JP2003084164A - 光ファイバアレイおよびその製造方法 - Google Patents

光ファイバアレイおよびその製造方法

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JP2003084164A JP2001277535A JP2001277535A JP2003084164A JP 2003084164 A JP2003084164 A JP 2003084164A JP 2001277535 A JP2001277535 A JP 2001277535A JP 2001277535 A JP2001277535 A JP 2001277535A JP 2003084164 A JP2003084164 A JP 2003084164A
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groove group
groove
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Masahiro Koto
雅弘 湖東
Koichi Taniguchi
浩一 谷口
Junya Maeda
純也 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易な光ファイバアレイおよびその製
造方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも片面に並列して延びるV溝群
12がエッチングにより形成された少なくとも1枚のS
i基板10と、各V溝12’に配置された光ファイバ2
0とを有する。Si基板10は、V溝群12の両側に、
光ファイバ20のV溝群12からの脱離を阻止するガイ
ド用構造体16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバアレイ
およびその製造方法に関し、特に、波長多重光通信(W
DM光通信)分野において多芯光ファイバを多本数の導
波路(AWG、光スイッチなど)に接続する際に好適に
用いられる光ファイバアレイおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光通信分野における光ファイバの多線
化、光導波路デバイスなどの導波路本数の多芯化に伴
い、多芯光ファイバの接続や、多芯光ファイバと多本数
の光導波路との接続が必要となっている。
【0003】多芯光ファイバを一括して接続する方法と
して、光ファイバアレイを用いる方法がある。光ファイ
バアレイにおいては、基板の表面に一定間隔で設けられ
た断面形状がV字状の溝(以下、「V溝」と称する)に
光ファイバが配置されることにより光ファイバの位置決
めがなされ、光ファイバの中心間隔が揃えられるので、
多芯光ファイバを一括して接続することができる。
【0004】V溝が形成される基板としては、例えば、
ガラス基板やSi基板が用いられるが、Si基板を用い
ると、異方性エッチング特性を利用して精度よくV溝を
形成することができ、多数のアレイ基板を一括して製造
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1回の
エッチングによってV溝群が形成されたSi基板を用い
ると、製造工程において光ファイバがV溝から脱離しや
すく、光ファイバアレイの製造が困難になる。
【0006】図4に、1回のエッチングによってV溝群
312が形成されたSi基板310の断面構造を模式的
に示す。なお、図4においては、各V溝312’に配置
された光ファイバ320も併せて示している。
【0007】図4に示すように、1回のエッチングによ
りV溝群312が形成されたSi基板310において
は、V溝群312の両側の基板面310aの高さは、V
溝群312の稜線312aの高さとほぼ同じであるた
め、両端の光ファイバ320がV溝312’から脱離し
やすい。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、製造が容易な光ファイバアレイ
およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光ファイバ
アレイは、少なくとも片面に並列して延びるV溝群がエ
ッチングにより形成された少なくとも1枚のSi基板
と、各V溝に配置された光ファイバとを有し、前記少な
くとも1枚のSi基板は、前記V溝群の両側に、前記光
ファイバの前記V溝群からの脱離を阻止するガイド用構
造体を有しており、そのことによって上記目的が達成さ
れる。
【0010】前記ガイド用構造体は、前記V溝群の両側
のそれぞれに貼付されたガイド用構造部材により形成さ
れていることが好ましい。
【0011】あるいは、前記ガイド用構造体は、前記V
