JP2003071654A - 製品自動組立・分解システム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体 - Google Patents

製品自動組立・分解システム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体

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JP2003071654A
JP2003071654A JP2001266720A JP2001266720A JP2003071654A JP 2003071654 A JP2003071654 A JP 2003071654A JP 2001266720 A JP2001266720 A JP 2001266720A JP 2001266720 A JP2001266720 A JP 2001266720A JP 2003071654 A JP2003071654 A JP 2003071654A
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Kenichi Yoshimura
研一 吉村
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は製品の自動組立と使用済製品の分解再
利用を効率的に行う製品自動組立・分解システム、製品
自動組立・分解方法及び記録媒体を提供する。 【解決手段】製品自動組立・分解システム1は、使用済
部品または新品部品を貯蔵する部品貯蔵部2と使用済製
品を貯蔵する使用済製品貯蔵部3及び複数の部品ステー
ション5a〜5nとの間で搬送部7により部品の搬送を
行わせ、組立分解セル9a〜9mを、複数の部品ステー
ション5a〜5nを順次移動させて、部品ステーション
5a〜5nから供給される部品を順次組み立てさせて製
品の組み立てを行わせて完成品貯蔵部4に搬送させると
ともに、使用済製品貯蔵部3から使用済製品を受け取ら
せて複数の部品ステーション5a〜5nを順次移動させ
て使用済製品を分解させて部品ステーション5a〜5n
に回収させ使用済部品を搬送部7に部品ステーション5
a〜5nから部品貯蔵部2へ搬送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品自動組立・分
解システム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体に関
し、詳細には、製品の組立ラインと分解ラインを共用し
て、製品の自動組立と使用済製品を分解して取り出した
部品を再利用して製品に組み込む製品自動組立・分解シ
ステム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、使用済製品及びユニットを回収し
て、使用済製品及びユニットを分解して部品を取り出
し、使用可能な部品を、再び製品に組み込み、あるい
は、製品には使用できないとしても材料として還元する
というリサイクルが行われており、環境保全の面で非常
に重要なことである。
【0003】そして、従来、組立工程が自動化されてい
るのに比べて、分解工程では、部品を再利用するための
製品の分解、部品の洗浄、検査等の多大な作業量がある
にも関わらず人手作業がほとんどであり、今後、家電リ
サイクル法に代表されるように、メーカーの使用済製品
の回収義務化により、使用済製品の回収量が増えるのに
伴って、現状の人手による分解では限界があり、分解工
程の自動化が望まれている。
【0004】そこで、従来、使用済みの製品を分解して
使用済みの部品を取り出し、該使用済みの部品を新たな
製品に組み込むための部品の再利用システムであって、
使用済みの製品を分解して使用済みの部品を取り出すた
めの分解ラインと、新たな製品を組み立てるための組立
ラインと、前記分解ラインで取り出された使用済みの部
品を前記組立ラインに供給する第1の供給手段と、新た
な部品を貯蔵しておくための貯蔵手段と、該貯蔵手段か
ら前記組立ラインに新たな部品を供給する第2の供給手
段と、前記組立ラインにおける新たな製品の組立量と前
記分解ラインからの前記使用済みの部品の供給量とに応
じて、前記貯蔵手段から前記組立ラインに新たな部品を
必要量供給するように制御する制御手段とを具備する部
品の再利用システムが提案されている(特開平11−2
39926号公報参照)。
【0005】すなわち、この部品の再利用システムは、
新たな製品を組み立てる組立ラインの製品の組立量と使
用済みの製品を分解して使用済みの部品を取り出す分解
ラインの使用済部品の供給量に応じて、分解ラインで取
り出され第1の供給手段から組立ラインに供給される使
用済みの部品の不足分を、新たな部品を貯蔵する貯蔵手
段から第2の供給手段で組立ラインに供給している。
【0006】また、本出願人は、先に、複数の作業を自
動的に行う自動機により製品を自動組立及び自動分解す
るシステムにおいて、自動機に搬入された部品から、実
行すべき作業が組立作業であるか分解作業であるかを判
断し、その結果に応じて部品の自動組立及び製品検査、
または分解しながら部品検査を行って再利用できる部品
を分別する作業を選択的に実行し、分別した再利用でき
る物品を組立時に部品として再使用するように構成した
製品の自動組立・分解システムを提案している(特開平
11−291135号公報参照)。
【0007】すなわち、この製品の自動組立・分解シス
テムは、自動機に搬入された部品から、実行すべき作業
が組立作業であるか分解作業であるかを判断して、部品
の自動組立及び製品検査等を行って再利用できる部品を
分別する作業を選択的に実行し、分別した再利用できる
物品を組立時に部品として再使用して、分解した部品を
有効に再利用するとともに、ラインの向きを変えること
なく組立作業と分解作業の両方に柔軟に対応しようとし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、組立工程と分解工程に柔軟
に対応するとともに、設備スペースを抑え、かつ、ライ
ンレイアウトの変更が容易で、使用済部品を効率的に再
利用して製品に組み込むうえで、なお改良の必要があっ
た。
【0009】すなわち、上記特開平11−239926
号公報記載の技術にあっては、分解工程の自動化に対し
ては、上記部品の再利用にかかる作業を効率的に行うこ
とはできるが、分解工程専用ラインを設置しているため
に、設備投資や設備設置スペースが増加してしまうとい
う問題がある。また、製品組立の専用ラインと使用済製
品分解の専用ラインを備えているため、例えば、使用済
製品が無くなってしまい製品の組立のみを行いたい場合
には、使用済製品分解の専用ラインを停止することにな
り、システムの稼働率が低下するという問題があり、ま
た、製品供給の必要が無く使用済製品の分解のみを行い
たい場合には、製品組立の専用ラインを停止することに
なり、システムの稼働率が低下するという問題がある。
【0010】また、製品の設計変更は、しばしば発生
し、設計変更に対して自動ラインで対応する場合には、
ラインレイアウトの変更を伴うのが常であるが、特開平
11−239926号公報記載の技術にあっては、組立
ライン、分解ラインとも固定設置ライン形態であるた
め、ラインレイアウトの変更が困難であるという問題が
ある。
【0011】さらに、使用済製品の回収に関しては、回
収予測が困難であり、特開平11−239926号公報
記載の技術では、回収した使用済製品が少ない場合に
は、分解専用ラインの稼働率が著しく低下するという問
題がある。
【0012】また、使用済製品は、それぞれに製品の状
態が異なり、再利用できる部品も機器によって異なる場
合が多い。このように状態の違う使用済製品を同じよう
に分解することは、特開平11−239926号公報記
載の技術のように、部品の再利用コストの観点から非常
に効率が悪いという問題がある。
【0013】さらに、上記特開平11−291135号
公報記載の技術にあっては、上記問題をほぼ解決するこ
とはできるが、なお、専用の部品搬送手段を有している
ため、設備投資が増加する。また、組立と分解が同一方
向であるため、分解後の部品を再利用する場合には、部
品搬送手段で要求される部品ステーションに搬送しなけ
ればならず、部品の再使用に関して、無人搬送車のよう
な部品搬送手段によって部品ステーションから部品ステ
ーションへの搬送による時間及びエネルギーロスが生じ
るとともに、分解は製品種類ごとに画一的であり、製品
コンディションを考慮した分解方法を採用していないた
め、部品の再利用コストが高くなるおそれがあった。
【0014】そこで、本発明は、組立工程と分解工程に
柔軟に対応でき、設備スペースを抑えて、ラインレイア
ウト変更が容易であり、使用済部品を効率的に再利用し
て製品に組み込むことのできる製品自動組立・分解シス
テム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体を提供する
ことを目的としている。
【0015】具体的には、請求項1記載の発明は、複数
の部品を組み立てて製品を自動組立するとともに、使用
済製品を複数の使用済部品に分解して当該使用済部品を
新たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再生するに
際して、制御手段で、使用済部品または新品部品を貯蔵
する貯蔵手段と使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵す
る使用済品貯蔵手段及び所定のラインに沿って配設され
使用済部品の回収と新品部品を供給する複数の部品ステ
ーションとの間で搬送手段により部品の搬送を行わせ、
製品または製品を構成するユニットの複数部品の組立及
び分解を行う組立・分解セルを、複数の部品ステーショ
ンを順次移動させて、当該部品ステーションから供給さ
れる部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせ
て完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵
手段から使用済製品または使用済ユニットを受け取らせ
て複数の部品ステーションを順次移動させて使用済製品
または使用済ユニットを分解させて当該部品ステーショ
ンに回収させ当該使用済部品を搬送手段に当該部品ステ
ーションから貯蔵手段へ搬送させることにより、搬送手
段で部品の搬送を行うとともに組立・分解セルを部品ス
テーションを順次移動させて、製品を自動組立すること
ができるとともに、使用済製品または使用済ユニットを
分解して部品を取り出して再び製品に組み込むことがで
き、設備投資を増加させることなく、また、設置面積を
抑制しつつ、ラインレイアウトをフレキシブルでかつラ
イン稼働率を向上させることのできる製品組立・分解シ
ステムを提供することを目的としている。
【0016】請求項2記載の発明は、複数の部品を組み
立てて製品を自動組立するとともに、使用済製品を複数
の使用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品に
再利用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制御
手段で、製品または製品を構成するユニットの複数部品
の組立及び分解を行う組立・分解セルにより、使用済部
品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び
使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定の
ラインに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品を
供給する複数の部品ステーションとの間で部品の搬送を
行わせ、当該組立・分解セルを、複数の部品ステーショ
ンを順次移動させて、当該部品ステーションから供給さ
れる部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせ
て完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵
手段から使用済製品または使用済ユニットを受け取らせ
て複数の部品ステーションを順次移動させて使用済製品
または使用済ユニットを分解させて当該部品ステーショ
ンに回収させ当該使用済部品を組立・分解セルに当該部
品ステーションから貯蔵手段へ搬送させることにより、
組立・分解セルで部品の搬送を行うとともに組立・分解
セルを部品ステーションを順次移動させて、製品を自動
組立することができるとともに、使用済製品または使用
済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品に組み
込むことができ、設備投資の増加をより一層抑制すると
ともに、設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイア
ウトをより一層フレキシブルでかつライン稼働率をより
一層向上させることのできる製品組立・分解システムを
提供することを目的としている。
【0017】請求項3記載の発明は、部品ステーション
が、制御手段と各種情報を授受する通信手段を備え、組
立・分解セルが、製品及びユニットの組立及び分解を行
うロボットと、当該組立・分解セルを自走させる走行手
段と、組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニッ
トを保持する保持手段と、部品ステーション上の部品を
認識する認識手段と、少なくとも部品ステーションと通
信して当該部品ステーションを介して制御手段と情報の
授受を行う通信手段と、を備えることにより、部品ステ
ーションを介して組立・分解セルの動作を制御して、よ
り効率的に製品の組立及び分解を行い、設備投資の増加
をより一層抑制するとともに、設置面積をより一層抑制
しつつ、ラインレイアウトをより一層フレキシブルでか
つライン稼働率をより一層向上させることのできる製品
組立・分解システムを提供することを目的としている。
【0018】請求項4記載の発明は、組立・分解セルの
複数の部品ステーションに沿っての移動方向が、製品ま
たはユニットの組立時と分解時で同じ方向とすることに
より、組立時と分解時のラインの切り換えの段取り時間
を短縮し、より一層ライン稼働率を向上させることので
きる製品自動組立・分解システムを提供することを目的
としている。
【0019】請求項5記載の発明は、部品ステーション
を、組立・分解セルに部品を供給する供給手段と、組立
・分解セルの分解した部品を格納する分解部品格納手段
と、を備えたものとすることにより、部品の供給と格納
を効率的に行えるようにし、より一層ライン稼働率を向
上させることのできる製品自動組立・分解システムを提
供することを目的としている。
【0020】請求項6記載の発明は、分解部品格納手段
を、組立・分解セルの分解した部品を清掃する清掃手段
と、当該部品が再利用可能であるか否かを判定する再利
用可能可否判定手段と、当該再利用可能可否判定手段が
再利用可能と判定した部品を格納する良品格納手段と、
再利用可能可否判定手段が修復を行うことで再利用可能
であると判定した部品を格納する再生品格納手段と、再
利用可能可否判定手段が不良品と判定した部品を格納す
る不良品格納手段と、を備えたものとすることにより、
部品の清掃と良品/再生品/不良品の分別を部品ステー
ションで行えるようにし、より一層効率的に部品の再利
用を可能として、より一層ライン稼働率を向上させるこ
とのできる製品自動組立・分解システムを提供すること
を目的としている。
【0021】請求項7記載の発明は、再生品格納手段
を、再利用可能可否判定手段が修復を行うことで再利用
可能であると判定した部品を修復する修復手段を備えた
ものとすることにより、部品ステーションで効率的に部
品の再利用を行い、より一層効率的に部品の再利用を可
能として、より一層ライン稼働率を向上させることので
きる製品自動組立・分解システムを提供することを目的
としている。
【0022】請求項8記載の発明は、再利用可能可否判
定手段を、部品が再利用可能であるか否かを検査する検
査手段と、部品の余寿命を検査する余寿命検査手段と、
を備えたものとすることにより、より正確な部品再利用
判定を行えるようにし、より一層効率的にかつ適切な部
品の再利用を可能として、より一層ライン稼働率を向上
させることのできる製品自動組立・分解システムを提供
することを目的としている。
【0023】請求項9記載の発明は、搬送手段を、制御
手段の制御下で自立走行する無人搬送機能を備えたもの
とすることにより、部品の搬送をより効率的に行い、よ
り一層ライン稼働率を向上させることのできる製品自動
組立・分解システムを提供することを目的としている。
【0024】請求項10記載の発明は、良品格納手段及
び再生品格納手段を、格納する部品を供給手段に移送す
る部品移送手段を備えたものとすることにより、部品の
供給をより効率的に行い、より一層ライン稼働率を向上
させることのできる製品自動組立・分解システムを提供
することを目的としている。
【0025】請求項11記載の発明は、組立・分解セル
を、作業対象品が新品の製品の組立部品であるか使用済
製品であるかを判別する作業判別手段と、作業判別手段
の判別結果に基づいて製品の組立手順または使用済製品
の分解手順を選択する作業手順選択手段と、を備えたも
のとすることにより、新品製品の組立作業と使用済製品
や使用済ユニットの分解作業の切り換えを適切かつ速や
かに行い、ライン稼働率をより一層向上させることので
きる製品自動組立・分解システムを提供することを目的
としている。
【0026】請求項12記載の発明は、作業判別手段
が、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造
番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製
品または使用済ユニットであるかを判別することによ
り、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニット
の分解作業の切り換えをより一層適切かつ速やかに行
い、ライン稼働率をより一層向上させることのできる製
品自動組立・分解システムを提供することを目的として
いる。
【0027】請求項13記載の発明は、制御手段が、製
品毎の組立作業及び分解作業の作業手順をデータベース
として記憶する作業手順データベース手段を備え、作業
判別手段が、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出
した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか
使用済製品または使用済ユニットであるかを判別し、作
業手順選択手段が、作業手順データベース手段から当該
作業判別手段の検出した製造番号に対応する作業手順を
選択することにより、新品製品の組立作業と使用済製品
や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層適切
かつ速やかに行い、ライン稼働率をより一層向上させる
ことのできる製品自動組立・分解システムを提供するこ
とを目的としている。
【0028】請求項14記載の発明は、作業手順データ
ベース手段を、製品の設計情報のデータベースを記憶す
る製品設計情報データベース手段と、部品の再利用可否
情報を記憶する部品再利用可否情報データベース手段
と、を備えたものとし、作業手順選択手段が、製造番号
に対応した組立手順と、製造番号に対応した製品の分解
レベルと、を設定し、製品毎の最適な作業手順を生成す
ることにより、製品毎の最適な分解作業手順を生成し
て、製品に適した分解手順を実行し、より一層ライン稼
働率を向上させることのできる製品自動組立・分解シス
テムを提供することを目的としている。
【0029】請求項15記載の発明は、複数の部品を組
み立てて製品を自動組立するとともに、使用済製品を複
数の使用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品
に再利用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制
御手段で、使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手
段と使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品
貯蔵手段及び所定のラインに沿って配設され使用済部品
の回収と新品部品を供給する複数の部品ステーションと
の間で搬送手段により部品の搬送を行わせ、製品または
製品を構成するユニットの複数部品の組立及び分解を行
う組立・分解セルを、複数の部品ステーションを順次移
動させて、当該部品ステーションから供給される部品を
順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯
蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使
用済製品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部
品ステーションを順次移動させて使用済製品または使用
済ユニットを分解させて当該部品ステーションに回収さ
せ当該使用済部品を搬送手段に当該部品ステーションか
ら貯蔵手段へ搬送させることにより、搬送手段で部品の
搬送を行うとともに組立・分解セルを部品ステーション
を順次移動させて、製品を自動組立することができると
ともに、使用済製品または使用済ユニットを分解して部
品を取り出して再び製品に組み込むことができ、設備投
資を増加させることなく、また、設置面積を抑制しつ
つ、ラインレイアウトをフレキシブルでかつライン稼働
率を向上させることのできる製品組立・分解方法を提供
することを目的としている。
【0030】請求項16記載の発明は、複数の部品を組
み立てて製品を自動組立するとともに、使用済製品を複
数の使用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品
に再利用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制
御手段で、製品または製品を構成するユニットの複数部
品の組立及び分解を行う組立・分解セルにより、使用済
部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及
び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定
のラインに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品
を供給する複数の部品ステーションとの間で部品の搬送
を行わせ、当該組立・分解セルを、複数の部品ステーシ
ョンを順次移動させて、当該部品ステーションから供給
される部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行わ
せて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯
蔵手段から使用済製品または使用済ユニットを受け取ら
せて複数の部品ステーションを順次移動させて使用済製
品または使用済ユニットを分解させて当該部品ステーシ
ョンに回収させ当該使用済部品を組立・分解セルに当該
部品ステーションから貯蔵手段へ搬送させることによ
り、組立・分解セルで部品の搬送を行うとともに組立・
分解セルを部品ステーションを順次移動させて、製品を
自動組立することができるとともに、使用済製品または
使用済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品に
組み込むことができ、設備投資の増加をより一層抑制す
るとともに、設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレ
イアウトをより一層フレキシブルでかつライン稼働率を
より一層向上させることのできる製品組立・分解方法を
提供することを目的としている。
【0031】請求項17記載の発明は、部品ステーショ
ンが、通信手段により制御手段と各種情報の授受を行
い、組立・分解セルが、走行手段で部品ステーションに
沿って移動し、組立対象の部品及び分解対象の製品また
はユニットを認識手段で認識して、保持手段で保持し、
通信手段で部品ステーションと通信して当該部品ステー
ションを介して制御手段と情報の授受を行い、ロボット
で当該製品及びユニットの組立及び分解を行うことによ
り、部品ステーションを介して組立・分解セルの動作を
制御して、より効率的に製品の組立及び分解を行い、設
備投資の増加をより一層抑制するとともに、設置面積を
より一層抑制しつつ、ラインレイアウトをより一層フレ
キシブルでかつライン稼働率をより一層向上させること
のできる製品組立・分解方法を提供することを目的とし
ている。
【0032】請求項18記載の発明は、組立・分解セル
が、作業対象品が新品の製品の組立部品であるか使用済
製品であるかを判別する作業判別工程処理と、当該判別
結果に基づいて製品の組立手順または使用済製品の分解
手順を選択する作業手順選択工程処理と、を行うことに
より、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニッ
トの分解作業の切り換えを適切かつ速やかに行い、ライ
ン稼働率をより一層向上させることのできる製品自動組
立・分解方法を提供することを目的としている。
【0033】請求項19記載の発明は、作業判別工程処
理で、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製
造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済
製品または使用済ユニットであるかを判別することによ
り、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニット
の分解作業の切り換えをより一層適切かつ速やかに行
い、ライン稼働率をより一層向上させることのできる製
