JP2003085495A - 汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデータ読み出し方法 - Google Patents
汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデータ読み出し方法Info
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- JP2003085495A JP2003085495A JP2001275946A JP2001275946A JP2003085495A JP 2003085495 A JP2003085495 A JP 2003085495A JP 2001275946 A JP2001275946 A JP 2001275946A JP 2001275946 A JP2001275946 A JP 2001275946A JP 2003085495 A JP2003085495 A JP 2003085495A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記憶されたデータへのアクセスに対し
てセキュリティ機能を有するメモリカード内のデータを
保護できる汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデ
ータ読み出し方法を提供することことを目的とする。 【解決手段】入力される暗証番号の時間情報を当該暗証
番号と関連して予め設定された基準時間情報に基づいて
類似度を認証処理部で判定する。この認証処理部からの
判定結果に基づきメモリカードからの読み出しデータ量
を制御する。
てセキュリティ機能を有するメモリカード内のデータを
保護できる汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデ
ータ読み出し方法を提供することことを目的とする。 【解決手段】入力される暗証番号の時間情報を当該暗証
番号と関連して予め設定された基準時間情報に基づいて
類似度を認証処理部で判定する。この認証処理部からの
判定結果に基づきメモリカードからの読み出しデータ量
を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶されたデータ
へのアクセスに対してセキュリティ機能を有するメモリ
カードを用いる汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置
のデータ読み出し方法に関する。
へのアクセスに対してセキュリティ機能を有するメモリ
カードを用いる汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置
のデータ読み出し方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】汎用情報端末装置としては、リロード端
末が知られている。このリロード端末は店舗等に設置さ
れ、キャッシュレス商取引（電子決済）において用いら
れるＩＣカード（リローダブルカード）から購入商品の
価格に相当する貨幣価値（金額）を差し引いたり、ま
た、ＩＣカード内の貨幣価値が少なくなった際にはＩＣ
カードに貨幣価値を再補充する機能を有する。
末が知られている。このリロード端末は店舗等に設置さ
れ、キャッシュレス商取引（電子決済）において用いら
れるＩＣカード（リローダブルカード）から購入商品の
価格に相当する貨幣価値（金額）を差し引いたり、ま
た、ＩＣカード内の貨幣価値が少なくなった際にはＩＣ
カードに貨幣価値を再補充する機能を有する。
【０００３】このリロード端末装置は内部に取引記録
（取引履歴）を記録するハードディスク等の記憶装置を
備えている。このハードディスク内の取引データ（取引
日時、取引金額等）はリロード端末の管理会社の保守要
員により定期的に読み出される。読み出されたデータは
各種管理データとして活用される。このデータの読み出
しに際しては、取引データの秘密性の確保の観点から、
保守要員が携帯するＩＣカード（保守カード）をリロー
ド端末に装着して、暗証番号の照合等所定の認証手続を
経てその保守カードの正当性が認証された後、端末を保
守モードに切り替えて行われる。
（取引履歴）を記録するハードディスク等の記憶装置を
備えている。このハードディスク内の取引データ（取引
日時、取引金額等）はリロード端末の管理会社の保守要
員により定期的に読み出される。読み出されたデータは
各種管理データとして活用される。このデータの読み出
しに際しては、取引データの秘密性の確保の観点から、
保守要員が携帯するＩＣカード（保守カード）をリロー
ド端末に装着して、暗証番号の照合等所定の認証手続を
経てその保守カードの正当性が認証された後、端末を保
守モードに切り替えて行われる。
