JP2003085180A - 目的地検索方法と装置、並びに目的地検索プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

目的地検索方法と装置、並びに目的地検索プログラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2003085180A
JP2003085180A JP2002149554A JP2002149554A JP2003085180A JP 2003085180 A JP2003085180 A JP 2003085180A JP 2002149554 A JP2002149554 A JP 2002149554A JP 2002149554 A JP2002149554 A JP 2002149554A JP 2003085180 A JP2003085180 A JP 2003085180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の出発地に対する好適な目的地を検索す
るための方法と装置、並びに複数の出発地に対する好適
な目的地の検索プログラムと当該プログラムを記録した
コンピュータ読取可能な記録媒体を得る。 【解決手段】 複数の出発地と検索条件をサーバに入力
するステップと、サーバが入力された出発地の組合せの
すべてについての経路を検索するステップと、サーバが
検索した経路上の地点を目的候補地として抽出するステ
ップと、サーバが抽出した目的候補地の中から、入力さ
れた検索条件に基づき好適な目的地を決定するステップ
と、サーバが決定した好適な目的地を出力するステップ
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の出発地につ
いて、検索条件に基づく好適な目的地を得るための目的
地検索方法と装置、並びに目的地検索プログラムと当該
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】出発地と目的地を入力して、当該出発地
から目的地までの経路を検索する、いわゆるナビゲーシ
ョンソフトウェアは、従来より存在する。特に、出発駅
と目的駅を入力して、列車の経路を検索するソフトウェ
アは、複数の経路の中から所要時間や乗換回数、あるい
は運賃などに基づき好適な経路を出力するものであり、
その利便性から普及している。
【0003】ここで、出発駅と目的駅から経路を検索す
る従来の経路検索方法と装置の実施の形態について説明
する。
【0004】図14は、従来の経路検索装置(以下、
「装置」という)の実施の形態を示すブロック図であ
る。装置100は、その内部に、出発駅と目的駅を受付
けるための出発駅・目的駅受付部部101と、運行情報
を格納した運行情報データベース(DB)102と、連
関情報を格納した連関情報DB103と、受付けた出発
駅から目的駅までの経路を検索する経路検索部104
と、検索した経路を出力する経路出力部105とを有し
てなる。
【0005】ここで運行情報とは、装置100が検索対
象とするすべての路線の各駅に関するいわゆるインデッ
クス情報であり、たとえば、運行予定間隔、乗入れ路
線、各駅/急行などの停車列車の別、路線間の乗換時
間、などである。
【0006】また連関情報とは、各駅の隣接駅に関する
いわゆるインデックス情報であり、たとえば、隣接駅の
数、隣接駅までの所要時間、隣接駅は急行停車駅/各駅
停車駅/他の路線への乗換(乗り継ぎを含む)可能駅/
路線終点駅のいずれなのか、さらには乗換可能駅であれ
ば乗換可能な路線はどの路線なのか、などといった情報
である。
【0007】図15は、従来の経路検索方法の実施の形
態を示すフローチャートである。
【0008】先ず、出発駅と目的駅を入力する(S10
0)。すなわち装置100は、出発駅・目的駅受付部1
01を用いて、出発駅と目的駅とを受付ける。
【0009】経路を検索する(S101)。すなわち装
置100は、経路検索部104を用いて、受付けた出発
駅と目的駅、ならびに運行情報DB102、連関情報D
B103とから、当該出発駅と目的駅についての経路を
検索する。経路の検索は、たとえば、出発駅の運行情報
と連関情報とから、隣接駅についての運行情報と連関情
報を取得し、さらに当該隣接駅についての隣接駅の運行
情報と連関情報を取得する、などを繰り返して出発駅か
ら目的駅までの連関を検索することで行う。
【0010】検索した経路を出力する(S102)。す
なわち装置100は、経路出力部105を用いて、出発
駅から目的駅までの経路を出力する。なお、経路と共
に、路線名、通過駅、所要時間、運賃などを出力するも
のもある。ここで、複数の経路を検索した場合には、当
該複数の経路を、所要時間、運賃、あるいは乗換回数な
どに基づいて順位付けをした上で出力するものもある。
【0011】以上説明した検索の方法によれば、装置1
00を利用する者は、自身が入力した出発地から目的地
までの経路を取得することができる。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の経路検索は、入力した出発地から目的地までの経
路を検索するものであり、複数の出発地から好適な目的
地を検索するものではない。
【0012】ここで、たとえば2人が異なる駅から列車
を使って待合わせる場合に、待合わせ場所となる駅を決
める場合を例とする。従来の経路検索方法を用いた場
合、仮に2人の出発駅を、出発地と目的地として入力し
たとしても、2人の出発駅間の経路を取得することはで
きるが、たとえば2人の出発駅からの所要時間がほぼ同
じである駅を取得することはできない。さらに、人数が
3人以上、すなわち出発駅が3以上ある場合、従来の経
路検索方法を用いて、各出発駅からの所要時間がほぼ同
じとなる駅を取得することもできない。
【0013】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、複数の出発地に対する
好適な目的地を検索するための方法と装置、並びに複数
