JP2003070001A - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JP2003070001A
JP2003070001A JP2001256606A JP2001256606A JP2003070001A JP 2003070001 A JP2003070001 A JP 2003070001A JP 2001256606 A JP2001256606 A JP 2001256606A JP 2001256606 A JP2001256606 A JP 2001256606A JP 2003070001 A JP2003070001 A JP 2003070001A
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JP2001256606A
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Eiji Obara
英司 小原
Shinichi Hattori
伸一 服部
Fumitoshi Karube
文利 軽部
Kenichi Asano
研一 浅野
Hidenori Sato
英徳 佐藤
Ayako Nemoto
亞矢子 根本
Nobuaki Motoyama
信明 本山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号量を最小にする最適ベクトルを選択す
る。 【解決手段】 入力画像101と参照画像102との間
の取り得る複数の動きベクトル121の中から最適ベク
トル103を求める動画像符号化装置であって、取り得
る複数の動きベクトル121について、動き補償処理部
11が参照画像102から予測画像122を抽出し、入
力画像101と予測画像122の差分である予測誤差信
号123の周波数係数125を可変長符号化部15が可
変長符号化して符号量126を求め、ベクトル選択部1
6が、取り得る複数の動きベクトル121の中から、符
号量126が最小となる最適ベクトル103を選択す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル放送
用の映像送信装置、DVDやディジタルVTR、ディジ
タルハンディカム等の蓄積メディア装置等に適用される
動き補償回路を備えた動画像符号化装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は日経BP出版センター発行(19
96年1月20日)の「ディジタル画像圧縮の基礎」に
記載されている従来の動画像符号化装置の構成を示すブ
ロック図である。図において、51は入力画像101と
符号化済みの参照画像102を入力し、最適ベクトル1
03と予測画像104を出力する動き補償回路、52は
入力画像101と予測画像104との差分を求めて予測
誤差信号105を出力する減算器、53は入力された予
測誤差信号105を直交変換(DCT:DiscreteCosine
Transform)し周波数係数106を出力する直交変換回
路である。
【0003】また、図8において、54は直交変換回路
53からの周波数係数106を量子化する量子化回路、
55は量子化回路54からの量子化された周波数係数1
07と動き補償回路51からの最適ベクトル103を可
変長符号化し符号化データ108を出力する可変長符号
化回路である。この可変長符号化回路55は、図示して
いないが、量子化された周波数係数107を可変長符号
化する可変長符号化部と、最適ベクトル103を可変長
符号化する動きベクトル符号化部により構成されてい
る。
【0004】さらに、図8において、56は量子化回路
54からの量子化された周波数係数107を逆量子化す
る逆量子化回路、57は逆量子化回路56からの逆量子
化された周波数係数109を直交逆変換する直交逆変換
回路、58は直交逆変換回路57からの直交逆変換され
た周波数係数110と動き補償回路51からの予測画像
104を加算して復号画像111を出力する加算器、5
9は加算器58からの復号画像111を保持し参照画像
102として出力するフレームメモリである。
【0005】さらに、図8において、60は可変長符号
化回路55からの符号化データ108を蓄積するバッフ
ァ、61はバッファ60に蓄積されている符号化データ
108の符号量112を入力し、符号量112の中の量
子化ステップ113を量子化回路54に出力して符号化
制御を行う符号化制御回路である。
【0006】図9は図8に示す動き補償回路51の構成
を示すブロック図である。動き補償回路51は基本的に
動き補償処理部71のみから構成される。
【0007】次に動作について説明する。動き補償処理
部71、すなわち動き補償回路51は、現フレームの画
像である入力画像101と符号化済みの参照画像102
を入力して、入力画像101に最も似かよった画像を参
照画像102中から探索する。探索方法は、入力画像1
01と参照画像102との差分絶対値和を求め、参照画
像102中で最も小さい差分絶対値和を与える画像を予
測画像104として出力する。
【0008】このとき、予測画像104が現フレームに
おける入力画像101の位置からどのくらい空間的に動
いているかを示すものが動きベクトルである。この動き
ベクトルは最適ベクトル103として可変長符号化回路
55に備えられた動きベクトル符号化部に送られ符号化
されてバッファ60に蓄積される。
【0009】図10は動き補償回路51の動きベクトル
探索の動作を示すフローチャートである。ステップST
1において、動きベクトル(Vx,Vy)の初期値と、
入力画像101と参照画像102との輝度成分の差分絶
対値和の最小値Minの初期値を設定する。ここで、動
きベクトル(Vx,Vy)の初期値は、例えば(0,
0)でも良く、差分絶対値和の最小値Minの初期値
は、例えばこの動画像符号化装置で設定可能な最大値を
設定する。ステップST2において、設定された動きベ
