JP2003078512A - クロック信号生成回路およびクロック信号生成方法 - Google Patents

クロック信号生成回路およびクロック信号生成方法

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JP2003078512A
JP2003078512A JP2001268337A JP2001268337A JP2003078512A JP 2003078512 A JP2003078512 A JP 2003078512A JP 2001268337 A JP2001268337 A JP 2001268337A JP 2001268337 A JP2001268337 A JP 2001268337A JP 2003078512 A JP2003078512 A JP 2003078512A
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clock signal
sampling frequency
circuit
khz
clock
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JP2001268337A
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Masashige Hagimori
正茂 萩森
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの回路で、複数の種類のサンプリング周
波数のデジタルデータを同時にデジタル/アナログ変換
する。 【解決手段】 USBインタフェース68は、接続されて
いるデバイスである、例えば、ハードディスクドライブ
から音声のデジタルデータを受信したとき、受信したパ
ケットのうち、SOFパケットの受信に対応する基準信号
を生成する。クロックリカバリ回路113は、USBイン
タフェース68から供給された基準信号を基に、44.1KH
zのサンプリング周波数に対応するクロック信号、およ
び48.0KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信
号を生成し、生成した44.1KHzのサンプリング周波数に
対応するクロック信号、および48.0KHzのサンプリング
周波数に対応するクロック信号をデジタルオーディオイ
ンタフェースに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号生成
回路およびクロック信号生成方法であって、特に、サン
プリング周波数に対応するクロック信号を生成するクロ
ック信号生成回路およびクロック信号生成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置であるパーソナルコンピュ
ータで音楽などの音声を再生する技術が広く利用されて
いる。音声を再生するとき、パーソナルコンピュータ
は、デジタルデータのサンプリング周波数に対応する周
波数のクロック信号を生成し、生成したクロック信号を
基に、音声のデジタルデータをデジタル/アナログ変換
する。
【0003】図1は、USB(Universal Serial Bus)を介
して、パケットを受信して、デジタルデータのサンプリ
ング周波数に対応する周波数のクロック信号を生成す
る、従来のクロック信号生成回路を示す図である。
【0004】USBインタフェース1は、USBのパケットを
受信して、所定の周波数の基準信号を生成し、生成した
基準信号をクロックリカバリ回路2−1および2−2に
供給する。
【0005】クロックリカバリ回路2−1は、USBイン
タフェース1から供給された基準信号を基に、44.1KHz
のサンプリング周波数に対応するクロック信号を生成し
て、生成したクロック信号を出力する。
【0006】クロックリカバリ回路2−2は、USBイン
タフェース1から供給された基準信号を基に、48.0KHz
のサンプリング周波数に対応するクロック信号を生成し
て、生成したクロック信号を出力する。
【0007】パーソナルコンピュータは、44.1KHzのサ
ンプリング周波数に対応するクロック信号を基に、サン
プリング周波数が44.1KHzである音声のデジタルデータ
をデジタル/アナログ変換し、48.0KHzのサンプリング
周波数に対応するクロック信号を基に、サンプリング周
波数が48.0KHzである音声のデジタルデータをデジタル
/アナログ変換する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、2種類の
サンプリング周波数のデジタルデータをデジタル/アナ
ログ変換するには、2つのクロックリカバリ回路2−1
および2−2が必要であった。同様に、3種類のサンプ
リング周波数のデジタルデータをデジタル/アナログ変
換するには、3つのクロックリカバリ回路が必要であっ
た。
【0009】また、パーソナルコンピュータが、1つの
クロックリカバリ回路しか有しないとき、2種類以上の
サンプリング周波数のデジタルデータを同時にデジタル
/アナログ変換することはできなかった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、1つの回路で、複数の種類のサンプリング
周波数のデジタルデータを同時にデジタル/アナログ変
換できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック信号生
成回路は、デジタルデータを伝送するバスの時間単位を
示す所定のパケットを検出する検出手段と、パケットの
検出を基に、時間単位に対応する周期の基準信号を生成
する基準信号生成手段と、基準信号を基に、それぞれ異
なるサンプリング周波数に対応する、2以上のクロック
信号を生成するクロック信号生成手段とを含むことを特
徴とする。
【0012】デジタルデータは、音声のデータとするこ
とができる。
【0013】検出手段は、デジタルデータを伝送する、
USBであるバスの時間単位を示すSOFパケットを検出する
ようにすることができる。
【0014】本発明のクロック信号生成方法は、デジタ
ルデータを伝送するバスの時間単位を示す所定のパケッ
トを検出する検出ステップと、パケットの検出を基に、
時間単位に対応する周期の基準信号を生成する基準信号
生成ステップと、基準信号を基に、それぞれ異なるサン
プリング周波数に対応する、2以上のクロック信号を生
