JP2003067899A - 訓練監視装置 - Google Patents

訓練監視装置

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JP2003067899A
JP2003067899A JP2001253855A JP2001253855A JP2003067899A JP 2003067899 A JP2003067899 A JP 2003067899A JP 2001253855 A JP2001253855 A JP 2001253855A JP 2001253855 A JP2001253855 A JP 2001253855A JP 2003067899 A JP2003067899 A JP 2003067899A
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training
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mobile
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Masaki Nagane
将樹 長根
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機、船舶、潜水移動体、及び車両の多数
混在した訓練環境においてのこれらを管制する管制員の
管制技能の訓練の際に、訓練管制員が実施する訓練の監
視範囲の移動体が訓練対象か否かの区別について、航跡
情報を区別する操作量が増大し、訓練管制員の操作上、
実際の移動体と訓練移動体を取り違える可能性が高かっ
た。 【解決手段】 広域の訓練監視範囲及び訓練環境におい
て、訓練移動体と疑似移動体の航跡を訓練監視範囲の他
の訓練監視装置が保有する航跡も含めて自動的に相関処
理、及び区別して監視順を決めて表示し、訓練管制員の
操作量を軽減した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空中を移動する
航空機、海上を移動する船舶、海中を移動する潜水移動
体、及び陸上を移動する車両の異なる複数の移動体の航
跡を監視、それぞれを運航管制することを責務とする船
舶に乗務している管制員の管制技能を向上させるため、
所定の訓練を実施させ、技能評価し、さらには訓練中の
状況を統括的に安全監視することを責務としている同一
船舶に乗務している訓練管制員の訓練監視業務を対象と
し、特に実際の移動体の監視及び管制を行いながら、実
際には存在しない疑似の移動体を訓練練度に応じて付加
していく訓練方式によって訓練を実施する場合に、この
訓練管制員が訓練に伴って業務を遂行のため操作するこ
とになる航行の安全上必ず実施しなければならない、訓
練の状況下での航行する移動体属性の識別判断、及び細
部の状況を確認する表示装置の操作の人的負担を軽減す
ることのできる訓練監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】はじめに、この発明が適用される従来の
技術分野での背景を、図4の訓練状況図を用いて説明す
る。図4において、S1はこの発明の訓練監視装置を搭
載する船舶、1は移動体観測装置、A5は空中を移動す
る訓練の対象ではない航空機、 As3及びAs4は実
際には存在していない空中を移動する疑似の航空機、A
t3及びAt4は空中を移動する訓練の対象である航空
機、S2及びS3は海上を移動する訓練の対象ではない
船舶、Ss1は実際には存在していない海上を移動する
疑似の船舶、St1は海上を移動する訓練の対象である
船舶、SS4は海中を移動する訓練の対象ではない潜水
移動体、SSs2は実際には存在していない海中を移動
する疑似の潜水移動体、SSt2は海中を移動する訓練
の対象である潜水移動体、 G6は陸上を移動する訓練
の対象ではない車両、Gs5は実際には存在していない
陸上を移動する疑似の車両、Gt5は陸上を移動する訓
練の対象である車両である。図4に示す状況において、
管制技能を評価し、訓練の状況を統括的に監視すること
を責務とするこの発明の訓練監視装置を搭載する船舶S
1に乗務している訓練管制員は、空中を移動する航空
機、海上を移動する船舶、海中を移動する潜水移動体、
及び陸上を移動する車両の航跡を監視し、それぞれを管
制することを責務とする、この発明の訓練監視装置を搭
載する船舶S1に乗務している管制員の管制技能を向上
する訓練を実施する際に、この発明の訓練監視装置を搭
載する船舶S1の位置を含んで構成する、空中、海上、
海中、及び陸上の所定の位置に囲まれた訓練の監視範囲
を設定し、この範囲において、空中、海上、海中、及び
陸上をそれぞれに移動する訓練の対象である航空機At
3及びAt4、船舶St1、潜水移動体SSt2、及び
車両Gt5と、実際には存在していない空中、海上、海
中、及び陸上をそれぞれに移動する疑似の航空機 As
3及びAs4、船舶Ss1、潜水移動体SSs2、及び
車両Gs5とを認知識別し、管制員への管制対象の教材
として航跡を指定して与えながら、訓練の監視範囲に新
たに空中、海上、海中、及び陸上をそれぞれ移動し、進
入してくる訓練の対象ではない航空機A5、船舶S2及
びS3、潜水移動体SS4、及び車両G6を認知識別
し、それらが実際の管制対象であると判断したならば、
訓練の安全上の事由から、実施中の訓練を即座に中止
し、実際の所定の管制を行う必要がある。
【0003】従来の訓練監視装置は図6に示すとおり構
成され、図において、1は実際の空中を移動する航空
機、海上を移動する船舶、海中を移動する潜水移動体、
及び陸上を移動する車両の異なる複数の移動体の位置を
観測する移動体観測装置、2は訓練用の諸元を作成する
訓練シナリオ作成装置、3は訓練用の諸元を転送する諸
元転送装置、4は移動体観測装置1による移動体の諸元
から航跡情報を算出する移動体追跡装置、5は移動体属
性の返信応答を要求する識別信号を送受信する移動体識
別信号通信装置、6は移動体追跡装置4で算出された航
跡情報を転送する航跡情報転送装置、7は航跡情報と移
動体の諸元の時刻補正を行う時刻補正器、8は訓練の監
視範囲か否か判定する監視域判定器、9は移動体存在範
囲により相関の可能性のある航跡情報を選択する固定相
関ゲートによる相関器、10は可変の移動体存在範囲に
より相関の可能性のある航跡情報を選択する可変ゲート
による相関器、11は訓練移動体の諸元、疑似移動体の
諸元、及び航跡情報の組合せがそれぞれ1対1対応になっ
ているか否かを判定する1対1対応判定器、12は移動体
の属性を付与して管理し表示装置へと出力する移動体管
理データベース、13は航跡情報と移動体の諸元とを同
時に表示する表示装置、14は訓練シナリオを隣接する
訓練監視装置と送受信する遠隔訓練シナリオ通信装置で
ある。
【0004】従来の訓練監視装置において訓練管制員
は、移動体追跡装置1からの疑似移動体、及び実際の移
動体とのそれぞれについての区別を、訓練用に作成した
