JP2003085216A - 建築技術情報管理システム、建築技術情報を利用した設計支援方法、建築技術情報を利用した認定取得支援方法、および、支援プログラム - Google Patents

建築技術情報管理システム、建築技術情報を利用した設計支援方法、建築技術情報を利用した認定取得支援方法、および、支援プログラム

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JP2003085216A
JP2003085216A JP2001275672A JP2001275672A JP2003085216A JP 2003085216 A JP2003085216 A JP 2003085216A JP 2001275672 A JP2001275672 A JP 2001275672A JP 2001275672 A JP2001275672 A JP 2001275672A JP 2003085216 A JP2003085216 A JP 2003085216A
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Tetsuya Saigo
徹也 西郷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の性能評価機関に存在する認定技術情報
を一元管理し、申請や設計を支援する。 【解決手段】 技術情報管理システム10は、個別建築
物の設計図書、建築物に関する種々の法規など、建築物
の設計や施工において遵守すべき種々の条件を記憶する
設計情報DB14と、個別建築物に関する評価および/
または認定の結果、並びに、認定された工法や資材に関
する種々の情報、および、当該工法や資材を利用した事
例を示す情報を記憶した建築材料DB16と、ユーザか
らの建築物に関する情報に基づき、設計に必要な条件を
設計情報DB14から抽出し、条件を満足する工法や資
材および/または事例を建築材料DB16から抽出し
て、ユーザに提示する設計支援部24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築の新築、修繕、
増改築等に関わる工法、使用部材、性能等の情報を管理
し、建物の設計、監理、検査等を効率的に行うことができ
る建築技術情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】建築の設計や監理、ならびに、その評価
のための検査においては、そこで使用される工法・材料に
ついて第三者による公的認定をその性能根拠として利用
し建物に求める性能を担保している。その一方、新しい
建築材料や構造方法は建築基準法改正をうけて、指定性
能評価機関による性能評価に基づき、国土交通大臣が認
定しているが、この指定性能評価機関は複数存在してい
ることから、設計者等が建築に関わる新技術を導入・採
用しようとする場合、これらに対して個別に調査を行う
か、或いは、認定をうけた企業等から情報提供を受ける
といった方法を取らざるを得ない。また、検査機関も同
様にその性能確認のため認定情報の検索を必要としてい
る。したがって、個々の性能評価機関に存在する認定技
術情報を利用者側がそれぞれ調査をしている。
【0003】さらに、これら認定技術に関する情報は個
々の性能評価機関により独自の仕様・態様で保有されて
おり、一連の設計作業において設計者は自己の作業に必
要な情報を関連当事者から入手し、自己の仕様に合わせ
て情報を変換し、また再入力する等の作業を行ってい
る。繰り返し利用する技術については毎回情報を入手す
ることを省略できるが逆に技術更新等により利用できな
くなった技術を誤ってそのまま使用するという危険も存
在する。
【0004】認定技術の申請に求められる技術情報の整
備には、特殊な計算や実験などの他、評定プロセスで発
生する質疑に対する回答、追加検討などを含むノウハウ
が必要である。このため、申請業務に精通した経験者に
設計を含めた業務が集中しがちで、新規参入が困難であ
る。これが、認定により蓄積されたノウハウの幅広い活
用を妨げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、建築の認
定技術に関する情報が不統一なフォーマットで個別に管
理保有されていないため建築設計において設計者と施工
者や検査機関間で正確な情報交換および情報活用が行わ
れず、設計の効率性や正確性に支障をきたしているとい
う問題が生じている。
【0006】本発明は個々の性能評価機関に存在する認
定技術情報を一元管理可能なシステムを提供する事によ
り、上記問題を解決した建築認定技術情報管理システム
及び建築認定技術情報の管理方法並びにプログラムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、建築関
係の認定された工法、資材およびそれぞれの性能を含む
建築技術情報を一元管理するための建築技術情報管理シ
ステムであって、個別建築物の設計図書を記憶した第1
のデータベースと、建築物に関する種々の法規など、建
築物の設計や施工において遵守すべき種々の条件を記憶
した第2のデータベースと、個別建築物に関する評価お
よび/または認定の結果を記憶した第3のデータベース
と、認定された工法や資材に関する種々の情報、およ
び、当該工法や資材を利用した事例を示す情報を記憶し
た第4のデータベースと、前記ユーザからの建築物に関
する情報に基づき、設計に必要な条件を、前記第2のデ
ータベースから抽出し、かつ、当該条件を満足する工法
や資材および/または事例を、前記第4のデータベース
から抽出して、前記ユーザに提示する、設計支援手段
と、前記ユーザからの当該建築物の設計図書を受理し
て、これを前記第1のデータベースに収容するととも
に、前記条件を満足するか否かを検証するための必要な
演算を実行し、建築のための認定を取得するための申請
書類を生成するとともに、申請の結果および最終的な設
計図書を前記第3のデータベースに記憶する申請支援手
段とを備えたことを特徴とする建築技術情報管理システ
ムにより達成される。本発明によれば、認定申請のため
に必要な条件などに関するノウハウを持たない設計者で
あっても、支援の下、円滑に設計を進めることが可能と
なる。
【0008】また、本発明の目的は、建築関係の認定さ
れた工法、資材およびそれぞれの性能を含む建築技術情
