JP2003075195A - パルスエンコーダ - Google Patents

パルスエンコーダ

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JP2003075195A
JP2003075195A JP2001266860A JP2001266860A JP2003075195A JP 2003075195 A JP2003075195 A JP 2003075195A JP 2001266860 A JP2001266860 A JP 2001266860A JP 2001266860 A JP2001266860 A JP 2001266860A JP 2003075195 A JP2003075195 A JP 2003075195A
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JP
Japan
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pole
magnetic
hall
pulse encoder
magnet
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JP2001266860A
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Kazumori Otogao
司守 乙顔
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KOFU MEIDENSHA KK
Original Assignee
KOFU MEIDENSHA KK
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転方向等、被測定物の移動方向も検出し得
とともに、磁気センサの感度誤差等の影響を可及的に除
去して高精度の検出を可能とするパルスエンコーダを提
供する。 【解決手段】 集磁材12c、12dに内蔵する2個の
ホール素子を単一パッケージ内に間隔dを隔てて配設す
るとともに、前記間隔dと、多極着磁磁石の各磁極の着
磁ピッチPとの関係が、 d=( n−0.5 ) ・P ( ここ
で、n は1以上の整数 )となるように構成し、所定の間
隙を介して多極着磁磁石1に相対向するように配設し
た。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はパルスエンコーダに
関し、特に検出対象物の移動速度、移動方向、移動位置
を検出する場合に適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】図3は従来技術に係る多極着磁磁石とホ
ール素子とを組み合わせたパルスエンコーダを概念的に
示す説明図である。同図に示すように、このパルスエン
コーダは、回転速度を検出するもので、回転方向に関し
多数のN極1aとS極1bとを交互に並べて回転移動可
能に形成した回転体である多極着磁磁石1と、この多極
着磁磁石1の各磁極(N極1a、S極1b)が発生する
磁界の強さを検出するよう多極着磁磁石に対向して配設
した磁気検出センサであるホールIC2とを有する。こ
のホールIC2は内部にホール素子及びその周辺回路を
一体化してパッケージとしたものである。 【0003】かかるパルスエンコーダにおいては、被測
定物(図示せず。)と一体的に回転する多極着磁磁石1
の回転に伴い各磁極(N極1a、S極1b)が発生する
交番磁界の強さをホールIC2で検出し、検出した磁界
に対応するパルス状の電気信号を出力する。この電気信
号は、多極着磁磁石1の回転数で定まる特定周波数のパ
ルス信号となる。かくして、この周波数により被測定物
の回転数を検出することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
パルスエンコーダにおいては、被測定物の回転方向を検
出することはできない。 【0005】この場合、ホールIC2を2個用い、各ホ
ールIC2を多極着磁磁石1の回転方向に沿い適当なピ
ッチずらして配設し、各ホールIC2の出力パルス信号
に位相差を生じさせることにより被測定物の回転方向を
検出するように構成することはできる。 【0006】ところが、この場合、多極着磁磁石1の極
数を増やせば増やすほど1つの磁極(N極1a、S極1
b)が発生する磁束密度が低下する。このため、ホール
IC2と多極着磁磁石1との間の間隙を小さくする必要
がある。同時に、この間隙は、2個のホールIC2で同
一になるように調整する必要もある。さらに、2個のホ
ールIC2の位置精度を高精度に確保する必要がある。 【0007】したがって、上述の如く2個のホールIC
2を用いる方法は、特に多極着磁磁石1の磁極数が増加
した場合には、実現が困難なものとなる。 【0008】本発明は、上記従来技術に鑑み、回転方向
等、被測定物の移動方向も検出し得とともに、磁気セン
サの感度誤差等の影響を可及的に除去して高精度の検出
を可能とするパルスエンコーダを提供することを目的と
する。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の点を特徴とする。 【0010】1) 移動方向に関し多数の磁極を有して
直線移動又は回転移動可能に形成した多極着磁磁石と、
この多極着磁磁石の各磁極が発生する磁界の強さを検出
するよう多極着磁磁石に対向して配設した磁気検出セン
サとを有するパルスエンコーダにおいて、単一パッケー
ジ内に2個の磁気検出センサを間隔dを隔てて配設する
とともに、それぞれ波形整形回路を介して2チャンネル
のエンコーダ信号を得るように構成するとともに、前記
間隔dと、多極着磁磁石の各磁極の着磁ピッチPとの関
係が、 d=( n−0.5 ) ・P ( ここで、n は1以上の整数 ) となるように構成したこと。 【0011】2) 上記1)に記載するパルスエンコー
ダにおいて、磁気検出センサはホール素子で形成したこ
と。 【0012】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0013】図1は本発明の実施の形態に係るパルスエ
