JP2003072941A - 容器排除装置 - Google Patents

容器排除装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシャで容器を押し出す際に発進時におけ
る容器のふらつきのないプッシャ方式の容器排除装置を
提供する。 【解決手段】 容器1を、搬送コンベヤ2から隣接の排
出コンベヤ3に、プッシャ4で排除する容器排除装置に
おいて、プッシャ4は、容器1を押し出すための押し出
し部材6aと、容器1のふらつきを防止するためのサポ
ート部材6bとを備え、押し出し部材6a及びサポート
部材6bは可撓性のチューブからなり、プッシャ4が容
器1を押し出す際に、押し出し部材6aが容器1に接触
した後に、サポート部材6bが容器1に接触するように
押し出し部材6aをサポート部材6bより前方に配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤ上で搬送
される容器の排除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体が充填された容器を、搬送コンベヤ
から隣接の排出コンベヤに、プッシャで排除する容器排
除装置がある。容器として、ペットボトル、ガラス壜、
缶がある。プッシャはエヤシリンダにより短いストロー
クで容器を加速して搬送コンベヤから押し出す。短いス
トロークにするのはプッシャが一往復するときに、次の
容器に当たらないようにするためである。プッシャの前
面はゴムや樹脂の平板が使用される。また、液体が充填
されていない容器でも、ガラス壜のように比較的重量の
ある容器については同種の容器排除装置が用いられる。
【0003】コンベヤは樹脂のチェーンに樹脂の天板を
一体成形したものが使用される。搬送コンベヤと排出コ
ンベヤとは同一速度である。排出コンベヤには押し出さ
れた容器がとび出さないようにガードレールが斜めに設
置されている。プッシャで押し出された容器は、慣性と
コンベヤの摩擦とにより斜め方向に同一姿勢で前進し、
ガードレールに斜めに当たり方向転換してから排出され
る。
【0004】上述したように、容器としてはペットボト
ルがあるが、ペットボトルには胴部が円形のものと角形
のものとがある。ペットボトルの底面は中高になってお
り、底面とコンベヤとの接触部は図6に示すようになっ
ている。即ち、図6は種々の形状のペットボトルの底面
を示す図であり、ペットボトルとコンベヤとの接触部は
斜線で示される。図6(a)は円形のペットボトル1
で、リング状の接触部1aになっている。図6(b)は
円形のペットボトル1で、ペタロイドと呼ばれる断続し
た五辺の接触部1bになっている。図6(c)は角形の
ペットボトル1で、四角形の接触部1cになっている。
角形のペットボトル1は側面が搬送コンベヤの進行方向
と平行または直角な姿勢で搬送されてくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の容器排
除装置においては、待機位置にあるプッシャの前面と到
着する容器の間隔をできるだけ小さくして容器にかかる
衝撃を小さくしているが、容器は急激に加速されるので
発進時にふらつくことがある。このため、発進時のふら
つきを無くすることが要望されている。
【0006】また、ペットボトルにおいては、近年、ペ
ットボトルに500mlのものが使用され充填ラインも高
速になってきた。従来の装置でも充填ラインが低速のと
きは問題ないが、充填ラインが高速になるとプッシャも
高速になりペットボトルは前進途中にふらついてガード
レールに当たって転倒することが多い。転倒は角形のも
のに特に多く、ペタロイドも多い。ペタロイドではない
円形のものはふらつくことがあるが、転倒することは少
ない。このため、高速の充填ラインでもペットボトルを
転倒なしで排除できることが要望されている。
【0007】本発明は、前述の状況に鑑み、プッシャで
容器を押し出す際に発進時における容器のふらつきのな
いプッシャ方式の容器排除装置を提供することを目的と
する。また本発明は、ペットボトル等の容器を高速の搬
送コンベヤから転倒なしで排除できるよう改良した容器
排除装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は、容器を、搬送コンベヤから隣接の排出
コンベヤに、プッシャで排除する容器排除装置におい
て、前記プッシャは、前記容器を押し出すための押し出
し部材と、前記容器のふらつきを防止するためのサポー
ト部材とを備え、前記押し出し部材及び前記サポート部
材は可撓性のチューブからなり、前記プッシャが前記容