品自動組立・分解方法を提供することを目的としてい
る。
【0034】請求項20記載の発明は、作業判別工程処
理で、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製
造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済
製品または使用済ユニットであるかを判別し、作業手順
選択工程処理で、製品毎の組立作業及び分解作業の作業
手順の作業手順データベースから当該作業判別工程処理
で検出した製造番号に対応する作業対象品の作業手順を
選択することにより、新品製品の組立作業と使用済製品
や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層適切
かつ速やかに行い、ライン稼働率をより一層向上させる
ことのできる製品自動組立・分解方法を提供することを
目的としている。
【0035】請求項21記載の発明は、作業手順データ
ベースが、製品の設計情報のデータベースを記憶する製
品設計情報データベースと、部品の再利用可否情報を記
憶する部品再利用可否情報データベースと、を備え、作
業手順選択工程処理で、製造番号に対応した組立手順
と、製造番号に対応した製品の分解レベルと、を設定
し、製品毎の最適な組立・分解手順を生成することによ
り、製品毎の最適な分解作業手順を生成して、製品に適
した分解手順を実行し、より一層ライン稼働率を向上さ
せることのできる製品自動組立・分解方法を提供するこ
とを目的としている。
【0036】請求項22記載の発明は、記録媒体に、複
数の部品を組み立てて製品を自動組立するとともに、使
用済製品を複数の使用済部品に分解して当該使用済部品
を新たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再生する
に際して、制御手段で、使用済部品または新品部品を貯
蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵
する使用済品貯蔵手段及び所定のラインに沿って配設さ
れ使用済部品の回収と新品部品を供給する複数の部品ス
テーションとの間で搬送手段により部品の搬送を行わ
せ、製品または製品を構成するユニットの複数部品の組
立及び分解を行う組立・分解セルを、複数の部品ステー
ションを順次移動させて、当該部品ステーションから供
給される部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行
わせて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品
貯蔵手段から使用済製品または使用済ユニットを受け取
らせて複数の部品ステーションを順次移動させて使用済
製品または使用済ユニットを分解させて当該部品ステー
ションに回収させ当該使用済部品を搬送手段に当該部品
ステーションから貯蔵手段へ搬送させる製品自動組立・
分解方法のプログラムを記憶することにより、当該記録
媒体を読み取らせることで、搬送手段で部品の搬送を行
うとともに組立・分解セルを部品ステーションを順次移
動させて、製品を自動組立することができるとともに、
使用済製品または使用済ユニットを分解して部品を取り
出して再び製品に組み込むことができ、設備投資を増加
させることなく、また、設置面積を抑制しつつ、ライン
レイアウトをフレキシブルでかつライン稼働率を向上さ
せることのできる製品組立・分解方法を実現することの
できる記録媒体を提供することを目的としている。
【0037】請求項23記載の発明は、記録媒体に、複
数の部品を組み立てて製品を自動組立するとともに、使
用済製品を複数の使用済部品に分解して当該使用済部品
を新たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再生する
に際して、制御手段で、製品または製品を構成するユニ
ットの複数部品の組立及び分解を行う組立・分解セルに
より、使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と
使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵
手段及び所定のラインに沿って配設され使用済部品の回
収と新品部品を供給する複数の部品ステーションとの間
で部品の搬送を行わせ、当該組立・分解セルを、複数の
部品ステーションを順次移動させて、当該部品ステーシ
ョンから供給される部品を順次組み立てさせて製品の組
み立てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させるととも
に、使用済品貯蔵手段から使用済製品または使用済ユニ
ットを受け取らせて複数の部品ステーションを順次移動
させて使用済製品または使用済ユニットを分解させて当
該部品ステーションに回収させ当該使用済部品を組立・
分解セルに当該部品ステーションから貯蔵手段へ搬送さ
せる製品自動組立・分解方法のプログラムを記録するこ
とにより、当該機録媒体を読み取らせることで、組立・
分解セルで部品の搬送を行うとともに組立・分解セルを
部品ステーションを順次移動させて、製品を自動組立す
ることができるとともに、使用済製品または使用済ユニ
ットを分解して部品を取り出して再び製品に組み込むこ
とができ、設備投資の増加をより一層抑制するととも
に、設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウト
をより一層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層
向上させることのできる製品組立・分解方法を実現する
ことのできる記録媒体を提供することを目的としてい
る。
【0038】請求項24記載の発明は、記録媒体に、部
品ステーションが、通信手段により制御手段と各種情報
の授受を行い、組立・分解セルが、走行手段で部品ステ
ーションに沿って移動し、組立対象の部品及び分解対象
の製品またはユニットを認識手段で認識して、保持手段
で保持し、通信手段で部品ステーションと通信して当該
部品ステーションを介して制御手段と情報の授受を行
い、ロボットで当該製品及びユニットの組立及び分解を
行う製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶するこ
とにより、部品ステーションを介して組立・分解セルの
動作を制御して、より効率的に製品の組立及び分解を行
い、設備投資の増加をより一層抑制するとともに、設置
面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをより一
層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上させ
ることのできる製品組立・分解方法を実現することので
きる記録媒体を提供することを目的としている。
【0039】請求項25記載の発明は、記録媒体に、組
立・分解セルが、作業対象品が新品の製品の組立部品で
あるか使用済製品であるかを判別する作業判別工程処理
と、当該判別結果に基づいて製品の組立手順または使用
済製品の分解手順を選択する作業手順選択工程処理と、
を行う製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶する
ことにより、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済
ユニットの分解作業の切り換えを適切かつ速やかに行
い、ライン稼働率をより一層向上させることのできる製
品自動組立・分解方法を実現することのできる記録媒体
を提供することを目的としている。
【0040】請求項26記載の発明は、記録媒体に、作
業判別工程処理で、作業対象品の製造番号を検出し、当
該検出した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品で
あるか使用済製品または使用済ユニットであるかを判別
する製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶するこ
とにより、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユ
ニットの分解作業の切り換えをより一層適切かつ速やか
に行い、ライン稼働率をより一層向上させることのでき
る製品自動組立・分解方法を実現することのできる記録
媒体を提供することを目的としている。
【0041】請求項27記載の発明は、記録媒体に、作
業判別工程処理で、作業対象品の製造番号を検出し、当
該検出した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品で
あるか使用済製品または使用済ユニットであるかを判別
し、作業手順選択工程処理で、製品毎の組立作業及び分
解作業の作業手順の作業手順データベースから当該作業
判別工程処理で検出した製造番号に対応する作業対象品
の作業手順を選択する製品自動組立・分解方法のプログ
ラムを記憶することにより、新品製品の組立作業と使用
済製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一
層適切かつ速やかに行い、ライン稼働率をより一層向上
させることのできる製品自動組立・分解方法を実現する
ことのできる記録媒体を提供することを目的としてい
る。
【0042】請求項28記載の発明は、記録媒体に、作
業手順データベースが、製品の設計情報のデータベース
を記憶する製品設計情報データベースと、部品の再利用
可否情報を記憶する部品再利用可否情報データベース
と、を備え、作業手順選択工程処理で、製造番号に対応
した組立手順と、製造番号に対応した製品の分解レベル
と、を設定し、製品毎の最適な組立・分解手順を生成す
る製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶すること
により、製品毎の最適な分解作業手順を生成して、製品
に適した分解手順を実行し、より一層ライン稼働率を向
上させることのできる製品自動組立・分解方法を実現す
ることのできる記録媒体を提供することを目的としてい
る。
【0043】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の製
品自動組立・分解システムは、複数の部品を組み立てて
製品を自動組立するとともに、使用済製品を複数の使用
済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利用
可能な再利用可能部品に再生する製品自動組立・分解シ
ステムにおいて、製品または製品を構成するユニットの
複数部品の組立及び分解を行う組立・分解セルと、所定
のラインに沿って配設され前記組立・分解セルで分解さ
れた使用済部品の回収と新品部品を供給する複数の部品
ステーションと、使用済部品または新品部品を貯蔵する
貯蔵手段と、前記使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵
する使用済品貯蔵手段と、前記部品ステーションと前記
貯蔵手段及び前記使用済品貯蔵手段との間で前記部品の
搬送を行う搬送手段と、前記組立・分解セルで組み立て
られた完成製品を貯蔵する完成品貯蔵手段と、前記組立
・分解セル及び前記各手段を制御して、前記搬送手段に
前記貯蔵手段及び前記使用済品貯蔵手段から前記部品を
前記各部品ステーションへ搬送させ、前記組立・分解セ
ルを前記複数の部品ステーションを順次移動させて、当
該部品ステーションから供給される部品を順次組み立て
させて前記製品の組み立てを行わせて前記完成品貯蔵手
段に搬送させるとともに、前記使用済品貯蔵手段から前
記使用済製品または使用済ユニットを受け取らせて前記
複数の部品ステーションを順次移動させて前記使用済製
品または使用済ユニットを分解させて当該部品ステーシ
ョンに回収させ当該使用済部品を前記搬送手段に当該部
品ステーションから前記貯蔵手段へ搬送させる制御手段
と、を備えていることにより、上記目的を達成してい
る。
【0044】上記構成によれば、複数の部品を組み立て
て製品を自動組立するとともに、使用済製品を複数の使
用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利
用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制御手段
で、使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使
用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手
段及び所定のラインに沿って配設され使用済部品の回収
と新品部品を供給する複数の部品ステーションとの間で
搬送手段により部品の搬送を行わせ、製品または製品を
構成するユニットの複数部品の組立及び分解を行う組立
・分解セルを、複数の部品ステーションを順次移動させ
て、当該部品ステーションから供給される部品を順次組
み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段
に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使用済製
品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステ
ーションを順次移動させて使用済製品または使用済ユニ
ットを分解させて当該部品ステーションに回収させ当該
使用済部品を搬送手段に当該部品ステーションから貯蔵
手段へ搬送させるので、搬送手段で部品の搬送を行うと
ともに組立・分解セルを部品ステーションを順次移動さ
せて、製品を自動組立することができるとともに、使用
済製品または使用済ユニットを分解して部品を取り出し
て再び製品に組み込むことができ、設備投資を増加させ
ることなく、また、設置面積を抑制しつつ、ラインレイ
アウトをフレキシブルでかつライン稼働率を向上させる
ことができる。
【0045】請求項2記載の発明の製品自動組立・分解
システムは、複数の部品を組み立てて製品を自動組立す
るとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解して
当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能
部品に再生する製品自動組立・分解システムにおいて、
所定のラインに沿って配設され分解された使用済部品の
回収と新品部品を供給する複数の部品ステーションと、
使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と、前記
使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵
手段と、前記部品ステーションと前記貯蔵手段及び前記
使用済品貯蔵手段との間で前記部品の搬送を行うととも
に、製品または製品を構成するユニットの複数部品の組
立及び分解を行う組立・分解セルと、前記組立・分解セ
ルで組み立てられた完成製品を貯蔵する完成品貯蔵手段
と、前記組立・分解セル及び前記各手段を制御して、前
記組立・分解セルに前記貯蔵手段及び前記使用済品貯蔵
手段から前記部品を前記各部品ステーションへ搬送させ
て、当該組立・分解セルを前記複数の部品ステーション
を順次移動させて当該部品ステーションから供給される
部品を順次組み立てさせて前記製品の組み立てを行わせ
て前記完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、前記使用
済品貯蔵手段から前記使用済製品または使用済ユニット
を受け取らせて前記複数の部品ステーションを順次移動
させて前記使用済製品または使用済ユニットを分解させ
て当該部品ステーションに回収させ当該使用済部品を当
該部品ステーションから前記貯蔵手段へ前記組立・分解
セルに搬送させる制御手段と、を備えていることによ
り、上記目的を達成している。
【0046】上記構成によれば、複数の部品を組み立て
て製品を自動組立するとともに、使用済製品を複数の使
用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利
用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制御手段
で、製品または製品を構成するユニットの複数部品の組
立及び分解を行う組立・分解セルにより、使用済部品ま
たは新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使用
済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のライ
ンに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品を供給
する複数の部品ステーションとの間で部品の搬送を行わ
せ、当該組立・分解セルを、複数の部品ステーションを
順次移動させて、当該部品ステーションから供給される
部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完
成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段
から使用済製品または使用済ユニットを受け取らせて複
数の部品ステーションを順次移動させて使用済製品また
は使用済ユニットを分解させて当該部品ステーションに
回収させ当該使用済部品を組立・分解セルに当該部品ス
テーションから貯蔵手段へ搬送させるので、組立・分解
セルで部品の搬送を行うとともに組立・分解セルを部品
ステーションを順次移動させて、製品を自動組立するこ
とができるとともに、使用済製品または使用済ユニット
を分解して部品を取り出して再び製品に組み込むことが
でき、設備投資の増加をより一層抑制することができる
とともに、設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイ
アウトをより一層フレキシブルでかつライン稼働率をよ
り一層向上させることができる。
【0047】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記部品ステーションは、前記制御手
段と各種情報を授受する通信手段を備え、前記組立・分
解セルは、前記製品及びユニットの組立及び分解を行う
ロボットと、当該組立・分解セルを自走させる走行手段
と、組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニット
を保持する保持手段と、前記部品ステーション上の部品
を認識する認識手段と、少なくとも前記部品ステーショ
ンと通信して当該部品ステーションを介して前記制御手
段と情報の授受を行う通信手段と、を備えていてもよ
い。
【0048】上記構成によれば、部品ステーションが、
制御手段と各種情報を授受する通信手段を備え、組立・
分解セルが、製品及びユニットの組立及び分解を行うロ
ボットと、当該組立・分解セルを自走させる走行手段
と、組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニット
を保持する保持手段と、部品ステーション上の部品を認
識する認識手段と、少なくとも部品ステーションと通信
して当該部品ステーションを介して制御手段と情報の授
受を行う通信手段と、を備えているので、部品ステーシ
ョンを介して組立・分解セルの動作を制御して、より効
率的に製品の組立及び分解を行うことができ、設備投資
の増加をより一層抑制することができるとともに、設置
面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをより一
層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上させ
ることができる。
【0049】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記組立・分解セルは、前記複数の部品ステーショ
ンに沿っての移動方向が、前記製品またはユニットの組
立時と分解時で同じ方向であってもよい。
【0050】上記構成によれば、組立・分解セルの複数
の部品ステーションに沿っての移動方向が、製品または
ユニットの組立時と分解時で同じ方向としているので、
組立時と分解時のラインの切り換えの段取り時間を短縮
することができ、より一層ライン稼働率を向上させるこ
とができる。
【0051】さらに、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記部品ステーションは、前記組立・分解セルに部
品を供給する供給手段と、前記組立・分解セルの分解し
た部品を格納する分解部品格納手段と、を備えていても
よい。
【0052】上記構成によれば、部品ステーションを、
組立・分解セルに部品を供給する供給手段と、組立・分
解セルの分解した部品を格納する分解部品格納手段と、
を備えたものとしているので、部品の供給と格納を効率
的に行えるようにすることができ、より一層ライン稼働
率を向上させることができる。
【0053】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記分解部品格納手段は、前記組立・分解セルの分
解した部品を清掃する清掃手段と、当該部品が再利用可
能であるか否かを判定する再利用可能可否判定手段と、
当該再利用可能可否判定手段が再利用可能と判定した部
品を格納する良品格納手段と、前記再利用可能可否判定
手段が修復を行うことで再利用可能であると判定した部
品を格納する再生品格納手段と、前記再利用可能可否判
定手段が不良品と判定した部品を格納する不良品格納手
段と、を備えていてもよい。
【0054】上記構成によれば、分解部品格納手段を、
組立・分解セルの分解した部品を清掃する清掃手段と、
当該部品が再利用可能であるか否かを判定する再利用可
能可否判定手段と、当該再利用可能可否判定手段が再利
用可能と判定した部品を格納する良品格納手段と、再利
用可能可否判定手段が修復を行うことで再利用可能であ
ると判定した部品を格納する再生品格納手段と、再利用
可能可否判定手段が不良品と判定した部品を格納する不
良品格納手段と、を備えたものとしているので、部品の
清掃と良品/再生品/不良品の分別を部品ステーション
で行えるようにすることができ、より一層効率的に部品
の再利用を可能として、より一層ライン稼働率を向上さ
せることができる。
【0055】さらに、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記再生品格納手段は、前記再利用可能可否判定手
段が修復を行うことで再利用可能であると判定した部品
を修復する修復手段を備えていてもよい。
【0056】上記構成によれば、再生品格納手段を、再
利用可能可否判定手段が修復を行うことで再利用可能で
あると判定した部品を修復する修復手段を備えたものと
しているので、部品ステーションで効率的に部品の再利
用を行うことができ、より一層効率的に部品の再利用を
可能として、より一層ライン稼働率を向上させることが
できる。
【0057】また、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記再利用可能可否判定手段は、前記部品が再利用
可能であるか否かを検査する検査手段と、前記部品の余
寿命を検査する余寿命検査手段と、を備えていてもよ
い。
【0058】上記構成によれば、再利用可能可否判定手
段を、部品が再利用可能であるか否かを検査する検査手
段と、部品の余寿命を検査する余寿命検査手段と、を備
えたものとしているので、より正確な部品再利用判定を
行えるようにすることができ、より一層効率的にかつ適
切な部品の再利用を可能として、より一層ライン稼働率
を向上させることができる。
【0059】さらに、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記搬送手段は、前記制御手段の制御下で自立走行
する無人搬送機能を備えていてもよい。
【0060】上記構成によれば、搬送手段を、制御手段
の制御下で自立走行する無人搬送機能を備えたものとし
ているので、部品の搬送をより効率的に行うことがで
き、より一層ライン稼働率を向上させることができる。
【0061】また、例えば、請求項10に記載するよう
に、前記良品格納手段及び前記再生品格納手段は、前記
格納する部品を前記供給手段に移送する部品移送手段を
備えていてもよい。
【0062】上記構成によれば、良品格納手段及び再生
品格納手段を、格納する部品を供給手段に移送する部品
移送手段を備えたものとしているので、部品の供給をよ
り効率的に行うことができ、より一層ライン稼働率を向
上させることができる。
【0063】さらに、例えば、請求項11に記載するよ
うに、前記組立・分解セルは、作業対象品が新品の製品
の組立部品であるか使用済製品であるかを判別する作業
判別手段と、前記作業判別手段の判別結果に基づいて製
品の組立手順または使用済製品の分解手順を選択する作
業手順選択手段と、を備えていてもよい。
【0064】上記構成によれば、組立・分解セルを、作
業対象品が新品の製品の組立部品であるか使用済製品で
あるかを判別する作業判別手段と、作業判別手段の判別
結果に基づいて製品の組立手順または使用済製品の分解
手順を選択する作業手順選択手段と、を備えたものとし
ているので、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済
ユニットの分解作業の切り換えを適切かつ速やかに行う
ことができ、ライン稼働率をより一層向上させることが
できる。
【0065】また、例えば、請求項12に記載するよう
に、前記作業判別手段は、前記作業対象品の製造番号を
検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品の製品の
組立部品であるか使用済製品または使用済ユニットであ
るかを判別するものであってもよい。
【0066】上記構成によれば、作業判別手段が、作業
対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基
づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品または
使用済ユニットであるかを判別するので、新品製品の組
立作業と使用済製品や使用済ユニットの分解作業の切り
換えをより一層適切かつ速やかに行うことができ、ライ
ン稼働率をより一層向上させることができる。
【0067】さらに、例えば、請求項13に記載するよ
うに、前記制御手段は、製品毎の組立作業及び分解作業
の作業手順をデータベースとして記憶する作業手順デー
タベース手段を備え、前記作業判別手段は、前記作業対
象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づ
いて新品の製品の組立部品であるか使用済製品または使
用済ユニットであるかを判別し、前記作業手順選択手段
は、前記作業手順データベース手段から当該作業判別手
段の検出した製造番号に対応する作業手順を選択するも
のであってもよい。
【0068】上記構成によれば、制御手段が、製品毎の
組立作業及び分解作業の作業手順をデータベースとして
記憶する作業手順データベース手段を備え、作業判別手
段が、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製
造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済
製品または使用済ユニットであるかを判別し、作業手順
選択手段が、作業手順データベース手段から当該作業判
別手段の検出した製造番号に対応する作業手順を選択す
るので、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニ
ットの分解作業の切り換えをより一層適切かつ速やかに
行うことができ、ライン稼働率をより一層向上させるこ
とができる。
【0069】また、例えば、請求項14に記載するよう
に、前記作業手順データベース手段は、製品の設計情報
のデータベースを記憶する製品設計情報データベース手
段と、部品の再利用可否情報を記憶する部品再利用可否
情報データベース手段と、を備え、前記作業手順選択手
段が、前記製造番号に対応した組立手順と、製造番号に
対応した製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最適
な作業手順を生成してもよい。
【0070】上記構成によれば、作業手順データベース
手段を、製品の設計情報のデータベースを記憶する製品
設計情報データベース手段と、部品の再利用可否情報を
記憶する部品再利用可否情報データベース手段と、を備
えたものとし、作業手順選択手段が、製造番号に対応し
た組立手順と、製造番号に対応した製品の分解レベル
と、を設定し、製品毎の最適な作業手順を生成するの
で、製品毎の最適な分解作業手順を生成して、製品に適
した分解手順を実行することができ、より一層ライン稼
働率を向上させることができる。
【0071】請求項15記載の発明の製品自動組立・分
解方法は、所定のラインに沿って配設され分解された使
用済部品の回収と新品部品の供給を行う複数の部品ステ
ーションと使用済部品または新品部品を搬送して貯蔵す
る貯蔵手段との間を搬送手段で部品の搬送を行い、当該
複数の部品ステーションに沿って組立・分解セルを移動
させ、当該組立・分解セルが複数の部品を組み立てて製
品を自動組立して、当該組み立てられた完成製品を完成
品貯蔵手段に貯蔵するとともに、前記使用済製品及び使
用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段から前記搬送
手段で前記部品ステーションに搬送された使用済製品ま
たは使用済ユニットを複数の使用済部品に分解して当該
使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能部品
に再生する製品自動組立・分解方法であって、制御手段
で、組立・分解セル及び各手段を制御して、搬送手段に
貯蔵手段及び使用済品貯蔵手段から各部品ステーション
へ部品を搬送させ、組立・分解セルを複数の部品ステー
ションを順次移動させて、当該部品ステーションから供
給される部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行
わせて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品
貯蔵手段から使用済製品を受け取らせて複数の部品ステ
ーションを順次移動させて使用済製品を分解させて当該
部品ステーションに回収させ当該使用済部品を当該部品
ステーションから貯蔵手段へ搬送手段に搬送させること
により、上記目的を達成している。
【0072】上記構成によれば、複数の部品を組み立て
て製品を自動組立するとともに、使用済製品を複数の使
用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利
用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制御手段
で、使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使
用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手
段及び所定のラインに沿って配設され使用済部品の回収
と新品部品を供給する複数の部品ステーションとの間で
搬送手段により部品の搬送を行わせ、製品または製品を
構成するユニットの複数部品の組立及び分解を行う組立
・分解セルを、複数の部品ステーションを順次移動させ
て、当該部品ステーションから供給される部品を順次組
み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段
に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使用済製
品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステ
ーションを順次移動させて使用済製品または使用済ユニ
ットを分解させて当該部品ステーションに回収させ当該
使用済部品を搬送手段に当該部品ステーションから貯蔵
手段へ搬送させるので、搬送手段で部品の搬送を行うと
ともに組立・分解セルを部品ステーションを順次移動さ
せて、製品を自動組立することができるとともに、使用
済製品または使用済ユニットを分解して部品を取り出し
て再び製品に組み込むことができ、設備投資を増加させ
ることなく、また、設置面積を抑制しつつ、ラインレイ
アウトをフレキシブルでかつライン稼働率を向上させる
ことができる。
【0073】請求項16記載の発明の製品自動組立・分
解方法は、所定のラインに沿って配設され分解された使
用済部品の回収と新品部品の供給を行う複数の部品ステ
ーションと使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手
段との間を組立・分解セルで部品の搬送を行い、当該複
数の部品ステーションに沿って組立・分解セルを移動さ
せ、当該組立・分解セルが複数の部品を組み立てて製品
を自動組立して、当該組み立てられた完成製品を完成品
貯蔵手段に搬送して貯蔵するとともに、使用済品貯蔵手
段の貯蔵する使用済製品及び使用済ユニットを前記部品
ステーションに搬送させて当該使用済製品または使用済
ユニットを複数の使用済部品に分解させて当該使用済部
品を新たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再生す
る製品自動組立・分解方法であって、制御手段で、組立
・分解セル及び各手段を制御して、組立・分解セルに各
部品ステーションへ貯蔵手段及び使用済品貯蔵手段から
部品を搬送させ、当該組立・分解セルを複数の部品ステ
ーションを順次移動させて、当該部品ステーションから
供給される部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを
行わせて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、組立・
分解セルに使用済品貯蔵手段から使用済製品を受け取ら
せて複数の部品ステーションを順次移動させて使用済製
品を分解させて当該部品ステーションに回収させ当該使
用済部品を部品ステーションから貯蔵手段へ搬送させる
ことにより、上記目的を達成している。
【0074】上記構成によれば、複数の部品を組み立て
て製品を自動組立するとともに、使用済製品を複数の使
用済部品に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利
用可能な再利用可能部品に再生するに際して、制御手段
で、製品または製品を構成するユニットの複数部品の組
立及び分解を行う組立・分解セルにより、使用済部品ま
たは新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使用
済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のライ
ンに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品を供給
する複数の部品ステーションとの間で部品の搬送を行わ
せ、当該組立・分解セルを、複数の部品ステーションを
順次移動させて、当該部品ステーションから供給される
部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完
成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段
から使用済製品または使用済ユニットを受け取らせて複
数の部品ステーションを順次移動させて使用済製品また
は使用済ユニットを分解させて当該部品ステーションに
回収させ当該使用済部品を組立・分解セルに当該部品ス
テーションから貯蔵手段へ搬送させるので、組立・分解
セルで部品の搬送を行うとともに組立・分解セルを部品
ステーションを順次移動させて、製品を自動組立するこ
とができるとともに、使用済製品または使用済ユニット
を分解して部品を取り出して再び製品に組み込むことが
でき、設備投資の増加をより一層抑制することができる
とともに、設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイ
アウトをより一層フレキシブルでかつライン稼働率をよ
り一層向上させることができる。
【0075】請求項15及び請求項16の場合、例え
ば、請求項17に記載するように、前記製品自動組立・
分解方法は、前記部品ステーションが、通信手段により
前記制御手段と各種情報の授受を行い、前記組立・分解
セルが、走行手段で前記部品ステーションに沿って移動
し、組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニット
を認識手段で認識して、保持手段で保持し、通信手段で
部品ステーションと通信して当該部品ステーションを介
して制御手段と情報の授受を行い、ロボットで当該製品
及びユニットの組立及び分解を行ってもよい。
【0076】上記構成によれば、部品ステーションが、
通信手段により制御手段と各種情報の授受を行い、組立
・分解セルが、走行手段で部品ステーションに沿って移
動し、組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニッ
トを認識手段で認識して、保持手段で保持し、通信手段
で部品ステーションと通信して当該部品ステーションを
介して制御手段と情報の授受を行い、ロボットで当該製
品及びユニットの組立及び分解を行うので、部品ステー
ションを介して組立・分解セルの動作を制御して、より
効率的に製品の組立及び分解を行うことができ、設備投
資の増加をより一層抑制することができるとともに、設
置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをより
一層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上さ
せることができる。
【0077】また、例えば、請求項18に記載するよう
に、前記製品自動組立・分解方法は、前記組立・分解セ
ルが、作業対象品が新品の製品の組立部品であるか使用
済製品であるかを判別する作業判別工程処理と、当該判
別結果に基づいて製品の組立手順または使用済製品の分
解手順を選択する作業手順選択工程処理と、を行っても
よい。
【0078】上記構成によれば、組立・分解セルが、作
業対象品が新品の製品の組立部品であるか使用済製品で
あるかを判別する作業判別工程処理と、当該判別結果に
基づいて製品の組立手順または使用済製品の分解手順を
選択する作業手順選択工程処理と、を行うので、新品製
品の組立作業と使用済製品や使用済ユニットの分解作業
の切り換えを適切かつ速やかに行うことができ、ライン
稼働率をより一層向上させることができる。
【0079】さらに、例えば、請求項19に記載するよ
うに、前記製品自動組立・分解方法は、前記作業判別工
程処理で、前記作業対象品の製造番号を検出し、当該検
出した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品である
か使用済製品または使用済ユニットであるかを判別して
もよい。
【0080】上記構成によれば、作業判別工程処理で、
作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号
に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品ま
たは使用済ユニットであるかを判別するので、新品製品
の組立作業と使用済製品や使用済ユニットの分解作業の
切り換えをより一層適切かつ速やかに行うことができ、
ライン稼働率をより一層向上させることができる。
【0081】また、例えば、請求項20に記載するよう
に、前記製品自動組立・分解方法は、前記作業判別工程
処理で、前記作業対象品の製造番号を検出し、当該検出
した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか
使用済製品または使用済ユニットであるかを判別し、前
記作業手順選択工程処理で、製品毎の組立作業及び分解
作業の作業手順の作業手順データベースから当該作業判
別工程処理で検出した製造番号に対応する作業対象品の
作業手順を選択してもよい。
【0082】上記構成によれば、作業判別工程処理で、
作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号
に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品ま
たは使用済ユニットであるかを判別し、作業手順選択工
程処理で、製品毎の組立作業及び分解作業の作業手順の
作業手順データベースから当該作業判別工程処理で検出
した製造番号に対応する作業対象品の作業手順を選択す
るので、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニ
ットの分解作業の切り換えをより一層適切かつ速やかに
行うことができ、ライン稼働率をより一層向上させるこ
とができる。
【0083】さらに、例えば、請求項21に記載するよ
うに、前記製品自動組立・分解方法は、前記作業手順デ
ータベースが、製品の設計情報のデータベースを記憶す
る製品設計情報データベースと、部品の再利用可否情報
を記憶する部品再利用可否情報データベースと、を備
え、前記作業手順選択工程処理で、前記製造番号に対応
した組立手順と、製造番号に対応した製品の分解レベル
と、を設定し、製品毎の最適な組立・分解手順を生成し
てもよい。
【0084】上記構成によれば、作業手順データベース
が、製品の設計情報のデータベースを記憶する製品設計
情報データベースと、部品の再利用可否情報を記憶する
部品再利用可否情報データベースと、を備え、作業手順
選択工程処理で、製造番号に対応した組立手順と、製造
番号に対応した製品の分解レベルと、を設定し、製品毎
の最適な組立・分解手順を生成するので、製品毎の最適
な分解作業手順を生成して、製品に適した分解手順を実
行することができ、より一層ライン稼働率を向上させる
ことができる。
【0085】請求項22記載の発明の記録媒体は、所定
のラインに沿って配設され分解された使用済部品の回収
と新品部品の供給を行う複数の部品ステーションと使用
済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段との間を搬送
手段で部品の搬送を行い、当該複数の部品ステーション
に沿って組立・分解セルを移動させ、当該組立・分解セ
ルが複数の部品を組み立てて製品を自動組立して、当該
組み立てられた完成製品を完成品貯蔵手段に搬送して貯
蔵するとともに、前記使用済製品及び使用済ユニットを
貯蔵する使用済品貯蔵手段から前記搬送手段で前記部品
ステーションに搬送された使用済製品または使用済ユニ
ットを複数の使用済部品に分解して当該使用済部品を新
たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再生する製品
自動組立・分解方法のプログラムを記憶する記録媒体で
あって、制御手段で、組立・分解セル及び各手段を制御
して、搬送手段に貯蔵手段及び使用済品貯蔵手段から各
部品ステーションへ部品を搬送させ、組立・分解セルを
複数の部品ステーションを順次移動させて、当該部品ス
テーションから供給される部品を順次組み立てさせて製
品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させると
ともに、使用済品貯蔵手段から使用済製品を受け取らせ
て複数の部品ステーションを順次移動させて使用済製品
を分解させて当該部品ステーションに回収させ当該使用
済部品を当該部品ステーションから貯蔵手段へ搬送手段
に搬送させる製品自動組立・分解方法のプログラムを記
憶することにより、上記目的を達成している。
【0086】上記構成によれば、記録媒体に、複数の部
品を組み立てて製品を自動組立するとともに、使用済製
品を複数の使用済部品に分解して当該使用済部品を新た
な製品に再利用可能な再利用可能部品に再生するに際し
て、制御手段で、使用済部品または新品部品を貯蔵する
貯蔵手段と使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使
用済品貯蔵手段及び所定のラインに沿って配設され使用
済部品の回収と新品部品を供給する複数の部品ステーシ
ョンとの間で搬送手段により部品の搬送を行わせ、製品
または製品を構成するユニットの複数部品の組立及び分
解を行う組立・分解セルを、複数の部品ステーションを
順次移動させて、当該部品ステーションから供給される
部品を順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完
成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段
から使用済製品または使用済ユニットを受け取らせて複
数の部品ステーションを順次移動させて使用済製品また
は使用済ユニットを分解させて当該部品ステーションに
回収させ当該使用済部品を搬送手段に当該部品ステーシ
ョンから貯蔵手段へ搬送させる製品自動組立・分解方法
のプログラムを記憶するので、当該記録媒体を読み取ら
せることで、搬送手段で部品の搬送を行うとともに組立
・分解セルを部品ステーションを順次移動させて、製品
を自動組立することができるとともに、使用済製品また
は使用済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品
に組み込むことができ、設備投資を増加させることな
く、また、設置面積を抑制しつつ、ラインレイアウトを
フレキシブルでかつライン稼働率を向上させることので
きる製品組立・分解方法を実現することができる。
【0087】請求項23記載の発明の記録媒体は、所定
のラインに沿って配設され分解された使用済部品の回収
と新品部品の供給を行う複数の部品ステーションと使用
済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段との間を組立
・分解セルで部品の搬送を行い、当該複数の部品ステー
ションに沿って組立・分解セルを移動させ、当該組立・
分解セルが複数の部品を組み立てて製品を自動組立し
て、当該組み立てられた完成製品を完成品貯蔵手段に貯
蔵するとともに、使用済品貯蔵手段に貯蔵されている使
用済製品及び使用済ユニットを前記部品ステーションに
搬送させて当該使用済製品または使用済ユニットを複数
の使用済部品に分解させて当該使用済部品を新たな製品
に再利用可能な再利用可能部品に再生する製品自動組立
・分解方法のプログラムを記憶する記録媒体であって、
制御手段で、組立・分解セル及び各手段を制御して、組
立・分解セルに各部品ステーションへ貯蔵手段及び使用
済品貯蔵手段から部品を搬送させ、当該組立・分解セル
を複数の部品ステーションを順次移動させて、当該部品
ステーションから供給される部品を順次組み立てさせて
製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させる
とともに、組立・分解セルに使用済品貯蔵手段から使用
済製品を受け取らせて複数の部品ステーションを順次移
動させて使用済製品を分解させて当該部品ステーション
に回収させ当該使用済部品を部品ステーションから貯蔵
手段へ搬送させる製品自動組立・分解方法のプログラム
を記憶することにより、上記目的を達成している。
【0088】上記構成によれば、記録媒体に、複数の部
品を組み立てて製品を自動組立するとともに、使用済製
品を複数の使用済部品に分解して当該使用済部品を新た
な製品に再利用可能な再利用可能部品に再生するに際し
て、制御手段で、製品または製品を構成するユニットの
複数部品の組立及び分解を行う組立・分解セルにより、
使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済
製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及
び所定のラインに沿って配設され使用済部品の回収と新
品部品を供給する複数の部品ステーションとの間で部品
の搬送を行わせ、当該組立・分解セルを、複数の部品ス
テーションを順次移動させて、当該部品ステーションか
ら供給される部品を順次組み立てさせて製品の組み立て
を行わせて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用
済品貯蔵手段から使用済製品または使用済ユニットを受
け取らせて複数の部品ステーションを順次移動させて使
用済製品または使用済ユニットを分解させて当該部品ス
テーションに回収させ当該使用済部品を組立・分解セル
に当該部品ステーションから貯蔵手段へ搬送させる製品
自動組立・分解方法のプログラムを記録するので、当該
機録媒体を読み取らせることで、組立・分解セルで部品
の搬送を行うとともに組立・分解セルを部品ステーショ
ンを順次移動させて、製品を自動組立することができる
とともに、使用済製品または使用済ユニットを分解して
部品を取り出して再び製品に組み込むことができ、設備
投資の増加をより一層抑制することができるとともに、
設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをよ
り一層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上
させることのできる製品組立・分解方法を実現すること
ができる。
【0089】請求項22及び請求項23の場合、例え
ば、請求項24に記載するように、前記部品ステーショ
ンが、通信手段により前記制御手段と各種情報の授受を
行い、前記組立・分解セルが、走行手段で前記部品ステ
ーションに沿って移動し、組立対象の部品及び分解対象
の製品またはユニットを認識手段で認識して、保持手段
で保持し、通信手段で部品ステーションと通信して当該
部品ステーションを介して制御手段と情報の授受を行
い、ロボットで当該製品及びユニットの組立及び分解を
行う製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶してい
てもよい。
【0090】上記構成によれば、記録媒体に、部品ステ
ーションが、通信手段により制御手段と各種情報の授受
を行い、組立・分解セルが、走行手段で部品ステーショ
ンに沿って移動し、組立対象の部品及び分解対象の製品
またはユニットを認識手段で認識して、保持手段で保持
し、通信手段で部品ステーションと通信して当該部品ス
テーションを介して制御手段と情報の授受を行い、ロボ
ットで当該製品及びユニットの組立及び分解を行う製品
自動組立・分解方法のプログラムを記憶するので、部品
ステーションを介して組立・分解セルの動作を制御し
て、より効率的に製品の組立及び分解を行うことがで
き、設備投資の増加をより一層抑制することができると
ともに、設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイア
ウトをより一層フレキシブルでかつライン稼働率をより
一層向上させることのできる製品組立・分解方法を実現
することができる。
【0091】また、例えば、請求項25に記載するよう
に、前記組立・分解セルが、作業対象品が新品の製品の
組立部品であるか使用済製品であるかを判別する作業判
別工程処理と、当該判別結果に基づいて製品の組立手順
または使用済製品の分解手順を選択する作業手順選択工
程処理と、を行う製品自動組立・分解方法のプログラム
を記憶していてもよい。
【0092】上記構成によれば、記録媒体に、組立・分
解セルが、作業対象品が新品の製品の組立部品であるか
使用済製品であるかを判別する作業判別工程処理と、当
該判別結果に基づいて製品の組立手順または使用済製品
の分解手順を選択する作業手順選択工程処理と、を行う
製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶するので、
新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニットの分
