JP2003065889A - 車両衝突試験装置の牽引ドーリー装置 - Google Patents

車両衝突試験装置の牽引ドーリー装置

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JP2003065889A
JP2003065889A JP2001256253A JP2001256253A JP2003065889A JP 2003065889 A JP2003065889 A JP 2003065889A JP 2001256253 A JP2001256253 A JP 2001256253A JP 2001256253 A JP2001256253 A JP 2001256253A JP 2003065889 A JP2003065889 A JP 2003065889A
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Isayuki Iwahashi
功幸 岩橋
Osamu Natsume
治 夏目
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】一対の咬合体により牽引用ワイヤロープを解除
可能に咬合する構成のクランプ装置を備えた牽引ドーリ
ー装置において、トグル式リンク機構によって、その咬
合力を高めることである。 【解決手段】牽引用ワイヤロープW1 の牽引力によりテ
スト車両を牽引する車両衝突試験装置の牽引ドーリー装
置Dであって、クランプ装置Cは、スケータSの前後方
向に沿い、しかもその幅方向に沿って対向配置された状
態で、水平面内で回動可能なように前記スケータSにピ
ン連結された一対の第1リンクL1 と、該一対の第1リ
ンクL1 の後端部に、それぞれの一端部がピン連結され
ていると共に、その他端部は、互いにピン連結されて、
牽引状態で交差角度が180°よりも僅かに小さくなる
一対の第2リンクL2 と、前記一対の第1リンクL1
先端部に対向状態でピン連結された一対のロープ咬合体
15とを備えていることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テスト車両を直進
誘導させるガイドレールに冠着されて、一対の咬合体に
より牽引用ワイヤロープを解除可能に咬合することによ
り、前記テスト車両を牽引するための車両衝突試験装置
の牽引ドーリー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に、車両衝突試験装置の概略側面
図が示されている。ガイドレールGにドーリー装置Dが
冠着されて、該ドーリー装置Dを構成するクランプ装置
Cに牽引用ワイヤロープW1 が解除可能に咬合されてい
ると共に、該ドーリー装置Dを構成するスケーターSと
テスト車両Tとが連結用ワイヤロープW2 を介して連結
されている。
【0003】そして、テスト車両Tは、牽引用ワイヤロ
ープW1 の牽引力により牽引走行されて、衝突バリアB
に衝突する直前において、前記ガイドレールGの近傍に
固定配置されたストライカー31によって、前記クラン
プ装置Cに対する牽引用ワイヤロープW1 の咬合が解除
されて、テスト車両Tは、そのまま惰性走行して、前記
衝突バリアBに衝突する構成になっている。
【0004】ここで、一対のロープ咬合体により牽引用
ワイヤロープを解除可能に咬合する構成のクランプ装置
を備えた牽引ドーリー装置は、前記牽引用ワイヤロープ
との咬合解除を確実に行える利点がある反面、咬合構造
のみであるために、一対のロープ咬合体による牽引用ワ
イヤロープの咬合力を余り大きくできないという問題が
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、一対
の咬合体により牽引用ワイヤロープを解除可能に咬合す
る構成のクランプ装置を備えた牽引ドーリー装置におい
て、トグル式リンク機構によって、その咬合力を高める
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明は、連結用ワイヤロープを介してテス
ト車両に連結されて、前記テスト車両を直進誘導させる
ためのガイドレールに冠着されるスケータと、該スケー
タに一体に装着されて、牽引用ワイヤロープを解除可能
に咬合するためのクランプ装置とから成って、前記牽引
用ワイヤロープの牽引力によりテスト車両を牽引可能に
するための車両衝突試験装置の牽引ドーリー装置であっ
て、前記クランプ装置は、前記スケータの前後方向に沿
い、しかもその幅方向に沿って対向配置された状態で、
水平面内で回動可能なように前記スケータにピン連結さ
れた一対の第1リンクと、該一対の第1リンクの後端部
に、それぞれの一端部がピン連結されていると共に、そ
