JP2003067547A - プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム

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JP2003067547A
JP2003067547A JP2001261213A JP2001261213A JP2003067547A JP 2003067547 A JP2003067547 A JP 2003067547A JP 2001261213 A JP2001261213 A JP 2001261213A JP 2001261213 A JP2001261213 A JP 2001261213A JP 2003067547 A JP2003067547 A JP 2003067547A
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Japan
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project
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Endo
和彦 遠藤
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Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Mitsubishi Electric Information Technology Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Information Systems Corp
Mitsubishi Electric Information Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の技術では、個々のプロジェクトの進捗
を組織目標と関連付けて管理し、評価することができな
かった。 【解決手段】 評価手段9が実績と、実績を評価するた
めに予め定めた評価基準とに基づき、達成率をプロジェ
クトの評価結果として出力し、目標値設定手段10が実
績、または評価結果に基づき、組織目標の指標となるべ
き数値を提示し、組織目標管理手段12が数値により策
定された組織目標、実績、または評価結果に基づき、組
織目標達成状況を出力するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組織内の複数のプ
ロジェクトに関して、計画目標に対する実績の達成率を
プロジェクトの進展に応じて管理するとともに、達成率
を組織目標と関連付けた組織目標達成状況を提供するプ
ロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法及びそれを
コンピュータに実行させるためのプログラムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−332911号公報には、工
程面と品質面に注目して目標/実績対比評価をすること
により、工程面と品質面の2つの点でプロジェクトの進
捗を管理するプロジェクト進捗管理方式が開示されてい
る。この特開平6−332911号公報に開示された技
術によると、工程計画値(作業着手日、作業完了日
等)、品質目標値(DR件数、CR件数、試験項目数、
誤り検出件数等)を設定し、作業実績(着手日/完了
日、作業実績量、デザインレビュ件数等)を収集する。
その後、工程計画値及び品質目標値と、作業実績とを比
較することにより、評価結果を得て、プロジェクトの進
捗を管理するようにしたものである。
【0003】また、米国のソフトウェアエンジニアリン
グ研究所及びカーネギーメロン大学が公開している「ソ
フトウェア能力成熟度モデル」(Capability Maturity
Model、以下CMM)には、プロジェクト管理の指標
となるべき「ソフトウェアプロセス成熟度」が定義され
ている。CMMによると「ソフトウェアプロセス」と
は、ソフトウェア及び関連成果物(プロジェクト計画、
設計文書など)の開発と保守に使用する活動であると定
義され、ソフトウェア開発に限ると本発明の「プロジェ
クト」に言い換えることができる。また「ソフトウェア
プロセス成熟度」は、個々のプロジェクトの成熟度及び
組織全体としての成熟度を評価したもので、5段階のレ
ベルが定義されている。レベルは1、2、3、4、5の
順番で成熟度が高くなるとされ、レベル1〜3までは個
々のプロジェクトに対する評価で定まる。またレベル4
は、組織全体としての成熟度が評価の対象となり、生産
性及び品質は、組織の全プロジェクトの中で横断的に計
測されていることが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−33291
1号公報に開示されているような従来の技術では、個々
のプロジェクトを工程面や品質面で管理することで、上
述のCMMに記載されたレベル3の評価には達してい
た。だが、個々のプロジェクトの進捗を組織内で横断的
に計測するという上述のレベル4には達していなく、組
織全体として掲げた組織目標と関連付けてプロジェクト
の状況を管理し、評価することができなかった。
【0005】またCMMには「ソフトウェアプロセス成
熟度」が定義され、評価方法の概念が開示されている
が、レベル4を達成するための具体的な方法は開示され
ていない。
【0006】本発明では、上述したCMMのレベル4以
上を達成するためになされたものであり、組織内の複数
のプロジェクトに関して、計画目標に対する実績の達成
率をプロジェクトの進展に応じて管理するとともに、複
数のプロジェクトの達成率を組織目標と関連付けた組織
目標達成状況を提供するプロジェクト管理装置、プロジ
ェクト管理方法及びそれをコンピュータに実行させるた
めのプログラムを得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプロジェク
