JP2003061692A - 活性化されたrec−ヒダントイナーゼの製造方法、該方法で得られるrec−ヒダントイナーゼ、これをコードする核酸、それを有するプラスミド、ベクター及び微生物、ハイブリダイズする核酸、その製造のためのプライマー並びにrec−ヒダントイナーゼ及び核酸の使用 - Google Patents

活性化されたrec−ヒダントイナーゼの製造方法、該方法で得られるrec−ヒダントイナーゼ、これをコードする核酸、それを有するプラスミド、ベクター及び微生物、ハイブリダイズする核酸、その製造のためのプライマー並びにrec−ヒダントイナーゼ及び核酸の使用

Info

Publication number
JP2003061692A
JP2003061692A JP2002179033A JP2002179033A JP2003061692A JP 2003061692 A JP2003061692 A JP 2003061692A JP 2002179033 A JP2002179033 A JP 2002179033A JP 2002179033 A JP2002179033 A JP 2002179033A JP 2003061692 A JP2003061692 A JP 2003061692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydantoinase
nucleic acid
rec
producing
vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002179033A
Other languages
English (en)
Inventor
Oliver May
メイ オリヴァー
Andreas Bommarius
ボンマリウス アンドレアス
Karlheinz Drauz
ドラウツ カールハインツ
Martin Siemann-Herzberg
ジーマン−ヘルツベルク マルティン
Christoph Syldatk
ジルダトゥク クリストフ
Markus Werner
ヴェルナー マルクス
Josef Dr Altenbuchner
アルテンブーフナー ヨーゼフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Degussa GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Degussa GmbH filed Critical Degussa GmbH
Publication of JP2003061692A publication Critical patent/JP2003061692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/78Hydrolases (3) acting on carbon to nitrogen bonds other than peptide bonds (3.5)
    • C12N9/86Hydrolases (3) acting on carbon to nitrogen bonds other than peptide bonds (3.5) acting on amide bonds in cyclic amides, e.g. penicillinase (3.5.2)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y305/00Hydrolases acting on carbon-nitrogen bonds, other than peptide bonds (3.5)
    • C12Y305/02Hydrolases acting on carbon-nitrogen bonds, other than peptide bonds (3.5) in cyclic amides (3.5.2)
    • C12Y305/02002Dihydropyrimidinase (3.5.2.2), i.e. hydantoinase

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性化ヒダントイナーゼを製造し、この方法
によって活性組み換えヒダントイナーゼを得、該ヒダン
トイナーゼを使用する。 【解決手段】 発酵ブロスが、活性化をもたらす濃度の
前記金属イオンを有することを特徴とする、活性化され
たrec-ヒダントイナーゼを、ヒダントイナーゼを形成す
る微生物の2価の金属イオンの存在下での発酵によって
製造するための方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の方法によっ
て活性化された形で得ることができるrec-ヒダントイナ
ーゼに関する。とりわけ本発明はアルスロバクター ク
リスタロポイエテス(Arthrobacter crystallopoiete
s)DSM20117由来のrec-ヒダントイナーゼ、か
かるタンパク質をコードする核酸及びこれらを有する運
搬体に関する。
【0002】
【従来の技術】有機化合物の合成における酵素的方法の
使用は大工業的規模で十分に確立されている。それとい
うのもこの方法は生成物の選択性及び収率に関して通常
の化学的方法を屡々凌駕するからである。まさにエナン
チオマー濃縮されたアミノ酸こそが、酵素的に作業され
る方法の使用のための有利な標的物であり、これらのプ
ロセスは自然界でも、例えばアミノ酸、タンパク質及び
蛋白の生合成において決定的な意味を有する。
【0003】エナンチオマー濃縮されたアミノ酸は更に
生体活性化合物の合成に関して、又は非経口栄養の場合
に重要な生成物である。
【0004】ヒダントイナーゼは5′−置換されたヒダ
ントインを場合により立体選択的にL−又はD−N−カ
ルバモイルアミノ酸に変換できる酵素である(反応式
1)。
【0005】反応式1:
【0006】
【化1】
【0007】ラセミ体の5′−置換されたヒダントイン
は有利には化学合成によって容易に正確に得ることがで
きる(Kleinpeter, Structural Chemistry 1997, 8, 16
1-173; Ogawa et al., Tibtech 1999, 17, 1039-43; Be
ller et al., Angew. Chem.1999, 111, 1562-65)。従
ってエナンチオマー濃縮されたアミノ酸の目的の製造方
法は有利には工業的規模で使用される(Drauz K, Kotte
nhahn M, MakryaleasK, Klenk H, Bernd M, Angew Che
m, (1991). Chemoenzymatic synthesis of D-ω-ureido
aminoacids, 103, 704-706.;反応式2)。
【0008】反応式2:
【0009】
【化2】
【0010】ヒダントインを使用する微生物によるスク
リーニングによって、今まではグラム陽性及びグラム陰
性のいずれの原核生物を5種の異なる系統発生的な群か
ら単離していた:アルカリゲネス、アルスロバクター、
バシラス、ブラストバクター、フラボバクテリウム、ノ
カルジア、シュードモナス、コマモナス、テルムス及び
アグロバクテリウム。分割に関与する酵素をコードする
遺伝子の完全な構成は今まで3種の生物に関してのみ記
載されているにすぎない。更に酵素をコードする構造遺
伝子はいわゆるhyu−遺伝子クラスター(hyuは
“ヒダントイン利用性”を表す;Watabe et al., J. ba
cteriol. 1992, 174, 3461-66; ibid, 962-969による)
の形でゲノムDNA(アルスロバクター及びアグロバク
テリウム)又はプラスミド(シュードモナス)上に隣接
して配置されている。3種のhyu−遺伝子クラスター
の中でも、アグロバクテリウム及びシュードモナスはD
