JP2003083255A - コンプレッサ用タンク - Google Patents

コンプレッサ用タンク

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JP2003083255A
JP2003083255A JP2001272058A JP2001272058A JP2003083255A JP 2003083255 A JP2003083255 A JP 2003083255A JP 2001272058 A JP2001272058 A JP 2001272058A JP 2001272058 A JP2001272058 A JP 2001272058A JP 2003083255 A JP2003083255 A JP 2003083255A
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JP
Japan
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compressor
tank
air
hollow portion
filter
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Pending
Application number
JP2001272058A
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English (en)
Inventor
Haruhiro Tokida
晴弘 常田
Kenji Muramatsu
健次 村松
Yoshiki Shimura
芳樹 志村
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプレッサとその利用手段が組み込まれる
ユニット全体を小型化する。 【解決手段】 コンプレッサ用タンク1では、コンプレ
ッサ2を備える機械組立用ユニット4の構造材の一部に
中空部3を設けて、その中空部3にコンプレッサ2より
得た圧縮流体を貯蔵するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサ用タ
ンクに関する。さらに詳述すると、本発明は、小型コン
プレッサに必要なバッファ用のタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】コンプレッサ(圧縮機)により得られる
圧縮空気の用途は、原動機、空気ブレーキ、空気ハンマ
等々多岐に亘る。以下、本明細書では、これら圧縮空気
を用いる手段を単に利用手段と呼ぶ。コンプレッサを小
型化した場合、コンプレッサが出力できる空気量も必然
的に少量化する。このため、利用手段の使用空気量によ
っては、コンプレッサと利用手段とを直結した場合に、
利用手段に対して必要量の圧縮空気を供給できない場合
がある。このような場合、従来、圧縮空気を貯蔵してお
くタンク(以下、バッファ用タンクと呼ぶ)を別に備え
るようにしている。即ち、小型コンプレッサにより圧縮
した空気をバッファ用タンクに貯蔵しておき、利用手段
はバッファ用タンクから必要量の圧縮空気を得る。
【0003】また、空気中のごみ、水分、油分等を除去
するためにはフィルタが必要となるが、コンプレッサを
小型化した場合、フィルタはコンプレッサに内蔵せず
に、コンプレッサの外部に設けることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンプ
レッサと利用手段とが組み込まれる1つのユニットを考
えた場合、コンプレッサ自体を小型化しても、バッファ
用タンクやフィルタを更にユニットに組み込むのであれ
ば、ユニット全体の小型化が図れない。また、部品点数
の増加を招き、コストダウンも図れない。
【0005】そこで本発明は、ユニット全体の小型化、
低コスト化を可能とするコンプレッサ用タンクを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載のコンプレッサ用タンクは、コンプレ
ッサを備える機械装置の構造材の一部に中空部を設け
て、その中空部にコンプレッサより得た圧縮流体を貯蔵
するようにしている。
【0007】したがって、コンプレッサ用タンクがバッ
ファ用タンクとして機能することで、コンプレッサ自体
に大きなタンクを備える必要がなくなり、コンプレッサ
を小型化できる。しかも、コンプレッサ用タンクは、機
械装置の構造材の内部に形成されることから、単純に機
械装置の周辺にバッファ用タンクを取り付ける場合より
も遥かに全体を小型化することができる。また、バッフ
ァ用タンクを別途備える必要がないことから、結果とし
て部品点数を削減でき、コストダウンも図れる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のコンプレッサ用タンクにおいて、中空部には、流体
中のごみ等を除去するフィルタが設置されるものとして
いる。したがって、流体中のごみ等を除去できるのは勿
論のこと、単純に機械装置の周辺にフィルタを取り付け