報を一元管理するための建築技術情報管理システムであ
って、建築物に関する種々の法規など、建築物の設計や
施工において遵守すべき種々の条件を記憶した第2のデ
ータベースと、認定された工法や資材に関する種々の情
報、および、当該工法や資材を利用した事例を示す情報
を記憶した第4のデータベースと、前記ユーザからの工
法および資材を含む技術に関する新規な情報に基づき、
当該技術を実施するために必要な条件を、前記第2のデ
ータベースから抽出し、かつ、当該条件を満足した事例
を、前記第4のデータベースから抽出して、前記ユーザ
に提示し、前記ユーザからの技術に関連する仕様書を受
理して、前記条件を満足するか否かを検証するための必
要な演算を実行し、実施のための認定を取得するための
申請書類を生成するとともに、申請の結果および最終的
な仕様書を前記第4のデータベースに記憶する申請支援
手段とを備えたことを特徴とする建築技術情報管理シス
テムによっても達成される。
【0009】好ましい実施態様においては、さらに、申
請支援手段が、前記申請書類を、審査委員が閲覧可能な
状態に掲示する情報掲示手段と、審査委員とユーザとの
間の質疑応答を仲介する仲介手段とを有している。より
好ましい実施態様においては、さらに、前記第3のデー
タベースが、個別建築物の履歴およびその価値評価を示
す情報を記憶し、前記第3のデータベースから前記履歴
を含む情報を提示することにより、証券会社或いは保険
会社を含む第三者機関から、前記建築物の価値を示す情
報を受理して、前記第3のデータベースに記憶する履歴
管理手段を備えている。
【0010】別の好ましい実施態様においては、さら
に、前記第4のデータベースの内容が更新されたことを
ユーザに通知するためのデータベース更新通知手段を備
えている。
【0011】また、本発明の目的は、建築関係の認定さ
れた工法、資材およびそれぞれの性能を含む建築技術情
報を一元管理するために、個別建築物の設計図書を記憶
した第1のデータベースと、建築物に関する種々の法規
など、建築物の設計や施工において遵守すべき種々の条
件を記憶した第2のデータベースと、個別建築物に関す
る評価および/または認定の結果を記憶した第3のデー
タベースと、認定された工法や資材に関する種々の情
報、および、当該工法や資材を利用した事例を示す情報
を記憶した第4のデータベースとを備えた建築技術情報
管理システムにおいて、ユーザによる設計を支援する方
法であって、前記ユーザからの建築物に関する情報に基
づき、設計に必要な条件を、前記第2のデータベースか
ら抽出するステップと、前記条件を満足する工法や資材
および/または事例を、前記第4のデータベースから抽
出して、前記ユーザに提示するステップと、前記ユーザ
からの当該建築物の設計図書を受理して、これを前記第
1のデータベースに収容するステップと、前記条件を満
足するか否かを検証するための必要な演算を実行し、建
築のための認定を取得するための申請書類を生成するス
テップと、申請の結果および最終的な設計図書を前記第
3のデータベースに記憶するステップとを備えたことを
特徴とする方法により達成される。
【0012】さらに、本発明の目的は、建築関係の認定
された工法、資材およびそれぞれの性能を含む建築技術
情報を一元管理するために、建築物に関する種々の法規
など、建築物の設計や施工において遵守すべき種々の条
件を記憶した第2のデータベースと、認定された工法や
資材に関する種々の情報、および、当該工法や資材を利
用した事例を示す情報を記憶した第4のデータベースと
を備えた建築技術情報管理システムにおいて、ユーザに
よる技術情報の申請を支援する方法であって、前記ユー
ザからの工法および資材を含む技術に関する新規な情報
に基づき、当該技術を実施するために必要な条件を、前
記第2のデータベースから抽出するステップと、前記条
件を満足した事例を、前記第4のデータベースから抽出
して、前記ユーザに提示するステップと、前記ユーザか
らの技術に関連する仕様書を受理して、前記条件を満足
するか否かを検証するための必要な演算を実行し、実施
のための認定を取得するための申請書類を生成するステ
ップと、申請の結果および最終的な仕様書を前記第4の
データベースに記憶するステップとを備えたことを特徴
とする方法によっても達成される。好ましい実施態様に
おいては、さらに、申請書類を、審査委員が閲覧可能な
状態に掲示するステップと、審査委員とユーザとの間の
質疑応答を仲介するステップとを備えている。
【0013】別の好ましい実施態様においては、第3の
データベースが、個別建築物の履歴およびその価値評価
を示す情報を記憶し、前記第3のデータベースから前記
履歴を含む情報を提示するステップと、証券会社或いは
保険会社を含む第三者機関から、前記建築物の価値を示
す情報を受理して、第3のデータベースに記憶するステ
ップとを備えている。また、別の好ましい実施態様にお
いては、さらに、前記第4のデータベースの内容が更新
されたことをユーザに通知するステップを備えている。
【0014】さらに、本発明の目的は、上記方法に含ま
れるステップを、システムに実行させるコンピュータプ
ログラムによっても達成される。この発明に係るプログ
ラムは、例えば、記録媒体に記録される。媒体には、例
えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テ
ープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Vide
o−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DV
D−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリ
ッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカート
リッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RA
Mカートリッジ等を含む。
【0015】また、電話回線等の有線通信媒体、マイク
ロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インタ
ーネットもここでいう通信媒体に含まれる。媒体とは、
何等かの物理的手段により情報(主にデジタルデータ、