疑似移動体の航跡諸元、及び移動体追跡装置1からの実
際の航跡とを対象として、はじめに、観測時刻の基準合
わせのためそれぞれ時刻補正器7で時刻補正され、次に
訓練の監視範囲にあるかどうかを監視域判定器8で判定
され、固定相関ゲートによる相関器9で訓練用に作成し
た疑似移動体の航跡諸元と相関の可能性のある航跡を選
択され、可変ゲートによる相関器10で訓練用に作成し
た疑似移動体の航跡諸元と相関の可能性のある航跡を選
択され、1対1対応判定器11で1対1対応になってい
るか否かを判定され、その判定結果による属性が付与さ
れ、移動体管理データベース12で保管、管理され、表
示装置13に航跡及び属性を同時に表示されることか
ら、これらを目視によって認識判断し、自動的に相関処
理される結果によっても区別表示されない実際の移動体
と疑似の移動体の航跡を、表示されない音声にて伝達さ
れてきた訓練の情報等から総合的な判断により区別し、
区別判断した結果を訓練管制員が手動によって属性付与
し、表示監視を継続することで訓練領域を総合的に監視
し、訓練の安全、移動体航行の安全を確保していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
成において、訓練シナリオ作成装置2で作成した訓練用
の疑似移動体の諸元、及び移動体観測装置1で観測し移
動体追跡装置4で算出した実際の移動体の航跡とのそれ
ぞれについての位置の相関処理を行い、実際の移動体の
航跡と疑似移動体の航跡を自動的に区別した属性を表示
装置13に表示しているが、例えば航空機には、航行の
安全上の事由から所定の返信応答要求信号を送信してや
ることで、それぞれ固有の識別属性を返信応答する移動
体識別信号通信装置5を搭載して航跡の属性を付与して
いるが、識別信号を返答通信できない実際の移動体が複
数近接する場合、固定相関ゲートによる相関器9の特
性、及び可変相関ゲートによる相関器10の特性、1対
1対応判定器11の特性から、自動的に区別することが
できない航跡情報が多数となり、表示装置13に表示さ
れる多数の疑似移動体の諸元、航跡情報、及び表示装置
13には表示されない訓練支援情報を基にして、訓練管
制員が同一の移動体か否かを総合的に識別判断し、訓練
支援による移動体であると識別判断した航跡に対して、
訓練移動体であるとの属性を安全確保の時間余裕の有無
に関わらず総当たり的に手動操作にて付与していくこと
によって、他の実際の移動体による航跡、疑似移動体、
及び訓練移動体の航跡の属性とは区別して表示している
から、実際の移動体、及び疑似移動体の数が多数隣接す
る時には、訓練管制員の操作の誤り、識別判断の誤りを
招いて、訓練移動体を取り違える可能性が高くなるとい
う解決しなければならない第1の課題があった。
【0006】また、例えば訓練中に訓練監視領域を航行
する船舶の航行時刻、航行進路、船舶の大きさ種別等の
区別情報があらかじめの通報等から得られている場合に
おいても、訓練管制員がその場での識別判断をその都度
実施し、属性を付与する操作を実施しており、この訓練
管制員の監視する距離範囲の増大から、それに比例する
表示装置13の表示範囲切換等の操作量の増大による操
作の誤り、識別判断の誤りを招いて、属性を付与する実
際の移動体を取り違える可能性が高くなるという解決し
なければならない第2の課題があった。
【0007】また、例えば同じ様に訓練監視装置を搭載
する複数の船舶が隣接して、訓練監視範囲を同時共有し
て訓練を実施する場合、それぞれの訓練監視装置で保有
している訓練移動体、疑似移動体、実際の移動体の諸
元、及び監視警報情報を一元的に区別管理できないこと
から、それぞれの船舶の訓練管制員が、それぞれ他の船
舶の訓練管制員から別途音声通信等によって得られる情
報に基づき、同一の移動体か否かを識別判断することで
意思決定し、例えば訓練支援による航空機と判断した場
合、その属性を手動で付与することによって、共有して
いる訓練監視範囲の他の実際の移動体の航跡、疑似移動
体、訓練移動体の航跡、及び監視警報情報を区別して表
示することになるが、訓練管制員の監視範囲の増大か
ら、それに比例する表示装置12の表示範囲の切換、属
性の付与等の操作量の増大による操作の誤り、判断の誤
りを招いて、実際の移動体と訓練移動体を取り違える可
能性が高くなるという解決しなければならない第3の課
題があった。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、第1の課題に対しては、1対1対応
判定器において1対1の対応とは判定されない航跡に対
して、移動体の相関処理結果情報を類識別し、次に移動
体の位置、速度等の諸元から安全確保のための判断を必
要とするまでの時間余裕を算出し算出値に従って安全確
保上の判断を促す警報信号を生成する監視警報器を設
け、相関結果による判断もれに対する属性付与への行動
を行うまでの時間余裕を知らせることから訓練管制員の
表示装置13の表示範囲切換、属性付与等の操作負担を
軽減し、第2の課題に対しては、事前の通報等から得ら
れる訓練領域での移動体の航行時刻、航行進路、移動体
の区別情報がある場合、事前情報に従って移動体の航跡
を予測シミュレートして予告航跡を発生する予告航跡発
生器を設け、実際の移動体との相関処理及び属性を自動
付与して表示することから、訓練管制員の表示装置13
の表示範囲切換、属性付与等の操作負担を軽減し、第3
の課題に対しては、それぞれの訓練監視装置を搭載する
船舶上の訓練監視装置で扱っている実際の移動体の航
跡、訓練移動体の航跡、疑似移動体の航跡、それらすべ
ての属性、および監視警報情報を、それぞれの訓練監視
装置を搭載する船舶上の訓練監視装置における遠隔訓練
シナリオ、および監視警報情報として、訓練実施中の
間、それぞれを自動で送受信し、これによってそれぞれ
の装置が訓練範囲の航跡情報、及び監視警報情報を常時
共有し、訓練監視の範囲内における実際の移動体の航
跡、及び疑似移動体の航跡を自動で区別、及び的確な順
序によって意志決定して表示することから、複数の訓練
監視装置を搭載する船舶上のそれぞれの訓練管制員の表
示装置13の表示範囲切換、属性付与等の操作負担を軽
減することのできる訓練監視装置に関するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明による訓練監
視装置は、訓練シナリオ作成装置で設定した疑似移動体
の諸元、探知データを基に移動体追跡装置で算出された
航跡情報から訓練シナリオ作成装置によって訓練移動体
に選択した移動体の諸元、訓練シナリオ作成装置におい
て訓練移動体に選択しなかった航跡諸元との3諸元に対
して、時刻補正された航跡情報、疑似移動体の諸元及び
訓練移動体の諸元との3者それぞれの組み合わせ関係に
ついて、固定の移動体存在範囲に従って、それぞれの諸
元と位置相関の可能性のある2情報を選択する固定相関
ゲートによる相関器での相関処理し、相関ありと判定さ
れたそれぞれの移動体の航跡情報、諸元とを対象にし
て、航跡の誤差に応じた可変の移動体存在範囲により、