成するクロック信号生成ステップとを含むことを特徴と
する。
【0015】本発明のクロック信号生成回路およびクロ
ック信号生成方法においては、デジタルデータを伝送す
るバスの時間単位を示す所定のパケットが検出され、パ
ケットの検出を基に、時間単位に対応する周期の基準信
号が生成され、基準信号を基に、それぞれ異なるサンプ
リング周波数に対応する、2以上のクロック信号が生成
される。
【0016】
【発明の実施の形態】図2乃至図5は、本発明に係るク
ロック信号生成回路を有するパーソナルコンピュータ1
1の外観を示す図である。このパーソナルコンピュータ
11は、基本的に、本体21と、この本体21に対して
開閉自在とされる表示部22により構成されている。図
2は表示部22を本体21に対して開いた状態を示す外
観斜視図である。図3は本体21の平面図、図4は本体
21に設けられている後述するジョグダイヤル23の拡
大図である。また、図5は本体21設けられているジョ
グダイヤル23の側面図である。
【0017】本体21には、各種の文字や記号などを入
力するとき操作されるキーボード24、LCD(Liquid Cr
ystal Display)26に表示されるポインタ(マウスカ
ーソル)を移動させるときなどに操作されるポインティ
ングデバイスとしてのタッチパット25、および電源ス
イッチ27がその上面に設けられている。また、ジョグ
ダイヤル23、スロット28、IEEE(Institute of Ele
ctrical and Electronics Engineers)1394ポート10
1、およびメモリカードスロット102等が、本体21
の側面に設けられている。なお、タッチパット25に代
えて、スティック式のポインティングデバイスを設ける
ことも可能である。
【0018】また、表示部22の正面には、画像を表示
するLCD26が設けられている。表示部22の右上部に
は、電源ランプPL、電池ランプBL、必要に応じて設けら
れるメッセージランプML(図示せず)その他のLEDより
成るランプが設けられている。さらに、表示部22の上
部には、マイクロフォン66が設けられている。
【0019】なお、電源ランプPLや電池ランプBL、メッ
セージランプML等は表示部22の下部に設けることも可
能である。
【0020】また、ハードディスクドライブ12は、US
Bを介して、パーソナルコンピュータ11の本体21に
接続されている。ハードディスクドライブ12は、パー
ソナルコンピュータ11の要求に対応して、パーソナル
コンピュータ11に音声のデジタルデータを供給する。
【0021】次に、ジョグダイヤル23は、例えば、本
体21上のキーボード24の図3中の右側に配置されて
いるキーAおよびキーBの間に、その上面がキーAおよ
びキーBとほぼ同じ高さになるように取り付けられてい
る。ジョグダイヤル23は、図4中の矢印aに示す回転
操作に対応して所定の処理(例えば、画面のスクロール
の処理)を実行し、同図中矢印bに示す移動操作に対応
した処理(例えば、アイコンの選択の決定の処理)を実
行する。
【0022】なお、ジョグダイヤル23は、本体21の
左側面に配置してもよく、LCD26が設けられた表示部
22の左側面若しくは右側面、または、キーボード24
のGキーとHキーとの間に縦方向に(すなわち、ジョグ
ダイヤル23がYキーまたはBキーのいずれかの方向に
回転するように)配置してもよい。
【0023】また、ジョグダイヤル23は、タッチパッ
ド25を人差し指で操作しながら親指で操作可能なよう
に、本体21の前面の中央部に配置してもよく、タッチ
パッド25の上端縁又は下端縁に沿って横方向に配置し
ても、または、タッチパッド25の右ボタンと左ボタン
との間に縦方向に配置してもよい。さらに、ジョグダイ
ヤル23は、縦方向や横方向に限定せず、各指で操作し
易い斜め方向へ、所定角度を付けて配置してもよい。そ
の他、ジョグダイヤル23は、ポインティングデバイス
であるマウスの側面の親指で操作可能な位置に配置する
ことも可能である。ジョグダイヤルとしては、本件出願
人と共同の出願人により出願された、特開平8−203
387号公報に開示されているプッシュスイッチ付回転
操作型電子部品を使用することが可能である。
【0024】スロット28は、PCMCIA(Personal Compu
ter Memory Card International Association)が規定
する規格に基づく拡張カードである、PCカードが装着さ
れる。
【0025】IEEE1394ポート101は、IEEE1394に規定
されている規格に基づいた構造を有し、IEEE1394に規定
されている規格に基づいたケーブルが接続される。
【0026】メモリカードスロット102は、フラッシ
ュメモリなどの半導体メモリを内蔵し、静止画像、動画
像、音声、またはテキストなどのデータを記憶するメモ
リカードである、例えば、メモリースティック(商標)
などのメモリカードが装着される。
【0027】次に、パーソナルコンピュータ11の構成
の例について図6を参照して説明する。
【0028】中央処理装置(CPU(Central Processing
Unit))51は、例えば、インテル(Intel)社製のペ
ンティアム(登録商標)(Pentium(登録商標))プロ
セッサ等で構成され、ホストバス52に接続されてい
る。ホストバス52には、さらに、ブリッジ53(いわ
ゆる、ノースブリッジ)が接続されており、ブリッジ5
3は、AGP(Accelerated Graphics Port)50を有し、
PCI(Peripheral ComponentInterconnect/Interface)バ
ス56に接続されている。
【0029】ブリッジ53は、例えば、インテル社製の
AGP Host Bridge Controllerである400BXなどで構
成されており、CPU51およびRAM(Random-Access Memor
y)54(いわゆる、メインメモリ)等のデータの伝送
などを制御する。さらに、ブリッジ53は、AGP50を
介して、ビデオコントローラ57とのデータの伝送を制
御する。なお、このブリッジ53とブリッジ(いわゆ
る、サウスブリッジ(PCI-ISA Bridge))58とで、い
わゆるチップセットが構成されている。
【0030】ブリッジ53は、さらに、キャッシュメモ
リ55とも接続されている。キャッシュメモリ55は、
SRAM(Static RAM)などRAM54に比較して、より高速