プログラム)が記録されているものであって、コンピュ
ータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わ
せることができるものである。要するに、何等かの手段
でもってコンピュータにプログラムをダウンロードし、
所定の機能を実行させるものであればよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。本実施の形態にお
いて、認定に関する種々のデータを保持する技術情報管
理システム(以下、場合によって「本システム」)は、
ある認定技術に関するデータを保持するためのデータブ
ロックを備えた種々のデータベースを保有する。このデ
ータベースは申請者からの情報を蓄積するとともにクラ
イアント情報検索に用いられる。本実施の形態におい
て、上記データベースへの蓄積対象となる認定技術情報
には、以下のものが含まれる。 ・新しい工法(たとえば、免震工法、耐火構造、遮音構
造) ・新しい資材及びその性能(たとえば、不燃材料、遮音
材) ・資材と工法との組合せ(たとえば、屋根防火構造) 本実施の形態においては、上記認定技術情報を蓄積し、
ユーザからの要求に応じて、適切な情報を選択して、ユ
ーザに提供できるようになっている。
【0017】本実施の形態において、システム利用者と
して、以下の者を考えることができる。 (1)認定技術登録者(認定申請者及び認定取得者) これは、認定申請者や認定取得者となった、建設会社
(ゼネコン)、設計事務所(設計者)、工務店、資材メ
ーカー、および、ハウスビルダーなどに対応する。 (2)認定技術利用者 認定技術利用者として、認定技術情報の参照を希望する
建設会社(ゼネコン)、設計事務所(設計者)、ハウス
ビルダー、工務店、資材メーカー、技術研究者が考えら
れる。
【0018】図1は、本システムの構成を示すブロック
ダイヤグラムである。本システムは、建築関係の認定さ
れた工法、資材、性能などを一元管理し、かつ、認定技
術利用者の種々の要求に応じて適切な情報を提供するた
めに利用される。上述したように、本システムでは、認
定技術申請者や認定技術取得者により、自己の申請或い
は取得にかかる技術情報が登録される。本システムにお
いては、上記技術の認定の手続きを支援する。その一
方、上記認定にかかる技術情報が、申請技術利用者に提
供され、建築物の設計や新たな工法の申請などを支援す
ることができる。
【0019】なお、本明細書において、認定とは、国な
どの定めた基準への適合が、公に認められていることを
いう。また、評価とは、資格のある認定機関等が、国等
が定めた要求される水準を基準として、申請されたもの
の技術の水準や資材の性能のレベルを判定することをい
う。ここでは、合否判断等が行われる。評定とは、国等
のさだめた水準に適合しているかを判断するために行っ
た評価の結果を、委員などが検討審議して判断すること
をいう。評定により、単一の物件に対して、法律の一部
を満足するものとして、当該法律の内容が書き替えられ
る。
【0020】図1に示すように、本実施の形態にかかる
技術情報管理システム10は、認定技術登録者が操作す
るクライアントマシンからの、認定された技術を登録す
る処理を実行する認定技術等登録部12と、認定技術利
用者による設計情報、或いは、認定技術利用者に提示す
るための種々の情報を蓄積した設計情報データベース
(DB)14と、上記認定技術等登録部12からの認定
された材料、工法などを蓄積する建築材料DB16と、
認定技術利用者等からの要求に応えて、種々の情報を提
示し、上記利用者の設計或いは申請を支援する支援処理
部18と、完成した設計図等を蓄積する建物DB26と
を有している。
【0021】支援処理部18は、認定技術利用者等の要
求に応じて、設計情報DB14や建築材料DB16を検
索して、必要な情報を上記利用者等に提供する情報検索
部20と、認定技術利用者或いは認定技術登録者によ
る、新規な材料や工法の申請を支援する認定技術等申請
支援部22と、認定技術利用者による建築物などの設計
を支援する設計支援部24とを有している。つまり、支
援処理部18は、利用者等が操作するクライアントから
の要求に応じてDBを検索して認定等に関する必要な情
報を提供するとともに、ノウハウ提供やコンサルティン
グを行うエキスパートシステムとして機能している。
【0022】図2は本システムの利用形態を概略的に示
す図である。図2に示すように、本実施の形態において
は、インターネット30を介して、認定技術利用者や認
定技術登録者のクライアント32−1〜32−7が、本
システム10にアクセスできるようになっている。ここ
に、評価機関クライアント32−6の所有者である機関
は、新規な工法や建築材料を評価、評定する機関であっ
ても良いし、或いは、個別の建築物を評価する機関であ
っても良い。また、認定委員クライアント32−7は、
上記評価や評定を行う個人の操作するものである。
【0023】図3(a)は、設計情報DBの内容を概略
的に示す図である。設計情報DB14には、所定のフォ
ーマットの評定シート群(符号301参照)、各認定技
術利用者による個別設計情報群(符号302参照)、お
よび、基準法/品質確保法などの法規に関する法規情報
(符号303参照)が蓄積され得る。図3(b)は、建
築材料DBの内容を概略的に示す図である。図3(b)
に示すように、建築材料DB16には、個別建築物の評
定シート群(符号311参照)、一般評定・評価新建築
技術情報(符号312参照)、大臣指定(認定)防・耐
火構造物(符号313参照)、および、日本建築センタ
ー認定工業化住宅に関する情報(符号314参照)が蓄
積され得る。
【0024】このように構成された認定技術情報管理シ
ステム10においては、前述したように、認定技術利用
者による、設計支援のために機能するとともに、認定技
術登録者(申請者)による申請支援のために機能するこ
とができる。これらのそれぞれについて、概略的な手順
について図4(a)および図4(b)を参照して説明を
加える。
【0025】たとえば、超高層建築物を設計するプロセ
スについて考える。この設計には、種々のノウハウが必
要である。ある設計事務所が、たとえ、超高層建築設計
の経験に乏しくノウハウを所有していないとしても、本
システムに蓄積されたノウハウを利用して、円滑に設計
することが可能となる。まず、企画者、たとえば、オー
ナー、デベロッパー或いは建築業者により、建築物が企