の出発地に対する好適な目的地の検索プログラムと当該
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の出発地から好適な目的地を検索する方法であっ
て、複数の出発地をサーバに入力するステップと、好適
な目的地を検索するための検索条件をサーバに入力する
ステップと、サーバが、入力された出発地の組合せのす
べてについての経路を検索するステップと、サーバが、
検索した経路上の地点を目的候補地として抽出するステ
ップと、サーバが、抽出した目的候補地の中から、入力
された検索条件に基づき好適な目的地を決定するステッ
プと、サーバが、決定した好適な目的地を出力するステ
ップ、とを有することを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、複数の出発地から
好適な目的地を検索する装置であって、複数の出発地を
受付ける手段と、好適な目的地を検索するための検索条
件を受付ける手段と、受付けた出発地の組合せのすべて
についての経路を検索する手段と、検索した経路上の地
点を目的候補地として抽出する手段と、抽出した目的候
補地の中から、受付けた検索条件に基づき好適な目的地
を決定する手段と、決定した好適な目的地を出力する手
段、とを有してなることを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、複数の出発地から
好適な目的地を検索するためにコンピュータを、複数の
出発地を受付ける手段、好適な目的地を検索するための
検索条件を受付ける手段、受付けた出発地の組合せのす
べてについての経路を検索する手段、検索した経路上の
地点を目的候補地として抽出する手段、抽出した目的候
補地の中から、受付けた検索条件に基づき好適な目的地
を決定する手段、決定した好適な目的地を出力する手
段、として機能させることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の目
的地検索プログラムを記録したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる目的地検索方法と装置、並びに目的地検索プロ
グラムと当該プログラムを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体の実施の形態について説明する。
【0019】なお、以下の実施の形態の説明は、出発地
と目的地を列車の駅とするものである。すなわち、検索
対象であるすべての路線内の停車駅の中から、複数の駅
を出発駅として入力し、各出発駅について検索条件に基
づく好適な駅を目的駅として検索するものである。
【0020】図1は、本発明にかかる目的地検索装置
(以下、「サーバ」という)の実施の形態を示すブロッ
ク図である。サーバ1は、その内部に、出発地を受付け
る出発地受付部11と、検索条件を受付ける検索条件受
付部12と、受付けた出発地のすべての組合せについて
の経路を検索する経路検索部13と、検索した経路から
目的候補地を抽出する目的候補地抽出部14と、抽出し
た目的候補地の中から検索条件に基づき目的地を決定す
る目的地決定部15と、決定した目的地を出力する目的
地出力部16と、運行情報を格納した運行情報DB21
と、連関情報を格納した連関情報DB22、の各手段を
有してなる。なお、サーバ1の具体的な例としては、た
とえばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置があ
る。
【0021】ここで、運行情報と連関情報については、
前述した従来の経路検索装置100が有するものと同様
とする。すなわち、運行情報は、サーバ1が検索対象と
するすべての路線の駅ごとのいわゆるインデックス情報
であり、連関情報は、各駅の隣接駅に関するいわゆるイ
ンデックス情報である。なお、隣接駅との所要時間は、
列車の走行(運行)時間とする他に、たとえば駅での停
車時間や乗換時間などを加味した時間としてもよい。
【0022】サーバ1内には、後述する本発明にかかる
目的地検索方法をサーバ1を用いて実現するための、本
発明にかかる目的地検索プログラムがインストールされ
ている。
【0023】図2は、本発明にかかる目的地検索方法の
実施の形態を示すフローチャートである。
【0024】図3は、サーバ1が検索対象とする路線の
一部の例を示す図である。図3(a)は、路線L1,L
2,L3と各路線上の列車の停車駅との関係を示す。す
なわち、たとえば路線L1については、列車の停車駅と
して駅E1,E2,E3,E4があり、駅E2の隣接駅
として駅E1,E3があり、また駅E1とE4は、路線
L1とL2の乗換駅である、ことなどを示している。ま
た、図3(b)乃至(d)は、それぞれ路線L1,L
2,L3内の各駅間(図中の駅1と駅2の間)の所要時
間を示す。すなわち、たとえば図3(c)によれば、路
線L2において、駅E1からE5までの所要時間は7分
であり、駅E5からE4までの所要時間は8分である、
ことなどを示している。
【0025】なお、図3(a)乃至(d)に示す情報
は、図1に示すサーバ1内の運行情報DB21と連関情
報DB22とに運行情報、あるいは連関情報として格納
されているものである。
【0026】以下図1乃至3を参照しながら、出発駅を
駅E1と駅E4とした場合を例として本発明にかかる目
的地検索方法について説明する。ここで検索条件は出発
駅からの所要時間とし、目的駅は、各出発駅からの所要
時間がほぼ等しい駅の中で、各出発駅からの所要時間が
最短の駅とする。つまり、出発駅である駅E1とE4の
ほぼ中間に位置する駅の中で、各出発駅から最も近い駅
である。
【0027】先ず、出発地を入力する(S1)。すなわ
ちサーバ1を利用して目的駅を検索する者(以下、「利
用者」という)は、出発地受付部11を用いて、駅E1
とE5をサーバ1に入力する。つまりサーバ1は、出発
地受付部11を用いて、出発地を受付ける。
【0028】また、検索条件を入力する(S2)。すな
わち利用者は、検索条件受付部12を用いて、検索条件
