JP2003069736A - スプリッタおよびそのスプリッタを用いたディジタル伝送システム - Google Patents

スプリッタおよびそのスプリッタを用いたディジタル伝送システム

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JP2003069736A
JP2003069736A JP2001256554A JP2001256554A JP2003069736A JP 2003069736 A JP2003069736 A JP 2003069736A JP 2001256554 A JP2001256554 A JP 2001256554A JP 2001256554 A JP2001256554 A JP 2001256554A JP 2003069736 A JP2003069736 A JP 2003069736A
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splitter
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Kenichi Hayashi
健一 林
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スプリッタの配置を簡単にし、機器間の配線
を簡素化する。 【解決手段】 既存のMDF14などの配線分配盤を利
用して端子板モジュール15aに直接、かつ簡単に装着
されてスプリッタモジュール18とMDF14間の配線
を廃止して、機器間の配線を簡素化する。また、端子板
モジュール15aは、複数の入出力端子を有し、スプリ
ッタは該入出力端子と接続される3つの入出力端子を少
なくとも1組有し、スプリッタの入出力端子うち、2つ
の入出力端子に入力する伝送周波数帯域が異なる信号を
合成して、他の1つの入出力端子に出力するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ツイストペア線
を利用して高速データ通信を行うxDSL(x Digital
Subscriber Line:加入者線を使う高速ディジタル伝送
方式)システムに関し、特に伝送周波数帯域が異なる2
種類の信号を合成/分離するスプリッタおよびそのスプ
リッタを用いたディジタル伝送システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネットの急激な普及によ
り、各家庭までの通信アクセスラインの広帯域化の要望
が社会的に強まってきており、そのような要望の中、既
存の電話線を使用して高速にデータ通信が行えるxDS
Lシステムを用いた通信サービスが各種の通信事業者か
ら提供されている。
【0003】このxDSLシステムのうちの代表的なも
のとしては、例えばADSL(Asymmetric Digital Sub
scriber Line:非対称速度の高速ディジタル伝送方式)
通信における高周波数帯域のデータ信号(以下、「AD
SL信号」という)と、POTS(Plain Old Telephon
e Service:音声通話機能だけを提供する従来の電話サ
ービス)通信における低周波数帯域の音声信号(以下、
「POTS信号」という)とを高速伝送するADSLシ
ステムが構築されていた。このADSLシステムでは、
図8に示すように、センタ局10と加入者宅20が既存
の電話線で接続されており、POTS信号とADSL信
号とが、この電話線を共通の伝送路として利用して伝送
されている。
【0004】ここで、センタ局(例えば電話局)10に
は、音声通話サービスを提供するためのPOTS交換機
11と、xDSLサービスを提供するためのDSLAM
(DSL Access Multiplexer)12と、POTS交換機1
1とDSLAM12とが接続される局内スプリッタ13
と、主配線盤であるMDF(main distributing fram
e)14が配置されている。
【0005】また、加入者宅20には、音声通話用のP
OTS機器21と、パーソナルコンピュータなどのデー
タ端末であるPC22と、ADSLモデム23と、PO
TS機器21とADSLモデム23とが接続される加入
者側スプリッタ24とが配置されている。
【0006】局内スプリッタ13と加入者宅スプリッタ
24とは、電話線30によって接続されており、POT
S信号はセンタ局10のPOTS交換機11と加入者宅
20のPOTS機器21との間で伝送されており、AD
SL信号はセンタ局10のDSLAM12と加入者宅2
0のADSLモデム23との間で伝送されている。この
DSLAM12は、複数の加入者線を収容する集合型ユ
ニットになっている場合が多い。加入者宅20内のAD
SLモデム23は、センタ局10のDSLAM12から
のADSL信号を例えばイーサネット(登録商標)信号
やUSB信号などに変換して、PC22とデータ通信を
行っている。
【0007】このADSL通信において、ADSL信号
に用いられる伝送周波数帯域は、POTS信号に用いら
れる伝送周波数帯域より高い周波数帯域を使用するた
め、POTS信号とADSL信号とを周波数多重によっ
て重畳することで、一つの伝送路にこれら信号を伝送す
ることができる。このために、センタ局10と加入者宅
20には、2つの信号を合成/分離するスプリッタ1
3,24がMDF14および電話線30を介して配置さ
れている。
【0008】この構成において、POTS交換機11か
ら出力されたPOTS信号と、DSLAMから出力され
たADSL信号とは、局内スプリッタ13で合成され、
共通の電話線30を介して加入者側スプリッタ24に伝
送される。そして、合成された信号は、この加入者側ス
プリッタ24によって、再び2つの信号に分離され、P