【０００４】しかし、このようなセキュリティ対策を施
しても、リロード端末が持ち去られハードディスクが端
末から取り外され場合、このハードディスクからのデー
タの読み出しは比較的容易に行われてしまう虞がある。
しても、リロード端末が持ち去られハードディスクが端
末から取り外され場合、このハードディスクからのデー
タの読み出しは比較的容易に行われてしまう虞がある。
【０００５】そこで近年実用された記憶装置自体がデー
タの読み出しに対してセキュリティ機能を備えたＳＤ
（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）メモリカードと呼ば
れる記憶装置をハードディスクに代えて用いることが考
えられる。このＳＤカードの場合、例え端末から取り外
されたとしても、そのセキュリティの為に、ハードディ
スクに比較して、容易に内部のデータを外部に読み出す
ことできない。
タの読み出しに対してセキュリティ機能を備えたＳＤ
（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）メモリカードと呼ば
れる記憶装置をハードディスクに代えて用いることが考
えられる。このＳＤカードの場合、例え端末から取り外
されたとしても、そのセキュリティの為に、ハードディ
スクに比較して、容易に内部のデータを外部に読み出す
ことできない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このＳＤカー
ドにデータを記憶させていても、保守Ｃカードとその暗
証番号が他人により不正に用いられた場合、ＳＤカード
内のデータが読み出されないとも限らない。このＩＣカ
ードと暗証番号が正規である限り、正当な保守要員以外
の者による不正なデータの読み出しを防ぐ有効な照合方
法ない。
ドにデータを記憶させていても、保守Ｃカードとその暗
証番号が他人により不正に用いられた場合、ＳＤカード
内のデータが読み出されないとも限らない。このＩＣカ
ードと暗証番号が正規である限り、正当な保守要員以外
の者による不正なデータの読み出しを防ぐ有効な照合方
法ない。
【０００７】そこで、本発明は記憶されたデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
内のデータを保護できる汎用情報端末装置及び汎用情報
端末装置のデータ読み出し方法を提供することを目的と
する。
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
内のデータを保護できる汎用情報端末装置及び汎用情報
端末装置のデータ読み出し方法を提供することを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係る発明の汎用情報端末装置は、各種の
データを記憶し、このデータへのアクセスに対してセキ
ュリティ機能を有するメモリカードに対して読み出し書
込みを行なう第１の読出書込部と、情報処理の正当性を
確認する暗証照合の為のＩＣカードに対する読み出し書
込みを行なう第２の読出書込部と、上記第１及び第２の
読出書込部の動作を制御する制御部とを備えた汎用情報
端末装置において、入力される暗証番号の時間情報を当
該暗証番号と関連付けて予め設定された基準時間情報に
基づいて類似度を判定する認証処理部を備え、前記認証
処理部からの判定結果に基づき前記メモリカードからの
読み出しデータ量を制御することを特徴とする。
に、請求項１に係る発明の汎用情報端末装置は、各種の
データを記憶し、このデータへのアクセスに対してセキ
ュリティ機能を有するメモリカードに対して読み出し書
込みを行なう第１の読出書込部と、情報処理の正当性を
確認する暗証照合の為のＩＣカードに対する読み出し書
込みを行なう第２の読出書込部と、上記第１及び第２の
読出書込部の動作を制御する制御部とを備えた汎用情報
端末装置において、入力される暗証番号の時間情報を当
該暗証番号と関連付けて予め設定された基準時間情報に
基づいて類似度を判定する認証処理部を備え、前記認証
処理部からの判定結果に基づき前記メモリカードからの
読み出しデータ量を制御することを特徴とする。
【０００９】また、請求項２に係る発明の汎用情報端末
装置は、各種のデータを記憶し、このデータへのアクセ
スに対してセキュリティ機能を有するメモリカードに対
して読み出し書込みを行なう第１の読出書込部と、情報
処理の正当性を確認する暗証照合の為のＩＣカードに対
する読み出し書込みを行なう第２の読出書込部と、上記
第１及び第２の読出書込部の動作を制御する制御部とを
備えた汎用情報端末装置において、入力される暗証番号
の時間情報を当該暗証番号と関連付けて予め設定された
基準時間情報に基づいて類似度を判定する認証処理部を
備え、前記認証処理部からの判定結果に基づき前記メモ