として所要時間を、サーバ1に力する。つまりサーバ1
は、検索条件受付部12を用いて、検索条件を受付け
る。なお、出発地や検索条件の入力の例としては、たと
えば、サーバ1に接続された図示しないディスプレイ装
置に、サーバ1が検索対象としている路線情報や、指定
可能な検索条件の一覧(たとえば、「所要時間」「運
賃」「乗換回数」など)を表示して利用者に閲覧させ、
利用者は、サーバ1に接続された図示しないキーボード
やマウスなどを用いて、表示された路線情報の中から出
発駅を選択し、あるいは、検索条件を選択する、などと
する。
【0029】サーバ1は、入力された出発駅と検索条件
を後の処理のために、図示しないサーバ1内の記憶手段
に蓄積する。
【0030】次に、出発駅の組合せのすべてについての
経路を検索する(S3)。すなわちサーバ1は、経路検
索部13を用いて、運行情報DB21と連関情報DB2
2とから、駅E1とE4とを結ぶ経路を検索し、「E1
→E2→E3→E4」と「E1→E5→E4」の2経路
を取得する。
【0031】なお、出発駅の組合せとは、入力された複
数の出発駅の中の2つの駅の組合せのことであり、たと
えば、出発駅がX,Y,Zの3駅の場合には、出発駅の
組合せは、「XとY」、「XとZ」、「YとZ」の3通
りである。つまり出発駅の数をNとすると、出発駅の組
合せは、「」通りある。
【0032】次に、目的候補駅を抽出する(S4)。す
なわちサーバ1は、目的候補地抽出部14を用いて、先
に検索して取得した経路上のすべての停車駅(駅E1,
E2,E3,E4,E5)を、目的候補駅として取得す
る。
【0033】次に、目的候補駅の中から検索条件に基づ
き好適な目的駅を決定する(S5)。すなわちサーバ1
は、目的地決定部15を用いて、運行情報DB21、連
関情報DB22と、受付けた出発駅と検索条件とから、
出発駅ごとの各目的候補駅までの所要時間を検索して取
得し、さらに出発駅からの所要時間がほぼ等しく、か
つ、最短である駅を目的駅として決定する。ここで図3
によると、出発駅E1の目的候補駅E1,E2,E3,
E4,E5までの所要時間は、それぞれ0,3,5,
9,7分であり、出発駅E4の目的候補駅E1,E2,
E3,E4,E5までの所要時間は、それぞれ9,6,
4,0,8分である。
【0034】なお、出発駅から目的候補駅までの経路が
複数ある場合は、すべての経路における所要時間の中で
最小の所要時間を当該出発駅から目的候補駅までの所要
時間とする。つまり、図3の例によれば、たとえば駅E
1からE3までの経路は、「E1→E2→E3」と「E
1→E5→E4→E3」の2つあるが、それぞれの経路
による所要時間は、5分と19分であることから、サー
バ1が取得する駅E1からE3までの所要時間は、5分
である。
【0035】出発駅ごとの目的候補駅までの所要時間を
検索したサーバ1は、各出発駅からの所要時間がほぼ等
しい駅の中で、各出発駅からの所要時間が最短の駅を検
索する。すなわちここでは、出発候補駅E1,E2,E
3,E4,E5の中で、出発駅E1とE4からの所要時
間がほぼ等しい目的候補駅は、E3とE5とがあるが、
出発駅E1から目的候補駅E3とE5までの所要時間は
5分と7分であり、出発駅E4から目的候補駅E3とE
5までの所要時間は4分と8分であることから、サーバ
1は、出発駅E1とE4からの所要時間の短い目的候補
駅E3を目的駅、と決定する。
【0036】次に、目的地を出力する(S6)。すなわ
ちサーバ1は、目的地出力部16を用いて、目的地が駅
E3である旨を出力する。出力の例としては、たとえ
ば、サーバ1に接続された図示しないディスプレイ装置
への表示や、プリンタ装置による印字などがある。
【0037】以上説明した実施の形態によれば、サーバ
1は、受付けた出発駅E1とE4についての経路を検索
し、検索した経路上のすべての停車駅を目的候補駅とし
て抽出し、抽出した目的候補駅の中から検索条件に基づ
き好適な目的駅を決定し、出力することができる。すな
わち利用者は、サーバ1を用いることで、出発駅E1と
E4からの所要時間がほぼ同じ駅で、各出発駅からの所
要時間が最小となる目的駅(駅E3)を取得することが
できる。
【0038】なお、以上説明した実施の形態において、
目的地出力部16は、目的駅に加えて、出発駅から当該
目的駅までの所要時間や経路を出力するようにしてもよ
いし、あるいは、運賃も併せて出力するようにしてもよ
い(運賃を出力する場合、サーバ1内に図示しない運賃
情報を格納したデータベースが必要となる)。
【0039】また、以上説明した実施の形態は、出発地
が2つの場合を例とするものであったが、出発地は2つ
に限るものではなく、2以上であればよい。
【0040】さらに、以上説明した実施の形態では、目
的地を1つのみ出力するものであったが、検索条件に基
づく好適な目的地が複数ある場合には、それらのすべて
を目的地として出力してもよい。
【0041】さらにまた、以上説明した実施の形態で
は、検索条件に基づく好適な目的地のみを出力するよう
にしたが、これに代えて、目的候補地のすべて、あるい
は一部を検索条件に基づき順位付けて(たとえば、所要
時間の短い順番など)出力するようにしてもよい。
【0042】さらにまた、以上説明した実施の形態で
は、好適の例として、検索条件である所要時間が最小で
あるものとしたが、好適については、これに限るもので
はなく、たとえば、利用者がサーバ1に入力するように
してもよい。
【0043】さらにまた、以上説明した実施の形態は、
検索条件を出発地からの所要時間とするものであった
が、所要時間に代えて、運賃、あるいは乗換回数など別
の検索条件を用いるようにしてもよい。すなわち、たと
えば図3に示す例において、出発駅をE1,E4,E6
とし、検索条件を乗換回数とした場合の好適、つまり各
出発駅からの乗換回数が最小となる目的駅は、駅E5
(各出発駅からの乗換回数は0回)となる。
【0044】さらにまた、検索条件は1つに限らず、複
数の検索条件を用いるようにしてもよく、たとえば、所
要時間と運賃を検索条件とし、出発駅からの所要時間と
運賃がほぼ同じとなる駅を目的駅としてもよい。その