OTS信号はPOTS機器21へ、ADSL信号はAD
SLモデム23へと伝送される。また、加入者宅20か
らセンタ局10への上り方向の信号伝送においても同様
に、2つの信号は加入者側スプリッタ24で合成されて
電話線30に伝送され、局内スプリッタ13で再び分離
されてPOTS交換機11とDSLAM12へと伝送さ
れている。
【0009】これらスプリッタ13,24は、ローパス
フィルタやハイパスフィルタなどを有する回路からな
り、この回路は、全て受動部品で構成できるため、電源
を必要としない。また、局内スプリッタ13は、複数の
回線を効率よく収容するために集合型ユニットになって
おり、このユニット内の一つ一つのモジュールには上記
の受動部品が複数回線分実装されている。
【0010】局内スプリッタ13に接続されるMDF1
4は、主配線盤と呼ばれる配線分配装置で、複数回線を
収容するための端子板が多数実装されており(図示せ
ず)、これにより収容替えや障害調査の操作を容易に行
うことが可能となる。このようなMDF14としては、
8〜10回線分の端子台を一つにモジュール化した端子
板(以下、「端子板モジュール」という)がフレームラ
ックに多数マウントされた形態が一般的である。
【0011】図9は、この端子板モジュールの1回線あ
たりの部分を抜き出した概念図である。図9に示すよう
に、端子板モジュール15の1回線あたりには2つの入
出力端子AとBがあり、これら入出力端子A,Bが結線
されることで例えばセンタ局10内の局内スプリッタ1
3と加入者宅20内の加入者側スプリッタ24とを接続
させることが可能となっている。
【0012】さらに、MDF14には、図10に示すよ
うに、耐雷保安器16が回線毎に実装されており、入出
力端子A,B間にサージなどによる過電流や過電圧が発
生するのを抑止するものもある。このような端子板モジ
ュール15は、いわゆる切分け型と呼ばれるタイプが使
用されているのが一般的である。このタイプのものは、
図9に示すように保安器16を抜いたときには、入出力
端子A側とB側は電気的に接続された状態になり、一
方、保安器を挿入したときには、入出力端子A側とB側
との間に保安器の回路が電気的に挿入された状態になる
(図10参照)。この切分け型端子板モジュールのため
に、取り替えのために保安器が取り外された状態になっ
ても通信が可能となる。また、保安器は受動部品だけか
ら構成されているので、電源を必要としない。
【0013】ところで、既に存在しているある加入者線
をPOTSのみのサービスからADSLサービスに拡張
(追加)する場合、POTS交換機とMDFとの間で接
続されている局内ケーブルを、POTS交換機と局内ス
プリッタとの接続につなぎ替える必要がある。この場
合、図8に示した構成で、POTS交換機11と局内ス
プリッタ13とを直接接続する方法もあるが、一般的に
は、局内ケーブルは、集合ケーブルになっているため、
一つの加入者線だけをこの交換機からスプリッタへつな
ぎ替えるわけにはいかないので、図11、図12に示す
ような構成をとっている。
【0014】すなわち、図11の構成例では、センタ局
10のMDF14を介してPOTS交換機11と局内ス
プリッタ13をつなぐ方法が用いられている。これによ
り、POTS交換機11から出力されたPOTS信号
は、MDF14を経由してから局内スプリッタ13に入
力し、ここでDSLAM12から出力されたDSL信号
と合成された後に、再びMDF14を介して電話線30
に伝送されている。また、図12の構成例では、MDF
14に別の配線分配盤17を接続させ、この配線分配盤
17を介してPOTS交換機11と局内スプリッタ13
をつなぎ替える方法が用いられている。これにより、P
OTS交換機11から出力されたPOTS信号は、配線
分配盤17を経由してから局内スプリッタ13に入力
し、ここでDSLAM12から出力されたDSL信号と
合成された後に、再び配線分配盤17を介してMDF1
4から電話線30に伝送されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
POTS交換機11、DSLAM12、局内スプリッタ
13およびMDF14は、センタ局内のそれぞれの場所
に分散して配置されているため、図11および図12に
示した従来例では、これら機器間のケーブルの配線が複
雑になるという問題点があった。特に、局内スプリッタ
13には、1回線当たり、POTS交換機11とDSL
AM12からのケーブルおよびPOTS信号とDSL信
号を合成した信号を出力するケーブルの3種類が接続さ
れている。
【0016】この局内スプリッタ13は、多くの場合、
集合型スプリッタであるため、回線数の3倍のケーブル
がこのスプリッタに集中するため、ケーブルの数は回線
数が多くなればなるほど、膨大な数になり、ケーブルの
取り回しのスペース確保が困難になっていた。
【0017】また、POTS交換機11とDSLAM1
2とをMDF14などの配線盤を介して接続するため、
図8の直接接続する場合に比べてより多くのケーブルが
必要となり、スペースの占有や製作コストが増加すると
いう問題点もあった。特に、今後はADSLが本格的に
普及して、POTSのみの回線からADSLへの拡張工
事が頻繁に行われることが予測されるが、上記のような
複雑なケーブルの取り回しが増えると、拡張工事に時間
がかかり迅速なサービス移行が妨げられることとなる。
【0018】また、集合型スプリッタの場合、一つのモ
ジュールには複数回線分のスプリッタ回路が組み込まれ
ている。このため、もしスプリッタの1回線に障害が発
生すると、該当モジュールを抜き取って障害原因を調査
するので、そのモジュールにスプリッタが収容されてい
る他の回線まで、サービス停止になるという問題点もあ
った。
