有することを特徴とする。
【0028】本発明の方法により、発行ビューロ側で
は、USIMカードに「USIMのID」と「通信料に
充当する保証金残額」を記録したプリペイドUSIMカ
ードを発行する。また、発行したUSIMカードの「U
SIMのID」と「保証金残額」の情報と、通信事業者
側システムに通知する。これにより、USIMカードを
プリペイドカードとして利用できるようになる他、プリ
ペイドUSIMカードの発行を発行ビューロに集約でき
るので、通信事業者や販売店での負担が軽減されコスト
の低減を図れる。
【0029】本発明の請求項12の発明は、携帯端末に
装着するUSIMカードを発行する発行ビューロ側シス
テムと、ネットワークを介して接続されたプリペイドカ
ード運用システムにおける携帯端末に装着するUSIM
カードを発行する発行ビューロ側システムを用いたプリ
ペイドカード運用方法であって、発行ビューロ側システ
ムから通知される保証金残額の情報と、USIMのID
とを受信する手順と、前記保証金残額の情報と、USI
MのIDとをUSIM管理情報及び/又は利用者として
データベース部に登録する手順と、を有することを特徴
とする。
【0030】本発明の方法により、発行ビューロ側シス
テムでは、プリペイドUSIMカードを発行し、通信事
業者側システムでは、発行ビューロ側システムから通知
される「保証金残額の情報」と、「USIMのID」と
登録して管理する。これにより、USIMカードの発行
は発行ビューロが行い、通信事業者は発行されたUSI
Mを登録して管理するだけで済む。そのため、発行ビュ
ーロ及び通信事業者はそれぞれ得意な分野に集中して作
業ができ、作業効率が向上し、プリペイドUSIMカー
ドの発行とプリペイドカード運用システムの運用が円滑
に行われる。
【0031】本発明の請求項13の発明は、ユーザが利
用するUSIMカードを装着した携帯端末と、ネットワ
ークを介して接続されたプリペイドカード運用システム
における携帯端末に装着するUSIMカードに対して通
信サービスを提供する通信事業者側システムを用いたプ
リペイドカード運用方法であって、USIM管理情報及
び/又は利用者情報をデータベース部に記録する手順
と、前記ユーザが利用するUSIMカードを装着した携
帯端末から送信されたUSIMのIDを受け付け、この
USIMカードに使用する通信IDを決定し、前記US
IMのIDに基づいて該当する前記データベース部へ決
定した通信IDを記録する通信ID貸与手順と、前記ユ
ーザが利用するUSIMカードに、前記通信ID貸与手
順にて決定された通信IDをデータベース部に記録する
ように指示する通信ID通知手順と、を有することを特
徴とする。
【0032】本発明の方法により、通信事業者側システ
ムでは、USIMカードを購入し携帯端末に装着した利
用者からの通信IDの貸与要求を受け付け、貸与する通
信IDを決定して、利用者の携帯端末に通知する。これ
により、USIMカードを購入した利用者は、従来のI
Cカードのようにカード送付されるのを待つことなく、
簡単にかつすぐに通信を開始できるようになる。
【0033】本発明の請求項14の発明は、ユーザから
料金を徴収する料金徴収代行業者側システムと、ネット
ワークを介して接続されたプリペイドカード運用システ
ムにおける携帯端末に装着するUSIMカードに対して
通信サービスを提供する通信事業者側システムを用いた
プリペイドカード運用方法であって、USIM管理情報
及び/又は利用者情報をデータベース部に記録する手順
と、前記料金徴収代行業者側システムから、与信された
ユーザの通信IDと、保証金残額に追加すべき金額の情
報とを受け付ける追加金額受信手順と、与信されたユー
ザの通信IDに基づいて、該当する前記データベース部
に前記追加金額受信手順で受信した与信した旨の情報
と、保証金残額に追加すべき金額の情報とをデータベー
ス部に記録する追加金額登録手順と、を有することを特
徴とする。
【0034】本発明の方法により、通信事業者側システ
ムでは、料金徴収代行業者側システムから、「与信した
旨」の情報と、与信されたユーザの「通信ID」と、
「保証金残額に追加すべき金額」の情報とを受け付け、
与信されたユーザの通信IDに基づいて、該当するデー
タベース部に「与信した旨の情報」と、「保証金残額に
追加すべき金額」の情報とを記録する。これにより、利
用者からの通信時間延長申請、与信審査及び料金徴収を
料金徴収代行業者(金融機関など)に委託することがで
きようになる。このため、通信事業者及び携帯端末の販
売店の負担を減らすことができ、コストの削減が図れ
る。
【0035】本発明の請求項15の発明は、ユーザが利
用するUSIMカードを装着した携帯端末と、ネットワ
ークを介して接続されたプリペイドカード運用システム
における携帯端末に装着するUSIMカードに対して通
信サービスを提供する通信事業者側システムを用いたプ
リペイドカード運用方法であって、USIM管理情報及
び/又は利用者情報をデータベース部に記録する手順
と、前記データベース部に記録された与信されたユーザ
の通信IDに基づいて、USIMカードを装着した携帯
端末を呼び出し、保証金残額に追加すべき金額を通知
し、書き換えるよう指示する保証金額変更許可通知手順
と、を有することを特徴とする。
【0036】本発明の方法により、通信事業者側システ
ムでは、料金徴収代行業者側システムから、該料金徴収
代行業者により与信された利用者の「通信ID」と、
「追加する保証金残額」の情報を受信し、利用者のUS
IM管理情報を記録しているデータベース部に記録し、
このデータベース部に記録された与信された利用者の
「通信ID」に基づいて、USIMカードを装着した携
帯端末を呼び出し、追加すべき保証金残額を通知し、書
き換えるよう指示する。これにより、利用者からの通信
時間延長申請と与信審査を料金徴収代行業者に委託し、
通信事業者側システムでは、携帯端末に対し「追加すべ
き保証金残額」と「書き換え指示」の情報を送信するだ
けで済む。これにより、通信事業者や販売店における負
担が軽減される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0038】図1は、本発明のプリペイドカード運用シ
ステムの構成例を示す図であり、1はインターネットや
携帯電話網などのネットワーク、10は通信事業者(第
1種通信事業者、第2種通信事業者やインターネット接
続業者など)、11は通信事業者側システム(単に「通
信事業者システム」ともいう)、20は発行ビューロ
(ICカードの製造・販売会社など)、21は発行ビュ
ーロ側システム(単に「発行ビューロシステム」ともい
う)、30は銀行やクレジット会社やインターネット接
続業者などの料金徴収代行業者、31は料金徴収代行業
者側システム(単に「料金徴収代行業者システム」とも
いう)、40はプリペイド式のUSIMカードや携帯端
末を販売する販売店(自動販売機も含む)、50は利用
者、51は携帯電話やPDAなどの利用者の携帯端末、
52はUSIMを搭載したプリペイド式のUSIMカー
ド、53はそのプリペイド式のUSIMカード52に搭
載されたUSIM、54はパーソナルコンピュータ等の
利用者端末、60は通信事業者システム11と発行ビュ
ーロシステム21と料金徴収代行業者システム31を接
続する専用回線などの通信回線を示している。
【0039】まず、図1に示すシステムの動作の概要に
ついて説明すると、発行ビューロ20では、プリペイド
式のUSIMカード52を発行する。このプリペイド式
のUSIMカード52には「USIMのID」、通信料
金(又は通話料金)に充当できる金額の情報、及び必要
な場合には「カードの有効期限」などの情報が記録され
ている。通信料金(又は通話料金)に充当できる金額の
情報としては、例えば、10000円、5000円、3
000円、1000円の金額の情報が記録される。な
お、本明細書では、プリペイド式のUSIMカードを
「プリペイドUSIMカード」または単に「USIMカ
ード」ともいい、プリペイドUSIMカード52の発行
時に記録される「通信料金(又は通話料金)に充当でき
る金額の情報」を「保証金額情報」ともいい、また、
「通信を行うことにより減額されたUSIM内の金額の
情報」を「保証金残額情報」ともいう。
【0040】発行ビューロ20から発行されたUSIM
カード52は、携帯端末の販売店40などの販売業者
(自動販売機も含む)に送付されて販売される。利用者
50は、販売店40でUSIMカード52を購入し、利
用者の携帯電話等の携帯端末51にUSIMカード52
を装着する。USIMカード52の装着後は、最初に通
信事業者のシステム11にアクセスし、通信IDの貸与
を受けUSIM53に記録する。通信IDを付与された
のちは、通常のプリペイド式携帯電話として、USIM
53に記録された金額の範囲内での通信が可能になる。
また、通信の度にUSIM53内の金額情報は通信料金
分だけ減額されて行く。ここで、通信IDとは、電話番
号やIPアドレスなどの通信を行うのに用いられる識別
のために付する数字や符号である。
【0041】USIM53内の金額の残額(保証金残
額)が少なくなるか、ゼロになった場合(またはカード
有効期限を経過した場合)には、料金徴収代行業者30
の料金徴収代行業者システム31にアクセスし、通話時
間の延長申請(保証金額の追加申請)を行う。料金徴収
代行業者システム31では利用者50の保証金額の追加
の申請を受け付け、与信審査を行い、与信審査に通過し
た場合には、「与信を与える旨」の情報と「追加金額」
の情報を通信事業者システム11に通知する。また通信
事業者システム11は、金額追加の許可情報を携帯端末