−選択的分割のための遺伝子を有し、かつアルスロバク
ターはL−選択的分割のための遺伝子を有する(Hils,
Dissertation Universitaet Stuttgart, 1998; Watabe
et al., s. o. ; Wiese, Dissertation Universitaet S
tuttgart, 2000, Verlag Ulrich Grauer)。
【0011】同様に、生物アルスロバクター クリスタ
ロポイエテスDSM20117はD−ヒダントイナーゼ
を有することは知られていた(Syldatk et al. in Jahr
buchBiotechnolorgie, Band 2, 1988/1989, Ed.: P. Pr
aeve)。該酵素のn末端配列を既に解明することができ
た(A. Marin, Dissertation Universitaet Stuttgart,
1997)。
【0012】今までは前記のヒダントイナーゼの製造を
組換形及び活性形で実施することができなかった(M. W
erner Dissertation, Universitaet Stuttgart 200
1)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は活性ヒ
ダントイナーゼの組み換え的な製造のための方法並びに
この方法によって得られる活性組み換えヒダントイナー
ゼを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題は特許請求の範
囲によって解決される。請求項1はヒダントイナーゼの
組み換え的な製造方法に関する。請求項2及び3は本発
明による方法のための有利な実施形に関する。請求項4
はこうして得られるrec-ヒダントイナーゼを保護してい
るが、他方で請求項5は該酵素をコードする核酸に関す
る。請求項6は本発明による核酸を有する運搬体に関
し、請求項7は本発明による核酸とハイブリダイズする
核酸に関し、請求項8は有利なプライマーを保護してい
る。請求項9は本発明による核酸から出発するヒダント
イナーゼの改善のための方法に関し、それに対して請求
項10は特定の改善されたrec-ヒダントイナーゼを含
む。請求項11及び12はrec-ヒダントイナーゼもしく
は本発明による核酸の特定の使用に関する。
【0015】活性化されたrec-ヒダントイナーゼを、2
価の金属イオンの存在下でのrec-ヒダントイナーゼを形
成する微生物の発酵によって製造するための方法におい
て、発酵ブロスは活性化をもたらす濃度の金属イオン
(例えばCo、Mn、Zn)を有し、通常の条件下に発
酵されるrec-ヒダントイナーゼを発現する微生物によっ
て形成されるrec-ヒダントイナーゼに対してより高い比
活性(活性化)を有するrec-ヒダントイナーゼが、意想
外に容易なそのために劣らず有利な種類及び様式で得ら
れる。本来は微生物の増殖に関して発酵の間に不利(よ
り長い増殖時間が必要とされる)な亜鉛イオンの濃度を
高めることが、かなりの活性向上をもたらすことは意想
外とみなされる。
【0016】従って有利には、発酵ブロスは活性向上を
もたらす亜鉛イオン濃度を有する。発酵ブロスに添加さ
れる金属イオン、特に亜鉛イオンの最適な濃度は当業者
によって慣例の実験をもとに調査できる。この濃度は一
方では本発明による活性化/活性向上が達成されるほど
高く選択されるべきであり、他方では該濃度は微生物の
増殖を更なる活性増大を生じることなく過度に阻害する
ほど高くないべきである。有利には発酵における金属イ
オン、例えば亜鉛イオンの濃度は≧30マイクロモル/
l、特に有利には≧50マイクロモル/l、かつ殊に有
利には≧80マイクロモル/lに高められる。
【0017】特に有利には考慮されるrec-ヒダントイナ
ーゼはアルスロバクター クリスタロポイエテスDSM
20117由来のヒダントイナーゼである。
【0018】他の実施態様においては、本発明は本発明
による方法によって得られるrec-ヒダントイナーゼに関
する。活性化された酵素及び活性化されていない酵素の
一次構造が一致しているにもかかわらず、発酵の間に亜
鉛イオン濃度を高めることは、恐らく、生じる酵素の二
次構造又は三次構造にタンパク質の比活性の改善が達成
されるほどの影響を及ぼすと仮定されている。
【0019】他の態様において、本発明はアルスロバク
ター クリスタロポイエテスDSM20117由来のヒ
ダントイナーゼをコードする核酸に関する。
【0020】アルスロバクター クリスタロポイエテス
DSM20117由来のD−ヒダントイナーゼをコード
する核酸を提供することによって、有利な種類及び方法
においてD−アミノ酸を産生するための酵素工学的なプ
ロセスに必須の酵素を十分な量で保障できる物質が得ら
れる。組み換え技術により核酸を使用して、迅速に増殖
する宿主生物から高い収率で酵素を得ることができる。
更に本発明による遺伝子配列は改善されたヒダントイナ
ーゼ突然変異体の作成のために使用される。
【0021】更なる態様においては、本発明は1つ以上
の本発明による核酸を有するプラスミド又はベクターに
関する。
【0022】プラスミド又はベクターとしては、原則的
にこの目的のために当業者に利用可能な全ての実施形が
該当する。かかるプラスミド及びベクターはシュトゥデ
ィアー(Studier)他のMethods Enzymol. 1990,185, 61
-69又はノヴァゲン(Novagen)社、プロメガ(Promeg
a)、ニューイングランドバイオラブス(New England b
iolabs)、クロンテック(Clontech)又はギブコ(Gibc
o)BRLのパンフレットに参照される。更に有利なプ
ラスミド及びベクターはDNAクローニング:実践的ア
プローチ(a practical approach).第I〜III巻、
D.M.グローヴァー(Glover)編、IRL出版Lt
d.、オックスフォード、ワシントンDC、1985、
1987;デンハルト(Denhardt),D.T.及びコラ
サンティ(Colasanti)、J.:E.coliにおける
クローニングされたDNAの発現調節のためのベクター
の調査(A survey of vectors for regulating express
ion ofcloned DNA in E.coli)、ロドリゲス(Rodrigue
z),R.L及びデンハルト,D.T.(編)、ベクタ
ー、Butterworth, Stoneham, MA, 1987, pp179-204;遺
伝子発現工学、ゲーデル(Goeddel),D.V(編)、
酵素学における方法(Methods in Enzymology)、第1
85巻、アカデミック出版(Academic Press),In
c、サンディアゴ、1990;サンブローク(Sambroo
k),J.、フリッチュ(Fritsch),E.F.及びマニ
アティス(Maniatis),T.1989.モレキュラーク
ローニング(Molecular cloning):研究所マニュアル
(a laboratorymanual)、第2版.コールドスプリング
ハーバー研究所(Cold Spring Harbor Laboratory)出
版、コールドスプリングハーバー、N.Yに見いだすこ
とができる。
【0023】本発明による核酸を有する遺伝子構築物を
殊に有利な方法で宿主生物にクローニングできるプラス
ミドは:pKK−177−3H(ロッヒェバイオケミカ
ルズ(Roche Biochemicals)、pBTac(ロッヒェバ
イオケミカルズ)、pKK−233(ストラタジーン
(Stratagene))又はpET(ノヴァゲン)である。但
し、カナマイシン耐性が導入されたTOPOシリーズを
除いて、全ての他のプラスミドはアンピシリン耐性のた
めのβ−ラクタマーゼを有するべきである。更に有利な
プラスミドは以下のものである:
【0024】
【表1】
【0025】また本発明は本発明による核酸を有する微
生物に関する。