の他端部は、互いにピン連結された一対の第2リンク
と、前記一対の第1リンクの先端部に対向状態でピン連
結された一対のロープ咬合体と、を備えていることを特
徴としている。
【0007】テスト車両の牽引時には、前記連結用ワイ
ヤロープに作用する引張力により、前記一対の第2リン
クは、その相互連結部に引張力が作用して、その交差角
度が180°よりも僅かに小さな角度となるまで拡開さ
せられて、前記一対のロープ咬合体の間で前記牽引用ワ
イヤロープが咬合される。これにより、前記牽引用ワイ
ヤロープの牽引力は、前記連結用ワイヤロープを介して
テスト車両に伝達されて、これが牽引される。ここで、
クランプ装置を構成する一対の第2リンクは、その相互
連結部に連結用ワイヤロープの引張力が作用して、その
交差角度が180°よりも僅かに小さな角度となるまで
拡開させられた状態で、牽引される。このため、牽引時
には、一対の第2リンクの相互連結部の部分は、「トグ
ル機構」となって、連結用ワイヤロープの引張力は、著
しく拡大されて、一対の第1リンクにおける一対の第2
リンクとの連結部(一対の第1リンクの後端部)を外方
に押し広げる力として作用する。この結果、一対の第2
リンクの先端部にピン連結された一対のロープ咬合体
は、連結用ワイヤロープの引張力が著しく拡大された過
大な力でもって、牽引用ワイヤロープを咬合するため、
一対のロープ咬合体と牽引用ワイヤロープとの咬合が確
実となる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記一対の第2リンクの交差角度が180°
よりも僅かに小さくなった拡開状態において、該一対の
第2リンクの相互連結部の近傍にレバー端面を当接させ
て、前記拡開状態を保持すると共に、ガイドレールの終
端部で前記ストライカーに当接して回動させられること
により、前記拡開状態を解除するトリガーレバーを備え
ていることを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、一対の第2リンクの拡
開状態を保持するトリガーレバーを備えているために、
テスト車両の走行中において、一次的な減速によって連
結用ワイヤロープの連結力が小さくなっても、一対のロ
ープ咬合体と牽引用ワイヤロープとの咬合力が小さくな
ったり、極端な場合には、前記咬合が解除されたりする
ことがなくなって、テスト車両を衝突地点まで確実に牽
引できる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の発明を前提として、前記クランプ装置を構成する一対
の第1リンクをスケータにピン連結しているピン連結部
は、その長手方向の中点よりも前方に配置されているこ
とを特徴としている。この構成により、一対の第1リン
クの後端部に外方に向けて作用する力は、「てこの原
理」により拡大されて、一対の第1リンクの先端部にピ
ン連結された一対のロープ咬合体を内方に向けて作用す
る咬合力が大きくなる。この結果、一対のロープ咬合体
と牽引用ワイヤロープとの咬合が一層確実となる。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
3のいずれかの発明を前提として、前記一対の第2リン
クのいずれか一方には、前記ストライカーに当接する当
接片が、ほぼ直交して一体に設けられていることを特徴
としている。この構成により、一対の第2リンクのいず
れか一方に一体に設けられた前記当接片は、ガイドレー
ルの終端部に設置されたストライカーに対して確実に当
接して、設定位置において、一対の咬合体と牽引用ワイ
ヤロープとの咬合が確実に解除される。
【0012】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
4のいずれかの発明を前提として、前記一対のロープ咬
合体の内周の咬合面には、その周方向に沿って凹条及び
凸条が設けられて、その前後方向に沿って凹凸状に形成
されていることを特徴としている。この構成により、一
対のロープ咬合体の内周面に対する牽引用ワイヤロープ
の抵抗が大きくなる結果、テスト車両の牽引時におい
て、両者の間ですべりがなくなって、テスト車両の牽引
が確実となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。図1は、ガイドレールGに冠着
された状態の本発明に係るドーリー装置Dの全体斜視図
であり、図2は、同じく側面図であり、図3は、同じく
背面図であり、図4は、牽引状態におけるクランプ装置
Cの斜視図であり、図5は、同じく平面図であり、図6
は、非牽引状態におけるクランプ装置Cの斜視図であ
り、図7は、同じく平面図である。図1ないし図5にお
