JP2003070156A - 避雷システムおよび避雷ユニット - Google Patents

避雷システムおよび避雷ユニット

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JP2003070156A
JP2003070156A JP2001256362A JP2001256362A JP2003070156A JP 2003070156 A JP2003070156 A JP 2003070156A JP 2001256362 A JP2001256362 A JP 2001256362A JP 2001256362 A JP2001256362 A JP 2001256362A JP 2003070156 A JP2003070156 A JP 2003070156A
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lightning
line
parallel
voltage
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JP2001256362A
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English (en)
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Hiroshi Udagawa
洋 宇田川
Hideo Kawamura
英雄 川村
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Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器が内部絶縁破壊する前にアレスタが作動
するようにして、機器を確実に雷サージから保護する。 【解決手段】 避雷システムは、複数の機器と、この複
数の機器間で信号を伝送する伝送線Lnと、を備えてい
る。線路LnとアースG2との間には、雷サージから機
器を保護する保護回路3が並列接続されている。保護回
路3は、放電ギャップ式のアレスタAR1・AR2と、
直列接続部3aと、を互いに並列接続して構成されてい
る。直列接続部3aは、抵抗素子R1と、電圧依存性素
子である両方向ツェナーダイオードZD1とを互いに直
列に接続して構成されている。抵抗素子R1は、線路L
nの固有抵抗に比べて抵抗が小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雷サージから機器
を保護する避雷システムおよび避雷ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、広い敷地内に複数設置される
機器を集中制御する集中制御システムには、機器を雷サ
ージから防護するため、保安器(アレスタ)や耐雷トラ
ンス等が設けられている。以下、従来の集中制御システ
ムの一例として、火災報知設備の構成を説明する。
【0003】例えば、図10に示すように、従来の火災
報知システム10は、敷地内の防災センターに設けられ
る受信機11と、敷地内の各棟に設けられる複数の中継
器盤12とを備えて構成されている。なお、図10にお
いては、便宜上、中継器盤12を一つのみ図示してい
る。受信機11は伝送線Lにより各棟の中継器盤12と
接続されており、また、各棟の中継器盤12は、図示し
ない感知器や発信機等の複数の端末器と接続されてい
る。受信機11は各棟の中継器盤12との間で信号を送
受信して、敷地内の火災監視を行うものである。
【0004】図11を参照して受信機11の構成を説明
すると、受信機11の筐体内には、複数の機器収納ユニ
ット11a(図11では一つのみ図示)が設けられてい
る。機器収納ユニット11aは筐体11b(一部分のみ
図示)に接続されており、筐体11bはアースGに接続
されている。機器収納ユニット11a内には半導体部品
等からなる機器回路が設けられている。他棟(中継器盤
12)と接続される伝送線Lを介して、機器回路に制御
信号が入出力するようになっている。
【0005】また、受信機11と同様に、各中継器盤1
2の筐体は、それぞれの設置位置においてアースに接続
されている。ところで、落雷時には、落雷した地点から
の距離に応じて大地電位差が生じる。このため、落雷の