それぞれの移動体諸元と位置相関の可能性のある2情報
を選択する可変相関ゲートによる相関器での相関処理
し、選択された2情報が1対1に対応しているか否かを
1対1対応判定器において判定し、1対1に対応してい
ないと判定した場合でも、移動体の相関処理結果情報を
類識別し、次に移動体の位置、速度等の諸元から安全確
保のための判断を必要とするまでの時間余裕を算出し、
算出値に従って安全確保上の判断を促す警報信号を生成
する監視警報器を設け、相関結果による判断もれに対す
る属性付与への行動を行うまでの時間余裕を監視警報信
号とする監視警報器を設けることによって、第1の課題
を解決する手段とするものである。
【0010】また、第2の発明による訓練監視装置は、
事前の通報等から得られる訓練領域での移動体の航行時
刻、航行進路、移動体の区別情報がある場合、事前情報
に従って移動体の航跡を予測シミュレートし予告航跡の
諸元を発生する予告航跡発生器と、訓練シナリオ作成装
置で設定した疑似移動体の諸元、探知データを基に移動
体追跡装置で算出された航跡情報から訓練シナリオ作成
装置によって訓練移動体に選択した移動体の諸元、訓練
シナリオ作成装置において訓練移動体に選択しなかった
航跡諸元及び上記予告航跡発生器から得られる予告航跡
諸元との4諸元に対して、時刻補正された航跡情報、疑
似移動体の諸元、訓練移動体の諸元及び予告航跡の諸元
との4者それぞれの組合わせ関係について、固定の移動
体存在範囲に従って、それぞれの諸元と位置相関の可能
性のある2情報を選択する固定相関ゲートによる相関器
での相関処理し、相関ありと判定されたそれぞれの移動
体の航跡情報、諸元とを対象にして、航跡の誤差に応じ
た可変の移動体存在範囲により、それぞれの移動体諸元
と位置相関の可能性のある2情報を選択する可変相関ゲ
ートによる相関器で相関処理し、選択された2情報が1
対1に対応しているか否かを1対1対応判定器において
判定し、1対1に対応していないと判定した場合でも、
移動体の相関処理結果情報を類識別し、次に移動体の位
置、速度等の諸元から安全確保のための判断を必要とす
るまでの時間余裕を算出し、算出値に従って安全確保上
の判断を促す警報信号を生成する監視警報器を設け、相
関結果による判断もれに対する属性付与への行動を行う
までの時間余裕を監視警報信号とする監視警報器と、を
設けることによって、第2の課題を解決する手段とする
ものである。
【0011】また、第3の発明による訓練監視装置は、
事前の通報等から得られる訓練領域での移動体の航行時
刻、航行進路、移動体の区別情報がある場合、事前情報
に従って移動体の航跡を予測シミュレートし予告航跡の
諸元を発生する予告航跡発生器と、訓練シナリオ作成装
置で設定した疑似移動体の諸元、探知データを基に移動
体追跡装置で算出された航跡情報から訓練シナリオ作成
装置によって訓練移動体に選択した移動体の諸元、訓練
シナリオ作成装置において訓練移動体に選択しなかった
航跡諸元及び上記予告航跡発生器から得られる予告航跡
諸元との4諸元に対して、時刻補正された航跡情報、疑
似移動体の諸元、訓練移動体の諸元及び予告航跡の諸元
との4者それぞれの組合わせ関係について、固定の移動
体存在範囲に従って、それぞれの諸元と位置相関の可能
性のある2情報を選択する固定相関ゲートによる相関器
での相関処理し、相関ありと判定されたそれぞれの移動
体の航跡情報、諸元とを対象にして、航跡の誤差に応じ
た可変の移動体存在範囲により、それぞれの移動体諸元
と位置相関の可能性のある2情報を選択する可変相関ゲ
ートによる相関器で相関処理し、選択された2情報が1
対1に対応しているか否かを1対1対応判定器において
判定し、1対1に対応していないと判定した場合でも、
移動体の相関処理結果情報を類識別し、次に移動体の位
置、速度等の諸元から安全確保のための判断を必要とす
るまでの時間余裕を算出し、算出値に従って安全確保上
の判断を促す警報信号を生成する監視警報器を設け、相
関結果による判断もれに対する属性付与への行動を行う
までの時間余裕を監視警報信号とする監視警報器と、監
視警報情報、監視警報の対象である航跡情報及び航跡情
報に付与された属性情報を訓練領域を共有し隣接する他
の訓練監視装置へ送信し、更に他の訓練監視装置で同様
に処理され生成された監視警報情報、監視警報の対象で
ある航跡情報及び航跡情報に付与された属性情報とを受
信する遠隔監視警報通信装置と、を設けることによっ
て、第3の課題を解決する手段とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜3
に従って説明する前に、この発明の根拠となる理論の骨
子を説明することにする。ここでは、例えば移動体観測
装置からの探知データ及び訓練シナリオ作成装置で設定
された疑似移動体諸元及び訓練移動体諸元に基づき、移
動体追跡装置で作成された北基準直交座標における位
置、速度の情報及びその誤差評価量からなる航跡を想定
している。なお、この発明は、1つまたは複数の移動体
観測装置から、観測データが得られ入力されるたびに航
跡の更新を逐次行う移動体追跡装置を対象とするので、
1つの移動体観測装置を対象とする場合並びに複数の移
動体観測装置を対象とする場合においても同様に適用可
能である。
【0013】移動体の運動モデルを式(1)のように定
義する。以下ベクトルはアルファベットの小文字にアン
ダーラインを付して示し、行列はアルファベットの大文
字で示す。移動体運動の真値を表す状態ベクトルは、式
(2)のように北基準直交座標上で定義する。ここで、
Tは転置を表す記号である。また、状態ベクトルの推移
行列を式(3)のように定義する。ここでは一例として等
速直進の運動モデルを想定している。観測雑音は平均0
の正規性白色雑音であり、平均を表す記号をEはとした
とき、式(4)、式(5)を満たすものとする。また、駆動雑
音の変換行列を式(6)のように定義する。
【0014】
【数1】
【0015】次に移動体観測装置の観測モデルを式(7)
のように定義する。探知データを式(8)のように記述
し、移動体追跡装置の入力とする。ここで、観測行列を
式(9)のように定義する。また、探知データに対応した
観測雑音ベクトルは平均0の正規性白色雑音であり、式
(10)及び(11)を満たすものとする。また、式(11)で定義
された観測誤差共分散行列を式(12)のように記述する。
【0016】
【数2】
【0017】訓練シナリオ作成装置において、疑似移動
体の諸元として式(13)に示す位置及び速度情報を設定
し、疑似移動体の諸元における位置情報を式(14)のよう
に定義し、移動体追跡装置の入力とする。また、探知デ
ータ式(8)を基に訓練指定した訓練移動体の諸元として
式(15) に示す位置及び速度情報を設定し、訓練移動体
の諸元における位置情報を式(16)のように定義し、移動
体追跡装置の入力とする。
【0018】
【数3】
【0019】移動体追跡装置からは式(7)の探知データ
または式(14)の疑似移動体の諸元に基づく航跡として、