51に通知する。利用者の携帯端末51では、通信事業
者システム11からの通知によりに、USIM53内の
保証金額情報を更新し、携帯端末51を継続使用するこ
とができる。
【0042】また、図2は本発明のプリペイドカード運
用システムを構成する各システムの機能構成を示す図で
あり、通信事業者システム、発行ビューロシステム及び
料金徴収代行業者システムが有する機能の中で、本発明
に直接関係する部分について示したものである。図2に
おいて、通信事業者システム10内は、通信事業者シス
テム11、Webページ公開機能12、通信ID貸与機
能13a、通信ID通知機能13b、USIMのID及
び金額情報受信機能14、USIMのID及び金額情報
登録機能15、与信と追加金額の受信機能16、追加金
額の登録機能17、保証金額変更許可の通知機能18、
データベース19から構成される。また、発行ビューロ
20内は、発行ビューロシステム21、発行ビューロシ
ステム内のUSIMカード発行機能22、USIMカー
ドの送付機能23、USIMのID及び金額情報の通知
機能24、データベース25から構成される。また、料
金徴収代行業者30内は、料金徴収代行業者システム3
1、料金徴収代行業者システム内の利用者情報の登録機
能32、利用者の認証機能33、与信額の登録管理機能
34、Webページ公開機能35、通話時間延長申請受
付機能36、決済機能37、与信と追加金額の通知機能
38、データベース39から構成される。
【0043】以下、通信事業者システム11内の各機能
について説明する。 ・Webページ公開機能12は、ネットワーク上にWe
bページを公開し、該Webページを介して、利用者の
携帯端末51または利用者端末54からの通信IDの貸
与の要求を受け付ける。なお、Webページにはパーソ
ナルコンピュータ等の利用者端末54からのアクセスに
対応するWebページと、携帯端末51対応のWebペ
ージの2種類がある。なお、基本的には、本発明は、携
帯端末51に対応するWebページが存在すればよい。 ・通信ID貸与機能13aは、USIMカード52を購
入した利用者からのアクセスに応じて、携帯端末51に
使用する通信IDを決定して、貸与する機能である。 ・通信ID通知機能13bは、貸与する通信IDを利用
者の携帯端末51に通知する機能である。 ・USIMのID及び金額情報受信機能14は、発行ビ
ューロ20から発行されたUSIMカード52に記録さ
れた「USIMのID」、「保証金額情報」、及び必要
な場合には「カード有効期限」などの情報を、発行ビュ
ーロシステム21から受信する機能である。 ・USIMのID及び金額情報登録機能15は、発行ビ
ューロシステム21から受け取った「USIMのI
D」、「保証金額情報」、及び必要な場合には「カード
有効期限」などの情報をデータベース19に登録する機
能である。 ・与信と追加金額の受信機能16は、利用者が料金徴収
代行業者システム31に通信時間の延長申請を行った場
合に、該料金徴収代行業者システム31から、「与信を
与える旨」の情報と「追加金額」の情報とを受け取る機
能である。 ・追加金額の登録機能17は、料金徴収代行業者システ
ム31から受け取った「与信を与える旨」の情報と「追
加金額」の情報とをデータベース19に登録する機能で
あり、さらに必要な場合には金額変更に伴う「カードの
有効期限の変更」の情報をデータベース19に登録する
機能である。 ・保証金額変更許可の通知機能18は、利用者の携帯端
末51のUSIMカード52に記録された保証金残額情
報を書き換えるために、利用者の携帯端末51に、「保
証金残額変更の許可(通信時間延長許可)」の情報と、
必要な場合には「カードの有効期限の変更」の情報を通
知する機能である。
【0044】また、発行ビューロシステム21内の各機
能は以下の機能を有する。 ・USIMカードの発行機能22は、「USIMのI
D」、「通信料(又は通話料)に充当できる金額の情
報」、及び必要な場合には「カードの有効期限」などの
情報を記録したUSIMカード52を発行する処理を行
う機能である。 ・USIMカードの送付機能23は、発行したUSIM
カード52を販売店40に納入するための処理を行う機
能である。例えば、送付指示票の印刷処理などを行う。 ・USIMのID及び金額情報の通知機能24は、発行
したUSIMカード52の「USIMのID」、「保証
金額情報」、及び必要な場合には「カードの有効期限」
などの情報を通信事業者システム11に通知する機能で
ある。
【0045】また、料金徴収代行業者システム31内の
各機能は以下の機能を有する。 ・利用者情報の登録機能32は、利用者50の個人情報
と、利用者のID及びパスワードなどをデータベース3
9に登録する機能を有する。 ・利用者の認証機能33は、利用者50がこの料金徴収
代行業者システム31にアクセスする際に入力する利用
者のID及びパスワードを基に、該利用者の正当性を認
証するための機能である。 ・与信額の登録管理機能34は、この料金徴収代行業者
システム31に登録した利用者の個人情報の一例である
与信限度額、残額などの登録と管理を行う。 ・Webページ公開機能35は、ネットワーク上にWe
bページを公開する機能である。なお、Webページに
はパーソナルコンピュータ等の利用者端末54からのア
クセスに対応するWebページと、携帯端末51に対応
のWebページの2種類がある。 ・通信時間延長申請受付機能36は、ネットワーク上に
公開したWebページを介して、利用者50のUSIM
カード52の通話時間の延長に伴う「保証金額追加の申
請」を受け付ける機能である。 ・決済処理機能37は、利用者50との間で、料金の決
済処理を行う機能である。 ・与信と追加金額の通知機能38は、利用者50の「金
額追加申請」に対して、与信審査を行い、与信を与える
場合には、「与信を与える旨」の情報と「追加金額」の
情報を通信事業者システム11に通知する機能である。
【0046】以上説明したように、図1に示すシステム
に、図2に示す機能を設けることにより、プリペイドU
SIMカード52の購入後すぐに通信事業者10から通
信IDを取得し通信を開始できる。また、料金徴収代行
業者システム31に対し、「通信時間の延長申請(保証
金額追加の申請)」を行うことにより、携帯端末51を
継続使用することができる。なお、本例では、USIM
カード52に保証金額情報を記録しているが、これは通
話度数の情報であってもよく、要はサービス料金の支払
いを明示できる情報であればよい。
【0047】また、図3は本発明のプリペイドカード運
用システムで取り扱うデータ構造を示す図であり、通信
事業者システム11のデータベース19には、利用者情
報とUSIM管理情報が登録される。 ・利用者情報には、必須事項として、利用者の「USI
MのID」、「通信ID」、「保証金残額」が登録され
る。また、「氏名」、「住所」、「生年月日」、「性
別」、「電話番号」、「E−mailアドレス」などが
登録されてもよい。 ・またUSIM管理情報には、必須事項として、「US
IMのID」、「通信ID」、「保証金残額」が登録さ
れる。なお、必要な場合には「USIMカードの有効期
限」なども登録される。この利用者情報とUSIM管理
情報は、説明を簡単にするために分けているが、データ
としての目的が達成できるのであれば、統合化やさらな
る細分化が行われてもよい。
【0048】また、発行ビューロシステム21には、U
SIM管理情報として、「USIMのID」と「保証金
額」の情報がデータベース25に登録される。
【0049】また、料金徴収代行業者システム31に
は、料金徴収代行業者の利用者情報が登録される。料金
徴収代行業者システム31の利用者情報には、「ユーザ
名」、「パスワード」、「与信残額」などが記録され
る。
【0050】また、利用者50の携帯端末51には、販
売店40から購入したUSIMカード52が装着され、
USIM53内には「USIMのID」、「通信I
D」、「保証金残額」が記録されており、この「保証金
残額」の範囲内で通信(又は通話)を行うことができ
る。なお、必要な場合には「USIMカードの有効期
限」なども記録される。なお、「通信ID」は、販売店
40からUSIMカード52を購入した段階では記録さ
れておらず、通信事業者システム11から「通信ID」
が付与された後に記録されるものである。
【0051】また、図4は、図1に示すプリペイドカー
ド運用システムの動作フローを示す図であり、以下、図
4を基に図1に示すプリペイドカード運用システムにお
ける動作の流れについて説明する。
【0052】(1)USIMカードの発行(ステップS
1) 発行ビューロ20では、予め発行ビューロシステム21
を用いて保証金額を記録したUSIMカード52を発行
する。また、発行ビューロ20は発行したUSIMカー
ド52を販売店に出荷する。なお、ICカードの自動販
売機向けに出荷する場合もある。
【0053】(2)通信事業者システムへの通知(ステ
ップS2) 発行ビューロシステム21は、発行したUSIMカード
52の情報(「USIMのID」、「保証金額」、必要
な場合には「有効期限」も)を通信事業者システム11
に通知する。なお、発行ビューロシステム21は、この
USIMカード52の情報をデータベース25にUSI
M管理情報として記録する。
【0054】(3)USIM情報の登録(ステップS
3) 通信事業者システム11では、発行ビューロシステム2
1から受信した「USIMのID」、「保証金額」など
のUSIMカード52の情報を、「USIM管理情報」
としてデータベース19に登録する。また、通信事業者
システム11は、発行ビューロシステム21から受信し
た「USIMのID」の情報を「利用者情報」としてデ