画される(ステップ401)。ここでは、規模形態に基
づく設計法を確定することが必要となる。
【0026】次いで、設計者、主として設計事務所によ
る建築物設計が実行される(ステップ402)。ここで
は、確定された設計法の下で必要な認定など諸手続きの
確定、および、諸手続きの具体的な解決法の選定、その
確定が必要となる。
【0027】設計が終了すると、設計者は、建築申請を
して認定をもらう必要がある(ステップ403)。ここ
では、審査上の質疑に対応しなければならない。より具
体的には、認定には、構造設計の手法(たとえば、動的
解析シミュレーションと構造計算)、防災計画(たとえ
ば、避難計画など)、その他特殊構造(たとえば、免震
や新たな構造型式など)が含まれる。さらに、認定の
後、施工者、主として、建築業者(施工会社)により、
建築物が施工される(ステップ404)。このステップ
においては、認定内容の遵守が条件となる。
【0028】次に、新規な建築材料が企画され、これが
ある認定、たとえば、耐火構造の材料認定を受けるまで
の手順について考える。これは、主として建材メーカ
ー、住宅メーカーなどにより行うべき手順となる。新た
な商品(建築材料)が企画される際(ステップ411)
には、認定条件の確認が必要である。これに引き続く建
材規格設計(ステップ412)においては、確認される
認定条件をクリアしなければならない。
【0029】設計が終了すると、認定の申請が行われる
(ステップ413)。このステップでは、申請書類、提
出すべき資料をもれなく揃えておく必要がある。また、
質疑に対応することも必要となる。最終的に当該建築材
料が、耐火構造のある材料として認定されると(ステッ
プ414)、当該内容は公開される。このような手順に
おいても、本システムを利用することで円滑に申請し、
認定を受けることが可能となる。以下、本システムの基
本的な利用形態、および、図4(a)および図4(b)
に示した設計支援や申請支援にかかる処理手順につき、
より具体的に説明を加える。
【0030】たとえば、認定技術登録者による認定技術
(つまり、既に認定されている技術)の登録の際には、
図5(a)に示すように、認定技術登録者のクライアン
トに対して、インターネット30を介して、情報提供用
フォーマットを提供し(ステップ501)、当該フォー
マットに所定事項を記入してもらうことにより、情報を
提供してもらえば良い(ステップ502)。たとえば、
情報提供の手段としてWWWを利用することができる。
Webページ上に前記登録フォーマットを用意してお
く。そして、統一されたフォーマットで認定技術に関す
る情報が、建築材料DB16に登録される(ステップ5
03)。これにより、統一フォーマットで情報の一元化
を図れるとともに、データベースを系統的に維持管理し
つつ、認定情報を認定技術利用者等に提供することがで
きる。
【0031】また、本実施の形態においては、認定され
た工法や建材の利用実績を登録することも可能である。
図5(b)はその際に実行される処理を示すフローチャ
ートである。たとえば、認定技術情報管理システム10
が、認定技術利用者や認定技術登録者に対して、上記工
法や建材の利用実績を問い合わせる(ステップ51
1)。これは、たとえば、認定技術利用者や認定技術登
録者の操作するクライアントに対して、Eメールを送信
すればよい。これに応答して、認定技術利用者や認定技
術登録者のクライアントから、上記工法や建材の利用実
績を示す情報が伝達されると(ステップ512)、認定
技術情報管理システム10において、これを、たとえば
建築材料DB16中に、工法や建材と関連付けて蓄積す
る(ステップ513)。上記ステップ512における情
報の伝達には、WWWを利用すればよい。また、技術情
報管理システム10が運用するサイトにおいて、Web
ページ上に登録フォーマットを用意しておき、認定技術
利用者や認定技術登録者は、クライアントを操作して、
上記サイトにアクセスし、登録フォーマットに情報を入
力すればよい。このようにして、本システムにより当該
利用実績情報を管理し、必要に応じて利用者へ情報提供
並びに技術的な支援を行うことができる。
【0032】次に、図4(a)に示した設計支援の際
の、具体的な処理手順の一例につき説明を加える。図6
および図7は、超高層建築物設計の際の、本システムに
よる支援の例を説明するフローチャートである。ここで
は、住宅メーカーが企画した超高層建築を、設計事務所
が設計する場合を示している。
【0033】住宅メーカークライアント32−2から技
術情報管理システム10の設計支援部24に、建築物企
画書のデータが伝達されると(ステップ601)、設計
支援部24は、受理したデータを参照して、建築物の規
模や形態を特定する。たとえば、上記建築物企画書のデ
ータ伝達には、企画書用フォーマットを利用し、このフ
ォーマット中の記入欄に、所定の事項を入力或いは選択
させ、記入済みのフォーマットが、クライアントから本
システムに送信されることにより実現される。
【0034】設計支援部24は、設計情報DB14を検
索して(ステップ603)、建築物の規模や形態に基づ
き、当該建築物を設計および施工するために遵守すべき
条例や法規を特定するとともに、最適解を分析する(ス
テップ604)。この最適解は、種々の条件(工期やコ
スト)を考慮した解である。たとえば、工期を短縮する
最適解や、コストを最も抑制できる最適解などが含まれ
る。次いで、特定された条例や法規に基づき、取得する
必要のある認定などを含む諸手続きが確定される(ステ
ップ605)。これら条例や法規、諸手続きなどを含む
必須事項を示す情報が、住宅メーカークライアント32
−2に伝達されるとともに、設計を担当する設計事務所
に関連するクライアント(設計事務所クライアント)3
2−4にも伝達される(ステップ606、607)。こ
れ以降、設計事務所による当該建築物設計が支援され
る。
【0035】設計支援部24は、建築材料DB16を検
索して(ステップ608)、上記法規の下で使用を認め
られる工法、建材およびノウハウ、諸手続きにふくまれ
る申請をクリアするための試験法、および、類似する建
築物の事例などを含む問題の具体的解決法を抽出する
(ステップ609)。たとえば、上記解決法のリスト
が、技術情報管理システム10から設計事務所クライア
ント32−4に与えられ(ステップ701)、設計事務