ト管理装置は、組織内の複数のプロジェクトに関して、
計画目標に対する実績の達成率を上記プロジェクトの進
展に応じて管理するとともに、上記複数のプロジェクト
の達成率を組織目標と関連付けた組織目標達成状況を提
供するプロジェクト管理装置であって、上記実績と、上
記実績を評価するために予め定めた評価基準とに基づ
き、上記達成率を上記プロジェクトの評価結果として出
力する評価手段、上記実績、または上記評価結果に基づ
き、上記組織目標の指標となるべき数値を設定する目標
値設定手段、上記複数のプロジェクトの上記実績または
上記評価結果を、上記数値により策定された上記組織目
標と関連付けることにより、上記組織目標達成状況を出
力する組織目標管理手段を備えたものである。
【0008】また、上記組織目標を上記組織の年度目標
とし、上記目標値設定手段は、前年度までに蓄積された
上記実績、または上記評価結果に基づき、上記年度目標
の指標となるべき数値を提示し、上記組織目標管理手段
は、年度内の任意の期間毎に上記年度目標に対する達成
状況を出力することを特徴とするものである。
【0009】また、予め定められた期間で受け付けた上
記プロジェクトの進捗状況、原価情報、または売上情報
を実績として蓄積する実績蓄積手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0010】また、ある時点での上記組織目標達成状況
が上記組織目標に則していないとき、予め定めた項目に
より上記時点での上記プロジェクトの進捗状況を解析
し、上記組織目標を達成するために改善が必要となる検
討課題項目として提示する検討課題項目提示手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0011】また、上記評価基準は、上記プロジェクト
に対応して任意に定められることを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明に係るプロジェクト管理方法は、組
織内の複数のプロジェクトに関して、計画目標に対する
実績の達成率を上記プロジェクトの進展に応じて管理す
るとともに、上記複数のプロジェクトの達成率を組織目
標と関連付けた組織目標達成状況を提供するプロジェク
ト管理方法であって、上記実績と、上記実績を評価する
ために予め定めた評価基準とに基づき、上記達成率を上
記プロジェクトの評価結果として出力するステップ、上
記実績、または上記評価結果に基づき、上記組織目標の
指標となるべき数値を組織計画策定者に提示する目標値
提示ステップ、上記目標値提示ステップで提示された上
記数値に基づき上記組織計画策定者が策定した上記組織
目標を受付け、上記複数のプロジェクトの上記実績また
は上記評価結果を、上記数値により策定された上記組織
目標と関連付けることにより、上記組織目標達成状況を
出力する達成状況出力ステップを備えたものである。
【0013】また、上記達成状況出力ステップの後、あ
る時点での上記組織目標達成状況が上記組織目標に則し
ていないとき、予め定めた項目により上記時点での上記
プロジェクトの進捗状況を解析し、上記組織目標を達成
するために改善が必要となる検討課題項目として提示す
るステップを備えたことを特徴とするものである。
【0014】本発明に係るプロジェクト管理方法を実行
させるプログラムは、組織内の複数のプロジェクトに関
して、計画目標に対する実績の達成率を上記プロジェク
トの進展に応じて管理するとともに、上記複数のプロジ
ェクトの達成率を組織目標と関連付けた組織目標達成状
況を提供するプロジェクト管理方法を実行されるための
プログラムであって、上記実績と、上記実績を評価する
ために予め定めた評価基準とに基づき、上記達成率を上
記プロジェクトの評価結果として出力するステップ、上
記実績、または上記評価結果に基づき、上記組織目標の
指標となるべき数値を組織計画策定者に提示する目標値
提示ステップ、上記目標値提示ステップで提示された上
記数値に基づき上記組織計画策定者が策定した上記組織
目標を受付け、格納するステップ、上記複数のプロジェ
クトの上記実績または上記評価結果を、上記数値により
策定された上記組織目標と関連付けることにより、上記
組織目標達成状況を出力する達成状況出力ステップをコ
ンピュータに実行させるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1について、図を参照して説明する。本実施の形態で
は、組織目標を企業等の組織の年度目標であるとし、年
度計画策定者が年度始めに策定する年度計画にその年度
目標が組み込まれているものとする。また、年度計画と
組織内に発生する複数プロジェクトの個々の進捗状況を
関連付け、管理することとする。それにより、年度計画
策定者は、年度計画と関連付けたプロジェクトの状況を
把握することができる。また、プロジェクトの進捗状況
は、プロジェクト状況報告者から1ヶ月単位で月次の報
告を受付けることとし、それにより年度計画策定者は、
月単位で年度計画の目標達成状況を把握することができ
る。
【0016】年度計画策定者とは、年度計画を策定する
だけでなく、年度計画がその計画に則して進捗している
か否かを管理する組織内の管理者であるとする。また、
プロジェクト状況報告者とは、年度計画策定者に対して
プロジェクトの状況を任意の期間で報告し、またプロジ
ェクトが、プロジェクトが発生したときに策定した計画
に則して進捗しているか否かの進捗状況を管理するプロ
ジェクトの管理者であるとする。
【0017】図1は、本発明の実施の形態1におけるプ
ロジェクト管理装置の機能ブロック図である。図1にお
いて、1はプロジェクト管理装置、2はプロジェクト状
況報告者または年度計画策定者からの処理要求を受け付
ける受付手段である。3は実績蓄積手段、4は原価情報
が格納されている原価情報ファイル、5は売上情報が格
納されている売上情報ファイル、6はプロジェクトの実
績を格納する実績蓄積ファイルである。原価情報ファイ