に書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで
構成され、CPU51が使用するプログラムまたはデータ
をキャッシュする(一時的に記憶する)。
【0031】なお、CPU51は、その内部に1次的な
(キャッシュメモリ55に比較して、より高速に動作で
きるメモリで、CPU51自身が制御する)キャッシュメ
モリを有する。
【0032】RAM54は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)
で構成され、CPU51が実行するプログラム、またはCPU
51の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、例
えば、RAM54は、起動が完了した時点において、HDD6
7からロードされた、電子メールプログラム54A、オ
ートパイロットプログラム54B、ジョグダイヤル状態
監視プログラム54C、ジョグダイヤルドライバ54
D、オペレーティングプログラム(OS)54E、音声処
理プログラム54F、その他のアプリケーションプログ
ラム54G1乃至54Gnを記憶する。
【0033】電子メールプログラム54Aは、図示せぬ
通信回線などを介して、通信文(いわゆる、eメール)
を授受するプログラムである。
【0034】オートパイロットプログラム54Bは、予
め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、
予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラ
ムである。
【0035】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、ジョグダイヤル23に対応しているか否かの通知
を、上述した各アプリケーションプログラムから受け取
り、ジョグダイヤル23に対応している場合、ジョグダ
イヤル23を操作することで何が行えるかをLCD26に
表示させる。
【0036】ジョグダイヤル状態監視プログラム54C
は、ジョグダイヤル23のイベント(ジョグダイヤル2
3が図4の矢印aに示す方向に回転される、または図4
の矢印bに示す方向に押圧されるなどの操作)を検出し
て、検出されたイベントに対応する処理を実行する。ジ
ョグダイヤル状態監視プログラム54Cは、アプリケー
ションプログラムからの通知を受け取るリストを有す
る。ジョグダイヤルドライバ54Dは、ジョグダイヤル
23の操作に対応して各種機能を実行する。
【0037】OS(Operating System)54Eは、例えば
マイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)
(Windows(登録商標))me、またはアップルコンピュ
ータ社のいわゆるマックOS(商標)等に代表される、コ
ンピュータの基本的な動作を制御するプログラムであ
る。
【0038】音声処理プログラム54Fは、デジタルオ
ーディオインタフェース114を制御し、例えば、USB
ポート107を介して、ハードディスクドライブ12か
ら供給された音声のデジタルデータを、デジタルオーデ
ィオインタフェース114にデジタル/アナログ変換さ
せる。また、音声処理プログラム54Fは、デジタルオ
ーディオインタフェース114に、音声のデジタルデー
タまたは音声信号の選択をさせるか、またはミキシング
を実行させる。
【0039】さらに、音声処理プログラム54Fは、サ
ウンドコントローラ34を制御し、例えば、HDD67に
記録されている、音声のデジタルデータを、サウンドコ
ントローラ34にデジタル/アナログ変換させる。
【0040】ビデオコントローラ57は、AGP50を介
してブリッジ53に接続されており、AGP50およびブ
リッジ53を介してCPU51から供給されるデータ(イ
メージデータまたはテキストデータなど)を受信して、
受信したデータに対応するイメージデータを生成する
か、または受信したデータをそのまま、内蔵するビデオ
メモリに記憶する。ビデオコントローラ57は、表示部
22のLCD26に、ビデオメモリに記憶されているイメ
ージデータに対応する画像を表示させる。
【0041】PCIバス56には、サウンドコントローラ
64が接続されている。サウンドコントローラ64は、
マイクロフォン66から音声に対応する信号を取り込
み、音声に対応するデータを生成して、RAM54に出力
する。または、サウンドコントローラ64は、スピーカ
65を駆動して、スピーカ65に音声を出力させる。
【0042】PCカードインタフェース111は、PCI
バス56に接続され、スロット28に装着されたインタ
フェースカードから供給されたデータを、CPU51また
はRAM54に供給するとともに、CPU51から供給された
データをインタフェースカードに出力する。
【0043】メモリカードインタフェース112は、PC
Iバス56に接続され、メモリカードスロット102に
装着されたメモリカードから供給されたデータを、CPU
51またはRAM54に供給するとともに、CPU51から供
給されたデータをメモリカードに出力する。
【0044】デジタルオーディオインタフェース114
は、PCIバス56に接続され、USBインタフェース68を
介して、例えば、ハードディスクドライブ12から供給
された音声のデジタルデータを、クロックリカバリ回路
113から供給されたクロック信号を基に、デジタル/
アナログ変換する。
【0045】デジタルオーディオインタフェース114
は、音声処理プログラム54Fの制御に基づいて、音声
のデジタルデータまたは音声信号を選択するか、または
ミキシングする。
【0046】また、PCIバス56にはブリッジ58(い
わゆる、サウスブリッジ)も接続されている。ブリッジ
58は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなどで構
成されており、IDE(Integrated Drive Electronics)
コントローラ/コンフィギュレーションレジスタ59、
タイマ回路60、IDEインタフェース61、およびUSB
(Universal Serial Bus)インタフェース68等を内蔵
している。ブリッジ58は、IDEバス62に接続される
デバイス、またはISA/EIO(Industry Standard Archite
