JP2003076712A - 文献情報提供用ユーザプロファイル生成方法および装置、生成プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文献情報提供用ユーザプロファイル生成方法および装置、生成プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003076712A
JP2003076712A JP2001264983A JP2001264983A JP2003076712A JP 2003076712 A JP2003076712 A JP 2003076712A JP 2001264983 A JP2001264983 A JP 2001264983A JP 2001264983 A JP2001264983 A JP 2001264983A JP 2003076712 A JP2003076712 A JP 2003076712A
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Kaname Funakoshi
船越  要
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの嗜好により正確な文献の推せんが可
能なユーザプロファイルを構成する。 【解決手段】 ユーザによって与えられた評価情報と文
献に与えられた分野情報による文献の特徴を管理する手
段130、ユーザ毎に、他の各ユーザの評価に対する分
野毎の信頼度を行列で表現したユーザプロファイルを管
理する手段140、ユーザが文献に行った評価の評価情
報を蓄積する手段110、あるユーザに対するユーザプ
ロファイル生成指示があると、評価情報と文献の特徴に
より、当該ユーザが行った評価と他者が行った評価の一
致度を用い、ユーザの評価数全体に対する当該他者の評
価が一致している割合を利用してユーザプロファイルの
要素の値を計算し、ユーザプロファイルを生成する手段
120を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザにネットワ
ーク等を介して文献情報を提供サービスする技術分野に
係り、詳しくは、他のユーザの得意分野と嗜好を考慮し
た文献情報提供方式に用いられるユーザプロファイルの
生成方法および装置、そのプログラム、記録媒体に関す
る。
【0002】なお、文献は情報流通の最小単位で、図
書、雑誌記事、新聞記事、絵画、音楽などが含まれる。
文献情報は、文献を一意に識別するための情報で、例え
ば図書の場合、著者名、表題、出版地、出版者、出版年
などが含まれる。また、URIを用いることも可能であ
る。
【0003】
【従来の技術】従来の他者の推薦に基づき文献を提供す
る方式として、最も原始的な方式は、ユーザが、各自が
入手した文献に関して、他者への推薦に足ると信ずる文
献を入力すると、その文献情報を文献データベースに蓄
積し、一定数以上のユーザが推薦した文献を、ユーザデ
ータベースに登録された全てのユーザに対して提供する
方式である。一般には、これを発展させ、ユーザの特徴
を、多次元ベクトルによるプロファイルで表現し、ユー
ザのプロファイル間の類似度を計算することにより興味
の近いユーザを探し、興味の近いユーザが推薦した文献
を提供する方式が、代表的な方式である。
【0004】しかしながら、このような従来の情報提供
方式には、次のような問題がある。 (1) 情報提供を受けるユーザにとっては、必ずしも
自分のユーザプロファイルと類似度の高いユーザプロフ
ァイルを持つ推薦者からの推薦を受けた文献が提供され
る必要はなく、むしろ、自分にとって有益な文献を推薦
する傾向にある推薦者から推薦された文献が提供されて
いることの方が重要であるが、これが考慮されていな
い。 (2) 自分にとって有益な文献を推薦する傾向にある
ユーザであっても、文献の属する分野によっては好まし
くない推薦を行うことがある。つまり、ユーザプロファ
イルの類似度が近い推薦者からの推薦であれば、一義的
に文献が提供され、文献の内容がいかなるものであるか
は考慮されていない。
【0005】このような問題を解消するためには、次の
ようなことを考慮する必要がある。 (a) ユーザプロファイルは、自分の興味ある分野を
表現するものではなく、自分に対して好ましい推薦を行
ってくれる他の各ユーザへの依存度を表現したものであ
るべきである。 (b) ユーザプロファイルは、文献の属する分野に応
じて、各ユーザに対する依存度を変化させられるべきで