際には、受信機11、各中継器盤12それぞれの筐体が
接続されているアース間に大きな電位差が生じて、大地
から大きな雷サージエネルギーが侵入することがある
(図10に図示)。この雷サージから各機器内の機器回
路(例えば、受信機11内の伝送IC11c)を保護す
べく、機器回路と伝送線Lとの間に、保安器11dが設
けられている。
【0006】保安器11dにおいては、図11および図
12に示すように、外線側Y(中継器盤12側)と機器
側X(受信機11側)とを接続する伝送線Lと、アース
Gとの間に、放電ギャップ式アレスタARが並列接続さ
れている。図12を参照して保安器11dの構成を説明
すると、各伝送線Lの線間には、3極の放電ギャップ式
アレスタARが並列接続されており、各アレスタARは
アースGに接続されている。また、アレスタARの接続
位置よりも機器側Xには、抵抗Rが各伝送線Lに対して
直列にそれぞれ接続されている。また、抵抗Rの接続位
置よりも機器側Xには、各伝送線Lの線間に両方向ツェ
ナーダイオードZDが並列接続されている。
【0007】この構成により、異常過電圧(サージ)が
伝送線Lから侵入すると、アレスタARはそれぞれ放電
して、サージ電流を地中に逃がす。また、両方向ツェナ
ーダイオードZDのツェナー降伏作用により、各伝送線
Lの線間にかかる電圧が低い電圧に抑えられる。これに
より、機器側Xに印可するサージ電圧が低い電圧に抑え
られ、受信機11の機器回路が雷サージにより絶縁破壊
するのを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の構成で
雷サージ対策を行っても、アレスタARが実質的に作動
せず、雷サージによって機器回路の半導体部品が破壊さ
れてしまう場合があった。原因としては、以下のことが
考えられる。
【0009】すなわち、侵入するサージ電圧が機器回路
へ伝達するまでの時間は20〜50nsec程度であ
る。これに対して、アレスタARが反応して放電するま
での時間はおよそ1μsecである。つまり、アレスタ
ARが放電するまでの時間よりも、伝送線Lから侵入す
るサージ電圧が機器回路に至るまでの時間の方が短い。
そして、複数の中継器盤12それぞれから受信機11に
侵入する雷サージや、伝送線Lを伝わってきたサージの
反射波が重なり合った場合には、理想化された雷サージ
よりも立ち上がりが急峻なサージ合成波が発生すると考
えられる。
【0010】以上のことから、アレスタARが放電する
までの1μsecの間に、通常の雷サージよりも立ち上
がりが急峻な高いサージエネルギーが侵入した場合に、
機器収納ユニット11a内で筐体と機器回路との間で放
電し(図11に示す矢印D)、これにより機器回路の半
導体部品が破損するのではないかと考えられる。
【0011】このように、雷サージ対策をしているにも
関わらず、機器の内部絶縁破壊が起きてしまうため、そ
の対処に時間やコストがかかり、修理の間には火災報知
システム10の機能が停止してしまう、という問題が生
じていた。
【0012】以上の問題をふまえ、本発明の課題は、ア
レスタが作動する前に機器が内部絶縁破壊してしまうの
を防止し、機器を確実に雷サージから保護することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示す
ように、複数の機器(受信機2、中継器盤(図示略))
と、この複数の機器間で信号を伝送する線路(伝送線L
1〜Ln)と、を備え、雷サージから前記機器を保護す
る避雷システム(火災報知システム1)であって、前記
線路の固有抵抗に比べて抵抗が小さい抵抗素子(R1)
と、所定電圧以下では電流を流さない電圧依存性素子
(両方向ツェナーダイオードZD1)とを直列に接続し
て構成される直列接続部(3a)と、放電ギャップ式ア
レスタ(アレスタAR1・AR2)と、を互いに並列接
続して構成される保護回路(3)が、前記線路(Ln)
とアース(G2)との間に並列接続されていることを特
徴とする。ここで、前記の電圧依存性素子は、印可電圧
に依存して抵抗値が変化し、ある一定電圧で急に電流が
流れ出す電圧−電流特性を有する素子のことであり、具
体的には、例えば、ツェナーダイオードや、バリスタ等
が挙げられる。
【0014】請求項1記載の発明によれば、線路とアー
スとの間に前記保護回路が並列接続されており、保護回