【0026】核酸をクローニングした微生物は十分な量
の組み換え酵素を増大及び獲得するために役に立つ。こ
のための方法は当業者によく知られている(サンブロー
ク他.1989、モレキュラークローニング:研究所マ
ニュアル、第2版、コールドスプリングハーバー研究所
出版、バルバス(Balbas)P及びボリヴァール(Boliva
r)F.1990、E.coliにおける発現プラスミ
ドベクターのデザイン及び構築(Design and construct
ion of expressin plasmid vectors in E.coli)、Meth
ods Enzymology185、14-37)。微生物としては、原則的
にこの目的のために当業者に該当する全ての生物を用い
ることができる。有利にはE.coli株がこの目的の
ために使用されうる。より特に有利には:E.coli
NM522、JM109、JM105、RR1、DH5
α、TOP10-又はHB101である。本発明による
核酸を有する遺伝子構築物を有利に宿主生物にクローニ
ングするプラスミドは更に前記のものである。
【0027】また本発明はストリンジェントな条件下に
本発明による一本鎖の核酸又はその一本鎖の相補的な核
酸とハイブリダイズする核酸を含む。表現“ストリンジ
ェントな条件下”は本願ではサンブローク他の(モレキ
ュラークローニング、研究所マニュアル、コールドスプ
リングハーバー研究所出版(1989)、1.101−
1.104)で記載されるように使用される。有利には
1×SSC及び0.1%のSDS(ドデシル硫酸ナトリ
ウム)によって50℃、有利には55℃、より有利には
62℃、かつ殊に有利には68℃で1時間の洗浄並びに
0.2×SSC及び0.1%のSDSによって50℃、
有利には55℃、より有利には62℃、かつ殊に有利に
は68℃で1時間の洗浄の後になおも陽性のハイブリダ
イゼーションシグナルが観察される場合に本発明による
ストリンジェントなハイブリダイゼーションが存在す
る。
【0028】本発明の更なる態様は本発明による遺伝子
配列を全ての種類のPCRによって製造するためのプラ
イマーに関する。またこれには相応のアミノ酸配列をコ
ードするセンス−プライマー及びアンチセンス−プライ
マーも含まれる。
【0029】適当なプライマーは原則的に当業者に公知
の方法によって得ることができる。本発明によるプライ
マーの探索は公知のDNA配列との比較又は目測したア
ミノ酸配列を考慮される生物(例えばストレプトマイセ
スについては:ライト(Wright)他、遺伝子 199
2、113、55〜65)のコドンに翻訳することによ
って実施する。いわゆるスーパーファミリーのタンパク
質のアミノ酸配列における共通性も本願では利用される
(フィレスチン(Firestine)他、化学及び生物学(Che
mistry & Biology 1996, 3, 779-783)。それに関する
他の情報は、オリゴヌクレオチド合成:実践的アプロー
チ、M.J.ガイト(Gait)編、IRL出版Ltd、オ
ックスフォード ワシントンDC、1984;PCRプ
ロトコール:方法及び適用のためのガイド(A guide to
methods and applications)、M.A.イニス(Inni
s)、D.H.ゲルファウンド(Gelfound)、J.J.
シュニンスキー(Sninsky)及びT.J.ホワイト編、
アカデミック出版,inc.、サンディアゴ、1990
に見いだすことができる。更に以下のプライマーが有利
である:IPCRのためのプライマー:
【0030】
【表2】
【0031】構造遺伝子のクローニングのためのプライ
マー:
【0032】
【表3】
【0033】ラムノース発現ベクター中のDNAの配列
決定のためのプライマー:
【0034】
【表4】
【0035】更なる態様において、本発明は改善された
rec-ヒダントイナーゼの製造方法及びこうして得られる
rec-ヒダントイナーゼ又はこれをコードする核酸に関
し、その際、rec-ヒダントイナーゼをコードする本発明
による核酸から出発して、 a)該核酸に突然変異誘発を起こさせ、 b)a)から得られる核酸を適当なベクターにクローニ
ングし、かつこれを適当な発現系に移送し、かつ c)改善された活性及び/又は選択性を有する形成され
たタンパク質を検出及び単離する。
【0036】突然変異誘発法によって本発明による酵素
を改善するための方法は当業者に十分に知られている。
突然変異誘発法としては、この目的のために当業者に利
用可能な全ての方法が該当する。特にこれらの方法は飽
和突然変異誘発、ランダム突然変異誘発、シャフリング
法並びに部位特異的突然変異(文献、以下参照)であ
る。得られる新規の核酸配列を前記の方法に従って宿主
生物(文献、前記参照)中にクローニングし、かつ発現
された酵素を適当なスクリーニング法(ロバーツJ(Ro
berts J.)、ステラV.J.(Stella V. J.)及びデセ
デューC.J.(Decedue C. J.)(1985)膵臓リ
パーゼの比色アッセイ:ゲル濾過によって分離されたリ
パーゼ及び補リパーゼの迅速検出(A colorimetric ass
ay of pancreatic lipase: rapid detection of lipase
and colipase separated by gel filtration)脂質(L
ipids)20(1):42−45;プラットR.F.(P
rattR.F.)、ファラシW.S.(Faraci W.S.)及びゴ
ヴァルダンC.P.(Govardhan C.P.)(1985)D
−アラニンカルボキシペプチダーゼ及びβ−ラクタマー
ゼのエステラーゼ活性のための直接的な分光測光的アッ
セイ(A direct spectrophotometric assay for D-alan
ine carboxypeptidases and for the esteraseactivity
of beta-lactamases).Anal.Biochem.
144(1):204−206;ブリュックナー(Brue
ckner)、H.、R.ヴィットナー(Wittner)、及び
H.ゴーデル(Godel)(1991)N−イソプロピル
−システインと一緒にフタルジアルデヒドで誘導体化さ
れたDL−アミノ酸の完全に自動化された高性能液体ク
ロマトグラフィーによる分離(Fully automated high-p
erformance liquid chromatographic separation of DL
-amino acids derivatized with o-Phthaldialdehyde t
ogether with N-isopropyl-cysteine).食品試料への
適用(Application to food samples))で検出する。
【0037】また本発明は、カルバモイルアミノ酸もし
くはアミノ酸の製造のために、場合により突然変異誘発
によって改善された本発明によるrec-ヒダントイナーゼ
の使用することに関する。
【0038】更に本発明による及び更に改善された、考
慮されるrec-ヒダントイナーゼをコードする核酸は、有
利には全細胞触媒の製造のために適当である(DE10
037115.9号並びにそこに引用される文献)。
【0039】従って本発明による核酸はrec-ヒダントイ
ナーゼの製造のために使用できる。当業者に十分に知ら
れている組み換え技術によって、考慮される酵素を工業
的プロセスのために十分な量で利用できる生物がもたら
される。本発明によるrec-酵素の製造は当業者に公知の
遺伝子工学的方法によって実施される(サンブローク
J、フリッチュEF、マニアティスT(1989).モ
レキュラークローニング.コールドスプリングハーバー
研究所出版;ベクター:分子クローニングベクターの調
査及びその使用(A Survey of Molecular Cloning Vect
ors and Their Uses).R.L.ロドリゲス及びD.