リカードからの読み出しデータ種別を制御することを特
徴とする。
装置は、各種のデータを記憶し、このデータへのアクセ
スに対してセキュリティ機能を有するメモリカードに対
して読み出し書込みを行なう第１の読出書込部と、情報
処理の正当性を確認する暗証照合の為のＩＣカードに対
する読み出し書込みを行なう第２の読出書込部と、上記
第１及び第２の読出書込部の動作を制御する制御部とを
備えた汎用情報端末装置において、入力される暗証番号
の時間情報を当該暗証番号と関連付けて予め設定された
基準時間情報に基づいて類似度を判定する認証処理部を
備え、前記認証処理部からの判定結果に基づき前記メモ
リカードからの読み出しデータ種別を制御することを特
徴とする。
【００１０】また、請求項３に係る発明の汎用情報端末
装置は、前記認証処理部がＩＣカードの暗証照合を行な
うことを特徴とする。
装置は、前記認証処理部がＩＣカードの暗証照合を行な
うことを特徴とする。
【００１１】また、請求項４に係る発明の汎用情報端末
装置は第１の読出書込部がＳＤメモリカード用入出力装
置からなることを特徴とする。
装置は第１の読出書込部がＳＤメモリカード用入出力装
置からなることを特徴とする。
【００１２】また、請求項５に係る発明の汎用情報端末
装置のデータ読み出し方法は、記憶されたデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
が装着された汎用情報端末装置に対して、この汎用情報
端末装置に入力された暗証番号の照合結果に基づいて前
記データの読み出しを許可する汎用情報端末装置のデー
タ読み出し方法において、入力された暗証番号の時間情
報を検出し、この時間情報を入力された暗証番号に関連
付けて予め設定された基準時間情報と照合し、前記時間
情報の類似度を判定し、判定された類似度に応じて記憶
されたデータの読み出すデータ量を制御することを特徴
とする。
装置のデータ読み出し方法は、記憶されたデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
が装着された汎用情報端末装置に対して、この汎用情報
端末装置に入力された暗証番号の照合結果に基づいて前
記データの読み出しを許可する汎用情報端末装置のデー
タ読み出し方法において、入力された暗証番号の時間情
報を検出し、この時間情報を入力された暗証番号に関連
付けて予め設定された基準時間情報と照合し、前記時間
情報の類似度を判定し、判定された類似度に応じて記憶
されたデータの読み出すデータ量を制御することを特徴
とする。
【００１３】また、請求項６に係る発明の汎用情報端末
装置のデータ読み出し方法は、記憶されたデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
が装着された汎用情報端末装置に対して、この汎用情報
端末装置に入力された暗証番号の照合結果に基づいて前
記データの読み出しを許可する汎用情報端末装置のデー
タ読み出し方法において、入力された暗証番号の時間情
報を検出し、この時間情報を入力された暗証番号に関連
付けて予め設定された基準時間情報と照合し、前記時間
情報の類似度を判定し、判定された類似度に応じて記憶
されたデータの読み出すデータ種別を制御することを特
徴とする。
装置のデータ読み出し方法は、記憶されたデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
が装着された汎用情報端末装置に対して、この汎用情報
端末装置に入力された暗証番号の照合結果に基づいて前
記データの読み出しを許可する汎用情報端末装置のデー
タ読み出し方法において、入力された暗証番号の時間情
報を検出し、この時間情報を入力された暗証番号に関連
付けて予め設定された基準時間情報と照合し、前記時間
情報の類似度を判定し、判定された類似度に応じて記憶
されたデータの読み出すデータ種別を制御することを特
徴とする。
【００１４】また、請求項７に係る発明の汎用情報端末
装置のデータ読み出し方法は、前記暗証番号は複数桁か
ら構成され、前記時間情報が各桁間の入力時間差から構
成されることを特徴とする。
装置のデータ読み出し方法は、前記暗証番号は複数桁か
ら構成され、前記時間情報が各桁間の入力時間差から構
成されることを特徴とする。
【００１５】また、請求項８に係る発明の汎用情報端末
装置のデータ読み取り方法は、前記暗証番号は複数桁か
ら構成され、前記時間情報が各桁の入力時間から構成さ
れることを特徴とする。
装置のデータ読み取り方法は、前記暗証番号は複数桁か
ら構成され、前記時間情報が各桁の入力時間から構成さ
れることを特徴とする。
【００１６】本発明によれば、記憶されたデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
内のデータを保護できる汎用情報端末装置及び汎用情報