ル4及び売上情報ファイル5は、基幹系システム等の別
のシステムで運用され、実績が蓄積されているものであ
る。実績蓄積手段3は、原価情報ファイル4及び売上情
報ファイル5から原価及び売上の実績情報を取り込み、
またプロジェクト状況報告者から入力されたプロジェク
トの進捗状況を、計画値に対する実績として実績蓄積フ
ァイル6に格納する。
【0018】また、7はプロジェクトの評価結果が格納
される評価結果ファイル、8はプロジェクトの評価項目
である品質、コスト及び納期に関しての達成率を評価す
るための評価基準を定めた評価基準ファイル、9は評価
手段である。評価手段9は、実績蓄積ファイル6と、評
価基準ファイル8とに基づき、計画値に対する達成率を
求め、評価結果ファイル7へ出力する。
【0019】10は目標値設定手段、11は設定目標フ
ァイルであり、目標値設定手段10は実績蓄積ファイル
6、評価基準ファイル8及び評価結果ファイル7に基づ
き、設定目標ファイル11に年度目標の指標となるべき
数値を出力する。12は組織目標管理手段、13は年度
計画策定者が策定した年度計画が格納されている年度計
画ファイル、14はプロジェクトの状況を印刷したプロ
ジェクト状況報告である。年度計画ファイル13は、設
定目標ファイル11に提示された組織としての評価項目
の年度目標を、年度計画策定者が指標として参考にしな
がら作成した年度計画である。組織目標管理手段12
は、プロジェクト状況報告者または年度計画策定者から
の印刷指示を受付け、実績蓄積ファイル6、評価結果フ
ァイル7及び評価基準ファイル8と年度計画ファイル1
3とに基づき、プロジェクト状況報告14を印刷する。
プロジェクト状況報告14は、組織内の複数のプロジェ
クトをプロジェクト状況報告者または年度計画策定者の
指定により、特定されたプロジェクトの状況である。1
5は年度計画進捗状況であり、組織目標管理手段12が
実績蓄積ファイル6、評価結果ファイル7及び評価基準
ファイル8に基づき、月次報告として印刷したものであ
る。
【0020】またプロジェクト状況報告14及び年度計
画進捗状況15は、必要に応じてフォロー会議16で用
いられる。図1に示すようにフォロー会議16は、会社
単位、ビジネスユニット単位、部課単位、個々のプロジ
ェクト単位で開かれる。
【0021】図2〜図4は、プロジェクト状況報告者が
プロジェクトの進捗状況を入力するための画面の一例で
ある。本実施の形態では、プロジェクトの進捗状況を図
2のプロジェクト状況入力画面41、図3の原価情報入
力画面61、図4の工程情報入力画面81の3つの画面
で入力された内容を実績蓄積手段1が受け付け、実績蓄
積ファイル4に出力するものとする。
【0022】図5は実績蓄積ファイル6の構成を表す
図、図6は評価結果ファイル7の構成を表す図であり、
図7は評価基準ファイル8の構成を表す図である。評価
基準ファイル8は、評価項目である品質、コスト及び納
期から細分化された項目に関してどのような評価をする
かを定めた表である。一例として、細分化した項目に
は、仕様91、工程92、原価93、品質94、体制9
5があるものとする。その項目に対して、「◎」、
「○」、「△」、「黒塗り△」の4段階で評価すると
し、評価の基準を定める。この基準は、年度計画策定者
が組織の年度計画と連携して定めることができる。また
プロジェクトをいくつかにグループ分けにして対応する
評価基準ファイル8を定めることもできるし、プロジェ
クト毎に異なる評価基準ファイル8を定めることもでき
る。評価の段階も一例として、4段階としているが、こ
れは任意に定めることができるとし、視覚的にわかりや
すいように「◎」、「○」、「△」、「黒塗り△」とし
ているが、これも任意に定めることができる。さらに、
評価項目も品質、コスト及び納期としているが、その中
の一部でも構わないし、また項目を追加しても構わな
い。
【0023】さらに、図8は設定目標ファイル11の構
成を表す図である。図9は、プロジェクト状況報告者ま
たは年度計画策定者からの印刷指示を受付ける印刷機能
画面101、図10は組織目標管理手段12が印刷した
プロジェクト状況報告14の印刷結果の一例である。図
11は、年度計画進捗状況15の印刷結果の一例を示し
たものである。
【0024】図12は、本実施の形態においてプロジェ
クト管理装置1が、プロジェクト状況報告者から入力さ
れたプロジェクトの進捗状況を受け付け、年度計画進捗
状況12を出力するまでのプロジェクト管理処理を示す
フローチャートである。図12のフローチャート上で図
1〜図11を用いて、本実施の形態におけるプロジェク
ト管理処理を説明する。
【0025】図12においてステップS0からスタート
し、ステップS1で受付手段2は、プロジェクト状況報
告者からのプロジェクトの進捗状況の入力、または年度
計画策定者からの目標値設定要求、またはプロジェクト
状況報告者または年度計画策定者からの印刷指示を受付
け、処理を分岐する。なおプロジェクトの進捗状況は、
1ヶ月単位で月次の報告を受付けることとし、プロジェ
クト状況報告者が月の始めか終わりかにプロジェクト単
位で入力するとする。プロジェクトの進捗状況の入力で
あるときはステップS2に、目標値設定要求のときはス
テップS7に、印刷指示であるときはステップS9に処
理が移る。
【0026】ステップS2で実績蓄積手段3は、プロジ
ェクト状況入力画面41、原価情報入力画面61、工程
情報入力画面81を表示し、プロジェクト状況報告者か
らのプロジェクトの進捗状況の入力を受け付ける。ステ
ップS2で進捗状況の入力を受け付けると、同時にステ
ップS3で示した原価情報ファイル4及び売上情報ファ
イル5の取りこみの処理と、ステップS5で示した評価
手段9が実績蓄積ファイル6、図6に示した評価結果フ
ァイル7及び図7に示した評価基準ファイル8に基づき
評価した結果を表示する処理が並行して流れることとす
る。
【0027】図2に示したプロジェクト状況入力画面4
1は、プロジェクトの基本的な項目を入力する画面であ
る。プロジェクト状況入力画面41において、プロジェ
