JP2003084852A - ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法 - Google Patents

ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法

Info

Publication number
JP2003084852A
JP2003084852A JP2001276650A JP2001276650A JP2003084852A JP 2003084852 A JP2003084852 A JP 2003084852A JP 2001276650 A JP2001276650 A JP 2001276650A JP 2001276650 A JP2001276650 A JP 2001276650A JP 2003084852 A JP2003084852 A JP 2003084852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
license
user
software
user terminal
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001276650A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroya Fujiwara
宏哉 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001276650A priority Critical patent/JP2003084852A/ja
Publication of JP2003084852A publication Critical patent/JP2003084852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の契約を結ぶことなく、複数のユーザ端
末でソフトウェアを使用することのできるライセンス管
理システムを提供する。 【解決手段】 本発明のライセンス管理サーバー5は、
管理対象ソフトウェアが購入されたことを示す購入情報
を取得する購入情報取得部11と、ユーザを特定するユ
ーザ情報と、ユーザ端末4を識別する端末識別情報と、
管理対象ソフトウェアを識別する製品個体情報とを取得
する識別情報取得部12と、ユーザ情報と端末識別情報
と製品個体情報とに基づいてユーザとユーザ端末と管理
対象ソフトウェアを特定する特定部13と、ライセンス
情報を検索して予め設定された契約に基づいてライセン
スを発行してユーザ端末4に配信するライセンス発行部
14と、管理対象ソフトウェアの利用が終了すると、ラ
イセンスを無効にする通知をユーザ端末4に送信するラ
イセンス無効部15とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアを利
用するためのライセンスを管理するライセンス管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在ではインターネットの普及に伴い、
ネットワークを経由してアプリケーションのみならずO
S(オペレーションシステム)やMW(ミドルウェア)
の本体およびその差分情報を容易に入手できるようにな
った。これによってユーザは便利で利便性の高いソフト
ウェアを即時に購入することが可能になった。
【0003】その一方でネットワーク上で不特定多数の
ユーザに対して不正にライセンス情報やソフトウェアが
配信されるという犯罪も発生するようになった。
【0004】ライセンスの不正配信はソフトウェアの提
供者(以後ベンダーと呼ぶ)にとって死活問題である。
如何に正確にユーザのライセンスを把握するかが自社の
利益を守るために非常に重要になっている。それと同時
にライセンスはユーザに対して新たな商品を提供するた
めの有益な情報にもなっている。
【0005】従来のライセンス管理では、一台のコンピ
ュータに対して一つのソフトウエアのライセンスを購入
し、ライセンス情報とユーザ情報をコンピュータに設定
する必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在で
は複数のコンピュータを一人のユーザが使い分ける時代
になっており、一台のコンピュータに対して一つのソフ
トウエアのライセンスを購入しなければならないと、ユ
ーザは使用するコンピュータ毎にライセンスを購入しな
ければならないという問題点があった。
【0007】このため家庭、移動中、オフィスと別々の
コンピュータを使用する場合には、同じユーザが同じソ
フトウェアを使用しているにもかかわらず、利用するコ
ンピュータの台数分だけライセンスを購入しなければな
らなかった。
【0008】また、別のコンピュータを一時的に使用す
る場合にも新たなライセンスを購入して、ライセンス情
報とユーザ情報を設定しなければならなかった。
【0009】したがって、このような現状のライセンス
管理では、商品に対する購買意欲を失わせ、不正なコピ
ーを生む土壌にもなるという問題が発生していた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、サーバーがライセンスを発行してネ
