JP2003065063A - ロータリー機関 - Google Patents

ロータリー機関

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JP2003065063A
JP2003065063A JP2001259539A JP2001259539A JP2003065063A JP 2003065063 A JP2003065063 A JP 2003065063A JP 2001259539 A JP2001259539 A JP 2001259539A JP 2001259539 A JP2001259539 A JP 2001259539A JP 2003065063 A JP2003065063 A JP 2003065063A
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rotor
main rotor
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rotary
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Toshiyuki Uchibayashi
俊之 打林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 爆発力を直接回転力に変換すると共に、小型
化の図れるロータリー内燃機関を提供すること。 【解決手段】 第1のシリンダー内に回転自在に軸支さ
れたメインローターと、第1のシリンダー内に前記メイ
ンローターとの関係で空間容積を変化させつつ回転可能
に支持されたサブローターと、第1のシリンダー内の前
記容積の変化する空間に臨んで配設された点火プラグ
と、第1のシリンダー内の前記容積の変化する空間に臨
んで配設された燃料噴射プラグと、第1のシリンダーと
開閉可能な弁体を介して配設された第2のシリンダー内
にメインローターの回転軸に固着されて回転可能に支持
された第2のメインローターと、第2のシリンダー内に
前記第2のメインローターとの関係で空間容積を変化さ
せつつ回転可能に支持された第2のサブローターとを備
え、噴射した燃料を点火プラグで爆発させることにより
前記メインローターを回転させるので、小型化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリー内燃機
関及びロータリー蒸気機関等の往復運動を伴わないロー
タリー機関に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から種々のロータリー機関が提案さ
れている。例えば、特開平7−42502号に開示され
たロータリー蒸気機関は、凹部と凸部(ベーン)を有す
る一対のローターを有すると共に、入口にバルブを設
け、入口から蒸気を供給し、凸部を有するローターを回
転させ、圧力エネルギーを回転エネルギーに変換するも
のである。
【0003】また、特開平11−173157号におい
て、燃焼用ローターポンプと空気圧縮用のロータリーポ
ンプを設け、燃焼室に燃料インジェクターと点火プラグ
を設け、燃焼室が高圧空気に満たされた時、燃料インジ
ェクターにより燃料を噴射し、点火プラグで着火して爆
発させ、ローターを回転させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のように
構成された従来の特開平7−42502号においては、
ローターに設けられた凸部(ベーン)が一つである。こ
のため、ローターの凹部と凸部が係合した際の導通(吹
き抜け)現象を回避するべく、バルブが必須要素であ
る。このため、バルブが破損し易いと云う欠点が存在し
た。更に、従来のロータリー蒸気機関では、ベーンの断
面形状が半円形であるために、エネルギーロスになると
云う欠点が存在した。
【0005】また、特開平11−173157号に開示
されたロータリーエンジンでは、ローターバルブが爆発
側に直面しており、デリケートなローターバルブでは爆
発に耐えることができなかった。この発明は上記実情に
鑑み提案されたもので、エネルギーの有効利用が図れる
と共に、耐久性に優れたロータリー機関を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、第1のシリンダー内に回
転自在に軸支されたメインローターと、第1のシリンダ
ー内に前記メインローターとの関係で空間容積を変化さ
せつつ回転可能に支持されたサブローターと、前記第1
のシリンダー内の前記容積の変化する空間に臨んで配設
された点火プラグと、前記第1のシリンダー内の前記容
積の変化する空間に臨んで配設された燃料噴射プラグ
と、前記第1のシリンダーと開閉可能な弁体を介して配
設された第2のシリンダー内に前記メインローターの回
転軸に固着されて回転可能に支持された第2のメインロ
ーターと、第2のシリンダー内に前記第2のメインロー
ターとの関係で空間容積を変化させつつ回転可能に支持
された第2のサブローターとを備え、前記第2のシリン
ダーにより吸入、圧縮された流体を前記弁体を介して第
1のシリンダーの容積の変化する空間に導き、前記燃料
噴射プラグから噴射した燃料を前記点火プラグで爆発さ
せることにより前記メインローターを回転させることを
特徴としている。以上の構成により、メインローターの
