JP2003062075A - 医療用ガス供給監視システム - Google Patents

医療用ガス供給監視システム

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JP2003062075A
JP2003062075A JP2001256718A JP2001256718A JP2003062075A JP 2003062075 A JP2003062075 A JP 2003062075A JP 2001256718 A JP2001256718 A JP 2001256718A JP 2001256718 A JP2001256718 A JP 2001256718A JP 2003062075 A JP2003062075 A JP 2003062075A
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gas flow
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medical
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JP2001256718A
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Toshi Akiyama
利 秋山
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Yazaki Corp
Yazaki S R M Co Ltd
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Yazaki Corp
Yazaki S R M Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの微少漏洩、異ガス供給、ガスの過大或
いは過小供給を含む各ガス端末消費系への医療用ガスの
供給異常を集中的に監視し、即座に検出する。 【解決手段】 監視手段MOに前記各従ガス流量測定手
段FSMより出力された測定信号よりガス流量の0判定
時に、主ガス流量測定手段FSMより出力された測定信
号からガス送流判定時にガス供給源におけるガス微少漏
洩を判定する第1ガス微少漏洩判定手段LDET1と、
ガスの微少漏洩判定時に警報を発令すると共に、微少漏
洩発生のガス供給源GSを特定する警報器ALとを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療現場におい
て吸入マスクを介して患者に供給される酸素ガスや笑気
ガス等の医療用ガスが吸入マスクに至る前の微少漏洩、
患者に供給される目的のガスとは異なったガスの誤供給
を監視する医療用ガス供給監視システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】病院においては、患者に全身麻酔をかけ
たり酸素吸入をする際に、患者に装着させた吸入マスク
のチューブを、手術室や処置室、病室等の壁面に予め設
けられているガス取出口に接続している。
【0003】実際は、ガス漏れ事故、ガスへの引火によ
る火災事故から人身を保護するために、酸素ガスや笑気
ガス等の医療用ガスはガス配管を通して離隔したガス容
器置場より高圧でシャントバルブを通してガス取出口に
送られ、ガス取出口からチューブを通して吸入マスクに
ガスが送られる。病院側では患者に供給した医療用ガス
の消費量を投薬料金として医療請求する際に、ガス消費
量を正確に計測するために、例えば、特許番号第287
9541号に開示されているように、ガス供給源である
ガス容器に設置された大型ガス流量計で測定したガス流
量の積算値と、各ガス端末消費系の患者が、例えば、一
ヶ月間にわたり消費した医療用ガスを小型ガス流量計で
測定した結果である患者ガス消費量の積算値との比較に
よりガス漏洩を検出し、漏洩分を差し引いて患者による
正確なガス消費量を算出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の供給医療用ガス
の消費流量計測装置は、以上のように小型ガス流量計が
計量して得た一ヶ月間における医療用ガスの消費量積算
値と大型ガス流量計により測定された大流量測定値との
比較結果より漏洩を検出しているが、漏洩は一ヶ月間の
医療用ガスの消費量積算値を得た後でなければ判定でき
ないため、漏洩に対する早期対応がなされないという問
題点がある。
【0005】また、従来の装置はガス流量を測定するの
みで、ガス端末消費系の患者に送られる医療用ガスが当
該患者に対して設定された医療用ガスであるか判定でき
ず、そのためガス容器交換時に配管に対して異ガスの容
器が接続されても、患者に顕著な様子が現れるまで異ガ
スを判定することができない。
【0006】これは、例え、病室などにおいて各ガス毎
にチューブの色を変えたり、ガス吸入機器に取り扱いガ
ス名を明記しても、ガス供給源から実際に供給されてく
るガスが異なっていると事故防止に対する完全な対策が
難しくなる。しかも異ガスの吸入あるいは吸入マスクよ
りチューブが外れたりして患者の様子が変わっても、患
者の側に付き添いの人が居ない場合は、様子の変化に気
が付くのに時間を要し早期に対処できない。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ガスの微少漏洩、異ガス供給、
ガスの過大或いは過小供給を含む各ガス端末消費系への
医療用ガスの供給異常を集中的に監視し、即座に検出す
ることができる医療用ガス供給監視システムを得ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る医
療用ガス供給監視システムは図1の基本構成図に示すよ
うに、各種医療用ガスを収納したガス供給源GS1・・
GS3よりガス供給路を通して各病棟のガス供給端末に
て医療用ガスを患者に投与させる際に、前記ガス供給源
GS1・・GS3より供給される医療用ガスのガス流量
を測定し測定信号を出力する主ガス流量測定手段FSM
と、各病棟において各ガス供給端末PT1・・PTnに
て投与される医療用ガスのガス流量およびガス種を測定
し測定信号を出力する従ガス流量測定手段FSMと、前
記各ガス流量測定手段FSMより出力された測定信号を
処理し、前記各ガス供給端末PT1・・PTnへの医療
用ガスの供給異常を集中監視する監視手段MOとを備
え、この監視手段MOに前記各従ガス流量測定手段FS
Mより出力された測定信号よりガス流量の0判定時に、
前記主ガス流量測定手段FSMより出力された測定信号
からガス送流判定時にガス供給源におけるガス微少漏洩
を判定する第1ガス微少漏洩判定手段LDET1と、ガ
スの微少漏洩判定時に警報を発令すると共に、微少漏洩
発生のガス供給源GSを特定する警報器ALとを備えた
ものである。この発明によれば、第1ガス微少漏洩判定
手段LDET1が各従ガス流量測定手段FSMより出力
された測定信号よりガス流量の0判定時に、前記主ガス
流量測定手段FSMより出力された測定信号からガス送
流判定時にガス供給源におけるガス微少漏洩を判定する