【0019】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、スプリッタの配置を簡単にし、機器間の配線を簡
素化できるスプリッタおよびそのスプリッタを用いたデ
ィジタル伝送システムを提供することを目的とする。
【0020】また、この発明の他の目的は、少なくとも
1回線に一つのスプリッタモジュールを構成すること
で、取り外し時に他の回線のサービス停止を回避するこ
とができるスプリッタおよびそのスプリッタを用いたデ
ィジタル伝送システムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、配線分配盤の端子板モジュールに着
脱可能に装着され、前記端子板モジュールに入力する伝
送周波数帯域が異なる信号を合成または分離するスプリ
ッタが提供される。
【0022】この発明によれば、既存のMDFなどの配
線分配盤を利用して端子板モジュールに直接、かつ簡単
に装着されてスプリッタと配線分配盤間の配線を廃止し
て、機器間の配線を簡素化することができる。
【0023】この発明の請求項2では、上記発明におい
て、前記端子板モジュールは、複数の入出力端子を有
し、前記スプリッタは、該入出力端子と接続される3つ
の入出力端子を少なくとも1組有し、前記スプリッタの
入出力端子のうち、2つの入出力端子に入力する前記伝
送周波数帯域が異なる信号を合成して、他の1つの入出
力端子に出力し、また前記他の1つの入出力端子に入力
する信号を前記伝送周波数帯域が異なる信号に分離し
て、前記2つの入出力端子にそれぞれ出力することを特
徴とする。
【0024】この発明によれば、スプリッタは、入出力
端子を3つ以上有し、このそれぞれの入出力端子を配線
分配盤の端子板モジュールの入出力端子に接続させて、
端子板モジュールに直接、かつ簡単にスプリッタを装着
させることで、スプリッタの配置を簡単にし、機器間の
配線を簡素化する。
【0025】この発明の請求項3では、上記発明におい
て、前記端子板モジュールは、複数の入出力端子を有
し、前記スプリッタは、該端子板モジュールの入出力端
子と接続される2つの入出力端子と、前記端子板モジュ
ールの入出力端子以外の部位と接続可能な1つの入出力
端子とを少なくとも1組有し、前記入出力端子のうち、
2つの入出力端子に入力する前記伝送周波数帯域が異な
る信号を合成して、その他の1つの入出力端子に出力
し、また前記1つの入出力端子に入力する信号を前記伝
送周波数帯域が異なる信号に分離して、前記2つの入出
力端子にそれぞれ出力することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、スプリッタは、2つの
入出力端子を配線分配盤の端子板モジュールの入出力端
子とそれぞれ接続させるとともに、他の1の入出力端子
を端子板モジュールの入出力端子以外の部位と接続させ
て、端子板モジュールに直接、かつ簡単にスプリッタを
装着させることで、スプリッタの配置を簡単にし、機器
間の配線を簡素化するとともに、端子板モジュール以外
の部位との接続も可能にする。
【0027】この発明の請求項4では、上記発明におい
て、前記スプリッタは、過電流や過電圧を抑止する保安
手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、スプリッタ内にサージ
などによる過電流や過電圧を抑止する保安器からなる保
安手段を設け、さらに機器間の配線を簡素化する。
【0029】この発明の請求項5では、交換機局内と加
入者宅との間で、配線分配盤を介して伝送周波数帯域が
異なる信号を伝送するディジタル伝送システムにおい
て、前記配線分配盤の端子板モジュールに着脱可能に装
着される請求項1〜4のいずれか一つに記載のスプリッ
タを備えたディジタル伝送システムが提供される。
【0030】この発明によれば、異なる周波数帯域の信
号を伝送するディジタル伝送システムに配設されるMD
Fなどの配線分配盤に、請求項1〜4のいずれか一つの
スプリッタを着脱可能に装着することで、スプリッタの
配置を簡単にし、機器間の配線を簡素化する。
【0031】この発明の請求項6では、上記発明におい
て、前記交換機局は、交換機とディジタル伝送装置とを
有し、前記スプリッタは、前記交換機からの低周波数帯
域の音声信号と、前記ディジタル伝送装置からの高周波
数帯域のデータ信号とからなる前記伝送周波数帯域が異
なる信号を合成または分離することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、異なる周波数帯域を利
用して、例えば電話音声サービスと高速データ通信サー
ビスを行うxDSLシステムに配設される配線分配盤
に、このスプリッタを装着することで、低周波数帯域の
音声信号と高周波数帯域のデータ信号の合成または分離
を行って交換機局と加入者宅間でのデータ伝送を可能に
することで、スプリッタの配置を簡単にし、機器間の配
線を簡素化する。
【0033】この発明の請求項7では、上記発明におい
て、前記スプリッタでは、前記交換機との間で信号の入
出力が行われる前記端子板モジュールの入出力端子と接
続される第1の入出力端子と、前記ディジタル伝送装置
との間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュール
の入出力端子と接続される第2の入出力端子と、前記加
入者宅との間で信号の入出力が行われる前記端子板モジ
ュールの入出力端子と接続される第3の入出力端子を備
え、前記第1および第2の入出力端子から入力する前記
音声信号とデータ信号を合成して前記第3の入出力端子
に出力し、また前記第3の入出力端子から入力する合成
信号を、前記音声信号とデータ信号に分離して前記第1