クト状況報告者は報告年月42、報告状況43、更新者
44、更新日45、PJ番号46、顧客名47、件名4
8、機種49、状況50、担当部署51、PJ責任者5
2、規模53及び評価54を入力する。報告状況43は
入力の状態を示す「作成中」、「承認待ち」、「承認済
み」が入力できるものとし、それにより第三者が入力の
状態を確認できるものとする。状況50には、その時点
でのプロジェクトの状況を文章で説明したことなどを記
載する。またプロジェクトの計画策定時には全ての項目
を入力するが、PJ番号46は、プロジェクトに単一に
付けられた番号となるので、プロジェクトの計画策定時
以降、顧客名47〜機種49及び担当部署51〜規模5
3は、プロジェクトの計画策定時に入力したPJ番号4
6と関連付けて、表示するように構成することもでき
る。また更新日45は、プロジェクト管理装置1が内部
的に有する日付を表示することもできる。
【0028】評価54は、評価項目である品質、コスト
及び納期から細分化された項目を縦軸、先月の実績を示
す先月55、今月の実績を示す今月56及び期末の見通
を示す見通57を横軸とする表の形で構成される。また
評価54は、プロジェクト状況報告者が入力するもの
と、ステップS5の処理で示したように、評価手段9が
実績蓄積ファイル6と評価結果ファイル7に基づき評価
し、表示するもので構成される。先月55は評価結果フ
ァイル7に格納されている内容に基づき、評価手段9が
表示するものであり、また原価に関する当月56及び見
通57は、ステップS3で原価情報ファイル4及び売上
情報ファイル5から取りこんだ数値を、評価手段9が評
価基準ファイル8を用いて評価することにより、表示す
る。工程に関する当月56及び見通57は、ステップS
3で図4に示す工程情報入力画面81で入力された数値
を、評価手段9が評価基準ファイル8を用いて評価する
ことにより、表示する。総合、仕様、品質及び体制は、
原価と同様に評価手段9が評価することにより表示して
もいいが、プロジェクト状況報告者が自己評価のために
入力するように構成してもよい。このように、プロジェ
クト状況報告者からプロジェクトの進捗状況を受け付け
るときに、評価54を表示し、また入力を促すように構
成することにより、プロジェクト状況報告者は即座に項
目に対応したプロジェクトの状況を把握することがで
き、また対策が必要な項目を認識することができる。評
価手段9による評価の一例として、原価を評価すると
き、原価情報ファイル4及び売上情報ファイル5から取
りこんだ数値と、評価基準ファイル8に定められた評価
を比較して、受注時の粗利が達成されていれば「◎」、
原価率が80%以下であれば「△」というように評価す
る。
【0029】図3に示した原価情報入力画面61は、評
価項目のコストに関して、入力を受け付け、また評価を
表示する画面である。コストに関して細分化した項目を
縦軸、進捗状況に応じた実績欄を横軸とする表で構成さ
れる。縦軸とする項目には、売上62、原価63、粗利
64、原価率65があるとし、粗利64及び原価率65
の実績は、評価手段9が売上62及び原価63から求
め、横軸の実績欄に表示する。また、受注時に受注時6
6の売上62及び原価63を、計画時に計画時67の売
上62及び原価63をプロジェクト状況報告者が入力す
るように構成する。
【0030】原価情報入力画面61の計上実績68の売
上62及び原価63は、ステップS3において取りこま
れた原価情報ファイル4及び売上情報ファイル5からプ
ロジェクトに対応する値を評価手段9が取りだし計算す
ることで、表示する。さらに先月69及び対受注時71
の売上62及び原価63も評価手段9が表示し、プロジ
ェクト状況報告者は当月70の売上62及び原価63の
状況を入力する。当月70の売上62及び原価63の状
況は、今月期としての状況を入力するように構成するこ
ともできるし、また更新日時点での最終の見込値を入力
するように構成することもできる。また評価72の売上
62及び原価63は、評価手段9が評価することにより
表示してもいいが、プロジェクト状況報告者が自己評価
のために入力するように構成してもよい。評価72を表
示するか、入力を促すように構成することにより、プロ
ジェクト状況報告者は即座に項目に対応したプロジェク
トの状況を把握することができ、また対策が必要な項目
を認識することができる。
【0031】図4に示した工程情報入力画面81は、評
価項目の納期に関して、入力を受け付け、また入力され
た内容に対しての評価を表示する画面である。評価項目
の納期に関して細分化した項目を縦軸、その細分化した
項目の進捗状況に応じた実績欄を横軸とする表の形で構
成される。項目83には、納期を管理する区切りとなる
「見積回答」、「受注仕様確認」等が表示される。実施
区分82は、対象のプロジェクトにおいて項目83を実
施するか実施しないかを、プロジェクト状況報告者が計
画時に定めるものであり、例えば実施する項目83には
「○」、実施しない項目83には「_」などと指定す
る。計画84には、計画時に定めた項目83に対する工
程を入力し、実績85には基準日87時点での実績の日
程を入力する。基準日87は、更新日45と同一であ
る。
【0032】評価86は、評価手段9が評価することに
より表示され、基準日87、計画84及び実績85に指
定された日にちとを比較することにより、完了している
か、完了していないかを確認し、評価基準ファイル8に
基づき表示される。一例として、実績85が入力されず
基準日87が計画84に対して1ヶ月以内の遅れである
ことを認識したときは、評価基準ファイル8を参照する
ことにより、「△」を表示する。また、実績85が計画
84に比較して遅れているが、完了しているときは評価
手段9が「済み」と表示する。このように評価86を表
示するように構成することにより、プロジェクト状況報
告者は納期を管理する区切りにおいて、プロジェクトの
進捗状況を把握することができ、また対策が必要なとき
はそれを認識することができる。
【0033】プロジェクト基本情報41、原価情報入力
画面61及び工程情報81を表示し、ステップS2、ス