ットワークを介して配信することによって、ユーザが複
数のコンピュータを所有している場合でも、端末毎にラ
イセンスを購入することなく複数の端末でソフトウェア
を使用することのできるライセンス管理システムを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明であるライセンス管理サーバ
ーは、ソフトウェアを利用するためのライセンスを管理
するライセンス管理サーバーであって、ライセンス管理
の対象となる管理対象ソフトウェアをユーザが購入する
と、前記管理対象ソフトウェアが購入されたことを示す
購入情報を取得する購入情報取得手段と、前記管理対象
ソフトウェアが前記ユーザのユーザ端末に設定される
と、前記ユーザを特定するためのユーザ情報と、前記ユ
ーザ端末を識別するための端末識別情報と、前記管理対
象ソフトウェアを識別するための製品個体情報とを取得
する識別情報取得手段と、前記ユーザ端末から前記管理
対象ソフトウェアの利用開始要求を受信すると、前記購
入情報に基づいて前記管理対象ソフトウェアが購入済み
であることを確認し、前記ユーザ情報と前記端末識別情
報と前記製品個体情報とに基づいて前記ユーザと前記ユ
ーザ端末と前記管理対象ソフトウェアとを特定する特定
手段と、この特定手段によって前記ユーザと前記ユーザ
端末と前記管理対象ソフトウェアが特定されると、ライ
センスの発行状況に関するライセンス情報を検索して予
め設定された契約に基づいてライセンスを発行して前記
ユーザ端末に配信するライセンス発行手段と、前記管理
対象ソフトウェアの前記ユーザによる利用が終了する
と、発行された前記ライセンスを無効にする通知を前記
ユーザ端末に送信するライセンス無効手段とを含むこと
を特徴とする。
【0012】この請求項1の発明によれば、サーバーが
ライセンスを発行し、ネットワークを介してユーザ端末
に配信するので、ユーザが複数のユーザ端末を保有して
いる場合でも、端末毎にライセンスを購入することなく
複数の端末でソフトウェアを使用することができる。
【0013】請求項2に記載の発明であるライセンス管
理サーバーのライセンス発行手段は、前記ユーザ端末が
ネットワークから取り外されることが通知されると、前
記ユーザ端末がネットワークに再接続されるまでライセ
ンスの発行を停止することを特徴とする。
【0014】この請求項2の発明によれば、ユーザはユ
ーザ端末をネットワークから取り外して移動している間
も管理対象ソフトウェアを使用することができるが、他
の端末でネットワークに再接続した場合にはライセンス
が発行されないので、複数機器への同時ライセンスを防
ぐことができる。
【0015】請求項3に記載の発明であるライセンス管
理方法は、ソフトウェアを利用するためのライセンスを
コンピュータシステムによって管理するライセンス管理
方法であって、ライセンス管理の対象となる管理対象ソ
フトウェアをユーザが購入すると、前記管理対象ソフト
ウェアが購入されたことを示す購入情報をサーバーが取
得し、前記管理対象ソフトウェアが前記ユーザのユーザ
端末に設定されると、前記ユーザを特定するためのユー
ザ情報と、前記ユーザ端末を識別するための端末識別情
報と、前記管理対象ソフトウェアを識別するための製品
個体情報とを前記サーバーが取得し、前記ユーザ端末か
ら前記管理対象ソフトウェアの利用開始要求を前記サー
バーが受信すると、前記購入情報に基づいて前記管理対
象ソフトウェアが購入済みであることを前記サーバーが
確認し、前記ユーザ情報と前記端末識別情報と前記製品
個体情報とに基づいて前記ユーザと前記ユーザ端末と前
記管理対象ソフトウェアとを前記サーバーが特定し、前
記ユーザと前記ユーザ端末と前記管理対象ソフトウェア
が特定されると、ライセンスの発行状況に関するライセ
ンス情報を前記サーバーが検索して予め設定された契約
に基づいてライセンスを発行して前記ユーザ端末に配信
し、前記管理対象ソフトウェアの前記ユーザによる利用
が終了すると、発行された前記ライセンスを無効にする
通知を前記ユーザ端末に前記サーバーが送信することを
特徴とする。
【0016】この請求項3の発明によれば、サーバーが
ライセンスを発行し、ネットワークを介してユーザ端末
に配信するので、ユーザが複数のユーザ端末を保有して
いる場合でも、端末毎にライセンスを購入することなく
複数の端末でソフトウェアを使用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るライセンス管
理システムの一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】1.システム構成 図1に示すように、本実施形態のライセンス管理システ
ム1は、ライセンス管理の対象となる管理対象ソフトウ
ェアを販売する店舗2と、ユーザがネットワーク経由で
管理対象ソフトウェアをダウンロードしたときにクレジ
ットカードで料金を徴収するクレジットカード会社3
と、ユーザが管理対象ソフトウェアを利用するユーザ端
末4と、管理対象ソフトウェアに対するライセンスの発
行を管理するライセンス管理サーバー5とから構成され
