JP2003070000A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JP2003070000A
JP2003070000A JP2001253399A JP2001253399A JP2003070000A JP 2003070000 A JP2003070000 A JP 2003070000A JP 2001253399 A JP2001253399 A JP 2001253399A JP 2001253399 A JP2001253399 A JP 2001253399A JP 2003070000 A JP2003070000 A JP 2003070000A
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Kazuyuki Iguma
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号化装置において、符号化効率を悪化
させることなく、参照画像を記憶するメモリの容量を削
減して低コスト化を図る。 【解決手段】 参照画像として入力画像と同一空間位置
の画像を使用し、符号データ書き込み部106aにより
符号データバッファ107に書き込まれた符号データ
を、符号データ読み出し部106bにより、入力画像に
同期して随時符号データバッファから読み出して、参照
画像復号化部108により復号化し、予測画像生成部1
02で予測画像の生成に必要な部分のみを参照画像バッ
ファ104に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像を符号化し
圧縮する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来の動画像符号化装置の構成
を示す。図6において、601は入力画像の一部を一時
的に記憶する入力画像バッファ、602は入力画像と過
去画像等の参照画像との差分を計算し予測画像を生成す
る予測画像生成部、603は入力画像と参照画像の差分
が最も小さくなるような動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出部、604は参照画像を記憶する参照画像メ
モリ、605は予測画像を符号化するフレーム内符号化
部であり、離散コサイン変換(Discrete CosineTransfo
rm:以下、DCTと略称する)処理部605a、量子化
部605b、および可変長符号化部605cから構成さ
れる。606は符号データ書き込み部、607は符号デ
ータを記憶する符号データバッファ、608は参照画像
を生成するための参照画像復号化部であり、逆量子化部
608a、逆DCT処理部608b、および参照画像生
成部608cから構成される。
【0003】次に、このように構成された従来の動画像
符号化装置の動作について説明する。
【0004】画像は、通常、ラスタースキャンと呼ばれ
る方式、すなわち画面の上方からライン単位で入力され
てくる。一方、符号化は、通常、16画素×16ライン
といったブロック単位で行われるので、少なくとも16
ライン分の画像を蓄える必要がある。この画像を蓄える
動作を行うのが入力画像バッファ601である。
【0005】画像データは、入力画像バッファ601か
らブロック単位で読み出され符号化される。動画像の場
合、直前のブロックの画像との相関が高いため、その差
分のみを符号化することで、符号量を大幅に削減するこ
とができる。ただし、画像に動きがある場合、単なる差
分は小さくならないことが多いので、差分が小さくなる
場所を探索する。これが動きベクトル検出である。図7
に、動きベクトル検出の原理を示す。
【0006】図7において、n番目の画像(入力画像)
701の符号化対象ブロック703と、直前の画像(参
照画像)である(n−1)番目の画像702の対応する
ブロックとの差分を計算する。正確には、差分の絶対値
をブロック内で積算した値を計算し、これを評価値とす
る。この評価値の算出を、動き探索範囲704内で(n
−1)番目のブロックの位置をずらしながら繰り返し、
最も評価値が小さくなる場所を探す。この動きベクトル
検出を行うのが動きベクトル検出部603であり、差分
を計算し予測画像を生成するのが予測画像生成部602
である。そして差分を計算するために、参照する画像を
記憶するメモリが参照画像メモリ604である。
【0007】参照画像としては、通常、過去の符号化さ
れた画像を復号した画像が使用される。ここで、過去の
画像を符号化せずにそのまま使用しない理由は、再生時
に得ることのできる画像は復号した画像のみであり、符
号化する前の画像を使用すると誤差が発生するためであ
る。
【0008】予測画像に対して、フレーム内符号化部6
05により1枚の画像の中で符号化が行われる。代表的
な動画像符号化規格であるMPEG(Moving Picture c