所の設計者が種々の解決法を参照し、自己が実施しよう
とするものを選択しても良い。この場合には、設計事務
所クライアント32−4から技術情報管理システム10
に選択情報が伝達され(ステップ702)、これが設計
情報DB14中、設計者に関連付けられた個別設計情報
(図3の符号302参照)として記憶される(ステップ
703)。
【0036】設計事務所による建築物の設計過程(ステ
ップ704)において、設計情報は適宜、技術情報管理
システム10に伝達され(ステップ705)、設計情報
DB14中の設計者に関連付けられた個別設計情報とし
て蓄積される(ステップ706)。
【0037】設計事務所クライアント32−4から設計
完了および設計図書の認定申請の依頼が伝達されると、
技術情報管理システム10の設計支援部は、設計図書に
基づき、動的解析シミュレーションや構造計算などを含
む演算を実行する(ステップ709)。シミュレーショ
ン結果などは設計事務所クライアント32−4にフィー
ドバックされ、必要に応じて、設計事務所は設計変更や
修正などを施すことができる(ステップ710)。変更
或いは修正された設計図書も、個別設計情報として設計
情報DB13に蓄積される。次いで、設計支援部24に
おいて申請書類が作成される(ステップ711)。申請
時に提出すべき書類の雛型として評定シート群301か
ら所定のものが選択され、必要に応じて、ユーザに記入
を求めても良い。
【0038】作成された申請書類は、Webページとし
て、以下の認定委員が閲覧できるような状態されるとと
もに、評定機関或いは評価機関のクライアント32−6
(以下、「評価機関クライアント」と称する)に伝達さ
れる(ステップ712)。評価機関クライアント32−
6は、申請を審査する認定委員に関連するクライアント
(認定委員クライアント)32−7に、申請があったこ
とを伝える(ステップ713)。これに応答して、認定
委員は、上記Webページを閲覧することにより、申請
を審査することが可能となる(ステップ714)。
【0039】審査の結果は、評価機関クライアント32
−6を介して技術情報管理システム10に伝達される
(ステップ715、716)。この認定情報は、個別評
定シート(図3の符号311参照)として建築材料DB
16に記憶されるとともに、設計事務所クライアント3
2−4に伝達される(ステップ716)。上記審査結果
は、Webページとして、施工会社クライアント32−
3が閲覧できる状態にするのが望ましい。施工会社の者
は、当該認定内容を参照することで、これを遵守して、
建築物を施工することとなる。
【0040】このように、本実施の形態においては、建
築物の企画者や設計者に対して、必要な情報を適宜伝達
することができる。これにより、企画或いは設計のノウ
ハウのない事業者であっても、当該情報や支援に基づい
て作業を進めることが可能となる。次に、図4(b)に
示した認定のための申請支援の際の、具体的な処理手順
の一例につき、図8および図9を参照して説明を加え
る。ここでは、建材メーカーが新規な耐火構造の建築材
料(建材)を企画、設計する場合を示している。
【0041】建材メーカークライアント32−1から技
術情報管理システム10の認定技術等申請支援部(以
下、「申請支援部」と称する。)22に、商品企画書の
データが伝達されると(ステップ801)、申請支援部
22は、設計情報DB14を検索して(ステップ80
2)、商品(耐火構造の建材)に関して、抵触する条例
や法規等を含む、当該商品認定のための条件を特定する
(ステップ803)。次いで、建築材料DB16を検索
して、上記条件を解決して認定を取得するための手法、
たとえば、試験法や必要なシミュレーションなどを取得
し(ステップ804)、これら解決すべき事項や遵守す
べき法規を含む必須事項や解決手法のデータを、建材メ
ーカークライアント32−1に伝達する(ステップ80
5)。建材メーカーによる建材の企画設計(ステップ8
06)において、設計情報は、適宜、技術情報管理シス
テム10に伝達され(ステップ807)、設計情報DB
14中の設計者に関連付けられた個別設計情報として蓄
積される(ステップ808)。
【0042】建材メーカークライアント32−1から、
設計完了および設計図書の認定申請の依頼が伝達される
と(ステップ809)、設計図書が設計情報DB14に
記憶され(ステップ810)、設計された建材に対する
シミュレーションなどが実行され必要なデータや計算値
が取得される(ステップ811)。ここでは、シミュレ
ーション結果などは、建材メーカークライアント32−
1にフィードバックされ、必要に応じて、設計変更など
を行うことができる(ステップ812)。変更或いは修
正された設計図書も、個別設計情報として設計情報DB
14に蓄積される。次いで、当該建材の耐火構造の認定
を取得するため、申請書類が作成される(ステップ90
1)。ここでも、雛型として評定シートを使用しても良
い。
【0043】作成された申請書類は、Webページとし
て、以下の認定委員が閲覧できるような状態されるとと
もに、評価機関クライアント32−6に伝達される(ス
テップ902)。評価機関クライアント32−6は、申
請を審査する認定委員に関連するクライアント(認定委
員クライアント)32−7に、申請があったことを伝え
る(ステップ903)。これに応答して、認定委員は、
上記Webページを閲覧することにより、申請を審査す
ることが可能となる(ステップ904)。認定委員は必
要に応じて、技術情報管理システム10を介して、建材
メーカーに対して質問を送信しても良い(ステップ90
5)。質問は建材メーカークライアント32−1に伝達
され(ステップ906)、それに対する回答を、技術情
報管理システム10を介して、認定委員に返信すること
も可能である。
【0044】審査の結果は、評価機関(認定機関)クラ
イアント32−6を介して技術情報管理システム10に
伝達される(ステップ907、908)。この認定情報
は、個別評定シート(図3の符号311参照)として建
築材料DB16に記憶されるとともに(ステップ90
9)、設計事務所クライアント32−4に伝達される
(ステップ910)。このようにして、新規な建材の設
計に際しても、その設計を支援し或いは必要な認定の取
得を支援することができる。
【0045】また、本実施の形態においては、認定され
た工法や建材などを、利用者の要求に応じて提示するこ
とができる。つまり、利用者は、必要な情報を検索し
