JP2003085767A - 光ディスク記録装置及び光ディスク記録装置の制御方法 - Google Patents

光ディスク記録装置及び光ディスク記録装置の制御方法

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JP2003085767A
JP2003085767A JP2001278651A JP2001278651A JP2003085767A JP 2003085767 A JP2003085767 A JP 2003085767A JP 2001278651 A JP2001278651 A JP 2001278651A JP 2001278651 A JP2001278651 A JP 2001278651A JP 2003085767 A JP2003085767 A JP 2003085767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストラテジを変更することなく、フォーマッ
ト処理の高速化を実現することが可能な光ディスク記録
装置及び光ディスク記録装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 光ディスク記録再生装置は、操作部等か
らフォーマットすべき旨の指令を受け取った場合、フォ
ーマット対象たる光ディスクのPMA領域を参照し、当
該光ディスクが未記録状態であるか、あるいは記録済み
状態であるかを判断する(ステップS2→ステップS3
→ステップS4)。光ディスク記録再生装置は、当該光
ディスクが未記録状態であると判断した場合にのみ、記
録速度を初期記録速度(>最高記録速度)に設定し、記
録レーザパワー値を初期記録レーザパワー値(>最高記
録速度における記録レーザパワー値)に設定してフォー
マットを行う(ステップS5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R(Compac
t Disc-Recordable)やCD−RW(Compact Disc-ReWr
itable)などの光ディスクに情報を記録する光ディスク
記録装置及び光ディスク記録装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−RWやDVD−RAM(Digital
Versatile Disc Random Access Memory)等の光ディス
クを利用するためには、まず最初に該光ディスクの全面
にアドレス情報を記録する必要がある。この一連の処理
はフォーマット処理若しくは初期化処理と呼ばれ、光デ
ィスク記録装置等を用いて新品の光ディスクにデータを
記録する場合、当該記録処理に先立って実行される。光
ディスク記録装置は、かかる記録処理に先立ってフォー
マット処理を実行することにより、アドレスに対応する
各記憶領域にどのようなデータが記憶されているのかと
いった情報を管理することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記フォ
ーマット処理においては光ディスクの全面にアドレス情
報を記録しなければならないため時間がかかる。かかる
フォーマット処理に要する時間を短縮するため、例えば
特開平10−162399号公報に開示されている光デ
ィスク記録装置は、フォーマット処理を実行する際、光
ディスクを高速で回転させると共に、該光ディスクにデ
ータを記録するときのパルス数(パルス数とは、チャネ
ルクロック当たりのパルス数をいう)よりも少ないパル
ス数でレーザを変調・発光させ、これによりフォーマッ
ト処理の高速化を実現している。しかしながら、チャネ
ルクロック当たりのパルス数を変えるためには、当該パ
ルスに係る補正量(以下、ストラテジという)を変更す
る必要がある。別言すれば、該光ディスク記録装置は、
フォーマット処理の高速化を実現するため、記録処理時
に最適な記録用ストラテジと、フォーマット処理時に最
適なフォーマット用ストラテジの両方を具備する必要が
あった。本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされた
ものであり、ストラテジを変更することなく、フォーマ
ット処理の高速化を実現することが可能な光ディスク記
録装置及び光ディスク記録装置の制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に記載の光ディスク記録装置は、光ディスク
にレーザを照射して初期記録及びオーバライト(以下、
通常記録という)を行う光ディスク記録装置であって、
前記通常記録用のライトパルス波形を生成するために必
要な通常記録用のストラテジ情報を記憶する記憶手段
と、初期記録を行う際、前記記憶手段に記憶されている
通常記録用のストラテジ情報を用いてライトパルス波形
を生成するライトパルス生成手段と、初期記録を行う
際、当該初期記録時における光ディスクの半径方向の所
定位置の記録線速度が、前記通常記録時における前記所
定位置の記録線速度よりも速くなるように前記光ディス
クを回転駆動する回転駆動制御手段と、前記光ディスク
に照射するレーザパワーを設定する手段であって、前記
初期記録を行う際のレーザパワーが前記通常記録を行う
際のレーザパワーよりも大きくなるように設定するレー
ザパワー設定手段と、前記ライトパルス生成手段によっ
て生成されたライトパルス波形と、前記レーザパワー設
定手段によって設定されたレーザパワーに従って、前記
光ディスクにレーザを出力するレーザ出力手段とを具備
することを特徴とする。
【0005】かかる構成によれば、初期記録(例えば、
フォーマット等)を行う際、回転駆動制御手段は、当該
初期記録時における光ディスクの半径方向の所定位置の
記録線速度が、オーバライト(通常記録)時における前
記所定位置の記録線速度よりも速くなるように前記光デ
ィスクを回転駆動する一方、レーザパワー設定手段は、
