JP2003066419A

JP2003066419A - 液晶表示部の保護板

Info

Publication number: JP2003066419A
Application number: JP2001256380A
Authority: JP
Inventors: Michiko Ogura; 美智子小倉; Hiroshi Higashibori; 博東掘; Tsutomu Ishihara; 勉石原
Original assignee: ALPHA SCREEN KK; ASAHI MARK KK; Daiwa Sangyo Co Ltd
Current assignee: ALPHA SCREEN KK; ASAHI MARK KK; Daiwa Sangyo Co Ltd
Priority date: 2001-08-27
Filing date: 2001-08-27
Publication date: 2003-03-05

Abstract

(57)【要約】【課題】小型電子機器の液晶表示部の上方を被覆する
前は、透明合成樹脂板の裏面が汚れたり、裏面に傷が付
かないようにし、小型電子機器の液晶表示部の上方を被
覆した後は、透明合成樹脂板の透明度が落ちず、その液
晶表示部が鮮明に見えるようにした液晶表示部の保護板
を提供する。【解決手段】小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌより大き
く形成した透明合成樹脂板１の裏面周囲に、前記液晶表
示部Ｌの外縁周囲に粘着可能とした粘着層２を設けたも
のとし、さらにこの粘着層２に対応する部分に離型剤Ｍ
を塗布した保護シート３を、前記透明合成樹脂板１の裏
面全体に被着したものとしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、携帯用の各種電
子ゲーム機器、電子通信機器等の小型電子機器における
液晶表示部の保護板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の液晶表示部の保護板は、
例えば図７、８に示したように、携帯用の電子ゲーム機
器などの小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌより一回り大き
く形成した透明合成樹脂板１１の裏面周囲に、前記液晶
表示部Ｌの外縁周囲に粘着可能とした粘着層１２を設け
たものとし、さらに離型剤Ｍを全面に塗布した保護シー
ト１３を、前記透明合成樹脂板１１の裏面全体に被着し
たものとしている。また、前記透明合成樹脂板１１の表
面全体には、保護シート１４を被着したものとしてい
る。

【０００３】このように構成した従来の液晶表示部の保
護板は、小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌが、外部からの
衝撃を受けた場合に歪みが生じたり、傷が付かないよう
に、その液晶表示部Ｌの上方を、以下のようにして被覆
するようにしている。

【０００４】先ず、透明合成樹脂板１１の表面全体に被
着した保護シート１４を剥がす。次に、透明合成樹脂板
１１の裏面全体に被着した保護シート１３を剥がし、小
型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌの外縁周囲に、透明合成樹
脂板１１の裏面周囲の粘着層１２を粘着させることによ
り、透明合成樹脂板１１が小型電子機器Ｅの液晶表示部
Ｌの上方を被覆するようにしている。

【０００５】なお、従来の液晶表示部の保護板におい
て、透明合成樹脂板１１の表面全体に保護シート１４を
被着し、裏面全体に保護シート１３を被着しているの
は、小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌの上方を被覆する前
に、透明合成樹脂板１１の表裏面が汚れたり、表裏面に
傷が付かないようにするためである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示部の保護板は、透明合成樹脂板１１の裏面全体
に被着した保護シート１３をこの透明合成樹脂板１１の
裏面から剥がすと、保護シート１３に塗布した離型剤Ｍ
がこの透明合成樹脂板１１の裏面に引っ付いて残ってし
まい、透明合成樹脂板１１の透明度が落ちてしまい、小
型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌの上方を被覆した場合に、
その液晶表示部Ｌがぼやけたり、かすんで見えるという
課題を有していた。

【０００７】そこで、この発明は、上記従来の課題を解
決するためになされたものであり、小型電子機器の液晶
表示部の上方を被覆する前は、透明合成樹脂板の裏面が
汚れたり、裏面に傷が付かないようにし、小型電子機器
の液晶表示部の上方を被覆した後は、透明合成樹脂板の
透明度が落ちず、その液晶表示部が鮮明に見えるように
した液晶表示部の保護板を提供することを目的としてな
されたものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そのため、この発明の液
晶表示部の保護板は、小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌよ
り大きく形成した透明合成樹脂板１の裏面周囲に、前記
液晶表示部Ｌの外縁周囲に粘着可能とした粘着層２を設
けたものとし、さらにこの粘着層２に対応する部分に離
型剤Ｍを塗布した保護シート３を、前記透明合成樹脂板
１の裏面全体に被着したものとしている。