式(18)で定義される式(17)の平滑ベクトルと式(19)で定
義される平滑誤差共分散行列が出力される。ここで、サ
ンプリング時刻tkにおける相関対象となる探知データ
の総数及び探知データの全体を式(20)のように定義し、
さらにサンプリング時刻t1からtkまでの探知データの
全体を式(21)のように定義する。
【0020】
【数4】
【0021】この発明においては、移動体追跡装置から
航跡が出力される度に疑似移動体の諸元及び訓練移動体
の諸元に対して航跡の時刻を補正し、疑似移動体諸元の
最も近い時刻において相関処理を行う。時刻補正器にお
いては、移動体追跡装置から入力される航跡の時刻に合
わせて式(22)及び(23)により航跡の時刻補正を行う。こ
こで、式(22)及び(23)は時刻tk-1からtkへの予測処理
である。以下サンプリング時刻tkにおける航跡は式(2
4)で表す。
【0022】
【数5】
【0023】この発明の監視域判定器においては、時刻
補正された航跡の位置に対して、式(25)〜式(29)により
訓練監視範囲内か否か判定処理する。式(25)〜式(29)に
おいての訓練監視範囲を幾何学的な関連を立体図面で示
したものが図5である。図5において、P1は空中の天
面に相当するZhigh平面、 P2は海中の底面に相
当するZlow平面、P3、 P4、 P5、 P6はそ
れぞれ訓練監視範囲の頂点であり、それぞれの平面上の
座標はPos(x1、y1)、Pos(x2、y2)、
Pos(x3、y3)、Pos(x4、y4)で示
し、式(25)〜式(29)に使用している定義に対応する。監
視域判定器において、式(25)〜式(29)の全てを満たすと
きに訓練監視範囲内と判定する。
【0024】
【数6】
【0025】時刻補正された航跡に対して、疑似移動体
の諸元を中心とした固定相関ゲートによる相関処理を、
式(30)により算出された航跡と疑似移動体の諸元の位置
の差が式(31)を満たすとき相関の可能性があると判定
し、式(31)を満たす航跡と疑似移動体の諸元の組合せに
対して、式(32)により算出された速度の差が式(28)を満
たすとき相関ありと判定することで行う。同様に訓練移
動体の諸元を中心とした固定相関ゲートによる相関処理
を、式(34)により算出された航跡と訓練移動体の諸元の
位置の差が式(35)を満たすとき相関の可能性があると判
定し、式(35)を満たす航跡と訓練移動体の諸元の組合せ
に対して、式(36)により算出された速度の差が式(37)を
満たすとき相関ありと判定することで行う。
【0026】
【数7】
【0027】式(37)を満たす航跡と疑似移動体の諸元の
組合せに対して、可変相関ゲートによる相関処理を行
う。式(38)及び(39)による航跡と疑似移動体の諸元との
差分に対するカイ自乗値が式(40)を満たすとき相関あり
と判定する。
【0028】
【数8】
【0029】実施の形態1.次にこの発明の実施の形態
1を図1に従って説明する。図1は、この発明による訓
練監視装置の実施の形態1を示す構成図であり、図にお
いて1は実際の移動体の位置を観測する移動体観測装
置、2は訓練用の諸元を作成する訓練シナリオ作成装
置、3は訓練用の諸元を転送する諸元転送装置、4は移
動体観測装置1による移動体の諸元から航跡情報を算出
する移動体追跡装置、5は移動体に向けて返信応答を要
求する識別信号を送信し返信応答が得られる場合にその
信号を受信し航跡情報に属性付加する識別信号通信装
置、6は移動体追跡装置4で算出された航跡情報を転送
する航跡情報転送装置、7は航跡情報と移動体の諸元の
時刻補正を行う時刻補正器、8は訓練の監視範囲か否か
判定する監視域判定器、9は移動体存在範囲により相関
の可能性のある航跡情報を選択する固定相関ゲートによ
る相関器、10は移動体の航跡の誤差に応じた可変の移
動体存在範囲により相関の可能性のある航跡情報を選択
する可変ゲートによる相関器、11は訓練移動体の諸
元、疑似移動体の諸元及び航跡情報の組合せがそれぞれ
1対1対応になっているか否かを判定する1対1対応判定
器、12は移動体の属性を付与して管理し表示装置へと
出力する移動体管理データベース、13は航跡情報と移
動体の諸元とを同時に表示する表示装置、14は訓練シ
ナリオを隣接する訓練監視装置と送受信する遠隔訓練シ
ナリオ通信装置、15は移動体の安全確保上の判断を促
す警報を生成する監視警報器である。
【0030】図1において、移動体観測装置1において
観測し得られる式(8)に示す探知データ、他の訓練監視
装置から送信され遠隔訓練シナリオ通信装置14で受信
した訓練移動体の諸元、及び疑似移動体の諸元、訓練シ
ナリオ作成装置2において設定し、更に諸元転送装置3
により転送された式(14)に示す疑似移動体の諸元、及び
式(16)に示す訓練移動体の諸元とに基づき、移動体追跡
装置4において、式(18)で定義される平滑ベクトルを航
跡情報として維持し、移動体識別信号通信装置5におい
て、追跡情報の位置に所定の電磁波である返信応答要求
を当該移動体に向け自動で送信、移動体の返信応答装置
から、所定の電磁波による返信応答を受信した場合、受
信電磁波を所定の信号処理にて例えば4桁のコード化さ
れた属性情報に変換後、航跡情報の属性に自動付与し、
時刻補正器7において、航跡情報転送装置6から転送さ
れた航跡情報、諸元転送装置3から転送された式(13)に
示す疑似移動体の諸元、式(15)に示す訓練移動体の諸元
の各時刻によるベクトルからの整合補正を式(22)に基づ
き実施し、監視域判定器8において、時刻の整合がとれ
た航跡について式(25)〜(29)に基づいて訓練の監視範囲
であるか否か判定し、更に移動体管理データベース11
における監視範囲であるか否か、また新たに監視範囲と
なったか否かの属性を更新し、固定相関ゲートによる相
関器9において、式(30)〜(37)に基づき時刻の整合がと
れた航跡情報、疑似移動体の諸元及び訓練移動体の諸元
との3者の固定ゲートによる相関処理を実施し、可変相
関ゲートによる相関器10において、式(38)〜(40)に基
づき時刻の整合がとれた航跡情報、疑似移動体の諸元及
び訓練移動体の諸元との3者の可変相関ゲートによる相
関処理を実施し、1対1対応判定器11において、航跡
情報、疑似移動体の諸元及び訓練移動体の諸元とのそれ
ぞれの相関結果が1対1対応であるか否かを判定し、1
対1対応である場合、移動体管理データベース12にお
ける航跡、疑似移動体及び訓練移動体か否かの属性を自
動付与、保管、更新、管理し、監視警報器14におい
て、移動体管理データベースで管理された航跡情報、航
跡に付与された識別属性、位置、速度との諸元から航跡
情報を類識別処理し、決められた処理基準に基づいて安
全確保のための判断を必要とするまでの時間余裕を算出
し、算出値に従って安全確保上の判断を促す警報信号を
生成し、表示装置13はこの監視警報信号に従い監視警
報を表示する。
【0031】この発明は、可変相関ゲートによること相
関器10、1対1対応判定器11とによって自動的に実
施される、航跡情報と疑似移動体諸元、訓練移動体諸元
