JP2003076109A - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents

転写装置および画像形成装置

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JP2003076109A
JP2003076109A JP2001263407A JP2001263407A JP2003076109A JP 2003076109 A JP2003076109 A JP 2003076109A JP 2001263407 A JP2001263407 A JP 2001263407A JP 2001263407 A JP2001263407 A JP 2001263407A JP 2003076109 A JP2003076109 A JP 2003076109A
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JP2001263407A
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Ryuichi Minbu
隆一 民部
Katsuya Kawagoe
克哉 川越
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の転写位置がずれるのを防止して色ずれ
などの不良画像の発生を防止できる構成を備えた転写装
置を提供する。 【解決手段】 複数の潜像担持体上で可視像処理された
異なる色の画像を、各潜像担持体の位置を通過する単一
の転写体に順次転写される構成を備えた転写装置におい
て、上記単一の転写体の速度変動位相を、上記順次転写
が行われる画像転写位置同士で一致させる構成を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写装置および画
像形成装置に関し、さらに詳しくは、ベルト状転写体を
用いた場合の転写位置ずれ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリあるいはプリンタ
さらには印刷機などの画像形成装置においては、潜像担
持体である感光体上に担持されている可視像を転写体に
転写するようになっている。転写体には、感光体に直接
対向当接する記録シートなどの他に、ベルト状の転写体
が用いられる場合がある。後者の場合の一つとして、フ
ルカラーを含む多色画像形成がある。多色画像形成の場
合には、色毎の潜像潜像を形成可能な感光体および感光
体に対して潜像形成のための書き込みユニットや可視像
処理可能な現像装置を備えた作像ユニットを複数設け、
これら各作像ユニットで形成された色毎の可視像をベル
ト状あるいはドラム状の中間転写体に順次重畳転写し、
重畳転写された画像を記録シートなどに一括転写する構
成が採用されている。中間転写体への転写は1次転写と
され、記録シートへの転写は2次転写と称されることが
多い。
【0003】中間転写体としてベルトを用いる場合に
は、駆動ローラおよび従動ローラそしてこれら各ローラ
間に配置されているテンションローラを備えた構成が用
いられ、各作像ユニットにおける感光体と対峙する位置
には、各作像ユニットに形成されている可視像を転写す
るための転写部材が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中間転写体に1次転写
する構成においては、中間転写体での画像同士の転写位
置を整合させることが色むらなどの発生を防止する上で
重要となる。特に、中間転写体としてベルトを用い、こ
のベルトの展張方向に沿って各作像ユニットを並置した
タンデム方式と称される画像形成装置の場合には、ベル
トの伸びやこれが掛け回されているローラの偏心などに
よってベルトの移動状態が変化しやすく、これによっ
て、各作像ユニット同士での転写位置がずれることがあ
る。
【0005】例えば、ベルトを駆動するローラを一定の
回転速度で回転させた場合でも、ローラに機械的な偏心
が発生していると、ベルトの移動速度が変動して単位時
間あたりでの移動距離が異なることになり、結果とし
て、感光体に対する転写位置となるベルトの位置がずれ
てしまうことになる。このため、ベルトは、感光体との
対向位置で伸び縮みした状態と同じ状態となり、これに
より、重畳される画像同士の位置がずれることによって
画像の色ずれが発生することになる。
【0006】本発明の目的は、上記従来の転写装置、特
にベルトを用いた場合の転写装置における問題に鑑み、
画像の転写位置がずれるのを防止して色ずれなどの不良
画像の発生を防止できる構成を備えた転写装置および画
像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の潜像担持体上で可視像処理された異なる色の画像
を、各潜像担持体の位置を通過する単一の転写体に順次
転写される構成を備えた転写装置において、上記単一の
転写体の速度変動位相を、上記順次転写が行われる画像
転写位置同士で一致させる構成を備えたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項2記載の発明は、上記単一の転写体
がベルトで構成され、該ベルトはローラに掛け回されて