および第2の入出力端子にそれぞれ出力することを特徴
とする。
【0034】この発明によれば、配線分配盤にスプリッ
タを装着して、スプリッタの各入出力端子を、端子板モ
ジュールの各入出力端子とそれぞれ接続させ、入力する
音声信号とデータ信号を合成して加入者宅に出力し、ま
た加入者宅から入力する合成信号を音声信号とデータ信
号に分離して交換機局に取り込むようにして、機器間の
配線を簡素化するとともに、少なくとも1回線に一つの
スプリッタモジュールを構成することで、取り外し時に
他の回線のサービス停止を回避する。
【0035】この発明の請求項8では、上記発明におい
て、前記スプリッタでは、前記交換機との間で信号の入
出力が行われる前記端子板モジュールの入出力端子と接
続される第1の入出力端子と、前記ディジタル伝送装置
と直接接続され、該ディジタル伝送装置との間で信号の
入出力が行われる第2の入出力端子と、前記加入者宅と
の間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの
入出力端子と接続される第3の入出力端子とを備え、前
記第1および第2の入出力端子から入力する前記音声信
号とデータ信号を合成して前記第3の入出力端子に出力
し、また前記第3の入出力端子から入力する合成信号
を、前記音声信号とデータ信号に分離して前記第1およ
び第2の入出力端子にそれぞれ出力することを特徴とす
る。
【0036】この発明では、配線分配盤にスプリッタを
装着して、スプリッタの第1および第2の入出力端子
を、交換機および加入者宅との間で信号の入出力が行わ
れる端子板モジュールの各入出力端子とそれぞれ接続さ
せるとともに、第3の入出力端子をディジタル伝送装置
と直接接続させ、入力する音声信号とデータ信号を合成
して加入者宅に出力し、また加入者宅から入力する合成
信号を音声信号とデータ信号に分離して交換機局に取り
込むようにして、機器間の配線を簡素化するとともに、
少なくとも1回線に一つのスプリッタモジュールを構成
することで、取り外し時に他の回線のサービス停止を回
避する。
【0037】この発明の請求項9では、上記発明におい
て、前記スプリッタでは、前記交換機との間で信号の入
出力が行われる前記端子板モジュールの入出力端子と接
続される第1の入出力端子と、前記ディジタル伝送装置
との間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュール
の入出力端子と接続される第2の入出力端子と、前記加
入者宅と直接接続され、該加入者宅との間で信号の入出
力が行われる第3の入出力端子とを備え、前記第1およ
び第2の入出力端子から入力する前記音声信号とデータ
信号を合成して前記第3の入出力端子に出力し、また前
記第3の入出力端子から入力する合成信号を、前記音声
信号とデータ信号に分離して前記第1および第2の入出
力端子にそれぞれ出力することを特徴とする。
【0038】この発明によれば、配線分配盤にスプリッ
タを装着して、スプリッタの第1および第2の入出力端
子を、交換機およびディジタル伝送装置との間で信号の
入出力が行われる端子板モジュールの各入出力端子とそ
れぞれ接続させるとともに、第3の入出力端子を加入者
宅と直接接続させ、入力する音声信号とデータ信号を合
成して加入者宅に出力し、また加入者宅から入力する合
成信号を音声信号とデータ信号に分離して交換機局に取
り込むようにして、機器間の配線を簡素化するととも
に、少なくとも1回線に一つのスプリッタモジュールを
構成することで、取り外し時に他の回線のサービス停止
を回避する。
【0039】この発明の請求項10では、上記発明にお
いて、前記スプリッタでは、前記ディジタル伝送装置と
の間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの
入出力端子と接続される第1の入出力端子と、前記加入
者宅との間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュ
ールの入出力端子と接続される第2の入出力端子と、前
記交換機と直接接続され、該交換機との間で信号の入出
力が行われる第3の入出力端子とを備え、前記第3およ
び第1の入出力端子から入力する前記音声信号とデータ
信号を合成して前記第2の入出力端子に出力し、また前
記第2の入出力端子から入力する合成信号を、前記音声
信号とデータ信号に分離して前記第3および第1の入出
力端子にそれぞれ出力することを特徴とする。
【0040】この発明によれば、配線分配盤にスプリッ
タを装着して、スプリッタの第1および第2の入出力端
子を、ディジタル伝送装置および加入者宅との間で信号
の入出力が行われる端子板モジュールの各入出力端子と
それぞれ接続させるとともに、第3の入出力端子を交換
機と直接接続させ、入力する音声信号とデータ信号を合
成して加入者宅に出力し、また加入者宅から入力する合
成信号を音声信号とデータ信号に分離して交換機局に取
り込むようにして、機器間の配線を簡素化するととも
に、少なくとも1回線に一つのスプリッタモジュールを
構成することで、取り外し時に他の回線のサービス停止
を回避する。
【0041】この発明の請求項11では、上記発明にお
いて、前記スプリッタでは、前記交換機との間で信号の
入出力が行われる前記端子板モジュールの入出力端子と
接続される第1の入出力端子と、前記加入者宅との間で
信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの入出力
端子と接続される第2の入出力端子と、前記ディジタル
伝送装置と直接接続され、該ディジタル伝送装置との間
で信号の入出力が行われる第3の入出力端子とを備え、
前記第1および第3の入出力端子から入力する前記音声
信号とデータ信号を合成して前記第2の入出力端子に出