oding Experts Group)規格では、フレーム内符号化は
DCTと量子化、それにハフマン符号等の可変長符号の
符号化によって行われる。また、これと同時に、次回に
使用する参照画像を生成する処理が行われる。
【0009】まず、量子化された符号データに対して、
逆量子化および逆DCTが行われ復号される。続いて、
動きベクトルデータに基づいて、参照画像メモリ604
内の参照画像の中から参照すべき場所を特定し、それと
先ほど復号した予測画像を加算して次に使用する参照画
像を生成する。この処理を行うのが参照画像生成部60
8cである。
【0010】フレーム内符号化されたデータは、符号デ
ータ書き込み部606により符号データバッファ607
に書き込まれる。符号データバッファ607は、ストレ
ージ記録用途においては、記録媒体に置き換えてもよ
い。また、通信用途においては、バッファとしての役割
を担う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、参照画像メモリ604に参照画像を1画
面(例えば、352画素×288ライン)分全て記憶す
る必要があり、メモリ容量が大きくなり、低コスト化が
困難という問題があった。特に、携帯電話向けのCMO
Sカメラ等に内蔵することを考えた場合、ロジックIC
とメモリを混載することが必須となり、その場合、メモ
リがLSIの面積の大部分を占めることとなる。したが
って、メモリを削減することが低コスト化において最も
重要な課題となる。
【0012】これを解決するために、予測画像を生成せ
ず、入力画像の全てにフレーム内符号化処理を施す動画
像符号化装置も提案されている。この構成を図8に示
す。この装置では、図6の参照画像メモリ604も参照
画像復号部608も不要であるため、回路規模は大幅に
削減でき、低コスト化を図ることができる。
【0013】しかし、相関のある画像の差分により圧縮
効率を上げるという予測画像符号化の効果が全く無くな
るため、符号化効率が悪く、予測画像を使用する場合と
比較して、発生符号量を同一にしようとすると画質が悪
化し、画質を同等にしようとすると発生符号量が増大す
る。
【0014】そのため、画像を通信する場合は、広い帯
域が必要となり、また画像を記録媒体に記録する場合
は、容量当たりの記録時間が減少する等の欠点があっ
た。
【0015】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、符号化効率を悪化させること
なく、参照画像を記憶するメモリの容量を削減して低コ
スト化を図った画像符号化装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1の画像符号化装置は、入力された
画像信号の一部を一時的に記憶する入力画像バッファ
と、入力画像バッファからの入力画像と過去画像である
参照画像との差分データとして予測画像を生成する予測
画像生成部と、予測画像生成部からの予測画像を符号化
するフレーム内符号化部と、フレーム内符号化部により
符号化されたデータを一時的に記憶する符号データバッ
ファと、符号データバッファに符号化データを書き込む
符号データ書き込み部と、参照画像を生成するために、
過去の符号化された画像信号を符号データバッファから
読み出す符号データ読み出し部と、符号データバッファ
から読み出された符号データを復号化する参照画像復号
化部と、参照画像復号化部により復号化された参照画像
の一部を記憶する参照画像バッファとを備えたことを特
徴とする。
【0017】第1の画像符号化装置において、予測画像
の符号化は、画像の所定の矩形領域を最小単位として行
われ、入力画像バッファは、ラスタースキャン方式でラ
イン単位で順番に画像を入力し、少なくとも最小単位を
含む画像領域を記憶するのに必要な容量を有することが
好ましい。
【0018】また、第1の画像符号化装置において、参
照画像バッファは、入力画像の符号化対象となっている
最小単位の矩形領域と空間的に同位置の矩形領域とを含
む画像領域を記憶するのに必要な容量を有することが好
ましい。
【0019】また、第1の画像符号化装置において、フ
レーム内符号化部は、予測画像に対して離散コサイン変
換(DCT)を行うDCT処理部と、DCT処理部から
の出力データに対して量子化を行う量子化部と、量子化
部からの出力データに対して可変長符号化を行い、符号
データ書き込み部に出力する可変長符号化部とを備える
ことが好ましい。
【0020】上記第1の画像符号化装置の構成によれ
ば、参照画像として入力画像と同一空間位置の画像を使
用し、入力画像に同期して参照画像の符号データを随時
符号データバッファから読み出して復号化することによ
り、参照画像を生成することで、従来のように参照画像
メモリに1フレーム分の容量を必要とすることがなく、
そのメモリ容量を大幅に削減することができる。