駆動され、上記画像転写位置間の距離が上記ベルトの駆
動側に位置するローラ周長の整数倍に設定されているこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、上記単一の転写体
がベルトで構成され、該ベルトは駆動側および従動側の
ローラに掛け回されて移動可能とされ、上記画像転写位
置間の距離が上記ベルトの従動側に位置するローラ周長
の整数倍に設定されていることを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、複数の潜像担持体
上で可視像処理された異なる色の画像を、各潜像担持体
の位置を通過する単一の転写体に順次転写される1次転
写部と順次転写されて重畳された画像を記録媒体に対し
て一括転写する2次転写部とを備えた転写装置におい
て、上記1次転写部が、ベルトおよびこれを掛け回して
移動させるための駆動側および従動側ローラで構成さ
れ、上記2次転写部は、上記ベルトに対向して上記記録
媒体を挟持搬送可能な転写ローラで構成され、上記1次
転写部での転写体に対する画像転写位置間の距離が上記
2次転写部に位置して2次転写用バイアスを付加する帯
電ローラ周長の整数倍に設定されていることを特徴とし
ている。
【0011】請求項5記載の発明は、上記単一の転写体
に、転写後にクリーニングを行うための回転可能なクリ
ーニングブラシが設けられ、上記転写位置間の距離が上
記クリーニングブラシの周長の整数倍に設定されている
ことを特徴としている。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
うちの一つに記載の転写装置を画像形成装置に用いるこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例により
本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施
の形態に係る定着装置を適用した画像形成装置の模式図
であり、同図に示す画像形成装置は、色分解に対応した
色の画像を形成可能な潜像担持体としての感光体を複数
並置したタンデム方式の構成を備え、各感光体上で形成
されたトナー像を中間転写体に重畳転写した画像を記録
用紙などのシートに対して一括転写することで多色画像
を形成可能なカラープリンタである。本発明では、画像
形成装置として、カラープリンタに限らず、カラー複写
機、ファクシミリ装置および印刷機なども含まれること
勿論である。
【0014】図1において、カラープリンタ1は、画像
形成部1Aが縦方向の中央部に位置し、その下方には給
紙部1Bが、さらに画像形成部1Aの上方には原稿載置
台1C1を備えた原稿走査部1Cがそれぞれ配置されて
いる。画像形成部1Aには、水平方向に展張面を有する
中間転写ベルト2が配置されており、中間転写ベルト2
の上位には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成
するための構成が設けられている。
【0015】画像形成部1Aには、補色関係にある色の
トナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)によ
る画像を担持可能な感光体3B、3Y、3C、3Mが中
間転写体2の展張面に沿って並置されている。各感光体
3B、3Y、3C、3Mはそれぞれ同じ方向(図1で
は、反時計方向)に回転可能なドラムで構成されてお
り、その周辺には、回転過程において画像形成処理を実
行する帯電装置4,書き込み装置5,現像装置6,1次
転写装置7,およびクリーニング装置8が配置されてい
る(便宜上、感光体3Bを対象として、各装置の符号に
Bを付して示してある)。
【0016】中間転写ベルト2は、各感光体を備えた作
像ユニットからの可視像を順次転写される1次転写部を
構成しており、複数のローラ2A〜2Cに掛け回されて
感光体との対峙位置において同方向に移動可能な構成を
備え、展張面を構成するローラ2A、2Bとは別のロー
ラ2Cは、中間転写ベルト2を挟んで2次転写装置9に
対峙している。なお、図1中、符号10は、ブラシロー
ラからなるクリーニングブラシで構成されたクリーニン
グ装置を示している。
【0017】2次転写装置9は、帯電駆動ローラ9Aお
よび従動ローラ9Bに掛け回されて2次転写装置9が位
置する2次転写位置において中間転写ベルト2と同方向
に移動可能な転写ベルト9Cを備えており、転写ベルト
9Cを帯電駆動ローラ9Aにより帯電させることで中間
転写ベルト2に重畳された多色画像を一括転写によって
あるいは担持されている単一色の画像をそれぞれシート
に転写することができる。
【0018】2次転写位置には給紙部1Bからシートが
給送されるようになっている。給紙部1Bは、複数の給
紙カセット1B1と、給紙カセット1B1から繰り出さ
れるシートの搬送路に配置された複数の搬送ローラ1B
2と、2次転写位置前方に位置するレジストローラ1B
3とを備えている。本実施例では、給紙部1Bには、給
紙トレイ1B1から繰り出されるシートの搬送路に加え
て給紙カセット1B1内に収容されていない種類のシー
トを2次転写位置に向け給送できる構成が備えられてお
り、この構成は、画像形成部1Aの壁面の一部を起倒可
能に設けた手差しトレイ1A1と繰り出しコロ1A2と
