JP2003065069A - ガスタービン設備の制御装置 - Google Patents
ガスタービン設備の制御装置Info
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Abstract
く変化する燃料を使用すると、制御系へ大きな外乱とし
て作用して発電出力等に変動が生じて設備運用上の大き
な問題となる。 【解決手段】 空気圧縮機1に供給する空気密度と空気
流量とから空気流量制御装置出力パラメータ関数10を
設定し、燃焼器2に供給する燃料の発熱量信号とガスタ
ービン3の負荷設定信号とから空気流量パラメータ関数
8を設定し、この空気流量パラメータ関数8から得た必
要空気流量信号に応じて前記空気流量制御装置出力パラ
メータ関数10により空気流量制御装置4が吸込む空気
流量を調整するようにしてガスタービン制御を行う。
Description
備におけるガスタービン出力の制御装置に関し、詳しく
は、低カロリ副生ガスを燃料として使用するガスタービ
ン設備の制御装置に関するものである。
ービンが用いられており、空気圧縮機で圧縮した空気を
燃焼器で燃料と燃焼させ、その燃焼ガスによってタービ
ンを駆動して発電等を行っている。以下、ガスタービン
発電設備を例に説明する。図8は、この種のガスタービ
ンの出力と燃料の発熱量との関係を示す線図である。図
示するように、燃料の発熱量aが決まれば、タービン特
性bからその燃料によって得られるタービン出力cは決
まる。一方、図9のガスタービン出力と空気流量の関係
を示す線図のように、ある温度(例えば、15度)で所
定密度の空気流量dが決まれば、タービン特性eからそ
の空気流量(重量流量)によって得られるタービン出力
fが決まる。
量と空気流量(重量流量)とによってガスタービン出力
が決まり、このガスタービン出力はガスタービン入口温
度(ガスタービン入口燃焼ガス温度)によって決まる。
そこで、特開昭57−68526号公報記載のガスター
ビン制御装置では、大気温度と大気圧から求めた空気流
量によって燃焼温度を求め、その燃焼温度が一定となる
ように空気流量を調整している。例えば、図9に示す最
大空気流量gと最小空気流量hの間で空気流量を調整す
ることによってガスタービン出力fを一定に保つように
する。
る目的から、負荷設定値等に応じて相異なるパラメータ
から燃料流量信号及び空気流量信号のふたつを算出して
ガスタービンを制御する方法も採用されている。例え
ば、特開昭56−77524号公報記載のガスタービン
用制御装置では、ガスタービンの燃焼室に供給する、燃
料の流量を制御する燃料制御信号と、空気の流量を制御
する空気制御信号とを制御することによってガスタービ
ンの温度を略一定に保とうとしている。
所の高炉ガス等のような特殊な低カロリ副生ガスを燃料
として使用し、かつ高効率でそのエネルギを回収するガ
スタービン複合発電設備や、ガスタービン コ・ジェネ
レーション設備が省エネルギ設備として着目されてい
る。
図10の低カロリ副生ガスの発熱量変化の一例を示す線
図のように、その発生メカニズムの関係から、一般に燃
料としての発熱量51(カロリ)が随時変動しており、
1日の間でも大きく変動している。しかも、大きく突出
するような変動があるとともに日によって異なる変動を
生じる。
の燃料として使用しようとすると、低カロリであるた
め、通常の燃料を使用する設備に比べて燃料流量を格段
に大きくしないと(例えば、15倍程度)所望の入熱量
が得られない。そのため、このような燃料で燃料発熱量
が大きく変化(例えば、20〜30%程度)した場合に
は、その変化が制御系へ大きな外乱として作用してしま
う。つまり、発電出力や、そのエネルギを回収して発生
させる蒸気出力等に大きな変動が生じて設備運用上の大
きな問題となる。したがって、副生ガスを燃料として使
用するガスタービン設備においては、その発熱量変動に
よってガスタービンの運転状態が大きく変化することを
考慮しなければならない。
に制御装置の再調整を実施するといった保守作業によっ
て運用上の便宜を計ろうとしても、設備の発電出力、排
気ガスを利用した蒸気出力の変動の把握、及びそれを考
慮した運用計画等の検討事項や、蒸気出力の変動を考慮
して附帯設備の仕様決定を行わなければならない、とい
った検討事項が生じ、特に設備能力の評価の困難さ、出
力不足時のバックアップ設備の要否決定といった事項が
設備導入計画時や設備運用時において大きな課題とな
る。
として用いることについては上述したいずれの従来技術
にも何ら記載も示唆もされていないため、これら従来技
術では低カロリ副生ガスを燃料として安定したガスター
ビン設備の運用を計ることはできない。