前記初期記録を行う際のレーザパワーが前記通常記録を
行う際のレーザパワーよりも大きくなるように設定す
る。ライトパルス生成手段は、初期記録を行う際におい
ても、通常記録用のライトパルス波形を生成するために
必要な通常記録用のストラテジ情報を用いてライトパル
ス波形を生成する。詳述すると、本発明に記載の光ディ
スク記録装置は、線速度が向上した比率に反比例させて
ライトパルス波形を相似変化させるストラテジ情報を用
いて通常記録よりも速い初期記録を行う。この結果、ス
トラテジを変更することなく、フォーマット処理の高速
化を実現することが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.本実施形態 (1)実施形態の構成 図1は、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置10
0の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明で
は、光ディスクDの記録/再生方式としてユーザ等によ
って設定された記録線速度で記録/再生を行う、いわゆ
るCLV(Constant Linear Velocity)方式を採用した
光ディスク記録再生装置を想定するが、例えば光ディス
クDの回転数を一定にし、記録信号の基本クロックを光
ヘッドの位置に応じて変化させることにより高速記録/
高速再生を行う、いわゆるCAV(Constant Angular Ve
locity)方式を採用した光ディスク記録再生装置や、C
AV方式によって記録を行いCLV方式によって再生を
行う光ディスク記録再生装置等にも適用可能である。
【0007】スピンドルモータ11は、データを記録す
る対象となる光ディスク(例えば、オーバライト可能な
相変化型光記録媒体の一種であるCD−RW等)Dを回
転駆動するモータである。光ピックアップ10は、レー
ザダイオード、レンズやミラー等の光学系、および戻り
光受光素子を有しており、記録および再生時にはレーザ
光を光ディスクDに対して照射し、光ディスクDからの
戻り光を受光してEFM(Eight to Fourteen modulatio
n)変調されたRF信号を受光信号としてRFアンプ12
に出力する。また、光ピックアップ10はモニタダイオ
ードを有しており、光ディスクDの戻り光によってモニ
タダイオードに電流が生じ、当該電流がレーザパワー制
御回路20に供給されるようになっている。
【0008】RFアンプ12は、光ピックアップ10か
ら供給されるEFM変調されたRF信号を増幅し、増幅
後のRF信号をサーボ回路13、アドレス検出回路14
およびデコーダ15にRF信号を出力する。デコーダ1
5は、再生時にはRFアンプ12から供給されるEFM
変調されたRF信号をEFM復調して再生データを生成
する一方、記録時には、本番の記録に先立って行われる
テスト記録(後述)によって記録された領域(以下、テ
スト領域という)を再生する際にRFアンプ12から供
給されるRF信号をEFM復調し、復調した信号を制御
部22に出力する。
【0009】このように、本実施形態に係る光ディスク
記録再生装置100は、本番の記録に先立ち、ユーザに
よって設定された記録速度で光ディスクDの内周側の所
定の領域(図2参照)にテスト記録を行い、当該テスト
記録した領域の再生結果に基づいて、当該光ディスクD
に対して良好な記録を行える記録速度を求めるように構
成されている。この光ディスク記録再生装置100にお
ける1回のテスト記録では、記録レーザパワー値を15
段階に変化させて行い、1つの記録レーザパワー値につ
き1サブコードフレーム分のEFM信号を記録し、合計
15フレーム分のEFM信号を記録するようになってい
る。
【0010】図2は、光ディスクDのフォーマットを説
明するための図である。図2に示すように、光ディスク
Dには、内周側から順にPCA(Power Calibration Ar
ea)領域112、PMA(Program Memory Area)領域
113、セッション領域114が用意されている。PC
A領域112には、テスト領域112aと、カウント領
域112bが用意されており、該テスト領域112aに
対し、上述した記録処理の本番に先立つテスト記録が行
われる。このテスト領域112aにはテスト記録を多数
回行える領域が用意されており、カウント領域112b
にはテスト記録終了時にテスト領域112aのどの領域
まで記録が終了しているか、すなわちテスト記録が合計
何回実施されたか等を示すEFM信号が記録される。本
実施形態に係る光ディスク記録再生装置100は、該光
ディスクDに対してテスト記録を行う際、当該カウント
領域112bに記録されたEFM信号を検出することに
より、テスト領域112aのどの位置からテスト記録を
行えば良いかを判断することが可能となる。
【0011】PMA領域113には、光ディスクDの全
セッション領域114の完全なトラック情報(例えば、
記録の開始時間、記録の終了時間、書き込み回数等)が
記録されている。光ディスク記録再生装置100は、こ
のPMA領域113に記録されているトラック情報を読
み出すことにより、当該光ディスクDが未記録状態であ
るか、あるいは記録済み状態であるかを判断する。ここ
で、未記録状態とは、未だ1度もフォーマットされてい
ない状態をいい、記録済み状態とは、既に何らかの情報
が記録されている状態、若しくは既に1度以上フォーマ
ットされた状態(すなわち、再フォーマットされた状
態)をいう。
【0012】なお、光ディスクDが消去されると、PM
A領域113は論理消去(PMA領域113に論理
“0”が書き込まれる等)される。これにより、光ディ
スク記録再生装置100は、当該光ディスクDが未だ1
度もフォーマットされていない状態(論理消去されてい
ない状態)であるか、あるいは消去された状態(論理消
去された状態)であるかを判別することが可能となる。