端末装置のデータ読み出し方法を提供することができ
る。
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
内のデータを保護できる汎用情報端末装置及び汎用情報
端末装置のデータ読み出し方法を提供することができ
る。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る実施の形態を、
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００１８】図１は本実施の形態に係るリロード端末の
構成を示すブロック図である。リロード端末１は保守カ
ード２やリローダブルカード（ユーザカード）等のＩＣ
カードが装着されＩＣカードとの通信を行なう為のＩＣ
カード読取書込部３並びにＳＤメモリーカード４とデー
タの読み出し、書き込みを行なうＳＤメモリカード読取
書込部５を有する。また、リロード端末１はその動作を
制御する制御部６と保守カード２等のＩＣカードの暗証
番号を照合する認証処理部７を備える。この認証処理部
７は、入力された暗証番号の入力タイミングを示す時間
情報と保守カード２内に記憶された暗証番号の入力タイ
ミングを示す基準時間情報との類似度も判定する。この
判定結果に応じて、ＳＤメモリカード４から外部に読み
出されるデータの読み出し量が制御される。さらに、リ
ロード端末１はホストサーバと通信を行なう為のモデム
（図示せず）を備える。
構成を示すブロック図である。リロード端末１は保守カ
ード２やリローダブルカード（ユーザカード）等のＩＣ
カードが装着されＩＣカードとの通信を行なう為のＩＣ
カード読取書込部３並びにＳＤメモリーカード４とデー
タの読み出し、書き込みを行なうＳＤメモリカード読取
書込部５を有する。また、リロード端末１はその動作を
制御する制御部６と保守カード２等のＩＣカードの暗証
番号を照合する認証処理部７を備える。この認証処理部
７は、入力された暗証番号の入力タイミングを示す時間
情報と保守カード２内に記憶された暗証番号の入力タイ
ミングを示す基準時間情報との類似度も判定する。この
判定結果に応じて、ＳＤメモリカード４から外部に読み
出されるデータの読み出し量が制御される。さらに、リ
ロード端末１はホストサーバと通信を行なう為のモデム
（図示せず）を備える。
【００１９】このリロード端末１には、暗証番号を入力
するテンキーを備える入力装置８、メニューや暗証照合
の結果等のメッセージを表示する表示装置９、プリンタ
ーやＳＤメモリカード４内のデータを外部に読み出す為
の出力装置１０が接続される。
するテンキーを備える入力装置８、メニューや暗証照合
の結果等のメッセージを表示する表示装置９、プリンタ
ーやＳＤメモリカード４内のデータを外部に読み出す為
の出力装置１０が接続される。
【００２０】リロード端末１におけるＳＤメモリカード
４からのデータの読み出しの動作を図２のフローチャー
トを用いて説明する。
４からのデータの読み出しの動作を図２のフローチャー
トを用いて説明する。
【００２１】保守カード２がＩＣカード読取書込部３に
装着されると保守カード２に対して所定のＩＣカード活
性化処理、カードの認証処理を行なった後、表示装置９
に暗証番号の入力を促すメッセージを表示する（ＳＴＥ
Ｐ１０）。
装着されると保守カード２に対して所定のＩＣカード活
性化処理、カードの認証処理を行なった後、表示装置９
に暗証番号の入力を促すメッセージを表示する（ＳＴＥ
Ｐ１０）。
【００２２】入力装置８から入力された暗証番号及び暗
証番号が入力タイミングを示す時間情報を読取る（ＳＴ
ＥＰ１１）。保守カード２のカード番号に基づき、入力
された暗証番号とリロード端末１に登録された暗証番号
と認証処理部７で照合する（ＳＴＥＰ１２）。照合の結
果、両者が一致した場合、保守カード２に予め記録され
た暗証入力の基準時間情報を読み出し、この基準時間情
報と暗証番号の入力時に読取られた時間情報との類似度
を認証処理部７で判定する（ＳＴＥＰ１３）。
証番号が入力タイミングを示す時間情報を読取る（ＳＴ
ＥＰ１１）。保守カード２のカード番号に基づき、入力
された暗証番号とリロード端末１に登録された暗証番号
と認証処理部７で照合する（ＳＴＥＰ１２）。照合の結
果、両者が一致した場合、保守カード２に予め記録され
た暗証入力の基準時間情報を読み出し、この基準時間情
報と暗証番号の入力時に読取られた時間情報との類似度
を認証処理部７で判定する（ＳＴＥＰ１３）。
【００２３】この基準時間情報は当該保守カード２の暗
証番号と１対１に対応して保守カード２内に記憶されて
いる。
証番号と１対１に対応して保守カード２内に記憶されて
いる。
【００２４】一方、照合の結果、暗証番号が一致しない
場合は、再度暗証番号の入力を促すメッセージ表示し、
暗証番号が一致するまでこの処理が行われる。しかし、
暗証番号の照合は3回を限度とし、3回目の暗証番号の照