いて、ドーリー装置Dは、ガイドレールGの開口部1
(図1参照)の対向端部に嵌着される複数の滑車2を備
えたスケータSと、該スケータSの下面(底面)側に一
体に装着されたトグル式リンク機構を使用したクランプ
装置Cとから構成される。このスケータSは、上板3と
下板4とが、上下方向に沿って前記滑車2の配設空間5
(図2参照)を確保して、連結体6,7を介して一体に
連結されてスケータ本体8が形成されて、該スケータ本
体8の前記滑車配設空間5に複数個(実施例では、左右
にそれぞれ2個ずつ)の前記滑車2が配設されて、各支
持軸9が前記上板3及び下板4に固定支持された構成で
ある。
【0014】また、図4ないし図7に示されるように、
前記クランプ装置Cは、前記スケータ本体8を構成する
下板4に一体に装着されている。即ち、クランプ装置C
は、テスト車両Tの走行方向Qに沿い、しかもその幅方
向に沿って対向配置された状態で、水平面内で回動可能
なように、前記スケータ本体8に連結ピン11を介して
連結された一対の第1リンクL1 と、該一対の第1リン
クL1 の後端部に、それぞれの一端部が連結ピン12を
介して連結されていると共に、その他端部は、連結ピン
13を介して互いに連結された一対の第2リンクL
2 と、前記一対の第1リンクL1 の先端部に対向状態で
連結ピン14を介して連結された一対のロープ咬合体1
5とを備え、前記連結ピン13に、側面視でL字状をし
たロープ引掛具16が一体に取付けられて、その水平板
部16aが前記連結ピン13よりも前方に配置された構
成である。
【0015】前記スケータ本体8の下板4には、その長
手方向の両側縁に連結板17及び連結ブロック18(図
1及び図3参照)が一体に連結されていて、前記一対の
第1リンクL1 は、前記連結板17及び連結ブロック1
8の部分に連結ピン11を介して回動可能に連結されて
いる。また、配置状態において、一方の第2リンクL 2
の外端部(第1リンクL1 との連結部の近傍)には、後
述のストライカー31に当接させて、一対の第2リンク
2 を、その交差角度が小さくなるように強制回動させ
るための当接片20が設けられている。また、一対のロ
ープ咬合体15は、その間で牽引用ワイヤロープW1
咬合するためのものであって、その内周の咬合面には、
摩擦抵抗を高めるための凹凸条が、テスト車両Tの走行
方向Qに沿って交互に、その周方向に設けられて、該走
行方向Qに沿って凹凸状になっている。なお、図1及び
図4において、19は、一対の第1リンクL1 の拡開を
規制するために、前記連結ブロック18に一体に取付け
られた拡開規制板を示す。
【0016】そして、図1に示されるように、ドーリー
装置Dを構成するスケータSの各滑車2が、ガイドレー
ルGの開口部1の対向端部にそれぞれ嵌着されて、前記
ドーリー装置Dは、ガイドレールGに案内されて走行可
能になっている。この状態で、テスト車両Tの前部に両
端部が連結された連結用ワイヤロープW2 を、スケータ
Sの前記ロープ引掛具16に引っ掛けると共に、クラン
プ装置Cを構成する一対のロープ咬合体15の間で牽引
用ワイヤロープW1 を軽く咬合した状態において、牽引
用ワイヤロープW1 を駆動して、これに引張力を作用さ
せると、前記連結用ワイヤロープW2 に引張力が作用し
て、スケータ本体8に対してロープ引掛具16(或いは
一対の第2リンクL2 を連結している連結ピン13)が
後退させられて、一対の第2リンクL2 を相互に連結し
ている連結部が後退させられる。その結果、一対の第2
リンクL2 は、拡開されて、その交差角度は、180°
よりも僅かに小さくなって、最大角度となる。これによ
り、一対の第1リンクL1は、連結ピン11を中心にし
て、その先端のロープ咬合体15の部分が互いに接近す
るように回動させられて、一対のロープ咬合体15の間
で牽引用ワイヤロープW1 が咬合されて、該牽引用ワイ
ヤロープW1 の牽引力は、ドーリー装置D及び連結用ワ
イヤロープW2 を介してテスト車両Tに伝達されて、該
テスト車両Tは、ガイドレールGに沿って直進走行させ
られる。なお、図1及び図3において、W1'は、周回走
行する無端状の牽引用ワイヤロープW1 の弛み側の分を
示す。
【0017】ここで、図9において、一対の第2リンク
2 の交差角度を(2θ)〔2θは、180°よりも僅
かに小さな角度である)とすると、一対の連結ピン12
の中心を結ぶ線分と、第2リンクL2 との交差角度は、
(90°−θ)となる。このため、連結ピン13の部分
に作用するテスト車両Tの引張力を(F0)とすると、第
1リンクL1 の後端部を外側に押す力(F1)は、〔F0
/tan(90°−θ) 〕となる。そして、tan(90°−θ)
は、「1」に比較して極めて小さな値であるので、第1
リンクL1 の後端部を外側に押す力(F1)は、テスト車