テップS3、ステップS5の処理を並行して行った後、
ステップS4において実績蓄積手段3は実績蓄積ファイ
ル6に実績を蓄積する。またステップS6において、評
価手段9は評価結果ファイル7にプロジェクト毎の評価
結果を出力する。図5に実績蓄積ファイル6のファイル
構成を、図6に評価結果ファイル7のファイル構成を示
している。評価結果ファイル7には、評価基準ファイル
8に基づき「◎」、「○」、「△」、「黒塗り△」の評
価がプロジェクト毎に月次の評価として格納される。こ
のように、プロジェクト基本情報41、原価情報入力画
面61及び工程情報81に入力された内容及び評価した
結果に基づき、実績蓄積ファイル6及び評価結果ファイ
ル7にプロジェクト毎の月次の結果を格納する。
【0034】ステップS1で受付手段2が年度計画策定
者からの目標値設定要求を受け付けたときは、ステップ
S7に処理が移る。ステップS7で、目標値設定手段1
0は実績蓄積ファイル6、評価結果ファイル7及び評価
基準ファイル8に基づき、設定目標ファイル11に年度
計画の指標となるべき数値を出力する。図8に設定目標
ファイル11の構成を表しているが、設定目標ファイル
11の品質指標となる項目は、予め年度計画策定者によ
り定められているものである。本実施の形態では組織目
標を年度計画としているため、目標値設定手段要求は年
度計画策定者がある年度の計画を策定するときに受け付
けるとする。目標値設定手段要求を受け付けた目標値設
定手段10は、前年度までに蓄積された実績を、組織内
の全てのプロジェクトの実績蓄積ファイル6及び評価結
果ファイル7から品質指標毎に調べ、該当するプロジェ
クトを1件として集計し、その後1年単位の数値とす
る。その数値が年度計画の指標となるべき数値となり、
それを設定目標ファイル11に出力する。例えば、5年
間の実績が実績蓄積ファイル6及び評価結果ファイル7
に蓄積され、品質指標の「システムダウン発生件数」が
10件集計されたとするとき、それを1年単位の数値と
して、2件と出力する。またこのとき、前年度に蓄積さ
れた1年間の実績に限定して、数値を求めるように構成
してもよい。
【0035】その後ステップS8で、ステップS7で出
力した数値を年度計画策定者に提示し、年度計画策定者
が確認及び作成した年度計画を年度計画ファイル13と
して保存し、管理する。年度計画ファイル13の構成
は、図8に示した設定目標ファイル11と同一となる。
ステップS7で出力した数値をステップS8で年度計画
策定者に提示し、年度計画策定者が年度計画を作成する
ように構成しているのは、年度計画に年度計画策定者の
意思を反映させるようにしているからである。また、目
標値設定手段10が年度計画の指標となるべき数値を提
示することにより、年度とは関係なく計画され完了する
複数のプロジェクトの状況を年度という枠に当てはめ、
均して状況を把握することにより、組織目標とすること
ができる。
【0036】ステップS1で受付手段2が、プロジェク
ト状況報告者または年度計画策定者からの印刷指示の受
付けたときはステップS9に処理が移る。その後、ステ
ップS10で、ステップS9で受け付けた印刷指示がプ
ロジェクト状況報告に関するものか、年度計画進捗状況
に関するものかにより、処理を分岐する。プロジェクト
状況報告に関する印刷指示であるときは、ステップS1
1へ、年度計画進捗状況に関する印刷指示であるとき
は、ステップS12へ処理が移る。なおプロジェクト状
況報告は、年度計画策定者など組織内の管理者に限定し
て公開するときは、ステップS10でプロジェクト状況
報告に関する印刷指示を受付ける対象者を限定するよう
に構成することもできる。
【0037】ステップS11で組織目標管理手段12が
図9に示した印刷機能画面101を表示し、プロジェク
ト状況報告者または年度計画策定者が指定した印刷条件
102及び組み合わせ103を受け付ける。印刷条件1
02としては、特定の顧客名を指定したり、評価結果7
に基づき、例えば原価や工程の評価が悪いプロジェクト
を指定するなどが考えられる。また組み合わせ103に
は、複数の印刷条件102を指定したときに、その印刷
条件102を「and条件」とするか、「or条件」とする
かを指定する。
【0038】その後、印刷機能画面101で「印刷」ボ
タン104が押下されると、ステップS10に処理が移
り、組織目標管理手段12は図10に示したプロジェク
ト状況報告14を印刷する。プロジェクト状況報告14
は印刷機能画面101で指定された印刷条件102に合
致したプロジェクトの情報が印刷される。プロジェクト
状況報告14は、プロジェクト基本情報111、原価情
報112、工程情報113で構成されるが、それぞれプ
ロジェクト基本情報111はプロジェクト状況入力画面
41で入力された内容、原価情報112は原価情報入力
画面61で入力された情報、工程情報113は工程情報
入力画面81で入力された情報に合致する。また本実施
の形態では、プロジェクト単位で印刷条件102に合致
したものを印刷するとしているが、印刷条件102に合
致したプロジェクトを一覧として印刷するように構成す
ることも可能である。
【0039】ステップS10で、年度計画進捗状況に関
する印刷指示であると判断したときは、ステップS12
へ処理が移るが、ステップS12では、図11に示した
ように、年度計画進捗状況15を印刷する。年度計画進
捗状況15の縦軸は、評価項目である品質、コスト及び
納期から細分化された項目であり、その項目に対しての
組織内の状況が横軸に展開される。管理目標121は、
目標値設定手段10が提示した設定目標11に基づき、
年度計画策定者が定めた年度目標である。実績122
は、組織目標管理手段12が出力するものであり、今月
の実績が「今月実績」に、今月までの今期の累積が「今
期累積」に、半期の目標達成状況が「半期目標達成状
況」に、計算され、表示される。半期目標達成状況12
3は、プロジェクトの評価結果7に基づき、評価手段9
が月次の傾向を半期の累積として表示するものであり、
前月比124はプロジェクトの評価結果7に基づき、評