セッション領域114には、内周側から順にリードイン
領域114a、プログラム領域114b、残余領域11
4cが用意され、記録対象となるデータが該プログラム
領域114bに順次書き込まれていく。
【0013】再び図1に戻り、アドレス検出回路14
は、RFアンプ12から供給されたEFM信号からウォ
ブル信号成分を抽出し、このウォブル信号成分に含まれ
る各位置の時間情報(アドレス情報)、およびディスク
を識別する識別情報(ディスクID)やディスクの色素
等のディスクの種類を示す情報を復号し、制御部22に
出力する。
【0014】OPC実行部16は、前述したテスト記録
により得られたOPC結果から、最適な記録レーザパワ
ー値を決定し、これを制御部22へ通知する。制御部2
2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(R
ead Only Memory)およびRAM(Random Access Memor
y)等によって構成され、ROMに格納されたプログラ
ムに従って当該光ディスク記録再生装置100の各部を
中枢的に制御する。また、この制御部22は、図示せぬ
操作部等からフォーマット(再フォーマットを含む)を
開始すべき旨の指令、若しくはデータ記録を開始すべき
旨の指令を受け取ると、後述する記録速度・記録レーザ
パワー値決定処理を実行する。なお、記録速度・記録レ
ーザパワー値決定処理に関する詳細は、実施形態の動作
説明の項において明らかにする。
【0015】サーボ回路13は、スピンドルモータ11
の回転制御および光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、送り制御を行う。前述したよう
に、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置100
は、ユーザ等によって設定された記録線速度で光ディス
クDをCLV方式で駆動・記録する構成となっている。
すなわち、サーボ回路13は、制御部22から供給され
る設定速度を示す制御信号に応じて、設定された線速度
でスピンドルモータ11を駆動するCLV制御を行う。
なお、サーボ回路13によるCLV制御では、RFアン
プ12から供給されたEFM変調された信号のウォブル
信号が設定された線速度倍率になるようにスピンドルモ
ータ11が制御される。
【0016】エンコーダ17は、供給される記録データ
をEFM変調し、ストラテジ制御部18に出力する。ス
トラテジ制御部18は、ストラテジ情報を記憶する記憶
部18aを備え、該ストラテジ情報に従ってエンコーダ
17から供給されるEFM信号に時間軸補正処理等を施
すことにより、図3及び図4に示すトップパルスTtp
とこれに続くマルチパルスTmp1〜TmpN(Nは、
記録すべきピットの大きさに応じて変化)によって構成
されるライトパルスを生成し、これをレーザドライバ1
9に出力する。
【0017】ここで、上記記憶部18aには、ストラテ
ジ情報として一定のデューティー比(具体的には、マル
チパルスのデューティー比)が格納されている。これに
より、常にデューティー比一定(すなわち、記録速度に
非依存)のライトパルスが生成される。例えば、デュー
ティー比が50%に設定された状態において、記録速度
を最低記録速度(m1倍速)に設定して光ディスクDに
記録を行う場合、その時のチャネルクロックの周期をT
1とすれば、トップパルスのパルス幅はT1となり、マ
ルチパルスのパルス幅はT1/2となる(図3参照)。
同様に、デューティー比が50%に設定された状態にお
いて、記録速度を最高記録速度(m2倍速;m2>m
1)に設定して光ディスクDに記録を行う場合、その時
のチャネルクロックの周期はm1*T1/m2となり、
トップパルスの幅はm1*T1/m2、マルチパルスの
パルス幅はm1*T1/(2*m2)となる(図4参
照)。なお、上記チャネルクロック(詳細には、記録速
度に応じた周波数のチャネルクロック)は、制御部22
による制御の下、周波数発生器21によって発生され
る。
【0018】図1に戻り、レーザドライバ19は、上記
ストラテジ制御部18から供給されるライトパルスと、
レーザパワー制御回路20の制御に従って光ピックアッ
プ10のレーザダイオードを駆動する。
【0019】レーザパワー制御回路20は、光ピックア
ップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワ
ーを制御する。具体的には、レーザパワー制御回路20
は、光ピックアップ10のモニタダイオード(図示略)
から供給される電流値と、制御部22から供給される最
適記録レーザパワー値(詳細は後述)等に基づいて、最
適なレーザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から
光ディスクDに向けて照射されるようにレーザドライバ
19を制御する。以下、本実施形態に係る光ディスク記
録再生装置100の具体的な動作について、図1等を参
照しながら説明する。
【0020】(2)実施形態の動作 ユーザによって当該光ディスク記録再生装置100に光
ディスクDがセットされ、フォーマット(再フォーマッ
トを含む)を開始すべき旨の指示入力、若しくはデータ
記録を開始すべき旨の指示入力が行われると、制御部2
2は、セットされた光ディスクDのテスト領域112a
(図2参照)にテスト記録を行うべく、装置各部を制御
する。具体的にはエンコーダ17にテスト記録用の信号
を送出するとともに、レーザパワー制御回路20を制御
して記録レーザパワー値を15段階に変化させる。この
ように装置各部を制御することにより、1つの記録レー
ザパワー値につき1サブコードフレーム分のEFM信号
を記録し、合計15フレーム分のEFM信号を記録する
テスト記録を実行させる。
【0021】OPC実行部16は、該テスト記録により
得られたOPC結果から、最適な記録レーザパワー値を
決定し、これを制御部22へ通知する。一方、制御部2