て、閲覧することが可能である。図10は、クライアン
トマシンにおける手順の例を示す図である。
【0046】たとえば、技術情報管理システムの情報検
索部20に対して定期的にアクセスすることにより、最
新の認定技術情報を取得することができる。そのために
は、クライアントのタイマを起動し(ステップ100
1)、アクセス時期かどうか判定し(ステップ100
2)、アクセス時期であれば(ステップ1002でイエ
ス(Yes))、技術情報管理システム10にアクセスして
最新の情報を取得し(ステップ1003)、取得した最
新の技術情報をクライアントマシンのデータベースに格
納する(ステップ1004)。その結果、クライアント
を操作する設計者や、その設計内容を審査する建築確認
審査機関や住宅性能評価機関、さらには、住宅金融公庫
等の審査機関なども、自動的に最新の技術情報を入手す
ることが可能となる。
【0047】本実施の形態による技術情報管理システム
を利用することにより、以下のような効果をも奏する。 1.性能など種々のキーを利用して、工法や建材などを
検索することが可能となる。 2.選定技術や工法を利用した設計情報を入手すること
ができる。 3.認定工法を積極的に利用することにより、設計のた
めのパワーを省力化することができる。さらに、申請の
審査についても、蓄積された情報を利用することによ
り、その負担を軽減することが可能となる。 また、本実施の形態によれば、新たな技術を発案した設
計者が、認定に関するノウハウが不足していても、効率
的に、当該新たな技術の認定を取得することが可能とな
る。
【0048】複数の評価機関の認定技術レベルは、国の
定める評価基準に基づき、一定水準を満足することとし
ている。しかしながら、過去の認定技術の経年的評価
(たとえば、超高層建築物について、建設後に発生した
大地震時の被害状況や地震計データの解析結果など)に
よって、評価の信頼度を高めていくことも必要である。
この観点から、認定技術の蓄積およびそれに基づく個別
評定時のより現実的な評価視点を加味するプロセスが重
要となる。認定された建築物に関する情報を、設計情報
と一元化して管理することで、このような情報のフィー
ドバックが可能となる。また、建築物の価値評価や履歴
の保存は、建築物に対する各種保証や証券化に際した、
建築技術面における基礎的データとして活用することが
可能となる。本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0049】たとえば、前記実施の形態においては、超
高層建築の設計に際して、設計を担当する設計事務所が
予め決定されていたが、このような例に限定されるもの
ではなく、設計を担当する設計事務所を、システムが紹
介することも可能である。また、免震構造を持つ建築物
など、他の建築物設計のために本システムを利用できる
ことも言うまでもない。工法や建材の認定申請について
も同様である。
【0050】また、本実施の形態において、建物DB2
6に、建築物の修繕や改築の履歴を含む情報を記憶して
おき、これを、証券会社や保険会社を含む第三者機関が
閲覧可能な状態にしておき、当該建築物の価値の評価を
求め、評価を示す情報を受理して、上記建物DB26
に、建築物と関連付けて記憶するのが望ましい。無論、
提示するのではなく、情報を送信して、価値の評価を求
めても良いことは言うまでもない。また、予め登録され
たユーザに、建築材料DB16に、新たに技術(工法や
建材)が登録されると、これを通知するような構成を有
しても良い。
【0051】
【発明の効果】本システムによれば、情報提供者と情報
収集者のそれぞれに存在する無駄を排除するとともに、
常に最新情報を蓄積することにより、利用者のニーズに
合った技術の普及が促進される。
【0052】すなわち、認定取得者と利用者の間に、新
規認定技術・材料等に関するデータベースを構築し、その
推持管理運営を行い、利用者からの要請にこたえて、技
術的なコンサルティングおよび設計支援の機能を付加し
て、新技術の普及、および、効率的な設計や施工技術の
向上を図ることができる。利用者には、インターネット
を利用して、データベースに蓄積された情報を入手して
もらうと共に、詳細な情報に関する、アドバイスおよび
設計施工上の運用面で支援することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる認定技術情報管
理システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかるシステムの利
用形態を概略的に示す図である。
【図3】 図3は、本実施の形態にかかるデータベース
の内容を概略的に示す図である。
【図4】 図4は、本実施の形態にかかるシステムの利
用手順を概略的に示すフローチャートである。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかるシステムの利
用形態の例を示すフローチャートである。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかるシステムを利
用した設計支援を示すフローチャートである。
【図7】 図7は、本実施の形態にかかるシステムを利
用した設計支援を示すフローチャートである。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかるシステムを利
用した申請支援を示すフローチャートである。
【図9】 図9は、本実施の形態にかかるシステムを利
用した申請支援を示すフローチャートである。
【図10】 図10は、クライアントマシンにおける処
理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 技術情報管理システム 12 認定技術等登録部 14 設計情報DB 16 建築材料DB 18 支援処理部 20 情報検索部 22 認定技術等申請支援部 24 設計支援部 26 建物DB

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築関係の認定された工法、資材および
    それぞれの性能を含む建築技術情報を一元管理するため
    の建築技術情報管理システムであって、 個別建築物の設計図書を記憶した第1のデータベース
    と、 建築物に関する種々の法規など、建築物の設計や施工に