合で入力された暗証番号の照合が得られない場合は、保
守カード２をリロード端末内１に取り込み処理を終了す
る。
場合は、再度暗証番号の入力を促すメッセージ表示し、
暗証番号が一致するまでこの処理が行われる。しかし、
暗証番号の照合は3回を限度とし、3回目の暗証番号の照
合で入力された暗証番号の照合が得られない場合は、保
守カード２をリロード端末内１に取り込み処理を終了す
る。
【００２５】上述した認証処理部７での類似度の判定の
結果、時間情報と基準時間情報とが一致した場合（後述
する不完全一致も含む）、ＳＤメモリーカードのデータ
の読み出しを許可する（ＳＴＥＰ１４）。ＳＤメモリー
カードのデータの読み出しが許可されると、リロード端
末１の制御部６がＳＤメモリーカード内のデータ量を検
出して、認証処理部７での類似度の判定結果に応じて、
読み出しデータ量を決定し、出力装置１０に出力する。
結果、時間情報と基準時間情報とが一致した場合（後述
する不完全一致も含む）、ＳＤメモリーカードのデータ
の読み出しを許可する（ＳＴＥＰ１４）。ＳＤメモリー
カードのデータの読み出しが許可されると、リロード端
末１の制御部６がＳＤメモリーカード内のデータ量を検
出して、認証処理部７での類似度の判定結果に応じて、
読み出しデータ量を決定し、出力装置１０に出力する。
【００２６】一方、時間情報と基準時間情報とが一致し
ない場合、保守カード２をＩＣカード読取書込部３から
排出して処理を終了する（ＳＴＥＰ１５）。
ない場合、保守カード２をＩＣカード読取書込部３から
排出して処理を終了する（ＳＴＥＰ１５）。
【００２７】この類似度の判定は以下の通り行なわれ
る。図３に示す様に、4桁の暗証番号を入力する場合、
各時間差（時間間隔）ｔ１、ｔ２、ｔ３を読取る。ここ
で、ｔ１は入力された４桁目（暗証番号１）と３桁目
（暗証番号２）の暗証番号が入力された時間差、ｔ２は
３桁目（暗証番号２）と２桁目（暗証番号３）の暗証番
号が入力された時間差、ｔ３は２桁目（暗証番号３）と
１桁目の暗証番号（暗証番号４）が入力された時間差を
表わす。
る。図３に示す様に、4桁の暗証番号を入力する場合、
各時間差（時間間隔）ｔ１、ｔ２、ｔ３を読取る。ここ
で、ｔ１は入力された４桁目（暗証番号１）と３桁目
（暗証番号２）の暗証番号が入力された時間差、ｔ２は
３桁目（暗証番号２）と２桁目（暗証番号３）の暗証番
号が入力された時間差、ｔ３は２桁目（暗証番号３）と
１桁目の暗証番号（暗証番号４）が入力された時間差を
表わす。
【００２８】この時間差で表わされる時間情報（ｔ１、
ｔ２、ｔ３）と予め保守カード２に記憶された同様な時
間差を示す基準時間情報（Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３）との類似
度を判定する。この類似度の判定結果に応じてＳＤメモ
リカードから読み出されるデータ量が制御されるが、類
似度と読み出されるデータ量との関係は以下の通りであ
る。暗証番号が入力された時間差が1秒以上の場合の値
を“０”、１秒以下の場合の値を“１”とする。事前に
ＩＣカードに登録されている認証するための基準時間情
報がそれぞれＴ１＝１，Ｔ２＝０，Ｔ３＝１の場合、認
証に用いる時間情報（ｔ１，ｔ２，ｔ３）の類似度に基
づくデータの読み出し量は図４に示す通りとなる。時間
情報が基準時間情報と完全に一致した場合、即ち、時間
情報（ｔ１、ｔ２、ｔ３）＝（１、０、１）に限って、
全てのデータの読み出しを許可する。一方、全く一致し
ない場合は、即ち、時間情報（ｔ１、ｔ２、ｔ３）＝
（０、１、０）の場合は、データの読み出しが許可され
ない。類似度が上述の間の場合、即ち、ｔ１、ｔ２、ｔ
３の少なくともいずれか１つがＴ１、Ｔ２、Ｔ３と一致
した場合（不完全な一致）、その類似度に応じて、デー
タの読み出し量を１／３、２／３に制限する。
ｔ２、ｔ３）と予め保守カード２に記憶された同様な時
間差を示す基準時間情報（Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３）との類似
度を判定する。この類似度の判定結果に応じてＳＤメモ
リカードから読み出されるデータ量が制御されるが、類
似度と読み出されるデータ量との関係は以下の通りであ
る。暗証番号が入力された時間差が1秒以上の場合の値
を“０”、１秒以下の場合の値を“１”とする。事前に
ＩＣカードに登録されている認証するための基準時間情
報がそれぞれＴ１＝１，Ｔ２＝０，Ｔ３＝１の場合、認
証に用いる時間情報（ｔ１，ｔ２，ｔ３）の類似度に基
づくデータの読み出し量は図４に示す通りとなる。時間
情報が基準時間情報と完全に一致した場合、即ち、時間
情報（ｔ１、ｔ２、ｔ３）＝（１、０、１）に限って、
全てのデータの読み出しを許可する。一方、全く一致し
ない場合は、即ち、時間情報（ｔ１、ｔ２、ｔ３）＝
（０、１、０）の場合は、データの読み出しが許可され