【０００９】また、この発明の液晶表示部の保護板は、
小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌより大きく形成した透明
合成樹脂板１の裏面周囲に、前記液晶表示部Ｌの外縁周
囲に粘着可能とした粘着層２を設けたものとし、さらに
この粘着層２に対応する部分に離型剤Ｍを塗布した枠状
シート３ａを接着した保護シート３を、前記透明合成樹
脂板１の裏面全体に被着したものとしている。

【００１０】さらに、この発明の液晶表示部の保護板
は、前記透明合成樹脂板１の粘着層２を設けた部分を不
透明にしたものとしている。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、この発明の液晶表示部の保
護板の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。

【００１２】この発明の液晶表示部の保護板は、図１、
２に示したように、携帯用の電子ゲーム機器などの小型
電子機器Ｅの液晶表示部Ｌより一回り大きく形成した透
明合成樹脂板１の裏面周囲に、前記液晶表示部Ｌの外縁
周囲に粘着可能とした粘着層２を設けたものとしてい
る。そして、この透明合成樹脂板１の裏面全体には、前
記粘着層２に対応する部分に離型剤Ｍを塗布した保護シ
ート３を被着したものとしている。さらに、前記透明合
成樹脂板１の表面全体には、保護シート４を被着したも
のとしている。

【００１３】また、この発明の液晶表示部の保護板は、
図３、４に示したように、携帯用の電子ゲーム機器など
の小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌより一回り大きく形成
した透明合成樹脂板１の裏面周囲に、前記液晶表示部Ｌ
の外縁周囲に粘着可能とした粘着層２を設けたものとし
ている。そして、この透明合成樹脂板１の裏面全体に、
前記粘着層２に対応する部分に離型剤Ｍを塗布した枠状
シート３ａを接着した保護シート３を被着したものとし
ている。さらに、前記透明合成樹脂板１の表面全体に
は、保護シート４を被着したものとしている。

【００１４】前記透明合成樹脂板１は、ポリエチレン樹
脂、ポリウレタン樹脂などから作成され、小型電子機器
Ｅの液晶表示部Ｌの周囲に嵌合部Ｆが設けられている場
合にはこの嵌合部Ｆに丁度嵌まり込む大きさに形成され
る。また、この透明合成樹脂板１は、外部からの衝撃を
受けた場合に、この衝撃が液晶表示部Ｌに伝わらない程
度の厚みや強度を有するものとしている。さらに、この
透明合成樹脂板１は、図６に示したように、前記粘着層
２を設けた部分の表面に着色するなどして、その部分を
不透明にしたものとしてもよい。このようにすると、前
記粘着層２が透明合成樹脂板１の表面側から見えなくな
り、見栄えがよいものとなる。

【００１５】前記粘着層２は、ゴム系、アクリル系、シ
リコーン系など各種の粘着剤（感圧性接着剤）が塗布さ
れたものとしている。

【００１６】前記保護シート３は、合成樹脂や紙から作
成されたものとしており、透明であっても不透明であっ
てもよく、小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌの上方を被覆
する前に、透明合成樹脂板１の裏面が汚れたり、裏面に
傷が付かないようにするものである。

【００１７】前記枠状シート３ａは、合成樹脂や紙から
作成されたものとしており、透明であっても不透明であ
ってもよく、略四角形状シートの全面に離型剤Ｍを塗布
し、この略四角形状シートを切り抜けば、容易に作成す
ることができる。

【００１８】前記保護シート４は、合成樹脂や紙から作
成されたものとしており、透明であっても不透明であっ
てもよく、小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌの上方を被覆
する前に、透明合成樹脂板１の表面が汚れたり、表面に
傷が付かないようにするものである。

【００１９】前記離型剤Ｍは、シリコーンやステアリン
酸塩などからなるものとしており、透明合成樹脂板１の
裏面周囲に設けた粘着層２から保護シート３を剥がし易
くするためのものである。

【００２０】このように構成されたこの発明の液晶表示
部の保護板は、携帯用の電子ゲーム機器などの小型電子
機器Ｅの液晶表示部Ｌが、外部からの衝撃を受けた場合
に歪みが生じたり、傷が付かないように、その液晶表示
部Ｌの上方を、以下のようにして被覆するようにしてい
る。