2は、該テスト記録を実行するように装置各部を制御す
ると、ROMに格納されてた所定の制御プログラムを読
み出し、上述した記録速度・記録レーザパワー値決定処
理を実行する。
【0022】図5は、記録速度・記録レーザパワー値決
定処理の処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。制御部22は、操作部等からフォーマット(再フォ
ーマットを含む)を開始すべき旨の指令、若しくはデー
タ記録を開始すべき旨の指令を受け取ると、当該指令が
フォーマット(再フォーマットを含む)を開始すべき旨
の指令であるのか、あるいはデータ記録を開始すべき旨
の指令であるのか判断する(ステップS1→ステップS
2)。制御部22は、受け取った指令がデータ記録を開
始すべき旨の指令であると判断すると(ステップS2;
NO)、ステップS6に進み、ユーザ等によって設定さ
れた記録速度(以下、通常記録速度という)でスピンド
ルモータ11を駆動すべき指令をサーボ回路13へ送出
すると共に、OPC実行部16から通知された記録レー
ザパワー値(以下、通常記録レーザパワー値という)で
記録を行うべく、当該記録レーザパワー値をレーザパワ
ー制御回路20へ送出する。
【0023】サーボ回路13は、制御部22から受け取
った指令に基づき、スピンドルモータ11の回転制御お
よび光ピックアップ10のフォーカス制御、トラッキン
グ制御、送り制御を行う一方、レーザ制御回路20は、
制御部22から受け取った記録レーザパワー値で光ディ
スクDに記録を行うべく、光ピックアップ10のレーザ
ダイオードから照射されるレーザパワーを制御する。
【0024】図6は、最低記録速度Vl(m1倍速)〜
最高記録速度Vm(m2倍速)間における記録速度(通
常記録速度)とレーザパワーの関係を示す図であり、図
7は、最低記録速度Vl(m1倍速)で記録する際のレ
ーザ出力波形を例示した図、図8は最高記録速度Vm
(m2倍速)で記録する際のレーザ出力波形を例示した
図である。図6に示すように、レーザダイオードから照
射されるレーザパワー(すなわち、ライトパワーPw、
イレースパワーPe、ボトムパワーPb)はいずれも記
録速度に比例するように制御され、この結果、当該レー
ザダイオードから照射されるレーザの出力波形は、図7
に示す状態から図8に示す状態に変化する。
【0025】再び図5に戻り、制御部22は、ステップ
S2において、受け取った指令がフォーマットを開始す
べき旨の指令であると判断すると(ステップS2;YE
S)、ステップS3に進み、PMA領域113の記録状
態から当該光ディスクDが未記録状態であるか、あるい
は記録済み状態であるかを判断する(ステップS3→ス
テップS4)。前述したように、当該光ディスクDが未
だ1度もフォーマットされていない場合、このPMA領
域113には何も書き込まれおらず、一方何らかの情報
が書き込まれているか若しくは既にフォーマット(再フ
ォーマット)されている場合、このPMA領域113に
はデータが記録されている旨若しくは論理“0”が書き
込まれている。
【0026】すなわち、制御部22はこのPMA領域1
13に何も書き込まれていない場合、未記録状態である
と判断する一方、該PMA領域113にデータが記録さ
れている旨若しくは論理“0”が書き込まれている場
合、記録済み状態であると判断する。なお、特許請求の
範囲に記載の「初期記録」とは、未記録状態の光ディス
クDに記録(初期フォーマット等)することをいい、
「通常記録」とは、記録済み状態の光ディスクDにオー
バライト(再フォーマット、データ記録等)することを
いう。
【0027】ここで、例えばPMA領域113に何も書
き込まれておらず、未記録状態であると判断すると(ス
テップS4;YES)、制御部22は上述した最高記録
速度Vmよりも速い初期記録速度Vf(m3倍速)でフ
ォーマット(初期フォーマット)を行うべく、該初期記
録速度Vfを決定し、決定した初期記録速度でスピンド
ルモータ11を駆動すべき指令をサーボ回路13へ送出
すると共に、初期記録速度Vfにおける最適な記録レー
ザパワー値を生成し、生成した記録レーザパワー値(以
下、初期記録レーザパワー値という)をレーザパワー制
御回路20へ送出する。
【0028】ここで、前掲図6を参照しながら初期記録
レーザパワー値の生成方法について説明すると、制御部
22は、まず下記式(1)から初期記録速度Vfにおけ
る最適なライトパワー値Pwfを求める(図6に示すA
参照)。 Pwf=(Vf−Vm)*(Pwm−Pwl)/(Vm−Vl)+Pwm・・ ・(1) Pwl;最低記録速度Vlにおける最適なライトパワー
値Pwl Pwm;最高記録速度Vmにおける最適なライトパワー
値Pwm
【0029】次に、制御部22は、下記式(2)から初
期記録速度Vfにおける最適なイレースパワー値Pef
を求める(図6に示すB参照)。 Pef=(Vf−Vm)*(Pem−Pel)/(Vm−Vl)+Pem・・ ・(2) Pel;最低記録速度Vlにおける最適なイレースパワ
ー値Pel Pem;最高記録速度Vmにおける最適なイレースパワ
ー値Pem
【0030】最後に、制御部22は、最低記録速度Vl
〜最高記録速度Vmの範囲に収まる任意の記録速度(例
えば、最低記録速度Vl等)に対応したボトムパワー値
(例えば、ボトムパワー値Pbl等)を初期記録速度V
fにおける最適なボトムパワー値Pbfとして決定する
(図6に示すC参照)。
【0031】サーボ回路13は、制御部22から決定し
た初期記録速度でスピンドルモータ11を駆動すべき指
令を受け取ると、該指令に基づいてスピンドルモータ1
1の回転制御および光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、送り制御を行う一方、レーザ制
御回路20は、制御部22から受け取った初期記録レー
ザパワー値で光ディスクDにアドレス情報等の記録を行