cture / Extended Input Output)バス63若しくはI/O
インタフェース69を介して接続されるデバイスの制御
等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
【0047】IDEコントローラ/コンフィギュレーショ
ンレジスタ59は、いわゆるプライマリIDEコントロー
ラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントロ
ーラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(config
uration register)等から構成されている(いずれも図
示せず)。
【0048】プライマリIDEコントローラには、IDEバス
62を介して、HDD67が接続されている。また、セカ
ンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、図示しな
いCD-ROMドライブまたはHDDなどの、いわゆるIDEデバイ
スが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電
気的に接続される。
【0049】なお、HDD67は、電子メールプログラム
67A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダ
イヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドラ
イバ67D、OS67E、アプリケーションプログラムと
して音声処理プログラム67F、その他の複数のアプリ
ケーションプログラム67G1乃至67Gn等を記録す
る。HDD67に記録されている電子メールプログラム6
7A、オートパイロットプログラム67B、ジョグダイ
ヤル状態監視プログラム67C、ジョグダイヤルドライ
バ67D、OS67E、音声処理プログラム67F、およ
びアプリケーションプログラム67G1乃至67Gn等
は、例えば、起動(ブートアップ)処理の過程で、RAM
54に順次供給され、ロードされる。
【0050】USBインタフェース68は、USBポート10
7を介して、接続されているデバイス、例えば、ハード
ディスクドライブ12にデータを送信すると共に、ハー
ドディスクドライブ12から各種のデータを受信する。
USBインタフェース68は、ハードディスクドライブ1
2から音声のデジタルデータを受信したとき、所定のパ
ケットの受信に対応する基準信号をクロックリカバリ回
路113に供給する。
【0051】クロックリカバリ回路113は、USBイン
タフェース68から供給された基準信号を基に、44.1KH
zのサンプリング周波数に対応するクロック信号、およ
び48.0KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信
号を生成し、生成した44.1KHzのサンプリング周波数に
対応するクロック信号、および48.0KHzのサンプリング
周波数に対応するクロック信号をデジタルオーディオイ
ンタフェース114に供給する。
【0052】タイマ回路60は、OS54Eの要求に対応
して、現在時刻を示すデータをPCIバス56を介して、C
PU51に供給する。
【0053】ISA/EIOバス63には、さらに、I/Oインタ
フェース69が接続されている。このI/Oインタフェー
ス69は、エンベディットコントローラから構成され、
その内部において、ROM70、RAM71、およびCPU72
が相互に接続されている。
【0054】ROM70は、IEEE1394インタフェースプロ
グラム70A、LED制御プログラム70B、タッチパッ
ド入力監視プログラム70C、キー入力監視プログラム
70D、ウェイクアッププログラム70E、およびジョ
グダイヤル状態監視プログラム70F等を予め記憶して
いる。
【0055】IEEE1394インタフェースプログラム70A
は、IEEE1394ポート101を介して、IEEE1394で規定さ
れる規格に準拠するデータ(パケットに格納されている
データ)を送信するとともに受信する。LED制御プログ
ラム70Bは、電源ランプPL、電池ランプBL、必要に応
じてメッセージランプML、またはその他のLEDよりなる
ランプの点灯の制御を行う。タッチパッド入力監視プロ
グラム70Cは、利用者の操作に対応したタッチパッド
25からの入力を監視するプログラムである。
【0056】キー入力監視プログラム70Dは、キーボ
ード24またはその他のキースイッチからの入力を監視
するプログラムである。ウェイクアッププログラム70
Eは、ブリッジ58のタイマ回路60から供給される現
在時刻を示すデータに基づいて、予め設定された時刻に
なったかどうかをチェックして、設定された時刻になっ
たとき、所定の処理(またはプログラム)等を起動する
ために、パーソナルコンピュータ11を構成する各チッ
プの電源を管理するプログラムである。ジョグダイヤル
状態監視プログラム70Fは、ジョグダイヤル23の回
転型エンコーダが回転されたか否か、またはジョグダイ
ヤル23が押されたか否かを常に監視するためのプログ
ラムである。
【0057】ROM70には、さらにBIOS(Basic Input/O
utput System(基本入出力システム))70Gが書き込
まれている。BIOS70Gは、OSまたはアプリケーション
プログラムと周辺機器(タッチパッド25、キーボード
24、またはHDD67等)との間で、データの受け渡し
(入出力)を制御する。
【0058】RAM71は、LED制御、タッチパッド入力ス
テイタス、キー入力ステイタス、若しくは設定時刻用の
各レジスタ、ジョグダイヤル状態監視用のI/Oレジス
タ、またはIEEE1394I/Fレジスタ等を、レジスタ71
A乃至71Fとして有している。例えば、LED制御レジ
スタは、ジョグダイヤル23が押されて、電子メールプ
ログラム54Aの起動されたとき、所定の値が格納さ
れ、格納されている値に対応して、メッセージランプML
の点灯が制御される。キー入力ステイタスレジスタは、
ジョグダイヤル23が押圧されると、所定の操作キーフ
ラグが格納される。設定時刻レジスタは、使用者による
キーボード24などの操作に対応して、所定の時刻が設
定される。
【0059】また、このI/Oインタフェース69は、図
示を省略したコネクタを介して、ジョグダイヤル23、
タッチパッド25、キーボード24、およびIEEE1394ポ