力し、また前記第2の入出力端子から入力する合成信号
を、前記音声信号とデータ信号に分離して前記第1およ
び第3の入出力端子にそれぞれ出力することを特徴とす
る。
【0042】この発明によれば、配線分配盤にスプリッ
タを装着して、スプリッタの第1および第2の入出力端
子を、交換機および加入者宅との間で信号の入出力が行
われる端子板モジュールの各入出力端子とそれぞれ接続
させるとともに、第3の入出力端子をディジタル伝送装
置と直接接続させ、入力する音声信号とデータ信号を合
成して加入者宅に出力し、また加入者宅から入力する合
成信号を音声信号とデータ信号に分離して交換機局に取
り込むようにして、機器間の配線を簡素化するととも
に、少なくとも1回線に一つのスプリッタモジュールを
構成することで、取り外し時に他の回線のサービス停止
を回避する。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるスプリッタとそのスプリッタを用いたディ
ジタル伝送システムの好適な実施の形態を説明する。な
お、以下の図において、図8〜図12と同様の構成部分
については、説明の都合上、同一符号を付記するものと
する。
【0044】図1は、この発明にかかるモジュール化さ
れたスプリッタ(以下、「スプリッタモジュール」とい
う)を装着させる端子板モジュールの配線概略図であ
る。図において、この端子板モジュール15は、本来で
は8回線分または10回線分で1モジュールに構成され
ているが、ここでは2回線分の配線を示す。この端子板
モジュール15は、各入出力端子A〜Cに結線されてい
る。
【0045】この端子板モジュール15では、例えば入
出力端子Aには、POTS交換機11からのケーブルが
接続され、入出力端子Bには、加入者宅20へのケーブ
ル(電話線)30が接続されており、スプリッタモジュ
ールが装着されていなくても、POTS交換機11と加
入者宅20とは電気的に接続された状態になっている。
【0046】そして、入出力端子Cには、例えばDSL
AM12からのケーブルが接続されており、入出力端子
Dに結線されていないため、スプリッタモジュールを挿
入していない図1においては、入出力端子Cに接続され
たDSLAM12からの信号線はオープン状態になって
いる。
【0047】図2は、スプリッタモジュールが装着され
た場合の図1に示した端子板モジュールの配線概略図で
あり、図3は、このスプリッタモジュールの回路構成を
示す回路図の例である。これら図において、スプリッタ
モジュール18は、図10に示した保安器16と同様
に、端子板モジュール15に着脱可能に装着されてお
り、スプリッタモジュール18が装着されると、入出力
端子AとBは、スプリッタモジュール18を介して接続
されるとともに、入出力端子Cもこのスプリッタモジュ
ール18を介してこれら入出力端子A,B間に接続され
る。
【0048】このスプリッタモジュール18は、第1〜
第3の入出力端子18a〜18cを有し、端子板モジュ
ール15に着脱可能に装着されている。このスプリッタ
モジュール18は、第1の入出力端子18aと第2の入
出力端子18b間に設けられた変圧器、コンデンサおよ
び抵抗からなるローパスフィルタやハイパスフィルタな
どのスプリッタ回路18dで構成されており、さらに第
2の入出力端子18bとスプリッタ回路18d間に第3
の入出力端子18cからの接続線18eが接続されてい
る。
【0049】このスプリッタモジュール18を図1に示
した端子板モジュール15に装着すると、例えばスプリ
ッタモジュール18の第1〜第3の入出力端子18a〜
18cが、端子板モジュール15の入出力端子A〜Cに
それぞれ接続され、さらに端子板モジュール15に接続
されたケーブルを介して、POTS交換機11、加入者
線30およびDSLAM12と電気的に接続される。
【0050】このように、この実施例のスプリッタモジ
ュールは、端子板モジュールに挿入されて装着されるだ
けで、POTS交換機11、加入者線30およびDSL
AM12と電気的に接続されるので、スプリッタの配置
を簡単にし、機器間の配線を簡素化でき、これによって
複雑なケーブルの取り回しがなくなり、拡張工事を迅速
に行うことができる。
【0051】また、この実施例では、2回線分に一つの
スプリッタモジュールが組み込まれ、他の回線とは独立
しているので、もしスプリッタの1回線に障害が発生し
ても、モジュールごとにスプリッタを取り外すだけでよ
く、取り外し時に他の回線のサービス停止を回避するこ
とができる。
【0052】なお、この実施例では、伝送周波数帯域の
合成・分離を行うスプリッタをモジュール化した場合を
説明したが、この発明はこれに限らず、例えば図4に示
すように、加入者線が接続される第2の入出力端子18
b側にツェナーダイオード、コンデンサ、抵抗およびア
レスタなどからなる耐雷保安回路18fを加えることも
可能である。この場合には、周波数帯域の異なる信号の
合成・分離の機能の他に、保安器の機能を同時に持たせ
ることが可能となる。
【0053】このように、この実施例のスプリッタモジ
ュールは、各回線ごとに独立しているため、端子板モジ
ュールから抜き出しても他の回線に影響を及ぼすことは
なく、スプリッタモジュールの故障時にはその波及範囲
を最小限に抑えることができる。
【0054】さらに、この実施例では、端子板モジュー
ルに切分け型の端子板モジュールを使用すれば、スプリ
ッタモジュールを挿入しない状態では、加入者線とPO
TS交換機とが電気的に直接接続され、またスプリッタ
モジュールが挿入された状態では、この加入者線とPO
TS交換機との間にスプリッタが介在することとなり、
かつDSLAMへの分岐も同時に行えるので、POTS
による電話サービスはすぐに復旧が可能となる。