解作業の切り換えを適切かつ速やかに行うことができ、
ライン稼働率をより一層向上させることのできる製品自
動組立・分解方法を実現することができる。
【0093】さらに、例えば、請求項26に記載するよ
うに、前記作業判別工程処理で、前記作業対象品の製造
番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品の
製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニッ
トであるかを判別する製品自動組立・分解方法のプログ
ラムを記憶していてもよい。
【0094】上記構成によれば、記録媒体に、作業判別
工程処理で、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出
した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか
使用済製品または使用済ユニットであるかを判別する製
品自動組立・分解方法のプログラムを記憶するので、新
品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニットの分解
作業の切り換えをより一層適切かつ速やかに行うことが
でき、ライン稼働率をより一層向上させることのできる
製品自動組立・分解方法を実現することができる。
【0095】また、例えば、請求項27に記載するよう
に、前記作業判別工程処理で、前記作業対象品の製造番
号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品の製
品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニット
であるかを判別し、前記作業手順選択工程処理で、製品
毎の組立作業及び分解作業の作業手順の作業手順データ
ベースから当該作業判別工程処理で検出した製造番号に
対応する作業対象品の作業手順を選択する製品自動組立
・分解方法のプログラムを記憶していてもよい。
【0096】上記構成によれば、記録媒体に、作業判別
工程処理で、作業対象品の製造番号を検出し、当該検出
した製造番号に基づいて新品の製品の組立部品であるか
使用済製品または使用済ユニットであるかを判別し、作
業手順選択工程処理で、製品毎の組立作業及び分解作業
の作業手順の作業手順データベースから当該作業判別工
程処理で検出した製造番号に対応する作業対象品の作業
手順を選択する製品自動組立・分解方法のプログラムを
記憶するので、新品製品の組立作業と使用済製品や使用
済ユニットの分解作業の切り換えをより一層適切かつ速
やかに行うことができ、ライン稼働率をより一層向上さ
せることのできる製品自動組立・分解方法を実現するこ
とができる。
【0097】さらに、例えば、請求項28に記載するよ
うに、前記作業手順データベースは、製品の設計情報の
データベースを記憶する製品設計情報データベースと、
部品の再利用可否情報を記憶する部品再利用可否情報デ
ータベースと、を備え、前記作業手順選択工程処理で、
前記製造番号に対応した組立手順と、製造番号に対応し
た製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最適な組立
・分解手順を生成する製品自動組立・分解方法のプログ
ラムを記憶していてもよい。
【0098】上記構成によれば、記録媒体に、作業手順
データベースが、製品の設計情報のデータベースを記憶
する製品設計情報データベースと、部品の再利用可否情
報を記憶する部品再利用可否情報データベースと、を備
え、作業手順選択工程処理で、製造番号に対応した組立
手順と、製造番号に対応した製品の分解レベルと、を設
定し、製品毎の最適な組立・分解手順を生成する製品自
動組立・分解方法のプログラムを記憶するので、製品毎
の最適な分解作業手順を生成して、製品に適した分解手
順を実行することができ、より一層ライン稼働率を向上
させることのできる製品自動組立・分解方法を実現する
ことができる。
【0099】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0100】図1〜図3は、本発明の製品自動組立・分
解システム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体の第
1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の製品
自動組立・分解システム、製品自動組立・分解方法及び
記録媒体の第1の実施の形態を適用した製品自動組立・
分解システム1のシステム構成図である。
【0101】図1において、製品自動組立・分解システ
ム1は、部品貯蔵部2、使用済製品貯蔵部3、完成品貯
蔵部4、複数の部品ステーション5a〜5n、搬送経路
6、搬送部7、走行路8及び複数の組立分解セル9a〜
9m等を備えており、図示しない制御部により制御し
て、製品の自動組立及び分解を行う。
【0102】部品貯蔵部(貯蔵手段)2は、各部品ステ
ーション5a〜5nに供給する新品及び使用済の各種部
品を貯蔵しており、搬送経路6は、部品貯蔵部2と各部
品ステーション5a〜5nを繋ぐように配設されてい
る。搬送部(搬送手段)7は、搬送経路6を搬送する無
人搬送車であり、搬送経路6に沿って部品貯蔵部2と各
部品ステーション5a〜5nの間を移動して、必要な部
品の搬送を行う。
【0103】使用済製品貯蔵部(使用済品貯蔵手段)3
には、外部から使用済の製品や使用済のユニット(以
下、必要に応じて、使用済製品と使用済ユニットをまと
めて使用済製品という。)が搬送され、使用済製品貯蔵
部3は、当該搬送されてきた使用済の製品を貯蔵して、
組立分解セル9a〜9mに使用済製品を渡す。
【0104】完成品貯蔵部(完成品貯蔵手段)4には、
組立分解セル9a〜9mが組み立てた製品が組立分解セ
ル9a〜9mにより搬送され、完成品貯蔵部4は、当該
搬送されてきた組立の完成した製品である完成品を貯蔵
する。
【0105】各部品ステーション5a〜5nには、組立
分解セル9a〜9mによる製品の組立に必要な各種部品
が搬送部7により搬送され、各部品ステーション5a〜
5nは、当該搬送部7により搬送されてきた1種類から
複数種類の部品を格納部に貯蔵する。
【0106】また、部品ステーション5a〜5nは、図
示しないが、組立分解セル9a〜9mに部品を供給する
供給部(供給手段)と、組立分解セル9a〜9mの分解
した部品を格納する分解部品格納部(分解部品格納手
段)と、を備えており、分解部品格納部は、組立分解セ
ル9a〜9mの分解した部品を清掃する清掃部(清掃手
段)と、当該部品が再利用可能であるか否かを判定する
再利用可能可否判定部(再利用可能可否判定手段)と、
当該再利用可能可否判定部が再利用可能と判定した部品
を格納する良品格納部(良品格納手段)と、再利用可能
可否判定部が修復を行うことで再利用可能であると判定
した部品を格納する再生品格納部(再生品格納手段)
と、再利用可能可否判定部が不良品と判定した部品を格
納する不良品格納部(不良品格納手段)と、を備えてい
る。
【0107】さらに、部品ステーション5a〜5nの再
生品格納部は、図示しないが、再利用可能可否判定部が
修復を行うことで再利用可能であると判定した部品を修
復する修復部(修復手段)を備えており、再利用可能可
否判定部は、部品が再利用可能であるか否かを検査する
検査部(検査手段)と、部品の余寿命を検査する余寿命
検査部(余寿命検査手段)と、を備えている。
【0108】また、部品ステーション5a〜5nの良品
格納部及び再生品格納部は、格納する部品を供給部に移
送する部品移送部(部品搬送手段)を備えている。
【0109】走行路8は、使用済製品貯蔵部3から複数
の部品ステーション5a〜5nを経由して完成品貯蔵部
4に至るとともに、完成品貯蔵部4から使用済製品貯蔵
部3に戻る環状に形成されており、各組立分解セル9a
〜9mは、走行機構を備えて、図1に矢印で示すよう
に、走行路8を一方向、すなわち、使用済製品貯蔵部3
から各部品ステーション5a〜5nを経由して完成品貯
蔵部4に至る方向に移動するとともに、完成品貯蔵部4
から使用済製品貯蔵部3に直接戻る方向に移動する。
【0110】各組立分解セル9a〜9mは、それぞれ保
持機構(保持手段)10a〜10mを備え、組み立て対
象の部品や分解対象の使用済製品を規定位置に保持す
る。また、各組立分解セル9a〜9mは、良品の部品を
格納する良品格納部、分解した部品のうち再利用可能な
再生品を格納する再生品格納部等を備えており、部品ス
テーション5a〜5nの部品が不足した場合等に、これ
らの良品格納部や再生品格納部に格納されている部品を
使用して製品の自動組立を行う。
【0111】各組立分解セル9a〜9mは、各部品ステ
ーション5a〜5nを順次移動して、各部品ステーショ
ン5a〜5nから供給される部品を受け取って保持機構
10a〜10mにより所定位置に保持して、順次組立を
行い、完成品を自動組立して、組立の完了した完成品
(製品)を完成品貯蔵部4に搬送して完成品貯蔵部4に
貯蔵させるとともに、使用済製品貯蔵部3から受け取っ
た使用済製品を保持機構10a〜10mで規定位置に保
持して、各部品ステーション5a〜5nを順次移動して
分解し、分解した使用済製品の部品を、再生品格納部に
格納したり、部品ステーション5a〜5nに渡す。
【0112】組立分解セル9a〜9mは、部品ステーシ
ョン5a〜5nから供給される部品を認識する認識機構
(認識手段)を備えており、この認識機構は、例えば、
視覚センサ等を有して、部品を認識する。
【0113】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の製品自動組立・分解システム1における組
立工程について、まず、説明する。製品自動組立・分解
システム1は、その制御部(制御手段)が、組立工程で
あると判断すると、搬送部7に部品貯蔵部2から部品ス
テーション5a〜5nへ部品を供給させ、組立分解セル
9a〜9mが、走行路8を移動して、まず、部品ステー
ション5aの前で位置決め停止する。
【0114】組立分解セル9a〜9mは、部品ステーシ
ョン5aから始めに供給される組立ベース部品の位置
を、視覚センサ等を用いた認識機構により認識し、部品
を取り出して、組立分解セル9a〜9mの保持機構10
a〜10mにより当該部品を位置決め固定する。
【0115】組立分解セル9a〜9mは、この部品ステ
ーション5aから供給される他の部品についても同様
に、認識して取り出し、組立順序に従って組立ベース部
品上に組み立てる。最初の部品ステーション5aで複数
の部品の組立作業が完了すると、組立分解セル9a〜9
mは、走行機構(走行手段)により走行路8を移動し
て、次の部品ステーション5bに停止し、同様に、当該
部品ステーション5bから供給される複数の部品の組立
作業を行う。
【0116】組立分解セル9a〜9mは、上述のよう
に、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、複
数の部品の組立作業を順次行い、最終の部品ステーショ
ン5nでの組立作業が完了すると、製品及びユニットが
完成する。
【0117】組立分解セル9a〜9mは、完成品を走行
路8を移動して、完成品貯蔵部4に搬送し、完成品貯蔵
部4に貯蔵させる。
【0118】このように、製品組立・分解システム1
は、製品及びユニットの搬送を、組立分解セル9a〜9
mが行うために、製品及びユニットの専用の搬送機構を
必要とせず、また、部品ステーション5a〜5nのレイ
アウトも自由に行うことができ、製品搬送用設備スペー
スを削減することができ、ラインレイアウトも自由に行
うことができる。
【0119】なお、上記製品の組立工程において、製品
自動組立・分解システム1は、組立部品が不足した場合
には、組立分解セル9a〜9mの良品格納部または再生
品格納部に格納されている再利用可能部品がある場合に
は、この部品を使用し、良品格納部または再生品格納部
に格納されている再利用可能部品がない場合には、制御
部が部品貯蔵部2から供給するように制御し、搬送部7
によって各部品ステーション5a〜5nに必要な部品を
供給する。
【0120】次に、分解工程について説明する。組立分
解セル9a〜9mは、まず、使用済製品貯蔵部3から使
用済製品を取り出し、保持機構により位置決め固定す
る。組立分解セル9a〜9mは、走行路8を移動して、
分解のスタート地点である部品ステーション5aの前に
位置決め停止する。
【0121】なお、再使用部品の搬送経路を短縮するた
めに、組立時と分解時で、各部品ステーション5a〜5
nで取り扱う部品を同様にすることを考えると、組立工
程と分解工程の流れ(組立分解セル9a〜9mの移動方
向)を逆にして、分解のスタート地点を部品ステーショ
ン5nにすることも考えられる。しかし、組立工程と分
解工程での組立分解セルの流れが逆の場合には、組立及
び分解工程が完了するまで、組立工程と分解工程の切り
換えを行うことができないため、組立工程と分解工程の
工程切換時間が、工程が長いほど長くなる。一方、分解
工程のスタート地点を組立工程のスタート地点と同じ部
品ステーション5aにすると、組立工程と分解工程の製
品の流れが同一方向となり、工程長に関わらず組立工程
と分解工程の切り換えを瞬間的に行うことができ、工程
切換時間を極端に短縮することができる。したがって、
組立用製品と分解用使用済製品を交互に流すこともでき
る。
【0122】そして、部品ステーション5aに停止した
組立分解セル9a〜9mは、保持機構により固定されて
いる使用済製品の複数部品を分解し、部品ステーション
5aの格納部に格納する。部品ステーション5aでの分
解が完了すると、組立分解セル9a〜9mは、次の部品
ステーション5bに移動し、同様に複数部品の分解を行
って、格納部に分解した部品を格納する。
【0123】組立分解セル9a〜9mは、上述のよう
に、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、使
用済製品の分解作業を順次行い、最終の部品ステーショ
ン5nでの分解作業が完了すると、使用済製品の分解作
業が完了する。
【0124】上記分解工程処理で、分解した使用済部品
が満杯になると、制御部が、組立分解セル9a〜9mの
良品格納部または再生品格納部に格納されている再利用
可能部品に対する他の組立分解セル9a〜9mの供給要
求があるか判別して、供給要求がある場合には、当該他
の組立分解セル9a〜9mに搬送するように、また、他
の組立分解セル9a〜9mの部品供給要求がない場合に
は、部品貯蔵部2に搬送するように、制御し、さらに、
組立分解セル9a〜9mの不良品格納部に格納されてい
る部品を、図示しない不良品ステーションに搬送するよ
うに制御し、搬送部7がこの制御に従って部品の搬送を
行う。
【0125】そして、製品自動組立・分解システム1
は、組立分解セル9a〜9mが、製品の組立を行うの
か、分解を行うのかをホストコンピュータで構成される
制御部により制御し、各組立分解セル9a〜9mは、図
示しない通信機構を備えて、当該通信機構を介してホス
トコンピュータ(制御部)からの指令を受け取る。この
通信機構としては、例えば、無線LAN等を用いること
ができる。
【0126】すなわち、製品自動組立・分解システム1
は、例えば、部品A〜部品Hの8個の部品が、4つの部
品ステーション5a〜5dで、供給、回収される場合、
その組立及び分解は、図2に示すように行う。なお、部
品の組立順序は、部品A→部品H、分解順序は、部品H
→部品Aとし、組立分解セル9aで組立及び分解工程処
理を行う場合について図2に示している。
【0127】製品自動組立・分解システム1は、組立分
解セル9a〜9dの移動方向が組立と分解で同一方向で
あるため、組立工程においても、分解工程においても、
工程処理のスタートは、図2に示すように、常に部品ス
テーション5aとなる。組立分解セル9aは、組立工程
では、部品ステーション5aで、部品Aと部品Bを組立
て、部品ステーション5bでは、部品C、部品D及び部
品Eを組立て、部品ステーション5cでは、部品Fを組
立て、部品ステーション5dでは、部品Gと部品Hを組
立てる。また、組立分解セル9aは、分解工程では、部
品ステーション5aで、部品Gと部品Hを分解し、部品
ステーション5bでは、部品Fを分解し、部品ステーシ
ョン5cでは、部品C、部品D及び部品Eを分解し、部
品ステーション5dでは、部品Aと部品Bを分解してい
る。
【0128】このように、本実施の形態の製品自動組立
・分解システム1においては、各組立分解セル9a〜9
mは、製品及びユニットを構成する部品を全て組立及び
分解し、各部品ステーション5a〜5nでは、組立部品
と分解部品が異なる。
【0129】そして、製品自動組立・分解システム1
は、上記分解工程処理において、図3に示すように、部
品のクリーニング及び検査処理を行って、部品の選別を
行っている。
【0130】すなわち、製品自動組立・分解システム1
は、分解工程において、組立分解セル9a〜9mが使用
済製品を分解して使用済部品を取り出し(ステップS1
01)、この組立分解セル9a〜9mの分解して取り出
した部品を部品ステーション5a〜5nの回収部品格納
部に格納する(ステップS102)。
【0131】部品ステーション5a〜5nは、その格納
部に、清掃機構と部品の再利用可否判定部を備えてお
り、回収した部品を清掃機構で清掃した後(ステップS
103)、再利用可否判定部で、部品の再利用可否判定
を行う(ステップS104、S105)。この再利用可
否判定部は、部品の再利用可否判定として、部品の余寿
命判定と部品検査を行い、余寿命判定(ステップS10
4)と部品検査(ステップS105)の両方に合格する
とれば、当該部品を良品格納部に格納する(ステップS
106)。
【0132】ステップS104での余寿命判定に合格し
たが、部品検査結果が不合格の場合には、リペア可能か
チェックし(ステップS106)、リペア可能である
と、部品ステーション5a〜5nの備えているリペア部
で、当該部品をリペア(修復)して(ステップS10
8)、再生品格納部に格納する(ステップS109)。
【0133】ステップS107で、リペアが不可能であ
ると、不良品として、不良品格納部へ格納し(ステップ
S110)、また、ステップS104で、部品の余寿命
がないと判定すると、不良品格納部へ格納して、部品と
しては再利用せず、マテリアル処理等の対象とする(ス
テップS110)。
【0134】なお、良品格納部及び再生品格納部に格納
した使用済部品は、再び再利用の対象とし、製品に組み
込まれる。
【0135】このように、本実施の形態の製品自動組立
・分解システム1は、複数の部品を組み立てて製品を自
動組立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に
分解して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再
利用可能部品に再生するに際して、図示しない制御部
で、使用済部品または新品部品を貯蔵する部品貯蔵部2
と使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済製品
貯蔵部3及び所定のラインに沿って配設され使用済部品
の回収と新品部品を供給する複数の部品ステーション5
a〜5nとの間で搬送部7により部品の搬送を行わせ、
製品または製品を構成するユニットの複数部品の組立及
び分解を行う組立分解セル9a〜9mを、複数の部品ス
テーション5a〜5nを順次移動させて、当該部品ステ
ーション5a〜5nから供給される部品を順次組み立て
させて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵部4に搬送
させるとともに、使用済製品貯蔵部3から使用済製品ま
たは使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステーシ
ョン5a〜5nを順次移動させて使用済製品または使用
済ユニットを分解させて当該部品ステーション5a〜5
nに回収させ当該使用済部品を搬送部7に部品ステーシ
ョン5a〜5nから部品貯蔵部2へ搬送させている。
【0136】したがって、搬送部7で部品の搬送を行う
とともに組立分解セル9a〜9mを部品ステーション5
a〜5nを順次移動させて、製品を自動組立することが
できるとともに、使用済製品または使用済ユニットを分
解して部品を取り出して再び製品に組み込むことがで
き、設備投資を増加させることなく、また、設置面積を
抑制しつつ、ラインレイアウトをフレキシブルでかつラ
イン稼働率を向上させることができる。
【0137】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム1は、組立分解セル9a〜9mの複数の部品ス
テーション5a〜5nに沿っての移動方向を、製品また
はユニットの組立時と分解時で同じ方向にしている。
【0138】したがって、組立時と分解時のラインの切
り換えの段取り時間を短縮することができ、より一層ラ
イン稼働率を向上させることができる。
【0139】さらに、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム1は、部品ステーション5a〜5nが、組立
分解セル9a〜9mに部品を供給する供給部と、組立・
分解セルの分解した部品を格納する分解部品格納部と、
を備えている。
【0140】したがって、部品の供給と格納を効率的に
行えるようにすることができ、より一層ライン稼働率を
向上させることができる。
【0141】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム1は、部品ステーション5a〜5nの分解部品
格納が、組立分解セル9a〜9mの分解した部品を清掃
する清掃部と、当該部品が再利用可能であるか否かを判
定する再利用可能可否判定部と、当該再利用可能可否判
定部が再利用可能と判定した部品を格納する良品格納部
と、再利用可能可否判定部が修復を行うことで再利用可
能であると判定した部品を格納する再生品格納部と、再
利用可能可否判定部が不良品と判定した部品を格納する
不良品格納部と、を備えている。
【0142】したがって、部品の清掃と良品/再生品/
不良品の分別を部品ステーション5a〜5nで行えるよ
うにすることができ、より一層効率的に部品の再利用を
可能として、より一層ライン稼働率を向上させることが
できる。
【0143】さらに、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム1は、部品ステーション5a〜5nの再生品
格納部が、再利用可能可否判定部が修復を行うことで再
利用可能であると判定した部品を修復する修復部を備え
ている。
【0144】したがって、部品ステーション5a〜5n
で効率的に部品の再利用を行うことができ、より一層効
率的に部品の再利用を可能として、より一層ライン稼働
率を向上させることができる。
【0145】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム1は、部品ステーション5a〜5nの再利用可
能可否判定部が、部品が再利用可能であるか否かを検査
する検査部と、部品の余寿命を検査する余寿命検査部
と、を備えている。
【0146】したがって、より正確な部品再利用判定を
行えるようにすることができ、より一層効率的にかつ適
切な部品の再利用を可能として、より一層ライン稼働率
を向上させることができる。
【0147】さらに、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム1は、搬送部7が、制御部の制御下で自立走
行する無人搬送機能を備えている。
【0148】したがって、部品の搬送をより効率的に行
うことができ、より一層ライン稼働率を向上させること
ができる。
【0149】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム1は、部品ステーション5a〜5nの良品格納
部及び再生品格納部が、格納する部品を供給部に移送す
る部品移送部を備えている。
【0150】したがって、部品の供給をより効率的に行
うことができ、より一層ライン稼働率を向上させること
ができる。
【0151】図4は、本発明の製品自動組立・分解シス
テム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体の第2の実
施の形態を適用した製品自動組立・分解システム1のシ
ステム構成図である。
【0152】なお、本実施の形態の説明においては、上
記第1の実施の形態の製品自動組立・分解システム1と
同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0153】図4において、製品自動組立・分解システ
ム20は、使用済製品貯蔵部3と完成品貯蔵部4が部品
ステーション5a〜5nの一方の側方側に、部品ステー
ション5a〜5nを挟んで部品ステーション5a〜5n
の配列方向(図4の左右方向)と直交する方向(図4の
上下方向)並べて配設されている。
【0154】また、製品自動組立・分解システム20
は、部品ステーション5a〜5nを挟んで、部品ステー
ション5a〜5nの配列方向にそれぞれ延在する走行路
21a、21bが配設されているとともに、走行路21
a、21bを連結する連結路21c、21dが部品ステ
ーション5a〜5nの配列方向両端側に配設されてい
る。
【0155】そして、図4に矢印で示すように、部品ス
テーション5a〜5nの図4の下側の走行路21aで
は、組立分解セル9a〜9mは、第1の実施の形態の場
合と同様に、部品ステーション5a〜5nの並び方向
(図4の左から右方向)に移動し、部品ステーション5
a〜5nの図4の上側の走行路21bでは、組立分解セ
ル9a〜9mは、部品ステーション5a〜5nの並び方
向とは反対方向(図4の右から左方向)に移動する。
【0156】本実施の形態の製品自動組立・分解システ
ム20は、製品の組立時には、組立分解セル9a〜9m
が、走行路21aを部品ステーション5a〜5nに沿っ
て図4の左から右方向に移動し、部品ステーション5a
から部品ステーション5nまで順次製品を組み立ててい
き、完成品を完成品貯蔵部4に搬送する。また、使用済
製品の分解時には、走行路21bを移動し、使用済製品
貯蔵部3から使用済製品を取り出して、部品ステーショ