ある。
【0006】そこで、本出願人は、特願平11−205
209号(特開2001−34625号公報)として、
上記の点を考慮したユーザプロファイルを用いた文献情
報提供方式を提案した。
【0007】この特願平11−205209号において
は、文献の特徴をキーワードベクトルおよび文献に対し
てユーザから与えられた評価値を保存する評価ベクトル
の2つのベクトルで表現し、ユーザプロファイルを、他
者の評価が各キーワードに関してどの程度信頼できるか
を表現した信頼度(依存度)の行列により表現し、ユー
ザプロファイルに関して各文献プロファイルがどれだけ
ユーザプロファイルと適合しているかを類似度として計
算し、類似度の高い文献をユーザに提供するものであっ
た。
【0008】このとき、ユーザiのもつユーザプロファ
イルWは、以下の形式を持つ行列で表現される。
【数1】
【0009】ここで、行列の要素W jkは、ユーザi
からの他ユーザjの評価の内、分野(キーワード)kを
含む評価に対する信頼度を表現し、類似度計算における
重みとして用いられる。
【0010】この文献情報提供方式においては、ユーザ
プロファイルはユーザからの評価情報を随時読み出して
更新されていた。すなわち、ユーザプロファイルはある
初期状態を持ち、ユーザからの評価情報を読み出す都
度、当該文献に対して既に与えられていた他者による評
価情報と当該文献自体がもつキーワードを勘案してユー
ザプロファイルの行列を更新するものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平11−20
5209号(特開2001−34625号公報)の方式
によれば、他のユーザの得意分野と嗜好を考慮したきめ
細かい文献情報の提供を実現することができるが、以下
のような問題点がある。 (1) 当該評価以前に当該文献に対して他ユーザによっ
て行われた評価のみが利用されるため、当該文献に対し
て当該評価以降に行われた評価を反映させることができ
ない。 (2) ユーザによって行われた評価はユーザプロファイ
ルに反映し続けられるため、ユーザの嗜好がある時点を
境にして大きく変動した場合に、ユーザプロファイルに
はユーザの過去の嗜好が残ってしまい、最新の嗜好に適
した文献情報を提供できなくなる。
【0012】本発明は、上記の点に鑑み、特願平11−
205209号の文献情報提供方式において、ユーザプ
ロファイルの生成を更に改善することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、ユーザが文
献に対して行った評価の評価情報と評価の対象となった
文献の特徴を保存しておき、必要に応じてユーザプロフ
ァイルを再構成する。
【0014】具体的には、ユーザによる文献に対する評
価を、ユーザ番号、文献情報、評価値、時間情報の形式
をもつ評価情報として評価情報データベースに蓄積して
おく。そして、あるユーザに対するユーザプロファイル
生成命令が与えられると、評価データベースから評価情
報を読み出し、ユーザから評価を与えられた文献の特徴
ベクトルを読み出し、当該ユーザに関して、他ユーザと
の文献に対する評価の関係を分野(キーワード)毎に計
算し、得られた値によってユーザプロファイルを生成す
る。
【0015】ここで、ユーザプロファイルは、式(1)
の通り行列によって表現される。本発明では、当該ユー
ザが行った評価と他者が行った評価の一致度を用い、ユ
ーザの評価数全体に対する当該他者の評価が一致してい
る割合、あるいは、ユーザの評価と当該他者の評価の相
関を利用してユーザプロファイルの要素の値を生成す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される文献
情報提供システムの一実施形態の全体ブロック図であ
る。図1において、文献情報提供装置100は、評価情
報処理部110、プロファイル生成部120、文献情報
管理部130、ユーザ情報管理部140、マッチング部
150、提供部160、およびフィードバック部170
から構成される。該文献情報提供装置100は、外部情
報源180から常に新しい文献を入手し、文献情報管理
部130に蓄積する。また、該文献情報提供装置100
はコンソール装置190を具備し、プロファイル生成部
120において、オペレータから後述するユーザプロフ
ァイル生成指示を受け取れるようになっている。さら
に、該文献情報提供装置100は、ネットワークなどを
介してユーザ端末装置200と接続され、ユーザに対し
