JP2003082994A - トンネル補修用構造材及びトンネル補修工法 - Google Patents

トンネル補修用構造材及びトンネル補修工法

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JP2003082994A
JP2003082994A JP2001267295A JP2001267295A JP2003082994A JP 2003082994 A JP2003082994 A JP 2003082994A JP 2001267295 A JP2001267295 A JP 2001267295A JP 2001267295 A JP2001267295 A JP 2001267295A JP 2003082994 A JP2003082994 A JP 2003082994A
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tunnel
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repairing
reinforcing
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泰弘 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で施工時間の短縮を図ることがで
き、既設の覆工コンクリートの補強効果も十分に得られ
るトンネル補修用構造材を提供する。 【解決手段】 本発明のトンネル補修用構造材は、それ
ぞれトンネルの覆工コンクリート表面の円周方向に沿っ
た形状に曲成された複数のパイプ材111,112と、
該パイプ材111,112同士を直列に連結する筒状の
ジョイント部材113とを備え、ジョイント部材113
の両端部にそれぞれ接続されるパイプ材111,112
のうちの少なくとも一方のパイプ材の端部にシール部材
を設けると共に、該端部をジョイント部材113に、そ
の内部でスライドし得るように接続して構成される複数
の補強部材11と、各補強部材11の両端にそれぞれ配
設される中空のT字形継手12と、各補強部材11が所
定の間隔をおいて並列に配置されるようにT字形継手1
2同士の間にそれぞれ配設される筒状の連結部材13
と、T字形継手12のうちのいずれか1つ以上に設けら
れる充填材料の注入口14とを具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの覆工コンク
リートのクラックや剥落等の欠陥部位の補修に用いられ
るトンネル補修用構造材及び当該欠陥部位の補修工法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルの覆工コンクリートの欠
陥部位の補修工法として、覆工コンクリート表面に曲げ
加工した鋼板を取り付けて、覆工コンクリート表面と鋼
板との間隙にグラウトを注入して補修する工法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トンネルの
欠陥部位は、地盤沈下や地震等の様々な要因による地圧
の変動やコンクリート自体の劣化などによって生じる。
そのため、補修には、欠陥部位の修復のみならず、既設
コンクリートのさらなる剥落等を防止するための補強が
要求される。また、補修工事を実施するには、交通を規
制する必要があるため、短時間での施工が要求される。
【0004】しかしながら、従来の補修工法では、次の
ような問題があった。すなわち、鋼板は重量が重く、か
つ覆工コンクリート表面は平坦でないため、鋼板の取り
付けに手間と時間がかかる。また、覆工コンクリート表
面と鋼板との間隙にグラウトを注入する方法であるた
め、事前に欠陥部位から湧き出る湧き水の止水処理が必
要である。従って、わずかな欠陥部位の補修であって
も、施工に多くの労力と時間を要していた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、施工が容易で施工時間の短縮を図ることができると
共に、既設の覆工コンクリートの補強効果も十分に得ら
れるトンネル補修用構造材及びトンネル補修工法を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明は、それぞれトンネルの覆