クトルに従って入力画像101と参照画像102の輝度
成分の差分絶対値和Difを計算する。
【0010】ステップST3において、ステップST2
で算出した差分絶対値和DifとステップST1で設定
した差分絶対値和の最小値Minを比較する。Difが
Minより小さい場合はステップST4に移行し、差分
絶対値和の最小値Minと動きベクトル(Vx,Vy)
を更新する。すなわち、Minの値をDifにし、この
ときの動きベクトル(Vx,Vy)を図示していないメ
モリ(MVx,MVy)に保存しステップST5に移行
する。
【0011】また、ステップST3でDifがMin以
上であった場合は、直接ステップST5に移行する。ス
テップST5において、取り得る複数の動きベクトル全
てに対して上記ステップST2〜ST4の処理を実行し
たかをチェックし、全て終了していない場合には、ステ
ップST6に移行し次の動きベクトル(Vx,Vy)を
設定して、ステップST2以降の処理を繰り返す。ステ
ップST5で全て終了している場合は、メモリ(MV
x,MVy)の値を最適ベクトル103として選択し動
きベクトル探索を終了する。
【0012】図8において、減算器52は、入力画像1
01と動き補償回路51からの最適ベクトル103に対
応した予測画像104との差分を求め、予測誤差信号1
05として出力する。直交変換回路53は予測誤差信号
105を直交変換し周波数係数106を出力し、量子化
回路54は符号化制御回路61からの量子化ステップ1
13に応じて周波数係数106を量子化し、可変長符号
化回路55は、内部の可変長符号化部により量子化され
た周波数係数107を可変長符号化すると共に、内部の
動きベクトル符号化部により最適ベクトル103を可変
長符号化する。この可変長符号化回路55内の可変長符
号化部と動きベクトル符号化部で発生する情報量の合計
が発生情報量である符号量112となる。
【0013】上記処理において、一般的に、予測画像1
04は画像を構成する輝度成分と色差成分のうち輝度成
分のみであり、減算器52は入力画像101の輝度成分
と予測画像104の輝度成分の差分を求め、輝度成分の
みの予測誤差信号105を出力している。
【0014】従来の動き動画像符号化における動きベク
トル探索では、上述したように入力画像101と参照画
像102の差分絶対値和が最小となる動きベクトルを最
適ベクトル103として選択している。しかし、動画像
圧縮符号化方式であるMPEG−2の動き補償フレーム
間予測においては、入力画像101と予測画像104と
の差分である予測誤差信号105に対して、直交変換、
量子化、可変長符号化の処理が行われた結果、符号量1
12が発生している。しかも、この符号化過程では、低
周波数領域の予測誤差信号105に対して有利な方式を
とっているため、予測誤差信号105に高周波数領域の
成分が多く含まれる場合には、発生情報量である符号量
112が多くなる傾向がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の動画像符号化装
置は以上のように構成され、動きベクトル探索では、予
測誤差信号105の周波数成分とは無関係に、入力画像
101と参照画像102の差分絶対値和が最小値となる
動きベクトル103を選択しているため、選択された参
照画像102、すなわち予測画像104により生成され
た予測誤差信号105が必ずしも発生情報量である符号
量112を最小にするとは限らないので、実際に符号量
112を最小にする最適ベクトル103を探索できず、
符号化効率を向上させることができないという課題があ
った。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、実際に符号量112を最小にする
最適ベクトル103を選択し、符号化効率を向上させる
ことができる動画像符号化装置を得ることを目的とす
る。
【0017】この課題を解決するものとして、予測誤差
信号105の周波数成分に着目し高周波数領域に含まれ
る周波数成分が少ない動きベクトル探索の方式が考えら
れるが、この方式は上記MPEG−2の符号化過程の直
交変換結果を基準に動きベクトル探索することと等価で
あり、符号量112を最小とする観点からは、さらに、
量子化し符号化して、符号化過程の最終段階である可変
長符号化の結果が最小となる動きベクトルを選択するこ
とが最適となる。すなわち、実際の符号化過程から出力
される符号量112に対応して動きベクトルの探索を行
うことで、符号量112を最小にする最適ベクトル10
3を選択することが可能となる。
【0018】動画像符号化装置における動きベクトル探
索は動画像符号化処理において最も時間を要する処理で
あり、現状は従来例のように入力画像101と参照画像
102の差分絶対値和や分散等を評価する方式が一般的
である。しかし、近い将来、実装技術の向上や量子計算
機の実用化等によるパラダイムシフトによって、動きベ
クトル探索処理に直交変換、量子化、可変長符号化の処
理を追加しても、処理時間やコストの問題は解決される
ものと予想される。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る動画像符
号化装置は、動きベクトルと予測画像を出力する動き補
償処理部と、予測誤差信号を出力する減算器と、予測誤
差信号を周波数係数に変換する直交変換部と、周波数係
数を量子化する量子化部と、量子化された周波数係数を
可変長符号化し、予測誤差信号の符号量を求める可変長
符号化部と、取り得る複数の動きベクトルの中から、予
測誤差信号の符号量が最小となる動きベクトルを最適ベ
クトルとして選択するベクトル選択部とを備えたもので
ある。
【0020】この発明に係る動画像符号化装置は、動き
ベクトルと予測画像を出力する動き補償処理部と、予測
誤差信号を出力する減算器と、予測誤差信号を周波数係
数に変換する直交変換部と、周波数係数を量子化する量
子化部と、量子化された周波数係数を可変長符号化し、