溝群の両側のそれぞれに設けられためっき層により形成
されていることが好ましい。
【0012】あるいは、前記ガイド用構造体は、前記V
溝群の両側のそれぞれに設けられた液状の被覆剤の固化
層により形成されていることが好ましい。
【0013】前記V溝群は、前記少なくとも1枚のSi
基板の両面に形成されていてもよい。
【0014】前記少なくとも1枚のSi基板は、積層さ
れた複数枚のSi基板である構成としてもよい。
【0015】本発明による光ファイバアレイの製造方法
は、少なくとも片面に並列して延びるV溝群がエッチン
グにより形成された少なくとも1枚のSi基板と、各V
溝に配置された光ファイバとを有する光ファイバアレイ
の製造方法であって、少なくとも1枚のSi基板を用意
する工程と、前記少なくとも1枚のSi基板の少なくと
も片面に、エッチングによりV溝群を形成する工程と、
前記V溝群が形成された前記少なくとも1枚のSi基板
の各V溝に光ファイバを配置する工程とを包含し、前記
光ファイバを配置する工程の前に、前記少なくとも1枚
のSi基板の前記V溝群の両側に、前記光ファイバの前
記V溝群からの脱離を阻止するガイド用構造体を形成
し、そのことによって上記目的が達成される。
【0016】前記V溝群の両側のそれぞれにガイド用構
造部材を貼付することによって前記ガイド用構造体を形
成することが好ましい。
【0017】あるいは、前記V溝群の両側のそれぞれに
めっきを施すことによって前記ガイド用構造体を形成す
ることが好ましい。
【0018】あるいは、前記V溝群の両側のそれぞれに
液状の被覆剤を塗布し、前記塗布された液状の被覆剤を
固化させることによって前記ガイド用構造体を形成する
ことが好ましい。
【0019】以下、本発明の作用を説明する。
【0020】本発明による光ファイバアレイにおいて
は、Si基板のV溝群の両側に、光ファイバのV溝群か
らの脱離を阻止するガイド用構造体が形成されているの
で、光ファイバがV溝群から脱離することが防止され、
光ファイバアレイの製造工程において光ファイバの配置
を容易に行うことができる。
【0021】ガイド用構造体が、V溝群の両側のそれぞ
れに貼付されたガイド用構造部材により形成されている
構成を採用すると、光ファイバアレイの製造工程が簡略
化される。
【0022】あるいは、ガイド用構造体が、V溝群の両
側のそれぞれに設けられためっき層により形成されてい
る構成を採用すると、光ファイバアレイの製造工程が簡
略化される。
【0023】あるいは、ガイド用構造体が、V溝群の両
側のそれぞれに設けられた液状の被覆剤の固化層により
形成されている構成を採用すると、光ファイバアレイの
製造工程が簡略化される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施
形態に限定されるものではない。 (実施形態)まず、図1を参照しながら、本発明による
実施形態の光ファイバアレイ100の構造を説明する。
図1は、本発明による実施形態の光ファイバアレイ10
0を模式的に示す断面図である。
【0025】光ファイバアレイ100は、Si基板10
と、Si基板10に対向する押さえ基板30と、Si基
板10と押さえ基板30との間に設けられた光ファイバ
20とを有している。
【0026】Si基板10の一方の基板面10aには、
並列して延びるV溝群12がエッチングにより形成され
ている。V溝群12の各V溝12’は、基板面10aの
法線方向に沿った断面がV字状の溝であり、各V溝1
2’に光ファイバ20が配置されている。なお、図1に
おいては、光ファイバアレイが有するV溝群12および
光ファイバ20のうち、一部のV溝12’および一部の
光ファイバ20を省略して示している。
【0027】Si基板10に形成されたV溝群12の両
側には、光ファイバ20のV溝群12からの脱離を阻止
する(規制する)ガイド用構造体16が形成されてい
る。ガイド用構造体16は、物理的・立体的な障害とし
て機能することによって、光ファイバ20がV溝12’
外に移動する(転がる)ことを阻止する。ガイド用構造
体16の高さは、光ファイバ20の脱離を阻止できるよ
うに、光ファイバ20の直径や、V溝の大きさおよび形
状(深さや狭角など)などに応じて設定されている。光
ファイバ20の脱離をより効果的に阻止するためには、
ガイド用構造体16の高さがより高いことが好ましく、
ガイド用構造体16の高さを光ファイバ20の重心の高
さよりも高くすることがさらに好ましい。
【0028】押さえ基板30は、Si基板10に対向す
るように設けられており、光ファイバ20は、V溝1
2’の2つの斜面と、押さえ基板30の表面とによって
固定されている。
【0029】上述した構成を有する本発明による実施形
態の光ファイバアレイ100においては、Si基板10