及び予告航跡諸元とのそれぞれ1対1対応の相関関係か
否かの属性の自動付与、監視警報器15での監視警報信
号による表示装置13での監視警報表示で、訓練管制官
は、警報表示のあるものから順次属性を付与していくこ
とができ、従来の複数隣接する高速移動体に対する訓練
管制員の目視等の判断による総当たり的な訓練移動体の
判別、及び属性の手動付与と比べて、表示装置13の操
作量が低減することから、訓練中における訓練管制員の
他の実際の移動体を監視し区別する、責務上の信頼性が
向上する効果がある。
【0032】実施の形態2.次にこの発明の実施の形態
2を図2に従って説明する。図2はこの発明による訓練
監視装置の実施の形態2を示す構成図であり、図におい
て1から15は実施の形態1を示す構成図である図1と
同一であり、16は事前通報等に従って移動体の航跡を
予測シミュレートし予告航跡を発生する予告航跡発生器
である。
【0033】図2において、移動体観測装置1において
観測し得られる式(8)に示す探知データ、他の訓練監視
装置から送信され遠隔訓練シナリオ通信装置14で受信
した訓練移動体の諸元、及び疑似移動体の諸元、訓練シ
ナリオ作成装置2において設定し、更に諸元転送装置3
により転送された式(14)に示す疑似移動体の諸元、及び
式(16)に示す訓練移動体の諸元とに基づき、移動体追跡
装置4において、式(18)で定義される平滑ベクトルを航
跡情報として維持し、移動体識別信号通信装置5におい
て、追跡情報の位置に所定の電磁波である返信応答要求
を当該移動体に向け自動で送信、移動体の返信応答装置
から、所定の電磁波による返信応答を受信した場合、受
信電磁波を所定の信号処理にて例えば4桁のコード化さ
れた属性情報に変換後、航跡情報の属性に自動付与し、
予告航跡発生器16において、事前通報等による航跡を
自動シミュレートした予告航跡の諸元を発生し、時刻補
正器7において、航跡情報転送装置6から転送された航
跡情報、諸元転送装置3から転送された式(13)に示す疑
似移動体の諸元、式(15)に示す訓練移動体の諸元及び予
告航跡発生器16で発生した予告航跡諸元の各時刻によ
るベクトルからの整合補正を式(22)に基づき実施し、監
視域判定器8において、時刻の整合がとれた航跡につい
て式(25)〜(29)に基づいて訓練の監視範囲であるか否か
判定し、更に移動体管理データベース11における監視
範囲であるか否か、また新たに監視範囲となったか否か
の属性を更新し、固定相関ゲートによる相関器9におい
て、式(30)〜(37)に基づき時刻の整合がとれた航跡情
報、疑似移動体の諸元、訓練移動体の諸元及び予告航跡
の諸元との4者の固定ゲートによる相関処理を実施し、
可変相関ゲートによる相関器10において、式(38)〜(4
0)に基づき時刻の整合がとれた航跡情報、疑似移動体の
諸元、訓練移動体の諸元及び予告航跡の諸元との4者の
可変相関ゲートによる相関処理を実施し、1対1対応判
定器11において、航跡情報、疑似移動体の諸元、訓練
移動体の諸元及び予告航跡の諸元とのそれぞれ相関結果
が1対1対応であるか否かを判定し、1対1対応である
場合、移動体管理データベース12における航跡、疑似
移動体、訓練移動体及び予告航跡か否かの属性に自動付
与、保管、更新、管理し、監視警報器14において、移
動体管理データベースで管理された航跡情報、航跡に付
与された識別属性、位置、速度との諸元から航跡情報を
類識別処理し、決められた処理基準に基づいて安全確保
のための判断を必要とするまでの時間余裕を算出し、算
出値に従って安全確保上の判断を促す警報信号を生成
し、最後に表示装置13において、更新された航跡及び
すべての付与属性、監視警報信号に従い監視警報を同時
に表示する。
【0034】この発明は、可変相関ゲートによる相関器
10、1対1対応判定器11とによって自動的に実施さ
れる、航跡情報と疑似移動体諸元、訓練移動体諸元及び
予告航跡諸元とのそれぞれ1対1対応の相関関係か否か
の属性の自動付与、予告航跡発生器16による事前通報
等での自動シミュレートによる予告航跡についても、上
記疑似移動体、訓練移動体に実施すると同様な相関処理
をすることで属性を自動付与、監視警報器15での監視
警報信号による表示装置13での監視警報表示すること
で、訓練管制官は、警報表示のあるものから順次属性を
付与していくことができ、従来の複数隣接する高速移動
体に対する訓練管制員の目視等の判断による総当たり的
な訓練移動体の判別、及び属性の手動付与と比べて、表
示装置13の操作量が低減することから、訓練中におけ
る訓練管制員の他の実際の移動体を監視し区別する、責
務上の信頼性が向上する効果がある。
【0035】実施の形態3.次にこの発明の実施の形態
3を図3に従って説明する。図3はこの発明による訓練
監視装置の実施の形態3を示す構成図であり、図におい
て1から16は実施の形態2を示す構成図である図2と
同一であり、17は他の訓練監視装置と監視警報情報を
送受信する監視警報通信装置である。
【0036】図3において、移動体観測装置1において
観測し得られる式(8)に示す探知データ、他の訓練監視
装置から送信され遠隔訓練シナリオ通信装置14で受信
した訓練移動体の諸元、及び疑似移動体の諸元、訓練シ
ナリオ作成装置2において設定し、更に諸元転送装置3
により転送された式(14)に示す疑似移動体の諸元、及び
式(16)に示す訓練移動体の諸元とに基づき、移動体追跡
装置4において、式(18)で定義される平滑ベクトルを航
跡情報として維持し、移動体識別信号通信装置5におい
て、追跡情報の位置に所定の電磁波である返信応答要求
を当該移動体に向け自動で送信、移動体の返信応答装置
から、所定の電磁波による返信応答を受信した場合、受
信電磁波を所定の信号処理にて例えば4桁のコード化さ
れた属性情報に変換後、航跡情報の属性に自動付与し、
その応答属性をふくめ遠隔訓練シナリオ通信装置14に
おいて、訓練シナリオ作成装置2で設定した訓練移動体
の諸元、及び疑似移動体諸元を他の訓練監視装置に送信
し、予告航跡発生器16において、事前通報等による航
跡を自動シミュレートした予告航跡諸元を発生し、時刻
補正器7において、航跡情報転送装置6から転送された
航跡情報、諸元転送装置3から転送された式(13)に示す
疑似移動体の諸元、式(15)に示す訓練移動体の諸元、予
告航跡発生器16で発生した予告航跡諸元の各時刻によ
るベクトルからの整合補正を式(22)に基づき実施し、監
視域判定器8において、時刻の整合がとれた航跡につい
て式(25)〜(29)に基づいて訓練の監視範囲であるか否か
判定し、更に移動体管理データベース11における監視
範囲であるか否か、また新たに監視範囲となったか否か
の属性を更新し、固定相関ゲートによる相関器9におい
て、式(30)〜(37)に基づき時刻の整合がとれた航跡情
報、疑似移動体の諸元、訓練移動体の諸元及び予告航跡
の諸元との4者の固定ゲートによる相関処理を実施し、
可変相関ゲートによる相関器10において、式(38)〜(4
0)に基づき時刻の整合がとれた航跡情報、疑似移動体の
