JP2003083943A - 音波式高機能舗装空隙度検出方法およびその装置 - Google Patents

音波式高機能舗装空隙度検出方法およびその装置

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JP2003083943A
JP2003083943A JP2001278419A JP2001278419A JP2003083943A JP 2003083943 A JP2003083943 A JP 2003083943A JP 2001278419 A JP2001278419 A JP 2001278419A JP 2001278419 A JP2001278419 A JP 2001278419A JP 2003083943 A JP2003083943 A JP 2003083943A
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Japan
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microphone
sound
porosity
speaker
wave
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JP2001278419A
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English (en)
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Yoshihito Konno
義仁 紺野
Minoru Yamamoto
稔 山本
Koichi Iketani
公一 池谷
Shigeaki Ogawara
重昭 大河原
Wataru Taniguro
亘 谷黒
Keiji Mikami
圭司 三神
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Japan Highway Public Corp
Ono Sokki Co Ltd
Pasco Corp
Original Assignee
Japan Highway Public Corp
Ono Sokki Co Ltd
Pasco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、例えば高速道路等の高機能舗装の空
隙詰まりおよび空隙つぶれによる空隙状態を測定する音
波式高機能舗装空隙度検出方法および装置に関し、高機
能舗装の内部空隙度を、非接触、非破壊でかつ高速走行
しながら簡易に測定する。 【解決手段】路面空隙度測定車100に、スピーカ13
とマイクロホン14が配置された遮音箱10を設置し、
その路面空隙度測定車100を高速走行させながらスピ
ーカ13からパルス音を放ち、マイクロホン14によ
り、スピーカ13から放たれたパルス音が路面に到達す
る前にマイクロホン14に到達した入射波と、そのパル
ス音が路面で反射してマイクロホン14に到達した反射
波とを検出し、マイクロホン14で検出された入射波と
反射波とに基づいて、高機能舗装の内部空隙度を求め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高速道路等
の高機能舗装の空隙詰まりおよび空隙つぶれによる空隙
状態を測定する音波式高機能舗装空隙度検出方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路の高機能舗装は、新規舗装時の
空隙度が20%以上あり、従来の舗装に比べ多孔質な構
造である特徴を生かした、「排水機能による雨天時の走
行安全性向上」や「タイヤノイズ低減機能による沿道環
境改善」といった幾つかの優れた機能を有している。
【0003】しかし、この機能は「空隙詰まり」や「空
隙つぶれ」により効果の持続性が経時的に低下するた
め、機能変化の状態を評価する必要がある。従来の評価
技術は、排水機能面では、400ccの水を変水位で自
然流下させる現場透水試験で規定している。また、騒音
低減効果面では、1台の自動車が高機能舗装上を通過す
るときの、測定地点において測定される騒音レベルから
