JP2003069610A - 通信装置、その制御方法、通信システム、及び制御プログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、通信システム、及び制御プログラム

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JP2003069610A
JP2003069610A JP2001251763A JP2001251763A JP2003069610A JP 2003069610 A JP2003069610 A JP 2003069610A JP 2001251763 A JP2001251763 A JP 2001251763A JP 2001251763 A JP2001251763 A JP 2001251763A JP 2003069610 A JP2003069610 A JP 2003069610A
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Tokiko Watanabe
期子 渡邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単なクレジット管理で高速にパケット交換
方式のデータ通信を行えるようにする。 【解決手段】 受信バッファに少なくとも1クレジット
分以上の空きが有る場合は、受信側のクレジット数を
「1」として通知して通信を開始し、データパケットを
受信した場合は、そのデータパケット中のデータを受信
バッファに格納した後も1クレジット分以上の空きがあ
る限りは、擬似的に所定のクレジット空き情報を返信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信技術に
関し、特にパケット交換方式のデータ通信技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パケット交換方式を採用したデー
タ通信システムにおいて、受信バッファのオーバーフロ
ーを回避するために、受信側の通信装置は、自己の受信
バッファの空き容量を監視し、受信バッファの空き容量
をオーバーしない範囲のクレジット数(値)を送信側の
通信装置に通知し、送信側の通信装置は、データパケッ
トの連続送信数をクレジット数以下に制限する通信方式
が知られている。
【0003】この通信方式では、送信側は、データパケ
ットを送信する毎にその送信パケット数分のクレジット
数を減算していき、クレジット数が「0」になった場合
には、送信を停止することで、受信側の受信バッファの
空き容量を越えるデータパケットを連続送信しないよう
にしている。
【0004】一方、受信側では、データパケットを受信
すると、データを正しく受信したことを送信側へ報告す
るための確認応答パケットを返信している。この確認応
答パケットには、次のパケットのシーケンス番号とクレ
ジット数を含んでいる。
【0005】ここで、クレジット数とは、受信可能なデ
ータ量を示す値であり、具体的には、受信可能なパケッ
ト数に相当している。また、送受信可能な最大のパケッ
ト・サイズは、初期化プロセスの段階で、ネゴシエーシ
ョンによって決定され、クレジット数の上限値は、送受
信可能な最大のパケット・サイズを考慮して決定され
る。
【0006】さらに、一旦、クレジット数を通知した後
でも、受信バッファ内のデータを読み出して受信バッフ
ァの空き容量が増えた場合には、クレジットを追加して
発行するようにしている。
【0007】このような通信方式では、データパケット
の通信速度を上げるために、通常、クレジット数を可能
な限り多くしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クレジット数
を複数にした場合は、通信を開始する際に受信側で発行
すべきクレジット数を決定したり、通信中に受信バッフ
ァの空き状態を監視して、空き容量が増えた場合には、
その空き容量に見合ったクレジット数を算出してクレジ
ットを追加発行したりする必要があるなど、クレジット
の管理が複雑になっていた。
【0009】本発明は、簡単なクレジット管理で高速に
パケット交換方式のデータ通信を行えるようにすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、パケット交換方式でデータ通信を行う通
信装置において、受信メモリに少なくとも1クレジット
分の空き容量が有る場合は、通信開始時に自己のクレジ
ット数を「1」として送信側の通信装置に通知する通知
手段と、前記送信側の通信装置からデータパケットを受
信した場合に、受信に係るデータパケット中のデータを
前記受信メモリに格納した後も該受信メモリに少なくと
も1クレジット分の空き容量が有る限りは、クレジット
空き情報を含む応答パケットを返信する返信手段とを備
えている。
【0011】また、本発明は、パケット交換方式でデー