路を構成する直列接続部の抵抗素子の抵抗が線路の固有
抵抗に比べて小さいので、雷サージが線路から侵入する
と、雷サージは瞬時に抵抗素子側へ導かれ、直列接続部
を介してサージ電流がアースへ逃がされる。これによ
り、線路から機器側へ侵入するサージ電圧が低い電圧値
に抑えられるので、機器側で放電せず、内部絶縁破壊が
起こらない。その後、保護回路の放電ギャップ式アレス
タが反応し、放電を開始する。したがって、放電ギャッ
プ式アレスタが作動する前に機器が内部絶縁破壊してし
まうのを防止でき、機器を確実に雷サージから保護する
ことができる。
【0015】また、保護回路の放電ギャップ式アレスタ
と、電圧依存性素子とにより、通常時(サージが侵入し
ていないとき)には、線路とアースとの間の絶縁性を保
つことができる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の避
雷システムにおいて、線路を複数備え、各線路間にはサ
ージ吸収素子(両方向ツェナーダイオードA1〜An)
が並列に接続され、前記複数の線路のうちの任意の一つ
の線路(Ln)とアースとの間にのみ保護回路が並列接
続されていることを特徴とする。ここで、サージ吸収素
子とは、サージによって生じる電位差を吸収する素子で
あり、具体的には、例えば、ツェナーダイオードや、バ
リスタ等が挙げられる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、各線路間に
はサージ吸収素子が並列に接続されているので、雷サー
ジが複数の線路のうちの少なくとも一つから侵入する
と、雷サージによって各線路間に生じる電位差が、サー
ジ吸収素子により吸収されるとともに、サージ吸収素子
が吸収しきれなかった分の雷サージが、任意の一つの線
路に接続された保護回路に瞬時に導かれ、直列接続部を
介してアースに逃がされる。その後、放電ギャップ式ア
レスタが反応し、放電を開始する。
【0018】したがって、従来では、線路間を雷サージ
から保護するために、例えば、図11に示すように、線
路間それぞれに放電ギャップ式アレスタを接続する必要
があったが、請求項2記載の発明では、一つの線路のみ
に放電ギャップ式アレスタを接続するだけで、線路間を
雷サージから保護できる。よって、放電ギャップ式アレ
スタの設置数を減らすことができ、設備コストの削減を
はかることができる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の避雷システムにおいて、保護回路において、放電
ギャップ式アレスタが複数並列に接続されていることを
特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明によれば、保護回路に
おいて、放電ギャップ式アレスタが複数並列に接続され
ているので、雷サージが侵入したときに、複数のうち一
つの放電ギャップ式アレスタが放電してギャップが摩耗
したとしても、ギャップが摩耗していない他の放電ギャ
ップ式アレスタにより、その後も引き続き、保護回路に
よるサージ保護機能が保たれる。したがって、保護回路
の寿命をより長くすることができる。また、ギャップが
摩耗した放電ギャップ式アレスタを交換するだけで、保
護回路の寿命を延長することができる。
【0021】請求項4記載の発明は、例えば、図9に示
すように、複数の機器と、この複数の機器間で信号を伝
送する線路と、を備えるシステムに設けられ、雷サージ
から前記機器を保護する避雷ユニット(ユニット基板
5)であって、前記線路の固有抵抗に比べて抵抗が小さ
い抵抗素子と、所定電圧以下では電流を流さない電圧依
存性素子とを直列に接続して構成される直列接続部と、
放電ギャップ式アレスタと、を互いに並列接続して構成
され、前記線路とアースとの間に並列接続される保護回
路を備えることを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明によれば、避雷ユニッ
トの保護回路が、システムの線路とアースとの間に並列
接続された状態では、請求項1記載の発明と同様に、雷
サージが線路から侵入すると、雷サージが瞬時に抵抗素
子へ導かれて、直列接続部を介してアースに逃がされる
とともに、電圧依存性素子によりサージ電圧が低い電圧
値に抑制される。これにより、機器側に侵入するサージ