【0021】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2の画像符号化装置は、入力された画像信号の一部を
一時的に記憶する入力画像バッファと、入力画像バッフ
ァからの入力画像と過去画像である参照画像との差分デ
ータが最小になるような動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出部と、動きベクトル検出部により検出された
動きベクトルデータに基づいて、入力画像と参照画像と
の差分データとして予測画像を生成する予測画像生成部
と、予測画像生成部からの予測画像を符号化するフレー
ム内符号化部と、フレーム内符号化部により符号化され
たデータを一時的に記憶する符号データバッファと、符
号データバッファに符号化データを書き込む符号データ
書き込み部と、参照画像を生成するために、過去の符号
化された画像信号を符号データバッファから読み出す符
号データ読み出し部と、符号データバッファから読み出
された符号データを復号化する参照画像復号化部と、参
照画像復号化部により復号化された参照画像の一部を記
憶する参照画像バッファとを備えたことを特徴とする。
【0022】第2の画像符号化装置において、参照画像
バッファは、入力画像の符号化対象となっている最小単
位の矩形領域に対する動き探索範囲を含む画像領域を記
憶するのに必要な容量を有することが好ましい。
【0023】上記第2の画像符号化装置の構成によれ
ば、参照画像として動き探索範囲分の画像を使用し、入
力画像に同期して参照画像の符号データを随時符号デー
タバッファから読み出して復号化し、動き探索範囲を含
む必要最小限の画像を参照画像バッファに格納すること
で、動き検出を可能としながらも、動き探索に必要な最
小限のメモリ容量で済むため、従来よりも大幅に参照画
像のメモリ容量を削減することができる。
【0024】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第3の画像符号化装置は、入力された画像信号の一部を
一時的に記憶する入力画像バッファと、入力画像バッフ
ァからの入力画像と過去画像である参照画像との差分デ
ータが最小になるような動きベクトルを検出する動きベ
クトル検出部と、動きベクトル検出部により検出された
動きベクトルデータに基づいて、入力画像と前記参照画
像との差分データとして予測画像を生成する予測画像生
成部と、予測画像生成部からの予測画像を符号化するフ
レーム内符号化部と、フレーム内符号化部により符号化
されたデータを一時的に記憶する符号データバッファ
と、符号データバッファに符号化データを書き込む符号
データ書き込み部と、符号データバッファに書き込んだ
符号データの先頭のアドレスを記憶するアドレス記憶部
と、参照画像を生成するために、アドレス記憶部に記憶
されたアドレス情報に基づき、過去の符号化された画像
信号を符号データバッファから読み出す符号データ読み
出し部と、符号データバッファから読み出された符号デ
ータを復号化する参照画像復号化部と、参照画像復号化
部により復号化された参照画像の一部を記憶する参照画
像バッファとを備えたことを特徴とする。
【0025】この第3の画像符号化装置の構成によれ
ば、参照画像の符号データを格納した、符号データバッ
ファの領域のアドレスを記憶し、このアドレスを読み出
して、参照画像の符号データを符号データバッファから
読み出すことで、符号データを読み出しながら解析を行
う必要がなく、応答性の良い符号データの読み出しを容
易に実現することができる。
【0026】以上のように、1画面分の参照画像を予め
生成して記憶しておくのではなく、入力画像に同期して
随時、符号データバッファから参照画像の符号データを
読み出して復号し、予測画像の生成に必要な部分のみを
参照画像バッファに記憶することで、符号化効率を悪化
させることなく、参照画像を記憶するメモリの容量を大
幅に削減して低コスト化を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0028】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示す回路ブロ
ック図である。図1において、本実施形態の画像符号化
装置は、入力画像バッファ101、予測画像生成部10
2、動きベクトル検出部103、参照画像バッファ10
4、フレーム内符号化部105、符号データバッファ制
御部106、符号データバッファ107、および参照画
像復号化部108から構成される。
【0029】フレーム内符号化部105はさらに、DC
T処理部105a、量子化部105b、および可変長符
号化部105cから構成される。また、符号データバッ
ファ制御部106は、符号データ書き込み部106a、
および符号データ読み出し部106bから構成される。