T.デンハルト編:205−225)。一般的な方法
(PCR及びフュージョンPCR(FusionsPCR)、イン
バースPCR(inverse PCR)、クローニング、発現な
ど)に関しては以下の文献及びそこに引用される文献に
示される:リレイJ(Riley J)、ブットラーR(Butle
r R)、フィニアールR(Finniear R)、イェナーD(J
enner D)、パウエルS(PowellS)、アナンドR(Anan
d R)、スミスJC(Smith JC)、マークハムAF(Mar
kham AF)(1990).酵母人工染色体(YAC)ク
ローンからの末端配列の単離のための新規の迅速な方法
(A novel, rapid method for the isolation oftermin
al sequences from yeast artificial chromosome (YA
C) clones).Nucl Acids Res.18、8
186;トリグリアT(Triglia T)、ピーターソンM
G(Peterson MG)、ケンプDJ(Kemp DJ)(198
8).公知の配列の境界外にあるDNAセグメントのイ
ンビトロ増幅の手順(A procedue forin vitro amplifi
cation of DNA segments that lie outside the bounda
riesof known sequences).Nucleic Acid
s Res.16、8186;サンブロークJ、フリッ
チュEF、マニアティスT(1989).モレキュラー
クローニング.コールドスプリングハーバー研究所出
版;ベクター:分子クローニングベクターの調査及びそ
の使用.R.L.ロドリゲス及びD.T.デンハルト、
II)。
【0040】前記に示されるように本発明による核酸は
本願のヒダントイナーゼの新規の突然変異体の作成のた
めに利用できる。かかる突然変異体は、公知の突然変異
種によって本発明によるDNAから得ることができる。
有利に使用される突然変異種は、以下の文献箇所に触れ
られている:(アイゲンM(Eigen M)及びガーディン
ガーW(Gardinger W).(1984)RNA複製に基
づく進化分子工学(Evolutionary molecular engineeri
ng based on RNA replication).Pure&App
l.Chem.56(8)、967−978;チェン及
びアーノルド(Chen& Arnold)(1991)非水性溶剤
のための酵素工学(Enzyme engineering for nonaqueou
s solvents):ランダム突然変異誘発による極性有機媒
体中でのサブチリシンE活性の増強(random mutagenes
is to enhance activity of subtilisin E in polar or
ganic media).Bio/Technology9、1
073−1077;ホルヴィッツM(Horwitz,M)及び
L.レーブ(L. Loeb)(1986)“無作為なDNA
配列から選択されたプロモーター(Promotoers Selecte
d From Random DNA-Sequences)”米国国立科学アカデ
ミーの会報(ProceedingsOf The National Academy Of
Sciences Of The United States Of America)83(1
9):7405−7409;デューベD(Dube, D)及
びL.レーブ(1989)“β−ラクタマーゼの活性部
位にランダムなオリゴヌクレオチドを挿入することによ
って作成した突然変異体(Mutants Generated By The I
nsertion Of Random Oligonucleotides Into The Activ
e-Site Of The Beta-Lactamase Gene)”生化学(Bioch
emistry)28(14):5703−5707;ステマ
ーPC(Stemmer PC)(1994).DNAシャフリン
グによるインビトロでの迅速なタンパク質の進化(Rapi
d evolusion of a protein in virto by DNA shufflin
g).ネイチャー.370;389−391及びステマ
ーPC(1994)無作為な断片化及び再整列によるD
NAシャフリング(DNA shuffling by random fragment
ation and reassembly):分子進化のためのインビトロ
組み換え(In vitro recombination for molecular evo
lution).Proc Natl AcadSci US
A.91;10747−10751)。
【0041】43%のアミノ酸の同一性に関して、本発
明によるヒダントイナーゼのための遺伝子はストレプト
マイセス コエリカラー(Streptomyces coelicolor)由
来の今まで機能が確認できなかった仮定的タンパク質に
対する非常に高いホモロジーを有する(T2868
5)。バシラス ステアロサーモフィルス(JC231
0:ムコハラ(Mukohara)他、1994)、アグロバク
テリウム ラジオバクターNRRLB11291(Q4
4184:グリファンチニ(Grifantini)他、199
6)及びシュードモナス(シュトヴァー(Stover)他、
2000、ラポインテ(La Pointe)他、1998)由
来のジヒドロピリミジナーゼに対して40%、42%及
び39%の同一性が存在する。
【0042】真核性のジヒドロピリミジナーゼ(ムス
ムスクルス(Mus musculus)、ホモサピエンス及びラッ
タス ノルヴェギクス(Rattus norvegicus)及びコラプ
シン応答媒介タンパク質3(CRMP−3)に対するホ
モロジーの他に種々のアラントイナーゼ及びジヒドロオ
ロターゼに対するホモロジーも存在する。
【0043】アルスロバクター アウレッセンスDSM
3745(メイ(May)他、biol.Chem.19
98、379、743−747)及びDSM3747
(ヴィーゼ(Wiese)、論文 シュトゥットガルト大学、
2000)由来のL−ヒダントイナーゼに対して29%
の同一性が存在する。
【0044】光学的に濃縮された(エナンチオマー濃縮
された、エナンチオマーを濃縮した)化合物とは本発明
の範囲においては光学対掌体ともう一方の光学対掌体>
50モル%との混合物の存在を意味する。
【0045】ヒダントイナーゼとは、2,4−ジオキソ
イミダゾリジンから誘導される化合物を示し、これらの
化合物は5位においてアミノ酸のα−残基から誘導でき
る基によって置換されている。
【0046】アミノ酸のα−残基とは、α−アミノ酸の
α−C原子上に存在する基を意味する。これは、天然ア
ミノ酸からベイヤー−ヴァルター(Beyer-Walter)の有
機化学の教科書(Lehrbuch der organischen Chemi
e)、S.ヒルツェル(Hirzel)出版 シュトゥットガル
ト、第22巻、1991、第822頁以降に示されるよ
うに誘導できる。しかしながら更にまた例えばDE19
903268.8号に列挙されるような非天然α−アミ
ノ酸の相応のα−残基を示す。
【0047】生物アルスロバクター クリスタロポイエ
テスDSM20117はドイツ微生物および細胞培養保
存機関(Deutschen Sammlung fuer Mikroorganismen un
d Zellkulturen)において相応の番号で寄託され、かつ
公共的に入手できる。
【0048】概念“活性化された”又は“活性化”は特
許請求の範囲によれば本発明によるrec-酵素が活性化さ