のV溝群12の両側に、光ファイバ20のV溝群12か
らの脱離を阻止するガイド用構造体16が形成されてい
るので、製造工程において光ファイバ20がV溝群12
から脱離することが防止され、光ファイバ20のV溝群
12への配置を容易に行うことができる。そのため、本
発明を用いると、容易に製造される光ファイバアレイが
得られる。
【0030】次に、本実施形態の光ファイバアレイ10
0の製造方法を説明する。
【0031】まず、Si基板10を用意する。次に、こ
のSi基板10の片面に、異方性エッチングによりV溝
群12を形成する。Si基板10にV溝群12を形成す
る工程は、公知の方法により実行される。各V溝12’
の大きさおよび形状(深さや狭角など)は、光ファイバ
アレイの用途などに応じて適宜決定される。
【0032】続いて、Si基板10のV溝群12の両側
に、ガイド用構造体16を形成する。ガイド用構造体1
6の高さは、光ファイバ20の直径や、V溝12’の大
きさおよび形状(深さや狭角など)などに応じて適宜決
定される。ガイド用構造体16の形成方法については後
述する。
【0033】次に、Si基板10の各V溝12’に光フ
ァイバ20を配置する。その後、別途に用意した押さえ
基板30をSi基板10に対向するように配置し、光フ
ァイバ20を固定する。このようにして、本発明による
実施形態の光ファイバアレイ100が製造される。
【0034】なお、Si基板10を用意する工程におい
て用意されるSi基板10のサイズと、最終製品である
光ファイバアレイ100が有するSi基板10のサイズ
とは、異なり得る。量産性の観点から、典型的には、S
i基板10を用意する工程において、光ファイバアレイ
100のSi基板10よりも大きなサイズのSiウェハ
ーをSi基板10として用意し、このSiウェハーにエ
ッチングによりV溝群12を形成し、その後、ガイド用
構造体16を形成する前か、あるいは形成した後に、所
望のサイズの複数のSi基板10を切り出す。このよう
にすると、1回のエッチング工程により複数のSi基板
10にV溝群12を形成することができる。
【0035】ここで、光ファイバ20の脱離を阻止する
ガイド用構造体16の形成方法を説明する。
【0036】ガイド用構造体16は、例えば、V溝群1
2の両側のそれぞれにガイド用構造部材を貼付すること
によって形成される。ガイド用構造部材としては、貼付
することによって光ファイバ20の脱離を阻止すること
ができるような任意の部材を用いることができる。ガイ
ド用構造部材の形状は、典型的には、板状または棒状で
ある。
【0037】あるいは、ガイド用構造体16は、V溝群
12の両側のそれぞれにめっきを施すことによって形成
される。めっきの際に用いる金属材料(めっき層の材
料)としては、任意の金属材料を用いることができる。
【0038】あるいは、ガイド用構造体16は、V溝群
の両側のそれぞれに液状の被覆剤を塗布し、この液状の
被覆剤を固化させることによって形成される。例えば、
フォトレジスト材料をSi基板10上に塗布し、露光・
現像を行うことによってV溝群12の両側に選択的にレ
ジスト膜を形成し、このレジスト膜を熱処理によって固
化させることにより形成される。
【0039】勿論、ガイド用構造体16の形成方法とし
ては、上述したものに限定されず、Si基板10にエッ
チングを施すことによってガイド用構造体16を形成し
てもよい。図2(a)および(b)に、エッチングによ
りガイド用構造体16を形成する工程を模式的に示す。
【0040】まず、図2(a)に示すように、Si基板
10にエッチングを施すことによって、後にV溝群12
が形成される領域に凹部13を形成する。このとき、凹
部13の両側のエッチングにより除去されなかった部分
16’が、後にガイド用構造体16として機能する。続
いて、図2(b)に示すように、エッチングを施すこと
によって上述の凹部16内にV溝群12を形成する。
【0041】上述のようにしてエッチングにより形成さ
れたガイド用構造体16は、Si基板10と一体に形成
されている。ただし、エッチングによりガイド用構造体
16を形成する場合には、V溝群12を形成する工程も
含めると、複数回のエッチングを施すことになり、光フ
ァイバアレイ100の製造工程が複雑になる。
【0042】これに対して、上述したように、ガイド用
構造部材を貼付するか、めっきを施すか、あるいは液状
の被覆剤を固化させることによりガイド用構造体16を
形成すると、光ファイバアレイ100の製造工程が簡略
化される。
【0043】特に、めっきを施すか、あるいは液状の被
覆剤を固化させることによりガイド用構造体を形成する
場合には、Si基板10として所望のサイズに切り出さ
れる前のSiウェハーにガイド用構造体16を形成する
ことによって、複数のSi基板10に一括してガイド用