と、警報器ALによりガスの微少漏洩判定を発令すると
共に、微少漏洩発生のガス供給源GSを特定する。
【0009】請求項2の発明に係る医療用ガス供給監視
システムにおける監視手段MOは、長時間医療用ガス投
与設定時に、一定時間周期で前記各従ガス流量測定手段
FSMから出力された測定信号よりガス流量の積算値を
演算すると共に、前記主ガス流量測定手段FSMより出
力された測定信号よりガス流量の積算値を演算し、各積
算値の比較により長時間医療用ガス投与時におけるガス
供給源GSのガス微少漏洩を判定する第2ガス微少漏洩
判定手段LDET2とを備えたものである。この発明に
よれば、長時間医療用ガス投与設定時に、第2ガス微少
漏洩判定手段LDET2は一定時間周期で前記各従ガス
流量測定手段FSMから出力された測定信号よりガス流
量の積算値を演算すると共に、前記主ガス流量測定手段
FSMより出力された測定信号よりガス流量の積算値を
演算し、各積算値の比較結果より主ガス流量測定手段F
SMにより演算されたガス流量の積算値が大きい場合は
長時間医療用ガス投与時におけるガス供給源GSのガス
微少漏洩を判定する。
【0010】請求項3の発明に係る医療用ガス供給監視
システムにおける第2ガス微少漏洩判定手段LDET2
は、前記各従ガス流量測定手段FSMより出力された測
定信号に基に演算されたガス流量の積算値に基づいて医
療用ガス投薬料金を算出する。この発明によれば、第2
ガス微少漏洩判定手段LDET2が各従ガス流量測定手
段FSMより出力された測定信号を基に演算されたガス
流量の積算値に基づき医療用ガス投薬料金を算出するこ
とで、実ガス消費量に基づいて医療用ガス投薬料金を算
出することができる。
【0011】請求項4の発明に係る医療用ガス供給監視
システムにおける監視手段MOは、従ガス流量測定手段
FSMを通してガス供給端末に供給されるガス流量を予
め記憶し、各従ガス流量測定手段FSMより出力された
ガス流量の測定信号と当該従ガス流量測定手段FSMに
対して登録されたガス流量との一致、不一致を判定し、
不一致判定時に異常流量のガスが供給された従ガス流量
測定手段FSMを警報器ALに特定表示させる異常ガス
供給判定手段AG1を備えたものである。この発明によ
れば、異常ガス供給判定手段AG1はガス供給源GSよ
り従ガス流量測定手段FSMに供給されるガス流量と各
従ガス流量測定手段FSMに供給される予め設定された
ガス流量との比較により異常流量のガス供給を判定し、
警報器ALに異常流量のガスが供給された従ガス流量測
定手段FSMを特定表示させる。
【0012】請求項5の発明に係る医療用ガス供給監視
システムにおける監視手段MOは、従ガス流量測定手段
FSMを通してガス供給端末に供給されるガス種を予め
記憶し、各従ガス流量測定手段FSMより出力されたガ
ス種の測定信号と当該従ガス流量測定手段FSMに対し
て登録されたガス種との一致、不一致を判定し、不一致
判定時に異ガスが供給された従ガス流量測定手段FSM
を警報器ALに特定表示させる異ガス判定手段AG2を
備えたものである。この発明によれば、異ガス判定手段
AG2はガス供給源GSより従ガス流量測定手段FSM
に供給されるガス種と各従ガス流量測定手段FSMに供
給される予め設定されたガス種との比較により異ガスの
供給を判定し、警報器ALに異ガスが供給された従ガス
流量測定手段FSMを特定表示させる。
【0013】請求項6の発明に係る医療用ガス供給監視
システムにおける監視手段MOは、各主ガス流量測定手
段FSMおよび従ガス流量測定手段FSMからの各種測
定信号を切換手段MPXにて順次切り換えながら前記各
判定手段LDET1,LDET2,AG1,AG2へ入
力し、ガス供給異常を集中監視する。この発明によれ
ば、主ガス流量測定手段FSMおよび従ガス流量測定手
段FSMからの各種測定信号を切換手段MPXにて順次
切り換えながら前記各判定手段LDET1,LDET
2,AG1,AG2へ入力し、ガス供給異常を常時集中
監視する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による医療用ガス供
給監視システムの実施の形態を、各添付図面を参照して
説明する。
【0015】図2は本発明に係る医療用ガス供給監視シ
ステムの概要を示す図である。このシステムは、ガス容
器置場に配置された例えば酸素ガスのガス供給源3より
ガス供給配管を通して病室等の各ガス端末消費系(ガス
供給端末)に酸素ガスが供給される。供給された酸素ガ
スは小型ガス流量計1を通して湿潤器7で加湿された後
に、チューブ9を介して吸入マスク11に送られる。
【0016】尚、ガス供給源3においてもガス供給配管
中に減圧器5の後に大型ガス流量計4が接続されてい
る。小型ガス流量計1,大型ガス流量計4により計測さ
れたガス流量、ガス種は電気信号に変換されて集中監視
センタCの制御部Ctに送信され、ガスの微少漏洩、異
ガス供給、ガスの過大或いは過小供給の監視に供され
る。
【0017】本実施の形態に係る小型ガス流量計1の前
面には、図4に示すように液晶ディスプレイ等による流
量表示部13と、吸入マスク11を装着する患者に供給
するガスの種類を指定入力するための指定ボタン15
(酸素用)及び指定ボタン17(笑気ガス用)と、流量
表示部13の表示モードを瞬時流量と積算流量との間で
切り換える際に操作される表示モード切換ボタン19
と、ガス種の相違を報知するための警報用インジケータ
21及びスピーカ23とを有している。
【0018】また、流量計1の左側面には減圧器5に接
続されるガス導入口25が設けられており、流量計1の
右側面にはチューブ9に接続されるガス導出口27が設
けられている。
【0019】図5は流量計1の内部構造を一部ブロック
にて示す説明図であり、流量計1の内部には、ガス導入
口25からガス導出口27に至るガス通路29、マイク
ロフローセンサ31、電源33、スイッチングトランジ
スタ35、A/D変換器37a〜37d、マイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと略記する。)39等が設け
られている。
【0020】マイクロフローセンサ31は、ガス通路2
9内に配設されており、図6に拡大平面図で示すよう
に、Siによる基台41と、この基台41に異方性エッ
チングにより形成されたダイヤフラム41aと、このダ
イヤフラム41a上に形成された測温用の上流側、下流
側、左側、右側の各サーモパイル43,45,47,4
9及び加熱用のマイクロヒータ51(ヒータに相当)
と、ダイヤフラム41a上を外れた基台41部分に形成
された測温抵抗53とを備えており、このうち、マイク
ロヒータ51及び測温抵抗53は白金等からなる。
【0021】前記上流側、下流側、左側、並びに、右側
の各サーモパイル43,45,47,49は、p++−S
I及びAlにより構成されており、このうち上流側及び
下流側の各サーモパイル43,45は、ガス通路29内
を流れるガスの流れ方向Aにおいてマイクロヒータ51
を挟んで上流側と下流側との基台41箇所に、マイクロ
ヒータ51から等間隔で各々配置され、左側及び右側の
各サーモパイル47,49(温度センサXに相当)は、
ガス通路29内を流れるガスの流れ方向Aと直交する幅