ている。
【0019】ここで、店舗2、クレジットカード会社
3、ユーザ端末4、ライセンス管理サーバー5はそれぞ
れインターネットなどの通信網によって接続されてい
る。
【0020】さらに、ライセンス管理サーバー5は、管
理対象ソフトウェアが購入されたことを示す購入情報を
取得する購入情報取得部11と、ユーザを特定するため
のユーザ情報とユーザ端末を識別するための端末識別情
報と管理対象ソフトウェアを識別するための製品個体情
報とを取得する識別情報取得部12と、ユーザ端末4か
ら管理対象ソフトウェアの利用開始要求を受信すると、
購入情報に基づいて管理対象ソフトウェアが購入済みで
あることを確認し、ユーザ情報と端末識別情報と製品個
体情報とに基づいてユーザとユーザ端末と管理対象ソフ
トウェアとを特定する特定部13と、ライセンスの発行
状況に関するライセンス情報を検索して予め設定された
契約に基づいてライセンスを発行してユーザ端末4に配
信するライセンス発行部14と、管理対象ソフトウェア
のユーザによる利用が終了すると、発行されたライセン
スを無効にする通知をユーザ端末4に送信するライセン
ス無効部15とを含んでいる。
【0021】さらに、ライセンス管理サーバー5は、ユ
ーザを特定するためのユーザ情報を格納するユーザ情報
データベース16と、ユーザ端末を識別するための端末
識別情報を格納する端末情報データベース17と、管理
対象ソフトウェアを識別するための製品個体情報と管理
対象ソフトウェアが購入されたことを示す購入情報とを
格納する製品情報データベース18と、ライセンスの発
行状況に関するライセンス情報を格納するライセンス情
報データベース19とを含んでいる。
【0022】なお、ライセンス管理サーバー5は、ソフ
トウェアの提供者であるベンダに設置されたサーバーで
あって、インターネットを介して図示していないホスト
コンピュータに接続されている。
【0023】また、管理対象ソフトウェアの例として
は、メールソフトや電子会議ソフトなどのモバイルでの
利用を前提としたネットワーク利用のソフトウェア、ワ
ープロソフトや表計算ソフトなどの多くのコンピュータ
に導入されている普及率の非常に高いソフトウェア、デ
ータベースやグループウェアなどのグループでの利用が
見込まれるソフトウェア、スケジューラやアドレス帳な
どの個人情報を管理するソフトウェアなどのソフトウェ
アが考えられる。
【0024】2.動作説明 次に、本実施形態に係るライセンス管理システム1によ
って行われる各処理を図面に基づいて説明する。
【0025】2−1.登録処理 まず、図2に基づいてライセンス管理システム1による
登録処理を説明する。
【0026】ユーザは利用する管理対象ソフトウェアを
店頭で購入するか、あるいはネットワーク経由でダウン
ロードした後に現金振込みやクレジットカードを利用し
て購入する(S201)。
【0027】管理対象ソフトウェアがユーザによって購
入されると、ソフトウェアが購入されたことを示す購入
情報がライセンス管理サーバー5に送信される(S20
2)。このとき、店頭でソフトウェアを購入した場合に
は店舗2からライセンス管理サーバー5に購入情報が通
知され、ネットワーク経由で購入した場合にはクレジッ
トカードでの支払いを受けたクレジットカード会社3に
よって購入情報がライセンス管理サーバー5に送信され
る。
【0028】一方、管理対象ソフトウェアを購入したユ
ーザは、購入後ソフトウェアをユーザ端末4にインスト
ールする(S203)。
【0029】このとき、管理対象ソフトウェアを一意に
識別するための製品個体情報が管理対象ソフトウェアに
よってユーザ端末4からネットワークを経由してライセ
ンス管理サーバー5に送信される(S204)。この製
品個体情報とは、ソフトウェアのシリアル番号や製造番
号、バージョン番号などの情報である。
【0030】製品個体情報を受信したライセンス管理サ
ーバー5は、購入情報と製品個体情報とを関係付けて製
品情報データベース18に格納する(S205)。この
製品個体情報と購入情報は、必要に応じて更新、削除を
行うことができる。
【0031】次に、ユーザがユーザ端末4で管理対象ソ
フトウェアを起動すると(S206)、ユーザは管理対
象ソフトウェアに対してユーザ情報を入力して登録する
(S207)。このユーザ情報はユーザの氏名、年齢、
住所、電話番号などの個人情報であり、ネットワーク上
に流出してしまうことがないようにSSLやDESなど
の暗号化手法を用いて暗号化されてから(S208)、
ライセンス管理サーバー5に送信される(S209)。
【0032】ライセンス管理サーバー5はユーザ情報を
受信すると、暗号を解読してユーザ情報データベース1
6に格納する(S210)。このユーザ情報については
必要に応じて更新や削除を行うことができる。
【0033】さらに、管理対象ソフトウェアはユーザ端
末4の端末識別情報を自動的に取得し、ネットワークを
経由してライセンス管理サーバー5に送信する(S21
1)。この端末識別情報とは、ユーザ端末を一意に識別
するための特定情報であり、CPUIDやHDDID、
マザーボードIDなど変更が容易でないハードウェア固
有のIDである。ユーザが使用するユーザ端末4を変更