れていないrec-酵素に対して同じOD600において少
なくとも1.5倍、有利には2倍、特に有利には5倍だ
け高い活性(例VIによる測定条件)を細胞抽出物(1
5000p.s.i.、60秒、10000r.p.m.での4℃に
おける10分間の遠心分離後の上清)中で示すように理
解される。
【0049】核酸という概念とは、一本鎖又は二本鎖の
DNA並びにRNA又はそれらの混合物の全ての種類を
含む。
【0050】改善されたrec-ヒダントイナーゼとは、特
許請求の範囲によれば、特に改変された基質範囲を有
し、より活性であり、かつ/又は選択的であるか、又は
使用される反応条件下により安定性であるヒダントイナ
ーゼを意味する。
【0051】特許請求の範囲により保護されたタンパク
質配列及び核酸配列の中でも、本発明によればこれらの
配列に対して、かかる配列の作用様式もしくは用途が保
持されている場合は80%より高い、有利には90%よ
り高い、91%、92%、93%又は94%、より有利
には95%又は96%より高い、かつ特に有利には97
%より高い、98%、99%のホモロジー(自明の縮重
を除く)を有する。本願で使用されるような表現“ホモ
ロジー”(又は同一性)は方程式H(%)=[1−V/
X]×100によって定義でき、式中のHはホモロジー
を意味し、Xは比較配列の核塩基/アミノ酸の総数であ
り、かつVは比較配列に対する考慮されるべき配列の種
々の核塩基/アミノ酸配列の数である。
【0052】
【実施例】例: I. アルスロバクター クリスタロポイエテスDSM
20117のバイオマス採収 全細胞活性試験、染色体DNAの単離及びD−ヒダント
イナーゼの酵素単離のための出発材料として、まず生理
学的に均一なアルスロバクター クリスタロポイエテス
DSM20117の細胞材料を十分な量で準備すべきで
あった。ブランス(Brans)(博士論文、TU ブラウン
シュヴァイク1991)の操作に従って、このために炭
素源としてD,L−ラクテートを含有し、他の成分とし
て酵母抽出物及び培養のためのインデューサーとしてヒ
ダントインを含有する半合成培地を50リットルのバイ
オリアクター中で使用した: 第1表:このデータは1lの栄養溶液に対するものであ
【0053】
【表5】
【0054】第1の前培養(V=20ml)を30℃及
び110rpmで一晩インキュベートした。引き続きこ
の前培養全体を第2の前培養(V=2l)への接種のた
めに使用した。2日間のインキュベート後に1.5lの
第2の前培養を発酵(V=20l)のための接種材料と
して使用した。増殖の間にインデューサーとしてのヒダ
ントインが消費されるので、これを供給ポンプによって
連続的に計量供給したので、ヒダントイン濃度は培地中
に一定で0.2g/lであった。細胞の回収の後に20
5gのBFMのアリコートを取り、かつ−20℃で貯蔵
した。
【0055】II. アルスロバクター クリスタロポ
イエテスDSM20117からのD−ヒダントイナーゼ
の精製 アルスロバクター クリスタロポイエテスDSM201
17由来のD−ヒダントイナーゼの精製のためのプロト
コールはマリン(博士論文、シュトゥットガルト大学1
997)によって記載されたD−ヒダントイナーゼのタ
ンパク質精製をもとに幾つかの変更を加えて定めた。精
製工程は、可能であれば4℃で実施し、かつ分画のヒダ
ントイナーゼ活性の測定はまずエールリッヒ(Ehrlic
h)による測光検査による迅速試験において実施した。
陽性の試料のアリコートを引き続きスタンダード基質
D,L−ベンジルヒダントインと一緒にインキュベート
し、かつ正確な活性をHPLCによって測定した。
【0056】培養から得られるアルスロバクター クリ
スタロポイエテスDSM20117のバイオマス(I参
照)をまず30%の細胞懸濁液として、攪拌ボールミル
中でガラスビーズによって破砕した。破砕動力学を取っ
た後に20分の破砕時間後に16.5g/lまでのタン
パク質濃度を達成できた。次いで細胞の残骸及び未溶解
の成分を遠心分離によって分離し、かつ澄明な上清を後
続の硫酸プロタミン沈殿のために使用した。これによっ
て、吸着流動床−DEAE−カラムクロマトグラフィー
の前に溶液の粘度を低下させることができた。
【0057】カラムに結合されたタンパク質を塩化ナト
リウム勾配によって溶出させた。活性のプールされた吸
着流動床分画に同じ容量の2Mの(NHSO
液を混合して、引き続きこれらを疎水性の相互作用クロ
マトグラフィー(HIC)を使用して更に分離した。非
常に高いヒダントイン活性を有する分画を引き続き合
し、かつMonoQカラムでのアニオン交換クロマトグ
ラフィーによって他のタンパク質から分離した。
【0058】ヒダントイナーゼの精製のためのデータを
第2表にまとめ、精製されたD−ヒダントイナーゼのS
DS−PAGEによって該酵素に関して50±5kDa
の分子量が得られた[MonoQ−分画の濃縮後の精製
されたD−ヒダントイナーゼの10%のSDS−PAG
E、分子量マーカー プロシーヴ(ProSieve)及び4
9.7kDaの内部標準としてのA.アウレッセンスD
SM3745由来のL−ヒダントイナーゼ(メイ、論文
シュトゥットガルト大学、1998)]。
【0059】第2表:D−ヒダントイナーゼのための精
製データ
【0060】
【表6】
【0061】III. D−ヒダントイナーゼの典型的
な消化 N−末端配列決定は、最初の30個のアミノ酸に関して
のみ確実な配列結果を提供する。マリンの論文に挙げら
れる配列はプライマーから誘導できなかった。従って該
タンパク質を更なる配列情報のためにタンパク質消化に
よって幾つかのペプチドに分解せねばならなかった。酵
素による断片化のためにトリプシンと一緒に、特異的に
アミノ酸のリジン及びアルギニンで切断するエンドペプ
チダーゼを使用した。但し、酸性のアミノ酸が追従する
場合に活性の低減が考えられ、かつプロリン基が追従す
る場合には加水分解が生じないことが考えられる。タン
パク質中に5.7%もしくは5.4%のリジン及びアル
ギニンが平均的に存在する場合に、完全な消化によって
約9個のアミノ酸の平均的ペプチド長が考えられる。引
き続きペプチド混合物の分離は分取HPLCによって実
施した。
【0062】アルスロバクター クリスタロポイエテス
DSM20117由来のヒダントイナーゼをトリプシン
で消化するために、該ヒダントイナーゼを記載のように
MonoQ−分画にまで精製し、引き続きアミコン(Am
icon)フィルタ(カットオフ30kDa)で濃縮し、か
つSDS−PAGEを使用して分離した。タンパク質が
D−ヒダントイナーゼであることを確実にするために、
ゲルの一部をウェスタンブロットを介してメンブレン上
にトランスファーし、切り出し、かつN−末端で最初の
8個のアミノ酸を規定した。部位2を除いて全ての測定
されたアミノ酸はマリン(論文、シュトゥットガルト大
学、1997)によって記載されたN−末端と一致する
ので、ここで単離されたタンパク質がマリンによって既
に記載され、特徴付けられた酵素であるということから
出発した。
【0063】従ってヒダントイナーゼ−バンドを分離さ
れたMonoQ分画のポリアクリルアミドゲルから直接
切り出し、かつその場で製造元(シグマ、シュタインハ
イム)の指示に従ってトリプシンによって消化させた。
これらのペプチドをアセトニトリルによってゲルから抽
出し、かつ分取HPLCを使用して互いに分離させた。
これらの分画をSpeed-vac中で乾燥させ、かつ
引き続きN−末端でエドマン分解によって配列決定し
た。
【0064】全体的にN−末端の他に新規のペプチドを
一義的に配列決定できた。ペプチド断片の1つは、活性
中心における亜鉛原子の結合に関与する環式アミダーゼ