タ通信を行う通信装置の制御方法において、受信メモリ
に少なくとも1クレジット分の空き容量が有る場合は、
通信開始時に自己のクレジット数を「1」として送信側
の通信装置に通知し、前記送信側の通信装置からデータ
パケットを受信した場合に、受信に係るデータパケット
中のデータを前記受信メモリに格納した後も該受信メモ
リに少なくとも1クレジット分の空き容量が有る限り
は、クレジット空き情報を含む応答パケットを返信して
いる。
【0012】また、本発明は、パケット交換方式でデー
タ通信を行う通信システムにおいて、受信側の通信装置
は、自己の受信メモリに少なくとも1クレジット分の空
き容量が有る場合は、通信開始時に自己のクレジット数
を「1」として送信側の通信装置に通知する通知手段
と、前記送信側の通信装置からデータパケットを受信し
た場合に、受信に係るデータパケット中のデータを前記
受信メモリに格納した後も該受信メモリに少なくとも1
クレジット分の空き容量が有る限りは、クレジット空き
情報を含む応答パケットを返信する返信手段とを備えて
いる。
【0013】また、本発明は、パケット交換方式でデー
タ通信を行う通信装置が受信側として機能する場合に実
行される制御プログラムであって、受信側の通信装置の
受信メモリに少なくとも1クレジット分の空き容量が有
る場合は、通信開始時に自己のクレジット数を「1」と
して送信側の通信装置に通知し、前記送信側の通信装置
からデータパケットを受信した場合に、受信に係るデー
タパケット中のデータを前記受信メモリに格納した後も
該受信メモリに少なくとも1クレジット分の空き容量が
有る限りは、クレジット空き情報を含む応答パケットを
返信する内容を有している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明を適用した印刷装置の概略
構成を示すブロック図である。
【0016】本印刷装置は、ホストコンピュータ(図示
省略)から転送されたデータを印刷する機能を有し、イ
ンタフェース部1000、通信制御部1010、受信バ
ッファ1020、マイクロプロセッサ1030、印字バ
ッファ1040、印字制御部1050、記録ヘッド10
60、LFモータ・ドライバ1070、LFモータ10
80、CRモータ・ドライバ1090、及びCRモータ
1100を有している。
【0017】なお、通信制御部1010は、マイクロコ
ンピュータにより構成され、CPU1010a、ROM
1010b、RAM10101cを有している。CPU
1010aは、RAM10101cをワークエリア等と
して利用しながら、ROM1010bに格納された制御
プログラムに基づいて各種の通信制御を行う。なお、R
OM10101bには、図10に示したフローチャート
に対応する制御プログラムも格納されている。
【0018】また、インタフェース部1000は、所定
の赤外線通信プロトコルに準拠しているが、この赤外線
通信プロトコルについては、後述する。さらに、受信バ
ッファ1020は、複数の論理チャネルに対応する複数
のバッファ0〜nにより構成されている。
【0019】ホストコンピュータから送信されてきた印
字データ、制御コマンド等を含むパケットは、インタフ
ェース部1000を介して通信制御部1010に転送さ
れる。通信制御部1010は、受信したパケット中のヘ
ッダデータを解析して論理チャネル、パケットのサイズ
等を特定し、特定した論理チャネルに対応するバッファ
nに、受信したパケット中のデータ(ヘッダデータを除
く)を格納する。
【0020】マイクロプロセッサ1030は、受信バッ
ファ1020に格納されたデータを順次読み出して、印
字バッファ1040に格納する。印字制御部1050
は、マイクロプロセッサ1030からの印字制御信号に
基づいて、印字バッファ1040からデータを読み出
し、記録ヘッド1060に転送する。
【0021】また、マイクロプロセッサ1030は、記
録ヘッド1060の印字動作、LFモータ・ドライバ1
070によるLFモータ1080の回転制御動作、CR
モータ・ドライバ1090によるCRモータ1100の
回転制御動作等を制御する。図2は、インタフェース部
1000、及び通信制御部1010により通信を行う際
に使用される赤外線通信プロトコルのデータリンク層の
構成を示した図である。
【0022】図2に示したように、本赤外線通信プロト
コルのデータリンク層は、IrLAP(Infrare
d Link Access Protocol)層
A、IrLMP(Infrared Link Man
ager Protocol)層B、TynyTP(I
nfrared Transport Protoco
l)層C、IrCom(Infrared Commu
nication)層Dにより構成されている。
【0023】実際に通信を行う場合は、図3に示したよ
うに、まず、最下層のIrLAP層Aで送信側、受信側
ともに通信に必要なパラメータの折衝(ネゴシエーショ
ン)を行って、通信を開始する。そして、順に上位層間