方向においてマイクロヒータ51を挟んで左右両側の基
台41箇所に、マイクロヒータ51から等間隔で各々配
置されている。
【0022】そして、各サーモパイル43,45,4
7,49の温接点43a,45a,47a,49aはダ
イヤフラム41a上に、冷接点43b,45b,47
b,49bはダイヤフラム41a以外の基台41部分
に、各々配置されており、測温抵抗53も各サーモパイ
ル43,45,47,49の冷接点43b,45b,4
7b,49bと同様に、ダイヤフラム41a以外の基台
41部分に配置されている。
【0023】このように構成されたマイクロフローセン
サ31では、マイクロヒータ51が通電により発した熱
が、ガス通路29内のガスを媒体として上流側、下流
側、左側、並びに、右側の各サーモパイル43,45,
47,49の付近に伝わると、それら各サーモパイル4
3,45,47,49に、マイクロヒータ51から伝わ
った熱に応じた温度となる温接点43a,45a,47
a,49aと、基台41とほぼ同じ温度となる冷接点4
3b,45b,47b,49bとの温度差に応じた電圧
の起電力が生じる。
【0024】したがって、マイクロヒータ51が加熱さ
れると、マイクロヒータ51よりもガスの流れ方向Aの
上流側に位置する上流側サーモパイル43には、ガスの
熱伝搬速度からガスの流速を減じた速度で、マイクロヒ
ータ51から放出される熱が伝達され、マイクロヒータ
51よりもガスの流れ方向Aの下流側に位置する下流側
サーモパイル45には、ガスの熱伝達速度にガスの流速
を加えた速度で、マイクロヒータ51から放出される熱
が伝達される。
【0025】そのため、ガス通路29内をガスが流れて
いなければ、上流側及び下流側の各サーモパイル43,
45がマイクロヒータ51から等間隔に位置しているこ
とから、マイクロヒータ51から上流側及び下流側の各
サーモパイル43,45に同じ温度で熱が伝わり、上流
側及び下流側の各サーモパイル43,45には同じ電圧
の起電力が生じる。
【0026】しかし、ガス通路29内をガスが流れてい
ると、マイクロヒータ51から放出される熱が、下流側
サーモパイル45への伝達速度よりも低い速度で上流側
サーモパイル43に伝達されて、その速度差分だけ上流
側サーモパイル43には、マイクロヒータ51からの熱
が下流側サーモパイル45よりも冷却されて伝達される
ので、上流側及び下流側の各サーモパイル43,45に
生じる起電力の電圧は、ガス通路29内を流れるガスに
よりマイクロヒータ51から伝達される熱の温度差に応
じて、即ち、ガス通路29内を流れるガスの流速に応じ
て異なることになる。
【0027】よって、各サーモパイル43,45に生じ
る起電力の電圧差に応じてマイクロフローセンサ31の
出力端子39から出力される熱起電力信号の大きさは、
マイクロヒータ51が放出する熱の温度と、ガス通路2
9内を流れるガスの流速とに応じたものとなる。
【0028】また、マイクロヒータ51が加熱される
と、ガスの流れ方向Aにおいてマイクロヒータ51と同
じ位置に配置されている左側及び右側の各サーモパイル
47,49には、熱伝導係数、熱拡散係数、比熱係数
等、ガスの種類により異なるそのガスの固有の物性値に
応じた熱伝搬速度に依存して、マイクロヒータ51から
放出される熱が同じ速度で伝達される。
【0029】即ち、左側及び右側の各サーモパイル4
7,49には、ガス通路29内をガスが流れているか否
かに拘わらず、ガス通路29内のガスに固有の物性値に
応じた同じ熱伝搬速度でマイクロヒータ51からの熱が
伝達されるので、左側及び右側の各サーモパイル47,
49に生じる起電力の電圧は、ガス通路29内のガスの
種類にほぼ応じたものとなる。
【0030】しかし、厳密には、ガス通路29内をガス
が流れていると、マイクロヒータ51から左側及び右側
の各サーモパイル47,49への熱伝達速度が、ガス通
路29内を流れるガスの流速の影響を受ける場合があ
る。
【0031】そこで、そのような場合は、上述したよう
にガス通路29内を流れるガスの流速に依存して大きさ
が定まる、マイクロフローセンサ31の出力端子39か
ら出力される熱起電力信号を用いて、左側や右側の各サ
ーモパイル47,49に生じる起電力の電圧を補正すれ
ば、より精度の高い、ガス通路29内のガスの種類に応
じた電圧が得られることになる。
【0032】ちなみに、本実施形態では、必然性はない
ものの、より一層の精度の向上を図って、左側や右側の
各サーモパイル47,49に生じる起電力の電圧を、マ
イクロフローセンサ31の出力端子39から出力される
熱起電力信号を用いて補正し、この補正した電圧を、ガ
スの流速とは全く無関係に定まるガス通路29内のガス
の種類に応じた電圧として扱うようにしている。
【0033】さらに、ガスの流れ方向Aと直交する方向
においてマイクロヒータ51から大きく離されて配置さ
れた測温抵抗53は、マイクロヒータ51が加熱される
か否かに拘わらず、かつ、ガスの流速や種類とは全く無
関係に、測温抵抗53の周辺に存在するガスの温度に応
じた抵抗値にされ、通電時の測温抵抗53にはガス通路
29内のガスの温度に応じた電圧降下が生じるので、測
温抵抗53の接地側に現れる電位は、ガス通路29内の
ガスの温度に応じたものとなる。
【0034】そして、マイクロフローセンサ31は、図
9に電気的な概略構成のブロック図に示すように、上流
側及び下流側の各サーモパイル43,45に生じた起電
力の差分を差動アンプ55eで取って、この差動アンプ
55eの出力を、ガス通路29内を流れるガスの流速に
対応する熱起電力信号として出力端子57aから出力す
るように構成されている。
【0035】また、マイクロフローセンサ31は、左側
及び右側の各サーモパイル47,49に生じた起電力を
アンプ55c,55dにより各々増幅して、各アンプ5
5b,55cの出力を、ガス通路29に連なるガス通路
29内を流れるガスの種類に対応する熱起電力信号とし
て出力端子57b,57cから各々出力するように構成
されている。
【0036】さらに、マイクロフローセンサ31は、ガ
ス通路29内のガスの温度により抵抗値が変化する測温
抵抗53に通電されることで、この測温抵抗53のアー
ス接続側に現れる、測温抵抗53の抵抗値に応じた電位
を、ガス通路29内を流れるガスの温度に対応する測温
信号として、出力端子57dから出力するように構成さ
れている。
【0037】電源33は、流量計1に内蔵された電池か
らなり、この電源33からの電力は、不図示の定電圧回
路により所定の定電圧とされた後に、測温抵抗53に供
給されると共に、スイッチングトランジスタ35を介し
てマイクロヒータ51に供給される。
【0038】スイッチングトランジスタ35は、コレク
タを電源33に接続しエミッタをマイクロヒータ51に
接続したnpnトランジスタにより構成されており、マ
イコン39からのヒータ駆動信号によりベースにバイア
スがかけられることで、コレクタ−エミッタ間が導通し
て電源33からの定電圧化された電力をマイクロヒータ
51に供給させるように構成されている。
【0039】A/D変換器37aは、ガス通路29内を
流れるガスの流速に対応して前記マイクロフローセンサ
31の出力端子57aから出力されるアナログの熱起電
