JP2003062683A - 硬質材料の加工方法および同方法により加工された硬質材料部品 - Google Patents
硬質材料の加工方法および同方法により加工された硬質材料部品Info
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Abstract
ヤモンド多結晶体等を、高速・低コストで加工面の品質
を高く保ち、多様な加工面を得ることができる硬質材料
のレーザー加工方法を提供する。 【解決手段】 超高硬度材料1の切断加工時に、加工部
分近傍に冷却水3を噴射することにより加工時の熱によ
る損傷を防ぎ、同時に良好な加工面が得られ、加工面の
テーバーも小さく押えることができる。
Description
下cBNという)、ダイヤモンドおよびセラミックス
等、高硬度物質の多結晶体を加工し、切削加工用工具や
ヒートシンク等に用いられる部材の形状を作製する方法
およびその部材に関するものである。
相合成法により生成した多結晶ダイヤモンド(以下気相
合成ダイヤモンドという)、工業用セラミックスは、そ
れぞれの持つ、優れた物理的特性を利用して広く工業製
品を構成する部材として利用されている。
やダイヤモンド焼結体は高硬度、高耐磨耗性を利用し
て、種々の切削工具や線引きダイスなどの耐摩工具を製
造する素材として使用されている。また、一部のcBN
焼結体は高熱伝導率を利用して半導体素子搭載用のヒー
トシンク用素材として使用されている。これらの焼結体
は、超高圧・高温下で焼結する際、通常、直径25mm
以上の円板状で焼結される。製品用部材を作製する場
合、この円板から1辺数mm程度の多角形体を切り出し
て使用する。
伝導率を利用して半導体熱圧着工具に、また、高熱伝導
率を利用して半導体素子搭載用ヒートシンクとして利用
されている。気相合成ダイヤモンドは通常、数cm×数
cmの基材の表面に合成され、同じく数mm程度の製品
形状に成型加工して使用する。
に、高耐磨耗性を利用して耐摩工具に、また、高電気絶
縁性を利用して半導体素子搭載用パッケージ材料として
使用する。セラミックスの場合も種々の形状に焼結の
後、製品もしくは部品形状に成形して使用する。
め、切断、成形といった加工においては、それぞれの特
性に合った加工方法が採用されている。cBN焼結体や
ダイヤモンド焼結体では、その結合材のもつ電気伝導性
を利用して、ワイヤー放電加工が行われている。気相合
成ダイヤモンドの場合は、結合材を持たず導電性が低い
ため放電加工は適用できず、YAGレーザーによる加工
が行われている。セラミックスでは、被加工部材よりも
高硬度の砥粒を内包した回転刃によるダイシング加工が
行われている。
主に金属材料の切断加工に使用されており、異型の貫通
孔や2次元的屈曲面を容易に加工できる。cBN焼結体
やダイヤモンド焼結体は結合材として導電性の金属成分
を含んでいるため放電加工が可能であり、従来、これら
の切断加工には主としてワイヤー放電加工が用いられて
きた。しかしながら、同焼結体群は素材内部に電気絶縁
性のcBN結晶粒子やダイヤモンド結晶粒子を含有する
ためこれらの部分では放電が起こらず、加工速度は通常
の金属をワイヤー放電加工する場合に比べて非常に遅
い。例えば厚さ4mmのダイヤモンド焼結体を切断する
場合の切断速度は1mm/分程度である。また、加工時
には常に放電電極としてのワイヤーを連続的に供給する
必要があるため、加工費用を低く抑えることが難しい。
さらに、加工部分が被加工材を貫通するワイヤーの被加
工材との接触部分全体で起こるため、溝形状や非貫通孔
の加工には適用できない。
や薄い金属箔の切断加工や一部電子回路のトリミング、
部材表面への印字加工などに使用されている。上記のワ
イヤー放電加工のように被加工部材の導電性の有無を問