    おいて遵守すべき種々の条件を記憶した第2のデータベ
    ースと、 個別建築物に関する評価および/または認定の結果を記
    憶した第3のデータベースと、 認定された工法や資材に関する種々の情報、および、当
    該工法や資材を利用した事例を示す情報を記憶した第4
    のデータベースと、 前記ユーザからの建築物に関する情報に基づき、設計に
    必要な条件を、前記第2のデータベースから抽出し、か
    つ、当該条件を満足する工法や資材および/または事例
    を、前記第4のデータベースから抽出して、前記ユーザ
    に提示する、設計支援手段と、 前記ユーザからの当該建築物の設計図書を受理して、こ
    れを前記第1のデータベースに収容するとともに、前記
    条件を満足するか否かを検証するための必要な演算を実
    行し、建築のための認定を取得するための申請書類を生
    成するとともに、申請の結果および最終的な設計図書を
    前記第3のデータベースに記憶する申請支援手段とを備
    えたことを特徴とする建築技術情報管理システム。
  2. 【請求項2】 建築関係の認定された工法、資材および
    それぞれの性能を含む建築技術情報を一元管理するため
    の建築技術情報管理システムであって、 建築物に関する種々の法規など、建築物の設計や施工に
    おいて遵守すべき種々の条件を記憶した第2のデータベ
    ースと、 認定された工法や資材に関する種々の情報、および、当
    該工法や資材を利用した事例を示す情報を記憶した第4
    のデータベースと、 前記ユーザからの工法および資材を含む技術に関する新
    規な情報に基づき、当該技術を実施するために必要な条
    件を、前記第2のデータベースから抽出し、かつ、当該
    条件を満足した事例を、前記第4のデータベースから抽
    出して、前記ユーザに提示し、前記ユーザからの技術に
    関連する仕様書を受理して、前記条件を満足するか否か
    を検証するための必要な演算を実行し、実施のための認
    定を取得するための申請書類を生成するとともに、申請
    の結果および最終的な仕様書を前記第4のデータベース
    に記憶する申請支援手段とを備えたことを特徴とする建
    築技術情報管理システム。
  3. 【請求項3】 さらに、申請支援手段が、前記申請書類
    を、審査委員が閲覧可能な状態に掲示する情報掲示手段
    と、 審査委員とユーザとの間の質疑応答を仲介する仲介手段
    とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の
    建築技術情報管理システム。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第3のデータベースが、個
    別建築物の履歴およびその価値評価を示す情報を記憶
    し、 前記第3のデータベースから前記履歴を含む情報を提示
    することにより、証券会社或いは保険会社を含む第三者
    機関から、前記建築物の価値を示す情報を受理して、前
    記第3のデータベースに記憶する履歴管理手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の建築技術情
    報管理システム。
  5. 【請求項5】 さらに、前記第4のデータベースの内容
    が更新されたことをユーザに通知するためのデータベー
    ス更新通知手段を備えたことを特徴とする請求項1ない
    し4の何れか一項に記載の建築技術情報管理システム。
  6. 【請求項6】 建築関係の認定された工法、資材および
    それぞれの性能を含む建築技術情報を一元管理するため
    に、個別建築物の設計図書を記憶した第1のデータベー
    スと、建築物に関する種々の法規など、建築物の設計や
    施工において遵守すべき種々の条件を記憶した第2のデ
    ータベースと、個別建築物に関する評価および/または
    認定の結果を記憶した第3のデータベースと、認定され
    た工法や資材に関する種々の情報、および、当該工法や
    資材を利用した事例を示す情報を記憶した第4のデータ
    ベースとを備えた建築技術情報管理システムにおいて、
    ユーザによる設計を支援する方法であって、 前記ユーザからの建築物に関する情報に基づき、設計に
    必要な条件を、前記第2のデータベースから抽出するス
    テップと、 前記条件を満足する工法や資材および/または事例を、
    前記第4のデータベースから抽出して、前記ユーザに提
    示するステップと、 前記ユーザからの当該建築物の設計図書を受理して、こ
    れを前記第1のデータベースに収容するステップと、 前記条件を満足するか否かを検証するための必要な演算
    を実行し、建築のための認定を取得するための申請書類
    を生成するステップと、 申請の結果および最終的な設計図書を前記第3のデータ
    ベースに記憶するステップとを備えたことを特徴とする
    方法。
  7. 【請求項7】 建築関係の認定された工法、資材および
    それぞれの性能を含む建築技術情報を一元管理するため
    に、建築物に関する種々の法規など、建築物の設計や施
    工において遵守すべき種々の条件を記憶した第2のデー
    タベースと、認定された工法や資材に関する種々の情
    報、および、当該工法や資材を利用した事例を示す情報
    を記憶した第4のデータベースとを備えた建築技術情報
    管理システムにおいて、ユーザによる技術情報の申請を
    支援する方法であって、 前記ユーザからの工法および資材を含む技術に関する新
    規な情報に基づき、当該技術を実施するために必要な条
    件を、前記第2のデータベースから抽出するステップ
    と、 前記条件を満足した事例を、前記第4のデータベースか
    ら抽出して、前記ユーザに提示するステップと、 前記ユーザからの技術に関連する仕様書を受理して、前
    記条件を満足するか否かを検証するための必要な演算を
    実行し、実施のための認定を取得するための申請書類を
    生成するステップと、 申請の結果および最終的な仕様書を前記第4のデータベ