を備えている。給紙カセット1B1からレジストローラ
1B3に向けたシートの搬送路途中には、手差しトレイ
1A1から繰り出されたシートの搬送路が合流し、いず
れの搬送路から給送されるシートもレジストローラ1B
3によってレジストタイミングが設定されるようになっ
ている。
【0019】書き込み装置5(図1では、便宜上、符号
5部示してある)は、原稿走査部1Cに有する原稿載置
台1C1上の原稿を走査することにより得られる画像情
報あるいは図示しないコンピュータから出力される画像
情報により書き込み光が制御されて感光体3B、3Y、
3C、3Mに対して画像情報に応じた静電潜像を形成す
るようになっている。
【0020】原稿走査部1Cには、原稿載置台1C1上
の原稿を露光走査するスキャナ1C2が備えられてお
り、さらに原稿載置台1C1の上面には、自動原稿給送
装置1C3が配置されている。自動原稿給送装置1C3
は、原稿載置台1C1上に繰り出される原稿を反転可能
な構成を備え、原稿の表裏各面での走査が行えるように
なっている。
【0021】書き込み装置5により形成された感光体3
上の静電潜像は現像装置6によって可視像処理され、中
間転写ベルト2に1次転写される。中間転写ベルト2に
対して各色毎のトナー像が重畳転写されると、2次転写
装置9によりシートに対して一括して2次転写される。
【0022】2次転写されたシートは、表面に担持して
いる未定着画像を定着装置11によって定着される。定
着装置11を通過したシートは、定着装置11の後方に
配置されている搬送路切り換え爪12によって搬送方向
が切り換えられるようになっており、排紙トレイ13に
向けた搬送路と、反転搬送路RPとに搬送方向が選択さ
れる。
【0023】以上のような構成を備えたカラープリンタ
1では、原稿載置台1C1上に載置された原稿を露光走
査することによりあるいはコンピュータからの画像情報
により、一様帯電された感光体3に対して静電潜像が形
成され、静電潜像が現像装置6によって可視像処理され
た後、トナー像が中間転写ベルト2に1次転写される。
【0024】中間転写ベルト2に転写されたトナー像
は、単一色画像の場合にはそのまま給紙部1Bから繰り
出されたシートに対して転写され、多色画像の場合には
1次転写が繰り返されることで重畳された上でシートに
対して一括して2次転写される。2次転写後のシートは
定着装置11により未定着画像を定着された後、排紙ト
レイ13あるいは、反転されて再度レジストローラ1B
3に向けて給送される。
【0025】1次転写部をなす中間転写ベルト2と各作
像ユニットとの関係は図2に示されている。図2におい
て、中間転写ベルト2は、駆動ローラ2A、従動ローラ
2Bおよびバックアップ機能を有するローラ2Cにそれ
ぞれ掛け回されて駆動ローラ2Aの反時計方向の回転に
よって駆動されるようになっており、駆動ローラ2Aお
よび従動ローラ2B間で展張される面が各作像ユニット
の感光体3B、3Y、3C、3Mに対向している。中間
転写ベルト2を挟んで各感光体と対向する位置には、感
光体上の可視像を静電転写するための転写ローラ2Dが
それぞれ配置されている。
【0026】中間転写ベルト2には、2次転写装置9に
対する画像の2次転写が終了した位置にクリーニング装
置10が設けられている。クリーニング装置10は、中
間転写ベルト2の移動方向に沿って中間転写ベルト2に
接触しながらベルト2の移動方向と相対する方向に回転
可能なファーブラシ14,15が配置されている。ファ
ーブラシ14,15には、電源17,18に接続された
金属ローラ19,20がファーブラシ14,15と同方
向あるいは相対方向に回転できる状態で接触して配置さ
れ、電源17,18から異極性バイアスが設定されてい
る。
【0027】クリーニング装置10では、ファーブラシ
14,15により中間転写ベルト2に残存しているトナ
ーを除去して再度の転写行程に備えると共に、ファーブ
ラシ14,15に付着しているトナーがファーブラシ1
4,15と同方向あるいは相対方向に回転可能な金属ロ
ーラ19,20に印加されるバイアスを利用した電位差
によって転移し、金属ローラ19,20に接触して設け
られてるブレード21,22によって掻き取られるよう
になっている。
【0028】本実施例では、感光体が中間転写ベルト2
に対向している画像転写位置P間の距離P1が次の条件
を満たすようになっている。 (1)中間転写ベルト2における画像転写位置P間の距
離P1が、中間転写ベルト2の駆動側のローラ2Aの周
長の整数倍である。 (2)上記画像転写位置P間の距離P1が、中間転写ベ
ルト2の従動側のローラの周長の整数倍である。 (3)上記画像転写位置P間の距離P1が、中間転写ベ
ルト2からの画像を2次転写する際に用いられる帯電駆
動ローラ9Aの周長の整数倍である。 (4)上記画像転写位置P間の距離P1が、クリーニン
グ装置10に用いられるファーブラシ14,15の周長
の整数倍である。
【0029】上記(1)乃至(4)に挙げた条件は、次
の理由による。中間転写ベルト2はこれに対向して当接
している部材によるトルク変動の影響を受けるため、当
接している部材の周期回転での変動位相を各画像転写位
置で一致させることにより画像の位置ずれを抑えること
ができる。そこで、本実施例では、中間転写ベルト2に
当接する部材に偏心などによるトルク変動が発生した場