電圧が低い電圧値に抑えられるので、放電ギャップ式ア
レスタが放電を開始する前に、機器側で絶縁破壊が起こ
ることがない。
【0023】したがって、避雷ユニットをシステムに設
けて、保護回路を線路とアースとの間に並列接続するだ
けで、システムの機器を確実に雷サージから保護するこ
とができる。また、寿命により避雷ユニットの機能が低
下した場合には、避雷ユニットを丸ごと交換するだけで
よいので、修理の手間を省略することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1に示す火災報
知システム1は、本発明の避雷システムを適用したもの
であり、図10に示す従来の火災報知システム10と同
様に、防災センターに設置される機器である受信機2
と、各棟に設置される機器である複数の中継器盤(図示
略)と、を備えて構成されている。受信機2と各中継器
盤はそれぞれ、伝送線(線路)Lによって接続されてお
り、伝送線Lにより、受信機2と各中継器盤との間で信
号が伝送されている。
【0025】受信機2の筐体内には、複数の機器収納ユ
ニット2a(図1では一つのみ図示)が設けられてい
る。上述の伝送線Lを介して、各機器収納ユニット2a
内の各機器回路に制御信号が入出力するようになってい
る。各機器収納ユニット2aは筐体2b(一部のみ図
示)に接続されており、筐体2bはアースG2に接続さ
れている。
【0026】各機器収納ユニット2aとAC電源Pとの
間には耐雷トランスTRが接続されており、耐雷トラン
スTRを介して受信機2にAC電源が供給されている。
耐雷トランスTRは、落雷等によりAC接地相G1とア
ースG2の間に電位差が生じた場合に、保護機能を発揮
して、アースG2にエネルギーを逃がすものである。
【0027】図2に示すL1〜Lnは、機器側X(受信
機2側)と、外線側Y(中継器盤側)との間を接続する
伝送線である。各伝送線L1〜Lnの間には、サージ吸
収素子である両方向ツェナーダイオードA1〜An−1
がそれぞれ並列接続されている。また、両方向ツェナー
ダイオードA1〜An−1よりも機器側Xには、伝送線
L1・Lnの間に両方向ツェナーダイオードAnが並列
接続されている。図2中、楕円で図示したのは、各伝送
線L1〜Lnの固有抵抗であるサージインピーダンスお
よび大地帰路インピーダンス(以下、インピーダンスと
略称する)I1〜Inである。両方向ツェナーダイオー
ドA1〜Anのツェナー降伏作用により、各伝送線L1
〜Lnの線間に高い電圧差が生じた場合には、線間にか
かる電圧がツェナー電圧に抑えられるようになってい
る。
【0028】また、複数の伝送線L1〜Lnのうちの一
つの伝送線Lnと、アースG2との間には、保護回路3
が並列接続されている。保護回路3の一端は、伝送線L
nにおける両方向ツェナーダイオードAn−1・Anそ
れぞれの接続位置の間に接続されている。なお、図2で
は図示を省略しているが、保護回路3の他端は、図1に
示すように、受信機2の筐体2bに接続されており、保
護回路3は筐体2bを介してアースG2に接続されてい
る。
【0029】図3に示すように、保護回路3は、二つの
アレスタAR1・AR2と、直列接続部3aと、が並列
接続されて構成されている。アレスタAR1・AR2
は、放電ギャップ式のアレスタであり、異常過電圧(サ
ージ)が印可されると放電し、電流を減少するものであ
る。
【0030】直列接続部3aは、抵抗素子R1と、電圧
依存性素子である両方向ツェナーダイオードZD1とが
直列に接続されて構成されている。抵抗素子R1の抵抗
は、伝送線L1〜LnのインピーダンスI1〜Inに比
べて十分に小さな値であり、例えば、10Ω程度に設定
されている。直列接続部3aは、抵抗素子R1が伝送線
Ln側に、両方向ツェナーダイオードZD1がアースG
2側になるように接続されている。
【0031】以上の構成の火災報知システム1におい
て、通常時(例えば、雷サージが侵入していないとき
等)には、保護回路3のアレスタAR1・AR2と、両
方向ツェナーダイオードZD1とにより、伝送線L1〜
LnとアースG2との間の絶縁性が保たれている。
【0032】次に、図4および図5を参照して、サージ
電圧が伝送線Lを介して侵入した場合の動作を説明す
る。ここで、図5は、雷サージが侵入した場合の電圧の
経時変化を示すグラフであり、S1・S2は、雷サージ