て文献情報の提供および文献に対するユーザからの評価
情報を入力する。なお、図1では、便宜上、ユーザ端末
装置200は各ユーザの端末をまとめて示したものであ
る。以下に、文献情報提供装置100の各部について説
明する。
【0017】評価情報処理部110は、ユーザによる評
価情報を入力し、保存および管理する。プロファイル生
成部120は、評価情報処理部110からユーザの入力
した評価情報を読み出し、また、文献情報管理部130
から文献情報(文献の情報)を読み出し、ユーザのプロ
ファイルを生成する。文献情報管理部130は、外部情
報源180から文献情報を入手して保存し、また、評価
情報処理部110から評価情報を読み出し、文献情報に
加えて保存する。したがって、文献の特徴(特徴ベクト
ル)は、各ユーザによって文献に与えられた評価情報と
文献に与えられた分野情報(キーワード)からなる。ユ
ーザ情報管理部140は、ユーザの情報を管理し、ま
た、プロファイル生成部120で生成されたユーザプロ
ファイルを保存する。マッチング部150は、文献情報
管理部130から文献情報を読み出し、ユーザ情報管理
部140からユーザプロファイルを読み出し、文献のユ
ーザプロファイルに対する適合度を計算して得られた適
合度の順位を導く。提供部160は、マッチング部15
0から文献の適合度の順位づけられたリストを読み出
し、高い適合度の得られた文献をユーザに推薦する。フ
ィードバック部170は、ユーザ情報管理部140から
ユーザプロファイルを読み出し、評価情報処理部110
から読み出した評価情報に従ってユーザプロファイルを
更新する。
【0018】本発明は特に評価情報処理部110および
プロファイル生成部にかかわる。以下、これらについて
詳述する。
【0019】図2は、評価情報処理部110のブロック
図である。評価情報処理部110は、評価情報入力部1
11、評価情報管理部112、および評価情報データベ
ース113によって構成される。評価情報入力部111
は、ユーザからの評価情報を入力し、ユーザ番号、文献
情報、評価値の3つ組に変換する。評価情報管理部11
2は、評価情報入力部111からユーザによる文献に対
する評価情報を受け取り、評価情報データベース113
へ保存する。また、評価情報管理部112では、評価情
報データベース113から評価情報を読み出し、さらに
は、評価情報データベース113の評価情報を更新す
る。ここで、評価情報の保存に関しては、評価情報入力
部111から受け取ったユーザ番号、文献情報、評価値
の3つ組にタイムスタンプ(時間情報)を加えた4つ組
にして、評価情報データベース113に保存する。評価
情報の読み出しに関しては、例えば、後述のプロファイ
ル生成部120からの命令に従い、特定のユーザ、或い
は全てのユーザが行った全ての評価情報を評価情報デー
タベース113から読み出し、プロファイル生成部12
0へ出力する。評価情報データベース113の更新にお
いては、評価データベース113中に既に存在するユー
ザ番号及び文献情報を持つ評価情報が入力された場合、
評価情報データベース113中から当該評価情報を削除
し、新たに入力された評価情報で置き換える。また、不
要になった評価情報を評価情報データベース113中か
ら削除する。評価情報データベース113は、ユーザ番
号、文献情報、評価値、およびタイムスタンプの4つ組
によって構成される評価情報を保存する。なお、この評
価情報データベース113の評価情報は、必要に応じて
文献情報管理部130、フィードバック部170から読
みにくる。
【0020】図3は、プロファイル生成部120のブロ
ック図である。プロファイル生成部120は、操作入力
部121、プロファイル生成処理部122およびプロフ
ァイル出力部123によって構成される。操作入力部1
21は、オペレータによる操作命令を入力し、プロファ
イル生成処理部122にプロファイル生成命令を送る。
プロファイル生成処理部122は、操作入力部121か
ら任意のユーザのプロファイル生成命令を受けとると、
全てのユーザによる評価情報の読み出し命令を評価情報
処理部110の評価情報管理部112に送り、その結果
として評価情報データベース113の各ユーザの評価情
報を全て読み出し、また、文献情報管理部130から文
献の特徴(特徴ベクトル)を読み出し、これらの情報か
ら当該ユーザのプロファイルを生成する。プロファイル
出力部123は、生成したプロファイルをユーザ情報管
理部140に送る。
【0021】次に、ユーザプロファイルの生成について
詳述する。ユーザuのユーザプロファイルWは、先