ンコーダを概念的に示す説明図である。同図に示すよう
に、多極着磁磁石1は、図3に示す従来技術に係るパル
スエンコーダのものと全く同一である(ただし、図1で
は円筒状の多極着磁磁石1を直線的に展開して示してい
る。)。そこで、図3と同一部分には同一番号を付し、
重複する説明は省略する。ホールIC12は、単一のパ
ッケージ12a内に2個の磁気検出センサであるホール
素子を間隔dを隔てて配設するとともに、それぞれ波形
整形回路を介して2チャンネルのエンコーダ信号を得る
ように構成したものである。すなわち、当該パッケージ
12a内にはICチップ12bが内蔵されており、強磁
性体である集磁材12c、12dに内蔵されたホール素
子が、周辺回路とともにICチップ12bに実装してあ
る。このように、2個のホール素子をパッケージ12a
内に収納・固定することにより、所定位置への高精度の
位置決めを行い、両ホール素子間の間隔及び両ホール素
子と多極着磁磁石1との間の間隙を高精度に確保するこ
とができる。また、両ホール素子の感度誤差も可及的に
低減することができる。 【0014】ここで、両ホール素子間の間隔dと、多極
着磁磁石1の各磁極(N極1a、S極1b)間の着磁ピ
ッチPとの関係は、 d=( n−0.5 ) ・P ( ここで、n は1以上の整数 ) となるようにする。 【0015】かくして、多極着磁磁石1が一方向に回転
した場合と、反対方向に回転した場合とで、各ホール素
子の出力信号である出力パルス信号の位相が異なり、こ
のことにより回転方向を検出することができる。また、
回転数は出力パルス信号の周波数により検出することが
できる。 【0016】図2は図1のパルスエンコーダのホール素
子を中心とする磁気検出系であるホールIC12の詳細
な構成を示す回路図である。同図に示すように、ホール
素子12e、12fは集磁材12c、12dで集めた多
極着磁磁石1の磁気が作用するよう集磁材12c、12
dと一体に設けてある。ホール素子12e、12fの出
力パルス信号はアンプ12g、12hを介して供給され
る。ここで、シュミットトリガー回路12i、12j
は、波形整形回路として機能し、出力段のトランジスタ
Tr1 、Tr2 のスイッチング動作を制御する。この結
果、出力端子OUT−1、OUT−2からは、ホール素
子12e、12fの出力パルス信号に対応する出力パル
ス信号が得られる。ホール素子12e、12f等、当該
ホールIC12の各素子の動作電圧は、電源電圧Vcc
安定化する電圧調整器12kから得る。 【0017】なお、上記実施の形態では、多極着磁磁石
1を回転体としたが、これは回転体に限る必要はない。
多数の磁極(N極1a、S極1b)を被測定物の移動方
向に沿って直線的に並べたものであっても良い。この場
合には直線パルスエンコーダとして本形態と同様の作用
・効果を発揮する。 【0018】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、本発明によれば、単一パッケージ内にホール素
子を一体に設けているので、各ホール素子の感度誤差を
可及的に低減し得るばかりでなく、多極着磁磁石との間
の間隙及びホール素子間の間隔を高精度に確保すること
ができる。したがって、多極着磁磁石の磁極間のピッチ
が小さくなっても、十分高精度の出力パルス信号を得る
ことができ、被測定物の高精度の移動速度の検出に資す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るパルスエンコーダを
概念的に示す説明図である。 【図2】図1のパルスエンコーダのホール素子を中心と
する磁気検出系を示す回路図である。 【図3】従来技術に係る多極着磁磁石とホール素子とを
組み合わせたパルスエンコーダを概念的に示す説明図で
ある。 【符号の説明】 1 多極着磁磁石 1a、1b N極、S極 12a ホールIC 12e、12f ホール素子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 移動方向に関し多数の磁極を有して直線
    移動又は回転移動可能に形成した多極着磁磁石と、この
    多極着磁磁石の各磁極が発生する磁界の強さを検出する
    よう多極着磁磁石に対向して配設した磁気検出センサと
    を有するパルスエンコーダにおいて、 単一パッケージ内に2個の磁気検出センサを間隔dを隔
    てて配設するとともに、それぞれ波形整形回路を介して
    2チャンネルのエンコーダ信号を得るように構成すると
    ともに、 前記間隔dと、多極着磁磁石の各磁極の着磁ピッチPと
    の関係が、 d=( n−0.5 ) ・P ( ここで、n は1以上の整数 ) となるように構成したことを特徴とするパルスエンコー
    ダ。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載するパルスエンコー
    ダにおいて、 磁気検出センサはホール素子で形成したことを特徴とす
    るパルスエンコーダ。
JP2001266860A 2001-09-04 2001-09-04 パルスエンコーダ Withdrawn JP2003075195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150732A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 位置検出装置
US8664943B2 (en) 2010-07-07 2014-03-04 Asahi Kasei Microdevices Corporation Position detecting apparatus

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JP2009150732A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 位置検出装置
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Effective date: 20081104