【００２１】先ず、透明合成樹脂板１の表面全体に被着
した保護シート４を剥がす。次に、透明合成樹脂板１の
裏面全体に被着した保護シート３を剥がし、小型電子機
器Ｅの液晶表示部Ｌの外縁周囲に、透明合成樹脂板１１
の裏面周囲の粘着層２を粘着させることにより、透明合
成樹脂板１が小型電子機器Ｅの液晶表示部Ｌの上方を被
覆するようにする。

【００２２】このようにすると、この発明の液晶表示部
の保護板は、保護シート３には透明合成樹脂板１の粘着
層２に対応する部分にしか離型剤Ｍが塗布されていない
ので、保護シート３を透明合成樹脂板１の裏面から剥が
しても、粘着層２に対応する部分以外の透明合成樹脂板
１の裏面には離型剤Ｍが引っ付いて残ってしまうことは
ない。

【００２３】

【発明の効果】この発明の液晶表示部の保護板は、以上
に述べたように構成されているので、小型電子機器の液
晶表示部の上方を被覆する前は、透明合成樹脂板の裏面
が汚れたり、裏面に傷が付かないようにし、小型電子機
器の液晶表示部の上方を被覆した後は、透明合成樹脂板
の透明度が落ちず、その液晶表示部が鮮明に見えるよう
になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の液晶表示部の保護板の一実施形態を
示す分解斜視図である。

【図２】図１に示すこの発明の液晶表示部の保護板の断
面図である。

【図３】この発明の液晶表示部の保護板の他の実施形態
を示す分解斜視図である。

【図４】図３に示すこの発明の液晶表示部の保護板の断
面図である。

【図５】図１に示すこの発明の液晶表示部の保護板によ
り小型電子機器の液晶表示部を被覆する状態を示す説明
図である。

【図６】図３に示すこの発明の液晶表示部の保護板によ
り小型電子機器の液晶表示部を被覆する状態を示す説明
図である。

【図７】従来の液晶表示部の保護板の一例を示す分解斜
視図である。

【図８】図７に示す従来の液晶表示部の保護板の断面図
である。

【図９】図７に示す従来の液晶表示部の保護板により小
型電子機器の液晶表示部を被覆する状態を示す説明図で
ある。

【符号の説明】

１透明合成樹脂板２粘着層３保護シート３ａ枠状シートＥ小型電子機器Ｌ液晶表示部Ｍ離型剤

フロントページの続き (72)発明者小倉美智子大阪府南河内郡美原町平尾1845番地１株式会社大和産業美原工場内 (72)発明者東掘博大阪府東大阪市西堤本通西２丁目４番11号株式会社アサヒマーク内 (72)発明者石原勉大阪府東大阪市楠根３丁目８番27号アルファスクリーン株式会社内Ｆターム(参考） 2C001 CC00 CC03 CC06 2H089 HA40 JA10 2H091 FD15 GA16 LA02 5G435 AA01 AA09 AA11 AA17 BB12 GG43 HH18 KK02 LL07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】小型電子機器（Ｅ）の液晶表示部（Ｌ）
より大きく形成した透明合成樹脂板（１）の裏面周囲
に、前記液晶表示部（Ｌ）の外縁周囲に粘着可能とした
粘着層（２）を設けたものとし、さらにこの粘着層
（２）に対応する部分に離型剤（Ｍ）を塗布した保護シ
ート（３）を、前記透明合成樹脂板（１）の裏面全体に
被着したことを特徴とする液晶表示部の保護板。
【請求項２】小型電子機器（Ｅ）の液晶表示部（Ｌ）
より大きく形成した透明合成樹脂板（１）の裏面周囲
に、前記液晶表示部（Ｌ）の外縁周囲に粘着可能とした
粘着層（２）を設けたものとし、さらにこの粘着層
（２）に対応する部分に離型剤（Ｍ）を塗布した枠状シ
ート（３ａ）を接着した保護シート（３）を、前記透明
合成樹脂板（１）の裏面全体に被着したことを特徴とす
る液晶表示部の保護板。
【請求項３】前記透明合成樹脂板（１）の粘着層
（２）を設けた部分を不透明にしたことを特徴とする請
求項１または２記載の液晶表示部の保護板。