予測誤差信号の符号量を求める可変長符号化部と、動き
ベクトルを符号化してベクトル符号量を求めるベクトル
符号化部と、取り得る複数の動きベクトルの中から、予
測誤差信号の符号量とベクトル符号量の合計が最小とな
る動きベクトルを最適ベクトルとして選択するベクトル
選択部とを備えたものである。
【0021】この発明に係る動画像符号化装置は、動き
ベクトルと予測画像を出力する動き補償処理部と、予測
誤差信号を出力する減算器と、予測誤差信号を周波数係
数に変換する直交変換部と、周波数係数を量子化する量
子化部と、量子化された周波数係数を第1のスキャン方
式で可変長符号化し第1の符号量を求める第1の可変長
符号化部と、量子化された周波数係数を第2のスキャン
方式で可変長符号化し第2の符号量を求める第2の可変
長符号化部と、取り得る複数の動きベクトルの中から、
第1の符号量及び第2の符号量の中で符号量が最小とな
る動きベクトルを最適ベクトルとして出力するベクトル
選択部とを備えたものである。
【0022】この発明に係る動画像符号化装置は、動き
ベクトルと予測画像を出力する動き補償処理部と、予測
誤差信号を出力する減算器と、予測誤差信号を周波数係
数に変換する直交変換部と、周波数係数を量子化する量
子化部と、量子化された周波数係数を第1のスキャン方
式で可変長符号化し第1の符号量を求める第1の可変長
符号化部と、量子化された周波数係数を第2のスキャン
方式で可変長符号化し第2の符号量を求める第2の可変
長符号化部と、動きベクトルを符号化しベクトル符号量
を求めるベクトル符号化部と、取り得る複数の動きベク
トルの中から、第1の符号量又は上記第2の符号量と、
ベクトル符号量の合計が最小となる動きベクトルを最適
ベクトルとして出力するベクトル選択部とを備えたもの
である。
【0023】この発明に係る動画像符号化装置は、減算
器が入力画像と予測画像から輝度成分により構成される
予測誤差信号を出力するものである。
【0024】この発明に係る動画像符号化装置は、減算
器が入力画像と予測画像から輝度成分と色差成分により
構成される予測誤差信号を出力するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による動
画像符号化装置における動き補償回路51の構成を示す
ブロック図である。なお、この発明の実施の形態1によ
る動画像符号化装置の全体の構成は従来の図8に示す構
成とほぼ同等であるが、図8において、符号化制御回路
61からの量子化ステップ113が動き補償回路51に
も入力される点が異なっている。
【0026】図1において、11は入力画像101と符
号化済みの参照画像102を入力し動きベクトル121
と予測画像122を出力する動き補償処理部、12は入
力画像101と予測画像122との差分を求めて予測誤
差信号123を出力する減算器、13は入力された予測
誤差信号123を直交変換し周波数係数124を出力す
る直交変換部である。
【0027】また、図1において、14は直交変換部1
3から出力された周波数係数124を量子化ステップ1
13に応じて量子化する量子化部、15は量子化部14
からの量子化された周波数係数125を可変長符号化し
予測誤差信号123の符号量126を出力する可変長符
号化部、16は取り得る複数の動きベクトル121につ
いて可変長符号化部15からの符号量126を入力し、
符号量126が最小となる動きベクトル121を最適ベ
クトル103として選択するベクトル選択部である。
【0028】次に動作について説明する。動き補償処理
部11は、入力画像101に対して、参照画像102か
ら動きベクトル121に従った予測画像122を出力す
る。ここで、入力画像101と予測画像122は1フレ
ーム全体ではなく、例えば、一定の大きさm×m(m>
0:整数)画素を持つブロックであり、代表例としては
MPEGのMB(Macro Block)である。さ
らに、画像信号は輝度成分と色差成分から構成される
が、予測画像122は輝度成分のみとする。
【0029】減算器12は入力画像101と予測画像1
22との差分を求め、予測誤差信号123を出力する。
直交変換部13は予測誤差信号123を入力し、MPE
G−2に準拠してDCTによる直交変換を行い周波数係
数124を出力する。このとき、予測誤差信号123
は、n×n(n>0:整数)画素の大きさを持つN個
(N>0:整数)のサブブロックに分割され、サブブロ
ック単位でDCTによる直交変換処理が行われ、周波数
係数124はN個のサブブロックの周波数係数を全て含
むものとする。
【0030】量子化部14は、図8の符号化制御回路6
1から与えられる量子化ステップ113に応じて、各サ
ブブロックの直交変換後の周波数係数124を量子化す
る。可変長符号化部15は、量子化された周波数係数1
25を入力し、例えば、MPEG−2のオルタネートス
キャン方式で、入力した周波数係数125をスキャンし
て可変長符号化を行い、その符号量126をベクトル選
択部16に出力する。
【0031】ベクトル選択部16は、取り得る複数の動
きベクトル121について可変長符号化部15からの符
号量126を入力し、符号量126が最小となる動きベ
クトル121を最適ベクトル103として選択し出力す
る。そのときの予測画像122は、最適ベクトル103
を選択後、従来例と同様に予測画像104として動き補
償回路51から図8に示す減算器52に出力される。ま
た、最適ベクトル103は可変長符号化回路55に出力
される。
【0032】図2は図1に示す動き補償回路51の動き
ベクトル探索の動作を示すフローチャートである。ステ
ップST11において、動きベクトル121(Vx,V
y)の初期値、及び発生情報量である符号量最小値MI
Nの初期値を設定する。ここで、動きベクトル(Vx,
Vy)の初期値は、例えば(0,0)でも良く、符号量
最小値MINの初期値は、例えばこの動画像符号化装置
で設定可能な最大値を設定する。ステップST12にお
いて、動き補償処理部11が、動きベクトル121(V