ータベース19に記録する。
【0055】(4)USIMカードの購入(ステップS
4) 利用者は、販売店の店頭や自動販売機よりUSIMカー
ド52を購入する。
【0056】(5)USIMカードを使用した保証金に
よる通信(ステップS5、S6) ・USIMカード52を購入した利用者は、このUSI
Mカード52を携帯端末51に装着した後に、最初に通
信事業者システム11のWebページ等にアクセスし、
通信IDの貸与を申請する。通信事業者システム11か
らは貸与する通信IDが携帯端末51に通知される(ス
テップS6)。利用者の携帯端末51では、この通知さ
れた通信IDをUSIM53に記録し、その後は携帯端
末51として保証金の範囲内で通信が行える。図11は
利用者の携帯端末51が通信事業者システム11のWe
bページ等から通信IDを取得する場合の画面例を示し
ており、携帯端末51により携帯端末対応のWebペー
ジ等を開いて通信IDを取得する場合の画面の例であ
る。なお、通信事業者システム11のWebページに
は、パーソナルコンピュータなどの利用者端末54から
のアクセスに対応するWebページと、携帯端末対応の
Webページの両方が用意されており、利用者はどちら
のWebページからでも通信IDの取得申請が行えるよ
うにしてもよい。しかし、利便性を考えると、携帯端末
51から通信IDを取得する方が良い。 ・保証金による通信を行う場合には、通信事業者システ
ム11では通信ID、USIMのIDを認識し、サービ
スの利用に応じた金額を利用者のUSIM53に記録さ
れた保証金残額から減額する。 ・通信の終了時に、通信事業者システム11は減額され
た保証金残額をデータベース19に記録する。また、利
用者のUSIM53にも同様に減額された保証金残額が
記録される。
【0057】(6)通信時間延長申請(ステップS7) 通信時間の延長申請はカードに記録された保証金残額に
金額の追加を行うことにより達成される。USIMカー
ド52内の保証金残額が少なくなるか、ゼロになった場
合(またはカード有効期限を経過した場合)には、料金
徴収代行業者システム31にアクセスし、通信時間の延
長申請(保証金額追加の申請)を行う。この申請は料金
徴収代行業者システム31のWebページを開いて行
う。なお、料金徴収代行業者システム31のWebペー
ジには、通常のWebページと、携帯端末対応のWeb
ページの両方が用意されており、利用者は携帯端末51
か、またはパーソナルコンピュータなどの利用者端末5
4のどちらからでも通信時間延長申請が行える。
【0058】図12は、通信時間延長申請を行うための
Web画面の例を示す図であり、利用者はこの画面上
で、追加する金額(追加金額の情報)の選択(1000
円、3000円、または5000円のいずれかを選択)
し、料金徴収代行業者システム31で利用できる利用者
のユーザID、パスワードを入力して通信時間延長申請
を行う。なお、ユーザID及びパスワードは予め料金徴
収代行業者システム31に利用者情報として登録された
ものであり、通信事業者内で記録されている利用者情報
とは異なるものである。
【0059】(7)通信時間延長(ステップS8、S
9、S10) ・料金徴収代行業者システム31では利用者の通信時間
延長申請を受け付け、与信審査を行う(ステップS
8)。 ・与信審査を通過し通信時間延長申請が認められた場合
は、料金徴収代行業者システム31から利用者が選択し
た「追加金額の情報」と「通信ID」と「与信を与える
旨」などの情報を通信事業者システム11に通知する
(ステップS9)。 ・通信事業者システム11では、料金徴収代行業者シス
テム31から送られた「通信ID」と「追加金額の情
報」を基にデータベース19内の保証金残額を変更して
「利用者情報」に登録する。また、通信事業者システム
11は、利用者の携帯端末51に「通信時間の延長許可
(保証金残額の変更許可)」の情報を通知し、利用者の
携帯端末51に装着されたUSIM53の保証金残額を
更新させる(ステップS10)。また、必要な場合に
は、「カードの有効期限の変更」の情報を利用者の携帯
端末51に送信して、USIM53の有効期限を変更
し、更新させることも行う。 ・なお、与信審査を通過しない場合は、通信時間延長処
理を中止する。また、与信審査を通過した場合でも、利
用者の携帯端末51との通信が行えない場合は通信時間
延長処理を中止する。
【0060】また、図5は各システム及び利用者の携帯
端末51におけるデータ構造の遷移について説明するた
めの図その1であり、図6は各システム及び利用者の携
帯端末51におけるデータ構造の遷移について説明する
ための図その2であり、各システムにおける本発明に直
接関係するデータの遷移状態をわかりやすく示したもの
である。
【0061】以下、図5及び図6を基にデータ構造の遷
移について説明する。なお、図中の網掛けした部分のデ
ータはそのステップで更新または記録されるデータであ
ることを示している。
【0062】(1)USIMカードの発行時(図5のス
テップS101) ・ 発行ビューロ20では、USIMカード52の発行
時には、該USIMカード52に搭載されたUSIM5
3に「USIMのID(UUUUUU)」と「保証金額(XXXX
XX)」を記録する。なお、カード有効期限を記録する場
合もある。 ・また、料金徴収代行業者システム31には、予め「ユ
ーザID」、「パスワード」、「与信残高」などの情報
が登録されているとする。
【0063】(2)発行済みカードの保証金額の通知
(図5のステップS102) ・発行ビューロ20でUSIMカード52を発行した場
合には、発行したUSIMカード52に記録し、発行ビ
ューロシステム21のデータベース25に記録した「U
SIMのID(UUUUUU)」と「保証金額(XXXXXX)」を
通信事業者システム11に通知する。 ・通信事業者システム11では、「USIM管理情報」
として「USIMのID(UUUUUU)」と、保証金額を
「保証金残額(XXXXXX)」としてデータベース19に登
録する。また、「利用者情報」として「USIMのI
D」を登録する。
【0064】(3)通信IDの貸与時(図6のステップ
S103) 利用者の携帯端末51のUSIM53には「通信ID」
が記録される。また、通信事業者システム11の「利用
者情報」と「USIM管理情報」にも同様に「通信I
D」が登録される。
【0065】(4)保証金による通信時(図6のステッ
プS104) 通信IDを付与されたのちは、通常のプリペイド式携帯
端末として、USIM53に記録された金額の範囲内で
の通信が可能になり、通信の度にUSIM53内の「保
証金残額(######)」は通信料金(又は通話料金)分だ
け減額されて行く。また、通信事業者システム11内の
「利用者情報」内の「保証金残額(######)」も同様に
減額されて行く。なお、通信事業者システム11内の
「USIM管理情報」内の「保証金残額」を同時に減額
するようにしてもよい。しかし、ここでは、最初の発行
時の保証金額を保持するために減額や増額の変更はしな
い。
【0066】(5)通信時間延長申請(図6のステップ
S105) 利用者から通信時間の延長申請が行われると、料金徴収
代行業者システム31では、利用者情報(「ユーザI
D」、「パスワード」、「与信残高」)を基に、ユーザ
の正当性の認証を行う。
【0067】(6)通信時間の延長(図6のステップS
106) 通信時間の延長が行われると、通信事業者システム11
の指示により、利用者の携帯端末51のUSIM53内
の「保証金残額」の情報が「\\\\\\」に増額して変更さ
れ、また同様に通信事業者システム11内の「利用者情
報」の「保証金残額」も「\\\\\\」に増額して変更され
る。このように、USIM53内の「保証金残額」と、
通信事業者システム11内の利用者情報の「保証金残
額」とは、連動して同様に変更される。
【0068】また、図7は通信事業者システム11をサ
ーバで構成した場合のブロック図であり、本発明に直接
関係する部分についてのみ示したものである。図7にお
いて、101は通信事業者システムのサーバ、102は
インターネット、携帯電話網及び専用回線などのネット
ワークとサーバを接続する通信回線接続部、103はサ
ーバ全体を制御する制御部、104はデータベース、1
10は処理プログラム部を示している。なお、通信事業
者システム11とサーバ101とは、実質的に同一であ
る。
【0069】また、処理プログラム部110には、以下
の処理部が含まれている。 ・Webページ公開処理部111は、ネットワーク上に
Webページを公開し、該Webページを介して、利用
者からの通信IDの貸与の要求を受け付ける処理部であ
る。ここで、Webページにはパーソナルコンピュータ
等の利用者端末54からのアクセスに対応するWebペ
ージと、携帯端末対応のWebページの2種類がある。
なお、利用者の利便性を考えると、携帯端末51からW
ebページにアクセスして、通信IDの貸与を要求する
のが好ましいと考えられる。 ・通信ID貸与処理部112は、USIMカード52を
購入した利用者からのアクセスに応じて、携帯端末51
に使用する通信IDを決定して、貸与する処理部であ
る。 ・通信ID通知処理部113は、貸与する通信IDを利
用者の携帯端末51に通知する処理部である。 ・USIMのID及び金額情報受信処理部114は、発
行ビューロ20の発行ビューロシステム21又は発行ビ
ューロシステムのサーバ201において発行されたUS
IMカード52に記録された「USIMのID」、「保
証金残額」(必要な場合には「カード有効期限」も含め
て)などの情報を、発行ビューロシステム21又は発行
ビューロシステムのサーバ201から受信する処理部で