両Tの引張力(F 0)に比較して極めて大きな値となる。
即ち、一対の第1リンクL1 及び一対の第2リンクL2
で構成される本発明に係るクランプ装置Cにおいては、
一対の第2リンクL2 の部分が「トグル機構」として作
用するために、前記現象が生ずるのである。これによ
り、牽引用ワイヤロープW1 は、一対のロープ咬合体1
5の間で強固に咬合されて、牽引用ワイヤロープW1
牽引力は、極めて高い伝達効率でもってテスト車両Tに
伝達されて、該テスト車両Tは、確実に牽引される。
【0018】また、図9に図示されているように、前記
クランプ装置Cを構成する一対の第1リンクL1 をスケ
ータ本体8に連結している連結ピン11の位置は、その
長手方向の中点よりも前方のロープ咬合体15の側に配
置されている。このため、一対の第1リンクL1 の後端
部に外方に向けて作用する前記力「F1 」は、「てこの
原理」により拡大されて、一対の第1リンクL1 の先端
部に連結ピン14を介して連結された一対のロープ咬合
体15を内方に向けて作用する咬合力が大きくなる。こ
の結果、一対のロープ咬合体15と牽引用ワイヤロープ
1 との咬合が一層確実となる。
【0019】また、図2ないし図5に示されるように、
スケータ本体8を構成する下板4の後端部の下面には、
テスト車両Tの牽引時において、一対の第2リンクL2
の拡開状態を維持すると共に、テスト車両Tの衝突直前
において、前記拡開状態を解除するためのベルクランク
状をしたトリガーレバー21が、前記下板4に支点ピン
22を介して回動可能に連結支持されている。前記トリ
ガーレバー21は、第1及び第2の各レバー部21a,
21bを備えていて、前記支点ピン22は、第1レバー
部21aの基端部に設けられて、第2レバー部21bの
先端部には、テスト車両Tの牽引時において、その走行
方向Qと直交する端面を有する当接片21cが、前記第
2レバー部21bと直交して一体に設けられている。そ
して、テスト車両Tの牽引時においては、トリガーレバ
ー21の第1レバー部21aの先端面は、拡開状態の一
対の第2リンクL2 を連結している前記連結ピン13に
当接していて、前記拡開状態を維持している。また、図
8に示されるように、前記トリガーレバー21と、その
支点ピン22とは、該トリガーレバー21が常に一対の
第2リンクL2 の前記拡開状態を維持する位置に復帰可
能なように、うず巻ばね23を介して連結されている。
なお、図2及び図5において、24は、一対の第2リン
クL2 の拡開状態を維持可能な位置を超えて前記トリガ
ーレバー21が回動するのを防止するために、スケータ
本体8の下板4に取付けられたストッパーを示す。
【0020】そして、前記ガイドレールGの終端部の直
前であって、その内側には、ストライカー31(図3、
図5及び図7の各図を参照)が配置されていて、上記し
たテスト車両Tの牽引状態において、該テスト車両Tが
衝突バリアBに近づくと、ドーリー装置Dのクランプ装
置Cを構成するトリガーレバー21の当接片21c及び
第2リンクL2 の当接片20が、この順序で前記ストラ
イカー31に僅かの時間差を有して衝突する。これによ
り、図6及び図7に示されるように、トリガーレバー2
1の当接片21cがストライカー31に衝突することに
より、該トリガーレバー21は、うず巻ばね23の付勢
力に抗して、平面視で時計方向に回動させられて、一対
の第2リンクL2 を相互に連結している連結ピン13の
支持を失って、一対の第2リンクL2 の拡開状態の維持
が解除され、その直後に、第2リンクL2 の当接片20
が前記ストライカー31に衝突して、一対の第2リンク
2 は、その交差角度(2θ)が急激に小さくなるよう
に回動される。これにより、一対の第1リンクL1 は、
その連結ピン11を中心にして、先端部に連結された一
対のロープ咬合体15の間隔が広くなる方向に回動させ
られて、一対のロープ咬合体15により牽引用ワイヤロ
ープW1 の咬合が解除される。その後は、テスト車両T
には、牽引力が作用しなくなって、惰性(慣性)走行し
て、衝突バリアBに衝突する。
【0021】
【発明の効果】本発明は、一対のロープ咬合体により牽
引用ワイヤロープを解除可能に咬合する構成のクランプ
装置を備えた牽引ドーリー装置において、前記クランプ
装置をトグル式リンク機構で構成してあって、テスト車
両の連結用ワイヤロープに作用する引張力が著しく拡大
されて、牽引用ワイヤロープが咬合されるので、その咬
合力が大幅に高められて、テスト車両を確実に牽引でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガイドレールGに冠着された状態の本発明に係