うべく、光ピックアップ10のレーザダイオードから照
射されるレーザパワーを制御する。この結果、最高記録
速度Vmで記録する際のレーザパワー値よりも高いレー
ザパワー値に制御されたレーザが該レーザダイオードか
ら照射される(図9参照)。
【0032】図10は、波形のなまりを説明するための
図である。なお、同図に示すα及びβは、それぞれ図7
に示すα及び図9に示すβに対応している。図14に示
すように、レーザ出力波形の立ち上がり部分及び立ち下
がり部分においては、「なまり」が生じてしまう。この
レーザ出力波形の立ち上がり部分及び立ち下がり部分に
おいて生じる「なまり」をt(=一定)とし、任意の記
録速度で記録する際に生じる「なまり」の度合い(なま
り度という)をINとした場合、最低記録速度Vl及び
初期記録速度Vfにおける「なまり度」は、下記式
(a)、(b)によって表すことができる。 <最低記録速度Vlで記録する場合> IN=t/(T1/2)・・・(a) <初期記録速度Vfで記録する場合> IN=t/(m1*T1/(2*m3))・・・(b)
【0033】このように、「なまり度」は、最低記録速
度Vlで記録する場合よりも初期記録速度Vfで記録す
る場合の方が大きい。本実施形態では、この「なまり
度」の大きさに応じて、レーザパワーを制御している。
すなわち、最高記録速度Vmよりも速い初期記録速度V
fでフォーマットを行う際には、最高記録速度で記録す
る際のレーザパワー値よりも高いレーザパワー値に制御
する。これにより、高速フォーマットを行ったためにア
ドレス情報の書き込みが正常に行われない等の問題を未
然に抑制することが可能となる。
【0034】再び図5に戻り、制御部22は、ステップ
S2→ステップS3→ステップS4と進み、例えばPM
A領域113にデータが記録されている旨若しくは論理
“0”が書き込まれており、記録済み状態であると判断
すると(ステップS4;NO)、制御部22はステップ
S6に進み、通常記録速度でスピンドルモータ11を駆
動すべき指令をサーボ回路13へ送出すると共に、OP
C実行部16から通知された記録レーザパワー値で記録
を行うべく、当該通常記録レーザパワー値をレーザパワ
ー制御回路20へ送出し、処理を終了する。
【0035】制御部22は、上記記録速度・記録レーザ
パワー値決定処理を実行すると、当該処理において決定
した記録速度及び記録レーザパワー値で記録が行われる
ようにレーザパワー制御回路20、サーバ回路13等の
制御を行う。なお、記録速度・記録レーザパワー値決定
処理を実行した後の光ディスク記録再生装置100の動
作は、一般的な光ディスク記録再生装置と同様に説明す
ることができるため、割愛する。
【0036】以上説明したように、本実施形態に係る光
ディスク記録再生装置100によれば、光ディスクDを
購入等した後、始めてフォーマットを行う際、データを
記録する場合における通常記録速度(最低記録速度Vl
〜最高記録速度Vm)よりも速い記録速度(初期記録速
度Vf)で当該フォーマットを実行する。これにより、
フォーマットに要する時間を短縮することが可能とな
る。
【0037】また、光ディスク記録再生装置100は、
操作部等からフォーマットすべき旨の指令を受け取った
場合、フォーマット対象たる光ディスクDのPMA領域
113を参照し、当該光ディスクDが未だ1度もフォー
マットされていない状態(未記録状態)であるか、ある
いは何らかのデータが書き込まれた状態若しくは既にフ
ォーマット(再フォーマット)された状態(記録済み状
態)であるかを判断する。光ディスク記録再生装置10
0は、当該光ディスクDが未記録状態であると判断した
場合にのみ、上記初期記録速度でフォーマットを行い、
当該光ディスクDが記録済み状態であると判断した場合
には上記通常記録速度でフォーマットを行う。このよう
に、本実施形態に係る光ディスク記録再生装置100に
よれば、光ディスクDの状態に応じてフォーマット時の
記録速度を切り換えることが可能となる。
【0038】また、光ディスク記録再生装置100は、
初期記録速度Vfでフォーマットを行う場合、最高記録
速度Vmで記録する際のレーザパワー値よりも高いレー
ザパワー値に制御したレーザ光を光ディスクDに照射す
る。これにより、高速フォーマットを行ったためにアド
レス情報の書き込みが正常に行われない等の問題を未然
に抑制することが可能となる。
【0039】また、光ディスク記録再生装置100は、
最高記録速度Vmよりも速い初期記録速度Vfでフォー
マットを行う場合であってもストラテジ(本実施形態で
は、マルチパルスのデューティー比)の変更は行わな
い。すなわち、高速フォーマットを実現するために、新
たなストラテジ(例えば、上記デューティー比とは異な
るデューティー比等)を生成する必要がないため、既存
の光ディスク記録再生装置に容易に適用することができ
る。
【0040】(3)変形例 <変形例1>上述した本実施形態では、初期記録速度V
fにおける最適な記録レーザパワー値を求める方法とし
て、最低記録速度Vlにおける最適な記録レーザパワー
値と最高速度Vmにおける最適な記録レーザパワー値か
ら外挿する方法を例示したが(図6等参照)、異なる2
種以上の記録速度(例えば、最低記録速度Vlと、該最
低記録速度vl〜最高記録速度Vmの範囲内にある記録
速度等)における最適なレーザパワー値を利用して初期
記録速度Vfにおける最適な記録レーザパワー値を外挿
することも可能である。
【0041】<変形例2>図11は、変形例2に係る初
期記録速度Vfにおける最適な記録レーザパワーを求め
る方法を説明するための図である。なお、本変形例で
は、最低記録速度Vlにおける最適な記録レーザパワー
と最高速度Vmにおける最適な記録レーザパワーとの差
が15%以下(詳細は、Orange Book:Recordable Comp
act Disc Systems, PartIII:CD−RW volume2:High
Speed version 1.1 System Description参照)に設定さ