力信号を、所定のサンプリング周期毎にデジタル信号に
変換するものである。
【0040】A/D変換器37b,37cは、マイクロ
フローセンサ31の対応する出力端子57b,57cか
らガス通路29内を流れるガスの種類に対応して各々出
力されるアナログの熱起電力信号を、所定のサンプリン
グ周期毎にデジタル信号に変換するものである。
【0041】A/D変換器37dは、ガス通路29内を
流れるガスの温度tgに対応してマイクロフローセンサ
31の出力端子57dから出力されるアナログの測温信
号を、所定のサンプリング周期毎にデジタル信号に変換
するものである。
【0042】マイコン39は、図10に電気的な概略構
成のブロック図に示すように、CPU39a、RAM3
9b、及び、ROM39cを有しており、このうち、C
PU39aには、RAM39b及びROM39cの他、
前記スイッチングトランジスタ35のベース、A/D変
換器37a〜37d、流量表示部13、並びに、不揮発
性メモリ(以下、「NVM」と略記する。)59が各々
接続されている。
【0043】RAM39bは、各種データ記憶用のデー
タエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有し
ており、ROM39cには、CPU39aに各種処理動
作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
【0044】そして、マイコン39は、ROM39cに
格納された制御プログラムに従いCPU39aが行うガ
スの流量測定処理によって、A/D変換器37aから出
力されるデジタル信号を基にして、ガス通路29内を流
れるガスの瞬時的な流速Vを求める。
【0045】また、マイコン39は、上述のようにして
求めた瞬時的な流速Vに、ガス通路29の断面積及びガ
ス通路29の構造に依存する所定の係数等を乗じて、ガ
ス通路29内を流れるガスの瞬時流量を求め、さらに、
この瞬時流量に、ヒータ駆動信号を間欠的に出力するサ
ンプリング周期時間Tを乗じることで、ヒータ駆動信号
が1回出力されてから次にヒータ駆動信号が出力される
までのサンプリング周期時間Tの間に、ガス通路29内
を流れるガスの流量を求め、これを積算することで、ガ
ス通路29内を流れるガスの積算流量を求める。
【0046】そして、マイコン39は、上述のようにし
て求めたガス通路29内を流れるガスの瞬時的な流速V
や積算流量を、表示モード切換ボタン19の操作に応じ
て適宜切り換えつつ、流量表示部13に表示させる。
【0047】NVM59には、A/D変換器37b,3
7cからのデジタル信号を基にマイコン39で求められ
るガス通路29内を流れるガスの物性値と、これに対応
するガスの種類とを関連付けたガス種判別テーブル等が
格納されている。
【0048】即ち、マイコン39は図3に示すように、
温度センサXに生じた電圧を基に、ガス通路29内を通
過する医療用ガスに固有の物性値を割り出す物性値割出
手段39Aと、患者に供給すべき医療用ガスの種類を指
定するガス種類指定手段Yと、物性値割出手段39Aに
より割り出された物性値を基に、ガス通路29内を通過
している医療用ガスが、ガス種類指定手段Yにより指定
された医療用ガスの種類と合致するか否かを判定するガ
ス種類合致判定手段39Bと、少なくとも、ガス通路2
9内を通過している医療用ガスがガス種類指定手段Yに
より指定された医療用ガスの種類と合致しないとガス種
類合致判定手段39Bが判定した際に、ガス種類合致判
定手段39Bの判定結果を出力する判定結果出力手段Z
と、ガス通路29内を通過する医療用ガスの温度を検出
する温度センサ53の検出結果を基に、物性値割出手段
39により割り出された物性値を補正し温度補償後物性
値とする温度補償手段39Cと、ガス通路29内におけ
る医療用ガスの流速を測定する流速測定手段Wと、流速
測定手段Wによる測定結果を基に、物性値割出手段39
により割り出された物性値を補正し流速補償後物性値と
する流速補償手段39Dとしての機能を果たす。尚、ガ
ス供給源に設けられた大型ガス流量計4もこの小型ガス
流量計1とほぼ同様な機能を果たすマイコンを内蔵して
いる。
【0049】次に、ROM39cに格納された制御プロ
グラムに従いCPU39aが行う、特に、ガス通路29
内を流れたガスの流量算出処理、指定ボタン15,17
の操作により指定された種類のガスがガス通路29内を
流れているかどうかの判定処理を、図7及び図8のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0050】マイクロフローセンサ31のマイクロヒー
タ51とは別系統で電源33が接続されてマイコン39
が起動し、プログラムがスタートすると、CPU39a
は、まず、図10に示すように、RAM39bのワーク
エリア内に設けられた各種フラグエリアのフラグやタイ
マエリアのタイマ値のリセット、及び、バッファエリア
のクリア等を行う初期設定を実行する(ステップS
1)。
【0051】そして、ステップS1の初期設定が済んだ
ならば、次に、指定ボタン15,17の操作により指定
されたガスの種類を確認し(ステップS3)、続いて、
RAM39bの周期タイマエリアにおけるタイムカウン
トを開始し(ステップS5)、続いて、周期タイマエリ
アにおけるタイムカウントのタイマ値Taが、サンプリ
ング周期時間Tに達したか否かを確認する(ステップS
7)。
【0052】周期タイマエリアのタイマ値Taがサンプ
リング周期時間Tに達していない場合は(ステップS7
でN)、達するまでステップS7をリピートし、達した
場合は(ステップS7でY)、所定の通電時間T1 の間
ヒータ駆動信号をスイッチングトランジスタ35に出力
し(ステップS9)、続いて、A/D変換器37aによ
り変換されたデジタル信号を取り込んだ後(ステップS
11)、ステップS13に進む。
【0053】ステップS13では、ステップS11でA
/D変換器37aから取り込んだデジタル信号を基にガ
ス通路29内を流れるガスの流速Vを求め、次に、RA
M39bのサンプリングカウンタエリアのカウント値C
aを「1」インクリメントした後(ステップS15)、
カウント値Caが所定の基準回数Crefに達している
か否かを確認し(ステップS17)、基準回数Cref
に達していない場合は(ステップS17でN)、周期タ
イマエリアのタイマ値Taをゼロリセットした後(ステ
ップS19)、ステップS3にリターンする。
【0054】一方、カウント値Caが基準回数Cref
に達した場合は(ステップS17でY)、図9に示すよ
うに、周期タイマエリアのタイマ値Caをゼロリセット
してタイムカウントを終了すると共に(ステップS2
1)、サンプリングカウンタエリアのカウント値Caを
ゼロリセットした後(ステップS23)、ステップS1
3で求めた最新の連続基準回数Cref分のガスの流速
Vを平均した平均流速Vave を算出する(ステップS2
5)。
【0055】続いて、求めた平均流速Vave に、サンプ
リング周期時間Tや、ガス通路29の断面積及びガス通
路29の構造に依存する所定の係数等を乗じて、サンプ
リング周期時間Tの間にガス通路29乃至これに連なる
ガス通路29内を流れたガスの流量を求める(ステップ