した場合には、管理対象ソフトウェアは新たなユーザ端
末の端末識別情報を取得して送信する。
【0034】ライセンス管理サーバー5は端末識別情報
を受信すると、端末情報データベース17に格納する。
この端末識別情報については必要に応じて更新や削除を
行うことができる。
【0035】こうしてユーザ情報、端末識別情報、製品
個体情報、購入情報がライセンス管理サーバー5に送信
され、それぞれユーザ情報データベース16、端末情報
データベース17、製品情報データベース18に格納さ
れて登録処理は終了する。
【0036】2−2.ライセンスの運用処理 次に、図3のフローチャートに基づいてライセンス管理
システム1によるライセンスの運用処理について説明す
る。
【0037】管理対象ソフトウェアの利用を希望するユ
ーザはユーザ端末4からライセンス管理サーバー5にソ
フトウェアの利用開始を要求する(S301)。
【0038】この利用開始要求を受けてライセンス管理
サーバー5は製品情報データベース18を検索して管理
対象ソフトウェアの購入状況を照会し(S302)、未
購入であるか否かを判定する(S303)。
【0039】ここで、ソフトウェアが未購入の場合に
は、購入を促すメッセージをユーザ端末4に返信するな
どして(S304)ライセンスの発行を中止する。ただ
し、未購入ユーザに関する情報は顧客リストの一部に追
加し、新商品の案内や市場の拡大に利用する。
【0040】また、管理対象ソフトウェアが購入済みの
場合には、ライセンス管理サーバー5はユーザ情報デー
タベース16を検索してユーザを特定し、製品情報デー
タベース18の製品個体情報に基づいて管理対象ソフト
ウェアを特定し、端末情報データベース17を検索して
ユーザ端末を特定する(S305)。
【0041】そして、ユーザ、ユーザ端末、管理対象ソ
フトウェアが特定されると、ライセンス管理サーバー5
はライセンス情報データベース19を検索して現在のラ
イセンス発行状況を照会し(S306)、予め設定され
た契約に基づいてライセンスの発行が可能か否かを判断
する(S307)。
【0042】ここで、予め設定された契約には、シング
ルライセンス契約、マルチライセンス契約、時間ライセ
ンス契約があり、それぞれの契約によってライセンスを
発行する条件は異なるが、それらの詳細については後述
する。
【0043】そして、ステップS307において、ライ
センスの発行が不可能な場合には、ユーザ端末4にライ
センス無効を通知する(S308)。また、ライセンス
の発行が可能な場合にはライセンスを発行し(S30
9)、発行されたライセンスに関する情報はライセンス
情報データベース19に格納される。
【0044】こうしてライセンスが発行されると、ライ
センス管理サーバー5は、発行したライセンスをネット
ワークを経由してユーザ端末4に配信し(S310)、
管理対象ソフトウェアは配信されたライセンスに基づい
てユーザにソフトウェアが利用可能であることを提示
し、ユーザは管理対象ソフトウェアを利用する(S31
1)。
【0045】ユーザによる管理対象ソフトウェアの利用
が終了すると、管理対象ソフトウェアによって利用終了
がライセンス管理サーバー5に通知され(S312)、
これを受けてライセンス管理サーバー5はライセンスの
無効をライセンス情報データベース19に登録し(S3
13)、ユーザ端末4にライセンスの無効を通知する
(S314)。
【0046】また、一定期間毎にソフトウェアを利用し
ているユーザ端末4から利用中であることを示す信号
(Heart Beat)をライセンス管理サーバー5
に送信するようにして、一定期間経ってもこの信号がな
い場合にはライセンス管理サーバー5はライセンスを無
効にする。さらに、コンピュータが利用不能になるなど
した場合には、一定期間後にライセンスは自動的に無効
化される。
【0047】ライセンス管理サーバー5は複数のユーザ
端末を短時間でスイッチングすることによって、実質的
に1つのライセンスが複数のユーザ端末で同時使用され
ることを防止するために、一定期間以上経過しないとユ
ーザ端末の変更を許可しないようにする。
【0048】これにより、ライセンス管理サーバー5は
ライセンス数に一致しないソフトウェアの不正利用を防
止する。
【0049】こうして、管理対象ソフトウェアの利用が
終了してライセンスが無効になると、本実施形態のライ
センス管理システム1によるライセンスの運用処理は終
了する。
【0050】2−3.契約別のライセンスの運用処理 上述したようにライセンスの契約には、シングルライセ
ンス契約、マルチライセンス契約、時間ライセンス契約
があり、それぞれ運用方法が異なるので各契約毎に説明
する。
【0051】2−3−1.シングルライセンス契約 シングルライセンス契約は、特定のユーザに対してライ
センスを与える契約であり、ユーザがユーザ端末を変更
することは認めるが、複数のユーザ端末を同時に使用す
ることは認めない契約である。
【0052】例えば、図4(a)に示すように、ユーザ
Aがユーザ端末AからソフトウェアAの利用開始を要求
すると(S401)、ライセンス管理サーバー5はライ
センスを発行し(S402)、ユーザAはユーザ端末A
でソフトウェアAを利用する。そして、ソフトウェアA