器を押し出す際に、前記押し出し部材が前記容器に接触
した後に、前記サポート部材が前記容器に接触するよう
に前記押し出し部材を前記サポート部材より前方に配置
したことを特徴とするものである。
【0009】本発明によれば、プッシャの前面のチュー
ブは、可撓性の材質からなる中空材であるため撓みやす
く反撥力が小さいので、容器に当たったとき衝撃を吸収
する。このため、容器が発進する際の加速がスムーズ
(滑らか)になり、容器の発進時のふらつきを軽減させ
ることができる。また、押し出し部材に当たって容器が
ふらついた場合でも、サポート部材に保持されて容器の
ふらつきが止められるので、容器の転倒を防止すること
が可能となる。なお、チューブを形成する可撓性の材質
としては樹脂材などが好適である。
【0010】また、本発明の好ましい態様は、前記押し
出し部材が前記容器に接触するとき、前記押し出し部材
と前記容器とは偏心位置にあることを特徴とする。本発
明によれば、プッシャにより押し出されたペットボトル
は回転しながら前進し、搬送コンベヤから排出コンベヤ
にスムーズに乗り移る。ペットボトルに回転があると、
前進途中でのペットボトル底面とコンベヤとの滑りがよ
くなり、ふらつきが少なくなる。
【0011】本発明の好ましい他の態様は、前記搬送コ
ンベヤの速度と前記排出コンベヤの速度とが異なること
を特徴とする。本発明によれば、容器が搬送コンベヤか
ら排出コンベヤに乗り移る際に、両コンベヤ間の速度差
によって容器に回転が与えられるため、プッシャによっ
て与えられた回転を良好に維持させることができ、搬送
コンベヤから排出コンベヤへの容器の乗り移りをスムー
ズにすることが可能となる。
【0012】本発明の他の態様は、前記容器が液体を充
填してなることを特徴とする。また、本発明の他の態様
は、前記容器が液体の充填していないガラス壜であるこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る容器排除装置
の実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。図1乃
至図5は、液体を充填したペットボトルの場合の実施形
態のみを示すものであるが、これにより本願発明に係る
容器排除装置の、他の容器(例えば空ガラス壜)への適
用が制限されるものではない。図1は、本実施形態であ
る容器排除装置の基本構成を示す平面図であり、図1
(a)はペットボトルが円形の場合であり、図1(b)
はペットボトルが角形の場合である。図1(a)および
図1(b)において、符号1は液体が充填されたペット
ボトルを示し、複数のペットボトル1は搬送コンベヤ2
によって直立した状態で搬送されている。搬送コンベヤ
2に隣接して排出コンベヤ3が配設されている。搬送コ
ンベヤ2の搬送速度は排出コンベヤ3の搬送速度より速
く、その速度差は2:1に設定されている。
【0014】搬送コンベヤ2の直近には、ペットボトル
1を搬送コンベヤ2から隣接の排出コンベヤ3に排除す
るプッシャ4が配置されている。プッシャ4はエヤシリ
ンダ10により短いストロークで往復動可能になってい
る。また排出コンベヤ3上には、ガードレール20が配
設されている。
【0015】図2は図1(a)のII−II線矢視図であ
る。図2ではペットボトル1として、500mlペットボ
トルが図示されている。図2に示すように、プッシャ4
の支持部5の先端部にはシリコンチューブ6が固定され
ている。シリコンチューブ6は縦方向に配列されてい
る。プッシャ4のエヤシリンダ10(図1参照)の中心
は、ペットボトル1の重心Gよりやや下方に設定
されている。また、ガードレール20は支持部21上に
所定厚(10mm)の独立発泡スポンジ22を固定し、こ
のスポンジ22上にフッ素樹脂シート23を貼付して形
成されている。なお、独立発泡スポンジの代りに衝撃吸
収ゴムを用いてもよい。
【0016】図3(a)はプッシャの先端部を示す平面
図であり、図3(b)は図3(a)のIII矢視図を示す
図である。プッシャ4は2本のシリコンチューブ6a,
6bを備え、それぞれのシリコンチューブ6a,6b
は、ペットボトル1を押し出すための押し出し用チュー
ブ6aと、ペットボトル1のふらつきを防止するための
サポート用チューブ6bを構成している。押し出し用チ
ューブ6aはプッシャ4の最先端部に位置するように配
置され、サポート用チューブ6bは押し出し用チューブ
6aよりプッシャ4の往復動方向においてδだけ後方に
配置されている。これら2本のシリコンチューブ6a,
6bは接着剤(図示せず)により支持部5に固着され、