構造体16を形成することが容易に実行されるので、光
ファイバアレイ100の製造工程をさらに簡略化するこ
とができる。
【0044】なお、ガイド用構造体16は、製造工程に
おいて光ファイバ20の脱離を阻止する作用を奏すれば
よく、押さえ基板30が配置されることによって光ファ
イバ20が固定された後は、ガイド用構造体16を取り
除いてもよい。
【0045】なお、上述の実施形態においては、V溝群
12をSi基板10の片面のみに形成したが、必要に応
じて両面に形成してもよい。また、複数枚のSi基板1
0が積層される構成としてもよい。勿論、図3に示す光
ファイバアレイ200のように、両面にV溝群12が形
成された複数枚のSi基板10が積層される構成として
もよい。
【0046】
【実施例】以下に具体的な実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されない。以下の実施例1、2および3で
は、図1に示した光ファイバアレイ100を作製する。
【0047】(実施例1)ボロンドープされたP型の4
インチΦSiウェハー(面方位が(100))上全面
に、フォトリソグラフィによりSiO2からなるエッチ
ングマスクを作製する。次に、水酸化カリウム水溶液中
で異方性エッチングを施すことにより、上述のエッチン
グマスクの窓部に狭角が約70°のV溝12’を形成す
る。続いて、V溝12’が形成されたSiウェハーから
所望のサイズにSi基板10を切り出し、切り出したS
i基板10のV溝群12の両側に、接着剤を用いてSi
からなる薄板(厚さ50μm)を貼付する。その後、光
ファイバ20を各V溝12’に配置し、引き続いて、押
さえ基板(例えばSi基板)30をSi基板10に対向
するように配置し、光ファイバ20を固定する。
【0048】本実施例においては、光ファイバ20を配
置する工程の前に、ガイド用構造部材としてのSi薄板
が貼付されることによってガイド用構造体16が形成さ
れているので、光ファイバ20のV溝12’からの脱離
が防止され、多芯の光ファイバ20をV溝12’の位置
に寄せやすい。そのため、光ファイバアレイ100の製
造が容易である。
【0049】(実施例2)実施例1と同様にしてV溝群
12が形成されたSiウェハーを用意する。次に、フォ
トリソグラフィプロセスおよび蒸着プロセスにより、V
溝群12の両側にNi膜を形成する。続いて、このNi
膜上に電界めっき法を用いて、約30μmのCu層を形
成する。続いて、Siウェハーから所望のサイズにSi
基板10を切り出し、光ファイバ20を各V溝12’に
配置する。その後、押さえ基板30をSi基板10に対
向するように配置し、光ファイバ20を固定する。
【0050】本実施例においては、光ファイバ20を配
置する工程の前に、めっきを施すことによってガイド用
構造体16が形成されているので、光ファイバ16のV
溝12’からの脱離が防止され、多芯の光ファイバ20
をV溝12’の位置に寄せやすい。そのため、光ファイ
バアレイ100の製造が容易である。
【0051】また、Si基板10として所望のサイズに
切り出される前のSiウェハーにガイド用構造体16が
形成されるので、複数のSi基板10に一括してガイド
用構造体16が形成される。そのため、光ファイバアレ
イ100の製造工程が簡略化される。
【0052】(実施例3)実施例1と同様にしてV溝群
12が形成されたSiウェハーを用意する。次に、Si
ウェハー上にフォトレジストを塗布することによってレ
ジスト膜を形成し、フォトリソグラフィプロセスにより
V溝群12の両側に位置するレジスト膜を残す。続い
て、オーブンで熱処理することによって、レジスト膜を
固化させる。本実施例では、固化後のレジスト膜(固化
層)の厚さが約20μmとなるようにレジスト膜を形成
する。上述のようにしてレジスト膜の固化層が形成され
たSiウェハーから所望のサイズにSi基板10を切り
出し、その後、光ファイバ20を各V溝12’に配置
し、引き続いて、押さえ基板30をSi基板10に対向
するように配置し、光ファイバ20を固定する。
【0053】本実施例においては、光ファイバ20を配
置する工程の前に、フォトレジスト材料を固化させるこ
とによってガイド用構造体16が形成されているので、
光ファイバ20のV溝12’からの脱離が防止され、多
芯の光ファイバ20をV溝12’の位置に寄せやすい。
そのため、光ファイバアレイ100の製造が容易であ
る。
【0054】また、Si基板10として所望のサイズに
切り出される前のSiウェハーにガイド用構造体16が
形成されるので、複数のSi基板10に一括してガイド
用構造体16が形成される。そのため、光ファイバアレ
イ100の製造工程が簡略化される。
【0055】
【発明の効果】本発明によると、V溝群の両側に形成さ
れたガイド用構造体によって、光ファイバのV溝からの