のパラメータ折衝が行われ、これら各層でのパラメータ
折衝が完了した後に、データパケット(実データを含む
パケット)の送信、そのデータパケット受信の確認応答
等が行われる。
【0024】赤外線通信プロトコルでは、TinyTP
層Cにおいてクレジット管理を行っており、TinyT
P層Cのパラメータ折衝において、送信側、受信側のク
レジット情報を通告する。送信側は、受信側から通告さ
れたクレジット情報に基づいて、連続送信するパケット
数等を制御する。
【0025】クレジット情報は、受信側の受信メモリ
(受信バッファ)のオーバーフローを防止するためのパ
ラメータなので、送信側は、受信側から通知されたクレ
ジット数を、1つのデータパケットを送信する毎に1ず
つデクリメントし、クレジット数が「0」となっている
間は、送信を停止する。そして、受信側より空いたクレ
ジット数の告知があった時、その値を新たに設定するこ
とで、データパケットの送信を再開する。
【0026】次に、クレジットに基づく本実施形態に特
有な通信制御処理を説明するが、本実施形態の特徴を容
易に理解できるようにするため、クレジット数が複数、
及び「1」の場合の従来の通信制御処理を予め説明して
おく。
【0027】まず、受信側のクレジット数が複数の場合
における従来の通信の流れを、図4に基づいて説明す
る。
【0028】受信側のクレジット数が複数の場合、受信
側(本実施形態では、通信制御部1010)は、データ
パケットを受信すると、このデータパケットを正しく受
信した旨を示す確認応答パケットを、送信側に返信す
る。
【0029】この場合、送信側は、上記のように、受信
側から通知されたクレジット数を、1つのデータパケッ
トを送信する毎に1ずつデクリメントし、クレジット数
が「0」となっている間は、送信を停止しているので、
受信側にとっては、次のデータパケットを連続して受信
できることは明らかである。
【0030】そこで、通信制御部1010は、受信した
パケットの解析が終了していなくても、直ちに、図7に
示したような受信確認のみの応答パケット、すなわちク
レジット情報を含まないRR(Receive Rea
dy)レスポンス・パケットを返信する。
【0031】なお、図7に示した「Nr」は、送信側に
対して次に送信を期待するパケットの番号を示すビット
であり、このパケット番号としては、最大「7」を設定
することができる。また、「F」は、この値が「1」の
場合は、本RRレスポンス・パケットの送信側が受信側
に送信権を譲渡することを示し、「0」の場合は、本R
Rレスポンス・パケットの送信側が送信権を保持するこ
とを示すビットである。
【0032】このようなデータパケットの送信とRRレ
スポンス・パケットの返信を複数回行う。そして、受信
側は、通知したクレジット数に対応する最後のデータパ
ケットを受信すると、確認応答として、図9に示したよ
うなI(Infomation)フレームレスポンス・
パケットを返信する。
【0033】なお、図9に示した「Nr」は、送信側に
対して次に送信を期待するパケットの番号を示すビット
であり、このパケット番号としては、最大「7」を設定
することができる。また、「F」は、この値が「1」の
場合は、本Iフレームレスポンス・パケットの送信側が
受信側に送信権を譲渡することを示し、「0」の場合
は、本本Iフレームレスポンス・パケットの送信側が送
信権を保持することを示すビットである。
【0034】また、「Ns」は、本Iフレームレスポン
ス・パケットの番号を示すビットである。「C」は、I
rLMP層Bの制御コマンドであるか、或いはIrLM
P層Bより上位の層の制御コマンドであるかを示すビッ
トであり、このビットが「0」の場合はIrLMP層B
の制御コマンド、「1」の場合はIrLMP層Bより上
位の層の制御コマンドであることを示している。
【0035】また、「DLSAP−SEL」は、あて先
のLSAP(IrLMP層B以上の層でのアドレス)を
示すビットである。「r」は、予約ビットである。「S
LSAP−SEL」は、発信元のLSAP(IrLMP
層B以上の層でのアドレス)を示すビットである。
【0036】「M」は、データ分割の有無を示すビット
であり、「1」の場合はデータ分割有り、「0」の場合
はデータ分割無しを示している。「Delta Cre
dit」は、受け取れるパケット数、すなわち、受信バ
ッファ(本実施形態では、厳密には、現在確立されてい
る論理チャネルに対応するバッファ)の空き容量に対応
するクレジット数を示すビットである。
【0037】次に、受信側のクレジット数が「1」の場
合における従来の通信の流れを、図5に基づいて説明す
る。
【0038】受信側のクレジット数が「1」の場合、受
信したデータパケットの解析が終了しても、次の新しい
データパケットの受信の準備が出来るまでは、データパ
ケットを受信することが出来ないので、図7に示した受
信確認のみの応答パケット(RRレスポンスパケット)
を返信するしかない。