一回転内に吸入、圧縮、爆発、排気の四工程を全て行う
ことができる。また、部品点数が少なく、安価に製造す
ることができる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記メインロー
ターの回転軸は、フライホイールを備えたことを特徴と
している。以上の構成により、ローターの回転を均一に
することができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、上記した
請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、前記メ
インローターとサブローターと第2のサブローターと
は、ギア比の等しいタイミングギアで互いに回転制御さ
れたことを特徴としている。以上の構成により、メイン
ローターとサブローターと第2のサブローターの回転数
を等しくすることができる。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、上記した
請求項1〜3に記載の発明の構成に加えて、前記メイン
ローターとサブローターとは、径の異なる部位を備え、
互いに一部で接触しつつ回転する構成であることを特徴
としている。以上の構成により、空間容積を変化させる
ことができる。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、シリンダ
ー内に回転可能に支持されたメインローターと、前記メ
インローターから外側に突出形成されたベーンと、前記
シリンダー内に於いて前記メインローターの一部または
ベーン及びシリンダーの内周と常に接触しつつ回転可能
に支持されたサブローターとを備え、前記シリンダーの
一部に設けられたインレットから導入される流体により
前記メインローターを回転させるよう構成したことを特
徴としている。以上の構成により、各ローターを円滑に
回転させることができる。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、上記した
請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記メインロー
ターとサブローターとの径比が1:1であることを特徴
としている。以上の構成により、円滑なローターの回転
が得られる。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、上記した
請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記メインロー
ターとサブローターとの径比が2:1であることを特徴
としている。以上の構成により、ローターの死点角度を
小さくすることができる。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、上記した
請求項5〜7に記載の発明の構成に加えて、前記インレ
ットから導入される流体は、蒸気発生装置で発生された
蒸気であることを特徴としている。以上の構成により、
装置全体をコンパクトにすることができる。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、上記した
請求項8に記載の発明の構成に加えて、前記インレット
から導入され蒸気は、シリンダーのアウトレットから排
出された後、熱交換器で前記蒸気発生装置へ供給する水
を加熱することを特徴としている。以上の構成により、
排出される熱の有効利用を図ることができる。
【0015】また、請求項10に記載の発明は、上記し
た請求項5〜9に記載の発明の構成に加えて、前記ベー
ンは、等間隔に複数形成されたことを特徴としている。
以上の構成により、圧力流体の吹き抜け(導通)を防止
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係
るロータリー内燃機関の一実施の形態を示す一部を切り
欠いた正面図、図2は、図1に示したロータリー内燃機
関の一部を切り欠いた側面図、図3は、本発明のロータ
リー内燃機関の平面図である。
【0017】ここで、第1のシリンダー11内に回転自
在に軸支されたメインローター12と、第1のシリンダ
ー11内に前記メインローター12との関係で空間容積
を変化させつつ回転可能に支持されたサブローター13
と、前記第1のシリンダー11内の前記容積の変化する
空間である燃焼室14に臨んで配設された点火プラグ1
5と、前記第1のシリンダー11内の前記容積の変化す
る空間である燃焼室14に臨んで配設された燃料噴射プ
ラグ16と、前記第1のシリンダー11と開閉可能な弁
体17を介して配設された第2のシリンダー18内に前
記メインローター12の回転軸19に固着されて回転可
能に支持された第2のメインローター20と、第2のシ
リンダー18内に前記第2のメインローター20との関
係で空間容積を変化させつつ回転可能に支持された第2
のサブローター21とを備えている。
【0018】第1のシリンダー11は、メインローター
12の回転する円筒部11aとサブローター13の回転
する円筒部11bとが接合された形成をしており、本実
施の形態ではそれらの円筒部11a、11bが上下方向
に配置されている。また、第1のシリンダー11には、
爆発工程を終了したガスを排出する排気口22が形成さ