【0055】次に、MDFに上述したスプリッタモジュ
ールを装着してディジタル伝送システムを構築した第1
実施例の構成を、図5の構成図に示す。図において、P
OTS交換機11からのPOTS信号用のケーブル31
は、従来と同様にMDF14に接続した状態で、DSL
AM12からのADSL信号用のケーブル32を新たに
MDF14の端子板モジュール15aに接続する。そし
て、この端子板モジュール15aにこの発明にかかるス
プリッタモジュール18を挿入して装着させる。また、
この場合、従来MDF14の端子板モジュール15aに
装着されていた保安器16の代わりにスプリッタモジュ
ール18を装着することになるので、このスプリッタモ
ジュール18は、図4に示した保安器の機能を実装した
ものを用いる。
【0056】このように、この実施例のスプリッタモジ
ュールを用いれば、既存のPOTSシステムからADS
Lシステムへの拡張が効率よく迅速に行えるだけでな
く、スプリッタモジュールを独立化できるので、故障時
などに他の回線への影響を最小限に抑えることができる
とともに、保安器の機能を加えることで自回線への影響
も最小限に抑えることができる。
【0057】図6は、MDFとともに他の配線分配盤に
スプリッタモジュールを装着して、ディジタル伝送シス
テムの構成の第1実施例を示す構成図である。図におい
て、MDF14も配線分配盤17の一種であり、MDF
14と配線分配盤17の形状は同じ場合が多く、この実
施例の場合も配線分配盤17でのスプリッタモジュール
18の装着の方法は、MDF14の場合と同じである。
また、この場合には、配線分配盤17の端子板モジュー
ル15bにスプリッタモジュール18を装着するので、
MDF14の端子板モジュール15aには保安器16を
装着することができる。なお、この場合のスプリッタモ
ジュール18には、図3に示したモジュールのものを用
いる。
【0058】このように、この実施例では、MDFとは
別に繋ぎ替え専用の配線分配盤を使用するので、実施例
1の効果に加えて、POTS交換機、DSLAM、MD
F間のそれぞれの接続に対して自由度が高くなる。例え
ば、実施例1の場合には、MDFにスプリッタモジュー
ルを装着するため、2回線分の入出力端子を必要とし、
これまで10回線を収容していたMDFでは5回線での
スプリッタモジュールの使用となるので、使用されてい
る既存のMDFにこの実施例1のスプリッタモジュール
を用いようとすると、広い範囲においてMDFの繋ぎ替
えが必要になってくる。
【0059】ところが、この実施例2の構成の場合に
は、配線分配盤17にPOTS交換機からのケーブル3
1とDSLAM12からのケーブル32とを接続し、該
当する加入者線30が接続されているMDFの端子板モ
ジュール15aとその配線分配盤17の端子板モジュー
ル15bとを接続し、あとは端子板モジュール15bに
スプリッタモジュール18を装着すれば、ADSLサー
ビスへ移行することができる。
【0060】また、図7は、この発明にかかるディジタ
ル伝送システムの構成の第3実施例を示す構成図であ
る。この実施例3では、DSLAM12からのケーブル
32と接続される入出力端子を、スプリッタモジュール
18自身に設けた場合を示している。この場合には、図
4に示した保安器の機能を実装したスプリッタモジュー
ル18を端子板モジュール15aに装着し、かつスプリ
ッタモジュール18の第3の入出力端子18cをケーブ
ル接続用とし、この第3の入出力端子18cに直接、D
SLAM12からのケーブル32を接続させる。
【0061】このように、この実施例では、端子板モジ
ュール15aに接続される入出力端子とは別に、直接ケ
ーブルが接続されるケーブル接続用の第3の入出力端子
18cをスプリッタモジュール18に設けたので、端子
板モジュール15aとは第1および第2の入出力端子1
8a,18bのみで接続されることとなり、これによっ
て端子板モジュールでは1回線分の入出力端子が必要な
だけになる。従って、この実施例では、10回線を収容
するMDFでも、全ての10回線でのスプリッタモジュ
ールの使用が可能となり、MDFの繋ぎ替えが不必要に
なる。
【0062】この発明は、これら実施形態に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。例えば、これら実施例におい
て、端子板モジュールに切分け型モジュールを使用すれ
ば、スプリッタモジュールを装着していない場合も、P
OTS交換機からのケーブルと加入者線とは、この端子
板モジュール内で電気的に接続され、POTSサービス
の継続が可能となる。
【0063】また、これら実施例では、1回線のみを対
象にしたスプリッタモジュールを対象に説明したが、複
数回線分のスプリッタの機能を一つのモジュールに構成
して、端子板モジュールの複数回線分に一度に装着させ
るようにすることも可能である。
【0064】さらに、この実施例3では、スプリッタの
第1および第2の入出力端子を、POTS交換機および
加入者宅との間で信号の入出力が行われる端子板モジュ
ールの各入出力端子とそれぞれ接続させ、第3の入出力
端子をDSLAMと直接接続させたが、この発明はこれ
に限らず、例えばスプリッタの第1および第2の入出力
端子を、POTS交換機およびDSLAMとの間で信号
の入出力が行われる端子板モジュールの各入出力端子と
それぞれ接続させ、第3の入出力端子を加入者宅と直接
接続させてもよいし、またスプリッタの第1および第2
の入出力端子を、DSLAMおよび加入者宅との間で信
号の入出力が行われる端子板モジュールの各入出力端子
とそれぞれ接続させ、第3の入出力端子をPOTS交換
機と直接接続させてもよいし、さらにスプリッタの第1
および第2の入出力端子を、交換機および加入者宅との