【0039】従って、送信側は、上記Iフレームレスポ
ンス・パケットを受信するまでの間は、図8に示したよ
うな通信の継続を行うための通信継続パケット(RRコ
マンド・パケット)を送り続けることになる。また、受
信側も、受信バッファが空くまでは、RRコマンド・パ
ケットを受信する毎に、RRレスポンス・パケットを返
信することになる。このように、受信側のクレジット数
が「1」の場合は、データパケット以外のパケットの交
信回数が多くなるため、データパケットの通信速度が低
下してしまう。
【0040】次に、クレジットを用いた本実施形態にお
ける通信の流れを、図6に基づいて説明する。
【0041】本実施形態では、少なくともと1クレジッ
ト分の空き容量が受信バッファにあれば、その空き容量
がたとえ複数クレジット分の空き容量であったとして
も、通信開始時の受信クレジット数は、常に「1」に設
定している。
【0042】しかし、従来の受信クレジット数が「1」
の場合と異なり、受信側では、データパケットを受信し
た場合に、受信バッファに1クレジット分以上の空き容
量がある限り、その都度、所定のクレジット空き情報を
含むIフレームレスポンス・パケットを、確認応答とし
て返信するようにしている。
【0043】この場合、図4と図6を比較すれば明らか
なように、データパケットの送信頻度は同一になる。従
って、通信開始時の受信バッファの空き容量がクレジッ
ト数の上限値の範囲内であれば、本実施形態の場合は、
Iフレームレスポンス・パケットの方がRRレスポンス
・パケットよりサイズが大きい分だけ通信速度がわずか
に遅くなるだけで、従来の複数のクレジット数の場合と
ほぼ同等の通信速度を実現することができる。
【0044】次に、本発明の実施形態におけるクレジッ
ト管理処理を、図10のフローチャートに基づいて説明
する。なお、フローチャートは、受信側のクレジット数
として、「1」を既に送信側に通知していることを前提
としている。
【0045】通信制御部1010のCPU1010a
は、ROM1010bに格納された制御プログラムに基
づいて、まず、受信したパケットが、実データを含むデ
ータパケットであるか否かを判別する(ステップS
1)。その結果、受信したパケットがデータパケットで
あれば、そのデータパケットを解析部へ転送する(ステ
ップS2)。なお、本実施形態では、解析部は、ソフト
ウェアにより構成されており、ステップS2では、解析
ルーチンにデータパケットを引き渡している。
【0046】次に、解析終了を待つことなく、受信バッ
ファ、すなわち、受信バッファ1020内のバッファ0
〜nのうち、現在確立されている論理チャネルに対応す
るバッファに1クレジット分以上の空き容量が有るか否
かを判別する(ステップS3)。この場合、実際には、
前述のネゴシエーションで決定された最大パケットサイ
ズ以上の空き容量があるか否かを判別する。また、今回
受信したデータパケット中のデータを上記バッファに格
納した後の状態で空き容量の有無を判別する。
【0047】その結果、受信バッファに1クレジット分
以上の空き容量が有れば、応答パケットに所定のクレジ
ット空き情報を加えて転送して、すなわち、図9に示し
たようなIフレームレスポンス・パケットを送信側に返
信して(ステップS4)、終了する。一方、受信バッフ
ァに1クレジット分以上の空き容量が無ければ、通信制
御部1010の内部的な処理のためにクレジット数が
「0」である旨を設定する(ステップS5)。そして、
図7に示したような受信確認のみの応答パケット(RR
レスポンス・パケット)を返信し(ステップS6)、終
了する。
【0048】ステップS1にて、受信したパケットがデ
ータパケットでないと判別された場合は、受信バッフ
ァ、すなわち、受信バッファ1020内のバッファ0〜
nのうち、現在確立されている論理チャネルに対応する
バッファに1クレジット分以上の空き容量が有るか否か
を判別する(ステップS7)。
【0049】この場合、実際には、前述のネゴシエーシ
ョンで決定された最大パケットサイズ以上の空き容量が
あるか否かを判別する。また、この場合は、今回受信し
たパケットは、データパケットではなく、バッファにデ
ータを格納する必要はないので、ステップS3の場合の
ように、今回受信したデータパケット中のデータを上記
バッファに格納した後の状態を考える必要はない。ただ
し、上記バッファのデータのうち、既に読み出されたデ
ータの量は当然のことながら考慮する必要がある。
【0050】ステップS7にて、1クレジット分以上の
空き容量があると判別された場合は、現在、クレジット
数が「0」である旨が設定されているか否かを判別する
(ステップS8)。その結果、クレジット数が「0」で
ある旨が設定されていれば、現在確立されている論理チ
ャネルに対応するバッファのデータが読み出されて、当
該バッファに空きができたことを意味するので、クレジ
ット数が「0」である旨の設定を解除する(ステップS
9)。そして、応答パケットに所定のクレジット空き情