れている場合を想定する。制御部22は、まず下記式
(3)から初期記録速度Vfにおける最適なライトパワ
ー値Pwfを求める(図11に示すA参照)。 Pwf=0.15*Pwl*(Vf−Vl)/(Vm−Vl)+Pwl・・・ (3) Pwl;最低記録速度Vlにおける最適なライトパワー
値Pwl
【0042】次に、制御部22は、下記式(4)から初
期記録速度Vfにおける最適なイレースパワー値Pef
を求める(図11に示すB参照)。 Pef=0.15*Pel*(Vf−Vl)/(Vm−Vl)+Pel・・・ (4) Pel;最低記録速度Vlにおける最適なイレースパワ
ー値Pel
【0043】最後に、制御部22は、最低記録速度Vl
〜最高記録速度Vmの範囲に収まる任意の記録速度(例
えば、最低記録速度Vl等)に対応したボトムパワー値
(例えば、ボトムパワー値Pbl等)を初期記録速度V
fにおける最適なボトムパワー値Pbfとして決定する
(図11に示すC参照)。
【0044】このように、初期記録速度Vfにおける最
適な記録レーザパワーを求める方法として、最低記録速
度Vlにおける最適な記録レーザパワー値と最高速度V
mにおける最適な記録レーザパワー値から外挿する方法
(本実施形態等参照)を採用することなく、Orange Boo
kで定められている標準仕様に基づいて初期記録速度V
fにおける最適な記録レーザパワー値を求めるようにし
ても良い。
【0045】<変形例3>また、上記Orange Bookの規
定内容に基づいて初期記録速度Vfにおける最適な記録
レーザパワーを求めるほか、チャネルクロックの変化率
(周波数変化率等)を利用して初期記録速度Vfにおけ
る最適な記録レーザパワーを求めるようにしても良い。
制御部22は、まず下記式(5)から初期記録速度Vf
における最適なライトパワー値Pwfを求める。 Pwf=Pwm*(CLKf/CLKm)・・・(5) Pwm;最高記録速度Vmにおける最適なライトパワー
値Pwm CLKf;初期記録速度Vfにおけるチャネルクロック
周波数 CLKm;最高記録速度Vmにおけるチャネルクロック
周波数
【0046】イレースパワー値及びボトムパワー値に関
し、制御部22は、最低記録速度Vl〜最高記録速度V
mの範囲に収まる任意の記録速度(例えば、最低記録速
度Vl等)に対応したイレースパワー値(例えば、イレ
ースパワー値Pel等)及びボトムパワー値(例えば、
ボトムパワー値Pbl等)を初期記録速度Vfにおける
最適なイレースパワー値Pel及びボトムパワー値Pb
fとして決定する。イレースパワー値を変更しない理由
は、該イレースパワー値を上げすぎると逆に記録してし
まう恐れがあるためである。以上説明したように、初期
記録速度Vfにおける最適な記録レーザパワーを求める
ようにしても良い。なお、上記式(5)においてクロッ
クの変化率(=CLKf/CLKm)が大きくなる場合
(例えば、該変化率が「2」を越える場合)には、下記
式(6)を利用して初期記録速度Vfにおける最適なラ
イトパワー値Pwfを求めるようにしても良い。 Pwf=Pwm*√(CLKf/CLKm)・・・(6) Pwm;最高記録速度Vmにおける最適なライトパワー
値Pwm CLKf;初期記録速度Vfにおけるチャネルクロック
周波数 CLKm;最高記録速度Vmにおけるチャネルクロック
周波数
【0047】<変形例4>図12は、変形例4に係る記
録速度・記録レーザパワー値決定処理の処理動作を説明
するためのフローチャートである。なお、図12に示す
フローチャートは、図5に示すフローチャートに対して
ステップS3aを設けたものである。従って、対応する
ステップには同一符号を付し、説明を省略する。制御部
22は、ステップS3においてPMA領域113の記録
状態を把握すると、プログラム領域14bをHF検出
し、これらPMA領域113の記録状態及びプログラム
領域14bのHF検出結果に基づいて光ディスクDが未
記録状態であるか、あるいは記録済み状態であるかを判
断する(ステップS3a→ステップS4)。このプログ
ラム領域14bをラフサーチしてHF検出を行うことに
より、PMA領域113の記録状態が何らかの理由で読
み出せない等の問題が生じても、当該光ディスクが未記
録状態であるか、あるいは記録済み状態であるかを判断
することが可能となる。なお、この後の動作は、本実施
形態と同様に説明することができるため、割愛する。
【0048】以上説明したように、PMA領域113の
記録状態のみならず、プログラム領域14bをラフサー
チしてHF検出を行うことにより、光ディスクDが未記
録状態であるか、あるいは記録済み状態であるかを正確
に判断することができる。なお、本変形例では、PMA
領域113の記録状態と、プログラム領域14bのHF
検出結果とに基づいて光ディスクDの状態を判断した
が、該HF検出結果のみを利用して当該光ディスクDの
状態を判断しても良いのは勿論である。
【0049】<変形例5>また、上述した本実施形態で
は、記憶部18aにストラテジ情報として一定のデュー
ティー比(具体的には、マルチパルスのデューティー
比)が格納されている場合を例に説明を行ったが、当該
デューティー比に代えて一定のパルス幅を格納しても良
い。周知の通り、光ディスクに情報を書き込むためのラ
イトパルスを線速度に応じて最適化する方法として、線
速度に応じてパルス幅を変える方法(デューティー比固
定タイプ)や、線速度に応じてデューティー比を代える
方法(パルス幅固定タイプ)等が提案されている。ここ
で、前者を採用する場合には、ストラテジ情報として一
定のデューティー比を利用し、後者を採用する場合に
は、ストラテジ情報として一定のパルス幅を利用する。
このように、一定のパルス幅をストラテジ情報として利
用することも可能である。
【0050】<変形例6>また、上述した本実施形態で
は、CD−RWを例に説明を行ったが、その他にもCD