参照画像復号化部108は、可変長復号化部108a、
逆量子化部108b、および逆DCT処理部108cか
ら構成される。
【0030】次に、このように構成された画像符号化装
置の動作について、図2を参照しながら説明する。図2
は、入力画像バッファと参照画像バッファとのメモリ内
容関係を表す模式図である。なお、本実施形態では、画
像のサイズは、水平352画素、垂直288ラインのい
わゆるCIF(Common Intermediate Format)とする。
【0031】図2において、201は図1の入力画像バ
ッファ101をメモリ内容で模式的に表しており、水平
352画素、垂直64ラインの容量がある。画像データ
は、ラスタースキャンにより上から順にライン単位に入
力されてくる。仮に今40ラインが入力された状態と
し、この時、ブロック203が予符号化の対象になって
いるとする。また、予測符号化のための動き探索範囲2
04を48画素×48ラインとする。
【0032】したがって、この時、参照画像としては、
ブロック203を中心に48画素×48ラインの画像が
用意されている必要がある。202は図1の参照画像バ
ッファ104をメモリ内容で模式的に表しており、入力
画像バッファ201と同様に、水平352画素、垂直6
4ラインの容量がある。図2のように、入力画像より少
なくとも垂直方向に1ブロック(すなわち16ライン)
以上の先の画像が予め復号されて、参照画像バッファ1
04に格納されるように、符号データ読み出し部106
bにより符号データバッファ107が制御される。これ
により、ブロック203の予測符号化に必要な動き探索
範囲204の参照画像を予め用意することができる。こ
のように、入力画像が入力されるタイミングに合わせ
て、動き探索範囲204を含む参照画像を随時復号する
ことにより、予測画像を生成することができる。
【0033】ここで、符号データ読み出し部106bに
ついてもう少し詳細に説明する。上記のように、入力画
像のタイミングに合わせて参照画像を随時復号するた
め、参照画像の符号データを必要なタイミングに応じて
符号データバッファ107から高速に読み出す必要があ
る。符号データの中から目的とする参照画像の符号デー
タを見つける方法として、符号データ中にあるヘッダを
読み取り、それによりその符号データの内容を判別する
方法もあるが、この場合、符号データを読みながら解析
を行う必要があり、処理が煩雑になる。
【0034】そこで、参照画像の符号データが格納され
た場所を記憶するアドレス記憶部を設け、参照画像が格
納された場所を高速に探し出せるようにする。
【0035】図3は、アドレス記憶部を設けた符号デー
タバッファ制御部106の構成を示すブロック図であ
る。図3において、符号データ書き込み部106aから
符号データバッファ107に書き込んだ符号データのア
ドレスをアドレス記憶部106cに書き込む。このアド
レスは、次の画像データの符号化に使用する参照画像の
アドレスとなるため、符号化データ読み出し部106
は、次の画像データの符号化の時にこのアドレスを読み
取り、これにより高速に参照画像の符号データを符号デ
ータバッファ107から読み出すことができる。
【0036】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示す回路ブロ
ック図である。本実施形態では、図1に示す第1の実施
形態における動きベクトル検出部103を削除してい
る。この場合、必要な参照画像としては、動き探索範囲
分ではなく、入力画像と空間的に同位置のブロックの画
像さえあれば良いので、参照画像バッファ104の容量
をさらに削減できる。ただし、動きのある画像の場合は
符号化効率が悪くなる欠点があるが、画像の動きが少な
い用途に適用することは十分可能である。
【0037】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示す回路ブロ
ック図である。第1および第2の実施形態では、参照画
像の復号は、可変長復号化、逆量子化、逆DCTのフレ
ーム内復号のみで実施したが、参照画像が予測符号化さ
れている場合は、さらにその前の画像も復号しなければ
ならない。
【0038】本実施形態では、参照画像が1つ前の画像
から予測符号化され、その1つ前の画像は予測符号化さ
れていない場合の構成について説明する。
【0039】図5において、参照画像復号化部508
は、2つの復号部、すなわちPピクチャ復号部508a
とIピクチャ復号部508bとから構成される。Pピク
チャは予測符号化された画像の名称であり、Iピクチャ
はフレーム内符号化された画像の名称である。
【0040】まず、Iピクチャ復号部508bによりI
ピクチャが復号され、参照画像バッファ508cに記憶
される。それと同期して、Pピクチャ復号部508aに
よりPピクチャが復号され、参照画像バッファ508c
内の参照画像から動きベクトル情報に基づいて参照すべ