の利用が終了すると、ライセンス管理サーバー5に利用
終了を通知するか、あるいは一定期間応答がない場合に
は(S403)、これを受けてライセンス管理サーバー
5はライセンス無効をユーザ端末Aに通知する(S40
4)。
【0053】その後、ユーザAがユーザ端末Bからソフ
トウェアAの利用開始を要求すると(S405)、ライ
センス管理サーバー5は以前に発行したライセンスがす
でに無効になっているので、ユーザAに対して再びソフ
トウェアAを利用するためのライセンスを発行する(S
406)。
【0054】しかし、図4(b)に示すように、ユーザ
Aがユーザ端末AからソフトウェアAの利用開始を要求
して(S407)ライセンスを受けており(S40
8)、利用終了の通知をせずにユーザ端末Bからソフト
ウェアAの利用開始を要求すると(S409)、ライセ
ンス管理サーバー5はソフトウェアAの同時使用になる
のでライセンス無効を通知し(S410)、ユーザAは
ユーザ端末BでソフトウェアAを利用することはできな
い。
【0055】これにより、ライセンス管理サーバー5
は、ユーザとソフトウェアとユーザ端末とを管理するの
で、複数端末の同時使用を禁止することができる。
【0056】また、ユーザは1つの契約で複数の端末を
使用することができるので、複数の端末を保有していて
も、複数のライセンスを購入する必要がなくなる。
【0057】このように、シングルライセンス契約で
は、ソフトウェアを同時使用しなければ、1つの契約に
よって複数のユーザ端末でソフトウェアを使用すること
ができるので、ユーザは複数の端末を保有していても複
数のライセンスを購入する必要がなくなる。
【0058】2−3−2.マルチライセンス契約 マルチライセンス契約は、ユーザではなくソフトウェア
に対してライセンスを与える契約であり、予め設定され
たユーザ数まではソフトウェアの同時使用を認める契約
である。
【0059】従って、ライセンス管理サーバー5は、ラ
イセンス情報データベース19を検索して現在のライセ
ンスの発行状況を照会し、すでに発行されているライセ
ンス数が設定数以下の場合にはライセンスを発行し、発
行済みライセンス数がすでに設定数に達している場合に
はライセンスを発行しない。
【0060】例えば、図5に示すようにライセンス数が
2に設定されている場合に、ユーザAがユーザ端末Aか
らソフトウェアAの利用開始を要求して(S501)ラ
イセンスが発行され(S502)、その後にユーザBが
ユーザ端末BからソフトウェアAの利用開始を要求して
も(S503)ライセンス数はまだ2に達していないの
で、ライセンスは発行される(S504)。
【0061】そして、ユーザBが利用終了を通知する
か、あるいは一定期間応答がない場合に(S505)ラ
イセンス管理サーバー5はライセンスを無効にする(S
506)。この後にユーザCがソフトウェアAの利用開
始を要求すると(S507)、ユーザBへのライセンス
が無効になっているので、ユーザCに対してライセンス
が発行される(S508)。
【0062】しかし、ユーザBが再びソフトウェアAの
利用開始を要求すると(S509)、すでにライセンス
数が2に達しているので、ライセンス数超過によりライ
センス管理サーバー5は新たなライセンスを発行しない
(S510)。
【0063】このように、マルチライセンス契約ではソ
フトウェアを利用可能な端末数を契約によって制限する
ことができるので、多くの端末で不正にソフトウェアが
利用されることを防止することができる。
【0064】2−3−3.時間ライセンス契約 時間ライセンス契約は、シングルライセンス契約あるい
はマルチライセンス契約の運用形態の上にさらに時間に
よる制限を設けたもので、予め契約した一定期間の間の
みライセンスの発行を行う契約である。
【0065】この時間ライセンス契約によって、ユーザ
ーは必要なときだけ契約をしてソフトウェアを利用する
ことができる。
【0066】2−3−4.オフライン作業 ライセンス管理サーバー5は、ユーザがユーザ端末4を
ネットワークから取り外して作業するオフライン作業の
ときには、ユーザが再びユーザ端末をネットワークに接
続するまでの間他のユーザ端末に対してライセンスの発
行を禁止する。
【0067】例えば、図6に示すようにユーザCがユー
ザ端末Cをネットワークから取り外して作業する場合に
は、ユーザ端末Cを一度ネットワークに接続してソフト
ウェアAの利用開始を要求し(S601)、ライセンス
の発行を受ける(S602)。そして、ライセンス管理
サーバー5に対してユーザ端末Cの持ち出しを宣言する
オフライン宣言を通知する(S603)。
【0068】このオフライン宣言がされている間には、
ユーザ端末BからソフトウェアAの利用開始が要求され
ても(S604)ライセンス管理サーバー5はライセン
ス無効を通知する(S605)。
【0069】その後、ユーザCがユーザ端末Cをネット
ワークに再接続すると、ソフトウェアAが自動的にライ
センス管理サーバー5にオンライン作業が開始されたこ
とを通知する(S606)。
【0070】そして、ユーザCが利用終了を通知する
か、あるいは一定期間応答がない場合に(S607)ラ
イセンス管理サーバー5はライセンスを無効にする(S
608)。その後にユーザ端末BからソフトウェアAの