求められるA特性パワーレベルを、密粒度アスファルト
舗装の場合のA特性パワーレベルと比較し、補正量を求
める方法で行っている。現場透水試験では車線規制内で
現場透水試験器を設置し、騒音レベル測定では路肩にマ
イクロフォンを設置してそれぞれ測定することから作業
手間がかかり、また作業手間をかけたにもかかわらずあ
る測定点での評価しかできない。従来の評価技術は、こ
れらを考慮すると費用・効率共に好ましくない測定手法
である。
【0004】また、既存技術として特許第255965
8号のRAC車(Road Acoustic Chec
ker)による低騒音舗装測定車があり、スピーカ音源
による路面反射音の計側と特殊タイヤによるエアポンピ
ング音の計側が可能であるが、測定速度が60Km/h
以下であること、舗装表面の吸音性能の評価であること
から、高速道路での高機能舗装体内部の診断が出来な
い。
【0005】近年、高速道路における降雨時の死亡事故
率(平成10年度)は,晴天時の約4倍であり、平成4
年以降交通安全対策上必要な箇所に高機能舗装を採用
し、降雨時の路面状態を良好に保ち視認性を向上させる
ことで、交通事故の減少に努めているが、平成13年度
末までに高速道路全車線延長の約4割、東名・名神高速
道路の約8割の施工予定であり、今後とも高機能舗装の
施工延長は増加するため、効率的な機能評価手法の開発
は必要不可欠なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、高機能舗装の内部空隙度を、非接触、非破壊でか
つ高速走行しながら簡易に測定することのできる音波式
高機能舗装空隙度検出方法および装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の音波式高機能舗装空隙度検出方法は、自動車の、路
面から所定の高さ位置にマイクロホンを配備するととも
に、自動車の、マイクロホンの上部に下向きにスピーカ
を配備し、その自動車を、多孔質な構造を持つ舗装であ
る高機能舗装が施工された道路上を走行させながら、ス
ピーカからパルス音を放ち、マイクロホンにより、スピ
ーカから放たれたパルス音が路面に到達する前にマイク
ロホンに到達した入射波とそのパルス音が路面で反射し
てマイクロホンに到達した反射波とを検出し、マイクロ
ホンで検出された入射波と反射波とに基づいて、高機能
舗装の内部空隙度を求めることを特徴とする。
【0008】ここで、上記本発明の音波式高機能舗装空
隙度検出方法において、自動車を80Km/h以上の速
度で走行させながら、スピーカから繰り返しパルス音を
放ちマイクロホンで各パルス音の入射波および反射波を
検出することが好ましい。この場合に、高機能舗装の内
部空隙度の移動平均値を求めることがさらに好ましい。
【0009】また、上記本発明の音波式高機能舗装空隙
度検出方法において、マイクロホンで検出された入射波
と反射波とのそれぞれから、4kHz以上かつ12kH
z以下の中心周波数を持ちかつ1オクターブ以内の周波
数帯域の信号成分を抽出し、抽出された信号成分により
表わされる入射波および反射波に基づいて、高機能舗装
の内部空隙度を求めることが好ましく、あるいは、マイ
クロホンで検出された入射波と反射波とのそれぞれか
ら、5kHz以上かつ8kHz以下の中心周波数を持ち
かつ1オクターブ未満の周波数帯域の信号成分を抽出
し、抽出された信号成分により表わされる入射波および
反射波に基づいて、高機能舗装の内部空隙度を求めるこ
とも好ましい態様である。
【0010】また、本発明の音波式高機能舗装空隙度検
出方法において、前記マイクロホンで検出された入射波
のエネルギーに対する反射波のエネルギーの比率を求め
る演算を含む演算により、高機能舗装の内部空隙度を求
めることも好ましい形態である。
【0011】また、上記目的を達成する本発明の音波式
高機能舗装空隙度検出装置は、自動車の路面から所定の
高さ位置に配備されたマイクロホンと、その自動車の、
マイクロホンの上部に下向きに配備されたスピーカと、
その自動車が、多孔質な構造を持つ舗装である高機能舗
装が施工された道路上を走行している途中で、スピーカ
からパルス音が放出されるようにスピーカを駆動するス
ピーカ駆動部と、マイクロホンで検出された、スピーカ