間で信号の入出力が行われる端子板モジュールの各入出
力端子とそれぞれ接続させ、第3の入出力端子をDSL
AMと直接接続させてもよい。
【0065】この場合にも、入力する音声信号とデータ
信号を合成して加入者宅に出力し、また加入者宅から入
力する合成信号を音声信号とデータ信号に分離して交換
機局に取り込むようにして、機器間の配線を簡素化する
とともに、少なくとも1回線に一つのスプリッタモジュ
ールを構成することで、取り外し時に他の回線のサービ
ス停止を回避することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、端
子板モジュールに着脱可能に装着できるスプリッタモジ
ュールを用いることで、既存のMDFや配線分配盤を利
用してスプリッタを簡単に設置でき、さらにこの装着さ
れたスプリッタと配線分配盤間の配線を廃止すること
で、POTS交換機やDSLAMなどのディジタル伝送
システムに係わる機器間の配線を簡素化できる。
【0067】また、この発明では、複数の回線からなる
端子板モジュールの1回線に一つのスプリッタモジュー
ルを構成することで、例えば障害が発生した場合には、
その1回線分のスプリッタモジュールのみを交換すれば
よいので、取り外し時に他の回線のサービス停止を回避
することができる。
【0068】さらに、端子板モジュールに切分け型のモ
ジュールを用いることで、スプリッタモジュールが端子
板モジュールに装着されていない場合でも、POTS交
換機と加入者線とは接続されているので、音声信号によ
るPOTSサービスだけは継続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるスプリッタモジュールを装着
させる端子板モジュールの配線概略図である。
【図2】スプリッタモジュールが装着された場合の図1
に示した端子板モジュールの配線概略図である。
【図3】図2に示したスプリッタモジュールの回路構成
の一例を示す回路図である。
【図4】図2に示したスプリッタモジュールの回路構成
の他例を示す回路図である。
【図5】この発明にかかるディジタル伝送システムの構
成の第1実施例を示す構成図である。
【図6】同じく、ディジタル伝送システムの構成の第2
実施例を示す構成図である。
【図7】同じく、ディジタル伝送システムの構成の第3
実施例を示す構成図である。
【図8】ADSLシステムの構成を示す構成図である。
【図9】図8に示したMDFの端子板モジュールの1回
線あたりの部分を抜き出した概念図である。
【図10】図9に示した端子板モジュールに保安器を挿
入した場合の概念図である。
【図11】図8に示したADSLシステムにおけるセン
タ局の従来構成の一例を示す構成図である。
【図12】同じく、センタ局の従来構成の他例を示す構
成図である。
【符号の説明】
10 センタ局 11 POTS交換機 13,24 スプリッタ 14 MDF 15 端子板モジュール 15a,15b 端子板モジュール 16 保安器 17 配線分配盤 18 スプリッタモジュール 18a〜18c 入出力端子 18d スプリッタ回路 18e 接続線 18f 耐雷保安回路 20 加入者宅 21 POTS機器 23 ADSLモデム 30 加入者線(電話線) 31,32 ケーブル A〜C 入出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線分配盤の端子板モジュールに着脱可
    能に装着され、前記端子板モジュールに入力する伝送周
    波数帯域が異なる信号を合成または分離することを特徴
    とするスプリッタ。
  2. 【請求項2】 前記端子板モジュールは、複数の入出力
    端子を有し、前記スプリッタは、該入出力端子と接続さ
    れる3つの入出力端子を少なくとも1組有し、前記スプ
    リッタの入出力端子のうち、2つの入出力端子に入力す
    る前記伝送周波数帯域が異なる信号を合成して、他の1
    つの入出力端子に出力し、また前記他の1つの入出力端
    子に入力する信号を前記伝送周波数帯域が異なる信号に
    分離して、前記2つの入出力端子にそれぞれ出力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスプリッタ。
  3. 【請求項3】 前記端子板モジュールは、複数の入出力
    端子を有し、前記スプリッタは、該端子板モジュールの
    入出力端子と接続される2つの入出力端子と、前記端子
    板モジュールの入出力端子以外の部位と接続可能な1つ
    の入出力端子とを少なくとも1組有し、前記入出力端子
    のうち、2つの入出力端子に入力する前記伝送周波数帯
    域が異なる信号を合成して、その他の1つの入出力端子
    に出力し、また前記1つの入出力端子に入力する信号を
    前記伝送周波数帯域が異なる信号に分離して、前記2つ
    の入出力端子にそれぞれ出力することを特徴とする請求
    項1に記載のスプリッタ。
  4. 【請求項4】 前記スプリッタは、過電流や過電圧を抑
    止する保安手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載のスプリッタ。
  5. 【請求項5】 交換機局内と加入者宅との間で、配線分
    配盤を介して伝送周波数帯域が異なる信号を伝送するデ
    ィジタル伝送システムにおいて、 前記配線分配盤の端子板モジュールに着脱可能に装着さ
    れる請求項1〜4のいずれか一つに記載のスプリッタを
    備えたことを特徴とするディジタル伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記交換機局は、交換機とディジタル伝