際、複数の検索条件について検索の優先順位をつけて検
索するようにしてもよい。
【0045】さらにまた、以上説明した実施の形態は、
利用者から受付けた検索条件に基づき、好適な目的地を
検索するものであったが、これに代えて、あらかじめサ
ーバで固定的に設定された検索条件に基づき検索するよ
うにしてもよい。すなわち、たとえば利用者は、検索条
件としてあらかじめ「所要時間」が固定的に設定された
サーバに、複数の出発地のみを入力することで、各出発
地からの所要時間が最小となる目的地を取得することが
できる。
【0046】次に、本発明にかかる目的地検索方法の別
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、通信
ネットワークを介して複数の利用者が入力する出発地に
ついて、検索条件に基づく好適な目的地を検索して、当
該目的地を通信ネットワークを介して、各利用者に通知
するようにしたものである。本実施の形態について、先
に説明した実施の形態と異なる部分について説明する。
【0047】図4は、本発明にかかる目的地検索装置の
別の実施の形態を示すブロック図である。サーバ10
は、その内部に、図1に示したサーバ1が有する、検索
条件受付部12と、経路検索部13と、目的候補地抽出
部14と、目的地決定部15と、運行情報DB21と、
連関情報DB22に加えて、URL(UniformR
esource Locator)を受信して、Web
ページ(以下、「ページ」という)を送信するページ送
信部31と、ページを作成するページ作成部32と、電
子メール(以下、「メール」という)を作成(あて先の
メールアドレスの指定や本文の作成)するメール作成部
33と、電子メールを送信するメール送信部34、の各
手段を有してなる。さらに、サーバ10は、出発地等受
付部11aを有する。
【0048】なお、サーバ10内には、後述する本発明
にかかる目的地検索方法をサーバ10を用いて実現する
ための、本発明にかかる目的地検索プログラムがインス
トールされている。
【0049】また、図中の符号2,3は、通信ネットワ
ーク4を介してサーバ10と接続する端末を示す。ここ
で、通信ネットワーク4は、たとえばインターネットや
LAN(Local Area Network)など
のコンピュータネットワークなどである。また、端末
2,3の例としては、パーソナルコンピュータをはじ
め、データ通信機能を持つPDAや携帯電話機など、通
信ネットワーク4を介してサーバ10と接続することが
できる情報処理端末である。
【0050】サーバ10と、端末2,3は、それぞれ通
信回線41,42,43を介して通信ネットワーク4と
接続する。ここで、通信回線41,42,43の例とし
ては、たとえば、専用回線や公衆交換網(PSTN)、
あるいは無線電話網や衛星通信網、さらにはCATV網
などがある。なお、通信ネットワーク4を介して端末
2,3がサーバ10と接続する方法は、公知のWeb技
術を用いるものとするが、具体的には後述する。
【0051】以下、利用者AとBが、駅E1とE4(図
3参照)から、それぞれ待合わせ場所となる駅に向かう
場合で、各出発駅のほぼ中間に位置(各出発駅からの所
要時間がほぼ等しく、かつ、各出発駅からの所要時間が
最小となる)する駅を検索する場合を例として本実施の
形態について説明する。なお、利用者AとBは、それぞ
れ端末2,3を用いてサーバ10と接続するものとし、
また、それぞれのメールアドレスはMA1とMA2とす
る。
【0052】図5は、本発明にかかる目的地検索方法の
別の実施の形態を示すフローチャートである。以下、図
5を参照しながら本実施の形態について説明する。
【0053】利用者Aは、端末2からURL1をサーバ
10に送信する(T1)。URL1は、サーバ10内に
ある本発明にかかる目的地検索方法を利用するための初
期画面のWebページ(以下、「ページ」という)P1
に対応するものである。なお、URL1をサーバ10に
送信する、とは、サーバ10に対してURL1に対応す
るページ1の送信を要求する、の意である(以下、同
じ)。
【0054】サーバ10は、ページ送信部31を用い
て、URL1を受信し、ページP1を送信する(T
2)。なお、URL1を受信とは、URL1に対応する
ページP1の送信要求(たとえば、HTTPプロトコル
のGETリクエストなど)を受信、の意である(以下、
同じ)。
【0055】利用者Aは、受信したページP1にしたが
って、自分の名前、出発駅、メールアドレスと、Bのメ
ールアドレスを、それぞれ「A」、「E1」、「MA
1」、「MA2」と入力すると共に、検索条件として
「(所要)時間」を選択し、さらに、コメント欄に「B
さん今夜の集合場所を決めましょう」と入力する。
【0056】ここで、図6はページP1の例を示す図で
あり、(a)は利用者Aが情報を入力・選択する前の状
態であり、(b)は利用者Aが情報を入力・選択した後
の状態を示す。なお、図6の例では、出発駅1などはキ
ーボードなどから入力させるものであるが、これに代え
て、たとえば路線の画像をページP1内に表示してお
き、Aはマウスなどを用いて、画像上に表示された駅E
1を選択することで、出発駅1の入力をさせるようにし
てもよい。
【0057】ただし、利用者Aの名前とコメントは、目
的駅を検索する上では、必ずしも必要な情報ではない。
また、検索条件を固定とする場合、つまりサーバ10内
にあらかじめ検索条件が設定されている場合には、利用
者Aは、検索条件を選択する必要はない。
【0058】利用者Aは、ページP1内に入力・選択し
た、自分の名前、出発駅(出発駅1)、メールアドレス
(アドレス1)と、Bのメールアドレス(アドレス
2)、および検索条件とコメントをサーバ1に送信する
(T3)。
【0059】サーバ10は、出発地等受付部11aを用
いて、出発駅1、アドレス1,2、Aの名前、コメント
を受付けると共に、検索条件受付部12を用いて、検索
条件を受付け、それぞれ図示しないサーバ10内の記憶
手段に蓄積する(T4)。
【0060】サーバ10は、ページ作成部32を用い