S27)。
【0056】次に、A/D変換器37b〜37dにより
変換されたデジタル信号を取り込み(ステップS2
9)、ステップS29でA/D変換器37bから取り込
んだデジタル信号とA/D変換器37cから取り込んだ
デジタル信号との和を基に、ガス通路29内を流れるガ
スの物性値を求め(ステップS31)、次に、ステップ
S29でA/D変換器37dから取り込んだデジタル信
号を基に、ガス通路29内を流れるガスの温度tgを割
り出した後(ステップS33)、ステップS35に進
む。
【0057】ステップS35では、ステップS31で求
めた物性値を、所定の補正式を用いて、ステップS33
で割り出したガスの温度tgと、ステップS13で求め
たガス通路29内を流れるガスの流速Vとにより補正
し、次に、補正した物性値に対応するガスの種類をNV
M59のガス種判別テーブルにより割り出して(ステッ
プS37)、割り出したガスの種類が、ステップS3で
確認した指定ボタン15,17の操作により指定された
ガスの種類と合致するか否かを確認する(ステップS3
9)。
【0058】ステップS37で割り出したガスの種類が
ステップS3で確認したガスの種類と合致する場合は
(ステップS39でY)、ステップS3にリターンし、
合致しない場合は(ステップS39でN)、警報用イン
ジケータ21を点灯させると共にスピーカ23からガス
種の相違を示す警報音を出力させた後(ステップS4
1)、ステップS3にリターンする。
【0059】各小型ガス流量計1は測定されたガス種、
ガス流量を、そして大型ガス流量計4は測定されたガス
流量を電気信号に変換し、信号線を通して集中監視セン
タCの制御部C0に送信して各種監視処理に供する。
【0060】実施の形態1.次に上記流量算出処理に基
づき医療用ガスの微少漏洩検知処理を説明する。本実施
の形態における医療用ガス供給監視システムは図11に
詳細なシステム構成図を示すようにガス容器置き場GS
に酸素ガスマニホールド、笑気ガスマニホールド、圧縮
空気製造装置、窒素ガスマニホールド、吸引装置が配置
され、各ガスマニホールド、各装置よりガス供給経路を
通して各ガス端末消費系AR〜1AR3である病棟、手
術室等にシャットオフバルブを通して医療用ガスが供給
される。
【0061】各ガス端末消費系AR〜1AR3において
は、シャットオフバルブを通してガス供給経路よりアウ
トレットユニット、マルチウォール、オートマチックホ
ールリース等に医療用ガスが供給され、これらより小型
ガス流量計を通して吸入マスクに送られる。
【0062】また本システムは、酸素ガスマニホール
ド、笑気ガスガスマニホールド、圧縮空気製造装置、窒
素ガスマニホールド、吸引装置に供給源用メータとして
大型ガス流量計が配置され、またガス端末消費系AR2
にガスを供給する供給経路にも区域用メータとして中型
ガス流量計が、さらにマルチコンソールにガスを供給す
る供給経路にもパネル組込式メータとして小型ガス流量
計が接続される。
【0063】図12は本システムにおける各ガス供給端
末PT1〜PT3に設けた小型ガス流量計FS0〜FS
3、供給経路に設けた中型ガス流量計FS0およびガス
容器置き場GSに配置した各ガス供給源GBa〜GBd
に設けた大型ガス流量計FSa〜FSdと集中監視セン
タCに備えた制御部Ctとの間に設けたセンサ信号経路
を示した図である。Vはシャットオフバルブを示す。本
システムにおいては、制御部Ctは中型ガス流量計FS
0、各小型ガス流量計FS1〜FS3、大型ガス流量計
FSa〜FSdからの測定信号に基づいて次の4つの事
象を集中監視する。
【0064】(1)微少漏洩ガス監視(第1微少漏洩検
出) 制御部Ctは小型ガス流量計FS1〜FS3より送信さ
れた各ガス供給端末T1〜T3に対する医療用ガスの流
量0判定の元に、ガス供給源GBa〜GBd側の大型ガ
ス流量計FSa〜FSdよりガス流量信号が入力された
ときに、ガス供給源GBa〜GBdからの微少漏洩ガス
を判定する。
【0065】(2)24時間微少漏洩ガス監視(第2微
少漏洩検出) 特定の患者に24時間酸素ガスを供給時に、小型ガス流
量計FS1〜FS3によるガス流量の積算値と大型ガス
流量計FSa〜FSdが測定したガス供給源GBa〜G
Bdからのガス流量との比較により、ガス供給時におけ
るガス供給源GBa〜GBdの微少漏洩ガスを判定す
る。
【0066】(3)異ガス供給監視(異ガス検出) 各小型ガス流量計FS1〜FS3で測定されたガス種の
測定信号を入力し、この測定信号と当該小型ガス流量計
FS1〜FS3を通してガス供給端末T1〜T3に供給
される登録ガス種との比較を行い、ガス種が異なってい
る場合は異ガスを判定する。
【0067】(4)ガス異常供給監視(吸入異常検出) 各小型ガス流量計FS1〜FS3で測定された流量信号
を入力し、ガス流量が予め設定された流量範囲を逸脱し
たと判定した場合に、ガスの過大供給あるいは過小また
は0供給を判断する。
【0068】次に上記各監視動作を図13〜図17に示
すフローチャートに基づいて説明する。先ず、各監視動
作に入る前に制御部Ctに内蔵したマイコン(図示せ
ず。)は、各ポートメモリ、RAMのワークエリア等を
初期化した後に、外部より入力された監視指令を入力す
る(ステップS100)。次に、入力された監視指令が
微少漏洩検出か否かを判定する(ステップS101)。
微少漏洩検出であることが判定されたならば、全ガス端
末消費系におけるガス流量0時間帯を踏まえての微少漏
洩検出であるか否かを判定する(ステップS103)。
そこでYESであれば図14のフローチャートに示す第
1微少漏洩検出を開始する。
【0069】(1)第1微少漏洩検出 先ず、処理を開始するに当たり、ガス供給端末総数SU
M1、ガス供給源総数SUM2の設定、ガス供給端末カ
ウント値Nを0およびガス供給源カウント値Mを0にす
るなど初期化処理を行う(ステップS105a)。次
に、図7,8のフローチャートにその処理を説明するよ
うにガス供給端末T1〜T3側の小型ガス流量計FS1
〜FS3で測定されたガス流量を入力する(ステップS
105b、S105c)。入力された測定ガス流量が0
であるか否かを判定し(ステップS105d)、流量0
時間帯でありながら所定の流量データが入力されたなら
ば異常と認め警報を発令する(ステップS105e)。
警報発令後、異常事態が回避されたならば警報を解除し
て流量データを0に戻した後にガス供給端末カウント値
Nに1を加算し(ステップS105g)、ステップS1
05bに戻る。以下、ステップS105bからS105
gを繰り返し、ステップS105fにおいてガス供給端
末カウント値N=ガス供給端末総数SUM1になったこ
とが判定されたならばガス供給端末カウント値Nに0リ
セットする(ステップS105h)。
【0070】全ガス供給端末におけるガス流量が0と判
定されたならば、図7,8のフローチャートにその処理
を説明するようにガス供給源GBa〜GBd側の大型ガ
ス流量計FSa〜FSdで測定されたガス流量を入力す
る(ステップS105i、S105j)。入力された測
定ガス流量が0であるか否かを判定し(ステップS10
5k)。ガス流量データが0であれば、ガス供給源総数
SUM2=ガス供給源カウント値Mであるか否かを判定