ある。 ・USIMのID及び金額情報登録処理部115は、発
行ビューロシステム21又は発行ビューロシステムのサ
ーバ201から受信した「USIMのID」と「保証金
額」(必要な場合には「カード有効期限」も含めて)な
どの情報を利用者情報やUSIM管理情報としてデータ
ベース104に登録する処理部である。 ・追加金額の受信処理部116は、利用者が料金徴収代
行業者システム31又は料金徴収代行業者システムのサ
ーバ301に通信時間の延長申請を行った場合に、料金
徴収代行業者システム31又は料金徴収代行業者システ
ムのサーバ301から「与信を与える旨」と「追加金額
の情報」と「通信ID」などを受け取る処理部である。 ・追加金額登録処理部117は、料金徴収代行業者シス
テム31又は料金徴収代行業者システムのサーバ301
から利用者が申請した「通信ID」と「追加金額の情
報」を受け取り、「利用者情報」や「USIM管理情
報」としてデータベース104に登録する処理部であ
る。 ・保証金額変更許可通知処理部118は、利用者のUS
IMカード52に記録された保証金残額を書き換えるた
めに、「通信時間の延長許可(保証金残額の変更許
可)」の情報と、必要な場合には「カードの有効期限の
変更」の情報を利用者の携帯端末51に送信する処理部
である。
【0070】なお、この処理プログラム部110は専用
のハードウエアにより実現されるものであってもよく、
またこの処理プログラム部は記憶手段の一つであるメモ
リおよびCPU(中央処理装置)により構成され、この
処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)
をメモリにロードして実行することによりその機能を実
現させるものであってもよい。また、この通信事業者シ
ステムのサーバ101には、周辺機器として入力装置、
表示装置等(いずれも表示せず)が接続されているもの
とする。ここで、入力装置としては、キーボード、マウ
ス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とは、CR
T(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをい
う。
【0071】また、図8は発行ビューロシステム21を
サーバで構成した場合のブロック図であり、本発明に直
接関係する部分についてのみ示したものである。図8に
おいて、201は発行ビューロシステムのサーバ、20
2はインターネット、携帯電話網及び専用回線などのネ
ットワークとサーバを接続する通信回線接続部、203
はサーバ全体を制御する制御部、204はデータベー
ス、210は処理プログラム部を示している。なお、発
行ビューロシステム21とサーバ201は実質的に同一
である。
【0072】また、処理プログラム部210には、以下
の処理部が含まれている。 ・USIMカード発行処理部211は、「USIMのI
D」、通信料に充当できる「保証金額」の情報(必要な
場合には「カードの有効期限の情報」を含めて)を記録
したUSIMカード52を発行するための処理を行う。 ・USIMカードの送付処理部212は、発行したUS
IMカード52を通信事業者や販売店などに納入するた
めの処理を行う処理部である。例えば、送付指示票の印
刷処理などを行う。 ・USIMのID及び金額情報通知処理部213は、発
行したUSIMカード52に記録した「USIMのI
D」、「保証金額」の情報(必要な場合には「カードの
有効期限の情報」を含めて)などを通信事業者システム
11又は通信事業者システムのサーバ101に通知する
処理部である。
【0073】なお、この処理プログラム部210は専用
のハードウエアにより実現されるものであってもよく、
またこの処理プログラム部は記憶手段の一つであるメモ
リおよびCPU(中央処理装置)により構成され、この
処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)
をメモリにロードして実行することによりその機能を実
現させるものであってもよい。また、この発行ビューロ
システムのサーバ201には、周辺機器として入力装
置、表示装置等(いずれも表示せず)が接続されている
ものとする。ここで、入力装置としては、キーボード、
マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とは、
CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことを
いう。
【0074】また、図9は料金徴収代行業者システム3
1をサーバで構成例した場合のブロック図であり、本発
明に直接関係する部分についてのみ示したものである。
図9において、301は発行ビューロシステムのサー
バ、302はインターネット、携帯電話網及び専用回線
などとサーバを接続する通信回線接続部、303はサー
バ全体を制御する制御部、304はデータベース、31
0は処理プログラム部を示している。なお、料金徴収代
行業者システム31とサーバ301とは実質的に同一で
ある。
【0075】また、処理プログラム部310には、以下
の処理部が含まれている。 ・Webページ公開処理部311は、インターネットな
どのネットワーク上にWebページを公開する処理部で
ある。この料金徴収代行業者システムのサーバ301の
Webページには、通常のWebページと、携帯電話対
応のWebページの両方が用意されており、利用者は携
帯端末51か、またはパーソナルコンピュータなどの利
用者端末54のどちらからでもアクセスすることができ
る。なお、利用者の利便性を考えると、携帯端末51か
らWebページにアクセスして、例えば、通信時間の延
長申請などの手続きなどができるのが好ましいと考えら
れる。 ・利用者情報登録処理部312は、料金徴収代行業者の
利用者情報(「ユーザID」、「パスワード」、「与信
残高」など)をデータベース304に登録する処理部で
ある。 ・認証処理部313は、利用者がこの料金徴収代行業者
システムのサーバ301にアクセスした際に、該利用者
の正当性をユーザIDやパスワードを用いて認証するた
めの処理部である。 ・通信時間延長申請受付処理部314は、インターネッ
トなどのネットワーク上に公開したWebページを介し
て、利用者からのUSIMカード52の通信時間の延長
申請(保証金残額の追加申請)を受け付ける処理部であ
る。 ・追加金額通知処理部315は、利用者に対して、与信
を与える場合に、「与信を与える旨」と「追加金額の情
報」と「通信ID」を通信事業者システム11又は通信
事業者システムのサーバ301に通知する処理部であ
る。 ・与信額の登録管理処理部316は、この料金徴収代行
業者に登録した利用者の与信限度額、残額などを料金徴
収代行業者の利用者情報としてデータベース304への
登録と管理を行う。 ・決済処理部317は、利用者や通信事業者との間で、
追加された通信料金(保証金残額)の決済処理を行うた
めの処理部である。
【0076】なお、この処理プログラム部310は専用
のハードウエアにより実現されるものであってもよく、
またこの処理プログラム部は記憶手段の一つであるメモ
リおよびCPU(中央処理装置)により構成され、この
処理部の機能を実現するためのプログラム(図示せず)
をメモリにロードして実行することによりその機能を実
現させるものであってもよい。また、この料金徴収代行
業者のサーバ301には、周辺機器として入力装置、表
示装置等(いずれも表示せず)が接続されているものと
する。ここで、入力装置としては、キーボード、マウス
等の入力デバイスのことをいう。表示装置とは、CRT
(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
【0077】また、図10はSIMカード52を用いる
携帯端末51の構成例を示すブロック図であり、本発明
に直接関係する部分についてのみ示したものである。携
帯端末401には、通常の携帯端末としての機能の他
に、USIMカード装着部402とUSIM411のデ
ータを読み書きするUSIM読書部403が設備され
る。USIM411を搭載したUSIMカード410
を、USIMカード装着部402に装着し、通信事業者
の設けた通信事業システム11や通信事業者システムの
サーバ101から通信IDを取得してUSIM411に
記録することにより、携帯端末401での通信(又は通
話)が可能になる。なお、図10では、USIMのID
がUSIM411に記録されているが、USIMカード
410やUSIM411に印字や打刻されている場合も
ある。
【0078】また、通信時間の延長申請の場合は、US
IMカード410を、USIMカード装着部402に装
着した状態で、料金徴収代行業者の設けたシステム31
やサーバ301に接続し、この通信時間の延長申請を行
う。料金徴収代行業者の与信が通った利用者の携帯端末
401には、通信事業者システム11やサーバ101か
ら通信時間の延長許可の情報が通知され、USIM41
1の保証金額の更新が行われることにより、通信時間を
延長することができる。
【0079】なお、USIMカード410に搭載するU
SIM411は、そのデータ読み書き方式として、接触
式、非接触式のいずれであってもよく、携帯端末401
の構成に応じて選択使用される。
【0080】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0081】また、図7の通信事業者システムのサー
バ、図8の発行ビューロシステムのサーバ、及び図9の
料金徴収代行業者システムのサーバの機能を実現するた
めのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを通
信事業者システムや、発行ビューロシステムや、料金徴
収代行業者システム内のコンピュータに読み込ませ、実
行することにより本発明のプリペイドカード運用システ
ムの機能を実現する処理を行ってもよい。
【0082】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハ−ドディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒
体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線
等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサ
ーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の
揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラム
を保持しているものも含むものとする。
【0083】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置に格納したコンピュータシステムから、伝送
媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他の
コンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プ
ログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等
のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通
信線)のように情報を伝送する媒体のことをいう。
【0084】また、上記プログラムは、前述した機能の
一部を実現するものであっても良い。さらに、前述した
機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプ
ログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差
分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のUSI
Mカードにおいては、「USIMのID(識別記
号)」、「通信料に充当する保証金残額」、及び「通信
ID」を記録する領域を備えたUSIMカードをプリペ
イドカードとして発行する。また、所望の場合には「カ
ードの有効期限」の情報も記録できるようにする。これ
により、USIMカードを携帯端末のプリペイドカード
として利用することができる。また、USIMに使用す
る通信IDを通信事業者側システムから取得し記録でき
るようにしたので、従来のICカードのようにカードが
送付されてくるのを待つことなく、USIMカードの購
入後、簡単にかつすぐに通信を開始できる。
【0086】また、請求項2のUSIMカードにおいて
は、USIMカードの保証金残額が少なくなった場合に
は、利用者が料金徴収代行業者に通信時間延長申請を行
い、通信事業者システムからの通知により保証金残額の
金額を追加して継続使用するようにする。これにより、
従来のように店頭でプリペイドカードを追加購入する必
要がなくなり、資源の節約及びコストの低減が図れる。
【0087】また、請求項3の携帯端末においては、プ
リペイド式で、かつ更新可能なプリペイドUSIMカー
ドを携帯端末に装着して使用する。これにより、プリペ
イドUSIMカードを購入し携帯端末に装着すると、通
信IDを取得してすぐに通信を開始できると共に、後は
店頭でプリペイドカードを追加購入する必要がなく、電
話番号を変更することなくそのまま携帯端末を継続使用
することができる。
【0088】また、請求項4の発行ビューロ側システム
においては、発行ビューロ側システムは、USIMカー
ドに「USIMのID」と「通信料に充当する保証金残
額」を記録したプリペイドUSIMカードを発行し、発
行したプリペイドUSIMカードを販売業者(自動販売
機も含む)に送付する。これにより、USIMカードを
プリペイドカードとして利用できるようになる他、プリ
ペイドUSIMカードの発行を発行ビューロに集約でき
るので、通信事業者や販売店での負担が軽減されコスト
の低減を図れる。また、USIMカードの発行を、US
IMカードの製造を行う専門業者である発行ビューロで
行うことにより、カード発行の作業効率が向上し、プリ
ペイドUSIMカードの発行とプリペイドカード運用シ
ステムの運用が円滑に行われ、システム全体のコストの
削減が図れる。
【0089】また、請求項5の発行ビューロ側システム
においては、発行ビューロ側システムにより、USIM
カードに「USIMのID」と「通信料に充当する保証
金残額」を記録したプリペイドUSIMカードを発行す
る。また、発行したUSIMカードの「USIMのI
D」と「保証金残額」の情報とを通信事業者側システム
に通知する。これにより、USIMカードをプリペイド
カードとして利用できるようになる他、プリペイドUS
IMカードの発行を発行ビューロに集約できるので、通
信事業者や販売店での負担が軽減され、コストの低減が
図れる。
【0090】また、請求項6の通信事業者側システムに
おいては、発行ビューロ側システムでは、プリペイドU
SIMカードを発行し、通信事業者側システムでは、発
行ビューロ側システムから通知される「保証金残額の情
報」と、「USIMのID」とをデータベース部に登録
して管理する。これにより、USIMカードの発行は発
行ビューロが行い、通信事業者は発行されたUSIMを
登録して管理するだけで済む。そのため、発行ビューロ
及び通信事業者はそれぞれ得意な分野に集中して作業が
でき、作業効率が向上し、プリペイドUSIMカードの
発行とプリペイドカード運用システムの運用が円滑に行
われ、システム全体のコストの削減が図れる。
【0091】また、請求項7の通信事業者側システムに
おいては、通信事業者側システムでは、USIMカード
を購入し携帯端末に装着した利用者からの通信IDの貸
与要求を受け付け、貸与する通信IDを決定して、利用
者の携帯端末に通知する。これにより、USIMカード
を購入した利用者は、従来のICカードのようにカード
送付されるのを待つことなく、簡単にかつすぐに通信を
開始できるようになる。
【0092】また、請求項8の通信事業者側システムに
おいては、通信事業者側システムでは、料金徴収代行業
者側システムから、与信されたユーザの「通信ID」
と、「保証金残額に追加すべき金額」の情報とを受け付
け、与信されたユーザの通信IDに基づいて、該当する
データベース部に「保証金残額に追加すべき金額」の情
報を記録する。これにより、利用者からの通信時間延長
申請、与信審査及び料金徴収を料金徴収代行業者(金融
機関など)に委託することができる。このため、通信事
業者及び携帯端末の販売店の負担を減らすことができ、
コストの削減が図れる。
【0093】また、請求項9の通信事業者側システムに
おいては、通信事業者側システムでは、料金徴収代行業
者側システムから、該料金徴収代行業者により与信され
た利用者の「通信ID」と、「保証金残額に追加すべき
金額」の情報を受信し、利用者のUSIM管理情報を記
録しているデータベース部に記録し、このデータベース
部に記録された与信された利用者の「通信ID」に基づ
いて、USIMカードを装着した携帯端末を呼び出し、
保証金残額に追加すべき金額を通知し、書き換えるよう
指示する。これにより、利用者からの通信時間延長申請
と与信審査を料金徴収代行業者に委託し、通信事業者側
システムでは、携帯端末に対し「追加すべき保証金残
額」と「書き換え指示」の情報を送信するだけで済む。
これにより、通信事業者や販売店における負担が軽減さ
れる。
【0094】また、請求項10の料金徴収代行業者側シ
ステムにおいては、料金徴収代行業者側システムでは、
ユーザが利用するUSIMカードを装着した携帯端末か
ら、通信時間延長申請を受け付け、与信審査を通過した
場合には、受け付けた「通信ID」と、「保証金残額に
追加すべき金額」の情報を通信事業者側システムに通知
する。これにより、ユーザからの通信時間延長申請の受
け付け、与信審査、及び料金の徴収を料金徴収代行業者
(金融機関など)に集約することができ、通信事業者や
販売店における負担が軽減され、コストの削減が図れ
る。
【0095】また、請求項11のプリペイドカード運用
方法においては、発行ビューロ側では、USIMカード
に「USIMのID」と「通信料に充当する保証金残
額」を記録したプリペイドUSIMカードを発行する。
また、発行したUSIMカードの「USIMのID」と
「保証金残額」の情報とを通信事業者側システムに通知
する。これにより、USIMカードをプリペイドカード
として利用できるようになる他、プリペイドUSIMカ
ードの発行を発行ビューロに集約できるので、通信事業
者や販売店での負担が軽減され、コストの低減が図れ
る。
【0096】また、請求項12のプリペイドカード運用
方法においては、発行ビューロ側システムでは、プリペ
イドUSIMカードを発行し、通信事業者側システムで
は、発行ビューロ側システムから通知される「保証金残
額の情報」と、「USIMのID」とをデータベースに
登録して管理する。これにより、USIMカードの発行
は発行ビューロが行い、通信事業者は発行されたUSI
Mを登録して管理するだけで済む。そのため、発行ビュ
ーロ及び通信事業者はそれぞれ得意な分野に集中して作