工コンクリート表面の円周方向に沿った形状に曲成され
た複数のパイプ材と、該パイプ材同士を直列に連結する
筒状のジョイント部材とを備え、前記ジョイント部材の
両端部にそれぞれ接続されるパイプ材のうちの少なくと
も一方のパイプ材の端部にシール部材を設けると共に、
該端部を前記ジョイント部材に、その内部でスライドし
得るように接続して構成される複数の補強部材と、前記
各補強部材の両端にそれぞれ配設される中空のT字形継
手と、前記各補強部材が所定の間隔をおいて並列に配置
されるように前記T字形継手同士の間にそれぞれ配設さ
れる筒状の連結部材と、前記T字形継手のうちのいずれ
か1つ以上に設けられる充填材料の注入口とを具備する
ことを特徴とするトンネル補修用構造材を提供する。請
求項2に記載の本発明は、前記補強部材同士の間に掛け
渡される間隔保持部材を具備することを特徴とする請求
項1記載のトンネル補修用構造材を提供する。請求項3
に記載の本発明は、トンネルの覆工コンクリートに欠陥
部位が生じた場合に、該欠陥部位を補修する際に適用さ
れるトンネル補修工法であって、それぞれ前記覆工コン
クリート表面の円周方向に沿った形状に曲成された複数
のパイプ材と、該パイプ材同士を直列に連結する筒状の
ジョイント部材とを備え、前記ジョイント部材の両端部
にそれぞれ接続されるパイプ材のうちの少なくとも一方
のパイプ材の端部にシール部材を設けると共に、該端部
を前記ジョイント部材に、その内部でスライドし得るよ
うに接続して構成される複数の補強部材と、前記各補強
部材の両端にそれぞれ配設される中空のT字形継手と、
前記各補強部材が所定の間隔をおいて並列に配置される
ように前記T字形継手同士の間にそれぞれ配設される筒
状の連結部材と、前記T字形継手のうちのいずれか1つ
以上に設けられる充填材料の注入口とを具備するトンネ
ル補修用構造材を前記覆工コンクリート表面に沿って設
置する工程と、前記トンネル補修用構造材の内部に充填
材料を所定の圧力で充填する工程と、前記トンネル補修
用構造材及び覆工コンクリート表面に吹き付け材を吹き
付ける工程とを有することを特徴とするトンネル補修工
法を提供する。請求項4に記載の本発明は、前記トンネ
ル補修用構造材は、前記補強チューブ同士の間に掛け渡
される間隔保持部材を具備することを特徴とする請求項
3記載のトンネル補修工法を提供する。請求項5に記載
の本発明は、前記トンネル補修用構造材と覆工コンクリ
ート表面との間に金網を配設した後、前記トンネル補修
用構造材の内部に充填材料を所定の圧力で充填すること
を特徴とする請求項3又は4記載のトンネル補修工法を
提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に基づいてさらに詳しく説明する。図1は、本発
明の一の実施形態に係るトンネル補修用構造材を示す平
面図である。この図に示したように、本実施形態に係る
トンネル補修用構造材1は、補強部材11、T字形継手
12、連結部材13及び注入口14を有して構成され
る。
【0008】補強部材11は、図1に示したように、複
数用いられる。各補強部材11は、図1及び図5(a)
に示したように、それぞれトンネルの覆工コンクリート
表面3の円周方向に沿った形状に曲成された複数のパイ
プ材111,112と、該パイプ材111,112同士
を直列に連結する筒状のジョイント部材113とを有し
て構成される。なお、本実施形態では、各補強部材11
が、それぞれ2本のパイプ材111,112を1つのジ
ョイント部材113により直列に連結した構成である
が、これに限定されるものではなく、3本以上のパイプ
材を複数のジョイント部材により直列に連結した構成と
することも可能である。
【0009】ジョイント部材113の両端部にそれぞれ
接続されるパイプ材111,112のうち、一方のパイ
プ材(以下、第1のパイプ材という。)111は、その
一方の端部111aがジョイント部材113の一端側に
固定接続されている。また、他方のパイプ材(以下、第
2のパイプ材という。)112は、その一方の端部11
2aがジョイント部材113の他端側に、その内部でス
ライドし得るように接続されている(図2参照)。
【0010】より詳細には、第2のパイプ材112は、
ジョイント部材113の内径とほぼ同じ外径を有し、そ
の一方の端部112aの外周面は、少なくともジョイン