れている。また、第1のシリンダー11の一部に形成さ
れた燃焼室14には、前述の如く点火プラグ15と燃料
噴射プラグ16が配設されている。ここで、点火プラグ
15には、図外の高圧発生装置で発生した高電圧がメイ
ンローター12の回転と同期して印加される。また、燃
料噴射プラグ16からは、メインローター12の回転と
同期して、ガソリン、その他の燃料が供給される。
【0019】第2のシリンダー18は、第2のメインロ
ーター20の回転する円筒部18aと第2のサブロータ
ー21の回転する円筒部18bとが接合された形成をし
ており、本実施の形態ではそれらの円筒部18a、18
bが水平方向に配置されている。また、第2のシリンダ
ー18には、吸入工程において吸入する流体を吸入する
吸入口23が形成されている。さらに、第2のシリンダ
ー18には、一部に圧縮送気室24が形成されており、
前述した弁体17を介して燃焼室14と連通している。
【0020】図4は、図1のa−a線断面に沿った説明
図であり、燃焼室14と圧縮送気室24と弁体17の関
係を示すものである。ここで、弁体17は、送気ポート
26において、弁軸17aがバネ25によって閉鎖する
方向に付勢されており、圧縮送気室24内の流体圧がこ
のバネ25に勝った場合に開成される。また、弁体17
は、逆止弁となっており、燃焼室14方向からの圧力に
よっては開成しない構成となっている。更に、送気ポー
ト26と燃焼室14とは、隣り合わせに配設されてお
り、送気の距離を短くしている。これは、第1のシリン
ダー11を第2のシリンダー18の横に並べることによ
り実現できる。圧縮された流体の圧力を保ためにも、送
気距離が短いほうが有利である。
【0021】メインローター12の回転軸19の端部に
は、フライホイール27が固定されており、回転軸19
の回転を均一化している。また、メインローター12と
サブローター13と第2のサブローター21とは、ギア
比の等しいタイミングギア28、29、30で互いに噛
み合っており、夫々の回転が制御されている(図9参
照)。ここで、タイミングギア28が矢印X方向へ回転
すると、タイミングギア29は、矢印Y方向へ回転し、
タイミングギア30も矢印Z方向へ回転する。それぞれ
のギア比が等しいので、これと連結されたメインロータ
ー12,サブローター13、第2のメインローター2
0、第2のサブローター21の回転数は等しくなる。た
だし、メインローター12とサブローター13の回転方
向が逆方向となる。また、サブローター13と第2のサ
ブローター21とは、同一方向に回転する。
【0022】図1等に示すように、メインローター12
とサブローター13とは、径の異なる部位である小径部
12a、13aと大径部12b、13bとを備えてお
り、互いに小径部12aと大径部13b及び大径部12
bと小径部13aとが接触しつつ回転する。したがっ
て、常に一部で接触しつつ回転する構成となっている。
また、両者の噛み合い部分は、インボリュート曲線を使
用している。更に、メインローター12とサブローター
13の接触部分は、常に両者の径が異なることより、転
がり合いではなく摺動接触となる。
【0023】また、第2のメインローター20と第2の
サブローター21も同様に、径の異なる部位である小径
部20a、21aと大径部20b、21bとを備えてお
り、互いに小径部20aと大径部21b及び大径部20
bと小径部21aとが接触しつつ回転する。したがっ
て、常に一部で接触しつつ回転する構成となっている。
このため、第2のシリンダー18内において、第2のメ
インローター20の大径部20bが圧縮送気室24の流
体を圧縮することができる。また、両者の噛み合い部分
は、インボリュート曲線を使用している。更に、ここで
も、第2のメインローター20と第2のサブローター2
1の接触部分は、常に両者の径が異なることより、転が
り合いではなく摺動接触となる。
【0024】次に、以上のように構成されたロータリー
内燃機関の動作について図面に従って説明する。図7に
示す様に、第2のシリンダー18内において、第2のメ
インローター20によって吸入口23から空気が吸入さ
れる。吸入された空気は、第2のメインローター20の
大径部20bによって、圧縮送気室24内で圧縮され
る。圧縮送気室24は、弁体17によって閉成されてい
るが、圧縮圧力がバネ25の付勢力より大きくなると、
図6(a)に示すように弁体17が開成される。
【0025】圧縮空気は、弁体17を通って第1のシリ
ンダー11内の燃焼室14内に導かれ、燃料噴射プラグ
16から燃料が供給されると共に、点火プラグ15によ
って着火され、爆発する(図5参照)。このとき、弁体
17はバネ25の付勢力で戻ると共に、逆止弁となって
いるので爆風が第2のシリンダー18側に逆流すること
もない(図5(a)参照)。図10は、爆発時の第1の
シリンダー11と第2のシリンダー18の関係を示すも
のである。燃焼室14内が爆発すると、第1のシリンダ
ー11は、図中で反時計方向に回転すると共に前工程の
排気を排気口22から行う。
【0026】図11は、吸入、圧縮、爆発、排気の各工
程を第1のシリンダー11と第2のシリンダー18を対
比しつつ説明するものである。図11(1)は、燃焼室
14が閉鎖された際の第1のシリンダー11と第2のシ
リンダー18の関係である。この状態で点火プラグ15
を着火すると爆発が起こり、燃焼室14内の空気が膨張