から放たれたパルス音が路面に到達する前にマイクロホ
ンに到達した入射波とそのパルス音が路面で反射してマ
イクロホンに到達した反射波とに基づいて、高機能舗装
の内部空隙度を求める演算部とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】ここで、上記本発明の音波式高機能舗装空
隙度検出装置において、スピーカ駆動部は、自動車が8
0Km/h以上の速度で走行している途中で、スピーカ
からパルス音が繰り返し放たれるようにそのスピーカを
繰り返し駆動するものであって、演算部は、マイクロホ
ンで検出される各パルス音の入射波および反射波に基づ
いて高機能舗装の内部空隙度を繰り返し測定するもので
あることが好ましく、その場合に、演算部は、高機能舗
装の内部空隙度の移動平均値を求めるものであることが
さらに好ましい。
【0013】また、上記本発明の音波式高機能舗装空隙
度検出装置において、上記演算部は、マイクロホンで検
出された入射波と反射波とのそれぞれから、4kHz以
上かつ12kHz以下の中心周波数を持ちかつ1オクタ
ーブ以内の周波数帯域の信号成分を抽出する信号抽出部
を備え、その信号抽出部で抽出された信号成分により表
わされる入射波および反射波に基づいて、高機能舗装の
内部空隙度を求めるものであることが好ましく、あるい
は、上記演算部は、マイクロホンで検出された入射波と
反射波とのそれぞれから、5kHz以上かつ8kHz以
下の中心周波数を持ち、かつ1オクターブ未満の周波数
帯域の信号成分を抽出する信号抽出部を備え、その信号
抽出部で抽出された信号成分により表わされる入射波お
よび反射波に基づいて、高機能舗装の内部空隙度を求め
るものであることも好ましい態様である。
【0014】さらに、上記本発明の音波式高機能舗装空
隙度検出装置において、演算部は、マイクロホンで検出
された入射波のエネルギーに対する反射波のエネルギー
の比率を求める演算を含む演算により、高機能舗装の内
部空隙度を求めるものであることが好ましい。
【0015】さらに、上記本発明の音波式高機能舗装空
隙度検出装置において、スピーカおよびマイクロホンが
内部に配置され内壁が吸音材で覆われている、下面が開
口した遮音箱が、自動車に配備されていることが好まし
い。
【0016】本発明は、音波を用いて空隙度を検出する
新たな評価法を開発したものである。本発明は、測定車
に取り付けた音響計測ボックスのスピーカからインパル
ス音を発射し、路面への入射波と反射波をスピーカ直下
に取り付けたマイクロフォンで捕らえることにより音波
の吸音特性(反射特性)を測定する。本発明は、入射す
る音波の周波数によって舗装内部への音波の侵入深さが
変化することを利用して、吸音特性を用いて高機能舗装
体内部の空隙詰まりおよび空隙つぶれによる空隙度を検
出する調査法を提供したものである。
【0017】本発明は、 ・従来の固定点での評価手法とは異なり、走行しながら
測定した全ての点(多点)の測定結果が得られる ・道路規制を必要とせず他の車両走行を妨げることなく
移動しながら測定できる ・測定速度80km/h以上で高速道路を長距離にわた
って連続測定ができることから、空隙詰まりあるいは空
隙つぶれの偏在状態を測定する効率的な手法である。こ
のため、高圧洗浄車による機能回復作業等の効率的な維
持管理が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、吸音特性を測定するイン
パルス法の原理説明図である。
【0019】スピーカを駆動するアンプを経由してスピ
ーカがインパルス的に駆動され、そのスピーカからパル
ス音が放たれる。このスピーカから放たれたパルス音
は、路面で反射してマイクロホンにより検出されアンプ
を経由して図示しない演算装置に取り込まれる。その演
算装置では、以下の原理に従って吸音特性が求められ
る。
【0020】ここでは、スピーカからのパルス音を例え
ばコンクリート平板等の良反射体で反射させたときの反
射音をリファレンスとし、実際の路面からの反射波と比
較した値を(1)式のように定義する。
【0021】A=(En/E0)……(1) ここで、Aは、吸音特性 Enは、路面からの反射波エネルギー E0は、リファレンス面(コンクリート面)からの反射
波エネルギーである。ここで、E0を求めるときとEn