利用開始の要求が通知されると(S609)、ライセン
ス管理サーバー5はライセンスを発行する(S61
0)。
【0071】このように、ライセンス管理サーバー5は
オフライン宣言の後からオンライン作業の開始が通知さ
れるまでの間、他のユーザ端末に対してライセンスの発
行を認めないようにする。
【0072】これによって、ユーザがオフライン作業を
している間に別のユーザ端末にライセンスが発行されて
しまうことを防止することができる。
【0073】以上説明したように、本実施形態のライセ
ンス管理システム1は、ライセンス管理サーバー5がラ
イセンスを発行し、ネットワークを介してユーザ端末に
配信するので、ユーザが複数のユーザ端末を保有してい
る場合でも、端末毎にライセンスを購入することなく複
数の端末でソフトウェアを使用することができる。
【0074】さらに、ライセンス管理サーバー5がユー
ザ情報と端末識別情報と製品個体情報とを格納してユー
ザとユーザ端末と管理対象ソフトウェアとを特定してラ
イセンス管理を行うので、様々な形態の契約をユーザと
ベンダーとの間で結ぶことができる。
【0075】さらに、ユーザはライセンス情報を記録・
記憶しておく必要がなくなり、ベンダーはユーザ情報を
サーバーで常に管理することができる。したがって、ベ
ンダーにおけるライセンス管理の簡便化と、ユーザにお
ける利便性の向上を両立させることのできるライセンス
管理を実現させることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のライセン
ス管理システムによれば、サーバーがライセンスを発行
し、ネットワークを介してユーザ端末に配信するので、
ユーザが複数のユーザ端末を保有している場合でも、端
末毎にライセンスを購入することなく複数の端末でソフ
トウェアを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるライセンス管理システムの一実施
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すライセンス管理システムにおける登
録処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示すライセンス管理システムにおけるラ
イセンスの運用処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】シングルライセンス契約の場合の運用処理の一
例を説明するための図である。
【図5】マルチライセンス契約の場合の運用処理の一例
を説明するための図である。
【図6】オフライン作業の場合の運用処理の一例を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 ライセンス管理システム 2 店舗 3 クレジットカード会社 4 ユーザ端末 5 ライセンス管理サーバー 11 購入情報取得部 12 識別情報取得部 13 特定部 14 ライセンス発行部 15 ライセンス無効部 16 ユーザ情報データベース 17 端末情報データベース 18 製品情報データベース 19 ライセンス情報データベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェアを利用するためのライセン
    スを管理するライセンス管理サーバーであって、 ライセンス管理の対象となる管理対象ソフトウェアをユ
    ーザが購入すると、前記管理対象ソフトウェアが購入さ
    れたことを示す購入情報を取得する購入情報取得手段
    と、 前記管理対象ソフトウェアが前記ユーザのユーザ端末に
    設定されると、前記ユーザを特定するためのユーザ情報
    と、前記ユーザ端末を識別するための端末識別情報と、
    前記管理対象ソフトウェアを識別するための製品個体情
    報とを取得する識別情報取得手段と、 前記ユーザ端末から前記管理対象ソフトウェアの利用開
    始要求を受信すると、前記購入情報に基づいて前記管理
    対象ソフトウェアが購入済みであることを確認し、前記
    ユーザ情報と前記端末識別情報と前記製品個体情報とに
    基づいて前記ユーザと前記ユーザ端末と前記管理対象ソ
    フトウェアとを特定する特定手段と、 この特定手段によって前記ユーザと前記ユーザ端末と前
    記管理対象ソフトウェアが特定されると、ライセンスの
    発行状況に関するライセンス情報を検索して予め設定さ
    れた契約に基づいてライセンスを発行して前記ユーザ端
    末に配信するライセンス発行手段と、 前記管理対象ソフトウェアの前記ユーザによる利用が終
    了すると、発行された前記ライセンスを無効にする通知
    を前記ユーザ端末に送信するライセンス無効手段とを含
    むことを特徴とするライセンス管理サーバー。
  2. 【請求項2】 前記ライセンス発行手段は、前記ユーザ
    端末がネットワークから取り外されることが通知される
    と、前記ユーザ端末がネットワークに再接続されるまで
    ライセンスの発行を停止することを特徴とする請求項1
    に記載のライセンス管理サーバー。
  3. 【請求項3】 ソフトウェアを利用するためのライセン