業ができ、作業効率が向上し、プリペイドUSIMカー
ドの発行とプリペイドカード運用システムの運用が円滑
に行われる。
【0097】また、請求項13のプリペイドカード運用
方法においては、通信事業者側システムでは、USIM
カードを購入し携帯端末に装着した利用者からの通信I
Dの貸与要求を受け付け、通信IDを決定して、利用者
の携帯端末に通知する。これにより、USIMカードを
購入した利用者は、従来のICカードのようにカード送
付されるのを待つことなく、簡単にかつすぐに通信を開
始できるようになる。
【0098】また、請求項14のプリペイドカード運用
方法においては、通信事業者側システムでは、料金徴収
代行業者側システムから、「与信した旨」の情報と、与
信されたユーザの「通信ID」と、「保証金残額に追加
すべき金額」の情報とを受け付け、与信されたユーザの
通信IDに基づいて、該当するデータベース部に「保証
金残額に追加すべき金額」の情報を記録する。これによ
り、利用者からの通信時間延長申請、与信審査及び料金
徴収を料金徴収代行業者(金融機関など)に委託するこ
とができようになる。このため、通信事業者及び携帯端
末の販売店の負担を減らすことができ、コストの削減が
図れる。
【0099】また、請求項15のプリペイドカード運用
方法においては、通信事業者側システムでは、料金徴収
代行業者側システムから、該料金徴収代行業者により与
信された利用者の「通信ID」と、「保証金残額に追加
すべき金額」の情報を受信し、利用者のUSIM管理情
報を記録しているデータベースに記録し、このデータベ
ース部に記録された与信された利用者の「通信ID」に
基づいて、USIMカードを装着した携帯端末を呼び出
し、保証金残額に追加すべき金額を通知し、書き換える
よう指示する。これにより、利用者からの通信時間延長
申請と与信審査を料金徴収代行業者に委託し、通信事業
者側システムでは、携帯端末に対し「追加すべき保証金
残額」と「書き換え指示」の情報を送信するだけで済
む。また、通信事業者や販売店における負担が軽減さ
れ、コストの削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリペイドカード運用システムの構成例を示
す図である。
【図2】 プリペイドカード運用システムの機能構成を
示す図である。
【図3】 プリペイドカード運用システムで取り扱うデ
ータ構造を示す図である。
【図4】 図1に示すプリペイドカード運用システムの
動作フローを示す図である。
【図5】 各システム及び利用者の携帯端末におけるデ
ータ構造の遷移について説明するための図その1であ
る。
【図6】 各システム及び利用者の携帯端末におけるデ
ータ構造の遷移について説明するための図その2であ
る。
【図7】 通信事業者システムのサーバの構成例を示す
ブロック図である。
【図8】 発行ビューロシステムのサーバの構成例を示
すブロック図である。
【図9】 料金徴収代行業者システムのサーバの構成例
を示すブロック図である。
【図10】 携帯端末の構成例を示すブロック図であ
る。
【図11】 通信IDを取得する場合のWeb画面の例
を示す図である。
【図12】 通話時間延長申請を行う場合のWeb画面
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 10 通信事業者 11 通信事業者システム 12 Webページ公開機能 13a 通信ID貸与機能 13b 通信ID通知機能 14 USIMのID及び金額情報受信機能 15 USIMのID及び金額情報登録機能 16 与信と追加金額の受信機能 17 追加金額の登録機能 18 保証金額変更許可の通知機能 19 データベース 20 発行ビューロ 21 発行ビューロシステム 22 USIMカードの発行機能 23 USIMカードの送付機能 24 USIMのID及び金額情報の通知機能 25 データベース 30 料金徴収代行業者 31 料金徴収代行業者システム 32 利用者情報の登録機能 33 利用者の認証機能 34 与信額の登録管理機能 35 Webページ公開機能 36 通話時間延長申請受付機能 37 決済処理機能 38 与信と追加金額の通知機能 39 データベース 40 USIMカードの販売店 50 利用者 51 利用者の携帯端末 52 USIMカード 53 USIM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 R 19/00 19/00 Q U (72)発明者 船渡川 紀夫 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 増永 優作 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 5B035 AA06 BB09 BC02 CA11 5B058 CA01 KA02 KA04 KA06 KA11 YA06 YA07 5K025 AA01 BB10 DD06 EE25

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末に装着するUSIMを搭載した
    USIMカードであって、 通信料金に充当することのできる保証金残額の情報と、 このUSIMカードに搭載されたUSIMのIDと、 携帯端末が通信するのに用いる通信IDと、 を少なくとも記憶する領域を備えることを特徴とするU
    SIMカード。
  2. 【請求項2】 前記USIMカードに記録された保証金
    残額の情報を更新可能であることを特徴とする請求項1
    に記載のUSIMカード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のUSI
    Mカードを装着することができることを特徴とするUS
    IMカードを装着する携帯端末。
  4. 【請求項4】 携帯端末に装着するUSIMカードを発
    行するプリペイドカード運用システムにおける発行ビュ
    ーロ側システムであって、 保証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIMカー
    ドに記録し、発行するUSIMカード発行処理部を具備
    することを特徴とするプリペイドカード運用システムに
    おける発行ビューロ側システム。
  5. 【請求項5】 携帯端末に装着するUSIMカードに対
    して通信サービスを提供するプリペイドカード運用シス
    テムにおける通信事業者側システムとネットワークを介
    して接続される、携帯端末に装着するUSIMカードを
    発行するプリペイドカード運用システムにおける発行ビ
    ューロ側システムであって、 保証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIMカー
    ドに記録し、発行するUSIMカード発行処理部と、 前記発行したUSIMカードの保証金残額の情報と、U
    SIMのIDとをプリペイドカード運用システムにおけ
    る通信事業者側システムに通知する通知処理部と、 を具備することを特徴とするプリペイドカード運用シス
    テムにおける発行ビューロ側システム。
  6. 【請求項6】 携帯端末に装着するUSIMカードを発
    行するプリペイドカード運用システムにおける発行ビュ
    ーロ側システムとネットワークを介して接続される、携
    帯端末に装着するUSIMカードに対して通信サービス
    を提供するプリペイドカード運用システムにおける通信
    事業者側システムであって、 USIM管理情報および/又は利用者情報を記録してい
    るデータベース部と、 発行ビューロ側システムから通知される保証金残額の情
    報と、USIMのIDとを受信する受信処理部と、 前記保証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIM
    管理情報及び/又は利用者情報として前記データベース
    部に登録する登録処理部と、 を具備することを特徴とするプリペイドカード運用シス
    テムにおける通信事業者側システム。
  7. 【請求項7】 ユーザが利用するUSIMカードを装着
    した携帯端末とネットワークを介して接続される、携帯
    端末に装着するUSIMカードに対して通信サービスを
    提供するプリペイドカード運用システムにおける通信事
    業者側システムであって、 USIM管理情報及び/又は利用者情報を記録している
    データベース部と、 前記ユーザが利用するUSIMカードを装着した携帯端
    末から送信されたUSIMのIDを受け付け、このUS
    IMカードに使用する通信IDを決定し、前記USIM
    のIDに基づいて該当する前記データベース部へ決定し
    た通信IDを記録する通信ID貸与処理部と、 前記ユーザが利用するUSIMカードに、前記通信ID
    貸与処理部にて決定された通信IDを前記データベース
    部に記録するように指示する通信ID通知処理部と、 を具備することを特徴とするプリペイドカード運用シス
    テムにおける通信事業者側システム。
  8. 【請求項8】 ユーザから料金を徴収するプリペイドカ
    ード運用システムにおける料金徴収代行業者側システム
    とネットワークを介して接続される、携帯端末に装着す
    るUSIMカードに対して通信サービスを提供するプリ
    ペイドカード運用システムにおける通信事業者側システ
    ムであって、 USIM管理情報及び/又は利用者情報を記録している