ート101等が接続され、ジョグダイヤル23、タッチ
パッド25、またはキーボード24それぞれに対する操
作に対応した信号をISA/EIOバス63に出力する。ま
た、I/Oインタフェース69は、IEEE1394ポート101
を介して、接続されている機器とのデータの送受信を制
御する。さらに、I/Oインタフェース69には、電源ラ
ンプPL、電池ランプBL、メッセージランプML、電源制御
回路73、およびその他のLEDよりなるランプが接続さ
れている。
【0060】電源制御回路73は、内蔵バッテリ74ま
たはAC電源に接続されており、各ブロックに、必要な
電源を供給するとともに、内蔵バッテリ74または周辺
装置のセカンドバッテリの充電のための制御を行う。ま
た、I/Oインタフェース69は、電源をオンまたはオフ
するとき操作される電源スイッチ27を監視している。
【0061】I/Oインタフェース69は、電源がオフの
状態でも、内部に設けられた電源により、IEEE1394イン
タフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤル状態監
視プログラム70Fを実行する。すなわち、IEEE1394イ
ンタフェースプログラム70A乃至ジョグダイヤル状態
監視プログラム70Fは、常時動作している。
【0062】従って、電源スイッチ27がオフでCPU5
1がOS54Eを実行していない場合でも、I/Oインタフ
ェース69は、ジョグダイヤル状態監視プログラム70
Fを実行するので、例えば、省電力状態、または電源オ
フの状態で、ジョグダイヤル23が押圧されたとき、パ
ーソナルコンピュータ11は、予め設定した所定のソフ
トウェアまたはスクリプトファイルの処理を起動する。
【0063】このように、パーソナルコンピュータ11
においては、ジョグダイヤル23がプログラマブルパワ
ーキー(PPK)機能を有するので、専用のキーを設ける
必要がない。
【0064】図7は、本発明に係るクロック信号生成回
路の構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュ
ータ11におけるクロック信号生成回路は、ブリッジ5
8のUSBインタフェース68およびクロックリカバリ回
路113で構成される。
【0065】USBインタフェース68は、接続されてい
るデバイスである、例えば、ハードディスクドライブ1
2から音声のデジタルデータを受信したとき、受信した
パケットのうち、SOF(Start of Frame)パケットの受信
に対応する基準信号を生成する。SOFパケットが、フレ
ームの周期である1ms毎に送信されてくるので、USBイン
タフェース68は、周波数が1KHzの基準信号を生成し、
生成した基準信号をクロックリカバリ回路113に供給
する。
【0066】クロックリカバリ回路113は、USBイン
タフェース68から供給された基準信号を基に、44.1KH
zのサンプリング周波数に対応する、44.1KHzの256倍の
周波数のクロック信号を生成すると共に、48.0KHzのサ
ンプリング周波数に対応する、48.0KHzの256倍の周波数
のクロック信号を生成する。44.1KHzのサンプリング周
波数に対応するクロック信号、および48.0KHzのサンプ
リング周波数に対応するクロック信号は、クロックリカ
バリ回路113により、同時に生成される。
【0067】クロックリカバリ回路113は、生成した
44.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信
号、および48.0KHzのサンプリング周波数に対応するク
ロック信号をデジタルオーディオインタフェース114
に供給する。
【0068】図8は、クロックリカバリ回路113の第
1の構成例を示すブロック図である。
【0069】位相検出回路201は、USBインタフェー
ス68から供給された基準信号と、分周回路206から
供給された、48.0KHzのサンプリング周波数に対応する
クロック信号が分周された信号との位相の差を検出し、
基準信号とクロック信号が分周された信号との位相の差
を示す位相差データを生成する。位相検出回路201
は、生成した位相差データをPWM(Pulse-Width Modulati
on)回路202に供給する。
【0070】PWM回路202は、位相検出回路201か
ら供給された位相差データを基に、例えば、電圧が0Vま
たは5Vであって、周期が一定である、基準信号とクロッ
ク信号が分周された信号との位相の差に対応する幅のパ
ルス信号を生成し、生成したパルス信号を積分回路20
3に供給する。
【0071】積分回路203は、抵抗およびコンデンサ
等により構成され、PWM回路202から供給されたパル
ス信号を積分して、パルス信号の幅に対応する電圧の直
流信号を生成する。すなわち、積分回路203が出力す
る直流信号の電圧は、基準信号とクロック信号が分周さ
れた信号との位相の差に対応する。
【0072】積分回路203は、生成した直流信号をVC
O(Voltage-Controlled Oscillator)204に供給する。
【0073】VCO204は、入力された電圧に対応する
周波数の信号を生成する発信器であって、積分回路20
3から供給された直流信号の電圧に対応する周波数の基
準クロック信号を生成し、生成した基準クロック信号を
PLL(Phase-Locked Loop)回路205に供給する。
【0074】例えば、基準信号とクロック信号が分周さ
れた信号とが同期しているとき(位相の差がないと
き)、VCO204は、27MHzの基準クロック信号を生成
し、27MHzの基準クロック信号をPLL回路205に供給す
る。VCO204は、基準信号に対してクロック信号が分
周された信号が遅れているとき、27MHzに比較して高い
周波数の基準クロック信号を生成し、生成された基準ク
ロック信号をPLL回路205に供給する。VCO204は、
基準信号に対してクロック信号が分周された信号が進ん
でいるとき、27MHzに比較して低い周波数の基準クロッ
ク信号を生成し、生成された基準クロック信号をPLL回
路205に供給する。
【0075】PLL回路205は、VCO204から供給され
た基準クロック信号に同期した、44.1KHzのサンプリン
グ周波数に対応するクロック信号を生成し、生成した4
4.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信号を
出力すると共に、VCO204から供給された基準クロッ