た場合よりも、全体を小型化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1から図3に本発明のコンプレッサ用タ
ンクの実施の一形態を示す。このコンプレッサ用タンク
1は、コンプレッサ2を備える機械装置の構造材の一部
に中空部3を設けて、その中空部3にコンプレッサ2よ
り得た圧縮流体を貯蔵するようにしたものである。
【0011】本実施形態では、コンプレッサ用タンク1
を、例えば機械組立用ユニット4において設けた例につ
いて説明する。コンプレッサ2が圧縮する流体として
は、例えば本実施形態では空気(エアー)を用いる。た
だし、空気に限らず、場合によってはオイル等であって
も良い。
【0012】機械組立用ユニット4は、コンプレッサ2
と、コンプレッサ2により得られる圧縮空気を駆動源と
してチャック部5(ハンド部)を開閉させるアーム型ロ
ボット6を備えている。この機械組立用ユニット4は、
大きく分けて三つの部分から構成されている。即ち、ア
ーム型ロボット6がワーク7に対して作業を行う作業エ
リア8と、その上部送風ユニット9と、アーム型ロボッ
ト6を駆動させるための機構やコンプレッサ2等が備え
られる動作機構部10とから構成されている。
【0013】作業エリア8は、側壁部、天井部、底面部
とで囲われる例えば直方体または立方体形状の空間であ
る。また、動作機構部10との仕切りとなる作業エリア
8の底面部の板11には、アーム型ロボット6の移動用
の溝12が打ち抜き加工されおり(図2参照)、溝12
からは、アーム型ロボット6の作業部分(ワーク7に対
する作業に必要な部分)だけが突出している。
【0014】動作機構部10は、アーム型ロボット6に
所定の動作を行なわせるための機構が収容されている部
分である。コンプレッサ2は小型化されたものであり、
動作機構部10の一構成要素として一体的に組み込まれ
ている。
【0015】コンプレッサ用タンク1は、機械組立用ユ
ニット4の構造材の一部に中空部3を設けて構成され
る。例えば図3に示す模式図のように、作業エリア8の
四隅には支柱14a〜14dが設けられており、これら
の支柱14a〜14dは天井部の四辺に沿って連結され
て一体化されていて、支持体(枠体)を構成している。
本実施形態では、この支持体を中空として、コンプレッ
サ用タンク1としている。コンプレッサ用タンク1は、
圧縮空気の入口となる第一チューブ15と、出口となる
第二チューブ16の他は密閉されている。
【0016】第一チューブ15は、一端がコンプレッサ
2の圧縮空気の排出口に接続され、他端が例えば支柱1
4aの底面に接続される。したがって、コンプレッサ2
により圧縮された空気は第一チューブ15を介して、コ
ンプレッサ用タンク1に供給される。一方、第二チュー
ブ16は、一端がアーム型ロボット6の圧縮空気の供給
口に接続され、他端が例えば支柱14cの底面に接続さ
れる。なお、動作機構部10との仕切りとなる作業エリ
ア8の底面部の板11には、第一チューブ15、第二チ
ューブ16が通る孔が設けられている。
【0017】また、第二チューブ16の途中には、例え
ば電磁弁17が設けられている。電磁弁17は、電磁式
ソレノイドを用いて弁を移動させることで、コンプレッ
サ用タンク1からアーム型ロボット6への圧縮空気の供
給・遮断を制御するものである。即ち、電磁弁17によ
って、アーム型ロボット6におけるチャック部5の開閉
を制御するようにしている。
【0018】また、例えば本実施形態では、中空部3即
ちコンプレッサ用タンク1内における第一チューブ15
から第二チューブ16までの流路の途中に、空気中のご
み、水分、油分等を除去するためのフィルタ18を設け
るようにしている(図3参照)。例えば本実施形態で
は、第二チューブ16の手前側にフィルタ18を設ける
ようにして、アーム型ロボット6にクリーンな空気を供
給できるようにしている。
【0019】以上のように構成されるコンプレッサ用タ
ンク1によれば、コンプレッサ2により圧縮された空気
は、第一チューブ15を通じて、機械組立用ユニット4
の構造材に設けられた中空部3に供給され、貯蔵され
る。そして、アーム型ロボット6がワーク7をチャック
するのに必要な圧縮空気は、電磁弁17の制御のもと、
第二チューブ16を通じてコンプレッサ用タンク1から
供給される。したがって、アーム型ロボット6の圧縮空
気の使用量にかかわらず、コンプレッサ2自体に大きな
タンクを備える必要がないのでコンプレッサ2を小型化
できる。しかも、バッファ用タンクとして機能するコン
プレッサ用タンク1は、機械組立用ユニット4の構造材
の内部に形成されている。したがって、単純に機械組立
用ユニット4周辺にバッファ用タンクを取り付ける場合
よりも、機械組立用ユニット4全体を小型化することが
できる。また、バッファ用タンクを別途備える必要がな
いことから、結果として部品点数を削減でき、コストダ
ウンも図れる。
【0020】さらに、フィルタ18は、中空部3即ち機
械組立用ユニット4の構造材の内部に設けられているの
で、アーム型ロボット6に供給する圧縮空気中のごみ、
水分、油分等を除去できるのは勿論のこと、単純に機械
組立用ユニット4周辺にフィルタ18を取り付けた場合
よりも、機械組立用ユニット4全体を小型化することが
できる。
【0021】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。
【0022】例えば、上述の実施形態では、圧縮流体を
利用する手段をアーム型ロボット6としたが、この例に
限定されず、例えば原動機、空気ブレーキ、空気ハンマ
等他の利用手段であっても良い。また流体は空気である
ことに限定されず、利用手段に適用可能であればオイル
等であっても良い。
【0023】また、コンプレッサ用タンク1の形状が特
に限定されるものではない。例えば上述の実施形態にて
コンプレッサ用タンク1を設けた支柱14a〜14dは
直方体形状であったが、例えば丸支柱でも良い。また、
コンプレッサ用タンク1を設ける構造材の部位は特に限
定されるものではなく、例えば部材を中空とするにあた
り機械的強度に支障がなければ良く、又かえって全体の
大型化を招いてしまうような部位でなければ良い。
【0024】また、コンプレッサ用タンク1の容積が大
きすぎると、タンク内に圧縮空気を充填するまでに時間
がかかるという弊害もある。そこで、コンプレッサ用タ
ンク1の容積を、予め利用手段(アーム型ロボット6
等)における圧縮空気の使用量やコンプレッサ2が供給
可能な圧縮空気の量などから最適となるように設計して
も良い。一方、コンプレッサ用タンク1内に例えば移動
制御可能な仕切りや切換えバルブを設けて、コンプレッ
サ用タンク1の容積を動的に変更できるようにしても良
い。この場合、ワーク7の変更等による利用手段(アー
ム型ロボット6等)の変更に柔軟に対応して、最適な容
積に適宜調整できる。コンプレッサ用タンク1が複数の
支柱の組合せで構成される場合、溶接若しくはシール材
等で封止されていることは言うまでもない。
【0025】また、図4に示すように、フィルタ18を
コンプレッサ用タンク1に対して着脱可能なカセット式
に構成しても良い。この場合、フィルタ18を容易に交
換することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のコンプレッサ用タンクでは、コンプレッサを備
える機械装置の構造材の一部に中空部を設けて、その中
空部にコンプレッサより得た圧縮流体を貯蔵するように
しているので、コンプレッサ自体に大きなタンクを備え
る必要がなくなり、コンプレッサを小型化でき、しか
も、コンプレッサ用タンクが機械装置の構造材の内部に
形成されることから、単純に機械装置の周辺にバッファ
用タンクを取り付ける場合よりも遥かに全体を小型化す
ることができる。また、バッファ用タンクを別途備える
必要がないことから、結果として部品点数を削減でき、
コストダウンも図れる。また、コンプレッサ用タンクが
構造体となっているため、圧縮流体の使用部分の近くで
任意の箇所に圧縮流体取出し口を付加することで圧縮流
体を容易に取出すことができ、配管を短くでき、ロスが
減り、システム全体としてのコストダウンが図れる。
【0027】さらに、請求項2記載のコンプレッサ用タ
ンクでは、中空部に流体中のごみ等を除去するフィルタ
が設置されるものとしているので、流体中のごみ等を除
去できるのは勿論のこと、単純に機械装置の周辺にフィ
ルタを取り付けた場合よりも、全体を小型化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンプレッサ用タンクの実施の一形態
を示し、コンプレッサ用タンクを備えた機械装置の一例
を示す概略側面図である。
【図2】図1におけるII−II線で切断した状態を示
す概略平面図である。
【図3】コンプレッサ用タンクが設けられる構造材の一
例を示す概略斜視図である。
【図4】本発明のコンプレッサ用タンクの他の実施形態
を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ用タンク 2 コンプレッサ 3 中空部 4 機械組立用ユニット(機械装置) 18 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 芳樹 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 3H003 AC02 BG02 CD06 3H076 BB38 CC95 CC99

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサを備える機械装置の構造材
    の一部に中空部を設けてなり、該中空部に前記コンプレ
    ッサより得た圧縮流体を貯蔵することを特徴とするコン
    プレッサ用タンク。
  2. 【請求項2】 前記中空部には、流体中のごみ等を除去
    するフィルタが設置されてなることを特徴とする請求項
    1記載のコンプレッサ用タンク。
JP2001272058A 2001-09-07 2001-09-07 コンプレッサ用タンク Pending JP2003083255A (ja)

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