ない。類似度が上述の間の場合、即ち、ｔ１、ｔ２、ｔ
３の少なくともいずれか１つがＴ１、Ｔ２、Ｔ３と一致
した場合（不完全な一致）、その類似度に応じて、デー
タの読み出し量を１／３、２／３に制限する。
【００２９】ここで、データの読み出し量を１／３、２
／３に制限するとは、例えば、ＳＤメモリーカードに記
録されたデータが１５日分の取引データとすると、読み
出し量を１／３にするとは、読み出す当日から遡って過
去５日分のデータを出力することを意味する。同様に、
読み出し量を２／３にするとは、読み出す当日から遡っ
て過去１０日分のデータを出力することを意味する。
／３に制限するとは、例えば、ＳＤメモリーカードに記
録されたデータが１５日分の取引データとすると、読み
出し量を１／３にするとは、読み出す当日から遡って過
去５日分のデータを出力することを意味する。同様に、
読み出し量を２／３にするとは、読み出す当日から遡っ
て過去１０日分のデータを出力することを意味する。
【００３０】本実施の形態で説明した基準時間情報は、
図６のブロック図に示した保守カード２の書き換え可能
な不揮発性メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）３０に記憶してお
く。この保守カード２は接触式ＩＣカードであり、ＣＰ
Ｕ３１と、保守カード２で実行されるプログラムを格納
する読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）３２と、ＣＰＵ３１
がプログラムを実行する時に使用される不揮発メモリ
（ＲＡＭ）３３と、電源供給や外部との通信を行う為に
コンタクト３４を備える。
図６のブロック図に示した保守カード２の書き換え可能
な不揮発性メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）３０に記憶してお
く。この保守カード２は接触式ＩＣカードであり、ＣＰ
Ｕ３１と、保守カード２で実行されるプログラムを格納
する読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）３２と、ＣＰＵ３１
がプログラムを実行する時に使用される不揮発メモリ
（ＲＡＭ）３３と、電源供給や外部との通信を行う為に
コンタクト３４を備える。
【００３１】上述の実施の形態では、暗証番号の時間情
報として暗証番号の各桁の番号が押される時間差（時間
間隔）を用いていたが、図５に示す様に、暗証番号の各
桁の番号が押されている間の時間を用いることもでき
る。即ち、図５において、４桁の暗証番号により認証を
行う場合の例であり、暗証番号１は４桁目の暗証番号、
暗証番号２は３桁目の暗証番号、暗証番号３は２桁目の
暗証番号、暗証番号４は１桁目の暗証番号を示し、ｓ１
は４桁目の暗証番号を入力する時に、入力装置のキーを
押下ろしている時間、ｓ２は３桁目の暗証番号を入力す
る時に、入力装置のキーを押下ろしている時間、ｓ３は
２桁目の暗証番号を入力する時に、入力装置のキーを押
下ろしている時間、ｓ４は１桁目の暗証番号を入力する
時に、入力装置のキーを押下ろしている時間を表す。
報として暗証番号の各桁の番号が押される時間差（時間
間隔）を用いていたが、図５に示す様に、暗証番号の各
桁の番号が押されている間の時間を用いることもでき
る。即ち、図５において、４桁の暗証番号により認証を
行う場合の例であり、暗証番号１は４桁目の暗証番号、
暗証番号２は３桁目の暗証番号、暗証番号３は２桁目の
暗証番号、暗証番号４は１桁目の暗証番号を示し、ｓ１
は４桁目の暗証番号を入力する時に、入力装置のキーを
押下ろしている時間、ｓ２は３桁目の暗証番号を入力す
る時に、入力装置のキーを押下ろしている時間、ｓ３は
２桁目の暗証番号を入力する時に、入力装置のキーを押
下ろしている時間、ｓ４は１桁目の暗証番号を入力する
時に、入力装置のキーを押下ろしている時間を表す。
【００３２】ＳＤメモリカード内のデータの読み出し
は、入力された暗証番号が一致した場合に、この時間情
報（ｓ１、ｓ２、ｓ３、ｓ４）と予め保守カードに記憶
された基準時間情報（Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４）との類
似度を判定することにより制御することができる。
は、入力された暗証番号が一致した場合に、この時間情
報（ｓ１、ｓ２、ｓ３、ｓ４）と予め保守カードに記憶
された基準時間情報（Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３、Ｓ４）との類
似度を判定することにより制御することができる。
【００３３】この他の実施の形態では、ｓ１〜ｓ４の４
つのパラメータによる類似度の判定を行なうことから、
リロード端末から読み出すデータの量と共に秘密性や重
要性に応じてデータの種別（内容）を制御することが可