する。(2)(3)においては、爆発力によってメイン
ローター12が回転し駆動力が得られる。同時に、第2
のシリンダー18においては、吸入口23から第2のメ
インローター20の回転にともなって空気が吸入され
る。(4)において、第2のメインローター20の回転
により、圧縮送気室24内で空気の圧縮が開始する。
【0027】第2のメインローター20の回転により、
圧縮送気室24内で空気の圧縮が更に進むと、(7)で
遂に弁体17が開成される。一方、第1のシリンダー1
1においては、排気口22から排気が行われる。(8)
では、更に圧縮が進み圧縮送気室24から燃焼室14へ
圧縮空気が注入される。以上の工程を順次くり返すこと
により、ロータリー内燃機関が回転する。
【0028】図12は、本発明のロータリー内燃機関の
第1のシリンダー11におけるメインローター12とサ
ブローター13との関係を示す説明図である。ここで、
メインローター12の小径部12aとサブローター13
の大径部13b及び大径部12bと小径部13aとが接
触するので、両者は、転動ではなく摺動接触となる。
【0029】図13は、本発明のロータリー内燃機関の
第2のシリンダー18における第2のメインローター2
0と第2のサブローター21との関係を示す説明図であ
る。ここでも、径の異なる小径部20aと大径部21b
及び大径部20bと小径部21aが接触するので両者
は、転動ではなく摺動接触となる。
【0030】また、本発明では、タイミングギア28〜
29は、第1のシリンダー11及び第2のシリンダー1
8の間に配設されており、ギアの厚みの幅が圧縮送気室
24と燃焼室14を繋ぐ上で利用されており、弁体17
が設置されている。
【0031】更に、本発明では吸入と圧縮を専用のシリ
ンダーで担当するので、シリンダーの奥行きを増すこと
により、送気量や圧縮比を自由に選択でき、設計の自由
度が大きい。これは、既存のレシプロエンジンにはでき
ない。また、それぞれのメインローター12、20、サ
ブローター13、21は、大径部と小径部を有してお
り、弁の働きを兼ねている。
【0032】また、本発明の特徴として、レシプロエン
ジンと異なり、爆発力を直接回転力に変換できる点であ
る。更に、4工程で毎回爆発があるので、形状を小型化
できると共に、高出力が得られる。また、回転軸19が
1回転する間に、4工程が全て行われるのでエンジン出
力を向上することができる。更に、部品点数が極端に少
なく、安価に製造できる。
【0033】図14〜19は、本発明に係るロータリー
内燃機関の第2の実施の形態を示すものである。図14
は、その一部を切り欠いた正面図である。本実施の形態
では、第1のシリンダー11と第2のシリンダー18を
縦方向に重ねて配設したものである。本実施の形態で
は、設置場所の問題やより小さな風袋が必要な場合に効
果的である。
【0034】本実施の形態において、第1のシリンダー
11と第2のシリンダー18は、並列に配設されてお
り、燃焼室31が両シリンダーの間に配設されている。
回転軸19には、フライホイール27が取り付けられる
と共に、メインローター12、第2のメインローター2
0が取り付けられている。また、第2の回転軸32に
は、サブローター13、第2のサブローター21が取り
付けられると共に、タイミングギア33によって回転軸
19に固着されたタイミングギア34と噛み合ってい
る。したがって、回転軸19と第2の回転軸32とは、
同一回転数で回転する。
【0035】以上のように構成した場合、より小さな風
袋を得ることができる。また、ロータリー機関の設置ス
ペースを自由に設定することができる。
【0036】図20〜図23は、本発明の他の実施の形
態を示すもので、図20は、本発明に係るロータリー機
関の縦断面図、図21は、図20のC−C線断面図、図
22は、図21のB−B線断面図である。ここで、ロー
タリー機関100は、シリンダー101内に回転可能に
支持されたメインローター102と、前記メインロータ
ー102から外側に突出形成されたベーン103と、前
記シリンダー101内に於いて前記メインローター10
2の一部またはベーン103及びシリンダー101の内
周と常に接触しつつ回転可能に支持されたサブローター
104とを備えている。メインローター102とサブロ
ーター104の径は、等しく形成されている。また、シ
リンダー101には、圧力流体を供給するためのインレ
ットポート101bと排出するためのアウトレットポー
ト101cが形成されている。
【0037】本実施の形態では、ベーン103は、メイ
ンローター102の外周に180度の間隔で2枚取り付
けられている。一方、サブローター104には、ベーン
103を収納可能な凹部105が2箇所、180の間隔
で形成されており、それぞれ凹部105とベーン103
とが対向するように回転する。また、シリンダー101
には、潤滑油圧入口101aが形成されており、ここか
ら潤滑油を圧入することができる。
【0038】メインローター102は、出力軸106に
固着されており、この出力軸106には、タイミングギ
ア107が固着されると共に、シリンダー101の外部
まで延設され、フライホイール108が固定されてい
る。また、サブローター104は、軸109に取り付け
られており、この軸109にはタイミングギア110が
固着され、タイミングギア107と噛み合っている。タ
イミングギア107と110とは、ギア比1:1となっ