ト部材12内に挿入される範囲において表面粗さが精密
に仕上げられている。他方、ジョイント部材113の少
なくとも他端側の内周面も表面粗さが精密に仕上げられ
ており、それにより、第2のパイプ112は、ジョイン
ト部材113内において、その一方の端部112aの外
周面がジョイント部材113の内周面に摺接しつつスラ
イドし得るようになっている。また、第2のパイプ材1
12の一方の端部112aには、ゴム製のシール部材1
14が設けられている(図2参照)。このシール部材1
14は、後述するように、補強部材11の内部に充填材
料が充填された場合に、ジョイント部材113の内周面
に密着して、その充填材料が外部へ漏出することを防ぐ
働きをするものである。
【0011】なお、各補強部材11は、ジョイント部材
113の両端部にそれぞれ接続されるパイプ材111,
112のうちの少なくとも一方のパイプ材(第1又は第
2のパイプ材111,112)の端部(111a又は1
12a)にシール部材114を設けると共に、該端部
(111a又は112a)をジョイント部材113に、
その内部でスライドし得るように接続して構成されてい
ればよい。従って、例えば、第1のパイプ材111の一
方の端部111aにシール部材114を設け、該端部1
11aをジョイント部材113に、その内部でスライド
し得るように接続すると共に、同じく第2のパイプ材1
12の一方の端部112aにシール部材114を設け、
該端部112aをジョイント部材113に、その内部で
スライドし得るように接続した構成とすることも可能で
ある。
【0012】T字形継手12は、中空であり、上記した
各補強部材11の両端(第1及び第2のパイプ材11
1,112の他方の端部111b,112b)にそれぞ
れ配設されている(図1及び図3参照)。また、図1に
示したように、複数あるT字形継手12のうちのいずれ
か1つ以上に充填材料を注入するための注入口14が設
けられている。この注入口14は、注入した充填材料が
逆流することを防ぐために逆止弁を備えて構成されてい
る。なお、かかる注入口14の配設箇所は適宜決定され
るべきものであり限定されるものではない。本実施形態
では、トンネル補修用構造材1の四隅に位置するT字形
継手12のうちの3つに注入口14が設けられている
(図1参照)。なお、四隅に位置するT字形継手12の
うち、注入口14が設けられていないものの開口部は、
エア抜き用の孔部を有する閉塞部材(図示せず)により
閉塞されている。
【0013】連結部材13は、複数用いられ、それぞれ
が筒状に形成されており、上記した各補強部材11が所
定の間隔をおいて並列に配置されるようにT字形継手1
2同士の間にそれぞれ配設されている(図1及び図3参
照)。なお、上記した各補強部材11を構成する第1及
び第2のパイプ材111,112並びに連結部材13と
しては、配管用鋼管を用いることができる。
【0014】また、本実施形態のトンネル補修用構造材
1は、並列に配置された補強部材11同士が一定の間隔
を維持し得るように間隔保持部材15を有して構成され
ている。この間隔保持部材15は、図1及び図4に示し
たように、トンネル補修用構造材1の幅とほぼ同じ長さ
を有する小幅の板状体151に一定間隔を置いて配設さ
れた略U字状の支持部152を備えて構成され、それぞ
れ、各補強部材11を構成する第1及び第2のパイプ材
111,112の中途に位置して、支持部152内に各
々第1及び第2のパイプ材111,112を挿通させた
形で設けられている。
【0015】次に、本実施形態に係るトンネル補修用構
造材1を用いたトンネルの補修工法の一例について説明
する。かかる補修工法では、第1の工程として、トンネ
ルの覆工コンクリートに生じたクラックやコンクリート
片が剥落した箇所(欠陥部位)を覆うように、該覆工コ
ンクリート表面3に沿って、トンネル補修用構造材1を
設置する。
【0016】かかる設置に際しては、まず、覆工コンク
リート表面3にアンカーボルト4を挿入するための孔を
あけ、その孔にアンカーボルト4を挿入し、定着材を用
いて定着させる。次に、トンネル補修用構造材1の四隅
に位置する各T字形継手12に予め設けられた略L字形
状のアングルプレート16を利用してアンカーボルト4
にトンネル補修用構造材1を取り付ける。より具体的に
は、アングルプレート16は、一片161にアンカーボ
ルト4が挿通される孔部161aを有し、該一片161