わないので、導電性を有しない気相合成ダイヤモンドの
加工にも用いることができる。しかしながら通常のYA
Gレーザー加工は大気中で行われるため、第1に被加工
材に熱損傷を与える、第2に表面が金属で覆われている
場合には金属部分の変性を起こし、例えば、酸化物など
が残る、第3に局部的な加熱による温度差でチッピング
や割れを誘発するといった問題点がある。また、熱変性
により固形物が発生する被加工材の場合は加工溝に同固
形物が堆積し、以後の加工の進捗を妨げるといった問題
がある。さらに従来のレーザー加工では、レーザーの光
学的集光のためレーザーの入射側の加工幅が大きく出射
側の加工幅が小さくなる。従って、切断断面が台形とな
り、切断後の部材の側面にテーパーがついてしまうとい
う問題が避けられない。また、従来のレーザー加工では
光学系の焦点近傍でしか加工ができないため、加工の深
さ方向の進捗に合わせて、被加工物をレーザー光の光軸
の垂直方向に移動させる必要がある。
らの切断や半導体素子搭載用セラミック部品の切断加工
に使用されているが、チッピングやバリが発生しやす
い、切断前の被加工材の固定、切断後の取り外しに手間
がかかる、穴あけ、曲線加工が不可能といった問題があ
る。
特開2001−138081号公報に、冷却を行いなが
らレーザー切断をする方法が開示されている。この公報
では、同方法により皮革製品のレーザー加工をすると、
焦げ付きのない切断面が得られることが示されている。
また、同じく、冷却を行いながら加工を進めるレーザー
メスとして、特開平7−9185号公報に水冷しながら
手術する方法が開示されている。
品やセラミックなどを切断してみたが、満足できる結果
は得られなかった。その理由は、概略以下の通りであ
る。先ず、焼結された立方晶窒化硼素多結晶体や焼結さ
れたダイヤモンド多結晶体ではその使用目的からして、
2から5mm程度の切断能力が必要である。また、超高
圧焼結体は一般的に熱伝導率が高く、十分な出力を持つ
レーザーでないと加熱部が加熱されなかった。さらに
は、レーザー切断された面の仕上げがよいことがことの
ほか重要である。即ち硬度が高いので、レーザー加工後
のさらなる加工は大変加工費が高くなり、望ましいもの
ではない。したがってレーザー切断といえども、熱損傷
幅が小さく且つ被加工部分の加工側面の傾きがレーザー
光の光軸方向に対して1゜以下であることが重要であ
る。
被加工材の種類を問わず、高速・低コストで加工面品質
がよく、多様な加工面を得ることができる硬質材料の加
工方法を提供することを課題とする。
を克服すべく、種々の加工方法を検討した。その結果、
レーザー光を照射し加工すると同時に、加工面近傍に冷
却用液体を吹き付けることによって加工時の熱による損
傷が抑制でき、また、良好な加工面が得られることを見
いだした。
ド焼結体の場合、従来の方法により大気中でレーザー加
工を行うと加工に伴って発生する熱により加工部近傍の
温度が上昇し、cBN焼結体の場合は結合材部が、ダイ
ヤモンド焼結体の場合はダイヤモンド結晶粒が熱的変性
を受け、機械的強度が劣化する。その範囲はレーザー加
工面から奥へ200μmにも及ぶ。しかしながら本発明
の方法によれば、加工時に発生した熱は速やかに冷却用
液体によって除去され、熱的変性を受ける部分を20〜
40μm程度に抑えることができる。
ックスの場合、従来の方法により大気中でレーザー加工
を行うと加工に伴って発生する熱により被加工材に熱的
歪が発生し、加工精度が低下したり、熱応力により割れ
やチッピングが発生する場合がある。しかしながら本発
明の方法によれば、加工時に発生した熱は速やかに冷却
用液体によって除去され、高い加工精度が得られ、また
割れやチッピングの発生を抑えることができる。さら