ており、メインローター102とサブローター104
は、同一回転数で回転する。図22に示すように、タイ
ミングギア107とタイミングギア110は、シリンダ
ー101に付随したギアケース111内に配設されてお
り、潤滑油が充填されている。
【0039】以上の様に構成されたロータリー機関10
0の動作を図面に従って説明する。図20で示す状態
で、インレットポート101bから圧力流体が供給され
ても、メインローター102に回転力は働かない。一
方、サブローター104には、矢印S方向の回転力が働
く。また、メインローター102とサブローター104
とは、タイミングギアで噛み合っているので、メインロ
ーター102も矢印T方向へ回転する。この状態の前後
30度は、回転力が弱まるので死点角度と規定した。こ
のように、二つのベーン103が垂直になる位置で回転
力の弱まる死点となるが、その前後においても回転力が
弱まるので、ここでは、死点角度とする。死点角度に接
する位置に給排気ポートを設置する。
【0040】図23は、本発明のロータリー機関が左回
転した際の30度毎の位置を示す説明図である。ここ
で、メインローター102とサブローター104の径の
比は2:1であり、タイミングギアの比も2:1に設定
されている。また、サブローター104に形成される凹
部105も一箇所である。(1)において、圧力流体が
インレットポート101bから供給されると、メインロ
ーター102は図中で半時計方向に回転する。サブロー
ター104の存在により、圧力流体は直接アウトレット
ポート101cに流れることがない。一方、アウトレッ
トポート101cからは、排気が行われる。30度ずつ
進み(3)でベーン103が凹部105に収納される。
ここにおいても、サブローター104の存在により、圧
力流体が直接アウトレットポート101cに流出するこ
とがない。この状態でメインローター102は回転力を
受けないので死点角度である。
【0041】回転が進み、(4)においてベーン103
が凹部105から外れ、(5)では、インレットポート
101bを通過する。この状態で、メインローター10
2は、死点から脱し回転力を受けるようになる。この状
態においても、サブローター104の存在により圧力流
体は、ベーン103を回転させるように作用し、アウト
レットポート101cから排出することがない。
【0042】図23(5)〜(2)までの間、メインロ
ーター102は、圧力流体から回転力を受け回転する。
順次この動作を繰り返し、ロータリー機関が回転する。
本実施の形態では、サブローター104の回転数は、メ
インローター102の倍となり、1つの凹部105で2
枚のベーン103と噛み合う。本実施の形態では、サブ
ローター104の径が小さく、死点角度を小さくするこ
とができる。したがって、運転効率の向上を図ることが
できる。また、高速回転に適している。
【0043】図24は、本発明のロータリー機関のベー
ンが1枚の場合を示す説明図である。本実施の形態にお
いて、メインローター102のベーン103が1枚であ
るので、図24で示す位置でインレットポート101b
とアウトレットポート101cの間で導通が生じ、吹き
抜けが発生する。また、死点角度は72度である。しか
し、導通するのは、一回転中の1/10〜1/20の角
度であり、例えばローターが毎分1000回転している
場合、導通によりロスする時間は1分間に0.36秒
で、0.6%のロスである。
【0044】図25は、本発明のロータリー機関のベー
ンが2枚の場合を示す説明図である。本実施の形態にお
いて、ベーン103は、2枚でサブローター104に形
成される凹部105も2箇所である。本実施の形態で
は、導通の発生がなく、効率よくロータリー機関を運転
することができる。
【0045】図26は、本発明のロータリー機関のベー
ンが3枚の場合を示す説明図である。本実施の形態にお
いて、ベーン103は、3枚でサブローター104に形
成される凹部105も3箇所である。本実施の形態で
は、導通の発生がなく、効率よくロータリー機関を運転
することができる。
【0046】図27は、本発明のロータリー機関のベー
ンが4枚の場合を示す説明図である。本実施の形態にお
いて、ベーン103は、4枚でサブローター104に形
成される凹部105も4箇所である。本実施の形態で
は、導通の発生がなく、効率よくロータリー機関を運転
することができる。しかし、ベーン103が4枚でる
と、死点角度が72×4=288度となり効率が低下す
る。ただし、簡易な構造であり、低速回転でも充分なト
ルクを得ることができるため、用途によっては充分使用
に耐える。
【0047】図28は、本発明のロータリー機関のベー
ンが2枚でメインローターとサブローターとの径比が
2:1の場合を示す説明図である。メインローター10
2とサブローター104の径比は、種々に変更すること
ができる。本実施の形態の場合、死点角度が小さくなる
と云う利点がある。一方、シリンダー幅が狭くなる。
【0048】図29は、本発明のロータリー機関のベー
ンが1枚でサブローターが2個の場合を示す説明図であ
る。本実施の形態では、メインローター102が1個に
対して、サブローター104が2個、ベーン103が1
枚でサブローター104に形成される凹部105も1箇
所である。ここで、インレットポート101bとアウト
レットポート101cの導通が生じる。
【0049】図30は、本発明のロータリー機関のベー