の式(1)の通り、行列によって表現される。図4にユ
ーザプロファイル生成手順の流れ図を示す。
【0022】プロファイル生成処理部122は、操作入
力部121からユーザuのプロファイル生成命令を受
け取ると(ステップ401)、評価情報読出命令を評価
情報処理部110に送り(ステップ402)、評価情報
データベース113から、評価情報を全て読み出し集合
Eを構成する(ステップ403)。このとき、時間間隔
を指定することも可能とする。この場合、Eは、「ある
時間間隔中に入力された全ての評価情報の集合」を意味
する。集合Eから、他のユーザuによる全ての評価情
報の集合Eを構成する。これを全ての他のユーザに関
して行う。
【0023】次に、プロファイル生成処理部122は、
文献情報管理部130に文献情報読出命令を送り(ステ
ップ404)、集合Eに含まれる全ての評価情報にお
いて、評価対象となっている文献の特徴を文献情報管理
部130から読み出し、文献の集合Dを構成する(ス
テップ405)。このときDは、ユーザjによって評
価を受けた文献の集合を意味する。これを全てのユーザ
に関して行う。同様に、ユーザjによって評価され、キ
ーワードkを含む文献の集合Dj,kを全ての分野(キ
ーワード)について構成する。
【0024】ここで、valihを、ユーザiによる文
献hに対する評価の評価値とする。ただし、ユーザiの
文献hに対する評価がE中に無い場合、valihとし
て、εを取る。ここで、εは「未評価」を表す実数値で
あり、評価値として取りうる値の最大値より小さく、最
小値より大きいものとする。例えば、評価値を{高評
価、低評価、未評価}に相当する3種類の実数値のみを
取ることとし、高評価に相当する値を「good」、低
評価に相当する値を「bad」、未評価に相当する値を
「ε」とすると、これら3種の値は、good>ε>b
adおよびgood>0を満たすようにする。
【0025】また、kwhkを、文献hにキーワードが
kが含まれているかどうかを表現する実数値とする。こ
の情報は、文献の特徴によって表現されている。単純に
は、文献hの特徴にキーワードkが含まれていればkw
hk=1.0であり、含まれていなければ、kwhk
0.0とする。
【0026】次に、プロファイル生成処理部122は、
各ユーザuに関して、キーワードtにおける類似度
(ユーザプロファイルの要素)w jkを計算する(ス
テップ406)。ユーザiとユーザjの分野(キーワー
ド)kにおける評価の類似度は、Di,kとDj,k
比較することによって計算する。
【0027】ここで、類似度要素w jkは、たとえば
次の式(2)によって計算される。分母は、一般に集合
xについて、‖x‖で集合xの要素数を表し、2つの集
合xおよびyについて、x∩yで集合xと集合yの積集
合を表す。
【数2】
【0028】この式(2)は、ユーザiが評価した全て
の文献の内キーワードkを含んだものに関し、これらの
文献に対して行われたユーザjの評価値とのユーザjの
評価との積の合計を、評価数で正規化したものである。
ただし、‖Di,k∩Dj, ‖=0の場合は、全ての
kに対してw jk=cとする。ここでcは定数であ
る。
【0029】上記式(2)は単純に評価の一致度を数え
上げたものであるが、この他に、相関を用いるものが可
能である。たとえば、次の式(3)はPearson相
関を用いたものである。
【数3】 ただし、valバーは、ユーザiによる評価の平均値
であり、σは、ユーザiによる評価の標準偏差であ
る。
【0030】プロファイル生成処理部122は、計算さ
れた類似度w jkを行列の要素として、ユーザu
ユーザプロファイルWを生成する(ステップ40
7)。そして、このプロファイルWを、プロファイル
出力部123を介してユーザ情報管理部140に出力し
(ステップ408)、ユーザuのユーザプロファイル
生成を終了とする。
【0031】以下に具体例を示す。いま、3つの文献
{d,d,d}が、それぞれ図5(a)のような
キーワードを持っていたとする。また、このとき、3人
のユーザ{u,u,u}が、それぞれ各文献に対
して図5(b)のような評価を行ったとする。
【0032】ここで、仮にgood=1、bad=−
1、ε=0として、式(2)を適用してみる。ユーザu
からみたユーザuの評価に対する信頼度は、キーワ
ードt に関しては、キーワードtを含む文献をu
およびuの双方が評価した数が‖{d}‖=1であ
り、それらについて両者の評価値は一致しているため、
21=1.0となる。同様に、キーワードt2に関