報を加えて転送して、すなわち、図9に示したようなI
フレームレスポンス・パケットを送信側に返信して(ス
テップS10)、終了する。
【0051】一方、ステップS7にて、受信バッファに
空きが無いと判別された場合、及びステップS8にて、
クレジット数が「0」である旨が設定されていないと判
別された場合は、図7に示したような受信確認のみの応
答パケット(RRレスポンス・パケット)を返信して
(ステップS11)、終了する。
【0052】なお、ステップS4,S10におけるクレ
ジット空き情報は、複数クレジットの場合のように、実
際の受信バッファの空き容量に対応したクレジット数で
ある必要はなく、空きが有る旨を示す一定の情報、例え
ば、クレジット数「1」を示す1ビットの情報でよい。
従って、従来の複数クレジットの場合のように、受信バ
ッファの空き容量に見合ったクレジット数を算出する必
要はなく、クレジットの管理が簡単になる。
【0053】このように、本発明では、受信バッファに
少なくとも1クレジット分以上の空きが有る場合は、受
信側のクレジット数を「1」として通知して通信を開始
し、データパケットを受信した場合は、そのデータパケ
ット中のデータを受信バッファに格納した後も1クレジ
ット分以上の空きがある限りは、擬似的に所定のクレジ
ット空き情報を返信するようにしている。
【0054】従って、複数クレジットの場合のように、
通信を開始する際に受信側で発行すべきクレジット数を
決定したり、通信中に受信バッファの空き容量が増えた
場合には、その空き容量に見合ったクレジット数を算出
してクレジットを追加発行したりするといったような複
雑なクレジット管理を行わずに、複数クレジットの場合
とほぼ同様の通信速度を実現することが可能となる。
【0055】また、従来の複数クレジットの場合は、た
とえ受信バッファの空き容量が非常に大きくても、複数
クレジットのクレジット数の上限値は、クレジット管理
処理で決められた範囲内に限定されてしまうため、通信
速度のアップにも限界があるが、本実施形態では、受信
バッファの非常に大きな空き容量に見合ったクレジット
数を設定した場合と同等の通信速度を実現することがで
きることとなる。
【0056】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、例えば、クレジットを用いてパケット交
換方式により通信を行う通信システムであれば、赤外線
通信以外の電磁波により無線通信を行う通信システム
や、有線による通信システムにも適用することが可能で
ある。また、クレジットを用いてパケット交換方式によ
り通信を行う機能を備えた装置であれば、印刷装置以外
の各種の装置に適用することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように、実施例によれ
ば、簡単なクレジット管理で高速にパケット交換方式の
データ通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用例としての印刷装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】上記印刷装置の通信機能で使用される赤外線通
信プロトコルのデータリンク層の構成図である。
【図3】赤外線通信プロトコルを用いた場合に、実際の
データ通信を行うに先立って行われるネゴシエーション
の順序を示す図である。
【図4】従来のクレジット数が複数の場合におけるデー
タ通信の流れを示す図である。
【図5】従来のクレジット数が「1」の場合におけるデ
ータ通信の流れを示す図である。
【図6】本発明の実施形態におけるデータ通信の流れを
示す図である。
【図7】受信確認応答のみの応答パケット(RRレスポ
ンス・パケット)のフォーマットを示す図である。
【図8】通信継続パケット(RRコマンド・パケット)
のフォーマットを示す図である。
【図9】クレジット空き情報を含んだ受信確認応答パケ
ット(Iフレームレスポンス・パケット)のフォーマッ
トを示す図である。
【図10】本発明の実施形態におけるクレジット管理処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1000:インタフェース部 1010:通信制御部 1010a:CPU 1010b:ROM 1010c:RAM 1020:受信バッファ 1030:マイクロプロセッサ Delta Credit:クレジット空き情報

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット交換方式でデータ通信を行う通
    信装置において、 受信メモリに少なくとも1クレジット分の空き容量が有
    る場合は、通信開始時に自己のクレジット数を「1」と
    して送信側の通信装置に通知する通知手段と、 前記送信側の通信装置からデータパケットを受信した場
    合に、受信に係るデータパケット中のデータを前記受信