諸元、訓練移動体の諸元及び予告航跡の諸元との4者の
可変相関ゲートによる相関処理を実施し、1対1対応判
定器11において、航跡情報、疑似移動体の諸元、訓練
移動体の諸元及び予告航跡の諸元とのそれぞれ相関結果
が1対1対応であるか否かを判定し、1対1対応である
場合、移動体管理データベース12における航跡、疑似
移動体、訓練移動体及び予告航跡か否かの属性に自動付
与、保管、更新、管理し、監視警報器14において、移
動体管理データベースで管理された航跡情報、航跡に付
与された識別属性、位置、速度との諸元から航跡情報を
類識別処理し、決められた処理基準に基づいて安全確保
のための判断を必要とするまでの時間余裕を算出し、算
出値に従って安全確保上の判断を促す警報信号を生成
し、監視警報通信装置17はこの監視警報情報を隣接す
る他の訓練監視装置と送信、他の訓練監視装置からの訓
練監視情報を受信し、最後に表示装置13において、更
新された航跡及びすべての付与属性、自装置で生成され
た、訓練監視情報及び他の訓練監視装置から受信された
監視警報信号に従い監視警報を同時に表示する。
【0037】この発明は、可変相関ゲートによる相関器
10、1対1対応判定器11とによって自動的に実施さ
れる、航跡情報と疑似移動体諸元、訓練移動体諸元との
それぞれ1対1対応の相関関係か否かの属性の自動付
与、予告航跡発生器16による事前通報等での自動シミ
ュレートでの予告航跡についても、上記疑似移動体、訓
練移動体に実施すると同様な相関処理をすることで属性
を自動付与すること、監視警報器15での監視警報信号
による表示装置13での監視警報表示、更に、監視警報
通信装置17を介し、他の訓練監視装置と監視警報を送
受信し、表示装置13で監視警報表示することで、訓練
管制員は、警報表示のあるものから順次属性を付与して
いくことができ、従来の複数隣接する高速移動体に対す
る訓練管制員の目視等の判断による総当たり的な訓練移
動体の判別、及び属性の手動付与と比べて、表示装置1
3の操作量が低減することから、訓練中における訓練管
制員の他の実際の移動体を監視し区別する、責務上の信
頼性が向上する効果がある。
【0038】
【発明の効果】第1の発明によれば、遠隔訓練シナリオ
通信装置14、及び訓練シナリオ作成装置2によって訓
練移動体諸元及び訓練監視域を設定し、移動体識別信号
通信装置5による実際の移動体属性の自動付与、監視域
判定器8、固定相関ゲートによる相関器9、可変相関ゲ
ートによる相関器10、1対1対応判定器11、表示装
置13、監視警報器15との機能とによって、訓練の監
視範囲にある航跡と訓練移動体の諸元との1対1対応の
相関関係、航跡と疑似移動体の諸元との1対1対応の相
関関係に基づいて、複数隣接する高速な訓練移動体及び
疑似移動体か否かの属性を自動で航跡情報に付与、相関
で得られた移動体の位置、速度から安全確保のための判
断を必要とするまでの時間余裕から監視警報を生成し、
順次表示するため、従来の訓練管制員の目視等での判断
による総当たり的な訓練移動体、及び疑似移動体の判別
及び属性の手動付与と比べて、表示装置13の操作量が
低減し、訓練中における訓練管制員の他の実際の移動体
を監視し区別する、責務上の信頼性が向上する効果があ
る。
【0039】また、第2の発明によれば、遠隔訓練シナ
リオ通信装置14、及び訓練シナリオ作成装置2によっ
て訓練移動体諸元、及び訓練監視域を設定し、移動体識
別信号通信装置5による実際の移動体属性の自動付与、
予告航跡発生器16による事前通報等による予告航跡の
自動シミュレート、監視域判定器8、固定相関ゲートに
よる相関器9、可変相関ゲートによる相関器10、1対
1対応判定器11、表示装置13、監視警報器15との
機能とによって、訓練の監視範囲にある航跡と訓練移動
体の諸元との1対1対応の相関関係、航跡と疑似移動体
の諸元との1対1対応の相関関係、航跡と予告航跡の諸
元との1対1対応の相関関係に基づいて、訓練移動体及
び疑似移動体か否かの属性を自動で航跡に付与、相関で
得られた移動体の位置、速度から安全確保のための判断
を必要とするまでの時間余裕から監視警報を生成し、順
次表示するため、従来の訓練管制員の目視等での判断に
よる総当たり的な訓練移動体、及び疑似移動体の判別及
び属性の手動付与と比べて、表示装置13の操作量が低
減し、訓練中における訓練管制員の他の実際の移動体を
監視し区別する、責務上の信頼性が向上する効果があ
る。さらに、事前通報等による移動体の予告航跡を自動
シミュレートし、実際の移動体と他の諸元と同様に相関
処理し、相関関係の属性を自動付与するため、上記第1
の発明よりも訓練管制員の表示装置13の操作量が低減
し、訓練中における訓練管制員の他の実際の移動体を監
視し区別する、責務上の信頼性が向上する効果がある。
【0040】また、第3の発明によれば、遠隔訓練シナ
リオ通信装置14、及び訓練シナリオ作成装置2によっ
て他の訓練監視装置の訓練移動体諸元と疑似移動体諸元
とを自動で送受信、移動体識別信号通信装置5による実
際の移動体属性の自動付与、予告航跡発生器16による
事前通報等による予告航跡の自動シミュレート、監視域
判定器8、固定相関ゲートによる相関器9、可変相関ゲ
ートによる相関器10、1対1対応判定器11、表示装
置13、監視警報器15、監視警報通信装置17の機能
によって、訓練の監視範囲にある航跡と訓練移動体の諸
元との1対1対応の相関関係、航跡と疑似移動体の諸元
との1対1対応の相関関係、航跡と予告航跡の諸元との
1対1対応の相関関係に基づいて、訓練移動体及び疑似
移動体か否かの属性を自動で航跡に付与、相関で得られ
た移動体の位置、速度から安全確保のための判断を必要
とするまでの時間余裕から監視警報を生成し、監視警報
通信装置17で送受信し、表示装置に順次表示するた
め、従来の訓練管制員の目視等での総当たり的な判断に
よる訓練移動体、及び疑似移動体の判別及び属性の手動
付与と比べて、表示装置13の操作量が低減し、訓練中
における訓練管制員の他の実際の移動体を監視し区別す
る、責務上の信頼性が向上する効果がある。さらに、監
視警報通信装置を介して他の訓練監視装置と監視警報情
報を自動共有できることから、上記第2の発明よりも訓
練管制員の表示装置13の操作量が低減し、訓練中にお
ける訓練管制員の実際の移動体を監視し区別する、責務
上の信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による訓練監視装置の実施の形態1
を示す図である。
【図2】 この発明による訓練監視装置の実施の形態2
を示す図である。
【図3】 この発明による訓練監視装置の実施の形態3
を示す図である。
【図4】 この発明の属する技術分野の背景を示す訓練
状況図である。
【図5】 この発明による訓練の監視範囲を幾何学的に
示す図である。
【図6】 従来の訓練監視装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 移動体観測装置、 2 訓練シナリオ作成装置、
3 諸元転送装置、4 移動体追跡装置、 5 移動体