に、被加工材が気相合成ダイヤモンドとセラミックスの
複合材料の場合、本発明による熱応力の低減効果が顕著
に現れる。
として工業的に一般的に使用されている波長1064Å
のYAGレーザーを使用するのが最も効果的である。さ
らに、これらの高調波YAGレーザーを使用することも
できる。また、同波長に近い発振光をもつ半導体レーザ
ーも使用できるが、YAGレーザーの方がレーザー光の
性状や集光性がより優れている。
の高い水を使用するのが最も効率的でありまた費用も低
く抑えることができる。また、加工装置の維持管理の観
点から、水に防錆剤を添加したり、加工装置にフィルタ
ーおよびイオン交換装置を装着して水質の維持を図るこ
とも効果的である。
し、吐出ノズル等の先端から口径を絞って水柱状に加工
部分へ供給することが本発明の主要目的である冷却の効
率を高める上で最も好ましい。冷却用液体の供給は、加
工の進展に伴い、被加工材の加工経路にしたがってレー
ザー光と同期して走査させる。冷却用液体の吐出圧力は
1MPa以上100MPa以下であることが望ましい。
1MPa未満の水圧では十分な冷却効果が得られず、1
00MPaを超えるとそれ以上冷却能力の向上は期待で
きず、また、吐出用ポンプや吐出ノズルの寿命が低下す
る。
に切断加工を実施する場合に、すでに加工された溝部分
に水が充填されこれがレーザー光の導光路として機能
し、溝の底部に集中的にレーザー光を照射することにな
るので、大きな加工深さまでほぼ同じ溝幅の加工が可能
になる。同時に上記導光路の働きにより、加工溝が深く
なってもレーザー光が導光路に閉じ込められ光束が広が
らないので加工の進展にあわせて被加工物をレーザー光
の光軸方向に移動させる必要がない。さらに加工時に生
じるジェット噴流によって被加工材の熱変性物が加工溝
中から除去され、それ以上の加工が妨げられることがな
いという効果も得られる。また、加工条件の調整により
加工の深さを被加工材の厚さ以下でとめることにより、
部分的な段加工や非貫通孔の作成を容易に行うことがで
きる。
は、使用するレーザー光源、被加工材の種類、表面状態
などによって影響を受ける。レーザー光の出力としては
2W以上1000W以下の出力を使用するのが好まし
い。2W未満では充分な加工速度が得られず、1000
Wを超えると本発明の方法においても充分な冷却効果を
得ることができない。さらに好ましくは、加工速度と加
工面の品質の両立という観点から、10〜300Wの出
力を採用できる。レーザー光と冷却用液体の走査速度は
1mm/分以上1500mm/分以下であることが好ま
しい。1mm/分未満では本発明が解決しようとしてい
る課題である高い加工速度が得られない。また、150
0mm/分を超えると本発明が解決しようとしている課
題である高い加工精度が得られない。さらに好ましく
は、被加工材がcBN焼結体の場合は300mm/分以
上600mm/分以下の範囲、被加工材がダイヤモンド
焼結体の場合は、800mm/分以上1000mm/分
以下の範囲が良好な加工結果をもたらす。気相合成ダイ
ヤモンドおよびセラミックスの場合は、1mm/分以
上、50mm/分以下の範囲が良好な加工結果を得られ
る。
しては、cBN焼結体およびダイヤモンド焼結体では、
切削工具、耐摩工具等、気相合成ダイヤモンドでは、切
削工具、耐摩工具、放熱基板等、セラミックスでは切削
工具、耐摩工具、半導体搭載用基板等をあげることがで
きる。さらに、本発明の方法を使用して、気相合成ダイ
ヤモンドとcBN焼結体、ダイヤモンド焼結体、セラミ
ックスおよびその他の材料を組み合わせた複合材料で
は、切削工具、耐摩工具、放熱基板、半導体実装工具な
どを製造することができる。
態を図を参照して説明するが、この図はあくまでも本発