るドーリー装置Dの全体斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】牽引状態におけるクランプ装置Cの部分の斜視
図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】非牽引状態におけるクランプ装置Cの部分の斜
視図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】トリガーレバー21と支点ピン22とうず巻ば
ね23との連結関係を示す模式的平面図である。
【図9】一対の第2リンクL2 の部分のトグル機構を説
明するための模式図である。
【図10】車両衝突試験装置の概略側面図である。
【符号の説明】
C:クランプ装置 D:ドーリー装置 G:ガイドレール L1 :第1リンク L2 :第2リンク S:スケータ T:テスト車両 W1 :牽引用ワイヤロープ W2 :連結用ワイヤロープ 8:スケータ本体 15:ロープ咬合体 20:第2リンクの当接片 21:トリガーレバー 31:ストライカー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結用ワイヤロープを介してテスト車両
    に連結されて、前記テスト車両を直進誘導させるための
    ガイドレールに冠着されるスケータと、該スケータに一
    体に装着されて、牽引用ワイヤロープを解除可能に咬合
    するためのクランプ装置とから成って、前記牽引用ワイ
    ヤロープの牽引力によりテスト車両を牽引可能にするた
    めの車両衝突試験装置の牽引ドーリー装置であって、 前記クランプ装置は、 前記スケータの前後方向に沿い、しかもその幅方向に沿
    って対向配置された状態で、水平面内で回動可能なよう
    に前記スケータにピン連結された一対の第1リンクと、
    該一対の第1リンクの後端部に、それぞれの一端部がピ
    ン連結されていると共に、その他端部は、互いにピン連
    結された一対の第2リンクと、前記一対の第1リンクの
    先端部に対向状態でピン連結された一対のロープ咬合体
    と、を備え、 前記連結用ワイヤロープに作用する引張力により、前記
    一対の第2リンクの交差角度を180°よりも僅かに小
    さな角度となるまで拡開させて、前記一対のロープ咬合
    体の間で前記牽引用ワイヤロープを咬合することによ
    り、前記牽引用ワイヤロープの牽引力をテスト車両に伝
    達すると共に、前記一対の第2リンクのいずれか一方
    を、前記ガイドレールの終端部に設置されたストライカ
    ーに当接させて、前記一対のロープ咬合体による牽引用
    ワイヤロープの咬合を解除する構成にしたことを特徴と
    する車両衝突試験装置の牽引ドーリー装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の第2リンクの交差角度が18
    0°よりも僅かに小さくなった拡開状態において、該一
    対の第2リンクの相互連結部の近傍にレバー端面を当接
    させて、前記拡開状態を保持すると共に、ガイドレール
    の終端部で前記ストライカーに当接して回動させられる
    ことにより、前記拡開状態を解除するトリガーレバーを
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両衝突
    試験装置の牽引ドーリー装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ装置を構成する一対の第1
    リンクをスケータにピン連結しているピン連結部は、そ
    の長手方向の中点よりも前方に配置されていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の車両衝突試験装置の牽
    引ドーリー装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の第2リンクのいずれか一方に
    は、前記ストライカーに当接する当接片が、ほぼ直交し
    て一体に設けられていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の車両衝突試験装置の牽引ドーリ
    ー装置。
  5. 【請求項5】 前記一対のロープ咬合体の内周の咬合面
    には、その周方向に沿って凹条及び凸条が設けられて、
    その前後方向に沿って凹凸状に形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両衝突
    試験装置の牽引ドーリー装置。
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