しては、w 22=1.0である。
【0033】キーワードtに関しては、キーワードt
を含む文献をuおよびuの双方が評価した数が‖
{d}‖=1であり、それらについて両者の評価値が
異なっているため、(1×−1=−1),w 23=−
1.0となる。
【0034】これは、ユーザuにとって、ユーザu
の行う評価は、キーワードtやt に関しては信頼で
きるが、キーワードt3に関しては全く信頼できない、
という意味になる。
【0035】次に、評価情報の蓄積・更新について説明
する。評価情報処理部110において、ユーザからの評
価情報は、ユーザ番号、文献番号、評価値の3つ組で与
えられる。評価情報入力部111からユーザuによ
る、文献dに対する評価値Valを読み出すと、評
価情報管理部112は、ユーザuによる文献dに対
する評価情報が評価情報データベース113中に存在す
るかどうか検索し、もし当該評価情報が存在しなけれ
ば、評価を読み出した時刻Timestamp1に関し
て、評価情報 e=<u,d,Val,Timestamp1> (4) を生成し、評価情報データベース113へ入力する。
【0036】もしも、評価情報が評価データベース11
3中に存在した場合、次のようにして評価情報を更新す
る。いま、評価情報データベース113中に以下の評価
情報が存在するとする。 e=<u,d,Val,Timestamp2> (5) このとき、新たに次の評価情報が入力されたとする。 e=<u,d,Val,Timestamp3> (6)
【0037】評価情報管理部112は、Timestamp2お
よびTimestamp3間の大小関係を比較し、Timestamp2
<Timestamp3つまりTimestamp3の方がTimestamp2
より新しい評価であった場合、評価情報データベース1
13中のeを削除し、代りにeを評価情報データベ
ース113に加える。また、Timestamp2≧Timestamp
3つまりTimestamp3がTimestamp2より新しい評価で
なかった場合、eは無視され、評価情報データベース
113には加えられない。
【0038】次に、過去の評価情報の削除について説明
する。評価情報管理部112は、定期的に評価情報デー
タベース113中の全ての評価情報のタイムスタンプを
走査し、ある閾値を超えたものに関して、その情報を削
除する。たとえば閾値をθとし、現時点の時間をTimes
tampnowとすると、評価情報データベース113中に
以下の評価情報e4が存在したとする。 e=<u,d,Val,Timestamp4> (7) 評価情報管理部112は、Timestampnow−Timesta
mp4>θならばeを評価情報データベース113から
削除する。ただし、評価情報の削除を行わない選択肢が
存在しても良い。
【0039】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、一般に図1のような文献情報提供装置100は
コンピュータで構成される。この場合、評価情報処理部
110やプロファイル生成部120の機能は、他の機能
とともにプログラムで実現可能である。また、このプロ
グラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(F
D、CD−ROMなど)に記録して提供することも可能
である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を奏
する。 (1) 評価の時間的順序関係に依存せずユーザプロファ
イルを構成することができるため、より効果の高い文献
情報提供が可能となる。 (2) 過去にユーザが行った評価情報を全て捨てて新た
にユーザプロファイルを構成することが可能になるた
め、ある時点を境にしてユーザの嗜好が大きく変動した
場合に、その時点より過去の評価傾向を無視したユーザ
プロフィルを構成することができる。 (3) 以上のようなユーザプロファイルを構成できるた
め、ユーザの嗜好により正確な文献の推薦が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される文献情報提供システムの全
体ブロック図である。
【図2】評価情報処理部のブロック図である。
【図3】プロファイル生成部のブロック図である。
【図4】ユーザプロファイル生成手順の流れ図である。
【図5】ユーザプロファイル生成の具体例を説明する図
である。
【符号の説明】