識別信号通信装置、 6 航跡情報転送装置、 7 時
刻補正器、 8 監視域判定器、 9 固定相関ゲート
による相関器、 10 可変相関ゲートによる相関器、
11 1対1対応判定器、 12移動体管理データベ
ース、 13 表示装置、 14 遠隔訓練シナリオ通
信装置、 15 監視警報器、 16 予告航跡発生
器、 17 監視警報通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G09B 9/00 G09B 9/00 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中を移動する航空機、海上を移動する
    船舶、海中を移動する潜水移動体、及び陸上を移動する
    車両の異なる複数の移動体の位置を観測する移動体観測
    装置と、この移動体観測装置から得られる移動体の位
    置、諸元転送装置から得られる疑似移動体の諸元、及び
    訓練移動体の諸元とから航跡情報を算出する移動体追跡
    装置と、この移動体追跡装置から得られる航跡情報を基
    に、訓練移動体に対して、その移動体の属性の返信応答
    を要求する識別信号を送信し、訓練移動体からの属性の
    返信応答が得られる場合にその識別信号を受信し、得ら
    れた属性を航跡情報に付加する識別信号通信装置と、上
    記移動体観測装置から得られる航跡情報を基に、訓練移
    動体に選択し指定しなかった航跡諸元を他の訓練監視装
    置へ送信し、更に他の訓練監視装置から得られる疑似移
    動体の諸元、及び訓練移動体の諸元を受信する遠隔訓練
    シナリオ通信装置と、上記移動体観測装置から得られる
    航跡情報を基に、訓練移動体に指定した場合に訓練移動
    体の諸元を算出し、上記遠隔訓練シナリオ通信装置から
    得られるシナリオによる遠隔訓練移動体の諸元、疑似移
    動体の諸元、及び訓練監視域を作成する訓練シナリオ作
    成装置と、この訓練シナリオ作成装置で作成された疑似
    移動体の諸元、及び訓練移動体の諸元とを上記移動体追
    跡装置へ転送し、更に訓練の監視範囲を監視域判定器へ
    と転送する諸元転送装置と、移動体追跡装置で算出され
    た航跡情報、疑似移動体の諸元、及び訓練移動体の諸元
    とを転送する航跡情報転送装置と、この航跡情報転送装
    置から転送された航跡情報、疑似移動体の諸元、訓練移
    動体の諸元、及び諸元転送装置から転送された移動体の
    諸元について時刻補正を行う時刻補正器と、上記訓練シ
    ナリオ作成装置から諸元転送装置を経て得られる訓練監
    視域を基に、疑似移動体の諸元と航跡情報とのそれぞれ
    が訓練の監視範囲に存在するか否かを判定し、更に訓練
    の監視範囲内である属性を付与する監視域判定器と、固
    定の移動体の存在範囲を基に、疑似移動体の諸元、訓練
    移動体の諸元、及び航跡情報との間に、それぞれの位置
    相関の可能性のある航跡情報を選択する固定相関ゲート
    による相関器と、この固定相関ゲートによる相関器で相
    関ありと判定された疑似移動体の諸元、訓練移動体の諸
    元 、及び航跡情報を対象として、航跡の偏差に応じた
    可変の移動体存在範囲により疑似の移動体、訓練の移動
    体と相関の可能性のある航跡情報を選択する可変ゲート
    による相関器と、この可変相関ゲートによる相関器で相
    関ありと判定された疑似移動体の諸元、訓練移動体の諸
    元、及び航跡情報との組合せがそれぞれ1対1対応になっ
    ているか否かを判定する1対1対応判定器と、疑似移動体
    の諸元、及び訓練移動体の諸元とにおいて、それぞれ1
    対1対応の相関関係にある航跡情報に、疑似移動体及び
    訓練移動体の属性を付与し、次に訓練の監視範囲か否か
    の属性をそれぞれ付与して管理し、更に表示装置へと出
    力する移動体管理データベースと、この移動体管理デー
    タベースで管理された航跡情報、航跡に付与された識別
    属性、位置、速度との諸元から航跡情報を類識別処理
    し、決められた処理基準に基づいて安全確保のための判
    断を必要とするまでの時間余裕を算出し、算出値に従っ
    て安全確保上の判断を促す警報信号を生成する監視警報
    器と、移動体管理データベースで管理された航跡情報、
    移動体の諸元、及び監視警報器からの監視警報信号を監
    視警報表示と時間余裕表示とをそれぞれ同時に表示する
    表示装置とで構成したことを特徴とする訓練監視装置。
  2. 【請求項2】空中を移動する航空機、海上を移動する船
    舶、海中を移動する潜水移動体、及び陸上を移動する車
    両の異なる複数の移動体の位置を観測する移動体観測装
    置と、この移動体観測装置から得られる移動体の位置、
    諸元転送装置から得られる疑似移動体の諸元、及び訓練
    移動体の諸元とから航跡情報を算出する移動体追跡装置
    と、この移動体追跡装置から得られる航跡情報を基に、
    訓練移動体に対して、その移動体の属性の返信応答を要
    求する識別信号を送信し、訓練移動体からの属性の返信
    応答が得られる場合にその識別信号を受信し、得られた
    属性を航跡情報に付加する識別信号通信装置と、上記移
    動体観測装置から得られる航跡情報を基に、訓練移動体
    に選択し指定しなかった航跡諸元を他の訓練監視装置へ
    送信し、更に他の訓練監視装置から得られる疑似移動体
    の諸元、及び訓練移動体の諸元を受信する遠隔訓練シナ
    リオ通信装置と、上記移動体観測装置から得られる航跡
    情報を基に、訓練移動体に指定した場合に訓練移動体の
    諸元を算出し、上記遠隔訓練シナリオ通信装置から得ら
    れるシナリオによる遠隔訓練移動体の諸元、疑似移動体
    の諸元、及び訓練監視域を作成する訓練シナリオ作成装
    置と、この訓練シナリオ作成装置で作成された疑似移動
    体の諸元、及び訓練移動体の諸元とを上記移動体追跡装
    置へ転送し、更に訓練の監視範囲を監視域判定器へと転
    送する諸元転送装置と、移動体追跡装置で算出された航
    跡情報、疑似移動体の諸元、及び訓練移動体の諸元とを
    転送する航跡情報転送装置と、事前通報等から監視対象
    として航行時刻、航行進路が事前に得られる場合に、移
    動体の航跡を予測的にシミュレートし予告航跡の諸元を
    発生させる予告航跡発生器と、上記航跡情報転送装置か
    ら転送された航跡情報、疑似移動体の諸元、訓練移動体
    の諸元、諸元転送装置から転送された移動体の諸元及び
    予告航跡発生器から転送された予告航跡の諸元について
    時刻補正を行う時刻補正器と、上記訓練シナリオ作成装
    置から諸元転送装置を経て得られる訓練監視域を基に、