x,Vy)に従って入力画像101と参照画像102か
ら予測画像122を減算器12に出力し、減算器12が
入力画像101と予測画像122との差分を求めて予測
誤差信号123を出力する。
【0033】ステップST13において、直交変換部1
3が、減算器12からの予測誤差信号123に対してD
CTによる直交変換を行い、周波数係数124を出力す
る。ステップST14において、量子化部14が周波数
係数124を量子化し、ステップST15において、可
変長符号化部15が量子化された周波数係数125を可
変長符号化し、その符号化結果の発生情報量である符合
量Inf126を出力する。
【0034】ステップST16において、符号量Inf
と符号量最小値MINを比較し、InfがMINより小
さい場合には、ステップST17に移行し、符号量最小
値MINと動きベクトル(Vx,Vy)を更新する。す
なわち、MINの値をInfに変更し、また、図示して
いないメモリ(MVx、MVy)に動きベクトル(V
x,Vy)をセットして、ステップST18に移行す
る。一方、InfがMINより大きい場合には、直接ス
テップST18に移行する。
【0035】ステップST18において、取り得る複数
の動きベクトル121全てに対して上記ステップST1
2〜ST17の処理を実行したかをチェックし、全て終
了していない場合は、ステップST19に移行し、次の
動きベクトル121(Vx,Vy)を設定して、ステッ
プST12〜ST17までの処理を繰り返す。全て終了
している場合は、メモリ(MVx,MVy)の値を最適
ベクトル103として選択し、動きベクトル探索を終了
する。
【0036】このように、この実施の形態1による動画
像符号化装置における動き補償フレーム間予測では、1
つの動きベクトル探索を行う毎に、予測誤差信号123
の生成、予測誤差信号123の直交変換、直交変換後の
周波数係数124の量子化、量子化された周波数係数1
25の可変長符号化までの符号化処理を、取り得る複数
の動きベクトル121全てに対して行い、可変長符号化
結果である符合量126が最小となる動きベクトル12
1を選択し、最適ベクトル103として出力する。
【0037】そのため、従来例と比較して、図8に示す
可変長符号化回路55が出力する符号量112を削減す
ることが可能となり、あるMBで削減した符号量分を他
のMBに分配すれば、フレーム全体の画質を向上するこ
とが可能となる。以降、この発明による動きベクトル探
索をVLC(Variable Length Cod
e)最小値探索と称す。但し、VLC最小値探索と従来
法による探索結果が等しくなる場合があり、VLC最小
値探索によりフレームを構成する全てのMBで発生情報
量である符号量112が削減されるわけではない。
【0038】また、VLC最小値探索後は、従来と同様
に、最適ベクトル103に従って、参照画像102から
予測画像104を抽出し、入力画像101と予測画像1
04から減算器52で予測誤差信号105を生成して、
直交変換回路53で予測誤差信号105を直交変換し、
直交変換回路53から出力される周波数係数106を量
子化回路54で量子化し、量子化回路54からの量子化
された周波数係数107と、動き補償回路51のベクト
ル選択部16からの動きベクトル103を可変長符号化
回路55で可変長符号化する。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、予測誤差信号123の符号量126が最小となる動
きベクトル121を最適ベクトル103として選択する
ことにより、実際の発生情報量である符号量112に即
した最適ベクトル103の選択が可能となり、従来例と
比較して符号量112を削減することができ、符号化効
率を向上させることができるという効果が得られる。
【0040】この実施の形態では、動き補償処理部11
から輝度成分のみの予測画像122を出力し、輝度成分
のみの予測誤差信号123の符号量126より、最適ベ
クトル103を選択しているが、図8に示す直交変換回
路53、量子化回路54、可変長符号化回路55が、入
力画像の輝度成分と色差成分を対象に符号化する場合に
は、動き補償処理部11から輝度成分と色差成分の予測
画像122を出力し、輝度成分と色差成分の予測誤差信
号123の符号量126により、最適ベクトル103を
選択することで、実際の発生情報量である符号量112
を正確に削減することができ、符号化効率を向上させる
ことができるという効果が得られる。
【0041】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による動画像符号化装置における動き補償回路51
の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図1と
同一部分は同一符号を付与して説明を割愛する。図にお
いて、21は動き補償処理部11からの動きベクトル1
21を符号化しベクトル符号量127を出力するベクト
ル符号化部である。また、22は取り得る複数の動きベ
クトル121について、可変長符号化部15からの符号
量126と、ベクトル符号化部21からのベクトル符号
量127を入力し、符号量126とベクトル符号量12
7の合計が最小となる動きベクトル121を最適ベクト
ル103として選択するベクトル選択部である。
【0042】次に動作について説明する。ベクトル符号
化部21は動き補償処理部11からの動きベクトル12
1をMPEG−2に準拠した方法でベクトル符号化しベ
クトル符号量127を出力する。ベクトル選択部22
は、取り得る複数の動きベクトル121について、可変
長符号化部15からの符号量126と、ベクトル符号化
部21からのベクトル符号量127を入力し、符号量1
26とベクトル符号量127の合計が最小となる動きベ
クトル121を最適ベクトル103として選択して出力
する。その他の動作は実施の形態1と同様である。
【0043】図8に示す可変長符号化回路55で発生す