のコンセンサスモチーフGXXDXHXHを有する(Ab
endroth et al., Acta Cryst. 2000, D56, 1166-116
9)。リジン(K)又はアルギニン(R)で終わってい
ないペプチド配列の場合に、配列決定は技術的問題又は
試料の不適な質もしくは量に基づいて早期に中断する。
【0065】IV. hyu−遺伝子クラスターのクロ
ーニング 1. アルスロバクター クリスタロポイエテスDSM
20117由来の染色体DNAの単離 ラクテート培地上でのアルスロバクター クリスタロポ
イエテスDSM20117の培養によって得られる湿式
生体材料(I参照)は染色体DNAの単離のためにも使
用した。細胞溶解及び塩化セシウム−密度勾配遠心分離
による精製の後に、高純度のゲノムDNAを単離でき
た。この質は吸収スペクトルを取ることによって調査
し、前記のように不純物をフェノールによって排除でき
た。測光的に測定されたDNA濃度は60μgDNA/
mlであった。
【0066】cDNAを制限消化のために使用し、かつ
PCRのための鋳型として使用した。
【0067】2. 縮重したプライマーでのPCR トリプシンによる消化によって生じたペプチド(III
参照)の配列決定によって、D−ヒダントイナーゼのN
−末端の他に更なる配列情報を得ることができた。これ
らのペプチドをプログラムClustalXによってア
グロバクテリウム種IP I−671の公知のタンパク
質配列に適合させた(Thompson et al. 1997, Clus
talXウィンドウズ(登録商標)インターフェース:
クオリティー分析ツールによって支援される多重配列ア
ライメントのためのフレキシブルな戦略(TheClu
stalX windows (登録商標)inter
face: flexible strategies
for multiple sequence al
ignment aided by quality
analysis tools).核酸リサーチ(Nucl
eic Acids Research. 24, 4876-4882)。
【0068】公知のペプチド配列から、縮重されたプラ
イマーを誘導するために、配列断片をアミノ酸組成にお
いて低い縮重度を有する2種のペプチドから選択すべき
である。このためにペプチド61.61及び73.31
を選択した。プライマー61.61aはプラス鎖とペア
になり、かつプライマー73.31bはDNAのマイナ
ス鎖とペアになる。
【0069】第3表:縮重されたプライマーの構築
【0070】
【表7】
【0071】プライマー61.61aの縮重度を更に低
減させるために、データバンクCUTGをベースにして
アルスロバクター種由来のコドンの頻度分布を考慮した
(Nakamura et al., Nucl. Acids Res. 1999, 27, 29
2)。そのため、このオリゴヌクレオチドの3位におい
て塩基トリプレット“GTA”を、バリンに関するその
10.4%という低いコドンの確率に基づいてプライマ
ー構築の際には無視した。
【0072】PCRアンプリコンの長さを見積もるため
に、アグロバクテリウム種IP I−671由来のD−
ヒダントイナーゼの両方のプライマーのアライメントを
実施した。アライメントにおいて、両方のオリゴの間の
間隔は69個のアミノ酸であるので、これらの縮重プラ
イマー61.61a及び73.31bによるPCRは約
207bpのPCR産物をもたらすべきである。
【0073】PCRはスタンダードバッチによる温度プ
ロフィールにおいて42℃のアニーリング温度で処理
し、マグネシウム含量に関しては2mMの濃度に最適化
した。PCRバッチを引き続き3%のアガロースゲルで
分離し、バンドのサイズをイメージ分析ソフトウェアI
magemasterを使用して測定した(分子量マー
カー D−15 ノヴェックス社(Firma Novex))。2
18bpの見積もられたサイズを有するバンドをゲルか
ら溶出させ、かつpCR TOPO BluntIIベク
ター(図1)にライゲーションした。得られるプラスミ
ドをpJW1と呼称する。引き続いてのベクターの配列
決定によって既に公知のジヒドロピリミジナーゼに対す
るホモロジーが得られるので、それによって第1のDN
A断片はD−ヒダントイナーゼの構造遺伝子にクローニ
ングされて存在する。
【0074】3. インバースPCRによるhyu−遺
伝子クラスターの配列決定 隣接したDNA領域の更なる配列情報を得るために、イ
ンバースPCR(IPCR)の技術を使用した。
【0075】アルスロバクター クリスタロポイエテス
DSM20117由来のゲノムDNAの消化のために、
制限酵素BamHI、EcoRI、SacI、Pst
I、BglII、HindIII、SalI、MunI
及びMluIを使用した。これらの消化物を1%のアガ
ロースゲル上で分離し、サザンブロットによってナイロ
ンメンブレン上に固定した。
【0076】適当なプローブの製造ために、MunIで
直鎖状にされたプラスミドpJW1をニックトランスレ
ーション(ロッヒェ ディアグノスティックス(Roche D
iagnostics)のニックトランスレーションキット)によ
って32P−α−ATPで放射線標識し、前記のブロッ
トとのハイブリダイゼーションのために使用した(分子
量マーカー MWM VII)。
【0077】サザンブロットから得られるハイブリダイ
ゼーションシグナルのサイズに基づいて、ゲノムのPs
tI消化物(約2000bp)を後続のIPCRにおい
て鋳型として使用した。このために、該消化物をアガロ
ースゲル上で分離し、1500〜2800bpの領域で
ゲルから溶出させ(分子量マーカー MWM VII)、
引き続き再ライゲーションさせ、かつMunIで直鎖状
にさせた。公知のヒダントイナーゼ遺伝子の配列から、
IPCRのためのプライマーIPCR1+(配列3)及
びIPCR1-(配列4)を導き出すことができた。オ
リゴの溶融温度からアニーリング温度60℃を導き出し
た。
【0078】アンプリコンとして単一のバンドが生じる
ことがあり、引き続きこれを溶出させ、かつTOPO−
系(図1)にクローニングした。得られたプラスミドを
名称pJW2とした。pJW2の配列決定の後に再構築
されたhyu−遺伝子クラスターはD−ヒダントイナー
ゼhyuHのオープンリーディングフレーム及びD−カ
ルバモイラーゼhyuCのオープンリーディングフレ
ームの一部を有する。
【0079】V. D−ヒダントイナーゼの発現 D−ヒダントイナーゼの構造遺伝子のクローニングをラ
ムノース発現ベクターpJOE4036のプラスミド誘
導体で実施した(図2)。両方のカルバモイラーゼをア
ルスロバクター クリスタロポイエテスのゲノムDNA
からの相応のプライマーによって増幅した。その際、こ
れらのN−末端のプライマーはC−末端においてNde
I切断部位もしくはBamHI切断部位のための付加的
な配列を備えていた。Hisタグを有する酵素において
は、C−末端プライマーで停止コドンを省いた。
【0080】ヒダントイナーゼが2つの内部NdeI切
断部位を有するので、カルバモイラーゼで使用されるク
ローニング戦略をpJOE4036において使用しなか
った。その代わりに、N−末端のDNA配列の他に5′
末端でシャインダルガーノ配列及びBamHI切断部位
をコードするプライマーを使用した。C−末端プライマ
ーは停止コドンもしくはStrepタグのための配列を
有するHindIII切断部位を含む。このようにゲノ
ムDNAから増幅されたDNAを引き続きpJOE30
78中にクローニングした。生じる構築物をpMW10
と呼称した(図4)。
【0081】プラスミドpMW10(図4)を含むE.