の重畳や反射などにより、立ち上がりが急峻な波形とな
った場合のサージ合成波、X1は、サージ波S1が侵入
した場合に受信機2側に印可される電圧波である。な
お、図5においては、図10〜図12に示す従来の火災
報知システム10においてサージ波S1が侵入した場合
に受信機11側に印可される電圧波X2も点線で図示し
ている。
【0033】本実施の形態の火災報知システム1におい
て、図5に示すサージ波S1が伝送線L1〜Lnを介し
て侵入すると、雷サージによって伝送線L1〜Lnの各
線路間に生じる電位差が、両方向ツェナーダイオードA
1〜Anにより吸収される。また、各伝送線L1〜Ln
のインピーダンスI1〜Inそれぞれに比べて、抵抗素
子R1の抵抗値が十分に小さい値に設定されているた
め、両方向ツェナーダイオードA1〜Anにより吸収し
きれなかった分の雷サージが、抵抗素子R1側へ導かれ
る。そして、サージ電流が直列接続部3aを介して筐体
2bへ導かれ、アースG2へ逃がされる。
【0034】これにより、図4に示す伝送線Lnと筐体
2bとの間の電位差がVcに抑えられ、図5に示すよう
に、およそ20nsecで、受信機2側に印可される電
圧X1が低く抑えられる。このため、機器収納ユニット
2a内で筐体と機器回路との間d(図1にも図示)で放
電せず、絶縁性が保たれる。その後、アレスタAR1・
AR2が反応して放電するまでの時間(1μsec)が
経過し、電圧X1がアレスタの放電電圧値V1に到達す
ると、アレスタAR1・AR2が放電を開始し、電圧X
1がさらに低い値に抑えられる。
【0035】これに対し、図10〜図12に示す従来の
火災報知システム10では、サージ波S1が伝送線Lを
介して侵入すると、各伝送線Lの線間に生じる電位差は
両方向ツェナーダイオードZDにより吸収される。しか
し、図5に示すように、受信機11側に印可される電圧
X2は、アレスタARが反応するまでの時間(1μse
c)が経過するまで減衰しない。このため、電圧X2が
半導体破損電圧V2に到達することがあり、この場合に
は、受信機2内で内部絶縁破壊が起こる。そして、1μ
sec時間が経過すると、アレスタARが放電を開始
し、電圧X2が低い値に抑えられる。
【0036】以上のように、本実施の形態の火災報知シ
ステム1によれば、各伝送線L1〜Lnの線間に両方向
ツェナーダイオードA1〜Anが並列に接続され、伝送
線LnとアースG2との間に上述の構成の保護回路3が
並列接続されているので、雷サージが侵入すると、各伝
送線L1〜Lnの線間に生じる電位差が両方向ツェナー
ダイオードA1〜Anにより吸収されるとともに、吸収
しきれなかった分の雷サージが保護回路3に瞬時に導か
れて、直列接続部3aを介してアースG2に逃がされ
る。これにより、受信機2側に印可される電圧が低く抑
えられる。その後、アレスタAR1・AR2が反応する
ので、従来と異なり、受信機2で内部絶縁破壊する前に
アレスタAR1・AR2が作動することになる。したが
って、受信機2を確実に雷サージから保護することがで
きる。
【0037】また、従来では、伝送線Lの各線路間にア
レスタARを接続する必要があったが、本実施の形態の
火災報知システム1では、一つの伝送線Lnのみに保護
回路3を接続するだけで、各伝送線L1〜Lnを雷サー
ジから保護できる。よって、アレスタの設置数を減らす
ことができ、設備コストの削減をはかれる。
【0038】また、保護回路3の両方向ツェナーダイオ
ードZD1は、抵抗素子R1と、アレスタAR1・AR
2とにより、雷サージのストレスから保護されている。
このため、保護回路3の寿命は、主にアレスタAR1・
AR2に依存している。このような保護回路3におい
て、二つのアレスタAR1・AR2を並列接続する構成
としたので、雷サージが侵入したときに、一方のアレス
タAR1が放電してギャップが摩耗したとしても、まだ
ギャップが摩耗していないもう一方のアレスタAR2に
より、引き続き、保護回路3によるサージ保護機能が保
たれる。よって、保護回路3の寿命をより長くすること
ができる。
【0039】また、一方のアレスタAR1のギャップが
摩耗した場合には、アレスタAR1を交換するだけで、
保護回路3の寿命を延長することができる。このため、
定期的な点検のみで火災報知システム1のサージ保護を
連続的に行え、雷サージによるシステムダウンを回避で