支持部5は、対をなす互いに着脱可能なテープ状ファス
ナ8A,8Bによってエヤシリンダ10に保持されてい
る。
【0017】シリコンチューブ6a,6bは、ガラス編
組シリコンゴムのチューブからなり、内径が8mm、長さ
が100mm程度のものが使用されている。そして、隣接
するシリコンチューブ6a,6b間には、所定の間隙が
形成されており、個々のシリコンチューブ6a,6bの
変形が妨げられないようになっている。また接着剤も軟
らかいものが使用されており、シリコンチューブ6a,
6bの変形を妨げないように工夫されている。
【0018】図4(a)は押し出し用チューブがペット
ボトルに接触した瞬間を示す図であり、図4(b)は押
し出し用チューブが変形してサポート用チューブがペッ
トボトルに接触した瞬間を示す図である。図4(a)に
示すように、プッシャ4が前進して先端がペットボトル
1に接触するとき、ペットボトル1の中心Pと押し出
し用チューブの中心Aとはdだけ偏心位置にある。即
ち、押し出し用チューブ6aがペットボトル1に接触す
る位置は、ペットボトル1の中心Pからペットボトル
1の進行方向Bに対してdだけ前方の位置である。この
ように、ペットボトル1は押し出し用チューブ6aによ
り偏心位置において押し出され、ペットボトル1には矢
印Aに示すように時計方向の回転が与えられる。また、
ペットボトル1は押し出し用チューブ6aによって中心
より進行方向Bに対して前方の位置で押し出される
ので、コンベヤが停止していると仮定すれば、ペットボ
トル1は上流側の方向に押し出されることになる。
【0019】図4(b)に示すように、押し出し用チュ
ーブ6aはペットボトル1に接触すると扁平形状に変形
する。この状態でプッシャ4はさらに押し出されるの
で、後方に設置されているサポート用チューブ6bがペ
ットボトル1に接触する。押し出し用チューブ6aは、
図2に示すように、ペットボトル1の重心位置よりもや
や下側に接してペットボトル1を押し出すので、ペット
ボトル1を転倒させる方向の力も同時に作用してペット
ボトル1の移動を不安定にさせるが、上述したように、
サポート用チューブ6bがふらついたペットボトル1に
接触してふらつきを止めるので、安定してペットボトル
1を移動させることが可能となる。
【0020】なお、サポート用チューブ6bがペットボ
トル1に接触するとペットボトル1の回転に対してブレ
ーキ作用が働くことになるが、ペットボトル1はすぐに
押し出し用チューブ6aおよびサポート用チューブ6b
から離れるので回転が停止するには至らず、ペットボト
ル1は回転した状態で排出コンベヤ3に乗り移る。
【0021】図5は、プッシャ4とペットボトル1とを
偏心して接触させるための偏心量調整機構を示す模式図
である。図5に示すように、プッシャ4のエヤシリンダ
10は、一方が空気圧Pを有した圧力源に接続され、
他方が電磁弁11を介して空気圧Pを有した圧力源に
接続されており、この場合、P>Pに設定されてい
る。
【0022】プッシャ4の上流側には、投受光器12
と、投受光器12に対向して反射板13とが配設されて
いる。投受光器12の検知信号は、タイマ14に入力さ
れ、タイマ14からの信号によって電磁弁11が作動さ
れるようになっている。即ち、ペットボトル1が到着し
て投受光器12が遮光されると、投受光器12より検知
信号がタイマ14に送られる。そして、タイマ14で設
定された遅延時間が経過すると、電磁弁11が駆動さ
れ、プッシャ4が作動してペットボトル1を搬送コンベ
ヤ2から押し出す。タイマ14の遅延時間は、ペットボ
トル1とプッシャ4とが望ましい偏心位置となるように
設定される。なお、プッシャ4はまわり止め15によっ
て回転しないようになっている。
【0023】このように、プッシャ4が前進して先端が
ペットボトル1に接触するとき、プッシャ4とペットボ
トル1とは偏心位置にあるように設定されている。偏心
により押し出されたペットボトル1は、図1(a)およ
び図1(b)に示すように、時計回りに回転しながら前
進しガードレール20に当たり方向転換する。
【0024】ペットボトル1が搬送コンベヤ2から排出
コンベヤ3に乗り移る際、搬送コンベヤ2の速度は排出
コンベヤ3の速度より速いため、両コンベヤ間の速度差
によってペットボトル1に時計周り方向の回転が与えら
れる。この回転方向はプッシャ4によって与えられる回
転の方向と一致しているため、ペットボトル1の回転を
良好に維持させることになり、搬送コンベヤ2から排出
コンベヤ3へのスムーズな移動を可能としている。
【0025】回転方向は角形、円形のペットボトルとも
に時計方向または反時計方向のどちらでもよい。本実施