するために、本願発明は、供給空気流量を調整する空気
流量制御装置を有する空気圧縮機と、該空気圧縮機で圧
縮した空気と燃料とを燃焼させる燃焼器と、該燃焼器で
発生した燃焼ガスで駆動するガスタービンとを具備し、
前記燃焼器に供給する燃料の発熱量信号と前記ガスター
ビンの負荷設定信号とから空気流量パラメータ関数を設
定し、燃料の発熱量信号に応じて該空気流量パラメータ
関数から得た必要空気流量信号を前記空気流量制御装置
に出力して空気流量を調整するように構成している。こ
のように燃料発熱量をガスタービンの制御パラメータの
ひとつとして用い、燃料の発熱量に応じて空気流量を調
整し、これによって所定発熱量の燃料と所定空気流量と
を燃焼器で燃焼させてタービン入口部分の温度とその通
過流量を略一定に保つように制御するので、低カロリ副
生ガスのように燃料の発熱量が大きく変化するような場
合でも、その燃料発熱量の変化を考慮した制御を加えて
ガスタービンの運転状態変化を制御してガスタービン設
備を運用することができる。
気流量とから空気流量制御装置出力パラメータ関数を設
定し、空気流量パラメータ関数から得た必要空気流量に
応じて該空気流量制御装置出力パラメータ関数から空気
流量制御装置に空気流量調整信号を出力するように構成
すれば、空気密度が変化しても燃料の発熱量に応じた空
気流量を吸込むように調整し、所定発熱量の燃料と所定
空気流量とを燃焼器で燃焼させてタービン入口部分の温
度とその通過流量を略一定に保つようにガスタービンの
運転状態を制御してガスタービン設備を運用することが
できる。
均化処理する平均発熱量記憶装置と、該燃料の発熱量の
変化速度を演算する発熱量変化速度演算装置とを有し、
該発熱量変化速度演算装置で演算した変化速度が所定値
を超えた場合にはその変化発生前の平均発熱量を発熱量
信号として選択して出力する燃料発熱量演算器を設けれ
ば、燃料の発熱量変動に大きな変化を生じても、その変
化を生じる前の平均発熱量を選択して出力するので、低
カロリ副生ガスのように発熱量に急激な変化を生じるよ
うな場合でも、安定してガスタービン設備を運転するこ
とができる。
流量から複数段階の出力最大制限値を設定し、該燃料の
平均発熱量に応じて出力最大制限値の段階を選択するよ
うに構成すれば、燃料の発熱量が時間とともに大きく変
動するような場合でも、その燃料の発熱量変動に応じた
出力最大制限値で制限することができるので、発熱量が
大きく変化しても安定したガスタービンの制御を行うこ
とができる。
ら複数段階の出力最大制限値を設定し、空気温度と空気
圧力信号とから空気密度を算出する空気密度演算器を設
け、該空気密度演算器が算出した空気密度に応じて出力
最大制限値の段階を選択するように構成すれば、空気密
度の算出値に応じて供給する空気流量の最大制限値を制
限することができるので、空気密度に応じて制限値内の
空気流量を供給することによる安定したガスタービンの
制御を行うことができる。
応じた最大空気流量から複数段階の出力最大制限値パラ
メータを設定し、燃料の平均発熱量と空気密度とから該
出力最大制限値パラメータの段階を選択するように構成
すれば、燃料の発熱量変化と空気密度変化とに応じて好
ましい段階の出力最大制限値を選択して安定したガスタ
ービンの制御を行うことができる。
面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態を
示すガスタービン設備のブロック図である。図2は低カ
ロリ副生ガスの発熱量変化を平均化した一例を示す線図
であり、図3は本願発明における空気流量パラメータ関
数の一例を示す線図、図4は本願発明における空気流量
制御装置出力パラメータ関数の一例を示す線図である。
る空気圧縮機1とタービン3とが同軸上に設けられてお
り、空気圧縮機1で圧縮された空気が経路11から燃焼
器2に供給され、この燃焼器2で燃料と燃焼させられて
発生した燃焼ガスが経路12からタービン3に供給され
ている。このタービン3の排気ガスは、経路13から図
示しない蒸気発生器等に供給され、他の機器に利用する
蒸気エネルギー等を発生させている。
14が設けられており、この空気流量可変機構14は、
空気圧縮機1に吸込まれる空気流量を調整する絞り機構
15を具備している。この絞り機構15は、空気圧縮機
1が吸込む空気流量を調整する開閉機構である。この空
気圧縮機1に経路18から吸込まれる空気は、その圧力
が圧力検出器16で検出され、温度が温度検出器17で
検出され、これら圧力と温度が空気密度演算器9に入力
されている。この空気密度演算器9によって、空気の圧
力と温度及び湿度から空気密度が演算されている。この
実施形態では、各検出器16,17で検出した値に基づ