合でも、当接する部材のトルク変動による中間転写ベル
ト2の速度変動を各画像転写位置で同じにすれば各画像
転写位置での位置ずれをなくすことができるようになっ
ている。
【0030】図3は、(1)に挙げた条件を説明するた
めのタイミングチャートであり、同図において、駆動ロ
ーラ2Aに偏心が生じていると、その偏心に応じたトル
ク変動によって中間転写ベルト2の速度変動が発生す
る。速度変動は、駆動ローラ2Aの1回転周期での速度
変動に対応して発生するので、中間転写ベルト2に対す
る1次転写のための画像転写位置P間の距離P1を駆動
ローラ2Aの周長の整数倍とすることにより、駆動ロー
ラ2Aの1回転周期での速度変動位相を各画像転写位置
P同士で一致させることができ、画像転写位置での位置
ずれを抑制することができる。図3においては、画像転
写位置P間の距離P1を駆動ローラ2Aの周長の整数倍
とした場合の2色目の転写位置は、符号Aで示す位置と
なる。2色目以降の色の画像転写においても中間転写ベ
ルト2の速度変動位相が同じであるので、転写位置は1
色目と同じとなる。図3において符号Bは、画像転写位
置P間の距離P1を駆動ローラ2Aの周長の整数倍とし
なかった場合の転写位置を示している。符号Bで示す転
写位置は、駆動ローラ2Aの1回転周期での速度変動位
相と整合しないので、中間転写ベルト2の伸び縮みによ
る画像位置ずれが発生することになる。
【0031】(2)に挙げた条件においても(1)の条
件と同様に、駆動ローラ2A以外のローラで中間転写ベ
ルト2の速度変動の原因となる偏心が従動ローラ2Bお
よびバックアップ機能を有するローラ2Cに発生した場
合でも、各ローラの1回転周期に応じた中間転写ベルト
2の速度変動位相を各画像転写位置間で一致させること
で各画像転写位置での位置ずれを抑制することができ
る。
【0032】(3)に挙げた条件では、画像転写位置P
間の距離P1が、中間転写ベルト2に当接する関係にあ
る2次転写装置9側の帯電ローラ9Aの周長の整数倍、
換言すれば、帯電ローラ9Aが画像転写位置P間の距離
P1の整数分の1に設定されているので、帯電ローラ9
Aの偏心によるトルク変動の影響を受けて中間転写ベル
ト2の速度変動が発生した場合でも、帯電ローラ9Aの
1回転周期での速度変動位相を各画像転写位置Pにおい
て一致させることができ、これにより、中間転写ベルト
2の伸び縮みが抑えられて画像の位置ずれが防止される
ことになる。
【0033】(4)に挙げた条件では、中間転写ベルト
2に当接しているファーブラシ14,15の偏心による
トルク変動の影響を受けて中間転写ベルト2の速度変動
が発生した場合でも、ファーブラシ14,15の周長の
整数倍の距離を画像転写位置P間に設定することによ
り、ファーブラシ14,15の1回転周期での速度変動
が各画像転写位置で一致することになり、画像の位置ず
れを防止することができる。
【0034】本実施例は以上のような構成であるから、
中間転写ベルト2における各画像転写位置間の距離が中
間転写ベルト2の速度変動の原因となる当接部材の周長
の整数倍としてあることにより、当接部材の1回転周期
での速度変動位相を各画像転写位置で一致させることが
できるので、色毎に転写される画像の位置ずれを防止し
て色ずれの発生を確実に防止することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1乃至5記載の発明によれば、異
なる色の画像が順次転写される単一の転写体における速
度変動位相を各画像転写位置で一致させているので、転
写画像の位置ずれを防止することができる。特に請求項
2記載の発明においては、画像転写位置間の距離が転写
体として用いられるベルトの駆動側ローラの周長の整数
倍とすることにより、仮にローラの偏心が生じている場
合でもローラの1回転周期速度変動の位相が各転写位置
で一致することになり、画像の位置ずれを殆どない状態
とすることが可能となる。換言すれば、1色目の画像転
写位置での転写体の速度変動位相が2色目以降の画像転
写位置においても同じ位相とされることにより、各画像
転写位置での速度変動が一致することになり、速度変動
が各画像転写位置で異なることによる転写体の伸び縮み
をなくすことができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、単一の転写
体として用いられるベルトが掛け回されている従動側の
ローラの周長と画像転写位置間の距離とを関係づけるこ
とにより、請求項2記載の発明による作用効果に加え
て、駆動側だけでなく従動側も含めた偏心による速度変
動が発生した場合でも画像位置のずれをなくすことが可
能となる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、ベルトを用
いた1次転写部とベルトに重畳転写された画像を一括転
写する2次転写部とを備えた場合に、1次転写部での画
像転写位置間の距離が2次転写部に用いられる帯電ロー
ラの周長の整数倍とされているので、帯電ローラに偏心
が生じた場合のトルク変動による転写体の速度変動位相
を各画像転写位置間で一致させることができ、各画像転
写位置間での画像位置のずれをなくすことができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、1次転写部