に直交する他片162がトンネル補修用構造材1のT字
形継手12に溶着されている。そして、アンカーボルト
4にトンネル補修用構造材1を取り付ける際には、アン
グルプレート16の孔部161aに、覆工コンクリート
表面3から突出するアンカーボルト4を挿通させた後、
該アンカーボルト4にナット(図示せず)を螺合させて
締め付け固定する。それにより、トンネル補修用構造材
1は、図5(a)に示したように、その両端をそれぞれ
アンカーボルト4により固定された状態で覆工コンクリ
ート表面3に沿って設置される。なお、この際、トンネ
ル補修用構造材1は、覆工コンクリート表面3との間に
所定の隙間(最も隙間が小さいところで約15mm〜約
25mm程度の隙間、より好ましくは約20mm程度の
隙間)が形成されるように設置される。
【0017】本実施形態に係るトンネル補修用構造材1
によれば、覆工コンクリート表面3への設置にあたっ
て、従来の鋼板と比較して重量が軽いため、覆工コンク
リート表面3への設置作業に要する負担が小さくて済
む。また、覆工コンクリート表面3に沿って設置するた
めに仮設用の支持部材等が不要であり、かつアンカーボ
ルト4もトンネル補修用構造材1の両端を固定し得る数
だけ配設すれば足りるため、設置にかかる時間と手間を
従来よりも大幅に少なくすることができ、また設置作業
が容易である。
【0018】第2の工程では、トンネル補修用構造材1
と覆工コンクリート表面3との間に、金網2を配設する
(図6参照)。この金網2は、トンネル補修用構造材1
と同等又はそれよりもやや小さい大きさを有する略長方
形に加工されたものが用いられる。そして、かかる金網
2を設けることにより、補強効果をさらに高めることが
できる。
【0019】第3の工程では、充填材料貯留タンク、ポ
ンプ、該ポンプに接続される注入ホースから構成される
充填材料供給装置(図示せず)を用いて、充填材料5を
トンネル補修用構造材1の内部に充填する。この際、上
記注入ホースをトンネル補修用構造材1の注入口14の
いずれか1以上に接続し、ポンプを駆動させて、所定の
圧力で充填材料5を注入すると、補強部材11、T字形
継手12及び連結部材13は、それぞれ中空であって、
相互に連通しているため、トンネル補修用構造材1の内
部全体に充填材料5が充填されることとなる。
【0020】また、各補強部材11を構成する第2のパ
イプ材112は、ジョイント部材113にスライド可能
に接続されているため、充填材料5が充填されていくに
従って、ジョイント部材113内において、その一方の
端部112aが第1のパイプ材111の一方の端部11
1aから離間する方向へスライドしていき(図7参
照)、これに伴い各補強部材11が伸長する(図5
(b)参照)。トンネル補修用構造材1の両端はアンカ
ーボルト4により固定されているため、各補強部材11
は上記のように伸長することで、覆工コンクリート表面
3に近接する。それにより、各補強部材11と覆工コン
クリート表面3との間に形成された隙間が小さくなり、
各補強部材11によって金網2が覆工コンクリート表面
3に押しつけられると共に、各補強部材11に、覆工コ
ンクリート表面3に近接する方向に働く圧力が発生する
(図5(c)参照)。従って、単にパイプ材や金網等で
補強した場合よりも高い補強強度を得ることができる。
【0021】なお、充填材料5としては、硬化収縮しな
い性質のものを用いることが好ましく、例えば、無収縮
セメント、水及び混和剤を所定の割合で混合したセメン
トミルクを用いることができる。
【0022】そして、最終工程として、トンネル補修用
構造材1及び覆工コンクリート表面3に吹き付け材を吹
き付ける。これにより、覆工コンクリート表面3に金網
2及びトンネル補修用構造材1を介在させた形で吹き付
け材が積層されることとなり、覆工コンクリートに十分
な強度を付与することができる。また、上記のように吹
き付け材が積層されることにより、覆工コンクリートの
劣化の要因となる空気との接触を遮断することができる
と共に、欠陥部位を閉塞して湧き水を止水することも容
易となる。なお、吹き付け材としては、モルタル等を用
いることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトンネル
補修用構造材及びトンネル補修工法によれば、従来の工
法よりも施工が容易であり、また施工時間の短縮を図る