する(ステップS105m)。しかし、当初はガス供給
源総数SUM2≠ガス供給源カウント値Mであるため、
ガス供給源カウント値Mに1を加算してステップS10
5iに戻る(ステップS105o)。
【0071】以降、ステップS105iよりステップS
105oを繰り返し、各ガス供給源GBa〜GBdのガ
ス流量データを入力してガス流量0であるか判定する。
しかし、所定のガス供給源GBにおいてガス流量が0で
ないことが判定されたならば(ステップS105k)、
微少漏洩を判定し警報を発令すると共に、微少漏洩ガス
が発生したガス供給源GBを特定して表示する(ステッ
プS105l)。表示後、警報を解除してステップS1
05oに進む(ステップS105r)。
【0072】各ガス供給源GBa〜GBdにおいてガス
流量が測定されず、最終的にガス供給源総数SUM2=
ガス供給源カウント値Mとなったことが判定されたなら
ば(ステップS105m)、微少漏洩を無しと判定し
(ステップS105n)、ガス供給源カウント値Mを0
にリセットした後メインプログラムに戻る(ステップS
105p)。
【0073】流量0時間帯でありながら所定の小型ガス
流量計から流量データが入力されたならば異常と認め警
報を発令する(ステップS105e)。警報発令後、異
常事態が回避されたならば警報を解除して流量データを
0に戻した後にガス供給端末カウント値Nに1を加算し
(ステップS105g)、ステップS105bに戻る。
以下、ステップS105bからS105gを繰り返し、
ステップS105fにおいてガス供給端末カウント値N
=ガス供給端末総数SUM1になったことが判定された
ならばガス供給端末カウント値Nに0リセットする。
【0074】この結果、ガスの微少漏洩を即座に検知で
きると共に、ガス微少漏洩が発生したガス供給源GBを
容易に特定できる。尚、ガス微少漏洩が判定されたなら
ば、ガス供給業者に対する支払料金は微少漏洩分を差し
引いたガス充填量に対する料金とすることも考えられ
る。
【0075】(2)第2微少漏洩検出(図15のフロー
チャート参照) 先ず、処理を開始するに当たり、24時間ガス吸入を行
うガス供給端末カウント値Nを0、ガス流量積算値LS
UMを0および24時間ガス吸入を行うガス供給端末総
数をSUM3にするなどの初期化処理を行う(ステップ
S107a)。次に、ガス供給端末カウント値Nとガス
供給端末総数SUM3が等しいか否かを判定する(ステ
ップS107b)。当初はガス供給端末カウント値N≠
ガス供給端末総数SUM3であるため、図7,8のフロ
ーチャートにその処理を説明するようにガス供給端末T
1〜T3側の小型ガス流量計FS1〜FS3で測定され
たガス流量を入力する(ステップS107c、S107
d)。入力された測定ガス流量が0であるか否かを判定
し(ステップS107e)、測定ガス流量が0であれば
ガス供給端末カウント値Nに1を加算してステップS1
07bに戻る。
【0076】以下、ステップS107bからステップS
107eを繰り返し、各ガス供給端末T1〜T3におけ
るガス流量を測定し、各流量データを記録すると共に、
ガス流量積算値LSUMにガス流量測定値を加算する
(ステップS107f、S107g)。加算後、ガス供
給端末カウント値Nに1を加算してステップS107b
に戻る。
【0077】以後、ステップS107bからS107i
を繰り返し、ステップS107bでガス供給端末カウン
ト値N=ガス供給端末総数SUM3であることが判定さ
れたならば、ガス供給端末に対して24時間ガスを供給
しているガス供給源GBのガス流量測定結果(供給ガス
流量)を入力し(ステップS107j)、供給ガス流量
よりガス流量積算値LSUMを減算して漏洩量Lを算出
する(ステップS107k)。
【0078】このとき、ガス供給源GBにおいてガスが
微少漏洩することなくガス供給端末T1〜T3に供給さ
せれば減算の結果、漏洩量L=0となり微少漏洩無しが
判定される(ステップS107l,S107n)。判定
後、各数値を初期化してメインプログラムへ戻る(ステ
ップS107o)。しかし、ステップS107lで漏洩
量L≠0が判定されたならば、微少漏洩を判定すると共
に警報器ALで微少漏洩を発令し、微少漏洩を起こして
いるガス供給源を特定して各数値の初期化を行い(ステ
ップS107m、S107o)、メインプログラムに戻
る。
【0079】以上のように24時間ガス供給端末にガス
供給を行っている際に、マイコンの演算周期に合わせて
ガス供給端末におけるガス流量の積算値とガス供給源よ
り供給されるガス流量を比べることで、ガス供給時であ
ってもガス供給源のガス微少漏洩を検出できる。また、
患者に対する医療用ガス投薬料金は、ガス供給源側で測
定されたガス消費量に対して微少漏洩分のガス消費量を
差し引いた量にて料金精算を行うことができる。
【0080】(3)異ガス検出(図16のフローチャー
ト参照) 先ず、処理を開始するに当たり、ガス吸入を行うガス供
給端末カウント値Nを0、ガス吸入を行うガス供給端末
総数をSUM1および各ガス供給端末毎のガス種を設定
するなど初期化処理を行う(ステップS111a)。
【0081】次に、ガス供給端末カウント値Nに1を加
算する(ステップS111b)。このガス供給端末カウ
ント値N(=1)に対応するガス供給端末1に供給する
ガス種を、図7,8のフローチャートにその処理を説明
するようにガス供給端末T1〜T3側の小型ガス流量計
FS1〜FS3で測定されたガス種データを入力する
(ステップS111c、S111d)。
【0082】ここで測定ガス種と設置ガス種が等しいか
否かを判定し(ステップS111e)、等しければ設定
された種類のガスが供給されているため、正常ガス種を
判定する(ステップS111h)。正常ガス種の判定が
なされたならば、ガス供給端末カウント値Nとガス供給
端末総数SUM1とを比較し、等しいか否かを判定する
(ステップS111i)。処理当初は等しくないためス
テップS111bに戻り、ステップS111bからステ
ップS111iを繰り返して各ガス供給端末T2,T3
毎に測定ガス種データを入力して供給されるガス種の正
常判定を行う。
【0083】ステップS111eにおいて入力された測
定ガス種データと設定されたガス種が異なっていること
が判定されたならば、警報を発令して供給ガス種、異な
ったガスが供給されたガス供給端末PTを特定し、ガス
供給を停止させる等の処理を行った後に警報を解除する
(ステップS111f,S111g)。警報解除後、全
てのガス供給端末T1〜T3に対して供給されるガスの
種類を測定したならば各設定データ、設定値を初期化し
た後にメインプログラムに戻る(ステップS111
j)。
【0084】上記説明ではガス種データを各ガス供給端
末における小型ガス流量計より入力したが、所定の病室
あるいは手術室等の各区域毎にガスを供給するガス供給
路に設置された区域用メータ(中型ガス流量計FS0)
からのガス種データを入力してガスを判定してもよい。
その結果、患者が間違ってガスを吸引する前に異ガスを
検知することができる。或いは、ガス供給端末T1〜T
3側で誤ったガスが供給されても早期に検知することが
できる。
【0085】(4)吸入異常検知(図17のフローチャ