    送装置とを有し、前記スプリッタは、前記交換機からの
    低周波数帯域の音声信号と、前記ディジタル伝送装置か
    らの高周波数帯域のデータ信号とからなる前記伝送周波
    数帯域が異なる信号を合成または分離することを特徴と
    する請求項5に記載のディジタル伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記スプリッタでは、前記交換機との間
    で信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの入出
    力端子と接続される第1の入出力端子と、前記ディジタ
    ル伝送装置との間で信号の入出力が行われる前記端子板
    モジュールの入出力端子と接続される第2の入出力端子
    と、前記加入者宅との間で信号の入出力が行われる前記
    端子板モジュールの入出力端子と接続される第3の入出
    力端子を備え、前記第1および第2の入出力端子から入
    力する前記音声信号とデータ信号を合成して前記第3の
    入出力端子に出力し、また前記第3の入出力端子から入
    力する合成信号を、前記音声信号とデータ信号に分離し
    て前記第1および第2の入出力端子にそれぞれ出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載のディジタル伝送シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記スプリッタでは、前記交換機との間
    で信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの入出
    力端子と接続される第1の入出力端子と、前記ディジタ
    ル伝送装置と直接接続され、該ディジタル伝送装置との
    間で信号の入出力が行われる第2の入出力端子と、前記
    加入者宅との間で信号の入出力が行われる前記端子板モ
    ジュールの入出力端子と接続される第3の入出力端子と
    を備え、前記第1および第2の入出力端子から入力する
    前記音声信号とデータ信号を合成して前記第3の入出力
    端子に出力し、また前記第3の入出力端子から入力する
    合成信号を、前記音声信号とデータ信号に分離して前記
    第1および第2の入出力端子にそれぞれ出力することを
    特徴とする請求項6に記載のディジタル伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記スプリッタでは、前記交換機との間
    で信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの入出
    力端子と接続される第1の入出力端子と、前記ディジタ
    ル伝送装置との間で信号の入出力が行われる前記端子板
    モジュールの入出力端子と接続される第2の入出力端子
    と、前記加入者宅と直接接続され、該加入者宅との間で
    信号の入出力が行われる第3の入出力端子とを備え、前
    記第1および第2の入出力端子から入力する前記音声信
    号とデータ信号を合成して前記第3の入出力端子に出力
    し、また前記第3の入出力端子から入力する合成信号
    を、前記音声信号とデータ信号に分離して前記第1およ
    び第2の入出力端子にそれぞれ出力することを特徴とす
    る請求項6に記載のディジタル伝送システム。
  10. 【請求項10】 前記スプリッタでは、前記ディジタル
    伝送装置との間で信号の入出力が行われる前記端子板モ
    ジュールの入出力端子と接続される第1の入出力端子
    と、前記加入者宅との間で信号の入出力が行われる前記
    端子板モジュールの入出力端子と接続される第2の入出
    力端子と、前記交換機と直接接続され、該交換機との間
    で信号の入出力が行われる第3の入出力端子とを備え、
    前記第3および第1の入出力端子から入力する前記音声
    信号とデータ信号を合成して前記第2の入出力端子に出
    力し、また前記第2の入出力端子から入力する合成信号
    を、前記音声信号とデータ信号に分離して前記第3およ
    び第1の入出力端子にそれぞれ出力することを特徴とす
    る請求項6に記載のディジタル伝送システム。
  11. 【請求項11】 前記スプリッタでは、前記交換機との
    間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュールの入
    出力端子と接続される第1の入出力端子と、前記加入者
    宅との間で信号の入出力が行われる前記端子板モジュー
    ルの入出力端子と接続される第2の入出力端子と、前記
    ディジタル伝送装置と直接接続され、該ディジタル伝送
    装置との間で信号の入出力が行われる第3の入出力端子
    とを備え、前記第1および第3の入出力端子から入力す
    る前記音声信号とデータ信号を合成して前記第2の入出
    力端子に出力し、また前記第2の入出力端子から入力す
    る合成信号を、前記音声信号とデータ信号に分離して前
    記第1および第3の入出力端子にそれぞれ出力すること
    を特徴とする請求項6に記載のディジタル伝送システ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008517503A (ja) * 2004-10-14 2008-05-22 トムソン ライセンシング 統合アクセス装置、関連するモデムボックス及びスプリットモジュール

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