    メモリに格納した後も該受信メモリに少なくとも1クレ
    ジット分の空き容量が有る限りは、クレジット空き情報
    を含む応答パケットを返信する返信手段と、を備えたこ
    とを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記クレジット空き情報は、一定の情報
    であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記クレジット空き情報は、前記受信メ
    モリの実際の空き容量に対応するクレジット数ではな
    く、クレジット数が「1」である旨を示す情報であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記通信装置は、赤外線を用いた無線通
    信装置であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 パケット交換方式でデータ通信を行う通
    信装置の制御方法において、 受信メモリに少なくとも1クレジット分の空き容量が有
    る場合は、通信開始時に自己のクレジット数を「1」と
    して送信側の通信装置に通知し、前記送信側の通信装置
    からデータパケットを受信した場合に、受信に係るデー
    タパケット中のデータを前記受信メモリに格納した後も
    該受信メモリに少なくとも1クレジット分の空き容量が
    有る限りは、クレジット空き情報を含む応答パケットを
    返信することを特徴とする通信装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記クレジット空き情報は、一定の情報
    であることを特徴とする請求項5記載の通信装置の制御
    方法。
  7. 【請求項7】 前記クレジット空き情報は、前記受信メ
    モリの実際の空き容量に対応するクレジット数ではな
    く、クレジット数が「1」である旨を示す情報であるこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の通信装置の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記通信装置は、赤外線を用いた無線通
    信装置であることを特徴とする請求項5〜7の何れかに
    記載の通信装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 パケット交換方式でデータ通信を行う通
    信システムにおいて、 受信側の通信装置は、自己の受信メモリに少なくとも1
    クレジット分の空き容量が有る場合は、通信開始時に自
    己のクレジット数を「1」として送信側の通信装置に通
    知する通知手段と、 前記送信側の通信装置からデータパケットを受信した場
    合に、受信に係るデータパケット中のデータを前記受信
    メモリに格納した後も該受信メモリに少なくとも1クレ
    ジット分の空き容量が有る限りは、クレジット空き情報
    を含む応答パケットを返信する返信手段と、を備えたこ
    とを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 前記クレジット空き情報は、一定の情
    報であることを特徴とする請求項9記載の通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記クレジット空き情報は、前記受信
    メモリの実際の空き容量に対応するクレジット数ではな
    く、クレジット数が「1」である旨を示す情報であるこ
    とを特徴とする請求項9又は10記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記通信装置は、赤外線を用いた無線
    通信装置であることを特徴とする請求項9〜11の何れ
    かに記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 パケット交換方式でデータ通信を行う
    通信装置が受信側として機能する場合に実行される制御
    プログラムであって、 受信側の通信装置の受信メモリに少なくとも1クレジッ
    ト分の空き容量が有る場合は、通信開始時に自己のクレ
    ジット数を「1」として送信側の通信装置に通知し、前
    記送信側の通信装置からデータパケットを受信した場合
    に、受信に係るデータパケット中のデータを前記受信メ
    モリに格納した後も該受信メモリに少なくとも1クレジ
    ット分の空き容量が有る限りは、クレジット空き情報を
    含む応答パケットを返信する内容を有することを特徴と
    する制御プログラム。
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