て、ページP2を作成する(T5)。ページP2は、B
の出発駅(出発駅2)を受付けるためのページである。
【0061】サーバ10は、メール作成部33を用い
て、メールM1を作成する(T6)。メールM1は、B
に対して、出発駅2の入力を促すためのメールである。
図8は、メールM1の例を示す図である。メールM1に
は、Aの名前(α)、Aが作成したコメント(β)、ペ
ージP2のURL(URL2)が記述されている。ただ
し、αとβは目的地検索には必ずしも必要ではない。
【0062】サーバ10は、メール送信部34を用い
て、アドレスMA2宛てにメールM1を送信する(T
7)。
【0063】Bは、端末3を用いてメールM1を受信
し、メールM1内に記述されたURL2を、たとえばマ
ウスなどで選択することで、URL2をサーバ10に送
信する(T8)。
【0064】サーバ10は、ページ送信部31を用い
て、端末3からURL2を受信すると、ページP2を送
信する(T9)。
【0065】Bは、端末3を用いてページP2を受信
し、出発駅2であるE4を入力し、サーバ10に送信す
る(T10)。図7は、ページP2の例を示す図であ
り、(a)はBが出発駅2を入力する前、(b)はBが
出発駅2を入力した後、を示す。
【0066】サーバ10は、出発駅等受付部11aを用
いて、出発駅2を受信し、図示しないサーバ10内の記
憶手段に蓄積する(T11)。
【0067】サーバ10は、経路検索部13、目的候補
地抽出部14、目的地決定部15を用いて、端末2と3
から受付けた、出発駅1,2と検索条件とから、目的駅
を検索し、決定する(T12)。なお、目的駅の検索・
決定方法は、先の実施の形態と同様である(図2のS
3,4,5)。
【0068】サーバ10は、ページ作成部32を用い
て、ページP3を作成する(T13)。ページP3は、
Bに対して目的駅を通知するためのページである。図9
は、ページP3の例を示す図である。なお、図9におい
て、ページP3内の出発駅1,2の表示は、必ずしも必
要ではない。また、目的駅に加えて、各出発駅からの所
要時間や経路、あるいは、運賃などを表示するようにし
てもよい。
【0069】サーバ10は、ページ送信部31を用い
て、ページP3を端末3に送信する(T14)。ここ
で、ページP3の送信は、たとえば端末3からの出発駅
2の送信(T10)に対する応答として送信する。
【0070】Bは、端末3を用いてページP3を受信
し、目的駅がE3であることを取得する。
【0071】サーバ10は、メール作成部33を用い
て、メールM2を作成する(T15)。メールM2は、
Aに対して目的駅を通知するためのメールである。図1
0は、メールM2の例を示す図である。なお、図10に
おいて、メールM2内の出発駅1,2の表示は、必ずし
も必要ではない。また、目的駅に加えて、各出発駅から
の所要時間や経路、あるいは、運賃などを記述するよう
にしてもよい。
【0072】サーバ10は、メール送信部34を用い
て、アドレスMA1宛てにメールM2を送信する(T1
6)。
【0073】Aは、端末2を用いてメールM2を受信
し、目的駅がE3であることを取得する。
【0074】以上説明した実施の形態によれば、利用者
AとBが、別々に入力(入力する端末も異なり、入力す
る時期も異なる)した出発駅E1とE4について、検索
条件に基づく好適な目的駅を検索することができ、か
つ、利用者AとBにそれぞれ検索した目的駅E3を通知
するようにしたため、図1乃至3に示した先の実施の形
態で得られる効果に加えて、複数の出発駅を一度に指定
する必要がない。したがって、たとえば、AがBと待合
わせをするための目的駅を決めたい場合であって、Aが
Bの出発駅がどこであるのか知らない場合であっても、
本発明にかかる目的地検索方法を利用することができ
る。さらに、利用者の数が多くなれば、一度に出発駅を
指定する必要がない本実施の形態が有する効果は、さら
に高まる。
【0075】なお、以上の説明の中のURL1,2,3
は、すべて同じであってもよいし、あるいは、それぞれ
異なるようにしてもよく、さらには、URL2と3を同
じとしてもよい(たとえば、ページ1は固定のページと
し、ページ2,3は一時的なページとするなど)。
【0076】また、以上説明した実施の形態において、
AとBに関する情報をあらかじめサーバ10内に登録し
ておくことで、Aが自分の名前、アドレス1,2の入力
を省略させることができる。すなわち、たとえばサーバ
10内にAの名前とアドレス1,2を登録すると共に、
Aに対して識別子を付与しておき、Aは、ページP1に
相当するページ(目的地検索の初期画面)で識別子を入
力してサーバ10に送信すると、サーバ10は識別子に
対応して名前とアドレス1,2を取得することができ
る。
【0077】さらに、以上説明した実施の形態は、サー
バ10の利用者がAとBの2人であったが、3人以上で
あっても構わない。たとえば、A,B,Cの3人の場
合、Aは、アドレス2として、BとCのメールアドレス
を指定すればよい。
【0078】さらにまた、以上説明した実施の形態にお
いて、利用者が目的地検索の進捗状況を確認することが
できるようにしてもよい。すなわち、たとえば、サーバ
10は、Aから出発駅1などを受付けた(T3)際に進
捗状況を確認するための識別子を決定し、AとBの双
方、あるいは一方に、当該識別子を送信しておく(Aに
対しては、出発駅1などの送信の結果画面に当該識別子
を表示し、Bに対しては、メールM1に当該識別子を記
述しておく、など)。AまたはBは、当該識別子をサー
バ10に送信(サーバ10内の進捗状況を確認するため
のページに識別子を入力して送信するなど)と、サーバ
10が、Aから受付けた出発駅1に関する目的地検索の
進捗状況を、たとえばWebや電子メールを利用して回
答する。ここで、目的地検索の進捗状況の例としては、
たとえば、Bから出発駅2を受付けていない(つまりB
が出発駅2を入力していない)などがある。
【0079】さらにまた、一旦サーバ10に送信して蓄
積された情報を変更することができるようにしてもよ
い。すなわち、たとえば、サーバ10は、AとBに対し