ン5nから部品ステーション5aまで順次製品を分解し
ていく。
【0157】製品自動組立・分解システム20では、こ
の製品の組立作業と使用済製品の分解作業の両工程を、
同時に作業可能であり、また、組立分解セル9a〜9m
は、走行路21aから走行路21bへ走行路21cまた
は走行路21dを通って移動可能である。
【0158】なお、製品自動組立・分解システム20
は、上記組立分解セル9a〜9mの運行を、ホストコン
ピュータ等の制御部により制御し、各組立分解セル9a
〜9mは、通信機構を備えて、ホストコンピュータ等か
らの指令を、通信機構を介して受け取る。
【0159】そして、製品自動組立・分解システム20
では、製品の組立と使用済製品の分解において、組立分
解セル9a〜9mの移動方向が双方向(逆方向)である
ため、各部品ステーション5a〜5n内で、組立と分解
において扱う部品が同じになる。使用済製品及びユニッ
トの分解により各部品ステーション5a〜5nの良品格
納部及び再生品格納部に回収された部品は、各部品ステ
ーション5a〜5nの内部で、部品ステーション5a〜
5n内の部品搬送機構により、そのまま部品ステーショ
ン5a〜5nの供給部に搬送される。
【0160】このように部品ステーション5a〜5n内
部で部品の搬送供給を行った場合にも、組立用の部品が
不足した場合には、組立分解セル9a〜9mが、走行路
21bを走行して、部品貯蔵部2から部品を搬送し、部
品の不足している部品ステーション5a〜5nに部品を
供給する。また、使用済製品の分解量が多く、回収部品
が組立側に供給できない場合や、不良品が満杯になった
場合には、組立分解セル9a〜9mが部品ステーション
5a〜5nから余剰部品を回収し、それぞれ部品貯蔵部
2及び不良品ステーションに搬送する。
【0161】このように、本実施の形態の製品自動組立
・分解システム20は、複数の部品を組み立てて製品を
自動組立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品
に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な
再利用可能部品に再生するに際して、制御部で、製品ま
たは製品を構成するユニットの複数部品の組立及び分解
を行う組立分解セル9a〜9mにより、使用済部品また
は新品部品を貯蔵する部品貯蔵部2と使用済製品及び使
用済ユニットを貯蔵する使用済製品貯蔵部3及び所定の
ラインに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品を
供給する複数の部品ステーション5a〜5nとの間で部
品の搬送を行わせ、組立分解セル9a〜9mを、複数の
部品ステーション5a〜5nを順次移動させて、部品ス
テーション5a〜5nから供給される部品を順次組み立
てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵部4に搬
送させるとともに、使用済製品貯蔵部3から使用済製品
または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステー
ション5a〜5nを順次移動させて使用済製品または使
用済ユニットを分解させて部品ステーション5a〜5n
に回収させ当該使用済部品を組立分解セル9a〜9mに
部品ステーション5a〜5nから部品貯蔵部2へ搬送さ
せている。
【0162】したがって、組立分解セル9a〜9mで部
品の搬送を行うとともに組立分解セル9a〜9mを部品
ステーション5a〜5nを順次移動させて、製品を自動
組立することができるとともに、使用済製品または使用
済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品に組み
込むことができ、設備投資の増加をより一層抑制するこ
とができるとともに、設置面積をより一層抑制しつつ、
ラインレイアウトをより一層フレキシブルでかつライン
稼働率をより一層向上させることができる。
【0163】図5〜図8は、本発明の製品自動組立・分
解システム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体の第
3の実施の形態を示す図であり、図5は、本発明の製品
自動組立・分解システムの第3の実施の形態を適用した
製品自動組立・分解システム30の要部システム構成図
である。
【0164】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の製品自動組立・分解システム1と同様の製品自動
組立・分解システムに適用したものであり、基本的なシ
ステム構成は、図1と同様であるため、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態の製品自動組立
・分解システム1と同様構成部分には、同一の符号を用
いて、その詳細な説明を省略する。
【0165】図5において、本実施の形態の製品自動組
立・分解システム30は、図1に示した製品自動組立・
分解システム1と同様に、部品貯蔵部2、使用済製品貯
蔵部3、完成品貯蔵部4、複数の部品ステーション5a
〜5n、搬送経路6、搬送部7、走行路8及び複数の組
立分解セル9a〜9m等を備えており、図1の製品自動
組立・分解システム1と異なる点は、使用済製品貯蔵部
3から使用済製品を取り出すのは、搬送部7であり、搬
送部7が、使用済製品貯蔵部3から使用済製品を取り出
して、部品ステーション5aに供給する。
【0166】図6において、各組立分解セル9a〜9m
は、作業手順データベース装置(作業手順データベース
手段)31にネットワーク32で接続されており、作業
手順データベース装置31は、ネットワーク32で製品
設計情報データベース装置(製品設計情報データベース
手段)33及び部品再利用可否情報データベース装置
(部品再利用可否情報データベース手段)34に接続さ
れている。各組立分解セル9a〜9mと各部品ステーシ
ョン5a〜5nとがそれぞれに設けられた通信手段であ
る無線通信部35a〜35nと無線通信部36a〜36
mにより無線接続されて、ネットワーク32が構築され
ている。上記ネットワーク32で接続された作業手順デ
ータベース装置31、製品設計情報データベース装置3
3及び部品再利用可否情報データベース装置34は、全
体として、制御部(制御手段)100を構成している。
【0167】各組立分解セル9a〜9mは、最初の部品
ステーション5aから供給される組立ベース部品の位置
を、認識する視覚センサを用いた認識手段である認識部
(図示略)、部品を取り出して位置決め固定する保持手
段である保持機構(図示略)、位置決めされた組立ベー
ス部品の製造番号を検出して作業判別を行う作業判別部
(図示略)の検出部37a〜37m、検出部37a〜3
7mの検出結果に基づいて組立工程か分解行程かを判別
する作業判別部の判別部38a〜38m及び組立分解セ
ル9a〜9m側の無線通信部36a〜36mと部品ステ
ーション5a〜5n側の無線通信部35a〜35nを介
して、その製造番号に対応した組立手順を作業手順デー
タベース装置31から選択する作業手順選択部39a〜
39m等を備えており、搭載する走行機構により、図5
に矢印で示す方向に移動する。
【0168】そして、作業手順データベース装置31
は、製品設計情報データベース装置33にネットワーク
32で接続されており、製品の設計情報を反映した製品
番号に対応した組立作業手順のデータベースを格納して
いる。
【0169】なお、検出部37a〜37mは、本実施の
形態では、CCD(Charge CoupledDevice )カメラを
用いているが、バーコードリーダ等であってもよい。
【0170】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の製品の製品自動組立・分解システム30で
の製品の組立工程について、まず説明する。
【0171】製品自動組立・分解システム30は、搬送
部7により部品貯蔵部2から部品ステーション5a〜5
nへ部品を供給し、組立分解セル9a〜9mが、走行路
8を移動して、まず、部品ステーション5aの前で位置
決め停止する。
【0172】組立分解セル9a〜9mは、部品ステーシ
ョン5aから始めに供給される組立ベース部品の位置
を、視覚センサ等を用いた認識機構により認識し、部品
を取り出して、組立分解セル9a〜9mの保持機構10
a〜10mにより当該部品を位置決め固定する。
【0173】組立分解セル9a〜9mは、位置決め固定
した組立ベース部品の製造番号を検出部37a〜37m
により検出し、判別部38a〜38mにより組立工程で
あることを判別して、作業手順選択部39a〜39mに
より、無線通信部36a〜36mと無線通信部35a〜
35nを介して、その製造番号に対応した組立手順を作
業手順データベース装置31から選択する。
【0174】組立分解セル9a〜9mは、当該選択した
組立手順に基づいて、この部品ステーション5aから供
給される複数部品の組立作業を行い、最初の部品ステー
ション5aでの複数の部品の組立作業が完了すると、組
立分解セル9a〜9mは、走行機構により走行路8を移
動して、次の部品ステーション5bに停止し、同様に組
立手順に基づいて、当該部品ステーション5bから供給
される複数の部品の組立作業を行う。
【0175】組立分解セル9a〜9mは、上述のように
して、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、
複数の部品の組立作業を組立手順に基づいて順次行い、
最終の部品ステーション5nでの組立作業が完了する
と、製品及びユニットが完成する。
【0176】組立分解セル9a〜9mは、完成品を走行
路8を移動して、完成品貯蔵部4に搬送し、完成品貯蔵
部4に貯蔵させる。
【0177】このように、製品組立・分解システム1
は、製品及びユニットの搬送を、組立分解セル9a〜9
mが行うために、製品及びユニットの専用の搬送機構を
必要とせず、また、部品ステーション5a〜5nのレイ
アウトも自由に行うことができ、製品搬送用設備スペー
スを削減することができ、ラインレイアウトも自由に行
うことができる。
【0178】なお、上記製品の組立工程において、組立
部品が不足した場合には、組立分解セル9a〜9mの良
品格納部または再生品格納部に格納されている再利用可
能部品がある場合には、この部品を使用し、良品格納部
または再生品格納部に格納されている再利用可能部品が
ない場合には、制御部が部品貯蔵部2から供給するよう
に制御し、搬送部7によって各部品ステーション5a〜
5nに必要な部品を供給する。
【0179】次に、分解工程について説明する。分解工
程においては、まず、搬送部7が使用済製品貯蔵部3か
ら使用済製品を部品ステーション5aに搬送して供給
し、組立分解セル9a〜9mが、走行路8を移動して、
分解のスタート地点である部品ステーション5aの前に
位置決めして停止する。
【0180】なお、再使用部品の搬送経路を短縮するた
めに、組立時と分解時で、各部品ステーション5a〜5
nで取り扱う部品を同様にすることを考えると、組立工
程と分解工程の流れ(組立分解セル9a〜9mの移動方
向)を逆にして、分解のスタート地点を部品ステーショ
ン5nにすることも考えられる。しかし、組立工程と分
解工程での組立分解セルの流れが逆の場合には、組立及
び分解工程が完了するまで、組立工程と分解工程の切り
換えを行うことができないため、組立工程と分解工程の
工程切換時間が、工程が長いほど長くなる。一方、分解
工程のスタート地点を組立工程のスタート地点と同じ部
品ステーション5aにすると、組立工程と分解工程の製
品の流れが同一方向となり、工程長に関わらず組立工程
と分解工程の切り換えを瞬間的に行うことができ、工程
切換時間を極端に短縮することができる。したがって、
組立用製品と分解用使用済製品を交互に流すこともでき
る。
【0181】そして、部品ステーション5aに停止した
組立分解セル9a〜9mは、保持機構により固定されて
いる使用済製品の製造番号を検出部37a〜37mで検
出し、作業判別部の判別部38a〜38mが分解工程で
あることを判別する。組立分解セル9a〜9mは、さら
に、組立分解セル9a〜9m側の無線通信部36a〜3
6mと部品ステーション5a〜5n側の無線通信部35
a〜35nを介して、その製造番号に対応した組立手順
を作業手順データベース装置31から選択する。
【0182】組立分解セル9a〜9mは、選択した製造
番号に対応した分解手順に従って分解作業を行って、部
品ステーション5aで複数部品を分解し、部品ステーシ
ョン5aの格納部に分解した部品を格納する。部品ステ
ーション5aでの分解が完了すると、組立分解セル9a
〜9mは、次の部品ステーション5bに移動し、同様に
製造番号に対応した分解手順に従って複数部品の分解を
行って、格納部に分解した部品を格納する。
【0183】組立分解セル9a〜9mは、上述のよう
に、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、製
造番号に対応した分解手順に従って使用済製品の分解作
業を順次行い、最終の部品ステーション5nでの分解作
業が完了すると、使用済製品の分解作業が完了する。
【0184】そして、上記分解工程においては、使用済
製品には、製品番号毎に分解レベルが設定されており、
必ずしも最終の部品ステーション5nまで移動して分解
するとは限らず、製造番号で設定された分解レベルまで
分解された時点で、ラインから排出されることとなる。
【0185】また、上記分解工程処理で、分解した使用
済部品が満杯になると、制御部が、組立分解セル9a〜
9mの良品格納部または再生品格納部に格納されている
再利用可能部品に対する他の組立分解セル9a〜9mの
供給要求があるか判別して、供給要求がある場合には、
当該他の組立分解セル9a〜9mに搬送するように、ま
た、他の組立分解セル9a〜9mの部品供給要求がない
場合には、部品貯蔵部2に搬送するように、制御し、さ
らに、組立分解セル9a〜9mの不良品格納部に格納さ
れている部品を、図示しない不良品ステーションに搬送
するように制御し、搬送部7がこの制御に従って部品の
搬送を行う。
【0186】このように、製品自動組立・分解システム
30は、組立分解セル9a〜9mが、製品の組立を行う
のか、分解を行うのかを、組立分解セル9a〜9mの搭
載している検出部37a〜37mの検出結果に基づい
て、判別部38a〜38mが判断し、作業手順選択部3
9a〜39mが、無線通信部36a〜36mと無線通信
部35a〜35nを介して、その製造番号に対応した組
立手順を作業手順データベース装置31から選択して、
組立作業または分解作業を行っている。
【0187】すなわち、製品自動組立・分解システム1
は、例えば、部品A〜部品Hの8個の部品が、4つの部
品ステーション5a〜5dで、供給、回収される場合、
その組立及び分解は、図7に示すように行う。なお、部
品の組立順序は、部品A→部品H、分解順序は、部品H
→部品Aとし、組立分解セル9aが組立と分解とで同一
方向に移動して、組立及び分解工程処理を行う場合につ
いて、図7に示している。
【0188】製品自動組立・分解システム1は、組立分
解セル9a〜9dの移動方向が組立と分解で同一方向で
あるため、組立工程においても、分解工程においても、
工程処理のスタートは、図7に示すように、常に部品ス
テーション5aとなる。組立分解セル9aは、組立工程
では、部品ステーション5aで、部品Aと部品Bを組立
て、部品ステーション5bでは、部品C、部品D及び部
品Eを組立て、部品ステーション5cでは、部品Fを組
立て、部品ステーション5dでは、部品Gと部品Hを組
立てる。また、組立分解セル9aは、分解工程では、部
品ステーション5aで、部品Gと部品Hを分解し、部品
ステーション5bでは、部品Fを分解し、部品ステーシ
ョン5cでは、部品C、部品D及び部品Eを分解し、部
品ステーション5dでは、部品Aと部品Bを分解してい
る。
【0189】そして、上述のように、組立分解手順は、
作業手順データベース装置31に格納されている作業手
順から選択され、いま、分解工程において、上記と同じ
部品で構成される製造番号「1000」の使用済製品が
部品A、部品再利用情報可否判定情報データベースの情
報から、部品Bが使用不可であり、かつ、部品Aと部品
Bはそのままマテリアル処理が可能であると判断される
と、図7の最下段に示すように、部品Cで分解処理を終
了し、部品Aと部品Bを分解することなく、ラインから
排出して、マテリアル処理を行う。
【0190】上記組立分解工程の処理をさらに詳しく説
明すると、図8に示すように、製品自動組立・分解シス
テム30は、組立分解セル9a〜9mが、走行路8を移
動して、ステート地点である部品ステーション5aの前
に位置決めして停止し(ステップS201)、保持機構
により固定されている使用済製品の製造番号を検出部3
7a〜37mで検出して(ステップS202)、作業判
別部の判別部38a〜38mが組立工程であるか分解工
程であるかを判別する(ステップS203)。
【0191】ステップS203で、組立分解セル9a〜
9mは、組立工程であると判別すると、作業手順選択部
39a〜39mにより、無線通信部36a〜36mと無
線通信部35a〜35nを介して、その製造番号に対応
した組立手順を作業手順データベース装置31から選択
する(ステップS204)。
【0192】組立分解セル9a〜9mは、当該選択した
組立手順に基づいて、この部品ステーション5aから供
給される複数部品の組立作業を行い(ステップS20
5)、最初の部品ステーション5aでの複数の部品の組
立作業が完了すると、組立分解セル9a〜9mは、走行
機構により走行路8を移動して、次の部品ステーション
5bに停止し、同様に組立手順に基づいて、当該部品ス
テーション5bから供給される複数の部品の組立作業を
行う(ステップS206)。
【0193】組立分解セル9a〜9mは、上述のように
して、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、
複数の部品の組立作業を組立手順に基づいて順次行い、
最終の部品ステーション5nでの組立作業が完了する
と、製品及びユニットが完成する。組立分解セル9a〜
9mは、完成品を走行路8を移動して、完成品貯蔵部4
に搬送し、完成品貯蔵部4に貯蔵させる。
【0194】上記ステップS203で、分解工程である
と判別すると、組立分解セル9a〜9mは、組立分解セ
ル9a〜9m側の無線通信部36a〜36mと部品ステ
ーション5a〜5n側の無線通信部35a〜35nを介
して、その製造番号に対応した組立手順を作業手順デー
タベース装置31から選択し(ステップS207)、分
解作業を継続するかチェックする(ステップS20
8)。
【0195】ステップS208で分解作業を継続する場
合には、組立分解セル9a〜9mは、選択した製造番号
に対応した分解手順に従って分解作業を行って、部品ス
テーション5aで複数部品を分解し、部品ステーション
5aの格納部に分解した部品を格納する(ステップS2
09)。部品ステーション5aでの分解が完了すると、
組立分解セル9a〜9mは、次の部品ステーション5b
に移動し、同様に製造番号に対応した分解手順に従って
複数部品の分解を行って、格納部に分解した部品を格納
する(ステップS210)。
【0196】組立分解セル9a〜9mは、上述のよう
に、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、製
造番号に対応した分解手順に従って使用済製品の分解作
業を順次行い、最終の部品ステーション5nでの分解作
業が完了すると、使用済製品の分解作業が完了する。
【0197】そして、上記ステップS208で、例え
ば、製造番号で設定された分解レベルまで分解されて、
分解を継続しない場合には、組立分解セル9a〜9m
は、ラインから排出され、処理を終了する(ステップS
211)。
【0198】そして、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム30においても、分解工程では、上記第1の
実施の形態の製品自動組立・分解システム1の分解工程
の場合(図3参照)と同様に、部品のクリーニング及び
検査処理を行って、部品の選別を行っている。
【0199】このように、本実施の形態の製品自動組立
・分解システム30は、組立分解セル9a〜9mが、作
業対象品が新品の製品の組立部品であるか使用済製品で
あるかを判別する作業判別部の判別部38a〜38m
と、作業判別部の判別部38a〜38mの判別結果に基
づいて製品の組立手順または使用済製品の分解手順を選
択する作業手順選択部39a〜39mと、を備えてい
る。
【0200】したがって、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えを適切かつ
速やかに行うことができ、ライン稼働率をより一層向上
させることができる。
【0201】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム30は、作業判別手段の検出部37a〜37m
が、作業対象品の製造番号を検出し、判別部38a〜3
8mが当該検出した製造番号に基づいて新品の製品の組
立部品であるか使用済製品または使用済ユニットである
かを判別している。
【0202】したがって、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層
適切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率をより
一層向上させることができる。
【0203】さらに、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム30は、制御部100が、製品毎の組立作業
及び分解作業の作業手順をデータベースとして記憶する
作業手順データベース装置31を備え、作業手順判別部
の検出部37a〜37mが、作業対象品の製造番号を検
出し、判別部38a〜38mが当該検出した製造番号に
基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品また
は使用済ユニットであるかを判別し、作業手順選択部3
9a〜39mが、作業手順データベース装置31から当
該判別部38a〜38mの検出した製造番号に対応する
作業手順を選択している。
【0204】したがって、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層
適切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率をより
一層向上させることができる。
【0205】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム30は、制御部100の作業手順データベース
装置31が、製品の設計情報のデータベースを記憶する
製品設計情報データベース装置33と部品の再利用可否
情報を記憶する部品再利用可否情報データベース装置3
4に接続されており、作業手順選択部39a〜39m
が、製造番号に対応した組立手順と、製造番号に対応し
た製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最適な作業
手順を生成している。
【0206】したがって、製品毎の最適な分解作業手順
を生成して、製品に適した分解手順を実行することがで
き、より一層ライン稼働率を向上させることができる。
【0207】図9〜図15は、本発明の製品自動組立・
分解システム、製品自動組立・分解方法及び記録媒体の
第4の実施の形態を示す図であり、図9は、本発明の製
品自動組立・分解システム、製品自動組立・分解方法及
び記録媒体の第4の実施の形態を適用した製品自動組立
・分解システム40の要部システム構成図である。
【0208】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の製品自動組立・分解システム1と同様の製品自動
組立・分解システムに適用したものであり、基本的なシ
ステム構成は、図1と同様であるため、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態の製品自動組立
・分解システム1と同様構成部分には、同一の符号を用
いて、その詳細な説明を省略する。また、上記第3の実
施の形態の製品自動組立・分解システム30の図6と同
様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0209】図9において、製品自動組立・分解システ
ム40は、使用済製品貯蔵部3が部品ステーション5a
〜5nの配列方向の一方の側方側に配設されており、部
品貯蔵部2が部品ステーション5a〜5nの配列方向と
直交する側に配設されている。
【0210】また、製品自動組立・分解システム40
は、部品ステーション5a〜5nを挟んで、部品ステー
ション5a〜5nの配列方向にそれぞれ延在する走行路
41a、41bが配設されているとともに、走行路41
a、41bを連結する連結路41c、41dが部品ステ
ーション5a〜5nの配列方向両端側に配設されてい
る。
【0211】そして、図9に矢印で示すように、部品ス
テーション5a〜5nの図9の下側の走行路41aで
は、組立分解セル9a〜9mは、第1の実施の形態の場
合と同様に、部品ステーション5a〜5nの並び方向
(図9の左から右方向)に移動し、部品ステーション5
a〜5nの図9の上側の走行路41bでは、組立分解セ
ル9a〜9mは、部品ステーション5a〜5nの並び方
向とは反対方向(図9の右から左方向)に移動する。
【0212】そして、製品自動組立・分解システム40
は、上記制御部42を備えており、制御部100は、製
品自動組立・分解システム40の制御を行う。
【0213】各組立分解セル9a〜9m及び部品貯蔵部
2と使用済製品貯蔵部3は、図10に示すように、制御
部100の作業手順データベース装置31にネットワー
ク32で接続されており、作業手順データベース装置3
1は、ネットワーク32で制御部100の製品設計情報
データベース装置33及び部品再利用可否情報データベ
ース装置34に接続されている。各組立分解セル9a〜
9mと各部品ステーション5a〜5nとがそれぞれに設
けられた無線通信部35a〜35nと無線通信部36a