    疑似移動体の諸元と航跡情報とのそれぞれが訓練の監視
    範囲に存在するか否かを判定し、更に訓練の監視範囲内
    である属性を付与する監視域判定器と、固定の移動体の
    存在範囲を基に、疑似移動体の諸元、訓練移動体の諸
    元、予告航跡の諸元及び航跡情報との間に、それぞれの
    位置相関の可能性のある航跡情報を選択する固定相関ゲ
    ートによる相関器と、この固定相関ゲートによる相関器
    で相関ありと判定された疑似移動体の諸元、訓練移動体
    の諸元 、予告航跡の諸元及び航跡情報を対象として、
    航跡の誤差に応じた可変の移動体存在範囲により疑似の
    移動体、訓練の移動体、予告の航跡と相関の可能性のあ
    る航跡情報を選択する可変ゲートによる相関器と、この
    可変相関ゲートによる相関器で相関ありと判定された疑
    似移動体の諸元、訓練移動体の諸元、予告航跡の諸元及
    び航跡情報との組合せがそれぞれ1対1対応になっている
    か否かを判定する1対1対応判定器と、疑似移動体の諸
    元、訓練移動体の諸元及び予告航跡の諸元とにおいて、
    それぞれ1対1対応の相関関係にある航跡情報に疑似移動
    体、訓練移動体及び予告航跡の属性を付与し、次に訓練
    の監視範囲か否かの属性をそれぞれ付与してデータベー
    ス管理し、更に表示装置へと出力する移動体管理データ
    ベースと、この移動体管理データベースで管理された航
    跡情報、航跡情報に付与された識別属性、位置、速度と
    の諸元から航跡情報を類識別処理し、あらかじめ決めら
    れた判断処理基準に基づいて安全確保のための判断を必
    要とするまでの時間余裕を算出し、算出値に従って安全
    確保上の判断を促す警報信号を生成する監視警報器と、
    移動体管理データベースで管理された航跡情報、移動体
    の諸元、及び監視警報器からの監視警報信号を監視警報
    表示と時間余裕表示とをそれぞれ同時に表示する表示装
    置とで構成したことを特徴とする訓練監視装置。
  3. 【請求項3】空中を移動する航空機、海上を移動する船
    舶、海中を移動する潜水移動体、及び陸上を移動する車
    両の異なる複数の移動体の位置を観測する移動体観測装
    置と、この移動体観測装置から得られる移動体の位置、
    諸元転送装置から得られる疑似移動体の諸元、及び訓練
    移動体の諸元とから航跡情報を算出する移動体追跡装置
    と、この移動体追跡装置から得られる航跡情報を基に、
    訓練移動体に対して、その移動体の属性の返信応答を要
    求する識別信号を送信し、訓練移動体からの属性の返信
    応答が得られる場合にその識別信号を受信し、得られた
    属性を航跡情報に付加する識別信号通信装置と、上記移
    動体観測装置から得られる航跡情報を基に、訓練移動体
    に選択し指定しなかった航跡諸元を他の訓練監視装置へ
    送信し、更に他の訓練監視装置から得られる疑似移動体
    の諸元、及び訓練移動体の諸元を受信する遠隔訓練シナ
    リオ通信装置と、上記移動体観測装置から得られる航跡
    情報を基に、訓練移動体に指定した場合に訓練移動体の
    諸元を算出し、上記遠隔訓練シナリオ通信装置から得ら
    れるシナリオによる遠隔訓練移動体の諸元、疑似移動体
    の諸元、及び訓練監視域を作成する訓練シナリオ作成装
    置と、この訓練シナリオ作成装置で作成された疑似移動
    体の諸元、及び訓練移動体の諸元とを上記移動体追跡装
    置へ転送し、更に訓練の監視範囲を監視域判定器へと転
    送する諸元転送装置と、移動体追跡装置で算出された航
    跡情報、疑似移動体の諸元、及び訓練移動体の諸元とを
    転送する航跡情報転送装置と、事前通報等から監視対象
    として航行時刻、航行進路が事前に得られる場合に、移
    動体の航跡を予測的にシミュレートし予告航跡の諸元を
    発生させる予告航跡発生器と、上記航跡情報転送装置か
    ら転送された航跡情報、疑似移動体の諸元、訓練移動体
    の諸元、諸元転送装置から転送された移動体の諸元及び
    予告航跡発生器から転送された予告航跡の諸元について
    時刻補正を行う時刻補正器と、上記訓練シナリオ作成装
    置から諸元転送装置を経て得られる訓練監視域を基に、
    疑似移動体の諸元と航跡情報とのそれぞれが訓練の監視
    範囲に存在するか否かを判定し、更に訓練の監視範囲内
    である属性を付与する監視域判定器と、固定の移動体の
    存在範囲を基に、疑似移動体の諸元、訓練移動体の諸
    元、予告航跡の諸元及び航跡情報との間に、それぞれの
    位置相関の可能性のある航跡情報を選択する固定相関ゲ
    ートによる相関器と、この固定相関ゲートによる相関器
    で相関ありと判定された疑似移動体の諸元、訓練移動体
    の諸元 、予告航跡の諸元及び航跡情報を対象として、
    航跡の誤差に応じた可変の移動体存在範囲により疑似の
    移動体、訓練の移動体、予告の航跡と相関の可能性のあ
    る航跡情報を選択する可変ゲートによる相関器と、この
    可変相関ゲートによる相関器で相関ありと判定された疑
    似移動体の諸元、訓練移動体の諸元、予告航跡の諸元及
    び航跡情報との組合せがそれぞれ1対1対応になっている
    か否かを判定する1対1対応判定器と、疑似移動体の諸
    元、訓練移動体の諸元及び予告航跡の諸元とにおいて、
    それぞれ1対1対応の相関関係にある航跡情報に疑似移動
    体、訓練移動体及び予告航跡の属性を付与し、次に訓練
    の監視範囲か否かの属性をそれぞれ付与してデータベー
    ス管理し、更に表示装置へと出力する移動体管理データ
    ベースと、この移動体管理データベースで管理された航
    跡情報、航跡情報に付与された識別属性、位置、速度と
    の諸元から航跡情報を類識別処理し、あらかじめ決めら
    れた判断処理基準に基づいて安全確保のための判断を必
    要とするまでの時間余裕を算出し、算出値に従って安全
    確保上の判断を促す監視警報信号を生成する監視警報器
    と、監視警報情報、監視警報の対象である航跡情報及び
    航跡情報に付与された属性情報を訓練領域を共有し隣接
    する他の訓練監視装置へ送信し、更に他の訓練監視装置
    で同様に処理され生成された監視警報情報、監視警報の
    対象である航跡情報及び航跡情報に付与された属性情報
    とを受信する遠隔監視警報通信装置と、移動体管理デー
    タベースで管理された航跡情報、移動体の諸元、及び監
    視警報器からの監視警報信号を監視警報表示と時間余裕
    表示とをそれぞれ同時に表示する表示装置とで構成した
    ことを特徴とする訓練監視装置。
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