価手段9が前月に比較した今月の傾向を表示するもので
ある。またコメント125及び総括コメント126は年
度計画策定者または年度計画管理者により、組織全体の
状況が入力される。コメント125及び総括コメント1
26に、年度計画策定者の判断、対策を組み込むこと
で、年度計画進捗状況15はフォロー会議16で対策を
練るときに効果的に用いられる。
【0040】縦軸に位置する項目の中で、計画コスト超
過プロジェクト件数127及びプロジェクト遅れ率12
8は、評価結果ファイル7に格納されているプロジェク
ト毎に月次の評価が用いられる。計画コスト超過プロジ
ェクト件数127は、評価結果ファイル7の「原価」に
対する評価を集計することで、求められる。一例として
評価基準ファイル8の原価93の評価で、「△」(原価
率80%以下)、「黒塗り△」(原価率100%超)が
格納されているプロジェクトの件数を集計するように構
成することができる。またプロジェクト遅れ率128
は、評価結果ファイル7の「工程」に対する評価を集計
することで、求められる。一例として評価基準ファイル
8の工程92の評価で、「△」(1ヶ月以内の遅れ)、
「黒塗り△」(1ヶ月以上の遅れ)が格納されているプ
ロジェクトの件数を集計するように構成することができ
る。
【0041】また計画コスト超過プロジェクト件数12
7及びプロジェクト遅れ率128以外の項目は、実績蓄
積ファイル6に蓄積されている数値を加算することで求
められる。このように、縦軸に位置する項目の評価をす
るために、実績蓄積ファイル6、評価結果ファイル7及
び年度計画ファイル13が用いられる。この年度計画進
捗状況15により、組織内の複数のプロジェクトの計画
に対する達成率が組織目標と関連付けられ、組織目標達
成状況が提供される。ステップS13で処理が終了す
る。
【0042】以上説明したように本実施の形態による
と、年度計画策定者は、年度とは関係なく計画され完了
する複数のプロジェクトの状況を年度という枠に当ては
め、横断的に把握することができ、また組織目標を達成
することが容易となる。また例えば1ヶ月単位というよ
うに、年度内の任意の期間毎にプロジェクト状況報告者
からの報告を受け付けるようにすると、その期間でプロ
ジェクトの進捗状況、組織目標達成状況を把握し、管理
することができる。
【0043】また、組織内の複数のプロジェクトの達成
率を組織目標と関連付けた、組織目標進捗状況を管理す
ることで、CMMのレベル4を達成することができ、企
業等の組織に対する社会的な評価を高めることができ
る。
【0044】また、本実施の形態では、組織目標を企業
等の組織の年度目標であるとしたが、組織目標を経営計
画、生産計画など組織として策定した計画とすることが
でき、管理者はプロジェクトの進捗状況を評価した結果
がその計画に則しているか否かを確認することができ
る。
【0045】また、評価項目に関する評価を表示した
り、プロジェクト状況報告者に入力を促すように構成す
ることにより、プロジェクト状況報告者は、納期を管理
する区切りにおいて、プロジェクトの進捗状況を把握す
ることができ、また対策が必要なときはそれを認識する
ことができる。
【0046】また、評価基準ファイル8をプロジェクト
に応じて複数で構成することもでき、そのように評価基
準をプロジェクトに応じて任意に定めることで、よりプ
ロジェクトの状況に則した評価をすることができる。
【0047】さらにプロジェクト状況報告14及び年度
計画進捗状況15により組織目標達成状況を提供するた
めの評価、見通しを迅速に提供することができる。会社
単位、ビジネスユニット単位、部課単位、個々のプロジ
ェクト単位で開かれるフォロー会議16でプロジェクト
状況報告14及び年度計画進捗状況15を用いること
で、プロジェクト状況報告者または年度計画策定者は、
組織目標を達成するための対策を練ることに注力するこ
とができる。実施の形態2.本発明の実施の形態2につ
いて、図を参照して説明する。本実施の形態では、ある
時点での年度計画達成状況が組織目標に則していないと
き、組織目標を達成するために、改善が必要となる検討
課題項目を提示するものである。また、組織目標を企業
等の組織の年度目標であるとし、年度計画策定者が年度
始めに策定する年度計画にその年度目標が組み込まれて
いるものとする。検討課題項目を提示することにより、
プロジェクトの問題点等が明確になり、またプロジェク
ト状況報告者はプロジェクトの改善を行うことができ
る。
【0048】図13は、本発明の実施の形態2における
プロジェクト管理装置の機能ブロック図である。図13
において、プロジェクト管理装置1からフォロー会議1
6は、実施の形態1で説明したものと同一である。31
は検討課題項目提示手段、32は検討課題項目一覧であ
る。検討課題項目一覧32は、検討課題項目提示手段3
1が実績蓄積ファイル6、評価結果ファイル7及び評価
基準ファイル8に基づき、印刷したものである。
【0049】図14は、検討課題項目一覧32の一例を
示す図である。検討課題項目一覧32には、検討課題項
目131が印刷されるが、検討課題項目131は検討課
題項目提示手段31が年度計画進捗状況21の内容に基
づき、評価項目の「今月実績」、「今期累積」または
「半期目標達成状況」が計画に対して悪化しているプロ
ジェクトを出力するように構成する。また、年度計画策
定者または年度計画管理者の出力要求を受付け、出力要
求に応じた検討課題項目131を印刷するように構成す
ることもできる。
【0050】以上説明したように本実施の形態による
と、ある時点での年度計画達成状況が組織年度目標に則
していないとき、組織年度目標を達成するために、改善
が必要となる検討課題項目を提示するものである。それ
により、プロジェクトの問題点等が明確になり、またプ
ロジェクト状況報告者はプロジェクトの改善を行うこと
ができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0052】本発明のプロジェクト管理装置において
は、実績と、実績を評価するために予め定めた評価基準