き部分を特定し、参照画像生成部508dで、Iピクチ
ャ復号データとPピクチャ復号データとが加算されて、
参照画像が生成される。
【0041】なお、本実施形態では、符号化データは、
(Iピクチャ)−(Pピクチャ)−(Pピクチャ)−
(Iピクチャ)−(Pピクチャ)−(Pピクチャ)の順
で画像が構成されなければならない。また、第1および
第2の実施形態では、(Iピクチャ)−(Pピクチャ)
−(Iピクチャ)−(Pピクチャ)のように、Iピクチ
ャとPピクチャが交互に並んだ構成になる。
【0042】すなわち、Pピクチャを連続で生成する場
合、その参照画像を生成するために復号しなければなら
ない画像の枚数が増えていくため、現実には制限を設け
る必要がある。しかし、全く予測符号化を使わない方法
に比べると符号化効率を上げることができるため、コス
ト要求の厳しいローエンド商品の性能向上技術として利
用価値は十分あると言える。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
参照画像として入力画像と同一空間位置の画像を使用
し、入力画像に同期して参照画像の符号データを随時符
号データバッファから読み出して復号化することによ
り、参照画像を生成することで、従来のように参照画像
メモリに1フレーム分の容量を必要とすることがなく、
そのメモリ容量を大幅に削減することができる。
【0044】また、参照画像として動き探索範囲分の画
像を使用し、入力画像に同期して参照画像の符号データ
を随時符号データバッファから読み出して復号化し、動
き探索範囲を含む必要最小限の画像を参照画像バッファ
に格納することで、動き検出を可能としながらも、動き
探索に必要な最小限のメモリ容量で済むため、従来より
も大幅に参照画像のメモリ容量を削減することができ
る。
【0045】また、参照画像の符号データを格納した、
符号データバッファの領域のアドレスを記憶し、このア
ドレスを読み出して、参照画像の符号データを符号デー
タバッファから読み出すことで、符号データを読み出し
ながら解析を行う必要がなく、応答性の良い符号データ
の読み出しを容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る画像符号化装
置の構成を示す回路ブロック図
【図2】 本発明の第1の実施形態における入力画像バ
ッファと参照画像バッファとのメモリ内容関係を表す模
式図
【図3】 本発明の第1の実施形態において、アドレス
記憶部を設けた符号データバッファ制御部106の構成
を示すブロック図
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る画像符号化装
置の構成を示す回路ブロック図
【図5】 本発明の第3の実施形態に係る画像符号化装
置の構成を示す回路ブロック図
【図6】 従来の画像符号化装置の構成を示す回路ブロ
ック図
【図7】 動きベクトル検出の原理を示す模式図
【図8】 従来の画像符号化装置の他の構成を示す回路
ブロック図
【符号の説明】
101、501、601 入力画像バッファ 102、502 予測画像生成部 103,503 動きベクトル検出部 104、504 参照画像バッファ 105、505 フレーム内符号化部 105a、505a DCT処理部 105b、505b 量子化部 105c、505c 可変長符号化部 106、506 符号データバッファ制御部 106a、506a 符号データ書き込み部 106b、506b 符号データ読み出し部 106c アドレス記憶部 107、507 符号データバッファ 108、508 参照画像復号化部 108a 可変長復号化部 108b 逆量子化部 108c 逆DCT処理部 508a Pピクチャ復号化部 508b Iピクチャ復号化部 508c 参照画像バッファ 508d 参照画像生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK08 MA05 MA23 MC11 MC31 MC38 ME01 NN01 PP04 UA02 UA33 UA38 5J064 AA02 AA04 BA09 BB05 BC01 BC08 BC16 BD03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号の一部を一時的に記
    憶する入力画像バッファと、 前記入力画像バッファからの入力画像と過去画像である
    参照画像との差分データとして予測画像を生成する予測
    画像生成部と、 前記前記予測画像生成部からの予測画像を符号化するフ
    レーム内符号化部と、 前記フレーム内符号化部により符号化されたデータを一
    時的に記憶する符号データバッファと、 前記符号データバッファに前記符号化データを書き込む
    符号データ書き込み部と、 前記参照画像を生成するために、過去の符号化された画