ンが2枚でサブローターが2個の場合を示す説明図であ
る。本実施の形態では、メインローター102が1個に
対して、サブローター104が2個、ベーン103が2
枚でサブローター104に形成される凹部105が2箇
所である。ここで、インレットポート101bとアウト
レットポート101cの導通が生じる。
【0050】図31は、同ロータリー機関のベーンが3
枚でサブローターが2個の場合を示す説明図である。本
実施の形態では、メインローター102が1個に対し
て、サブローター104が2個、ベーン103が3枚で
サブローター104に形成される凹部105が3箇所で
ある。ここで、インレットポート101bとアウトレッ
トポート101cの導通が生じる。
【0051】図32は、本発明に係るロータリー機関を
二気筒とし発電機と接続した場合を示す要部断面図であ
る。本実施の形態では、シリンダー101を並列に二気
筒配設したものである。2個のシリンダー101を貫い
て出力軸150が軸受151を介して回転自在に取り付
けられている。出力自在150には、2個のメインロー
ター102とタイミングギア107とフライホイール1
08及びカップリング152を介して発電機153が接
続されている。2個のメインローター102は、それぞ
れ90度位相がずれた状態で取り付けられている。ま
た、軸154には、2個のサブローター104がそれぞ
れ90度位相がずれた状態で取り付けられている。更
に、タイミングギア107とタイミングギア110は、
ギア比が等しく構成されており、互いに歯合している。
【0052】図33は、図32のA−A線断面図、図3
4は、図32のB−B線断面図である。図からも明らか
なように隣に配設した2個のメインローター102は、
互いに90度位相がずれているので、死点を補い円滑な
回転出力が得られる。本実施の形態では、2気筒の場合
について説明したが、3以上の気筒とすれば、死点を補
いより円滑な出力が得られる。低速回転での用途によっ
ては、六気筒や八気筒にすれば、100rpm程度の低
速回転でも円滑な回転を得ることができる。
【0053】図35は、本発明に係るロータリー機関を
蒸気発生装置、冷却室と接続した場合の断面図、図36
は、図35のB−B線断面図、図37は、図35のC−
C線断面図、図38は、図35の側面図である。本実施
の形態において、メインローター102とサブローター
104は、水平方向に配設されており、インレットポー
ト101bに蒸気発生室155と連通されている。蒸気
発生室155には、加熱手段156と水噴射ポンプ15
7が取り付けられている。水噴射ポンプ157から噴射
用水が供給され、蒸気が発生する。また、水噴射ポンプ
157から噴射される供給水は、一次冷却室158にて
熱交換がなされて加熱される。アウトレットポート10
1cは、一次冷却室158と接続されており、熱交換器
159によって冷却された後、二次冷却室160へと接
続されている。熱交換器159では、冷却水161がア
ウトレットポート101cからの高温流体を冷却し、暖
められた冷却水の一部は、水噴射ポンプ157から蒸気
発生室155内へ噴射される。
【0054】以上のように構成した場合、簡易な構造で
あって低速回転においても必要なトルクを得ることがで
きる。また、高速回転を可能である。インレットポート
側を高温高圧とし、アウトレットポート側を低温低圧と
すれば、より高い効率の仕事をすることができる。更
に、従来のタービンエンジンのように高速回転を歯車で
減速する必要もなく、簡易な構造とすることができ、当
初から必要とされる回転数とトルクを得られる。
【0055】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。請求
項1に記載の発明では、第1のシリンダー内に回転自在
に軸支されたメインローターと、第1のシリンダー内に
前記メインローターとの関係で空間容積を変化させつつ
回転可能に支持されたサブローターと、前記第1のシリ
ンダー内の前記容積の変化する空間に臨んで配設された
点火プラグと、前記第1のシリンダー内の前記容積の変
化する空間に臨んで配設された燃料噴射プラグと、前記
第1のシリンダーと開閉可能な弁体を介して配設された
第2のシリンダー内に前記メインローターの回転軸に固
着されて回転可能に支持された第2のメインローター
と、第2のシリンダー内に前記第2のメインローターと
の関係で空間容積を変化させつつ回転可能に支持された
第2のサブローターとを備え、前記第2のシリンダーに
より吸入、圧縮された流体を前記弁体を介して第1のシ
リンダーの容積の変化する空間に導き、前記燃料噴射プ
ラグから噴射した燃料を前記点火プラグで爆発させるこ
とにより前記メインローターを回転させるので、メイン
ローターの一回転内に吸入、圧縮、爆発、排気の四工程
を全て行うことができる。また、部品点数が少なく、安
価に製造することができる。
【0056】また、請求項2に記載の発明では、上記し
た請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記メインロ
ーターの回転軸は、フライホイールを備えた回転軸の回
転変動を少なくすることができる。
【0057】また、請求項3に記載の発明では、上記し
た請求項1または2に記載の発明の構成に加えて、前記
メインローターとサブローターと第2のサブローターと