いて空気密度演算器9で空気密度を演算しているが、一
定の空気密度の空気を経路18から供給するようにして
もよい。
は燃料分析計5が設けられており、この燃料分析計5で
供給燃料の組成が分析されている。この燃料分析計5に
よる燃料の分析は、例えば2分程度で分析が可能であ
り、1日の間で発熱量が大きく変化する副生ガスの組成
が、常時、又は一定間隔で分析されている。この燃料分
析計5で分析された燃料の分析結果が燃料発熱量演算器
6に入力されている。この燃料分析計5で分析する低カ
ロリ副生ガスは、図2に細い実線21で示すように、発
熱量が1日の間に大きく変化するとともに、局部的に大
きく発熱量が変化するようなガスであるため、燃料発熱
量演算器6によって、図2に太い実線22で示すよう
に、ガスの発熱量が大きく変化して突出するような変動
はカットするとともに、その変動を平均化するようにし
て、その時点の燃料分析結果から燃料発熱量が演算され
ている。
じて、タービン3の負荷を設定するための負荷設定器7
が設けられている。この負荷設定器7は、タービン入口
20の燃焼ガス温度(この明細書では、ガスタービン入
口温度「設定負荷TIT」という)を設定するように構
成されたものであり、予め決められている複数の設定値
から選択するように構成されている。
定値と、前記燃料発熱量演算器6からの燃料発熱量信号
とが空気流量パラメータ関数8に入力されている。
ように、横軸に燃料発熱量、縦軸に空気流量が示され、
予め、燃料発熱量とその燃料発熱量によって負荷設定器
7で選択したガスタービン3の設定負荷TITを得るた
めの空気流量との関係のパラメータ関数が設定されてお
り、燃料発熱量と設定負荷TITが入力されれば、その
設定負荷を得るために必要な空気流量GARの信号を出
力するように構成されている。このように、空気流量パ
ラメータ関数8では、ガスタービン入口20の燃焼ガス
が所定のガスタービン入口温度を得るために、その時の
燃料発熱量で必要な空気流量GARが空気流量制御装置
出力パラメータ関数10へ出力されている。
は、図4に示すように、横軸に空気密度、縦軸に空気流
量制御装置4における空気流量可変機構14の絞り機構
15の開度が示され、予め、前記空気圧縮機1に供給さ
れる実際の空気密度(大気圧力濃度)と、前記空気流量
パラメータ関数8からの空気流量GARによって、その
空気密度の状態で必要な空気流量GAR(重量流量)を
得ることができる絞り機構15の開度信号との関係がパ
ラメータ関数として設定されており、空気密度と空気流
量GARが入力されれば、その空気流量GARを得るた
めに必要な開度信号を出力するように構成されている。
そして、この空気流量制御装置出力パラメータ関数10
からの信号に基づいて、空気流量可変機構14の絞り機
構15の開度が調整される。これにより、設定負荷TI
Tを得るための所定の空気流量(重量流量)が経路18
から空気圧縮機1に吸込まれる。
荷設定器7で選択した設定負荷TITを得ることができ
る空気流量となるように前記空気流量パラメータ関数8
で空気流量GARが設定され、その空気流量GARが得
られるようにその時の空気密度をパラメータとして加え
て空気流量制御装置出力パラメータ関数10で絞り機構
15の開度調整が行われる。
流量が設定されると、タービン入口20部分の燃焼ガス
温度とその通過流量を略一定に保つことができるので、
タービン3の出力を一定に保つことができる。
負荷設定のみで、空気流量パラメータ関数8がその時の
燃料発熱量に応じた空気流量GARを空気流量制御装置
出力パラメータ関数10に出力し、この空気流量制御装
置出力パラメータ関数10がその時の空気密度に応じて
この空気流量GARを得ることができる空気流量制御装
置4の絞り機構15の開度信号を空気流量制御装置4に
出力するので、簡単な操作で空気圧縮機1が吸込む空気
流量の調整が行われてガスタービン3の出力が負荷設定
器7の設定値に保たれる。
づいて燃料発熱量演算器6から空気流量パラメータ関数
8に出力する信号により、その時の燃料の発熱量に応じ
て負荷設定器7で設定したガスタービン入口温度となる
ような空気流量が空気流量パラメータ関数8によって求
められるので、燃料の発熱量が時間とともに変化して
も、その時の発熱量に応じて空気圧縮機1に供給する空
気流量を調整することができ、発熱量が大きく変化する
低カロリ副生ガスを使用しても安定したガスタービンの
運転を行うことができる。
て用いるガスタービン設備であっても、その燃料の燃料
発熱量をガスタービンの制御パラメータのひとつとして
考慮し、燃料発熱量が大きく変動しても制御装置によっ
てその変動によるガスタービン出力に変動を生じないよ
うに制御できるので、ガスタービン出力を一定にするこ