coliを100μg/mlのアンピシリンを含有する
LB培地中で以下のように培養した:− 個々のコロニ
ーを100mlの振盪フラスコ中の10mlのLB培地
中に移し、かつ37℃で一晩インキュベートした− 前
記の量のアンピシリンを有する100mlのLB培地を
500mlの振盪フラスコ中で一晩インキュベートされ
た培養の2mlと混合した(バッチ1)− 第2の振盪
フラスコ(500ml)中で同量のオーバーナイト培
養、LB培地及びアンピシリンを準備し、かつ更に10
0mMのZnSO*7HO溶液1mlと混合した
(培養中のZn2+濃度 1mM)(バッチ2)− バ
ッチ1を37℃で2時間、OD600が〜0.4になる
までインキュベートした。バッチ2は同一のOD値のた
めには3時間を要した− 発現の誘導のために、両方の
バッチをL−ラムノースと、0.1g/Lの濃度が達成
されるまで混合した。引き続きこれらのバッチを更に3
0℃で6時間培養した− 引き続き細胞を4℃及び70
00rpmで10分間遠心分離した。得られたペレット
を−10℃で保存した。
【0082】VI. 活性の測定 Vからの貯蔵された細胞1gをそれぞれ10mLの0.
1Mのリン酸バッファー(pH7.5)中で再懸濁し
た。引き続きこれらの細胞を15000psiで60秒
以内に破砕し、かつ得られた懸濁液を10000rpm
で4℃において10分間遠心分離した。25μlの上清
をそれぞれ、8mMのD−ベンジルヒダントインを含有
する100μLの0.1Mのリン酸バッファー(pH
7.5)の予熱された試料中に添加した。反応を50℃
での5分間の試料のインキュベートの後に100μlの
10%のHPOの添加によって停止させた。100
00rpmでの10分間の再度の遠心分離の後に、それ
ぞれ100μlの上清をHPLC溶離剤(Laufmittel)
の移動相で10倍に希釈した(0.3%(v/v)リン酸
(80%)、メタノール(20%v/v))。HPLCに
よって次いで相応のN−カルバモイルアミノ酸の濃度を
測定した。
【0083】HPLC法: 熱分離製品(Thermoseparation Product)、ダルムシュ
タット、ドイツ グロムシル(Gromsil)ODS1PEカラム(5μm、
250×4.6mm、グロム(Grom)、ヘーレンベルク
(Herremberg)、ドイツ) 210nmでのUV吸収 1.0mL/分の流速 比活性はブラッドフォード(Bradford)による全体のタ
ンパク質1mgあたりの単位で定義されている。D−ヒ
ダントイナーゼ1単位はpH7.5及び50℃において
1分間あたりD−ベンジルヒダントインから出発して1
マイクロモルのカルバモイルアミノ酸の形成を触媒す
る。図5はhyd遺伝子を含有しない微生物と比較した
両方のバッチについての細胞抽出物中のD−Hydの比
活性の結果を示している。
【0084】高められた亜鉛濃度の存在下に発酵された
試料は>12倍だけより活性なヒダントイナーゼを含む
ことが確認できる。
【0085】
【配列表】
【0086】
【外1】
【0087】
【外2】
【0088】
【外3】
【0089】
【外4】
【0090】
【外5】
【0091】
【外6】
【0092】
【外7】
【0093】
【外8】
【0094】
【外9】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はプラスミドpCR−BluntIIの構
造を示している。
【図2】図2はプラスミドpJOE4036の構造を示
している。
【図3】図3はプラスミドpJOE3078.4の構造
を示している。
【図4】図4はプラスミドpMW10の構造を示してい
る。
【図5】図5はhyd遺伝子を含有しない微生物と比較
した両方のバッチについての細胞抽出物中のD−Hyd
の比活性の結果を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 9/86 C12R 1:06 C12P 13/04 C12N 15/00 ZNAA //(C12N 9/86 5/00 A C12R 1:06) (72)発明者 アンドレアス ボンマリウス アメリカ合衆国 ジョージア アトランタ ヴァーノン スプリングス コート 1105 (72)発明者 カールハインツ ドラウツ ドイツ連邦共和国 フライゲリヒト ツア マリーエンルーエ 13 (72)発明者 マルティン ジーマン−ヘルツベルク ドイツ連邦共和国 ヴィルトベルク レー テヴェーク 24/2 (72)発明者 クリストフ ジルダトゥク ドイツ連邦共和国 シュトゥットガルト ラインベックシュトラーセ 29ベー (72)発明者 マルクス ヴェルナー ドイツ連邦共和国 ヴァインスベルク フ ァルケンシュトラーセ 6 (72)発明者 ヨーゼフ アルテンブーフナー ドイツ連邦共和国 ヌフリンゲン ヒンデ ンブルクシュトラーセ 6 Fターム(参考) 4B024 AA03 BA11 BA71 CA03 DA06 EA04 GA11 4B050 CC03 DD02 EE02 EE10 FF11E LL05 4B064 AE03 CA02 CA19 CB06 CC09 CC24 CD02 CD12 DA16 4B065 AA13X AA13Y AA26X AB01 BA02 BB02 BC10 CA17 CA31 CA60 (54)【発明の名称】 活性化されたrec−ヒダントイナーゼの製造方法、該方法で得られるrec−ヒダントイナー ゼ、これをコードする核酸、それを有するプラスミド、ベクター及び微生物、ハイブリダイズす る核酸、その製造のためのプライマー並びにrec−ヒダントイナーゼ及び核酸の使用

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性化されたrec-ヒダントイナーゼを、
    rec-ヒダントイナーゼを形成する微生物の2価の金属イ
    オンの存在下での発酵によって製造するための方法にお
    いて、発酵ブロスが、活性化をもたらす濃度の前記金属
    イオンを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 金属イオン、特に亜鉛イオンの濃度が≧
    30マイクロモル/lである、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 rec-ヒダントイナーゼがアルスロバクタ
    ー クリスタロポイエテスDSM20117由来のヒダ
    ントイナーゼである、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法によって得られるre
    c-ヒダントイナーゼ。
  5. 【請求項5】 アルスロバクター クリスタロポイエテ
    スDSM20117由来のD−ヒダントイナーゼをコー
    ドする核酸。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の1種以上の核酸を有する
    プラスミド、ベクター、微生物。
  7. 【請求項7】 ストリンジェントな条件下に請求項5記
    載の一本鎖核酸又は相補的な一本鎖核酸とハイブリダイ
    ズする核酸。
  8. 【請求項8】 PCRによって請求項5記載の核酸を製
    造するためのプライマー。
  9. 【請求項9】 請求項4記載のrec-ヒダントイナーゼを
    コードする核酸から出発して改善されたrec-ヒダントイ
    ナーゼを製造するための方法において、 a)核酸に突然変異誘発を起こさせ、 b)a)から得られる核酸を適当なベクターにクローニ
    ングし、かつ該ベクターを適当な発現系に移送し、かつ c)改善された活性及び/又は選択性を有する形成され
    たタンパク質を検出及び単離することを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の方法によって得られ
    る、rec-ヒダントイナーゼ又はこれをコードする核酸。
  11. 【請求項11】 N−カルバモイルアミノ酸もしくはア
    ミノ酸の製造のための、請求項4又は10記載のrec-ヒ
    ダントイナーゼの使用。
  12. 【請求項12】 全細胞触媒の製造のための、請求項5
    又は10記載の核酸の使用。
JP2002179033A 2001-06-22 2002-06-19 活性化されたrec−ヒダントイナーゼの製造方法、該方法で得られるrec−ヒダントイナーゼ、これをコードする核酸、それを有するプラスミド、ベクター及び微生物、ハイブリダイズする核酸、その製造のためのプライマー並びにrec−ヒダントイナーゼ及び核酸の使用 Pending JP2003061692A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10130169.3 2001-06-22
DE10130169A DE10130169A1 (de) 2001-06-22 2001-06-22 Aktivierte rec-D-Hydantoinasen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003061692A true JP2003061692A (ja) 2003-03-04