は、ギア比の等しいタイミングギアで互いに回転制御さ
れたので、メインローターとサブローターと第2のサブ
ローターの回転数を等しくすることができる。
【0058】また、請求項4に記載の発明では、上記し
た請求項1〜3に記載の発明の構成に加えて、前記メイ
ンローターとサブローターとは、径の異なる部位を備
え、互いに一部で接触しつつ回転するので、空間容積を
変化させることができる。
【0059】また、請求項5に記載の発明では、シリン
ダー内に回転可能に支持されたメインローターと、前記
メインローターから外側に突出形成されたベーンと、前
記シリンダー内に於いて前記メインローターの一部また
はベーン及びシリンダーの内周と常に接触しつつ回転可
能に支持されたサブローターとを備え、前記シリンダー
の一部に設けられたインレットから導入される流体によ
り前記メインローターを回転させるよう構成したので、
各ローターを円滑に回転させることができる。
【0060】また、請求項6に記載の発明では、上記し
た請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記メインロ
ーターとサブローターとの径比が1:1であるので、メ
インローターとサブローターとを円滑に回転することが
できる。
【0061】また、請求項7に記載の発明では、上記し
た請求項5に記載の発明の構成に加えて、前記メインロ
ーターとサブローターとの径比が2:1であるので、ロ
ーターの死点角度を小さくすることができる。
【0062】また、請求項8に記載の発明では、上記し
た請求項5〜7に記載の発明の構成に加えて、前記イン
レットから導入される流体は、蒸気発生装置で発生され
た蒸気であるので、装置全体をコンパクトにすることが
できる。
【0063】また、請求項9に記載の発明では、上記し
た請求項8に記載の発明の構成に加えて、前記インレッ
トから導入され蒸気は、シリンダーのアウトレットから
排出された後、熱交換器で前記蒸気発生装置へ供給する
水を加熱するので、排出された熱の有効利用を図ること
ができる。
【0064】また、請求項10に記載の発明では、上記
した請求項5〜9に記載の発明の構成に加えて、前記ベ
ーンは、等間隔に複数形成されたので、圧力流体の吹き
抜け(導通)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るロータリー内燃機関の一
実施の形態を示す一部を切り欠いた正面図である。
【図2】図2は、図1に示したロータリー内燃機関の一
部を切り欠いた側面図である。
【図3】図3は、同ロータリー内燃機関の平面図であ
る。
【図4】図4は、図1のa−a線断面に沿った説明図で
ある。
【図5】図5は、弁体と第1のシリンダーとの関係を示
す説明図である。
【図6】図6は、弁体と第2のシリンダーとの関係を示
す説明図である。
【図7】図7は、圧縮送気室と第2のシリンダーにおけ
る第2のメインローターとの関係を示す説明図である。
【図8】図8は、燃焼室と第1のシリンダーにおけるメ
インローターとの関係を示す説明図である。
【図9】図9は、本発明におけるタイミングギアの配置
を示す正面図である。
【図10】図10は、本発明におけるロータリー内燃機
関の工程示す説明図である。
【図11】図11は、本発明におけるロータリー内燃機
関の各工程示す説明図である。
【図12】図12は、同ロータリー内燃機関の第1のシ
リンダーにおけるメインローターとサブローターとの関
係を示す説明図である。
【図13】図13は、同ロータリー内燃機関の第2のシ
リンダーにおける第2のメインローターと第2のサブロ
ーターとの関係を示す説明図である。
【図14】図14は、本発明に係るロータリー内燃機関
の第2の実施の形態を示す一部を切り欠いた正面図であ
る。
【図15】図15は、図14に示すロータリー内燃機関
の左側面図である。
【図16】図16は、図14に示すロータリー内燃機関
の右側面図である。
【図17】図17は、図14に示すロータリー内燃機関
の平面図である。
【図18】図18は、図14に示すロータリー内燃機関
の横断面図である。
【図19】図19は、図14に示すロータリー内燃機関
の縦断面図である。
【図20】図20は、本発明に係るロータリー機関の縦
断面図である。
【図21】図21は、図20のC−C線断面図である。
【図22】図22は、図21のB−B線断面図である。
【図23】図23は、同ロータリー機関が左回転した際
の30度毎の位置を示す説明図である。
【図24】図24は、同ロータリー機関のベーンが1枚
の場合を示す説明図である。
【図25】図25は、同ロータリー機関のベーンが2枚
の場合を示す説明図である。
【図26】図26は、同ロータリー機関のベーンが3枚
の場合を示す説明図である。
【図27】図27は、同ロータリー機関のベーンが4枚
の場合を示す説明図である。
【図28】図28は、同ロータリー機関のベーンが2枚
でメインローターとサブローターとの径比が2:1の場
合を示す説明図である。
【図29】図29は、同ロータリー機関のベーンが1枚
でサブローターが2個の場合を示す説明図である。
【図30】図30は、同ロータリー機関のベーンが2枚
でサブローターが2個の場合を示す説明図である。
【図31】図31は、同ロータリー機関のベーンが3枚
でサブローターが2個の場合を示す説明図である。
【図32】図32は、本発明に係るロータリー機関を二