とに基づき、達成率を上記プロジェクトの評価結果とし
て出力する評価手段、実績、または評価結果に基づき、
組織目標の指標となるべき数値を設定する目標値設定手
段、上記複数のプロジェクトの上記実績または上記評価
結果を、上記数値により策定された上記組織目標と関連
付けることにより、上記組織目標達成状況を出力する組
織目標管理手段を備えたため、年度計画策定者に組織目
標達成状況を提供することができる。
【0053】また、組織目標を組織の年度目標とし、目
標値設定手段は、前年度までに蓄積された実績、または
評価結果に基づき、年度目標の指標となるべき数値を提
示し、組織目標管理手段は、年度内の任意の期間毎に年
度目標に対する達成状況を出力するため、組織目標を年
度計画など組織として策定した計画とすることができ、
年度計画策定者はその計画に則して進捗しているか否か
を管理することができる。
【0054】また、予め定められた期間で受け付けたプ
ロジェクトの進捗状況、原価情報、または売上情報を実
績として蓄積する実績蓄積手段を備えたため、基幹系シ
ステム等の別のシステムで運用されている情報を取り込
むことができる。
【0055】また、ある時点での組織目標達成状況が組
織目標に則していないとき、予め定めた項目により上記
時点でのプロジェクトの進捗状況を解析し、組織目標を
達成するために改善が必要となる検討課題項目として提
示する検討課題項目提示手段を備えたため、プロジェク
トの問題点等が明確になり、またプロジェクト状況報告
者はプロジェクトの改善を行うことができる。
【0056】また評価基準は、プロジェクトに対応して
任意に定められるため、よりプロジェクトの状況に則し
た評価をすることができる。
【0057】本発明のプロジェクト管理方法において
は、実績と、実績を評価するために予め定めた評価基準
とに基づき、達成率をプロジェクトの評価結果として出
力するステップ、実績、または評価結果に基づき、組織
目標の指標となるべき数値を組織計画策定者に提示する
目標値提示ステップ、上記目標値提示ステップで提示さ
れた数値に基づき組織計画策定者が策定した組織目標を
受付け、格納するステップ、上記複数のプロジェクトの
上記実績または上記評価結果を、上記数値により策定さ
れた上記組織目標と関連付けることにより、上記組織目
標達成状況を出力する達成状況出力ステップを備えたた
め、年度計画策定者に組織目標達成状況を提供すること
ができる。
【0058】また達成状況出力ステップの後、ある時点
での組織目標達成状況が組織目標に則していないとき、
予め定めた項目により上記時点でのプロジェクトの進捗
状況を解析し、組織目標を達成するために改善が必要と
なる検討課題項目として提示するステップを備えたた
め、プロジェクトの問題点等が明確になり、またプロジ
ェクト状況報告者はプロジェクトの改善を行うことがで
きる。
【0059】本発明に係るプロジェクト管理方法をコン
ピュータに実行させるプログラムにおいては、実績と、
実績を評価するために予め定めた評価基準とに基づき、
達成率をプロジェクトの評価結果として出力するステッ
プ、実績、または評価結果に基づき、組織目標の指標と
なるべき数値を組織計画策定者に提示する目標値提示ス
テップ、上記目標値提示ステップで提示された数値に基
づき組織計画策定者が策定した組織目標を受付け、格納
するステップ、上記複数のプロジェクトの上記実績また
は上記評価結果を、上記数値により策定された上記組織
目標と関連付けることにより、上記組織目標達成状況を
出力する達成状況出力ステップを備えたため、年度計画
策定者に組織目標達成状況を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の全体構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるプロジェクト状
況入力画面41を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1における原価情報入力画
面61を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1における工程情報入力画
面81を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1における実績蓄積ファイ
ル6の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1における評価結果ファイ
ル7の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1における評価基準ファイ
ル8の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1における設定目標ファイ
ル11の構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1における印刷機能画面1
01を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1におけるプロジェクト
状況報告14を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1における年度計画進捗
状況15を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態1におけるプロジェクト
管理装置1の制御処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態2の全体構成を示す機能
ブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態2における検討課題項目
一覧32を示す図である。
【符号の説明】
3 実績蓄積手段、9 評価手段、10 目的値設定手
段、12 組織目標管理手段、31 検討課題項目提示
手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組織内の複数のプロジェクトに関して、