100 文献情報提供装置 110 評価情報処理部 120 プロファイル生成部 130 文献情報管理部 140 ユーザ情報管理部 150 マッチング部 160 提供部 170 フィードバック部 180 外部情報源 190 コンソール装置 200 ユーザ端末装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月3日(2001.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザにより評価された複数の文
    献から、特定のユーザに該ユーザの嗜好に合う文献の情
    報を提供する際に用いるユーザプロファイルであって、
    ユーザによって与えられた評価情報と文献に与えられた
    分野情報による特徴から、他のユーザの評価に対する分
    野毎の信頼度を行列で表現した文献情報提供用ユーザプ
    ロファイルの生成方法において、 ユーザが文献に行った評価の評価情報と評価の対象とな
    る文献の特徴を保存しておき、 前記評価情報と文献の特徴により、当該ユーザが行った
    評価と他者が行った評価の一致度を用い、ユーザの評価
    数全体に対する当該他者の評価が一致している割合、あ
    るいは、ユーザの評価と当該他者の評価の相関を利用し
    てユーザプロファイルの要素の値を生成することを特徴
    とする文献情報提供用ユーザプロファイル生成方法。
  2. 【請求項2】 全てのユーザによる文献に対する評価情
    報を数値として読み込み、評価者、評価対象文献番号、
    および時間情報を付加して、評価情報として保存するこ
    とを特徴とする文献情報提供用ユーザプロファイル生成
    方法。
  3. 【請求項3】 あるユーザによって評価されたある文献
    に対する評価情報が既に保持されているときに、当該ユ
    ーザによる当該文献に対する再度の評価を新しい評価情
    報によって置き換えることを特徴とする文献情報提供用
    ユーザプロファイル生成方法。
  4. 【請求項4】 ある時間を指定し、その時間を経過した
    評価情報を削除することを特徴とする文献情報提供用ユ
    ーザプロファイル生成方法。
  5. 【請求項5】 複数のユーザにより評価された複数の文
    献から、特定のユーザに該ユーザの嗜好に合う文献の情
    報を提供する際に用いる文献情報提供用ユーザプロファ
    イルの生成装置であって、 ユーザによって与えられた評価情報と文献に与えられた
    分野情報による文献の特徴を管理する文献情報管理手段
    と、 ユーザ毎に、他の各ユーザの評価に対する分野毎の信頼
    度を行列で表現したユーザプロファイルを管理するユー
    ザ情報管理手段と、 ユーザが文献に行った評価の評価情報を蓄積する評価情
    報データベースと、 あるユーザに対するユーザプロファイル生成指示がある
    と、前記評価情報データベースから評価情報を読み出
    し、前記文献情報管理手段から文献の特徴を読み出し、
    前記評価情報と文献の特徴により、当該ユーザが行った
    評価と他者が行った評価の一致度を用い、ユーザの評価
    数全体に対する当該他者の評価が一致している割合、あ
    るいは、ユーザの評価と当該他者の評価の相関を利用し
    てユーザプロファイルの要素の値を計算し、ユーザプロ
    ファイルを生成してユーザ情報管理手段に出力するプロ
    ファイル生成手段と、を有することを特徴とする文献情
    報提供用ユーザプロファイル生成装置。
  6. 【請求項6】 全てのユーザによる文献に対する評価情
    報を数値として読み込み、評価、評価対象文献番号およ
    び時間情報を付加して、評価情報として評価情報データ
    ベースへ蓄積し、該評価情報データベースへ蓄積された
    評価情報を更新および削除する評価情報処理手段を有す
    ることを特徴とする文献情報提供用ユーザプロファイル
    生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4記載の文献情報提供用ユ
    ーザプロファイル生成方法を実施するためのプログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4記載の文献情報提供用ユ
    ーザプロファイル生成方法を実施するためのプログラム
    を記録した記録媒体。
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