明の概念を示す図であり、本発明の技術的範囲は図の形
態に限定されるものではない。
あり、本発明の場合、cBN焼結体、ダイヤモンド焼結
体、気相合成ダイヤモンド、セラミックス、これらの複
合材料などである。2はレーザー光であり、3は冷却用
液体の噴流、4は吐出用ポンプに接続された吐出ノズル
を示す。冷却液の噴流は図1のように1本でもよいが、
図2に示すようにレーザー光を取り囲むように複数本を
配することによりさらに冷却効果が高まる。また、冷却
液噴流の位置はレーザー光に対して固定でもよいが、レ
ーザー光を中心にして冷却液が取り囲むようにノズルを
回転させても良い。
限定を意図するものではない。
体積%のcBNと残部がTiN、AlNなどのセラミッ
クス結合相からなる、cBN焼結体を出力300Wのフ
ラッシュランプ励起型Nd−YAGレーザーを用いて、
周波数300Hz、冷却水ノズル径100μmにて、冷
却水を切断部に注入しながら、YAGレーザーと同期し
て移動させ、切断加工を行った。
結体から一辺が13mmの正方形を格子状に切り出す加
工を種々の条件で行った。加工条件と加工速度、熱損傷
の度合いを表1に示す。なお、表1に記載した、実加工
速度とは、走査速度をパス数で除算することによって得
られる値で、レーザーの走査1パスでの切断に換算した
場合の切断速度を示し、この値が大きいほど加工速度は
早くなる。
従来の冷却をしないレーザー加工方法とほぼ同じ加工速
度で、熱損傷幅が約1/3の切断加工を実施することが
できた。なお、被加工部分の加工側面とレーザー光の光
軸とのなす角度は、0.6°であった。レーザーの入射
側の巾が広くなっていた。
ダイヤモンドを含み、金属結合相がCoからなるダイヤ
モンド焼結体を出力300Wのフラッシュランプ励起型
Nd−YAGレーザーを用いて、周波数400Hz、冷
却水ノズル径100μmにて、冷却水を切断部に注入し
ながら、YAGレーザーと同期して移動させ、切断加工
を行った。
ンド焼結体から一辺が13mmの正方形を格子状に5個
切り出す加工を種々の条件で行った。加工条件と加工速
度、熱損傷の度合いを表2に示す。
従来の冷却をしないレーザー加工方法の約7割の加工速
度で、熱損傷幅が約1/3の切断加工を実施することが
できた。なお、被加工部分の加工側面とレーザー光の光
軸とのなす角度は、0.4°であった。
イヤモンド多結晶体を出力300Wのフラッシュランプ
励起型Nd−YAGレーザーを用いて、周波数1kH
z、冷却水ノズル径75μmにて、冷却水を切断部に注
入しながら、YAGレーザーと同期して移動させ、切断
加工を行った。
イヤモンド多結晶体から一辺が5mmの正方形を格子状
に切り出す加工を種々の条件で行った。加工条件と加工
速度、熱損傷の度合いを表3に示す。
従来の冷却をしないレーザー加工方法の約6割の加工速
度で、熱損傷幅が約1/3の切断加工を実施することが
できた。さらにこの場合の加工側面のアスペクト比
((レーザー光入射側の溝幅−レーザー光出射側の溝
幅)÷被加工材の厚さ)は0.01と従来の冷却を行わ
ないレーザー加工の5分の1であった。なお、被加工部
分の加工側面とレーザー光の光軸とのなす角度は、0.
4°であった。
晶体およびSiC多結晶体を50WのYAGレーザーを
用いて切断加工を行った。
のAlN焼結体から、および100mm×100mm、
厚さ0.5mmのSiC焼結体から各辺が2mmおよび
1mmの長方形を格子状に切り出す加工を種々の条件で
行った。加工条件と加工速度、熱損傷の度合いを表4に
示す。
従来の冷却をしないレーザー加工方法の約8割の加工速
度で切断加工を実施することができた。さらにこの場合
の加工側面のアスペクト比((レーザー光入射側の溝幅
−レーザー光出射側の溝幅)÷被加工材の厚さ)は0.