    計画目標に対する実績の達成率を上記プロジェクトの進
    展に応じて管理するとともに、上記複数のプロジェクト
    の達成率を組織目標と関連付けた組織目標達成状況を提
    供するプロジェクト管理装置であって、 上記実績と、上記実績を評価するために予め定めた評価
    基準とに基づき、上記達成率を上記プロジェクトの評価
    結果として出力する評価手段、 上記実績、または上記評価結果に基づき、上記組織目標
    の指標となるべき数値を設定する目標値設定手段、 上記複数のプロジェクトの上記実績または上記評価結果
    を、上記数値により策定された上記組織目標と関連付け
    ることにより、上記組織目標達成状況を出力する組織目
    標管理手段、を備えたことを特徴とするプロジェクト管
    理装置。
  2. 【請求項2】 上記組織目標を上記組織の年度目標と
    し、上記目標値設定手段は、前年度までに蓄積された上
    記実績、または上記評価結果に基づき、上記年度目標の
    指標となるべき数値を提示し、 上記組織目標管理手段は、年度内の任意の期間毎に上記
    年度目標に対する達成状況を出力することを特徴とする
    請求項1に記載のプロジェクト管理装置。
  3. 【請求項3】 予め定められた期間で受け付けた上記プ
    ロジェクトの進捗状況、原価情報、または売上情報を実
    績として蓄積する実績蓄積手段、 を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロ
    ジェクト管理装置。
  4. 【請求項4】 ある時点での上記組織目標達成状況が上
    記組織目標に則していないとき、予め定めた項目により
    上記時点での上記プロジェクトの進捗状況を解析し、上
    記組織目標を達成するために改善が必要となる検討課題
    項目を提示する検討課題項目提示手段、 を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のプロジェクト管理装置。
  5. 【請求項5】 上記評価基準は、上記プロジェクトに対
    応して任意に定められることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載のプロジェクト管理装置。
  6. 【請求項6】 組織内の複数のプロジェクトに関して、
    計画目標に対する実績の達成率を上記プロジェクトの進
    展に応じて管理するとともに、上記複数のプロジェクト
    の達成率を組織目標と関連付けた組織目標達成状況を提
    供するプロジェクト管理方法であって、 上記実績と、上記実績を評価するために予め定めた評価
    基準とに基づき、上記達成率を上記プロジェクトの評価
    結果として出力するステップ、 上記実績、または上記評価結果に基づき、上記組織目標
    の指標となるべき数値を組織計画策定者に提示する目標
    値提示ステップ、 上記目標値提示ステップで提示された上記数値に基づき
    上記組織計画策定者が策定した上記組織目標を受付け、
    格納するステップ、 上記複数のプロジェクトの上記実績または上記評価結果
    を、上記数値により策定された上記組織目標と関連付け
    ることにより、上記組織目標達成状況を出力する達成状
    況出力ステップ、を備えたことを特徴とするプロジェク
    ト管理方法。
  7. 【請求項7】 上記達成状況出力ステップの後、ある時
    点での上記組織目標達成状況が上記組織目標に則してい
    ないとき、予め定めた項目により上記時点での上記プロ
    ジェクトの進捗状況を解析し、上記組織目標を達成する
    ために改善が必要となる検討課題項目を提示するステッ
    プ、を備えたことを特徴とする請求項6に記載のプロジ
    ェクト管理方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータに、組織内の複数のプロジ
    ェクトに関して、計画目標に対する実績の達成率を上記
    プロジェクトの進展に応じて管理するとともに、上記複
    数のプロジェクトの達成率を組織目標と関連付けた組織
    目標達成状況を提供するプロジェクト管理方法を実行さ
    せるためのプログラムであって、 上記実績と、上記実績を評価するために予め定めた評価
    基準とに基づき、上記達成率を上記プロジェクトの評価
    結果として出力するステップ、 上記実績、または上記評価結果に基づき、上記組織目標
    の指標となるべき数値を組織計画策定者に提示する目標
    値提示ステップ、 上記目標値提示ステップで提示された上記数値に基づき
    上記組織計画策定者が策定した上記組織目標を受付け、
    格納するステップ、 上記複数のプロジェクトの上記実績または上記評価結果
    を、上記数値により策定された上記組織目標と関連付け
    ることにより、上記組織目標達成状況を出力する達成状
    況出力ステップ、を実行させるためのプログラム。
JP2001261213A 2001-08-30 2001-08-30 プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法及びそれをコンピュータに実行させるためのプログラム Pending JP2003067547A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258772A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd タスク情報提示プログラム、タスク情報提示方法、タスク情報提示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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