求めるときとで、スピーカから放たれるパルス音は同一
であるとする。
【0022】ただし、スピーカから実際に放たれるパル
ス音は、スピーカの過渡特性の不安定さ等に起因し音圧
が変動しやすい。そのため、ここでは、(2)式のよう
に、1回の測定ごとに路面に向かう入射波のエネルギー
を測定しスピーカから放たれるパルス音の音圧変動によ
る反射波エネルギーの変動を補正している。
【0023】A=1−(Rn/R0)……(2) ここで、Rn、R0は、それぞれ(3)式、(4)式によ
る。 Rn=(路面からの反射波のエネルギー)/(路面に向かう入射波のエネルギ) ……(3) R0=(リファレンス面(コンクリート面)からの反射波のエネルギー) /(リファレンス面(コンクリート面)に向かう入射波のエネルギー) ……(4) ここで、R0は、あらかじめ測定された値であり、例え
ば表1の値を採用することができる。
【0024】
【表1】
【0025】ここでは、上記原理に基づく吸音特性を用
いて高機能舗装の排水機能や低騒音機能の低下を測定す
る。高機能舗装の機能低下は、空隙つぶれや、空隙にゴ
ムかすや土などが詰まる空隙詰まりによって引き起こさ
れる。高機能舗装に空隙つぶれや空隙詰まりが発生する
と吸音特性の変化として現れる。
【0026】次に、空隙度の測定に用いる音波の周波数
について説明する。
【0027】ここでは、音波の各周波数によって高機能
舗装内のどの程度の深さまで音波が進入しているかを把
握するため、事前実験を行った例を示す。ここでは、高
機能舗装の路面サンプルに、空隙詰まり物質の代用とし
てセメントミルクを注入し、注入前後でパルス音による
測定を行い、吸音特性の変化を調べた。
【0028】図2は、高機能舗装の路面サンプル300
にセメントミルクが注入された状態を示す図である。
【0029】この路面サンプル300は5cmの厚さを
有し、この路面サンプルにセメントミルクを注入する。
すると、そのセメントミルク400は、その路面サンプ
ルの空隙を通り、その路面サンプルの背面側の空隙を埋
めた状態で固化する。こうすることにより、前面側には
空隙が残り、背面側は空隙が埋められた路面サンプルが
完成する。
【0030】表2は、セメントミルク注入による吸音特
性の変化を示す表である。
【0031】注入後(前面)は、セメントミルク注入
後、空隙が残っている路面サンプル前面側から入射波を
入射させて測定した吸音特性、注入後(背面)はセメン
トミルク注入後の路面サンプルを裏返しにし、路面サン
プルのセメントミルクにより空隙が埋められた背面側か
ら入射波を入射させて測定したときの吸音特性である。
【0032】
【表2】
【0033】この表2の、4.0kHz〜12kHzの
注入後(背面)の値が0.00となっているのは、セメ
ントミルクが背面に埋まった結果、背面はほぼ完全な反
射面の状態となり、吸音特性値がほとんどゼロであるこ
とを表わしている。
【0034】ここで、この表2から分かるように、12
kHz以上の周波数帯域ではセメントミルク注入前後で
吸音特性がほとんど変化しない。これは、音波が表層表
面で反射されてしまうためと考えられる。4.0kHz
〜12kHzの周波数帯域ではセメントミルク注入後の
吸音特性値が下がっている。これは5cm厚の路面サン
プルの下部に詰まっているセメントミルクが吸音特性に
反映されたためと考えられる。1.4k〜4.0kHz
の周波数帯域でもセメントミルク注入後の吸音特性値が
下がっている。これも路面サンプル下部に詰まっている
セメントミルクが吸音特性に反映されているためと考え
られる。よって、12kHz以下で内部のセメントミル
クが吸音特性に反映されることがわかる。また、音波の
周波数が低いほど進入深さが深くなる傾向がある。
【0035】高機能舗装は空隙度の高い表層部分の舗装
厚が4cm〜5cm程度である。これを考慮すると、
4.0kHz以下の周波数帯域では進入深さが深過ぎ、
表層厚の違いや基層材料の違いによる影響を受ける。ま
た、4kHz以下の周波数帯域では、波長が長いため、
入射波と反射波を分離する必要上、路面からのマイクロ
ホンの高さを高くしなければならず、車に搭載するのが
困難となる。
【0036】このため、高機能舗装の吸音特性の測定に
は、セメントミルクの注入前後でその値が変化した4.