てサーバ10に送信した情報(たとえば出発駅1,2な
ど)を変更するための識別子をAとB、あるいは、一方
に付与しておき、AまたはBは、たとえば出発駅を変更
したい場合など、当該識別子を用いてサーバ10内に蓄
積された出発駅を変更する。なお、サーバ10内の情報
の変更は、目的地検索が終了する前、あるいは後であっ
てもよいが、目的地検索の終了後(つまり、図5でT1
4とT16が済んでいる場合)に変更があった場合に
は、再度目的地検索を行うなどして、その結果を再度、
AとBに送信(T14,T16に相当する)すればよ
い。
【0080】さらにまた、以上説明した実施の形態で
は、Aが利用する端末は端末2の1つのみであったが、
たとえば、出発駅1などを送信(図5のT3)する端末
と、メールM2を受信(図5のT16)する端末とが異
なるものであっても構わない。なお、Bについても、メ
ールM1を受信する端末とページP2を受信する端末が
異なるものであってもよい。
【0081】さらにまた、以上説明した実施の形態で
は、検索された目的地は、Aに対してはメールM2で、
Bに対してはページP3で、それぞれ通知されるもので
あったが、目的地の通知は、必ずしもこれに限るもので
はなく、たとえば、メールM2をBに送信してもよい
し、あるいはAがページP3を閲覧するようにしてもよ
い。
【0082】さらにまた、サーバ10は、出発駅2の送
信をBに対して催促するようにしてもよい。すなわち、
サーバ10がメールM1を送信してから所定の時間が経
過した後であっても、出発駅2の受付けが済んでいない
場合に、サーバ10からアドレスMA2宛てに、出発駅
2を送信して欲しい旨のメールを送信する(または、メ
ールM1を再送してもよい)。また、その際に、アドレ
スMA1宛てに、アドレスMA2宛てに出発駅2の送信
を催促中である旨のメールを送信するようにしてもよ
い。
【0083】さらにまた、以上説明した実施の形態で
は、利用者の端末から入力・指定した出発駅をサーバ1
0に送信するようにしたが、これに代えて、利用者の端
末の位置情報(たとえば、緯度・経度)をサーバに送信
するようにしてもよい。すなわち、たとえばサーバ内の
運行情報に、駅ごとの緯度・経度に関する情報を追加し
ておき、利用者の端末から受信した緯度・経度に基づき
当該運行情報を検索し、当該端末が存在する地点の最寄
駅を出発駅として当該サーバが選択する。その際サーバ
は、選択した出発駅を利用者の端末に送信するようにし
てもよく、複数の最寄駅が存在する場合は、その一覧を
利用者の端末に送信して、利用者に出発駅を選択させる
ようにしてもよい。なお、利用者の端末の位置情報を取
得する方法の例としては、たとえば、利用者の端末が、
いわゆるGPS機能を搭載して端末自身が取得するよう
にしてもよいし、あるいは、利用者の端末がデータ通信
機能を持つ携帯電話機などであれば、携帯電話網内の基
地局がいわゆるビーコンを用いて取得した位置情報を用
いるようにしてもよい(この場合、利用者の端末の位置
情報をサーバに送信するのは、当該端末自身に代わっ
て、携帯電話網内で携帯電話機の位置情報を管理する装
置などとなる)。
【0084】次に、本発明にかかる目的地検索方法のさ
らに別の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、図4乃至10に示した実施の形態と同様に、通信ネ
ットワークを介して受付けた複数の出発駅について目的
駅を検索するものであるが、検索条件に基づく好適な駅
が複数検索された場合に、Bが検索された駅の中から目
的駅を選択できるようにしたものである。以下、これま
でに説明した実施の形態と異なる部分について説明す
る。
【0085】図11は、本発明にかかる目的地検索方法
のさらに別の実施の形態を示すフローチャートの一部で
ある。すなわち、図5に示すフローチャートのステップ
T1乃至T12までは共通であり、以降、ステップT2
1乃至25を実行する。
【0086】サーバ10は、検索条件に基づく好適な目
的駅を検索する(T12)。ただし、ここでは、先の実
施の形態と異なり、2つの駅E3,E5が検索されたも
のとする。
【0087】サーバ10は、ページ作成部32を用い
て、ページP4を作成(T21)し、端末3に送信する
(T22)。ページP4は、Bに対して検索された駅を
通知、および選択させるためのページである。図12
は、ページP4の例を示す図であり、(a)は目的駅の
選択前、(b)は目的駅を選択した後(図は駅E3を目
的駅として選択した例を示している)、である。なおペ
ージP4の送信は、たとえば端末3からの出発駅2の送
信(T10)に対する応答として送信する。
【0088】Bは、端末3を用いてページP4を受信
し、検索された駅がE3とE5の2つあり、どちらかを
選択する必要がある旨を確認し、ページP4上に表示さ
れた2つの駅E3とE5のうち、駅E3を選択して、そ
の旨をサーバ10に送信する(T23)。
【0089】サーバ10は、メール作成部33を用い
て、メールM3を作成し(T24)、メール送信部34
を用いて、アドレスMA1宛てにメールM3を送信する
(T25)。メールM3は、Aに対して目的駅を通知す
るためのものであり、Bが選択した駅E3が記述してあ
る(Bが選択しなかった駅E5も併せて記述してもよ
い)。
【0090】以上説明した実施の形態によれば、出発駅
について検索条件に基づく好適な駅が複数検索された場
合に、利用者Bが目的駅を選択することができる。
【0091】なお、以上説明した実施の形態は、ページ
P4に検索された複数の駅を表示して、その中からBが
目的駅を選択するものであったが、この他に、たとえ
ば、サーバ10が抽出した目的候補駅のすべて、あるい
は一部をページP4に表示し、Bが目的候補駅の中から
目的駅を選択するようにしてもよい。
【0092】また、以上説明した実施の形態では、目的
駅を選択するのはBであったが、これに代えて、たとえ
ば、複数の駅が検索された場合、サーバ10は、その旨
と、目的駅を選択するページP4のURL4を記述した
メールを作成し、MA1宛て、つまりAに送信するよう