−R、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordabl
e)、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random A
ccess Memory)、PC−RW(Phase Change ReWritabl
e)等、フォーマットされた後にデータ記録が行われるあ
らゆる光ディスク記録媒体に適用可能である。
【0051】<変形例7>また、以上説明した光ディス
ク記録再生装置100に係る諸機能(例えば、図5に示
す記録速度・記録レーザパワー値決定処理を実行する機
能等)は、ソフトウェアによって実現することも可能で
ある。具体的には該ソフトウェアを記録した記録媒体
(例えば、CD−ROM等)から光ディスク記録再生装
置100に該ソフトウェアをインストールする、あるい
は該ソフトウェアを備えたサーバからネットワーク(例
えば、インターネット等)を介してダウンロードし、パ
ーソナルコンピュータ等を介して光ディスク記録再生装
置100に該ソフトウェアをインストールする。このよ
うに、上述した諸機能をソフトウェアによって実現する
ことも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストラテジを変更することなく、フォーマット処理の高
速化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る光ディスク記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係る光ディスクのフォーマット
を説明するための図である。
【図3】 同実施形態に係るライトパルスを示す図であ
る。
【図4】 同実施形態に係るライトパルスを示す図であ
る。
【図5】 同実施形態に係る記録速度・記録レーザパワ
ー値決定処理の処理動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】 同実施形態に係る記録速度とレーザパワーの
関係を示す図である。
【図7】 同実施形態に係る最低記録速度で記録する際
のレーザ出力波形を例示した図である。
【図8】 同実施形態に係る最高記録速度で記録する際
のレーザ出力波形を例示した図である。
【図9】 同実施形態に係る初期記録速度で記録する際
のレーザ出力波形を例示した図である。
【図10】 同実施形態に係る波形のなまりを説明する
ための図である。
【図11】 変形例2に係る記録速度とレーザパワーの
関係を示す図である。
【図12】 変形例4に係る記録速度・記録レーザパワ
ー値決定処理の処理動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
100・・・光ディスク記録再生装置、10・・・光ピ
ックアップ、11・・・スピンドルモータ、12・・・
RFアンプ、13・・・サーボ回路、14・・・アドレ
ス検出回路、15・・・デコーダ、16、16’・・・
OPC実行部、17・・・エンコーダ、18・・・スト
ラテジ制御部、19・・・レーザドライバ、20・・・
レーザパワー制御回路、21・・・周波数発生器、22
・・・制御部、112a・・・テスト領域、113・・
・PMA領域、114b・・・プログラム領域。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにレーザを照射して初期記録
    及びオーバライト(以下、通常記録という)を行う光デ
    ィスク記録装置であって、 前記通常記録用のライトパルス波形を生成するために必
    要な通常記録用のストラテジ情報を記憶する記憶手段
    と、 初期記録を行う際、前記記憶手段に記憶されている通常
    記録用のストラテジ情報を用いてライトパルス波形を生
    成するライトパルス生成手段と、 初期記録を行う際、当該初期記録時における光ディスク
    の半径方向の所定位置の記録線速度が、前記通常記録時
    における前記所定位置の記録線速度よりも速くなるよう
    に前記光ディスクを回転駆動する回転駆動制御手段と、 前記光ディスクに照射するレーザパワーを設定する手段
    であって、前記初期記録を行う際のレーザパワーが前記
    通常記録を行う際のレーザパワーよりも大きくなるよう
    に設定するレーザパワー設定手段と、 前記ライトパルス生成手段によって生成されたライトパ
    ルス波形と、前記レーザパワー設定手段によって設定さ
    れたレーザパワーに従って、前記光ディスクにレーザを
    出力するレーザ出力手段とを具備することを特徴とする
    光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクに対する記録指示が行わ
    れた場合、当該時点における前記光ディスクの記録状態
    を検出することにより、前記記録指示が初期記録指示で
    あるか、あるいは通常記録指示であるかを判断する判断
    手段をさらに具備し、 前記ライトパルス生成手段は、前記判断手段によって初
    期記録であると判断された場合、前記記憶手段に記憶さ
    れている通常記録用のストラテジ情報を用いてライトパ
    ルス波形を生成し、 前記回転駆動制御手段は、前記判断手段によって初期記
    録であると判断された場合、当該初期記録時における光
    ディスクの半径方向の所定位置の記録線速度が、前記通
    常記録時における前記所定位置の記録線速度よりも速く
    なるように前記光ディスクを回転駆動し、 前記レーザパワー設定手段は、前記判断手段によって初
    期記録であると判断された場合、前記初期記録を行う際
    のレーザパワーが前記通常記録を行う際のレーザパワー
    よりも大きくなるように設定することを特徴とする請求
    項1に記載の光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 前記初期記録は、初期フォーマッティン