脱離が阻止されるので、光ファイバのV溝への配置を容
易に行うことができる。したがって、本発明によると、
製造が容易な光ファイバアレイおよびその製造方法が提
供される。
【0056】特に、ガイド用構造部材を貼付するか、め
っきを施すか、あるいは液状の被覆剤を固化させること
によってガイド用構造体が形成された構成を採用する
と、光ファイバアレイの製造工程が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の光ファイバアレイ10
0を模式的に示す断面図である。
【図2】エッチングによりガイド用構造体16を形成す
る工程を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明による他の実施形態の光ファイバアレイ
200を模式的に示す断面図である。
【図4】1回のエッチングによりV溝群312が形成さ
れたSi基板310を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 Si基板 12 V溝群 12’ V溝 16 ガイド用構造体 20 光ファイバ 30 押さえ基板 100、200 光ファイバアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 純也 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 2H036 JA01 LA03 LA05 LA07 LA08 PA12 PA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に並列して延びるV溝群
    がエッチングにより形成された少なくとも1枚のSi基
    板と、各V溝に配置された光ファイバとを有し、 前記少なくとも1枚のSi基板は、前記V溝群の両側
    に、前記光ファイバの前記V溝群からの脱離を阻止する
    ガイド用構造体を有する、光ファイバアレイ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド用構造体は、前記V溝群の両
    側のそれぞれに貼付されたガイド用構造部材により形成
    されている請求項1に記載の光ファイバアレイ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド用構造体は、前記V溝群の両
    側のそれぞれに設けられためっき層により形成されてい
    る請求項1に記載の光ファイバアレイ。
  4. 【請求項4】 前記ガイド用構造体は、前記V溝群の両
    側のそれぞれに設けられた液状の被覆剤の固化層により
    形成されている請求項1に記載の光ファイバアレイ。
  5. 【請求項5】 前記V溝群は、前記少なくとも1枚のS
    i基板の両面に形成されている、請求項1から4のいず
    れかに記載の光ファイバアレイ。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1枚のSi基板は、積層
    された複数枚のSi基板である、請求項1から5のいず
    れかに記載の光ファイバアレイ。
  7. 【請求項7】 少なくとも片面に並列して延びるV溝群
    がエッチングにより形成された少なくとも1枚のSi基
    板と、各V溝に配置された光ファイバとを有する光ファ
    イバアレイの製造方法であって、 少なくとも1枚のSi基板を用意する工程と、 前記少なくとも1枚のSi基板の少なくとも片面に、エ
    ッチングによりV溝群を形成する工程と、 前記V溝群が形成された前記少なくとも1枚のSi基板
    の各V溝に光ファイバを配置する工程とを包含し、 前記光ファイバを配置する工程の前に、前記少なくとも
    1枚のSi基板の前記V溝群の両側に、前記光ファイバ
    の前記V溝群からの脱離を阻止するガイド用構造体を形
    成する、光ファイバアレイの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157328A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 日本電気株式会社 光分配機構及びこれを備えたコヒーレントミキサ装置

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WO2014157328A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 日本電気株式会社 光分配機構及びこれを備えたコヒーレントミキサ装置

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