に設けられているベルトクリーニングブラシの周長の整
数倍を画像転写位置間の距離に設定しているので、クリ
ーニングブラシの偏心によるトルク変動が生じた場合で
もクリーニングブラシの1回転周期での速度変動位相を
転写体での各画像転写位置間で一致させることができ、
画像位置のずれを目立たなくすることができる。
【0039】請求6記載の発明によれば、転写体の駆動
に係る部材あるいは転写部材さらにはクリーニングに係
る部材において偏心などの周期的な速度変動が生じた場
合でも速度変動位相が各画像転写位置で一致する構成を
備えているので、各転写位置で転写される転写画像の位
置ずれをなくすことができ、色ずれなどの不良画像の発
生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る実施例による転写装置
を備えた画像形成装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る実施例による転写装置
の構成を説明するための部分的な拡大図である。
【図3】図2に示した構成による画像転写位置の違いを
説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置の一例であるレーザープリンタ 1A 画像形成部 2 1次転写部に位置する中間転写ベルト 2A 中間転写ベルトの駆動ローラ 2B 中間転写ベルトの従動ローラ 3 潜像担持体である感光体 9 2次転写装置 9A 2次転写用の帯電ローラ 10 クリーニング装置 14,15 ファーブラシ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA01 AB02 BB02 BB42 BB46 BB63 2H200 FA04 FA19 GA12 GA34 GA47 GB21 HA02 HB12 JA02 JC03 JC12 LA07 LA12 LA14 LA19 LA29 LB02 LB03 LB08 LB15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の潜像担持体上で可視像処理された異
    なる色の画像を、各潜像担持体の位置を通過する単一の
    転写体に順次転写される構成を備えた転写装置におい
    て、 上記単一の転写体の速度変動位相を、上記順次転写が行
    われる画像転写位置同士で一致させる構成を備えたこと
    を特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の転写装置において、 上記単一の転写体がベルトで構成され、該ベルトはロー
    ラに掛け回されて駆動され、上記画像転写位置間の距離
    が上記ベルトの駆動側に位置するローラ周長の整数倍に
    設定されていることを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の転写装置におい
    て、 上記単一の転写体がベルトで構成され、該ベルトは駆動
    側および従動側のローラに掛け回されて移動可能とさ
    れ、上記画像転写位置間の距離が上記ベルトの従動側に
    位置するローラ周長の整数倍に設定されていることを特
    徴とする転写装置。
  4. 【請求項4】複数の潜像担持体上で可視像処理された異
    なる色の画像を、各潜像担持体の位置を通過する単一の
    転写体に順次転写される1次転写部と順次転写されて重
    畳された画像を記録媒体に対して一括転写する2次転写
    部とを備えた転写装置において、 上記1次転写部が、ベルトおよびこれを掛け回して移動
    させるための駆動側および従動側ローラで構成され、 上記2次転写部は、上記ベルトに対向して上記記録媒体
    を挟持搬送可能な転写ローラで構成され、 上記1次転写部での転写体に対する画像転写位置間の距
    離が上記2次転写部に位置して2次転写用バイアスを付
    加する帯電ローラ周長の整数倍に設定されていることを
    特徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】請求項1または4記載の転写装置におい
    て、 上記単一の転写体には、転写後にクリーニングを行うた
    めの回転可能なクリーニングブラシが設けられ、上記転
    写位置間の距離が上記クリーニングブラシの周長の整数
    倍に設定されていることを特徴とする転写装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうちの一つに記載の転写
    装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7260335B2 (en) 2004-07-30 2007-08-21 Ricoh Company, Limited Image-information detecting device and image forming apparatus
CN110874041A (zh) * 2018-09-04 2020-03-10 富士施乐株式会社 图像形成设备

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