    グであることを特徴とする請求項1または2に記載の光
    ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクにレーザを照射して初期フォ
    ーマット及び再フォーマットを含むオーバライトを行う
    光ディスク記録装置であって、 前記オーバライト用のライトパルス波形を生成するため
    に必要なオーバライト用のストラテジ情報を記憶する記
    憶手段と、 初期フォーマットを行う際、前記記憶手段に記憶されて
    いるオーバライト用ののストラテジ情報を用いてライト
    パルス波形を生成するライトパルス生成手段と、 初期フォーマットを行う際、当該初期フォーマット時に
    おける光ディスクの半径方向の所定位置の記録線速度
    が、前記再フォーマット時における前記所定位置の記録
    線速度よりも速くなるように前記光ディスクを回転駆動
    する回転駆動制御手段と、 前記光ディスクに照射するレーザパワーを設定する手段
    であって、前記初期フォーマットを行う際のレーザパワ
    ーが前記再フォーマットを行う際のレーザパワーよりも
    大きくなるように設定するレーザパワー設定手段と、 前記ライトパルス生成手段によって生成されたライトパ
    ルス波形と、前記レーザパワー設定手段によって設定さ
    れたレーザパワーに従って、前記光ディスクにレーザを
    出力するレーザ出力手段とを具備することを特徴とする
    光ディスク記録装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクにレーザを照射して初期記録
    及び通常記録を行う光ディスク記録装置の制御方法であ
    って、 初期記録を行う際、前記通常記録用のライトパルス波形
    を生成するために必要な通常記録用のストラテジ情報を
    用いてライトパルス波形を生成するライトパルス生成ス
    テップと、 初期記録を行う際、当該初期記録時における光ディスク
    の半径方向の所定位置の記録線速度が、前記通常記録時
    における前記所定位置の記録線速度よりも速くなるよう
    に前記光ディスクを回転駆動する回転駆動制御ステップ
    と、 前記光ディスクに照射するレーザパワーを設定するステ
    ップであって、前記初期記録を行う際のレーザパワーが
    前記通常記録を行う際のレーザパワーよりも大きくなる
    ように設定するレーザパワー設定ステップと、 前記ライトパルス生成ステップにおいて生成されたライ
    トパルス波形と、前記レーザパワー設定ステップにおい
    て設定されたレーザパワーに従って、前記光ディスクに
    レーザを出力するレーザ出力ステップとを具備すること
    を特徴とする光ディスク記録装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記光ディスクに対する記録指示が行わ
    れた場合、当該時点における前記光ディスクの記録状態
    を検出することにより、前記記録指示が初期記録指示で
    あるか、あるいは通常記録指示であるかを判断する判断
    ステップをさらに具備し、 前記ライトパルス生成ステップは、前記判断ステップに
    おいて初期記録であると判断された場合、前記通常記録
    用のストラテジ情報を用いてライトパルス波形を生成
    し、 前記回転駆動制御ステップは、前記判断ステップにおい
    て初期記録であると判断された場合、当該初期記録時に
    おける光ディスクの半径方向の所定位置の記録線速度
    が、前記通常記録時における前記所定位置の記録線速度
    よりも速くなるように前記光ディスクを回転駆動し、 前記レーザパワー設定ステップは、前記判断ステップに
    おいて初期記録であると判断された場合、前記初期記録
    を行う際のレーザパワーが前記通常記録を行う際のレー
    ザパワーよりも大きくなるように設定することを特徴と
    する請求項5に記載の光ディスク記録装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記初期記録は、初期フォーマッティン
    グであることを特徴とする請求項5または6に記載の光
    ディスク記録装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 光ディスクにレーザを照射して初期フォ
    ーマット及び再フォーマットを含むオーバライトを行う
    光ディスク記録装置の制御方法であって、 初期フォーマットを行う際、前記オーバライト用のライ
    トパルス波形を生成するために必要なオーバライト用の
    ストラテジ情報を用いてライトパルス波形を生成するラ
    イトパルス生成ステップと、 初期フォーマットを行う際、当該初期フォーマット時に
    おける光ディスクの半径方向の所定位置の記録線速度
    が、前記再フォーマット時における前記所定位置の記録
    線速度よりも速くなるように前記光ディスクを回転駆動
    する回転駆動制御ステップと、 前記光ディスクに照射するレーザパワーを設定するステ
    ップであって、前記初期フォーマットを行う際のレーザ
    パワーが前記再フォーマットを行う際のレーザパワーよ
    りも大きくなるように設定するレーザパワー設定ステッ
    プと、 前記ライトパルス生成手段によって生成されたライトパ
    ルス波形と、前記レーザパワー設定手段によって設定さ
    れたレーザパワーに従って、前記光ディスクにレーザを
    出力するレーザ出力ステップとを具備することを特徴と
    する光ディスク記録装置の制御方法。
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