にして、Aが目的駅を選択できるようにしてもよい。
【0093】さらに、以上説明した実施の形態は、利用
者がAとBの2人の場合を例としたものであったが、利
用者の数は2人に限定するものではなく、3人以上であ
ってもよい。その際、目的駅を選択できる利用者(のメ
ールアドレス)を、たとえば、Aが出発駅1などを入力
する際に併せて指定するようにしてもよい。その場合、
たとえばサーバ10は、当該指定されたメールアドレス
宛てに目的駅を選択させるためのページP4のURL4
を記述したメールを送信する。
【0094】次に、本発明にかかる目的地検索方法のさ
らに別の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、図11,12に示した実施の形態と同様に、利用者
が検索された複数の駅の中から1つを選択できるように
したものであるが、先の実施の形態では目的駅を選択で
きるのが利用者1人(AまたはB)であったのに対し
て、本実施の形態では、すべての利用者(AとB)が選
択できるようにしたものである。
【0095】図13は、本発明にかかる目的地検索方法
のさらに別の実施の形態を示すフローチャートの一部で
ある。すなわち、図11に示すフローチャートのステッ
プT1乃至T22までは共通であり、以降、ステップT
31乃至41を実行する。
【0096】サーバ10は、ページP4を送信する(T
22)。
【0097】Bは、端末3を用いてページP4を受信
し、ページP4上に表示された複数の駅の中から1つを
選択(目的希望駅1)し、サーバ10に送信する(T3
1)。ここで、ページP4上で1つの駅を選択するの
は、図11,12の実施の形態と同様であるが、先の実
施の形態では、Bが選択した駅が最終的に目的駅として
確定するのに対して、本実施の形態では、ページP4上
でBが選択したのは、あくまでもBの希望にすぎず、こ
の時点では目的駅は確定していない。
【0098】サーバ10は、メール作成部33を用いて
メールM4を作成(T32)し、アドレスMA1宛てに
送信(T33)する。メールM4は、Aに対して複数の
目的駅が検索されていて、その中から希望の駅を選択し
て欲しい旨と、希望の駅を選択するためのページP4の
URL4を記述したものである。
【0099】Aは、端末2を用いてメールM4を受信
し、その中に記述されているURL4を指定する(T3
4)。
【0100】サーバ10は、ページ送信部31を用い
て、ページP4を送信する(T35)。ここで、ページ
P4は、先にBに送信したものと同じページであるが、
これに代えて、たとえば、Bが希望する駅の表示を追加
するなど、Bに送信したページとは異なるページとして
もよい(ただし、駅E3とE5のどちらかを選択できる
ページであることは同じである)。
【0101】Aは、端末2を用いてページP4を受信
し、ページP4上に表示されている駅E3とE5のう
ち、どちらかを希望の駅として選択(目的希望駅1)
し、サーバ10に送信する(T36)。
【0102】サーバ10は、図示しない手段を用いて、
端末2,3から受付けた目的希望駅1,2から目的駅を
決定する(T37)。すなわち、目的希望駅1,2が一
致すれば、当該駅を目的駅として決定する。
【0103】目的駅が決定した場合、すなわち目的希望
駅1,2が一致した場合、サーバ10は、ページ作成部
32を用いてページ5を作成(T38)し、端末2に送
信(T39)する。ページP5は、Aに対して決定した
目的地を通知するためのページである(ページP3に相
当する)。さらにサーバ10は、メール作成部33を用
いてメールM5を作成(T40)し、アドレスMA2宛
てに送信(T41)する。メールM5は、Bに対して決
定した目的地を通知するためのメールである(メールM
2に相当する)。ここで、メールM5の本文に決定した
目的地を記述してもよいし、あるいは、メールM5の本
文には、ページP5のURL5を記述しておき、メール
M5を受信したBが、URL5を指定してページP5を
受信したときに決定した目的地を取得するようにしても
よい。
【0104】一方、目的希望駅1,2が一致しない場
合、サーバ10は、目的希望駅1,2を表示すると共
に、目的地が決定しておらず、再度、目的希望駅の選択
を促す表示のページを作成してAに送信すると共に、同
様の内容を記述したメールを作成して、アドレスMA2
宛て、つまりBに送信し、このステップを目的駅が決定
するまで繰り返す。
【0105】以上説明した実施の形態によれば、出発駅
について検索条件に基づく好適な駅が複数検索された場
合に、利用者AとBが共に希望する駅を目的駅として決
定することができる。
【0106】なお、以上説明した実施の形態は、利用者
がAとBの2人の場合を例としたものであったが、利用
者が3人以上であってもよい。
【0107】ここで、図1と4に示した本発明にかかる
目的地検索装置1と10に代えて、いわゆる汎用のパー
ソナルコンピュータなどの情報処理装置に、本発明にか
かる目的地検索プログラムを記録したコンピュータ読取
可能な記録媒体から当該プログラムをインストールする
ことで、当該情報処理装置を本発明にかかる目的地検索
装置として動作させることができる。ここで、目的地検
索プログラムとは、情報処理装置を本発明にかかる目的
地検索方法を実現するための手段として動作させるため
のコンピュータソフトウェアである。
【0108】また、ここまで説明した本発明にかかる目
的地検索方法と装置、並びに目的地検索プログラムと当
該プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒
体の実施の形態は、出発地と目的地を列車の駅とするも
のであったが、本発明は必ずしも列車の駅に限るもので
はなく、たとえば、道路、海路、あるいは空路など、場
所を特定する位置情報(緯度や経度、あるいは住所な
ど)を有するものであれば、何であってもよい。つま
り、車の走行に利用するナビゲーション装置などで本発
明にかかる目的地検索方法を実施すれば、複数の地点に
点在する車が集合場所を決める場合に、たとえば、各地
点からほぼ等距離となる地点を集合場所として取得する