Family

ID=7689092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002179033A Pending JP2003061692A (ja) 2001-06-22 2002-06-19 活性化されたrec−ヒダントイナーゼの製造方法、該方法で得られるrec−ヒダントイナーゼ、これをコードする核酸、それを有するプラスミド、ベクター及び微生物、ハイブリダイズする核酸、その製造のためのプライマー並びにrec−ヒダントイナーゼ及び核酸の使用

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20030143677A1 (ja)
EP (1) EP1270720A3 (ja)
JP (1) JP2003061692A (ja)
KR (1) KR20030001269A (ja)
CN (1) CN1393556A (ja)
DE (1) DE10130169A1 (ja)
ZA (1) ZA200204985B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006103995A1 (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Kaneka Corporation 光学活性α-アミノ酸誘導体の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110396484A (zh) * 2019-06-12 2019-11-01 中国科学技术大学 一种海因酶和氨甲酰水解酶产生菌及其制备方法和应用

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104890A (en) * 1979-02-06 1980-08-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Production of d-alpha-aminoacids
EP0261836B1 (en) * 1986-09-17 1993-07-14 Beecham Group Plc Immobilised enzyme preparation and its use
DE4021571A1 (de) * 1990-07-06 1992-01-16 Boehringer Mannheim Gmbh N-methylhydantoinase, kloniert
US6524837B1 (en) * 1999-03-29 2003-02-25 California Institute Of Technology Hydantoinase variants with improved properties and their use for the production of amino acids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006103995A1 (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Kaneka Corporation 光学活性α-アミノ酸誘導体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1270720A2 (de) 2003-01-02
KR20030001269A (ko) 2003-01-06
US20030143677A1 (en) 2003-07-31
EP1270720A3 (de) 2003-05-07
DE10130169A1 (de) 2003-01-09
CN1393556A (zh) 2003-01-29
ZA200204985B (en) 2003-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220307061A1 (en) Phosphinothricin dehydrogenase mutant, genetically engineered bacterium and one-pot multi-enzyme synchronous directed evolution method
JP2000505291A (ja) トランスアミナーゼ及びアミノトランスフェラーゼ
WO2016119230A1 (en) Expression of klebsiella oxytoca polypeptides involved in lysine decarboxylation, and methods and applications thereof
AU718648B2 (en) Mutant penicillin G acylases
JP7491587B2 (ja) 操作されたガラクトースオキシダーゼ改変体酵素
US20110262977A1 (en) Process for production of optically active amine derivative
JP2005230008A (ja) 遺伝子組換えAgrobacteriumtumefaciensによる補酵素Q10製造の発酵方法
JPWO2006062189A1 (ja) ニトリルヒドラターゼを発現する形質転換体
WO2012002450A1 (ja) D-サクシニラーゼ、およびこれを用いたd-アミノ酸の製造方法
JP3408737B2 (ja) ニトリルヒドラターゼの活性化に関与するタンパク質及びそれをコードする遺伝子
JP4118687B2 (ja) Arthrobacter crystallopoietes(アリスロバクテリア クリスタロポイテス)DSM20117株由来のD−カルバモイラーゼ
JP2003061692A (ja) 活性化されたrec−ヒダントイナーゼの製造方法、該方法で得られるrec−ヒダントイナーゼ、これをコードする核酸、それを有するプラスミド、ベクター及び微生物、ハイブリダイズする核酸、その製造のためのプライマー並びにrec−ヒダントイナーゼ及び核酸の使用
Lee et al. Mass production of thermostable D‐hydantoinase by batch culture of recombinant Escherichia coli with a constitutive expression system
JP2003225094A (ja) Variovorax由来のD−アミダーゼ、それをコードする遺伝子、そのような核酸を含有するプラスミド、ベクターおよび微生物、ハイブリダイズする核酸、核酸を製造するためのプライマー、改良されたrec−アミダーゼ、コードrec−アミダーゼおよび核酸の製法、D−アミダーゼおよび核酸の使用、ならびに全細胞触媒
EP1375649B1 (en) D-amino acid oxidase from Arthrobacter protophormiae
EP4202044A2 (en) Polypeptide having cephalosporin c acylase activity and use thereof
Kim et al. Optimization of culture condition for the production of D-amino acid oxidase in a recombinant Escherichia coli
US20060292665A1 (en) Glutaryl amidases and their uses
KR20060022339A (ko) 토양 메타게놈 유래 신규 리파제 및 이를 이용하여 라세믹에틸 2-브로모프로피오네이트를 선택적으로 분할하는 방법
CN112280756B (zh) 异亮氨酸羟化酶突变体及在(2s,3r,4s)-4-羟基异亮氨酸合成中的应用
EP1121446A1 (en) Aminoacylase and its use in the production of d-aminoacids
AU1568900A (en) Method for isolating and selecting genes coding for enzymes, and suitable culture medium
JP4563789B2 (ja) D−アミノアシラーゼ遺伝子
EP3677594A1 (en) Method for producing l-tryptophan using improved strains of the enterobacteriaceae family
RU2502797C1 (ru) ШТАММ Escherichia coli - ПРОДУЦЕНТ ГИДРОЛАЗЫ ЭФИРОВ АЛЬФА-АМИНОКИСЛОТ ИЗ Xanthomonas rubrilineans И СПОСОБ МИКРОБИОЛОГИЧЕСКОГО СИНТЕЗА ГИДРОЛАЗЫ ЭФИРОВ АЛЬФА-АМИНОКИСЛОТ НА ОСНОВЕ ЭТОГО ШТАММА