    スをコンピュータシステムによって管理するライセンス
    管理方法であって、 ライセンス管理の対象となる管理対象ソフトウェアをユ
    ーザが購入すると、前記管理対象ソフトウェアが購入さ
    れたことを示す購入情報をサーバーが取得し、 前記管理対象ソフトウェアが前記ユーザのユーザ端末に
    設定されると、前記ユーザを特定するためのユーザ情報
    と、前記ユーザ端末を識別するための端末識別情報と、
    前記管理対象ソフトウェアを識別するための製品個体情
    報とを前記サーバーが取得し、 前記ユーザ端末から前記管理対象ソフトウェアの利用開
    始要求を前記サーバーが受信すると、前記購入情報に基
    づいて前記管理対象ソフトウェアが購入済みであること
    を前記サーバーが確認し、前記ユーザ情報と前記端末識
    別情報と前記製品個体情報とに基づいて前記ユーザと前
    記ユーザ端末と前記管理対象ソフトウェアとを前記サー
    バーが特定し、 前記ユーザと前記ユーザ端末と前記管理対象ソフトウェ
    アが特定されると、ライセンスの発行状況に関するライ
    センス情報を前記サーバーが検索して予め設定された契
    約に基づいてライセンスを発行して前記ユーザ端末に配
    信し、 前記管理対象ソフトウェアの前記ユーザによる利用が終
    了すると、発行された前記ライセンスを無効にする通知
    を前記ユーザ端末に前記サーバーが送信することを特徴
    とするライセンス管理方法。
JP2001276650A 2001-09-12 2001-09-12 ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法 Pending JP2003084852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001276650A JP2003084852A (ja) 2001-09-12 2001-09-12 ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001276650A JP2003084852A (ja) 2001-09-12 2001-09-12 ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003084852A true JP2003084852A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19101316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001276650A Pending JP2003084852A (ja) 2001-09-12 2001-09-12 ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003084852A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536197A (ja) * 2005-02-22 2008-09-04 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 所定の条件下でメディア権利を転送するためのシステム及び方法
JP2009301535A (ja) * 2008-05-08 2009-12-24 Ricoh Co Ltd 機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2010026697A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Hitachi Software Eng Co Ltd ライセンスキー管理システム
JP2010231385A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Brother Ind Ltd プログラム、及びライセンス登録装置
JP2014514650A (ja) * 2011-03-28 2014-06-19 マイクロソフト コーポレーション シングルユーザベースのライセンシングソフトウエア
JP2017021416A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 富士通株式会社 ライセンス数管理システム、ライセンス数管理装置、ライセンス数管理プログラムおよびライセンス数管理方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536197A (ja) * 2005-02-22 2008-09-04 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 所定の条件下でメディア権利を転送するためのシステム及び方法
JP2009301535A (ja) * 2008-05-08 2009-12-24 Ricoh Co Ltd 機器管理装置、機器管理システム、機器管理方法、プログラム、及び記録媒体