る符号量112は、可変長符号化回路55内の可変長符
号化部と動きベクトル符号化部で発生する情報量の合計
であるので、動き補償回路51において、予測誤差信号
123の符号量126とベクトル符号量127の合計が
最小となる動きベクトル121を最適ベクトル103と
して選択することで、可変長符号化回路55で発生する
符号量112を、より正確に削減できる。
【0044】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、予測誤差信号123の符号量126と動きベクトル
121のベクトル符号量127の合計が最小となる動き
ベクトル121を最適ベクトル103として選択するこ
とにより、実際の発生情報量である符号量112に即し
た最適ベクトル103の選択が可能となり、従来例と比
較して符号量112を削減することができると共に、実
施の形態1と比較して、より正確に符号量112を削減
することができ、符号化効率を向上させることができる
という効果が得られる。
【0045】また、この実施の形態2でも、図8に示す
直交変換回路53、量子化回路54、可変長符号化回路
55が、入力画像の輝度成分と色差成分を対象に符号化
する場合には、動き補償処理部11から輝度成分と色差
成分の予測画像122を出力し、輝度成分と色差成分の
予測誤差信号123の符号量126とベクトル符号量1
27により、最適ベクトル103を選択することで、実
際の発生情報量である符号量112を正確に削減するこ
とができ、符号化効率を向上させることができるという
効果が得られる。
【0046】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による動画像符号化装置における動き補償回路51
の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図1と
同一部分は同一符号を付与して説明を割愛する。図にお
いて、31は量子化された周波数係数125をジグザグ
スキャン方式で可変長符号化して符号量128を出力す
る第1の可変長符号化部、32は量子化された周波数係
数125をオルタネートスキャン方式で可変長符号化し
て符号量129を出力する第2の可変長符号化部であ
る。
【0047】また、図4において、33は取り得る複数
の動きベクトル121について、第1の可変長符号化部
31から出力される符号量128と、第2の可変長符号
化部32から出力される符号量129を入力し、符号量
が最小となる動きベクトル121を最適ベクトル103
として選択するベクトル選択部である。
【0048】図5はMPEG−2のジグザグスキャン方
式を示す図であり、図6はMPEG−2のオルタネート
スキャン方式を示す図である。図5、図6において、数
字はスキャンする順序を示す。図8に示す可変長符号化
回路55が、このように異なるスキャン方式で、可変長
符号化することにより、各フレームに最適なスキャンを
実行できる。MPEG−2では、このスキャン方式はフ
レーム単位に指定可能である。
【0049】次に動作について説明する。第1の可変長
符号化部31は量子化された周波数係数125を図5に
示すジグザグスキャン方式で可変長符号化して符号量1
28を出力する。また、第2の可変長符号化部32は量
子化された周波数係数125を図6に示すオルタネート
スキャン方式で可変長符号化して符号量129を出力す
る。
【0050】図示していないが、第1の可変長符号化部
31又は第2の可変長符号化部32に十分な容量のバッ
ファを接続しておき、ベクトル選択部33は、1フレー
ム分の第1の可変長符号化部31からの符号量128と
第2の可変長符号化部32からの符号量129を蓄積
し、蓄積されている符号量の中から最小の符号量となる
動きベクトル121を最適ベクトル103として選択し
て出力する。その他の動作は実施の形態1と同様であ
る。
【0051】上記処理では、フレーム毎に最小の符号量
となる動きベクトル121を選択しているが、入力画像
101の連続性を考慮して、前フレームの符号化におい
て第1の可変長符号化部31又は第2の可変長符号化部
32何れかの符号量が小さかった方の動きベクトル12
1を、現在のフレームにおける最適ベクトル103とし
て選択するようにしても良い。
【0052】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、予測誤差信号123をジグザグスキャン方式で可変
長符号化して符号量128を出力し、また、オルタネー
トスキャン方式で可変長符号化して符号量129を出力
し、符号量128,129が最小となる動きベクトル1
21を最適ベクトル103として選択することにより、
実際の発生情報量である符号量112に即した最適ベク
トル103の選択が可能となり、従来例と比較して符号
量112を削減することができると共に、実施の形態1
と比較して、より正確に符号量112を削減することが
でき、符号化効率を向上させることができるという効果
が得られる。
【0053】また、この実施の形態3でも、図8に示す
直交変換回路53、量子化回路54、可変長符号化回路
55が、入力画像の輝度成分と色差成分を対象に符号化
する場合には、動き補償処理部11から輝度成分と色差
成分の予測画像122を出力し、輝度成分と色差成分の
予測誤差信号123の符号量128,129により、最
適ベクトル103を選択することで、実際の発生情報量
である符号量112を正確に削減することができ、符号
化効率を向上させることができるという効果が得られ
る。
【0054】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による動画像符号化装置における動き補償回路51
の構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図1と
同一部分は同一符号を付与して説明を割愛する。図にお
いて、ベクトル符号化部21は上記実施の形態2の図3