    像信号を前記符号データバッファから読み出す符号デー
    タ読み出し部と、 前記符号データバッファから読み出された符号データを
    復号化する参照画像復号化部と、 前記参照画像復号化部により復号化された参照画像の一
    部を記憶する参照画像バッファとを備えたことを特徴と
    する画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記予測画像の符号化は、画像の所定の
    矩形領域を最小単位として行われ、前記入力画像バッフ
    ァは、ラスタースキャン方式でライン単位で順番に画像
    を入力し、少なくとも前記最小単位を含む画像領域を記
    憶するのに必要な容量を有することを特徴とする請求項
    1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記参照画像バッファは、入力画像の符
    号化対象となっている最小単位の矩形領域と空間的に同
    位置の矩形領域とを含む画像領域を記憶するのに必要な
    容量を有することを特徴とする請求項1記載の画像符号
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記フレーム内符号化部は、 前記予測画像に対して離散コサイン変換(DCT)を行
    うDCT処理部と、 前記DCT処理部からの出力データに対して量子化を行
    う量子化部と、 前記量子化部からの出力データに対して可変長符号化を
    行い、前記符号データ書き込み部に出力する可変長符号
    化部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像符
    号化装置。
  5. 【請求項5】 入力された画像信号の一部を一時的に記
    憶する入力画像バッファと、 前記入力画像バッファからの入力画像と過去画像である
    参照画像との差分データが最小になるような動きベクト
    ルを検出する動きベクトル検出部と、 前記動きベクトル検出部により検出された動きベクトル
    データに基づいて、前記入力画像と前記参照画像との差
    分データとして予測画像を生成する予測画像生成部と、 前記前記予測画像生成部からの予測画像を符号化するフ
    レーム内符号化部と、 前記フレーム内符号化部により符号化されたデータを一
    時的に記憶する符号データバッファと、 前記符号データバッファに前記符号化データを書き込む
    符号データ書き込み部と、 前記参照画像を生成するために、過去の符号化された画
    像信号を前記符号データバッファから読み出す符号デー
    タ読み出し部と、 前記符号データバッファから読み出された符号データを
    復号化する参照画像復号化部と、 前記参照画像復号化部により復号化された参照画像の一
    部を記憶する参照画像バッファとを備えたことを特徴と
    する画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記参照画像バッファは、入力画像の符
    号化対象となっている最小単位の矩形領域に対する動き
    探索範囲を含む画像領域を記憶するのに必要な容量を有
    することを特徴とする請求項5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 入力された画像信号の一部を一時的に記
    憶する入力画像バッファと、 前記入力画像バッファからの入力画像と過去画像である
    参照画像との差分データが最小になるような動きベクト
    ルを検出する動きベクトル検出部と、 前記動きベクトル検出部により検出された動きベクトル
    データに基づいて、前記入力画像と前記参照画像との差
    分データとして予測画像を生成する予測画像生成部と、 前記前記予測画像生成部からの予測画像を符号化するフ
    レーム内符号化部と、 前記フレーム内符号化部により符号化されたデータを一
    時的に記憶する符号データバッファと、 前記符号データバッファに前記符号化データを書き込む
    符号データ書き込み部と、 前記符号データバッファに書き込んだ符号データの先頭
    のアドレスを記憶するアドレス記憶部と、 前記参照画像を生成するために、前記アドレス記憶部に
    記憶されたアドレス情報に基づき、過去の符号化された
    画像信号を前記符号データバッファから読み出す符号デ
    ータ読み出し部と、 前記符号データバッファから読み出された符号データを
    復号化する参照画像復号化部と、 前記参照画像復号化部により復号化された参照画像の一
    部を記憶する参照画像バッファとを備えたことを特徴と
    する画像符号化装置。
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