    データベース部と、 前記料金徴収代行業者側システムから、与信されたユー
    ザの通信IDと、保証金残額に追加すべき金額の情報と
    を受け付ける追加金額受信処理部と、 与信されたユーザの通信IDに基づいて、該当する前記
    データベース部に前記追加金額受信部で受信した保証金
    残額に追加すべき金額の情報を前記データベース部に記
    録する追加金額登録処理部と、 を具備することを特徴とするプリペイドカード運用シス
    テムにおける通信事業者側システム。
  9. 【請求項9】 ユーザが利用するUSIMカードを装着
    した携帯端末とネットワークを介して接続される、携帯
    端末に装着するUSIMカードに対して通信サービスを
    提供するプリペイドカード運用システムにおける通信事
    業者側システムであって、 USIM管理情報及び/又は利用者情報を記録している
    データベース部と、 前記データベース部に記録された与信されたユーザの通
    信IDに基づいて、USIMカードを装着した携帯端末
    を呼び出し、保証金残額に追加すべき金額を通知し、書
    き換えるよう指示する保証金額変更許可通知処理部と、 を具備することを特徴とするプリペイドカード運用シス
    テムにおける通信事業者側システム。
  10. 【請求項10】 ユーザが利用するUSIMカードを装
    着した携帯端末と、携帯端末に装着するUSIMカード
    に対して通信サービスを提供するプリペイドカード運用
    システムにおける通信事業者システムと、ネットワーク
    を介して接続される、ユーザに対して料金徴収を行うサ
    ービスを提供するプリペイドカード運用システムにおけ
    る通料金徴収代行業者側システムであって、 ユーザが利用するUSIMカードを装着した携帯端末か
    ら、通信IDと、追加する保証金残額に追加すべき金額
    の情報とを受け付ける通信時間延長申請受付処理部と、 前記通信時間延長申請受付処理部で受け付けた通信ID
    と、保証金残額に追加すべき金額の情報とを前記通信事
    業者側システムに通知する追加金額通知処理部と、 を具備することを特徴とするプリペイドカード運用シス
    テムにおける料金徴収代行業者側システム。
  11. 【請求項11】 携帯端末に装着するUSIMカードに
    対して通信サービスを提供する通信事業者側システム
    と、ネットワークを介して接続されたプリペイドカード
    運用システムにおける携帯端末に装着するUSIMカー
    ドを発行する発行ビューロ側システムを用いたプリペイ
    ドカード運用方法であって、 保証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIMカー
    ドに記録し、発行するUSIMカード発行手順と、 前記発行したUSIMカードの保証金残額の情報と、U
    SIMのIDとを前記通信事業者側システムに通知する
    手順と、 を有することを特徴とするプリペイドカード運用方法。
  12. 【請求項12】 携帯端末に装着するUSIMカードを
    発行する発行ビューロ側システムと、ネットワークを介
    して接続されたプリペイドカード運用システムにおける
    携帯端末に装着するUSIMカードを発行する発行ビュ
    ーロ側システムを用いたプリペイドカード運用方法であ
    って、 発行ビューロ側システムから通知される保証金残額の情
    報と、USIMのIDとを受信する手順と、 前記保証金残額の情報と、USIMのIDとをUSIM
    管理情報及び/又は利用者としてデータベース部に登録
    する手順と、 を有することを特徴とするプリペイドカード運用方法。
  13. 【請求項13】 ユーザが利用するUSIMカードを装
    着した携帯端末と、ネットワークを介して接続されたプ
    リペイドカード運用システムにおける携帯端末に装着す
    るUSIMカードに対して通信サービスを提供する通信
    事業者側システムを用いたプリペイドカード運用方法で
    あって、 USIM管理情報及び/又は利用者情報をデータベース
    部に記録する手順と、 前記ユーザが利用するUSIMカードを装着した携帯端
    末から送信されたUSIMのIDを受け付け、このUS
    IMカードに使用する通信IDを決定し、前記USIM
    のIDに基づいて該当する前記データベース部へ決定し
    た通信IDを記録する通信ID貸与手順と、 前記ユーザが利用するUSIMカードに、前記通信ID
    貸与手順にて決定された通信IDをデータベース部に記
    録するように指示する通信ID通知手順と、 を有することを特徴とするプリペイドカード運用方法。
  14. 【請求項14】 ユーザから料金を徴収する料金徴収代
    行業者側システムと、ネットワークを介して接続された
    プリペイドカード運用システムにおける携帯端末に装着
    するUSIMカードに対して通信サービスを提供する通
    信事業者側システムを用いたプリペイドカード運用方法
    であって、 USIM管理情報及び/又は利用者情報をデータベース
    部に記録する手順と、 前記料金徴収代行業者側システムから、与信されたユー
    ザの通信IDと、保証金残額に追加すべき金額の情報と
    を受け付ける追加金額受信手順と、 与信されたユーザの通信IDに基づいて、該当する前記
    データベース部に前記追加金額受信手順で受信した与信
    した旨の情報と、保証金残額に追加すべき金額の情報と
    をデータベース部に記録する追加金額登録手順と、 を有することを特徴とするプリペイドカード運用方法。
  15. 【請求項15】 ユーザが利用するUSIMカードを装
    着した携帯端末と、ネットワークを介して接続されたプ
    リペイドカード運用システムにおける携帯端末に装着す
    るUSIMカードに対して通信サービスを提供する通信
    事業者側システムを用いたプリペイドカード運用方法で
    あって、 USIM管理情報及び/又は利用者情報をデータベース
    部に記録する手順と、 前記データベース部に記録された与信されたユーザの通
    信IDに基づいて、USIMカードを装着した携帯端末
    を呼び出し、保証金残額に追加すべき金額を通知し、書
    き換えるよう指示する保証金額変更許可通知手順と、 を有することを特徴とするプリペイドカード運用方法。
JP2001272583A 2001-09-07 2001-09-07 プリペイドカード運用システム、プリペイドカード運用方法 Expired - Fee Related JP4784022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272583A JP4784022B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 プリペイドカード運用システム、プリペイドカード運用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272583A JP4784022B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 プリペイドカード運用システム、プリペイドカード運用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003087439A true JP2003087439A (ja) 2003-03-20
JP4784022B2 JP4784022B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=19097936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001272583A Expired - Fee Related JP4784022B2 (ja) 2001-09-07 2001-09-07 プリペイドカード運用システム、プリペイドカード運用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4784022B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651392B1 (ko) 2004-12-07 2006-11-29 삼성전자주식회사 Gsm/umts 이동 통신 시스템에서 수신자 부담 통화방법
KR100772503B1 (ko) * 2005-11-17 2007-11-01 한국전자통신연구원 서비스 선불요금 차감 스마트 카드 및 이를 이용한 서비스선불요금 차감 방법 및 장치
US7853287B2 (en) 2005-04-28 2010-12-14 Lg Electronics Inc. Mobile communications terminal and method for prepaying for communication charge in mobile communications terminal
KR101667241B1 (ko) * 2015-07-15 2016-10-18 주식회사 밸런스히어로 어플리케이션 유저 인증 시스템 및 방법

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09312708A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 N T T Ido Tsushinmo Kk プリペイド移動通信システム、自動販売機および移動機