〜36mにより無線接続され、また、部品貯蔵部2及び
使用済製品貯蔵部3に設けられた無線通信部2a及び無
線通信部3aと各組立分解セル9a〜9mの無線通信部
36a〜36mにより無線接続され、ネットワーク32
が構築されている。
【0214】各組立分解セル9a〜9mは、図6の場合
と同様に、最初の部品ステーション5aから供給される
組立ベース部品の位置を、認識する視覚センサを用いた
認識部(図示略)、部品を取り出して位置決め固定する
保持機構(図示略)、位置決めされた組立ベース部品の
製造番号を検出して作業判別を行う作業判別部(図示
略)の検出部37a〜37m、検出部37a〜37mの
検出結果に基づいて組立工程か分解行程かを判別する作
業判別部の判別部38a〜38m及び組立分解セル9a
〜9m側の無線通信部36a〜36mと部品ステーショ
ン5a〜5n側の無線通信部35a〜35nを介して、
その製造番号に対応した組立手順を作業手順データベー
ス装置31から選択する作業手順選択部39a〜39m
等を備えており、搭載する走行機構により、図10に矢
印で示す方向に移動する。
【0215】そして、作業手順データベース装置31
は、上述のように、製品設計情報データベース装置33
にネットワーク32で接続されており、製品の設計情報
を反映した製品番号に対応した組立作業手順のデータベ
ースを格納している。
【0216】なお、検出部37a〜37mは、本実施の
形態では、CCD(Charge CoupledDevice )カメラを
用いているが、バーコードリーダ等であってもよい。
【0217】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の製品の製品自動組立・分解システム40で
の製品の組立工程について、まず説明する。
【0218】製品自動組立・分解システム40は、製品
の組立時には、組立分解セル9a〜9mが、まず、走行
路41aを移動して、部品貯蔵部2の前に位置決め停止
し、部品貯蔵部2から供給される組立ベース部品を視覚
センサを用いた認識部で認識して、部品を取り出し、組
立分解セル9a〜9mの保持機構により位置決め固定す
る。
【0219】組立分解セル9a〜9mは、作業判別部の
検出部37a〜37mにより、位置決めされた組立ベー
ス部品の製造番号を検出し、作業判別部の判別部38a
〜38mにより、組立工程であることを判別する。さら
に、組立分解セル9a〜9mは、作業手順選択部39a
〜39mにより、組立分解セル9a〜9m側の無線通信
部36a〜36mと部品ステーション5a〜5n側の無
線通信部35a〜35nを介して、その製造番号に対応
した組立手順を制御部100の作業手順データベース装
置31から選択する。この作業手順データベース装置3
1は、製品設計情報データベース装置33にネットワー
ク32で接続されており、製品の設計情報を反映した製
品番号に対応した組立作業手順を取得することができ
る。
【0220】そして、組立分解セル9a〜9mは、走行
路41aを移動して、部品ステーション5aの前で位置
決め停止する。
【0221】この部品ステーション5a〜5nには、分
解回収した再利用可能な部品(再利用可能部品)を格納
する良品格納部または再生品格納部を備えており、この
良品格納部または再生品格納部に再利用可能部品がある
場合には、その再利用可能部品を、再利用可能部品がな
い場合には、部品貯蔵部2から供給されるように制御部
100が制御して、組立分解セル9a〜9mが各部品ス
テーション5a〜5nに部品を供給する。したがって、
組立分解セル9a〜9mが部品搬送手段としても機能
し、専用の部品搬送手段を用意する必要がない。
【0222】部品ステーション5aの前に位置決め停止
した組立分解セル9a〜9mは、視覚センサ等を用いた
認識機構により認識して、部品を取り出し、組立分解セ
ル9a〜9mの保持機構10a〜10mにより当該部品
を位置決め固定する。
【0223】組立分解セル9a〜9mは、位置決め固定
した部品の製造番号を検出部37a〜37mにより検出
し、上記作業手順選択部39a〜39mにより、選択し
たその製造番号に対応した組立手順に従って組立作業を
行い、部品ステーション5aで複数部品の組立作業が完
了すると、組立分解セル9a〜9mは、走行手段によ
り、走行路41aを移動し、次の部品ステーション5b
に停止して、製造番号に対応した組立手順に従って複数
部品の組立作業を行う。このように各部品ステーション
を移動しながら、複数部品の組立作業を行い、部品ステ
ーション5nでの組立作業が完了すると、製品及びユニ
ットが完成する。完成品は組立分解セル9a〜9mが、
走行路41aを移動し、完成品貯蔵部4(図9には、図
示を略している。)に搬送する。
【0224】このように、製品及びユニットの搬送は、
組立分解セル9a〜9mが行うために、専用の搬送手段
は必要とせず、また、部品ステーションのレイアウトも
自由であるため、製品搬送用設備スペースは削減され、
ラインレイアウトも自由に行える。
【0225】次に、分解工程について説明する。分解工
程においては、まず、組立分解セル9a〜9mが走行路
41aを移動して、部品貯蔵部2の前に位置決め停止
し、部品貯蔵部2から供給される使用済製品を、視覚セ
ンサを用いた認識部で認識して、当該使用済部品を取り
出して、組立分解セル9a〜9mの保持機構により位置
決め固定する。
【0226】組立分解セル9a〜9mに位置決めされた
使用済部品は、作業判別部の検出部37a〜37mによ
り位置決めされた使用済製品の製造番号を検出し、作業
判別部の判別部38a〜38mが分解工程であることを
判別する。組立分解セル9a〜9mは、さらに、組立分
解セル9a〜9m側の無線通信部36a〜36mと部品
ステーション5a〜5n側の無線通信部35a〜35n
を介して、その製造番号に対応した分解手順を作業手順
データベース装置31から選択する。
【0227】組立分解セル9a〜9mは、走行路41a
から走行路41bに移動し、部品ステーション5nの前
に位置決めして停止し、上記選択した製造番号に対応し
た分解手順に従って分解作業を行う。組立分解セル9a
〜9mは、部品ステーション5nで複数部品の分解を行
い、分解した部品を部品ステーション5nの格納部に格
納すると、次の部品ステーション5n-1に移動して、同
様に、製造番号に対応した分解手順で複数部品の分解を
行って、分解した部品を部品ステーション5n-1の格納
部に格納する。
【0228】組立分解セル9a〜9mは、上述のよう
に、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、製
造番号に対応した分解手順に従って使用済製品の分解作
業を順次行い、最終の部品ステーション5nでの分解作
業が完了すると、使用済製品の分解作業が完了する。
【0229】そして、上記分解工程においては、使用済
製品には、製品番号毎に分解レベルが設定されており、
必ずしも最終の部品ステーション5nまで移動して分解
するとは限らず、製造番号で設定された分解レベルまで
分解された時点で、ラインから排出されることとなる。
【0230】また、上記分解工程処理で、分解した使用
済部品は、清掃、検査を行い、部品ステーション5a〜
5nの良品格納部または再生品格納部に格納して、組立
分解セル9a〜9mに供給するが、が満杯になると、制
御部100が、組立分解セル9a〜9mの良品格納部ま
たは再生品格納部に格納されている再利用可能部品に対
する他の組立分解セル9a〜9mの供給要求があるか判
別して、供給要求がある場合には、当該他の組立分解セ
ル9a〜9mに搬送するように、また、他の組立分解セ
ル9a〜9mの部品供給要求がない場合には、部品貯蔵
部2に搬送するように、制御し、さらに、組立分解セル
9a〜9mの不良品格納部に格納されている部品を、図
示しない不良品ステーションに搬送するように制御し、
搬送部7がこの制御に従って部品の搬送を行う。
【0231】そして、上記製品の組立工程と分解工程
は、同時に作業が可能であり、また、組立分解セル9a
〜9mは、走行路41aから走行路41bに適宜移動す
ることができ、その運行は、制御部100により制御さ
れる。したがって、組立量と分解量の変動に柔軟に対応
することができ、0〜100%の変動に対応することが
できる。
【0232】このように、製品自動組立・分解システム
40は、組立分解セル9a〜9mが、製品の組立を行う
のか、分解を行うのかを、組立分解セル9a〜9mの搭
載している検出部37a〜37mの検出結果に基づい
て、制御部2の制御下で、判別部38a〜38mが判断
し、作業手順選択部39a〜39mが、無線通信部36
a〜36mと無線通信部35a〜35nを介して、その
製造番号に対応した組立手順を作業手順データベース装
置31から選択して、組立作業または分解作業を行って
いる。
【0233】すなわち、製品自動組立・分解システム4
0は、例えば、部品A〜部品Hの8個の部品が、4つの
部品ステーション5a〜5dで、供給、回収される場
合、その組立及び分解は、図11に示すように行う。な
お、部品の組立順序は、部品A→部品H、分解順序は、
部品H→部品Aとし、組立分解セル9aが組立と分解と
で同一方向に移動して、組立及び分解工程処理を行う場
合について、図11に示している。
【0234】製品自動組立・分解システム40は、組立
分解セル9a〜9dの移動方向が組立と分解で逆方向で
あり、組立工程においては、工程処理のスタートは、図
11に示すように、部品ステーション5aで、分解工程
においては、工程処理のスタートは、図11に示すよう
に、部品ステーション5dとなる。組立分解セル9a
は、組立工程では、部品ステーション5aで、部品Aと
部品Bを組立て、部品ステーション5bでは、部品C、
部品D及び部品Eを組立て、部品ステーション5cで
は、部品Fを組立て、部品ステーション5dでは、部品
Gと部品Hを組立てる。また、組立分解セル9aは、分
解工程では、部品ステーション5aで、部品Gと部品H
を分解し、部品ステーション5bでは、部品Fを分解
し、部品ステーション5cでは、部品C、部品D及び部
品Eを分解し、部品ステーション5dでは、部品Aと部
品Bを分解している。
【0235】そして、上述のように、組立分解手順は、
作業手順データベース装置31に格納されている作業手
順から選択され、いま、分解工程において、上記と同じ
部品で構成される製造番号「1000」の使用済製品が
部品A、部品再利用情報可否判定情報データベースの情
報から、部品Bが使用不可であり、かつ、部品Aと部品
Bはそのままマテリアル処理が可能であると判断される
と、図7の最下段に示すように、部品Cで分解処理を終
了し、部品Aと部品Bを分解することなく、ラインから
排出して、マテリアル処理を行う。
【0236】上記組立分解工程の処理をさらに詳しく説
明すると、図12に示すように、製品自動組立・分解シ
ステム40は、組立分解セル9a〜9mが、走行路41
aを移動して、部品貯蔵部2の前に位置決め停止し(ス
テップS301)、組立部品要求かチェックする(ステ
ップS302)。
【0237】組立分解セル9a〜9mは、ステップS3
02で、組立部品要求のときには、組立分解セル9a〜
9mに組立部品を搭載して(ステップS303)、作業
対象製品の位置決めを行い(ステップS304)、組立
部品要求でないときには、作業体表製品の位置決めを行
う(ステップS304)。
【0238】組立分解セル9a〜9mは、作業判別部の
検出部37a〜37mにより、位置決めした部品の製造
番号を検出し(ステップS305)、作業判別部の判別
部38a〜38mにより、組立工程であるか、分解工程
であるかを判別する(ステップS306)。
【0239】ステップS306で、組立工程であると、
組立分解セル9a〜9mは、作業手順選択部39a〜3
9mにより、組立分解セル9a〜9m側の無線通信部3
6a〜36mと部品ステーション5a〜5n側の無線通
信部35a〜35nを介して、その製造番号に対応した
組立手順を制御部100の作業手順データベース装置3
1から選択し(ステップS307)、選択したその製造
番号に対応した組立手順に従って組立作業を行って、全
ての部品の組立が完了したかチェックする(ステップS
309)。
【0240】ステップS309で、全ての部品の組立が
完了していないときには、組立分解セル9a〜9mは、
走行路41aを移動して、次の部品ステーション5bに
停止し(ステップS310)、製造番号に対応した組立
手順に従って複数部品の組立作業を行う(ステップS3
08)。
【0241】このように各部品ステーション5a〜5n
を移動しながら、複数部品の組立作業を行い、ステップ
S309で、全ての部品の組立作業が完了すると、組立
分解セル9a〜9mは、走行路41aを移動して、完成
品を完成品貯蔵部4に搬送する(ステップS311)。
【0242】上記ステップS306で、作業工程が分解
工程であると、組立分解セル9a〜9mは、組立分解セ
ル9a〜9m側の無線通信部36a〜36mと部品ステ
ーション5a〜5n側の無線通信部35a〜35nを介
して、その製造番号に対応した分解手順を作業手順デー
タベース装置31から選択(ステップS312)、分解
作業を継続するかチェックする(ステップS313)。
【0243】ステップS313で分解作業を継続する場
合には、組立分解セル9a〜9mは、選択した製造番号
に対応した分解手順に従って分解作業を行って、部品ス
テーション5nで複数部品を分解し、部品ステーション
5nの格納部に分解した部品を格納する(ステップS3
14)。部品ステーション5nでの分解が完了すると、
組立分解セル9a〜9mは、当該使用済製品の分解が完
了したかチェックし(ステップS315)、完了してい
ないときには、次の部品ステーション5n-1に移動し
(ステップS316)、ステップS313に戻って、分
解を継続するかチェックして、継続する場合には、上記
同様に、製造番号に対応した分解手順に従って複数部品
の分解を行って、格納部に分解した部品を格納する(ス
テップS314)。
【0244】組立分解セル9a〜9mは、上述のよう
に、各部品ステーション5a〜5nを移動しながら、製
造番号に対応した分解手順に従って使用済製品の分解作
業を順次行い、最終の部品ステーション5nでの分解作
業が完了して、ステップS315で、全ての分解作業が
完了すると、使用済製品の分解作業が完了する。
【0245】そして、上記ステップS313で、例え
ば、製造番号で設定された分解レベルまで分解されて、
分解を継続しない場合には、組立分解セル9a〜9m
は、ラインから排出され、処理を終了する(ステップS
317)。
【0246】そして、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム40においても、分解工程では、図13及び
図14に示すように、部品のクリーニング及び検査処理
を行って、部品の選別を行っている。
【0247】すなわち、図13及び図14に示すよう
に、組立分解セル9a〜9mが使用済製品の分解を行っ
て(ステップS401)、部品ステーション5a〜5n
の格納部に渡して、部品ステーション5a〜5nの部品
格納部へ格納する(ステップS402)。
【0248】部品を受け取った部品ステーション5a〜
5nは、当該使用済部品の清掃を行い(ステップS40
3)、当該部品の余寿命があるかチェックする(ステッ
プS404)。
【0249】ステップS404で、余寿命があるときに
は、部品ステーション5a〜5nは、当該部品の検査を
行って、検査結果が良好(OK)かどうかチェックし
(ステップS405)、検査結果が良好であるときに
は、当該部品を良品格納部へ格納する(ステップS40
6)。
【0250】部品を良品格納部に格納すると、部品ステ
ーション5a〜5nは、組立側である組み立て工提示の
組立分解セル9a〜9mから部品の供給要求があるかチ
ェックし(ステップS407)、組立要求があるときに
は、該当する部品を組立側へ供給して、処理を終了する
(ステップS408)。
【0251】ステップS407で、組立側から部品の供
給要求がないときには、良品格納部が満杯かどうかチェ
ックし(ステップS409)、満杯でないときには、そ
のまま処理を終了する。
【0252】ステップS409で、良品格納部が満杯で
あると、制御部100が組立分解セル9a〜9mに良品
格納部の部品を部品貯蔵部2に搬送させ、処理を終了す
る(ステップS410)。
【0253】一方、上記ステップS404で、部品の余
寿命がないときには、図14に示すように、当該部品を
不良品格納部へ格納して、部品としては再利用せず、マ
テリアル処理等の対象し(ステップS411)、制御部
100が、組立分解セル9a〜9mに当該不良品格納部
の不良部品を不良品ステーションに搬送させて、処理を
終了する(ステップS412)。
【0254】また、図13のステップS405で、部品
検査が不合格であると、部品ステーション5a〜5n
は、図14に示すように、リペア可能かチェックし(ス
テップS413)、リペア可能であると、部品ステーシ
ョン5a〜5nの備えているリペア部で、当該部品をリ
ペア(修復)して(ステップS414)、再生品格納部
に格納する(ステップS415)。
【0255】組立分解セル9a〜9mは、部品を再生品
格納部に格納すると、部品ステーション5a〜5nは、
組立側である組み立て工提示の組立分解セル9a〜9m
から部品の供給要求があるかチェックし(ステップS4
16)、組立要求があるときには、図13のステップS
408に移行して、該当する部品を組立側へ供給して、
処理を終了する(ステップS408)。
【0256】ステップS416で、組立側から部品の供
給要求がないときには、組立分解セル9a〜9mは、良
品格納部が満杯かどうかチェックし(ステップS41
7)、満杯でないときには、そのまま処理を終了する。
【0257】ステップS417で、良品格納部が満杯で
あると、制御部100が、組立分解セル9a〜9mに良
品格納部の部品を部品貯蔵部2に搬送させ、処理を終了
する(ステップS418)。
【0258】なお、良品格納部及び再生品格納部に格納
した使用済部品は、再び再利用の対象とし、製品に組み
込まれる。
【0259】このように、本実施の形態の製品自動組立
・分解システム40は、複数の部品を組み立てて製品を
自動組立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品
に分解して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な
再利用可能部品に再生するに際して、制御部100で、
製品または製品を構成するユニットの複数部品の組立及
び分解を行う組立分解セル9a〜9mにより、使用済部
品または新品部品を貯蔵する部品貯蔵部2と使用済製品
及び使用済ユニットを貯蔵する使用済製品貯蔵部3及び
所定のラインに沿って配設され使用済部品の回収と新品
部品を供給する複数の部品ステーション5a〜5nとの
間で部品の搬送を行わせ、組立分解セル9a〜9mを、
複数の部品ステーション5a〜5nを順次移動させて、
部品ステーション5a〜5nから供給される部品を順次
組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵部
4に搬送させるとともに、使用済製品貯蔵部3から使用
済製品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品
ステーション5a〜5nを順次移動させて使用済製品ま
たは使用済ユニットを分解させて部品ステーション5a
〜5nに回収させ当該使用済部品を組立分解セル9a〜
9mに部品ステーション5a〜5nから部品貯蔵部2へ
搬送させている。
【0260】したがって、組立分解セル9a〜9mで部
品の搬送を行うとともに組立分解セル9a〜9mを部品
ステーション5a〜5nを順次移動させて、製品を自動
組立することができるとともに、使用済製品または使用
済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品に組み
込むことができ、設備投資の増加をより一層抑制するこ
とができるとともに、設置面積をより一層抑制しつつ、
ラインレイアウトをより一層フレキシブルでかつライン
稼働率をより一層向上させることができる。
【0261】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム40は、部品ステーション5a〜5nが、ネッ
トワーク32により制御部100と各種情報の授受を行
い、組立分解セル9a〜9mが、走行機構で部品ステー
ション5a〜5nに沿って移動し、組立対象の部品及び
分解対象の製品またはユニットを認識部で認識して、保
持機構で保持し、部品ステーション5a〜5nの無線通
信部35a〜35nと組立分解セル9a〜9mの無線通
信部36a〜36mで部品ステーション5a〜5nと通
信して部品ステーション5a〜5nを介して制御部10
0と情報の授受を行い、ロボットで当該製品及びユニッ
トの組立及び分解を行っている。
【0262】したがって、部品ステーション5a〜5n
を介して組立分解セル9a〜9mの動作を制御して、よ
り効率的に製品の組立及び分解を行うことができ、設備
投資の増加をより一層抑制することができるとともに、
設置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをよ
り一層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上
させることができる。
【0263】さらに、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム40は、組立分解セル9a〜9mが、作業判
別部の判別部38a〜38mと作業手順選択部39a〜
39mで、作業対象品が新品の製品の組立部品であるか
使用済製品であるかを判別する作業判別行程処理と、当
該判別結果に基づいて製品の組立手順または使用済製品
の分解手順を選択する作業手順選択行程処理と、を行っ
ている。
【0264】したがって、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えを適切かつ
速やかに行うことができ、ライン稼働率をより一層向上
させることができる。
【0265】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム40は、判別部38a〜38mの実行する作業
判別工程処理において、検出部37a〜37mで作業対
象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づ
いて新品の製品の組立部品であるか使用済製品または使
用済ユニットであるかを判別している。
【0266】したがって、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層
適切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率をより
一層向上させることができる。
【0267】さらに、本実施の形態の製品自動組立・分
解システム40は、判別部38a〜38mの実行する作
業判別工程処理において、検出部37a〜37mで作業
対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基
づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品または
使用済ユニットであるかを判別し、作業手順選択部39
a〜39mの実行する作業手順選択工程処理で、製品毎
の組立作業及び分解作業の作業手順の作業手順データベ
ース装置31から作業判別工程処理で検出した製造番号
に対応する作業対象品の作業手順を選択している。
【0268】したがって、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層
適切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率をより
一層向上させることができる。
【0269】また、本実施の形態の製品自動組立・分解
システム40は、作業手順データベース装置31が、製
品の設計情報のデータベースを記憶する製品設計情報デ
ータベース装置33と部品の再利用可否情報を記憶する
部品再利用可否情報データベース装置34に接続され、
作業手順選択部39a〜39mの実行する作業手順選択
工程処理で、製造番号に対応した組立手順と、製造番号
に対応した製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最
適な組立・分解手順を生成している。
【0270】したがって、製品毎の最適な分解作業手順
を生成して、製品に適した分解手順を実行することがで
き、より一層ライン稼働率を向上させることができる。
【0271】なお、上記各実施の形態において、各実施
の形態で説明した製品自動組立・分解方法のプログラム
を記録するCD−ROM(Compact Disc Read Only Mem
ory)等の記録媒体をパーソナルコンピュータ等で構成
される作業手順データベース装置31、製品設計情報デ
ータベース装置33、部品再利用可否情報データベース
装置34等に読み取らせることにより、上記各実施の形
態で説明した製品自動組立・分解システムを構築して、
製品自動組立・分解方法を実行することができる。
【0272】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0273】
【発明の効果】請求項1記載の発明の製品自動組立・分
解システムによれば、複数の部品を組み立てて製品を自
動組立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に
分解して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再
利用可能部品に再生するに際して、制御手段で、使用済
部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及
び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定
のラインに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品
を供給する複数の部品ステーションとの間で搬送手段に