きる。
【0040】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、適宜に変更可能である。
【0041】例えば、図6に示すように、受信機2と、
他棟に設置される中継器盤4との間を接続する伝送線L
のサージインピーダンスを大きくするため、コモンモー
ドサージ保護のコアCを挿入する構成としても良い。図
7(a)、(b)には、伝送線L(L1、L2)にコア
Cを挿入した場合の構成を図示した。この構成によれ
ば、伝送線L1・L2の線間に生じる電圧差を打ち消し
合って、より効果的に雷サージ(コモンモード)から線
間を保護することができる。また、信号(ノーマルモー
ド)に対しては、コアCによる影響はないので、通常通
りの信号の送受信を行える。
【0042】また、図8に示すように、ジャンパピンJ
などを用いて、各伝送線L1〜Lnに抵抗Rを直列に接
続するか、短絡するか、を選択できる構成としても良
い。この構成とすれば、伝送線Lの配線長が短く、サー
ジインピーダンスが期待できない場合にも、抵抗Rを直
列接続させることにより、直列接続部3aの両方向ツェ
ナーダイオードZD1がサージの大電流によりストレス
を受けるのを防止することができる。
【0043】また、受信機2側に、保護回路3や、各伝
送線L1〜Lnに接続される両方向ツェナーダイオード
A1〜Anを備える避雷ユニットであるユニット基板5
(図9に図示。保護回路3、両方向ツェナーダイオード
A1〜Anについては、符号の図示を省略)を設置し
て、各伝送線L1〜Ln、および受信機2の筐体2bに
接続する構成としても良い。ユニット基板5には、アレ
スタAR1・AR2を差し込んで接続するための差込端
子T1が設けられている。これにより、容易にアレスタ
AR1・AR2の交換を行えるようになっている。ま
た、ユニット基板5には、上述したジャンパピンJも設
けられている。
【0044】このユニット基板5を受信機2に設置する
構成とすれば、ユニット基板5全体の機能が寿命により
低下した場合に、ユニット基板5を丸ごと交換すればよ
いので、修理の手間を省略することができる。また、設
置当初においてサージ保護機能を有しない受信機に、ユ
ニット基板5を追加設置することにより、サージ保護を
行うことができる。
【0045】また、伝送線L1〜Lnの線間に、両方向
ツェナーダイオードA1〜Anが並列接続されている構
成としたが、これに限らず、例えば、バリスタ等の他の
サージ吸収素子を並列接続する構成としても良い。線間
保護のために設けるサージ吸収素子は、アレスタAR1
・AR2よりも反応速度が速いものを用い、具体的に
は、例えば、1.5Wのダイオードや、3Wのバリスタ
等が好ましいが、これらの例に限定されるものではな
い。
【0046】また、保護回路3において、抵抗素子R1
の抵抗は10Ω程度であるものとしたが、伝送線L1〜
LnのインピーダンスI1〜Inに比べて十分に低い値
であればよく、抵抗値は適宜に変更可能である。また、
二つのアレスタAR1・AR2を並列接続するものとし
たが、三つ以上のアレスタを並列接続しても良いし、場
合によってはアレスタを一つだけ接続する構成としても
良い。
【0047】また、受信機2側に保護回路3を接続する
構成としたが、中継器盤側にも保護回路3を接続する構
成としても良い。さらに、本発明の避雷システム、避雷
ユニットの適用例として火災報知システム1を挙げた
が、この例に特に限定されるものではなく、例えば、プ
ラント設備の集中制御システムや、警備システム等、各
種システムに設置される機器のサージ保護に本発明を適
用できるのは勿論である。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、保護回路
が線路とアースとの間に並列接続されているので、雷サ
ージが線路から侵入すると、雷サージは瞬時に保護回路
の抵抗素子側へ導かれてアースへ逃がされる。これによ
り、線路から機器側へ侵入するサージ電圧が低く抑えら
れ、その後、保護回路の放電ギャップ式アレスタが放電
を開始する。したがって、機器が内部絶縁破壊する前に
放電ギャップ式アレスタが作動することになり、機器を
確実に雷サージから保護できる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、一つの線路