ク信号に同期した、48.0KHzのサンプリング周波数に対
応するクロック信号を生成し、生成した48.0KHzのサン
プリング周波数に対応するクロック信号を出力する。
【0076】例えば、VCO204から27MHzの基準クロッ
ク信号が供給されたとき、PLL回路205は、44.1KHzの
256倍の周波数の、44.1KHzのサンプリング周波数に対応
するクロック信号を出力すると共に、48.0KHzの256倍の
周波数の、48.0KHzのサンプリング周波数に対応するク
ロック信号を出力する。
【0077】48.0KHzのサンプリング周波数に対応する
クロック信号は、分周回路206にも供給される。
【0078】分周回路206は、48.0KHzのサンプリン
グ周波数に対応するクロック信号を、24576分の1に分
周し、分周されたクロック信号を位相差検出回路201
に供給する。
【0079】このように、クロックリカバリ回路113
は、44.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロック
信号、および48.0KHzのサンプリング周波数に対応する
クロック信号を同時に生成して、生成した44.1KHzのサ
ンプリング周波数に対応するクロック信号、および48.0
KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信号を出
力することができる。
【0080】図9は、32.0KHzのサンプリング周波数に
対応するクロック信号をさらに出力するクロックリカバ
リ回路113の第2の構成例を示すブロック図である。
【0081】図8に示す場合と同様の部分には、同一の
番号を付してあり、その説明は省略する。
【0082】PLL回路211は、VCO204から供給され
た基準クロック信号に同期した、44.1KHzのサンプリン
グ周波数に対応するクロック信号を生成し、生成した4
4.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信号を
出力し、VCO204から供給された基準クロック信号に
同期した、48.0KHzのサンプリング周波数に対応するク
ロック信号を生成し、生成した48.0KHzのサンプリング
周波数に対応するクロック信号を出力し、VCO204か
ら供給された基準クロック信号に同期した、32.0KHzの
サンプリング周波数に対応するクロック信号を生成し、
生成した32.0KHzのサンプリング周波数に対応するクロ
ック信号を出力する。
【0083】例えば、VCO204から27MHzの基準クロッ
ク信号が供給されたとき、PLL回路211は、44.1KHzの
256倍の周波数の、44.1KHzのサンプリング周波数に対応
するクロック信号を出力し、48.0KHzの256倍の周波数
の、48.0KHzのサンプリング周波数に対応するクロック
信号を出力し、32.0KHzの256倍の周波数の、32.0KHzの
サンプリング周波数に対応するクロック信号を出力す
る。
【0084】PLL回路211は、48.0KHzのサンプリング
周波数に対応するクロック信号を、分周回路206にも
供給する。
【0085】このように、クロックリカバリ回路113
は、44.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロック
信号、および48.0KHzのサンプリング周波数に対応する
クロック信号に加えて、32.0KHzのサンプリング周波数
に対応するクロック信号をさらに同時に生成して、生成
した44.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロック
信号、48.0KHzのサンプリング周波数に対応するクロッ
ク信号、および32.0KHzのサンプリング周波数に対応す
るクロック信号を出力することができる。
【0086】図10は、27MHzのクロック信号をさらに
出力するクロックリカバリ回路113の第3の構成例を
示すブロック図である。
【0087】図9に示す場合と同様の部分には、同一の
番号を付してあり、その説明は省略する。
【0088】図10に構成を示すクロックリカバリ回路
113は、VCO204から出力される27MHzの基準クロッ
ク信号を、画像処理のクロック信号として、例えば、ビ
デオコントローラ57に出力する。
【0089】図10に構成を示すクロックリカバリ回路
113によれば、画像処理のクロック信号を生成する回
路をさらに設けることなく、画像処理のクロック信号を
供給することができるようになる。
【0090】以上のように、本発明のクロック信号生成
回路によれば、所望のサンプリング周波数に対応する複
数のクロック信号が同時に供給されるので、所望のサン
プリング周波数のデジタルデータをデジタル/アナログ
変換することができるようになり、また、同時に異なる
サンプリング周波数のデジタルデータをデジタル/アナ
ログ変換することができる。
【0091】また、本発明のクロック信号生成回路によ
れば、パケットの受信により、所望のサンプリング周波
数に対応するクロック信号が供給されるので、クロック
信号の周波数ロックに必要な時間を最小にすることがで
きる。
【0092】さらに、本発明のクロック信号生成回路に
よれば、クロック信号の種類に対応する数の回路を必要
とせず、従来に比較して、安価に製造することができる
ようになる。
【0093】図11は、本発明に係るクロック信号生成
回路の他の構成を示すブロック図である。図11に構成
を示すクロック信号生成回路は、USBインタフェース2
31、分周回路232、およびクロックリカバリ回路1
13で構成される。
【0094】図11のクロックリカバリ回路113は、
図8に構成を示すクロックリカバリ回路113と同様な
ので、その詳細の説明は省略する。
【0095】USBインタフェース231は、USB2.0の規
格に対応するUSBインタフェースである。USB2.0におけ
るSOFパケットが、1msの期間に8回送信されてくるの
で、USBインタフェース231は、8KHzの基準信号を生
成し、生成した基準信号を分周回路232に供給する。
【0096】分周回路232は、8KHzの基準信号を8分
の1に分周して、1KHzの信号を生成し、生成した1KHzの
信号をクロックリカバリ回路113に供給する。
【0097】クロックリカバリ回路113は、1KHzの信
号を基に、44.1KHzのサンプリング周波数に対応するク