に示すものと同等であり、第1の可変長符号化部31及
び第2の可変長符号化部32は、上記実施の形態3の図
4に示すものと同等である。
【0055】また、図7において、41は取り得る複数
の動きベクトル121のうち、第1の可変長符号化部3
1が出力する符号量128又は第2の可変長符号化部3
2が出力する符号量129と、ベクトル符号化部21が
出力するベクトル符号量127の合計が最小となる動き
ベクトル121を最適ベクトル103として選択するベ
クトル選択部である。
【0056】次に動作について説明する。実施の形態3
と同様にして、予測誤差信号123に対して、第1の可
変長符号化部31が量子化された周波数係数125を図
5に示すジグザグスキャン方式で可変長符号化して符号
量128を出力し、第2の可変長符号化部32が量子化
された周波数係数125を図6に示すオルタネートスキ
ャン方式で可変長符号化して符号量129を出力する。
【0057】また、ベクトル符号化部21は、実施の形
態2と同様にして、動きベクトル121を符号化してベ
クトル符号量127を出力する。ベクトル選択部41
は、取り得る複数の動きベクトル121の中から、第1
の可変長符号化部31が出力する符号量128又は第2
の可変長符号化部32が出力する符号量129と、ベク
トル符号化部21が出力するベクトル符号量127の合
計が最小となる動きベクトル121を最適ベクトル10
3として選択して出力する。その他の動作は実施の形態
1と同様である。
【0058】上記処理では、フレーム毎に第1の可変長
符号化部31が出力する符号量128又は第2の可変長
符号化部32が出力する符号量129と、ベクトル符号
化部21が出力するベクトル符号量127の合計が最小
となる動きベクトル121を最適ベクトル103として
選択しているが、入力画像101の連続性を考慮して、
前フレームの符号化において、第1の可変長符号化部3
1からの符号量128又は第2の可変長符号化部32か
らの符号量129と、ベクトル符号化部21からのベク
トル符号量127の合計が最小となる動きベクトル12
1を、現在のフレームにおける最適ベクトル103とし
て選択するようにしても良い。
【0059】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、予測誤差信号123をジグザグスキャン方式で可変
長符号化して符号量128を出力し、また、オルタネー
トスキャン方式で可変長符号化して符号量129を出力
し、予測誤差信号123の符号量128又は符号量12
9とベクトル符号量127の合計が最小となる動きベク
トル121を最適ベクトル103として選択することに
より、実際の発生情報量である符号量112に即した最
適ベクトル103の選択が可能となり、従来例と比較し
て符号量112を削減することができると共に、実施の
形態3と比較して、より正確に符号量112を削減する
ことができ、符号化効率を向上させることができるとい
う効果が得られる。
【0060】また、この実施の形態4でも、図8に示す
直交変換回路53、量子化回路54、可変長符号化回路
55が、入力画像の輝度成分と色差成分を対象に符号化
する場合には、動き補償処理部11から輝度成分と色差
成分の予測画像122を出力し、輝度成分と色差成分の
予測誤差信号123の符号量128,129とベクトル
符号量127により、最適ベクトル103を選択するこ
とで、実際の発生情報量である符号量112を正確に削
減することができ、符号化効率を向上させることができ
るという効果が得られる。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、動きベクトルと予測
画像を出力する動き補償処理部と、予測誤差信号を出力
する減算器と、予測誤差信号を周波数係数に変換する直
交変換部と、周波数係数を量子化する量子化部と、量子
化された周波数係数を可変長符号化し、予測誤差信号の
符号量を求める可変長符号化部と、取り得る複数の動き
ベクトルの中から、予測誤差信号の符号量が最小となる
動きベクトルを最適ベクトルとして選択するベクトル選
択部とを備えたことにより、実際の発生情報量である符
号量を削減することができ、符号化効率を向上させるこ
とができるという効果がある。
【0062】この発明によれば、動きベクトルと予測画
像を出力する動き補償処理部と、予測誤差信号を出力す
る減算器と、予測誤差信号を周波数係数に変換する直交
変換部と、周波数係数を量子化する量子化部と、量子化
された周波数係数を可変長符号化し、予測誤差信号の符
号量を求める可変長符号化部と、動きベクトルを符号化
してベクトル符号量を求めるベクトル符号化部と、取り
得る複数の動きベクトルの中から、予測誤差信号の符号
量とベクトル符号量の合計が最小となる動きベクトルを
最適ベクトルとして選択するベクトル選択部とを備えた
ことにより、実際の発生情報量である符号量をより正確
に削減することができ、符号化効率を向上させることが
できるという効果がある。
【0063】この発明によれば、動きベクトルと予測画
像を出力する動き補償処理部と、予測誤差信号を出力す
る減算器と、予測誤差信号を周波数係数に変換する直交
変換部と、周波数係数を量子化する量子化部と、量子化
された周波数係数を第1のスキャン方式で可変長符号化
し第1の符号量を求める第1の可変長符号化部と、量子
化された周波数係数を第2のスキャン方式で可変長符号
化し第2の符号量を求める第2の可変長符号化部と、取
り得る複数の動きベクトルの中から、第1の符号量及び
第2の符号量の中で符号量が最小となる動きベクトルを
最適ベクトルとして出力するベクトル選択部とを備えた
ことにより、実際の発生情報量である符号量をより正確
に削減することができ、符号化効率を向上させることが
できるという効果がある。
【0064】この発明によれば、動きベクトルと予測画
像を出力する動き補償処理部と、予測誤差信号を出力す
る減算器と、予測誤差信号を周波数係数に変換する直交