ことができる。また、既設の覆工コンクリートの補強効
果も十分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施形態に係るトンネル
補修用構造材を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のA部拡大断面図である。
【図3】図3は、図1のB部拡大断面図である。
【図4】図4は、図1のC部拡大断面図である。
【図5】図5は、上記実施形態に係るトンネル補修用構
造材を用いたトンネル補修工法の一例を説明するための
図である。
【図6】図6は、図5(a)のD部拡大図である。
【図7】図7は、図5(b)のE部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 トンネル補修用構造材 11 補強部材 111 第1のパイプ材 112 第2のパイプ材 113 ジョイント部材 12 T字形継手 13 連結部材 14 注入口 15 間隔保持部材 16 アングルプレート 2 金網 3 覆工コンクリート表面 4 アンカーボルト 5 充填材料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれトンネルの覆工コンクリート表
    面の円周方向に沿った形状に曲成された複数のパイプ材
    と、該パイプ材同士を直列に連結する筒状のジョイント
    部材とを備え、前記ジョイント部材の両端部にそれぞれ
    接続されるパイプ材のうちの少なくとも一方のパイプ材
    の端部にシール部材を設けると共に、該端部を前記ジョ
    イント部材に、その内部でスライドし得るように接続し
    て構成される複数の補強部材と、 前記各補強部材の両端にそれぞれ配設される中空のT字
    形継手と、 前記各補強部材が所定の間隔をおいて並列に配置される
    ように前記T字形継手同士の間にそれぞれ配設される筒
    状の連結部材と、 前記T字形継手のうちのいずれか1つ以上に設けられる
    充填材料の注入口とを具備することを特徴とするトンネ
    ル補修用構造材。
  2. 【請求項2】 前記補強部材同士の間に掛け渡される間
    隔保持部材を具備することを特徴とする請求項1記載の
    トンネル補修用構造材。
  3. 【請求項3】 トンネルの覆工コンクリートに欠陥部位
    が生じた場合に、該欠陥部位を補修する際に適用される
    トンネル補修工法であって、 それぞれ前記覆工コンクリート表面の円周方向に沿った
    形状に曲成された複数のパイプ材と、該パイプ材同士を
    直列に連結する筒状のジョイント部材とを備え、前記ジ
    ョイント部材の両端部にそれぞれ接続されるパイプ材の
    うちの少なくとも一方のパイプ材の端部にシール部材を
    設けると共に、該端部を前記ジョイント部材に、その内
    部でスライドし得るように接続して構成される複数の補
    強部材と、前記各補強部材の両端にそれぞれ配設される
    中空のT字形継手と、前記各補強部材が所定の間隔をお
    いて並列に配置されるように前記T字形継手同士の間に
    それぞれ配設される筒状の連結部材と、前記T字形継手
    のうちのいずれか1つ以上に設けられる充填材料の注入
    口とを具備するトンネル補修用構造材を前記覆工コンク
    リート表面に沿って設置する工程と、 前記トンネル補修用構造材の内部に充填材料を所定の圧
    力で充填する工程と、前記トンネル補修用構造材及び覆
    工コンクリート表面に吹き付け材を吹き付ける工程とを
    有することを特徴とするトンネル補修工法。
  4. 【請求項4】 前記トンネル補修用構造材は、前記補強
    チューブ同士の間に掛け渡される間隔保持部材を具備す
    ることを特徴とする請求項3記載のトンネル補修工法。
  5. 【請求項5】 前記トンネル補修用構造材と覆工コンク
    リート表面との間に金網を配設した後、前記トンネル補
    修用構造材の内部に充填材料を所定の圧力で充填するこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のトンネル補修工
    法。
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