形態では、ペットボトル1の回転が時計方向になるよう
に設定されているが、搬送コンベヤ2の速度が排出コン
ベヤ3の速度より遅い場合は、ファスナ8A,8Bによ
ってプッシャ4を反転して取り付け、プッシャ4が与え
るペットボトル1の回転方向を変えればよい。
【0026】回転量は、角形のときは1/4回転程度が
よく、ペタロイドのときは1/2回転程度がよい。ペタ
ロイドのとき回転量が1回転くらいになると、ガードレ
ール20に当たる前に転倒し、1/4回転程度だと従来
の回転なしのときのようにガードレール20に当たって
転倒する。
【0027】ペットボトル1の回転量は、図5に示す機
構を用いてプッシャ4とペットボトル1との偏心位置で
調整する。偏心位置は、上述したようにペットボトル到
着検知から電磁弁11の駆動までの設定時間で調整す
る。ペタロイドではない円形のときも、現場での調整を
なくするため、偏心位置はペタロイドと同じにする。図
1(a)に示すように、ペットボトル1が搬送コンベヤ
2から排出されるときの角度βは、コンベヤスピード、
プッシャスピードにより変化するが、ガードレール20
の角度αは、角度βに基づいて最適となるように調整す
る。
【0028】従来の技術の項で述べたように、ペットボ
トルが高速で回転がないと、角形の転倒が特に多く、ペ
タロイドの転倒も多く、ペタロイドではない円形の転倒
は少ない。しかるに、ペットボトルが高速で回転がある
と、角形の転倒は激減し、ペタロイドの転倒も少なくな
り、ペタロイドではない円形のものはふらつきが少なく
なる。
【0029】前述のことから、回転があると前進途中で
のペットボトル底面とコンベヤとの滑りがよくなり、ふ
らつきが少なくなるものと推定する。また、回転がある
と、角形のペットボトルでは、図1(b)に示すように
底面の四辺1cがコンベヤの進行方向に対して傾斜した
状態となり、即ち、ペタロイドではない円形のものに近
い状態となるので、転倒が激減するものと推定する。ペ
タロイドのときも、底面は断続した五辺のため、角形の
ような作用があるものと推定する。
【0030】ペットボトルの回転方向が時計方向または
反時計方向のどちらでもよいのは、単に回転があればよ
いことによる。角形のときの回転量が1/4回転程度が
よいのは、四角形のため1/4回転で元の姿勢になるこ
とによる。実験結果でも1/4回転程度がよい。ペタロ
イドの回転量が1/2回転程度がよいのは、実験結果に
よって確かめられたものである。
【0031】図1乃至図5に示す本発明の実施形態は、
500ml程度の小型ペットボトルに好適なものである。
即ち、500mlのような小型ペットボトルでは、プッシ
ャの先端がペットボトルに接触するとき、プッシャとペ
ットボトルとは偏心位置にあるようにした。偏心位置に
したのは、ペットボトルが前進するとき回転させてペッ
トボトル底面とコンベヤとの滑りをよくして、前進途中
でのふらつきを少なくするためであった。
【0032】本件発明者は、小型ペットボトル以外に大
型ペットボトル、ガラス壜、缶等の各種容器についても
実験した結果、プッシャと容器との偏心位置が必要なの
は小型ペットボトルだけであることが判明した。大型ペ
ットボトルは、コンベヤとの滑りはよくないが、ライン
スピードが遅い。ガラス壜や缶は、ラインスピードは速
いが、コンベヤとの滑りがよい。このため、これらの容
器では、前進途中でのふらつきは少ないので、容器を回
転させる必要がないことが判明した。
【0033】前述のように、ガラス壜や缶、および大型
ペットボトル等の容器は前進途中でのふらつきは少ない
が、発進時でのふらつきが課題となった。本件発明者は
容器の発進時のふらつきを最小にするために、プッシャ
の構造について研究および実験を重ねた結果、図3およ
び図4に示すような前面にチューブを用いた構造のプッ
シャは、容器の発進時のふらつきを抑えるためにも極め
て有効であることが判明した。
【0034】また容器によっては、小型のペットボトル
のように胴部に横方向に凹部のあるものがあるが、本実
施形態ではシリコンチューブは縦方向に配列してあるの
で、チューブ全体が押し出し時に荷重を受けることにな
り、容器に当たったときの衝撃を吸収しやすい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プッシャの前面のチューブは、撓みやすく反撥力が小さ
いので、容器に当たったとき衝撃を吸収する。このた
め、加速がスムーズになり発進時でのふらつきがない。
また、仮に容器がふらついた場合でもサポート部材によ
ってふらつきが抑えられるので、安定した容器の移送が
可能となる。