JPH10501931A (ja) * 1994-04-07 1998-02-17 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア 移動無線ターミナルの取り外し可能な加入者識別モジュール及び通話制御方法
JPH11191817A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Denso Corp カード式電話装置
JPH11289405A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Ntt Teleca:Kk 移動通信料金精算システム
JPH11298644A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Dainippon Printing Co Ltd 移動体通信プリペイド用のicモジュール、その通信機及びそのシステム
JP2000502551A (ja) * 1996-10-23 2000-02-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 移動通信サービスの料金支払方式
JP2000083285A (ja) * 1998-06-08 2000-03-21 Fon Dot Com Japan Kk モバイル加入者アカウントサ―ビスへのビジュアルインタフェ―ス
JP2000232520A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Nec Corp 移動体通信網を用いたサービス登録システム
JP2001223631A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Kyocera Ddi Mirai Tsushin Kenkyusho:Kk 移動体通信機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10501931A (ja) * 1994-04-07 1998-02-17 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア 移動無線ターミナルの取り外し可能な加入者識別モジュール及び通話制御方法
JPH09312708A (ja) * 1996-05-23 1997-12-02 N T T Ido Tsushinmo Kk プリペイド移動通信システム、自動販売機および移動機
JP2000502551A (ja) * 1996-10-23 2000-02-29 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 移動通信サービスの料金支払方式
JPH11191817A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Denso Corp カード式電話装置
JPH11289405A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Ntt Teleca:Kk 移動通信料金精算システム
JPH11298644A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Dainippon Printing Co Ltd 移動体通信プリペイド用のicモジュール、その通信機及びそのシステム
JP2000083285A (ja) * 1998-06-08 2000-03-21 Fon Dot Com Japan Kk モバイル加入者アカウントサ―ビスへのビジュアルインタフェ―ス
JP2000232520A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Nec Corp 移動体通信網を用いたサービス登録システム
JP2001223631A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Kyocera Ddi Mirai Tsushin Kenkyusho:Kk 移動体通信機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651392B1 (ko) 2004-12-07 2006-11-29 삼성전자주식회사 Gsm/umts 이동 통신 시스템에서 수신자 부담 통화방법
US7853287B2 (en) 2005-04-28 2010-12-14 Lg Electronics Inc. Mobile communications terminal and method for prepaying for communication charge in mobile communications terminal
KR100772503B1 (ko) * 2005-11-17 2007-11-01 한국전자통신연구원 서비스 선불요금 차감 스마트 카드 및 이를 이용한 서비스선불요금 차감 방법 및 장치
KR101667241B1 (ko) * 2015-07-15 2016-10-18 주식회사 밸런스히어로 어플리케이션 유저 인증 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4784022B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3387330B2 (ja) 電子マネー保有装置およびこれを用いる電子マネー支払い方法
US9911113B2 (en) Information processing device and information processing method
US20020026423A1 (en) Automated usage-independent and location-independent agent-based incentive method and system for customer retention
US20080027844A1 (en) System and Method for Organising and Operating an Electronic Account
CN1322326A (zh) 使用多功能预付费卡的电子付费系统及销售该预付费卡的方法
US20020070270A1 (en) Award point service system, recording medium for use therein and award point service method
US20020035479A1 (en) Access contract changing method for automatically changing an access contract between a prepaid contract and a postpaid contract
JP4579405B2 (ja) 携帯電話端末による決済システム
RU2303810C2 (ru) Способ персонального автоматического доступа к разнородным услугам электронной коммерции и система для его осуществления
JP4784022B2 (ja) プリペイドカード運用システム、プリペイドカード運用方法
JP2006065620A (ja) 電子マネーのチャージ補助方法及びシステム
JP3902453B2 (ja) 電子マネー処理方法、プログラム及び記録媒体
CN100595785C (zh) 用于小额支付的动态密码运用方法
JP2003091687A (ja) 料金支払方法の切替が可能な携帯端末、本人確認システム、通信事業者側システム、本人確認方法、料金切替通知方法、記録媒体、プログラム
JP2005218029A (ja) カードアプリケーション間のデータ交換を行うセキュアデバイス及び携帯端末
JP7362837B1 (ja) 方法、情報処理装置およびシステム
KR100854353B1 (ko) 자산유동화증권 운용 시스템
JP2003317037A (ja) Icカードライフサイクル管理サービス方法およびシステム
WO2014136319A1 (ja) 企業通貨管理装置、企業通貨管理方法及びプログラム
KR20070053682A (ko) 결제금액 크기별 결제처리 방식 등록방법
KR20070053686A (ko) 체크카드와 신용카드의 복합결제처리를 위한 결제서버
Verma INDIA'S MOBILE BANKING SECTOR: A CASE STUDY
AU2006246994A1 (en) A system and computer program for effecting monetary transactions between payers and payees
WO2006122373A1 (en) A system and computer program for effecting monetary transactions between payers and payees
JP2003076854A (ja) 簡易口座システム,簡易口座設定管理方法,簡易口座設定管理プログラム,簡易口座設定管理プログラム記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees