JP2003083233A - 風車装置 - Google Patents

風車装置

Info

Publication number
JP2003083233A
JP2003083233A JP2001279731A JP2001279731A JP2003083233A JP 2003083233 A JP2003083233 A JP 2003083233A JP 2001279731 A JP2001279731 A JP 2001279731A JP 2001279731 A JP2001279731 A JP 2001279731A JP 2003083233 A JP2003083233 A JP 2003083233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
wind turbine
supporting member
blade supporting
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001279731A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoaki Furukawa
豊秋 古川
Masaaki Shibata
昌明 柴田
Yoshiyuki Hayashi
義之 林
Yuji Yatomi
裕治 弥冨
Hisao Miyake
寿生 三宅
Hiroshi Hayakawa
公視 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001279731A priority Critical patent/JP2003083233A/ja
Publication of JP2003083233A publication Critical patent/JP2003083233A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Landscapes

  • Wind Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 翼長の増加を抑えつつ風車における風の通過
面積を増大することにより、風車の動力の増大をなし得
る風車装置を提供する。 【解決手段】 翼支持部材に支持された複数の翼に風力
を作用させ、該翼の回転力を前記翼支持部材を介して出
力軸を構成する風車軸に伝達するように構成された風車
装置において、前記翼支持部材を環状に構成してその外
周に前記複数の翼を夫々取り付け、該翼支持部材の内側
に形成される空間に該翼支持部材と前記風車軸とを連結
する回転力伝達機構を設け、該回転力伝達機構は前記風
車軸あるいは該風車軸に連結される連結回転体からなる
内側回転部材と、該内側回転部材の外周と前記翼支持部
材の内周とを連結する連結部材とを備えてなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風車発電装置等に
適用され、翼支持部材に支持された複数の翼に風力を作
用させて発生する翼の回転力を前記翼支持部材を介して
出力側の風車軸に伝達するように構成された風車装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】翼支持部材に支持された複数の翼に風力
を作用させて回転力を発生せしめる風車によって発電機
を駆動するようにした風車発電装置を多数併設すること
により高出力の発電能力を備えた風力発電設備は、丘陵
上や山上等の高所あるいは洋上等の高風速が得られる場
所に設置されている。かかる風車発電装置は、通常、稼
動時における風速エネルギーや消費電力(必要発電電
力)に対応して風車軸に連結される翼のピッチを変化さ
せ所要の発電電力を保持するように制御されている。
【0003】かかる風車発電装置や種々の動力源に適用
される風車装置は、例えば特開平5−60053号に示
されるように、出力軸を構成する風車軸に固着されたロ
ータヘッド(翼支持部材)の外周に複数の翼を固着し、
風力により発生する翼の回転力を該ロータヘッドを経て
風車軸に伝達するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、かかる風車装
置において風(空気流)による風車の動力(エネルギ
ー)は、該風車における風の通過面積即ち翼の外周円と
翼根の内周円との間に形成される環状面の面積Sに比例
する。即ち、翼根の内周円の半径をl、外周円の半径を
Lとすると、前記環状面の面積Sは、 S=π(L―l) となり、風車の動力を増大するには、翼の外周円の半径
Lを大きくするか、あるいは翼の外周円と翼根の内周円
との差つまり翼長を長くすることを要する。
【0005】しかしながら、前記特開平5−60053
号等の従来技術にあっては、風車軸よりもやや大径のロ
ータヘッドに翼が直接固着された構造であるため翼の外
周円の半径Lを大きく採れず、また翼長を長くすると翼
の振動が増大して翼の破損を誘発する懸念があることか
ら前記環状面の面積Sを大きくするのには制限があっ
た。
【0006】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、翼
長の増加を抑えつつ風車における風の通過面積を増大す
ることにより、風車の動力の増大をなし得る風車装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、翼支持部材に
支持された複数の翼に風力を作用させ、該翼の回転力を
前記翼支持部材を介して出力側の風車軸に伝達するよう
に構成された風車装置において、前記翼支持部材を環状
に構成してその外周に前記複数の翼を夫々取り付け、該
翼支持部材の内側に形成される空間に該翼支持部材と前
記風車軸とを連結する回転力伝達機構を設けてなること
を特徴とする風車装置を提案する。請求項1において好
ましくは請求項7記載のように、前記翼支持部材の内側
に形成される空間に前記翼のピッチを調整する翼ピッチ
制御棒を配置するのがよい。
【0008】請求項2記載の発明は前記回転力伝達機構
の具体的構成に係り、請求項1において、前記回転力伝
達機構は、前記風車軸あるいは該風車軸と同心に設けら
れて出力側が該風車軸に連結される連結回転体からなる
内側回転部材と、該内側回転部材の外周と前記翼支持部
材の内周とを連結する連結部材とを備えてなることを特
徴とする。
【0009】前記のように、風車装置において風による
風車の動力は、該風車における風の通過面積即ち翼の外
周円と翼根の内周円との間に形成される環状面の面積S
(S=π(L―l):lは翼根の内周円の半径、L
は外周円の半径を)に比例し、風車の動力を増大するに
は、翼の外周円の半径Lを大きくするか、あるいは翼長
を長くすることを要する。
【0010】然るにかかる発明によれば、外周に複数の
翼が取り付けられる翼支持部材を環状に構成して、該翼
支持部材の内側に形成される空間に、該翼支持部材と前
記風車軸とを連結する回転力伝達機構即ち請求項2記載
のような風車軸あるいは該風車軸に連結される連結回転
体からなる内側回転部材及び該内側回転部材の外周と前
記翼支持部材の内周とを連結する連結部材や、請求項7
記載のような翼のピッチを調整する翼ピッチ制御棒を配
設することにより、環状に構成された翼支持部材の内側
空間のスペースを有効利用しつつ、該翼支持部材の外周
に翼を取り付けることにより翼長を長くすることなく翼
の外周円の半径(L)を大きく採ることができて風車に
おける風の通過面積を増大することができる。
【0011】即ち、かかる発明によれば、前記翼長を前
記翼根の内周円半径つまり略翼支持部材の外周面半径
(l)と同一程度(つまり翼長=l)に採ることが可能
となって、翼の外周円の半径L=l+l=2lとなり、
前記風の通過面積(環状面の面積)S=π((2l)2
―l))=π(3l)のように、翼長(l)の翼を
半径(l)なる翼支持部材の外周面で支持することによ
り、風車の動力を3倍に増大することができる。
【0012】従って、かかる発明によれば、翼長を長く
し翼の振動増大による破損を誘発することなく風車にお
ける風の通過面積を増大し風車の動力を増大することが
できるとともに、環状に形成された翼支持部材の内側空
間のスペースを有効利用することにより装置をコンパク
トに構成できる。
【0013】請求項3ないし5記載の発明は前記翼支持
部材の具体的構成に係り、請求項3記載の発明は請求項
2において、前記翼支持部材を円環体からなるリング状
翼支持部材に構成するとともに前記連結部材を線状のス
ポークにて構成し、前記リング状翼支持部材の内周と前
記内側回転部材の外周とを円周方向に複数個配設された
前記スポークにより連結したことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は請求項2において、
前記翼支持部材を円環体からなるリング状翼支持部材に
構成するとともに前記連結部材を棒状の連結リブにて構
成し、前記内側回転部材の外周から前記連結リブを複数
個放射状に配して該内側回転部材の外周と前記リング状
翼支持部材の内周とを連結したことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は請求項2において、前記
翼支持部材を中空の多角形体からなる多角形状翼支持部
材に構成するとともに前記連結部材を棒状の連結リブに
て構成し、前記内側回転部材の外周から前記連結リブを
複数個放射状に配して該内側回転部材の外周と前記リン
グ状翼支持部材の内周とを連結し、さらに前記複数の翼
を前記多角形状翼支持部材の角部外周に夫々取り付けて
なることを特徴とする。
【0016】請求項3乃至5記載のように構成すれば、
翼支持部材の内周と内側回転部材の外周とを複数のスポ
ークあるいは連結リブにて連結することにより、外周径
が大径となって大きな遠心力が作用する翼及び翼支持部
材をスポークあるいは連結リブにて強固に支持すること
により翼及び翼支持部材の支持剛性が上昇し、該遠心力
による翼及び翼支持部材の破損の発生を回避できる。
【0017】また請求項6記載の発明は請求項2におい
て、前記内側回転部材を円環状に形成するとともにケー
スに軸受を介して支持された前記風車軸を該内側回転部
材の一端側にスプライン継手により連結し、前記内側回
転部材の他端側を軸受を介してケースに支持してなるこ
とを特徴とする。請求項6記載のように構成すれば、翼
及び翼支持部材、内側回転部材及び連結部材の組立体と
風車軸とを、スプライン連結部にて軸方向に相対移動さ
せることにより、簡単に組立、分解することができる。
【0018】請求項8記載の発明は請求項1に加えて、
前記翼支持部材の前方に、後端部が該翼支持部材の外周
に近接された先細の殻体からなり前記翼前方の空気を前
記翼に案内する入口ガイド部材を設置してなることを特
徴とする。請求項8記載のように構成すれば、翼支持部
材の前方に設置した入口ガイド部材により風車前方の空
気(風)を案内して翼支持部材の外側に形成される翼の
回転環状空間に効率的に供給することができ、風車の駆
動動力が上昇する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0020】図1は本発明の第1実施例に係る風車装置
の風車軸心に直角な正面図(図2のB―B矢視図)、図
2は風車軸心線に沿う上半分の断面図(図1のA―A矢
視図)である。図3は第2実施例を示す図1対応図、図
4は第3実施例を示す図1対応図である。
【0021】本発明の第1実施例を示す図1〜2におい
て、1は風車で次のように構成されている。3は円環状
に構成された翼支持部材で、その外周には複数(この例
では3個)の翼2が円周方向等間隔にかつ該翼2の翼ピ
ッチを変化可能に取り付けられている。11は風車軸で
その出力端が図示しない発電機(発電機以外の被駆動体
でもよい)に連結されている。13は後部ケースで、外
周面013が前記翼支持部材3の外周面03略同一径に
形成されて前記翼2の出口側案内部を構成するとともに
内周側に軸受12を介して前記風車軸11が回転自在に
支持されている。20は該軸受12側のオイルをシール
するオイルシールである。
【0022】6は円筒状の内側回転リングでその出力端
が前記風車軸11の入力端にスプライン継手23により
相対回転不能かつ軸方向への相対移動可能に連結されて
いる。4は線状のスポークで円周方向に複数本配設され
て、前記翼支持部材3の内周と前記内側回転リング6の
外周とを連結している。5は前記各翼2の翼ピッチを調
整する翼ピッチ制御棒で、前記内側回転リング6の外側
に設置されたかさ歯車装置等からなる制御棒駆動機構0
5を介して操作され前記翼2の翼ピッチを変化させるも
のである(該翼ピッチ制御棒5及びその駆動手段は公知
であるので詳細な構成説明は省略)。前記内側回転リン
グ6、内側回転リング6と翼支持部材3とを連結するス
ポーク4及び前記翼ピッチ制御棒5とその制御棒駆動機
構05は、前記円環状の翼支持部材3の内側に形成され
る空間10内に設置されている。
【0023】14は前部ケースで、その内周には支持軸
17が固着され外周には円環状のガイド支持ブラケット
15が一体に形成されている。前記支持軸17の端部は
前記風車軸11の前端部内周を軸受18を介して回転可
能に支持し、中央部は前記内側回転リング6の内周を軸
受19を介して回転可能に支持している。21は前記軸
受18、19用のオイルシールである。前記翼支持部材
3、内側回転リング6、支持軸17等は前記風車軸11
の回転軸心020と同心に設けられている。16は入口
ガイド部材で、後部が円筒状に形成された先細の殻体か
らなり後端部外周が前記翼支持部材3の外周に近接さ
れ、後部を前記ガイド支持ブラケット15に固着される
とともに前部を前記支持軸17に固着されたガイド指支
持棒22に固着されることにより強固にに支持されてい
る。
【0024】かかる構成からなる風車装置において、空
気流(風)は入口ガイド部材16に案内されて翼2の回
転環状空間に流入し該に作用してこれを回転駆動した
後、翼支持部材3の外周面03及び後部ケース13の外
周面013を出口側の案内として後方に排出される。前
記翼2の回転力は翼支持部材3、スポーク4及び内側回
転リング6を経てスプライン継手23から風車軸11に
伝達され、発電機等の被駆動体を駆動する。
【0025】かかる実施例によれば、外周に複数の翼2
が取り付けられる翼支持部材3を円環状に構成して、該
翼支持部材3の内側に形成される空間10に、該翼支持
部材3及び内側回転リング6、両者を連結するスポーク
4、翼のピッチを調整する翼ピッチ制御棒5を配設する
ことにより、円環状に構成された翼支持部材3の内側に
形成される空間10のスペースを有効利用しつつ、該翼
支持部材3の外周に翼2を取り付けることにより翼長を
長くすることなく該翼2の外周円の半径(図1のL)を
大きく採ることができて風車における風の通過面積を増
大することができる。
【0026】即ち、前記翼2の翼長を翼根の内周円半径
つまり略翼支持部材3の外周面半径(図1のl)と同一
程度(つまり翼長=l)に採ることが可能となって、翼
2の外周円の半径L=l+l=2lとなり、風の通過面
積(環状面の面積)S=π((2l)2―l))=π
(3l)のように、翼長(l)の翼2を半径(l)な
る翼支持部材3の外周面で支持することにより、風車の
動力を3倍に増大することができる。
【0027】従って、翼長を長くし翼2の振動増大によ
る破損を誘発することなく、風車における風の通過面積
を増大し風車の動力を増大することができる。併せて、
円環状に形成された翼支持部材3の内側に形成される空
間10のスペースの有効利用が可能となる。
【0028】また、前記翼支持部材3の内周と内側回転
リング6の外周とを複数のスポーク4にて連結すること
により、翼2の外周径(2L)が大径となって大きな遠
心力が作用する翼2及び翼支持部材3を複数のスポーク
4にて支持することにより翼2及び翼支持部材3の支持
剛性が上昇し、該遠心力による翼2及び翼支持部材3の
破損の発生を回避できる。
【0029】また、翼2及び翼支持部材3、内側回転リ
ング6及びスポーク4の組立体と風車軸11とを、スプ
ライン継手部23にて軸方向に相対移動させることによ
り、簡単に組立、分解することができる。
【0030】さらにかかる実施例によれば、翼支持部材
3の前方に設置した入口ガイド部材16により風車前方
の空気(風)を案内して該翼支持部材3の外側に形成さ
れる翼2の回転環状空間に効率的に供給することがで
き、風車の駆動動力が上昇する。
【0031】図3に示される本発明の第2実施例におい
ては、円環体からなる前記翼支持部材3の内周と前記内
側回転リング6の外周とを、内側からY字状に形成され
た複数の放射状連結リブ7にて連結している。その他の
構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材
は同一の符号で示す。かかる実施例においては、前記翼
支持部材3の内周と内側回転リング6の外周とを複数の
放射状連結リブ7にて連結することにより、大きな遠心
力が作用する翼2及び翼支持部材3を複数の連結リブ7
にて支持することにより翼2及び翼支持部材3の支持剛
性が上昇する。
【0032】図4に示される本発明の第3実施例におい
ては、翼支持部材8を中空の三角形体(多角形体であれ
ばよい)からなる三角形状の翼支持部材8に構成すると
ともに、前記連結部材を棒状の連結リブにて構成し、前
記内側回転リング6の外周から複数の連結リブ9を放射
状に配して該内側回転リング6の外周と前記三角形状の
翼支持部材8の内周とを連結し、さらに前記複数個(こ
の例では3個)の翼2を前記三角形状翼支持部材8の角
部外周に夫々取り付けて構成している。その他の構成は
前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一
の符号で示す。かかる実施例においては、翼支持部材8
を三角形状に形成し、該翼支持部材8の内周と内側回転
リング6の外周とを複数の放射状連結リブ7にて連結す
ることにより、大きな遠心力が作用する翼2及び翼支持
部材3を複数の連結リブ7にて支持することができ、翼
2及び翼支持部材8の支持剛性が上昇する。殊に翼支持
部材8を三角形状に形成しているので、複数の連結リブ
9と組み合わせた支持剛性を円環状の翼支持部材よりも
大きくできる。
【0033】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、外周に
複数の翼が取り付けられ環状に構成された翼支持部材の
内側に形成される空間に、該翼支持部材と前記風車軸と
を連結する回転力伝達機構即ち請求項2記載のような風
車軸あるいは該風車軸に連結される連結回転体からなる
内側回転部材及び該内側回転部材と前記翼支持部材とを
連結する連結部材や、請求項7記載のような翼ピッチ制
御棒を配設することにより、翼支持部材の内側空間のス
ペースを有効利用しつつ、該翼支持部材の外周に翼を取
り付けることにより翼長を長くすることなく翼の外周円
の半径を大きく採ることができて風車における風の通過
面積を増大することができる。
【0034】従って、本発明によれば、翼長を長くし翼
の振動増大による破損を誘発することなく風車における
風の通過面積を増大し風車の動力を増大することができ
るとともに、環状に形成された翼支持部材の内側空間の
スペースを有効利用することにより装置をコンパクトに
構成できる。
【0035】請求項3ないし5記載のように構成すれ
ば、翼支持部材の内周と内側回転部材の外周とを複数の
スポークあるいは連結リブにて連結することにより、外
周径が大径となって大きな遠心力が作用する翼及び翼支
持部材をスポークあるいは連結リブにて強固に支持する
ことにより翼及び翼支持部材の支持剛性が上昇し、該遠
心力による翼及び翼支持部材の破損の発生を回避でき
る。
【0036】請求項6記載のように構成すれば、翼及び
翼支持部材、内側回転部材及び連結部材の組立体と風車
軸とを、スプライン連結部にて軸方向に相対移動させる
ことにより、簡単に組立、分解することができる。ま
た、請求項8記載のように構成すれば、翼支持部材の前
方に設置した入口ガイド部材により風車前方の空気
(風)を案内して翼支持部材の外側に形成される翼の回
転環状空間に効率的に供給することができ、風車の駆動
動力を上昇できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る風車装置の風車軸
心に直角な正面図(図2のB―B矢視図)である。
【図2】 第1実施例における風車軸心線に沿う上半分
の断面図(図1のA―A矢視図)である。図1のA―A
矢視図である。
【図3】 第2実施例を示す図1対応図である。
【図4】 第3実施例を示す図1対応図である。
【符号の説明】
1 風車 2 翼 3、8 翼支持部材 4 スポーク 5 翼ピッチ制御棒 6 内側回転リング 7、9 連結リブ 10 空間 11 風車軸 12、18、19 軸受 13 後部ケース 14 前部ケース 15 ガイド支持ブラケット 16 入口ガイド部材 17 支持軸 22 ガイド支持棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 義之 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 弥冨 裕治 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 三宅 寿生 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 早川 公視 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 Fターム(参考) 3H078 AA02 AA26 BB01 BB11 BB12 BB18 BB20 CC01 CC12 CC41 CC46 CC63

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼支持部材に支持された複数の翼に風力
    を作用させ、該翼の回転力を前記翼支持部材を介して出
    力側の風車軸に伝達するように構成された風車装置にお
    いて、前記翼支持部材を環状に構成してその外周に前記
    複数の翼を夫々取り付け、該翼支持部材の内側に形成さ
    れる空間に該翼支持部材と前記風車軸とを連結する回転
    力伝達機構を設けてなることを特徴とする風車装置。
  2. 【請求項2】 前記回転力伝達機構は、前記風車軸ある
    いは該風車軸と同心に設けられて出力側が該風車軸に連
    結される連結回転体からなる内側回転部材と、該内側回
    転部材の外周と前記翼支持部材の内周とを連結する連結
    部材とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の風
    車装置。
  3. 【請求項3】 前記翼支持部材を円環体からなるリング
    状翼支持部材に構成するとともに前記連結部材を線状の
    スポークにて構成し、前記リング状翼支持部材の内周と
    前記内側回転部材の外周とを円周方向に複数個配設され
    た前記スポークにより連結したことを特徴とする請求項
    2記載の風車装置。
  4. 【請求項4】 前記翼支持部材を円環体からなるリング
    状翼支持部材に構成するとともに前記連結部材を棒状の
    連結リブにて構成し、前記内側回転部材の外周から前記
    連結リブを複数個放射状に配して該内側回転部材の外周
    と前記リング状翼支持部材の内周とを連結したことを特
    徴とする請求項2記載の風車装置。
  5. 【請求項5】 前記翼支持部材を中空の多角形体からな
    る多角形状翼支持部材に構成するとともに前記連結部材
    を棒状の連結リブにて構成し、前記内側回転部材の外周
    から前記連結リブを複数個放射状に配して該内側回転部
    材の外周と前記リング状翼支持部材の内周とを連結し、
    さらに前記複数の翼を前記多角形状翼支持部材の角部外
    周に夫々取り付けてなることを特徴とする請求項2記載
    の風車装置。
  6. 【請求項6】 前記内側回転部材を円環状に形成すると
    ともにケースに軸受を介して支持された前記風車軸を該
    内側回転部材の一端側にスプライン継手により連結し、
    前記内側回転部材の他端側を軸受を介してケースに支持
    してなることを特徴とする請求項2記載の風車装置。
  7. 【請求項7】 前記翼支持部材の内側に形成される空間
    に前記翼のピッチを調整する翼ピッチ制御棒を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の風車装置。
  8. 【請求項8】 前記翼支持部材の前方に、後端部が該翼
    支持部材の外周に近接された先細の殻体からなり前記翼
    前方の空気を前記翼に案内する入口ガイド部材を設置し
    てなることを特徴とする請求項1記載の風車装置。
JP2001279731A 2001-09-14 2001-09-14 風車装置 Withdrawn JP2003083233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001279731A JP2003083233A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 風車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001279731A JP2003083233A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 風車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003083233A true JP2003083233A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19103859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001279731A Withdrawn JP2003083233A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 風車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003083233A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023813A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Yamazaki Co Ltd 小型風力発電装置
JP2008538597A (ja) * 2005-03-15 2008-10-30 クリッパー・ウィンドパワー・テクノロジー・インコーポレーテッド 風力タービンおよび水力タービン用のロータ・システムのテンション・ホイール
JP2009511817A (ja) * 2005-10-13 2009-03-19 スウェイ エー/エス 発電機/モータが中空形状で構成される風車/水力発電所/船舶用の直接駆動発電機/モータ、およびこのような風車/水力発電所を組み立てる方法
JP2011179498A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Siemens Ag 風車

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538597A (ja) * 2005-03-15 2008-10-30 クリッパー・ウィンドパワー・テクノロジー・インコーポレーテッド 風力タービンおよび水力タービン用のロータ・システムのテンション・ホイール
JP2007023813A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Yamazaki Co Ltd 小型風力発電装置
JP4571031B2 (ja) * 2005-07-13 2010-10-27 株式会社ヤマザキ 小型風力発電装置
JP2009511817A (ja) * 2005-10-13 2009-03-19 スウェイ エー/エス 発電機/モータが中空形状で構成される風車/水力発電所/船舶用の直接駆動発電機/モータ、およびこのような風車/水力発電所を組み立てる方法
KR101357121B1 (ko) * 2005-10-13 2014-02-04 스웨이 터빈 에이에스 발전기 또는 모터가 중공 프로파일로 구성되는 풍차,수력발전소 또는 베셀을 위한 직접구동형 발전기 또는 모터및 이러한 풍차 또는 수력발전소를 조립하는 방법
JP2011179498A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Siemens Ag 風車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5506827B2 (ja) 小型二重反転プロペラシステム
JP6340048B2 (ja) 長さ−直径比が高いローラを有する二重列円筒ローラ軸受
JP5019721B2 (ja) ガスタービンエンジンを組立てるための方法及び装置
US5443590A (en) Rotatable turbine frame
EP2317176B1 (en) Planetary gear reduction system
US6209311B1 (en) Turbofan engine including fans with reduced speed
US20080020891A1 (en) Engine arrangement
JPH02238160A (ja) ファンジェットエンジン
US5387818A (en) Downhill effect rotational apparatus and methods
JP2001221141A (ja) 軸流水車発電装置
US20090180869A1 (en) Inlet wind suppressor assembly
JPH07145744A (ja) ガスタービンエンジンのロータ支持システム
JP2011174612A (ja) 遊星ギヤ装置
JP2981940B2 (ja) 二重反転プロペラ式推進装置
SE462660B (sv) Gasturbinmotor med motroterande propellrar
WO2019243767A1 (en) Electric engine
JP2003083233A (ja) 風車装置
EP3623283B1 (en) Turbomachine
JPS63106335A (ja) ガスタ−ビン機関
US6224324B1 (en) Axial-flow turbine
US3932055A (en) Vacuum turbine for a drill
JP2021019500A (ja) 動力伝達装置
US11371467B2 (en) Concentric turbomachine with electric machine
EP3623285B1 (en) Turbomachine
US11306682B2 (en) Concentric turbomachine with trailing edge

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202