01と従来の冷却を行わないレーザー加工の5分の1で
あった。また、比較として実施した従来の冷却をしない
レーザー加工方法では、いずれのセラミックスの場合も
加工時の熱変性物が加工溝内に堆積し、単位時間あたり
の加工速度が加工の進捗と共に低下していた。同熱変性
物を機械的に除去することによって初期の加工速度に回
復することができるが、総加工時間としては非常に長く
なり、現実的な加工方法とは言いがたい。
のcBN、6%のAlN、6%のAlB2、及び残部が
C、O、Si、W、鉄族金属からなるcBN焼結体を出
力15Wの各種LD励起UVレーザー(Nd−YAG)
を用いて、周波数1kHz、ノズル径75μmにて切断
加工を行った。
結体から一辺が13mmの正方形を格子状に切り出す加
工を種々の条件で行った。加工条件と加工速度、熱損傷
の度合いを表1に示す。この実施例は、2次、3次、4
次の高調波YAGレーザーによる切断と、基本波による
切断とを比較した例を示す。これらの結果は、高調波を
使用した方が実加工速度が高くなった。
柱状Nd−YAGレーザー、比較例1はスラブ型YAG
レーザーを用いた
方法によりcBN焼結体やダイヤモンド焼結体、気相合
成ダイヤモンド、セラミックスおよびそれらの複合体と
いった硬質材料の加工において、高速で、加工による損
傷が少なく、種々の加工形状に対応可能な加工方法を提
供でき、工業的に有用な効果がもたらされる。
す。
を示す。
Claims (15)
- 【請求項1】 非金属高硬度材料の板状素材をレーザー
光により切断する方法において、レーザー光が照射され
ている加工部近傍に冷却用液体を吹き付けることによ
り、素材の冷却と同時に加工を行うことを特徴とする硬
質材料の加工方法。 - 【請求項2】 非金属高硬度材料が超高圧・高温下で焼
結された立方晶窒化硼素多結晶体であることを特徴とす
る請求項1に記載の加工方法。 - 【請求項3】 非金属高硬度材料が超高圧・高温下で焼
結されたダイヤモンド多結晶体であることを特徴とする
請求項1に記載の加工方法。 - 【請求項4】 非金属高硬度材料が気相合成法により作
製された多結晶ダイヤモンドであることを特徴とする請
求項1に記載の加工方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4記載の加工方法におい
て、使用するレーザーがYAGレーザー、もしくは半導
体レーザーであることを特徴とする硬質材料の加工方
法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5記載の加工方法におい
て、使用するレーザーが高調波YAGレーザーであるこ
とを特徴とする硬質材料の加工方法。 - 【請求項7】 請求項1ないし6記載の加工方法におい
て、レーザー光の照射出力が2W以上1000W以下で
あることを特徴とする硬質材料の加工方法。 - 【請求項8】 請求項1ないし7記載の加工方法におい
て、加工対象物の加工経路に従ってレーザー光および冷
却用液体を同期させながら走査することを特徴とする硬
質材料の加工方法。 - 【請求項9】 請求項1ないし8記載の加工方法におい
て、吹き付ける冷却用液体の圧力が、1Mpa以上100Mpa以
下の圧力であることを特徴とする硬質材料の加工方法。 - 【請求項10】 請求項1ないし9記載の加工方法にお
いて、吹き付ける冷却用液体として水を用いることを特
徴とする硬質材料の加工方法。 - 【請求項11】 請求項1ないし10記載の加工方法に
おいて、レーザー光および冷却用液体の走査速度が1mm
/min以上1500mm/min以下であることを特徴とする硬
質材料の加工方法。 - 【請求項12】 請求項2または3記載の加工方法にお
いて、加工対象物の被加工深さが2mm以上5mm以下
であることを特徴とする硬質材料の加工方法。 - 【請求項13】 請求項4記載の加工方法において、加
工対象物の被加工深さが0.01mm以上2mm以下で
あることを特徴とする硬質材料の加工方法。 - 【請求項14】 請求項1記載の加工方法を用いて製作
された硬質材料部品 - 【請求項15】 請求項14記載の硬質材料部品におい
て、被加工部分の加工側面の傾きがレーザー光の光軸方
向に対して1°以下で、切口の巾はレーザー光の入射側
が広くなっていることを特徴とする硬質材料部品
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