0kHz〜12kHzの帯域内に中心周波数を持ちかつ
1オクターブ以内の周波数帯域を持つ音域、例えば中心
周波数6.3kHzの1オクターブバンドの音域で測定
して吸音特性を算出することが適当と考えられる。ある
いはそれより狭い、5.0kHz〜8kHzの帯域内に
中心周波数を持ちかつ1オクターブに満たない音域、例
えば1/3オクターブバンドの音域で測定してもよい。
【0037】次に、吸音特性と空隙度との関係について
説明する。
【0038】図3は、吸音特性と現場透水量との関係を
示す図である。
【0039】ここでは、横軸の吸音特性値は、1/3オ
クターブバンド、中心周波数5.0kHz〜8kHzの
音域で、中心周波数を変更しながら複数回測定し、それ
ら複数回の測定で得られた複数の吸音特性値を平均化し
た値である。
【0040】空隙詰まりや空隙つぶれなど、空隙度の変
化による高機能舗装の機能低下を評価するための指標と
して、現場透水量がある。一般的には、現場透水量が増
加すると吸音特性値が高くなる傾向がある。ただし、現
場透水量があるレベル以下にあるときは、現場透水量が
減少するに従って吸音特性値が高くなる傾向になる。
【0041】このことから、吸音特性値の変化状況を捉
えることで高機能舗装の舗装体内部の空隙状態を示す現
場透水量を把握することができる。
【0042】以下、本発明の実施形態について説明す
る。
【0043】図4は、本発明の音波式高機能舗装空隙度
検出装置を構成するスピーカおよびマイクロホンが搭載
された路面空隙度測定車を示す模式図である。
【0044】この路面空隙度測定車100の後輪101
のさらに後部に、音波式高機能舗装空隙度検出装置を構
成する遮音箱10が固定されている。この遮音箱10
は、詳細は後述するが、その下面に、路面200に対向
する開口11を有する。さらに、この路面空隙度測定車
100の前輪103のさらに前側にエンジン104が備
えられており、そのエンジン104からの排気ガスは、
マフラ105を経由し、横向きの排気管106から排気
されるようになっている。排気管106を横向きにした
のは、遮音箱10の内部に配備されたマイクロホンに雑
音が混入するのを避けると共に排気ガスによる空気の熱
ゆらぎを避けるためである。
【0045】図5は、図4に示す路面空隙度測定車10
0の後部に固定された遮音箱10の断面図である。
【0046】遮音箱10の、路面に対面する下面には、
開口11が形成されており、その遮音箱10の内壁面に
は吸音材12として連続発泡ウレタンが貼り付けられて
いる。
【0047】また、この遮音箱10の上面にはスピーカ
13が下向きに嵌め込まれている。このスピーカ13は
5kHz〜40kHzの周波数の音を発生することので
きるスピーカである。このスピーカ13から音が発せら
れると、その音は遮音箱10の内部を通り、開口11を
通って路面200に至る。
【0048】図5に示す遮音箱10内の、スピーカ13
の下部には、マイクロホン14が取付具15により固定
されている。
【0049】スピーカ13からは、パルス音が発せられ
るが、このスピーカ13から発せられたパルス音は、先
ず直接にマイクロホン14により入射波として検出さ
れ、その後開口11を通って路面200に至り、その路
面200で反射して開口11から再び遮音箱10内に入
った反射波がマイクロホン14で検出される。
【0050】図6は、マイクロホン14で検出される入
射波と反射波の模式図である。
【0051】ここでは、スピーカ13からパルス音が発
せられるため、入射波と反射波とを十分に分離すること
ができる。
【0052】図7は、本発明の音波式高機能舗装空隙度
検出方法の一実施形態を示すフローチャートである。
【0053】ここでは、先ず、図4に示すような路面空
隙度測定車100に、スピーカやマイクロホンが設置さ
れる(ステップa)。ここでは、図5に示す構造の、内
部にスピーカ13やマイクロホン14が配置された遮音
箱10があらかじめ組み立てられ、スピーカやマイクロ
ホンの設置にあたっては、その遮音箱10を1つのユニ
ットとして路面空隙度測定車100に設置される。
【0054】この準備が終了すると、路面空隙度測定車
100を、高機能舗装が施工された高速道路を例えば1
00Km/hで走行させ、その路面空隙度測定車100
が1m走行するごとにスピーカ13が駆動されてパルス
音が路面200に向かって放たれ(ステップb)、その
ときの、スピーカ13から路面200に向かう入射波と