とによってガスタービン出口温度が一定になり、安定し
たガスタービン設備の運用をすることが可能となる。し
かも、このガスタービン3の排気ガスを利用して、例え
ば工場プロセス蒸気等を発生させる蒸気発生器(図示
略)による蒸気出力を安定化させることができるので、
ガスタービン コ・ジェネレーション設備等の省エネル
ギ設備であっても安定して運用することができる。
ータ関数8と空気流量制御装置出力パラメータ関数10
の設定値を4本で示しているが、この設定値を可能な限
り細かく段階的に設定することにより、低カロリ副生ガ
スの変動に応じて細かく空気流量を調整することがで
き、タービン3のより変動の小さい運転を行うことがで
きる。この空気流量パラメータ関数8や空気流量制御装
置出力パラメータ関数10は、ガスタービン設備の仕様
やタービン3の出力等に応じて設定すればよく、この実
施形態に限定されるものではない。
に応じて空気流量の出力最大制限値を設定する場合の一
例を示す線図である。前記図2に一点鎖線で示すよう
に、大きく変動する燃料の発熱量を所定範囲で平均化し
て平均発熱量23を設定し、図5に示すように、変動す
る燃料発熱量に応じた最大空気流量GAR(MAX)に
よるガスタービン入口温度から出力最大制限値i,j,
kを段階的に定め、前記平均発熱量23に応じて好まし
い出力最大制限値i,j,kの段階を選択することによ
り、燃料発熱量に大きな変動が生じても、最大空気流量
を超えて過剰な空気が空気圧縮機1に吸込まれることが
ないようにできる。このように出力最大制限値i,j,
kを設定するか否かは、燃料の性状や発熱量の変化量等
に応じて決定すればよい。
空気流量の出力最大制限値を設定する場合の一例を示す
線図である。図示するように、変動する空気密度に応じ
た最大空気流量GAR(MAX)によるガスタービン入
口温度から出力最大制限値l,m,nを段階的に定め、
空気密度演算器9の算出した空気密度に応じて好ましい
出力最大制限値l,m,nの段階を選択することによ
り、空気密度に変動が生じても、最大空気流量を超えて
過剰な空気が空気圧縮機1に吸込まれることがないよう
にできる。このように出力最大制限値l,m,nを設定
するか否かは、空気の状態変化等に応じて決定すればよ
い。
と空気密度に応じて空気流量の出力最大制限値を設定す
る場合の一例を示す線図である。図示するように、前記
図5,6に示す燃料の平均発熱量と空気密度とを考慮し
てガスタービン入口温度の出力最大制限値を複数段階の
出力最大制限値パラメータ24(図では便宜上平面で示
している)として設定し、燃料の平均発熱量qと空気密
度rに応じて空気流量制御装置4で空気圧縮機1が吸込
む空気流量GARの出力最大制限値pの段階をこの出力
最大制限値パラメータ24から選択することにより、燃
料発熱量や空気密度に大きな変動が生じても、空気流量
GARが最大空気流量を超えないようにできる。このよ
うに構成すれば、燃料の平均発熱量と空気密度とを考慮
して空気流量制御装置4が吸込む空気流量が最大空気流
量を超えて過剰となることがないようにできる。このよ
うに出力最大制限値パラメータ24を設定するか否か
は、燃料発熱量や空気密度の状態変化量等に応じて決定
すればよい。
形態であり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々
の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限
定されるものではない。
実施され、以下に記載するような効果を奏する。
タのひとつとして用いて空気流量を調整するので、燃料
発熱量が大きく変動する低カロリ副生ガスを燃料として
使用した場合でも、その発熱量変動によるガスタービン
運転状態の変化を吸収して、安定したガスタービン設備
の運用を計ることが可能となる。
のブロック図である。
例を示す線図である。
例を示す線図である。
ータ関数の一例を示す線図である。
気流量の出力最大制限値を設定する場合の一例を示す線
図である。
出力最大制限値を設定する場合の一例を示す線図であ
る。
に応じて空気流量の出力最大制限値を設定する場合の一
例を示す線図である。
ビンの出力と燃料の発熱量との関係を示す線図である。
ビン出力と空気流量の関係を示す線図である。
線図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 供給空気流量を調整する空気流量制御装
置を有する空気圧縮機と、該空気圧縮機で圧縮した空気
と燃料とを燃焼させる燃焼器と、該燃焼器で発生した燃
焼ガスで駆動するガスタービンとを具備し、前記燃焼器
に供給する燃料の発熱量信号と前記ガスタービンの負荷