ことができる。その際、高速道路などの有料道路を利用
するか否かの検索条件も併せて指定することで、利便性
をさらに高めることもできる。
【0109】さらに、すべての出発地と目的地の種類が
必ずしも一致する必要はなく、たとえば列車の駅と空港
など、異なる種類を組合せてもよい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の出発地に対する検索条件に基づく好適な目的地を検
索することができる。
【0111】また、本発明によれば、出発地の数は2以
上であればよいため、出発地の数には関係なく、すべて
の出発地を入力すれば、当該出発地に対する検索条件に
基づく好適な目的地を検索することができる。
【0112】さらに、本発明によれば、複数の出発地を
通信ネットワークを介して異なる利用者から受付けるこ
とができ、しかも、各利用者の希望を目的地の決定に反
映させることができる。
【0113】さらにまた、本発明によれば、検索対象と
するのは列車の路線をはじめ、道路、空路、海路など、
位置情報を有するものであれば何であってもよく、さら
に、それらを組合せて利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる目的地検索装置の実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる目的地検索方法の実施の形態を
示すフローチャートである。
【図3】上記の目的地検索装置と方法の検索対象の例を
示す図あり、(a)は路線と停車駅との関係、(b)乃
至(d)は各路線の停車駅間の所要時間、を示す。
【図4】本発明にかかる目的地検索装置の別の実施の形
態を示すブロック図である。
【図5】本発明にかかる目的地検索方法の別の実施の形
態を示すフローチャートである。
【図6】上記別の実施の形態で用いるWebページの表
示例を示す図であり、(a)情報が未入力の状態、
(b)情報が入力済の状態、である。
【図7】上記別の実施の形態で用いる別のWebページ
の表示例を示す図であり、(a)情報が未入力の状態、
(b)情報が入力済の状態、である。
【図8】上記別の実施の形態で用いる電子メールの本文
の記述例を示す図である。
【図9】上記別の実施の形態で用いるWebページの表
示例を示す図である。
【図10】上記別の実施の形態で用いる電子メールの本
文の記述例を示す図である。
【図11】本発明にかかる目的地検索方法のさらに別の
実施の形態を示すフローチャートの一部である。
【図12】上記さらに別の実施の形態で用いるWebペ
ージの表示例を示す図であり、(a)情報が未入力の状
態、(b)情報が入力済の状態、である。
【図13】本発明にかかる目的地検索方法のさらに別の
実施の形態を示すフローチャートである。
【図14】従来の経路検索装置の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図15】従来の経路検索方法の実施の形態を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1,10 目的地検索装置 2,3 利用者の端末 4 通信ネットワーク
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AA03 AA07 AB07 AC02 AC09 AC13 5B075 KK07 ND20 NK02 NR02 PP22 PQ36 PQ74 PR06 QM08 UU14 UU16 5H161 AA01 BB20 GG21 5H180 AA21 BB05 FF05 FF13 FF27 FF32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出発地から好適な目的地を検索す
    る方法であって、 上記複数の出発地をサーバに入力するステップと、 上記好適な目的地を検索するための検索条件を上記サー
    バに入力するステップと、 上記サーバが、上記入力された出発地の組合せのすべて
    についての経路を検索するステップと、 上記サーバが、上記検索した経路上の地点を目的候補地
    として抽出するステップと、 上記サーバが、上記抽出した目的候補地の中から、上記
    入力された検索条件に基づき好適な目的地を決定するス
    テップと、 上記サーバが、上記決定した好適な目的地を出力するス
    テップ、とを有することを特徴とする目的地検索方法。
  2. 【請求項2】 複数の出発地から好適な目的地を検索す
    る装置であって、 上記複数の出発地を受付ける手段と、 上記好適な目的地を検索するための検索条件を受付ける
    手段と、 上記受付けた出発地の組合せのすべてについての経路を
    検索する手段と、 上記検索した経路上の地点を目的候補地として抽出する
    手段と、 上記抽出した目的候補地の中から、上記受付けた検索条
    件に基づき好適な目的地を決定する手段と、 上記決定した好適な目的地を出力する手段、とを有して
    なることを特徴とする目的地検索装置。
  3. 【請求項3】 複数の出発地から好適な目的地を検索す
    るためにコンピュータを、 上記複数の出発地を受付ける手段、 上記好適な目的地を検索するための検索条件を受付ける
    手段、 上記受付けた出発地の組合せのすべてについての経路を
    検索する手段、 上記検索した経路上の地点を目的候補地として抽出する
    手段、 上記抽出した目的候補地の中から、上記受付けた検索条
    件に基づき好適な目的地を決定する手段、 上記決定した好適な目的地を出力する手段、として機能
    させるための目的地検索プログラム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の目的地検索プログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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