路面200から反射して戻ってきた反射波をマイクロホ
ンにより検出し(ステップc)、そのマイクロホンで検
出した入射波、反射波の信号から、6.3kHzに中心
周波数を持つ1オクターブバンドの信号成分を抽出し
(ステップd)、さらにその帯域の信号成分により表わ
される入射波のエネルギーに対する反射波のエネルギー
の比を求めて上記の(2)式に従って吸音特性を求める
(ステップe)。尚、ここでは、中心周波数6.3kH
z、1オクターブバンドの周波数を持った信号成分を抽
出しているが、それに代え、4kHz〜12kHzのい
ずれかに中心周波数を持ちかつ1オクターブ以内のバン
ド幅を持った音域、あるいは、さらに狭い5kHz〜8
kHzのいずれかに中心周波数を持ち、1オクターブに
未たないバンド幅を持った音域に相当する信号成分を抽
出し、その信号成分に基づいて吸音率特性を求めてもよ
い。また、図7の信号成分抽出のステップでは、所望の
帯域のみ信号を通過させるバンドパスフィルタを用いて
もよく、あるいは信号をフーリエ変換して所望の帯域を
抽出してもよい。
【0055】以上の吸音特性は、本実施形態では、路面
空隙度測定車100が高機能舗装路面を1m走行するご
とに発せられるパルス音1つずつについて求められ、こ
の1mごとの測定データは変動することから、安定化と
評価単位区間を考慮し、例えば80パルス音(80m)
分の移動平均を求める(ステップf)。
【0056】ここでは、このようにして高機能舗装路面
の内部空隙度を表わす、特定の周波数帯域の音波による
吸音特性が求められる。
【0057】図8は、本発明の音波式高機能舗装空隙度
検出装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【0058】路面空隙度測定車100には、図2を参照
して説明したスピーカ13とマイクロホン14が配置さ
れた遮音箱10が、開口11を下向きにして設置されて
いる。
【0059】また、この路面空隙度測定車100には、
スピーカ13を駆動するスピーカ駆動部20と、マイク
ロホン14で検出された音波形(入射波aと反射波b)
を記録しておく記録部30(例えばパーソナルコンピュ
ータのハードディスク装置等)も積み込まれる。
【0060】路面空隙度測定車100は、高機能舗装路
面を、80Km/h以上、例えば100Km/hで走行
し、その間その路面空隙度測定車100が1m走行する
ごとにスピーカ駆動部20によりスピーカ13が駆動さ
れ、スピーカ13からパルス音が繰り返し放射される。
その路面空隙度測定車が1m走行したことは、その路面
空隙度測定車100に搭載された、例えば距離計あるい
は速度計(図示せず)と連携することで知ることができ
る。マイクロホン14ではパルス音の1回の放射ごとに
スピーカ13から路面200に向かう入射波aとその入
射波aが更に進んで路面200で反射しその路面200
で反射して戻ってきた反射波bが検出され、図6に示す
ような音波形の信号が生成される。この音波形信号は、
本実施形態では、一旦そのまま記録部30に記録され
る。
【0061】目的の路面について、この路面空隙度測定
車100による以上の測定が終了して戻って来た後、記
録部30に記録されている音波形信号が読み出されて、
今度は演算部40に入力される。この演算部40は、建
物内に設置したパーソナルコンピュータ等により構成す
ることができる。
【0062】演算部40は、信号抽出部41、エネルギ
ー比算出部42、および移動平均部43から構成されて
いる。記録部30から読み出された音波形信号は先ず信
号入力部41に入力されて図7のステップdで説明した
信号成分の抽出が行なわれ、次にその抽出された入射波
および反射波の信号成分がエネルギー比算出部42に入
力されて、図7のステップeで説明したように、入射波
エネルギーに対する反射波エネルギーの比Rnおよびそ
の比Rnを用いた吸音特性値Aが求められ、さらにその
吸音特性値は移動平均部43に入力されて、図7のステ
ップfで説明したようにその吸音特性値の移動平均が求
められる。
【0063】このようにしてその吸音特性によって示さ
れる高機能舗装路面の空隙度が求められる。
【0064】尚、ここでは、マイクロホンで検出された
入射波および反射波の音波形信号は、一旦記録部30に
記録され、測定から戻ってきてから演算部40に読み出
されて演算が行なわれる旨説明したが、それに代わり、
この演算部40の機能自体も路面空隙度測定車に登載