ート参照) 先ず、処理を開始するに当たり、ガス吸入を行うガス供
給端末カウント値Nを0、ガス吸入を行うガス供給端末
総数をSUM1および各ガス供給端末毎にガス流量上限
値と下限値を設定するなど初期化処理を行う(ステップ
S113a)。次に、ガス供給端末カウント値Nに1を
加算する(ステップS113b)。このガス供給端末カ
ウント値N(=1)に対応するガス供給端末1に供給す
るガス流量を、図7,8のフローチャートにその処理を
説明するようにガス供給端末T1〜T3側の小型ガス流
量計FS1〜FS3で測定されたガス流量データを入力
する(ステップS113c、S113d)。
【0086】ここで測定ガス流量は設定されたガス流量
上限値を超えたか否かを判定し(ステップS113
e)、超えていなければ設定されたガス流量下限値を超
えたか否かを判定する(ステップS113h)。この
時、何れの制限値も超えていなければガス供給端末T1
〜T3に設定された流量のガスが供給されているため、
吸入正常を判定する(ステップS113k)。吸入正常
が判定されたならば、ガス供給端末カウント値Nとガス
供給端末総数SUM1とを比較し、等しいか否かを判定
する(ステップS113l)。
【0087】処理当初は等しくないためステップS11
3bに戻り、ステップS113bからステップS113
iを繰り返して各ガス供給端末T2,T3毎にガス流量
データを入力して供給されるガス流量の正常判定を行
う。
【0088】ステップS113eにおいて吸入されるガ
スの流量データが設定されたガス流量上限値を超えたこ
とが判定されたならば、警報を発令して異常な流量のガ
スが供給されたガス供給端末Tを特定し、ガス流量を設
定値に戻す等の処理を行った後に警報を解除する(ステ
ップS113f,S113g)。警報解除後、全てのガ
ス供給端末T1からT3に対して供給されるガスの流量
を測定したならば各設定データ、設定値を初期化した後
にメインプログラムに戻る(ステップS113l,S1
13m)。
【0089】また、ステップS113hにおいて吸入さ
れるガスの流量データが設定されたガス流量下限値を超
えたことが判定されたならば、警報を発令して供給され
るガス流量が低下しているガス供給端末Tを特定し、ガ
ス流量を設定値に戻す等の処理を行った後に警報を解除
する(ステップS113i,S113j)。警報解除
後、全てのガス供給端末T1〜T3に対して供給される
ガス流量を測定したならば各設定データ、設定値を初期
化した後にメインプログラムに戻る(ステップS113
l)。
【0090】この結果、誤って供給されるガスの流量が
増加した場合や、患者よりガス吸引マスクが外れたり、
ガス吸引マスクよりチューブが外れ、ガス流量が低下し
たことを早期に検知することができる。また、必要流量
以上の医療用ガスを患者に供給した場合は、ガス供給源
側で測定されたガス消費量に対して余剰分のガス消費量
を差し引いた量にて料金精算を行うことができる。
【0091】本実施の形態では、大型ガス流量計の測定
データと個々の小型ガス流量計の測定データとの比較で
各種異常を検出したが、大型ガス流量計の測定データと
各区域の中型ガス流量計の測定データとの比較で各種異
常の検出を行うこともできる。この結果、異常検出処理
工程を削減できる。本実施の形態では集中監視センタに
おける異常監視について述べたが、当然小型ガス流量計
に備えた異常警報手段(警報用インジケータ21,スピ
ーカ23)により異ガス吸入、ガス吸入量異常等を報知
してもよい。
【0092】
【発明の効果】この発明によれば、第1ガス微少漏洩判
定手段LDET1が各従ガス流量測定手段FSMより出
力された測定信号よりガス流量の0判定時に、前記主ガ
ス流量測定手段FSMより出力された測定信号からガス
送流判定時にガス供給源におけるガス微少漏洩を判定す
ると、警報器ALによりガスの微少漏洩判定を発令する
と共に、微少漏洩発生のガス供給源GSを特定すること
で、ガス供給源におけるガス微少漏洩を早期に検出でき
るという効果がある。
【0093】この発明によれば、長時間医療用ガス投与
設定時に、第2ガス微少漏洩判定手段LDETは一定時
間周期で前記各従ガス流量測定手段FSMから出力され
た測定信号よりガス流量の積算値を演算すると共に、前
記主ガス流量測定手段FSMより出力された測定信号よ
りガス流量の積算値を演算し、各積算値の比較結果より
主ガス流量測定手段FSMによるガス流量の積算値が大
きい場合は長時間医療用ガス投与時におけるガス供給源
GSのガス微少漏洩を判定することで、ガス供給端末に
ガス供給時であっても即座にガス供給源におけるガス微
少漏洩を検出できるという効果がある。
【0094】この発明によれば、第2ガス微少漏洩判定
手段LDET2が各従ガス流量測定手段FSMより出力
された測定信号を基に演算されたガス流量の積算値に基
づいて医療用ガス投薬料金を算出することで、実ガス消
費量に基づいた医療用ガス投薬料金を算出することがで
きるため、患者に対して請求すべき医療用ガス投薬料金
を正確なものにできるという効果がある。
【0095】この発明によれば、異常ガス供給判定手段
AG1はガス供給源GSより従ガス流量測定手段FSM
に供給されるガス流量と各従ガス流量測定手段FSMに
供給される予め設定されたガス流量との比較により異常
流量のガス供給を判定し、警報器ALに異常流量のガス
が供給された従ガス流量測定手段FSMを特定表示させ
るため、患者に対して過大なガス供給がなされることが
防止できると共に、ガス供給端末側におけるガス遮断を
早期に検出できるという効果がある。
【0096】この発明によれば、異ガス判定手段AG2
はガス供給源GSより従ガス流量測定手段FSMに供給
されるガス種と各従ガス流量測定手段FSMに供給され
る予め設定されたガス種との比較により異ガスの供給を
判定し、警報器ALに異ガスが供給された従ガス流量測
定手段FSMを特定表示させることで、従ガス流量計か
ら離間した場所であっても、治療に使用する酸素とは異
なる笑気ガス等の異なる種類のガスが供給される状態の
発生を、早期に確実に認識させて吸引を防止することが
できるという効果がある。
【0097】この発明によれば、主ガス流量測定手段F
SMおよび従ガス流量測定手段FSMからの各種測定信
号を切換手段MPXにて順次切り換えながら前記各判定
手段LDET1,LDET2,AG1,AG2へ入力
し、ガス供給異常を常時集中監視することで、ガス供給
異常を早期に、且つ、見逃すことなく監視できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用ガス供給監視システムの基
本構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る医療用の小型ガス流
量計の使用状態を示す説明図である。
【図3】図2に示す小型ガス流量計の機能を説明するブ
ロック図である。
【図4】図2に示す医療用の小型ガス流量計の正面図で
ある。
【図5】図2に示す医療用の小型ガス流量計の内部構造
を一部ブロックにて示す説明図である。
【図6】図5に示すマイクロフローセンサの拡大平面図
である。
【図7】図5に示すマイクロコンピュータのROMに格