気筒とし発電機と接続した場合を示す要部断面図であ
る。
【図33】図33は、図32のA−A線断面図である。
【図34】図34は、図32のB−B線断面図である。
【図35】図35は、本発明に係るロータリー機関を蒸
気発生装置、冷却室と接続した場合の断面図である。
【図36】図36は、図35のB−B線断面図である。
【図37】図37は、図35のC−C線断面図である。
【図38】図38は、図35の側面図である。
【符号の説明】
10 ロータリー内燃機関 11 第1のシリンダー 12 メインローター 13 サブローター 14 燃焼室 15 点火プラグ 16 燃料噴射プラグ 17 弁体 17a 弁軸 18 第2のシリンダー 19 回転軸 20 第2のメインローター 21 第2のサブローター 22 排気口 23 吸入口 24 圧縮送気室 25 バネ 26 送気ポート 27 フライホイール 28 タイミングギア 29 タイミングギア 30 タイミングギア 31 燃焼室 32 第2の回転軸 33、34 タイミングギア 100 ロータリー機関 101 シリンダー 101a 潤滑油圧入口 101b インレットポート 101c アウトレットポート 102 メインローター 103 ベーン 104 サブローター 105 凹部 106 出力軸 107 タイミングギア 108 フライホイール 109 軸 110 タイミングギア 111 ギアケース 150 出力軸 151 軸受 152 カップリング 153 発電機 154 軸 155 蒸気発生室 156 加熱手段 157 水噴射ポンプ 158 一次冷却室 159 熱交換器 160 二次冷却室 161 冷却水

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のシリンダー内に回転自在に軸支さ
    れたメインローターと、第1のシリンダー内に前記メイ
    ンローターとの関係で空間容積を変化させつつ回転可能
    に支持されたサブローターと、前記第1のシリンダー内
    の前記容積の変化する空間に臨んで配設された点火プラ
    グと、前記第1のシリンダー内の前記容積の変化する空
    間に臨んで配設された燃料噴射プラグと、前記第1のシ
    リンダーと開閉可能な弁体を介して配設された第2のシ
    リンダー内に前記メインローターの回転軸に固着されて
    回転可能に支持された第2のメインローターと、第2の
    シリンダー内に前記第2のメインローターとの関係で空
    間容積を変化させつつ回転可能に支持された第2のサブ
    ローターとを備え、 前記第2のシリンダーにより吸入、圧縮された流体を前
    記弁体を介して第1のシリンダーの容積の変化する空間
    に導き、前記燃料噴射プラグから噴射した燃料を前記点
    火プラグで爆発させることにより前記メインローターを
    回転させることを特徴とするロータリー内燃機関。
  2. 【請求項2】 前記メインローターの回転軸は、フライ
    ホイールを備えたことを特徴とする請求項1に記載のロ
    ータリー内燃機関。
  3. 【請求項3】 前記メインローターとサブローターと第
    2のサブローターとは、ギア比の等しいタイミングギア
    で互いに回転制御されたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のロータリー内燃機関。
  4. 【請求項4】 前記メインローターとサブローターと
    は、径の異なる部位を備え、互いに一部で接触しつつ回
    転する構成であることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か1に記載のロータリー内燃機関。
  5. 【請求項5】 シリンダー内に回転可能に支持されたメ
    インローターと、前記メインローターから外側に突出形
    成されたベーンと、前記シリンダー内に於いて前記メイ
    ンローターの一部またはベーン及びシリンダーの内周と
    常に接触しつつ回転可能に支持されたサブローターとを
    備え、前記シリンダーの一部に設けられたインレットか
    ら導入される流体により前記メインローターを回転させ
    るよう構成したことを特徴とするロータリー機関。
  6. 【請求項6】 前記メインローターとサブローターとの
    径比が1:1であることを特徴とする請求項5に記載の
    ロータリー機関。
  7. 【請求項7】 前記メインローターとサブローターとの
    径比が2:1であることを特徴とする請求項5に記載の
    ロータリー機関。
  8. 【請求項8】 前記インレットから導入される流体は、
    蒸気発生装置で発生された蒸気であることを特徴とする
    請求項5〜7の何れか1に記載のロータリー機関。
  9. 【請求項9】 前記インレットから導入され蒸気は、シ
    リンダーのアウトレットから排出された後、熱交換器で
    前記蒸気発生装置へ供給する水を加熱することを特徴と
    する請求項8に記載のロータリー機関。
  10. 【請求項10】 前記ベーンは、等間隔に複数形成され
    たことを特徴とする請求項5〜9の何れか1に記載のロ
    ータリー機関。
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