し、入射音、反射音の測定を行ないながらリアルタイム
で演算を行なうことができるように構成してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、高機能舗装路面の空隙度が、非接触、非破壊、かつ
高速道路を他の車の走行を妨げることなく、他の車と同
じ速度で走行しながら測定することができる。このた
め、本発明により、今後の高機能舗装を維持管理してい
く上で調査期間の短縮が図られるとともに調査経費削減
が図られる。また、高圧洗浄車による機能回復作業の効
率的な実施が可能となる。
【0066】また、本発明により、高機能舗装の「排水
機能による雨天時の走行安全性向上」や「タイヤノイズ
低減機能による沿道環境改善」といった機能を評価でき
ることから、これからの、高速道路の表層工の標準工種
として全国展開される状況においては、本発明の採用
は、今後の安全走行や騒音対策として極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸音特性を測定するインパルス法の原理説明図
である。
【図2】高機能舗装の路面サンプルにセメントミルクが
注入された状態を示す図である。
【図3】吸音特性と現場透水量との関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の音波式高機能舗装空隙度検出装置を構
成するスピーカおよびマイクロホンが搭載された路面空
隙度測定車を示す模式図である。
【図5】路面空隙度測定車の後部に固定された遮音箱の
断面図である。
【図6】マイクロホンで検出される直接音と反射音の模
式図である。
【図7】本発明の音波式高機能舗装空隙度検出方法の一
実施形態を示すフローチャートである。
【図8】本発明の音波式高機能舗装空隙度検出装置の一
実施形態を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 遮音箱 11 開口 12 吸音材 13 スピーカ 14 マイクロホン 15 取付具 100 路面空隙度測定車 200 路面 300 高機能舗装の路面サンプル 400 セメントミルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紺野 義仁 神奈川県横浜市港南区日限山1−8−1− 103 (72)発明者 山本 稔 東京都町田市木曽町1625−1−202 (72)発明者 池谷 公一 東京都町田市本町田1876−221 (72)発明者 大河原 重昭 東京都目黒区東山1丁目1番2号 東山ビ ル 株式会社パスコ内 (72)発明者 谷黒 亘 東京都目黒区東山1丁目1番2号 東山ビ ル 株式会社パスコ内 (72)発明者 三神 圭司 神奈川県横浜市緑区白山1丁目16番1号 株式会社小野測器内 Fターム(参考) 2D053 AA31 AB03 AB06 AD01 FA02 2G047 AA10 BA03 BC03 BC09 DB10 EA09 GA01 GD02 GG17 GG38

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の、路面から所定の高さ位置にマ
    イクロホンを配備するとともに、該自動車の、該マイク
    ロホンの上部に下向きにスピーカを配備し、 前記自動車を、多孔質な構造を持つ舗装である高機能舗
    装が施工された道路上を走行させながら、前記スピーカ
    からパルス音を放ち、 前記マイクロホンにより、前記スピーカから放たれたパ
    ルス音が路面に到達する前に前記マイクロホンに到達し
    た入射波と該パルス音が路面で反射して前記マイクロホ
    ンに到達した反射波とを検出し、 前記マイクロホンで検出された入射波と反射波とに基づ
    いて、高機能舗装の内部空隙度を求めることを特徴とす
    る音波式高機能舗装空隙度検出方法。
  2. 【請求項2】 前記自動車を80Km/h以上の速度で
    走行させながら、前記スピーカから繰り返しパルス音を
    放ち前記マイクロホンで各パルス音の入射波および反射
    波を検出することを特徴とする請求項1記載の音波式高
    機能舗装空隙度検出方法。
  3. 【請求項3】 高機能舗装の内部空隙度の移動平均値を
    求めることを特徴とする請求項2記載の音波式高機能舗
    装空隙度検出方法。
  4. 【請求項4】 前記マイクロホンで検出された入射波と
    反射波とのそれぞれから、4kHz以上かつ12kHz