より部品の搬送を行わせ、製品または製品を構成するユ
ニットの複数部品の組立及び分解を行う組立・分解セル
を、複数の部品ステーションを順次移動させて、当該部
品ステーションから供給される部品を順次組み立てさせ
て製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させ
るとともに、使用済品貯蔵手段から使用済製品または使
用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステーションを
順次移動させて使用済製品または使用済ユニットを分解
させて当該部品ステーションに回収させ当該使用済部品
を搬送手段に当該部品ステーションから貯蔵手段へ搬送
させるので、搬送手段で部品の搬送を行うとともに組立
・分解セルを部品ステーションを順次移動させて、製品
を自動組立することができるとともに、使用済製品また
は使用済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品
に組み込むことができ、設備投資を増加させることな
く、また、設置面積を抑制しつつ、ラインレイアウトを
フレキシブルでかつライン稼働率を向上させることがで
きる。
【0274】請求項2記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、複数の部品を組み立てて製品を自動
組立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分
解して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利
用可能部品に再生するに際して、制御手段で、製品また
は製品を構成するユニットの複数部品の組立及び分解を
行う組立・分解セルにより、使用済部品または新品部品
を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使用済ユニットを
貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のラインに沿って配
設され使用済部品の回収と新品部品を供給する複数の部
品ステーションとの間で部品の搬送を行わせ、当該組立
・分解セルを、複数の部品ステーションを順次移動させ
て、当該部品ステーションから供給される部品を順次組
み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段
に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使用済製
品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステ
ーションを順次移動させて使用済製品または使用済ユニ
ットを分解させて当該部品ステーションに回収させ当該
使用済部品を組立・分解セルに当該部品ステーションか
ら貯蔵手段へ搬送させるので、組立・分解セルで部品の
搬送を行うとともに組立・分解セルを部品ステーション
を順次移動させて、製品を自動組立することができると
ともに、使用済製品または使用済ユニットを分解して部
品を取り出して再び製品に組み込むことができ、設備投
資の増加をより一層抑制することができるとともに、設
置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをより
一層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上さ
せることができる。
【0275】請求項3記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、部品ステーションが、制御手段と各
種情報を授受する通信手段を備え、組立・分解セルが、
製品及びユニットの組立及び分解を行うロボットと、当
該組立・分解セルを自走させる走行手段と、組立対象の
部品及び分解対象の製品またはユニットを保持する保持
手段と、部品ステーション上の部品を認識する認識手段
と、少なくとも部品ステーションと通信して当該部品ス
テーションを介して制御手段と情報の授受を行う通信手
段と、を備えているので、部品ステーションを介して組
立・分解セルの動作を制御して、より効率的に製品の組
立及び分解を行うことができ、設備投資の増加をより一
層抑制することができるとともに、設置面積をより一層
抑制しつつ、ラインレイアウトをより一層フレキシブル
でかつライン稼働率をより一層向上させることができ
る。
【0276】請求項4記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、組立・分解セルの複数の部品ステー
ションに沿っての移動方向が、製品またはユニットの組
立時と分解時で同じ方向としているので、組立時と分解
時のラインの切り換えの段取り時間を短縮することがで
き、より一層ライン稼働率を向上させることができる。
【0277】請求項5記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、部品ステーションを、組立・分解セ
ルに部品を供給する供給手段と、組立・分解セルの分解
した部品を格納する分解部品格納手段と、を備えたもの
としているので、部品の供給と格納を効率的に行えるよ
うにすることができ、より一層ライン稼働率を向上させ
ることができる。
【0278】請求項6記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、分解部品格納手段を、組立・分解セ
ルの分解した部品を清掃する清掃手段と、当該部品が再
利用可能であるか否かを判定する再利用可能可否判定手
段と、当該再利用可能可否判定手段が再利用可能と判定
した部品を格納する良品格納手段と、再利用可能可否判
定手段が修復を行うことで再利用可能であると判定した
部品を格納する再生品格納手段と、再利用可能可否判定
手段が不良品と判定した部品を格納する不良品格納手段
と、を備えたものとしているので、部品の清掃と良品/
再生品/不良品の分別を部品ステーションで行えるよう
にすることができ、より一層効率的に部品の再利用を可
能として、より一層ライン稼働率を向上させることがで
きる。
【0279】請求項7記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、再生品格納手段を、再利用可能可否
判定手段が修復を行うことで再利用可能であると判定し
た部品を修復する修復手段を備えたものとしているの
で、部品ステーションで効率的に部品の再利用を行うこ
とができ、より一層効率的に部品の再利用を可能とし
て、より一層ライン稼働率を向上させることができる。
【0280】請求項8記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、再利用可能可否判定手段を、部品が
再利用可能であるか否かを検査する検査手段と、部品の
余寿命を検査する余寿命検査手段と、を備えたものとし
ているので、より正確な部品再利用判定を行えるように
することができ、より一層効率的にかつ適切な部品の再
利用を可能として、より一層ライン稼働率を向上させる
ことができる。
【0281】請求項9記載の発明の製品自動組立・分解
システムによれば、搬送手段を、制御手段の制御下で自
立走行する無人搬送機能を備えたものとしているので、
部品の搬送をより効率的に行うことができ、より一層ラ
イン稼働率を向上させることができる。
【0282】請求項10記載の発明の製品自動組立・分
解システムによれば、良品格納手段及び再生品格納手段
を、格納する部品を供給手段に移送する部品移送手段を
備えたものとしているので、部品の供給をより効率的に
行うことができ、より一層ライン稼働率を向上させるこ
とができる。
【0283】請求項11記載の発明の製品自動組立・分
解システムによれば、組立・分解セルを、作業対象品が
新品の製品の組立部品であるか使用済製品であるかを判
別する作業判別手段と、作業判別手段の判別結果に基づ
いて製品の組立手順または使用済製品の分解手順を選択
する作業手順選択手段と、を備えたものとしているの
で、新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニット
の分解作業の切り換えを適切かつ速やかに行うことがで
き、ライン稼働率をより一層向上させることができる。
【0284】請求項12記載の発明の製品自動組立・分
解システムによれば、作業判別手段が、作業対象品の製
造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品
の製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニ
ットであるかを判別するので、新品製品の組立作業と使
用済製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより
一層適切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率を
より一層向上させることができる。
【0285】請求項13記載の発明の製品自動組立・分
解システムによれば、制御手段が、製品毎の組立作業及
び分解作業の作業手順をデータベースとして記憶する作
業手順データベース手段を備え、作業判別手段が、作業
対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基
づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品または
使用済ユニットであるかを判別し、作業手順選択手段
が、作業手順データベース手段から当該作業判別手段の
検出した製造番号に対応する作業手順を選択するので、
新品製品の組立作業と使用済製品や使用済ユニットの分
解作業の切り換えをより一層適切かつ速やかに行うこと
ができ、ライン稼働率をより一層向上させることができ
る。
【0286】請求項14記載の発明の製品自動組立・分
解システムによれば、作業手順データベース手段を、製
品の設計情報のデータベースを記憶する製品設計情報デ
ータベース手段と、部品の再利用可否情報を記憶する部
品再利用可否情報データベース手段と、を備えたものと
し、作業手順選択手段が、製造番号に対応した組立手順
と、製造番号に対応した製品の分解レベルと、を設定
し、製品毎の最適な作業手順を生成するので、製品毎の
最適な分解作業手順を生成して、製品に適した分解手順
を実行することができ、より一層ライン稼働率を向上さ
せることができる。
【0287】請求項15記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、複数の部品を組み立てて製品を自動組
立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解
して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用
可能部品に再生するに際して、制御手段で、使用済部品
または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使
用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のラ
インに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品を供
給する複数の部品ステーションとの間で搬送手段により
部品の搬送を行わせ、製品または製品を構成するユニッ
トの複数部品の組立及び分解を行う組立・分解セルを、
複数の部品ステーションを順次移動させて、当該部品ス
テーションから供給される部品を順次組み立てさせて製
品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させると
ともに、使用済品貯蔵手段から使用済製品または使用済
ユニットを受け取らせて複数の部品ステーションを順次
移動させて使用済製品または使用済ユニットを分解させ
て当該部品ステーションに回収させ当該使用済部品を搬
送手段に当該部品ステーションから貯蔵手段へ搬送させ
るので、搬送手段で部品の搬送を行うとともに組立・分
解セルを部品ステーションを順次移動させて、製品を自
動組立することができるとともに、使用済製品または使
用済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品に組
み込むことができ、設備投資を増加させることなく、ま
た、設置面積を抑制しつつ、ラインレイアウトをフレキ
シブルでかつライン稼働率を向上させることができる。
【0288】請求項16記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、複数の部品を組み立てて製品を自動組
立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解
して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用
可能部品に再生するに際して、制御手段で、製品または
製品を構成するユニットの複数部品の組立及び分解を行
う組立・分解セルにより、使用済部品または新品部品を
貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使用済ユニットを貯
蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のラインに沿って配設
され使用済部品の回収と新品部品を供給する複数の部品
ステーションとの間で部品の搬送を行わせ、当該組立・
分解セルを、複数の部品ステーションを順次移動させ
て、当該部品ステーションから供給される部品を順次組
み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段
に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使用済製
品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステ
ーションを順次移動させて使用済製品または使用済ユニ
ットを分解させて当該部品ステーションに回収させ当該
使用済部品を組立・分解セルに当該部品ステーションか
ら貯蔵手段へ搬送させるので、組立・分解セルで部品の
搬送を行うとともに組立・分解セルを部品ステーション
を順次移動させて、製品を自動組立することができると
ともに、使用済製品または使用済ユニットを分解して部
品を取り出して再び製品に組み込むことができ、設備投
資の増加をより一層抑制することができるとともに、設
置面積をより一層抑制しつつ、ラインレイアウトをより
一層フレキシブルでかつライン稼働率をより一層向上さ
せることができる。
【0289】請求項17記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、部品ステーションが、通信手段により
制御手段と各種情報の授受を行い、組立・分解セルが、
走行手段で部品ステーションに沿って移動し、組立対象
の部品及び分解対象の製品またはユニットを認識手段で
認識して、保持手段で保持し、通信手段で部品ステーシ
ョンと通信して当該部品ステーションを介して制御手段
と情報の授受を行い、ロボットで当該製品及びユニット
の組立及び分解を行うので、部品ステーションを介して
組立・分解セルの動作を制御して、より効率的に製品の
組立及び分解を行うことができ、設備投資の増加をより
一層抑制することができるとともに、設置面積をより一
層抑制しつつ、ラインレイアウトをより一層フレキシブ
ルでかつライン稼働率をより一層向上させることができ
る。
【0290】請求項18記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、組立・分解セルが、作業対象品が新品
の製品の組立部品であるか使用済製品であるかを判別す
る作業判別工程処理と、当該判別結果に基づいて製品の
組立手順または使用済製品の分解手順を選択する作業手
順選択工程処理と、を行うので、新品製品の組立作業と
使用済製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えを適
切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率をより一
層向上させることができる。
【0291】請求項19記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、作業判別工程処理で、作業対象品の製
造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品
の製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニ
ットであるかを判別するので、新品製品の組立作業と使
用済製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより
一層適切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率を
より一層向上させることができる。
【0292】請求項20記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、作業判別工程処理で、作業対象品の製
造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品
の製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニ
ットであるかを判別し、作業手順選択工程処理で、製品
毎の組立作業及び分解作業の作業手順の作業手順データ
ベースから当該作業判別工程処理で検出した製造番号に
対応する作業対象品の作業手順を選択するので、新品製
品の組立作業と使用済製品や使用済ユニットの分解作業
の切り換えをより一層適切かつ速やかに行うことがで
き、ライン稼働率をより一層向上させることができる。
【0293】請求項21記載の発明の製品自動組立・分
解方法によれば、作業手順データベースが、製品の設計
情報のデータベースを記憶する製品設計情報データベー
スと、部品の再利用可否情報を記憶する部品再利用可否
情報データベースと、を備え、作業手順選択工程処理
で、製造番号に対応した組立手順と、製造番号に対応し
た製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最適な組立
・分解手順を生成するので、製品毎の最適な分解作業手
順を生成して、製品に適した分解手順を実行することが
でき、より一層ライン稼働率を向上させることができ
る。
【0294】請求項22記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、複数の部品を組み立てて製品を自動組
立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解
して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用
可能部品に再生するに際して、制御手段で、使用済部品
または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使
用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のラ
インに沿って配設され使用済部品の回収と新品部品を供
給する複数の部品ステーションとの間で搬送手段により
部品の搬送を行わせ、製品または製品を構成するユニッ
トの複数部品の組立及び分解を行う組立・分解セルを、
複数の部品ステーションを順次移動させて、当該部品ス
テーションから供給される部品を順次組み立てさせて製
品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させると
ともに、使用済品貯蔵手段から使用済製品または使用済
ユニットを受け取らせて複数の部品ステーションを順次
移動させて使用済製品または使用済ユニットを分解させ
て当該部品ステーションに回収させ当該使用済部品を搬
送手段に当該部品ステーションから貯蔵手段へ搬送させ
る製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶するの
で、当該記録媒体を読み取らせることで、搬送手段で部
品の搬送を行うとともに組立・分解セルを部品ステーシ
ョンを順次移動させて、製品を自動組立することができ
るとともに、使用済製品または使用済ユニットを分解し
て部品を取り出して再び製品に組み込むことができ、設
備投資を増加させることなく、また、設置面積を抑制し
つつ、ラインレイアウトをフレキシブルでかつライン稼
働率を向上させることのできる製品組立・分解方法を実
現することができる。
【0295】請求項23記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、複数の部品を組み立てて製品を自動組
立するとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解
して当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用
可能部品に再生するに際して、制御手段で、製品または
製品を構成するユニットの複数部品の組立及び分解を行
う組立・分解セルにより、使用済部品または新品部品を
貯蔵する貯蔵手段と使用済製品及び使用済ユニットを貯
蔵する使用済品貯蔵手段及び所定のラインに沿って配設
され使用済部品の回収と新品部品を供給する複数の部品
ステーションとの間で部品の搬送を行わせ、当該組立・
分解セルを、複数の部品ステーションを順次移動させ
て、当該部品ステーションから供給される部品を順次組
み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵手段
に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使用済製
品または使用済ユニットを受け取らせて複数の部品ステ
ーションを順次移動させて使用済製品または使用済ユニ
ットを分解させて当該部品ステーションに回収させ当該
使用済部品を組立・分解セルに当該部品ステーションか
ら貯蔵手段へ搬送させる製品自動組立・分解方法のプロ
グラムを記録するので、当該機録媒体を読み取らせるこ
とで、組立・分解セルで部品の搬送を行うとともに組立
・分解セルを部品ステーションを順次移動させて、製品
を自動組立することができるとともに、使用済製品また
は使用済ユニットを分解して部品を取り出して再び製品
に組み込むことができ、設備投資の増加をより一層抑制
することができるとともに、設置面積をより一層抑制し
つつ、ラインレイアウトをより一層フレキシブルでかつ
ライン稼働率をより一層向上させることのできる製品組
立・分解方法を実現することができる。
【0296】請求項24記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、部品ステーションが、通信手段により
制御手段と各種情報の授受を行い、組立・分解セルが、
走行手段で部品ステーションに沿って移動し、組立対象
の部品及び分解対象の製品またはユニットを認識手段で
認識して、保持手段で保持し、通信手段で部品ステーシ
ョンと通信して当該部品ステーションを介して制御手段
と情報の授受を行い、ロボットで当該製品及びユニット
の組立及び分解を行う製品自動組立・分解方法のプログ
ラムを記憶するので、部品ステーションを介して組立・
分解セルの動作を制御して、より効率的に製品の組立及
び分解を行うことができ、設備投資の増加をより一層抑
制することができるとともに、設置面積をより一層抑制
しつつ、ラインレイアウトをより一層フレキシブルでか
つライン稼働率をより一層向上させることのできる製品
組立・分解方法を実現することができる。
【0297】請求項25記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、組立・分解セルが、作業対象品が新品
の製品の組立部品であるか使用済製品であるかを判別す
る作業判別工程処理と、当該判別結果に基づいて製品の
組立手順または使用済製品の分解手順を選択する作業手
順選択工程処理と、を行う製品自動組立・分解方法のプ
ログラムを記憶するので、新品製品の組立作業と使用済
製品や使用済ユニットの分解作業の切り換えを適切かつ
速やかに行うことができ、ライン稼働率をより一層向上
させることのできる製品自動組立・分解方法を実現する
ことができる。
【0298】請求項26記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、作業判別工程処理で、作業対象品の製
造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品
の製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニ
ットであるかを判別する製品自動組立・分解方法のプロ
グラムを記憶するので、新品製品の組立作業と使用済製
品や使用済ユニットの分解作業の切り換えをより一層適
切かつ速やかに行うことができ、ライン稼働率をより一
層向上させることのできる製品自動組立・分解方法を実
現することができる。
【0299】請求項27記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、作業判別工程処理で、作業対象品の製
造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新品
の製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユニ
ットであるかを判別し、作業手順選択工程処理で、製品
毎の組立作業及び分解作業の作業手順の作業手順データ
ベースから当該作業判別工程処理で検出した製造番号に
対応する作業対象品の作業手順を選択する製品自動組立
・分解方法のプログラムを記憶するので、新品製品の組