変換部と、周波数係数を量子化する量子化部と、量子化
された周波数係数を第1のスキャン方式で可変長符号化
し第1の符号量を求める第1の可変長符号化部と、量子
化された周波数係数を第2のスキャン方式で可変長符号
化し第2の符号量を求める第2の可変長符号化部と、動
きベクトルを符号化しベクトル符号量を求めるベクトル
符号化部と、取り得る複数の動きベクトルの中から、第
1の符号量又は第2の符号量と、ベクトル符号量の合計
が最小となる動きベクトルを最適ベクトルとして出力す
るベクトル選択部とを備えたことにより、実際の発生情
報量である符号量をより正確に削減することができ、符
号化効率を向上させることができるという効果がある。
【0065】この発明によれば、減算器が入力画像と予
測画像から輝度成分と色差成分により構成される予測誤
差信号を出力することにより、入力画像の輝度成分と色
差成分を対象に符号化する場合には、実際の発生情報量
である符号量をより正確に削減することができ、符号化
効率を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による動画像符号化
装置における動き補償回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1における動き補償回
路の動きベクトル探索の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による動画像符号化
装置における動き補償回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3による動画像符号化
装置における動き補償回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3における動き補償回
路のMPEG−2のジグザグスキャン方式を示す図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3における動き補償回
路のMPEG−2のオルタネートスキャン方式を示す図
である。
【図7】 この発明の実施の形態4による動画像符号化
装置における動き補償回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 従来の動画像符号化装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】 従来の動画像符号化装置における動き補償回
路の構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の動画像符号化装置における動き補償
回路の動きベクトル探索の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
11 動き補償処理部、12 減算器、13 直交変換
部、14 量子化部、15 可変長符号化部、16 ベ
クトル選択部、21 ベクトル符号化部、22ベクトル
選択部、31 第1の可変長符号化部、32 第2の可
変長符号化部、33 ベクトル選択部、41 ベクトル
選択部、51 動き補償回路、52減算器、53 直交
変換回路、54 量子化回路、55 可変長符号化回
路、56 逆量子化回路、57 直交逆変換回路、58
加算器、59 フレームメモリ、60 バッファ、6
1 符号化制御回路、101 入力画像、102 参照
画像、103 最適ベクトル、104 予測画像、10
5 予測誤差信号、106 周波数係数、107 周波
数係数、108 符号化データ、109 周波数係数、
110 周波数係数、111 復号画像、112 符号
量、113 量子化ステップ、121 動きベクトル、
122 予測画像、123 予測誤差信号、124 周
波数係数、125 周波数係数、126 符号量、12
7 ベクトル符号量、128 符号量、129 符号
量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 軽部 文利 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浅野 研一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 佐藤 英徳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 根本 亞矢子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 本山 信明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK19 MA00 MA23 MC11 ME01 NN10 NN21 PP16 SS01 SS11 TA61 TB07 TC03 TC12 TC38 UA02 5J064 AA02 BA09 BA16 BB03 BC08 BC25 BD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像と符号化済みの参照画像との間
    の取り得る複数の動きベクトルの中から最適ベクトルを
    求める動画像符号化装置であって、 上記入力画像と上記参照画像を入力し、上記入力画像と
    上記参照画像との間の動きベクトルと、この動きベクト
    ルに従い上記参照画像から抽出した予測画像を出力する
    動き補償処理部と、 上記入力画像と上記予測画像との差分を求めて予測誤差
    信号を出力する減算器と、 上記予測誤差信号を周波数係数に変換する直交変換部
    と、 上記周波数係数を量子化し量子化された周波数係数を出
    力する量子化部と、 上記量子化された周波数係数を可変長符号化し、上記予
    測誤差信号の符号量を求める可変長符号化部と、 上記動き補償処理部からの動きベクトルと上記可変長符
    号化部からの予測誤差信号の符号量を入力し、上記取り
    得る複数の動きベクトルの中から、上記予測誤差信号の