能となる。これにより暗証番号入力にモールス信号のよ
うなリズムを持たせることでデータの安全性を高めるこ
とができる。
つのパラメータによる類似度の判定を行なうことから、
リロード端末から読み出すデータの量と共に秘密性や重
要性に応じてデータの種別（内容）を制御することが可
能となる。これにより暗証番号入力にモールス信号のよ
うなリズムを持たせることでデータの安全性を高めるこ
とができる。
【００３４】本発明ではその主旨を逸脱しない範囲であ
れば、上記の実施形態に限定されるものではなえ。例え
ば、上述の実施の形態では、保守カードの暗証照合をリ
ロード端末で行なっていたが、入力された暗証番号をリ
ロード端末に接続されたホストサーバで暗証照合を行な
い、この照合結果をリロード端末で受け取ることも可能
である。また、リロード端末以外に、携帯情報端末の汎
用情報端末装置に広く適用できるものである。
れば、上記の実施形態に限定されるものではなえ。例え
ば、上述の実施の形態では、保守カードの暗証照合をリ
ロード端末で行なっていたが、入力された暗証番号をリ
ロード端末に接続されたホストサーバで暗証照合を行な
い、この照合結果をリロード端末で受け取ることも可能
である。また、リロード端末以外に、携帯情報端末の汎
用情報端末装置に広く適用できるものである。
【００３５】
【発明の効果】以上詳述した発明によれば、本発明は記
憶されたデータへのアクセスに対してセキュリティ機能
を有するメモリカード内のデータを保護できる汎用情報
端末装置並びに汎用情報端末装置のデータ読み出し方法
を提供することが可能である。
憶されたデータへのアクセスに対してセキュリティ機能
を有するメモリカード内のデータを保護できる汎用情報
端末装置並びに汎用情報端末装置のデータ読み出し方法
を提供することが可能である。
【図１】本発明の実施の形態に係わるリロード端末を示
すブロック図。
すブロック図。
【図２】本発明の実施の形態に係わるリロード端末の動
作を示すフローチャート。
作を示すフローチャート。
【図３】本発明の実施の形態に係わるリロード端末で用
いられる時間情報を示す説明図。
いられる時間情報を示す説明図。
【図４】本発明の実施の形態に係わるリロード端末での
類似度を示す説明図。
類似度を示す説明図。
【図５】本発明の他の実施の形態に係わるリロード端末
で用いられる時間情報を示す説明図。
で用いられる時間情報を示す説明図。
【図６】本発明の実施の形態に係わるリロード端末に用
いられる保守カードのブロック図。
いられる保守カードのブロック図。
１…リロード端末 ２…保守カード
３…ＩＣカード読取書込部 ４…ＳＤメモ
リカード ５…ＳＤメモリカード読取書込部 ６…制御部 ７…認証処理部 ８…入力装置 ９…表示装置 １０…出力装置 ３０…不揮発性メモリ ３１…ＣＰＵ ３２…読み出し専用メモリ ３３…揮発性メモ
リ ３４…コンタクト
リカード ５…ＳＤメモリカード読取書込部 ６…制御部 ７…認証処理部 ８…入力装置 ９…表示装置 １０…出力装置 ３０…不揮発性メモリ ３１…ＣＰＵ ３２…読み出し専用メモリ ３３…揮発性メモ
リ ３４…コンタクト
Claims (8)
- 【請求項１】各種のデータを記憶し、このデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
に対して読み出し書込みを行なう第１の読出書込部と、
情報処理の正当性を確認する暗証照合の為のＩＣカード
に対する読み出し書込みを行なう第２の読出書込部と、
上記第１及び第２の読出書込部の動作を制御する制御部
とを備えた汎用情報端末装置において、入力される暗証
番号の時間情報を当該暗証番号と関連付けて予め設定さ
れた基準時間情報に基づいて類似度を判定する認証処理
部を備え、前記認証処理部からの判定結果に基づき前記
メモリカードからの読み出しデータ量を制御することを
特徴とする汎用情報端末装置。 - 【請求項２】各種のデータを記憶し、このデータへのア
クセスに対してセキュリティ機能を有するメモリカード
に対して読み出し書込みを行なう第１の読出書込部と、
情報処理の正当性を確認する暗証照合の為のＩＣカード
に対する読み出し書込みを行なう第２の読出書込部と、
上記第１及び第２の読出書込部の動作を制御する制御部
とを備えた汎用情報端末装置において、入力される暗証
番号の時間情報を当該暗証番号と関連付けて予め設定さ
れた基準時間情報に基づいて類似度を判定する認証処理
部を備え、前記認証処理部からの判定結果に基づき前記
メモリカードからの読み出しデータ種別を制御すること
を特徴とする汎用情報端末装置。 - 【請求項３】前記認証処理部がＩＣカードの暗証照合を
行なうことを特徴とする請求項１記載の汎用情報端末装
置。 - 【請求項４】第１の読出書込部がＳＤメモリカード用入
出力装置からなることを特徴とする請求項１記載の汎用