納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、指
定ボタンの操作により指定された種類のガスがガス通路
内を流れているかどうかの判定処理を示すフローチャー
トである。
【図8】図5に示すマイクロコンピュータのROMに格
納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、指
定ボタンの操作により指定された種類のガスがガス通路
内を流れているかどうかの判定処理を示すフローチャー
トである。
【図9】図5に示すマイクロフローセンサの電気的な概
略構成を示すブロック図である。
【図10】図5に示すマイクロコンピュータの電気的な
概略構成を示すブロック図である。
【図11】本実施の形態に係る医療用ガス供給設備の基
本システムを示す図である。
【図12】本実施の形態に係る医療用ガス供給設備にお
ける測定信号の通信システムの概要を示す図である。
【図13】図5に示すマイクロコンピュータのROMに
格納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、
医療用ガス供給監視処理を示すフローチャートである。
【図14】図5に示すマイクロコンピュータのROMに
格納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、
医療用ガスの0供給時における微少漏洩判定処理(第1
微少漏洩検出)を示すフローチャートである。
【図15】図5に示すマイクロコンピュータのROMに
格納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、
医療用ガスの24時間供給時における微少漏洩判定処理
(第2微少漏洩検出)を示すフローチャートである。
【図16】図5に示すマイクロコンピュータのROMに
格納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、
医療用ガスの異ガス供給判定処理を示すフローチャート
である。
【図17】図5に示すマイクロコンピュータのROMに
格納された制御プログラムに従いCPUが行う、特に、
医療用ガスの異常ガス供給判定処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
GS1〜GS3 ガス供給源 PT1〜PTn ガス供給端末 FSM ガス流量測定手段 LDET1 第1ガス微少漏洩判定手段 LDET2 第2ガス微少漏洩判定手段 AG1 異常ガス供給判定手段 AG2 異ガス判定手段 MPX 切換手段 AL 警報器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01F 1/692 G01F 1/68 104A (72)発明者 秋山 利 東京都大田区平和島6−1−1(東京流通 センタービル4F) 株式会社ヤザキエ ス・アール・エム内 Fターム(参考) 2F030 CA10 CB02 CC11 CE02 CE22 CE26 CE27 CF11 2F035 EA02 EA08 3J071 AA02 BB11 CC11 DD30 EE07 EE13 EE18 EE25 EE27 EE28 EE37 FF16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種医療用ガスを収納したガス供給源よ
    りガス供給路を通して各病棟のガス供給端末にて医療用
    ガスを患者に投与させる際に、前記ガス供給源より供給
    される医療用ガスのガス流量を測定し測定信号を出力す
    る主ガス流量測定手段と、各病棟において各ガス供給端
    末にて投与される医療用ガスのガス流量およびガス種を
    測定し測定信号を出力する従ガス流量測定手段と、前記
    各ガス流量測定手段より出力された測定信号を処理し、
    前記各ガス供給端末への医療用ガスの供給異常を集中監
    視する監視手段とを備え、この監視手段に前記各従ガス
    流量測定手段より出力された測定信号よりガス流量の0
    判定時に、前記主ガス流量測定手段より出力された測定
    信号からガス送流判定時にガス供給源におけるガス微少
    漏洩を判定する第1ガス微少漏洩判定手段と、ガスの微
    少漏洩判定時に警報を発令すると共に、微少漏洩発生の
    ガス供給源を特定する警報器とを備えたことを特徴とす
    る医療用ガス供給監視システム。
  2. 【請求項2】 前記監視手段は、長時間医療用ガス投与
    設定時に、一定時間周期で前記各従ガス流量測定手段か
    ら出力された測定信号よりガス流量の積算値を演算する
    と共に、前記主ガス流量測定手段より出力された測定信
    号よりガス流量の積算値を演算し、各積算値の比較によ
    り長時間医療用ガス投与時におけるガス供給源のガス微
    少漏洩を判定する第2ガス微少漏洩判定手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用ガス供給監視
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第2ガス微少漏洩判定手段は、前記
    各従ガス流量測定手段より出力された測定信号を基に演
    算されたガス流量の積算値に基づいて医療用ガス投薬料
    金を算出することを特徴とする請求項2に記載の医療用
    ガス供給監視システム。
  4. 【請求項4】 前記監視手段は、従ガス流量測定手段を
    通してガス供給端末に供給されるガス流量を予め記憶
    し、各従ガス流量測定手段より出力されたガス流量の測
    定信号と当該従ガス流量測定手段に対して登録されたガ
    ス流量との一致、不一致を判定し、不一致判定時に異常
    流量のガスが供給された従ガス流量測定手段を警報器に
    特定表示させる異常ガス供給判定手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の医療用ガス供給監視システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記監視手段は、従ガス流量測定手段を
    通してガス供給端末に供給されるガス種を予め記憶し、
    各従ガス流量測定手段より出力されたガス種の測定信号
    と当該従ガス流量測定手段に対して登録されたガス種と
    の一致、不一致を判定し、不一致判定時に異ガスが供給
    された従ガス流量測定手段を警報器に特定表示させる異
    ガス判定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の医療用ガス供給監視システム。
  6. 【請求項6】 前記監視手段は、各主ガス流量測定手段
    および従ガス流量測定手段からの各種測定信号を切換手
    段にて順次切り換えながら前記各判定手段へ入力し、ガ
    ス供給異常を集中監視することを特徴とする請求項1な
    いし5の何れかに記載の医療用ガス供給監視システム。
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