【0036】また本発明によれば、ペットボトルは、前
進するときに回転するのでペットボトル底面とコンベヤ
との滑りがよくなり、前進途中でのふらつきが少なくな
る。また、ペットボトルがガードレールに当たったと
き、衝撃がスポンジで緩和され、樹脂シートによる滑り
の良さで方向転換がスムーズになる。さらに、本発明に
係るプッシャによれば、円形のペットボトルに限らず、
例えば角形のペットボトルの場合にも同様の作用効果を
奏することができるため、ペットボトルの形状によって
プッシャを取り替える必要がなく、同一のプッシャで種
々の形状のペットボトルに対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る容器排除装置の基本構成を示す平
面図であり、図1(a)はペットボトルが円形の場合で
あり、図1(b)はペットボトルが角形の場合を示す。
【図2】図1(a)のII−II線矢視図である。
【図3】図3(a)はプッシャの先端部を示す平面図で
あり、図3(b)は図3(a)のIII矢視図である。
【図4】図4(a)は押し出し用チューブがペットボト
ルに接触した瞬間を示す図であり、図4(b)は押し出
し用チューブが変形してサポート用チューブがペットボ
トルに接触した瞬間を示す図である。
【図5】プッシャとペットボトルの偏心量調整機構を示
す概略図である。
【図6】ペットボトルの底面を示す底面図である。
【符号の説明】
1 ペットボトル 2 搬送コンベヤ 3 排出コンベヤ 4 プッシャ 5 支持部 6a,6b シリコンチューブ 7 接着剤 8A,8B テープ状ファスナ 10 エヤシリンダ 11 電磁弁 12 投受光器 13 反射板 14 タイマ 20 ガードレール 22 独立発泡スポンジ 23 フッ素樹脂シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を、搬送コンベヤから隣接の排出コ
    ンベヤに、プッシャで排除する容器排除装置において、 前記プッシャは、前記容器を押し出すための押し出し部
    材と、前記容器のふらつきを防止するためのサポート部
    材とを備え、前記押し出し部材及び前記サポート部材は
    可撓性のチューブからなり、前記プッシャが前記容器を
    押し出す際に、前記押し出し部材が前記容器に接触した
    後に、前記サポート部材が前記容器に接触するように前
    記押し出し部材を前記サポート部材より前方に配置した
    ことを特徴とする容器排除装置。
  2. 【請求項2】 前記押し出し部材及び前記サポート部材
    は樹脂材のチューブからなることを特徴とする請求項1
    に記載の容器排除装置。
  3. 【請求項3】 前記押し出し部材が前記容器に接触する
    とき、前記押し出し部材と前記容器とは偏心位置にある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器排除装
    置。
  4. 【請求項4】 前記搬送コンベヤの速度と前記排出コン
    ベヤの速度とが異なることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の容器排除装置。
  5. 【請求項5】 前記容器が液体を充填してなることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器排
    除装置。
  6. 【請求項6】 前記容器が液体の充填していないガラス
    壜であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の容器排除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018533529A (ja) * 2015-11-06 2018-11-15 ホイフト ジュステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 非回転対称の底面を備えた物品を排出するための装置および方法

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JP2018533529A (ja) * 2015-11-06 2018-11-15 ホイフト ジュステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 非回転対称の底面を備えた物品を排出するための装置および方法

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