JP2010026697A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Hitachi Software Eng Co Ltd ライセンスキー管理システム
JP2010231385A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Brother Ind Ltd プログラム、及びライセンス登録装置
JP4711002B2 (ja) * 2009-03-26 2011-06-29 ブラザー工業株式会社 プログラム、及びライセンス登録装置
US8707447B2 (en) 2009-03-26 2014-04-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha License registration device that registers license for use of program on data processing device
JP2014514650A (ja) * 2011-03-28 2014-06-19 マイクロソフト コーポレーション シングルユーザベースのライセンシングソフトウエア
JP2017021416A (ja) * 2015-07-07 2017-01-26 富士通株式会社 ライセンス数管理システム、ライセンス数管理装置、ライセンス数管理プログラムおよびライセンス数管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9323917B2 (en) Information processing system, information processor, image forming apparatus, and information processing method
US7676436B2 (en) Digital content distribution systems and methods
US7818262B2 (en) System and method for providing a flexible licensing system for digital content
US6260141B1 (en) Software license control system based on independent software registration server
US20040039705A1 (en) Distributing a software product activation key
JP2004164299A (ja) コンテンツ利用システムおよび方法ならびにサーバ
CN101256386A (zh) 信息处理系统、信息处理器、成像装置和信息处理方法
JP2019029933A (ja) コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信プログラム、およびコンテンツ配信方法
JP2007199858A (ja) ライセンス管理のためのプログラム、システム及び方法
EP3264315B1 (en) Information processing apparatus and method, and program
JP2008139995A (ja) トレーサビリティシステム、トレーサビリティ方法、およびトレーサビリティプログラム
US20110313839A1 (en) Controlling coupon printing using a delegated image client
JP4075586B2 (ja) インベントリ情報管理方法
US20220172196A1 (en) Electronic money exchanging apparatus, electronic money exchanging method, and electronic money exchanging system
US20050044049A1 (en) License and privilege management method in digital contents sale
TW200413985A (en) Content delivery system and content delivery apparatus
JP2003084852A (ja) ライセンス管理サーバー及びライセンス管理方法
JP2006059163A (ja) ライセンス管理システム、ライセンス管理プログラム、およびライセンス管理方法
CN106991297B (zh) 软件许可的管理方法和系统及创建方法和系统
EP2251816A1 (en) Content distribution system and content distribution method
JP2003162623A (ja) 資産管理方法およびシステム
KR102239144B1 (ko) 마스크 관리 장치 및 방법
JP7369628B2 (ja) 電子クーポン提供システム
JP2002366518A (ja) データ閲覧管理装置
JPH0981631A (ja) ソフトウェアデータ配布販売装置