    符号量が最小となる動きベクトルを上記最適ベクトルと
    して選択するベクトル選択部とを備えたことを特徴とす
    る動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 入力画像と符号化済みの参照画像との間
    の取り得る複数の動きベクトルの中から最適ベクトルを
    求める動画像符号化装置であって、 上記入力画像と上記参照画像を入力し、上記入力画像と
    上記参照画像との間の動きベクトルと、この動きベクト
    ルに従い上記参照画像から抽出した予測画像を出力する
    動き補償処理部と、 上記入力画像と上記予測画像との差分を求めて予測誤差
    信号を出力する減算器と、 上記予測誤差信号を周波数係数に変換する直交変換部
    と、 上記周波数係数を量子化し量子化された周波数係数を出
    力する量子化部と、 上記量子化された周波数係数を可変長符号化し、上記予
    測誤差信号の符号量を求める可変長符号化部と、 上記動き補償処理部からの動きベクトルを符号化してベ
    クトル符号量を求めるベクトル符号化部と、 上記動き補償処理部からの動きベクトル、上記可変長符
    号化部からの予測誤差信号の符号量、及び上記ベクトル
    符号化部からのベクトル符号量を入力し、上記取り得る
    複数の動きベクトルの中から、上記予測誤差信号の符号
    量と上記ベクトル符号量の合計が最小となる動きベクト
    ルを上記最適ベクトルとして選択するベクトル選択部と
    を備えたことを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 入力画像と符号化済みの参照画像との間
    の取り得る複数の動きベクトルの中から最適ベクトルを
    求める動画像符号化装置であって、 上記入力画像と上記参照画像を入力し、上記入力画像と
    上記参照画像との間の動きベクトルと、この動きベクト
    ルに従い上記参照画像から抽出した予測画像を出力する
    動き補償処理部と、 上記入力画像と上記予測画像との差分を求めて予測誤差
    信号を出力する減算器と、 上記予測誤差信号を周波数係数に変換する直交変換部
    と、 上記周波数係数を量子化し量子化された周波数係数を出
    力する量子化部と、 上記量子化された周波数係数を第1のスキャン方式で可
    変長符号化し第1の符号量を求める第1の可変長符号化
    部と、 上記量子化された周波数係数を第2のスキャン方式で可
    変長符号化し第2の符号量を求める第2の可変長符号化
    部と、 上記動き補償処理部からの動きベクトル、上記第1の可
    変長符号化部からの第1の符号量、及び上記第2の可変
    長符号化部からの第2の符号量を入力し、上記取り得る
    複数の動きベクトルの中から、上記第1の符号量及び上
    記第2の符号量の中で符号量が最小となる動きベクトル
    を最適ベクトルとして出力するベクトル選択部とを備え
    たことを特徴とする動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 入力画像と符号化済みの参照画像との間
    の取り得る複数の動きベクトルの中から最適ベクトルを
    求める動画像符号化装置であって、 上記入力画像と上記参照画像を入力し、上記入力画像と
    上記参照画像との間の動きベクトルと、この動きベクト
    ルに従い上記参照画像から抽出した予測画像を出力する
    動き補償処理部と、 上記入力画像と上記予測画像との差分を求めて予測誤差
    信号を出力する減算器と、 上記予測誤差信号を周波数係数に変換する直交変換部
    と、 上記周波数係数を量子化し量子化された周波数係数を出
    力する量子化部と、 上記量子化された周波数係数を第1のスキャン方式で可
    変長符号化し第1の符号量を求める第1の可変長符号化
    部と、 上記量子化された周波数係数を第2のスキャン方式で可
    変長符号化し第2の符号量を求める第2の可変長符号化
    部と、 上記動き補償処理部からの動きベクトルを符号化しベク
    トル符号量を求めるベクトル符号化部と、 上記動き補償処理部からの動きベクトル、上記第1の可
    変長符号化部からの第1の符号量、上記第2の可変長符
    号化部からの第2の符号量、及び上記ベクトル符号化部
    からのベクトル符号量を入力し、上記取り得る複数の動
    きベクトルの中から、上記第1の符号量又は上記第2の
    符号量と、上記ベクトル符号量の合計が最小となる動き
    ベクトルを最適ベクトルとして出力するベクトル選択部
    とを備えたことを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 減算器は入力画像と予測画像から輝度成
    分により構成される予測誤差信号を出力することを特徴
    とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載
    の動画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 減算器は入力画像と予測画像から輝度成
    分と色差成分により構成される予測誤差信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれ
    か1項記載の動画像符号化装置。
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KR100755388B1 (ko) 2006-01-13 2007-09-04 부산대학교 산학협력단 동영상 압축에서의 복원 오차 추정 방법 및 장치

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