ロック信号、および48.0KHzのサンプリング周波数に対
応するクロック信号を生成して、生成した44.1KHzのサ
ンプリング周波数に対応するクロック信号、および48.0
KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信号を出
力する。
【0098】このように、図11に構成を示すクロック
信号生成回路は、USB2.0の規格に対応するパケットを受
信して、44.1KHzのサンプリング周波数に対応するクロ
ック信号、および48.0KHzのサンプリング周波数に対応
するクロック信号を出力することができる。
【0099】図12は、本発明に係るクロック信号生成
回路のさらに他の構成を示すブロック図である。図12
に構成を示すクロック信号生成回路は、USBインタフェ
ース241、分周回路232、セレクタ242、および
クロックリカバリ回路113で構成される。
【0100】図11に示す場合と同様の部分には、同一
の番号を付してあり、その説明は省略する。
【0101】USBインタフェース241は、USB1.1の規
格およびUSB2.0の規格のいずれかに対応するUSBインタ
フェースである。USB1.1の規格に対応するとき、USBイ
ンタフェース241は、1KHzの基準信号を生成し、生成
した基準信号を分周回路232およびセレクタ242に
供給する。USB2.0の規格に対応するとき、USBインタフ
ェース241は、8KHzの基準信号を生成し、生成した基
準信号を分周回路232およびセレクタ242に供給す
る。
【0102】分周回路232は、USBインタフェース2
41から供給された基準信号を8分の1に分周して、分
周された基準信号をセレクタ242に供給する。
【0103】セレクタ242は、ディップスイッチなど
により構成される所定の回路から供給される選択信号を
基に、USBインタフェース241から供給された基準信
号および分周回路232により分周された基準信号のい
ずれか一方を選択して、選択されたUSBインタフェース
241から供給された基準信号および分周回路232に
より分周された基準信号のいずれか一方をクロックリカ
バリ回路113に供給する。
【0104】すなわち、USBインタフェース241が、U
SB1.1の規格に対応するUSBインタフェースであるとき、
セレクタ242は、USBインタフェース241から供給
された基準信号を選択して、選択された基準信号をクロ
ックリカバリ回路113に供給する。USBインタフェー
ス241が、USB2.0の規格に対応するUSBインタフェー
スであるとき、セレクタ242は、分周回路232によ
り分周された基準信号を選択して、分周された基準信号
をクロックリカバリ回路113に供給する。
【0105】このようにすることで、USBインタフェー
ス241が、USB1.1の規格に対応するUSBインタフェー
スであっても、または、USBインタフェース241が、U
SB2.0の規格に対応するUSBインタフェースであっても、
クロックリカバリ回路113には、1KHzの基準信号が供
給されることになる。
【0106】クロックリカバリ回路113は、1KHzの基
準信号を基に、44.1KHzのサンプリング周波数に対応す
るクロック信号、および48.0KHzのサンプリング周波数
に対応するクロック信号を生成して、生成した44.1KHz
のサンプリング周波数に対応するクロック信号、および
48.0KHzのサンプリング周波数に対応するクロック信号
を出力する。
【0107】このように、図12に構成を示すクロック
信号生成回路は、USBインタフェース241が、USB1.1
の規格またはUSB2.0の規格のいずれかに対応するUSBイ
ンタフェースであっても、44.1KHzのサンプリング周波
数に対応するクロック信号、および48.0KHzのサンプリ
ング周波数に対応するクロック信号を出力することがで
きる。
【0108】図13は、USBインタフェースが、SOFパケ
ットの検出に対応する信号を出力する機能を有しないと
きの、本発明に係るクロック信号生成回路のさらに他の
構成を示すブロック図である。図13に構成を示すクロ
ック信号生成回路は、USBインタフェース251、SOF検
出回路252、およびクロックリカバリ回路113で構
成される。
【0109】図13のクロックリカバリ回路113は、
図8に構成を示すクロックリカバリ回路113と同様な
ので、その詳細の説明は省略する。
【0110】図13のUSBインタフェース251は、SOF
パケットの検出に対応する信号を出力する機能を含ま
ず、制御信号およびデータを、パーソナルコンピュータ
11の内部の所定の回路に供給するとともに、パーソナ
ルコンピュータ11の内部の所定の回路から供給された
制御信号およびデータを取得する。
【0111】SOF検出回路252は、USBバスのD+信号
(ピン番号3に対応する+Dataの信号)、およびUSBバス
のD-信号(ピン番号2に対応する-Dataの信号)を基
に、SOFパケットを検出し、SOFパケットの検出に対応す
る、1KHzの基準信号を生成する。SOF検出回路252
は、生成した1KHzの基準信号をクロックリカバリ回路1
13に供給する。
【0112】SOFパケットのビットパターンは、”10100
101xxxxxxxxxxxccccc”で表される。SOFパケットの先頭
の8ビット”10100101”は、SOFパケットであることを
示す。SOFパケットの次の11ビット”xxxxxxxxxxx”
は、フレームナンバを示す。SOFパケットの最後の5ビ
ット”ccccc”は、CRC(Cyclic Redundancy Check)コー
ドを示す。
【0113】SOF検出回路252は、SOFパケットの先頭
の8ビット”10100101”を検出し、1KHzの基準信号を生
成する。
【0114】このように、USBインタフェース251
が、SOFパケットの検出に対応する信号を出力する機能
を有しないときでも、図13に構成を示すクロック信号
生成回路は、44.1KHzのサンプリング周波数に対応する
クロック信号、および48.0KHzのサンプリング周波数に
対応するクロック信号を出力することができる。
【0115】以上のように、本発明に係るクロック信号
生成回路は、USBのパケットを受信して、音声のデジタ
ルデータをデジタル/アナログ変換するための、異なる
周波数の複数のクロック信号を出力することができる。
【0116】本発明に係るクロック信号生成回路によれ