    以下に中心周波数を持ちかつ1オクターブ以内の周波数
    帯域の信号成分を抽出し、 抽出された信号成分により表わされる入射波および反射
    波に基づいて、高機能舗装の内部空隙度を求めることを
    特徴とする請求項1記載の音波式高機能舗装空隙度検出
    方法。
  5. 【請求項5】 前記マイクロホンで検出された入射波と
    反射波とのそれぞれから、5kHz以上かつ8kHz以
    下の中心周波数を持ちかつ1オクターブ未満の周波数帯
    域の信号成分を抽出し、 抽出された信号成分により表わされる入射波および反射
    波に基づいて、高機能舗装の内部空隙度を求めることを
    特徴とする請求項1記載の音波式高機能舗装空隙度検出
    方法。
  6. 【請求項6】 前記マイクロホンで検出された入射波の
    エネルギーに対する反射波のエネルギーの比率を求める
    演算を含む演算により、高機能舗装の内部空隙度を求め
    ることを特徴とする請求項1記載の音波式高機能舗装空
    隙度検出方法。
  7. 【請求項7】 自動車の、路面から所定の高さ位置に配
    備されたマイクロホンと、 前記自動車の、前記マイクロホンの上部に下向きに配備
    されたスピーカと、 前記自動車が、多孔質な構造を持つ舗装である高機能舗
    装が施工された道路上を走行している途中で、前記スピ
    ーカからパルス音が放出されるように該スピーカを駆動
    するスピーカ駆動部と、 前記マイクロホンで検出された、前記スピーカから放た
    れたパルス音が路面に到達する前に前記マイクロホンに
    到達した入射波と該パルス音が路面で反射して前記マイ
    クロホンに到達した反射波とに基づいて、高機能舗装の
    内部空隙度を求める演算部とを備えたことを特徴とする
    音波式高機能舗装空隙度検出装置。
  8. 【請求項8】 前記スピーカ駆動部は、前記自動車が8
    0Km/h以上の速度で走行している途中で、前記スピ
    ーカからパルス音が繰り返し放たれるように該スピーカ
    を繰り返し駆動するものであって、前記演算部は、前記
    マイクロホンで検出される各パルス音の入射波および反
    射波に基づいて高機能舗装の内部空隙度を繰り返し測定
    するものであることを特徴とする請求項7記載の音波式
    高機能舗装空隙度検出装置。
  9. 【請求項9】 前記演算部は、高機能舗装の内部空隙度
    の移動平均値を求めるものであることを特徴とする請求
    項8記載の音波式高機能舗装空隙度検出装置。
  10. 【請求項10】 前記演算部は、前記マイクロホンで検
    出された入射波と反射波とのそれぞれから、4kHz以
    上かつ12kHz以下の中心周波数を持ちかつ1オクタ
    ーブ以内の周波数帯域の信号成分を抽出する信号抽出部
    を備え、この信号抽出部で抽出された信号成分により表
    わされる入射波および反射波に基づいて、高機能舗装の
    内部空隙度を求めるものであることを特徴とする請求項
    7記載の音波式高機能舗装空隙度検出装置。
  11. 【請求項11】 前記演算部は、前記マイクロホンで検
    出された入射波と反射波とのそれぞれから、5kHz以
    上かつ8kHz以下の中心周波数を持ちかつ1オクター
    ブ未満の周波数帯域の信号成分を抽出する信号抽出部を
    備え、この信号抽出部で抽出された信号成分に表わされ
    る入射波および反射波に基づいて、高機能舗装の内部空
    隙度を求めるものであることを特徴とする請求項7記載
    の音波式高機能舗装空隙度検出装置。
  12. 【請求項12】 前記演算部は、前記マイクロホンで検
    出された入射波のエネルギーに対する反射波のエネルギ
    ーの比率を求める演算を含む演算により、高機能舗装の
    内部空隙度を求めるものであることを特徴とする請求項
    7記載の音波式高機能舗装空隙度検出装置。
  13. 【請求項13】 前記スピーカおよび前記マイクロホン
    が内部に配置され内壁が吸音材で覆われている、下面が
    開口した遮音箱が、前記自動車に配備されていることを
    特徴とする請求項7記載の音波式高機能舗装空隙度検出
    装置。
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