立作業と使用済製品や使用済ユニットの分解作業の切り
換えをより一層適切かつ速やかに行うことができ、ライ
ン稼働率をより一層向上させることのできる製品自動組
立・分解方法を実現することができる。
【0300】請求項28記載の発明の記録媒体によれ
ば、記録媒体に、作業手順データベースが、製品の設計
情報のデータベースを記憶する製品設計情報データベー
スと、部品の再利用可否情報を記憶する部品再利用可否
情報データベースと、を備え、作業手順選択工程処理
で、製造番号に対応した組立手順と、製造番号に対応し
た製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最適な組立
・分解手順を生成する製品自動組立・分解方法のプログ
ラムを記憶するので、製品毎の最適な分解作業手順を生
成して、製品に適した分解手順を実行することができ、
より一層ライン稼働率を向上させることのできる製品自
動組立・分解方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品自動組立・分解システム、製品自
動組立・分解方法及び記録媒体の第1の実施の形態を適
用した製品自動組立・分解システムのシステム構成図。
【図2】図1の製品自動組立・分解システムによる組立
工程及び分解工程の工程説明図。
【図3】図1の製品自動組立・分解システムによる分解
工程処理を示すフローチャート。
【図4】本発明の製品自動組立・分解システム、製品自
動組立・分解方法及び記録媒体の第2の実施の形態を適
用した製品自動組立・分解システムのシステム構成図。
【図5】本発明の製品自動組立・分解システム、製品自
動組立・分解方法及び記録媒体の第3の実施の形態を適
用した製品自動組立・分解システムのシステム構成図。
【図6】図5の組立分解セルと部品ステーション及び制
御部の制御系の構成図。
【図7】図5の製品自動組立・分解システムによる組立
工程及び分解工程の工程説明図。
【図8】図5の製品自動組立・分解システムによる組立
分解工程処理を示すフローチャート。
【図9】本発明の製品自動組立・分解システム、製品自
動組立・分解方法及び記録媒体の第4の実施の形態を適
用した製品自動組立・分解システムのシステム構成図。
【図10】図9の組立分解セルと部品ステーション及び
制御部の制御系の構成図。
【図11】図9の製品自動組立・分解システムによる組
立工程及び分解工程の工程説明図。
【図12】図9の製品自動組立・分解システムによる組
立分解工程処理を示すフローチャート。
【図13】図9の製品自動組立・分解システムによる使
用済製品分解部品の清掃検査処理を示すフローチャー
ト。
【図14】図13の使用済製品分解部品の清掃検査処理
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 製品自動組立・分解システム 2 部品貯蔵部 3 使用済製品貯蔵部 4 完成品貯蔵部 5a〜5n 部品ステーション 6 搬送経路 7 搬送部 8 走行路 9a〜9m 組立分解セル 10a〜10m 保持機構 20 製品自動組立・分解システム 21a、21b 走行路 21c、21d 連結路 30 製品自動組立・分解システム 31 作業手順データベース装置 32 ネットワーク 33 製品設計情報データベース装置 34 部品再利用可否情報データベース装置 35a〜35n、36a〜36m 無線通信部 37a〜37m 検出部 38a〜38m 判別部 39a〜39m 作業手順選択部 40 製品自動組立・分解システム 41a、41b 走行路 41c、41d 連結路 42 制御部

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の部品を組み立てて製品を自動組立す
    るとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解して
    当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能
    部品に再生する製品自動組立・分解システムにおいて、
    製品または製品を構成するユニットの複数部品の組立及
    び分解を行う組立・分解セルと、所定のラインに沿って
    配設され前記組立・分解セルで分解された使用済部品の
    回収と新品部品を供給する複数の部品ステーションと、
    使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と、前記
    使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵
    手段と、前記部品ステーションと前記貯蔵手段及び前記
    使用済品貯蔵手段との間で前記部品の搬送を行う搬送手
    段と、前記組立・分解セルで組み立てられた完成製品を
    貯蔵する完成品貯蔵手段と、前記組立・分解セル及び前
    記各手段を制御して、前記搬送手段に前記貯蔵手段及び
    前記使用済品貯蔵手段から前記部品を前記各部品ステー
    ションへ搬送させ、前記組立・分解セルを前記複数の部
    品ステーションを順次移動させて、当該部品ステーショ
    ンから供給される部品を順次組み立てさせて前記製品の
    組み立てを行わせて前記完成品貯蔵手段に搬送させると
    ともに、前記使用済品貯蔵手段から前記使用済製品また
    は使用済ユニットを受け取らせて前記複数の部品ステー
    ションを順次移動させて前記使用済製品または使用済ユ
    ニットを分解させて当該部品ステーションに回収させ当
    該使用済部品を前記搬送手段に当該部品ステーションか
    ら前記貯蔵手段へ搬送させる制御手段と、を備えている
    ことを特徴とする製品自動組立・分解システム。
  2. 【請求項2】複数の部品を組み立てて製品を自動組立す
    るとともに、使用済製品を複数の使用済部品に分解して
    当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能
    部品に再生する製品自動組立・分解システムにおいて、
    所定のラインに沿って配設され分解された使用済部品の
    回収と新品部品を供給する複数の部品ステーションと、
    使用済部品または新品部品を貯蔵する貯蔵手段と、前記
    使用済製品及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵
    手段と、前記部品ステーションと前記貯蔵手段及び前記
    使用済品貯蔵手段との間で前記部品の搬送を行うととも
    に、製品または製品を構成するユニットの複数部品の組
    立及び分解を行う組立・分解セルと、前記組立・分解セ
    ルで組み立てられた完成製品を貯蔵する完成品貯蔵手段
    と、前記組立・分解セル及び前記各手段を制御して、前
    記組立・分解セルに前記貯蔵手段及び前記使用済品貯蔵
    手段から前記部品を前記各部品ステーションへ搬送させ
    て、当該組立・分解セルを前記複数の部品ステーション
    を順次移動させて当該部品ステーションから供給される
    部品を順次組み立てさせて前記製品の組み立てを行わせ
    て前記完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、前記使用
    済品貯蔵手段から前記使用済製品または使用済ユニット
    を受け取らせて前記複数の部品ステーションを順次移動
    させて前記使用済製品または使用済ユニットを分解させ
    て当該部品ステーションに回収させ当該使用済部品を当
    該部品ステーションから前記貯蔵手段へ前記組立・分解
    セルに搬送させる制御手段と、を備えていることを特徴
    とする製品自動組立・分解システム。
  3. 【請求項3】前記部品ステーションは、前記制御手段と
    各種情報を授受する通信手段を備え、前記組立・分解セ
    ルは、前記製品及びユニットの組立及び分解を行うロボ
    ットと、当該組立・分解セルを自走させる走行手段と、
    組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニットを保
    持する保持手段と、前記部品ステーション上の部品を認
    識する認識手段と、少なくとも前記部品ステーションと
    通信して当該部品ステーションを介して前記制御手段と
    情報の授受を行う通信手段と、を備えていることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の製品自動組立・分
    解システム。
  4. 【請求項4】前記組立・分解セルは、前記複数の部品ス
    テーションに沿っての移動方向が、前記製品またはユニ
    ットの組立時と分解時で同じ方向であることを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれかに記載の製品自動組
    立・分解システム。
  5. 【請求項5】前記部品ステーションは、前記組立・分解
    セルに部品を供給する供給手段と、前記組立・分解セル
    の分解した部品を格納する分解部品格納手段と、を備え
    ていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の製品自動組立・分解システム。
  6. 【請求項6】前記分解部品格納手段は、前記組立・分解
    セルの分解した部品を清掃する清掃手段と、当該部品が
    再利用可能であるか否かを判定する再利用可能可否判定
    手段と、当該再利用可能可否判定手段が再利用可能と判
    定した部品を格納する良品格納手段と、前記再利用可能
    可否判定手段が修復を行うことで再利用可能であると判
    定した部品を格納する再生品格納手段と、前記再利用可
    能可否判定手段が不良品と判定した部品を格納する不良
    品格納手段と、を備えていることを特徴とする請求項5
    記載の製品自動組立・分解システム。
  7. 【請求項7】前記再生品格納手段は、前記再利用可能可
    否判定手段が修復を行うことで再利用可能であると判定
    した部品を修復する修復手段を備えていることを特徴と
    する請求項6記載の製品自動組立・分解システム。
  8. 【請求項8】前記再利用可能可否判定手段は、前記部品
    が再利用可能であるか否かを検査する検査手段と、前記
    部品の余寿命を検査する余寿命検査手段と、を備えてい
    ることを特徴とする請求項6または請求項7記載の製品
    自動組立・分解システム。
  9. 【請求項9】前記搬送手段は、前記制御手段の制御下で
    自立走行する無人搬送機能を備えていることを特徴とす
    る請求項1から請求項8のいずれかに記載の製品自動組
    立・分解システム。
  10. 【請求項10】前記良品格納手段及び前記再生品格納手
    段は、前記格納する部品を前記供給手段に移送する部品
    移送手段を備えていることを特徴とする請求項6から請
    求項9のいずれかに記載の製品自動組立・分解システ
    ム。
  11. 【請求項11】前記組立・分解セルは、作業対象品が新
    品の製品の組立部品であるか使用済製品であるかを判別
    する作業判別手段と、前記作業判別手段の判別結果に基
    づいて製品の組立手順または使用済製品の分解手順を選
    択する作業手順選択手段と、を備えていることを特徴と
    する請求項1から請求項10のいずれかに記載の製品自
    動組立・分解システム。
  12. 【請求項12】前記作業判別手段は、前記作業対象品の
    製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づいて新
    品の製品の組立部品であるか使用済製品または使用済ユ
    ニットであるかを判別することを特徴とする請求項11
    記載の製品自動組立・分解システム。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、製品毎の組立作業及び
    分解作業の作業手順をデータベースとして記憶する作業
    手順データベース手段を備え、前記作業判別手段は、前
    記作業対象品の製造番号を検出し、当該検出した製造番
    号に基づいて新品の製品の組立部品であるか使用済製品
    または使用済ユニットであるかを判別し、前記作業手順
    選択手段は、前記作業手順データベース手段から当該作
    業判別手段の検出した製造番号に対応する作業手順を選
    択することを特徴とする請求項11記載の製品自動組立
    ・分解システム。
  14. 【請求項14】前記作業手順データベース手段は、製品
    の設計情報のデータベースを記憶する製品設計情報デー
    タベース手段と、部品の再利用可否情報を記憶する部品
    再利用可否情報データベース手段と、を備え、前記作業
    手順選択手段が、前記製造番号に対応した組立手順と、
    製造番号に対応した製品の分解レベルと、を設定し、製
    品毎の最適な作業手順を生成することを特徴とする請求
    項13記載の製品自動組立・分解システム。
  15. 【請求項15】所定のラインに沿って配設され分解され
    た使用済部品の回収と新品部品の供給を行う複数の部品
    ステーションと使用済部品または新品部品を搬送して貯
    蔵する貯蔵手段との間を搬送手段で部品の搬送を行い、
    当該複数の部品ステーションに沿って組立・分解セルを
    移動させ、当該組立・分解セルが複数の部品を組み立て
    て製品を自動組立して、当該組み立てられた完成製品を
    完成品貯蔵手段に貯蔵するとともに、前記使用済製品及
    び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段から前記
    搬送手段で前記部品ステーションに搬送された使用済製
    品または使用済ユニットを複数の使用済部品に分解して
    当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能
    部品に再生する製品自動組立・分解方法であって、制御
    手段で、組立・分解セル及び各手段を制御して、搬送手
    段に貯蔵手段及び使用済品貯蔵手段から各部品ステーシ
    ョンへ部品を搬送させ、組立・分解セルを複数の部品ス
    テーションを順次移動させて、当該部品ステーションか
    ら供給される部品を順次組み立てさせて製品の組み立て
    を行わせて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、使用
    済品貯蔵手段から使用済製品を受け取らせて複数の部品
    ステーションを順次移動させて使用済製品を分解させて
    当該部品ステーションに回収させ当該使用済部品を当該
    部品ステーションから貯蔵手段へ搬送手段に搬送させる
    ことを特徴とする製品自動組立・分解方法。
  16. 【請求項16】所定のラインに沿って配設され分解され
    た使用済部品の回収と新品部品の供給を行う複数の部品
    ステーションと使用済部品または新品部品を貯蔵する貯
    蔵手段との間を組立・分解セルで部品の搬送を行い、当
    該複数の部品ステーションに沿って組立・分解セルを移
    動させ、当該組立・分解セルが複数の部品を組み立てて
    製品を自動組立して、当該組み立てられた完成製品を完
    成品貯蔵手段に搬送して貯蔵するとともに、使用済品貯
    蔵手段の貯蔵する使用済製品及び使用済ユニットを前記
    部品ステーションに搬送させて当該使用済製品または使
    用済ユニットを複数の使用済部品に分解させて当該使用
    済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再
    生する製品自動組立・分解方法であって、制御手段で、
    組立・分解セル及び各手段を制御して、組立・分解セル
    に各部品ステーションへ貯蔵手段及び使用済品貯蔵手段
    から部品を搬送させ、当該組立・分解セルを複数の部品
    ステーションを順次移動させて、当該部品ステーション
    から供給される部品を順次組み立てさせて製品の組み立
    てを行わせて完成品貯蔵手段に搬送させるとともに、組
    立・分解セルに使用済品貯蔵手段から使用済製品を受け
    取らせて複数の部品ステーションを順次移動させて使用
    済製品を分解させて当該部品ステーションに回収させ当
    該使用済部品を部品ステーションから貯蔵手段へ搬送さ
    せることを特徴とする製品自動組立・分解方法。
  17. 【請求項17】前記製品自動組立・分解方法は、前記部
    品ステーションが、通信手段により前記制御手段と各種
    情報の授受を行い、前記組立・分解セルが、走行手段で
    前記部品ステーションに沿って移動し、組立対象の部品
    及び分解対象の製品またはユニットを認識手段で認識し
    て、保持手段で保持し、通信手段で部品ステーションと
    通信して当該部品ステーションを介して制御手段と情報
    の授受を行い、ロボットで当該製品及びユニットの組立
    及び分解を行うことを特徴とする請求項15または請求
    項16記載の製品自動組立・分解方法。
  18. 【請求項18】前記製品自動組立・分解方法は、前記組
    立・分解セルが、作業対象品が新品の製品の組立部品で
    あるか使用済製品であるかを判別する作業判別工程処理
    と、当該判別結果に基づいて製品の組立手順または使用
    済製品の分解手順を選択する作業手順選択工程処理と、
    を行うことを特徴とする請求項15から請求項17のい
    ずれかに記載の製品自動組立・分解方法。
  19. 【請求項19】前記製品自動組立・分解方法は、前記作
    業判別工程処理で、前記作業対象品の製造番号を検出
    し、当該検出した製造番号に基づいて新品の製品の組立
    部品であるか使用済製品または使用済ユニットであるか
    を判別することを特徴とする請求項18記載の製品自動
    組立・分解方法。
  20. 【請求項20】前記製品自動組立・分解方法は、前記作
    業判別工程処理で、前記作業対象品の製造番号を検出
    し、当該検出した製造番号に基づいて新品の製品の組立
    部品であるか使用済製品または使用済ユニットであるか
    を判別し、前記作業手順選択工程処理で、製品毎の組立
    作業及び分解作業の作業手順の作業手順データベースか
    ら当該作業判別工程処理で検出した製造番号に対応する
    作業対象品の作業手順を選択することを特徴とする請求
    項19記載の製品自動組立・分解方法。
  21. 【請求項21】前記製品自動組立・分解方法は、前記作
    業手順データベースが、製品の設計情報のデータベース
    を記憶する製品設計情報データベースと、部品の再利用
    可否情報を記憶する部品再利用可否情報データベース
    と、を備え、前記作業手順選択工程処理で、前記製造番
    号に対応した組立手順と、製造番号に対応した製品の分
    解レベルと、を設定し、製品毎の最適な組立・分解手順
    を生成することを特徴とする請求項20記載の製品自動
    組立・分解方法。
  22. 【請求項22】所定のラインに沿って配設され分解され
    た使用済部品の回収と新品部品の供給を行う複数の部品
    ステーションと使用済部品または新品部品を貯蔵する貯
    蔵手段との間を搬送手段で部品の搬送を行い、当該複数
    の部品ステーションに沿って組立・分解セルを移動さ
    せ、当該組立・分解セルが複数の部品を組み立てて製品
    を自動組立して、当該組み立てられた完成製品を完成品
    貯蔵手段に搬送して貯蔵するとともに、前記使用済製品
    及び使用済ユニットを貯蔵する使用済品貯蔵手段から前
    記搬送手段で前記部品ステーションに搬送された使用済
    製品または使用済ユニットを複数の使用済部品に分解し
    て当該使用済部品を新たな製品に再利用可能な再利用可
    能部品に再生する製品自動組立・分解方法のプログラム
    を記憶する記録媒体であって、制御手段で、組立・分解
    セル及び各手段を制御して、搬送手段に貯蔵手段及び使
    用済品貯蔵手段から各部品ステーションへ部品を搬送さ
    せ、組立・分解セルを複数の部品ステーションを順次移
    動させて、当該部品ステーションから供給される部品を
    順次組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯
    蔵手段に搬送させるとともに、使用済品貯蔵手段から使
    用済製品を受け取らせて複数の部品ステーションを順次
    移動させて使用済製品を分解させて当該部品ステーショ
    ンに回収させ当該使用済部品を当該部品ステーションか
    ら貯蔵手段へ搬送手段に搬送させる製品自動組立・分解
    方法のプログラムを記憶することを特徴とする記録媒
    体。
  23. 【請求項23】所定のラインに沿って配設され分解され
    た使用済部品の回収と新品部品の供給を行う複数の部品
    ステーションと使用済部品または新品部品を貯蔵する貯
    蔵手段との間を組立・分解セルで部品の搬送を行い、当
    該複数の部品ステーションに沿って組立・分解セルを移
    動させ、当該組立・分解セルが複数の部品を組み立てて
    製品を自動組立して、当該組み立てられた完成製品を完
    成品貯蔵手段に貯蔵するとともに、使用済品貯蔵手段に
    貯蔵されている使用済製品及び使用済ユニットを前記部
    品ステーションに搬送させて当該使用済製品または使用
    済ユニットを複数の使用済部品に分解させて当該使用済
    部品を新たな製品に再利用可能な再利用可能部品に再生
    する製品自動組立・分解方法のプログラムを記憶する記
    録媒体であって、制御手段で、組立・分解セル及び各手
    段を制御して、組立・分解セルに各部品ステーションへ
    貯蔵手段及び使用済品貯蔵手段から部品を搬送させ、当
    該組立・分解セルを複数の部品ステーションを順次移動
    させて、当該部品ステーションから供給される部品を順
    次組み立てさせて製品の組み立てを行わせて完成品貯蔵
    手段に搬送させるとともに、組立・分解セルに使用済品
    貯蔵手段から使用済製品を受け取らせて複数の部品ステ
    ーションを順次移動させて使用済製品を分解させて当該
    部品ステーションに回収させ当該使用済部品を部品ステ
    ーションから貯蔵手段へ搬送させる製品自動組立・分解
    方法のプログラムを記憶することを特徴とする記録媒
    体。
  24. 【請求項24】前記部品ステーションが、通信手段によ
    り前記制御手段と各種情報の授受を行い、前記組立・分
    解セルが、走行手段で前記部品ステーションに沿って移
    動し、組立対象の部品及び分解対象の製品またはユニッ
    トを認識手段で認識して、保持手段で保持し、通信手段
    で部品ステーションと通信して当該部品ステーションを
    介して制御手段と情報の授受を行い、ロボットで当該製
    品及びユニットの組立及び分解を行う製品自動組立・分
    解方法のプログラムを記憶することを特徴とする請求項
    22または請求項23記載の記録媒体。
  25. 【請求項25】前記組立・分解セルが、作業対象品が新
    品の製品の組立部品であるか使用済製品であるかを判別
    する作業判別工程処理と、当該判別結果に基づいて製品
    の組立手順または使用済製品の分解手順を選択する作業
    手順選択工程処理と、を行う製品自動組立・分解方法の
    プログラムを記憶することを特徴とする請求項22から
    請求項24のいずれかに記載の記録媒体。
  26. 【請求項26】前記作業判別工程処理で、前記作業対象
    品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づい
    て新品の製品の組立部品であるか使用済製品または使用
    済ユニットであるかを判別する製品自動組立・分解方法
    のプログラムを記憶することを特徴とする請求項25記
    載の記録媒体。
  27. 【請求項27】前記作業判別工程処理で、前記作業対象
    品の製造番号を検出し、当該検出した製造番号に基づい
    て新品の製品の組立部品であるか使用済製品または使用
    済ユニットであるかを判別し、前記作業手順選択工程処
    理で、製品毎の組立作業及び分解作業の作業手順の作業
    手順データベースから当該作業判別工程処理で検出した
    製造番号に対応する作業対象品の作業手順を選択する製
    品自動組立・分解方法のプログラムを記憶することを特
    徴とする請求項26記載の記録媒体。
  28. 【請求項28】前記作業手順データベースは、製品の設
    計情報のデータベースを記憶する製品設計情報データベ
    ースと、部品の再利用可否情報を記憶する部品再利用可
    否情報データベースと、を備え、前記作業手順選択工程
    処理で、前記製造番号に対応した組立手順と、製造番号
    に対応した製品の分解レベルと、を設定し、製品毎の最
    適な組立・分解手順を生成する製品自動組立・分解方法
    のプログラムを記憶することを特徴とする請求項27記
    載の記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524768A (ja) * 2003-04-27 2006-11-02 エムテーウー・アエロ・エンジンズ・ゲーエムベーハー 整備作業などに際してガスタービンのモジュールを搬送するための装置及び方法
JP2006524767A (ja) * 2003-04-27 2006-11-02 エムテーウー・アエロ・エンジンズ・ゲーエムベーハー ガスタービンの整備作業のための方法

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