ば、異なるサンプリング周波数の音声のデジタルデータ
毎に、回路を設ける必要がない。さらに、本発明に係る
クロック信号生成回路によれば、異なるサンプリング周
波数の音声のデジタルデータを、同時にデジタル/アナ
ログ変換することができる。
【0117】なお、本発明に係るクロック信号生成回路
は、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ11
に設けられると説明したが、パーソナルコンピュータ1
1に限らず、PDA(Personal Digital Assistant)などの
他の情報処理装置に設けるようにしてもよい。
【0118】また、本発明に係るクロック信号生成回路
は、携帯電話機、またはPHS(Personal Handyphone Syst
em)の端末装置などの携帯型の装置に設けるようにして
もよい。
【0119】さらに、本発明に係るクロック信号生成回
路は、ハードディスクドライブ、CD(Compact Disc)ドラ
イブ、CD-R(Compact Disc-Recordable)ドライブ、また
はスピーカなど、いわゆるデバイスに設けるようにして
もよい。
【0120】また、本発明に係るクロック信号生成回路
は、USBの所定のパケットを基に、クロック信号を生成
すると説明したが、USBに限らず、所定の周期で送信さ
れる信号を基に、所定の基準信号を生成できれば、本発
明を適用することができる。例えば、125μs周期のIEEE
1394のサイクルスタートデータを利用すれば、IEEE1394
バスにおいても、本発明に係るクロック信号生成回路
は、同様に複数のクロック信号を生成することができ
る。
【0121】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0122】
【発明の効果】本発明のクロック信号生成回路およびク
ロック信号生成方法によれば、デジタルデータを伝送す
るバスの時間単位を示す所定のパケットが検出され、パ
ケットの検出を基に、時間単位に対応する周期の基準信
号が生成され、基準信号を基に、それぞれ異なるサンプ
リング周波数に対応する、2以上のクロック信号が生成
されるようにしたので、複数の種類のサンプリング周波
数のデジタルデータを同時にデジタル/アナログ変換で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のクロック信号生成回路を示す図である。
【図2】パーソナルコンピュータ11の外観を示す斜視
図である。
【図3】パーソナルコンピュータ11の外観を示す平面
図である。
【図4】ジョグダイヤル23の拡大図である。
【図5】ジョグダイヤル23の側面図である。
【図6】パーソナルコンピュータ11の構成の例を示す
図である。
【図7】本発明に係るクロック信号生成回路の構成を示
すブロック図である。
【図8】クロックリカバリ回路113の第1の構成例を
示すブロック図である。
【図9】クロックリカバリ回路113の第2の構成例を
示すブロック図である。
【図10】クロックリカバリ回路113の第3の構成例
を示すブロック図である。
【図11】本発明に係るクロック信号生成回路の他の構
成を示すブロック図である。
【図12】本発明に係るクロック信号生成回路のさらに
他の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係るクロック信号生成回路のさらに
他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
68 USBインタフェース, 113 クロックリカバ
リ回路, 114 デジタルオーディオインタフェー
ス, 201 位相検出回路, 202 PWM回路,
203 積分回路, 204 VCO, 205 PLL回
路, 206 分周回路, 211 PLL回路, 23
1 USBインタフェース, 232 分周回路, 24
1 USBインタフェース, 242 セレクタ, 25
1 USBインタフェース, SOF検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B077 GG02 GG16 GG32 NN02 NN07 5B079 BA03 BC03 DD03 DD20 5J106 AA04 BB03 CC01 CC21 CC41 CC52 CC53 DD02 DD32 FF04 FF07 KK00 5K047 AA05 BB12 BB15 DD01 GG11 GG22 MM11 MM35 MM46 MM50 MM55

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータのサンプリング周波数に
    対応するクロック信号を生成するクロック信号生成回路
    であって、 前記デジタルデータを伝送するバスの時間単位を示す所
    定のパケットを検出する検出手段と、 前記パケットの検出を基に、前記時間単位に対応する周
    期の基準信号を生成する基準信号生成手段と、 前記基準信号を基に、それぞれ異なる前記サンプリング
    周波数に対応する、2以上の前記クロック信号を生成す
    るクロック信号生成手段とを含むことを特徴とするクロ
    ック信号生成回路。
  2. 【請求項2】 前記デジタルデータは、音声のデータで
    あることを特徴とする請求項1に記載のクロック信号生
    成回路。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記デジタルデータを
    伝送する、USBである前記バスの時間単位を示すSOFパケ
    ットを検出することを特徴とする請求項1に記載のクロ
    ック信号生成回路。
  4. 【請求項4】 デジタルデータのサンプリング周波数に
    対応するクロック信号を生成するクロック信号生成方法
    であって、 前記デジタルデータを伝送するバスの時間単位を示す所
    定のパケットを検出する検出ステップと、 前記パケットの検出を基に、前記時間単位に対応する周
    期の基準信号を生成する基準信号生成ステップと、 前記基準信号を基に、それぞれ異なる前記サンプリング
    周波数に対応する、2以上の前記クロック信号を生成す
    るクロック信号生成ステップとを含むことを特徴とする
    クロック信号生成方法。
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