    ースに記憶するステップとを備えたことを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 さらに、申請書類を、審査委員が閲覧可
    能な状態に掲示するステップと、 審査委員とユーザとの間の質疑応答を仲介するステップ
    とを備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第3のデータベースが、個別建築物
    の履歴およびその価値評価を示す情報を記憶し、 前記第3のデータベースから前記履歴を含む情報を提示
    するステップと、 証券会社或いは保険会社を含む第三者機関から、前記建
    築物の価値を示す情報を受理して、第3のデータベース
    に記憶するステップとを備えたことを特徴とする請求項
    7または9に記載の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記第4のデータベースの内
    容が更新されたことをユーザに通知するステップを備え
    たことを特徴とする請求項7ないし9の何れか一項に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 建築関係の認定された工法、資材およ
    びそれぞれの性能を含む建築技術情報を一元管理するた
    めに、個別建築物の設計図書を記憶した第1のデータベ
    ースと、建築物に関する種々の法規など、建築物の設計
    や施工において遵守すべき種々の条件を記憶した第2の
    データベースと、個別建築物に関する評価および/また
    は認定の結果を記憶した第3のデータベースと、認定さ
    れた工法や資材に関する種々の情報、および、当該工法
    や資材を利用した事例を示す情報を記憶した第4のデー
    タベースとを備えた建築技術情報管理システムに、ユー
    ザによる設計を支援させるために実行されるプログラム
    であって、 前記ユーザからの建築物に関する情報に基づき、設計に
    必要な条件を、前記第2のデータベースから抽出するス
    テップと、 前記条件を満足する工法や資材および/または事例を、
    前記第4のデータベースから抽出して、前記ユーザに提
    示するステップと、 前記ユーザからの当該建築物の設計図書を受理して、こ
    れを前記第1のデータベースに収容するステップと、 前記条件を満足するか否かを検証するための必要な演算
    を実行し、建築のための認定を取得するための申請書類
    を生成するステップと、 申請の結果および最終的な設計図書を前記第3のデータ
    ベースに記憶するステップとを前記システムに実行させ
    ることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 建築関係の認定された工法、資材およ
    びそれぞれの性能を含む建築技術情報を一元管理するた
    めに、建築物に関する種々の法規など、建築物の設計や
    施工において遵守すべき種々の条件を記憶した第2のデ
    ータベースと、認定された工法や資材に関する種々の情
    報、および、当該工法や資材を利用した事例を示す情報
    を記憶した第4のデータベースとを備えた建築技術情報
    管理システムに、ユーザによる技術情報の申請を支援さ
    せるためのプログラムであって、 前記ユーザからの工法および資材を含む技術に関する新
    規な情報に基づき、当該技術を実施するために必要な条
    件を、前記第2のデータベースから抽出するステップ
    と、 前記条件を満足した事例を、前記第4のデータベースか
    ら抽出して、前記ユーザに提示するステップと、 前記ユーザからの技術に関連する仕様書を受理して、前
    記条件を満足するか否かを検証するための必要な演算を
    実行し、実施のための認定を取得するための申請書類を
    生成するステップと、 申請の結果および最終的な仕様書を前記第4のデータベ
    ースに記憶するステップとを、前記システムに実行させ
    ることを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 さらに、申請書類を、審査委員が閲覧
    可能な状態に掲示するステップと、 審査委員とユーザとの間の質疑応答を仲介するステップ
    とを、前記システムに実行させることを特徴とする請求
    項11または12に記載のプログラム。
  14. 【請求項14】 個別建築物の履歴およびその価値評価
    を示す情報をさらに記憶した第3のデータベースから前
    記履歴を含む情報を提示するステップと、 証券会社或いは保険会社を含む第三者機関から、前記建
    築物の価値を示す情報を受理して、第3のデータベース
    に記憶するステップとを、前記システムに実行させるこ
    とを特徴とする請求項11または13に記載のプログラ
    ム。
  15. 【請求項15】 さらに、前記第4のデータベースの内
    容が更新されたことをユーザに通知するステップを、前
    記システムに実行させることを特徴とする請求項12な
    いし14の何れか一項に記載のプログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004334796A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Okumura Corp 建物の温熱環境設計用データベースの記録媒体と個別住戸の温熱環境設計方法
JP2008299732A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Wajima Shogyo Toshi Kenkyusho:Kk サプライチェーン・マネジメントシステム
JP2017084126A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 株式会社トラス 建材選択装置およびプログラム
CN111639383A (zh) * 2020-06-08 2020-09-08 同济大学建筑设计研究院(集团)有限公司 建筑构件模型管理方法、装置、计算机设备和存储介质

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