設定信号とから空気流量パラメータ関数を設定し、燃料
の発熱量信号に応じて該空気流量パラメータ関数から得
た必要空気流量信号を前記空気流量制御装置に出力して
空気流量を調整するように構成したガスタービン設備の
制御装置。 - 【請求項2】 燃料の発熱量を所定時間単位で平均化処
理する平均発熱量記憶装置と、該燃料の発熱量の変化速
度を演算する発熱量変化速度演算装置とを有し、該発熱
量変化速度演算装置で演算した変化速度が所定値を超え
た場合にはその変化発生前の平均発熱量を発熱量信号と
して選択して出力する燃料発熱量演算器を設けたことを
特徴とする請求項1記載のガスタービン設備の制御装
置。 - 【請求項3】 燃料の平均発熱量に応じた最大空気流量
から複数段階の出力最大制限値を設定し、該燃料の平均
発熱量に応じて出力最大制限値の段階を選択するように
構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
ガスタービン設備の制御装置。 - 【請求項4】 空気密度に応じた最大空気流量から複数
段階の出力最大制限値を設定し、空気温度と空気圧力信
号とから空気密度を算出する空気密度演算器を設け、該
空気密度演算器が算出した空気密度に応じて出力最大制
限値の段階を選択するように構成したことを特徴とする
請求項1又は請求項2記載のガスタービン設備の制御装
置。 - 【請求項5】 請求項3記載の燃料の平均発熱量と請求
項4記載の空気密度とに応じた最大空気流量から複数段
階の出力最大制限値パラメータを設定し、燃料の平均発
熱量と空気密度とから該出力最大制限値パラメータの段
階を選択するように構成したことを特徴とするガスター
ビン設備の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256365A JP3811033B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | ガスタービン設備の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3811033B2 JP3811033B2 (ja) | 2006-08-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3811033B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013060946A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-04-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービンプラント、その制御装置、及びその制御方法 |
JP2019534411A (ja) * | 2014-03-18 | 2019-11-28 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | ガスタービン内への空気質量流量を測定するためのシステム |
WO2022092008A1 (ja) * | 2020-10-29 | 2022-05-05 | 三菱重工業株式会社 | 燃料ガスの組成分析装置及び組成分析方法、並びに、この組成分析装置を備える原動機制御装置及びこの組成分析方法を含む原動機制御方法 |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001256365A patent/JP3811033B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2022092008A1 (ja) * | 2020-10-29 | 2022-05-05 | 三菱重工業株式会社 | 燃料ガスの組成分析装置及び組成分析方法、並びに、この組成分析装置を備える原動機制御装置及びこの組成分析方法を含む原動機制御方法 |
JP2022072451A (ja) * | 2020-10-29 | 2022-05-17 | 三菱重工業株式会社 | 燃料ガスの組成分析装置及び組成分析方法、並びに、この組成分析装置を備える原動機制御装置及びこの組成分析方法を含む原動機制御方法 |
JP7568478B2 (ja) | 2020-10-29 | 2024-10-16 | 三菱重工業株式会社 | 燃料ガスの組成分析装置及び組成分析方法、並びに、この組成分析装置を備える原動機制御装置及びこの組成分析方法を含む原動機制御方法 |
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