のみに放電ギャップ式アレスタを接続するだけで、線路
間を雷サージから保護できる。よって、放電ギャップ式
アレスタの設置数を減少でき、設備コストの削減をはか
れる。請求項3記載の発明によれば、保護回路の寿命を
より長くすることができる。また、ギャップが摩耗した
放電ギャップ式をアレスタに交換するだけで、保護回路
の寿命を延長できる。
【0050】請求項4記載の発明によれば、避雷ユニッ
トをシステムに設けて、保護回路を線路とアースとの間
に並列接続するだけで、システムの機器を確実に雷サー
ジから保護できる。また、避雷ユニットの機能が低下し
た場合には、避雷ユニットを丸ごと交換すればよく、修
理の手間を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の避雷システムを適用した一実施の形態
の火災報知システムの受信機側の構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図2】図1中の伝送線、および保護回路の回路構成を
示す概略図である。
【図3】図2中の保護回路の構成を示す図である。
【図4】図2中の保護回路の動作を説明するための図面
である。
【図5】図2中の保護回路の作動特性を説明するための
グラフである。
【図6】コモンモードサージ除去用のコアを備える火災
報知システムを示す概略図である。
【図7】図6に示すの伝送線の回路の構成例を示す図で
ある。
【図8】抵抗・短絡切替用のジャンパピンを備える火災
報知システムの一例を示す図である。
【図9】本発明の避雷ユニットを適用した一実施の形態
のユニット基板を示す概略斜視図である。
【図10】従来の火災報知システムを示す概略図であ
る。
【図11】図10中の受信機側の構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図12】図11中の保安器の回路構成を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 火災報知システム(避雷システム) 2 受信機(機器) 3 保護回路 3a 直列接続部 5 ユニット基板(避雷ユニット) A1〜An 両方向ツェナーダイオード(サージ吸収素
子) AR1・AR2 アレスタ(放電ギャップ式アレスタ) G2 アース L1〜Ln 伝送線(線路) R1 抵抗素子 ZD1 両方向ツェナーダイオード(電圧依存性素子)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器と、この複数の機器間で信号
    を伝送する線路と、を備え、雷サージから前記機器を保
    護する避雷システムであって、 前記線路の固有抵抗に比べて抵抗が小さい抵抗素子と、
    所定電圧以下では電流を流さない電圧依存性素子とを直
    列に接続して構成される直列接続部と、放電ギャップ式
    アレスタと、を互いに並列接続して構成される保護回路
    が、前記線路とアースとの間に並列接続されていること
    を特徴とする避雷システム。
  2. 【請求項2】 線路を複数備え、 各線路間にはサージ吸収素子が並列に接続され、 前記複数の線路のうちの任意の一つの線路とアースとの
    間にのみ保護回路が並列接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の避雷システム。
  3. 【請求項3】 保護回路において、放電ギャップ式アレ
    スタが複数並列に接続されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の避雷システム。
  4. 【請求項4】 複数の機器と、この複数の機器間で信号
    を伝送する線路と、を備えるシステムに設けられ、雷サ
    ージから前記機器を保護する避雷ユニットであって、 前記線路の固有抵抗に比べて抵抗が小さい抵抗素子と、
    所定電圧以下では電流を流さない電圧依存性素子とを直
    列に接続して構成される直列接続部と、放電ギャップ式
    アレスタと、を互いに並列接続して構成され、前記線路
    とアースとの間に並列接続される保護回路を備えること
    を特徴とする避雷ユニット。
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