情報端末装置。 - 【請求項５】記憶されたデータへのアクセスに対してセ
キュリティ機能を有するメモリカードが装着された汎用
情報端末装置に対して、この汎用情報端末装置に入力さ
れた暗証番号の照合結果に基づいて前記データの読み出
しを許可する汎用情報端末装置のデータ読み出し方法に
おいて、入力された暗証番号の時間情報を検出し、この
時間情報を入力された暗証番号に関連付けて予め設定さ
れた基準時間情報と照合し、前記時間情報の類似度を判
定し、判定された類似度に応じて記憶されたデータの読
み出すデータ量を制御することを特徴とする汎用情報端
末装置のデータ読み出し方法。 - 【請求項６】記憶されたデータへのアクセスに対してセ
キュリティ機能を有するメモリカードが装着された汎用
情報端末装置に対して、この汎用情報端末装置に入力さ
れた暗証番号の照合結果に基づいて前記データの読み出
しを許可する汎用情報端末装置のデータ読み出し方法に
おいて、入力された暗証番号の時間情報を検出し、この
時間情報を入力された暗証番号に関連付けて予め設定さ
れた基準時間情報と照合し、前記時間情報の類似度を判
定し、判定された類似度に応じて記憶されたデータの読
み出すデータ種別を制御することを特徴とする汎用情報
端末装置のデータ読み出し方法。 - 【請求項７】前記暗証番号は複数桁から構成され、前記
時間情報が各桁間の入力時間差から構成されることを特
徴とする請求項５記載の汎用情報端末装置のデータ読み
出し方法。 - 【請求項８】前記暗証番号は複数桁から構成され、前記
時間情報が各桁の入力時間から構成されることを特徴と
する請求項５記載の汎用情報端末装置のデータ読み出し
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001275946A JP2003085495A (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデータ読み出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001275946A JP2003085495A (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデータ読み出し方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003085495A true JP2003085495A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19100724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001275946A Pending JP2003085495A (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 汎用情報端末装置及び汎用情報端末装置のデータ読み出し方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003085495A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009246800A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 暗号データ管理システム、および暗号データ管理方法 |
| KR101424971B1 (ko) | 2007-04-06 | 2014-08-13 | 삼성전자주식회사 | Ｕｍｓ 기기의 컨텐츠를 시간 정보를 이용하여 보호하는방법 및 이를 위한 장치 |
-
2001
- 2001-09-12 JP JP2001275946A patent/JP2003085495A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101424971B1 (ko) | 2007-04-06 | 2014-08-13 | 삼성전자주식회사 | Ｕｍｓ 기기의 컨텐츠를 시간 정보를 이용하여 보호하는방법 및 이를 위한 장치 |
| JP2009246800A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 暗号データ管理システム、および暗号データ管理方法 |
| JP4526574B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2010-08-18 | 富士通株式会社 | 暗号データ管理システム、および暗号データ管理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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